映像作品掲示板過去ログ081231_090427

2001 Reply ありがとうございました 殿様ギドラ Mail 2008/12/31 11:56

書き込んでくださる方々、読んでいてくださる方々に今年一年の感謝を込めて、御礼申し上げます。

いつも偉そうに映画に文句を付けておりますが、それもこれも映画が好きで好きでたまらないからなんです。
まだまだ未熟者ではありますが、新旧いろんな映画を見てくると、
映画を見ているだけで楽しいという訳にもいかなくなってくるわけで・・。

おっと、そんな面倒くさい話はやめにして、いまはご挨拶ご挨拶、と。

来年も吠えていきますので、どうぞよろしく!

2002 Reply Re:ありがとうございました ゾンデ5号 2009/01/01 09:19

皆様新年明けましておめでとうございます。
去年も新作映画は全く観ませんでしたが、このサイトの皆様のおかげで、「大坂城物語」「士魂魔道 大龍巻」という素晴らしい2本の映画に出会えました。
どうもありがとうございました。
今年も素晴らしい映画に出会えたら、と思います。

ちなみに今年は「宇宙大戦争」50周年ですね。(去年はバラン50周年でした)
もしかしたら「地球防衛軍」よりも好きな映画かもしれないので、また観てみたいと思います。


2003 Reply ネタばれあり! マンプリ 2009/01/01 19:03

ちわ~^^

あけましておめでとうございます!
旧昨年も本当にお世話になりました。
今年もよろしくお願い致します(^^)>

いやぁ、ギドラさん、バンバン吼えちゃって下さいな。
2009年もフルスロットルですわ~!

ところで、「地球が静止する日」一応観ましたけど、個人的には、今一つだったねぇ。

私ゃ、展開力重視なので、ちょーっとかったるく感じてしまったんすわ。

----ネタばれあり-----
最後も、何が何やら分からんままに地球が救われちゃうし、
元々、キアヌリーブスの位置付けが不鮮明です。
四の五の言わずにさっさと地球を攻撃すれば良いのに、
あーでもないこーでもないとバタバタするばかり。
あんまし感情移入ができなかったっす。
それに加え、CGの出来も決して良いものじゃありませんでしたからねぇ。
どこか嘘臭いような表現だったような気がしますわ。

2004 Reply Re:ネタばれあり! ルー等級つつ大臣 2009/01/02 21:22

ギドラ掲示板にも書かせていただきましたが昨年は色々とお世話になりました。
今年もどうぞ宜しくお願いします。
(とはいえここでは昨年余り書いてないなあ・・・。)
どーも年々、優れた作品が無く昨年は「鷹の爪」などのフロッグマン作品を除いては実に「寒い」一年でありました。
(しつこいがとはいえ「紀元前1万年」はまだ未見で見ておらず・・・「クローバーフィールド」も怪獣のデザインやあの展開でなかったら・・・。)
今回は久々に円谷ファンになるきっかけを作った「怪獣大戦争」を見ておこうと思います。
今年こそはいい映画が出るのを祈りつつ「特撮の未来に向かって乾杯!」と言いたいですね。
(↑大丈夫なのか?)

2005 Reply Re:本年もどうぞ宜しくお願いします。 海軍大臣 2009/01/06 12:29

遅まきながら、あけましておめでとうございます。

さて、1/6より京橋のフィルムセンターにて特撮・怪獣映画の特集上映が始まります。
入場料金も割りと手頃ですし、旧作をスクリーンで見る機会が最近減っていることもありますので、出来る限り足を運んでみようと思っています。

それでは。

2007 Reply 2009年一発目のレスれす 殿様ギドラ Mail 2009/01/08 16:45

 大変遅くなりましたが、ようやく2009年始動です。
皆様方からのレスを読んで暗い世相も吹き飛ぶ思いです。

>ゾンデ5号さん
 嬉しいですぞー。
若い世代が流行にとらわれずに良いものを良いと感じてくれたことがほんとにありがたいです。
 去年は新作映画をご覧にならなかったとのこと。
確かに新作にはあまり心動かされるものが多くないけれど、なかには佳作傑作も混じっているので諦めずに鑑賞していこうと思っています。
 ゾンデ5号さんが見つけた良い作品があったら是非教えてくださいね。
(そうか、『宇宙大戦争』50周年か! 私も好き嫌いで言ったら『地球防衛軍』より好きな作品なのです。作品全体から感じられるメタリックな印象がたまらないのじゃーー)

>マンプリさん
 どーもー。
いやいや、なんとも一年の速い事速いこと。気がつきゃ、再来年にはテレビの完全デジタル化。
未だにハイビジョン録画体制が整わない我が家にデジタルの曙は来るのか?
(なんのこっちゃ)
 今年もよろしくお願いいたしますです。

**以下ネタバレよ**
『地球が静止する日』、ダメでしたか~。
先日の投稿で書けなかったことを補足すると、あっしもねー、あのCG主体の特撮シーンにはがっかりしちゃったんですよ。
 ゴートの動きなんて、ペプシマンだもんなぁ。
 それにナノマシーンによる破壊シーンもディティールに入っていかず、人間が滅ぼされつつあることがいまいち体感できません。
 それでも全体として佳作であるとしたのは、地球人類とは違うメンタリティを持つクラトゥの目を通じて人間の浅ましさ、浅はかさ、尊さを説明的ではなく見せていたんじゃないかと感じたからざんす。
 見ていて不満に思ったのは、クラトゥの属する社会がなぜ人類を滅ぼすべきだと思ったのかが明かされない点だったのですが、
あとあと考えてみれば、そこを説明してしまうと地球外生命体が人間に理解可能な論理で動いていることになり、
SF性がそがれてしまうなぁ、と。(それでも劇中人物がクラトゥに疑問を投げかけるシーンは欲しかったけれど)
 おそらくあの映画が含んでいた観念は人間の曖昧さだったのでは。
 それを端的に表現していたのはクラトゥと潜入調査員との対話シーンで、調査員は人類は反省しないし、滅ぼすしかないと断じながら、
自分は人類と一緒に死ぬのが本望だと語ることです。
 クラトゥはその意味を多分理解しないままその後の行動を決めていくのですが、科学者との対話を経て、さらには女性科学者とその継子との関係を観察していくことで、一度下した決断をひっくり返したのだと思います。
 いろいろな疑問を残したままストーリーが終わってしまいますが、結論のでないことに挑んだ作品であったのだと理解しました。
それから、旧版ではゴートによる宇宙警察が人類を監視しているぞと脅して終わりますが、そんな絶対者による管理が間違いを犯すこともあると言っているようでもありました。
 新作での「宇宙人」は地球生命のサンプルを集めたあとで地球を破壊しようとしますが、それは彼らの倫理でしかなくて、
サンプルとして連れて行かれなかった生き物は「殺されて」しまうのですから、それが正しいとも思えません。
 いやー、それにしても配給会社が「SFアクション大作」と銘打っているのは大きな間違いなんですよね。
そんなケレン味はほとんどないんですから。
(冒頭の地球に激突するかに見えて急減速する球体というくだりが、拙作「ヴィドライーター」のプロローグにそっくりなので驚いた!)

>ルー等級つつ大臣さん
 こちらこそ今年もよろしくお願いいたしますざます。
ほんとに特撮はどうなっちゃうんでしょうね。
 特撮物というジャンルに分類されない作品にも特撮は使われているわけですが、どうもCGに頼りっきりみたいだし。
 ライダーや戦隊はずーっと見ていなかったけれど、このごろは子供が見ているのをちょくちょく横目で見ているんですが、
いやはや、批評する気も起こらないようなコスプレショーだし。
 本多猪四郎監督生誕百年に向けていまから議論を深めていかねばなりませんね。
(って、どうすりゃいいんだろ)

>海軍大臣さん
 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
 そして新年早々ありがたい情報に感謝です。フィルムセンターの予定はチェックするようにしていたのに、このところサボっていたみたいで、特撮特集はノーチェックでした。
 く~、今回のラインナップにある東映作品には見たことのない作品もあるのでなんとかしたいもんですが、スケジュールが厳しーーー!(期間中に二回ぐらいは行けそうか??)

2008 Reply ジャガーさん 殿様ギドラ Mail 2009/01/08 16:47

 さて2009年第一弾のインプレッションは『ピューと吹くジャガー、いま、吹きにゆきます』だっ!

 少年ジャンプに連載中のギャグマンガを蛙男商会がアニメ化した映画ざます。
 元旦から六本ギヒルズで始まった先行上映に行って参りました。

 全体の印象は、なんか変な感じ。
 FROGMANの味は確かにあるけれど、違うセンスも入っていて(そこが原作の味なのか)、不思議な化学変化を起こしているみたい。
 FROGMANオリジナル作品に比べるとセリフのテンポは普通のドラマみたいになっているのに、フロッグマン的なギャグも当然出てくるわけで、なんか変。(悪い意味じゃなくて)

 原作を知らずに見てしまったので、いろいろと出てくるレギュラー(らしき)キャラクターには唐突感が強かったです。おそらく定番の行動をとっているのだなと類推出来ても、なんのことやらよくわからないシーンもちょくちょくありまして・・。

 異世界ファンタジーの形を取りつつ、いろんな世界を渡り歩く展開にしたのはわかるんだけれど、ひとつひとつの世界設定が伝わりきらないうちに次の世界へ飛んでしまっているところもあって物足りなかったかな。
(巨大ロボットの世界なんて10秒ぐらいしか映らなかったかも)

 最後のオチはいかにもFROGMANという趣で、オチの手前で薄々読めてしまうにせよ、そうこなくっちゃというひっくり返しかたが気持ちいいです。

 とかなんとかいいながら、うーーん、FROGMAN単独作のほうがあたしゃ好きだなぁ。(鷹の爪次回作に期待してます)

2009 Reply Re:ジャガーさん 殿様ギドラ Mail 2009/01/08 17:04

 あ、そうだ、ジャンプ連載マンガのアニメでは、「銀魂」が素晴らしいです。
 去年の夏にようやくはまった遅れ者で、恥ずかしくていままで黙ってましたが、そのうち「銀魂」のことも何か書くぞーー。

2010 Reply 溶けて流れりゃ、みな同じ… 海軍大臣 2009/01/15 18:23

昨日、フィルムセンターにて【美女と液体人間】【大怪獣バラン】を見て参りました。
共に昭和33年度公開の本多監督作品なのですが、続けてみたところ、博士が千田是哉で、かつ最初の犠牲者が伊藤久哉と云う意外な共通点に気がつきました。

変身人間3部作のことを最近のファンはライフライン3部作なんて呼んでるみたいですが(ガス、水道、電気の意、蛇足ながら)、個人的には3本とも好きな作品郡です。
【美女液】はどうしても突出した完成度を誇る【ガス】の影に隠れてしまい勝ちのようですが、ああした時代風俗色が良く出た作品を見るのは大変楽しいと思います。(デジタルではない本物の昭和33年の町並みが映し出されるのですから)
それに刑事部屋に顔を揃えた名優たちの芝居の上手さは、もっと注目されるべきだと思います。あの部分だけ切り出して見ても、下手なサスペンス作品顔負けなのではないでしょうか?

で、今回改めてスクリーンで見直してみて思ったことをかきます。
よく液体人間は獲物を溶かして「同化」するとの表現が用いられます。勿論、この「同化」は飽くまで生物の授業で習った消化吸収の意味であって、吸血鬼が襲った犠牲者を同類に変えてしまうこととは意味を異にしている筈です。
それでは何故、餌食の一人に過ぎない三崎の意思が乗り移ったように劇中の液体人間が行動するのでしょうか?
ここで以前、ある種の粘菌について仄聞したことが、ふと思い出されました。
実験で特定の条件反射を刷り込んだ粘菌を別の粘菌が捕食した場合、刷り込みされていない筈の食べた方の粘菌に餌となった粘菌の条件反射が伝播すると云うのです。
つまり後天的な記憶や経験を、相手を捕食、吸収することで自分のものに出来る生物が存在する訳なのです。
映画の中では、そうした辺りが触れられていれば、もう少しスッキリした話になったのではないかと、つい思ってしまいました。

難しい話はここまでとして、この作品の音楽(佐藤勝)にも魅力があります。
泥くさくて通俗的な曲調ながら、作品に実に良く馴染んでいたとおもいます。
白川由美扮するキャバレー歌手が歌う歌が、【天国と地獄】の後半で使われているのは有名ですが、映画【ウオーターボーイズ】にも使われておりました。
ご存知の向きもあるかとは思いましたが、こちらも蛇足ながら紹介させていただきました。

2011 Reply Re:溶けて流れりゃ、みな同じ… 殿様ギドラ Mail 2009/01/19 14:37

液体人間の設定についてそこまで考えてはおりませんでしたぁぁぁ。
また見直してみないといけません。
(液体人間はセルソフトも持ってはいるんですが、見た回数はかつての特撮オールナイトでの数が圧倒的。うーん、あんまり頭を使って見てはいなかったんだ、と反省)

『美女と液体人間』では確かに当時の本物の東京が映し出されますよね。
他の作品でも当時の東京が映っている物はありますが、「液体人間」では丸の内だの銀座ではない、生活感のある東京が出てくるところが印象強いです。
高層建築がなくて、空が広い!

それから、刑事たちの芝居には私もちょいと注目していました。
土屋嘉男さんの刑事が着替えを覗こうとするそぶりをして軽くたしなめられるところとか・・・。(むむ、そういう話か?)

木村武(馬淵薫)脚本では警察官や新聞記者の描き方が重みのあるリアリティを持っていますよね。

> 白川由美扮するキャバレー歌手が歌う歌が、【天国と地獄】の後半で使われているのは有名ですが、映画【ウオーターボーイズ】にも使われておりました。

ひゃー、ぜんぜん知りませんでした。
『ウォーターボーイズ』は未見でしたが、『天国と地獄』は割と最近見直していたのに。

ところで、フィルムセンターの特撮特集、お客さんの入りはどんな塩梅でした?

2012 Reply 月に吠える! 殿様ギドラ Mail 2009/01/19 14:40

 アポロ11号の月着陸は小学1年の夏だったのよねーん。
8号が月を周回したあたりからすさまじいアポロブームが起こったのココロ。

 月着陸生中継は学校の授業時間と重なっていて、ポクのクラスの担任の先生はぜーんぜんアポロに興味が無くて、
テレビなんか見せてくれなかったのココロ。むしゃくしゃしたから学校帰りにわざと遠回りして帰ったのを覚えているよーん。
 あの暑い日の熱い心を呼び覚ましてくれる映画かと思って『ザ・ムーン』を見に行っちゃったのココロ。

 NASA秘蔵映像を使ったドキュメンタリーだからアポロ計画の全貌を体感的に見せてくれるかと期待したのココロ。

 ところが秘蔵映像は画質が悪すぎて映画サイズには不適当だったし、科学的な解説はほとんど、いや、全くないし、
元宇宙飛行士たちのインタビューをつなぎ合わせて、それに映像を当てはめていく構成なので、おもひでぽろぽろ映画だったのよ。
 アメリカの郷愁満載ね。(ああ、アポロ計画の頃は輝いてたなぁ、と。まー、ベトナム戦争を対比させる発言もあったから宇宙飛行士たちの複雑な心境は伝わったけど)

 作品全体が目指したのは、アメリカンヒーローたる宇宙飛行士に再登場願って大いに語ってもらいましょう、ということだったみたいよ。
だもんで、いまはジジイになったパイロットたちのご尊顔をいやというほど見せつけられるのココロ。
 インタビュー作品の場合、発言者の表情を見せるのは大事なことだけど、あんなにおっちゃんたちの顔アップを連打しなくてもいいんじゃない?
それより、もっともっとロケットを見せろ、宇宙船を見せろ、宇宙を見せろ、月を見せろ!!!!!!

 情に訴える演出ばっかりで、科学啓蒙ドキュメンタリーになっていないし、せっかくの大スクリーンで宇宙を疑似体験できるかと思いきや、
おじいちゃんインタビューの疑似体験になってるのよーーー。

 くーだらないくーだらないのココロ!

 映画のエンディングは地球で暮らすことの幸せを謳い上げちゃって、某元パイロットは何の不満もない、とかなんとか幸せ満喫発言。
チミたちアメリカが繰り返している戦争および戦争に結びつく外交が、他民族をどれだけ苦しめているかを少しは考えたらどーだとポクは憤慨したのココロ。

 こんなものがアーサー・C・クラーク賞受賞だなんて、クラーク先生は天国でなんとおっしゃってるんだろーねー。
ああ、ポックンポックン、と。

2013 Reply 感染列島(手洗いうがいを励行のこと) 殿様ギドラ Mail 2009/01/19 14:43

 『感染列島』なかなかの力作でありました。

 ご都合主義的展開はちらほらあったけれど、科学的なウソはほとんどなかったと思われます。(まー、医学知識がないおいらに何が判るかってなもんですが)

 その上で、人間の有りようや社会の有りようを誠実に描いてくれています。
 (ただし、視点を絞りすぎているための「狭さ苦しさ」は感じた。とはいえ、『252』の視野狭窄よりは100倍よく出来ている)

 組織的な行動の重要性と個人の才能の重要性を並立させているところも立派。
 人の死が残された者にとっての悲劇であることをちゃんと描いているのも正しい。
 人体(自然)には解明しきれない部分があることを中心に据えているのが大変結構。

 ネタバレなしに誉めるとそんな感じになります。
 見て損のない映画です。

 しかし、過大な期待を煽ることも本意ではないので、まずいと思った点を書いておきますね。

 感情的な盛り上がりを作ろうとしているシーン(やストーリー)にウソくさい部分が多かった。
他の職員に見られる可能性の高い病院内で、あの二人があんなに高ぶった「やりとり」をするか?
 中学生カップルのあれこれに納得のいく背景描写が足りない。
 無人になった大都市の見せ方が記号的すぎる。(遠景での炎にスケール感なし。これは特撮の問題)
 経済の問題に全く触れないのはいかがなものか。
 エンディングが楽観的すぎる。あの時点では日本を復興させるための戦いが始まっているのではないか。
 そして、(広い意味での)映像美は足りない。(もっと悲劇的なストーリーである『世界大戦争』では核爆発の描写が映像美になっている)

*****
 ところで、この映画、怪獣映画の変種とも捉えられそうです。
 根本的な解決策のないウィルスという脅威にどう立ち向かうか、というストーリーですから。
 ただし、それは怪獣を人類に対する脅威、恐怖の存在としてのみ考えるなら、です。

 怪獣を人類の天敵のように考え、怪獣映画には恐怖があればいいと考えるのであれば、『感染列島』こそが新時代のリアルな怪獣映画でありましょう。
しかし、私はそうは思わない。
 再三述べてきたように、怖いだけでは怪獣として不充分。感情面での共感や巨大で不死身であることから生まれる自由さへの憧れが観客の楽しみにならなければなりません。

2014 Reply お墓参り 殿様ギドラ Mail 2009/01/26 15:12

昨日1月25日は円谷英二監督のご命日。

今年は日曜日だったので一家でお墓参りに行ってきました。

それでちょっと嬉しいこと。
これまで20年近く墓参を続けてきましたが、ほかの方と出会ったのはたった一回きり。
それもかつての円谷組のスタッフの方々でしたからお会いするのも当然といえば当然のことでした。

私がお墓参りを始めた当初は雑草は生え放題で訪れる人はほとんどいないような有様でしたが、
ここ数年は私以外の誰かからのお供え物なども見受けられるようになり、
いつ訪れてもお墓はきれいに掃除されていて新しい花が供えられるようになっていました。

そして昨日は5~6人のグループの方がお参りにいらっしゃっていて、掃除などもなさっていたご様子。
とくに言葉を交わすことはしませんでしたが、年齢層から考えて直接円谷英二監督と関わりがあった方々ではないとお見受けしました。

映画映像関係の方なのかファンのみなさんだったのかはともかく、
お墓参りに来る人が増えているんだなと感じました。

後ろを振り返るばかりでは未来に向けた良い作品が作れないことは確かです。
けれど、過去(歴史)に学ぶ姿勢がなければ、先人に打ち克つことも出来ません。

特撮なるジャンルが「浸透と拡散」をつづけている昨今、本来の役割と価値を見失わないために円谷英二の映像作品を常に意識しなければなりません。
若い世代にもお墓参りをしようという意識を持つ人々が出てきたなら、日本特撮にもまだ希望はあるの、で、しょうか?

(円谷英二というとハード面の技術ばかり云々されるけれど、円谷監督が関わった作品とそれ以外のもののシナリオ比較もしてみてよ!SF怪獣だけでなく、ファンタジー作品や戦記ものも)

2015 Reply ゴジラサントラBOX ゾンデ5号 2009/01/27 19:18

遂に「ゴジラ サウンドトラックパーフェクトコレクションBOX」を買う事が出来ました。
私はBOX1(初代~三大怪獣収録)、兄がBOX5(VSメカゴジラ~2000)を買いました。(ちなみにBOX1の特典は東宝レコードの「ゴジラ」、5は「オスティナート」「SF特撮映画音楽の夕べ」)
リマスターの具合が大変素晴らしく、1954年の音も物凄い高音質になっておりました。
ノイズがほとんど除去されており、録音の風景が甦ってくる感じがしました。
また解説書には伊福部先生や佐藤勝先生、梶田助監督、効果を担当していた三縄一郎氏等の貴重なインタビューが収録。
またオーケストラの編成表も収録されており、さらには、ゴジラファンにとっては珍曲「ゴジラさん」「うちのアンギラス」なんかも収録されており、まさに「完全収録」と呼ぶにふさわしいCDでした。
ブックレットには各作品のヒロインの写真が掲載されており、いやはや美しい!(「大坂城物語」のサントラも香川京子氏と星由里子氏の写真が掲載されておりました)
ケースの端っこから顔をちょこんと出している伊福部先生もポイントです。

「大坂城物語」のリスタマリング、構成も素晴らしいものでしたが、いやー、東宝ミュージックさんは実に素晴らしい事をしてくれます。
唯一残念だったのは「キンゴジ」のステレオ音声の音楽のテープが見つからず、シネテープからであったことでした。
今までのゴジラ関係のCDが、「キンゴジ」のステレオ音楽を収録したがらない事情も分かったのでありました。
キンゴジって失われたのは本編ばかりではなかったのですね・・・。

2016 Reply Re:ゴジラサントラBOX 殿様ギドラ Mail 2009/01/30 17:23

いいものをお買いあげになりましたねー。

ゴジラ映画のサントラCDは昔々にリリースされたSF特撮映画音楽全集しか持っていないに近いので、新しいもののクオリティには興味はあります。

webサーチでちょっと調べてみたら、『キングコング対ゴジラ』のステレオ版サントラCDって海外で出ているみたいですね。
古い作品の素材はどんどん失われる一方・・・。

2018 Reply Re:ゴジラサントラBOX ゾンデ5号 2009/01/31 10:32

ちなみにBOX1の特典は「ゴジラ(東宝レコード 1977年発売)」でした。
解説書まで見事に復刻されており、何故か日米合作「ゴジラ」が公開されるなんて書いてあったり。

>『キングコング対ゴジラ』のステレオ版サントラCD
そのCDはどうもこのサントラBOXと同じ音源らしいです。
ちゃんとした「キンゴジ」のステレオ音楽はもう聴けないのでしょうか・・・。

後、「変態大戦争」を少しばかり見てみました。
冒頭の選曲に爆笑させてもらいましたが、もしや「変態大戦争」の音楽は、前述した「ゴジラ」からの流用ですか?

2021 Reply Re:ゴジラサントラBOX 殿様ギドラ Mail 2009/02/05 17:02

ああ、海外版のキンゴジサントラCDもシネテープからの音源(というか、国内盤と同じ)だったんですね。
うーーん。

>「変態大戦争」の音楽は、前述した「ゴジラ」からの流用ですか?

ご明察!
そして「変態大戦争」をご覧頂いてありがとうございます。

あの映画の製作は1983年で、伊福部映画音楽のサントラ盤はまだまだ数が少なかった時代でした。
本来ならBGMはすべて『怪獣大戦争』の曲を使うべきところ、
キングレコードのSF特撮映画音楽全集のスタートが1983年ですから、『怪獣大戦争』の音楽をまとめたレコードはまだなかったのです。
というわけで、唯一手元にあった怪獣映画のサントラ盤、東宝レコードの「ゴジラ」から音楽を使わせてもらったのでした。

でも実は、webに公開しているバージョンにはフィルム版と違うところがあります。
ご覧頂いたバージョンではオープニングクレジットには『怪獣大戦争』のオープニングと同じ曲が使われていますが、
それは東宝レコードの「ゴジラ」には収録されていません。
web公開のために作り直したバージョンなんです。

フィルム版のオープニングクレジットにも絶対に怪獣大戦争マーチを使わないと成立しない企画ではありましたが、
レコードには劇中に使われたロングバージョンしか収録されていませんでした。
これが長い。5分以上あるんですよね。
全部使うわけにはいかないのは当然としても、どこで曲を切るか、また、当時はまだまだ一般には認知されていなかった伊福部音楽を出来るだけ長く鳴らしたい、
と3分ほどもあるオープニングクレジットを作ってしまったのです。
ですから、出演者に一枚看板で表示された人が多かったり、ひとつひとつの表示時間が長かったり、妙なものになってしまったのがフィルム版でした。
(公開当時、なげーよ、という批判もありました。当然ですね)

パソコンを使ったデジタル編集が出来るようになったので、クレジットタイトル全体のピッチを速くして『怪獣大戦争』タイトル曲の長さに合わせたのがwebバージョンなのでした。
でも、いま見直してみると、映画のタイトル表示はもうちょっと長いほうがよかったですね。そこだけはフィルム版通りの尺でよかったかも。

とかなんとか、使用音楽の元ネタを当ててもらってつい嬉しくなってのおしゃべりでした。

2026 Reply Re:ゴジラサントラBOX ゾンデ5号 2009/02/06 17:39

なるほど、やはり「ゴジラ」からでしたか。(当時はそれしか音源が無かったから当然でしょうね)
タイトル音楽の使い方に関しても時代を感じました。(今なら「大怪獣伝説」なんかから持ってこれますが)
しかしタイトル音楽がフルサイズ(M24)では長すぎますよね。
個人的には差し替えて正解だったのではと思っています。

ルーさんが「キンゴジ」のシネテープの話題に触れてくださいましたが、「キンゴジ」のステレオ版マスターテープは1973年頃まで残っていたそうです。
残らなかった理由としてはステレオという当時としては特殊な録音だった事で、保存が困難だったというのは同意です。
しかし「モスラ」のステレオ版もシネテープでしか残っていないとは・・・・。
もしかしたら「ゴラス」もそうなのではないのでしょうか。
ですが、シネテープでも残っていてくれたのは嬉しい事です。

それと、東宝ミュージックでは東宝特撮のCDを出す予定はあるらしいですが、高音質になった「ラドン」や「バラン」、「地球防衛軍」が聴きたいものです。

2028 Reply Re:キンゴジ不完全版の想い出 海軍大臣 2009/02/09 18:44

またまた古い話で恐縮ですが、80年代初頭、私の友人らが当時失われていた【キンゴジ】を何とか復元しようと試みたことがありました。
その方法は、既存のチャンピオン版のビデオに海外輸入のビデオや8mmフィルムから欠落した場面を付け足すといったやり方でした。
そのとき音声に用いたのが某所から流出したとされる完全版の音源テープだったと記憶します。(ステレオだったかどうかは記憶に定かではありませんが)
もちろん、素人がやったことなので、結局は不完全な仕上がりになってしまいましたが、第二回特撮大会の小部屋企画で上映され、それなりに話題になったようです。ちなみに当時、私は大学受験の真っ最中のため、この復元作業にはノータッチですたが、その二年後、築地にあった「日東映画」なる映画フィルムのレンタル業者が完全版に近い長尺の16mmを保管していると聞き、借りに行ったことがあります。
このフィルムは退色が激しい部分がありましたが、比較的原型を留めていました。レンタル料は一泊二日で三万円なにがしだったと記憶しています。
その一年後、東宝から完全版に近い編集のビデオソフトが発売となり、LD,そしてDVDと続いていく訳なのですが、今となっては懐かしい想い出です。


2029 Reply Re:ゴジラサントラBOX ルー等級つつ大臣 2009/02/13 22:51

ゾンデさん、遅レスすまんです・・・。
さてさて「ゴラス」のステレオ版もまたシネテープ(らしい)です・・・。
理由としてはサントラ後半に「おいら宇宙のパイロット」のカラオケが収録されてますがこれがモノラル音声しか現存しないためです。
(しかもその他にもモノラル収録されていた曲があった・・・。)
これがもしステレオ版のマスターテープであればこれらも当然ステレオで収録されてなければおかしいのですが生憎この状態ですので多分ですが間違いないと思います。
さて「キンゴジ」のステレオ版マスターテープが1973年まで残っていたというのは
初耳でした・・・。
(当方の不勉強でお恥ずかしい・・・。)
となるとやはり1977年頃、東宝が「ネッシー」という作品でのトラブルが巻き起こした際の事故ということになると思います。
何故かというとこの作品の時に「キンゴジ」の完全版ネガフィルムをどこかに移したという情報が「宇宙船」に書かれておりこれが真実ならばこれと一緒にそのステレオ版テープも移したのではないでしょうか・・・。
(確証は無いのですが紛失ではなく封印されたままでは?)
で、逆に「キンゴジ」のDVDの音声はステレオ版しか残っておらず過去にモノラル音声でビデオになった時はミックスダウンした物なのでこれも謎となっております・・・。
(短縮版は除く・・・)
ただこの紛失したらしきステレオ版テープですがシネテープの可能性がありますから何とも言い難いのですが・・・。
(そうでなければ過去にLDで「遂にステレオ版で発見!」てな事にならない筈です・・・。)


2031 Reply Re:ゴジラサントラBOX ゾンデ5号 2009/02/15 08:43

>海軍大臣さん
そんな時代もあったのですね・・・。
90年代生まれの私はもう完全版を観ることが出来ましたが、海軍大臣さんの世代はまだ完全版ではなくチャンピオン祭り版しか残っていなかったわけですから、「キンゴジ」を観る時には相当な物足りなさを感じていたのではないでしょうか。
しかし昭和ゴジラ唯一のステレオ作品の多くの素材が行方不明になっているのは悔しいです。(アメリカだと高画質のDVDがありますが、日本のものとは比較にならないぐらい美しいです)
ちなみに国内版DVDは、繋ぎ合せた紛失部分の画質が劣化しているため、不自然さを感じさせないためにわざと画質を落としているそうですね。
いつか綺麗なハイビジョン化された映像で完全版を観たいものです。

>ルーさん
ゴラスもシネテープですか・・・。
何故「モスラ」「ゴラス」「キンゴジ」はシネテープしか発見されていないのでしょうか。
ギドラさんの仰る通りモノラルにしろステレオにしろ同じ磁気録音テープで保存条件は同じなのに…。
ただ「ゴジラサントラBOX」の解説書によると、当時は編集前のテープか編集後のテープしか残らないそうで、その関係もあるのでしょうか。
「おいら宇宙のパイロット」もモノラルですが、「モスラの歌」「インファント島の娘」も何故かモノラルなんですよねぇ
「ゴラス」と「モスラ」は思い出深い作品だけに非常に残念です。

話は変わりますが、「太平洋の嵐」をBGMトラック音声で観ていたところ、メインタイトルが明らかにステレオでした。
また「日本海大海戦」は5.1ch音声で観ても不自然さを感じず、検索してみたところ、元々ステレオ音声があるそうですね。
「太平洋の嵐」は一部の音楽はモノラルでしたが、ここらへんは何か事情があるのでしょうか。

2032 Reply Re:ゴジラサントラBOX 海軍大臣 2009/02/16 12:58

> 何故かというとこの作品の時に「キンゴジ」の完全版ネガフィルムをどこかに移したという情報が「宇宙船」に書かれておりこれが真実ならばこれと一緒にそのステレオ版テープも移したのではないでしょうか・・・。

以前、聞いた話では【キンゴジ】完全版ネガが無いのは、短縮版作成時にコピーではなく原版を切り刻んでしまったためのようです。この愚挙を後になって田中友幸さんが知り、大変怒られたとも聞いております。
最初、私はこれを1970年頃のチャンピオン版のことだと思っていましたが、ひょっとすると1977年頃の再々上映の時のことなのでしょうか?(チャンピオン祭版って公開年度により編集が違うのでしょうか?今まで全く気にしていなかったことなので、ご存知の方は御教授お願いします)

ところで【ネッシー】がポシャった最大の理由は、エリザベス女王が英国国会の予算審議か何かのときに「ポンド防衛だの緊縮財政だの喧しい折に、なんで怪獣映画などに国費をかけるのか?」との鶴の一声の為だとか聞かされてております。(2004年秋の長野映画祭で【怪獣大戦争】が上映されたとき、ゲストで出られた旧円谷スタッフの方が話しておられました)

あと、全く違う話題で恐縮なのですが、昨日フィルムセンターで【フラバラ】を見たとき気づいたのですが、冒頭、土屋嘉男、田島義文の御両名の乗った潜水艦が米軍機に発見される場面でがあります。大プールの俯瞰シーンで捉えたそのカットの画面の左上の隅に錆びた鉄骨の足みたいなものが写ってしまっていますが、あれ何なんでしょうね?




2033 Reply Re:ゴジラサントラBOX 殿様ギドラ Mail 2009/02/16 17:21

『キングコング対ゴジラ』復元版の音声はステレオ音声をミックスダウンしたものだったんですか!
私が最初に入手した復元版はLD初期ロットから*ピーしたもので、復元部分(レンタル用16ミリフィルムを使用)の色補正とサウンドトラックの入れ替えを行っていないものでした。
つまり、チャンピオン祭版の音声がそのままで、復元部分が挿入されると音の連続性(BGMなど)が損なわれていたのです。
しかし、いまとなってはモノラル版の音声を確認できる貴重なものになってしまったんですね。

モノラル版とステレオ版ではごく一部ですが、音響に違いがあります。
はっきりしているのは、クライマックスでコング対ゴジラの戦いを撮影している16ミリカメラの作動音。
ステレオ版ではカメラの作動音はほとんど聞こえませんが、モノラル版では撮影する芝居に合わせて「ビーー」という機械音がつけられていました。

さて、ステレオになって再登場したデジタルマスター版LDのライナーノーツを確認したところ、
カット部分の原版が発見されたとありますので、このときにはオリジナルのネガが発見されたものと思われます。
ただし、音声に関しては現存するステレオ音源を使ってステレオ化したとだけ書かれていて、
4ch音源をミックスダウンしたのかどうかはわかりません。

その後のDVD版ではちゃんとオリジナル4ch音声が収録されているので立体音響版のシネテープが一通り発見されたのだと想像されますが・・。

それでも解せないのはステレオ版LDのライナーノーツには公開時はモノラル音声であったとされていること。
立体音響版は一部劇場でしか上映されなかったからなのでしょうけれど・・・。

私が持っているサントラCDは完全収録伊福部昭特撮映画音楽東宝篇2で、モノラル版です。
モノラル音源の素材テープは残っていたということですよね。
それなのに、モノラルの完成版シネテープはどっか行っちゃったんでしょうか。
なんだかなぁ。

さらに、先頃日本映画専門チャンネルと東宝の共同で行われたゴジラハイビジョン化プロジェクトでは、
『キングコング対ゴジラ』ではチャンピオン祭版しかネガが現存しないので、復元部分はDVD用マスターをアップコンバートして使用したとのこと。
一体どういう事か。
90年代初頭にステレオ版LDを作る際発見されたはずの35ミリ原版はどこへ消えた???

チャンピオン祭で2度上映された『キングコング対ゴジラ』ですが、70年のものと77年のものに違いがあるのかどうか。
私が80年代にオールナイト他でさんざん見た『キングコング対ゴジラ』はたぶん77年のプリントが元になっていると思われますが、
そのバージョンでは東宝マークの前(か、タイトル前)に本編からはカットされたコング対ゴジラのバトルが少し挿入されていたはずです。
しかし、70年に見たバージョンと82年にレンタルした16ミリ短縮版にはそのような挿入カットはなかったような・・・。
(20年以上昔の記憶なのでなんともかんとも・・)


>『太平洋の嵐』
この作品は基本的にモノラル音声ですが、製作当時試験的に一部だけ立体音響を製作したそうです。
そのために音楽にもステレオ録音されたものとモノラルのものが混在するのではないでしょうか。

>『ネッシー』
そういえばそんな企画もあったっけ、と思い出したりして。
あんまりよく覚えていませんでしたが、女王様の横槍でポシャったんですかぁぁぁぁ。
実現していれば何かが変わったかもしれません・・・。

>フラバラの鉄骨
うむぅ、全く気が付いておりませんでした。
この作品ももう長年スクリーンでは見ていないしなぁ。
今回のフィルムセンターの企画上映にもどうも行かずに終わりそうで・・。
でも、先頃自宅のTVモニター(ハイビジョンだけどまだブラウン管)に細かい調整を施しまして、ビデオ映像をほとんどはみ出し無しに表示させることが出来るようになりましたので、
DVDでも確認できるかも、しれ、ない、かな。

2036 Reply Re:ゴジラサントラBOX ルー等級つつ大臣 2009/02/24 13:49

毎度遅ればせながらも・・。
海軍大臣様-「キンゴジ」の全長版は後の雑誌(ゴジラマガジンか?)では原版そのものをカットしたと書かれてましたので当方の情報は多分全長版のコピーかと思ってしまいますm(__)m
(って事はこの時期には既にネガは無く今DVDで見れてるポジの方だった可能性もある・・・。)
後、「キンゴジ」の原版がカットされたのは70年ではなく初めてリバイバルされた1964年からかと思います。
「ネッシー」の企画が没となった時にその全長版のカットしたネガを移動したという意味あいとも取れるというのも否定出来ないのですが・・・。
(カットされたシーンの破片という意味ですが)
ところで「フラバラ」でそのようなアクシデントシーン(?)が写ったってのは初めて聞きましたよ。
多分ですが俯瞰撮影用の照明かカメラの鉄骨では?

ゾンデさん-
「ゴラス」もシネテープなんですよ。
というのもこのステレオ版は海外輸出向けに作成されたもので現存してるとすれば海外にあるとも思います・・・。
(無責任ですが・・。「モスラ」はコロンビア映画社が「キンゴジ」はユニバーサルがそれぞれ海外配給されてますのでステレオ版オリジナルテープを先方に送ってる筈ですのであるとすれば国内では現存は低いです・・・。)
で、このシネテープ版ですがそれまでゴジラ関係のCDで収録を渋ったのは単にモノラルで統一したかったからだと思いますよ。
(以前発売された擬似ステレオレストア版もモノラル音声をレストアする意図であったために音質の統一が取れなくなるからだと。
それにこのバージョン、1991年に再発された完全収録版伊福部音楽全集で初めて収録されて以降は「キンゴジ」サントラのデフォルトとして結構頻繁に収録されてますし渋ったということではないと思います。)

ギドラ氏-
そーなんですよ。
DVDの解説書に書かれてましたけれども何とモノラルの音声自体は現存してなくて
ステレオ版からミックスダウンしたものなんですよ・・・。
ただチャンピオン版の短縮版のモノラルはあるんですけれども。
確かに微妙にではありますが音楽のテンポや演奏が違うざます・・・。
(顕著では第1次対決のBGMがモノラル版とステレオ版とはステレオ版のテンポが熱海城の決闘時のテンポに近いです。)
で、全長版がネガごとカットされた時にそのモノラル版音声もまた同様の運命を辿ってしまったかと・・・。
(BGMとは逆にステレオ版の音声が残されてしまうという悪循環に・・・。)


2037 Reply Re:ゴジラサントラBOX 殿様ギドラ Mail 2009/02/24 15:43

> (顕著では第1次対決のBGMがモノラル版とステレオ版とはステレオ版のテンポが熱海城の決闘時のテンポに近いです。)

やっぱりそうですよね。
モノラル版のほうがアップテンポで多胡部長の芝居からの繋がりが良かったと思います。

すると、国会議事堂前でファロ島の歌を流すところも違ってるんだろうな。
モノラル版では「何ぼさっとしてんだ。お前も叩け」と言われた藤木悠さんが太鼓を叩き出すと、はっきりと藤木さんの太鼓の音が被ってきたはずなのに、ステレオ版ではいまいちはっきりしません。

国内上映ではモノラル版がメインだったので、音響演出もモノラル版のほうにより細かい神経を使ったということなんでしょうか・・。

2040 Reply Re:ゴジラサントラBOX ゾンデ5号 2009/02/24 18:43

「キンゴジ」、モノラル音声が入っておらず変だと思っていましたが、そんな事情があったのですね・・・・。
リアルタイムで観られた方はモノラル版の音声やモノラル版のBGMの方が懐かしいわけですね。
私はビデオ・DVDの復元された全長版キンゴジしか知らないので、キンゴジの音声と言ったら立体音響なんです。
だから、ゴジラ音楽のベスト集に収録されているモノラル音楽には違和感を感じていました。
キンゴジのステレオ音楽を収録しているのは「東宝映画ミュージックファイル」「ゴジラ・ソングブック」「伊福部昭の世界」ぐらいでしょうね。

>ルーさん
アメリカとかにステレオ音楽のマスターテープが残ってる可能性は考えられなくはないですよね。(でも「キンゴジ」は伊福部音楽未使用だそうで・・・)
東宝もフィルムや音楽のマスターテープを海外で捜索すると、完全版が見つかる可能性もあると思いますがどうでしょうね・・・。

話題は変わりますが、「伊福部昭の芸術9」を購入しました。
「ビルマの竪琴」のメインタイトル音楽は、「海底下のゴジラ」とほぼ同じメロディーでちょっと驚きました。(でも両方とも「鎮魂」の意味合いがある音楽ですから同じになるのは自然な流れなんですよね)
また「シンフォニー・タプカーラ第1楽章」の後半で「大坂城物語」のマーチ音楽が登場したのも驚きで、思わず茂兵衛が徳川軍の中を強行突破する場面を思い出してしまいました。
「第2回伊福部昭音楽祭」では、「初代ゴジラ」と「大坂城物語」がオリジナルスコアで演奏されたとのことで、CD発売をしてほしいものですが、何故しないのでしょうか?
第1回音楽祭のCDの売り上げが悪かったのでしょうか。
第2回音楽祭では、ゴジラの足音と鳴き声も再現したということで、早く聴いてみたいものです。


2041 Reply Re:ゴジラサントラBOX 海軍大臣 2009/02/25 12:45

ルー等級つつ大臣様。

そういえば、昔からのファンの方が【キンゴジ】は封切りの翌年辺りにリバイバルで見たとき、既に欠落カットがあったと聞いたことがありました。(これが64年版?)
当時、その方は静岡で観ていると聞いていますが、地方向けの再上映みたいなことをやっていたのでしょうか。
また【キンゴジ】の原版の方は判りませんが、DVDの元になった【日本誕生】の全長版プリントは既に廃棄されたそうです。2005年12月に六本木TOHOでの稲垣浩監督特集時に2時間版が上映されたとき、ロビーに断り書きが刑事されていて、大変ガッカリさせられました。(その後、新文芸座で現存する唯一の長尺版を見ましたが、こちらは劣化が相当進んでいました)
なお【キンゴジ】に関しては私などよりずっと詳しい友人がいて、近く久々に合う予定なので、その辺りを探ってこようと思っています。

ゾンデ5号様。

> 「ビルマの竪琴」のメインタイトル音楽は、「海底下のゴジラ」とほぼ同じメロディーでちょっと驚きました。(でも両方とも「鎮魂」の意味合いがある音楽ですから同じになるのは自然な流れなんですよね

このモチーフは鎮魂であるとか、あるいは不条理に虐げられる人々の静かな怒りを表すときに使われているようです。
映画音楽ではありませんが、合唱頌詩【オホーツクの海】などは圧巻です。まだお聞きになられていないなら、是非お勧めします。
それから、先日フィルムセンターで54年版【ゴジラ】を観たのですが、驚いたことの平和への祈りのコーラスが流れる場面で、一部観客席から啜り泣く声が漏れ聞こえてきました。初ゴジはこれまで何度劇場で観たか覚えていない位観てきましたが、こんなことは初めてだったので、非常におどろきかされました。(フィルムセンターの客層はどちらかと云えば一般のお客さんが多いので、初見の方には感動的だったのかもしれませんね)


2042 Reply Re:訂正 海軍大臣 2009/02/25 12:47

×刑事→○掲示

2017 Reply ゴジラとボンド 殿様ギドラ Mail 2009/01/30 17:31

 先日ぅ、『007/慰めの報酬』を見てきました。
 映画全体の感想はブロンソン倶楽部に書きましたのでそちらを読んでいただくとして、
見ながら思った別のことを書きます。

 007映画のあり方にはゴジラ映画に通じる面が多々あると常々思っていました。
 一本ごとに独立した映画でありながら断絶することはなく一つづきのストーリーとしても見られる連続性があり、
(これは84年以降のゴジラ映画からは失われている)
観念より感覚的な表現に重きを置いた作風などなど。
(007においては男の夢を具体化したようなアクションやメカ、女。ゴジラ映画では大きさ強さ、破壊美、もちろんアクションとメカも)

 ゴジラはこれまでころころと立ち位置を変えていて、初代や二代目の気質を守ってきたわけではなく、それに比べればジェームズ・ボンドはあまり変わらなかったのではないかと思います。
(007は全作みているわけではないので勘違いしているか?ティモシー・ダルトン物はぜんぜん見てないや)
それがダニエル・クレイグのシリーズになって、ボンドの性格もストーリー面もずいぶん変わったようです。
キャラクター性を変えてしまってはボンドじゃない、というのが理に適った考え方ではありますが、
翻って、では、昔ながらのボンドが出てきて映画が成立するだろうか、と思うと、それもちょっとどうかなと思ったりするのです。

 英国諜報部の腕も立つし頭も良く、女にモテモテの色男が悪を倒す、ってどうなのよ、と。
新ボンドの変質は現代人の意識に合わせた変更なのかも、と思ったりしました。

 さて、と。
ではゴジラは?
 変わる必要があるのでしょうか?

 人類は自然現象全てを解明し尽くしたか?
 人類は核兵器を廃絶したか?
 人間に大きな物を見てすごいと思う感覚が無くなったか?
 人間は野生動物の奔放さに憧れを感じなくなったか?

 ほかにもゴジラの中に見て取れる要素はあるでしょうが、ジェームズ・ボンドとは違って人間ではないゴジラの魅力はそう簡単に揺らぐことはないはず。
近年のゴジラ映画ではやたらとゴジラに「目的」を持たせていますが、そんなのはゴジラに人間的な価値観を背負わせることであり、
もともとのゴジラが持っていた魅力をそぐ結果にしかなってません。
(初代ゴジラが人間に復讐心を持っていたなどと書いた文章をどこかで読みましたが、『ゴジラ』をちゃんと見たんでしょうか。劇中のゴジラは怒りはしても、人間への恨みを表現したところはないですよ)
 もう十年も前になりますか、昔のゴジラは出現の目的が判らないからおもしろくないと書いた御仁がいらっしゃいましたが、
そう感じるのは自由だけれど、『ゴジラの逆襲』や『キングコング対ゴジラ』を見れば判るとおり、どこへ行くのかわからないのがゴジラの魅力よ。

というわけで、
 ゴジラを変える必要はない!
   というのが私の考え。 

2019 Reply 弐拾世紀少年 ルー等級つつ大臣 2009/02/02 13:01

先週金曜に特別編がテレビで放映されていたので早速見ました。
見る前の先入観から「またどうせ個人主義的な作品」なんでしょ?って思ってましたがところがそれは大間違いだったざます!!
ケンジの少年時代に考えた「世界制服」のシナリオを忠実に実行する「ともだち」の存在。
(しかも子供時代誰でも考えたり遊んだりした「秘密基地」で考えた思いつきをだ!
そーいえばミーもよく秘密基地で遊んだなあ・・・。)
サンフランシスコ、ロンドン、そして羽田空港・・・。
次々と破壊活動を繰り返ししかもそれをケンジになすりつける辛辣かつ陰険さ。
それに加えて「ともだち」の正体がケンジの幼馴染って事らしい以外は一切謎とされるミステリー・・・。
更にそれらがケンジの身の回りのみならず社会全体に浸透し尚且つそれらがきちんと言及されてる点などはここ数年特撮作品に喪失してしまった「本来の空想科学映画」だと思います。

閑話休題。
ここまで書いた時点で気付いたのですがどことなく「MJ」のリスペクトではないかと思うようになりました。
1、「ともだち」に立ち向かうのが国家公務員でなく民間人でしかも職業がバラバラであること。
(例外はあるが・・・。)
2、その「ともだち」の正体が曖昧でかつ細菌兵器を駆使し世界を破滅に導いてること。
(何だか「Q」の生き残りって気もする・・・。)
3、ビジュアル的に巨大兵器(ここではロボットしかも箱型の)を登場させしかも
展開がテロ襲撃→巨大兵器で破壊をさせてた事。
(ここだけ「戦え!マイティジャック」になってますが・・・。)
それを抜きにしても正攻法のストーリー展開になってるのもいい傾向だと思います。
VFX効果も巨大ロボットのくだりなんかも結構良く出来てましたし国会議事堂爆破の
シークエンスも前後の編集が良いので「爆破」の「実感」が湧きました。
(この辺リメイク版の「日本沈没しちゃったかも・・」も見習って欲しかった・・・。)

ただ羽田空港爆破に関しては余りにも素っ気無く処理されているのでもう少しカットを増やして「爆破襲撃」の演出を丁寧にやって欲しかったなあ・・。

またまた閑話休題。
これに関係あるかないか「戦え!マイティジャック」の初期エピソードもでーぶいでーで見ましたが第2話のアセンダ-戦闘機対コンクルーダーの空中戦は見ごたえありました。
(佐川監督作品というのもありましたがやはりメカ演出は佐川さんは巧い!)
で、思ったよりも良かったというのが感想でありました。
徹底的に「アクション」に徹し余計な描写が無かったので見やすかったというのも
ありますがきちんと「特撮映画のドラマ」となっていたからです。
これは近年では人間ドラマにこだわり過ぎて肝心の「特撮描写」がおろそかになってることでとんでもない災害になってるにも関わらず映像であっさり描写されてる為に説得力が映像に感じられない事。
(これは結局特撮作品の最大の見せ場が特撮そのものであるにも関わらず人間ドラマに拘って特撮描写が手抜きになってる事です。)
「戦え!」ではそれがないので実に本編と特撮の違和感が無く面白く見れます。
(だからといって人間ドラマをおろそかにしていいって訳では無い!要は人間ドラマ以上に特撮描写も丁寧かつ丹念にしなければならないって意味です。)
まさかゴジラが実際に出現して暴れてるってのに個人のトラブルで喧嘩や言い争いなんてしてる暇なんてないでしょうに・・・。
リアルにするなら「まず逃げろ!」でしょう・・・。
そういった視点が近年の作品には欠如してるんですよ・・・。
ドラマ性があっさりし過ぎてるってのがあったと「MJ」(オリジナル、「戦え!」も)では言われてましたけれど
とんでもない!!
きちんと特撮場面がドラマのクライマックスに据えていたではありませんか!
(これが「怪奇」だと人間ドラマは充実してましたが特撮が良い作品もありますが
余りにも手抜きでは?ってのも多かった・・・というか少なすぎなのも多かった・・。第2話と飯島作品、それに実相寺作品の「呪いの壷」がベストだと今のミーには思った。)
今回DVDで再見してそれらが間違いであることに気付きました。
関係ない話にもなってしまいましたが今回「弐拾世紀少年」「戦え!MJ」を見て
特撮作品のドラマ性って何だろ?って思ったので書いた次第です。




2022 Reply Re:弐拾世紀少年 殿様ギドラ Mail 2009/02/05 17:04

遅レスですんません。

TV放送用の第一章をご覧になったのですね。
どーです、おもしろかったでしょう?

是非劇場用の第一章もご覧下さい。
TV用より尺が長い分、より細かい伏線が張られています。
とはいえ、あのTV用もなかなか価値がありました。
劇場版では割愛されていた子供時代のエピソードが補足されていて、「ああ、そんなことがあったのか」と改めて納得する部分がありました。

ただ、以前第一章公開当時にも書いたことですが、劇場版も第一章はストーリーの流れがあまりスムースではなく、
長い長い物語のダイジェスト的な印象がありまして、その部分はTV用と同じようなノリになってます。

クライマックスの巨大ロボもTV用だとダイジェスト化した演出だったのであれで充分なんですが、
劇場版ではもっと尺を使って丁寧に見せようとしているだけに、
ううーーん、スペクタクル感が足りないなぁ、と思っちゃうかも知れません。
(もっと、さまざまなシチュエーションで巨大ロボを目にした人々のリアクションを入れるべきだと思ったし、あれが動くことで起こる破壊の見せ方が物足りない・・)

劇場公開中の第2章も観て欲しいですよーー。

そして、『20世紀少年』からは少し離れることで、特撮作品のドラマ性について。
ルー等級つつ大臣さんのおっしゃることは私にもよくわかります。

要は、特撮を使った映画と特撮映画は違う、ということですよね。
人間の芝居を含めたドラマ性が特撮シーンでピークに達するのが特撮映画。
そうではなく、ドラマ性のピークが俳優による感情表現にありながら、シーンによっては支援的に特撮を使ったものは一般映画における特撮使用です。
しかし、どうもこのごろのヲタク系特撮作品は何を気取っているのか、登場人物の感情表現にピークを持っていくものが多いのではないでしょうか?
どんなに派手な特撮を使っていても、劇全体の絶頂が特撮シーンにないのでは特撮美を堪能する映画にはならないです。


2025 Reply Re:弐拾世紀少年 ルー等級つつ大臣 2009/02/06 13:20

> 要は、特撮を使った映画と特撮映画は違う、ということですよね。
そうなんですよ。
特撮作品ではどうあっても特撮シーンこそテーマであり最終的なドラマのクライマックスを支える存在であるべきなんですよ。
これは「恋愛もの」で恋愛シーンはそのジャンルにとっては最も重要なテーマであるのと同じことなんですよ。
(これで彼氏彼女との恋愛シーンがなくただ屁理屈で終わってたら恋愛ものとして観に来た人は激怒するでしょう・・・。)
やはり特撮作品にとっては特撮シーンに力を入れるべきです。
(いうまでもなく人間ドラマがおろそかにしてはいいって訳ではありません。)
閑話休題その1
「20世紀少年」の劇場版ではロボットのシークエンスがもっと丁寧だったんざますか!?
それならばじっくりとでーぶいでーで観なければ・・・。
原作もちらっと見ましたが結構長大で見ごたえがあるだけにダイジェストになってしまうのもやむを得ないか・・・。
それでも放映版とはまた違うって事で興味が湧きます・・。
(「2」も・・・。)


閑話休題その2
ゾンテさんの前レスにて東宝ミュージックで発売されてるゴジラミュージックコレクションの話がありますがあの東宝レコードで最初に出された「ゴジラ」はオリジナル、私持っております。
(しっかりと解説書のシリーズリストで日米合作版「ゴジラ」が昭和53年に公開されると書かれておりますが実はこれ後の「84ゴジラ」だったのです・・・。
当初は合作の予定だったのが東宝の方針で国内限定にし脚本を若干手直ししたのがあれだったとは・・・。
関沢新一氏の脚本作品「ゴジラ対アスカ要塞」も候補に入っておりましたがあっさりと没に・・・・。)
で、「キンゴジ」のステレオ版がシネテープしか無い件ですが多分このステレオ版は編集作業用前提で録音されてて編集が終わった際に廃棄されてしまったものではないか?と推測します。
(私も伊福部映画音楽全集のエキストラ版で持っておりこの2枚組CDでは基本的に編集用と保存用の2種類があり作品によっては片方しか現存しないと書かれてますから・・・。)
運が悪いか「キンゴジ」の場合、ステレオ版の保存メディアが技術的な限界からか存在せずモノラルしか無かったためにこうなってしまったのではないか?と思ってます。
(「モスラ」のステレオ版サントラも所有してますがこれもまた編集済のものでこれまたシネテープからの抜粋だと思います)
それにしても東宝ミュージック版の音質がそこまで向上してたとは持っていないので興味深いです・・・・。



2020 Reply 速報 海軍大臣 2009/02/03 18:05

NHKBSで近日放送の「日めくりタイムトラベル」の昭和30年特集にて【ゴジラの逆襲】が取り上げられるそうです。
詳細は不明ながら関係者(中島春雄さん他)へのインタビューもあるとのこと。
第一作ばかりが注目されがちな向きがありますので【逆襲】がフィーチャーされるのは珍しいと思います。
以上、取り急ぎ御報告まで。

2023 Reply Re:速報 殿様ギドラ Mail 2009/02/05 17:06

おおーっと、ありがたい情報に感謝です。

というわけで調べてみましたら、
2月21日(土曜)20時から23時にNHK BS2で放送される予定でした。
『ゴジラの逆襲』をどんな切り口で紹介するのか興味津々です。
本多猪四郎作品ではなく、伊福部音楽でもないためにあまり取り上げられることのない映画ではありますよね。
いや、正直、私自身もそんなに高い評価はしていないゴジラ映画なんですが、
怪獣映画のあり方を考える材料に溢れた作品ですし、特殊技術面では素晴らしいところも多い作品だと思ってます。

衛星放送をご覧になれるみなさんは是非見ましょう!

2038 Reply Re:速報 殿様ギドラ Mail 2009/02/24 15:58


『ゴジラの逆襲』のパートだけ見ました。

もっとこってり紹介するのかと思いきや、放送時間は10分ちょっとだったかな。

それでも、そんなに悪くない内容でした。
製作当時の新聞記事や円谷英二監督のコメントが紹介されて、時代の空気を伝えようとしてましたし、全体の印象として怪獣対決物は必要なことだったように受け取れる構成になってました。
(古くさい怪獣映画観だと対決物はお子様向けと断じることが多いですから)

それに、ゴジラそのものも水爆実験の放射能を浴びて眠りから覚めた、といいう説明の仕方をしていて、重箱の隅をつつけば突っ込みどころはないことはないけれど、
放射線で恐竜が変異した、なーんて言わなかったのが大変結構でありました。
それから『ゴジラ』のラストでゴジラは影も形もなくなってしまったと正しい解説をしてくれました。(骨になったんじゃないのよ)

まあ、『ゴジラ』の続編を作るに当たって、別にあの最後の山根博士の名ゼリフがなくても、劇中の山根説によれば複数のゴジラがいて当たり前なのですから、再びゴジラを登場させるのはさほど難しい問題ではなかったんじゃないでしょうか。
ゴジラよりむしろ、アンギラス登場の伏線として『ゴジラ』での「世界のどこかにゴジラの同類が現れるかも知れない」は効いているでしょう。

2039 Reply Re:速報 ゾンデ5号 2009/02/24 18:23

私も見ました。
感想に関してはギドラさんと同じです。
ちゃーんとした取材で、効果音を担当した三縄一郎氏のインタビューもあって感心しました。(何より三縄氏のご健在が見れて安心しました)
ゴジラも恐竜の突然変異だなんて言われずに「水爆実験で目覚めた」という説明なのも感心。
満点は付けても良いと思います。

話題は変わりますが「ゴジラの逆襲」の音楽、サントラBOXを買って、高音質になって聴くことが出来たわけですが、音楽の雰囲気は伊福部先生とはまるで違い、ゴジラとアンギラスの対決時の音楽は低音のメロディーで全体的に抑えている印象があります。(口ずさめるような音楽は3曲ぐらいしか無いです)
初代ゴジラは伊福部先生の音楽が世紀末的な雰囲気を醸し出していましたおり、抜群の効果でしたが、「逆襲」は別の意味で異様な雰囲気を醸し出しています。
旋律がはっきりしないので、独特の混沌感があるんですよね。
別の意味で「もう人間ではどうしようも無い事態になっている」という雰囲気が出ていると思います。

「ゴジラの逆襲」は、個人的には結構好きな部類に入る作品ですが、こんな形で取り上げられて非常に嬉しいです。

2024 Reply 20世紀少年第2章最後の希望 殿様ギドラ Mail 2009/02/05 17:08

子供の頃は正義感に燃えるもの。
それはヒーロードラマの影響かもしれないし、理屈に目覚めた幼い心が物事に筋を通すことにこだわるからなのかもしれません。

「いいもんか悪もんか」

これも「20世紀少年」のひとつのテーマなのでしょうか。

というわけで、『20世紀少年第2章最後の希望』を見ました。

おもしろいですねー。
第1章とは違ってドラマの流れに連続性があり、やはり本筋は第2章からなのだな、と思いました。
しかし、登場しないケンジの影があちこちに感じられて、第1章を見た者にはある種の喪失感を感じさせることに成功しています。

ストーリーはバラしませんけれど、かなり冒険的な構成になっています。
1章で提示された謎はほとんど解けず、いや、一層謎は深まるばかり。
三部構成なら通常は第二部で全体の構図を明らかにして最終部では大団円に向けて複雑なことをやらずに突っ走るのが常道ではないかと。
ところがこの作品では第2章を終えても、状況は第1章とさほど変わっていないのです。

「ともだち」とは誰だ、で興味を引っ張っていくストーリーですが、おそらくそれは主題ではないです。

さらに、第2章においても、ともだち教が何を以て人心を捉えるのかはぼかされたままです。
ここにも主題はないらしい。
描き方から感じたのは、ともだちによる支配というのは、現実の我々が自分ではどうすることもできない経済や政治の変化に翻弄されつつ生活しているのと同じことではないか、ということ。
問題は、「ある状況」の中でどう生きるかということ。

社会学的SFであれば、ともだちによる支配にアイディアを費やすべきところですが、それをやろうとはしていないわけです。
そこに不満を覚えて作品全体を否定してしまう方もいそうですが、それもひとつの評価として認めざるを得ないか・・。

まだ封切ったばかりなのであんまり細かいことは書かないようにします。
内容面から、70年代初頭に子供時代を過ごしたオヤジにジャストミートの作品だと思われたのですが、
私が見た劇場では子供の観客が圧倒的に多かったです。
そして終映後、「おれもよげんの書を書こうかなー」という小学生ぐらいの子供の声。
やはり、子供のメンタリティをうまく描いた作品でもあったようです。

それから、ゴジラファンとして注目すべきシーンがあります。
ゴジラ映画がどんなイメージで使われるか、また、ゴジラがどんなイメージで語られるか。
登場人物の世代を絡めて考えるとなかなか興味深いシナリオになっています。

と、今回はこれぐらいで、と。

2027 Reply 本多猪四郎オフィシャルサイトに 殿様ギドラ Mail 2009/02/09 17:01

メッセージコーナーに切通理作さんの「無冠の巨匠 本多猪四郎」第三回がアップされています。(第四回もリンクは出来ているけれどまだ中身はないみたい)

この第三回は本多監督の奥様が語ったお話が中心になっているので、極めて一次資料に近い内容だと思います。

(別スレの話で恐縮ですが、日本の映画会社はフィルムや素材の管理がどうにもいい加減で困りますよね。そりゃ、保存するにもお金がかかるのでしょうけれど、廃棄か保存かの基準がなんか変。全長版のマスターネガが紛失、なんてシャレになりませんし、ステレオ音源がなくなってるのもおかしな話です。磁気テープに収録しているのであれば、モノラルでもステレオでも保存条件は同じダス)

2030 Reply 人間というのは弱いものだ・・ ゾンデ5号 2009/02/14 20:59

久々に「初代ゴジラ」を宝田明氏のオーディオコメンタリー音声で見返してみました。

散々言われていることでしょうが、見れば見るほどの傑作です。
また巷の「『ゴジラ』は反核・反戦映画である」なんていう見方から離れて観るとますます面白いです。
「ゴジラ」が批判しているのは核兵器開発ではなくて人類の科学に対するあり方であって、もっとスケールが広いのですよ。
何でこういう浅はかな評価がファンに定着してしまったのでしょうか。

初代ゴジラを見たのは小学5年の時でしたが、物凄い衝撃を受けたことを覚えています。
そしてゴジラが東京を蹂躙する時の音楽(本来の「ゴジラのテーマ」の原形)が忘れられず、「ラドン」とカップリングされたサントラを買ってしまいました。(ちなみにモノラルではなく疑似ステレオでありました)
BGMトラック音声にして「平和への祈り」のコーラス場面や、ラストのゴジラの最期を見ると涙が出そうになります。
思えばあの音楽で東京蹂躙の場面が、世紀末的雰囲気になっているのですよね。

それから、香山滋先生の「ゴジラ 東京に現る」「ゴジラ 大阪編」「獣人雪男」が収められた、ちくま文庫出版の本を持っているのですが、その本の香山滋先生のエッセーを読んだ後に初代ゴジラを観ると、初代ゴジラが「核兵器の象徴」というよりは「海底から上陸してきた得体の知れない原始怪獣(「原子怪獣」ではなく)」に見えます。
初代ゴジラはモノクロ画面の効果も手伝って独特の神秘的な雰囲気がある様に感じます。
で、初代ゴジラは愛嬌が無いなんて言われますが、結構「可愛い」と思える場面もありますよね。
遊覧船の前に姿を現したと思ったら何もせずに海に潜っていく所とか、海底で首を伸ばして休んでいる姿、尾形たちがゴジラを誘導するための光に反応して何だろうと思って歩いてくる所なんか非常に可愛いです。
特に光に反応して近づいてくるゴジラの表情、2秒ぐらいしか映りませんが、可愛くてたまりません。(だからこそ殺されてしまうゴジラに同情しちゃうんですよね)
公開当時「何でゴジラを殺したんだ」なんて苦情もあったそうで、当時の観客がゴジラに親近感を抱いていたのは間違いないと思います。

こうして見ると、初代ゴジラはまだ多面的な評価はされてないのですねぇ。

2034 Reply Re:人間というのは弱いものだ・・ 殿様ギドラ Mail 2009/02/16 17:40

> 「ゴジラ」が批判しているのは核兵器開発ではなくて人類の科学に対するあり方であって、もっとスケールが広いのですよ。

そう!その通り!
反核の要素も反戦の要素もあるけれど、シナリオが目指したのはもっと根本的な話です。

> 何でこういう浅はかな評価がファンに定着してしまったのでしょうか。

それは、作品そのものに繰り返し接することをせず、誰かが唱えたことを基にして記憶を頼りに自分の意見を作っちゃう人が多いからでしょう。
ゴジラ論の本でも原稿を書く前に作品をちゃんと見直していないだろうと思われる「論文」があったりしますから・・。
(『三大怪獣~』のラストが怪獣たちが海にドボンだと書いてある本もあったっけ)

> 公開当時「何でゴジラを殺したんだ」なんて苦情もあったそうで、当時の観客がゴジラに親近感を抱いていたのは間違いないと思います。

素直に作品に接すればそうなるのは当たり前だと思うんですよ。
私が最初に『ゴジラ』を見たのは、4歳ぐらいだったと思うんですが、
やはりゴジラが死んでしまうのが残念だったのをはっきり覚えています。
それが、80年代のゴジラ論のせいで、恐怖のゴジラ、悪のゴジラが正しいと刷り込まれた人が増えちゃったんですね。

ゴジラ出現は大災害ですから、社会の反応としてはゴジラ退治に乗り出すのは正しいですし、ゴジラ被害にあった人物がゴジラを怖がったり、憎んだりするのは当然の反応でしょう。
でも、ゴジラは邪(よこしま)ではないし、残忍でもない。
動物ゴジラをどう見るかは観客それぞれの気質次第かもしれないけれど、
ゴジラを禍々しいものとしか捉えちゃいけないというような意見は狭量ですね。

2035 Reply 一応告知 殿様ギドラ Mail 2009/02/18 14:49

皆様ご存じのことと思いますが、
NHK総合の深夜番組「テレ遊びパフォー!」(このネーミングセンスがちと寒いね)にてみうらじゅん氏主導の怪獣ドラマが放送されます。

2月24日深夜0時10分~1時2分(予定)とのこと。

番組サイトである程度の内容はわかるので、さほど期待できるものではなさそうです。
それでも、ま、TV特撮の怪獣物なので要チェックかと思います。
いや、一歩進んで、良くても悪くてもなんらかの意見を出しておけば今後の「怪獣」を向上させる礎になるんではないかと・・。(大袈裟か)

地デジならハイビジョン放送らしいっすよ。

2043 Reply フィギア王 ゾンデ5号 2009/02/25 16:51

雑誌「フィギア王」にゴジラの特集が組まれています。
中島春雄氏、梶田興二氏、開米栄三氏、土屋嘉男氏、水野久美氏など豪華インタビューもあるので買って損はありません。
その中に富山省吾プロデューサーのインタビューもありました。
ゴジラ復活の意図はあるそうで、2013年を目途にしているそうです。
しかし「それはまずいのでは・・・」と思うことも仰られておりまして、挙げてみますと
「過去にゴジラが出現したことがない世界」
「怪獣対決ものにはしない」
「監督は世界中の監督が候補」
など・・・・。
富山プロデューサーはゴジラに対しては愛はあるとは思います。
でも、本多監督・円谷監督・伊福部先生・関沢先生・馬渕先生などの「オリジナル」のスタッフの作品の精神性の理解が薄いのではないでしょうか…。
しかし「キングコング」も日本ではあまりヒットしなかったそうですから、日本では怪獣映画はオタクが好むものと認知されてきているのではないでしょうか・・。
まぁ元凶は平成ガメラやミレニアム以降のゴジラなんでしょうけど・・・。
ただ「全ての映画ファンを対象にしたい」と言っていたので、オタク臭い映画にはならないで、「キンゴジ」「モスゴジ」「三大怪獣」を彷彿させる「大娯楽映画」にしてほしいものです。

ただ一つ感心したのが、雑誌の中のゴジラの説明が「恐竜時代に生息していた海生爬虫類から陸上獣類に進化する過程の生物が、水爆のエネルギーを蓄積して現れた」というものになっていたのには感心。(10年くらい前までは突然変異という記述が多かったですから)
ギドラさんの主張が浸透してきているのでしょうか。

他にも書きたいことはありますが、それはまた後日。

2044 Reply Re:フィギア王 ゾンデ5号 2009/02/25 16:54

訂正
開米栄三氏→入江義夫氏

大変失礼致しました。


2046 Reply Re:フィギア王 殿様ギドラ Mail 2009/02/25 17:40

フィギュア、模型関係の雑誌のほうが特撮情報豊富だったりするんですよね。
よーし、「フィギア王」、要チェックですね。

んー、それにしても富P、やっぱりそんなことをおしゃってますか・・。

> ギドラさんの主張が浸透してきているのでしょうか。

それなら嬉しいです。
私の主張でなくても、正しい情報が浸透するのは良いことだ!
DVDなどで簡単に作品の見直しが出来るようになったことも幸いしているのでしょう。

2051 Reply Re:フィギア王 殿様ギドラ Mail 2009/03/04 16:48

フィギュア王最新号、買いました。

ゴジラがらみの記事は一通り読みました。
所感はまた後日書きます。

2062 Reply Re:フィギア王 殿様ギドラ Mail 2009/03/06 17:07

 というわけで雑誌フィギュア王のゴジラ特集について。

 ゴジラシリーズの区切りごとに関係者インタビューを載せるという構成がなかなかナイスでした。
各時代の関係者が語るゴジラ観を並べていくと平成VS時代にゴジラ像がブレ始めているのがわかります。

 昭和時代の関係者が語るゴジラ観には「感情移入」という言葉が何度も出てきます。
(ゴジラ特集からは外れている記事にはなりますが、第一作公開当時の観客としての松本零士さんの初代ゴジラ観も参照のこと)
 平成VSになると「破壊神」という言葉が出てきて、「父親像」が怪獣への憧れと繋がるんじゃないかとの解釈が出てきます。
このあたりからゴジラになにやら厳めしさを求める風潮が出てきたのだろうと思われます。それでも父親像と繋がるのであれば、
まだ親しみを感じる存在とは言えるでしょう。

 ところが、ミレニアムゴジラの関係者となると、「破壊」という言葉しか出てこない。
ゴジラに破壊しか求めていないように受け取れる・・。

 よくゴジラ像は十人十色と言って「逃げ」をかます人がいますが、もともとゴジラは一種類しかなかったわけで、
そのゴジラをまるごと受け止めていれば何種類ものゴジラが出てくるはずがありません。ゴジラ像が人によって違うのではなく、
ゴジラのどこを、何を好きになるかが十人十色なのです。問題は自分が好きな部分だけがゴジラであると考える人がいること。
 私はミレニアムシリーズのスタッフが言う破壊するゴジラもゴジラだと思いますよ。けれども、昭和のスタッフ・関係者・観客のみなさんがおっしゃる、「哀愁」「孤独」「かわいそう」「怖くない」のもゴジラだと思っています。もちろん、怖い瞬間があるのもゴジラ。
ゴジラの多面性を全部描いてくれないと本物のゴジラにはなりません。

 ミレニアムゴジラの中でも鈴木健二監督の演出によるゴジラにはどことなく愛敬がありましたが、鈴木監督はゴジラマニアではないそうで、おそらく「ゴジラ論」の影響下になかったために、
ゴジラ云々を抜かした映画演出を施したところ偶然昭和のゴジラに似た面が出てきたのではないかと考えました。
(でも鈴木監督はゴジラにこだわりがない分、放射火焔の色を変えちゃったりするので再登板は望まないっす)

 さてそこで富山省吾さんのインタビュー。いやー、困りましたね。あくまでも富山さんの個人的な考えという但し書きがつくものの、次にゴジラ映画を作るとしたらという一問一答が・・・。
賛成出来る点もあるけれど、ゴジラ像としてはなんとも賛成できかねることばかり。
 ゴジラは人類の敵で過去にゴジラが出現していない世界(『ゴジラ』のストーリーはなかった世界)を舞台にしたいとおっしゃる。
 現行のスタッフがゴジラに破壊させることしか考えていなくて、富山さんの考えがそういうことだと、次に作られるゴジラ映画は1984年のマリリン、じゃない、マリオン、じゃなくて、1984の悪夢が再現されるだけじゃないでしょうか。

 そんなに元祖ゴジラから逃げたいんでしょうか。ゴジラは人間の敵でも味方でもないという発想が出来ないのはどうしてなんでしょう。シリーズものなのに、過去との断絶ばかりやっていては連続性が失われてブランド力が無くなりますよ。
元祖ゴジラとは関係ない世界で人間と怪獣の戦いに的を絞った映画を作るなら、新怪獣でやるべきでしょう。そして、もしその怪獣に人気が出たなら、ゴジラと共演させればいいのに。

 それからヒットメーカーとされる日本の監督が複数、ゴジラをやりたいと名乗りを上げているという話も。
深いため息が出ます。ヒット作があると言っても、スペクタクルのセンスがあるとは限りませんから・・。(三丁目のY氏とか。「続」の冒頭にゴジラモドキが出てきますが、あれで喜んじゃダメよ)

2045 Reply Re:ゴジラサントラBOX(2041番投稿の続き) 殿様ギドラ Mail 2009/02/25 17:36

すっかりスレッドが長くなってしまったので、ゴジラサントラBOXスレのつづきとして新スレを立てました。

>ゾンデ5号さん

第二回伊福部昭音楽祭がなぜCD化されないのか・・・。
私も残念です。
交響詩「聖なる泉」とされている曲は、歌曲「聖なる泉」を含んだ『ゴジラvsモスラ』を音楽で再構成したような内容で、
大変充実した物でしたし、『大坂城物語』や『ゴジラ』もサントラCDで聴くのとはまるで違う印象でした。
古い磁気テープをデジタルレストアしたものと生演奏ではクオリティがぜんぜん違うのです。
コンサートに行けなかった方々にも是非聴いて頂きたいと思うのですが・・。

第一回は日本フィルハーモニー交響楽団の演奏でしたが、第二回は各地のオーケストラから音楽祭のために集まった演奏家による伊福部昭記念オーケストラによる演奏だったので、
CD化のためにはいろいろ契約上の問題があるんじゃないかと推察しています。(あくまでも私の想像)

>海軍大臣さん

えええええええええええええええ!!!!
DVD製作に使った『日本誕生』全長版マスターポジは廃棄されてしまったのですかっっっ!!!!
なんということをするんだ、東宝は!
ハイビジョン時代が迫っていたのは、DVD製作当時にわかっていたでしょうに。
いや、ソフト化だけの問題ではなく、全長版をちゃんとした形で保存するには見つかったマスターポジを大事にするしかなかったのではないですか。
ちょっと、ショックが大きいです。
廃棄するぐらいならフィルムセンターかどこかに寄付すれば良かったのに。

2048 Reply Re:ゴジラサントラBOX(2041番投稿の続き) ゾンデ5号 2009/02/26 06:56

>ギドラさん
> 第二回伊福部昭音楽祭がなぜCD化されないのか・・・。
> 私も残念です。
>
> 第一回は日本フィルハーモニー交響楽団の演奏でしたが、第二回は各地のオーケストラから音楽祭のために集まった演奏家による伊福部昭記念オーケストラによる演奏だったので、
> CD化のためにはいろいろ契約上の問題があるんじゃないかと推察しています。(あくまでも私の想像)

そうですかぁ・・・。
そこに問題があるとしたら早く解決してほしいものです。
伊福部先生の存在を忘れないためにも、CD化は必要ではないでしょうか。
どこかで問い合わせることが出来れば良いのですが・・・・。
個人的には「初代ゴジラ」「大坂城物語」の他にも、「コタンの口笛」のメインタイトルが、男性の生(!)の口笛で演奏されたそうで、それも「非常に聴きたいです。

>海軍大臣さん

何で東宝はそんな愚かなことをするのでしょうか。
私の大好きな作品であるし、稲垣浩監督に出会った初めての作品でもあるだけに、思い入れが非常にある作品であるので物凄い怒りを感じます。
東宝映画1000本を記念して作った記念碑的な作品であるし、円谷特撮も最高のレベル、脚本も様々なテーマを一つにまとめ上げたという傑作なのに・・・。
折角全長版が発見できたというのに、その神経が理解できません。
DVDの画質は全体的に鮮やかさが無く、ハイビジョン化されたらかなり印象が変わると思っていましたが、これではもう永久に不可能になってしまいましたね・・。
もう、「ふざけんじゃねぇ!」としか言いようが無いです。


2047 Reply ゲハラ 殿様ギドラ Mail 2009/02/25 17:57

というわけで、NHKの企画物、「長髪大怪獣ゲハラ」を見ました。

なんだかなぁ。
基本線は「ギララの逆襲」と同じですね。
どうしてあの世代(みうらじゅん氏)は怪獣ものを己のノスタルジーに閉じこめようとするんでしょうね。

昔の特撮映画からの「引用」で喜べたのはせいぜい20年前までですよ。
(「6000円の男」公開が一つの区切りね。なんつって)

結局「ゲハラ」はたった15分しかなくて、見たところシナリオを大幅にカットしているようなので、みうらじゅん氏が何を見せたかったのかはわかりません。
そして、予告篇みたいな短縮ぶりなのでドラマ性もへったくれもありません。
特撮シーンの出来不出来だって、まともな劇の積み重ねがないので評価のしようがありません。
特撮カットの出来は、まあ、つまりは平成ガメラでしょ、と。

田口監督の力量を計るとすれば、15分間でも盛り上がりを作れたかどうか、ということになりますが、
最初、船を襲い、つづいて断崖のカップルを襲うゲハラが社会に認知される瞬間を盛り上げることが出来ていません。
なんだかなし崩し的に怪獣ゲハラの存在を社会が認めてしまっている。
これでは怪獣出現のカタルシスはない。
大勢の人間(社会)の目の前に怪獣が現れる瞬間にドラマを作って欲しかった。
同じように、全身毛だらけのゲハラが頭部だけ禿げているという設定もまったく劇的展開になってません。
おそらくみうらさんはそこに笑いの要素を作りたかったのでは?
神社のくだりも消化不良で、全カットしても問題なしだし。(主役?の新聞記者、いらないよ)

挙げ句の果てにエンディングに続編の予告篇をつけるという有様。
よくあるんですよ、素人映画に。
思い描いた作品を作るほどの才能、人脈、予算がないために予告篇の形で概略を作ってよしとしているものが。
その予告篇の内容がまた、「ギララの逆襲」を彷彿とさせるものだし。

とまあ、第一印象としてこんな感じで。

2049 Reply Re:ゲハラ ルー等級つつ大臣 2009/02/27 21:12

という事で私も見ましたけれど確かに「なんだかなあ・・・」って出来で別に「可も不可も無い」出来栄えの特撮シーンは別に悪くはないのですが「何処かで観たシーン」の羅列でしか無いのはやはり特撮シーンを「一つのドラマ」として据えず「刺激」のみで済ませてしまったので唐突な印象しか残らなかったざますね・・・。
ストーリーもまたゲハラがどことなく妖怪的で「生物」としての怪獣を感じさせず
下水道に氾濫した髪の毛の怨念かと思いきゃ神社でバランよろしく獣神として祭り上げてる始末・・・。
しかもゲハラ出現としての伏線が皆無に等しい為に折角の特撮シーンが台無しだし挙句は最後にUFOまで出る始末・・・・。
一体何が言いたいのだろうか?それらの意味合いは何処へ?
出すなら出すできちんと丁寧に「物語」を紡いで欲しい・・・。
ノスタルジー的な展開は今皆無だし怪獣映画のスタンダードを目的にしてるって事は理解出来ますが本多、円谷コンビの作品群はここまでいい加減でしたか?
そうじゃないでしょうに・・・。
(ここではストーリーの旧態依然さは目をつぶって・・・・)
「恐怖の象徴である怪獣が街を襲う」というコンセプトであるならばやはり伏線をきちんと張り丁寧な演出をして欲しかったざます・・・。

さてさてここでは関係ない話ですが「日本誕生」のDVD素材の完全版フィルムが廃棄されたって!?
東宝はまた「キンゴジ」の悪夢を繰り返すのか!?
はっきり言ってアホだ・・・・・。
ここまで自らの財産を粗末にするとは(少なくとも)東宝には未来など無いざますね・・・。
(ここまで東宝が否、日本映画がまがりなりとも復興したのは円谷英二氏の創り上げた特撮映画とそれを支えた特撮ファンなんだぞ!!)

2050 Reply Re:ゲハラ KJ 2009/03/01 22:08

お久しぶりです。

私も観ました。

あくまでパロディ企画、と言う事でしたら、まあ許せます。

しかし、仰るとおり、「ただのノスタルジィ」でもって笑って観る以外は
「何も」ない企画したね。

そしてその楽しみ方も、既に10~20年以上前で終わっている筈。

正直、何で今更?? と思いましたね。

あれをもって、馬鹿なみうらじゅん他のスタッフが「怪獣映画は日本の
文化だっ!」と言っているのであれば、以前GFWで散々書かせて
頂いた様に、こういった風潮(捉え方)が、日本の怪獣映画を衰退させた
元凶に他なりません。

正直、ウンザリしてしまいました。


2052 Reply Re:ゲハラ 殿様ギドラ Mail 2009/03/04 16:55

ルー等級つつ大臣さん、KJさん(お久しぶりです!)投稿ありがとうございます。

意見をさらに深めるためにもう一度見てみました。(15分しかないので助かる)

そこで気が付いたこと。
私が「ゲハラ」を見てイラっとするのは、特撮ファンが同好の士のみに向けて内輪ネタを披露していることに一因があります。
ストーリーや演出が上手くできていたとしてもそれは払拭できない。

全体から醸し出される雰囲気は、ある特定のグループでしか通用しない「符丁」を並べ立てて作り手と受け手が互いに顔を見合わせてニヤニヤしている様子です。
ものすごく「キモイ」。

特撮ファンの集会かなにかで上映するためのイベント作品ならそれでもいいでしょう。
けれども、深夜番組とはいえ全国放送のTV番組向けにそれをやってしまうバランス感覚のなさに苛立ちます。
怪獣・特撮マニアではない人にも訴求する内容を持っていなければ電波の無駄遣いですよ。
さらにこの時期にやるなら、怪獣映画の魅力を世間に広めるような内容にしてほしかったですね。
あれでは、ますます怪獣物はバカにされるばかり。
怪獣ファンとまではいかなくても日本人なら怪獣映画・TVは見たことがあるでしょう。
そんな人たちにとっては、どこかで見たことのあるような映像の羅列に、マニアだけが知っていそうな意味ありげなセリフや芝居が絡んでいて、
「ああ、怪獣マニアって古い物にしがみついているだけなのね」と再確認するだけじゃないでしょうか?

確かに私自身、黄金期の特撮映画に立ち返れ、と言い続けてきました。
しかしそれは、精神を引き継げということであり、表面的な物真似をしろということではありません。

何度も言いますが、人類が戦争も病気も環境汚染も克服していない現状、そして人間に大きな物や野性への憧れがある限り「怪獣」という物語装置は有効なのです。
ノスタルジーにまみれた下手くそなパロディという形でなくても充分怪獣映画は作れます。

怪獣ファンがそういう気概を持たずにどうするのですか。

怪獣映画が再び勃興して人気を博するようになったなら、「ゲハラ」のようなお遊び作品を作ればよろしい。

さ、ら、に。

「ゲハラ」を見てイラっとするのは、本多・円谷コンビの演出をぜんぜん真似できていないことにもあります。
セリフやシチュエーション、メカデザインに似たようなものを持ち込んでいるのはわかります。
けれども見せ方、芝居がぜんぜん違う。
(佐野史郎氏の博士。なんじゃありゃ。本多作品にあんな科学者は出てこない。ひょっとして千田是也の真似のつもり?)
結局、みうらじゅん氏と田口監督の感覚がずれすぎていたのではないでしょうか?
おそらく田口監督には本多・円谷コンビに対するこだわりはない。(それを言うと、樋口真嗣氏にもそのこだわりはないよね)
「ゲハラ」を「コテコテの昭和テイスト怪獣映画」とおっしゃっているが、昭和テイストのなんたるかはわかっていないでしょう。
ただそれだけに新たな試みが含まれていた点は評価します。
(ジェット機のスピードを表現した1カットは大変結構でした)

「ゲハラ」そのものから離れて、作品の成立背景を考えれば、若い方が怪獣企画に参加しようという意欲を示してくれたことは嬉しいです。
そんな若者たちに言いたい。

映画を好きになって下さい。
たくさんの映画を見て、たくさん考えてください。
怪獣や特撮だけでなく映画全般の価値や面白さを考えていくことによって、1950年代から1960年代までの特撮映画の凄みが判ってくるはずです。
そして本多・円谷時代の特撮映画に欠けていたものを補うことを考えてください。
あるいは時代の変化に合わせるには何が必要かを考えてください。
過去にしがみつくのも過去を否定するのも間違っています。

2053 Reply Re:ゲハラ ルー等級つつ大臣 2009/03/05 22:27

> 特撮ファンが同好の士のみに向けて内輪ネタを披露していることに一因があります。
ストーリーや演出が上手くできていたとしてもそれは払拭できない。

全体から醸し出される雰囲気は、ある特定のグループでしか通用しない「符丁」を並べ立てて作り手と受け手が互いに顔を見合わせてニヤニヤしている様子です。

それは私もそう感じました。
とどのつまりは内輪受けするために過去の怪獣物の設定やシークエンスを流用して
「どーだ!」とばかり自慢する輩ですね・・・・。
「マニアが受けたシーンの寄せ集め」で構成されているので判らない人には何の事やら・・・。
結局は「新たな怪獣映画」を作る気などないんですね・・・と呆れてしまいました。
だって根本的に過去の作品の引用(だけ)で構成されてるんですから・・・。
昭和テイストの怪獣映画で本多、円谷作品に敬意を表しているならあんな真似は出来ないと思いますよ。
円谷監督は作品ごとに特撮表現を変えているしその分のレベルアップをしてるんですからね。
折角の新怪獣なのにシナリオの貧困さがそれを台無しにしている・・・。
「Q」の第1話の話になりますがこの作品は「ゴメス」という名の怪獣でストーリーを考えてくれと一監督が飯島監督に話したそうですがこの名前だけであそこまで
念入りに考慮されていたのには脱帽ですし「海底軍艦」でも関沢さんはタイトルだけであのストーリーを書いたそうです。
(それが証拠に押川春浪氏の原作は読んだそうですがどんな話なのかは忘れていたそうです・・・。)
「ゲハラ」でもストーリーを練ればああはならなかったのに・・・・。
敢えていえば「昭和テイストの怪獣映画」はストーリーも特撮も演出も丁寧な作品の事を指しているということを忘れているんじゃないの?って思いますよ・・・。
(尤もそーでない作品もありますが・・・「ギララ」にしたって旧作が幾ら酷い作品だからって「逆襲」はそれ以下ですよ・・・SFテイストの怪獣映画である旧作なのにあれは・・・。)

ただ救いはボランティアという形で多くの若者が怪獣作品に協力したことかな・・・。
ここまで来たんならストーリーもまた募集という形を採って作らせれば良かったのに・・・。
過去の作品は作品として何故歴史に残ったのか?何故メジャー作品でなくてもカルト化して生き続けているのか?
それは興行的な成功、不成功に関わらず「新しい表現」を目指していたからでしょう・・・。
(この場合、ストーリーも含む)
実は今また「戦え!MJ」のDVDを観ていたのですが有川、佐川各特撮監督の表現には斬新さがあり現在の目から見ても見ごたえがあります。
それなのに「ゲハラ」は・・・。
そんなもんねえ~よ!!
もう少し「話」を練りましょうよ。
「昭和テイストの怪獣映画」を目指してるんなら・・・。



2054 Reply Re:ゲハラ KJ 2009/03/05 22:54

> 特撮ファンの集会かなにかで上映するためのイベント作品ならそれでも
いいでしょう。
けれども、深夜番組とはいえ全国放送のTV番組向けにそれをやってしまう
バランス感覚のなさに苛立ちます。

> あれでは、ますます怪獣物はバカにされるばかり。

全く同感です。

こういう風潮が、「ゴジラ? ああ、またやるのね」といった世間の目線を
固定させ、そして「そこそこ」の客入り(マニア&年少者がメイン)で、
仕込みと上がりの計算しやすいジャンルムービーと化し、新たな挑戦
(一般成人客を感動させるような創作)は望むべくも無い、という風潮を
作ってしまったんですよね。

良質なパロディを観るだけなら、何もわざわざ新作の怪獣映画でやる必要は
ないんです。

私が平成のガメラ2をそこそこ褒めるのは、製作スタッフなりの新しい
世界観(演出・台詞など)を作ろうとする意気込みが伺え、かつそれが
結果にも現れたからなんです。(あの方向性が一番正しいのかどうかは
この際おいときますが)

最悪なのは、この「ゲハラ」から又(マニアからだけの)火が徐々に付いて
うやむやの内にゴジラ映画が復活する事でしょうね。



2057 Reply ああ、こんな特撮ファンがいるから・・・ ゾンデ5号 2009/03/06 07:57

すいません皆さん…。
私はゲラゲラ笑いながら観てしまいました。
まだやっぱり未熟なんです。
何だかんだいって佐野史郎の無茶苦茶な博士っぷりには笑ってしまったし、インメルマン博士を彷彿させる博士にも笑ってしまったし。
後でここの皆さんの感想を見て、「そうだよなぁ」と思ってしまいました。
こんなものを公共の電波に乗せるのでは怪獣映画に対する誤解が生じてしまうし、こりゃオタクの仲間内でやるような内容です。
しかも伊福部先生の音楽を用いるとは失礼極まりない!
いくら温厚な伊福部先生でも、こんな使われ方では大激怒するのではないでしょうか。

50年代後半~60年代の「黄金期」怪獣映画は、外に訴えかけるパワーがあった筈です。
人間が科学文明を絶対と信じ、大自然や地域に残る伝説・民話をないがしろにする現代に、その絶対性を揺るがす様なパワーがあったと思います。
私は、日本映画黄金期には怪獣映画は、クレイジーキャッツや若大将、黒澤映画などとも同等、いやそれ以上(と言ったら失礼でしょうか)の需要があったという事実から、怪獣映画は決して子供騙しでもないし、オタクにしか通用しないものだとは思いません。
という事を言っても、「時代が変わったから」などと言って諦める人もいますが、それこそが怪獣映画が「オタク」の観る物だと揶揄された原因です。
「俺たちはこのレベルで良いんだ」
「人間描写や脚本がメチャメチャでもゴジラ(ガメラ)さえ見られれば」
「あの名シーンの再現が嬉しい」
怪獣映画を「オタク向け」にしてしまったのは、他でもない私の様な「オタク」なのですから、怪獣映画「オタク」は怪獣映画のイメージを取り戻す責任がある(?)と思うのですがどうでしょう。

こういう時代だからこそ、本多・円谷コンビの特撮映画や、「大魔神シリーズ」「昭和ガメラシリーズ」などを全国でリバイバル上映するというのも手ではないでしょうか。(テレビでも大々的に宣伝してもらうと良いかも・・・)
でも、この再上映をしよう、というのはファンが作品の根底に流れている精神を理解していればの話です。
そうでなければ怪獣映画の復興は有り得ないと思います。

2060 Reply Re:ああ、こんな特撮ファンがいるから・・・ 殿様ギドラ Mail 2009/03/06 16:51

>ルー等級つつ大臣さん

>「昭和テイストの怪獣映画」はストーリーも特撮も演出も丁寧な作品の事を指しているということ

 そう!そこ!!
 この件に関しては怪獣ファンでもよくわかっていない人が多いです。たしかに昔の映画には現代の目からは古めかしい表現があったりしますし、
映画的リアリズムの基準が変わってきたために陳腐に見える場合があったりもします。それを以て昔の作品はショボかったけど、そこに味があるみたいな言い方をする人がいます。
けれども、作品が取り扱う題材・目的に応じたシナリオ・演出の完成度は非常に高いのです。だからおもしろく感じるのです。
 おもしろさの源泉を深く考えずに、あら探しをして笑うことを楽しみにしたり、子供の頃を思い出す道具に使ってる人が多くありませんか、と。

>KJさん

>最悪なのは、この「ゲハラ」から又(マニアからだけの)火が徐々に付いて
うやむやの内にゴジラ映画が復活する事でしょうね。

 まさしく。それが恐ろしいです。
「フィギュア王」でのミレゴジスタッフインタビューに、ゴジラ復活にはファンの働きかけが大事だというコメントが出ています。
ゲハラノリで盛り上がらないでくださいよーーー。(webで見回したところ、結構好意的な感想が多いのね)

 というわけで、少なくとも私はゲハラに「ノー!」と言っておきます、と。

>ゾンデ5号さん

 こういう言い方をするのは失礼かもしれないですが、ゾンデ5号さんはお若いのでそんなに特撮ファンの悪ふざけ作品を多くは見てこなかったと思うんですよ。
ですから、「ゲハラ」を見て笑ってしまったのも無理はないと思いますよ。
 そして、
>怪獣映画を「オタク向け」にしてしまったのは、他でもない私の様な「オタク」なのですから、怪獣映画「オタク」は怪獣映画のイメージを取り戻す責任がある(?)と思うのですがどうでしょう。

 私もまったくそう思います。
 これは、ゾンデ5号さんより、私の世代の責任です。
私自身、かつてはテレビや映画に特撮作品からの引用(パロディ)演出があればそれだけで喜んでいましたし、いや、それどころか、
アマチュア作品とはいえ、「ゲハラ」と同系列と言われても仕方のない映画を作っていたわけですから。
(「ゲハラ」みたいな引用のみの作品ではなかったという自負はあるけど)
 そんな内輪受けで喜んでいたから、かつては邦画のメインストリームだった怪獣ものが一部のマニアのものになってしまった。マニア上がりのスタッフが素人時代と同じ感覚で怪獣をいじくり回してしまった。
 この流れをなんとかして変えなければなりません。

 ひとつの契機は本多猪四郎監督生誕100年ではないか、まずは本多作品を徹底的に考え直すこととその再上映で始めるべきではないか・・・。

2064 Reply Re:ああ、こんな特撮ファンがいるから・・・ ルー等級つつ大臣 2009/03/06 21:27

そーなんですよね・・・。
私もオタクなんですけどもそれを歓迎してしまったオタクの責任なんですよ・・。
しかも「もう一度観たいあのシーンの再現」やら「怪獣映画のお約束」とかなんとかばかりやってて新しい作品なのに新たなイメージの創造をせずにお茶を濁した作品を歓迎してしまったという・・・。
ただ救いとしては嘗てだと怪獣物だと聞いて馬鹿にするスタッフが少なくなったというくらいですかね・・・。
(本多監督時代では偏見を持った映画人が多かったですからそれに比べれば・・・ですが・・・)
で、問題なのはスタッフがオタク上がりなのは譲るとしてそのオタクが「表面的な真似」しか本多、円谷作品を理解してなかった事です。
つまり作品内容や特撮の表現の意図をまるっきり理解してなかったと思うのです。
ですからあのような表現しか出来ないのです・・・。
閑話休題。
私としては本多円谷作品(及び黒澤、小津、植木等の無責任シリーズ、若大将シリーズ&大映ガメラ、大魔神)は「現在の目で見れば古めかしい&陳腐」だとは思いませんし何度観ても新たな感動を覚える作品群ばかりです。
(ただ「アンバランス」第2話冒頭の歌手が歌う曲は流石に「古臭い」と思ってしまいましたが・・・。古臭く感じるのは演出よりもその時代のトレンドを入れてしまった作品だけですね。「戦え!MJ」の最終回前、後編のヒッピーもそれまでの近未来的イメージを壊しているし・・・。)
よく出来た作品は滅多には古くならないですよと思います。

で、ここでもう一度本多作品の再検証やリバイバル上映を大々的に(嘗ての「ゴジラ1983」みたいな)行い「特撮映画のポジション」を再認識させておくべきだと思います。
本多円谷作品を単にノスタルジーの対象にしないで「現在も行きつづける作品」として。

ノスタルジーや懐かしさは否定しないのですが私が初代「ゴジラ」を魅入ったのは
「今までにない衝撃」を覚えたからなんです。
(尤も「スターウルフ」はリアルタイムで見てたのでそちらの懐かしさはあるのですが・・・。)
だから円谷英二氏の作品が好きなのです。
作品毎に特撮のイメージを変えたり新たなイメージの創造を行ってるんですから。
(だから「キンゴジ」や「モスゴジ」を第三者の目で観ててカッコいい!と思ってましたし第1期ウルトラシリーズと第2期の違いをはっきり見てました・・・。
第2期はやはり垢抜けない・・・。)
例え50年前の作品だとしてもリアルタイムで観てなければ純粋な「新作」として
観ますよ。

ですから今製作されてる新作も昭和時代に立ち返り根本的なものから変えていかなければまた同じ事の繰り返しでそれこそ今度こそ「怪獣映画」はオタクと子供のものという認識を変える事など不可能になってしまいますよ・・・。
やはり今後の為にも旧作を積極的にリバイバルし再認識をさせその上で新作を作る土壌を作らねば・・・。
支離滅裂な意見になってしまってすいません・・・。

2071 Reply Re:ああ、こんな特撮ファンがいるから・・・ 殿様ギドラ Mail 2009/03/13 16:27

>ルー等級つつ大臣さん

たしかに、怪獣をバカにしないスタッフが増えたことはプラス面なんですよね・・。

>オタクが「表面的な真似」しか本多、円谷作品を理解してなかった事です。

これはもう、情けないというか何というか・・。
たとえば、黒澤映画のマニアだとそんなことはないような気がするんです。
ところが特撮物となると・・。

あくまでも仮説ですが、怪獣やメカが出てくる作品だと、ストーリーの美や込められたメッセージにまで思い至らなくても、
映画的娯楽を味わうことが可能(映像刺激が強い)なので、頭を使うこともなく楽しめてしまうんじゃないでしょうか。
それは特撮作品の強み(体感的に娯楽性を生み出せる。つまり幼い子供でも楽しめる)であり、同時に弱点なのかもしれません。
非特撮作品より「簡単に」楽しめてしまうために、特撮に群がる人には統計的に「考えない」人が多数存在するのではないか、というのは言い過ぎでしょうか。
ファン全体にそういう傾向があったにしても、作り手が作品に対して真摯な態度を貫いていれば、「腰砕け」「腰抜け」作品にはならないはずなのに。

現在の特撮系映画人に訴えたいのは、まず、ちゃんとした映画を作ってください、ということ。
生きた人間像、破綻のないシナリオ、劇中の現実に見える映像。
もともとの特撮映画は特撮がばれることを許容していたわけではありません。
技術・予算・製作期間の限界のために特撮がばれていただけです。
限界を極めてください!!

2055 Reply 呪われた二大特撮作品の行方 ルー等級つつ大臣 2009/03/05 22:59

かなり唐突になりますが海軍大臣さんの「日本誕生」全長版マスターフィルム廃棄についてですが確かDVDの広告には現存唯一の全長版と書かれてましたが果たしてそーでしょうか?
私はビデオ版とDVDと両方見てましたので書かせていただきますがフィルムの状態がビデオ版とDVD版とは異なっておりビデオ版のほうは劣化が恐ろしく進んでおり一部はセリフもろくに聞き取れないほどでノイズやフィルムスクラッチ(キズね)も酷かったのですが(おまけに冒頭の「東宝1000本記念映画」のテロップも無い!)DVDではデジタル補正がかかっていたとはいえ別のマスターではないでしょうか?
(つまり全長版は複数東宝に存在するということになる)
で、廃棄したのはもしかしたらビデオで使用したバージョンでは・・・。
(根拠はないのですが・・・まだ望みはあるかと・・・)
で、もう一つの「キンゴジ」ですが91年頃発見されたのはオリジナルネガではなしにステレオ音声バージョンの35ミリオリジナルポジの方かと思いますよ。
ただ劣化がそれほど酷くなかったのでLDやDVDで付け加えることが可能になったのです。
(とはいえあくまでビデオ版の16ミリポジと比較してです。ステレオ版も相当の劣化があったということでした。)
で、根拠としてはソフト化の際に全部それで通さずに現存する短縮版を編集して
復元したということですので普通ならネガが発見!といったらやはりそれで使うと
思ったからです。
またモノラル音声に関しては以前、「地球防衛軍」でも話した通り83年にキングよりドラマ編レコードが「キンゴジ」も発売されてましてこれに使ったまま東宝に返却してないだけなのでは?と憶測してしまいました。
(もしくはステレオ版は現存していても当時の技術ではモノラル変換しか出来なかったためにこれをマスターにしてる可能性も否定できない・・・。)
私はこの「キンゴジ」ドラマ編レコードは所有してませんが聞けば一目瞭然かと思うのでまだ諦めるのは早いかと思いますよ・・・。
(ちなみにLD時でのステレオ版とDVDの音声は同じシネテープです。)

かなり唐突な話ですいまそん・・・。


2058 Reply Re:老兵は消え去るのみ… 海軍大臣 2009/03/06 12:49

> かなり唐突になりますが海軍大臣さんの「日本誕生」全長版マスターフィルム廃棄についてですが確かDVDの広告には現存唯一の全長版と書かれてましたが果たしてそーでしょうか?

に関してですが、やはりDVD作製に使用したマスターフィルムは廃棄されている模様です。東宝は近年の内にTOHOシネマの八割以上をDLP化する予定らしく、旧作はデジタル情報で保管していく方針と聞いています。
これとは別に現存する長尺版フィルムは以前にも書きましたが、かなり劣化が激しい状態でした。(その昔、文芸地下や浅草東宝で見たのと同じポジだったと思います。)

フィルムに愛着のある私なんかはデジタル上映には何とも食わず嫌いの部分があるのですが、これも時勢と云うものなのでしょうか。
しかし、知人に言わせるとDLP対応の劇場が増えればフィルムよりも取り扱いが容易な分、旧作のリバイバル上映の機会も増えるのではないかとのことです。

> で、もう一つの「キンゴジ」ですが91年頃発見されたのはオリジナルネガではなしにステレオ音声バージョンの35ミリオリジナルポジの方かと思いますよ。


についてはご推察の通り、発見されたのはオリジナルポジの方です。
最初に出てきた16mmの方はビデオソフトと初版LDに使われたのですが、欠落もあり、予告編にのみ残っていたカットまでつなぎ合わせて商品化しています。
35mmポジの方は会社の管理台帳には未記載のため現存しないとされていたところ、現場の方が個人的に付けていた記録から存在が確認されたとも聞いております。
なおオリジナルネガに関しては未だ不明のままで、例の原版を切り刻んで短縮版を作ったのは64年のリバイバルの時の様です。原版をカットしてしまうことがありうるかとも思いましたが、知人によるとやはり火の無いところの煙は立たないだろうと云われました。考えてみれば【燃ゆる大空】も戦時中に前線慰問用の短縮版を作るときに原版をカットしてしまい、結果、不完全なものしか残っていないのですから在り得ることだと思います。




2061 Reply Re:老兵は消え去るのみ… 殿様ギドラ Mail 2009/03/06 17:01

> しかし、知人に言わせるとDLP対応の劇場が増えればフィルムよりも取り扱いが容易な分、旧作のリバイバル上映の機会も増えるのではないかとのことです。

うう。
確かにそういうプラス面があるなら嬉しいことですが、しかし、原版を廃棄するのはやはり暴挙です。

ひょっとすると『日本誕生』はDVDに使ったマスターポジからのハイビジョンテレシネが終わったから廃棄したのかもしれません。
(邦画各社は手持ちのフィルムをハイビジョン化する作業を進めているそうです)

けれども現行のデジタルハイビジョンでフィルムに記録されている情報全てを余すことなく収録できるのでしょうか?
また、将来魔法のようなレストア技術が発明される可能性だってあります。
ですから、原版たるフィルムは絶対捨ててはいけないのです!!

(それと行方不明のフィルムは探しましょう!)

2063 Reply Re:老兵は消え去るのみ… ルー等級つつ大臣 2009/03/06 20:39

そーだったんですか・・・。
そうだとしたら間違いなく「ふざけるな!」という他ないですね・・・。
(幾らデジタル技術が発達したといってもやはり復元度には限界がありますし原版を廃棄するという発想がそもそもおかしい!)
DVDに使用したマスターポジを廃棄するというのはDVDで復元しなければとても上映出来る状態ではなかったからなんでしょうか?
(スクラッチが酷くてリバイバル上映不可能とか・・・。)
で、思ったのは何で東宝はこの現存する全長版マスターポジからコピーネガを作成するって方法を採らないの?って思ってしまいましたよ。
これならポジを廃棄しててもまだ将来的に復元する方法があるっていうのに・・・。
ただ救いは
東宝は近年の内にTOHOシネマの八割以上をDLP化する予定らしく、旧作はデジタル情報で保管していく方針と聞いています。
ということで作品そのものは無くなっていないということでしょうか・・。
(「日本誕生」が廃棄されたのはその為か?それにしても余りにも映画会社の方針としては管理がお粗末もいいとこ・・・。)
もう頭に来たという問題を通り越してますね・・・・。
それと「キンゴジ」の35ミリマスターポジが現存してるということでしょうか・・。

2056 Reply すいません、今更「ミッドナイトイーグル」なんですが。。 KJ 2009/03/06 00:54

ちょっと前にTVでやっているのを見て、余りに突っ込み所が多すぎた
ので、もし原作をご存知でしたら、実際の所はどうなのか教えて頂きたく
書かせて頂きました。

思い出せる主なところだけですが;

1.元戦場カメラマンが最初の事件を目撃し、そして後輩がそのネタに
 絡んで真相究明&ネタとして取り上げたいという事で一緒に入山する
 のはいいんだけど、途中で他国の工作員に射撃受けてる(殺されかける)
 のに、何で目的地到達を強行するのか?
 また主人公(元戦場カメラマン・大沢たかお)も、何で結局ついて
 いくのか? 自殺願望者か?
 そこまでの記者魂を持つに至る経緯の描写が、あまりに弱い。よって
 ポリティカルフィクションとして作品に入れない。
 明らかな命の危険に合ってるのに、そこまでする記者っている?

2.最終的に、入山した工作員は、30人以上(そこまでに大分殺されて
 いるから実際は40人前後?)という事が判明するシーンがありますが、
 いくら日本が平和ボケ&自衛行動に制限有り過ぎの国家でも、他国の武装
 工作員が「何十人も」大事件の中心となっている 目的地に、誰にも
 気付かれず入山していくなんて事が可能なんでしょうか?

3.自衛隊の精鋭部隊が、何故か一方的に二個小隊簡単に全滅していくのは
 何故? そんなに朝鮮半島の工作員って優秀なの?w

4.現地のステルス機の中に残された三人を救う為&時限解除された核爆弾
 の再起動を止める為、改めて送り出された自衛隊機は何であんな簡単に
 帰っちゃうの?? また何で吉田栄作はあんなに強く
 「帰れ!帰ってくれ!!」って友軍を返そうとする訳? 
 いや、状況から見て帰しちゃいかんだろw
 これも全く意味不明でした。

5.そもそも米軍潜水艦のトマホークをナパーム代わりに「最後の手段」と
 して使用する意味が判らん。
 映画を観てる限りは、改めて自衛隊の援軍を送り込む余裕は充分にあった
 と思うんだけど。呑気に朝焼け前に語ってるし。っていうか、そこまで
 やるなら、ステルス内の吉田栄作は、対峙している工作員達の位置を
 正確に援軍に伝える事が出来た訳だから、それこそヘリコプターもう一回
 飛ばして上空から打ちまくれば良かったのでは??

6.それ以前に、一週刊誌の編集が、何で逃げ出した工作員の居場所を
 見つけることが出きるの?ついでに他の工作員仲間に捕らえられたこの
 工作員を救助する事までやってのけますよ!?
 んでもって、一歩間違えればこの国の破滅に繋がるような重大な状況で、
 「でかいネタ掴む為に」と言うだけで、公安にも連絡せず上記の様な
 行動に走る週刊誌記者が存在するとは思えない。

ついでに言えば、何で主人公の大沢たかしはあんな無意味にクールなの?
(自衛隊特殊部隊の吉田栄作との会話から、最後に息子と言葉を交わす
時まで、妙に自信たっぷり&クールなのは、観ていて不自然甚だしい)

今簡単に思い返すだけで、ザッとこんな感じです。

映画の出来以前にこういった部分が目立ってしまい、ポリティカル
フィクション系の映画としては一気に興ざめしちゃいました。
映像描写自体は、まあ普通に見れましたけど、正直登場人物の誰にも
感情移入出来なかったです。
(藤竜也と吉田栄作の演技自体は好きですが)

「実は、原作ではこうなんだよ」と教えて頂ければ幸いです。


2059 Reply Re:すいません、今更「ミッドナイトイーグル」なんですが。。 殿様ギドラ Mail 2009/03/06 16:48

う。
『ミッドナイトイーグル』はまるっきりスルーしてました。
原作も知らず・・。

どなたか原作・映画両方をチェックなさった方は、どうかご投稿を!

2121 Reply Re:すいません、今更「ミッドナイトイーグル」なんですが。。 殿様ギドラ Mail 2009/05/08 16:11


いやー、古いスレッドを持ち上げてしまいますが、あたくしもWOWOWさんの放送で見てしまいました。
んで、原作は読んでいないけれど、KJさんの憤りに便乗。
>
> 1.元戦場カメラマンが最初の事件を目撃し、そして後輩がそのネタに
>  絡んで真相究明&ネタとして取り上げたいという事で一緒に入山する
>  のはいいんだけど、途中で他国の工作員に射撃受けてる(殺されかける)
>  のに、何で目的地到達を強行するのか?
>  また主人公(元戦場カメラマン・大沢たかお)も、何で結局ついて
>  いくのか? 自殺願望者か?
>  そこまでの記者魂を持つに至る経緯の描写が、あまりに弱い。よって
>  ポリティカルフィクションとして作品に入れない。
>  明らかな命の危険に合ってるのに、そこまでする記者っている?

同感です。
付け加えると、某国工作員(といってもちょっとした軍隊規模)も最初に主人公たちを襲うシーンでテントに向かって銃撃しますが、彼らがテントから出たあとでロケット弾かなにかで砲撃するのです。
最初からロケット弾を撃てばいいでしょ。
それに、墜落した飛行機が目標なんだから、わざわざテントを銃撃して目立つ理由も不明。
>
> 2.最終的に、入山した工作員は、30人以上(そこまでに大分殺されて
>  いるから実際は40人前後?)という事が判明するシーンがありますが、
>  いくら日本が平和ボケ&自衛行動に制限有り過ぎの国家でも、他国の武装
>  工作員が「何十人も」大事件の中心となっている 目的地に、誰にも
>  気付かれず入山していくなんて事が可能なんでしょうか?

山にいた連中だけでなく、裏切った工作員を始末しようとする軍団も都市部にいましたから、日本には他国の軍隊が丸々入り込んでいたように見えましたね。
>
> 3.自衛隊の精鋭部隊が、何故か一方的に二個小隊簡単に全滅していくのは
>  何故? そんなに朝鮮半島の工作員って優秀なの?w

危機的状況を作るためのテキトーなシナリオに見えました。

>
> 4.現地のステルス機の中に残された三人を救う為&時限解除された核爆弾
>  の再起動を止める為、改めて送り出された自衛隊機は何であんな簡単に
>  帰っちゃうの?? また何で吉田栄作はあんなに強く
>  「帰れ!帰ってくれ!!」って友軍を返そうとする訳? 
>  いや、状況から見て帰しちゃいかんだろw
>  これも全く意味不明でした。

これは、気流が不安定でヘリで着陸するのが難しいということと、地上から敵に狙い撃ちされているからだと思いました。
それより、一度起爆放置を動かした工作員軍団が主人公たちがパスワードを知って時限解除したあとで、再起動のため戻ってくるのが理解できませんでした。
工作員たちが日本側の動きを全て知っているとしか思えない展開。
でも、対策本部にスパイが居るという描写はありません。
ん?無線を傍受していたのか?映画的にはそれを見せないと。
>
> 5.そもそも米軍潜水艦のトマホークをナパーム代わりに「最後の手段」と
>  して使用する意味が判らん。
>  映画を観てる限りは、改めて自衛隊の援軍を送り込む余裕は充分にあった
>  と思うんだけど。呑気に朝焼け前に語ってるし。っていうか、そこまで
>  やるなら、ステルス内の吉田栄作は、対峙している工作員達の位置を
>  正確に援軍に伝える事が出来た訳だから、それこそヘリコプターもう一回
>  飛ばして上空から打ちまくれば良かったのでは??

そうそう。
ほかにもいろいろ手はあったはずです。
>
> 6.それ以前に、一週刊誌の編集が、何で逃げ出した工作員の居場所を
>  見つけることが出きるの?ついでに他の工作員仲間に捕らえられたこの
>  工作員を救助する事までやってのけますよ!?
>  んでもって、一歩間違えればこの国の破滅に繋がるような重大な状況で、
>  「でかいネタ掴む為に」と言うだけで、公安にも連絡せず上記の様な
>  行動に走る週刊誌記者が存在するとは思えない。

これがまた、あの週刊誌の編集長がなにやら訳ありの人物とされていて、
ある種スーパーマンとされちゃってるんですよね。
工作員が治療に行った闇医者を知っていたり・・。
いよいよ危ないとなったら、公安の連中と一緒に記者を助けに来ちゃうし。

仲間を裏切った工作員の動きも変。
核爆弾の起爆装置を止めるためのパスワードを日本政府との交渉カードにするとかなんとか言いながら、なんで日本と交渉しようとしなかったんですかね。
雑誌記者が隠れ家を訪ねてきた時、いきなり発砲ですぜ。
あいつ、何をしたかったんじゃ。
>
> ついでに言えば、何で主人公の大沢たかしはあんな無意味にクールなの?
> (自衛隊特殊部隊の吉田栄作との会話から、最後に息子と言葉を交わす
> 時まで、妙に自信たっぷり&クールなのは、観ていて不自然甚だしい)

そうそう。
反戦の意志を持って戦場カメラマンになったとかなんとか抜かしながら、
目の前で子供が死んだことがトラウマになって戦場へ行けなくなったらしいけれど、その程度の覚悟で反戦戦場カメラマンが出来ていたんですなぁ。
そんでもって、出てくる奴出てくる奴みんなが主人公の写真に感化されてカメラマンになったり記者になったり自衛官になったり・・・。
ドイヒーなシナリオです。

そもそも某国工作員たちの計画がずさん。
米軍機に爆弾を仕掛けて墜落させるのはいいとして、じゃあ、その飛行機はどこに落ちるの?
落ちた時どれぐらい壊れてるの?
そんな不確かな結果を前提にして日本に核攻撃する計画を立てたわけですね。
もひとつ、なんで日本で核爆発を起こす必要があるの?

福井なんとか原作のいくつかのアホ映画にそっくり。

日本人の平均知力は落ちてるんでしょうか。

2065 Reply ヤッテシマッターマン ゾンデ5号 Mail 2009/03/07 18:59

何だか巷で評判が良いそうで、実写版「ヤッターマン」(「タイムボカンシリーズ ヤッターマン」ではないのね)を観てしまいました…。
自分自身タイムボカンシリーズのファンでありますので、義務として(?)見ておかねばなるまいと思って行ってみました。
内容は全然期待しておらず、白けた態度で観ましたが、本当に見る価値無いです。
アクションシーンもCG頼りまくりだし、メカ戦も迫力無し。
ギャグの間の悪さと言ったら…。
そもそもヤッターマンを含むタイムボカンシリーズは30分だからこそあんなぶっ飛んだ内容が成立する訳で、それを2時間に延ばすのではグダグダになってしまいます。
深田恭子の演技も小原乃梨子氏には及びません。
あんなのでよく喜ぶオッサンが居るものだと呆れています・・。(感性はそれぞれなんでしょうけど・・・)

ヤッターワン、オモッチャマ(ヤッターマンのマスコットロボット)もデザイン改悪が酷いし、すっかり別物です。
デザインが誰だと思ったら「ふぁいなる・うぉーず」で「新・轟天号(もどき)」をデザインした寺田克也氏。
オリジナルに対するリスペクトも全く感じられないデザイン改悪でした。
救いはオリジナルの歌手による「ヤッターマンの歌」と、原作でドロンボーを演じた小原乃梨子氏、たてかべ和也氏の出演、それだけです。

嗚呼、日本映画界は何でこうも人気のあるアニメをやたらリメイクしたがるのか・・・。
リメイクするぐらいなら、リメイクしたい作品の精神を受け継いだ別個の作品を作るべきです。
自分の勝手な感性で先人の財産を汚さないでください。
悲しいのはどうもこれがヒットする可能性が高いということです。
前売り券が結構売れている、ネット上のブログを見ても評価は高いのが多いのを見ると、こんな映画がヒットしてたまるかぁぁぁあとも思います。
本当に「ヤッターヤッターヤッチャッターマン・・・・」な作品でした。

今の日本映画界、いや今の話題の映画にホイホイついていってしまう方々(私も含む)は、黄金期の映画作品を見直した方が良いのではないでしょうか。
黄金期の映画を見れば、どんな作品が良くて、どんな作品はダメだ、という事はおのずと分かってくると思います。
その為にも地方でも旧作のリバイバル上映を増やすべきだぁーーー!
子どもたちにもちゃんとした作品を見せなくてはダメです。

長々と失礼しました。

2066 Reply Re:ヤッテシマッターマン ねろん 2009/03/08 20:31

 お久しぶりです。

 昨今の邦画の例に漏れず内容もへったくれもない映画でしたね。ドクロベエなんて完全に別キャラになってますし。アニメを無理矢理映画に焼きなおすとこうなるっていう典型って感じでしょうか。

 ドロンジョ様っていうのは長所も欠点も含めてある意味完璧なセックスシンボルみたいなキャラですから、あれを演じられる女優さんていうのはまずいないでしょうね。

 タイムボカンシリーズの大きな魅力のひとつはやはり大河原・天野両氏のデザインだと思うので、私もあの真っ赤なヤッターワンはイマイチです。サイレンもレバーも付いてないし!人間キャラ(特にボヤやん)はアレンジがいいい感じだったんで、アニメ版のあの「犬+消防車」ていうコンセプトを見事に消化した傑作デザインを是非とも再現して欲しかったです。

 よくも悪くもお約束事は全部入ってたんで、そこだけ拾って楽しめる人じゃないとツライ映画ですね。

2067 Reply Re:ヤッテシマッターマン(ネタバレあり) ゾンデ5号 Mail 2009/03/09 07:16

>ねろん さん
早速レスありがとうございます。
本当にドクロベーのキャラの変わり様は唖然としました。
挙句の果てにヤッターマンとドロンボーが共闘(?)してしまうし。
ドロンジョ様は、「タイムボカン」のマージョ様あってのキャラですから、小原乃梨子氏じゃないと演じられないですね。
ヤッターワン、よりのよって「しろめ」になっているのにはがっかり・・・。
オリジナルのヤッターワンは、とぼけたような眼があるから可愛いし、犬っぽさが出てると思うし、やはり山ちゃんの声では「トボケた」感じが出てません。

ただ救いだったのが、オリジナルのスタッフによる音楽でした。
ドロンボーのインチキ商売の音楽、ヤッターマン変身時の音楽などなどは、オリジナルがうまくアレンジされてるとは思いました。
どうせだったら「交響組曲 タイムボカンシリーズ ヤッターマン」って感じでCD出してくれれば良かったのですが・・。

もっと書きたいことはありますが、今日はこのへんにしておきます。

2068 Reply Re:ヤッテシマッターマン(ネタバレあり) 殿様ギドラ Mail 2009/03/10 16:59

ゾンデ5号さん、ねろんさん(お久しぶりです。お元気でしたか?)、ありがとうございます。

すごーく助かります。

劇場版「ヤッテシマッターマン」は、三池崇史監督作品ということで骨格の弱い中身のない映画だろうなとは予想していました。
けれども、タイムボカンシリーズはそこそこ好きだったし、もし万が一面白い映画に仕上がっていたなら見るべきだとも考えていましたので、危ないところでした。

いやー、時間と金を無駄にしないで済みました。

>自分自身タイムボカンシリーズのファンでありますので、義務として(?)見ておかねばなるまいと思って行ってみました。

この心意気が尊いです。
(そういや、某ゴジラ映画を批判していたとき、どこかの誰かに「本当は楽しんだんじゃないの?」とかなんとか邪推されましたっけ。ファンこそが厳しい目を持つのじゃ!)

私の場合、タイムボカンシリーズとはつかず離れずの関係で、自作のセリフに「オタスケマン」からフレーズを頂いたりするぐらいに好きではあったけれど、
全作を見ているわけでもなく、悪トリオの名前も覚えきれてないという程度のファンなので映画化となるとイベント気分で見に行ってしまう危険性はありました。
そんなときにゾンデ5号さんやねろんさんのような、本当のファンの方から感想を頂けると失敗しないで済みます。
これが口コミのありがたさですね。

どうもこのごろのタツノコプロはダメみたいですね。
キャシャーンを別物にしたリメイク版(Sinsだっけ)もひどい改悪っぷりらしいし・・。
今回の「ヤッテシマッターマン」の制作にタツノコプロは関与していないのかもしれないけれど、それにしても、と。

CSで放送したので「タイムボカン王道復古」を久々に見ちゃいました。
あれでタイムボカンシリーズは終わったってことですな。

2069 Reply Re:ヤッテシマッターマン(ネタバレあり) ゾンデ5号 Mail 2009/03/10 19:26

>ギドラ さん
そうですね。
あんなのに時間と金を費やすのは無駄です。
ところがどっこい大ヒットしているようで、結局の所話題性の映画なんだろうなぁとは思っていました。
深田恭子のドロンジョコスプレに釣られた人も多いのでしょうか。(しつこく宣伝してましたから)
もう設定・世界観の改悪に関しては読売テレビリメイク版より酷いかも…。

> (そういや、某ゴジラ映画を批判していたとき、どこかの誰かに「本当は楽しんだんじゃないの?」とかなんとか邪推されましたっけ。ファンこそが厳しい目を持つのじゃ!)

そうです。
だからこそ下手にお約束のギャグを出されても「ドッチラケー」でありました。
ファンだからこそ「そんなのには騙されないぞ!」という気持ちで見たのです。

リメイク・実写版の失敗ぶりを見て気付かされたのが、タイムボカンシリーズの魅力なんです。
ボカンシリーズの魅力は「爆笑」ではなくて、「しょうもなさ」ではないかと思います。
毎回タイムボカンを爆死させようとして逆に自爆するマージョ一味。
毎回毎回インチキ商売で儲けてとんでもないメカを作って、ヤッターマンに負けておしおきされるドロンボー一味。
紋者(もんじゃ)博士から割符を奪って命の素を探すも、ゼンダマンに負けて裁判メカにおしおきされるアクダマトリオ。
歴史改変をたくらんで(以下略)
こんなしょうもないマンネリな物語を延々1年(ヤッターマンは2年でしたが)やってしまう「しょうもなさ」が見てて心地良い(?)のです。
また、主人公と三悪が旅する所の「無国籍さ」や、ぶっ飛んだメカとファンタジックな劇中の舞台のミスマッチさから醸し出される「ほのぼの感」等々・・。
「ヤッターマン」を名乗る作品ならばこの味は忘れていけません。
特に「ほのぼの感」は重要です。
作品の雰囲気がどことなくほのぼのしてるからこそ、安心して見られるのだと思います。

三池監督は「ヤッターマン」が「好き」というだけで、タイムボカンシリーズ全体に対するこだわりは無いのでしょうね。
「ヤッターマンがいる限り、この世に悪は栄えない!」の雰囲気も重要ですが、「どこから来たのかごくろうさんね」の雰囲気も忘れてはいけません。
リメイクアニメ版、実写版にはこの「ほのぼの感」がありません。
何だか刺々しいのです。
山ちゃんのナレーションもどうも刺々しい(?)ですね。
故・富山敬氏のふざけつつも温かみを忘れないナレーションじゃないとボカンシリーズの雰囲気は作れません!(断言)

> CSで放送したので「タイムボカン王道復古」を久々に見ちゃいました。
> あれでタイムボカンシリーズは終わったってことですな。

そうですね・・。
ナレーション富山敬氏もこの作品が最後になってしまいましたし、ヤッターマン・オモッチャマの声優もオリジナルですし。

大分文章が長くなって申し訳ありませんでした。
ですが、これはタイムボカンシリーズを愛するが故の事です。
でもメディアや多くの観客は「ヤッターマン」という括りでしか見ていないようで、悲しい限りです・・・。(「タイムボカン」無しに「ヤッターマン」は語れないのです!)
巷では評判も良く、大ヒットの様ですが、絶賛しているホームページを覗いたりすると、やはり「ヤッターマン」という括りでしか見ていないようで、理由を見ても「何で?」と首を傾げるしかありません・・・。

しかし、こういう評価ができるようになったのも、ゴジラのおかげなんじゃないかと思ってます。
思えばゴジラに出会ったおかげで色々映画を見るようになり、優れた作品にも出会え、映画への観察眼(役者の演技、音楽の付け方)などを学ばせてもらったのではないかと。
そんな意味では、ここの皆様にも大変感謝しています。

2070 Reply Re:ヤッテシマッターマン(ネタバレあり) 殿様ギドラ Mail 2009/03/13 16:24

>ボカンシリーズの魅力は「爆笑」ではなくて、「しょうもなさ」ではないかと思います。

>劇中の舞台のミスマッチさから醸し出される「ほのぼの感」等々・・。

ああ、そうか、そうです。
素晴らしい分析に脱帽です。
昔、タイムボカンシリーズを観ていた時の気持ちを思い出しました。
力んでいないところが楽しかったのだ!

>でもメディアや多くの観客は「ヤッターマン」という括りでしか見ていないようで、悲しい限りです・・・。(「タイムボカン」無しに「ヤッターマン」は語れないのです!)

これも言われて初めて気が付きました。
自分としては「ヤッターマン」を考える時にはいつもタイムボカンシリーズとして考えていましたが、このたびのアニメリメイクおよび実写(というかCGアニメ)に関する宣伝やグッズ展開になにか違和感を感じた理由はそこだったのです。
なんだかなぁ。

>ゴジラのおかげなんじゃないかと

エライ!!
入り口がゴジラでもゴジラは映画のキャラクターなのですから、ゴジラを好きになることによって映画が好きになるのは当然のこと。
そして映画って何だ、映像作品って何だと思考が広がっていくのが進歩に繋がるのだと私は信じています。
ゾンデ5号さんのご意見には私も刺激を受けています。
お互い映画の今後のために頑張りましょう。

2072 Reply どこから来たのかごくろうさんね♪ ゾンデ5号 Mail 2009/03/13 21:18

>力んでいないところが楽しかったのだ!

そうなんです。
タイムボカンシリーズの魅力って、なかなか文字では表せません。
しかし、「力んでいない」のが大きな魅力であったのは間違いないです。
その中で格好良くもあり可愛らしいヤッターワンやゼンダライオン(「ゼンダマン」)、大巨神(「ヤットデタマン」)の様なメカを出してしまったりと、「玩具箱をひっくり返したような世界」を作ってしまうのがたまりません。
そして、独特の「間」なんかも魅力だったと思います。(おだてブタの様なコクピットメカの出るタイミングなど)
ボカンシリーズはアドリブもやりまくり、スタッフの一言で次回作のヒーローを決めてしまう、その場のノリでキャラクターを作ってしまう様なタツノコプロ独特の大らかな雰囲気無しには作れなかったのではないかと思います。
だから私としては、タイムボカンシリーズのリメイクや続編はもういいと思っています。
三悪を演じられたお三方も、当時の「間」やアドリブを再現するのは難しいでしょうし・・・(失礼な言い方かもしれませんが、リメイクアニメ版を見て痛感致しました)

で、メディアや観客が「ヤッターマン」という枠でしか見ていないという事実は悲しいものですが、これを機会に初代ヤッターマンから「タイムボカン」「ゼンダマン」などの他のボカンシリーズに目を向けてくれる方もいるのではないかという希望も持っています。(私も最初はそうでしたから)
「ヤッターマン」は、「タイムボカン」を観てから観てみると面白さは倍増します。
音楽の流用の仕方、楽屋ネタ、雰囲気など…。

ちなみに、ボカンシリーズからも学ばされたことが結構ありまして、声優に関してはどう考えても60年代~70年代を中心に活躍された方の方が凄いと感じました。
最近アイドル声優ブームだそうですが、最近人気の声優と当時の声優(当時は「声優」という概念はありませんでしたが)を比較してみると、最近人気の声優が今の声を、30年・40年後も保てるかと・・。
そう考えると小原乃梨子氏やたてかべ和也氏、滝口順平氏などは凄い!という他無いです。(俳優・女優に関しても同じことが言えます)
ボカンシリーズを観ていると、何だか今の「萌えアニメブーム」「アイドル声優ブーム」を白けた目で見てしまいます…。

2073 Reply Re:どこから来たのかごくろうさんね♪ ルー等級つつ大臣 2009/03/14 22:41

ゾンデさん失礼と思いつつも一言。
私の場合はそれほど「タイムボカン」シリーズには入れ込んではおりませんでしたがリアルタイムで見ていて面白かったのです。
少なくともオリジナルは。
あの独特感は確かに言葉では言い尽くせないのですが「いい意味での荒唐無稽さ」と「どこかとぼけた感覚」ではないかと思います。
声優さんのレベルにしても当時の洋画吹き替えでもそうですが今とはレベルが全然違いますよ。
(例として「サンダーバード」などのジェリー・アンダーソン作品を挙げておきます。この作品は円谷監督もかなり影響を受けておりますのでゾンデさんも見る機会があれば是非お勧めします。)
それだけに今回の実写版に関しては見る前から不安がありましたがここまで酷かったんですか・・・・。
もう唖然とする他ないですね・・・・。
ただこの「タイムボカン」シリーズはあの独特の雰囲気を再現させるには難しいと思ってましたが無謀にもそれをやるとは・・・。
デザインの改悪ぶりは「宇宙船」でも見てましたので知っておりましたが
もう「・・・・。」としか言えないですし(失礼ながらも)一気に見る気が失せました。

何度も言うようですが最近の邦画って話題になってヒットすれば(出来など)どーでもいいんですねとしか言えないです。
悲しいですが(最近の邦画のヒットは)何か勘違いしてるんじゃないのか?と。

2074 Reply Re:どこから来たのかごくろうさんね♪ ゾンデ5号 Mail 2009/03/18 18:55

> あの独特感は確かに言葉では言い尽くせないのですが「いい意味での荒唐無稽さ」と「どこかとぼけた感覚」ではないかと思います。

そうなんです。
タイムボカンシリーズの魅力ってなかなか言葉には表せないですよね。
だからこそ安易なリメイク・実写化は止めてほしかったのです・・。

> 声優さんのレベルにしても当時の洋画吹き替えでもそうですが今とはレベルが全然違いますよ。
> (例として「サンダーバード」などのジェリー・アンダーソン作品を挙げておきます。この作品は円谷監督もかなり影響を受けておりますのでゾンデさんも見る機会があれば是非お勧めします。)

実を言うと私は、小学6年の頃、2003年にNHK教育で再放送された「サンダーバード」をちょくちょく見ていました。
その頃はまだ、円谷英二ファンというよりゴジラファンでしたので、「サンダーバード」が円谷特撮に影響を考えていたとも知らず、じっくりとは見ませんでした。
でも、OPの爆発の量感などの特撮のレベルの高さ(今思い返せば円谷特撮もびっくり)には「すげぇー」と思っていました。
音楽も大変格好良かったですよ。(メインテーマ、
黒柳徹子さんが声の出演をされていたのが意外でした。
今思い返すと「またじっくり見てみたい!」と思います。

> 何度も言うようですが最近の邦画って話題になってヒットすれば(出来など)どーでもいいんですねとしか言えないです。
> 悲しいですが(最近の邦画のヒットは)何か勘違いしてるんじゃないのか?と。

よりによって大ヒットしてるってのがまた悲しいです。
内容よりも宣伝に力を入れればヒットするだろうっていう製作者の思惑が見え見えで・・。
一番悪いのはそれに踊らされる観客なわけですが、ボカンシリーズにそれほど入れ込んでいない観客だと、「ブタもおだてりゃ木に登る」「おしおきだべぇー」が出れば満足してしまうのかなぁ…とも思います。(ファンもその傾向があり)

2075 Reply Re:どこから来たのかごくろうさんね♪ ルー等級つつ大臣 2009/03/19 21:56


> その頃はまだ、円谷英二ファンというよりゴジラファンでしたので、「サンダーバード」が円谷特撮に影響を考えていたとも知らず、じっくりとは見ませんでした。
> でも、OPの爆発の量感などの特撮のレベルの高さ(今思い返せば円谷特撮もびっくり)には「すげぇー」と思っていました。
> 音楽も大変格好良かったですよ。(メインテーマ、
> 黒柳徹子さんが声の出演をされていたのが意外でした。
> 今思い返すと「またじっくり見てみたい!」と思います。

というのも54年の「ゴジラ」以降、円谷特撮は世界の最高峰に立っていたわけでありますがそんな中、1961年(丁度「モスラ」の頃)日本テレビ系列で「全く画期的な人形劇」として紹介されたのが後の「サンダーバード」の原型である「スーパーカー」でありまして現在ではマイナーな扱いになってますが放映されるや否や、
(外国テレビ番組でかつ当時大人気の人形劇だけに)ヒットした作品です。
で、これを作ったのがジェリー・アンダーソンなわけです。
当然この番組の存在を円谷監督も知ってたと思いますし続く「宇宙船XL5号」や「海底大戦争スティングレイ」に至っては次男ののぼる氏の勤めていたフジテレビ放映だったので当然チェックもしてたでしょう・・・。

その後で「サンダーバード」なわけですが「スティングレイ」放映時に既に円谷監督はアンダーソンプロに行って見学したので(「スーパーカー」から)相当驚愕ものだったと思います。
現に日記に「強敵現る!」だったそうですから・・・。
(ちなみにアンダーソンサイドとしては円谷監督が来たということで大歓迎だったそうです・・・・。)

で、アンダーソン作品の特撮監督は故・デレク・メディングスなのですが思えばこの人こそ円谷監督の(海を離れた)後継者だったのではないかとふと思ってしまいます。

徹底的にミニチュアに拘る作風とレイアウトが円谷監督とかなり共通しているのが理由です。

閑話休題。
さて今度の実写版(もどき)ですがタツノコプロ自体と当時のスタッフが監修していればまだ見れる代物になってたと思いますが(メカデザインが大河原デザイナーであればねえ・・・改悪は防げたと・・・ちと微妙ですが・・・)今度のはどー考えてもねえ・・・。
もう呆れるのみですね。
ここまで来るともう「見ない」って選択も「有り」ではないかと思ってしまいますよ・・・。
(最近では「見てしまうと」乗せられる傾向にありますから。 それは本来ご法度なのですがやはり「ダメなものはダメ!」と批判するのであれば無視することも重要だと最近思えてきた。)

とはいいつつも自分も嘗てそれをやってしまったので余り大きな事は言えないのですが・・・。
(その作品はリメイク版の「サンダーバード」だった・・・。
もう改悪が酷く尚且つストーリーも原作を大きく歪ませた代物だったので今思えば
「無かった」ことにすればよかったなあ・・と。)



2076 Reply すぴーどれーさー(っていうかマッハごーごーごー) ルー等級つつ大臣 2009/03/22 16:53

今ごろですがようやく見ました。
流石に某監督の「ヤッテシマッターマン」のような改悪はなくストーリーも割と面白く見れました。
(よくもまあハリウッドでアニメ版そっくりの俳優を確保出来たものざます・・・この辺は今の邦画も見習って欲しいところ・・・)

が、しかーし!
それを台無しにしてしまったのはやはり「CGの乱用」による「刺激的なだけの映像」でしょうか・・・。
部分的に使うならまだしも(マッハ号のギミックとか)ほぼ全編に亘ってやっちゃうものですから以前ギドラ氏が言っていた「まるで某F1レースのゲームのCGみたいだ」な感じになってしまって地に足の生えた映像に(残念ながら)なっていません・・・。
(だって風景まで派手なCGでやってるんだもん現実感などありませんよ・・・。
そんなことするなら人物以外全てCGでやればいいじゃん!)
「マトリックス」で自信を得たせいでしょうかアクションシークエンスもまたCGでやるものだからはっきり言って「白けます」・・。
それにやはり問題なのはやたらとカメラを動かしてしまったところでしょうか・・・。
体感映像という意図のようですがあれでは何が何だか判らず折角の実写版が台無しです。
落ち着きの(微塵も)無い映像という意味では「クローバーフィールド」もありましたがあそこまで酷くはないにしてもやはり「CGの乱用」と「落ち着きの無いカメラ移動」は吐き気を催します・・・。

ひたすら救われたのはマッハ号のデザインがほぼそのままなのと世界観がさほど改悪されてないって事でしょうか。
(「面白く見れた」と書いたのはそこだけです・・・。後、エンドタイトルにオリジナル版のアニメの主題歌が一部流れた事か・・・。)



2077 Reply Re:すぴーどれーさー(っていうかマッハごーごーごー) 殿様ギドラ Mail 2009/03/25 16:18

> それを台無しにしてしまったのはやはり「CGの乱用」による「刺激的なだけの映像」でしょうか・・・。

まさしくそこが大問題の映画でした。
マトリックスシリーズは近年珍しくシナリオを大事にした映画で、ストーリーに込められた観念にも奥深さがあって大傑作になっていたのに、
この映画ではどうしちゃったんだろうと首をひねるばかり。

おそらく、映画映像を使ったポップアートをやろうとしたんじゃないだろうか、と推察しています。
色彩と動きのイリュージョンと言いましょうか。
リアリティは無視して観客を映像で眩惑する意図があったように思います。

でもねぇ。
それが面白いのか、ということざんす。

それと、「マッハGO!GO!GO!」全体を言えば、レースにかこつけたヒーローアクションアニメなのかもしれないけれど、
最初の何話かに注目すれば、作り手は本格的なレースアニメを作りたかったことがわかります。
それが視聴率の問題なのか、スポンサーサイドの意向なのか、もっとベタなアニメにされてしまったのでしょう。

原作者の精神を引き継ぐなら、正当なレース映画にすべきだったと思うのであります。
(ウォシャウスキー兄弟もレースファンじゃないのね。良いレース映画がほとんど見あたらないのは、映画人にレース好きが少ないからなのか)


2078 Reply Re:すぴーどれーさー(っていうかマッハごーごーごー) ルー等級つつ大臣 2009/03/25 20:17

>
原作者の精神を引き継ぐなら、正当なレース映画にすべきだったと思うのであります。
そうそうそう。
最初の数話だと確かレース場が舞台だったしこの実写版でもそうでしたけれど余りにも「実際のレース場」という感じが無かったですね・・・。
CGを乱用し過ぎて臨場感を壊してますし肝心の「ライブ感覚」(っていうのか?)が無くなってるんですよ・・・。
あと、スピードがレーサーになる過程を丁寧にやればスピードに感情移入出来ると思うしそれこそ「正統なレース映画」になるというのにCGのこけおとしで誤魔化してるんですから・・・。

せめてマッハ号の特殊装備の部分だけCGにして後は実写できっちり撮ればもう少しまともになるのに・・・って思いましたよ。


>映画映像を使ったポップアートをやろうとしたんじゃないだろうか、と推察しています。
であれば思い切って人物を含めて全てCGでやった方が筋が通ると思います。
何ていうかこのようなCGの使い方って「中途半端」なんですよね。
「マトリックス」シリーズだと仮想空間という「異世界」を表現するためにCGが最適でしたが今回の場合だと・・・落ち着きのない映像になってるんですよね。
某「ヤッテシマッターマン」のようなキャラクターの改悪が無いだけに残念な出来ですね・・・。





2079 Reply 4月1日 殿様ギドラ Mail 2009/04/01 16:47

世界恐慌による経済不況対策に頭を悩ます政府自民党は、コンテンツビジネスにテコ入れすることで景気回復、外貨獲得を企図。

これはオタク文化に理解を示す(といわれている)麻生総理の発案によるもので、
アニメ映画・特撮映画の製作には総額200億円の資金援助を行うというもの。

援助を受けられるのは政府によるシナリオ審査に合格した作品に限り、
援助額も有識者による判定で決定される。

しかしながら、名乗りを上げている作品は、これまで何度も製作されたような有名シリーズばかりで保守化した文化状況が反映されている模様。
それでも、オタクは世界に誇る日本の文化であるから有名シリーズなら海外でのヒットが見込める、とは某業界事情通。

日活はついに大巨獣ガッパのリメイクにとりくむという情報も。
また、ピープロは豹マンを「今度こそ作る」と息巻いている。
某映画会社はシナリオ審査を通るためには国策に沿った企画でなければならぬと、
仮題「テロとの戦い・日米同盟72時間の勝利」という架空戦記アニメ映画で勝負する。

というところで今年の4月1日でした。

2080 Reply Re:4月1日 海軍大臣 2009/04/01 18:50

自衛隊全面協力で【平成天皇と世界大戦争】なんて観てみたいですね。

2082 Reply Re:4月1日 殿様ギドラ Mail 2009/04/06 17:58

> 海軍大臣さん

「天皇は辞めることが出来ぬのだぞ」なーんて名ゼリフの復活?なんつって。

2081 Reply エイプリルネタじゃなくて・・・・ ゾンデ5号 Mail 2009/04/02 11:31

ちょっと前に三池崇史氏による「大魔神」のリメイクが発表され、その後中止になったようで一安心していましたが、今度は本当にリメイクされてしまうようです。
それも映画ではなくテレビドラマ「大魔神カノン」(オタアニメっぽい名前…)です。
プロデューサーの高寺重徳氏(「仮面ライダークウガ」や「仮面ライダー響鬼」などの平成東映ヒーロー作品に関わった方です)によれば
「(オリジナルの『大魔神』は)人が生きていく中で、祈りや願いといった“思い”を強く持ち、その思いを他者に伝えることの大切さを教えてくれる作品だと思います」
という事…。
何だか「大魔神」ってそんな小さな作品じゃなかったような気がするのですが・・。
それよりも必要な要素は「大自然に対する畏怖の念」じゃないかと思います。
それと、「大魔神」を現代劇にするのは大きな間違いです。
オリジナルは、舞台を戦国時代にすることによって、「どこかに伝わっているかもしれない伝説・民話」の様な雰囲気にしたことで魔神様の存在を不自然にしなかった訳で、現代劇にすると、魔神様の存在が嘘っぽくなっちゃうんじゃ・・・。
また、大魔神の独特の雰囲気は、伊福部先生の音楽と、橋本力氏の目を充血させた演技、そして大映京都撮影所なしでは醸し出せなかった訳で、高寺Pは、どうもオリジナルの良さについては浅くしか理解していないのでは?
伊福部先生の音楽を聴けば、大魔神が「"思い”を強く持ち・・・」という発想から作られてないのは分かると思うのですが・・。
怒りで支離滅裂な文章になってしまいましたが、詳しくは下をご覧ください。
ttp://anime.webnt.jp/blog/tokusatsu/2009/04/vfx.html

これだけ怒るのも「大魔神」が大好きだからであります。
ところが結構楽観的に見てる人が多いようで・・・・。
「名作は名作のままにしてそっとしておいて欲しい」というのが今の私の感情です。(「ヤッターマン」が実写化・リメイクされる時も同様でしたが・・・)

2083 Reply Re:エイプリルネタじゃなくて・・・・ 殿様ギドラ Mail 2009/04/06 18:17

情報提供に感謝します。

ああ、4月1日ネタであることを祈ります。
(でも、そうじゃないと明言してますね)

大魔神はリメイクすべきじゃない、というのはまったく私も同感です。
そして今回のリメイク企画が大魔神の理念を勘違いしているんじゃないかというご指摘にも賛成です。
あの三部作のどこを見て、人間の祈りや願いが中心だと感じたんでしょうね。
大魔神は呼べば来る来る大巨神じゃないです。

追いつめられた人間の祈りに応えるように出現する大魔神だし、
たしかに人助けもしますが、主にやっていることは『大龍巻』の龍巻に近い。
とくに第一作目での魔神様には善人・悪人の見境はないのですよ。

人知を越えた絶対者をスクリーン上に具現化させたのが大魔神シリーズ。
それを人間の「気持ちの問題」にすり替えようとは、実にまったく、ここ最近の「お優しい」ヲタ作品的臭いプンプン。
大魔神に関わる主役キャラクターに少女を配置?
それで大人向け??

昨今の大人は安くなったもんですね。

日本特撮の名作を汚さないためにも、お願いですから製作をやめて下さい。

2084 Reply Re:エイプリルネタじゃなくて・・・・ ゾンデ5号 2009/04/06 19:01

そうなんです。
エイプリルネタじゃないんです。
今土曜日、BSイレブンで大魔神三部作の放送をしてますが、これの前フリだとは思ってもいませんでした。

> あの三部作のどこを見て、人間の祈りや願いが中心だと感じたんでしょうね。
> 大魔神は呼べば来る来る大巨神じゃないです。

そうです。
映画を注意深く見ると、大魔神アラカツマは、女性(子ども)の祈りだけでは出現していません。
魔神様が暴れだす前に、悪役が必ず魔神を屈辱する様な事(魔神像に杭を打ち込んだり、爆破したり、魔神の使いの鷹を殺したり・・)をしているのです。
これは「驕れる人間に対する大自然の怒り」ともとれます。(聖域を侵した人間がしっぺ返しに遭うという点では「バラン」に似ています)
人間の傲慢を批判している、という点では結構円谷怪獣映画に近い発想を感じます。
こんな風に「大魔神」を考えている私としては、高寺Pの発想は全く理解できません。
「大魔神」の持つ「大きさ」を度外視してませんか?

> とくに第一作目での魔神様には善人・悪人の見境はないのですよ。

この点も結構重要ですよね。
怒り出した大自然は善人・悪人の区別はしない訳で、まさしく「荒神様」なんです。
「怒る」と「逆襲」にはこの描写が少ないのが残念です。(でも「逆襲」だと、冒頭に気まぐれで暴れる魔神の描写があります)

> それを人間の「気持ちの問題」にすり替えようとは、実にまったく、ここ最近の「お優しい」ヲタ作品的臭いプンプン。
> 大魔神に関わる主役キャラクターに少女を配置?
> それで大人向け??

ゴジラにしろ、ウルトラマンにしろ、オリジナルの持つ「大きさ」を見ようとしないのでしょうか。
それに何でも「気持ち」があれば何でも出来ると言いたいのでしょうか。(「メビウス」と同じ匂いが・・・)
また、どうも「魔神に関わる少女キャラを配置」という情報を見ると、「生物彗星Woo」の悪夢がよぎります。

それと「大魔神」の魅力は何と言っても「特撮を使った時代劇」であることではないでしょうか。
「大魔神」シリーズの持つ、独特の渋さ、泥臭さを忘れてはいけません。

2085 Reply Re:エイプリルネタじゃなくて・・・・ 兄貴赤 2009/04/08 16:35


> 今土曜日、BSイレブンで大魔神三部作の放送をしてますが、これの前フリだとは思ってもいませんでした。
>
げげ!なんですと!
早速確認・・・本当ですね、BS11でHD放送ですね。
やった~、これで大魔神三部作もHDで手に入ります。
BS11も、あなどれませんね。
情報ありがとうございます!!(^^)

2087 Reply Re:エイプリルネタじゃなくて・・・・ 殿様ギドラ Mail 2009/04/09 16:36

あ、HD放送だったのか。
BS11で放送している「ウルトラセブン」をチラ見したら、ひじょーに画質の悪い原版を使っていたので、魔神さまの放送はスルーしてました。せいぜいLD用原版でも使うんじゃないかと
(でーぶいでーボックス持ってるし)

でもHDとなると話は変わります。
(いやしかし、途中にCMが入ったり、宣伝の文字スーパーが入ったりするんだろうなぁ。いずれWOWOWでも放送しそうだけどなぁ。いやいや、とにかくハイビジョン大魔神は録画せよ)
さらに、その時間枠は大映の名作をHDで放送するのがコンセプトらしいじゃないですか。
今後のラインナップが気になります。
特撮系・時代劇系にいろいろ要チェックものがあるぞよー。
『釈迦』や『秦・始皇帝』なんかがHD放送されたらそりゃ、見ちゃうもんね。

で、そう。
大魔神の魅力は時代劇であることも外せません。
時代劇で何が出来るかという発想から生まれた作品とも言えます。
大映には特撮時代劇が多いんですよね。
『大江山酒天童子』『日蓮と蒙古大襲来』などなど。
大魔神は時代劇じゃないとダメ!

2089 Reply Re:エイプリルネタじゃなくて・・・・ ゾンデ5号 Mail 2009/04/09 20:56

> でもHDとなると話は変わります。
> (いやしかし、途中にCMが入ったり、宣伝の文字スーパーが入ったりするんだろうなぁ。いずれWOWOWでも放送しそうだけどなぁ。いやいや、とにかくハイビジョン大魔神は録画せよ)

そうです。
ハイビジョンになるとDVDよりももっと良くなってますから。(ゴジラのハイビジョンは日本映画専門チャンネルに加入していなかったので見れませんでした・・・)
ただ画質に関しては以前日本映画専門チャンネルで放送したものの方が良いらしいです。

> さらに、その時間枠は大映の名作をHDで放送するのがコンセプトらしいじゃないですか。
> 今後のラインナップが気になります。
> 特撮系・時代劇系にいろいろ要チェックものがあるぞよー。
> 『釈迦』や『秦・始皇帝』なんかがHD放送されたらそりゃ、見ちゃうもんね。

大映の名作が放送されるなら、映画の勉強になるのでそれは嬉しいです。
また伊福部先生は大映の映画にも音楽を結構提供しているので、「座頭市物語」とかが見れたらそりゃ嬉しいです。
そういえば「釈迦」「秦・始皇帝」の音楽は両方とも伊福部先生じゃないかぁぁぁぁ。

話は変わりますが、先日、「伊福部昭 映画音楽選集」というCDを購入しました。
上海交響楽団が「銀嶺の果て」「原爆の子」「ビルマの竪琴」「親鸞」「秦・始皇帝」「大魔神逆襲」などの有名な伊福部作品などや、なかなか知られていない伊福部映画音楽を再演奏したものです。
聴いてみると、伊福部音楽の「荒さ」がちゃんと再現されていて驚きました。
「怪獣大戦争マーチ」もあったのですが、「オスティナート」よりはかなりオリジナルに近く、重量感もあります。
また、CDの中に、伊福部先生が音楽を担当された香港映画「妲己」の劇中音楽が収録されていたのですが、その中に「キンゴジ」の「ゴジラのテーマ」(「ドシラドシラ」の方じゃないですよ)と同じスコア、メロディーで演奏された曲がありました。
しかもその映画の中には「地球防衛軍マーチ」も登場しています。(ニコニコ動画にその場面がアップされていました)
更には一般にはあまり知られていない映画の音楽も演奏されています。
ここの皆様にもオススメします。

2091 Reply Re:エイプリルネタじゃなくて・・・・ 殿様ギドラ Mail 2009/04/17 18:12

BS11での大魔神一挙放送、順調に録画してます。

> ただ画質に関しては以前日本映画専門チャンネルで放送したものの方が良いらしいです。

うちは日本映画専門チャンネルのHD版は見られないので比較は出来ないけれど、
おそらく放送に使ったHD原版は同一の物でしょうから、
より転送レートの高いBSデジタルのほうが理論的には高画質になるんじゃないかと思うので、うーん、どうなんでしょう。

大魔神HDでおどろいたのは、音質の向上も感じられたこと。
従来の大魔神は、フィルムのサウンドトラックをそのまま使っている感じで、DVD版でも音圧が上がるとすぐ歪んでいました。
ところが「怒る」の最初の方をチェック再生したところ、いままで歪んだ音でしか聴いたことのない鐘の音が、かなりきれいな音色に変わっていました。
音声の補正もちゃんとやっているみたいです。

> 大映の名作が放送されるなら、映画の勉強になるのでそれは嬉しいです。
> また伊福部先生は大映の映画にも音楽を結構提供しているので、「座頭市物語」とかが見れたらそりゃ嬉しいです。

座頭市も放送するでしょうね。
大映時代劇の目玉ですもんね。
(いま、WOWOWで眠狂四郎HD一挙放送なんかやりやがってさぁ。つい最近時代劇専門チャンネルで全部揃えたばっかりなのに。録画スケジュールがきつきつなので、WOWOWはスルーしてます)
大映でも伊福部音楽にこだわった監督が何人かいますから、掘り出し物の放送があるやもしれません。

> 話は変わりますが、先日、「伊福部昭 映画音楽選集」というCDを購入しました。

お、良い物を手に入れましたね。
と、CD庫を漁ってみる・・。
1999年発売だったか。
もう10年前なんですね。
しばらく聴いていなかったので、この機会にBGMにしながらこの文章を書いています。

ゾンデ5号さんのご指摘通り、かなりオリジナルに忠実な演奏です。ちょっと華やかさが加わった感はありますけど。
このCDを購入してから後も伊福部音楽使用映画を漁り続けているけれど、まだ見たことのない作品の音楽が収録されているんだもんなぁ。
(フィルムが失われてしまった作品もあるようだし)

「姐己」(いまだになんて読むのかわからない)のニコニコ動画は発見してました。
香港映画には伊福部音楽を使った物が多いですが、「姐己」のとき録音したものを使い回しているんでしょうか・・。(それだけじゃなさそうだけど)


2094 Reply Re:エイプリルネタじゃなくて・・・・ ゾンデ5号 Mail 2009/04/17 19:18

> 大魔神HDでおどろいたのは、音質の向上も感じられたこと。
> 従来の大魔神は、フィルムのサウンドトラックをそのまま使っている感じで、DVD版でも音圧が上がるとすぐ歪んでいました。
> ところが「怒る」の最初の方をチェック再生したところ、いままで歪んだ音でしか聴いたことのない鐘の音が、かなりきれいな音色に変わっていました。
> 音声の補正もちゃんとやっているみたいです。

むむー、そうでしたか。
「怒る」と「逆襲」は見逃してしまいました。
「逆襲」はDVDで再見しましたが、「怒る」はGyaoで見たきりなので、今度の再放送で観なくては…。
しかし音声の補正もやっていたとは…・、どうせだったら全国でリバイバル上映すれば良いのに…。

> 座頭市も放送するでしょうね。
> 大映時代劇の目玉ですもんね。
> (いま、WOWOWで眠狂四郎HD一挙放送なんかやりやがってさぁ。つい最近時代劇専門チャンネルで全部揃えたばっかりなのに。録画スケジュールがきつきつなので、WOWOWはスルーしてます)
> 大映でも伊福部音楽にこだわった監督が何人かいますから、掘り出し物の放送があるやもしれません。

座頭市は、半分伊福部音楽目当てで観るかもしれません。(「大坂城物語」も半分伊福部音楽目当てでしたが)
といっても、伊福部座頭市音楽は、「伊福部昭 芸術9」「伊福部昭 映画音楽選集」と再演奏という形のものしか聴いていませんが・・。

> 「姐己」(いまだになんて読むのかわからない)のニコニコ動画は発見してました。
> 香港映画には伊福部音楽を使った物が多いですが、「姐己」のとき録音したものを使い回しているんでしょうか・・。(それだけじゃなさそうだけど)

「姐己」は「だっき」と読みます。(中国語発音では「ダージー」の様です)
まさか地球防衛軍マーチのみならず、「ゴジラのテーマ」のメロディーも使われていたとは驚きでした。

>ゾンデ5号さんのご指摘通り、かなりオリジナルに忠実な演奏です。ちょっと華やかさが加わった感はありますけど。

しかし「怪獣大戦争マーチ」が、途中で終わってしまうのが残念でした。
ですが「オスティナート」とは比べ物にならないぐらい再現度は高いですね。(「オスティナート」も、「モスラの旅立ち」「怪獣総進撃マーチ」「フランケンシュタインのテーマ」の様に原曲に非常に近いのもありますが)

>このCDを購入してから後も伊福部音楽使用映画を漁り続けているけれど、まだ見たことのない作品の音楽が収録されているんだもんなぁ。
(フィルムが失われてしまった作品もあるようだし)

CDのコンセプトが「あまり知られていない伊福部映画音楽の発掘」という面もあるので、仕方はないと思います。
で、CDを買った後、「原爆の子」(ニコニコ動画から落としたやつですが・・・)を再見しました。
そして改めて「映画音楽選集」の再現度に感動しました。(女声コーラスも再現してほしかったですが)
また、「コタンの口笛」のメインタイトルのオーケストラも再演奏していたそうですが、アイヌ語の歌詞と口笛を入れられなかったので、収録はしなかったそうです。
そういう意味では、早く第2回伊福部昭音楽祭の音楽が聴きたいです。




2097 Reply Re:エイプリルネタじゃなくて・・・・ 殿様ギドラ Mail 2009/04/21 15:38


> 座頭市は、半分伊福部音楽目当てで観るかもしれません。(「大坂城物語」も半分伊福部音楽目当てでしたが)

座頭市は伊福部音楽を使っているものがあるというだけでなく、ヒーロー時代劇の大傑作シリーズですので、別の作曲家が担当した作品でもめぼしいものはご覧になったほうがいいと思いますよ。
音楽面ではシリーズ末期の冨田勲ものもなかなか良いです。
それから、座頭市の人物造型、およびストーリーの基本線を作り上げたのは円谷英二監督の盟友犬塚稔監督であることも重要なポイントです。

> 「姐己」は「だっき」と読みます。(中国語発音では「ダージー」の様です)

おお、そうでしたか。(言われると、どこかでふりがなを見たような気も・・)ご教示ありがとうございます。

> CDのコンセプトが「あまり知られていない伊福部映画音楽の発掘」という面もあるので、仕方はないと思います。

聴き直してみると、『ビルマの竪琴第一部』のタイトル曲が現在見ることが出来る「総集編」のタイトル曲とはまるで違うものであったり・・。
あの名作の完全版がどうして失われてしまったのか。

> また、「コタンの口笛」のメインタイトルのオーケストラも再演奏していたそうですが、アイヌ語の歌詞と口笛を入れられなかったので、収録はしなかったそうです。
> そういう意味では、早く第2回伊福部昭音楽祭の音楽が聴きたいです。

うう。そうですね。
私も第二回の音楽祭はぜひCD化してほしいと思います。
映像付きでDVD化が出来ればもっといいのに。
DVDの音声フォーマットでLPCMを使えばCDより高音質にすることが出来るはずなのに。

2102 Reply Re:エイプリルネタじゃなくて・・・・ ゾンデ5号 Mail 2009/04/21 22:24

> 座頭市は伊福部音楽を使っているものがあるというだけでなく、ヒーロー時代劇の大傑作シリーズですので、別の作曲家が担当した作品でもめぼしいものはご覧になったほうがいいと思いますよ。
> 音楽面ではシリーズ末期の冨田勲ものもなかなか良いです。
> それから、座頭市の人物造型、およびストーリーの基本線を作り上げたのは円谷英二監督の盟友犬塚稔監督であることも重要なポイントです。

そうですか。
伊福部先生以外にも素晴らしい映画音楽家は居るのですし、(伊福部先生以外にも佐藤勝先生や宮内國郎先生の音楽も好きです)色々な映画音楽を耳に出来るのもシリーズ物の強みでしょうか。
冨田音楽は、「MJ」と「ノストラダムスの大予言」しか聴いてませんが、こちらもたまりません。
犬塚稔監督は、円谷監督と年齢が近く、大往生されたことを考えると、もしかしたら円谷監督がもっと健康に気を使ってくれていれば・・、とも思ってしまいます。
> > 「姐己」は「だっき」と読みます。(中国語発音では「ダージー」の様です)

> 聴き直してみると、『ビルマの竪琴第一部』のタイトル曲が現在見ることが出来る「総集編」のタイトル曲とはまるで違うものであったり・・。
> あの名作の完全版がどうして失われてしまったのか。

「ビルマの竪琴」、私はまだ未鑑賞なんですけど、「第一部」「第二部」と作って、最終的に市川監督によって「総集編」のみが残る羽目になってしまったらしいですね。
ちなみに総集編のタイトルは、「ゴジラ」の「帝都の惨状」とほぼ同じメロディーですよね?(スコアもほぼ同じでしょうか)

> うう。そうですね。
> 私も第二回の音楽祭はぜひCD化してほしいと思います。
> 映像付きでDVD化が出来ればもっといいのに。
> DVDの音声フォーマットでLPCMを使えばCDより高音質にすることが出来るはずなのに。

私は伊福部昭卒寿記念のコンサートがNHKハイビジョンで放映された時に録画したDVDを持っておりますが、やはり映像が加わると音楽の持つパワーも同時に伝わってきます。
しかし音楽祭、撮影まではしているのでしょうか・・・。
どこかに問い合わせる方法はないのですかね。

2086 Reply リメイクといえば・・・ 兄貴赤 2009/04/08 17:47

日本映画専門チャンネルe2HDにて「椿三十朗「隠し砦の三悪人」をみました。
椿三十朗は、基本的にオリジナルそのままのリメイクで、セリフやカット割もオリジナルに忠実だなと思って見ていたのですが・・・
最後の最後にやっちゃってます・・・
あの有名なラストシーンを改ざんするなんて、神経を疑いました。
黒澤監督があのラストに込めた思いなんて理解してないのでしょうね、折角それまで忠実に再現してたのに、最後に全てぶち壊しでした。

「金隠し砦の三馬鹿トリオ」の方は、初めから別物ですから・・・
それにしても酷い、まあ途中のすったもんだは、オリジナルとは全く違う話ですが、せめてこれもラストシーンがオリジナルと同じだったら、少しはましだったのに・・・
少しばかりのお礼金をもらって、とぼとぼ城を後にする2人に込められた黒澤監督の意図が分からんかな~

どちらの映画もオリジナルが持っているメッセージの重要な部分が、ばっさり無くなっています。
だいたい、殆どの映画においてラストシーンほど、その作品が主張したいことが込められているのに、そこを変えてしまうなんて理解できません。

ああ、オマケにダースベーダーも出てますし(笑)

2088 Reply Re:リメイクといえば・・・ 殿様ギドラ Mail 2009/04/09 16:44

ええっ?
森田版椿三十郎も改悪部分があったんですかい。

話が違うというか、改変しないって明言してたじゃないのさ。

困ったもんです。

樋口砦の三バカ大将のほうは見ました。
ダメだしするのも疲れるほどでありました。
「隠し砦」を基にしている云々を外してもつまらない映画。
人間性への理解に乏しいテキトーなシナリオにイライラします。
カントクさんは時代劇として売りたかったなどとおっしゃってますが、じゃあ、時代劇を作ってよ。
刀持って髷結ってりゃ時代劇ってもんじゃないよ。
過去の日本人を描く努力をしてください。
現代人のメンタリティをそのまま持ち込んでも時代劇にはなりません。

2093 Reply Re:リメイクといえば・・・ 殿様ギドラ Mail 2009/04/17 18:30


森田芳光の織田三十郎も見ますた。

いやー、ひどい出来ですな。

改悪は最後の対決だけにとどまらないっす。
中盤で三十郎が若侍を逃がすために大暴れするシーンも演出が変わっているために映画全体における意味合いがぜんぜん変わってます。
(で、もちろん黒澤版のほうが断然優れている)

また、なにもかも間延びしていて、同じシナリオを使いながら尺が30分も伸びた原因になってます。
(テンポがだるくて飽きてくる)

森田芳光は、初期の三作を見たところで見限ったのでその後の作品はぜんぜん見ていませんでしたが、最新作でこのていたらくですから、完全におさらばダス。

日本映画界はこんな奴に資金を出すべきではない。
(それとも資質にあった作品なら佳作もあるの?? あ、わたしゃ『家族ゲーム』もぜんぜん評価してません)

2096 Reply Re:リメイクといえば・・・ KJ 2009/04/17 22:42

森田芳光とか、大林某とかが何故か名匠として語られる機会が多い事が
不思議でなりません。正直どうかしているとしか思えないですね。

いやがらせの様な前衛「もどき」の、支離滅裂な演出してるだけの監督、
という印象です。
見苦しいマスターベーションにしか見えないんだなぁ。。

でも、織田三十郎は森田監督だったんですね。オリジナルにウソみたい
忠実にやっているから(ラストの意味不明な改変を除けば)、そこそこ
見れました。
元々完成度が異常に高く、これ以上いじりようがない映画なんですが、
そのせいなのか、本当に「ほぼそのまんま」やってましたね。

但し、肝心の主役が・・・やはり・・キビシしいっ!ww

なんせ三船版三十郎のしゃべり方・イントネーションまで「まんま」な
ものですから、織田が「下手な三船の物真似をやっている」様にしか
見えません。
何と言っても一番のキーである「無頼・ざっくばらんだけど重厚」
「物凄く強そうな一匹狼の侍」といった雰囲気が「まるで」無~し。

これは織田裕二のせいではないのでしょう。まあ、ミスキャストです。
彼なりに頑張ってはいましたけどね。
正直「単なる侍コスプレをしているイケメン俳優」にしか見えません
でした。

一番大事なラストシーンの殺陣も、ここだけは監督が自分なりの工夫を
したかったのでしょうが、そりゃアンタ、オリジナルのあのラストを
観ちゃってる者からしたら・・・・

ただ、結果的にオリジナルが「異様に完成度の高い」名作である、という事
は改めて確認出来ました。

黒澤映画を知らずに、初めて映画館でこのリメイク版を見た若い人は、
「いや~、面白い。良く出来てる!」って言うのかも。

ただねぇ、最後の「あばよっ」の後には、やっぱり佐藤勝の、あの
「ブンパッパ、ブンパッパ、ブンパッパ、ジャジャンジャジャ~ン♪」
じゃないと、やっぱしっくりこないw

大島ミチルの音楽って、個人的には何だかうわっすべりな感じが
するんですよねぇ・・・
盛り上げるシーンには、「盛り上げる音楽をつけてますぅっ!」
重厚な時代劇風な音楽が要求されるシーンには、「重厚な時代劇っぽい
音楽を付けましたぁあっ!」って感じなんだなぁ。

説明だけになっちゃいけないんですねぇ、劇判音楽って。
説明・描写を超えて、出来れば「自立した表現」にまで至らないと。


長々と失礼しました。


2099 Reply Re:リメイクといえば・・・ 殿様ギドラ Mail 2009/04/21 16:09

> 大林某

く~、同感です。
あの方、おとなしくCMを撮ってれば天才だったかもしれないのに。
まあ、すきじゃないのであんまり映画作品は見てませんが・・。
(「転校生」に熱狂した当時の若者が祭り上げちゃったのかな)

> でも、織田三十郎は森田監督だったんですね。

それと製作総指揮が春樹ちゃんでした。
それも悪い方へ働いたような気がします。

> なんせ三船版三十郎のしゃべり方・イントネーションまで「まんま」な
> ものですから、織田が「下手な三船の物真似をやっている」様にしか
> 見えません。

そうなんです。
これは不思議なことで、本人のインタビュー記事では三船は意識しないと語っていたと思うんですが・・。
結局モノマネを強要されたんでしょうか。


> 黒澤映画を知らずに、初めて映画館でこのリメイク版を見た若い人は、
> 「いや~、面白い。良く出来てる!」って言うのかも。

そこがわからないですねぇ。
シナリオだけに注目すれば間違いなく面白いけれど、役者、演技、演出がどれも低レベルなので、
オリジナル版にある、観客の鼻先を捕まえてぐいぐい引っ張っていく勢いや臨場感(リアリティ?)、
三十郎および若侍の倫理観と城代家老とその奥方・娘の倫理観の対比といった映画を「読む」ことで味わえる部分がごっそりなくなっていますから、
オリジナルを知らずに見たとしても「なんか物足りない映画だな」と思われるかもしれません。
そして、「なーんだ黒澤映画って大したことないじゃん」と思われちゃうかも。
>
> 大島ミチルの音楽って、個人的には何だかうわっすべりな感じが
> するんですよねぇ・・・
> 盛り上げるシーンには、「盛り上げる音楽をつけてますぅっ!」
> 重厚な時代劇風な音楽が要求されるシーンには、「重厚な時代劇っぽい
> 音楽を付けましたぁあっ!」って感じなんだなぁ。

これも同感です。
ゴジラのときもそうだったけれど、どこか無理をしているのかもしれません。
よくわからない世界に音楽を付けようとしていると申しましょうか。
だから映像そのまんまの型どおりな音楽になってしまう。
この三十郎とゴジラ物しか覚えていないので、もっと良い作品があるのでしょうけれど・・。

2103 Reply Re:リメイクといえば・・・ 兄貴赤 2009/04/23 15:54

オリジナルを知らず、リメイク椿を見た若い人達からは大絶賛のようです。
それもしかたがない事だとも思います。
いくら、間延びした演出だったり改悪されたラストだったとしても、オリジナルのもっている脚本の良さが光るわけで、昨今のグダグダのダメ脚本映画に比べたら面白いに決まっています。

2106 Reply Re:リメイクといえば・・・ KJ 2009/04/25 13:34

> オリジナルを知らず、リメイク椿を見た若い人達からは大絶賛のようです。
> それもしかたがない事だとも思います。
> いくら、間延びした演出だったり改悪されたラストだったとしても、オリジナルのもっている脚本の良さが光るわけで、昨今のグダグダのダメ脚本映画に比べたら面白いに決まっています。

そうなんですよねぇ。。。

私もそういう意味で書かせてもらいました。

まあ、半分皮肉と諦めなんですが(苦笑)

2110 Reply Re:リメイクといえば・・・ 殿様ギドラ Mail 2009/04/27 17:58


うへー、オリジナル黒澤版を知らない人からは大絶賛なのですかーー。

いや、それは良かったというべきなんでしょうね。
シナリオの大事さを思い知れ!と。

で、そんな若い方には声を大にして言いたい。
黒澤映画を見てね!

2090 Reply 殺人狂時代とゴート1951DVD ルー等級つつ大臣 2009/04/12 19:14

というかようやく見ました。
まず前者でありますが何のしがない教師が実は・・・という設定を縦横に活かし後半まで見事に引っ張ってる職人芸にまずは驚きます。
(実は悪と戦うエージェントが双子の兄をこっそり人間ドックに閉じ込め変装したんですけどね。)
冒頭、元ナチの親衛隊であるブルッケンマイヤーが行方不明になったダイヤであるクレオパトラの涙を探しに精神病院の溝呂木博士(天本英世)の処に赴くのですがそこでブルッケンマイヤーは博士が趣味で経営している殺人組織「人口調節審議会」に3人の殺人を依頼します。
そこで2人は難なく成功するのですが残りの1人である桔梗信治には見事に失敗し次々と刺客を差し向けます。
その間、桔梗は週間ミステリーの啓子と大友ビル(オートモビル!)と出会い溝呂木の差し向けた刺客を倒していきそして溝呂木との決着を迎えます。
溝呂木の最後が少し味気ない感じもしますが全体的にユーモラスながらもきちんとしたアクション映画でした。
(溝呂木演ずる天本氏の演技がまた絶品!理知的でありながらも狂気のキャラクターを演じてました。)
桔梗演する仲代達矢氏も演技のメリハリもありしがない講師と後半のエージェントぶりを見事に演じてます。
(ギャップが凄い!)
更にタイトルバックのあのアニメキャラクター、もしかしてアンクルトリスの人では?
デフォルメされながらも溝呂木の殺人美学(?)を端的に描写してました。


さてもう一つの「地球の静止する日」でありますがこちらはビデオで見たことがありますがDVDではきちんとリマスターされていて細部まで鮮明になっていたのには驚きました。
(尤もゴートが抱く女性の上にピアノ線が見えてましたが・・・・。これは多分、ゴートの着ぐるみがかなり重く尚且つ視界不良をフォローする意味合いもあると思いますが)
で、ストーリーは以前見ていて知ってたのですがそれでもやはり感動的でありました。
(人類が永遠の繁栄をするには戦争を全廃するしか方法がなくクラ-トウがメッセージを伝えるのに全世界のお偉方を集めなければ言わないというのも戦争の愚行を抑制させるというのが目的だったんですね・・・。「地球の危機」というのは実は
人類自身で地球と人類を破滅に向かわせているという意味でクラ-トウはそれを警告するのに来たんですよね。)
特撮は地味ですけれど逆に凄くリアルな感じです。
(円盤のシーンとゴートの放つ光線くらいですが演出過剰さはなく実際にあるんじゃないか?と思うほどマッチしてます)
で、この作品のDVDでありますが映像特典として予告編は勿論、レストア前と後の比較映像や当時のニュースフィルム(吉田茂首相が国連会議に迎えられたフィルムがあったのには驚くが本編とは関係なし・・・と思ってたらしっかりと後半、クラ-トウを演じたマイケル・レニー氏が宇宙人役!?という話題フィルムがあったり最後は当時のミス・ユニバースの映像で終わる)、音声解説でこの作品の監督であるロバート・ワイズ監督のコメンタリ-があったりと豪華です。
(ワイズ監督は脚本が素晴らしい!とほぼそのまま脚色せずに台本通り撮ったり、ゴートの着ぐるみには2着ありそれぞれ前と後ろにファスナーを着け使い分けたとか反戦思想の本作品がフォックスにはあまり好意的でなかったなど語られます。)

2092 Reply Re:殺人狂時代とゴート1951DVD 殿様ギドラ Mail 2009/04/17 18:18


『殺人狂時代』は何年も前に見たので細かいところは忘れてしまったんですが、とにかく過激な面白さだったと覚えています。
精神病院を絡めているので、地上波での放送は難しいという話も聞いたことがあるような。

『地球の静止する日』はオーディオコメンタリーまでは聞いていなかったっす。
でーぶいでーを買ったのはずいぶん前なのに・・。
ほんとに知的なSF映画なのだよなぁ。


2095 Reply Re:殺人狂時代とゴート1951DVD ルー等級つつ大臣 2009/04/17 21:05


> 精神病院を絡めているので、地上波での放送は難しいという話も聞いたことがあるような。

そうそう。
この作品は以前ビデオでも出ててレンタル屋にも置いてあったのですが借りようとしたら既に無かったのでどうしたものか?と思ってたら発売中止になったので回収されたとの事だったのでこれ絡みで放映が難しい(というか今だと不可能・・・)のは間違いないです。
しかし精神病院の患者が殺人!?って内容ではないのでこういう作品を放映しない今の地上波も問題だと思います。
「獣人雪男」もそうですが表面的に出てきただけで封印!?というのはそれこそ差別なのではないか?と思えますよ。
(この作品は別に封印されてるわけでもないですが放映されない理由としてはちょっと「・・・・」ですよ。あ、岡本監督「獣人雪男」の助監督だった・・・。)

もう一つの「地球の静止する日」ですがこれはやはりコメンタリーを聞くべきですよ。
ワイズ監督も本多監督同様に平和主義ということが判りますから。
(監督を引き受けた理由の件でそれが顕著です。 そしてこの作品はワイズ監督の自作ベスト10に入る秀作だということも。)


2098 Reply Re:殺人狂時代とゴート1951DVD 殿様ギドラ Mail 2009/04/21 15:43


> もう一つの「地球の静止する日」ですがこれはやはりコメンタリーを聞くべきですよ。
> ワイズ監督も本多監督同様に平和主義ということが判りますから。

なーるほど。
先日『地球の静止する日』を見直した時、『緯度0大作戦』に似ている部分を感じて、本多猪四郎監督が影響を受けたんじゃないか、なんて思いました。
やっぱりロバート・ワイズ監督は名匠なのですなぁ。


2100 Reply レッドクリフ 殿様ギドラ Mail 2009/04/21 16:22

パート1を見た時は、まだつづきがあるんだから勘弁してやるか、と思ったけれど、
完結編まで見たので勘弁しません。

困ったもんです。
映像耽美もいいけれど、ドラマ性もちゃんとしましょうよ。

私は三国志は知らないので、史実と違うとか「演義」と違うとか文句を付けるのではありません。

ぜんぜん戦争に見えません。
戦場のただ中で愁嘆場なんて馬鹿馬鹿しいです。
ほかにも首をひねる演出や劇展開が多くて白けました。

映像面も顔アップが多すぎて、人物の位置関係が重要なシーンでも必要な情報が伝わって来なくて困ったところもありました。

特撮は良くできてましたね、と。
あーあ。

2101 Reply Re:レッドクリフ ゾンデ5号 Mail 2009/04/21 22:04

私はテレビで放映していたパート1を観ましたが、どうも合いませんでした・・。
私自身、三国志(三国志演義)は好きなんですが、何か見てて「違う・・・・」と思うこともしばしば。
何だか「タイムスリップ感」に欠けている気がします。
「レッドクリフ」見るくらいなら横山光輝先生の「三国志」を見た方がまだマシかもしれませんね。(でも、「三国志」を読んでて感じるのはやはり諸行無常なのであります)

2108 Reply Re:レッドクリフ 殿様ギドラ Mail 2009/04/27 17:08

そうでしたか。
「三国志」を知った上でパート1を見に行っていれば、パート2なんかを見に行くことはなかったかもしれませんなぁ。

これを機会に三国志ものも気にしておこうかな。
(深夜アニメで始まった「蒼天航路」にもちょっと興味があったりして。
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