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映像作品掲示板過去ログ100117_100902

2299 Reply 速報!鷹の爪ムービー3 殿様ギドラ Mail 2010/01/17 17:40

どんだけカスペルスキーとタイアップしてるんだーーーーー!!!

というわけで、速報と言いつつ、公開二日目に見てきました『秘密結社鷹の爪THE MOVIE3 ○ttp://鷹の爪.jpは永遠に』。

地元での舞台挨拶が二日目だったので今日見てきた次第。
(まだ前売り券があるのでもう一度行くぞ)

基本パターンは一作目二作目と変わらないけれども、今回のストーリーは巻き込まれ型といいましょうか、鷹の爪団の面々は行方不明の博士を捜し回るうちに巨大な陰謀に関わってしまうというお話。

名物となった(のか?)人生説教シーンも良い味で、ここにも「銀魂」との共通点が見られます。
(人間の価値ってなんだ、と)

で、予告篇などで告知されているとおり、アメリカ大統領が核兵器放棄を宣言するところから始まる今作。
昨年、現実にオバマ大統領が核兵器削減を訴えたことをヒントにしているのは明らかで、そのとき私が腹の底で思ったことを具体化したような展開になっていったことに驚きました。
そして、真相を隠しつつ「どっちなんだ?」とじらしながら話を進めていくシナリオのうまさがさすがです。
(一作目での和夫さんが総統の息子なのかどうかをぼかしながら語っていく手法に似ていますな)

なにがどうしてどうなった、なんてなことは書きませんが、もう安心してみていられる逸品。
セリフの小ボケは最大量かも。
ネタばらしになっちゃいますが、私が気に入った小ボケセリフをひとつ。
「島根の老人1000人がいてくれれば、100人力じゃーーー」

TVシリーズで大家さんがベイビーちゃんを出産してしまいましたが、それが本当に総統の子供なのかどうかはこの映画で確認せよ!
(総統は覚えがないと言っているわけですが、それは果たして・・・)
というのも島根県が大変なことになったためで、石川旅行へ行った大家さんがいつのまにか島根にいて、絶海の孤島にいたはずの総統と・・・・・・。
(あれれ?ネタばらしになってる??)

それから、博士のとんでもない秘密が明らかになる今作。
ここにも仕掛けがあって、エンドロールもちゃんと見ないとだまされますよ。

博士の秘密に関しては、ひょっとすると真っ当なSFで使えそうなアイディアが含まれているよん。
(元ネタがあるのかな?)

デラックスファイターはほとんど出てこないのに、ちゃんと大活躍してくれちゃうし、
幽霊フィリップにあんな能力(?)、生態(?)があったなんて!

観ている間ずーっと幸せな気分でいられる映画って、私の中では本多・円谷コンビの特撮映画以来かもしれません。

ヒロイン役の川村ゆきえ嬢(「激走!GT」のリポーターでおなじみ、なのはおいらだけか)の演技もまずまず問題なし。
とくに崖の上で博士の行動をなじるシーンはお見事。

おっと、鷹の爪がものすごく力作だったためか、コフィーのほうはなんか尺も短かったような。
お話もシンデレラのパロディで、水準はクリアしているとはいえ、劇場版第一作桶狭間の戦いほどのインパクトはなかったかなぁ。
ただし、パスカル先生のあまりにも強引な登場にはひっくり返りました。
それから、TVシリーズで一話だけニントクくんがチャールズ君になっていたことの種明かし的なエピソードでもあります。
(真相はわからないけど)

ああそれから、舞台挨拶でFROGMANから爆弾発言!
「鷹の爪4は作らない」ですと!!

えー、この件は劇場パンフレットにも書いてありますので、みなさん、ぜひパンフレットを買って読んでね。

幸運にもサイン会の抽選に当たったので、久々にFROGMANさんとお会いできましたが、ぬあああ、聞いておきたかったことを聞き忘れた!
実写映画に進出する気があるのかどうか。
これほどのシナリオ力があるのに、いまいち世間での評価は正当じゃないように思うのだよなぁ。
そりゃ、熱いファンがどんどん増えているのはわかる。
しかし、カルト扱いされてるようでもあり・・。
FLASHアニメである、というだけで過小評価されているんじゃないだろうか。
ならいっそ実写映画で殴り込みというのもいいんじゃないかと思うのです。
(ずーっと映画の仕事をしていらしたのだから、実写だからといっていきなり下手になるってことはないですよね? ○村○平よりは絶対上手いよね?←今村昌平じゃないよ)
出演してぇなぁ。(結局それか)

2300 Reply Re:速報!鷹の爪ムービー3 弘前の甥 2010/01/18 00:04

ttp://www.cyzo.com/2010/01/post_3653.html
↑ここにフロッグマンのインタビューがあるんですが、下の方のプロフィールに「現在、実写映画の企画も密かに検討中。」とあります。
期待してもいいんじゃないですかね!
弘前でも鷹の爪3やればいいのに……

2301 Reply Re:速報!鷹の爪ムービー3 殿様ギドラ Mail 2010/01/20 18:25

> 下の方のプロフィールに「現在、実写映画の企画も密かに検討中。」とあります。
> 期待してもいいんじゃないですかね!

お、こんなインタビュー記事もありましたか。
期待したいねぇ。
邦画から絶滅してしまった肉食系喜劇を作って欲しいねぇ。
(社長シリーズやクレージーシリーズは肉食系でありましょう)

このインタビュー記事内で伏せ字にされている監督名は、「樋口真嗣」か?
なんつってね。
まあ、おいらの評価では山崎貴氏も人情物をやりたがるわりにはさほど感情の機微が判っているとは思えないんだが。

なんて話はともかく。
「鷹の爪3」、いまはTOHOシネマだけでの上映だけど、それも「1」「2」より上映館が増えているとのことなので、
ヒットさえすれば今後は別系列の映画館でも上映する可能性はあるはずよん。
(んー、でも「3」は現状維持なのか・・)

2302 Reply ようやく観れた「鷹の爪カウントダウン」 ルー等級つつ大臣 2010/01/24 17:24

前作がこっちで放映されずに終わったので今回ようやく放映されて感無量ざます。
(改めて情報サンキューざます!)
さてさて現在第二話までざますけれど相変わらずのテンポの良さですんなり作品に入っていけます。
第一話の新人先生のエピソードでは後半、二つのドラマが同時進行し最後にリンクするという展開(鷹の爪団のエピソードとコップ職人のエピソードね)は思わず吹き出したと同時に関沢新一氏のストーリーの巧みさを思い出しました。
(「地球最大の決戦」等ざますね。)
しかもコップ職人のエピソードは唐突ながらも破綻してないってのが凄い!
(それに加え爆笑出来る展開!)
第二話では久しぶりの怪人のスーパーアニマル登場ですが良い意味で裏切ってますねー(爆笑)
動物の合体怪人といいながらも言葉が動物だったりと・・・。
(最後の止めがあのオチ・・・爆笑・・・。)
やはりフロッグマン氏のシナリオ構成の巧みさが活きてますねー。
一方のコフィーもキャラが活きてるざます!
(特にダニエルが・・・。)
久々にこれからの展開が待ち遠しい作品に出会えたという感じざます!
(この期に及んでも劇場版最新作がこっちで上映されず・・・。どーなってるんだ!?)

2304 Reply Re:ようやく観れた「鷹の爪カウントダウン」 殿様ギドラ Mail 2010/01/25 19:15


TVシリーズはTV放送で見るのが一番ですよね。
今後も放送地域が増えることを望みます。

2303 Reply ご命日に思うこと 海軍大臣 2010/01/25 12:53

以前、耳にしたことなのですが、円谷監督は良く、
「ゴジラに、蛇が獲物を襲うときのような素早さを与えられないものだろうか?」
 と考えられていたそうです。
その試行錯誤の一つがモスゴジでのギニュールの多用だったのかもしれません。
ゴジラが重厚な動きをするものというのは、ファンの勝手な思い込みであって、円谷さんのアタマは現在の我々などよりずっとフレキシブルで進んでいたんじゃないかと思ってしまいました。



2305 Reply Re:ご命日に思うこと 殿様ギドラ Mail 2010/01/25 19:40


円谷時代のゴジラは結構素速い動きをしているのですよね。
私が平成のVSゴジラに感じた不満のひとつは、やたらとのっそりした動きしかしないことでした。

ゴジラは動物である、という当たり前のことを忘れてしまった人も多いのかもしれません。

私が今日考えたことは、一般映画での特撮はまだしも、SF・ファンタジー系作品での特撮がルーチンワークと化しているんじゃないかということ。

何を描くかが出発点であるべきで、シナリオに応じた映像を作るための手段が特殊技術だということを忘れていないでしょうか。
お約束映像ばっかり作ってませんか?
特撮物の脚本家も、特撮シーンを現場任せにしてませんか?
特撮でなければ描けないイマジネーションをシナリオにぶつけてますか?

そんなことを思ったご命日。
あれから丸40年経ってしまったのか・・・。

2306 Reply Re:ご命日に思うこと ルー等級つつ大臣 2010/01/26 20:46

とうとうこの日が・・・。
特撮場面になると昨今のはどうもルーティンワークというか工夫が無いというか・・・。
少なくとも円谷監督時代はそうではなかったというのにと思ってしまいます。
ゴジラの動きが鈍重だと言っても初代からしてメリハリがついてましたから既成概念に捉われていない円谷監督の柔軟さが海軍大佐さんの意見で判ると思います
さて思うにこれは特撮スタッフのイマジネーションのみならず根本的に特撮の基本というのが忘れてしまっているせいかと思うのですが・・・。
(勿論それだけではないと思いますが)
特撮を使って何を描くかとかゼロから創造するという事を忘れて段取り演出しか出来ないというのならもう絶望的とすら思えます。
さて円谷監督の命日(の翌日になってしまったけれど・・・。)に際して根本的に特撮映画の原点に戻るべきと思います。


2307 Reply 独身タマナサスの田中 殿様ギドラ Mail 2010/01/27 18:37

と言ったのは爆笑問題の太田くんでありますが、
テリー・ギリアム作品は好きなので見てきました、
『Dr.パルナサスの鏡』。

鏡の世界(というか、パルナサスが生成する誰かの夢を実体化した世界)の奇想空間はさすがはギリアムといった趣で、美しくもあり醜悪でもあり、なかなかにキモチよかったのだぁがぁ。

そんな幻想炸裂映画に仕上がっていれば問題なしなのに、
「世界は物語ることで存在する」なんてなテーマ性を盛り込もうとしたストーリーはちといただけなかったのだよなぁ。
いや、そのテーマはいいんです。
残念なのは、物語を通してその観念が伝わっていないんじゃねーのか、というあたり。

物語の力を信じるパルナサスとそれに異を唱える悪魔との勝負、という構図なんだから、映画自体に豊かな物語性があるべきだし、
鏡の向こうの夢の世界にしっかりした物語がないとダメなんじゃねーかい?

『ブラザーズ・グリム』よりはずっとおもしろかったけれど、食い足りないぞーー。

2308 Reply 円谷英二(事実上の)最後の怪獣映画ゲゾラガニメカメーバ南海の大怪獣 ルー等級つつ大臣 2010/02/07 14:04

レンタルビデオで初めて見てそれから10年振りにようやくレンタルでーぶいでーで久々に観たざます!
で改めて見てやはり冒頭のヘリオスロケットのシーンは素晴らしくアンダーソン作品の「決死圏SOS宇宙船」を彷彿するほどの緻密なミニチュア描写だと思います。
(いや、そこまででも無いか・・・ただミニチュアのディテールは互角だと思った)
でーぶいでーになって以前のビデオでもリバイバル上映が少なかったせいか結構画質は良かったけれどもそれを凌ぐ画質となっていたと思ったざます。
また改めてストーリーも冒頭のヘリオスロケットの墜落がその後の伏線となり墜落地点のセルジオ島(これがセルジオ・レオーネからだったとは思わなかった・・・。)の近海のイカに宇宙生物が寄生、怪獣ゲゾラとなりそれが主人公工藤たちに倒されカニに寄生してガニメ、次に島のカメに寄生しカメーバとどちらかというとホラータッチの怪獣映画ざますねー
(というかフラバラから始まった怪奇怪獣映画の最新作といったほうがいいか)
確かに怪獣映画特有の都市破壊シーンがほぼ皆無で後半がセルジオ島限定になるので若干物足りない印象は改めて見て否めないとは思いましたしラストの唐突な火山噴火は都合が良過ぎるとは思いましたがそれでも本多監督の演出が巧みで最後まで引っ張るパワーがあります。
(って事はセルジオ島って活火山地帯があったのか!?劇中でそんな描写は無かったし・・・。)
でオーコメで初めて知りましたがカメーバって候補でゼニクロスだったのには正直驚きました。
ゼニガメからだそうですがこっちにすれば良かったって気もするが・・・。
それ以外にも田中文雄氏の話は特筆すべきざますね。
ただもう故人となってしまったのが惜しいざますけれど・・・。


2309 Reply Re:円谷英二(事実上の)最後の怪獣映画ゲゾラガニメカメーバ南海の大怪獣 殿様ギドラ Mail 2010/02/08 18:26


南海の大怪獣DVDご鑑賞ざんすね。

キャストといい、演出といい、黄金期の東宝特撮の味を残す最後の作品でした。
『ゴジラ対ヘドラ』になるとなんかこう、別物だし、『メカゴジラの逆襲』は本多演出なのにやっぱりなんか違う。

あのDVD、三怪獣のモデルになった生き物紹介もついている妙にマニアックな商品で嬉しくなっちゃいますね。

(あ、『サンダ対ガイラ』BDを見たけれど、まだドルビーTrueHDの威力は未体験なのでコメントは控えているのであった・・。アンプが対応してないのだーー)

2311 Reply Re:円谷英二(事実上の)最後の怪獣映画ゲゾラガニメカメーバ南海の大怪獣 ルー等級つつ大臣 2010/02/09 22:52

そうざますよね。
確かにヘドラ以降になると新体制の製作方針のせいか東宝特撮映画ってよりテレビシリーズの拡大版って感じで何か『らしさ』ってのが感じられず違和感すら覚えるざます・・・。
(ただヘドラは中野作品として別物として見ればドラッグ的な魅力はあるざますけれど・・・。)メカゴジラの逆襲も本多監督作品としては妙に火曜サスペンス劇場みたいで怪獣映画(というより娯楽映画か)としてはパワーが欠けているし・・・。
南海の大怪獣が本来の東宝映画の最後の作品だったと改めて見て思ったざます・・・。
(きちんと伏線や押さえるべきセオリーがこれ以降消失している。)
さて特典映像の元態図鑑はもう少し言及しても良かったのでは?と思ったりもしましたが。
ところでサンダ対ガイラブルーレイ購入したんざますね!
発色とかどうざますか!?

2310 Reply 2月8日 殿様ギドラ Mail 2010/02/08 18:32

今日は伊福部昭先生のご命日であります。

2312 Reply Re:2月8日 ルー等級つつ大臣 2010/02/10 21:27

> 今日は伊福部昭先生のご命日であります。

そうでしたざます・・・。
折しもその時は以前ユーメックスから発売していた完全収録版シリーズを聴いて偲んでおりましたざます・・・。
(先に「南海の大怪獣」レスを書きましたが)
やはり映画音楽作品では曲自体の素晴らしさはいうまでもなくそれ以上に映画に凄くマッチし曲を聴いた時に脳裏にきちんと映像が浮かぶ事を計算して作曲されていたなと今更ながら思ったざます・・・。
昨今、格好つけの音楽ばかりで映像に寄り添う事を計算して作曲している作曲家はいるのか?と疑問に思ってしまうだけに改めて偉大な作曲家を亡くしたと思います。
改めて合掌・・・。
(判りやすいというのも印象に残る要因でありますがこれとて今の作曲家には欠如している・・・。)

2313 Reply 『サンダ対ガイラ』の話、になってない 殿様ギドラ Mail 2010/02/12 17:16

BD『サンダ対ガイラ』がドルビーTrueHD音声であるにもかかわらず、アンプが対応していないために再生機による変換でドルビーデジタルでしか鑑賞できなかったのが悔しくて、
(『モスラ』のLPCM4ch音声も同様に2ch音声でしか見られなかったのは前述の通り)
国際家電会議で日本代表徳井委員が放ったと言われる名言「買いたい時が買い換え時」に従って、AVアンプを新調してしまいました。

これでドルビーやDTSのHD音声の再生も可能になり、リニアPCMのマルチチャンネル音声も再生できるようになりましたのだ。

で、見直しました、『モスラ』と『サンダ対ガイラ』のブルーレイ。

いやー、いいですな。
『モスラ』のほうはマスターテープがかなり劣化していたというのは、ステレオ版LD発売時に知っていたので、
DVDのドルデジ4chと比べて圧倒的と言うほどの高音質化はないような気もしますが、
(それも直接比較してみないとわからないけど)
『サンダ対ガイラ』はDVDと比較してみたら、全然違う。

うちのシステムがその違いを引き出せるぐらいのパフォーマンスを持っていたことがまあ嬉しいっちゃあ嬉しいのだけれど、
TrueHDで再生すると高音低音ともに伸びる。
音の粒立ちがいい。
また、通常のドルデジでは音が混んでくる(音楽、セリフ、効果音が同時に鳴ったりする)と俄然のっぺりした音になってしまうのが、
クリアなまま!
特撮映画には抜群の効果を発揮していると思われます。

ついでに画質も比べたら、
いやはやなにもかもDVDとは全然違う。

色彩、明暗階調、もちろん解像度。
DVDが塗り絵に見えてしまう。

すんばらしいです。

ただ、使用するモニターによって見え方は変わってくるはずなので、機材によってはそれほどの違いを生まないかもしれないのでお気を付けて。
(もしパソコンモニターでDVDやBDを見ている方がいらっしゃるなら、うーん、それはひじょーに残念な結果になっている可能性が高いです。パソコン用モニターは一般にコントラスト比が低すぎる)

うちの場合はブラウン管TV末期のハイビジョンテレビなので、現行の液晶ワイドの中級機よりは高画質なんじゃないかな、と。
(動画解像度においては上位機種より優れているはずだ)

改めて『サンダ対ガイラ』を見ると特撮名場面集みたいな映画だなー。
それから自分があんまり惹かれない(あくまでも本多・円谷コンビ作の中で、ということ)のは、サンダやガイラが人間的すぎてゴジラやラドンに感じる野性の奔放さがないからだなぁと思った次第・・。

さて3月発売の『地球防衛軍』『海底軍艦』『モスラ対ゴジラ』『三大怪獣地球最大の決戦』が待ち遠しいのであった!

付記
今回HDオーディオ対応アンプを導入してプレイヤーとの接続あれこれをやってみて気が付いたのは、
HDMI接続しただけでは安心できないということ。
それぞれの機材を適切な設定にしないと、場合によってはHD音声を従来のフォーマットに変換した音を出力されてしまうこともあるようなので、
みなさま、お手持ちの機材は取説を熟読してセッティングしてね。

2314 Reply 「大阪城物語」サントラとでーぶいでー「マグマ大使」 ルー等級つつ大臣 2010/02/14 22:26

さてさてやっと「大阪城物語」完全収録版サントラを入手したざます!
(それまで入手を躊躇していたのが今となっては少し後悔・・・というのは既にユーメックスでのCD「完全収録版 東宝、大映編」でのステレオ版「キンゴジ」のボーナストラックにて数曲収録されててそれに満足していたのと
ネット上での意見に少なからず疑問を持ったためでした・・・。
(モノラル音源だし従来商品と同じだろ・・・と)

ところが聞き比べてみてその差に唖然・・・。
まず冒頭のM1からして格段の鮮明な音質には流石に驚きを隠せない感じです・・・。
(ユーメックス版では結構ノイズが目立っていたので余計にそう思えた・・。)
まさに以前ゾンデさんの仰った通り「録音風景が目に浮かぶ」状態です。
しかもいうまでもなくそれまでのセレクトではなく「完全収録版」ですので
それだけでも購入の甲斐ありました。
とてもモノラル音声とは思えないほどです。
ただユーメックス版でのレコーディング風景の演奏開始の音声クレジットが収録されていないのはちと惜しい・・・かなと思いました。

で、「マグマ」DVDですがレンタルでやっと見れましたがこちらもそれまでの映像ソフトが霞んで見えるほどの異様なまでの高画質!
リマスター具合がまるで新作同然のような画質に驚嘆・・・。
今地上波で放映しても新番組と思えるくらいの鮮明さです。
(ミーの掲示板で伊藤さんとやり取りしていたのが懐かしいざます・・・マスターの関係ってより本放送クレジット映像などの映像特典素材探しに遅れをとってましたがその甲斐あった・・・というほど画質がいいです)
入江氏のミニチュアセットの精巧さがよく判るほどだし何より「マグマ大使」と出るメインタイトルの色が鮮やかなスカイブルーだったんですね・・・。
(それまでのソフトでは紫っぽい色でしたが・・・。それにビデオではシャボン玉みたいな感じで出るタイトルがこちらでは煙が消えてタイトルが出る本来のタイトルになってる・・・。)

ただ惜しいことにテロップ入りオープニング及び予告編連動のエンディングは本放送プリントでの収録でしたから退色が著しいですね・・・。
(「ウルトラQ」同様字ネガが別個になってるらしくリマスター版ではクレジットが無い・・・)
とはいえテロップ入りのオープニングは再放送以来でしたから目頭が熱くなりました・・・。
(レス違いですが「サンダ対ガイラ」ブルーレイってそこまで画質が向上してたざますか・・・うーん・・・)

2315 Reply Re:「大阪城物語」サントラとでーぶいでー「マグマ大使」 殿様ギドラ Mail 2010/02/16 18:26


ああっ、「マグマ大使」のDVDはそんなに気合いが入っているのですか。
CS録画ででーぶいでーに焼いちゃったのになぁ。
うむーー。
褪色していても構わないから本放送時のオープニング・エンディングは見たいとも思ふ。
(やっぱ涙が出ちゃうんだろうな・・)

> (レス違いですが「サンダ対ガイラ」ブルーレイってそこまで画質が向上してたざますか・・・うーん・・・)
すごいです。
びっくりです。
デジタルの魔術はさらに進化してます。
ただ、それを享受するためにはいろいろ機材に投資しないといけないのが辛いのよね。

2316 Reply Re:「大阪城物語」サントラとでーぶいでー「マグマ大使」 ルー等級つつ大臣 2010/02/16 21:31

>
> ああっ、「マグマ大使」のDVDはそんなに気合いが入っているのですか。
> CS録画ででーぶいでーに焼いちゃったのになぁ。
> うむーー。
気合いはかなり入ってるざますよ。
CS放映されていたのは恐らくは以前LDで発売されてたバージョンかと思いますが今回のは丁寧なリマスター処理でここまでの画質の鮮明さはサンダーバード以来だと思う位に見る価値のあるソフト化ざます!
本放送オープニングと予告編連動エンディングは褪色していてもやはりこのソフトの目玉というべきでこれだけでも価値ありざます!
レンタルもあるのでお薦めざます!
サンダ対ガイラブルーレイそこまで凄いざますか!? 
だけれどブルーレイ再生機器が無いのだった・・・。

2317 Reply Re:「大阪城物語」サントラとでーぶいでー「マグマ大使」 殿様ギドラ Mail 2010/02/20 17:25

> だけれどブルーレイ再生機器が無いのだった・・・。

そこですよね。
DVDが出てきてから10年ちょっとだもんなぁ。
そうそうおいそれと新体制に移れるもんでもなかったりしますから・・。

でもまだまだ薄型ハイビジョンテレビの画質も発展途上ですから、貯金して満を持してから一挙にブルーレイ・ハイビジョン・HDオーディオ体制に移行するのもよろしいかと思います。

それに、待っていればBDもボックス化なんかして特典ディスクをオマケにつけます、なんて阿漕な商売しそうだし。

(おいらみたいに最初に手を出した人間をバカにすんなよーー。特典ディスクをボックスのオマケにしても良いけれど、単品売りもしてくれ)

2318 Reply 愛されて(?)10周年 殿様ギドラ Mail 2010/02/20 17:31

どーもー。
ギドラの巣は本日10周年を迎えることが出来ました。

これも、お読み下さるみなさま、ご投稿してくださるみなさまのお陰。

みなさまへの感謝とギドラの巣の初心を忘れないために特別コンテンツをアップロードいたしました。
トップページにリンクを作ってありますので、back to Home Pageをクリック! (トップから入場した方はもうご覧になってるかな)

巻頭言も書き換えました。

2319 Reply へーせーモスラ、あるいは眠らない子供たち 殿様ギドラ Mail 2010/02/25 17:42

手に入っちゃった物はしょうがないと平成モスラ3部作HD版を一気見しました。

「1」「3」は劇場で、「2」はBSで放送した時に一回ずつ見たっきりで今回がそれぞれ二回目です。

いやー、つまらない。

大づかみにつまらなさを分析すれば、バトル・アクションシーンが長すぎてドラマが薄いからで、
もうちょっと細かく分析すれば、怪獣というでかいものが出てくるのに、家族とか友人、兄弟という人間関係に終始しているためにリアリティを感じない。ここでいうリアリティとは現実に起こりうる事件かどうかという意味じゃないですよ。架空の話を支える劇中のリアリティってことです。

劇映画のテーマとして怪獣がおもしろいのは、怪獣出現によって国家レベルの騒動が起こるからでしょうに。
それをわざわざ狭い人間関係に押し込めてしまっては怪獣登場の意味がない。

どうなんでしょう、「2」「3」の怪獣が町に暴れ込むシーンだけでテンションが上がった人って怪獣ファンだけじゃないと思うんですが・・。

「3」はまだましなほうなんだけれど、怪獣対策を講じているのが子供と妖精さんたちだけなのは1,2とおんなじ。

これ、いっそ不思議の国のファンタジーにすべきだったのでは?
モスラだって光線発射に変形にタイムトラベルまでしちゃって何でもありになってるんだから、もう魔法の国の怪物でしょう。
「3」のギドラがやってることなんて、なんかこう、悪の魔道士じゃん。

てなことを考えると、やってることは異世界ファンタジーなのに無理矢理怪獣映画の枠にはめようとして大失敗してますわな。

シナリオや演出面では「1」「3」での生活感の描写は悪くはなかったです。
けれども、「2」でダガーラを止めるためには人間の協力が必要といいつつ、結局なんで子供が協力する必要があったのかわからないってのはシナリオの欠陥として問題が大きいんじゃないすか。
(「3」の時間旅行も問題が大きいと思うけれど、どういうわけか映画界ではタイムパラドクスには目をつむるのが通例みたい)

特撮面には気合いが入っていたのはわかりました。
細かい合成をやっていたり、ミニチュアも「1」のブルドーザーなんて相当良い仕上がりでありました。
とはいえ、ドラマとの絡みもあってか、怪獣フィギュアで遊んでいるようであり、やっぱりリアリティは薄かったんだなぁ。


そして、シリーズ全作通して、夜から朝まで活躍しっぱなしの子供たちがぜんぜん眠くならないっつーのはいかなる演出プランによるものなんざましょ。(あれ?「3」は夜を挟まなかったっけ?)
あたしゃ、ずーっと眠かったですよ。

2320 Reply 円盤が来た! 海軍大臣 2010/03/01 12:50

先月初め、大阪の古物商から何とあの関沢新一さんが監督された幻の新東宝映画【空飛ぶ円盤 恐怖の襲撃】の16mmフィルムがオークションに出品されたそうです。
現在、貴重な作品を個人が死蔵してしまうことがないように、T社および関西のフィギアメーカーC社が動いているようです。
 

2321 Reply Re:円盤が来た! 殿様ギドラ Mail 2010/03/01 17:50


おおっ、ビッグニュース!!

幻の映画もどこかに眠っているものですね。
16ミリということはレンタル用のプリントか。

貴重な文化財だと思うんですが、フィルムセンターは動かず?
いずれにせよ個人蔵にはならないで、TV放送やセルソフト化して欲しいものです。

関沢新一さんは稀少なSF脚本家ですからこの初期作品はぜひ見たい!

2322 Reply 舞台劇「ガス人間第1号」こうして名作は汚される 殿様ギドラ Mail 2010/03/01 17:58

昨年の上演時にチェックは入っていたものの、ハズレの匂いがプンプンするし観覧料が高いしで見送った
舞台版「ガス人間第1号」がテレビ放送(先週金曜NHK教育)されたので一応見ました。

予想を遙かに上回るダメっぷりに気が遠くなりました。

あれほど優れた原作を元にしているのに、改変部が全て裏目に出ているという無能さには驚き桃の木20世紀です。

映画では日舞の名門であった藤千代はミュージシャンとされ、インディーズからメジャーデビューを果たしたものの、
さほど売れることはなくバンドは解散。
それというのも、藤千代以外のメンバーがコカインをやっており、藤千代が警察にタレこんだために空中分解したとのこと。
しかし、レコード会社のプロデューサーだかバンドのマネージャーだかなんだかが金を使って全員不起訴に持ち込んだとか。
まあ、ここで「?」ですわな。
そんなことで麻薬取締法違反から逃れられるの? たかが芸能人が。

その後藤千代は隠遁生活に入り爺やと二人暮らししつつ再起を狙っている、と。
そんな様子を見ていたのが、バンドボーイだった若い兄ちゃん。
こいつがガス人間に改造されたことをきっかけに藤千代のために働き始めるのだぁがぁ。

復帰コンサートをあれこれと邪魔するのがかつてのバンド仲間だそうで、何をどう邪魔したのかは、会場を藤千代に貸さないようにと裏工作したらしいという話しか出てきません。
説得力なし。
どっかの市民会館も公会堂もなにもかも借りられなくすることが出来る奴って何者?

で、ガス人間は金稼ぎのためではなく、藤千代をいじめる奴らを殺して回るわけです。
復帰コンサートをやらせてあげるのが目的なら、殺人をする必要は全然ないんじゃないでしょうか?
しかも、殺す相手はコカインやってた連中なんでしょ。
かつて藤千代がタレこんだぐらいなんだからもう一度過去を暴くことで邪魔な連中を失脚させることも出来そうなもんだ。

このあたり、作った方は本筋じゃないから突っこむのは無粋だとか思うんでしょうか。
ガス人間が犯罪に手を染める過程に説得力がなくていいとでもいうんでしょうか。

物語をなめるなよ。

さらに舞台版のガス人間は映画とは違って、全身をガス化するのではありません。
もともと肥満児であった彼は、痩身法の実験で体内の脂肪を体外で燃焼、ガス化させる能力を身につけたということなのです。
まあ、放出したガスを意のままに操るというあたりは「不思議な現象」ということでいいでしょう。
原作でもガス化した水野が意志のままに移動できるのは謎ですし。

しかしだ。
この舞台劇でのガス人間はちゃんと普通の肉体を持った人間ではありませんか。
映画で水野が持った疎外感まで到達するとも思えない。
そして、映画でガス人間を焼き殺そうとするのは、拘束しようにもガス化して逃げられるし銃弾を撃ち込んでもガス化されれば無効だからでしょう。
舞台のガス人間をホールごと爆死させようとする警察の計画はマヌケにもほどがある。

原作ストーリーの意味を何にも考えずにただ真似しているだけだ。

舞台版ではガス人間に刑事が発砲してもガス人間が発生させたガス(二酸化炭素)のせいで火薬が爆発しないというシーンがあります。
薬莢周囲の酸素がなくなって火薬が燃焼しないからだと!
火薬は空気中の酸素の有無とは関係なく爆発します。

少しは調べればいいのに。
調べなくても、密閉された薬莢が撃鉄で叩かれるだけで爆発するのだから何らかのガスで取り巻かれたって関係なさそうだと気づきませんかね?
それと固形燃料ロケットって宇宙まで飛びますぜ。

かような塩梅ですからガス人間と藤千代との関係性にもなんら深みはなく、男女の「縁」と「断絶」(水野の思いと藤千代の思いは完全に一致する物ではない)という原作が持っていたテーマは何も描かれておりません。

原作が90分そこそこなのに舞台劇は2時間10分。
だらだらとした喜劇的やりとりで尺を伸ばして肝心な部分の描写は極少。
それどころか設定を変えたために肝心な部分がなくなっているわけです。

おまけに原作にはない素っ頓狂なエピローグを付け加えたためにガス人間と藤千代の物語は全部すっとんでしまって安っぽいホラー劇になってしまいました。

作演出の後藤ひろひとなる人物は特撮ファンなのでしょうね。
開幕時になぜか『ゴジラ対ヘドラ』の主題歌を流すし、劇中の事物の名称を特撮映画に出てきた物から引用したりとファン意識炸裂。

結局『ガス人間第一号』という原作を咀嚼出来ずに、「自分はガス人間第一号という映画が好きです」と表明しただけに終わっている。
ついでに東宝特撮が好きです、と。

舞台演劇のファンって特撮ものには興味のない人が多そうですから、誤解されちゃヤですね。

本多猪四郎・円谷英二・木村武の『ガス人間第一号』はこんな薄っぺらな物語ではありません。

2323 Reply Re:舞台劇「ガス人間第1号」こうして名作は汚される 殿様ギドラ Mail 2010/03/02 18:58

先の投稿で文章のわかりにくいところを訂正します。

> 舞台のガス人間をホールごと爆死させようとする警察の計画はマヌケにもほどがある。

これを、
「舞台版のガス人間はホールごと爆死させる必要はないのに、映画と同じ作戦をとるのは不自然である。」と直します。


その後、ネットでこの舞台版の感想をいくつか読んでみましたが、
なんか、みなさん、感動してますね。
感動できた人はそれはそれで幸せだけど、あれでもいいのか・・・。

2324 Reply あいあんしゃーぷ(つーか千葉ちゃん大暴れ) ルー等級つつ大臣 2010/03/02 20:42

ギドラ掲示板に書いた通り遂に今年に入って初めて「宇宙快速船」を観ました。
よく特撮関係の書籍で後半の海王星人による都市破壊シーンは驚異的だと言われておりますが確かにその通りざます!
(デザイナーの成田亨氏がかなりの貢献をしていると思いますが)
矢島特撮監督作品・・・いや東映特撮作品で未だこの作品を超える特撮シーンはねーんじゃないの?と思えるほど破壊シーンは恐ろしいまでにリアルな破壊シーンざます!(現在に至るハリウッドVFXムービーでもあそこまで真に迫った都市破壊シーンは皆無・・・。何せ爆破された破片や瓦礫の山が逃げる群衆に襲いかかるんですから)
作品自体もヒーロー物でありながら敵の襲撃に見回れる世界の危機といった風に登場人物以外の各国のリアクションまで丁寧に言及し今の戦隊ものやライダーが子供騙しに思えるほどざます・・・。(戦隊なんてあれだけ凶悪な敵が登場する割に世界の危機といった演出が皆無ですから)
まあヒーローであるあいあんしゃーぷのアクションが大袈裟って気もしないではないというのや襲いかかる海王星人の宇宙船に自衛隊が出撃しないのか?という疑問符はありますが・・・。
それを差し引いても特撮ヒーロー物として秀作だと思います。
(ウルトラシリーズは別格として考えばですが。)

2325 Reply Re:あいあんしゃーぷ(つーか千葉ちゃん大暴れ) 殿様ギドラ Mail 2010/03/05 17:41


この映画、昔から気になりっぱなしなのにまだ見ていない一本なのです。
噂の都市破壊シーン、噂に違わぬ見事さなのですね。

くー、見てぇ。
こりゃDMMのお試しキャンペーンを使うのがいいのか?
でもずぼらだからうっかりして自動継続されちゃったらヤダナ。

この映画はDVD化されているのでいいほうだけど、
『第三次世界大戦四十一時間の恐怖』はソフト化されてないし、
どうも東映さんは手持ちの財産を活用するのが下手みたい。
(「わんぱく王子~」や「赤影」のDVDを見ても、デジタルレストアしていないみたいだし・・)

東映にも特撮映画の伝統はあるのですから、なんか出来そうなものなのに。


2326 Reply Re:あいあんしゃーぷ(つーか千葉ちゃん大暴れ) ルー等級つつ大臣 2010/03/05 20:46

最初は我田引水の批評かと思ったざますけれどお世辞抜きの壮絶さだったざます。
(特にコンビナート破壊シーンはかなり爆発描写が細かく更に都市破壊シーンでもそうでしたが廃墟となった市街地は圧巻だったざます!)
このシーンだけでもオンラインでーぶいでレンタルの価値有りざます!
確かに東映はこの作品のような特撮映画史上に残る作品もあるというのにレストアもせずにソフトにするのは勿体ないざますね・・・。
これなんて片面一層方式DVDなんですから特典の類なんて予告編のみですしもう少し何とかならんのかと思ったざます・・・。
(以前のLDでは主題歌カラオケまで入ってたそうです)
とはいえ画質はまずまずだったのでその点は救いだったざます・・・。

2327 Reply Re:あいあんしゃーぷ(つーか千葉ちゃん大暴れ) ルー等級つつ大臣 2010/03/05 20:47

最初は我田引水の批評かと思ったざますけれどお世辞抜きの壮絶さだったざます。
(特にコンビナート破壊シーンはかなり爆発描写が細かく更に都市破壊シーンでもそうでしたが廃墟となった市街地は圧巻だったざます!)
このシーンだけでもオンラインでーぶいでレンタルの価値有りざます!
確かに東映はこの作品のような特撮映画史上に残る作品もあるというのにレストアもせずにソフトにするのは勿体ないざますね・・・。
これなんて片面一層方式DVDなんですから特典の類なんて予告編のみですしもう少し何とかならんのかと思ったざます・・・。
(以前のLDでは主題歌カラオケまで入ってたそうです)
とはいえ画質はまずまずだったのでその点は救いだったざます・・・。

2328 Reply Re:あいあんしゃーぷ(つーか千葉ちゃん大暴れ) ルー等級つつ大臣 2010/03/05 20:51

うわっ!送信ボタンを二度押してしまったざます・・・。

2329 Reply Re:あいあんしゃーぷ(つーか千葉ちゃん大暴れ) 殿様ギドラ Mail 2010/03/09 18:20


どっかにないかと探したら、ゆーちゅーぶになにかのTV特番から抜き出したと思われる『宇宙快速船』の映像が・・。

ガスタンク破壊とアイアンシャープ号対怪円盤、国会議事堂爆破を見ました。

丁寧な仕事ですなー。
これは全編みたいぞ。

しかし、あの国会議事堂はひょっとすると『第三次世界大戦四十一時間の恐怖』から流用した?
成田亨さんの「特撮美術」に「第三次~」で使った議事堂ミニチュア写真が出ておりまして、どうもそんな感じ・・。

2330 Reply 坊ちゃん育ちなのか? 殿様ギドラ Mail 2010/03/09 18:42

以前『サンシャイン2057』を見て、SF映画に泥を塗りやがって、とかなんとか吠えましたが、
監督のダニー・ボイルくんはなんだかそれなりに評価されている監督らしいので、別作品を見ておくかと思っておりました。

そこでアカデミー賞受賞作『スラムドッグ$ミリオネア』を見ました。

インドの話で、スラム育ちの若者がクイズ・ミリオネアでどんどん正解していくのだが、インチキじゃないかと疑われて警察にとっつかまり拷問されて・・、という映画。

アイディアはわかる。
たまたま人生のときどきに遭遇したエピソードに関わる問題が出題されて、
無教養なのにクイズに正解していく、というのは。
そして、なぜ正解できたかを追っていくうちに主人公の過酷な少年時代が露わになっていく、というのは。

だがしかし、シナリオの煮詰め、描写のリアリティがなんとも浅い。

肉体感覚に乏しく、見ていてぜんぜん心が痛まないし、脇役含め登場人物の行動にリアリティがない。

なんだか学生映画を見ているみたい。
アイディアに迫真性を持たせるほどの人生経験も人間洞察も持っていないんじゃなかろうか。

たとえば、燃えるような思いで何かを好きになったり誰かを憎んだり、
飛び上がるほど喜んだり涙も出ないほど悲しんだり、裏切ったり裏切られたり、報われない思いに苦悶したり・・・・。
そんな経験に乏しいお坊ちゃんが作った映画に見えましたなぁ。

で、こんな映画がたくさんの映画賞受賞って、どうかしてるぜ!!

2331 Reply そのまあ・・・色々と ルー等級つつ大臣 2010/03/19 21:15

ミーのしーじー劇場更新の最中に最近になって様々と観たざますのでその感想をと。

1、「宇宙大戦争」海外版
これに関してはミーのサイトにて大まかに書いてますが殆ど改悪はされてなく冒頭の東宝スコープマークが海外版配給したコロンビアのマークが挿入されてるのと宇宙ステーションの名称が変わった程度ざますので海外版としての意外性は有りませんざますけれどもただ後半の伊福部マーチが流れないので音楽のカタルシスは残念ながら間の抜けたものになってしまったざます・・・。
(エンディングも同様で「戦い終わって漸く平和になった・・・」という感動が海外版には無かったので音楽部分に関しては何で!?と思ってしまったざます・・・。)

2「ダイゴロウ対ゴリアス」DVD
これは以前に感想を書きました(と思う)ので今回DMMでレンタルし漸く本作品のDVDを観た感想を。
格段に画質が向上して前に書いた「マグマ大使」の時もそうでしたが新作同様になってますねえ。
しかもそのお陰か中野稔氏による合成シーンの見事さも際立っているし怪獣ダイゴロウが恐ろしいまでにリアルに見えました。
(余りのリアルさに実際に居るんじゃないか!?とすら思えたざます!)
勿論これは飯島監督の丁寧な演出にもよりますがただただ可愛い怪獣が出てきたというだけでなく周囲の人間たちもきちんと描かれておりそれもダイゴロウというキャラクターを引き立てているという演出も改めて見て圧巻ざました。
(ダイゴロウの母の虐殺まがいのシーンがあってこそ「怪獣を保護する」というテーマが活きるのでは?とも思ってしまうざます。)

3、東映版「海底大戦争」
これもDMMでDVDレンタルがあったので借りて見たざますけれどどこか唐突な感じは否めなかったざますし千葉ちゃんの台詞回しが「七色仮面」にどことなく見えてしまいました。
(だって台詞回しが大仰なんざますもの・・・。それにヒロインのペギー・二ール女史も同様でリアクションが大袈裟過ぎ・・・AV出てたらさぞ凄かろう・・・と不謹慎ながら思ってしまった・・・)
アメリカ俳優たちのリアクションもやたらと感情剥き出しに演出されていて
緊迫感に欠けてます。
(特に艦長が・・・。演出のせいざますけれど冷静沈着さがあまり無く艦長らしくないのが痛い・・・。)

ただそうは言っても成田メカニックによる「プロトタイプMJ号」潜水艦のデザインは魅力的で矢島特撮も「宇宙快速船」に比べると若干完成度は落ちますが結構良く出来てると思いました。

とまあこんな感じでせうか・・・・。

2332 Reply Re:そのまあ・・・色々と 殿様ギドラ Mail 2010/03/24 17:52


おお、いろいろ見てますね。

『海底大戦争』、ずいぶん昔に一回見てます。
全体に軽い印象だったなぁ。
見直してみれば新しい発見もありそう・・。

2334 Reply Re:そのまあ・・・色々と ルー等級つつ大臣 2010/03/24 21:53

でありますがここでとんでもない問題が観ていて浮上したざます・・・。というのもこの作品所々で音声のみとなってしまうシーンが多いざます・・・。
(海外合作作品だから国内版ではカットされたかと思っていたけれど音声は日本語・・・。)
しかも画質はそれなりにって感じざますけれどもレストアしてないので昔出ていたビデオ版と余り違いはなかったざます・・・。
(改めて東宝のでーぶいでがいい仕事をしていると再確認した)


2336 Reply Re:そのまあ・・・色々と 殿様ギドラ Mail 2010/03/31 16:44

> 作品所々で音声のみとなってしまうシーンが多いざます・・・。

えっ?
一体どうしてなんでしょう。
私が昔観たバージョンにはそんなことはなかったと思ったけれど・・。
原版管理がいい加減で、シネテープは完全だったのに映像が欠落していたとか??


2333 Reply ブルーレイ『地球防衛軍』『海底軍艦』 殿様ギドラ Mail 2010/03/24 18:40

今月発売の本多・円谷コンビブルーレイ、めでたく購入いたしました。

製作年順で『地球防衛軍』と『海底軍艦』を見ました。

HD化による高画質はいままでもさんざん書きましたので、まあ、それは今回も同じく、ということです。
(ブルーレイ再生機を持っている方は、出来るだけ大画面・高画質モニターを使って欲しいし、その音もきちんと再生できる態勢で臨んで欲しい。
我が家の場合はモニターに不満あり。サイズ・画質ともに。でもいい加減な薄型テレビよりは高画質だぞ)

『地球防衛軍』、ミステリアンのずるさは現代社会にもある軍事大国のずるさと同じだな、と感じ直しました。
圧倒的な武力を誇示しておいて、戦いは望まないだの攻撃されない限り戦わないだのとさも平和思想を持っているように喧伝しやがって。
それと「野心はない」と言いながら、徐々に勢力圏を広げていくやり方は、かつてどこかの国が同じ事をやっていたようでもあるし・・。

高画質高音質になったお陰でより深くドラマに没入できたのか、
安達博士以下地球人がミステリアンドームで統領と会談するシーンは非常に怖かったです。
リミックス5.1chでは、日本語に翻訳されたミステリアン統領の声はセンターから聞こえ、モゴモゴと響くミステリアン語はふわっと背後から聞こえてきます。
それが、なにか腹に一物ある感を演出していて不気味さ倍増。
オリジナルの立体音響版でも同じ音像定位だったのでしょうか?

まあしかし、DVDに比べると圧倒的な画質の良さで、物体の質感がよく伝わってきます。

それから、ルー等級つつ大臣さんがご自身のサイトで指摘なさっている予告篇のバージョン問題。
ブルーレイではDVDとは違って登場メカなどの名前が字幕スーパーで入るほうでした。
どうせならノンスーパーバージョンも入れちゃえば良かったのに。

『海底軍艦』。
ああ、興奮した。
東宝マークに「TOHO SCOPE」の文字はなかったけれど、開巻からいきなり昔映画館で見た時と同じような高揚感。
タイトルバックの水面がディティール豊かに表現されていて、DVDとはまるで印象が違います。
関沢脚本の得意技、主役をなかなか出さずにしかし緊張感を持続させる構成の妙も一層美しく感じられましたね。

この作品になると本多演出も円熟してきて、初期作品のような固さが取れ、カメラワークも流麗になってきてます。
(『地球防衛軍』の直後に見たのでその違いが如実でした)
神宮寺が真琴と再会するシーンでの二人の表情の交差は名場面!

「お父様の考えはムー人と同じです」というセリフに集約されたテーマはいまこそもう一度日本人が噛みしめるべきものです。
民族の誇りというのは、他民族を平伏させることで得られる物ではないし、
侵略を正当化してはならないのだ。

『地球防衛軍』も『海底軍艦』もストーリー上武力で問題解決しているところは特撮スペクタクル映画の限界ではあるのだけれど、
どちらの作品でも敵に対して和平の話し合いを申し込んでいる点は意識すべきです。

ああ、都心陥没、一瞬の大迫力。
ディティールが見えるようになったお陰でまるでテレビ画面が大きくなったかのような効果を生み、映画館で見た時の興奮がいま甦る!!

次はゴジラ映画の黄金期『モスラ対ゴジラ』と『三大怪獣地球最大の決戦』だ。
(『キングコング対ゴジラ』が発売されていないのは、やっぱり、あの問題なのか)

2335 Reply 20世紀少年ぼくらの旗とガンマー第3号 ルー等級つつ大臣 2010/03/28 13:29

2作品のDVDざますが今頃になってようやく観ました。
(「ガンマー」に関しては以前ビデオで観たけれども)
さて「20世紀少年、ぼくらの旗」ですが以前ギドラ氏が書かれた通りで何でこうなってしまったのか・・・?と思ってしまったざます。
第1(事件勃発)、第2(「ともだち」の暗殺と復活)で盛り上がっていただけにかなり拍子抜けしてしまったざます・・・。
これはやはり「ともだちは誰だ!?」というテーマに成り下がってしまったことに起因すると思ってしまいました。
あれだけ大規模な事件となってしまって最早ともだちの暴走を阻止しなければならないってのに・・・。
(とはいえ円盤やら巨大ロボット出現に伴うケンヂ達の行動はあったわけですがストーリー自体がそのようなスペクタクルのテーマに向かわず一向に「ともだち」は誰か?の方向にしか進んでいない・・・。)
更に不自然なのは唐突に地球防衛軍(これは原作にも登場していた)が登場してともだちを防衛していたけれども「ともだち」の本性が判明し戸惑いながらも「ともだち」を擁護していたにも関わらず乗り込んだユキジ(とゲンジー一派)によって説得された瞬間、ただ「泣き」で終わってしまったというのはちと疑問に思ってしまった。
(あの展開だと造反を起こして「ともだち」に立ち向かうと思ってしまっただけに尚そう思った・・・。)
で、しかもこれも唐突に退場だし・・・。
肝心の「ともだち」も呆気なくその腹心である万条目に撃たれてしまうし・・・。
(ネタばれになってしまうけれども「ともだち」の正体は理科の実験が好きだったという勝俣くんであったとケンヂは撃たれた瞬間、気付いたのにオッチョ達には「判らない」の一点張り・・・多分その時点で「ともだち」を作ってあの行動に走らせたのが他でもないケンヂ自身と思ったからこそ黙っていたとは思うが・・・)
かなり盛り上がりに欠けた最終章で「・・・」でしたね。
とはいえ巨大ロボットのCGは結構良く出来ていたし出現後の暴走も気合入っていただけに円盤をオッチョがミサイルランチャーで打ち落とすシーンも
どこか「UFO」24話を彷彿させるマニアックなシーンだったし・・・。
群集が「ともだち」に不信感を抱かせるところも良かっただけになおさら・・・。
(最後のオチがケンヂがともだちランドのバーチャルマシーンで過去の自分を清算するのは第1部のイントロに繋がるシーンですがその時点で「ともだち」が射殺されてしまっただけに手遅れ・・・って気もするのですが・・というかあれで「個人の話」になってしまったと個人的には思ってしまったのですが・・・。ギドラ氏が危惧していた閉塞感があそこで・・・)


もう一つの「ガンマー第3号」ですがこちらのほうが面白かったという感じざますね・・・。
冒頭に惑星フローラが地球に接近しそれを爆破させる使命で宇宙ステーションガンマー3にランキン大佐が赴きそこから小型宇宙船でフローラに向かい
爆破させる。
ところが惑星にはところどころに緑色の不気味な液体が存在していて爆破後にもその液体が隊員の宇宙服に付着しステーション内部でそれが一気に覚醒し恐怖に陥れる・・・という内容ですが余計な台詞が無いだけにあっさりしているという気もするのですがストレートに話が進みしかも個人の話でなく
ステーション内部の職員全員にきちんと機能している構成は文句なしと思いました。
以前、「宇宙からのメッセージ」レスにて深作監督にSFはダメだと本作品がアクションばっかり・・・と書いたと思いますが今回見直してそんなことは無いと認識を新たにしたざます・・・。
本作品に関しては人物配置なども巧みで「エイリアン」の原点とでもいうべき密閉された空間に怪物が迫るというシチュエーションも悪くなかったです。


2337 Reply Re:20世紀少年ぼくらの旗とガンマー第3号 殿様ギドラ Mail 2010/03/31 17:04


いやー、ご覧になりましたか、最終章。

良い材料は揃っているのに、なんであんな料理になっちまったのか、という作品でした。
原作は読んでいないのですが、噂によると原作では「ともだち」の正体はぼかされたままだとか。
とすると、原作とはストーリーを変えたことによってひずみが生じた面もありそうです。
だって、フクベエが○○○いたことをみんなが忘れていたなんて、いくらなんでも変でしょ。
なんだか無理矢理小さなところにまとめ上げちゃった感が強いんだなぁ。

それと、以前は書かなかったことですが、
ケンジくんはロック好きで、ロックもひとつの縦糸になっていたんじゃないかと思っていたのに、なんすか、あの歌。
あれはフォークだ。
ロックの持つ激しさや野性味なんかありゃしない。
激しいばかりがロックじゃないのは百も承知。
しかし、叙情派ロックなんていわれるキャメルだって、もっと内圧は高いぞ。
そこもがっかり。

つつさんのご指摘の通りで、最後の最後にあのいわばケンジの贖罪のシーンを付け加えたことによって、三部作全体がケンジ一人の内省になってしまいました。
(放浪する間に一回り大きくなったケンジ、という見せ方は大変結構なんだけど)

「ガンマー3号」も観たんですね。
すごいっすね。
東映特撮大作戦という趣。

これも大昔に一回観たっきりなんです。
フローラくんが腕(?)をひらひらさせて迫ってくるのが印象的。
宇宙ステーションのイメージは「キャプテン・ウルトラ」のシルバースターを思い出させたような・・。

2338 Reply Re:20世紀少年ぼくらの旗とガンマー第3号 ルー等級つつ大臣 2010/03/31 20:52


> 良い材料は揃っているのに、なんであんな料理になっちまったのか、という作品でした。

確かにそれはありましたね。
実に食材を無駄に使ってしまったというのか何というか・・・。
あれだけ世界観を第1章第2章と拡大させて久々にスケールの大きな作品になると思ってただけにほとんど主人公周辺の人物像しか描かれていないんですから見ていて残念という他なかったざます・・・。
(特に最後が)




> 原作は読んでいないのですが、噂によると原作では「ともだち」の正体はぼかされたままだとか。
> とすると、原作とはストーリーを変えたことによってひずみが生じた面もありそうです。

私は原作は一部しか見ていないのですがもっと細かいところまで丹念でしたよ。
尤もあの原作だと3部作に纏めるのは無理があるとは思ってましたが。
(続編が「21世紀少年」という作品ですから)
ここはやはり原作通り「ともだち」の正体を曖昧にしてスケールの大きい世界観を持続させるべきだったと思ってしまうざます・・。
ただ、この脚本に原作者も関わってますから微妙なところではあるんですが・・・。
> それと、以前は書かなかったことですが、
> ケンジくんはロック好きで、ロックもひとつの縦糸になっていたんじゃないかと思っていたのに、なんすか、あの歌。
> あれはフォークだ。

ごもっとも。
最近の癒し系に便乗したと思われるくらいあの曲には「外」に向かっていくパワーが
無いざますねえ・・・。
悪い意味で「呑まれそう」とは聞いてて思ったのですがあれじゃ確かにフォークです。
(南こうせつの「神田川」か!?)

> ロックの持つ激しさや野性味なんかありゃしない。
> 激しいばかりがロックじゃないのは百も承知。

全くざます!
パワーが感じられないってのはロックとして確かに痛い!
激しいばかりの曲でなくてもパワーは感じられたざます!!
(私の場合だとピンク・フロイドなんざますけれども。
あとワム!もか)


>
> 「ガンマー3号」も観たんですね。
> すごいっすね。
> 東映特撮大作戦という趣。
東映特撮も昭和40年代前半は結構秀作も多かったんですけれどねえ・・・。
「悪魔くん」もそうだったし「河童の三平」も恐怖描写は優れているし。
もっともDVDで未見だったというのが大きいんですけれども。



>
> これも大昔に一回観たっきりなんです。
> フローラくんが腕(?)をひらひらさせて迫ってくるのが印象的。
> 宇宙ステーションのイメージは「キャプテン・ウルトラ」のシルバースターを思い出させたような・・。

そういえば確かにあのステーションは・・・。
作品全体の雰囲気も「キャプテンウルトラ」っぽいし
怪獣フローラの設定もよくある「人を襲って捕食」という
パターンを払拭してエネルギー源を狙うってのも
結構こういうエイリアンものでは斬新でもあるし
(ハリウッドよ見習え!)
しかもその為に巻き添えを食って殺されるというツボは押さえられているし。


意欲的だったんですよねこの時期の東映特撮は。
それが今は・・・・。
(以下自粛・・・・。)

2339 Reply Re:20世紀少年ぼくらの旗とガンマー第3号 殿様ギドラ Mail 2010/04/02 16:07

> (私の場合だとピンク・フロイドなんざますけれども。

お、ピンク・フロイドをお聴きになりますか!
好きなバンドはいくつかあれど、ピンク・フロイドはトップランクざんす。
来日公演にも行ったざます!!
(ああっ、話が曲がりそう)

2340 Reply ゴジラゴジラ 殿様ギドラ Mail 2010/04/02 16:08

というわけで、ブルーレイにて『モスラ対ゴジラ』と『三大怪獣地球最大の決戦』を観ましてござる。

やっぱりゴジラはいい。

円谷英二作品では、ストーリーの凝り方や映像の緻密さでは非怪獣映画のほうに秀作が多いと思っておりますが、
ゴジラ映画は怪獣を見ているだけでも楽しくなってくるのだよなぁ。
それは幼少期に刷り込まれたためでもあろうけれど、別にノスタルジーをかき立てられるから心を打っているわけではなくて、
天衣無縫な振る舞いを見るのが楽しいのでありますよ。

ゴジラ、ラドン、キングギドラ、モスラのうち、モスラは小美人とセットなので幾分人間寄りの位置に置かれていますが、
モスラ・小美人・インファント島民は文明社会とは別の立場を守っていて、はしばしに文明人と対立する演出が為されているので、
モスラが怪獣であるという基本線が崩れることはありません。
(人間を救う存在ではないということ)

姿形だけでなく、その動き、性格、もろもろあっての怪獣たちの魅力。
怪獣はスターだったんだよなぁ。
ゴジラが好きだラドンが好きだモスラが好きだキングギドラが好きだ。

そんなスターたちにはもう二度と新作映画の中で会えないのか、と思うと淋しいですね。
同じ名前の怪獣はその後、何度もスクリーンに登場していますが、円谷英二時代の彼らと同じ味わいを目指したものは一つもありません。
近年の怪獣作品製作者にやってくれそうな人も見あたりません。
つまんねーな。

ここで細かいことは書かないけれど、今回の二作品はストーリー面にも巧さがあって、怪獣さえ見せておけばいいだろ的な薄っぺらなものではないことは当然。
こんなシナリオを書ける人材も現在の怪獣系ライターには見あたりませんのぉ。

てなことを考えていると飛び込んできたニュース。
以前話題になった坂野義光氏によるゴジラの3D映画が形を変えて実現に向けて動き出したらしい。
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100331-00000029-sph-ent
まああんまり期待はしないけれど、日本人スタッフもいるということでエメリッヒ版よりはゴジラらしくなってくれる、の、かな?

あ、BDの出来についても少しは書かなきゃなりません。

『モスラ対ゴジラ』はカットによってコントラストがきつすぎるように感じたところがありましたが、小美人の合成カットはDVD版より補正が自然でした。
『三大怪獣地球最大の決戦』はHDになったことでオプティカルプリンタを通したカットの粗がより一層目立つ結果に。
光線を吐くキングギドラがひどくくすんでしまいます。フィルムの状態に忠実なレストアをした結果なのでしょうが・・・。

それから、特撮作品のBDソフトは「東宝特撮Blu-rayセレクション」と銘打たれております。
セレクションて。なんで全集じゃないのさ。
売れ行きを見てこの先のラインナップを考えるつもりなんでしょうね。
まあ、BDの威力を発揮できない状態の方も多いでしょうから、そうなるとBDを発売しても売れないということになりますからねぇ。
困ったな。
もうSD画質で映画鑑賞するのは辛いのよ。
みなさん、がんばってBD体制に移行しましょう。

(今日はここまで。でも、ゴジラの件はもう少し続けてみたい。「ゴジラ 東宝特撮未発表資料アーカイヴ プロデューサー・田中友幸とその時代」も発行されたことだし)

2341 Reply がっぱあ~!がっぱ~! ルー等級つつ大臣 2010/04/06 14:18

ということで今回久々(これも15年ぶりに)DMMのレンタルDVDにて「ガッパ」を再見したざます!
で、改めて見てガッパは「東宝怪獣の末裔」という感じがしました。
(元、東宝特撮美術監督の渡辺明氏が原案、デザイン、そして特撮監督も兼任したせいもあるかとは思いますが・・・。)

ストーリーもよく言われる「ゴルゴ」のパクリと思われる箇所もあるのですが冷静に見ると「ゴルゴ」ではそれほど怪獣の親子関係ってのがやや曖昧で
強調されていないのですがこっちの場合、それが一層際立ったテーマとなっております。
(子供を連れ戻しに来たのが単独でなく夫婦でというのがそれを強調している。
「ゴルゴ」では仲間を取り戻しに来たという側面が強くそれほど親子の絆というテーマになっていなかった。

まあ、怪獣を捕獲しそれを見世物にするってのは同じだった・・・けれども
そちらは「ゴルゴ」のほうが強い・・・かなと。

ただそれでも怪獣を無視せずに「怪獣の親子の絆」を芯にして構成された演出やストーリーは見ていて心地良かったざます!
(ガッパ親子の出現によってそれまで娘を省みなかった社長が最後には
親子関係が修復されてるし)



(「ゴルゴ」はそれ前提で子供を捕獲したとはっきり演出されているが、
「ガッパ」の場合、そもそも南海のオペリスク島に主人公たちが来た目的というのはこの島をテーマパーク化にしその調査に出かけたというもので
偶然にもガッパ(の子供)は発見され気乗りしないまま捕まえた)

それにしてもと思うのですがガッパの子供は正直、はっきり言ってミニラよりも(その怪獣の)子供という説得力があると思ったざます。
ミニラも可愛いと思うんざますけれどもそれは有川監督の演出力によってだと思いますしデザイン自体でいえば未だに「・・・・。」と私は思ってしまいます。
(ラドンの赤ちゃんは素直に可愛いと思いました。)
それと今回のDVDで明らかになったのですがあのマニアには揶揄の対象となっている母親ガッパが茹蛸状態となっている大ダコを銜えているシーンは格闘してから数日、死んだ状態だったのでああしたということが判明しました。
(その前後の演出が無かったのでどこか唐突だったのですが)
また、ガッパの全身の鱗も当初は無く蝦蟇のようなイボでメンテナンスが難しいということで鱗に変更したそうです。

で、今回のDVDですがこのような資料的価値が満載になり見逃せないものとなってるざます。
(予告編も2種類、国内版と英語海外版が収録されており国内版は褪色や傷が激しかったけれど今回初めて見て感動したざます!
発色そのものだと海外版予告の方がいいのですが英語で「ガッパー!」と連呼されるのはちと不覚にも爆笑してしまいました・・・・)

で、やはりあの主題歌は久々に見てもとんでもなく「強烈」でした。
(でも今回聞いてみて「いい曲」だなとも思った。)




2342 Reply Re:がっぱあ~!がっぱ~! 殿様ギドラ Mail 2010/04/07 18:31


私も『大巨獣ガッパ』は好きな作品なんですよ。
ほんとにおっしゃるとおり、東宝怪獣に通じるものがあります。
怪獣をやられ役にしていないことだったり、動物的な反応を大事にしていることだったり・・。

しかし、いまいち世間ではしょぼい怪獣映画扱いされているのが気に入らない・・。

あの茹で大ダコだって、私は裏事情を知りませんでしたが、悪くないどころか好きなシーンのひとつ。
(昔々劇場で見た時、なんか嬉しくなってしまった、のは幼児だったからかもしれないけれど)
ガッパがエサをくわえて出てきたんでしょ、と。
茹で上がっているのは熱線で焼いたんじゃないかと思ってました。

そうそう、以前LDで見たことがあって、その特典映像の海外版予告編を見ました。
やっぱりあの「GAPPA!」の連呼は笑っちゃいますよね。

おっと、この作品の大きな見所として、山本陽子がひじょーにかわいいということも言っておかないと!

(CSから録画したものしか持ってないんだよなぁ。WOWOWさん、HD放送してよ。去年はギララをやったじゃないのさ)

2345 Reply Re:がっぱあ~!がっぱ~! ルー等級つつ大臣 2010/04/07 21:22

そうそう!
山本陽子さんが可愛いってことは思ったざます!ギドラ氏も好きな作品だったんざますね!
ガッパに感情移入出来るのもやはり怪獣を即物的にでなくきちんと動物として演出されているおかげざます。
(変に擬人化された演出でないのもナイス!)
あの茹でダコにしてもギドラ氏の解釈で間違いないようです。
(子供に食べやすくしたんだろうな・・・。)
これだけ怪獣及びその周辺の登場人物も丹念に描かれているのにしょぼい作品だと認識されているのは私も腹ただしい限りざます・・・。
(それをいうなら昨今の平成作品のほうがバリエーションと演出がワンパターンで余りにも捻りが無い・・・。)
そういえば日活のホームページのマスコットが裕ちゃんでも吉永小百合でもなくガッパというのは密かに愛されてるんですね・・・。


2343 Reply 小出しにゴジラの話 殿様ギドラ Mail 2010/04/07 18:53

「ゴジラ東宝特撮未発表資料アーカイヴ」をちょこちょこ読み進めているので、少し思ったことを。

まず、映画『ゴジラ』が東宝特撮の源流であるかのような考え方はちょっと違うんじゃないのかな、と思いますね。
東宝映画として特撮が大成功したのは『ハワイ・マレー沖海戦』が最初であり、それがきっかけとなって円谷英二の特撮が日本映画界でもてはやされるようになったのではないでしょうか?
円谷監督の作品歴を見ると『ハワイ・マレー沖海戦』以後、格段に特殊技術担当の作品が増えますし、
戦時中の大映作品『かくて神風は吹く』なんか、クライマックスは特撮のみで押しまくる大特撮映画になってますから、映画の呼び物として特撮が認知されたのは『ゴジラ』以前のことです。

では、空想科学映画としての特撮映画が『ゴジラ』なくして生まれなかったのか?
そんなことはありません。
少なくとも円谷英二監督がSF志向を持っていたのは『エノケンの爆弾児』(病院手術室の恐ろしくSF的なデザインを見よ)や『エノケンの孫悟空』(金角銀角の要塞)を見れば判ります。
もちろん、もともと怪獣映画を作りたいという欲求もあったわけですから、
たとえ企画として『ゴジラ』が成立しなかったとしても、
円谷英二のもと、怪獣映画を含む特撮映画というジャンルが形成されたことと思っております。

それから、東宝特撮の確立には森岩雄さんの存在こそが大きかったのでは?
特殊技術課の創設がなかったら、どうにもならなかったんじゃないでしょうか。
海上日出男氏によるシナリオ「ゴジラの花嫁?」が森岩雄さんに献じられているのはなぜ?

なんていろいろ考えてしまいました。

まだありますが、それはまた後日。

2346 Reply Re:小出しにゴジラの話 殿様ギドラ Mail 2010/04/13 17:24

というわけで小出しにゴジラの話。

「未発表資料アーカイヴ」に収録された84ゴジラ以前のストーリー案のうち、
眉村卓、光瀬龍、荒巻義雄のSF作家三氏による三種について。

SF作家らしいアイディアストーリーではあります。
しかしながら、ゴジラファン目線で見れば、どうにもこうにもゴジラらしくないゴジラ像に読むのが辛い出来。
東宝サイドからどのようなリクエストがあったのかはわかりませんが、
どうしたことか三種ともゴジラを何者かの使いとして登場させています。
宇宙人だったり神だったり・・・。

これではおもしろくない。
この線でゴジラ復活が為されなくて本当に良かった。

私自身も怪獣物のストーリーを書いたことがあるのでわかるのですが、
言葉を話さない動物-怪獣を主役として人間社会と関わらせようとすると、怪獣を主役に見せることが実は難しいです。
ストーリーを進ませるのはなんらかの葛藤でありますから、対立する二者が意志をぶつけ合うことでそこに事態の変節が生まれ、物語になります。
しかしセリフのない怪獣は意志や目的を表明しづらいことになり、人間との対話も通常はありえません。
そうなると怪獣対人間を対立軸にするのが難しくなり、書き手としては不安になるのです。
はたして物語たり得ているのか、と。

そこで多くの怪物映画怪獣映画では怪獣の習性を細かく設定するなどして、怪獣の行動に縛りを作っています。
そして人間たちがそれに対処していく様でドラマ性を作るというやり方が一般的な方法でした。

しかし、本多・円谷コンビが開発した新しい形式は、怪獣の行動に特別な縛りはなく、何をするかどこへ行くかわからないものとされ、
ドラマ性は主に人間同士の葛藤に作るという物でした。さらには複数の怪獣が戦うストーリーを導入。対立軸を怪獣同士に置いて、怪獣の闘争を見せ場にすることでバトルアクション映画として成立させました。
(その萌芽は『モスラ』に見いだされ、『キングコング対ゴジラ』を経て『モスラ対ゴジラ』あたりで確立したのではないか)

この形式ならば怪獣が死ななくてもストーリーに決着を付けられますし(怪獣対決においてどちらかの怪獣が死なないと納得しない死闘好きの人もいるけれど)、暴れる怪獣に感情移入する見方の観客を裏切らずに済みます。
(怪獣に肩入れして見ているのに、怪獣が殺されるのではがっかりしますよ)
それから、怪獣の習性を解析することに力点を置くと怪獣退治の話になっていきますから、人間が勝つならば怪獣を殺すことになり、怪獣のスター性を損なうことになります。
(同一怪獣のシリーズものなのに、毎回殺されて終わる主役怪獣なんておもしろいですか?)

そのあたりのさじ加減が判らない作り手は、人間対怪獣という構図に於いて怪獣を殺してしまうし、人間社会と対立する存在として怪獣を操る黒幕を出したがるわけです。
(「ウルトラセブン」は怪獣ドラマではなくて侵略ドラマに怪獣をくっつけたものですね。また『怪獣大戦争』や『怪獣総進撃』もほとんどそうなっていますが、最後に怪獣が自由意志で動く場面が用意されているので救われている)

SF作家によるストーリーに話を戻しますと、どのストーリーもゴジラの向こう側にゴジラではない何者かが透けて見えるためにゴジラが主役になっていませんし、
ゴジラにはっきりとした役割を背負わせているためにゴジラから奔放さが失われています。

怪獣ファンみんなが同じだとは言いませんが、これまで何度も繰り返してきたように、私がゴジラに惹かれるのはその自由な生き様にあこがれるからです。
多くの人気キャラクターは強さや自由さを持っていますが、ゴジラほどの自由奔放さを持つ者は居ません。
(初代ゴジラは人間に復讐に来たと解釈する人もいるようですが、その意見には同意できない。東京上陸の意図は定かではないが、どの描写に復讐心を見ることができるというのか。恩返しだの復讐だのといったしがらみから自由であるところがゴジラの良さである)

ゴジラを何者かの手先にしたり、その行動に観念的な目的を持たせるようなストーリーはゴジラを不自由にするからおもしろくないのです。
また、ゴジラ映画さらには本多・円谷コンビの怪獣映画を深く鑑賞していないと怪獣退治の話か怪獣の存在にやたらと観念的な動機付けをした話を作りたがるのではないでしょうか?
別スレの話に繋がりますが、『大巨獣ガッパ』が優れた怪獣映画であるのは、ガッパをあくまでも野生動物として描き、さらにはガッパを応援したくなるような物語構成が出来ているからです。

海上日出男氏の「ゴジラの花嫁?」は別の方向でトンデモなストーリーだったけれど、その話はまた後日。

2344 Reply 銀魂押し 殿様ギドラ Mail 2010/04/07 19:00

ときどき話題にしているアニメ「銀魂」。
ひとまず3月一杯で放送は終了してしまい、4月に初の劇場版公開。
(宣伝ブログパーツを貼り付けているのでもうご存じですわな)

いままで「銀魂」の何がいいのかちゃんと書いたことがなかったなぁ、なんて反省しつつ、すんません、やっぱり今日も書けません。
ちゃんと書こうと思うとものすごく時間がかかるのがわかりきってるもんで。

しかーし、とにかく見てください、と。
このページで第1話第2話が無料配信だからさー。
ttp://id.ani.tv/title.info/?ttl_code=00000070&provider=2

いま氾濫している多くのアニメとは「なんか違う」というのは伝わると思うのだぁがぁ。

2347 Reply 84ゴジラへの道 殿様ギドラ Mail 2010/04/16 16:42

小出しにゴジラの話続編。

「ゴジラ東宝特撮未発表資料アーカイヴ」を読みながらの話。

掲載されている「ゴジラの花嫁?」(海上日出男)は昭和30年6月17日脱稿となっており、
『ゴジラの逆襲』直後の作ということになります。
内容はさまざまな空想をこれでもかと詰め込んだような、言ってみればとっちらかったような作品で、
ゴジラのキャラクターもその後形成されるイメージからはかけ離れた性格付けになっていて、
かなりキングコングに近いものになっています。
(巨大な人工人間に「恋」をするなど)

この作品そのものは結局は没になった物であり、ゴジラ映画も2作しか作られていないときに創案されたものであることを考えれば、
ゴジラ映画としての出来不出来を云々することも出来ません。
(ストーリーテリングはあまりお上手ではないけれど)

問題はそれにつづく中西隆三氏がかかわる「ゴジラの復活第2稿」「同 第3稿」そして村尾昭氏が参加しての「KING of MONSTERS ゴジラの復活」という三種。
執筆時期は不明とのことですが、「ゴジラの復活第2稿」に対する田中友幸氏の注文(これも掲載されている)を見ると、
第2稿に登場する人工ゴジラというアイディアは「メカゴジラにつきすぎてしまい」、時機的に今はまずいと述べられています。
とするとこの一連のストーリーは「メカゴジラの逆襲」以後に考えられた物と考えて差し支えないでしょう。

お読みになった方はご存じと思いますが、上記の三作は「ゴジラの花嫁?」を元にして展開させていったものです。
一旦お蔵入りになったストーリーを20年以上経ってから掘り出してきたのはなぜでしょう?

田中友幸氏の何らかの思いがあったからなのでしょうか。
それにしても、「メカゴジラの逆襲」までゴジラ映画の歴史が積み上げられてから「ゴジラの花嫁?」を下敷きにしたストーリーを作ろうと考えたことが不思議です。
よほどゴジラ像を変えたかったのでしょうか?

田中友幸さんがご執心だったとしても、本多・円谷時代には実現できず、(実際に本多・円谷コンビが作り上げたゴジラ映画は「ゴジラの花嫁?」とはまったく別の方向であった)
ストーリーもゴジラ像も「ゴジラの花嫁?」とは違った形で展開していったのがゴジラ映画。
そんな「ゴジラの花嫁?」を再び引っ張り出してきたのは、ゴジラ映画を根底から変えたかったのか??

とはいえ、「ゴジラの復活」と題されてからは「ゴジラの花嫁?」ほどの暴走感はなくなって、怪獣映画らしくはなっているのではあります。

それから、「KING of MONSTERS ゴジラの復活」は実際に製作された『ゴジラ』(1984)に直結する内容を持っていて、
「ゴジラの花嫁?」がさまざまに形を変えて84ゴジラになったと考えられます。

その過程で何があったのか。

「ゴジラの復活第3稿」ではゴジラは幾多の破壊を重ねたとされ、『ゴジラの息子』を引き継ぐストーリーとなっていて、まだ旧シリーズとの連携を意識しています。
しかし『ゴジラ』(84)は旧シリーズとの繋がりは『ゴジラ』(54)としか持たせていません。

そして「KING of MONSTERS ゴジラの復活」になると、ゴジラは放射性物質をエネルギー源とし、劇中のセリフに「ゴジラは生物ではなく、怪獣である」という内容が出てくるのです。
ちょっと待ってくれ。
生物ではない怪獣とは何だ?
どうやら人間社会の問題が形となって現れたのが怪獣であると言いたいらしい。
この時点ですでに怪獣の観念化が始まっていたのか。
ドラマを通じて怪獣に何らかの観念を感じさせるのは構わないし、むしろそうあるべきなのでしょうが、
劇中の設定として怪獣が生物界から生まれた者ではないと決めてしまうのは大間違いではないのか。
『ゴジラ』(84)でもさすがにそこまでトンデモなことはやっていなくて、生物としての習性を利用する話が出てきたりはしますが、
放射性物質をエネルギー源とする設定は引き継がれてしまいました。
(TVドラマ「アゴン」からのパクリ?)
これによって、原子力とゴジラが密着することになってしまいました。

ひどくキツイ縛りを作ったものです。

原点回帰=原子力批判と考えてしまったのでしょうね。

84ゴジラの犯した罪は、怪獣ゴジラを原子力と密接に結びつけてしまったこと。
確かに『ゴジラ』(54)にも「ゴジラは水爆そのものではないか」というセリフは出てきますが、それとは相反する観点も示されているのを忘れている人が多い。
山根博士の視点を意識すべきです。
「水爆の放射能を受けながらも生きている生命の秘密を解くべきだ」
ここに人間の科学力に対する大自然の力という観念が含まれているのに、ゴジラ=核兵器(ないし原子力)と考えてしまったら、もともとのゴジラが持つ複雑さが薄れてしまいます。
まず第一にゴジラは核兵器の被害者なのですよ。その上に放射能を持つという性質が加味されているのです。一応付言しておくと、もともとのゴジラは核実験の影響で怪獣化したなんて設定じゃありません。
また、ゴジラ=原子力の誤用となってしまっては、ゴジラはただ抹殺すべき存在となり、野生児ゴジラ自然児ゴジラの魅力はなくなってしまいます。

平成VSゴジラが死ぬことでしか幕を引けなかったことの遠因はそこにあるのではないでしょうか?

返すがえす残念です。
1984年の復活ゴジラが過去のシリーズが積み上げたものを捨て去り、核兵器が作り出したモンスターとして世に出てしまったことで、
ゴジラ像が歪められ、矮小化されてしまったのは大きな不幸です。

一体誰がゴジラを原子力駆動にしてしまったのか。
それを止める人はいなかったのか・・。
30年近く昔の話とはいえ、いまにつづく問題の根っこじゃないでしょうか。

2348 Reply Re:84ゴジラへの道 殿様ギドラ Mail 2010/04/20 18:13

いやー、この話の次は「vsビオランテ」のことになるわけで、
本に載っていた「ゴジラ対ビオランテ」(「ゴジラvsビオランテ」の原案)を読んだところで、なんつーか、憂鬱さ炸裂。
とくに『「ゴジラ復活」にあたって』と題された補足に書かれたゴジラ像への注釈が・・・・。

『ゴジラvsビオランテ』を初めて見たときのことをまざまざと思い出しましたよ。

原案の段階ですでにそういうことだったのね。
萎えるなぁ。
続きを読むのが憂鬱。

2349 Reply 海底軍艦 兄貴赤 2010/04/21 16:42

CS日本映画専門チャンネル「特撮王国」第四弾
轟天号特集だそうで、全6作品放送とPRされており「は?6作品ってなに?」と思ったわけです。
轟天号が出てくる作品だと・・・当然「海底軍艦」「惑星大戦争」認めたくはないが「ファイナルウォーズ」の3作品しか思い当たらないのです。
が~しかし、放送ラインナップを確認したら、アニメ「新海底軍艦」2作品とメガドンまで含まれてます。
あ~も~びっくりだ。
そ~いえば、アニメ海底軍艦ってあったよ、しかも自分でVHS所有してるよ、まったく忘れてました。
メガドンも過去に録画済み、しかもど~でもよい作品なので、もしかしたらDVD捨てたかも・・・

とりあえず、ハイビジョン放送ですから、メガドン意外は録画予定。
海底軍艦は気合を入れて、DLにHX録画です。
惑星大戦争はHEで、アニメも2作品まとめてHEで収まるみたい。
ファイナルは長いのね127分あるけど、どーでもいー作品なのでHLで入れちまえ。

前回、人間三部作放送時、次回はフランケン系かな~・・・なんて予想してたけど外れました。
宇宙大戦争とか地球暴政群とか?まさか、モゲラ特集なんて切り口はやめてほしい・・・

2350 Reply Re:海底軍艦 殿様ギドラ Mail 2010/04/22 17:21

> 海底軍艦は気合を入れて、DLにHX録画です。
ええー!
てことは、BDソフトは買わないっつーことですかい?
残念だなぁ。
リミックスでも何でも、5.1chの迫力はなかなかのものなんですが。
(もちろん画質もBDのほうがいいはずだけど)

まあしかし轟天特集といいながら、「セイザーX」劇場版が入ってなくてネガ丼ってどういうことさ。
ネガ丼のどこに轟天が出てくるっつーのさ。
ドリルだけじゃん。
だったら「破裏拳ポリマー」や「ゲッターロボ」も放送すれば?


2351 Reply Re:海底軍艦 兄貴赤 2010/04/22 21:20


> ドリルだけじゃん。
> だったら「破裏拳ポリマー」や「ゲッターロボ」も放送すれば?
>

メカ沢もヨロシク!

2352 Reply 劇場版 銀魂 新訳紅桜篇 殿様ギドラ Mail 2010/04/27 17:06

観てきましたよ~、映画になった銀ちゃん。

いままで銀魂(ぎんたま)の魅力をどう伝えようかと苦慮していましたが、
映画だと一本に絞れるので書きやすいわい。

とはいえ、この「新訳紅桜篇」だけで銀魂の魅力をすべて語ることは無理なのだぁがぁ。

まず、銀魂アニメスタッフに賛辞を送ります。
みなさんは、エライ!!
TVシリーズの劇場版となるとやれオリジナルストーリーだ、スケールアップだといじり回して、本来の良さがなくなってしまうことがありそうなのに、
一度アニメ化している紅桜篇を変にいじることなく、劇場用にリファインするに留めていることが天晴れ!
音楽も担当者を変えずTVシリーズと同じBGMを使い、しかし、TVの紅桜篇当時に番組エンディング曲だった「修羅」のバンドDOESに新曲を作ってもらってイメージの統一を図っているのも見事。

劇場版で付け足されている部分も無用な蛇足ではなく、銀魂世界を知っている人には「ははーん」と納得できる補足になってます。

というわけで、銀魂を知らない方のために、その良さを伝える努力をしてみっか。

以前からふざけっぷりが半端じゃないとは書いておりました。
しかし、ギャグ部分は文章で解説してもつまらないので、紅桜篇のシリアス面をいくつかかいつまんで書いてみます。

紅桜とは劇中に出てくる妖刀の名前。
この刀を巡るストーリーには、それを作った者、使う者の行動に絡めて人間が生きるとはどういうことか、道具と人間の関係、武器の麻薬性といった観念が織り込まれていて考えさせられることが多いです。

そして登場する男たちの関係性には、俗な言い方をすれば「腐れ縁」とでも言えるリアルな友情が描かれています。
昨今ありがちなべたべたした仲間意識ではなく、それぞれ別の生き方をしながらも心のどこかが繋がっている感覚。
また、そんな友情が壊れてしまった様子が「紅桜篇」のメインテーマになっていて、同じ経験はなくても、男なら心の底がうずくこと必至。

単純に友人とか仲間とか言えない繋がりに触れてきやがるのです。

ああしかし、クライマックスで銀さんとヅラが二人で大暴れするシーンにはかつて確かに自分にもあったような、いや、あり得たかもしれない信頼関係を思い出して熱くなったのでありました。

ひさびさの男の映画ですよ、これは。
それも黒澤映画のヒーローとは違う、もっと現実的な、ダメな部分も含めての男です。

しかし、だ。
お客さんはほとんどが女性。(ざっと見た目で9割が女)
どういうこっちゃ。
まあ、女性がかっこいい男を見たいと思うのは当然なんで、女性が見に来るのは当たり前。
じゃあなんで男が見に来ないの?
男が男のドラマを好まないのかい??

時代のせいなのか。
銀魂の熱さがわかる男が減ってしまったということなのか。

だもんで、銀魂には魅力的な女性キャラもいるのに、グッズコーナーに女性キャラグッズは皆無。

さっちゃんのSMセットとかお妙のキャバクラキットとか(どんなんだ?)欲しいっつーの。

おっと話が曲がった。

シリアス面の話でまとめましたが、ギャグは健在。
劇場版ならではのとんでもないギャグもありますので爆笑間違いなし。
それから、商品とのタイアップカットもありまして、思わず画面の隅にバジェットゲージが出てないかと探してしまいました。

「銀魂」、「鷹の爪」と並んでお勧めです。

2353 Reply 「キャプテンウルトラ」他ここ最近になって観た黒澤映画 ルー等級つつ大臣 2010/05/05 13:57

最近になってネットレンタルで観れた(例外含む)作品をば簡単に感想を書くざます。

「キャプテンウルトラ」(の後半)
前半の4話くらいはビデオでも観ていたのでともかく後半の怪獣軍団エピソードに関してはそれまでビデオも出ていなかったし未見だったので再放送以降実に35年ぶりに観たざます!
(確か1976年頃の再放送だったから30年か?)
懐かしい!と思うのもさることながら思った以上に特撮シーンや演出も良く出来ていて感動を新たにしたざます!
(とはいってもメタリノームが怪獣軍団を輸送する宇宙船の出来やそこの特撮がお粗末だったけれども・・・というかその出来に爆笑・・・。)
なかでもこれと同時に収録されていたラジゴン星人のエピソードが結構不気味な演出だったのにびっくりしたのと最終回は今回初めて観たのですが敵のキャラクター一切無しでのヒーロー物って恐らくこれが唯一なのでは?と思うのと同時に「宇宙への希望と可能性」というテーマを通した「ちゃぷてんうるとら」らしい大団円だったと思うざます。
(途中「?」なところはあったが)

2、「羅生門」
これに関しては何度か観たざますけれどそんなに難解な話ではないざますよね

要するに「森の中で殺人事件が起きて容疑者が3人上がってきました。で、その3人とも意見が違っていて真相が掴めず藪の中」って話ですがそれでも冒頭のシーンではあばら屋となってしまった羅生門のシーンというところで戦乱が起こり人間が信じられなくなったってのは判ります。
で、以降のシーンに繋がる編集や構成が素晴らしい!
その後でその容疑者たちの証言が始まりそれを見ていたそま売りが余りの証言の曖昧さ且つ自己中心とも取れる言動で人間不信の真意を見てしまった・・・って思いますが。
ただ疑問に思ったのはそんな人間不信に悩んでいたそま売りがラスト近くで赤ちゃんを見つけて自分で育てると言って不信から信頼へのオチとなりますが
そのターニングポイントとなった赤ちゃんがかなり唐突に登場した事。
ここだけ何の伏線も無いだけにとって付けたような印象が残ったのは否めないところ・・。
(そうはいっても素晴らしいとは思う)

3、「一番美しく」
今回になって初めて観たけれども黒澤監督も一応は国威発揚映画を撮っていたんですね・・・。
(表面的には工場勤務の女学生の話だから今でもありそうですが)
ただ黒澤監督がわざわざ撮る作品では無いと不覚にも思ってしまいました。
だって誰が撮っても同じなんだもの・・・・。
というか黒澤監督の弱点である「女性の演出が下手」というのが露呈した作品でしたね。
そうはいっても黒澤作品のテーマの一つである「主人公が苦境に見舞われるが最後には勝つ」というのは押さえていたのですが。
ただそれでも今の目で見ると辛いものが・・・。
「七人の侍」や「姿三四郎」のようなダイナミックな演出も無いし「野良犬」や「天国と地獄」のようなサスペンス描写も無し、果ては「素晴らしき日曜日」のような日常生活を描写しつつ実験精神の演出もなくホントに女学生の生活だけなんだから・・・。
(とはいっても途中で女学生がリタイヤしていく展開はドラマチックに溢れてて黒澤作品らしいのですが)

4、「醜聞」
こちらも今回初めての作品。
冒頭のオートバイの後輪のアップで始まり主人公青江画伯がスキャンダルの渦中に巻き込まれてしまうということで物語は始まりますがやはりマスコミの捏造ってのはもう既にあったざますねえ・・・。
ただこの作品もこの捏造を批判していたのに途中から志村氏の演ずる弁護士の話にシフトしてしまい何だか中途半端ざますねえ・・・。
で、結局は主役は三船氏の青江画伯を指すのではなく弁護士のほうだったのでは?と。
で、タイトルは「醜聞」ではなく「ある弁護士とマスコミの捏造」だったのでは?と思ったざます。
(構成が入れ替わってしまってるためだけどただ後半の裁判シーンでようやく
青江vsマスコミというこの作品本来のテーマに戻っているためいささか回り道をした印象は否めなかったざます・・・。)

2356 Reply Re:「キャプテンウルトラ」他ここ最近になって観た黒澤映画 殿様ギドラ Mail 2010/05/11 17:44

いろいろご覧になってますね。
「キャプテンウルトラ」のラジゴン星人は印象が強いです。
各家庭のお茶の間で分身したラジゴンとキャプテンが組んずほぐれつには仰天しました。(10年近く前の再放送にて)

『羅生門』を難解だと思う人は、事実は一つだと思いこみすぎているからじゃないでしょうか。
いや、まあ、映画という表現形式は基本的にカメラという客観視点を使うものなので、同じ事件が違う様相で描かれるとなると、混乱するんでしょうか。
ほんとはどうだったのさ、と。

『一番美しく』
黒澤明を誉め殺しちゃうような人は、この映画を戦時中にあって軍隊を出さずに国策映画を作って抵抗した、なんて評価してるみたいですが、
どーなんでしょうか。
山本嘉次郎監督の戦争「スペクタクル」映画は表面的には戦意昂揚っぽさばりばりですが、その演出を噛みしめると、実は好戦的ではなく、現実に起こっていることを抑えたトーンで提示しているだけです。
(細かい点で思うことはいろいろありますが今回は割愛)
それに対して『一番美しく』は戦闘シーンはなくとも当時の美徳、滅私奉公をものの見事に描いていて、国民の戦争協力意識を高めるのにはずいぶんと効果的だったんじゃないかと思います。
もちろん、黒澤明監督が検閲の問題から軍部に対する反発心を抱えていたことはしょっちゅうおっしゃっているわけで、ストレートに戦争協力しようと思ったわけではないと推察できます。
私の解釈は、当時の黒澤明はまだまだ師匠ほどの老獪さを身につけていなかったんだろうな、という感じざんす。

『醜聞スキャンダル』
たしかに、なんつーか、いまいちの映画ですね。
取り扱った題材には普遍性があって大変結構なんざんすが、どうも松竹と黒澤明は相性が悪い?

2359 Reply Re:「キャプテンウルトラ」他ここ最近になって観た黒澤映画 ルー等級つつ大臣 2010/05/12 00:35

> いろいろご覧になってますね。
> 「キャプテンウルトラ」のラジゴン星人は印象が強いです。
> 各家庭のお茶の間で分身したラジゴンとキャプテンが組んずほぐれつには仰天しました。
確かにミーもそのシーンは驚きますた。
何せキャプテンが電波媒介で分裂しラジゴンと戦うんざますからもう驚くしかないざます!
(しかもその後で元通りに「復元(!?)」してしまうんですから)
でも考えたらこれって分身の術の応用みたいなものざますねえ・・・。
ただ電波媒介で分身するのは斬新ですが。






> 『羅生門』を難解だと思う人は、事実は一つだと思いこみすぎているからじゃないでしょうか。
> いや、まあ、映画という表現形式は基本的にカメラという客観視点を使うものなので、同じ事件が違う様相で描かれるとなると、混乱するんでしょうか。
> ほんとはどうだったのさ、と。

あの作品の場合だと単純に「結局、誰が犯人だったのか!?」ってのが難解の理由だったようざますね・・・。
で、しかもこの作品は興行的に失敗とか書かれてますけど実際はロングランした「ヒット作品」だったそうだし難解というよりは不評だったんでしょうね・・・。






>
> 『一番美しく』
> 黒澤明を誉め殺しちゃうような人は、この映画を戦時中にあって軍隊を出さずに国策映画を作って抵抗した、なんて評価してるみたいですが、
> どーなんでしょうか。
ただそれでも一応は国威発揚映画ですから前作(つまり「姿三四郎」ね)のような作品ならまだしも本作品を作ったんですから実際は反戦思想は無いに等しいと思います。
(敗戦の時に切腹するまで言ってたそうですから。)

> 山本嘉次郎監督の戦争「スペクタクル」映画は表面的には戦意昂揚っぽさばりばりですが、その演出を噛みしめると、実は好戦的ではなく、現実に起こっていることを抑えたトーンで提示しているだけです。
>確かにそれは言えると思います。
「ハワイ・マレー沖海戦」も実際に作品を観ると冷静に戦争を見ているという趣ですし戦意高揚という観点から見るといささか弱いざますねえ・・・。
(というか山本監督がそれほど好戦的に見えないですね・・・。昭和15年に「孫悟空」が作られてますから・・・)



> それに対して『一番美しく』は戦闘シーンはなくとも当時の美徳、滅私奉公をものの見事に描いていて、国民の戦争協力意識を高めるのにはずいぶんと効果的だったんじゃないかと思います。

今見て確かにそれを感じますね。
同時に戦意高揚を高めるには逆に(というか皮肉に)こういった方法が国民に訴える力が強いと思えたざます。

> もちろん、黒澤明監督が検閲の問題から軍部に対する反発心を抱えていたことはしょっちゅうおっしゃっているわけで

意外とそれは後になって出てきたのでは?と思いますよ。
「トラ・トラ・トラ」でも元海軍の関係者を招いて演出なさってますし
実際、戦場に出ていない自分を責めてる部分もありますから。
(免れて「姿三四郎」を演出なさってるし。厭戦という意味では本多監督ほど
黒澤監督は反戦の意思は持っていない。)


>
> 『醜聞スキャンダル』
> たしかに、なんつーか、いまいちの映画ですね。
> 取り扱った題材には普遍性があって大変結構なんざんすが、どうも松竹と黒澤明は相性が悪い?


これもまあ確かに「白痴」でもフィルムを短縮しろとの言い分にも「縦に切れ!!」って言ってるから相性は良くないざますねえ・・・。
ただこの「醜聞」はスキャンダルと捏造をネタにした作品の割には途中で弁護士のほうに焦点が当たってしまってるから中途半端な印象になってしまったのでは?とも思っていますが・・・。
登場人物を丁寧に描くって事が裏目に出た例ざますねえ・・・。
本当は青江画伯を中心にしなければならないのに途中から蛭田弁護士のほうに視点が移ってるから微妙な作品ざますねえ・・・。


2360 Reply Re:「キャプテンウルトラ」他ここ最近になって観た黒澤映画 殿様ギドラ Mail 2010/05/14 17:47

>
> > もちろん、黒澤明監督が検閲の問題から軍部に対する反発心を抱えていたことはしょっちゅうおっしゃっているわけで
>
> 意外とそれは後になって出てきたのでは?と思いますよ。
> 「トラ・トラ・トラ」でも元海軍の関係者を招いて演出なさってますし
> 実際、戦場に出ていない自分を責めてる部分もありますから。
> (免れて「姿三四郎」を演出なさってるし。厭戦という意味では本多監督ほど
> 黒澤監督は反戦の意思は持っていない。)

黒澤明と戦争、および軍国日本の関係には判然としないところがありますね。
山本嘉次郎監督だとその作品内容(もちろん戦前戦中の)からかなり戦争をシニカルに捉えていたんだろうな、とわかるんですが・・。

ただまあ、黒澤監督が一時的にせよ左翼活動に身を投じていたことや、映画が国家の統制を受けて自由な作品作りが出来なくなったこと、そのための検閲官との戦いなどなどを考えると、戦時中でも無条件に国策に従ったとは思えないのです。(というより、当時の軍人に対する不信感があった?)
戦時中に本気で戦場へ出たかったのなら志願すればよかったわけで、それでも戦争へ行かなかった。
死にたくない、という思いは当然ですが・・。

一億玉砕の詔勅が出たら従うつもりだったそうですから、反戦なんて気持ちはなかったのは確かではあります。

2361 Reply Re:「キャプテンウルトラ」他ここ最近になって観た黒澤映画 ルー等級つつ大臣 2010/05/16 18:06


> ただまあ、黒澤監督が一時的にせよ左翼活動に身を投じていたことや、映画が国家の統制を受けて自由な作品作りが出来なくなったこと、そのための検閲官との戦いなどなどを考えると、戦時中でも無条件に国策に従ったとは思えないのです。(というより、当時の軍人に対する不信感があった?)

確かにデビュー作品の「姿三四郎」の以前に映像企画された作品が没にされてしまった経緯もありますから不信感があったのは間違いなくあったでしょう。
反戦思想も無い割に兵役に出なかったのもあるし・・・。
(というか映画が撮れないって不満もあったのか志願しなかったのか?)
で、この「一番美しく」では国威発揚映画を演出したわけですが直接軍人を描かれなかったのが当時の風習の抵抗というか軍部への反発だったと思います。
ドキュメンタリー方式の演出だからそれほど戦意高揚の嫌味は感じられないし
当時の日本人にとっては清々しい感じと受け止められたと思うし。
(確かに国威発揚の思想があるのですが今見るとそれほど鼻につくほどではない。)
思えばどちらかといえば後年の「醜聞」や「白痴」、「素晴らしき日曜日」の系譜の黒澤作品だったと思います。

2354 Reply 銀魂 海底軍艦 ヒッチコック 兄貴赤 2010/05/10 17:42

と、最近の話題をば・・・

銀魂劇場版観てきました。
5月6日、世間は連休が終わり劇場はスカスカの貸切状態です。
カップルが3組、男2人が1組、腐女子2人組で客は11人でした。
ま~この中で一番怪しい客は、私ですよね・・・おっさん一人で銀魂観てるなんて。

で、ワーナーブラザースが配給なんですね、びっくりです。
サンライズ映画なら、松竹とか東宝だと思ってたのに、いきなりワーナーのオープニングだったのでマトリクスでも始まったかとおもいましたよ。
さらに、ギャグネタ絡めてワーナーのオープニングが3回もあるのですから前代未聞です。
TVシリーズでも、CM連続挿入やらオープニング早回しやら、放送界の掟破りをしてきたけど、まさかワーナーのオープニングまでふざけた事にするとは天晴れです。
ただ、私はこの劇場版、ギドラさんほど絶賛はしてないのです。
結局、TVで描いたエピソードの焼き直しであり、劇場版にする必要があったのか疑問です。
なんか、劇場版らしさが無いと言うか、スペシャル感というかゴージャス感というか、物足りなかった。
それから、久しぶりに劇場で映画観たけど、フィルムってあんまり画質良くない、字幕もピントが甘く感じました。

海底軍艦
CSの東宝特撮シリーズは、相変わらず画質悪いです。
こんなものハイビジョンですなんて、片腹痛いです。
もっと真面目にレストアしていただきたい。

同時期、BShiでヒッチコック特集がありました。
こちらは、海底軍艦より古い作品が殆どですが、画質はとても良いです。
特に「めまい」などは、音声もステレオ化され、画質も最近撮影されたのかと思うほど綺麗でした。
日本の映画も、少しは見習ってレストアしていただきたいです。

CSファミリー劇場でウルトラセブン デジタルリマスター版の放送が始まりました。
あまり期待はしてなかったのですが、とりあえず録画して見ました。
そしたら、これがなかなかヨロシイ。
16mm撮影でしょうから、画質はあまり期待できないですが、それでもSD画質としては十分鑑賞に耐えるレベルです。
なにより音声がステレオ化されており、DDPLⅡxのおかげでサラウンドします。
セブンは、これをコンプリートすればOKです。
海底軍艦のハイビジョンよりセブンの方が感心しましたよ。
(セブンの方が画質が良いとは言いませんが)


2357 Reply Re:銀魂 海底軍艦 ヒッチコック 殿様ギドラ Mail 2010/05/11 18:17


「新訳紅桜篇」
楽しめなかったのは仕方ないですね。
ストーリーが原作およびTVアニメ版と変わらないとしても、映像の密度、シナリオ構成が変わってますから、私は良かったですよ。
TV版を続けて見たとしても劇場版と同様の興奮はないでしょう。
(まあ、アニメクオリティは現代の劇場用アニメの水準に達してないなと思いましたが)

> さらに、ギャグネタ絡めてワーナーのオープニングが3回もあるのですから前代未聞です。
これ、書いちゃいます?
未見の人のために伏せたのに。(って、ネットを漁りゃ、バラしている人は一杯いるんだろうな)

CSの『海底軍艦』
そんなにひどかったですか。
まあ、あの時代の映画ですからもともとそんなに高画質ではないわけですが、
セル版BDは頑張ってレストアしたな、という印象でした。
おそらく現在のデジタル技術を使えば原版フィルムよりシャープネスや発色数を上げることは出来るのでしょうけれど、フィルムの再現を目指しているそうなので、元よりよくすることは出来ぬ、と。
待てよ、セルソフト用の原版と放送用原版は違うとのことなので、放送用HD原版はテキトーにHDテレシネしたものだったり??

で、ヒチコックのHDと比べるのは酷ですよ。
まだ『鳥』までしか見ていませんが、ビスタビジョンで撮影されている模様。
これ、ビスタサイズというだけではなくて、ビスタビジョンは35ミリフィルムを横に走らせて、通常の2コマ分で一コマを撮影するという形式なので、
ネガの解像度は単純計算で2倍なのです。
(それを縦走行のポジフィルムにプリントする)
それに対して東宝スコープはアナモフィックレンズで圧縮した映像を35ミリスタンダードサイズに押し込めるやり方ですから、もともとの画質が全然違います。
それと、ハリウッドと邦画ではフィルムの保存体制が全然違うという問題もありますが・・・。

ところで、画質の話はともかく、ヒチコック映画、内容はどうでした?
(今回のBS-hiによる特集、『鳥』まで4本みたところですが、うーむ、そうかと気が付いたことあり。ヒチコックって筋立てより演出の人なんじゃないでしょうか)

ファミ劇のリマスターウルトラ、ステレオ音声での放送でしたか。
それは快挙です。
なんつって、マンもセブンもでーぶいでーを揃えちゃったもんなぁ。
いくらステレオ放送だからって、今後放送されると思われる「A」以降の作品をわざわざ録画する気もねーし。
(「帰ってきた」もDVDであと2枚のところまで集めちゃったのよ~)

2358 Reply vsビオランテ原案について 殿様ギドラ Mail 2010/05/11 18:20

「ゴジラ東宝特撮未発表資料アーカイヴ」を読み進めながらのコメントも「vsビオランテ」絡みの話をせねばなりません。

読むのも苦痛だったけれど、それについて書くのも苦痛ですわ。
なので、なかなか書けずに日にちが過ぎてしまったのでした。

まず『ゴジラvsビオランテ』の世評について、別冊映画秘宝「東宝特撮総進撃」において中沢健氏は公開当時のマニア向け書籍では酷評されていたと述懐していますが、
私の実感とはちょっと違います。
氏がカッコ内に書いた“というかVSシリーズ全体が”という感想のほうが実態に近かったはずです。
つまり、「vsビオランテ」は当時のマニアには大いに気に入られたけれど、その後のVSシリーズは酷評されたのではなかったか?
もうちょい付け足せば、私がネットで発言し始めた1998年当時でもゴジラファンの多くは「vsビオランテ」がお気に入りであったと記憶しています。

中沢氏が当時小学2年で、私は『6000円の男』を撮り終えた27歳でありますから、世代の違い、受け止め方の違いは大きいことでしょうし、
「vsビオランテ」がおもしろかった中沢氏にとってvsシリーズに対する否定的な論評は「vsビオランテ」をも否定するものと映ったのではないかと推察するのです。

なぜそんなことをわざわざ書いたかと申しますと、現在は中沢健氏よりもさらに若い特撮ファンが育ってきていて、「vsビオランテ」は生まれる前の映画だという人も珍しくないでしょう。
そんな時代に書籍において「vsビオランテ」は公開当時からマニア受けが悪かったなどと書かれると、それがゴジラ映画史になってしまう恐れがあるからです。
公開当時に私が直接話したマニア、あるいはゴジラファンである某ミュージシャンの「vsビオランテ」評はかなりの好評でした。
vsシリーズが貶されはじめるのはその後のこと、それも平成ガメラと呼ばれる偽ガメラシリーズが始まってから激しくなることです。

さて、公開当時の私自身の『ゴジラvsビオランテ』評は、アイディアや構成はすごくおもしろく出来ているけれど、肝心の怪獣に全く魅力がない、とくにゴジラ像がひどい、というものでした。
(これは平成ガメラへの評価とほぼ同じである)

1989年当時、ゴジラシリーズのビデオソフトはリリースされていたもののまだまだ高価であり、レンタル店にもすべて揃っているわけではありませんでした。
ゴジラファンとはいえど、ゴジラ映画を浴びるほど繰り返し見ることの出来た人は非常に少なかったのではないかと思われます。
そんな中、幸運なことに私は1982年に千葉市に移転してから、浅草東宝と池袋東宝の特別オールナイトで月に2回は一夜に5本ずつ東宝特撮映画を見ていました。
89年暮れまでだと約7年間になりますね。
その7年間にゴジラ映画の面白さとはなんだと考えていたわけです。

「vsビオランテ」に登場したゴジラは、まるでゴジラではなかった。
『ゴジラ』(84)はつまらない映画だったけれど、ゴジラ像はまだましだった。(顔はビオゴジよりブサイクだけど)

なぜそんなことになってしまったのか。

いままでは、ゴジラにはこだわりのないスタッフ(大森一樹・川北絋一)が中心になって作ったからなのだろうと思っていました。
ところが「未発表資料アーカイヴ」に収録された木暮瞬(小林晋一郎)氏の原案に書かれているゴジラのキャラクター条件を読んで我が目を疑いました。
小林晋一郎氏といえば、その後怪獣関係の書籍も出版するほどの怪獣マニアであり、世代的にも私なんかより年上の怪獣直撃世代のはず。
しかし、1985年に応募した「vsビオランテ」原案にはゴジラは「凶暴、残虐な獣性の復活」が必要と書いている。
その発想が元になって「vsビオランテ」の無機質ゴジラが生まれたのか。

わかりません。

第一作目から84までのどのゴジラを見て、凶暴で残虐だと思ったのか。
この傾向は私より少し上の世代に強いようです。
ゴジラはサディストである、などと得意げに自説をひけらかしていた映画監督も小林氏と同世代でした。

小林晋一郎氏が1985年までにどんなゴジラ体験をしていたのか。
何度も作品自体に触れてゴジラのことを考えていたのか。
あるいは、記憶の中のゴジラをあれこれひねり回していたのか・・・。

怖いゴジラの代表みたいに言われている初代ゴジラでも、めったやたらに暴れているわけではありませんし、残虐行為などどのシーンに見いだせるのでしょうか。
人間が悲惨な死に方をしているからと言って、それをゴジラが意図している訳ではありますまい。

ゴジラが凶暴で残虐でなければならないと思う人に説明してほしいです。
なぜそんなゴジラ観を持つのか?

不幸なことに、そんな「vsビオランテ」がスタート地点になってしまったvsシリーズからゴジラを知った若い世代には、もともとのゴジラが持っていた動物的暖かさを否定する向きが強い。
(初代ゴジラ限定で考えても、八幡山で転んだ恵美子をのぞき込むところや時計台の鐘の音に驚く様子に、不死身で巨大であっても我々と変わらぬ動物であることを感じませんか?)

『ゴジラvsビオランテ』は原案の段階ですでに大きくゴジラ像をねじ曲げていたのだなぁ。

さらに東宝の求めに応じて書かれたという第二稿を読むと、完成作に取り入れられた要素がかなり揃っているものの、スペクタクル映画を志向せずヒロインとビオランテの繋がりが中心で、枝葉のように国際陰謀やゴジラが絡むものになっています。
いやはや「ガメラ3」にそっくり。
(雰囲気だけでなく、非常に似たシーンもある)
これを映画スタッフがどうにかこうにかスペクタクル映画の方向へ持っていったのが『ゴジラvsビオランテ』だったのか。

そして、『ゴジラvsビオランテ』の影響下に作られたのが平成ガメラシリーズであるという以前から感じていた仮説に確信が強まりました。
平成ガメラが好きという方には「vsビオランテ」も好きという人が多くないですか?

怪獣の存在理由や生態を機械的に解析してみせる方向、そして怪獣に対抗する存在として軍隊(自衛隊)が大きな役割を果たすことなどが共通項として挙げられるでしょう。
そんな方向の映画を否定はしません。(『宇宙大怪獣ドゴラ』はまさしくそっち方向。しかし、怪獣退治だけに終始してはいないところがナイスざんすが)
けれども、少なくとも本多・円谷コンビのゴジラ映画はその手法をとらなかった。
なぜか。
怪獣のスター性を守るための深慮遠謀があったのではないかということと、「科学の解説が何が驚異だ」という腹の括り方をしていたからでありましょう。


「vsビオランテ」についてあれこれ書くのはキツイけれど、下手すると今後のゴジラ映画が「vsビオランテ」方向へ行きそうな予感もあるので、それはまずいんじゃないのという意見も出しておかないといけません。
最後に、東宝SF特撮映画シリーズVol.7「ゴジラvsモスラ」(東宝出版)をお持ちの方は70ページからの大森一樹インタビューを読み直してみてください。
「vsビオランテ」のころは関沢脚本をダメだと思っていたけれど、実際に怪獣映画を作ってみたら関沢新一の偉大さが判ったとおっしゃっています。
そういうことです。

(同誌に本多猪四郎監督のインタビューも掲載されていて、一作目の『ゴジラ』を作った時の心構えを述べられているのですが・・。原爆の凶悪凶暴な象徴として描かれなければならない、とのこと。ホラ見ろ、殿様ギドラの主張とは違うじゃないかとお考えの向きもあるやもしれませんね。
いえいえ、違わないのです。本多監督の演出意図がそこにあったからこそ、ゴジラ上陸に恐怖が生まれました。同時にゴジラという生物にリアリティを与えようとした円谷演出があったからこそ、怪獣ゴジラは不愉快な存在ではなく、観客の感情移入を誘う者になっているのだと主張しております)

2362 Reply Re:vsビオランテ原案について ルー等級つつ大臣 2010/05/16 19:14

「ビオランテ」ですが意外にも私、新作ゴジラを劇場で見たのはこれが最初でしてその時の批評も決して芳しいもので無かったって事は無かったですよ。
(84は劇場へは見逃したのでテレビ放映で初めて見たのです・・・・。
何か引っかかるものを感じたので・・・)
公開当時の「宇宙船」でも好評でしたしどちらかというと平成(偽)ガメラが出だしてでも平成川北ゴジラは不評って事は特に無かったざます。
(少なくとも「宇宙船」の投稿欄では意外にもそのような発言がなされたのは
「スペースゴジラ」からで前作である「メカゴジラ」に関しても概ね好評ざました。ただ平成ガメラに関しては「1」から不満は多かったしそれ以降だといずれも微妙なものが多かったですから。ただ不評云々という観点からすればそれは当時の批評家で「キングギドラ」での市川森一氏のバッシングからで?)
私もこの中沢氏の文章を見て「あれ?」って思いましたよ。
「84ゴジラ」の不満を払拭するかのように「ビオランテ」は好評でしたから。
中沢氏の思い込みだと思います。

さて「ビオランテ」原案ですがこちらは既に「宇宙船」で掲載されていたものを読んでいたのでさして驚かなかったのですが少女とビオランテの関わり合いがして何となく閉塞的かつ素人のマスターベーションとしか思えなかったのですが確かにこの原案だと「ビオランテ」でのゴジラが凄く微妙な位置にあるのも妙に納得しましたしギドラ氏の仰る通りこれではゴジラのキャラクターが
最大限活かされる訳がないですよ・・・。
第一、ゴジラの設定で凶暴さを前面に出すとかはどこか第1作を曲解したとしか言えないですよ。
仮にそんな性格がゴジラにあったとしてもそれはゴジラの「怒り」であり
生物として持っている感情の一つに過ぎないのですから「凶悪ゴジラ」の設定がゴジラが本来持っている性格をかなり縛ってしまったのは確かです。
(尤も大森監督はこれに疑問を呈し格好いいゴジラを目指したというのは正解だと思います。ただ実際の作品では「・・・」だったが)
この傾向は「84」から既に始まっており「核の被害者」であるゴジラを原点に戻すつもりで「84」を作ったそうですが「核エネルギーを吸収する生物」に改変したら拙いでしょう・・・。
田中プロデューサーは「反核映画」に戻すとかいいながらも台無しにしてしまった訳です。

さて、私はゴジラを田中氏が原案しそれを香山滋氏が具体的ストーリーにし
それを本多、円谷両監督が映像化したと解釈してますので生みの親は確かに田中氏だと思います。
ですがゴジラをここまで成長させたのは間違いなく本多、円谷監督の尽力ではないでしょうか。
(田中氏の原案が「核の権化としてのゴジラ」だと思いますしゴジラを原点に戻すそもそものきっかけは本多円谷監督作品の途中で対戦怪獣ものになってしまい田中氏のコンセプトから外れてしまったために「メカゴジラの逆襲」以降10年間に亘って製作せず原点に戻す際に田中氏本来のゴジラのコンセプトを復活させたかったのでしょう・・・。
ですが本多円谷両監督はそのコンセプトでは長期シリーズ化はもたないと内心思ったのでしょう。
昭和のオリジナルシリーズが15作品であるのに対し平成vsシリーズが7作品、ミレニアムシリーズが6作品しかないので本多、円谷監督作品でのゴジラが正解だった証である。自由を失ったキャラクターでは人気継続に限界があると円谷、本多監督はにらんでますと思います。)


そもそも本来のゴジラは破壊的性格のキャラクターで無いのは既に第1作からでも明らか(反核テーマというのはあくまであの第1作の映画のテーマであってゴジラのキャラクター性ではない!)ですし都市破壊シーンが目玉ってのは既に「逆襲」からありませんよ。
(以降の作品で意識的に破壊活動はしておらずどちらかというと巻き込まれ型という方法を採っていた。ゴジラを破壊マシーンとして据えていなくて生物として考えれば当然だと思う。)

2363 Reply Re:vsビオランテ原案について 殿様ギドラ Mail 2010/05/20 16:35


田中友幸氏が怪獣たちをどのように捉えていたのか、そのヒントはインタビュー記事で「怪獣の設定は柔軟に考えるべき」(東宝SF特撮映画シリーズゴジラvsモスラ)と発言なさっているあたりにありそうです。
どうも、ストーリー作りをする人の発想とは違うんじゃないかと感じます。

怪獣たちを劇中世界で生きる実在として考えているなら、そうころころと中身を変えることなんか出来ないんじゃないでしょうか?
(作り手が変わったために改変されてしまうのはあり得ることだけれど、同じ作り手が自らの創造物を改変するとしたら、別キャラクターとして扱うのでは?)

84ゴジラは、当時のゴジラ論(第一作のみが傑作で、ゴジラは反核でなければならないというゴジラ評価)に迎合し、そして、もうひとつの大ヒット作『日本沈没』のノリをゴジラ映画に合体させようとした、なんとも安易な発想だったと思われてなりません。
そして、あの『ゴジラ』(84)こそ田中ゴジラの実現だったんでしょうね。

その後、川北ゴジラになっちゃうわけですが・・・。

あ、ビオランテ原案、「宇宙船」にも掲載されてましたっけ・・。
おそらくその号は持っているはずだけど、当時のことだから、読まずにスルーしたと思われます。
だって、ホントに「vsビオランテ」って嫌いな映画だったんですよ。
いまはもう少し冷静になりましたけど。

2365 Reply Re:vsビオランテ原案について ルー等級つつ大臣 2010/05/21 19:07

>
> 田中友幸氏が怪獣たちをどのように捉えていたのか、そのヒントはインタビュー記事で「怪獣の設定は柔軟に考えるべき」(東宝SF特撮映画シリーズゴジラvsモスラ)と発言なさっているあたりにありそうです。
> どうも、ストーリー作りをする人の発想とは違うんじゃないかと感じます。

その傾向は70年の大阪万博の経験からありそうです。
田中文雄氏がどこかで書いていたと思うのですがこれを機会に田中氏は変わったと。
(つまりそれまで自分が製作した展開を嫌って新しいのはないのか?と。
「柔軟に考えるべき」というのはそれまでの設定を踏襲していたら今までの作品と同じになるんじゃないかという懸念からだとは思うのですがそれは必ずしも正しくないというのは明らか)







> 怪獣たちを劇中世界で生きる実在として考えているなら、そうころころと中身を変えることなんか出来ないんじゃないでしょうか?
> (作り手が変わったために改変されてしまうのはあり得ることだけれど、同じ作り手が自らの創造物を改変するとしたら、別キャラクターとして扱うのでは?)

本来は全くその通りですが敢えて田中氏は変えてしまった・・・。
で、結果的には収拾がつかなくなってしまったという悪循環が芽生えてしまったというわけです。
ただ製作サイドとしては別キャラクターでいきたいと思っていてもリスクが大きいのでネームバリューの大きなゴジラを使ったということなんでしょう。
ホントの話安易ですがリスクを避けるにはこうするしかなかったのでしょうね・・・。

(「ドゴラ」が大入りヒットしていたら皮肉にもこうはならなかったのかも知れないが・・・。
というか怪獣映画の可能性を広げようとして製作された「ドゴラ」が惨敗に近い結果になってしまったのでリスクの大きなのは避けようとした結果か?)

それが以降のゴジラ映画に繋がりそれのみならず84年のゴジラ復活に際しキャラクター設定を改変しようとした理由なんでしょうね。

(昭和時代のオリジナルシリーズはまだ継続という形でかろうじて残っているが84年の新作の際に田中氏が重い腰をなかなか上げず当時最大のヒット作品である「日本沈没」を組み合わせてようやく軌道に乗せたといったほうがいいのかもしれません。
で、現在ゴジラが復活しないのは興行的に失敗の確立が高いというもので
仮に今だとオリジナルの設定を復活させストーリーの充実を図ってもミレニアムシリーズの二の舞になってしまうでしょう・・・。
第1、ゴジラを知らない世代ってのが多くなってきてるので・・・。
でもこれはオリジナルのゴジラをきちんと(ゴジラを知らない人が皆無なアメリカみたいに)定着させてない東宝の責任であるので製作サイドにとっては
頭の痛い問題ではあるのです。)

いささか突き放した意見ではありますが田中氏が改変を行った意図というのは
このような事が発端となっているのかも知れません・・・。
(現に84年の復活にしても「何を今更・・・」ってのが多かったし・・・。
84年にかなりの特番があったと思いますが意外にもゴジラ復活を望んでなかったのでは?と当時思ったりしました。)


閑話休題。
実は私も「ビオランテ」は当時嫌いだったりします・・・。
これを劇場で観た後に「ゴジラの逆襲」のビデオを借りてみて正直、「逆襲」のほうが面白かったと思ったし印象的でありました。
で、今はといえば冷静になって観てこれはこれで楽しめた作品ではあったけれども・・・。
原案に関してはスルーはしなかったけれど当時これを読んで面白かったばかりか退屈で満田監督の連載のほうが印象に残りましたねえ・・・。

小林氏が怪獣マニアの先輩ってのは判るんですが共感出来ない部分もあるし・・・。
(新作にモスラを出す際にオリジナルのデザインを踏襲して意味がないではないかという旨があり個人的には嫌悪をこの時になって感じた。
改変改悪の類って何も田中氏「だけ」ではなかったのですね・・・。)


2366 Reply Re:vsビオランテ原案について 殿様ギドラ Mail 2010/05/24 17:27


ゴジラに限らず、人気キャラクターを再利用しようとするとき大抵はなんだかんだと理屈を付けてオリジナル版とは違うものにすることが多いですね。

でもそれは基本的なところで考え違いをしている。

現代には通用しなくなった昔の人気キャラなどリメイクする必要はないのであーる。
もしそれを敢えて行うとしたら、ネームバリューだけを利用しようとする卑怯な考えであーる。

では、ゴジラは。
現代にも通用する魅力的なキャラクターでしょう。
なんにも変える必要はないというのが私の考え。

大自然の未知の部分を体現する生命力と大きな体。
科学万能の時代だと勘違いしている人々に人知を越える存在(現象)を見せつけるのは21世紀にも必要なことですよ。
その性格だって、野生動物そのまんまで何が悪いんでしょうね。
なんで人類の敵、という観念性を持ち込む必要があるのか?(ミレニアムシリーズでのゴジラはそれが基本線になっている)

ゴジラのブランド力が落ちたのは、いじりすぎて迷走したからじゃないでしょうか?
ゴジラという名称が何を指すのかが不明瞭になってしまった。
それに加えて、1984年以降シナリオ力の劣る作品がつづいてしまった。

怪獣さえ見ていれば喜ぶ人だけを相手に商売するには特撮映画は金がかかりすぎるわけで、怪獣マニア以外のお客も巻き込まないと成立しないジャンルのはず。
そして劇映画でありながらシナリオをおろそかにしていては良い作品になるわけがない。
面白くない映画はヒットしません。(宣伝戦略でヒットする例はあるけれど、面白いほうがいいでしょ)

> 仮に今だとオリジナルの設定を復活させストーリーの充実を図ってもミレニアムシリーズの二の舞になってしまうでしょう・・・。

多分、つつさんのおっしゃるとおりになるのでしょう。
怪獣オタク的感性で弁護することが出来たとしても、ミレニアムシリーズの出来の悪さは物語作りの基本に関することなので、格別にゴジラにこだわりのない大衆を惹きつけることは無理なのです。
実際に見た人、あるいは噂を聞いた人が、ゴジラ映画はつまらないんだね、という先入観を持ってしまったとしても不思議ではありません。

ゴジラはボロボロにされてしまったんだなぁ。

改変問題に話を戻せば、新規のお客さんは昔の作品を知らないんだからキャラクターを改変しても問題なし、という考え方にも穴がある。
新規のお客さんだけに見てもらえばいいんでしょうか?

それからそれから、積極的に改変を歓迎するファンたちの意識はどうなっているのか。
私はそういう考えを持っていないので推測することしか出来ませんが、
おそらく好きなもののバリエーションが欲しいんじゃないでしょうか。
もしゴジラがこうだったら、というような。
それを二次創作という。
個人で楽しむ分にはお好きにすればいい。
しかし、ゴジラシリーズ正篇で二次創作を楽しむとは、一体どういう神経だ?
そうじゃないという改変推進派の方、ご意見求む!

2368 Reply Re:vsビオランテ原案について ルー等級つつ大臣 2010/05/25 21:41

そうなんざます・・・。
先に私が言ったのも余りにもマニア上がりのスタッフがこの所謂「二次創作」という悪しき方法で独りよがりの作品を連続して制作してしまった為に興行的に失敗し且つ「ジャンルムービーでは興行的には難しいだろう」と東宝では判断してしまったためです。
(それぞれの自己満足の範疇に入ってしまいマニア以外の観客が入ってこれなくなったので結局は改変による自滅・・・と解釈しているざますが)

さて改変(改悪)による自己弁明は例の東宝SF特撮映画シリーズの「ゴジラVSモスラ」でデザインワークスを担当した青井氏がこんなことを言ってました。

「幸か不幸か東宝伝統の怪獣映画というふうに見られますよね、ゴジラ映画は。ところがあれは円谷英二と本多猪四郎の2人の映画作家の作品群で他の人がやって同じものに出来たら、逆に問題になるんじゃないか(略)」とあります。
・・・まあ確かにスタッフとしての意見という意味では判るんですがあんたは一体何を考えてるのか!?と思ってしまいました。


あくまでゴジラシリーズの創造者はこのお二人でしょうが!
そんな考えで先駆者のデザインを勝手に改悪しその挙句には興行価値も喪失してしまった事に何で気付かないのか!?と。
(まあ平成川北ゴジラはヒットしこの意見もそのピークに達した時期ですから
言ってしまったのかもしれませんが・・・)

いじり過ぎて迷走してしまったのも当然ざます。
マニアの屁理屈で(作品的には)どうでもいいような事を拡大したり難解にしたり挙句には現代には通用しないと変な解釈で改悪したりとそのブランドを崩壊させてお客からそっぽを向かれたりと・・・。

私個人としてはこういった改悪行為はそのキャラクターが好きといいながら
内心気に喰わなかったから「こうしてしまえ!」と無断でリニューアル(という改悪)をやってるしか思えないのですが・・・。
本当に好きで愛があるなら間違ってもそんな行為には走らないと思います。


旧作(つまり本多、円谷時代のゴジラ)でもやってるではないか!と反論する人もいるようですがあくまでそれをやってもいいのは「そのキャラクターを作った当事者」だけなんです!
(しかしだからといって観客のイメージを壊すような行為はしてはならないのだ。お二人の作品を見ると基本的設定は厳守していた。)

ゴジラというキャラクターは完璧といっても過言でないのにわざわざそれをいじるのはファンに対して敵に回る行為です。
いくら科学が進歩しても人類は自然を克服などしていないし何パーセントのことしか知らないのです。
謎めいたキャラクターでゴジラはいいんじゃないか。
存在理由など尋ねても恐らく「人間は何故この地球に生息するのか?」と質問するのと同じように意味がないんじゃないのか?と思ってしまいました。

もしゴジラがこうだったら、というような。
それを二次創作という。
個人で楽しむ分にはお好きにすればいい。
しかし、ゴジラシリーズ正篇で二次創作を楽しむとは、一体どういう神経だ?

全く。個人で楽しむならばそれもいいでしょうがあくまで個人的にってだけの話で正編でやるのはきちんとシリーズの流れを踏襲しその中で新たな話を持ち掛けなければ全くの別物ですよ。

どーしてもそれをやりたいというのであれば「全く新しい先駆者の作り確立したものでない別物」でやりなさいと。
その上でよく煮詰まった脚本でやれよと。
(近作の脚本がお粗末なのは恐らくディテールの部分から話を想定しているものと思います。もっと基本的な「起承転結」から構築していかないと「面白い」作品にはなりません)



2369 Reply Re:vsビオランテ原案について 殿様ギドラ Mail 2010/05/27 18:42


ルー等級つつ大臣さんと私は基本線が同じなので、まったくもって同じ怒りを共有しています。

> 私個人としてはこういった改悪行為はそのキャラクターが好きといいながら
> 内心気に喰わなかったから「こうしてしまえ!」と無断でリニューアル(という改悪)をやってるしか思えないのですが・・・。
> 本当に好きで愛があるなら間違ってもそんな行為には走らないと思います。

同感です。
そんな輩は「好き」と言っているのもリップサービスの類か、「好き」のレベルが低いのか・・。

青井氏の発言、私も読み直してみました。
先達が作ったキャラクターを引き継ぐことの意味がわかっていないんでしょうね。
「全部新しい怪獣だったら、どんなことでもやれそうな気がする。見てくれないかもしれないけど(笑)。」とおっしゃっているのが笑止ですね。
そんなことはない。
魅力的な怪獣を生み出せれば、観客はついてくる。
しかしそれは簡単なことではないから人気怪獣の映画もつくらにゃならんのだし、
それをやるならキャラクター(個性)は守らねばならないのだ。

さらに
「昔の怪獣映画が持っていたパワーとか、おもしろさというのを、今流に、トータルで与えるものが等質な、今の人が見て、昔の観客が見て喜んだのとおなじように喜べるものをつくらなきゃいけない。」
と至極真っ当なこともおっしゃっているけれど、デザインに関する話の流れで語られた言葉ですから、
怪獣のデザインや設定を変えることでそれが実現できると考えていたというのでしょうか。

昔の怪獣映画が怪獣のデザインや設定をころころ変えて観客を楽しませていたとでも?
(ゴジラの造型もころころ変わるのは良くないと、「モスラ対ゴジラ」のゴジラデザインでしばらく固定しようとしたらしい。キンゴジがあんな形になってしまったのが異例なのだ)

おっとっと、ついつい青井邦夫氏をやり玉に挙げてしまいましたが、もう17年も前の記事ですから氏がいまでも同じ考えというわけではないでしょう。(付言すると同じ記事で西川伸司氏は「(伝統を)いい意味では意識したい」「いいと思う部分をもういっぺん再演していくとか、超えていくとかいう張り合いも。」とおっしゃっているのも印象的)

けれども、vsシリーズのあとで始まったミレニアムシリーズのやり口も基本的にはストーリーの工夫より怪獣改変が中心であったことは確かです。
その発想はvsシリーズと何も変わっていないし、それどころか悪い面をさらに加速させているんじゃないでしょうか?
(ストーリー軽視の頂点が最終作「ふぁいなるナントカ」だしね)

> (近作の脚本がお粗末なのは恐らくディテールの部分から話を想定しているものと思います。もっと基本的な「起承転結」から構築していかないと「面白い」作品にはなりません)

このご意見にも同感です。
ストーリー全体の流れをどう構築するか、ではなくて、こまごましたところの設定を思いついたところで話が出来たと思いこんでいるみたいです。
怪獣映画の場合、怪獣の設定がストーリーを走らせることもありますが、ならば設定に応じた整合性のあるストーリーにしなきゃならないのに、思いつきを詰め込んだだけの脚本ででっち上げてしまうから変なものになってしまう。
(どこがどう変なのかはギドラの巣特撮祭の過去ログを読んでね)

2364 Reply おえんさん 殿様ギドラ Mail 2010/05/20 16:46

ここをご覧の方に日本映画専門チャンネルをチェックしている方、
そして本多猪四郎監督の非特撮映画にも興味のある方がどれだけいるのか判りませんが、
いちおう情報通達です。

今月放送されている『おえんさん』、
初回放送分を録画して見たところ、あれれれれれ、フィルムの繋ぎが間違っておるぞーーと気が付きました。

途中、ストーリー展開に説明不足なところがあるなと思っていたら、
クライマックスの途中で時が戻り、わかりにくかった部分を説明、描写するシーンが突然挿入。
演出から考えて絶対に回想シーンじゃない。
こりゃ、以前チャンネルNECOで『藤十郎の恋』を放送した時にもあった、ロールの繋ぎ間違いだな、と。

で、日本映画専門チャンネル公式サイトで確認したら、局も間違いに気が付いていて、今週末放送分から修正バージョンを放送してくれるとのことです。

すでに録画している方は、5月22日(土曜)以降の放送で録画し直してください。

古い映画はいろいろあるよ。

2367 Reply 銀輪 殿様ギドラ Mail 2010/05/24 17:49

円谷英二関連作品と言うことで、『銀輪』(1955~56)を見てきました。
日本自転車工業会のPR映画であります。

長らく幻の映画と言われていたとのことですが、数年前に発掘されフィルムセンターに寄贈されたそうです。
2005年の上映会には行けなかったのですが、今回デジタル修復を行っての上映だというので、
どうにかこうにかフィルムセンターへ行くことが出来ました。

12分の短編で、自転車の絵本を見ていた少年が自転車の夢を見るというもの。
大変に幻想的な仕上がりになっていて、宙を飛び交う自転車パーツだのホイールリムを拾って歩く少女と女性だのといったイメージ映像がてんこ盛り。

では円谷英二が何をやったのか、作品を見た限りではオプティカルプリンタによる多重合成と操演撮影のアドバイスぐらいかと思われます。
あとは、砂丘に針金の自転車オブジェとポールに円形アンテナ(自転車のホイールをイメージした?)を付けたようなものを並べたミニチュアセットは円谷監督のセンス??

この作品、撮影担当が荒木秀三郎氏であり円谷監督とは義理の兄弟という関係であることから手を貸したということではないかと思いました。

特殊なグラスワークを使った不思議な映像もあるのですが、それは別の方の担当だったそうで・・。

2370 Reply 来月発売ですぞ 殿様ギドラ Mail 2010/05/27 18:56

劇場版鷹の爪3、来月DVD発売。

今回は3バージョン。
通常版は「ムービー3」本編のみ収録。
その上のデラックス版には、メイキングなどのいつもの特典ディスクのほか劇場公開しない「鷹の爪4」がオマケにつく3枚組。
さらにその上を行くラグジュアリー版には吉田君のデビューCDが付くってさ!(ついでにクリスタル博士も)

これは最低でもデラックス版を買わなきゃいけませんよ。
「鷹の爪4」はレンタルには出てこないんじゃないでしょうか?

あたしゃ吉田君のCDも欲しいのでラグジュアリー版を予約してます。

ああしかし、6月18日にギヒルズで行われる「4」上映会には行けそうもないや。
DVDとは別バージョンを上映するんだって。
くやしー。
妻子ありのおっさんは平日夜には動きにくいのであーる。

2371 Reply Re:来月発売ですぞ 兄貴赤 2010/05/30 21:16

あたくしは、デラックス版を予約しやした。
今年はカスペルスキーも鷹の爪バージョン買ったし、貢いでるね~

2372 Reply Re:来月発売ですぞ 殿様ギドラ Mail 2010/06/02 16:52

兄貴赤さん、お買いあげありがとうございま~す。

2374 Reply ところで 殿様ギドラ Mail 2010/06/02 17:41

6月になっちまいましたが、ゾンデ5号さんはお元気でいらっしゃるのかなぁ。
ブログの更新も止まったままで、ちょっと心配。

2375 Reply ヒーローショー 殿様ギドラ Mail 2010/06/02 17:43

井筒和幸監督の新作『ヒーローショー』を見てきました。

お笑いコンビが主演と言うことで『岸和田少年愚連隊』のようなノリを期待すると痛い目に遭います。

劇映画を娯楽として成立させるためのストーリー構成を排除して、
描かれる出来事のあるがままを見せようとする手法を取っており、
映画から何か(笑うとか泣くとか痛快感とか)を与えてもらおうとするような鑑賞態度で臨むとはぐらかされたような気分になるでしょう。

この映画から何かを受け止めるには、鑑賞者が能動的に考えなければなりませんし、簡単に結論が出るような映画でもありません。

私が受け止めたのは、現代日本人の頭のねじが緩んだタイプ総覧とでもいうべきもの。
メインキャストはもちろん、点描として描かれる脇役にも私の倫理観からは「狂った人」のオンパレード。
とはいえ、私自身も他者や社会とどこまでまともに関係しているのか怪しいものだと考えさせられるわけです。

この映画が主に扱うのは若者の生態であり、そこには非常に希薄な人間関係が見て取れます。
人格をぶつけ合った友人関係ではなく、刹那的な利害の一致で繋がっているような人間関係。
他者へのそうした意識がとんでもない暴力にまで発展する様子が中心になっています。

そして、ストーリーは物語としての体裁を整えていませんから、事態の収拾までを見せてくれることはなく、放り出すようにエンディングを迎えます。

しかし、リアルな現実だけを提示しているように見せつつもリアルではない演出を混入させてフィクション度を加え、
さらに狂った現実の中にも(人によっては、だけど)信ずべきもの、心を癒すよりどころがあるんじゃないのかい、とメッセージが込められているところが巧みでありました。

ヒーローショーというタイトルから何を読み取るかはさまざまでしょうけれど、
ひとつ、ヒーローショーないし、ヒーロー物のTV・映画で描かれる暴力はあくまでもウソっこでしかないのだ、という逆説も含まれているようです。
(それを象徴するシーンあり)

さて、この手の映画、優れているなぁ、と思ったとしても安易に傑作扱いもしづらい面があります。
それは、先に述べたように鑑賞者の資質によって内容が変わる映画だと言うことも出来るからなのであった・・。

それでも、良い映画だぞ、と書いておこう。

2376 Reply ハナ子さん 殿様ギドラ Mail 2010/06/08 16:41

昭和18年のマキノ正博作品『ハナ子さん』を見ました。

バカ明るいミュージカル映画で、善人しか出てこないホームドラマ。
でも背後に戦争の陰はあるわけです。
(ハナ子さんの夫がボーナスを国債でもらう、なんてシャレにならんでしょ。でも戦費のためお国のためと我慢我慢)

マキノ演出の軽快さで明るく楽しく最後まで突っ走るわけですが・・・。

後半、訓練空襲のシーンがあります。
ドラマは昭和14年から16年のハナ子さんの生活を描くと最初に明示されているので、まだ日米開戦の前と思われます。
それでも対米戦の準備として本土空襲を想定した訓練が行われたのでしょうか。
日中、バケツリレーによる消火訓練があり、夜には爆撃機飛来、高射砲発射の訓練。
その模擬空襲に特撮が使われています。
夜の町上空を照らすサーチライトは作画合成。
爆撃機はミニチュア。(照明弾投下のアクションあり)
町並みのミニチュアもありです。

しかし、この作品、円谷英二作品目録には載っていない。
1943年の東宝映画なのに、円谷特撮ではない?

なんとなく飛行機の操演がぎこちないような気もしますが、スモークを使った雲の表現や建物のミニチュアに当てた夜景照明の巧さなんかは円谷っぽくもあり・・。

美術担当の北川恵司という方は『海軍爆撃隊』で装置を担当しているとのことなので、この映画の特撮もこの方が単独で行った??

うーん、何か情報はないものだろうか・・。

2377 Reply アウトランダー 殿様ギドラ Mail 2010/06/14 17:10

WOWOWで放送されたB級SF映画『アウトランダー』(2008米独)を見ました。

けっこう面白かったですぞ。

植民地惑星で怪物に家族を殺された男が遺体を輸送中に宇宙船に紛れ込んでいた怪物が暴れて8世紀の地球に不時着(ということらしい)。

つまり主人公は地球人ではなく、人間そっくりの異星人。

8世紀のノルウェーを舞台にバイキングの抗争にも巻き込まれてさあ大変。

異星人文明は地球を事前調査していて、主人公が地球の言語・文化を脳味噌に叩き込むシーンもあって、そんなにアホアホな映画ではありません。

何が面白かったかというと、大抵の欧米怪物退治映画は怪物側には同情の余地がなく、人間にとっての脅威でしかないものがほとんどなのに、
この映画では怪物側にも人間と戦う理由がちゃんとあるというあたり。

そしてバイキングの部族間抗争と人間(というか、主人公が属する文明人)対怪物に同じような構図(復讐の連鎖)があって、
なかなか立体的なストーリーになっております。

怪物のデザインは基本四つ足で、妙に下あごがでかくてどこかで見たことがあるノリだなぁ、と思ったら、どうやらタトポロスくんが噛んでいるようで・・・。
でも全身を発光させる演出など、あの大イグアナよりは良かったんじゃないかなー。

2378 Reply アイアンマンはヨイデスよ 殿様ギドラ Mail 2010/06/14 17:24

アイアンマン、一作目も大して期待しないで見に行ったらなかなかおもしろくて、
今回の「2」も見てきました。

いーですねー。
近年のアメコミヒーロー映画にありがちな、心理劇をやれば高級だろという勘違いがないのがいい。

そして一作目も二作目もテクノロジーの進歩とはどういうものだろうかという隠しテーマが生きているのもよろしいです。

アイアンマンスーツの硬質な感じや仕込まれたメカの描写が気持ちいいぞ。
「2」ではロボット軍団との組んずほぐれつの戦いもあって、スペクタクル感アップ!
また、メカ戦だけでなく、脇役の女工作員が見せる生身のアクションも殺陣が見事でカンフー映画を見ているみたい。

心配されたレースシーンも下手に実在するレースカテゴリーを持ち込んだりしないで、架空のレースとしているので粗はないです。
予告編で見て、どーなんだ?と思ったコースはやっぱりモナコ。
ちゃんとモナコでロケもしているそーです。
F1でもなくインディでもないフォーミュラカーは完全オリジナルデザイン。
でもサスペンションがアウトボード式でちょいと古すぎやしませんか、と。


2379 Reply 隔靴掻痒 殿様ギドラ Mail 2010/06/21 17:57

牛歩の如くのろのろと進めている「ゴジラ東宝特撮未発表資料アーカイヴ」を読みながらのコメント。

関沢新一氏による「ゴジラ伝説 アスカの要塞第二稿」はまあなんつーか、あんまりストーリーはおもしろくないですな。
人工知能がゴジラと戦うことを前提に物を考えているのがなんか不自然。
それでも関沢新一さんが描くゴジラ像には違和感なくゴジラを感じられました。
怪獣のアクションもきちんとト書きに書く関沢脚本の妙を味わえます。
ゴジラが投石攻撃をやってくれちゃうんだよなぁ。

さて、つづく山浦弘靖氏「SOS日本! ゴジラ特攻作戦」と斯波一絵氏「二匹のゴジラ-日本SOS!!-」については、
作品そのものより、解説に疑問があります。
同書中の解説ではどちらも84ゴジラ以降に書かれたものと断定していますが、本当にそうなのか?
田中友幸さんの資料からビオランテの準備中に依頼したものであるとわかった、とされていますが、
はっきりと山浦氏斯波氏に1985年以後に発注したという記録が残っていたのでしょうか?
発注があったとして、その結果書かれたのが収録された二作であるという確証は?
どちらも執筆時期不明とされているのに。

なぜそんな疑問を抱いたかと申しますと、「SOS日本! ゴジラ特攻作戦」のほうは解説でも疑義を呈しているように
宇宙人の侵略やガイガンの登場が84ゴジラには繋がらないということもありますし、ゴジラが完全に人間の味方扱いになっていること、
さらには透明怪獣カメレゴンと戦うゴジラを見た人間にゴジラ一匹で暴れていると勘違いさせ、人間にゴジラへの不信感を植え付けようとする宇宙人の陰謀は、
『ゴジラ対メカゴジラ』での偽ゴジラの効果に似すぎています。
『ゴジラ対メカゴジラ』の脚本を書いた山浦氏が自作とまるかぶりのアイディアを流用してしまったのでしょうか?

「二匹のゴジラ-日本SOS!!-」はもっと不自然です。
『怪獣島の決戦ゴジラの息子』との共通点が多いのに、決して続編ではないあたりが変だなと思ったのは軽い方で、
途中の仮装行列のシーンで「ジェンカ」が演奏され、仮装の内容が「オバQ、ロボタン、おそ松くん、ウルトラマン、ウルトラQの怪獣」であるというのは1980年代に書かれたものとは到底思えません。
さらに、登場するゴジラジュニアが船橋サーキットでいたずらするのですよ。
船橋サーキットは1965年7月から1967年7月までしか存在しません。
この作品は『ゴジラの息子』のための準備稿ではないのか?

斯波一絵さんの連絡先は不明とのことなので確認が取れなかったのでしょうけれど、山浦さんに確認することは出来たはず。
しかし、解説では依頼の経緯を推察するばかり。
なんとももどかしい本ですな。

それと付言すると、解説では「二匹のゴジラ-日本SOS!!-」にはゴジラによる破壊がほとんどない、などと書かれていますけれど、
ちゃんと読んでみれば、ト書きが少ないだけで、ゴジラは東京に上陸し都心まで破壊を繰り広げながら進攻しています。
怪獣による破壊のない映画を目指した物ではないでしょう。


2380 Reply 鷹の爪3&4 兄貴赤 2010/06/23 18:07

よかったです。
回を重ねるほどよくなってます。
でも、やっぱり博士の正体は謎なんですね。
オマケの4がまたよかった。
オマケにしておくのはもったいない。
3より4のほうが、面白かったという意見もあるくらい。
デラックスバージョン買って良かったです。
吉田君のデビューCDがないのは、ちょいと残念だけど・・・

2382 Reply Re:鷹の爪3&4 殿様ギドラ Mail 2010/06/28 17:41

> でも、やっぱり博士の正体は謎なんですね。

おそらく博士こそが、サドルストーンが探し求めていたクリムゾンキングの宮殿であるっつーことでしょう。
(え?違う??)

> オマケの4がまたよかった。
> オマケにしておくのはもったいない。

そうそう、だから皆さん、レンタルで済ませないでセル版を買いましょう。
DXFが板挟みになって「がおーー」と泣くシーンが名場面。
デラックスサンの近況も知れておとーさんは満足よ。

> 吉田君のデビューCDがないのは、ちょいと残念だけど・・・

へっへっへ。
DXF48のデビュー曲も入ってるのさ~。

2381 Reply そのまあ今回はアニメ色々ざます ルー等級つつ大臣 2010/06/27 11:29

ギドラ掲示板にも少し書きましたが今回は色々と昔(一部例外あり)のアニメを見たのでその感想をと。

1、「鉄人28号」モノクロアニメ版。
以前、初期エピソードはビデオで見たことがあるのででーぶいでーでまた見ていない後半エピソードを。
それにしても黎明期のアニメということを考えても作画演出に関しては酷い作品ざますねえ・・・。
(特に作画は)
同時期の「アトム」や「エイトマン」は動きがぎこちない部分はあったけれども
作画は当時としてはいいですし演出も悪くなかったざます。
ストーリーもこの後半になると全くのオリジナルで鉄人の新たなる可能性を求めて展開されていたのでストーリーに関していえば面白かったざますからその点は救いだったのですが・・・。
(作画は最悪と書きましたが全部が全部というわけでもなく良いシーンもありシルエットで雄たけびをあげる鉄人は良かった!)

2、「海のトリトン」初期オープニングとエンディング

これはユーチューブにアップされていたので見たざます。
そのうち初期オープニングは以前書いたと思うので詳しくは書きませんが
あのオープニングだと何となく萎えてしまうざます・・・。
(曲は南こうせつ氏ですから名曲だとは思うのですがミスマッチで本編への期待が失せてしまいます・・・・)
逆にエンディングに関しては初めて見たけれども実際の完成作品でもこっち使ったほうが良かったのでは?と思うほど映像が個人的には良かったと思います。
(実はこれオープニングのアニメが完成しておらず仕方なく間に合わせで本来のオープニングソングをエンディングにしたようですが・・・)

やはり実際の作品でもエンディングに関しては古めかしい感じは(フィルムの状態が悪いのもありますが)否めないざますねえ・・・。
ダイレクトに映像が古臭いとも思いましたし・・・。
映像だけでも初期エンディングをそのまま使えばよかったのにと思いました。
(この初期エンディングも映像はかなり劣化してましたが止め絵で表現されていたし場違いな実写シーンは無かったので古さは感じませんでした)
尚、本編はでーぶいでーで見たのですが良くも悪くも富野作品らしいというのか何というのか・・・。
ただトリトンがこの後半だと立派にヒーローになっていましたねえ・・・。
(ついでにピピも前半だとはねっ返りというのかツンデレというのかキャラだったのが素直になってたし)

3、エヴァ破

こちらは以前劇場で見ていて久々にでーぶいでーが出たので見ましたが
前回の「序」がただのリメイク以外の何者でもないじゃんと思っていたのが
こちらではほぼ新作エヴァになってました。
(前回というのかオリジナルシリーズでは5号機が量産型だったのが既に単独の試作品として登場し全くの別物となっていた)
で、「序」の後半でもそうでしたがシンジ君、オリジナルシリーズでは逃げてる男の子でしたがこっちではもう立派な男になってます。
(第19話ネタで一旦エヴァに乗ることを拒否したのだが戻った理由がオリジナルでは加持さんの説得?でしたがこっちは綾波を助けるためという理由ですのでもうオリジナルとは別物でしょう)
ということである意味ではオリジナルを凌駕した作品でした。
(見やすい作品という意味でこっちのほうがすんなりと入っていけましたし)
ただそれだけに3号機がまた使徒に侵食されてしまった展開というのはもう少し何とかして欲しかったざます・・・。
(これだと全くのリメイクじゃん!せめてオリジナルシリーズで消滅した4号機を今度使うとかして差別化を図って欲しかったし)

4、「わんぱく王子の大蛇退治」

こちらはオンラインレンタルで見つけて高校の時以来久々に見たざます
(ただ伊福部先生のサントラは持っているので音楽に関しては何度か聞いてる)

いやあ・・・素晴らしいざます!
主人公スサノオの成長物語としてもフルアニメ作品として見ても作画、動き共に芸術といっても過言でないほどの素晴らしさざます。
デザインはリアルでないけれども抽象化されたキャラクター達が織り成すドラマ展開は立派に芸術作品といっても良いざます。
(動きに関しても「エヴァ破」を凌駕しており当時の東映アニメ技術のレベルの高さが伺えることが出来ます)
ただ残念だったのがギドラ氏も以前仰った通り東映ってレストアしてないから
部分的にヒスノイズが目立ってそれほど画質が良くなかったことざます・・・。


2383 Reply Re:そのまあ今回はアニメ色々ざます 殿様ギドラ Mail 2010/06/28 17:48


新作エヴァ、まだ「序」しか見ていないけれど、「破」以降の本当の意味での新作部分がどうなっていくのか興味津々ざんす。
前作みたいな青春の門の前でうろうろするメンタリティを描くだけのものにはならないよーなので期待します。

2384 Reply Re:そのまあ今回はアニメ色々ざます ルー等級つつ大臣 2010/06/29 20:23

>
> 新作エヴァ、まだ「序」しか見ていないけれど、「破」以降の本当の意味での新作部分がどうなっていくのか興味津々ざんす。
> 前作みたいな青春の門の前でうろうろするメンタリティを描くだけのものにはならないよーなので期待します。

今回そっちのほうは控えめになってるし開けた作風に変わってますから期待出来るレベルざますよー。
「破」はもうオリジナルとは部分的には異なった展開となってますから「破」でようやく新作エヴァらしくなってます。

(ネタばれですがエヴァ初号機が捕食してしまうというシーンはオリジナルよりも早いうちからやってしまってるしそれに伴いサードインパクトも・・・)
ただ今度の「Q」はどうなることやら・・・。
また「あれ」をやってしまっては今度こそ庵野監督は・・・。

2385 Reply ああもう1クール(ぜんぜん話が進まない)ああまだ1クール(あと13話も残ってるの?) 殿様ギドラ Mail 2010/07/06 17:05

はぁ~。

やっと1クールです。

テレ東の「大魔神カノン」。
全26話と知って気が遠くなりました。
なら見なきゃいいんだけど、ダメだしする人間も必要でしょうと忍の一字。

というわけで、ものすごくつまらないです。

第一話を見た段階では、へーせーライダーとミカヅキを混ぜたようなものになるのかな、なんて思いまして、
それはそれで大魔神じゃないじゃん、なんて憮然としたものですが、
それも今となっては甘い思い出。

回が進むにつれておいらの顔は歪みっぱなし。

とにかくお話の組み立てがド下手。

人間の心の問題を扱っているつもりらしいけれど、その心理たるや掘り下げの浅さにめまいがクラクラ。
もっと言うと、表面的な説明ばかりで描写が伴っていないので登場人物に対して共感も反発も感じようがない。

そして作品内だけで通用する空想部分の設定、だけじゃなく登場人物の基本設定や人間関係もドラマと分離して「説明回」で明かされたりセリフで解説されちゃったり。
シナリオを書いているのは、企画書しか書いたことのないプランナーですかぁ、コノヤロー。

それからそれから、丁寧に描くのと冗漫は違うっつーの。
1クール使っても、ストーリーの全体像は全く進んでいません。
イパダダ(津軽弁の「いぱだ」から来ているの??)という魔物?怪物?が悪さしているからなんとかしようという話でスタートしてますが、
なんともなってません。

なにしろ、主役のブジンさま(この作品での大魔神ね)が回想シーンでしか出てきてないんだから、TVシリーズの構成を勘違いしているとしか思えまへん。
そりゃ、もともとの大魔神シリーズもクライマックスにちょっとだけ大魔神が出てくるわけですが、それは80分前後の映画だから成り立つ構成であって、
全26話のTVシリーズの半分を過ぎてもまだ主役が出てこないとは何事か?
いやいや、それでもいいんです。
他の要素で興味を惹きつけて飽きさせなければ。

人間ドラマに深みもなく、特撮の見せ場もほとんどないまま13話ですぜ。

正気ですか?

そのほかにも、あまりにも人間中心で物事が定まっている各種設定とか、他作品から借りてきたようなイメージの多用とか、まー見ていてイライラすることばかり。
それから、こんなTVを見るオタクどもはおねーちゃんが肌を露出すればそれだけで喜ぶだろ的な衣装デザインもね。
深夜ドラマだし子供の視聴者は意識していないのですよね? それで男女関係のもつれをストーリーに含ませるなら濡れ場のひとつもやってみやがれ。そこは小学生レベルの描写なんだよな。
てなこと言っても、ポルノまがいに裸を出せと言ってる訳じゃないのだよ。
大魔神シリーズにはなかった部分だが、大映時代劇にはエロティシズムを感じさせる大人演出が欠かせなかったでしょ。
そういう濡れ場のことよ。

なんだか製作費は莫大にかけたらしいので、終盤何話かは派手な特撮を見せるんでしょうね。
それにしてももったいない。
同じ金を使って一本の劇場映画を作ったほうが良かったでしょうに・・。
あ、スタッフ布陣が同じなら、どーせストーリーはポンコツか。

2386 Reply 大仁田厚かと思った 殿様ギドラ Mail 2010/07/09 17:43

偶然大魔神ネタが続いております。

長年(約40年)懸念だった『巨人ゴーレム』(1920)をついに入手。
モノクロサイレントだぞ。90年も前の映画だぞーー。

そろそろカメラワークを工夫しはじめた時代のドイツ映画で、同年製作の『カリガリ博士』と同系列(ドイツ表現主義映画)の雰囲気は、あるのかな。
『カリガリ博士』ほどひねくったストーリーではないけれど、妙な形をしたセットなんかはよく似ております。

というわけで大魔神の原点と言われているゴーレム伝説の映画ではありますが、
巨人ゴーレム、さほど大きくありません。
2メートル弱ってところでしょうか。
役者が着ぐるみとメイクでゴーレムになっています。

特撮は簡単な合成をやっている程度でまだまだ原始的。
しかし、魔物の顔が飛んできてゴーレムに命を与える言葉を伝えるシーンなんかは美術的に見事であります。

それから実物大セットのぶっ壊しはかなりの迫力。
(でも見せ方はまだまだヘタ)

皇帝が出てきたり、キリスト教とユダヤ教の対立があったりするけれど衣装デザインは古代ローマ風ではないので、神聖ローマ帝国が舞台なのかな?

ユダヤ人の秘術でゴーレムが動き出しユダヤ弾圧を止める物語が1920年のドイツで作られていたことが、その後のドイツを考えるとなんとも虚しいところ。

さて、大魔神の元ネタと言われる由縁は民衆のために像が動き出して働くというストーリー原型のことだとばかり思っておりましたが、
実際に見てみるとそれだけではありませんでした。

普段は無表情なゴーレムが激しく顔を変化させて怒りの顔になるシーンがありまして、
これは俳優の演技で顔を作っているのですが、そのあまりのオーバーアクトぶりは大魔神の変面にそっくりなのです。
それからクライマックスで、ユダヤ居留地の城壁にある巨大な門扉をぶち破るゴーレムの見せ方は『大魔神怒る』や『~逆襲』で見られる土手などを大魔神が崩すとその向こうに人々が!のシーンに酷似しております。
(でもカメラワークや編集は大魔神のほうがずっと良くできているのだが)

大魔神スタッフがどこまで自覚的だったのかわかりませんが、監督かカメラマンに子供時代に見たゴーレムの記憶が残っていたのかも、なんて思いました。

表題はゴーレムの体型と顔のことざんす。

2387 Reply ジャッキー祭り 兄貴赤 2010/07/13 17:31

先月はCS日本映画専門チャンネルで関根恵子祭りで映画12本連続放送に付き合ったばかりなのですが、今月はBS2でジャッキー・チェーン祭りで12本。
観る時間がない、たすけてくれ。
ジャッキーはSD画質放送なので、保存はせず見るだけですが、1日2本放送もあり、こや大変なのです。
途中にはレギュラー番組のチェックもあり、F-1やら僕の彼女はサイボーグやらかさなるし・・・
で、七福星(サモハン監督作)に、殺し屋役で倉田保明が出演していたのは感激でした。
85年作品なので、このころは倉田大先生なわけで、出演者クレジットではトップに名前がでてました。
役どころも非常に強い悪役で、ジャッキーとサモハン2人がかりでやっと倒したという感じでした。
でも、この映画、カンフーアクションのキレも素晴らしく見所が沢山あるのですが、ストーリーはメチャクチャでした。
この手の映画にはめずらしく、ビーチクありがポイント高し。

ジャッキーも残り4本、その後はスターウォーズ祭りは控えてるわけで、その後はブルース・リー祭りもあります。
SW祭りの最中に恐怖劇場アンバランス7話連続放送もあり・・・


2388 Reply Re:ジャッキー祭り 殿様ギドラ Mail 2010/07/13 19:19


もーね、あたくしもね、ちょっと余裕が出来たなんつってレア映画DVD(ゴーレム含む)を3枚買っちゃったりしてたんですが、
なんだか今週からひどいことになってまして、
昨日なんて一日に4本も録画かましてます。
日本映画専門チャンネルの加東大介特集とWOWOW雷さま大菩薩峠特集、さらにWOWOWの第二次大戦特集もあったりしてさーー。

お互い頑張りましょう。
(いやー、映画ってホントにいいもんですね。泣)

2389 Reply フューチュラマ 殿様ギドラ Mail 2010/07/22 17:54

先頃WOWOWで放送されたアメリカのSFギャグアニメ「フューチュラマ」を見ました。

もともとは「シンプソンズ」のスタッフが作ったTVシリーズだそうで、
今回放送したのはその長編版『フューチュラマ:モンスターの襲撃』と『フューチュラマ:ベンダーのゲーム』の2本。

ぜんぜん知らない作品でしたが、「ベンダーのゲーム」というタイトルがオースン・スコット・カード「エンダーのゲーム」(これも映画化されているそうな)の駄洒落か?と思ったので一応見てみたっつーわけです。

いやいや、おもしろい。
SFファンなら楽しめるのはもちろん、そうでなくてもブラックユーモアあり下ネタありの攻撃性にははまるはず。
(お上品な作品しか受け付けない人には無理か)

で、「ベンダーのゲーム」、ストーリーは「エンダーのゲーム」とはまるで別物だったけれど、「ダンジョンズ&ドラゴンズ」(ゲームね)のパロディかと思わせて「指輪物語」のパロディに発展していくエスカレートぶりが気持ちよかったです。

アニメ「フューチュラマ」、タイトルを覚えておいて損はないです。
しかし日本国内ではソフト化されてないみたい。
やっぱ日本でSFは受けないっつーことか。
(イベント的に流行れば別なんでしょうけどねー。「スター・ウォーズ」だの「ターミネーター」だの)

2390 Reply お久し振りです 海軍大臣 2010/07/27 12:54

さて、現在、銀座シネパトスにて特撮戦記作品の特集上映がされております。早速【ハワイマレー沖海戦】と【加藤隼戦闘隊】を見てまいりました。
【加藤隼戦闘隊】の方は何とオリジナル全長版だったのでビックリ。今まで劇場では平田明彦さんがナレーションを当てられたリバイバル版しか見たことがなかったものですから、感激もひとしおでした。
それにしても、【加藤隼戦闘隊】の戦意高揚映画とは思えない、あの爽やかさ、あるいは開放感はいったい何なんでしょうね。
先に【ハワイマレー沖海戦】を見終わってから【加藤隼戦闘隊】が始まったとき、冒頭の陸軍軍人たちが飛行場でズラリと並んでいる場面を見て、やっぱり陸式の軍服は野暮ったくて暑苦しいなどと思ったのもつかの間、たちまちドラマに引き込まれてしまいました。
【ハワイマレー沖海戦】に比べて関係者の証言なども少ない【加藤隼戦闘隊】ですが、この先少し研究してみたいと思っております。

2391 Reply Re:お久し振りです 殿様ギドラ Mail 2010/07/28 19:03


おお、お久しぶりです。
『加藤隼戦闘隊』、DVDで全長版が出た時はびっくりしましたが、劇場でも全長版の上映が行われているんですね。

数年前ラピュタ阿佐ヶ谷で円谷英二特集が組まれたとき、『ゲンと不動明王』『乱菊物語』『白夫人の妖恋』の三本を見に行きまして、そのときもらったチラシに別日の『加藤隼戦闘隊』の上映時間が110分と書かれていてぎょっとしたもののすでに上映が終わっていたということがありました。
そのときもちゃんと全長版の上映だったのでしょうね。
その後DVDが発売されたので、近年になってオリジナル版が発見されたとか??

毎年8月15日前後、12月8日前後には太平洋戦争関連の映画を見ることにしているので、今年は『加藤隼戦闘隊』を見ようかなっと。
(太平洋戦争からはちょこっとずれてますが)

円谷英二ファンのみなさま、来週月曜日8月2日午後1時からNHK BS2で『箱根風雲録』が放送されます。
山本薩夫特集の一環で放送されるレアもの。
円谷特撮は工夫の効いた合成カットざんす。
あ、増補版の「円谷英二の特撮映像」に解説が出てますね。

2392 Reply 鬼火 殿様ギドラ Mail 2010/07/28 19:10

7月の日本映画専門チャンネルで開催中の加東大介まつりで収穫あり。

今回の特集では大番シリーズも初見でありまして、なかなかに思うところがありました。
と言いながら、取り上げるのは『鬼火』(1956東宝)です。

監督は大番シリーズと同じ千葉泰樹。
音楽が伊福部昭ということでチェックしたというわけです。

上映時間が46分ほどのショートプログラム作品なのでこれまでTV放送はあまりなかったんじゃないかと思われますし、
もちろんソフト化はされていないそうです。

あらすじは、格別に善人でも悪人でもないガスの集金人(加東大介)が日常の細かな出来事の積み重ねから、
つい出来心を起こして貧乏な人妻に無茶な要求をしてしまったことから何が起こったか、という話。

短い尺を過不足なく使って、描くべき出来事を絞り込み、しかし、主人公の心の動きを自然に感じさせるためのエピソードは実に丁寧。

高潔な人だと主人公を悪人だと思ってしまうかもしれないけれど、
私程度の俗物だと、若い頃にはこれぐらいの悪心を抱いてしまったかもなぁ、と非常にリアルに感じます。

しかし、一方にとってのちょっとした出来心は他方には重い倫理の問題となる場合もあるわけです。
この作品の場合、ガス代未払いと貞操が天秤にかけられます。

主人公が引き起こしてしまった結果は重大で、それは責められるべきこと。
けれども彼は決して悪辣な気持ちを持っていたわけではない・・・。

津島恵子演じる人妻が、ガス代未払いをあそこまで負い目に感じていなければ別の結果があったかもしれない・・・・。

千葉泰樹・伊福部昭が組み合わさると人生に起こりうる葛藤や悲劇をえぐる秀作が多いです。
(「幸福への招待」「好人物の夫婦」「下町-ダウンタウン-」「二人の息子」)

この作品での伊福部音楽は、心理を音楽面から補強するものになっていて、メインタイトル曲は大魔神のタイトル曲に似たメロディと音使いで、
心の暗部を感じさせるものとなっています。
また、主人公が「覗き」をやりそうになる場面には通常の伊福部音楽ではあまり聞かれないタイプの曲が当てられています。
緊張感のある音の響きにドラムが無秩序に打ち鳴らされて重なるような、リズムもメロディもはっきりしない曲でした。
特撮ファンに説明するならば、『宇宙大戦争』でナタールから脳手術された岩村が意識混濁になる場面に使われた曲に似た感じかな・・。

2393 Reply またやられた 殿様ギドラ Mail 2010/08/02 17:13

本日放送予定だった『箱根風雲録』。

げげ、録画されてない。
あっ、国会中継だ!!

日本放送協会さんはこれがあるからいまいち映画ファンの心を捉えきれないっつーか。
セリフの音潰しもよくやるしね。

で、調べてみましたら、『箱根風雲録』は9月9日にずらされたようです。
山本薩夫特集とは関係なくなってしまった・・・。

2394 Reply 原爆忌に思う 殿様ギドラ Mail 2010/08/06 18:52

広島や長崎への核攻撃を扱った映画は何本かありまして、それぞれに意義のある作品です。

けれども、核兵器というものが全人類に関わる大問題であるということを訴えるには不充分ではないかとも思うのです。
核戦争を今後の問題として正面から描いた傑作『世界大戦争』もありますが、この作品の場合、普遍性を狙ったばかりに空想的だと受け止められてしまう弱みがあるように思います。(さらに放射線障害については触れていないし・・)

歴史映画として広島長崎への核攻撃を描く作品を作れないものでしょうか?

私が夢想するのは、核兵器に繋がる科学理論の発見や国家が戦争を起こす論理、アメリカが日本に核爆弾を使った理由といった大きな要素と核攻撃に曝された人々の生活を並列して描くような大作です。

過去の事実を丁寧に誠実に掘り起こし、特定のイデオロギーを押しつけるような作りにはせず、人類にとって普遍的なテーマが浮かび上がるようなものにしたい。

描写も科学的な正確さを重視して、爆発の破壊力や放射線障害の現実を映画的なウソを使わず正面から描くのです。
核兵器の恐ろしさは火薬の爆弾とは全然違うということを映像音響による描写で体感できるものにしたい。
そして、核兵器による破壊は世代を超えて引き続くということも。

特定のイデオロギーを押しつけたくはないとは言うものの、どうしたって戦争の悪、核兵器の悪を描くものにはなるでしょうし、そこに主張があるべきでしょう。

核兵器を使わなくても、戦争なんかやるべきではない。
しかし残念ながら戦争を必要だと考える人がまだまだ多すぎる。
それならばせめて核兵器だけでも無くしたいものです。


2396 Reply BRゴジラとDVDウルトラ ゴジゴメ@納豆が好き♪ 2010/08/22 14:18


管理人様

御久しぶりです!
暑いですね~ 仕事ではスポーツドリンク、帰っては梅干と塩分補給の毎日ですがいかが御過ごしでしょうか?
私は 最近老眼気味で模型作るペース落ちていますが ヤフオクで模型や怪獣ソフビを安価に購入している今日このごろです(^^;)


最近になってBRレコーダーを購入し 好きな三大怪獣を早速見ました。
画面きれいななっているのが分かりました。 特に冒頭 星百合子氏の夜のUFOクラブ取材シーン DVDに比べ格段に見やすくなっているので驚きました。
あとはラドンと地球防衛軍が見てみたいです♪



次にDVDで大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説、遅れ馳せながら見ました~!
☆ウルトラの星 
考えたなぁと思いました。
もともとの惑星は エコを反映させてか自然のままで ウルトラマン達はその上空の人工都市に住んでいる。CG技術スゴイですね♪

☆冒頭のゴモラとザラガスの戦い 
青い空 岩石だらけの不毛の原野 そしてZAPクルーがらみで人と怪獣の大きさが分かり易い特撮シーン、
それらから繰り広げられる巨大感これこそ怪獣特撮だと再認識しました♪
もともと同じ着ぐるみ♪

☆ベリアルのアテレコ
宮迫氏うまいなぁ!

と感心したのは以上の三つぐらいでした。


不快点です。
●話がスターウォーズと だぶる。
●ベリアルはダースモールか?
●スターウォーズの登場人物のような衣装。
●空手まがいの相変わらずの殴る蹴るの擬斗シーン 日本のアクションって「殴る蹴る」しかないんでしょうか?
●怪獣たちの扱い なんか低いというか軽すぎる・・・
●ウルトラ種族誕生秘話がミライによって語られましたが なんで「巨人型戦闘種族まがい」になったのかは語られずじまい。
●アテレコ初心者が多かった・・・まるでジブリ作品のようで辛かったですね。
●人物同士の緊迫した会話シーン 効果音より音声が小さくなったシーンが多かったですけれども ナゼ?

1959年生まれの私と同世代の方々なら何度も「こんなのばっかり見て!」とお袋にどやされた憶えがあるはず。
年月が経過して価値感も変化し 今や三世代または四世代に渡って人気があり知名度のあるウルトラマン。
この作品 観覧対象を全世代にしているのは良いのですが 人または大人のゆったりした会話のシーン、ユーモアのある会話のシーンが少ないのも疲れますね。
昭和のそれこそ三大怪獣や初期のガメラにはそれがありました。
唯一地球人代表として ZAPクルーが出演していたことが良かったと思いましたが。


2397 Reply Re:BRゴジラとDVDウルトラ 殿様ギドラ Mail 2010/08/23 17:48


おおーー!
ゴジゴメさん、お久しぶりです、というか、お懐かしゅうございます。
お元気なご様子、嬉しいざんす、シェーーッッ!!!

ブルーレイで観る映画は格別ですよね。
「三大怪獣~」では王女がつけている宝石のきらめきがびっくりするほど美しくて、DVDとは比べ物になりませんでした。
「地球防衛軍」はカラー初期の作品ということもあり、全体にそんなに高画質ではないのですが、それでもDVDより格段によくなったレストア技術で、ミステリアンのヘルメットの質感などが生々しく表現されていてびっくりでした。

「ラドン」は、なんかくすんだような画質に見えて、もう一歩かな?なんて思いましたが、
「サンダ対ガイラ」のリミックス5.1chトラックをドルビーTrueHDで再生したらすんばらしい音質にびっくりです。
それから「ゴジラ」の特典として収録されている伊福部昭音楽祭からの「ゴジラ」劇伴演奏もヨイデスよ。

「ウルトラ銀河伝説」、劇場には行く気にならず衛星放送待ちの状態です。
(いちおう見る気はある・・)
うーむ、いいところもあるようでほっとしましたが、ストーリー面には不安が募る一方・・。

岡村さんのプレッシャー星人がどれぐらい活躍したのかが一番の関心事だったりして。

感想をお聴かせ下さったことに感謝いたします。


2398 Reply 「大阪城物語」とここ最近見た黒澤映画 ルー等級つつ大臣 2010/08/28 20:14

ここの書き込みでは随分久しぶりのようなざます・・・。

(最近、ギドラ掲示板には頻繁に書いてますが・・・)
さて先日、「大阪城物語」のビデオを入手し約20年振りに再見したざます。
(そーいえばこの作品を観たのは「ビオランテ」公開前だからもうその位経過してたんだなあ・・・時というのは恐ろしいものざます・・・。)

で、当初の感想はというとせいぜい「面白かったけれども意外と素気ないな」といった程度のものだったのですが今回観て改めて思ったざますけれども「権力が人に及ぼす影響とその虚しさ」というテーマで製作されていたんだなあ・・・と思ったざます。
(当初、大阪城に憧れていた茂兵衛だったが大阪夏の陣を得て結果的には阿伊と静かな処へ向かうラストがそれを現していた。彼は「権力」の理想と現実を目の当たりにしそう選択したのである)

ただ純粋に娯楽映画として観ていても実に丹念かつ丁寧な作りで初見での素気ない云々は失礼だと不覚にも思ってしまったほどきちんとシナリオが練られていたんだなと改めて思ってしまったざます・・・。

(映画作品には余計な理屈は不要で必要以上な理屈はシナリオを阻害してしまうという事を感じた。)

さてこの作品も特撮は円谷監督でありますが冒頭の大仏さまのぐるっと回る合成シーンは正直よくデジタル技術のない時代にあそこまでやっていたと感心するのですがいかんせん合成のエッジが「モスラ」以上に目だってしまったのは今回見て残念だなあ・・・と思ったのですがただあそこで完璧な合成にしてしまっては意外と地味且つ素気ないシーンにしかならないだろうなあとも思ってしまいました。
(寧ろ予想外というか当時の技術の限界かというようなエッジは逆に「作家の意図」を伝えているのが観ていて判った。
完璧過ぎる合成は寧ろ「画面」が死んでしまうのだ。
あるいは臨場感が消えてしまうとも感じた。
丹念にマスク合成して完成したそうだけども正解だったと思う。)

で、タイトルバックの大阪城のミニチュアワークはやはり実写とも思えるほどの見事な映像で更に後半になると実際にロケして鉄砲放ってるんじゃないかと
思うほどのミニチュア特撮だったざます。

(ゾンデさんが以前書き込みしていた鉄砲輸送の後敵陣が橋を渡り爆破で吹き飛ばされてしまう特撮シーンに関してもよく観ないと実写とミニチュアの区別がつかないほどの編集の見事さでした。)

2、「生きる」
今回これも久しぶりに見たわけですが癌に侵され余命いくばくも無い人生をどう過ごすかという話というのを黒澤監督は判ってる!って思ってしまった・・・。

それまで当たり前のように生きている人生が急に崩壊してしまう不安や慟哭・・・。
迫る「死」を前に人生をやり直すかのようにそれまで出来なかった風俗遊びにふける渡辺だったがそれでも虚しさが募る・・・。
で、結局彼が選んだのは児童公園を作るといった具合・・・。
という内容ですが宣告されてしまっては誰でもこうなるであろうというリアルさがあるざますねえ・・・。
(当初、ヤケクソに女遊びしても既に結婚していれば所詮は「終わり」があり
本質的な「自分しか出来ない」こととはなっていない。
ヒロインの小田切とよにストーカーごときに寄ってきたのは彼女に下心を覚えたからでなく彼女が「自分」というものを持っていたからに他ならないのであった。
役所生活を長年続けてきている内に渡辺は「社会のロボット」となってしまい
「自我」を忘れてしまっていたのだ。つまり冒頭で20年前に死んでしまった云々というのは渡辺の「肉体と精神」でなく「自我」だったのだ。)

後半の葬式シーンでの回想も逆に渡辺の行き方を浮き彫りにしていてストレートな展開にしなかったのは寧ろ良かったかもしれないと思ったざます。


3、どですかでん

今回になって初めて観たのですが必要以上に「人」というものが実際には醜悪そのものという事を感じた作品ざます。
というか結構グロテスクな作品ざますねえ・・・。

(遺作の「まあだだよ」で主役を演じた松村氏がここでは娘をレイプするんだから・・・)

第一、ストーリーというのが曖昧なままで観終わったときも判らないままで感動すら覚えないし・・・。
ただそれでも「人間は素晴らしい」というメッセージが伝わってくる作品ざましたねえ・・。
それでも結局はあの電車馬鹿である六ちゃん、物語に絡んでくるのは冒頭と最初のシークエンスのみで後は部分的にしか出てこないからはっきり言ってそれほどこの作品では存在意義が感じられないざます・・・。

(てっきり六ちゃんが主役だと思っていたのに冒頭を除き全くといっていいほど物語に絡んでこないから存在感というのがほぼ皆無・・・。主人公がトリガーとなっていないのでストーリーが見えてこないのだ。)

はっきり言って日本では不評というのが納得してしまったざます・・・。
原作の寄せ集めのような印象で先にも書いた「ストーリーが見えない」(というかそもそも無いのでは?)というのが痛いところだし・・・。



2399 Reply Re:「大阪城物語」とここ最近見た黒澤映画 殿様ギドラ Mail 2010/09/02 17:18

なるほどー。

『どですかでん』は評価が分かれる作品なんでしょう。
黒澤作品の多くは骨太なストーリーががっちりと構成されているのが魅力でありますから、
この作品が変格なのは確かですよね。

それでも私は結構好きなんです。

人生ってこういうものかなぁ、と感じられるあたりでしょうか。
プライドの高いホームレスのエピソードには胸をえぐられる思いがしました。

黒澤映画の不発作『どん底』にも感動しちゃうので、どうも底辺で生きる群像劇に弱いんですな。

2401 Reply Re:「大阪城物語」とここ最近見た黒澤映画 ルー等級つつ大臣 2010/09/04 04:59


> 『どですかでん』は評価が分かれる作品なんでしょう。
> 黒澤作品の多くは骨太なストーリーががっちりと構成されているのが魅力でありますから、
> この作品が変格なのは確かですよね。

そうなんざます・・・。
黒澤作品というと骨太で尚且つストーリー構成がしっかりしている作品が多いだけにこの作品に関しては違和感を持ってしまったざます・・・。
(せめて六ちゃんがもう少しストーリーの中に活きていればまた違ったと思うのですが・・・)
でもミーも嫌いな作品ではないざます・・・。
初のカラー作品ということで結構幻想的な映像も多かったしどことなく「希望的」な映像もありましたから。
(特撮かな?というシーンもありましたし)

ただそれまでの黒澤作品から見たら違和感があったことも確かなんざます。
「デルス・ウザーラ」だと「姿三四郎」に繋がる人生の卓見者と弟子というテーマが見えていてそれほど抵抗がなかったのですがこの作品だとドラマの流れというのが聊か見えてこないのですから・・・。
(群像劇として考えればあの六ちゃんは不要に思えてくるしこの話ならば寧ろ乞食の親子を主役にしたほうが・・・)



> 人生ってこういうものかなぁ、と感じられるあたりでしょうか。
> プライドの高いホームレスのエピソードには胸をえぐられる思いがしました。

うーんなるほどざます。
人生というものをまざまざと見せ付けられる感じざます・・・。
人生、奇麗事では生きられない・・・というのはありますねえ・・・。
人間である以上、醜悪な面もあるし。
でも、それでも愛すべきというのが人間というメッセージは確かに伝わりました。




> 黒澤映画の不発作『どん底』にも感動しちゃうので、どうも底辺で生きる群像劇に弱いんですな。


底辺に生きる・・・といえば「天国と地獄」の容疑者もそうざますねえ・・・。
誘拐犯とはいえミーも感情移入してしまったざます・・・どうやらミーも底辺に生きる群像劇には弱いほうかもしれないざますねえ・・・。


2400 Reply 空ゆかば 殿様ギドラ Mail 2010/09/02 17:40

WOWOWの太平洋戦争特集で『雲の墓標より空ゆかば』(1957松竹)を観ました。

特攻隊を扱った作品で、まじめに作られているのでそれなりに納得できる映画ではありましたが、
製作当時の常識(軍国日本に関する知識など)を前提にしたシナリオなので、
今一歩普遍性が足りないと感じました。
(『雲ながるる果てに』(53)のほうが体当たり攻撃を正当化する理屈を語らせたりしていて、内容は深い。けれども、残念なことにこの映画を観て軍国日本を美しく感じてしまう人もいるみたい・・)

で、ストーリーとは別件。

この映画、なかなか堅実な特撮シーンがあるのに、特技スタッフが不明なのであります。
航空機のミニチュアや操演は今一歩の感があるものの、
爆撃を受ける基地のミニチュア破壊は堂々たるもの。

それなのに特撮班がノンクレジットとはどういうこっちゃ。

webサーチしてみたけれど情報はなく、相当細かい作品までフォローしている「大特撮」にも記述がありまへん。

松竹だから川上景司氏なのか??
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殿様ギドラ

Author:殿様ギドラ
映画好き、とくに円谷英二の特撮映画が大好きのオヤジです。
F1を中心に内外の自動車レースにも興味あり。

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