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映像作品掲示板過去ログ090421_090728

2100 Reply レッドクリフ 殿様ギドラ Mail 2009/04/21 16:22

パート1を見た時は、まだつづきがあるんだから勘弁してやるか、と思ったけれど、
完結編まで見たので勘弁しません。

困ったもんです。
映像耽美もいいけれど、ドラマ性もちゃんとしましょうよ。

私は三国志は知らないので、史実と違うとか「演義」と違うとか文句を付けるのではありません。

ぜんぜん戦争に見えません。
戦場のただ中で愁嘆場なんて馬鹿馬鹿しいです。
ほかにも首をひねる演出や劇展開が多くて白けました。

映像面も顔アップが多すぎて、人物の位置関係が重要なシーンでも必要な情報が伝わって来なくて困ったところもありました。

特撮は良くできてましたね、と。
あーあ。

2101 Reply Re:レッドクリフ ゾンデ5号 Mail 2009/04/21 22:04

私はテレビで放映していたパート1を観ましたが、どうも合いませんでした・・。
私自身、三国志(三国志演義)は好きなんですが、何か見てて「違う・・・・」と思うこともしばしば。
何だか「タイムスリップ感」に欠けている気がします。
「レッドクリフ」見るくらいなら横山光輝先生の「三国志」を見た方がまだマシかもしれませんね。(でも、「三国志」を読んでて感じるのはやはり諸行無常なのであります)

2108 Reply Re:レッドクリフ 殿様ギドラ Mail 2009/04/27 17:08

そうでしたか。
「三国志」を知った上でパート1を見に行っていれば、パート2なんかを見に行くことはなかったかもしれませんなぁ。

これを機会に三国志ものも気にしておこうかな。
(深夜アニメで始まった「蒼天航路」にもちょっと興味があったりして。

2081 Reply エイプリルネタじゃなくて・・・・ ゾンデ5号 Mail 2009/04/02 11:31

ちょっと前に三池崇史氏による「大魔神」のリメイクが発表され、その後中止になったようで一安心していましたが、今度は本当にリメイクされてしまうようです。
それも映画ではなくテレビドラマ「大魔神カノン」(オタアニメっぽい名前…)です。
プロデューサーの高寺重徳氏(「仮面ライダークウガ」や「仮面ライダー響鬼」などの平成東映ヒーロー作品に関わった方です)によれば
「(オリジナルの『大魔神』は)人が生きていく中で、祈りや願いといった“思い”を強く持ち、その思いを他者に伝えることの大切さを教えてくれる作品だと思います」
という事…。
何だか「大魔神」ってそんな小さな作品じゃなかったような気がするのですが・・。
それよりも必要な要素は「大自然に対する畏怖の念」じゃないかと思います。
それと、「大魔神」を現代劇にするのは大きな間違いです。
オリジナルは、舞台を戦国時代にすることによって、「どこかに伝わっているかもしれない伝説・民話」の様な雰囲気にしたことで魔神様の存在を不自然にしなかった訳で、現代劇にすると、魔神様の存在が嘘っぽくなっちゃうんじゃ・・・。
また、大魔神の独特の雰囲気は、伊福部先生の音楽と、橋本力氏の目を充血させた演技、そして大映京都撮影所なしでは醸し出せなかった訳で、高寺Pは、どうもオリジナルの良さについては浅くしか理解していないのでは?
伊福部先生の音楽を聴けば、大魔神が「"思い”を強く持ち・・・」という発想から作られてないのは分かると思うのですが・・。
怒りで支離滅裂な文章になってしまいましたが、詳しくは下をご覧ください。
ttp://anime.webnt.jp/blog/tokusatsu/2009/04/vfx.html

これだけ怒るのも「大魔神」が大好きだからであります。
ところが結構楽観的に見てる人が多いようで・・・・。
「名作は名作のままにしてそっとしておいて欲しい」というのが今の私の感情です。(「ヤッターマン」が実写化・リメイクされる時も同様でしたが・・・)

2083 Reply Re:エイプリルネタじゃなくて・・・・ 殿様ギドラ Mail 2009/04/06 18:17

情報提供に感謝します。

ああ、4月1日ネタであることを祈ります。
(でも、そうじゃないと明言してますね)

大魔神はリメイクすべきじゃない、というのはまったく私も同感です。
そして今回のリメイク企画が大魔神の理念を勘違いしているんじゃないかというご指摘にも賛成です。
あの三部作のどこを見て、人間の祈りや願いが中心だと感じたんでしょうね。
大魔神は呼べば来る来る大巨神じゃないです。

追いつめられた人間の祈りに応えるように出現する大魔神だし、
たしかに人助けもしますが、主にやっていることは『大龍巻』の龍巻に近い。
とくに第一作目での魔神様には善人・悪人の見境はないのですよ。

人知を越えた絶対者をスクリーン上に具現化させたのが大魔神シリーズ。
それを人間の「気持ちの問題」にすり替えようとは、実にまったく、ここ最近の「お優しい」ヲタ作品的臭いプンプン。
大魔神に関わる主役キャラクターに少女を配置?
それで大人向け??

昨今の大人は安くなったもんですね。

日本特撮の名作を汚さないためにも、お願いですから製作をやめて下さい。

2084 Reply Re:エイプリルネタじゃなくて・・・・ ゾンデ5号 2009/04/06 19:01

そうなんです。
エイプリルネタじゃないんです。
今土曜日、BSイレブンで大魔神三部作の放送をしてますが、これの前フリだとは思ってもいませんでした。

> あの三部作のどこを見て、人間の祈りや願いが中心だと感じたんでしょうね。
> 大魔神は呼べば来る来る大巨神じゃないです。

そうです。
映画を注意深く見ると、大魔神アラカツマは、女性(子ども)の祈りだけでは出現していません。
魔神様が暴れだす前に、悪役が必ず魔神を屈辱する様な事(魔神像に杭を打ち込んだり、爆破したり、魔神の使いの鷹を殺したり・・)をしているのです。
これは「驕れる人間に対する大自然の怒り」ともとれます。(聖域を侵した人間がしっぺ返しに遭うという点では「バラン」に似ています)
人間の傲慢を批判している、という点では結構円谷怪獣映画に近い発想を感じます。
こんな風に「大魔神」を考えている私としては、高寺Pの発想は全く理解できません。
「大魔神」の持つ「大きさ」を度外視してませんか?

> とくに第一作目での魔神様には善人・悪人の見境はないのですよ。

この点も結構重要ですよね。
怒り出した大自然は善人・悪人の区別はしない訳で、まさしく「荒神様」なんです。
「怒る」と「逆襲」にはこの描写が少ないのが残念です。(でも「逆襲」だと、冒頭に気まぐれで暴れる魔神の描写があります)

> それを人間の「気持ちの問題」にすり替えようとは、実にまったく、ここ最近の「お優しい」ヲタ作品的臭いプンプン。
> 大魔神に関わる主役キャラクターに少女を配置?
> それで大人向け??

ゴジラにしろ、ウルトラマンにしろ、オリジナルの持つ「大きさ」を見ようとしないのでしょうか。
それに何でも「気持ち」があれば何でも出来ると言いたいのでしょうか。(「メビウス」と同じ匂いが・・・)
また、どうも「魔神に関わる少女キャラを配置」という情報を見ると、「生物彗星Woo」の悪夢がよぎります。

それと「大魔神」の魅力は何と言っても「特撮を使った時代劇」であることではないでしょうか。
「大魔神」シリーズの持つ、独特の渋さ、泥臭さを忘れてはいけません。

2085 Reply Re:エイプリルネタじゃなくて・・・・ 兄貴赤 2009/04/08 16:35


> 今土曜日、BSイレブンで大魔神三部作の放送をしてますが、これの前フリだとは思ってもいませんでした。
>
げげ!なんですと!
早速確認・・・本当ですね、BS11でHD放送ですね。
やった~、これで大魔神三部作もHDで手に入ります。
BS11も、あなどれませんね。
情報ありがとうございます!!(^^)

2087 Reply Re:エイプリルネタじゃなくて・・・・ 殿様ギドラ Mail 2009/04/09 16:36

あ、HD放送だったのか。
BS11で放送している「ウルトラセブン」をチラ見したら、ひじょーに画質の悪い原版を使っていたので、魔神さまの放送はスルーしてました。せいぜいLD用原版でも使うんじゃないかと
(でーぶいでーボックス持ってるし)

でもHDとなると話は変わります。
(いやしかし、途中にCMが入ったり、宣伝の文字スーパーが入ったりするんだろうなぁ。いずれWOWOWでも放送しそうだけどなぁ。いやいや、とにかくハイビジョン大魔神は録画せよ)
さらに、その時間枠は大映の名作をHDで放送するのがコンセプトらしいじゃないですか。
今後のラインナップが気になります。
特撮系・時代劇系にいろいろ要チェックものがあるぞよー。
『釈迦』や『秦・始皇帝』なんかがHD放送されたらそりゃ、見ちゃうもんね。

で、そう。
大魔神の魅力は時代劇であることも外せません。
時代劇で何が出来るかという発想から生まれた作品とも言えます。
大映には特撮時代劇が多いんですよね。
『大江山酒天童子』『日蓮と蒙古大襲来』などなど。
大魔神は時代劇じゃないとダメ!

2089 Reply Re:エイプリルネタじゃなくて・・・・ ゾンデ5号 Mail 2009/04/09 20:56

> でもHDとなると話は変わります。
> (いやしかし、途中にCMが入ったり、宣伝の文字スーパーが入ったりするんだろうなぁ。いずれWOWOWでも放送しそうだけどなぁ。いやいや、とにかくハイビジョン大魔神は録画せよ)

そうです。
ハイビジョンになるとDVDよりももっと良くなってますから。(ゴジラのハイビジョンは日本映画専門チャンネルに加入していなかったので見れませんでした・・・)
ただ画質に関しては以前日本映画専門チャンネルで放送したものの方が良いらしいです。

> さらに、その時間枠は大映の名作をHDで放送するのがコンセプトらしいじゃないですか。
> 今後のラインナップが気になります。
> 特撮系・時代劇系にいろいろ要チェックものがあるぞよー。
> 『釈迦』や『秦・始皇帝』なんかがHD放送されたらそりゃ、見ちゃうもんね。

大映の名作が放送されるなら、映画の勉強になるのでそれは嬉しいです。
また伊福部先生は大映の映画にも音楽を結構提供しているので、「座頭市物語」とかが見れたらそりゃ嬉しいです。
そういえば「釈迦」「秦・始皇帝」の音楽は両方とも伊福部先生じゃないかぁぁぁぁ。

話は変わりますが、先日、「伊福部昭 映画音楽選集」というCDを購入しました。
上海交響楽団が「銀嶺の果て」「原爆の子」「ビルマの竪琴」「親鸞」「秦・始皇帝」「大魔神逆襲」などの有名な伊福部作品などや、なかなか知られていない伊福部映画音楽を再演奏したものです。
聴いてみると、伊福部音楽の「荒さ」がちゃんと再現されていて驚きました。
「怪獣大戦争マーチ」もあったのですが、「オスティナート」よりはかなりオリジナルに近く、重量感もあります。
また、CDの中に、伊福部先生が音楽を担当された香港映画「妲己」の劇中音楽が収録されていたのですが、その中に「キンゴジ」の「ゴジラのテーマ」(「ドシラドシラ」の方じゃないですよ)と同じスコア、メロディーで演奏された曲がありました。
しかもその映画の中には「地球防衛軍マーチ」も登場しています。(ニコニコ動画にその場面がアップされていました)
更には一般にはあまり知られていない映画の音楽も演奏されています。
ここの皆様にもオススメします。

2091 Reply Re:エイプリルネタじゃなくて・・・・ 殿様ギドラ Mail 2009/04/17 18:12

BS11での大魔神一挙放送、順調に録画してます。

> ただ画質に関しては以前日本映画専門チャンネルで放送したものの方が良いらしいです。

うちは日本映画専門チャンネルのHD版は見られないので比較は出来ないけれど、
おそらく放送に使ったHD原版は同一の物でしょうから、
より転送レートの高いBSデジタルのほうが理論的には高画質になるんじゃないかと思うので、うーん、どうなんでしょう。

大魔神HDでおどろいたのは、音質の向上も感じられたこと。
従来の大魔神は、フィルムのサウンドトラックをそのまま使っている感じで、DVD版でも音圧が上がるとすぐ歪んでいました。
ところが「怒る」の最初の方をチェック再生したところ、いままで歪んだ音でしか聴いたことのない鐘の音が、かなりきれいな音色に変わっていました。
音声の補正もちゃんとやっているみたいです。

> 大映の名作が放送されるなら、映画の勉強になるのでそれは嬉しいです。
> また伊福部先生は大映の映画にも音楽を結構提供しているので、「座頭市物語」とかが見れたらそりゃ嬉しいです。

座頭市も放送するでしょうね。
大映時代劇の目玉ですもんね。
(いま、WOWOWで眠狂四郎HD一挙放送なんかやりやがってさぁ。つい最近時代劇専門チャンネルで全部揃えたばっかりなのに。録画スケジュールがきつきつなので、WOWOWはスルーしてます)
大映でも伊福部音楽にこだわった監督が何人かいますから、掘り出し物の放送があるやもしれません。

> 話は変わりますが、先日、「伊福部昭 映画音楽選集」というCDを購入しました。

お、良い物を手に入れましたね。
と、CD庫を漁ってみる・・。
1999年発売だったか。
もう10年前なんですね。
しばらく聴いていなかったので、この機会にBGMにしながらこの文章を書いています。

ゾンデ5号さんのご指摘通り、かなりオリジナルに忠実な演奏です。ちょっと華やかさが加わった感はありますけど。
このCDを購入してから後も伊福部音楽使用映画を漁り続けているけれど、まだ見たことのない作品の音楽が収録されているんだもんなぁ。
(フィルムが失われてしまった作品もあるようだし)

「姐己」(いまだになんて読むのかわからない)のニコニコ動画は発見してました。
香港映画には伊福部音楽を使った物が多いですが、「姐己」のとき録音したものを使い回しているんでしょうか・・。(それだけじゃなさそうだけど)


2094 Reply Re:エイプリルネタじゃなくて・・・・ ゾンデ5号 Mail 2009/04/17 19:18

> 大魔神HDでおどろいたのは、音質の向上も感じられたこと。
> 従来の大魔神は、フィルムのサウンドトラックをそのまま使っている感じで、DVD版でも音圧が上がるとすぐ歪んでいました。
> ところが「怒る」の最初の方をチェック再生したところ、いままで歪んだ音でしか聴いたことのない鐘の音が、かなりきれいな音色に変わっていました。
> 音声の補正もちゃんとやっているみたいです。

むむー、そうでしたか。
「怒る」と「逆襲」は見逃してしまいました。
「逆襲」はDVDで再見しましたが、「怒る」はGyaoで見たきりなので、今度の再放送で観なくては…。
しかし音声の補正もやっていたとは…・、どうせだったら全国でリバイバル上映すれば良いのに…。

> 座頭市も放送するでしょうね。
> 大映時代劇の目玉ですもんね。
> (いま、WOWOWで眠狂四郎HD一挙放送なんかやりやがってさぁ。つい最近時代劇専門チャンネルで全部揃えたばっかりなのに。録画スケジュールがきつきつなので、WOWOWはスルーしてます)
> 大映でも伊福部音楽にこだわった監督が何人かいますから、掘り出し物の放送があるやもしれません。

座頭市は、半分伊福部音楽目当てで観るかもしれません。(「大坂城物語」も半分伊福部音楽目当てでしたが)
といっても、伊福部座頭市音楽は、「伊福部昭 芸術9」「伊福部昭 映画音楽選集」と再演奏という形のものしか聴いていませんが・・。

> 「姐己」(いまだになんて読むのかわからない)のニコニコ動画は発見してました。
> 香港映画には伊福部音楽を使った物が多いですが、「姐己」のとき録音したものを使い回しているんでしょうか・・。(それだけじゃなさそうだけど)

「姐己」は「だっき」と読みます。(中国語発音では「ダージー」の様です)
まさか地球防衛軍マーチのみならず、「ゴジラのテーマ」のメロディーも使われていたとは驚きでした。

>ゾンデ5号さんのご指摘通り、かなりオリジナルに忠実な演奏です。ちょっと華やかさが加わった感はありますけど。

しかし「怪獣大戦争マーチ」が、途中で終わってしまうのが残念でした。
ですが「オスティナート」とは比べ物にならないぐらい再現度は高いですね。(「オスティナート」も、「モスラの旅立ち」「怪獣総進撃マーチ」「フランケンシュタインのテーマ」の様に原曲に非常に近いのもありますが)

>このCDを購入してから後も伊福部音楽使用映画を漁り続けているけれど、まだ見たことのない作品の音楽が収録されているんだもんなぁ。
(フィルムが失われてしまった作品もあるようだし)

CDのコンセプトが「あまり知られていない伊福部映画音楽の発掘」という面もあるので、仕方はないと思います。
で、CDを買った後、「原爆の子」(ニコニコ動画から落としたやつですが・・・)を再見しました。
そして改めて「映画音楽選集」の再現度に感動しました。(女声コーラスも再現してほしかったですが)
また、「コタンの口笛」のメインタイトルのオーケストラも再演奏していたそうですが、アイヌ語の歌詞と口笛を入れられなかったので、収録はしなかったそうです。
そういう意味では、早く第2回伊福部昭音楽祭の音楽が聴きたいです。




2097 Reply Re:エイプリルネタじゃなくて・・・・ 殿様ギドラ Mail 2009/04/21 15:38


> 座頭市は、半分伊福部音楽目当てで観るかもしれません。(「大坂城物語」も半分伊福部音楽目当てでしたが)

座頭市は伊福部音楽を使っているものがあるというだけでなく、ヒーロー時代劇の大傑作シリーズですので、別の作曲家が担当した作品でもめぼしいものはご覧になったほうがいいと思いますよ。
音楽面ではシリーズ末期の冨田勲ものもなかなか良いです。
それから、座頭市の人物造型、およびストーリーの基本線を作り上げたのは円谷英二監督の盟友犬塚稔監督であることも重要なポイントです。

> 「姐己」は「だっき」と読みます。(中国語発音では「ダージー」の様です)

おお、そうでしたか。(言われると、どこかでふりがなを見たような気も・・)ご教示ありがとうございます。

> CDのコンセプトが「あまり知られていない伊福部映画音楽の発掘」という面もあるので、仕方はないと思います。

聴き直してみると、『ビルマの竪琴第一部』のタイトル曲が現在見ることが出来る「総集編」のタイトル曲とはまるで違うものであったり・・。
あの名作の完全版がどうして失われてしまったのか。

> また、「コタンの口笛」のメインタイトルのオーケストラも再演奏していたそうですが、アイヌ語の歌詞と口笛を入れられなかったので、収録はしなかったそうです。
> そういう意味では、早く第2回伊福部昭音楽祭の音楽が聴きたいです。

うう。そうですね。
私も第二回の音楽祭はぜひCD化してほしいと思います。
映像付きでDVD化が出来ればもっといいのに。
DVDの音声フォーマットでLPCMを使えばCDより高音質にすることが出来るはずなのに。

2102 Reply Re:エイプリルネタじゃなくて・・・・ ゾンデ5号 Mail 2009/04/21 22:24

> 座頭市は伊福部音楽を使っているものがあるというだけでなく、ヒーロー時代劇の大傑作シリーズですので、別の作曲家が担当した作品でもめぼしいものはご覧になったほうがいいと思いますよ。
> 音楽面ではシリーズ末期の冨田勲ものもなかなか良いです。
> それから、座頭市の人物造型、およびストーリーの基本線を作り上げたのは円谷英二監督の盟友犬塚稔監督であることも重要なポイントです。

そうですか。
伊福部先生以外にも素晴らしい映画音楽家は居るのですし、(伊福部先生以外にも佐藤勝先生や宮内國郎先生の音楽も好きです)色々な映画音楽を耳に出来るのもシリーズ物の強みでしょうか。
冨田音楽は、「MJ」と「ノストラダムスの大予言」しか聴いてませんが、こちらもたまりません。
犬塚稔監督は、円谷監督と年齢が近く、大往生されたことを考えると、もしかしたら円谷監督がもっと健康に気を使ってくれていれば・・、とも思ってしまいます。
> > 「姐己」は「だっき」と読みます。(中国語発音では「ダージー」の様です)

> 聴き直してみると、『ビルマの竪琴第一部』のタイトル曲が現在見ることが出来る「総集編」のタイトル曲とはまるで違うものであったり・・。
> あの名作の完全版がどうして失われてしまったのか。

「ビルマの竪琴」、私はまだ未鑑賞なんですけど、「第一部」「第二部」と作って、最終的に市川監督によって「総集編」のみが残る羽目になってしまったらしいですね。
ちなみに総集編のタイトルは、「ゴジラ」の「帝都の惨状」とほぼ同じメロディーですよね?(スコアもほぼ同じでしょうか)

> うう。そうですね。
> 私も第二回の音楽祭はぜひCD化してほしいと思います。
> 映像付きでDVD化が出来ればもっといいのに。
> DVDの音声フォーマットでLPCMを使えばCDより高音質にすることが出来るはずなのに。

私は伊福部昭卒寿記念のコンサートがNHKハイビジョンで放映された時に録画したDVDを持っておりますが、やはり映像が加わると音楽の持つパワーも同時に伝わってきます。
しかし音楽祭、撮影まではしているのでしょうか・・・。
どこかに問い合わせる方法はないのですかね。

2086 Reply リメイクといえば・・・ 兄貴赤 2009/04/08 17:47

日本映画専門チャンネルe2HDにて「椿三十朗「隠し砦の三悪人」をみました。
椿三十朗は、基本的にオリジナルそのままのリメイクで、セリフやカット割もオリジナルに忠実だなと思って見ていたのですが・・・
最後の最後にやっちゃってます・・・
あの有名なラストシーンを改ざんするなんて、神経を疑いました。
黒澤監督があのラストに込めた思いなんて理解してないのでしょうね、折角それまで忠実に再現してたのに、最後に全てぶち壊しでした。

「金隠し砦の三馬鹿トリオ」の方は、初めから別物ですから・・・
それにしても酷い、まあ途中のすったもんだは、オリジナルとは全く違う話ですが、せめてこれもラストシーンがオリジナルと同じだったら、少しはましだったのに・・・
少しばかりのお礼金をもらって、とぼとぼ城を後にする2人に込められた黒澤監督の意図が分からんかな~

どちらの映画もオリジナルが持っているメッセージの重要な部分が、ばっさり無くなっています。
だいたい、殆どの映画においてラストシーンほど、その作品が主張したいことが込められているのに、そこを変えてしまうなんて理解できません。

ああ、オマケにダースベーダーも出てますし(笑)

2088 Reply Re:リメイクといえば・・・ 殿様ギドラ Mail 2009/04/09 16:44

ええっ?
森田版椿三十郎も改悪部分があったんですかい。

話が違うというか、改変しないって明言してたじゃないのさ。

困ったもんです。

樋口砦の三バカ大将のほうは見ました。
ダメだしするのも疲れるほどでありました。
「隠し砦」を基にしている云々を外してもつまらない映画。
人間性への理解に乏しいテキトーなシナリオにイライラします。
カントクさんは時代劇として売りたかったなどとおっしゃってますが、じゃあ、時代劇を作ってよ。
刀持って髷結ってりゃ時代劇ってもんじゃないよ。
過去の日本人を描く努力をしてください。
現代人のメンタリティをそのまま持ち込んでも時代劇にはなりません。

2093 Reply Re:リメイクといえば・・・ 殿様ギドラ Mail 2009/04/17 18:30


森田芳光の織田三十郎も見ますた。

いやー、ひどい出来ですな。

改悪は最後の対決だけにとどまらないっす。
中盤で三十郎が若侍を逃がすために大暴れするシーンも演出が変わっているために映画全体における意味合いがぜんぜん変わってます。
(で、もちろん黒澤版のほうが断然優れている)

また、なにもかも間延びしていて、同じシナリオを使いながら尺が30分も伸びた原因になってます。
(テンポがだるくて飽きてくる)

森田芳光は、初期の三作を見たところで見限ったのでその後の作品はぜんぜん見ていませんでしたが、最新作でこのていたらくですから、完全におさらばダス。

日本映画界はこんな奴に資金を出すべきではない。
(それとも資質にあった作品なら佳作もあるの?? あ、わたしゃ『家族ゲーム』もぜんぜん評価してません)

2096 Reply Re:リメイクといえば・・・ KJ 2009/04/17 22:42

森田芳光とか、大林某とかが何故か名匠として語られる機会が多い事が
不思議でなりません。正直どうかしているとしか思えないですね。

いやがらせの様な前衛「もどき」の、支離滅裂な演出してるだけの監督、
という印象です。
見苦しいマスターベーションにしか見えないんだなぁ。。

でも、織田三十郎は森田監督だったんですね。オリジナルにウソみたい
忠実にやっているから(ラストの意味不明な改変を除けば)、そこそこ
見れました。
元々完成度が異常に高く、これ以上いじりようがない映画なんですが、
そのせいなのか、本当に「ほぼそのまんま」やってましたね。

但し、肝心の主役が・・・やはり・・キビシしいっ!ww

なんせ三船版三十郎のしゃべり方・イントネーションまで「まんま」な
ものですから、織田が「下手な三船の物真似をやっている」様にしか
見えません。
何と言っても一番のキーである「無頼・ざっくばらんだけど重厚」
「物凄く強そうな一匹狼の侍」といった雰囲気が「まるで」無~し。

これは織田裕二のせいではないのでしょう。まあ、ミスキャストです。
彼なりに頑張ってはいましたけどね。
正直「単なる侍コスプレをしているイケメン俳優」にしか見えません
でした。

一番大事なラストシーンの殺陣も、ここだけは監督が自分なりの工夫を
したかったのでしょうが、そりゃアンタ、オリジナルのあのラストを
観ちゃってる者からしたら・・・・

ただ、結果的にオリジナルが「異様に完成度の高い」名作である、という事
は改めて確認出来ました。

黒澤映画を知らずに、初めて映画館でこのリメイク版を見た若い人は、
「いや~、面白い。良く出来てる!」って言うのかも。

ただねぇ、最後の「あばよっ」の後には、やっぱり佐藤勝の、あの
「ブンパッパ、ブンパッパ、ブンパッパ、ジャジャンジャジャ~ン♪」
じゃないと、やっぱしっくりこないw

大島ミチルの音楽って、個人的には何だかうわっすべりな感じが
するんですよねぇ・・・
盛り上げるシーンには、「盛り上げる音楽をつけてますぅっ!」
重厚な時代劇風な音楽が要求されるシーンには、「重厚な時代劇っぽい
音楽を付けましたぁあっ!」って感じなんだなぁ。

説明だけになっちゃいけないんですねぇ、劇判音楽って。
説明・描写を超えて、出来れば「自立した表現」にまで至らないと。


長々と失礼しました。


2099 Reply Re:リメイクといえば・・・ 殿様ギドラ Mail 2009/04/21 16:09

> 大林某

く~、同感です。
あの方、おとなしくCMを撮ってれば天才だったかもしれないのに。
まあ、すきじゃないのであんまり映画作品は見てませんが・・。
(「転校生」に熱狂した当時の若者が祭り上げちゃったのかな)

> でも、織田三十郎は森田監督だったんですね。

それと製作総指揮が春樹ちゃんでした。
それも悪い方へ働いたような気がします。

> なんせ三船版三十郎のしゃべり方・イントネーションまで「まんま」な
> ものですから、織田が「下手な三船の物真似をやっている」様にしか
> 見えません。

そうなんです。
これは不思議なことで、本人のインタビュー記事では三船は意識しないと語っていたと思うんですが・・。
結局モノマネを強要されたんでしょうか。


> 黒澤映画を知らずに、初めて映画館でこのリメイク版を見た若い人は、
> 「いや~、面白い。良く出来てる!」って言うのかも。

そこがわからないですねぇ。
シナリオだけに注目すれば間違いなく面白いけれど、役者、演技、演出がどれも低レベルなので、
オリジナル版にある、観客の鼻先を捕まえてぐいぐい引っ張っていく勢いや臨場感(リアリティ?)、
三十郎および若侍の倫理観と城代家老とその奥方・娘の倫理観の対比といった映画を「読む」ことで味わえる部分がごっそりなくなっていますから、
オリジナルを知らずに見たとしても「なんか物足りない映画だな」と思われるかもしれません。
そして、「なーんだ黒澤映画って大したことないじゃん」と思われちゃうかも。
>
> 大島ミチルの音楽って、個人的には何だかうわっすべりな感じが
> するんですよねぇ・・・
> 盛り上げるシーンには、「盛り上げる音楽をつけてますぅっ!」
> 重厚な時代劇風な音楽が要求されるシーンには、「重厚な時代劇っぽい
> 音楽を付けましたぁあっ!」って感じなんだなぁ。

これも同感です。
ゴジラのときもそうだったけれど、どこか無理をしているのかもしれません。
よくわからない世界に音楽を付けようとしていると申しましょうか。
だから映像そのまんまの型どおりな音楽になってしまう。
この三十郎とゴジラ物しか覚えていないので、もっと良い作品があるのでしょうけれど・・。

2103 Reply Re:リメイクといえば・・・ 兄貴赤 2009/04/23 15:54

オリジナルを知らず、リメイク椿を見た若い人達からは大絶賛のようです。
それもしかたがない事だとも思います。
いくら、間延びした演出だったり改悪されたラストだったとしても、オリジナルのもっている脚本の良さが光るわけで、昨今のグダグダのダメ脚本映画に比べたら面白いに決まっています。

2106 Reply Re:リメイクといえば・・・ KJ 2009/04/25 13:34

> オリジナルを知らず、リメイク椿を見た若い人達からは大絶賛のようです。
> それもしかたがない事だとも思います。
> いくら、間延びした演出だったり改悪されたラストだったとしても、オリジナルのもっている脚本の良さが光るわけで、昨今のグダグダのダメ脚本映画に比べたら面白いに決まっています。

そうなんですよねぇ。。。

私もそういう意味で書かせてもらいました。

まあ、半分皮肉と諦めなんですが(苦笑)

2110 Reply Re:リメイクといえば・・・ 殿様ギドラ Mail 2009/04/27 17:58


うへー、オリジナル黒澤版を知らない人からは大絶賛なのですかーー。

いや、それは良かったというべきなんでしょうね。
シナリオの大事さを思い知れ!と。

で、そんな若い方には声を大にして言いたい。
黒澤映画を見てね!

2104 Reply 決戦の大空へ ルー等級つつ大臣 2009/04/23 21:27

見よう見ようと思っていたのですが結果的にはかなり遅れて今になってやっと観ました。
最初のシークエンスでは予科練の陸上飛行訓練のシーンが延々と続いていたのでこの時期にある国威発揚映画のパターンかな?と思っていたのですが意外にもこの後で病弱な少年である克郎君が如何に自分の弱点であるコンプレックスを克服しようと奮闘している作品であったので観ていて意外に思えました。
(しかもそのきっかけが姉が懸命に働き出した時)
勿論、そうはいっても「攻撃精神」、「犠牲的精神」などの精神論が賛美のように流れていたので閉口はしましたが・・・・。
(当時の国威発揚映画なので時代が時代なのですが山本監督作品に比べると結構強調されているので「・・・。」なのですが)
で、克郎君の話に戻しますが病弱で気弱な彼を支えてくれたのは何かといえば姉や母親の存在もありますが何よりもそれらを凌ぐ存在であったのは彼を弟同然に接した予科練の青年たちの存在が挙げられます。
倶楽部を接して彼と接した彼らは日曜の度に彼に接し励ましてくれますし彼が予科練に入ると言って一番喜んだのは彼らだったからです。
(跳び箱すら出来なかった彼が出来るようになったのは姉の存在は勿論、彼らがいたからという事が丁寧な描写で判ります。)

渡辺監督はこれらのドラマを丁寧な演出で描写していきます。
主人公はあくまで克郎君なのですが彼とそれを支える様々な登場人物を満遍なく描き一人の少年の成長物語というレベルまで達し単なる国威発揚映画の領域を越えてしまってます。

閑話休題。
この作品も円谷監督が特撮を担当しており後半、中沢大尉の空中戦くらいなのですが敵機(グラマン?)の旋回シーンが結構良く出来ており時間が短いのが難点ですが円谷監督のセンスが垣間見れます。


2105 Reply Re:決戦の大空へ 海軍大臣 2009/04/24 18:49

現在、偶々【空と海の涯で】(門司親徳 光人社)という戦記ものの本を読んでいたら、本作品のロケ撮影のエピソードが載っていました。著者は当時、霞ヶ浦航空隊の主計科(経理科のことです)に勤務していた方で、原節子さんに関する逸話も少し書かれております。

で、同著によりますと【決戦の大空へ】完成後、東宝では熊谷久虎監督により航空母艦を舞台にした戦争映画の企画が立てられていたとしています。
もしかすると、これが翌年の山本嘉次郎監督の【雷撃隊出動】の原型になった企画なのではないかと思いました。
しかし、もし監督がヤマカジさんではなく、あの【阿部一族】の熊谷さんが努めていたら、実際の作品以上に無常観溢れるものに仕上がったのではないか、などと想像してしまいました。

この他、黒澤監督の【蝦蟇の油】によると、やはり当時、零戦を主役にした一大空中戦映画の企画があったようです。実現していれば、或いはもしかして黒澤・円谷のコンビネーションが観られたかも知れず残念です。
また、もう一つの戦時下での幻の企画として、東宝特技課のスタッフを引き抜いた松竹により、厚木航空隊にロケしての【雷電戦闘機隊】なる企画もあったのですが、戦局悪化で見送られたと聞きます。
当時の国策戦記作品もまだまだ研究はこれからといった観がありますね。

2107 Reply Re:決戦の大空へ ルー等級つつ大臣 2009/04/25 21:32

レスありがとうございます。
その後、そのような企画があったんですね・・・。
ただ「雷撃隊出動」では日本が無残にも特攻をかけるシーンがやたらと多く私は見ていて
よく当時の状況であのような展開でOKを出せたな・・・と思ったんですが・・・。
(幾ら戦況が悪化したとはいえ日本が敗北するって話は間違いなく「非国民」扱いですし・・・。)
この当時、あのような展開ではクレームがつくに決まってますから・・・。
それ以上に驚いたのは黒澤監督にも国威発揚映画の企画があったんですね・・・。
この時期では例外なしに戦争映画を撮る事を強制されていて(国威発揚映画を撮らない)数少ない監督として
黒澤監督が存在してたと思ってましたがその黒澤監督にも・・・・。
(「姿三四郎」がデビュー作品ですからその前後ですね。)
さてさて円谷監督のコンビネーションとしては後の「トラ・トラ・トラ」のクランクイン前後で実物大の空母と軍艦のセットを作ったのですがこれを製作するに当たって黒澤監督は円谷監督の処に赴きアドバイスを貰ったそうです。
(しかも特撮監督も黒澤監督自身が担当・・・する予定だったのですが若しかしたらあのまま製作を続行可能であれば黒澤・円谷監督のコンビが実現してたかもしれない・・・)

閑話休題。
話を戻して国威発揚映画の研究に関しては製作された年代が年代なだけに確かに
まだまだの感がありますよね。
内容の大半が戦争賛美なせいかなかなか進んでないってのもありますし・・・。
(あるいは完全版のフィルムが現存してないというのもある)
ただこの戦局時をきっかけに特撮技術が発達したという事実もあるので
この辺から冷静に(円谷作品を)研究する必要があるなと思いました。



2111 Reply Re:決戦の大空へ 殿様ギドラ Mail 2009/04/27 18:26

おお、『決戦の大空へ』をご覧になりましたか。

私が初めて見たのはもう20何年も前になりますが、そのときはまだまだ青かったと申しましょうか、
『ハワイ・マレー沖海戦』ばりのスペクタクルシーンがなかったので、なーんだこんなもんか、と思ったのを覚えています。

その後ずーっと見ていなかったのか、一回ぐらい見直したのか、とにかく、近年になってCS放送で見直したところ、
たしかに山本嘉次郎作品に比べると実にストレートな国威発揚映画ではあるものの、
最後のほうに出てくる特撮シーンの誠実さ(安定感?)にさすがは円谷英二、と思いました。

軍国主義時代の国策映画は長い間封印されていたに等しい状況なので、これからの研究に期待したいですね。
最近は地上波は無理としてもCS放送ならどんどん放送されるようにもなってきていますし、
『加藤隼戦闘隊』の完全版がDVD化されたのも記憶に新しいところ。
それまでは戦後の再映版しか見ることが出来ませんでしたから。

でも、失われたフィルムがあるのが痛い・・。
(『海軍爆撃隊』『燃ゆる大空』の完全版しかり、『熱風』冒頭の特撮シーンなどなど。山本嘉次郎監督の『アメリカようそろ』も製作中に終戦をむかえて撮影フィルムは廃棄されたというし)

『トラ・トラ・トラ!』のごく初期には特撮は円谷英二で考えられていたようですよ。
以前も書いたような気がしますが、英二展で見た日記に「トラトラトラの打ち合わせ。本編は黒澤君とのこと」という記述がありました。
ほんとに運命がほんのちょっと変わっていれば黒澤・円谷コンビ作が見られたのでは。
(あの実物大セットに円谷監督のアドバイスがあったとは知りませんでした。DVDトラBOXの資料集にちゃんと目を通してないや。なんか書いてあるかも)

それと、黒澤明監督も『一番美しく』で国民精神を謳い上げちゃう映画を撮ってますから、圧力には抗しきれなかったと申しましょうか・・。
国策映画の中に芸術家としての表現を織り込む手腕は当時の黒澤監督よりも師匠のヤマカジさんのほうが一枚上手と思います。


2114 Reply Re:決戦の大空へ ルー等級つつ大臣 2009/04/28 22:14

ギドラ氏もレスありがとうございます。
確かに私も「ハワイ・マレー沖海戦」のようなスペクタクル特撮映画でなしにただの国威発揚映画だと思いそれまで後回しにしておりましたが実際見てみますとかなりの完成度であったので驚いた次第です。
(ただこの作品が円谷特撮作品であった事は恥ずかしながら知らなかった次第・・・。)
後半に出てくる円谷特撮が実写と交えても何の違和感もなく観れるのはひとえに構図の巧みさもあるのでしょうか・・・。

さてさて「トラ・トラ・トラ」ですが当初そのような予定があったのですか。
実物大のセットのアドバイスで円谷監督のシフトは後だと思っていたのですが・・・・。

で、因みに例のアドバイスの件は「黒澤明VSハリウッド」という本の中に書かれておりますので良かったら拝見してください。
(この本、当時の黒澤監督の精神状態のカルテまで掲載されてて圧巻ざました・・・。)

2122 Reply Re:決戦の大空へ 殿様ギドラ Mail 2009/05/08 16:28


> さてさて「トラ・トラ・トラ」ですが当初そのような予定があったのですか。
> 実物大のセットのアドバイスで円谷監督のシフトは後だと思っていたのですが・・・・。

うーん、問題の日記の日付までは覚えていないので断言は出来ませんのです。
でも、その日に初めて本編監督が黒澤明であることを知ったという書き方だったので、
正式な製作発表よりは前のことと思われますし、円谷監督にはそれ以前から『トラ・トラ・トラ!』についてなんらかのオファーがあったと思われるのです。

>
> で、因みに例のアドバイスの件は「黒澤明VSハリウッド」という本の中に書かれておりますので良かったら拝見してください。
> (この本、当時の黒澤監督の精神状態のカルテまで掲載されてて圧巻ざました・・・。)

なんと、あの本に書かれていましたか。
興味津々の本ではありましたが、未読ざんした。
意外なところに円谷英二と言えば、うしおそうじ著「手塚治虫とボク」の中にも「円谷英二に誉められた」というくだりがあり、うしおさんが戦後まもなく東宝で作ったアニメ映画「ムクの木の話」について円谷監督に誉められた話が出てきます。
円谷監督にもわからなかった撮影技法があったというお話。
(って、その部分だけ立ち読みしたのよね)

2109 Reply 2102番のつづき 殿様ギドラ Mail 2009/04/27 17:55

長くなったので別スレで・・。

「伊福部昭の映画音楽」(ワイズ出版)の『ビルマの竪琴』に関する記述をざっと読み直したところ、(すっかり忘れていたのが情けない)
第一部、第二部と分かれているバージョンは暫定版であり、
総集篇こそが監督の意志に沿った物であるとのこと。

それにしても、「総集篇」では中盤にストーリーの繋がりの悪いところがあるのでやはり不完全感がぬぐえません。
(だからこそ、80年代にリメイクしたのでしょうけれど←音楽は良くなかった)

市川監督と伊福部先生のコンビネーションはあまりうまくいかなかったらしいという話もあるので、
タイトル曲の差し替えも市川崑監督の意向によるものかもしれませんね。

>ちなみに総集編のタイトルは、「ゴジラ」の「帝都の惨状」とほぼ同じメロディーですよね?

その通りです。
そして、第一部とされる作品に付けられたタイトル曲がビルマという土地を音楽で表現しているように聞こえるあたり、
第一部のほうが伊福部映画音楽として正統だったのではないかと思えます。
(映画全体の表現は監督が全権を持つべきなので、「総集篇」がダメなわけではないです)
伊福部ファンとしては第一部第二部も見てみたいと思うのでした。

>しかし音楽祭、撮影まではしているのでしょうか・・・。

藤田崇文さんのwebサイトで第二回のアンコール部分が動画配信されているのでビデオ撮影はされていると思いますよ。
ttp://www.sowbun.com/

なんとかセルソフト化できないもんでしょうか・・。

2112 Reply Re:2102番のつづき ゾンデ5号 Mail 2009/04/28 21:23

> 長くなったので別スレで・・。
>
> 「伊福部昭の映画音楽」(ワイズ出版)の『ビルマの竪琴』に関する記述をざっと読み直したところ、(すっかり忘れていたのが情けない)
> 第一部、第二部と分かれているバージョンは暫定版であり、
> 総集篇こそが監督の意志に沿った物であるとのこと。

そうなんですかぁ・・・。
伊福部昭音楽ファンとしては「ビルマの竪琴」も観ておくべきなんでしょうけど、レンタルビデオショップにも置いてなく、なかなか観れません。
日本映画の秀作に触れるという意味でも良い機会なんですが・・。

> そして、第一部とされる作品に付けられたタイトル曲がビルマという土地を音楽で表現しているように聞こえるあたり、
> 第一部のほうが伊福部映画音楽として正統だったのではないかと思えます。

そうですね。
しかし、「ビルマの竪琴 第一部」の磁気テープは残存していないのでしょうか。
もしかしたら「総集篇」のテープしか残していないとか?

> 藤田崇文さんのwebサイトで第二回のアンコール部分が動画配信されているのでビデオ撮影はされていると思いますよ。
> ttp://www.sowbun.com/
>
> なんとかセルソフト化できないもんでしょうか・・。

噂に聞いていた、再演奏版「怪獣大戦争マーチ」(「宇宙大戦争マーチ」と表記されていますが、明らかに「怪獣大戦争マーチ」ですね)を聴けて良かったです。
しかし、「映画音楽選集」の方が再現度高いと思います。
でも、これは「オスティナート」よりは数倍再現度高いです。
手拍子が入っているのも、会場の空気の一体感(?)を感じられて、これはこれで良いのかも・・・(でも音楽鑑賞としては不向き…)


2113 Reply Re:2102番のつづき ルー等級つつ大臣 2009/04/28 22:00

> > 長くなったので別スレで・・。
> >
> > 「伊福部昭の映画音楽」(ワイズ出版)の『ビルマの竪琴』に関する記述をざっと読み直したところ、(すっかり忘れていたのが情けない)
> > 第一部、第二部と分かれているバージョンは暫定版であり、
> > 総集篇こそが監督の意志に沿った物であるとのこと。
>
> そうなんですかぁ・・・。
> 伊福部昭音楽ファンとしては「ビルマの竪琴」も観ておくべきなんでしょうけど、レンタルビデオショップにも置いてなく、なかなか観れません。
> 日本映画の秀作に触れるという意味でも良い機会なんですが・・。

こちらのほうに関してはツタヤにて置いてまして邦画コーナーのところにありました。
(少なくとも私のほうではですが・・・。)
ゾンデさんのほうにはないのかなあ・・・。


> しかし、「ビルマの竪琴 第一部」の磁気テープは残存していないのでしょうか。
> もしかしたら「総集篇」のテープしか残していないとか?

こちらに関していえば従来発売されたサントラでは「総集編」で使用されたテイクは数曲しか現存しておらず殆どが「第1部」「第2部」で使用したバージョンです。
(バップから発売された伊福部全集の日活編で井上誠さんが調査した結果では)
しかも現存しているテープには17曲しかなく残りが現存していないのです。
(しかも「第1部」、「総集編」問わずメインタイトルが事もあろうに残ってない!)
これは多分「総集編」を編集するにあたって紛失したものと思いますが・・・。

さてさて「映画音楽選集」は私も持っておりますがそれまで再演奏された伊福部映画音楽の中ではあれがベストだと思います。

(もっとも「ゴジラ」での使用音楽がちと「・・・。」なのですが・・・。)





2115 Reply Re:2102番のつづき ゾンデ5号 2009/04/29 07:35

> こちらのほうに関してはツタヤにて置いてまして邦画コーナーのところにありました。
> (少なくとも私のほうではですが・・・。)
> ゾンデさんのほうにはないのかなあ・・・。

そうですか。
今度仙台のツタヤで探してみます。(宮城県在住なんで)

> こちらに関していえば従来発売されたサントラでは「総集編」で使用されたテイクは数曲しか現存しておらず殆どが「第1部」「第2部」で使用したバージョンです。
> (バップから発売された伊福部全集の日活編で井上誠さんが調査した結果では)
> しかも現存しているテープには17曲しかなく残りが現存していないのです。
> (しかも「第1部」、「総集編」問わずメインタイトルが事もあろうに残ってない!)
> これは多分「総集編」を編集するにあたって紛失したものと思いますが・・・。

そんなに保存状態が悪かったのですか…。
東宝と比べると日活は音楽の管理が甘いのでしょうか。(といっても東宝もステレオ音楽がシネテープでしか残ってないという事もありますが)
しかし、伊福部映画音楽のサントラも、復活してほしいところです。
今年は東宝ミュージックから「地球防衛軍」「日本誕生」「宇宙大戦争」のサントラが出るそうです。
ゴジラサントラBOX、「大坂城物語」のリマスターの具合や構成が素晴らしかったので、期待しています。(高音質で全長版の「宇宙大戦争マーチ」を聴きたい!)

> さてさて「映画音楽選集」は私も持っておりますがそれまで再演奏された伊福部映画音楽の中ではあれがベストだと思います。
>
> (もっとも「ゴジラ」での使用音楽がちと「・・・。」なのですが・・・。)

「ゴジラ」の劇中音楽は、「水槽の恐怖(M13)」を再現したものですが、ちょっとあれは・・・。
どうせだったら「ゴジラの猛威(MA`)」を再現してほしかったですね。
でも伊福部映画音楽の再演奏ではあれがベストです。
光学録音でしか聴けない音楽を再演奏したというのも嬉しいです。
しかし、伊福部昭音楽祭といい、映画音楽選集といい、「怪獣大戦争マーチ」はフルで演奏されませんね。(フルで演奏したのは「オスティナート」でしたけど、あれはあれで格好良いですが、重量感がなさすぎです)
何ででしょうね?
あれだけ激しい演奏だと、演奏者の体力が持たないのでしょうか?

2119 Reply Re:2102番のつづき ルー等級つつ大臣 2009/05/06 21:23

ゾンデさん、遅れてすいません・・・。
「ビルマの竪琴」の音楽に関して日活の管理が悪かったという問題というよりは
例の「総集編」の件での問題が大きかったようですよ。
(その証拠として日活のその他の作品である「帝銀事件 死刑囚」や「日本列島」の音質は結構良くそれ以前の作品である「女中ッ子」もかなりクリアな音質だった。しかも「ビルマ~」のような紛失曲も無いらしいので)
この作品では伊福部先生と市川監督とのトラブル(主にダビングのし直しによる)もあったらしいのでまず間違いはないと思います。
それにしても伊福部先生の映画音楽での代表作がこの扱いとは・・・。
確かに管理が甘かったってのもありますが・・・。
(現存するテープは2巻ありますがこちらのキューシートには映画公開後の昭和32年の日付になってるのがそれを物語ってる・・。)

さてさて「映画音楽選集」ですが伊福部先生の作品の再演奏サントラでは確かにあれはベストですよね。
光学録音しかされずテープも現存していない作品にもスポットを当ててるところも
ポイントが高いし。
(尤も「怪獣大戦争マーチ」に関しては確かに短いですけれども・・・ただこれは
タイトル曲のローテンポ版とハイテンポ版の可能性が高いと思いますよ。)

そういえば「大阪城物語」のサントラ、未だ入手していなかった・・・。



2120 Reply Re:2102番のつづき ゾンデ5号 Mail 2009/05/07 18:18

> ゾンデさん、遅れてすいません・・・。
> 「ビルマの竪琴」の音楽に関して日活の管理が悪かったという問題というよりは
> 例の「総集編」の件での問題が大きかったようですよ。
> (その証拠として日活のその他の作品である「帝銀事件 死刑囚」や「日本列島」の音質は結構良くそれ以前の作品である「女中ッ子」もかなりクリアな音質だった。しかも「ビルマ~」のような紛失曲も無いらしいので)
> この作品では伊福部先生と市川監督とのトラブル(主にダビングのし直しによる)もあったらしいのでまず間違いはないと思います。
> それにしても伊福部先生の映画音楽での代表作がこの扱いとは・・・。
> 確かに管理が甘かったってのもありますが・・・。
> (現存するテープは2巻ありますがこちらのキューシートには映画公開後の昭和32年の日付になってるのがそれを物語ってる・・。)

そうなんですか。
伊福部先生もやはり、相性の合う・合わない監督はいらっしゃった(黒澤監督とも相性は合わなかった、と映画音楽選集の解説書に書いてありました)んですね。
でも、映画音楽の中の代表作のテーオウが、ほとんど残っていないというのは本当に残念です(伊福部音楽は、モノラルでも、限界までリマスターすればドルピーデジタルにも負けない迫力ですから)。
そういう意味では、「第一部」のタイトル音楽を、再演奏した「映画音楽選集」は、色んな意味で評価できますね。

> (尤も「怪獣大戦争マーチ」に関しては確かに短いですけれども・・・ただこれはタイトル曲のローテンポ版とハイテンポ版の可能性が高いと思いますよ。)

なるほど。
だから前奏が入っているわけですね。
「わんぱく王子の大蛇退治」(まだ未見です・・・)のタイトル音楽が、スローテンポヴァージョンと、アップテンポヴァージョンとで演奏されていたようなものでしょうか。

> そういえば「大阪城物語」のサントラ、未だ入手していなかった・・・。

「ゴジラサントラBOX」の方でも書きましたが、東宝ミュージックはリマスターが物凄いので、「これ本当にモノラル?」と思わせられる音質です。
特にオープニング(M1)の、最初の部分は、モノラルとは思えないほどの迫力です。

話は変わりますが、「銀嶺の果て」のタイトル音楽、「伊福部昭第1回音楽祭」で再演奏された方と、「映画音楽選集」の方で、聴き比べてみました。
全体的な雰囲気は、「映画音楽選集」の方が原曲に近いですが、テンポの方は、「第1回音楽祭」の方が、原曲に近いですね(個人的には「第1回音楽祭」の方が好きです)。
それと、「第1回音楽祭」でタイトルが、再演奏された「座頭市物語」を観ることが出来ました。
かなりの傑作でありました。
ヤクザの悲哀をしっかり描いていたり、また反権力のメッセージも見えて、また観たい!と思わせられる映画でした。
しかし、まだ伊福部音楽は控えめですね。
ここぞという時にしか音楽を入れないです。
そういう意味では、「大坂城物語」は、ちょっと異色ですよね。


2116 Reply 訃報 ゾンデ5号 Mail 2009/04/29 15:10

「電送人間」や「キスカ」でおなじみの、中丸忠雄氏がご逝去したそうです。
私としては、「キスカ」での国本大佐が特に印象深いです。
日本映画黄金期を生きた方がまた一人この世を去ってしまいました。
ご冥福をお祈りします。
ttp://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20090428-OYT1T00910.htm

2124 Reply Re:訃報 殿様ギドラ Mail 2009/05/08 16:44

すっかり遅レスになってしまいました。すみません。

中丸忠雄さんのことは新聞で読みました。
まだまだお若いと思っていたのに、お亡くなりになってしまったとは残念です。

国際秘密警察シリーズでのクールな人物像も良かったです。

合掌。

2134 Reply Re:訃報 ルー等級つつ大臣 2009/05/18 20:37

ミーも遅レスになってすいませんざます・・・。
今、「電送人間」のDVDとユーチューブで配信されてる「大鉄人17」を見ましたが
「電送人間」のコメンタリーではまだまだこれから・・・って時にと思ってただけに本当に残念です・・・。

また本多監督の最後の作品になってしまった「メカゴジラの逆襲」でのクールさも良かっただけに本当にまた特撮作品に出演なさって欲しい俳優の一人なだけに尚更です。

合掌・・・・。

2117 Reply 乳マスター 乳マスター Mail 2009/05/01 03:34

こんな簡単にハミ乳画像までたどり着けるところはないよttp://www.kawaii-ne.net/main_hami_milk.html

2118 Reply また山で会いましょう ゾンデ5号 Mail 2009/05/01 21:20

近所のツタヤが半額だったので、久しぶりに覘いてみたところ、何と「銀嶺の果て」のDVDがレンタルされておりました。
早速借りてみましたが、アップテンポなメインタイトル(強盗侵入~警官隊出動)から強盗3人組が温泉から逃げ出すまでのテンポの良さは絶品でした。
山小屋にたどり着く前に、小杉義男氏演じる高杉は雪崩(この場面、合成使ってますね)に巻き込まれ、野尻(志村喬)と江島(三船敏郎)は、春坊(若山セツ子)と、隠居の御爺(高堂国典)、本田(河野秋武)が住む山小屋にたどり着くわけですが、山小屋の3人の暖かさに徐々に人間味を取り戻していく野尻と早く逃げ出したいと思っている江島の性格の描き分けも絶品でした。
本多猪四郎監督をイメージしたという本田演じる河野秋武氏も良い味を出しておりました(優しいお兄さんって感じでしょうか)。
よく話題になるスキーシーン、音楽だけは聴いていましたが、最初見るとやはり違和感がある訳ですが、映画全体を後から俯瞰すると、あのイングリッシュホルンのソロで正解であったと思います。
徐々に人間味を取り戻していく野尻には、どこか悲しさを感じたりもしました。
「ここが名シーン!」というところはありませんが(といっても、伊福部映画音楽ファンから見ると「おっ!」なシーンは結構あります)、全体的にはテンポがのんびりしていて安心して見ていられます。
とにかくも、人間に絶望するような事件が多い中、胸が痛くなったりもしますが、心温まららせてくれる映画でした。
しかしもう1947年の時点で「帝都の惨状」のメロディーが完成していたのですね(元は「オホーツクの海」ですが)。
また、「銀嶺の果て」のメインタイトル、2回再演されていますが、迫力という点では伊福部昭音楽祭、再現度という点では「映画音楽選集」でしょうか。
それと、東宝特殊技術部が関わっているシーンは、前半、高杉が雪崩で飲み込まれるシーンだけだと思っていましたが、後半、野尻と江島が組み合って、崖から落ちるシーンにも合成を使っていたと思いますが、どうでしょうか?


2123 Reply Re:また山で会いましょう 殿様ギドラ Mail 2009/05/08 16:36

> よく話題になるスキーシーン、音楽だけは聴いていましたが、最初見るとやはり違和感がある訳ですが、映画全体を後から俯瞰すると、あのイングリッシュホルンのソロで正解であったと思います。

映画全体から逆算した音楽演出としては伊福部先生の考え方で正解ではないか、とは思えます。
それが、近年見直してみたら、谷口監督の意図は楽しげなシーンにすることであったために、映像のカッティングがわりとアップテンポで音楽のテンポとは合っていないことに気が付きました。
うーん、難しい。

> 野尻と江島が組み合って、崖から落ちるシーンにも合成を使っていたと思いますが、どうでしょうか?
>
その通りと思います。
かなり細かく特殊技術を使った映画でした。

2056 Reply すいません、今更「ミッドナイトイーグル」なんですが。。 KJ 2009/03/06 00:54

ちょっと前にTVでやっているのを見て、余りに突っ込み所が多すぎた
ので、もし原作をご存知でしたら、実際の所はどうなのか教えて頂きたく
書かせて頂きました。

思い出せる主なところだけですが;

1.元戦場カメラマンが最初の事件を目撃し、そして後輩がそのネタに
 絡んで真相究明&ネタとして取り上げたいという事で一緒に入山する
 のはいいんだけど、途中で他国の工作員に射撃受けてる(殺されかける)
 のに、何で目的地到達を強行するのか?
 また主人公(元戦場カメラマン・大沢たかお)も、何で結局ついて
 いくのか? 自殺願望者か?
 そこまでの記者魂を持つに至る経緯の描写が、あまりに弱い。よって
 ポリティカルフィクションとして作品に入れない。
 明らかな命の危険に合ってるのに、そこまでする記者っている?

2.最終的に、入山した工作員は、30人以上(そこまでに大分殺されて
 いるから実際は40人前後?)という事が判明するシーンがありますが、
 いくら日本が平和ボケ&自衛行動に制限有り過ぎの国家でも、他国の武装
 工作員が「何十人も」大事件の中心となっている 目的地に、誰にも
 気付かれず入山していくなんて事が可能なんでしょうか?

3.自衛隊の精鋭部隊が、何故か一方的に二個小隊簡単に全滅していくのは
 何故? そんなに朝鮮半島の工作員って優秀なの?w

4.現地のステルス機の中に残された三人を救う為&時限解除された核爆弾
 の再起動を止める為、改めて送り出された自衛隊機は何であんな簡単に
 帰っちゃうの?? また何で吉田栄作はあんなに強く
 「帰れ!帰ってくれ!!」って友軍を返そうとする訳? 
 いや、状況から見て帰しちゃいかんだろw
 これも全く意味不明でした。

5.そもそも米軍潜水艦のトマホークをナパーム代わりに「最後の手段」と
 して使用する意味が判らん。
 映画を観てる限りは、改めて自衛隊の援軍を送り込む余裕は充分にあった
 と思うんだけど。呑気に朝焼け前に語ってるし。っていうか、そこまで
 やるなら、ステルス内の吉田栄作は、対峙している工作員達の位置を
 正確に援軍に伝える事が出来た訳だから、それこそヘリコプターもう一回
 飛ばして上空から打ちまくれば良かったのでは??

6.それ以前に、一週刊誌の編集が、何で逃げ出した工作員の居場所を
 見つけることが出きるの?ついでに他の工作員仲間に捕らえられたこの
 工作員を救助する事までやってのけますよ!?
 んでもって、一歩間違えればこの国の破滅に繋がるような重大な状況で、
 「でかいネタ掴む為に」と言うだけで、公安にも連絡せず上記の様な
 行動に走る週刊誌記者が存在するとは思えない。

ついでに言えば、何で主人公の大沢たかしはあんな無意味にクールなの?
(自衛隊特殊部隊の吉田栄作との会話から、最後に息子と言葉を交わす
時まで、妙に自信たっぷり&クールなのは、観ていて不自然甚だしい)

今簡単に思い返すだけで、ザッとこんな感じです。

映画の出来以前にこういった部分が目立ってしまい、ポリティカル
フィクション系の映画としては一気に興ざめしちゃいました。
映像描写自体は、まあ普通に見れましたけど、正直登場人物の誰にも
感情移入出来なかったです。
(藤竜也と吉田栄作の演技自体は好きですが)

「実は、原作ではこうなんだよ」と教えて頂ければ幸いです。


2059 Reply Re:すいません、今更「ミッドナイトイーグル」なんですが。。 殿様ギドラ Mail 2009/03/06 16:48

う。
『ミッドナイトイーグル』はまるっきりスルーしてました。
原作も知らず・・。

どなたか原作・映画両方をチェックなさった方は、どうかご投稿を!

2121 Reply Re:すいません、今更「ミッドナイトイーグル」なんですが。。 殿様ギドラ Mail 2009/05/08 16:11


いやー、古いスレッドを持ち上げてしまいますが、あたくしもWOWOWさんの放送で見てしまいました。
んで、原作は読んでいないけれど、KJさんの憤りに便乗。
>
> 1.元戦場カメラマンが最初の事件を目撃し、そして後輩がそのネタに
>  絡んで真相究明&ネタとして取り上げたいという事で一緒に入山する
>  のはいいんだけど、途中で他国の工作員に射撃受けてる(殺されかける)
>  のに、何で目的地到達を強行するのか?
>  また主人公(元戦場カメラマン・大沢たかお)も、何で結局ついて
>  いくのか? 自殺願望者か?
>  そこまでの記者魂を持つに至る経緯の描写が、あまりに弱い。よって
>  ポリティカルフィクションとして作品に入れない。
>  明らかな命の危険に合ってるのに、そこまでする記者っている?

同感です。
付け加えると、某国工作員(といってもちょっとした軍隊規模)も最初に主人公たちを襲うシーンでテントに向かって銃撃しますが、彼らがテントから出たあとでロケット弾かなにかで砲撃するのです。
最初からロケット弾を撃てばいいでしょ。
それに、墜落した飛行機が目標なんだから、わざわざテントを銃撃して目立つ理由も不明。
>
> 2.最終的に、入山した工作員は、30人以上(そこまでに大分殺されて
>  いるから実際は40人前後?)という事が判明するシーンがありますが、
>  いくら日本が平和ボケ&自衛行動に制限有り過ぎの国家でも、他国の武装
>  工作員が「何十人も」大事件の中心となっている 目的地に、誰にも
>  気付かれず入山していくなんて事が可能なんでしょうか?

山にいた連中だけでなく、裏切った工作員を始末しようとする軍団も都市部にいましたから、日本には他国の軍隊が丸々入り込んでいたように見えましたね。
>
> 3.自衛隊の精鋭部隊が、何故か一方的に二個小隊簡単に全滅していくのは
>  何故? そんなに朝鮮半島の工作員って優秀なの?w

危機的状況を作るためのテキトーなシナリオに見えました。

>
> 4.現地のステルス機の中に残された三人を救う為&時限解除された核爆弾
>  の再起動を止める為、改めて送り出された自衛隊機は何であんな簡単に
>  帰っちゃうの?? また何で吉田栄作はあんなに強く
>  「帰れ!帰ってくれ!!」って友軍を返そうとする訳? 
>  いや、状況から見て帰しちゃいかんだろw
>  これも全く意味不明でした。

これは、気流が不安定でヘリで着陸するのが難しいということと、地上から敵に狙い撃ちされているからだと思いました。
それより、一度起爆放置を動かした工作員軍団が主人公たちがパスワードを知って時限解除したあとで、再起動のため戻ってくるのが理解できませんでした。
工作員たちが日本側の動きを全て知っているとしか思えない展開。
でも、対策本部にスパイが居るという描写はありません。
ん?無線を傍受していたのか?映画的にはそれを見せないと。
>
> 5.そもそも米軍潜水艦のトマホークをナパーム代わりに「最後の手段」と
>  して使用する意味が判らん。
>  映画を観てる限りは、改めて自衛隊の援軍を送り込む余裕は充分にあった
>  と思うんだけど。呑気に朝焼け前に語ってるし。っていうか、そこまで
>  やるなら、ステルス内の吉田栄作は、対峙している工作員達の位置を
>  正確に援軍に伝える事が出来た訳だから、それこそヘリコプターもう一回
>  飛ばして上空から打ちまくれば良かったのでは??

そうそう。
ほかにもいろいろ手はあったはずです。
>
> 6.それ以前に、一週刊誌の編集が、何で逃げ出した工作員の居場所を
>  見つけることが出きるの?ついでに他の工作員仲間に捕らえられたこの
>  工作員を救助する事までやってのけますよ!?
>  んでもって、一歩間違えればこの国の破滅に繋がるような重大な状況で、
>  「でかいネタ掴む為に」と言うだけで、公安にも連絡せず上記の様な
>  行動に走る週刊誌記者が存在するとは思えない。

これがまた、あの週刊誌の編集長がなにやら訳ありの人物とされていて、
ある種スーパーマンとされちゃってるんですよね。
工作員が治療に行った闇医者を知っていたり・・。
いよいよ危ないとなったら、公安の連中と一緒に記者を助けに来ちゃうし。

仲間を裏切った工作員の動きも変。
核爆弾の起爆装置を止めるためのパスワードを日本政府との交渉カードにするとかなんとか言いながら、なんで日本と交渉しようとしなかったんですかね。
雑誌記者が隠れ家を訪ねてきた時、いきなり発砲ですぜ。
あいつ、何をしたかったんじゃ。
>
> ついでに言えば、何で主人公の大沢たかしはあんな無意味にクールなの?
> (自衛隊特殊部隊の吉田栄作との会話から、最後に息子と言葉を交わす
> 時まで、妙に自信たっぷり&クールなのは、観ていて不自然甚だしい)

そうそう。
反戦の意志を持って戦場カメラマンになったとかなんとか抜かしながら、
目の前で子供が死んだことがトラウマになって戦場へ行けなくなったらしいけれど、その程度の覚悟で反戦戦場カメラマンが出来ていたんですなぁ。
そんでもって、出てくる奴出てくる奴みんなが主人公の写真に感化されてカメラマンになったり記者になったり自衛官になったり・・・。
ドイヒーなシナリオです。

そもそも某国工作員たちの計画がずさん。
米軍機に爆弾を仕掛けて墜落させるのはいいとして、じゃあ、その飛行機はどこに落ちるの?
落ちた時どれぐらい壊れてるの?
そんな不確かな結果を前提にして日本に核攻撃する計画を立てたわけですね。
もひとつ、なんで日本で核爆発を起こす必要があるの?

福井なんとか原作のいくつかのアホ映画にそっくり。

日本人の平均知力は落ちてるんでしょうか。

2125 Reply どんがんどんががらった♪ ゾンデ5号 Mail 2009/05/10 21:37

近所のツタヤに「座頭市物語」「銀嶺の果て」を返却しに行って、店内を歩いていると「懐かしの邦画コーナー」を発見しました。
そこにはクレージーものや「ビルマの竪琴」といった名作、「戦艦大和」「潜水艦イ‐57降伏せず」などの戦記映画が置いてあり、思わず「ビルマの竪琴」「潜水艦イ‐57降伏せず」「大冒険」を借りてしまいました。
まず、「大冒険」の感想を書こうと思います。

いやー、凄い映画でした。
勢いが物凄いというか、話がテンポ良く進んでいって突っ込む間もなく、ゲラゲラ爆笑しながら観ました。
まず平凡なサラリーマンの日常が国際偽札事件に絡んでいく筋運びは見事ですね!(人物配置が実に巧みだと思います)
よりによってヒトラーまで出すとは凄い筋運びですが、もう勢いに納得させられてしまいます。
そして植木等氏の体当たりアクションが凄いですね。
車の上、トラック、鉄橋、馬、列車の上と、本当に凄いです。
あまりに凄くて笑ってしまいます。
しかし最後においしい所を持っていったのは植木等でもハナ肇でもなく谷啓だったというのが意外でした。

という訳で特撮についても。
植木等の大ジャンプの合成なども良いですが、何といっても最後の発射されたミサイルの「演技」がツボでした。
ミサイルが戻ってくる動きがまるでマンガみたいに間抜けで、大爆笑してしまいました。
キャラクターものの以外の特撮で爆笑したのはこれが初めてでした。
ですけど、円谷特撮ファンとしては、島の爆発をもう少し見たかったです(でも映画全体のテンポを考えればあれで正解ですね)。
後、やたら流用が多かったのが残念。
ナチスの潜水艦はいきなりイ‐57になっちゃってるし、その潜水艦を砲撃しているのは大西洋の連合軍ですし。

しかし、面白い映画であることには変わりありませんでした。
滑稽さばかりでなく、今の日本映画には無い、力強さもあります。
さすが「クレイジーキャッツ結成10周年映画」ですね。

2126 Reply Re:どんがんどんががらった♪ 殿様ギドラ Mail 2009/05/12 17:04

『大冒険』は名作ですよ。
通常のクレージー映画に比べると話がでかすぎて、そこに違和感を覚えるクレージーファンもいそうだけど、
特撮が好きで喜劇が好きな、私みたいな人間にとってはもう大傑作!!

途中、シナリオをすっとばしたのか、掴まったはずの谷啓が何喰わぬ顔で再登場したりしますが、
古澤憲吾映画ではそんなのもご愛嬌。
(日頃シナリオを大事にしろ!と叫んでいるあたくしも、この手の映画ではつじつま合わせよりスピード感優先。いや、自分で作るならそんな穴は開けませんが・・)

クライマックスに登場するミサイル基地内のモニター画面に合成されている特撮カットを子細に見ると、円谷監督はドラマの流れに合わせていろいろ特撮カットを作ったのに、いまいちちゃんと使われなかったのかな、と思わされます。
(どうも古澤監督と円谷監督はそりが合わなかったらしく・・)

私見では、この映画、『レイダース失われた聖櫃』に多大な影響を与えているようです。
主人公が跳んだり跳ねたり、ロードムービーの如く舞台を変えながら進んでいく流れ、そしてUボートで孤島に行って、縛り付けられるなんてまるで同じですよ。(強引?)
クレージー映画は海外輸出されていたという話を聞いたことがありますから、
スピルバーグやルーカスが『大冒険』を見ていてもおかしくはなーい。

それと、偽札工場のイメージ、「カリオストロの城」に似ているようにも・・。

とまあ、一般的にはあまり知られていない『大冒険』ですが、世界の映画に影響を与えるほどの名作なのであーる。

♪いつ死んだって同じ事~、同じ~ことなーら、死にたくな~いよ、チャン!

2127 Reply Re:どんがんどんががらった♪ ゾンデ5号 Mail 2009/05/13 21:51

通常のクレージー映画(つっても私は「くたばれ!無責任」しか観てませんが)よりスケールがでかいと言っても、クレージーもののお約束(さえないサラリーマンが大活躍して大好きな女と結婚する)はちゃんとふまえてるのが凄いですね。
とにかくコメディ、SF、特撮好きにはたまらない作品です。

>クライマックスに登場するミサイル基地内のモニター画面に合成されている特撮カットを子細に見ると、円谷監督はドラマの流れに合わせていろいろ特撮カットを作ったのに、いまいちちゃんと使われなかったのかな、と思わされます。

後半の特撮シーン、本編との繋ぎがちょっと変だとは感じていました(「青島要塞」でも同様の違和感が・・・)。
古澤監督は、松林監督のように後になって円谷氏を認めたって言うのはないのでしょうか。

>クレージー映画は海外輸出されていたという話を聞いたことがありますから、スピルバーグやルーカスが『大冒険』を見ていてもおかしくはなーい。

東宝映画を紹介している英語サイト「TOHO kINGDOM」によれば、「日本一の色男」や「大冒険」はあちらでも上映されていたようです。
だから色々な映画にも影響を与えててもおかしくはないと思います。

しかし、この映画から出てくるパワー、今のへっぽこ日本映画界に必要なものですね。
ただこういう事を言うと、「懐古」と片付ける人が多くて困りますが…。
今の日本は「歴史観」が足りない!と思うのは私だけでしょうか。

2131 Reply Re:どんがんどんががらった♪ 殿様ギドラ Mail 2009/05/18 16:40

> 古澤監督は、松林監督のように後になって円谷氏を認めたって言うのはないのでしょうか。

ええ。
どうやらそういうことはなかったらしいです。
けれども、古澤憲吾監督の別作品で特撮倉庫内で撮影されたもの(『大坂城物語』の大仏や初代モスラ幼虫の着ぐるみが登場)があったり、
『世界大戦争』の爆発素材フィルムを流用した物があったりと、
特殊技術課と仲が悪かったら出来ないような作品もあるので噂がどこまで本当なのかわからないところです。

> しかし、この映画から出てくるパワー、今のへっぽこ日本映画界に必要なものですね。

それは私も強く感じるところなのですよねぇ。
コメディとなると三谷幸喜的な草食・低体温・軟体(骨格が弱い)系ばっかりで・・。


2129 Reply ビルマの土は赤い ゾンデ5号 Mail 2009/05/14 22:44

ツタヤから借りてきた「ビルマの竪琴(総集篇)」を観ました。
伊福部昭映画音楽ファンとしては、ぜひとも観るべきだと思ったし、日本映画の名作にも触れる意味でも観ました。

戦争へのやり切れなさ、無惨さは確かに伝わってくる作品ではあります。
しかし、水島の心情の変わり方の描写が十分伝わってこなかったのが残念です。
水島が日本兵の屍に遭遇する場面は三回出てきますが、あれだけではなかなか納得できない所があります。
こうもちぐはぐに感じてしまったところは、「第一部」「第二部」構成を無理矢理(?)「総集篇」にしてしまった為なのでしょうか・・。
ただ、モノクロの画面なのに、色彩が伝わってきそうな映像は見事だったと思います。

肝心の音楽ですが、伊福部レクイエムが、戦争へのやり切れなさ、残酷さを抉り出していると思います。
水島が海岸で日本兵の屍を発見するシーンでは、音楽のせいで、観ているこっちも言葉が出なくなりました。
それからタイトル音楽は、映画全体の雰囲気を考えると、個人的には第1部に使われていたとされる、ビルマの土地を表現した音楽を使った方が良かったのではないかとも思います。(伊福部レクイレム音楽が悪いという訳ではありません)

私は映画に対する見方も未熟で、市川昆監督に慣れていないからちょっと違和感を感じてしまったのかもしれませんが、皆様から見たらどうでしょうか?

2130 Reply Re:ビルマの土は赤い KJ 2009/05/16 22:33

> 私は映画に対する見方も未熟で、市川昆監督に慣れていないからちょっと違和感を感じてしまったのかもしれませんが、皆様から見たらどうでしょうか?

この点実は私も同感です。

市川昆監督はやたら巨匠扱いされておりますが、「果たしてそれ程凄い
創作・演出力のある監督かいな?」といつも疑問に感じております。

画面演出はオリジナリティ溢れる中々秀逸なものはありますが、
その演出や、盛り上がりに持っていく積み上げ方等、トータルとして
やや冗長さや唐突さが目立つます。

それでも、あのシーンでの伊福部レクイエムは、正直鳥肌モノですがw

2132 Reply Re:ビルマの土は赤い 殿様ギドラ Mail 2009/05/18 16:58


> しかし、水島の心情の変わり方の描写が十分伝わってこなかったのが残念です。

そうですねー、あまりはっきりと伝わる形ではなかったと思われます。
(本当はもう一度見直して考えるべきところなんですが、すいません、時間が・・)
そのあたり、リメイク版のほうが丁寧だったような気も・・。

「第一部」「第二部」に分かれたのは映画会社の都合によるものだそうで、
二部構成の『ビルマの竪琴』は市川監督自身も見ていないとのことです。
ですから現在見られる「総集編」が監督の意図と違うということはなさそうです。

KJさんのご意見に関連して、
私の市川崑観は、実は構成力はあんまりないんじゃないか、良い脚本家と組めば傑作を生み出すけれど、シナリオライターがヘボだとストレートに映画もダメになっちゃうんじゃないかという感じです。
どうやら奥様でありコンビを組んでいた脚本家の和田夏十さんが理屈っぽい方で、和田脚本を得て名監督になったんじゃないかという説も・・。

まだ見ぬ市川映画は数多いのであまり偉そうなことは言えないですね。

2133 Reply ええい、書いちゃえ 殿様ギドラ Mail 2009/05/18 17:11

ユーチューブで『獣人雪男』が見られます。

一部分ではなくて、ほぼ完全。
いずれ削除されるでしょうから、未見の方はぜひ。
いや、私も久々に見直したら、あーー!、あの村は劇中では謎の村とされているではないか、と気が付いたり・・。
文明社会からは隔絶した村ということですね。

とにかく噂ばかりが乱れ飛んでいる作品なので、まずは見るべし。
(といっても、映画館の企画上映では当たり前に見られる作品なんですけどね)


2136 Reply 映像コンペティション告知 sagafuruyu 2009/05/21 00:50

管理者様 告知失礼いたします。不適切でしたら削除お願いします。

佐賀の古湯映画祭では、現在映像作品を募集しています。

興味がありましたらよろしくお願いします。
リンク先にてご応募お待ちしております。

www.japan-korea-strait8.org/awards/

2137 Reply Re:映像コンペティション告知 殿様ギドラ Mail 2009/05/22 16:49

大丈夫ですよ。
こういう告知も歓迎です。

んぁー、新作を作りたいものよのぉ。

2138 Reply 振袖狂女 殿様ギドラ Mail 2009/05/22 16:52

おっ、と思った映画の感想は出来るだけ書こうと思っていながら、
映画を見るのに忙しくてあんまり書いていないというアホな毎日でございます。

今回は時代劇専門チャンネルで見た『振袖狂女』(1952年大映)の話。
長谷川一夫の大映作品を全部放送するという企画で放送されました。
監督は安田公義、音楽は伊福部昭でございます。(だから見たのだ)

関ヶ原後、徳川の世になって間もなく、豊臣方の遺児、鶴姫(幼い子供)を亡き者にせんとする家康と、
鶴姫を守りつつ家康に一矢報いんとする侍女と侍(城を辞して刀鍛冶になっている)。
という構図に二重の男女三角関係がからみ、大人の事情に翻弄される鶴姫と傀儡師(人形劇団)の娘。
そんないたいけな子供まで殺すことはないという側近に、子供が問題ではなくその子供を旗印にして反抗しようとする豊臣の残党が問題なのだと言い放つ家康。

様々な思惑が入り乱れるストーリーは昭和20年代の映画としてはかなりスピーディーです。
登場人物の心理を想像しながら見ることで演技の行間が読める演出がお見事。(いや、当時の邦画ではこれが水準)

鶴姫を保護している侍に惚れてしまった傀儡師の女が言外に言い寄る場面のエロさがたまりません。
表面的なお色気を振りまくのではないのでありまして、その体温と申しましょうか、呼吸と申しましょうか、
実にリアルな濡れ場なのであります。

そして、鶴姫の身代わりになった傀儡師の娘が首をはねられることになり、安心した家康は老齢のため息を引き取るのでありますが・・・。
(鶴姫を知っているはずの元侍女が仕組まれた面通しで傀儡師の娘を鶴姫だと言うのは女の嫉妬のなせるわざ!と私は解釈)
子供を犠牲にして何の大義か、と憤るこちらの気持ちを察するように、伏線も見事に決まった大団円となるのであります。

見終わって心が温かくなる佳作でした。(けれどもなにもかも丸く収まったわけではないという苦みもあり)

そして、伊福部音楽。
ラブシーンにかかる曲が、「交響頌偈・釈迦」第二楽章ブダガヤの降魔に出てくるメロディと同型。
激しい旋律のほうではなく、映画『釈迦』での魔物の色仕掛けシーンで使われるメロディです。
製作年代は『振袖狂女』のほうがずっと古いわけですが、「釈迦」のもとはバレエ曲「人間釈迦」なので、そっちから持ってきたのか、と調べてみたら、
この映画のほうが「人間釈迦」より古いのでした。
作曲時期はほぼ一緒かもしれませんが、男女の愛欲を表す旋律に確固たる物があったことがうかがわれます。
(後年になるとラブシーンには別の旋律がよく使われるようになります・・)

また子供たちの場面には『わんぱく王子の大蛇退治』の子守歌と同型のメロディが使われていました。

それからこの映画、大阪城炎上など特撮カットもそこそこありますので、大映特撮の歴史を振り返る面でも貴重ざます。
(次回伊福部音楽使用映画として『二人だけの橋』の予定。書けるか?)

2139 Reply ミスト 殿様ギドラ Mail 2009/05/22 16:58

WOWOWで放送したのでたいして期待せずに見た『ミスト』(2007米)。

どんな映画なのかもよく知らず、霧の中に怪物がいるのね、程度の認識でありました。
まあ、突如大規模な霧が発生し、霧に入った人間が何かに襲われるアメリカ映画と聞けば、なんつーか、期待しろというほうが無理。

それが、冒頭の嵐と翌朝の主人公と隣人のやりとりを見るうちに、むむ、これはちょっと一筋縄ではいかない映画だな、と予感。
しかし、霧に囲まれたスーパーマーケットに閉じこめられたあたりで、なーんだ、『トレマーズ』パターンか、とちょっとがっかり。

ところがところが、映画は思いがけない方向へ向かっていきます。

スーパーに閉じこめられる人々の人選にかなり作為的なものを感じますが、先の見えない危機に瀕して人間がどんな反応をするかのショーケースになってます。
(宗教を持ち出す人間が出てくるのはアメリカでは外せないところざんすね)

何が正しい判断か、生き延びるためにはどうすればいいのか。

しかし、有効な解決策は出てきません。

ネタばらしは避けたいので、どのシーンがどうだとは書けないのですが、
怪物はちゃんと出てきますし、オカルトに逃げるような映画ではありません。
とはいえ、巧妙だなと思ったのは、旧約聖書の預言を持ち出す女の主張も現象面では当たっていたり。

途中、人物の行動に少し不自然さを感じる面もありましたが、極限状態の感情を表現しようとする演技演出には説得力がありました。

映画の内容に霧が重要な役割を果たしていて、「まわりが見えない」ことで情報が遮断されていることを感覚的に伝えます。

ある意味衝撃的なラストには、判らないことで絶望するのは愚かであるというメッセージが含まれているように感じました。

原作はスティーブン・キング。
脚本・監督はフランク・ダラボン。(ありゃ、「ショーシャンク~」も「グリーンマイル」も見てないや。今度見よう)

と、結構良い映画でしたが、怪物相手のアクションやスペクタクルを期待してはいけない作品なのでお間違いなきよう。


2140 Reply 銭のないヤツァ俺んとこへ来い! ゾンデ5号 Mail 2009/05/24 19:38

またまたクレージー映画を借りてしまいました。
タイトルでお分かりになると思いますが、「ホラ吹き太閤記」です。

いやっははははは、とにかくゲラゲラ笑いながら観ちゃいました。
日本史マニアであり戦国時代マニアであり、クレージー・キャッツも好きになってしまった私としちゃ、こりゃたまりません。
まず配役からしてもうツボです。
ハナ肇の織田信長、谷啓の徳川家康(でも劇中での時代での名前は「松平元康」)、草笛光子の徳川家康正室築山殿、藤田進の今川義元、東野英治郎の蜂須賀小六、そして浜美枝さま演じるねね!
一番ツボだったのは何といっても谷啓の徳川家康でした・・(草笛光子の尻に敷かれているってのがたまらない!)
正統派のクレージー映画のストーリーを、豊臣(羽柴)秀吉の出世物語に合わせているのはあまりに見事です。
サラリーマンものと時代劇が合体していても、それぞれの良さを消さず、見事に融合させている・・・。
2つの要素をうまく合体させるっていう妙技は今の日本映画界から失われたものですね。
今川義元の討ち取られ方が、コントのようなので、歴史物を見るというよりは、大規模なコントを見ているような楽しさもあります。

そして音楽。
「だまって俺についてこい」は、私が一番好きなクレージーソングかもしれません。
高校生の私にとっちゃ「彼女のないヤツァ俺んとこへ来い!」は、聴いてて涙が出るような歌詞です。
辛い時に聴くと涙が出てくるような曲ですね。
私の初めての「だまって俺についてこい」は「こち亀」の天童よしみverでしたが、今聴くとやはり植木等の力強く、暗い世相を吹き飛ばすような歌声が一番です。
それと、宮川泰先生の勇壮でありつつコミカルな音楽も良いですね。
個人的には宮川泰というと、「宇宙戦艦ヤマト」の作曲者になってしまいますが・・。

どーでもいいツッコミもさせて頂きますが、何で清州城があんな城なんでしょうか(笑)
当時の「城」と言っても掘立建物が建ってたぐらいの筈なのに、あんな立派な天守閣がある訳なーい!
立派な天守閣を建てるようになったのは劇中の年代よりも20年も先のことです。
ま、コメディ映画だからそんなのも許せちゃいます。

話は変わりますが、GW中にBS2で「アニメ主題歌大全集」という、昔のアニメソングを当時歌った方がまた歌う番組をやっていまして、そこで手塚治虫生誕80周年ということで、「ジャングル大帝」「リボンの騎士」が歌われたのですが、何と作曲が「ノストラ」「MJ」の冨田勲先生で、ちょっと驚きました。
黄金期の日本映画音楽を担当した方がアニメソングも手掛けているのは結構あるようですね。(「おばけのQ太郎」「ど根性ガエル」の作曲なんかはクレージー映画や若大将シリーズでよくお名前を拝見する広瀬健次郎先生だったり…、って両方とも歌ってるのは「キューピーちゃん」こと石川進氏なんですね)

2142 Reply Re:銭のないヤツァ俺んとこへ来い! 殿様ギドラ Mail 2009/05/29 15:31


『ホラ吹き太閤記』、いいですねー。

ほんとに植木等サラリーマン喜劇にぴったりはまる題材ですね。
あれよあれよと出世していくさまは無責任シリーズや日本一シリーズとなんら変わりありません。

秀吉は歴史上の人物としても人気キャラなわけで、日本人は調子のいい奴が好きなんじゃないでしょうか。

冨田勲さん、いろいろやってますよー。
とくに手塚治虫さんとは繋がりが深かったようです。
「どろろ」も冨田音楽ざんす。
日本の子供向け番組は音楽にも力が入ったものが多いデス。

2146 Reply Re:銭のないヤツァ俺んとこへ来い! ゾンデ5号 Mail 2009/05/30 09:44

> 秀吉は歴史上の人物としても人気キャラなわけで、日本人は調子のいい奴が好きなんじゃないでしょうか。

そうですよね。
でも物語を桶狭間で終わりにしたのは正解でした。
あれ以降を描くとドロドロな人間ドラマも入ってしまうので・・。
秀吉は若い頃は「調子のいい奴」なんですけど、本能寺の変辺りからそう単純でない面もかなり浮き彫りになってきますし。

> 冨田勲さん、いろいろやってますよー。
> とくに手塚治虫さんとは繋がりが深かったようです。
> 「どろろ」も冨田音楽ざんす。

どうして手塚作品は冨田音楽を欲したのでしょうかね。
アニメオタクとしても興味深いところ…。

> 日本の子供向け番組は音楽にも力が入ったものが多いデス。

そうですね。
しかしその番組で昭和のアニソンと平成のアニソンとの違いを思い知らされてしまいました。
平成以降のは「主題歌」になってないというか・・。
ストレート・王道を行った主題歌が非常に少ないです。
で、その番組では手塚治虫特集ということで、「リボンの騎士」も演奏されたのですが、最初はフルオーケストラの演奏、その後前川陽子さんの歌が入るという気合の入ったものが見れました。
また、手塚治虫コーナーだけの為だけに「ジャングル大帝」のOPとEDを歌っていた方を出演させたり・・。
NHK、やればできるじゃん!(民放だと芸NO人を入れたりして台無しにしてしまう)
でも、こういうのも10年経ってしまえば見られなくなるわけで、貴重な記録になりそうです。

2149 Reply Re:銭のないヤツァ俺んとこへ来い! 殿様ギドラ Mail 2009/06/02 15:53

> 秀吉は若い頃は「調子のいい奴」なんですけど、本能寺の変辺りからそう単純でない面もかなり浮き彫りになってきますし。

ははぁ。
歴史に詳しくはないけれど、時代劇での描き方も太閤になってからの秀吉はあまり好意的には描かれないものが多い感じです。
(朝鮮出兵なんてーのも愚行だし)

> どうして手塚作品は冨田音楽を欲したのでしょうかね。

推測ですが、オーケストラ曲が書けて、かつTVアニメもやってくれる人となると自ずと絞られてきたのかも。
もちろん、冨田音楽を手塚先生が気に入ったというのが一番なんでしょうけれど。

> しかしその番組で昭和のアニソンと平成のアニソンとの違いを思い知らされてしまいました。
> 平成以降のは「主題歌」になってないというか・・。

うーむ、そうなんですか・・。
ここ最近のアニメはJ-POPバンドの曲を持ってくることが多いですが、専用主題歌として作曲されたものもいまいちなんですね。

なんでだ?

2141 Reply ラドンが、ゴラスが、ガス人間が、マタンゴが・・ ゾンデ5号 Mail 2009/05/29 06:12

何と、山形国際ドキュメンタリー映画祭2009プレイベントにおいて、本多監督特集として「空の大怪獣 ラドン」「妖星ゴラス」「ガス人間第1号」「マタンゴ」が再上映されるそうです。↓
ttp://www.yidff.jp/news/09/090515.html

東北地方に住んでいる私としては、隣の県なので、非常に嬉しいです。(チケットも山形の親戚を通して買ってもらえるので)
何といっても今までDVDやビデオでしか見られなかった名作が劇場で見られるのは嬉しい限りです。
この様子から行くと、本多監督生誕100周年記念イベントは山形で開催しそうですね。

後、解説文に突っ込ませて頂きます。
「この4本の作品は『人間』である」と書いてますが、「ラドン」は違うんじゃないかと。
「ラドン」の主人公が怪獣ラドンでなければ、あのエンディングの価値が薄れてしまいます。(ラドンが主人公でなければラドンに共感することは出来ない!)

取り合えず、こういう動きからファンが、本多監督の演出方法や、映画観に注目し始めると良いのですが・・・。
ゴジラ生誕60周年は、とんでもない新作を上映するよりも、「ゴジラ1983」のようなイベントを頼みます。
ギドラさんが仰っていたように、日本映画黄金期の名作がDVDやCSでしか観られないなんてどうかしています。
腑抜けな新作はDVDやテレビ放送のみでいいです。

2143 Reply Re:ラドンが、ゴラスが、ガス人間が、マタンゴが・・ 殿様ギドラ Mail 2009/05/29 15:44


おおお、すんばらしいイベント!
しかし、ぐがーー、6月なのか・・。
うーーんうーーん、山形なら日帰りも出来るか・・。
いやいや、いいんですいいんです。
東京なんかだとあれやこれやで本多作品を映画館で見るチャンスはあるんです。
地方で開催することに意義があります。

井上ひさしさんが本多猪四郎ファンだったとは知りませんでした。
もっと本多作品についての批評だの特撮映画批評だの書いて欲しいです。

さらに本多猪四郎全作品上映を検討中とは・・。
山形に移住しろっつーのか。

全作品上映は札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・福岡でやりましょう。
なんて。
放送局を巻き込んでTVでもやるべきですよ。
WOWOWとかNHKとか。少なくとも東宝系である日本映画専門チャンネルで特集を組まないといけませんぜ。(まだ日映専門チャンネルをHD録画する体制がないのが辛い)

2147 Reply Re:ラドンが、ゴラスが、ガス人間が、マタンゴが・・ ゾンデ5号 Mail 2009/05/30 09:49

> 地方で開催することに意義があります。

そうなんです!
こういう企画は東北人の私にとっては嬉しい限り。
思えば何で円谷英二生誕100周年で福島ではちゃんとイベントをやらなかったのかとも思ってしまいます。

> 全作品上映は札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・福岡でやりましょう。
> なんて。
> 放送局を巻き込んでTVでもやるべきですよ。
> WOWOWとかNHKとか。少なくとも東宝系である日本映画専門チャンネルで特集を組まないといけませんぜ。(まだ日映専門チャンネルをHD録画する体制がないのが辛い)

本当のところはそれが望ましいのですが、特撮ファンが「そんな事やる必要ないよ」という感じですからねぇ…。
「今」さえ楽しけりゃ良いわけじゃないのですが…。
ちゃんとした「歴史観」を持っていなければ新作に振り回されることになってしまうのに・・。
最近は「歴史観」の無い特撮ファンが多いようで、嘆かわしいです。
こういう時こそ奮起しなければ、とも思います。
とんでもない形のゴジラ復活を防ぐためにも、本多作品を見直すことは重要です。

2150 Reply Re:ラドンが、ゴラスが、ガス人間が、マタンゴが・・ 殿様ギドラ Mail 2009/06/02 16:17

> 思えば何で円谷英二生誕100周年で福島ではちゃんとイベントをやらなかったのかとも思ってしまいます。

生まれ故郷の須賀川では博物館での円谷英二展やいくつかのイベントを行ったようですよ。(英二展は私も行きました)

> 本当のところはそれが望ましいのですが、特撮ファンが「そんな事やる必要ないよ」という感じですからねぇ…。

げげ。
どこの特撮ファンだ?
本多作品の見直し、研究が不必要だということは本多作品を評価しないのか、すべてを見切ってしまったのか。
すごいですねぇ。そんな人がいるんですね。

ま、映画を見る力がないだけなんでしょうけれど。

そんな○○特撮ファンは相手にせずに、世の中には食わず嫌いの人もいますから、いわゆる特撮ファンではない、
映画ファンに本多作品の価値をアピールしていくことも大事だと思います。
黒澤明と同列に論じてもおかしくない映画監督なのですから。
(黒澤的な凝り方はしなくとも、別の巧みさは黒澤以上かもしれない)

2144 Reply いろいろいろいろ 殿様ギドラ Mail 2009/05/29 15:46

最近観て引っかかりを感じた映画いろいろ。(衛星放送で観たものばっかりだ)

『クライマーズ・ハイ』(2008日本)

1985年の日航機墜落事件を報道する地元紙の奮闘。
報道現場のリアリティはかなりのもの。(むかーし、報道の末端で働いていたことがあるので憶測ではないです)
おそらく事実を下敷きにしたと思われるさまざまなシチュエーションや人物造型が、私にとっては懐かしい「あの熱気」を再現していました。
と同時に、作り手が意図したか否かは定かでないけれど、男社会の欠陥もあぶり出します。
その縄張り意識、功名心、支配欲、虚栄心、闘争心・・・・。
当然、事件事故を商売(新聞を売る)に結びつけることの危険性も。

目先の満足(他社との競争、自社内での評価、経験則)のために、報道の理念が曲げられていくさまも描かれていますが、映画自体はあまりその部分に批評性を持っていません。

この映画を見ただけでは、激しい男の職場はかっこいい、としか見えないかもしれません。
確かに近年珍しい男臭い映画なのではありますが、そんな男臭さに対する反省の要素はものすごく薄いのです。
主人公の家族関係が破綻しているあたりにその辺の観念を織り込んでいるのでしょうけれど、
妻との関係も息子との関係もぼやけすぎでなんだかよくわかりません。
とくに、登山仲間だった友人の息子と崖上りをする2007年を1985年と並列させていることの意味が曖昧。
日航機墜落事件を取材するストーリーなのに、エンディングが海外で暮らす息子の家を訪ねるシーンであるというのも何がなんだか・・。

クライマックスは事故原因をスクープするか否かであるのに、主人公の判断が吉だったのか凶だったのかがまた曖昧。
字幕解説から観客が判断せよ、ということなのでしょうか?

結局、同じ監督の『突入せよ!「あさま山荘」事件』と同じで事件そのものには入り込まず、現場で対処した人間たちの身辺しか見せない。
それはそれで「プロジェクトX」的に成立するものの、映画ならではの社会批評を持つところには至っていません。
物足りない!
(それにしても、あの新聞社社長、異常性格すぎない?)

『フレンチ・コネクション』(1971米)
恥ずかしいことに今回初見。

えー、ドキュメンタルな映像、演出はリアリティがありました。
けれども、メインキャラ以外の動向にリアリティを感じず。(シナリオがずさん)
やさぐれはみだし刑事はかっこいいってわけですかい?
(劇中二人も殺した刑事が起訴もされないのはどーゆーわけよ)

『甘い生活』(1960伊)
フェリーニはすげーや。

こんな有名な映画にいまさら感想もないもんですが、これまた今回が初めてでありまして・・。
3時間近い長尺で、主人公(新聞記者)の身辺に起こるさまざまな出来事がオムニバス的に描かれます。

貴族・映画スター・文化人・庶民・・・・。
当時のイタリア人見本市みたいな映画で、描かれる事物に解釈や批評は為されません。
それでも思いつきで並べ立てているようには感じられないところが、すごい。


『ペルセポリス』(2007仏)
おフランスのアニメ映画ざんす。

でも、内容はイランの近代史。
1970年代後半からお話がスタート。
ブルース・リー好きのイランの少女を通して、その祖父の代からのイラン史が語られていきます。
社会体制の変化によって生活が激変し、さらにはイラクとの戦争、国家による国民弾圧などなど辛いことの数々。
ブルース・リーの次にパンクムーブメントにはまり、ヘビメタファンになる主人公。
しかしロックを手に入れるためには闇ルートの売人から買わなければなりません。

そんな悲惨な毎日をユーモアを交えた語り口でさらっと描いていく手腕がお見事。
(ヨーロッパ留学で下宿した家のバカ犬が最高だぜ)

政府のあり方によって国民生活が大きく変わってしまうのだということが切実に伝わります。
日本人よ、政治に無関心ではいけませんぞ!!!!

(この映画にはなんとゴジラも登場。よくあるゴジラみたいな怪獣ではなくて、ちゃんと東宝の許諾を得たゴジラなのです。正確な描き方ではないけれど、イランでもゴジラはポピュラーなキャラクターなのだ)

2145 Reply 二人だけの橋 殿様ギドラ Mail 2009/05/29 15:50

予告通り、『二人だけの橋』(1958東宝)の感想ダス。

まじめだぜ、さわやかすぎるぜ!!

久保明、水野久美のフレッシュコンビが下町に生きる若者の生活をまっすぐに演じた佳作ざます。
高度経済成長期の現実を知ることが出来るという面でも良い映画。
世の中に勢いがあったとはいうものの、庶民がウハウハ状態ではなかったということです。
低賃金で保証もない労働実態。それが経済成長を支えていたというわけ。
それはバブル期も同じ事で、ごく一部の投資家や不動産・マスコミ関係者(とそのおこぼれに預かっていた学生など)だけがウハウハしていたのがバブル期。
最近バブルは良かった的な発言がテレビで多く聞かれますが、それはテレビの人だからでしょ、と。
おれは、おれは、バブル期こそ人生で最大の赤貧の時代だったのだぁぁぁぁぁ。

ありゃ、話が曲がりました。

職探しに苦労する若者(久保明)がひょんなことから似たような境遇の娘(水野久美)と知り合い、
互いに支え合って生きていく青春恋愛映画でありまして、
多分、当時の若者の現実を反映していたわけではないのでしょうけれど、
こんなさわやかな映画が受け入れられた時代であるのは確かなことです。

日常を積み重ねていくだけのストーリーで、誰かが死んだり陰謀に巻き込まれたりするわけではないのに、いまとなってはまるでファンタジーのような清廉さにぐいぐい引き込まれました。
もちろん、夢物語ではなくて辛い現実のあれこれがこれでもかと描かれるわけですが、主演の二人が悩みながらも若さで吹き飛ばしてくれます。

こんな映画は二度と作れないでしょうね。(こういう題材はテレビドラマ向きかもしれない。ひょっとして今でもテレビならこういう作品がある?)

久保明が勤めることになる鉄工所の同僚として石井伊吉(毒蝮三太夫)登場。
若いぜ、兄ちゃんだぜ。

そして久保水野カップルがクリスマスのデートで映画館へ行くと、上映されているのは『花嫁三重奏』!
く~、まだ観たことがないのだ。
劇場前の大看板にはっきりと「監督本多猪四郎」の文字。
いやー、まるでタイムマシーンのような映画ざんす。
(ロケ主体で当時の東京下町がよくわかる)

監督は丸山誠治。
特撮ファンにとっては戦記物の監督という印象が強いですが、人情ものもお得意らしいです。(このほかには『憎いもの』しか観たことないけれど)

伊福部音楽は節度を守り、やたらと鳴ったりしないのは当然として、映画全体を表すテーマ曲と二人の逢瀬に流れる曲が印象的。
後者のメロディは『海底軍艦』でムー帝国皇帝が海に身投げするシーンに流れる曲に似ています。
ひょっとすると伊福部先生はこの映画の二人はいつか別れると思っていた??(初恋はうまくいかないって言うもんね)

2148 Reply Re:二人だけの橋 ゾンデ5号 2009/05/31 20:03

こういった、日本映画黄金期の「隠れた名作」も、ぜひともDVDになってほしいものです。

>世の中に勢いがあったとはいうものの、庶民がウハウハ状態ではなかったということです。
低賃金で保証もない労働実態。それが経済成長を支えていたというわけ。
それはバブル期も同じ事で、ごく一部の投資家や不動産・マスコミ関係者(とそのおこぼれに預かっていた学生など)だけがウハウハしていたのがバブル期。
最近バブルは良かった的な発言がテレビで多く聞かれますが、それはテレビの人だからでしょ、と。
おれは、おれは、バブル期こそ人生で最大の赤貧の時代だっただぁぁぁぁぁ。

そうだったんですかぁ・・・。
バブル期も高度経済成長も知らない私ですが、こういうのを見ておかないと騙されるのですよね。
伊福部音楽ということで、私もみたいです。
それと伊福部音楽繋がりで、「コタンの口笛」も早くDVD化してください!(あれも隠れた名作ですよ)




2151 Reply Re:二人だけの橋 殿様ギドラ Mail 2009/06/02 16:24

> バブル期も高度経済成長も知らない私ですが、こういうのを見ておかないと騙されるのですよね。

そうそう。
映画が現実を丸写しにするわけではないけれど、時代の空気は捕まえていますから、後世の人間があれやこれや言うのを聞くより正しいはずです。
(言論統制のあった時代の映画は「読む」のがちょっと難しいですが)

> それと伊福部音楽繋がりで、「コタンの口笛」も早くDVD化してください!(あれも隠れた名作ですよ)

そうですよね。
名匠成瀬己喜男の作品だというのに、なぜセルソフト化されないのか・・。
ブルーレイで発売されるか??
監督全集のような売り方も流行っていますから、成瀬全集が企画されればなんとかなるか・・。


2152 Reply 実録連合赤軍 あさま山荘への道程(みち) 殿様ギドラ Mail 2009/06/05 16:52

なんというヘビーさ。
凄絶な青春映画。

というわけで、『実録連合赤軍-あさま山荘への道程(みち)』(2008若松孝二監督作品)を見ました。

どんな映画なのかをざっと紹介しますと、かつて日本に巻き起こった学生運動の顛末を俯瞰するもので、
60年安保闘争から72年の浅間山荘事件までを描きます。
前半は資料映像を織り交ぜつつ、セミドキュメンタリータッチで過激派学生組織連合赤軍成立までを解説。
連合赤軍のメンバーが山中にこもり軍事演習を始めるところから劇映画タッチとなります。

映画冒頭に表示される字幕が重いです。
作品に描かれたことは事実であるが、一部創作も含まれる、と。
(なんかの映画賞を獲った『バッシング』という映画が「すべてフィクションである」と逃げを打ち、作品から社会批評性を無くしてしまったこととは大違い)
さらに映画を見ただけではわからないことですが、どうやら創作したのはほんのわずかの部分だけらしく、
相当細かいところまで事実をありのままに描いているようです。
(登場人物は一名を除いてすべて実名だそうです)

その結果作品が何を描き出したかというと、「人間性」でした。
この映画に作家の創作はほとんどないのですから、ここで描かれているのは本物の人間です。

連合赤軍の若者たちは狂気に取り憑かれていたのだ、と言うのは簡単。
けれども、その狂気は病的なものだったのか?

若者に発症しやすい狂熱であるとしても、それは人間が誰でも陥る可能性がある狂気ではないでしょうか。
この映画を見て心に湧き上がったものはたくさんあって、簡単に文章にすることは困難です。
人間を見つめるため、自分を見つめるために是非多くの人に観て欲しい映画です。

けれども残虐なシーンがたくさんありますし、人間が狂っていく様が克明に描かれていますので、お子様には見せないほうがいいです。

この映画から学ぶべき事をひとつ挙げれば、何らかの目的を持って組織された集団がその行動として暴力を肯定してしまえば、遅かれ早かれ暴力が暴走するということ。
最初の理念は脇へ追いやられ、暴力が目的化することになりがちです。
それから、閉鎖集団においては指導者が暴走するということも。

連合赤軍事件ほどの大事件でなくとも人間が徒党を組めば同じ問題が常に起こります。
そんな人間の気質を理解することで「暴走」を回避することも出来るはず。

それから、おそらく学校の教科書でこの事件を詳しく教えることはないでしょうから、
あの時代を知らない世代にも是非見て欲しいです。
かつて日本には真剣に社会を変えようと行動した若者がいました。
けれども若さは未熟さであり、剛直なだけでは独善に陥ります。
同じ轍を踏まないように・・・・・。

ああ、何を書いているのだ、おれは。

映画演出として感心したのは、坂井真紀の使い方。
最初のうちはまるでTVドラマのような芝居をしていてドキュメンタルな作品において浮きまくっているのだけれど、
それは彼女がヘタなのではなくて、後半の「総括」シーンに生きてきます。革命闘士の中でちょっと浮いていた彼女に何が起こったか・・。
(この「総括」という言葉も通常の意味とはちょっと違います。学生運動用語とでもいいましょうか。劇中でも意識的にこの言葉の意味が変容していく様を描いてくれます。
最初の頃は議論する際に事態の推移を取りまとめるという意味で「総括」が使われており、その段階では言葉本来の意味通り。
しかし、だんだん言いがかりをつける方便として使われ始めます。「君の行動を総括せよ」と。
総括させられる人物は人格を含めての総括を求められ、答えに窮すれば「自己批判」という名の暴力制裁が待っている。そして虐殺が始まります。
あの頃、「総括」「自己批判」という言葉はリンチと同義だった・・)


2153 Reply どうした、FROGMAN 殿様ギドラ Mail 2009/06/10 17:06

しばらく話題にしていなかった蛙男商会・・。

携帯向け短編アニメ「京浜家族」は続行中(うちではテレビ神奈川で見ることが出来てます)だけれど、まあ、なんつーか、一本5分の短編でどうにも食い足りませぬ。

「鷹の爪」劇場版は前作からすでに丸一年経つのに第三弾の噂が聞こえてきません。
構想はあったはずなのに、頓挫した??

イベントとタイアップの蛙男商会企画はちらほらあるんですが、
こっちとしては新作映画を見たいのであります。

うっ、ここにも世界同時不況の影響が表れているのか??

2173 Reply ごぶさたしております 村田耿介 2009/06/22 19:09




> 「鷹の爪」劇場版は前作からすでに丸一年経つのに第三弾の噂が聞こえてきません。
> 構想はあったはずなのに、頓挫した??
>
> イベントとタイアップの蛙男商会企画はちらほらあるんですが、
> こっちとしては新作映画を見たいのであります。

こちらも久々に観ました。
6月15日にmixiの方で、吉田くんより「劇場版第3作決定」との報道が出ましたよ~。

転載しておきます。

==============
早いもんで(いえ、早く揉むのではありません)、梅雨入りしましたね。
2009年も半分まできましたが、皆さん今年の前半戦は目覚ましい活躍で、友人上司先輩に大絶賛の嵐で、この際、明治神宮に俺様神宮でも作っちゃおうかしらの日々かと思いますが、いかがお過ごしですか?

鷹の爪団は相変わらず世界征服の為に、資金活動、清掃活動、作戦会議と忙しい毎日です。レオナルド博士はまだゴールデンウィーク中で帰ってきませんが、総統は博士がいない時こそ、我々の真価が問われると言って、部屋の隅に顔を埋めて泣いてます。

そこで今日はマイミクの皆さんだけにこっそり爆弾発言!














劇場版鷹の爪�やるぜ!!





まだ公式には発表できませんが、うっかり情報リークしちゃいます。
本気で内緒にしていてください。漏らしたら、足腰立たない位に悪口言い続けてやります。
また1万人の声優企画をやるらしいので、声優デビューしたい人は、僕の日記をマメに熟読するか、公式サイトをチェックするか、自分の勘を信じて勝手に声を入れ、どこかに送ってみてください。
でも映画がポシャっても、怒らないでください。あくまでも予定です。

実はもう一つサプライズを用意しているのですが、
流石にこれは今はまだ発表できません。総統が殺されてしまいます。
でも予告しておきます。

7月の上旬に驚きの発表をします!
(島根時間で)


楽しみにしていてください。


==============

実際は劇場映画は金もかかるんでしょうけど、不況に負けてたら登場キャラクターに顔向けできんでしょ~!
今から超期待しておりますぅ。

ギドラさんもまた声優チャレンジして下さい。

ではでは~。


2177 Reply Re:ごぶさたしております 殿様ギドラ Mail 2009/06/24 18:17


おおー、村田耿介さん、お久しぶりぶり!

んで、よかったー。
第三弾決定なんですね。

mixiには登録しなかったもんで知らなかったのだぁ。

決死のご報告に感謝します。
吉田君に悪口言われちゃいますよ。

うーむ、第三弾がこれから、ということは初期の企画(『天使と悪魔』にぶつけてダヴィンチ・コードのパロディをやる)は没になったのか・・。

2154 Reply 緊急 殿様ギドラ Mail 2009/06/12 15:45

本日20時から20時54分テレビ東京「世界を変える日本人」にて、
“全米激震初代ゴジラを生んだ巨匠”と題した1コーナーあり。
本多猪四郎監督を紹介する模様。

テレ東じゃ、見られる地域は少ないか・・。

2161 Reply Re:緊急 殿様ギドラ Mail 2009/06/18 17:28

というわけで見ました。
新聞のラテ欄をそのまま書いたら番組タイトルがちょっと違ってました。
正しくは「世界を変える100人の日本人」

本多猪四郎監督に焦点を当てた情報バラエティ番組というのは珍しいことで、
まあ、話がゴジラ中心になるのは致し方ないところでしょうか。

アメリカの映画人にも影響を与えたなんて、84年前後のゴジラ特番と同じような話も多かったけれど、
とにかく、本多猪四郎という才能に光を当てた意義は大きいです。

今後、ゴジラだけでなく日本のSF映画を本多猪四郎監督という切り口で語られる機会が増えることを期待します。
(同時に円谷英二という才能が撮影技術面だけでなく、監督として作品の内容にどのように影響を及ぼしたのかも研究されるべきだ)

2155 Reply 伊福部昭の芸術 ゾンデ5号 2009/06/13 21:04

先日、「伊福部昭の芸術9 幻-わんぱく王子の大蛇退治」を購入しました。
「わんぱく王子の大蛇退治」は未見(DVDで見たいのですが、リマスターがしっかりしていないということなので…)なのですが、タイトル曲と「アメノウズメの舞」目当てで買ってしまいました。

いやー、素晴らしい音楽でした。
伊福部映画音楽の醍醐味が凝縮されています。
伊福部音楽の持つ大きさ、勇壮さ、格好良さ、優しさ、荒々しさ…。
映画自体は見ていないのに、映像は自然と浮かんできてしまいます(「日本誕生」も思い浮かべてしまうのですが)。

おまけ(?)で、「交響組曲 ゴジラVSキングギドラ」も入れてありますが、こちらは何だか伊福部先生にしてはやっつけ仕事な感が否めません。
映画とは何の関係もない、「ロンド・イン・ブーレスク」のアップテンポ版を「行進曲」として入れちゃっていたり、「ゴジラ」の後半部分、「SF交響ファンタジー」の最後の部分が入っていたり…(「VSギドラ」のゴジラのテーマって、ハープが入っているのが大きな特徴なのですが、それが生かされておらず、残念…)。
伊福部先生自体も「VSギドラ」の音楽を担当することに対してかなりの困惑を抱いていらったようなので、それが出ているのかもしれません。
ブックレットのインタビューにおいても、「昔(日本映画黄金期)の監督は、音楽を入れる場面はちゃんと計算して撮っておいてくれていて、非常に音楽が作りやすかったが、今のはカットが矢継ぎ早に変わってしまうため、音楽の入れ方に非常に苦労した」と仰っています(音楽を担当しないのなら、昔のを流用するぞ、とも脅されたそうですが…)。
川北監督が「VSシリーズが成功したのは伊福部音楽のおかげ」と仰っておりましたが、本当の所は伊福部先生は、制作体制については困惑を抱いておりながら、音楽を担当されていたのではないでしょうか。
本多・円谷コンビの頃の伊福部音楽と、平成ゴジラの伊福部音楽を聴き比べてみると、本多・円谷コンビの頃の方が自然に作曲をされている感じがします。
平成ゴジラの映像と、伊福部音楽が上手くかみ合ってない印象を受けるのは、伊福部先生が映画撮影方法の現状に反発していたからではないかと思ったりもします。

しかし、伊福部先生のこの言葉は重いです。
現在の映画監督たちはこの言葉に耳を傾けるべきです。
と言っても、今の映画の音楽を担当する作曲家も、その「矢継ぎ早にカットが変わる」事に慣れてしまった上で音楽を作っているようですが。

話は変わりますが、Youtubeにて、クレイジーキャッツの「これが男の生きる道」「シビレ節」を聴きました。
どう考えても高度経済成長期の日本を皮肉っていますよね。
「これが男の生きる道」なんかは、「二人だけの橋」の話にも関連してきますけど、当時の低賃金のサラリーマンの現状を痛烈に歌った歌なんじゃないかと思いました。
「シビレ節」なんかは、受検戦争とか、テレビっ子をもろに皮肉っていますよね。
しかしクレイジーキャッツの歌、現在聴いても歌詞に古さを感じません。
今の日本には「ぶわぁっー!」というパワーが必要なんです!



2156 Reply Re:伊福部昭の芸術 KJ 2009/06/15 22:18

この盤の演奏は、アメノウズメの舞の演奏でピアノのミスタッチが
ちょっと気になります(^_^;)

でも、ステレオ音源でオーケストラ演奏で聴けるというのはやはり
有難い事ですね。

私はDVDも購入しましたが、これは是非一度鑑賞をお勧めします。

「画面と音楽の一体感」が見事な形で表現されています。
特にアメノウズメの踊りの部分等、すばらしいものです。


> 川北監督が「VSシリーズが成功したのは伊福部音楽のおかげ」と仰って

これは確かにそうでしょうね。
冷静に観たら、結構トホホな出来(苦笑)のVSキングギドラやデストロイア
等、それでも伊福部音楽が引っ張っていたのは否定しがたい事実ですから。

矢継ぎ早にカットを変えるのはいいんですが、結果何も印象に残らないと
なると、それは演出の問題ですよね。



2157 Reply Re:伊福部昭の芸術 ゾンデ5号 2009/06/16 18:37

> 「画面と音楽の一体感」が見事な形で表現されています。
> 特にアメノウズメの踊りの部分等、すばらしいものです。

そうですかぁ。
でも、今度「地球防衛軍」と「宇宙大戦争」のサントラが出るので、そっちにお金が行っちゃいそうです。(本多監督の映画祭もあるので…)
伊福部先生によれば、映画音楽の仕事の中でも一番印象深い作品だったということで、いつかは見なくては…と思っています。

> 冷静に観たら、結構トホホな出来(苦笑)のVSキングギドラやデストロイア等、それでも伊福部音楽が引っ張っていたのは否定しがたい事実ですから。

「VSデストロイア」なんかは、伊福部音楽だからこそそれなりに語られる作品になっているのではないかと思います。
「VSビオランテ」や「VSスペゴジ」は、伊福部音楽じゃないので、どうも眠くなってしまいます。
個人的に、伊福部音楽と作品のテーマが見事に合っていたのは、「VSメカゴジラ」ではないかと思います。
平成でいちばんまともなゴジラは「VSメカゴジラ」ぐらいですね。(本当は私はモスラ3部作世代なんですけど、昭和ゴジラを見た後は、劇場出る度に、何ともいえない物足りなさを感じていました)

2160 Reply Re:伊福部昭の芸術 殿様ギドラ Mail 2009/06/18 17:18

『わんぱく王子の大蛇退治』DVDは音質が悪いのが致命的なのだよなぁ。
特典映像として収録されている予告篇のほうが音が良い感じだし。
シネテープが現存しないのか、セルソフトを作る際にわざわざシネテープから音を持ってくるのを面倒くさがったのか・・。
(原版製作費をケチった?)

ブルーレイ時代が本格化すればHD画質での再発が期待できますから、それを待つのも手かも。
でももしレンタル版があれば是非ご覧下さい。

この映画、あんまりテレビ放送されないんですよね。
東映動画の長編だと『白蛇伝』はちょくちょく放送してたような。

音楽面での平成VSシリーズに対する大きな不満は、メインタイトル曲をじっくり聴かせようとしたものがあまりないこと。
「vsキングギドラ」「vsモスラ」「vsデストロイア」はクレジット部分にも芝居を入れ込んでいるので、作品全体を代表するようなメインタイトル曲の印象がありません。
伊福部先生も苦慮なさったのでは。

平成vsでいちばんまともなのは「vsメカゴジラ」というのは私も同感。
「vsスペースゴジラ」で寝ちゃうのもおんなじだ!
(ラストバトルのあたりでほぼ毎回寝てしまう・・。いままで4回みたはずだけど、ぜんぜん眠らないで見通せたのは1回だけ!!)

2158 Reply 超共演??? ゾンデ5号 2009/06/17 19:34

兄が「大決戦!超ウルトラ8兄弟」のDVDを借りたので観ました。

見終わって、「うーーーん??」としか言い様がない感覚に襲われました。
前にも書きましたが、登場するのはハヤタであってハヤタでないので、その妙な世界観設定に混乱してしまいました。
ダイゴ・アスカ・我夢の変身シーン、ハヤタ・ダン・郷・北斗が変身シーンでは、ガキンチョの頃の記憶(ディガ・ダイナ・ガイアは特にリアルタイムで見ていただけに)を呼び覚まされて、それこそ涙が出そうだったのですが…、全体的な話の流れが不自然というか、「お約束」に頼ってしまっている感があり、結局あまり印象に残らない映画になってしまいました。
ヒッポリト星人は何がしたいんだかさっぱり分からないし、最後に出てきた巨大な影も何がしたいんだか…。
半分爆笑、半分冷笑しながら観ていた気がします。

でもこの映画の影響、ライダーにも及んだらしく、今年のライダーの映画では、昭和・平成の主役ライダーが勢ぞろいするという事態に…。(私は、昭和ライダーファンの「義務」として、昭和ライダーがどう描かれているかを見るために一応見に行く予定です)
しかし最近は、何でも「パラレルワールド」という言葉に頼っている気がしてなりません。
何で「ゆるやかな繋がり」という発想が出来ないのでしょうか…。
「ゆるやかな繋がり」という形を採用すれば、「パラレルワールド」という言葉に頼らずとも、自然な形での共演が出来る筈です。
昭和ライダーシリーズなんかも、「緩やかな繋がり」で、多くのバリエーションを持ったライダーを作り出しつつ、うまく先輩との共演をさせています。
最も私はウルトラマンは、やたらに「共演」するのは避けるべきだと思っていますが…。

しかし円谷プロもストーリーを構成する能力が無くなってしまったのでしょうか…。
一番問題なのは、こういうのを手放しで喜ぶファンなんですけど。


2162 Reply Re:超共演??? 殿様ギドラ Mail 2009/06/18 17:41

リポートに感謝します。

現行の円谷プロでは、お話作りが○○なのは予想の範囲内というところでしょうか。
(前作、神戸でどっかんどっかんもストーリーは実に浅いというかテキトーでしたから)

私もテレビ放送があったら一応見てみますね。

ストーリーのまずさは円谷プロだけの問題ではなくて、邦画全般を覆う問題です。
ちゃんとしたシナリオライターが育たなくなっているんですね。

シナリオ塾みたいなものは流行っているようだけど、人から人へ伝授できるテクニックだけでは良いシナリオは書けませんよ。
物事を考え抜く力が大事です。
起承転結を上手くまとめるだけがシナリオライターじゃありません。
(それも出来てないものが多いけど)


2159 Reply 心は既に山形に在り! 海軍大臣 2009/06/18 12:45

と云う訳で、来る6/20の山形国際ドキュメンタリー映画祭プレイベント「本多猪四郎監督特集」にうかがうことになりました。
横浜からだと前日に前乗りせねばならず、全作品を見ると家に帰れないことが判明し、2泊3日の強行スケジュールとなりました。
しかし、本多作品がスクリーンで見れるのですから文句は言いません。万難を排して参りますので、もし現地で皆様とお会い出来たら嬉しいですね。

ちなみに、前売りを予約するため主催の事務所に連絡を入れたところ、横浜から行くと聞いて、大変驚かれてしまい、ちょっと恥かしかったです。

それでは。

2163 Reply Re:心は既に山形に在り! 殿様ギドラ Mail 2009/06/18 17:50


あっしは、行けない、行かれないのざますよ~。

井上ひさしさんがどんなお話をなさるか興味津々。
公式サイトに抄録なんかが載ると嬉しいのだぁがぁ。

ゾンデ5号さんは行かれるとのことなので、お二人に感想、リポート、なんでもちょっとでもお願いするざんす。

(『妖星ゴラス』、スクリーンで見るとすごいんだよなぁ)

2165 Reply Re:心は既に山形に在り! ゾンデ5号 2009/06/18 19:37

> と云う訳で、来る6/20の山形国際ドキュメンタリー映画祭プレイベント「本多猪四郎監督特集」にうかがうことになりました。
> 横浜からだと前日に前乗りせねばならず、全作品を見ると家に帰れないことが判明し、2泊3日の強行スケジュールとなりました。
> しかし、本多作品がスクリーンで見れるのですから文句は言いません。万難を排して参りますので、もし現地で皆様とお会い出来たら嬉しいですね。

そうですか!
もしお会いできて、色々と語り合えたら…、と思ってしまいました。
私は兄と共に行く予定です。
「マタンゴ」までずっと観ます。(実を言うと「マタンゴ」をまともに観るのは初めてです)
痩せっぽちで眼鏡を掛けていてリュックを背負っている身長174cmぐらいの高校生を見かけたら私だと思ってください。

2166 Reply Re:心は既に山形に在り! 海軍大臣 2009/06/19 12:15


> 痩せっぽちで眼鏡を掛けていてリュックを背負っている身長174cmぐらいの高校生を見かけたら私だと思ってください。

そうですか。当方は身長168cm、丸顔で眼鏡、紺のジーパンにショルダーバックを下げたアラフォー親父です。
開場時間頃、前売りを受け取るために受付付近をウロウロしていると思いますので、どうぞ宜しく。
 それではお会い出来るのを楽しみにしています。

2167 Reply Re:心は既に山形に在り! ゾンデ5号 2009/06/19 20:10

>当方は身長168cm、丸顔で眼鏡、紺のジーパンにショルダーバックを下げたアラフォー親父です。
開場時間頃、前売りを受け取るために受付付近をウロウロしていると思いますので、どうぞ宜しく。
 それではお会い出来るのを楽しみにしています。

そうですか。
こちらは「ゴジラ画報」か「素晴らしき特撮人生」を読みながら待っているので、見かけたら遠慮なく声をかけてください。
おそらく高校生でそこに居るのは私ぐらいの筈なので。

2168 Reply 映画祭プレイベント報告 ゾンデ5号 2009/06/21 11:12

山形国際映画祭プレイベント、行って参りました。
で、その様子を報告したいと思います。
まず、「ラドン」が上映されましたが、フィルムに破損している部分があったらしく、途中で映像が切れてしまう事が3回ぐらいありました。(河村が記憶を取り戻し、これから空洞の調査に行こう、という所と、セイバー3機がラドンを追撃するシーン、阿蘇火口にオネストジョンを発射するシーンなど)
色はDVDと比べると、少し退色しており、最良のフィルムを使ったとは言い難い状況でした。
また音声のノイズもかなりありました。
「ゴラス」「ガス人間」「マタンゴ」でも、そんな事がチラホラありましたが、そっちはちゃんとした綺麗な映像でした。
どうもDVDに使用したマスターと同じものを使用したようです。
残念だったのが、「ゴラス」の音声がモノラルであったことでした。
スタッフの方に尋ねたところ、4chステレオ音声は東宝から貸してもらえなかったとのことでした。
やはりDVDを買うしかないのか…。
しかし大画面で見るとやはり違います。
特撮の場面は言うに及ばず、役者の顔の動きまでばっちり分かってしまいます。(「ゴラス」でのゴラスが地球に最接近するシーンで、頬を微妙に動かす池辺良の演技は大画面でないと気付きにくいと思います)
しかしDVDで何回も見ている(「マタンゴ」は初見でしたが)映画も、やっぱり大スクリーンで見ると印象が違います。
特撮も粗は目立ちにくいです。

井上ひさし氏の講演ですが、面白かったのですが、本多作品に対する見識はあまり聞けず、残念でした。
ただ「本多監督作品の怪獣や女性は嫌らしくない」というのには、共感してしまいました。
初代ゴジラや初代ラドンが憎めないのもなるほどと思いました。

そして、会場で海軍大臣さんと会う事が出来ました。
色々な話を教えて頂いて、嬉しい限りでした。
またお会いする機会がありましたら、もっと色々な話を教えて頂きたいです。
しかし海軍大臣さんの話を聞いていて、やはり本多・円谷作品に育てられて良かったと思ったり…。

とにかく、素晴らしいイベントでした。
しかし、生誕100周年のときには、ちゃんとしたフィルムを使用してほしいです。
パースペクタステレオや4chステレオも再現してほしいです。(モノラルの作品はノイズを徹底的に取り除いてほしいです)

2170 Reply Re:映画祭プレイベント報告 海軍大臣 2009/06/22 13:01

ゾンデ5号様、先日はお疲れ様でした。お会い出来て嬉しかったです。お約束のもの、今しばらくお待ち下さい。

さて、今回の上映会で発見したことなのですが、『空の大怪獣ラドン』の冒頭の炭鉱技師室の場面で、出水事故を告げる電話の左隣に置かれている書類に「昭和三十五年度」と書かれているのに気づきました。これって公開時から四年後と云う設定だったのでしょうか? なお、DVDで再確認したところ、画面が切れてしまっていてダメでした。しかし、やはりスクリーンで観た時の情報量はホームシアターの比でないことが改めて実感された次第です。

さて、井上ひさし先生のお話の中で本多猪四郎監督の温厚誠実な人柄に触れて、同県出身である井上先生は「山形県人の理想の姿」との表現を使われていました。
イベント終了後、私が真っ暗な田舎道で帰りのバス(何と8時代で最終となります)を待っていたところ、近所のお年寄りが近づいてきて、
「あんた、未だバスあるの?」
と聞いてきました。私が間もなく終バスが来ることを告げると、
「それなら良かった」
と呟いて去っていきました。
全く見ず知らずの旅行者のバスの心配をしてくれたそのお婆さんの姿に、井上先生の言われた本多監督の「山形県人の県民性」を見る気がして、今度のイベントに参加できたことが非常に嬉しく思いました。

2172 Reply Re:映画祭プレイベント報告 殿様ギドラ Mail 2009/06/22 17:51


ゾンデ5号さん、海軍大臣さん、リポートに感謝です。

やっぱり映画は大画面に限ります。
そして、最良ではなかったとはいえ、上映に使われたフィルムがそんなに悪いものではなかったのがなによりでした。
昔、東京の映画館で行われていた特撮オールナイトだと、色が無くなって真っ赤っかなんて当たり前でしたから。

今回のイベントには行けなかったので、悔し紛れ、というわけではないけれど、DVDで『ガス人間第一号』を見ました。
濃密で巧みな構成のシナリオ、緻密な演出、素晴らしい作品!!
改めて、本多監督はもっともっと高く評価されるべき才能だと感じました。

>「昭和三十五年度」と書かれているのに気づきました

うわっ、『空の大怪獣ラドン』も長らくLDやDVDでしか見ていなかったので、そんなディティールがあったなんて知りませんでした。
フィルムのスタンダードサイズとNTSC規格のテレビでは縦横比が違うので、DVDでははみ出してしまったのでしょうね。
そのあたりはBDのハイビジョンソフトなら35ミリフィルムスタンダードノートリミング版になると思われるので、確認できるようになるかも・・。

映画は劇場で見るのが一番とはいえ、かつての映画館だとスクリーンより画面を少し大きめに投影することが多く、映像周縁部は暗幕にはみ出して見えないということもありましたから、映画館も良い劇場でないと困るという面もあります。(音も設備によってまちまちだし)

井上ひさしさんの講演は、映画論よりは郷土論に力が入っていた感じなのかなぁ、と想像しています。

2176 Reply Re:映画祭プレイベント報告 ゾンデ5号 Mail 2009/06/23 20:57

>海軍大臣さん
> さて、今回の上映会で発見したことなのですが、『空の大怪獣ラドン』の冒頭の炭鉱技師室の場面で、出水事故を告げる電話の左隣に置かれている書類に「昭和三十五年度」と書かれているのに気づきました。これって公開時から四年後と云う設定だったのでしょうか? なお、DVDで再確認したところ、画面が切れてしまっていてダメでした。しかし、やはりスクリーンで観た時の情報量はホームシアターの比でないことが改めて実感された次第です。

個人的には、現地でも海軍大臣さんが仰っていたもう一つの説「5ヵ年計画」ではないかなぁと思います。
「ゴジラ」の設定年代は1954年8月でしたし、「ゴジラの逆襲」も同様の筈です。
個人的に本多・円谷コンビが、怪獣映画に「近未来」の設定を持ち込むとは思えないので。
しかし海軍大臣さんの観察力には敬服いたします。
私は若僧ですから、「ラドン」が大スクリーンで見られるという事だけで舞い上がってしまって、そこまで目が行き届きませんでした。

> さて、井上ひさし先生のお話の中で本多猪四郎監督の温厚誠実な人柄に触れて、同県出身である井上先生は「山形県人の理想の姿」との表現を使われていました。

そんな事も仰っていましたね。
「出しゃばり過ぎず、かと言って周りに左右されない」という所を強調されていたように思います。

> イベント終了後、私が真っ暗な田舎道で帰りのバス(何と8時代で最終となります)を待っていたところ、近所のお年寄りが近づいてきて、
> 「あんた、未だバスあるの?」
> と聞いてきました。私が間もなく終バスが来ることを告げると、
> 「それなら良かった」
> と呟いて去っていきました。
> 全く見ず知らずの旅行者のバスの心配をしてくれたそのお婆さんの姿に、井上先生の言われた本多監督の「山形県人の県民性」を見る気がして、今度のイベントに参加できたことが非常に嬉しく思いました。

山形県の方って、良くも悪くも「世話好き」な部分がありますからね。
母の実家が山形なので、それはかなり感じます。
本多監督は、そんな繊細な部分を持っていたからこそ、あんなにリアリズムのある演出ができたのではないかとも思います。

>ギドラさん
実を言うと今年の夏、「ゴジラ」「ラドン」「モスラ」のブルーレイが発売されるそうで、それを見たら確認できるかもしれませんね。
「ラドン」のDVDは、発色が薄い印象があるので、ハイビジョンになるとどうなっているか、興味があります。

>井上ひさしさんの講演は、映画論よりは郷土論に力が入っていた感じなのかなぁ、と想像しています。

どちらかというとどっちでもないですね。
印象に残っているのは、「自分たちのマドンナであった白川由美(井上氏は戦時中山形に疎開に来ていた白川由美さんと親しい仲であるそうです)が、『ゴジラ』を撮った本多監督の作品に出るというのが非常に嬉しかった」という話と、「映画評論家が『二十四の瞳』とかは褒めるくせに、『ゴジラ』は全く無視していて、映画評論家を恨んだ」という話です。

内容に関してはまとまりがなかったという印象がありますが、非常に面白い講演でありました。

それから、海軍大臣さんが以外と毒舌だったのに驚かされてしまいました。
平成ゴジラについてはかなり手厳しく批評されていたのが印象深いです。
海軍大臣さんとは伊福部音楽などについても結構語ることができて嬉しかったです。
色々な特撮映画ファンの話も聞けて良かったです。
自分は知識だけはあるつもりでしたが、海軍大臣さんの観察力・経験の深さには驚かされるばかりでした。

再来年の本多監督生誕100周年のイベントはどうなるのでしょうね。
何でも監督生誕の地、鶴岡でやるという話も…。
でもやるなら、音響がしっかりしている施設を希望します。

2179 Reply Re:映画祭プレイベント報告 殿様ギドラ Mail 2009/06/24 18:37

> 実を言うと今年の夏、「ゴジラ」「ラドン」「モスラ」のブルーレイが発売されるそうで、それを見たら確認できるかもしれませんね。

なぬ、と調べたら、9月発売とのことですね。
さらに10月には黒澤作品も。
黒澤映画はボックスも同時発売なのに、特撮映画ではボックス版の予定がないんだなぁ。
単品の値段も黒澤映画のほうが安いし・・。
でも、DVD発売のときのように、先鋒としてBDもいちはやく買わにゃなるめーか。

> 内容に関してはまとまりがなかったという印象がありますが、非常に面白い講演でありました。

なるほど。
四方山話という感じだったんですね。
それはそれで貴重な証言なのだよなぁ。
>
> それから、海軍大臣さんが以外と毒舌だったのに驚かされてしまいました。

そーかー、webではかなり抑えていらっしゃるのでしょうね。
がははは、おいらもかなり抑えているのにこんな調子だから全開バリバリになると酷いことになります。
温厚な本多監督に学ぶべし、と反省すること多しです。

>
> 再来年の本多監督生誕100周年のイベントはどうなるのでしょうね。
> 何でも監督生誕の地、鶴岡でやるという話も…。

須賀川の英二展みたいに一定期間つづけられるイベント(展示会みたいな?)もあるといいですね。
映画の上映ももちろん希望しますけど、一日二日で終わってしまうのだと遠方からは行きにくいですから・・。(東京でもなんらかのイベントは開催されるか)

2169 Reply ミラーマンDVD ルー等級つつ大臣 2009/06/21 18:40

映画祭の本多監督作品上映を観にいけてるゾンデさんや海軍大臣さんに羨ましいと思いつつも先日、ようやく「ミラーマン」のDVDがあるレンタル屋に行き漸くというか久々に観ることが出来ました。
(いうまでもなく第1巻から)

理由はいうまでもなく第1、2話は本多監督作品でして以前はビデオソフトもあったので結構借りて観てましたが(これもいうまでもなくコロンビアレコードから出てたソフトでしてしかもレンタルでね)それらも廃盤になり暫く観てませんでしたが
やっとの事で発見し約15年ぶりに見ました。

で、内容ですがいうまでもなく「1980年代、インベーダーが地球を侵略しようと目論んだ。だが、それに立ち向かうのは二次元人ミラーマン」といった感じでありますが今回改めて観て思ったのですが第1話、2話は本多監督作品ということでどことなく「宇宙大戦争」を思わせる描写がなされていて敵であるインベーダーはまさに「得体の知れない来訪者」とでもいうべき描写で「宇宙大戦争」のナタール人と共通しています。
(しかもインベーダーは黒いサングラス、緑色の血といった不気味な要素もあり
放送当時、「かなりグロテスク」と評価されてたのも納得で現在見ても死ぬシーンではかなりグロイです。)
第1話の冒頭での竜巻による民家破壊シークエンスでは「ラドン」と同様に屋根瓦が飛び散るシーンもありますがここはやはり今見るとちょっとチャチだなあと思ったざます・・・。
(それでも現在の戦隊ものよりはマシなのですが・・・。)
ただそれにしてもストーリー展開はヒーローものというよりも侵略SFを思わせるシリアスタッチでテレビ作品故、大規模なモブシーンは無いのですが登場人物の心理描写などは流石に本多監督、巧いです。
(こういう展開や描写は現在の特撮作品には無い・・・からなあ・・・「宇宙大戦争」を思わせたのもそこなのかな・・・。)
で、後半は如何にもヒーローモノの展開になってしまってインベーダーが怪獣化し
ミラーマンと戦いミラーマンの勝利というものになってしまうのですがそれでも昨今のウルトラよりはマシですね・・・。
(尤も後半のミラーマンと怪獣の対決では「ウルトラ」と被ってしまうのが否めないのが残念ですが・・・それでもまあインベーダーが怪獣化するシーンやミラーマン変身のシークエンスではCGの無い時代にあれだけの合成を創り上げた中野稔氏には脱帽ですが)

さてさて作品自体はとりあえずここまでですがDVDの仕様に関して。
さすがにデジタルウルトラシリーズには及びませんでしたね・・・。
画質もそれほど鮮明でもないしレストアしてないせいか変色もありました・・・。
(結構シミとかもあったのが残念・・・。)
だがしかし、何故か音声はオリジナルのモノラルに加えMEテープ、そして5.1サラウンドバージョンが収録されておりこちらに関しては親切ざました・・・。
(5.1チャンネルバージョンは東宝特撮シリーズと同じ当時の音声素材から作成。ただちょっと判りづらいのが難点ですが音の位相はちゃんとやっております)


2171 Reply Re:ミラーマンDVD 殿様ギドラ Mail 2009/06/22 17:23

「ミラーマン」DVDはデジタルウルトラシリーズじゃないんですよね。
なんでだろ。同じフジテレビのMJやアンバランスはデジタルウルトラに入っているのに・・。

この作品、前半はウルトラと違って、どちらかというと「謎の円盤UFO」的な侵略SF色が強いんですよね。
いちおう怪獣が出てくることにはなっていますが、そのデザインも「獣」ではなくて美術彫刻みたいなものが多いです。
ストーリーも科学性に重きを置いていて、なかなか知的なのですが・・。

後半になると怪獣デザインもしょぼくなり、ストーリーも平板となり・・・。

それでもA以降のウルトラよりは全体におもしろかったです。

むむ、DVDには5.1ch音声もついているのくわ!

2175 Reply Re:ミラーマンDVD ルー等級つつ大臣 2009/06/22 22:00

> 「ミラーマン」DVDはデジタルウルトラシリーズじゃないんですよね。
> なんでだろ。同じフジテレビのMJやアンバランスはデジタルウルトラに入っているのに・・。

多分ではありますが「MJ」や「アンバランス」は製作時は円谷英二監督も在命しておりその関係もあるのでは?と思ってるざます。
「ミラーマン」は昭和46年の製作で一応は企画は44年にはスタートしてますが
守田プロデューサーの思いつきを金城氏に話したというのが真相のようです。
で、それを漫画化にしたのですが英二監督はノータッチだったようです・・・。
(尤もそれでは「ブースカ」がデジタルウルトラに入ってないのは疑問・・。
これもいうまでもなく英二監督の監修作品なのに・・・。)





> この作品、前半はウルトラと違って、どちらかというと「謎の円盤UFO」的な侵略SF色が強いんですよね。
> いちおう怪獣が出てくることにはなっていますが、そのデザインも「獣」ではなくて美術彫刻みたいなものが多いです。
> ストーリーも科学性に重きを置いていて、なかなか知的なのですが・・。

そうそうざます。
防衛隊のSGMも当初は分析、調査に徹していてそこが「ミラーマン」の独自性を醸していたのですが・・・。
で、また怪獣も彫刻が動いているって感じで事実、第2話のキティーファイアーは
高山造形でまさにシュールなのに後半の怪獣はいかにもありがちなのが残念ざますし独自性を失ったざます・・・。
(「謎の円盤UFO」に例えましたけれども納得ざます・・・。)
そうそうDVDには5.1がついてくるんざますよー!
まさか?と思うざますけれど見落とせないざます!


2174 Reply ブログを始めました ゾンデ5号 Mail 2009/06/22 20:34

今日からブログを始めました。
特撮論、ゴジラ論なども書く予定です。

ttp://zondebiog.blog66.fc2.com/blog-entry-3.html

2178 Reply Re:ブログを始めました 殿様ギドラ Mail 2009/06/24 18:21

いいですねー。
だんだん数少なくなってきた本多・円谷特撮映画のファンが発信する場が増えるのは喜ばしいことざんす。

読ませてもらいますよ。
そして、コメントも寄せちゃうよ。

2180 Reply Re:ブログを始めました ゾンデ5号 Mail 2009/06/24 22:28

ぜひご覧になってくださいね。
ここに書ききれなかったことも書く予定です。
今日は私の「怪獣映画論」を書いてみました。
しかし怪獣映画って本当に深いです。
その「深さ」を演出した本多・円谷コンビには敬服するばかりです(伊福部先生、関沢・馬淵先生の存在も忘れてはいけませんが)。


2193 Reply Re:ブログを始めました ルー等級つつ大臣 2009/07/12 18:29

遅ればせながらも私からも。
ブログ開設おめでとうございますざます!
最早、(円谷特撮や黒澤作品を)過去の遺物にまで追い込んでしまった現在の映像コンテンツ界に渇を与えるべく立ち上がったゾンデさんの行動に対し敬意を払いたいと思ってます。
(最近、私は転勤やらでなかなか時間が取れずなのが辛いざます・・・)
是非遊びに行きますのでよろしくざます!

2181 Reply BSデジタルとBDソフト 殿様ギドラ Mail 2009/06/29 18:06

先日のBS11大魔神一挙放送を録画したにもかかわらず、HVで観た大魔神のあまりの素晴らしさにBDボックスも購入してしまった殿様ギドラ。

さてBSデジタルハイビジョンとブルーレイソフトの比較です。

サンプルは『大魔神逆襲』冒頭部。
これはDR(ダイレクトレコーディング・放送と同じ信号をそのまま記録)で録画してあるので、BS放送とBDソフトの比較が出来ます。

再生機として録画物のほうをBDレコーダー(パナソニックDMR-BW850)、
BDソフトはPS3にて行いました。
(BDレコーダーのほうがずっと後発の製品なので再生性能はPS3より上ではないかと・・)

モニター(パナソニックTH-32FP15)の限界があるので正確な比較はできませんが、
PS3で再生したBDソフトのほうがやはり高画質でありました。

ひとつは明暗の階調が豊かであること。
そして、動画解像度の違いです。
『大魔神逆襲』冒頭部には降雪や降雨のカットがあり、細かい物が画面上をたくさん動く映像ではBSデジタルだとブロックノイズが発生してしまうようです。
また、色表現にも違いが見られたような・・。
(大魔神BDはAVC形式なのでデジタル放送と同じ転送レートだとしてもより高画質になる、んじゃないかな)

とはいえ、圧倒的な差があるというほどではありませんでした。
それほど入れ込んでいるわけではない作品ならBSデジタルハイビジョンで充分だな、とも思った次第。

ただし、最新の映画では音響面の差が激しく出てくるはずです。
デジタル放送のAAC圧縮では十分な音質を確保できません。

結論はDVD時代と同じく、これぞと思う映画はソフトを買え、ってことですね。

それから補足。
大魔神BDボックスはDVDの封印函に比べると資料や特典映像が弱いようです。
そりゃ私のように両方買っちゃう人はいいけれど、BDしか買えなかった人には不親切。
それに比べると東宝BDソフトのほうが充実していそうですね。
ざっと調べたところ、DVDについていた特典をすべて含んでプラスアルファがあるようです。
『ゴジラ』BDには伊福部昭インタビューがちゃんとついてくるそうな。
なのに、『大魔神怒る』BDには伊福部先生インタビューがついてないぞコノヤロー!(by銀さん)

2182 Reply Re:BSデジタルとBDソフト ゾンデ5号 Mail 2009/07/01 18:30

ハイビジョンになると、DVDとは大分印象が変わりますよね。
HD画質の魔神様を見た時は、色の鮮やかさに驚いてしまいました。
デジタル技術って恐ろしいものです。
前にちょっとだけHDの「ゴジラ」を見たのですが、解像度がDVDとは比べ物になりません。
皮膚やミニチュアの作りがよく分かり、特撮カットの分析には非常に役立ちそうです。
と言っても私はまだ高校生。
ブルーレイを買うのは後10年先になりそうです(その頃にはもう新しいメディアが出現したりしていたりして)。
個人的に、家で見る分にはDVDで十分なんですよね(と言っても、DVDの映画は所詮「偽物」なのですが)。
生の迫力を味いたい時ならもう劇場に行きます。
DVDやブルーレイは、所詮「代用品」ですから(ブルーレイ買ったギドラさんすいません)。

2183 Reply Re:BSデジタルとBDソフト 殿様ギドラ Mail 2009/07/03 15:53

>ゾンデ5号さん

いや、まあ、学生さんだとホイホイとソフトを買うわけにもいきませんよね。
将来の大人買いに向けて、いまは雌伏の時と思って耐えるのじゃ。
(若いうちに、欲しくても手に入らないという経験を積み重ねるとこだわりの深さが醸造されまっせー)

で、確かにブルーレイも代用品、とは言えますが、
それは映画鑑賞をその周辺環境まで考慮すれば、というところじゃないかと。(劇場へ足を運ぶ、見知らぬ誰かと一緒に同じ作品を観るなどなど)

DVDになって発色はフィルムに近づいた、ないし場合によってはフィルム以上。
そしてBDによるハイビジョンソフトは解像度も上がって、モニター(あるいはプロジェクター)の性能によっては劇場以上のクオリティを発揮することも不可能ではなさそうです。
(さすがに映画館レベルのスクリーンに投影するには解像度が足りないみたいですが、家庭用の100インチや200インチのスクリーンなら充分かと)

作品そのものの鑑賞なら相当なところまで来たようです。

昔々子供の頃、将来は自宅に35ミリ映写機を据え付けて、好きな時に好きな映画を見られるようにしたいと思っていたけれど、そのためにはどれほどお金がかかることかと頭を抱えました。
それが新技術のお陰で、そんな夢まであと少しのところまで来ました。
(音響に関しては子供の頃の夢を遙かに超えてしまった・・)

だって古い名作は映画館で上映してくれないんだもん。
(上映してもレストアしてあるのは滅多にない)

あ、そうそう、あと10年も経てば確かに次のメディアが出てくるんでしょうね。(もー、イヤっ)
でも今は定額給付金で『ゴジラ』『ラドン』『モスラ』のBDソフトを買ったるぞー。

2185 Reply Re:BSデジタルとBDソフト ゾンデ5号 Mail 2009/07/04 10:20

>ギドラさん
> いや、まあ、学生さんだとホイホイとソフトを買うわけにもいきませんよね。
> 将来の大人買いに向けて、いまは雌伏の時と思って耐えるのじゃ。
> (若いうちに、欲しくても手に入らないという経験を積み重ねるとこだわりの深さが醸造されまっせー)

そう思って我慢します。
DVDでも十分綺麗ですし、家には音響に関して言うとホームシアター機能もあるので、今のところはDVDでも十分なんです。
ビデオに比べれば本当に綺麗ですからね。

> DVDになって発色はフィルムに近づいた、ないし場合によってはフィルム以上。
> そしてBDによるハイビジョンソフトは解像度も上がって、モニター(あるいはプロジェクター)の性能によっては劇場以上のクオリティを発揮することも不可能ではなさそうです。
作品そのものの鑑賞なら相当なところまで来たようです。

そこまで凄いんですかぁ…。
フィルム以上の発色とは、ハイビジョン技術は凄いですよね。
思えばDVDの辺りからやっと、「観賞」出来るようになったと思います。
パソコンのDVD再生ソフトでコマ落としをして、特撮カットを分析するっていうのも出来るようになりましたし。

> 昔々子供の頃、将来は自宅に35ミリ映写機を据え付けて、好きな時に好きな映画を見られるようにしたいと思っていたけれど、そのためにはどれほどお金がかかることかと頭を抱えました。
> それが新技術のお陰で、そんな夢まであと少しのところまで来ました。
> (音響に関しては子供の頃の夢を遙かに超えてしまった・・)
> だって古い名作は映画館で上映してくれないんだもん。

私もそういう夢を持っていましたが、しっかりとした収入さえ得れれば、その夢も実現できる世の中になったのですよね。
モノラル音声しかない作品も、シネテープ音声でデジタル化されると迫力満点ですからね。
音響に関して言うと、4chステレオなんかは半端じゃないくらい迫力があります。
たまに「太平洋の嵐」のDVDの音声をBGMトラックにして、4chステレオで録音されたタイトルテーマ曲を聴くと、涙が出そうになります。

>(上映してもレストアしてあるのは滅多にない)

そうなんですよね。
山形での映画祭でも「ラドン」は退色が著しかったですし、ちゃんとしたイベントでないなら、なおさらですよね。

どっかの妖怪人間ではありませんが
「早く大人になりたい!」(でも大人になったら学生以上の苦労を味わうのでしょうけど)

思えば伊福部音楽なんかに関しても、かなりの雌伏の時を経て素晴らしいCDに出会えましたから、「待つこと」は、逆に物凄い喜びに繋がるかもしれないんですよね。

2187 Reply Re:BSデジタルとBDソフト 殿様ギドラ Mail 2009/07/07 16:43

どうもどうも。

> フィルム以上の発色とは、ハイビジョン技術は凄いですよね。

この件、正確な情報がないかと調べてみたんですが、デジタルビデオとフィルムを比較したデータが見あたらず、感覚的な情報になってしまって申し訳ないです。
映画館で見た「色」と自宅のモニターで見る「色」の比較という程度の話と思ってくだせぇ。
(当然手持ちの機材で変わってくる話でもあります。いま主流の液晶テレビがどのぐらいの性能なのか・・。うちではまだ8年前のブラウン管ハイビジョンテレビなんですが、電気店で見る液晶には負けていないんじゃないか、な、と)

> 思えば伊福部音楽なんかに関しても、かなりの雌伏の時を経て素晴らしいCDに出会えましたから、「待つこと」は、逆に物凄い喜びに繋がるかもしれないんですよね。

そうそう。
未来に夢を持ちにくい世の中だけど、良いことも必ずありますから!

2186 Reply 響けキャシャーン ゾンデ5号 Mail 2009/07/06 22:22

大分前に宇多田ヒカルのご主人の演出で実写化されたり、リメイクされたりしていた「キャシャーン」。
こちらでも色々話題が出ていましたが、オリジナルを「科学忍者隊ガッチャマン」と合わせてDVDを借りてしまいました。

何といえば良いのでしょうか。
「孤独感」が物凄いですね。
何でかと言えば、アンドロ軍団は非常に強大です。
まともに戦えるのはキャシャーンだけ…。
ですがキャシャーンは心は人間東鉄也のままであっても、体はもう「新造人間」なんです。
キャシャーンが、子どもからリンゴをもらって食べるのに、味が感じられないという描写には涙が出そうに…。
挙句の果てに途中からはキャシャーンを「人間じゃない!」と言って迫害する人間も出てきます。
ですがキャシャーンは、体は人間でなくても心は人間東鉄也のままな訳で…。
それでもまともにアンドロ軍団と戦えるのはキャシャーンのみです。
だからこそ観ているこっちは、キャシャーンに感情移入してしまうんですよね。

リメイク版「Sins」はOPだけちょこっと見ましたが、「何だこりゃ?」でした。
デザインは大幅に変えられてしまっているし、キャシャーンに髪の毛が残ってるし、顔は最近の腐女子向け(?)ガンダムの主人公みたいだし、何より主題歌が「???」でした(気持ち悪くなっちゃいました)。
音楽は和田薫氏ということでしたが、こっちとしては菊池俊輔先生の音楽でないと納得がいきませんねぇ。
主題歌はささきいさおの「たたかえ!キャシャーン」じゃないと…。
音楽に関して言えば、「仮面ライダー」と同じ菊池俊輔先生なので、安心して観られました(主題歌のメロオケ、アレンジには実にぞくぞくさせられます)。

「科学忍者隊ガッチャマン」も合わせて観ましたが、独特の無国籍感がたまりません。
「キャシャーン」なんかは、主人公が日本人っぽい名前でも舞台はヨーロッパっぽいですし。
この辺りは「タイムボカンシリーズ」と相通じる部分があります。
でも、私には集団で戦う「ガッチャマン」より、独りで戦う「キャシャーン」の方が合っているようです(リアルタイムで見た戦隊シリーズよりも、昭和の仮面ライダーが好きなのも、同じ理由らしいです)。

2188 Reply Re:響けキャシャーン 殿様ギドラ Mail 2009/07/07 17:04

いいですねぇ。
そして偶然ですねぇ。

私もCSカートゥーンネットワークで「ガッチャマン」を、
東京MXテレビで「キャシャーン」を再チェック中なのであります。

「キャシャーン」はまだ全話見たことがないので今回はじめて見る作品が多いです。
圧倒的な武力を持つアンドロ軍団とどう戦うか、はたまた戦いを回避できるのか、というような重い話が多いですね。
そして人間とロボットという種族間の争い、差別の問題も含まれています。

対して「ガッチャマン」は国際科学技術庁が中心になって世界が理想郷を作り出そうとしているところに現れた巨大テロ組織ギャラクターとの戦いを描くので、スケールが大きくて複雑なストーリーが魅力です。
ほとんどのヒーロードラマが触れずに済ませている悪の組織の資金源や構成員増員の方法などにも目を配った話があります。

どちらの作品もTVアニメの描写力を飛躍的に高める役割を果たしたのは間違いないです。
「ガッチャマン」終了直後に放送スタートしたのが「宇宙戦艦ヤマト」でしたが、
初回を見た時、「ガッチャマン」ほどの作画クオリティがなかったことにがっかりしたのを覚えています。

2190 Reply Re:響けキャシャーン ゾンデ5号 Mail 2009/07/07 17:59

何という偶然でしょうね。
こっちはDVDをわざわざ借りてこないと観られないのが苦しいところです。

> そして人間とロボットという種族間の争い、差別の問題も含まれています。

キャシャーンがロボットだ!という事で恐れる人間の描写はまさにそうでしょうね。
「●●は悪い奴・恐ろしい奴だ」という決めつけは、人種・民族差別に通じる部分もあり、実に深いです。

> 対して「ガッチャマン」は国際科学技術庁が中心になって世界が理想郷を作り出そうとしているところに現れた巨大テロ組織ギャラクターとの戦いを描くので、スケールが大きくて複雑なストーリーが魅力です。

そうなんですかぁ…。
何しろガッチャマンは全話見ようにも、100話以上あるので、見るのに非常に時間がかかってしまうのですよね。

>> ほとんどのヒーロードラマが触れずに済ませている悪の組織の資金源や構成員増員の方法などにも目を配った話があります。

「キャシャーン」も同様ですが、ヒーロー物の「お約束」を簡単に破ってますよね。
2話だかで、健の前に人質が現れ、健は捕まってしまうのですが、健が捕まった後に、実はその人質は殺されていたという描写には「やられた!」と思いました。
個人的には、「キャシャーン」を全話見た後に「ガッチャマン」に手を出すことになりそうです。

しかしこの頃のアニメの主題歌は、どこか安心して聴ける部分があるように思います。
メロディーも覚えやすく、またアレンジ、メロオケなんかも実に聴いていて心地良いものがあります。

ですが、これ以上色んな物に手を出すと大変なことになりそうです(笑)
「キャシャーン」に至っては、歌曲集と音楽集まで欲しくなって来たので…。

2189 Reply 7月7日七夕 殿様ギドラ Mail 2009/07/07 17:10

円谷英二監督のお誕生日です。(ほんとの誕生日は7日ではないと言われてますが、ご本人が7日だと言っていたのだからいいじゃない)

おめでとうございます。

天の川は、見えないよなぁ。

2191 Reply Re:7月7日七夕 ゾンデ5号 Mail 2009/07/07 18:01

円谷監督、今日が誕生日でしたね。
円谷監督の才能に改めて敬意を表し、また今後に生かしていかなければと思います。
円谷監督のセンスは現代にも通じるものです!

2192 Reply Re:7月7日七夕 海軍大臣 2009/07/07 18:24

久しぶりに須賀川へ遊びに行きたくなりました。
今宵は偉大なる先人の遺徳を偲びつつDVDでも楽しみたいとおもいます。

2194 Reply Re:7月7日七夕 ルー等級つつ大臣 2009/07/12 18:34

遅れてばかりですまんざます・・・m(__)m
この時は仕事が多忙で帰りにふと思ってました。
「この日が来たんだな・・・」と。
私もこの日は時間が許す限り、DVDを満喫しておりました。

2195 Reply Re:7月7日七夕 殿様ギドラ Mail 2009/07/16 14:18

皆様のレスに感謝します。

そして、ゾンデ5号さんのブログを読んで改めて思うこと。
若い世代にも円谷特撮の神髄をつかみ取ろうと努力する方がいらっしゃるのは本当に喜ばしいです。
そして、自分も気力を無くすことなく思うところを発信し続けなければならないな、と。
他の誰かが書いていることでも、自分も同じ思いならそれを自分の言葉で書くべきだ。
所詮この世は多数決。
何も言わなければいないも同じ。などなど・・・。

以前、私は現状のままでは新作ゴジラは作らなくていい、と書きました。
向こう20年は作らなくていいんじゃないか、と。
それは本心ではありますが、でも、ゴジラの新作を見たくないという意味ではありません。

円谷英二監督が関わったゴジラシリーズの新作は観たいのです。
あのゴジラがこの現代でどんなドラマを巻き起こすかが見たい。

怪獣映画の醍醐味は、怪獣出現という大事件に社会が揺れることを見る楽しみ。
過去にどんな傑作があろうとも、いつでも現代の怪獣映画は作りうるはず。
いや、それだけだとゴジラである必要はないわけで、怪獣映画の可能性とゴジラの可能性は厳密には分けて考えなければなりませんね。

円谷監督のゴジラには野生児、自然児の魅力があります。
奔放な怪獣ゴジラが、いまの日本、いまの世界に現れる様を見たいものです。

そして、本多猪四郎作品のような、理性的で誠実な映画の登場を望む!!

2196 Reply 吉村公三郎!! 殿様ギドラ Mail 2009/07/16 14:21

先月今月の2ヶ月に渡って日本映画専門チャンネルでは大映時代の吉村公三郎特集を組んでいます。

吉村監督は新藤兼人さんと組むことが多いので伊福部音楽を使った作品がたくさんあり、伊福部映画音楽を追いかける過程で何作か見てきましたが、
この度の特集では伊福部音楽でない物も全部見ることにしました。
(もちろん初見の伊福部音楽使用映画も含まれていました。『慾望』(1953)【入り乱れる人間模様がおもしろい!】『西陣の姉妹』(1952)【全体に救いのない話でもやもや感が残る】『千羽鶴』(1953)【女の愛憎】で、1950年代前半の映画音楽にはシンフォニア・タプカーラに通ずるメロディがちょこちょこ出てくるのであります)

印象的な作品は数多いけれどその中から2本ご紹介します。

まずは『夜の蝶』(1957)。

大阪から出てきて銀座で大成したバーのマダム京マチ子、彼女と過去に因縁のある京都の女山本富士子が銀座に新規参入してくるところから始まります。
彼女たちを眺めているのは、かつてバイオリニストを志したものの戦傷で演奏できなくなり、作曲修行をしながらホステス斡旋業をしている船越英二。
京マチ子と山本富士子の政界財界人を巡る激しい女の争いの中に男女の化かし合いも織り込まれて、「人間性」をえぐる名作となっていました。

さて劇中、船越英二が出世していく同期の音楽家たちをうらやむシーンに映るポスターが「三人の会演奏会」。その三人とは團伊玖磨、芥川也寸志、黛敏郎。
ああ、船越さん、伊福部門下だったのね。(團伊玖磨は違うけど)ちなみにこの映画の音楽担当は池野成氏でありまして、なんとも伊福部率の高い映画だったのです。

びっくりポイントはもう一つ。
オープニングタイトルに特殊撮影・築地米三郎と出ていたのでどこかに特撮が使われているんだろうな、合成かなぁ、なんて思っていたのですが、
作品を見るうちにそんなことはすっかり忘れておりました。
それがですね、クライマックスで全てを失い怒りに狂った山本富士子が、京マチ子と山村聰が乗る車を追いかけるシーンになり、山本車がだんだん危険な運転になってきたところで、
ミニチュア特撮によるカーチェイスとなるのであります。
現実的なストーリーを支えるリアルな特撮。(残念なのは、車の軌道を守るためのガイドがミニチュア車の車体下から伸びているのが見えた)
道路や橋のミニチュアも精度が高く、ちょっと見ではバレないでしょう。
そして、山本富士子が対向車線から追い抜きをかけつつ左に急ハンドルを切って、京・山村車もろとも谷底へ落ちていくシーンは本編との繋がりもよく、
ストーリーのクライマックスを特撮が担った名場面でした。(片方の車だけが落ちながら炎を吹き出す演出も決まっていた)

特撮っていいなぁ。

つづいて『夜の素顔』(1958)
こちらも音楽は池野成。
で、特撮は的場徹との表示が・・。
さてどこに特撮が、と思ったら冒頭がいきなり太平洋戦争末期の南方基地から始まって、米軍機の爆撃が特撮で描かれていました。
カット数は少ないけれど必要十分な効果を発揮。決してチャチには見えません。

この映画も京マチ子主演で、日舞の世界を舞台にあらゆる手練手管でのし上がっていく女の生涯を描いたもの。
洋画で言えば『イヴの総て』に似ています。
『ガス人間第一号』と合わせて鑑賞すれば一層味が出そう。

この映画にも船越英二がちょっとだけ出てきます。
役どころは新進気鋭の作曲家。
いかにも現代音楽、という作品を披露します。(池野成作品ってことになりますが)
パイプをたしなむところなど『夜の蝶』での人物に共通していて、パラレルワールドの同一人物のように見えます。

おっと、ミニチュア特撮はもう1シーンありました。
主人公が飛行機で移動するところで、飛行する旅客機をミニチュアで表現していましたが、かなり重厚に見えて、一般観客には特撮だとわからなかったんじゃないでしょうか。
でも、特撮を使わなければ撮影不可能なアングルなんだよなー。

今回紹介した2作はタイトルだけは「大特撮」にも登場しますけれど、大映の「目立たぬ特撮」を使った作品としてであり、のちの『野火』あたりのほうを特撮の比重が重い作品としてあります。
うーーん、『野火』の特撮ってほとんど印象がないなぁ・・。
いやいや、そんなになんでもかんでも確認鑑賞できるものではないですから多少不正確な記述が出てくるのはしょうがないわけで、
文芸作品での特撮にまで言及していた「大特撮」はすごい本だったな、と思った次第です。


2197 Reply ガメラ 兄貴赤 2009/07/21 15:24

世の中ハイビジョン化であります。
昨年はスカパー日本映画専門チャンネルでゴジラシリーズをHD画質で一挙放送しましたし、モスラシリーズもやりましたね。
で、BS11では大魔神シリーズも放送しました。
そして、8月からガメラシリーズであります。
BS11ガンバってますね~
タダでハイビジョン画質で録画できるなんて、ちょっと前までは想像すらできなかった事です。
良い世の中になったものです。

さて、ガメラシリーズは当然全て手元にあります。
旧作品は「ガメラ完全保存化計画」というLDBOXもありました。
LD懐かしい・・・とは言え、我が家ではLDプレーヤーも現役であります。
さてガメラですが、どうも私はバルゴンでかならず寝てしまいます(笑)
ゴジラシリーズでもスペースゴジラは寝ますね~(爆)
バルゴンって、本編ストーリーが退屈なんだよね。
今回の放送では寝ないで見れるか!?

ともかく、BS11には感謝です。

2198 Reply Re:ガメラ ゾンデ5号 Mail 2009/07/21 20:23

実を言うと私は昭和ガメラは第1作と「対ギャオス」しか観ていないんです。
だから今回のハイビジョン放送は嬉しい限りです。
特に「対ギャオス」は大好きな作品なので。
ギドラさんは「対バルゴン」で寝てしまうそうですが、私は「ガメラ3」を劇場で見た時、怪獣対決のシーンがあまりに退屈で寝てしまった覚えがあります(当時小学1,2年でした)。
個人的には菊池俊輔先生が音楽を担当された「対ジャイガー」も見たいです。

昭和ガメラの凄い所は、本多・円谷コンビの王道路線に倣いつつ、独特のカラーを作り上げている所だと思います。
それと、絶妙なバランス感覚(子どもはガメラに懐くが、大人は警戒している)。

とにかく8月が楽しみです。

2199 Reply Re:ガメラ 殿様ギドラ Mail 2009/07/22 17:25

兄貴赤さん、お久しブリーフ。
く~、やっぱりガメラも放送しますか。

一昨年の暮れにWOWOWでハイビジョン放送したものをSD画質にダウンコンバートして録画してあるけれど、
いまはもうHD録画が出来るようになったわけで・・・・・。
しかし、BS11だとCMカットしたところで映画のリズムが乱れてしまうのは大魔神で経験済み・・。
くぁーー、ガメラはもちろん好きだけれど、BDソフトまで買うかと言われるとそれもどうか、
『対ギャオス』や『対ジャイガー』あたりはセルソフトがあってもいいんだけれど、角川大映のソフトってお得感が薄い。

悩むなぁぁぁ。
そのうちまたWOWOWで放送するんじゃねーか、とも思えるしなぁ。
(WOWOWさん、『大巨獣ガッパ』もハイビジョン放送してください)

で、あれ? 『対バルゴン』で寝ちゃう話、以前にも書きましたっけ。
そうそう。
おいらも兄貴赤さんと同じく、『対バルゴン』じゃ、よく寝ちゃうんですよ。
大坂城前でのガメラ対バルゴン一回戦が終わると、俄然ストーリーが単調に。
前半部は東宝怪獣映画ばりに人間たちのストーリーで引っ張っていくのに、関沢脚本みたいに上手くまとめられなかったんでしょうね、
後半は初期の怪物映画みたいにバルゴン対策を列挙していくだけの工夫のない構成になります。
もう眠い眠い。

ゾンデ5号さんは今回初見なんですね?
『対バルゴン』、特撮のレベルはかなりのものなので、バルゴンの冷凍液の猛威にご期待ください。
細かい描写をやってますぜ。

ガメラシリーズの最高傑作は『大怪獣空中戦ガメラ対ギャオス』だよなぁ。
対ジャイガーもイイデスヨ。

あ、ハイビジョン放送なら、『大怪獣ガメラ』の東京タワーに木目があって釘が打ってあるのも見えるかも。
というのは無粋な突っ込みで、第一作でのガメラの描き方は『三大怪獣地球最大の決戦』までを踏まえた怪獣観を表していてお見事。

ああ、円谷ゴジラの流れが途絶えたのと同じく湯浅ガメラも誰もあとを継ごうとしませんなぁ。

2200 Reply Re:ガメラ 海軍大臣 2009/07/23 12:35

> おいらも兄貴赤さんと同じく、『対バルゴン』じゃ、よく寝ちゃうんですよ。

『対バルゴン』は真っ当過ぎる位、正統派の怪獣映画の造りをしている分、重た過ぎるのかも知れませんね。

> ガメラシリーズの最高傑作は『大怪獣空中戦ガメラ対ギャオス』だよなぁ。
 
その点、子供を主要人物の一人に置いた『対ギャオス』は、作劇的に正解だったと思います。(観客の大半を占める子供たちと同じ高さの視点で話が進んでいく訳ですから)

もしも『対ギャオス』が『対バルゴン』みたいに子供が全然出てこないストーリーだったら、土方と強欲な農民たちが山林を巡って泥仕合を繰り広げる部分だけが印象に残る作品になってしまっていたのではないでしょうか。

2202 Reply Re:ガメラ KJ 2009/07/27 01:19

> > おいらも兄貴赤さんと同じく、『対バルゴン』じゃ、よく寝ちゃうんですよ。

すいません、私旧ガメラシリーズでは、対バルゴンが一番好きです(^_^;)
もしガメラ、というジャンルムービーの括りではなく、単発の怪獣SFと
して作り上げたら、大映独特の重さと共に、ハードな映画に成り得たと
思ってしまう私は、「怪獣映画」ファンとして見れば邪道なのかも
知れませんw



2204 Reply Re:ガメラ 殿様ギドラ Mail 2009/07/28 10:27

いやーどうもどうも。

寝ちゃう、と書くと、ずいぶんひどい評価みたいに見えますよね。
「対バルゴン」、嫌いじゃないんです。
怪獣バルゴンは四つ足怪獣の中ではアンギラスと争うぐらいに好きだったりします。
(ジャイガーもいいけれど、奴はボコボコが多すぎる・・)

それとなんだかんだやってもバルゴン退治がうまくいかず、最後はガメラがケリをつける、という筋立ては昨今の人間至上主義作品と違って確かに怪獣映画になっていると思います。

「対バルゴン」の後半(人間による怪獣攻撃に絞り込んだストーリー)に退屈を感じてしまう私こそ、あまり純粋な怪獣ファンではないんじゃないかなぁ、と思うことしばしばです。
同じように『大怪獣バラン』や『サンダ対ガイラ』も好きなポイントはたくさんあるとはいえ、物足りなさを感じてしまうんだなぁ。
この2作も多くの怪獣ファンから高い評価を得ていますよね・・。
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映画好き、とくに円谷英二の特撮映画が大好きのオヤジです。
F1を中心に内外の自動車レースにも興味あり。

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