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映像作品掲示板過去ログ080527_081222

1901 Reply 私を愛した黒烏龍茶(頭悪うせんでのぉ) 殿様ギドラ Mail 2008/05/27 15:27

行けないかと思っていた『秘密結社鷹の爪THE MOVIE Ⅱ 私を愛した黒烏龍茶』六本ギヒルズ初日に行くことが出来ました。
というわけで簡単に感想を。

まずは同時上映「古墳ギャルのコフィー・12人と怒れる古墳たち」

前作「桶狭間の戦い」が、長編になるほどの大ネタを凝縮して短編にまとめていたのに比べると、
まっとうな短編映画になってます。
そしてタイトルから予想されるとおりに『12人の怒れる男』のパロディです。
それもシチュエーションだけ頂いたのではなく、端々に原典からの引用があります。(うーん、普通のパロディだ)
しかし、気持ちいいバカっぷり!
ダニエルがひどい目に遭わされるのはいつものことなんだけど、
ひどすぎる。

コフィーちゃん、ひどいよ!

裁判員制度について考えさせられる内容で、ただ笑ってお終いには出来ない作品ですよ。
(日本の裁判員制度では被告の量刑まで一般人に委ねちゃうのね。それはどーなんだろう)

筒井康隆に「12人の浮かれる男」という作品がありますが、
あちらは人間の悪意というか、他人の不幸を喜んでしまう卑しさを突いた内容だったけれど、
「12人と怒れる古墳」のほうは、バカ丸出し。
とはいえ、マスコミやネットの煽動にすぐ乗せられる現代人を批判する内容とも受け取れるし、
ダニエルが○○になる論理には戦争を正当化する「理屈」と同じものがあって背筋が寒くなります。
(ああ、ダニエル。何一つ悪いことをしていないのに。ひどいよ、コフィーちゃん)

でもどうやらコフィーちゃんもダニエルに対して悪意があったわけではないようで、
自分の口車に自分も乗せられちゃってとんでもない方向へ突っ走った結果のようでありました。

桶狭間先生はちょっとしか出てこないけれど、ブヴァエモンが映画にも出てきたのでよしとするか。
相変わらずパスカル君はいい加減だし。

そして「私を愛した黒烏龍茶」

前作よりスケール感アップです。
劇中の事件は前作のほうがスペクタキュラーだったのだけれど、
ストーリーの組み立てや事件の見せ方がより立体的になっていて、危機感は高まっているように思います。
電脳空間での戦いがメインだけれど、ちゃんと現実界とリンクしていて空疎な感じはありません。
(フィリップ、大活躍!!)

ただ、前作がアップテンポすぎて疲れたという意見があったそうで、
今作のリズムは普通の映画になってます。
映像の密度は低い作風なので、私としては前作並みのハイペースのほうが良かったんじゃないかと思ったりもしました。

が、今回のお話にはくじけそうな人、くじけてしまった人への応援歌とも言える内容があるので、
狂躁的にたたみかけると伝えたい熱い感情が出てこないかもしれません。
(な、なんと、吉田君が総統に説教するぞ!!←おいらも吉田君の説教で奮い立ったぞ)

いろいろと注目ポイントはあるのだけれど、詳しく書いたりしないぞー。
有名声優の使い方にはホントに驚いたぞーーー。

クライマックス、吉田君、かっこよすぎ。
それに、平板な映像でずーっと引っ張っておいて最後の最後にちょっとだけ、ぎゅわーんでどっかーんだったのは実に効果的。

ああ、しかし、吉田君の恋にはいつもオチがつくのねー。

そうそう、前作でなぜか大家さんが総統に熱く燃えちゃったけれど、
その線を引っ張ると今後の流れにいろいろ枷がかかっちゃうな、と思っていたら、さすが大家さん。
もう総統のことはどうでもいいらしいです。
(ああ、女は変わり身が早い)

相変わらず数字関係はいい加減です。
総統が「23年間息子に会ってない」と言ってますが、それは2006年時点の話でしょ、と。
(ところで今作はいつの話なんだろう。ひょっとしてピースボール事件の直後??なら計算は合うが)

その場限りのネタかと思われた戦闘ロボや吉田君がハッキング(??)した外資系OLの○○○温表がちゃんと役立つのも良い感じ。
(↑この文章は忘れて映画を見ましょう。いや、見ているうちに忘れるって)
今回は役立たずかと思われたDXファイターも・・・。

それから、製作中に告知されていたモチベーションゲージシステムは実現しませんでした。
そりゃ当たり前の話で、ちゃんと作っている映画なら、どのカットでもモチベーションは最大値ですからねぇ。
ダレ場だって計算ずくで作るわけだから、作り手のモチベーションが下がってるわけじゃないもんね。

殿様ギドラはちゃんとひと声叫んでおります。
映画の歴史に爪痕を残せたぜーー。

ではでは、
タァ~カァ~ノ~ツ~メェ~!

黒烏龍茶のサイトにも関連FLASHありで、こちらも爆笑。
ttp://www.suntory.co.jp/softdrink/kuro-special/

1902 Reply Re:私を愛した黒烏龍茶(頭悪うせんでのぉ) 殿様ギドラ Mail 2008/05/28 15:31


追伸

音響はDTS。それもTHX規格だったのざます。
その効果は??
絵柄が単純なのだから音響にもっと凝ってもいいんじゃないかなぁ。
(ペットボトルが落ちる音は演出効果抜群だったけど)

1903 Reply 期間限定でYahoo!動画 殿様ギドラ Mail 2008/06/04 15:45

蛙男商会作品の主なものがYahoo!動画で公開中だ!
ttp://streaming.yahoo.co.jp/sub/anime/character/

鷹の爪、コフィーのTVシリーズ全話に加えて、
『秘密結社鷹の爪THE MOVIE 総統は二度死ぬ』もどどーんと公開!!

7月3日までだから見逃すな!

無料配信なのでCMがうるさいけれど、手軽に見られるのでひとつよろちくび。

何度も見て、吉田君のうんこの歌を覚えよう!!

1904 Reply 本多猪四郎オフィシャルサイトに 殿様ギドラ Mail 2008/06/04 16:05

本多隆司さんからのメッセージが載ってます。

ttp://www.ishirohonda.com/

本多猪四郎監督生誕百年の年である2011年に上映キャラバン・トークショーを行いたいとのこと。

われわれファンに何か出来ることはないだろうかと考えています。
せっかく作品を上映するなら、きれいに修復した最高のプリントで上映してほしいと願いますが、
そのためには予算もかかるだろうし、スポンサーが集まらないとうまくいかないんじゃないか、などと余計な心配までする始末。

ここはひとつ地道に本多猪四郎作品を口コミで周知徹底することが第一歩かもしれません。
現状のままではせっかくの生誕百年イベントでも一部のマニアしか集まらない可能性が高いです。
せめて「ゴジラ1983復活フェスティバル」並みの盛り上がりが欲しいところ。

ゴジラは知っていても監督本多猪四郎を知らない人は多いんじゃないでしょうか。

ここをお読みのみなさんからもアイディア募集!って、直接本多猪四郎オフィシャルサイトにメールするのが筋かも。

映像も音響もオリジナルを忠実に再現したプリントで上映してほしいなぁ。
(パースペクタステレオフォニックやパーフェクトステレオも再現し、画面サイズもちゃんと東宝スコープのものはオリジナル通りの縦横比で)

ラインナップには『獣人雪男』も希望!

1905 Reply Re:本多猪四郎オフィシャルサイトに ゾンデ5号 2008/06/05 20:30

うむむ、このイベントは盛り上がって欲しいものですが、現在の多くの特撮ファンの現状を考えると・・・・心配ですねぇ・・。
悪い意味での「オタク」(情報や設定集、フィギアやDVDを集めるだけに終始してしまう)が増えてしまいましたから、「ゴジラ1983」並の盛り上がりは難しいのではないかとも思ってしまいます。

しかし、本多猪四郎監督作品に育ててもらった私としては、成功させたいものです。
これを機会に本多監督の非SF特撮映画も観たいものですし、もう一度、円谷英二監督との抜群の連携プレーを大スクリーンで観て、じっくり味わいたいものですね。(昨今の映像作品は「こってり」感が足りない!と思うのは私だけでしょうか)

それと、「雪男」も入れて欲しいですね。
変な団体のクレームなんか気にしなければ良いのですが・・。

1906 Reply Re:本多猪四郎オフィシャルサイトに 殿様ギドラ Mail 2008/06/10 14:39

ほんとにわからないですね。
このごろはあんまり特撮マニアや怪獣マニアの方とつき合いがないのでどうなっているのか判断しにくいですが、
近年の特撮映画やTVをたまに観ると、映像もストーリーも浮ついたものが多く、自然な流れを感じさせるものがないです。
お話作りより、類型のバリエーションを増やすことを優先しているようでもあり・・。
それがファンの嗜好なのかもしれず・・・。

本多作品の良さが伝わらない時代になってしまったのかと不安になります。

> しかし、本多猪四郎監督作品に育ててもらった私としては、成功させたいものです。

私もまったく同じ思いです。
特撮ファンから離れて、映画ファン全体にアピールする方向を作れればいいと思うのですが、それも難しいのでしょうか。
(映画ファンという枠になると今度は日本特撮に対する偏見と闘わなければならないわけで)

1908 Reply Re:本多猪四郎オフィシャルサイトに 海軍大臣 2008/06/10 18:24

本多監督のことでちょっと思い出したのですが、今から二十七、八年前、私の友人が本多監督にインタビューさせていただいたことがありました。(残念ながら私は不参加でしたが)

で、そのとき本多監督は、全くの素人である一特撮ファンの友人に対して、かなり本音に近いことをお話してくれたそうです。

曰く、【モスラ】の仕事を引き受けたのが自分の映画人生のターニングポイントで、【モスラ】をヒットさせてしまったため当然、翌年の【キンゴジ】を撮ることになり、その特大ヒットのお陰でその後も同様の作品が続くようになり、世間では怪獣もの専門の映画人として見られるようになってしまったと云われたそうなのです。
先に話題になった円谷さんの【怪獣映画と私】の中に描かれたあったように、
特別なジャンルの映画ばかり手がけている監督として見られることに、本多監督も忸怩たる感慨を持たれていたのでしょうか。

SFものや変身人間ものを除けば【バラン】以降3年間、怪獣ものはしばらく作られておらず、或いは本多監督としては福田監督のような後進に特撮ものを任せて、御自身は次のステップに進みたいと考えられていたのかもしれません。

ですから、本多監督イコール特撮映画、とするのは我々ファンの描く勝手な図式であって、本当に監督の生誕100周年を祝うイベントを行うとするなら、特撮ものばかりに偏向したものにしてはいけないように私は考えます。

最後にもう一つ、そのときのインタビューでの発言で印象的なのは、監督はキングギドラと云う怪獣が余り気に入っていなかったとのことらしいのです。
理由として、デザインや色調が怪獣としての品格に欠けるためだそうです。
これなどは、監督が怪獣映画にいかに真剣に向き合っていられたかが良く判るエピソードだと思われてなりません。
この話を友人から聞いたとき、私は益々本多監督への思慕が高まったことを今でも良く覚えています。

それでは。





1909 Reply Re:本多猪四郎オフィシャルサイトに 殿様ギドラ Mail 2008/06/13 14:31

あいたたたたた。
本多猪四郎監督はキングギドラがお気に召さなかったんですね・・。
とはいえ、海軍大臣さんのおっしゃるとおり、怪獣に真剣に向き合っていた証拠といえる発言ですね。
どうでもよければ、良いも悪いもないですから。
それと、本多監督としてはもっと生物らしい姿形を怪獣に求めていたということなんでしょうか。
(ウルトラ怪獣についてどう感じていらっしゃったのか知りたいです)

本多監督はSFのセンスを持った監督であったことは確かだけれど、
劇映画監督としてSFや怪獣ばかりでは満足できないのも確かなこと。
もっとやりたいことがいろいろあったのだろうなとは容易に想像できます。

自己主張を品のない行為と捉えていらっしゃった人柄では、会社を動かして自分の企画を通すことも出来なかったのでしょうか。
いやしかし、そんなお人柄であったからこそ、その作品に自己満足的な浅はかさや登場人物やストーリーの自然さを壊す形にまで肥大する自己主張が入り込まず、あるがままの世界にちゃんと見えるものになっているはずです。

監督の個性が出しゃばらない、という点では最高の映画監督だったのではないかと思うのですが、
間違った作家主義に毒された人には、個性のないつまらない映画だと見えるのかもしれません。

作品内容とは別の変な話、オリジナル版が失われている作品があったり、ゴジラや他の怪獣たちがどんどんいじり回されている現状を考えると、
本多監督や円谷監督がもっと権利を主張してわがままを言う人だったら良かったのに、と思うこともしばしばです。

(黒澤明監督は自作がTV放送される際、短縮することやトリミングすることを禁じたそうです)←あ、黒澤監督も亡くなったとなるとその創作物を勝手にいじり回す者たちが跋扈してますね。著作物の保護という観点でどうにかならんのか。

1910 Reply Re:本多猪四郎オフィシャルサイトに ゾンデ5号 2008/06/17 19:39

> 海軍大臣さん
貴重なエピソードをありがとうございます。
キングギドラがお気に召さなかったというのは初耳でありました。
また、監督が「特撮映画の監督だ」と思われるのを嫌がっていたというのを聞くと、生誕100周年際の時には「お嫁においで」などの本多監督の、温かいお人柄が出ているような作品も見たいし、特撮映画以外の映画もちゃんと上映するべきではないかと思いました。
しかし、これはファンの勝手な欲望かもしれませんが、84年以降のゴジラの描かれ方についてどう思っていたのか気になります。
監督はゴジラの「シェー」については否定的であったそうですし、こういう部分では、怪獣の描き方については、円谷監督とはかなりの意見の相違もあったのではないかと思います。

>ギドラさん
>(黒澤明監督は自作がTV放送される際、短縮することやトリミングすることを禁じたそうです)←あ、黒澤監督も亡くなったとなるとその創作物を勝手にいじり回す者たちが跋扈してますね。著作物の保護という観点でどうにかならんのか。

全く酷いものですよね。
ヒットしてしまった「日本不没」の監督をやっていたとはいえ、わざわざ樋口真嗣氏に黒澤作品のリメイク(しかもオリジナルを全く無視した代物になっているそうですが)を任せるなんて、どうかしてるとしか言い様が無いです。
裏で黒い権力でも働いているのではないかと疑ってしまいます。
いっそのこと「リメイク禁止法」なんて出来ればいいのに、なんと思ってしまいます・・・・。

1911 Reply Re:本多猪四郎オフィシャルサイトに ルー等級つつ大臣 2008/06/17 21:46

遅ればせながら私も。
(昨日ようやく本多監督のサイトを久しぶりに見てそのような企画があったのを
初めて知りました・・・仕事が多忙なもので・・・)
監督がキングギドラを否定的に据えてたというのは本多監督のインタビュー本でそれらしき意見が出ていたのでもしかしたら・・・と思ってましたがそこまでだったとは・・・。
(ギドラはそれまでの怪獣とは違って自然の怒りのシンボルでは無い上に後年では宇宙人の傀儡的だったのでそのような意見が出てしまったのでは?テレビシリーズの「ゾーン」でも怪獣が擬人化されてしまって作品自体も否定的だったし・・・。)
「円谷英二の映像世界」での実相寺監督の項目でも「後年のは怪獣ではありません。擬人化させるのは最低」と言っているほどですし本多監督にとって怪獣とはドキュメンタリー作品の「アラン」での荒々しい自然の姿としての怪獣というものだったのでしょう。
それに本多監督が特撮作品の監督になった(というかなってしまった)のは上のプロデューサーの任命(?)というもので本来はデビュー作品の「青い真珠」や「グッドモーニングゴジラ」でも書かれている通り往年のブルーバード映画のようなタイプでしょう。
(伊福部先生もほぼ同様のパターンですね・・・。特撮映画で高名になって特撮作品以外の作品にも目を向けられたという・・・。)
ただ特撮作品には多大なる愛情を注いでいたので(円谷監督とのコラボレーションで作られた)特撮作品のみにしか関心が持たれないといった意味合いで「特撮映画の監督」ということを嫌っていたものと思います。
さて、私としては本多監督の凄い所はニュートラルで且つ(作家の自己満足的な)過剰な演出が無く現在の目で見ても古びないということで他の監督作品と比較して時代を超えた作品という印象があります。
(そこら辺が初代ゴジラと小田監督の「逆襲」の演出の差で長い事「逆襲」が評価が低い所以ですね。悪く言えば「逆襲」での小田監督の演出は良くも悪くも「当時」の常識的な演出ですし・・・。)
さてさて黒澤監督の作品を冒涜して作られた(としか思えない)「隠し砦」に限らず現在のヒットした邦画がどれだけ後年に残る名作となるか・・・となると疑問です。
(例外はフロッグマン作品だけです。「鷹の爪」とか。そーいえば「黒烏龍茶」はサイトで予告編を見たきりででーぶいでー待ちなのが悲しい・・・。)
「過去にヒットしたから」というだけで安易にリメイクした映画や漫画の映画化しかないんですから企画そのものも邦画はかなり危険な状況ですね・・・。
だからこそ今回の企画というものは失ったものを取り戻すという点ではいい機会だと思います。
そしてデジタルリマスターで作品を鑑賞出来る体制にして頂きたいものです。
更に一部のみの公開ではなしに全国上映にしたいものです。
(その暁には私も是非・・・いや絶対に「雪男」は入れて欲しいですね。)

1912 Reply Re:本多猪四郎オフィシャルサイトに 海軍大臣 2008/06/19 18:24

> さてさて黒澤監督の作品を冒涜して作られた(としか思えない)「隠し砦」に限らず現在のヒットした邦画がどれだけ後年に残る名作となるか・・・となると疑問です。

以前、東宝宣伝部におられた斉藤忠雄さんが著書【東宝行進曲】の中で、上手な予告編の作り方のコツとして、字幕スーパーとナレーションの文章が同じにならないように工夫するといったことを述べておられました。
ところが、その文章を読んで間もなく眼にした【vsビオランテ】の予告編では、その斉藤さんが「やってはいけないこと」とハッキリ明記されていた字幕スーパーの文章をナレーションでそっくりそのまま何の工夫も無く読み上げているのを見て、ウンザリしたことがありました。
こうした、作品作りに必要なノウハウが全く受け継がれていないことに失望感を覚えたワケなのですが、今回の【隠し砦の三バカ大将】では、アバンタイトルで全く同様なコトをやっていて、つくづくイヤになってしまいました。

このナレーションとスーパーの同調と云うヤツは、ひょっとしたらスターウオーズの出だしのアレを未だに日本映画界が引き擦っているということなのでしょうか? だとしたら、ホントに情けなくてなりません。



1913 Reply Re:本多猪四郎オフィシャルサイトに ルー等級つつ大臣 2008/06/19 22:07



> このナレーションとスーパーの同調と云うヤツは、ひょっとしたらスターウオーズの出だしのアレを未だに日本映画界が引き擦っているということなのでしょうか? だとしたら、ホントに情けなくてなりません。
海軍大臣さん、レスありがとう御座います。
確かに「SW」のイントロは衝撃的だったとは思います。
が、盲目的にそれをやっちゃあ・・・・。
作り手の神経を疑いますよ。
あくまでスーパーは画やナレーションで言及しきれない部分をフォローするもので新聞でいうと見出しでしかないのですからしょーもない部分を引きつってるというか・・・・。
(とはいえ「太平洋の嵐」の冒頭で似たような事をやってるので何とも言えないのですが・・・・。)
それにしてもその時代から邦画は何の進歩も無いのですねと言いたくなります。
おまけに工夫もないとは・・・。
呆れて何も言えないですね・・・・。
映画製作のノウハウがここまで失っているとは・・・。
撮影所システムが失ってもう30年(それ以上か?)にもなりますが今本気で邦画を復活させる気があるのならば真っ先にそのシステムと文芸部を復活させるべきだと思います。
本当に情けない状況に邦画はなってしまったのですね・・・。
で、出来た映画は「2時間ドラマで映画もどき」の代物ばかりだし・・・。
(撮影セオリーがテレビドラマそのまんまだから今のドラマしか見ない観客には食いつきもいいしそれでヒットしたようなもの・・・。)
ですからどうも「映画」を見た気がしない・・・と思います。

1914 Reply Re:本多猪四郎オフィシャルサイトに 海軍大臣 2008/06/20 12:55

ルー等級つつ大臣様。

> 撮影所システムが失ってもう30年(それ以上か?)にもなりますが今本気で邦画を復活させる気があるのならば真っ先にそのシステムと文芸部を復活させるべきだと思います。
 
【日本不没】公開直後、或る業界関係者の方が、「現在の制作システムでは、今回のような予算を掛けた作品の場合、誰か監督しても同じような結果にしかならない」と言っておられたことを思い出しました。
つまり、現行の邦画界で罷り通っている「制作委員会制度」なるものが最大の問題らしいのです。大作映画について廻るハイリスクを回避するために、出資者サイドにガッチリとした発言権が与えられ、結果、船頭多くして…の諺の通りの結果が出てしまっているというのです。(しかも大勢いる船頭が、皆どれもこれも「山船頭」なワケなのですから)
今回のH監督などは、ソコソコ知名度があって、且つ、スポンサーサイドに逆らえない立場にあるので、もってこいの存在のようですね。

黄金期の邦画界は、例えば田中友幸さんのような、資金面の問題を独りで背負ってたつことの出来る大プロデユーサーがおられたのですが、現在の映画界にそうした立役者は出てくる余地など無いようです。

ハイリスクは上手く回避して、ハイリターンだけ戴こうなんてムシの良い考えがある限り、邦画界に未来は無いように思えてしまいます。



1915 Reply Re:本多猪四郎オフィシャルサイトに 殿様ギドラ Mail 2008/06/20 17:42

大変に遅レスになってしまいまして、申し訳ないです。

>ゾンデ5号さん
『お嫁においで』、いいですよ。
あれは裏若大将だと思ってます。
若大将のような若者が本当にいたとして、では、恋愛がうまくいくのか?という本多監督の人生観が出た作品ではないかと。
最後の加山雄三のセリフが胸をえぐるのです。

リメイク禁止法はあってもいいかもしれないです。
何かの作品を作り直したくなったら、その精神を受け継いだ別の作品を作ればいいのです。
リメイクを認めてしまうと名前だけ借りた別物が氾濫しちゃいますからね。←現状がそうだ。

>ルー等級つつ大臣さんと海軍大臣さんのお話を読んで

本多監督のお話から派生して、邦画の現状に話が及ぶのは仕方ないところです。
私も本多作品や黄金期の日本映画を見るたびに思うのは、
この技がなぜ失われてしまったのか、ということです。

歴史をたどれば原因は見えてくるわけですが、なぜ復活しない???
現場レベルのノウハウが失われてしまうのは仕方ないとしても、
昔の映画を見れば、どのように仕上げれば面白い映画になるのかが掴めるはずなのに。

映画が本当に好きな人に映画を作らせているんでしょうか。
「製作委員会」の顔色をうかがうのが上手な人が監督に収まっているだけってことはないでしょうね。
それに「製作委員会」で権力を持つ人々が金儲けにしか興味がなく(キャラクタービジネスは儲けるぞ)、
映画演出に無知でシナリオも読めない人間ばかりではないんでしょうか。
(シナリオが読めない映画人てのも結構多いとFROGMAN氏も語ってました)

マーケットリサーチだのなんだの、広告屋の発想で企画内容を決めて、
「製作委員会」には楯を突かないような、現場の仕切は出来るが「温厚」ないし、「芯のない」人間を監督に据えて、
上っ面ばかり整えたような大作映画をでっち上げているのが現状ではないのか。

映画監督というのは特殊技能なので誰でも出来るというわけではありませんが、
せめて何らかの決定権を持つ人々は映画についてこだわりを持っていてくれなければ困ります。
大予算の映画ほど一貫性がなく、行き当たりばったりで作っているように見えるんですよね。
全体を見渡すことの出来ない人間が決定権を持っているとしか思えない。
(「ふぁいなる・うぉーず」という怪作が出来てしまったのはまた別の原因のような気もしますが)

こんなことを言うと、「ヒットしているんだからいいじゃないか」と開き直る人もいるから始末が悪い。
市場調査の結果大衆が求めていると思われる要素を組み込んだ金儲け映画も大いに結構。
そんなヒット作に出来の良いシナリオとつぼを押さえた演出があれば、もっとヒットするっつーの!!

(ちょっと余談になりますが、邦画近年の佳作として名高い『ゆれる』。緻密な演出や人間に対する冷静な視線などいいところはたくさんありましたが、
どうも監督の意図とは違うものにねじ曲げられた作品ではないかという印象です。非常に複雑に見えた関係性がクライマックスに至って拍子抜けして、
なにやら別のものにされてしまったように感じました。これも、監督以外の「権力者」が居たせいではないか??)

そんな邦画界に風穴を開けようというのが蛙男商会の試みなのです。
作品の権利を全て自社で管理していて、余計な口出しをされない体制だそうです。
劇中に広告を堂々と入れることによって資金提供を受けても、あくまでも広告料という形ですから内容面に横槍を入れられることはないのでしょう。
(まあ、作品内容に文句がある会社は広告を出さないってことね)
FROGMANさんはかつて映画業界で働いていたために日本映画の製作環境にはいろいろと思うところがあるそうで、
変革のための蛙男商会でもあるようです。
登場キャラクターのグッズ展開も製作費回収に役立っているでしょう。
そんなところにも蛙男商会に日本映画の希望を見いだしているのです。

特撮物だとグッズ商売はやりやすいのですから、おもちゃ屋に口を出されない形でなんとかうまく製作費の回収に役立てる方法はないんでしょうか。

などとあれやこれや思うところはあるのですが、
低予算作品にはなかなかの佳作はあるのですから、まだまだ人材が枯れてしまったわけではないと信じたいです。
しかし、大作映画には己の表現をきちんと持った「作家」が起用されないという状況を変えないとどうしようもないですなー。

私は結局、『スターウォーズが隠し砦からインスピレーションを受けたというのを真に受けて今度はSWをパクってみた三バカ大将』を見に行ってません。
かつては見ることで批判するというスタンスを固く守っていたんですが、
見ちゃったら最後、金儲け委員会の思うつぼだな、と。同じ理由で『椿“キターー!”三十郎』も見ていません。

衛星放送に落ちてきたら見る気はありますが・・。(そして爆発?)

うーん、なんだかまとまりのない文章ですいません。

本多猪四郎生誕100年記念に映画を作ることは出来ないんでしょうか・・・・。(本多イズムを理解した監督はいないか・・)


1916 Reply Re:本多猪四郎オフィシャルサイトに ルー等級つつ大臣 2008/06/21 23:46


> 映画が本当に好きな人に映画を作らせているんでしょうか。
> 「製作委員会」の顔色をうかがうのが上手な人が監督に収まっているだけってことはないでしょうね。
> それに「製作委員会」で権力を持つ人々が金儲けにしか興味がなく(キャラクタービジネスは儲けるぞ)、
> 映画演出に無知でシナリオも読めない人間ばかりではないんでしょうか。
> (シナリオが読めない映画人てのも結構多いとFROGMAN氏も語ってました)
>
> マーケットリサーチだのなんだの、広告屋の発想で企画内容を決めて、
> 「製作委員会」には楯を突かないような、現場の仕切は出来るが「温厚」ないし、「芯のない」人間を監督に据えて、
> 上っ面ばかり整えたような大作映画をでっち上げているのが現状ではないのか。
>
> 映画監督というのは特殊技能なので誰でも出来るというわけではありませんが、
> せめて何らかの決定権を持つ人々は映画についてこだわりを持っていてくれなければ困ります。
> 大予算の映画ほど一貫性がなく、行き当たりばったりで作っているように見えるんですよね。
> 全体を見渡すことの出来ない人間が決定権を持っているとしか思えない。
> (「ふぁいなる・うぉーず」という怪作が出来てしまったのはまた別の原因のような気もしますが)
>
> こんなことを言うと、「ヒットしているんだからいいじゃないか」と開き直る人もいるから始末が悪い。
> 市場調査の結果大衆が求めていると思われる要素を組み込んだ金儲け映画も大いに結構。
> そんなヒット作に出来の良いシナリオとつぼを押さえた演出があれば、もっとヒットするっつーの!!
>
> (ちょっと余談になりますが、邦画近年の佳作として名高い『ゆれる』。緻密な演出や人間に対する冷静な視線などいいところはたくさんありましたが、
> どうも監督の意図とは違うものにねじ曲げられた作品ではないかという印象です。非常に複雑に見えた関係性がクライマックスに至って拍子抜けして、
> なにやら別のものにされてしまったように感じました。これも、監督以外の「権力者」が居たせいではないか??)
>
> そんな邦画界に風穴を開けようというのが蛙男商会の試みなのです。
> 作品の権利を全て自社で管理していて、余計な口出しをされない体制だそうです。
> 劇中に広告を堂々と入れることによって資金提供を受けても、あくまでも広告料という形ですから内容面に横槍を入れられることはないのでしょう。
> (まあ、作品内容に文句がある会社は広告を出さないってことね)
> FROGMANさんはかつて映画業界で働いていたために日本映画の製作環境にはいろいろと思うところがあるそうで、
> 変革のための蛙男商会でもあるようです。
> 登場キャラクターのグッズ展開も製作費回収に役立っているでしょう。
> そんなところにも蛙男商会に日本映画の希望を見いだしているのです。


どうもその「製作委員会」システムが問題みたいざますねー。
嘗ての黄金期の邦画は全て自社製作で映画製作に関するマテリアルが全て揃っていて外部からの口出しを遮断(?)させてたのがシステムの崩壊に伴ってそーいった映画を理解してないろくでもない連中がのさばってしまったばっかりに蛇足とでもいうべきしょーもない作品になってしまったのですね・・・。
映画はビジネスであるので金儲け思想は結構なのですがそれが歪んだ方向に進んでるというのは・・・。
(例えば最近のテレビ予告編ですが無いのもありますが大抵は観客のコメント付きで萎えること請け合いです。何だか無理矢理言わされてるみたいで見る気を失せてきます。こんなところでも矮小化してしまった映画産業の裏を見る思いがします。)
フロッグマンさんが自社製作・管理するシステムというのは本来の映画製作のシステムを復活させる方針で私も大いに賛同します。
なんとか委員会の口出しをさせないシステムを試みたのは歪んでしまった邦画業界に渇を与える意味でもっと頑張ってもらいたいざます。

あとシナリオ(の意図)を読めない映画人が結構多いという話ですがこれは多分(乱暴な話ですが)「マンガの読み過ぎ」でイマジネーションが限定されてしまったせいかもしれません。
(現に活字本を読まない人ってのは結構いる)
だからか特撮物でも「嘗ての名シーンを再現」とかでここで作品に沿ってイメージを膨らませるのが無く適当にここはあの映画のあのシーンで適当に処理しちまえ!ってのがあるのでは?
そこで屁理屈を言えば済むという安易な考えで通ってしまったばっかりに・・・・。
(マンガが悪いというつもりは毛頭ありませんがオタク的にあからさまにしちゃうと小説を読め!と言いたくなります。しかも長編小説を。)
それとゾンデさんのリメイク禁止法。そろそろ本気でやったほうがいいのでは?
余りにも嘗ての名作を冒涜するような作品が多過ぎますし安易な体制になってしまうのでここら辺でもっと企画の充実を図って欲しいですね。
(予断ながらミーが「しーじー劇場」を始めた理由がまさにそれで映画化すべき作品はいくらでもあるっての!!特撮作品に限定しても海野作品や高垣作品などを今こそやるべきでないのか?まあ高垣作品は嘗て「ジャガーの眼」があったけど・・・。)
それのみではなく「なんとか委員会」の排除も。

1917 Reply Re:本多猪四郎オフィシャルサイトに 殿様ギドラ Mail 2008/06/27 15:44

> だからか特撮物でも「嘗ての名シーンを再現」とかでここで作品に沿ってイメージを膨らませるのが無く適当にここはあの映画のあのシーンで適当に処理しちまえ!ってのがあるのでは?

これは私も大いに感じるところです。
作品ごとにイマジネーションを膨らませるのではなく、どこかで見たようなイメージを当てはめてばかりの映像がなんと多いことか。

(一例を挙げると、力を貯めています、というシーンには必ず光の筋がどこかからわき出てきて集まってくる、とか)

シナリオもずさんな物が多いですが、シナリオに書いてあるシチュエーションを本当らしく見せる努力が足りないですよ。
(本多監督の話からズレ過ぎちゃった・・)

1907 Reply 3回観てしまった 殿様ギドラ Mail 2008/06/10 14:50

「私を愛した黒烏龍茶」、もう三回観てしまいました。

繰り返し観るうちに気づいたこと。
前作よりシナリオの練り上げがレベルアップしてますよ。
前作も3回観ましたが、3回目には作画密度の低さがさすがに気になってしまったのです。
ところが今作ではそれが気にならないストーリーの流れがあります。
セリフもよく練られていて、実に気持ちが良い。

映画中盤かな、総統が「映画の残り時間から考えてもそろそろなんとかなるだろう」的なことを言うのですが、えー、もう終わりに向かっちゃうのぉぉ、残念な気持ちになるほど。

鷹の爪THE MOVIEはフラッシュアニメであることやほとんど一人で作っていること、ギャグ満載のおバカ映画であることばかりが喧伝されていますが、
映画の基本であるシナリオが緊密に仕上がっていることにもっと注目する必要があります。

まともな映画じゃない的な評価もあるようですが、否!
これこそ映画であると言いたい。

楽屋落ちは、まあ、基本的には御法度なのかもしれないけれど、
コメディ映画ではよくある手法じゃありませんか。
メル・ブルックスやモンティパイソンと同列に考えましょう。

さて、先日のフロッグマン舞台挨拶で明かされた次回作の構想。
なんでもダ・ヴィンチ・コードの続編が控えているとのことで、
それに引っかけて博士メインの第三弾を考えているそうです。

そう、鷹の爪の博士はレオナルド博士。
で、ダ・ヴィンチ・コードのパロディになる、と。
いやー、この思いつき感がたまらなく魅力的だっ。

1918 Reply 菅井君と家族石THE MOVIE DVD発売 殿様ギドラ Mail 2008/06/27 15:48

私の感想はあまり芳しくなかった『菅井君と家族石THE MOVIE』DVDが発売になりました。

きっとレンタル屋にも置いてあると思うので、蛙男商会に注目している方は是非ご覧下さい。

好みはそれぞれなので、すごく気に入る人もいるんじゃないかと期待。

(黄金の吉田像付きでーぶいでーを買ってしまった・・)

1919 Reply 107回目の誕生日 海軍大臣 2008/07/04 19:01

今年も、もうすぐ円谷英二監督の誕生日(5日or7日or10日)がやって来ます。
自分の人生に最大の影響を与えたのは何と云っても、このお方だと思いますので、その日は(と言っても3回もありますが)我が家で私的な上映会でもいやって、この記念すべき日をお祝いしようと思っております。

ところで最近聞いたのですが、【モスラ】の撮影のとき円谷さんとしては、幼虫の吻部のギミックを、単純に左右に開口するものではなくて、兎唇状に3つに開くようにしたかったのですが、当時の弱電技術では実現出来ずに(何でもトルクの問題だとか…)大変心残りだったそうです。
先のカタツムリの話ではないですが、あの方のイメージ力には全く脱帽させられる思いです。


1920 Reply Re:107回目の誕生日 殿様ギドラ Mail 2008/07/07 19:36

昨日お墓参りに行ってきました。

そして『三大怪獣地球最大の決戦』を鑑賞。
おもしろさはもちろん、巧さに唸ります。

生意気盛りの10代のころには円谷特撮が色あせて見えた時期も無きにしあらずですが、その後視野が広がってくると、円谷英二監督の映像センスと技術力はやっぱりすごいと改めて平伏したのでした。

映画芸術に円谷英二という才能があったことに感謝して、お誕生日を祝いましょう!

1921 Reply Re:107回目の誕生日 ルー等級つつ大臣 2008/07/09 13:07

今年もこの日が来ましたざますねー。
ミーはこの日「青島要塞爆撃命令」でーぶいでーを観てまして画面構成の素晴らしさ、ビスマルク要塞攻撃シーンの空撮と見間違う俯瞰特撮の見事さ、飛行機への愛情が伝わってきそうな作品であります。
勿論それだけではありませんが映画技術の一つである特撮技術を芸術の領域まで高めたそして映画技術のマエストロであられた円谷監督に改めて感謝致します。
誕生日が丁度七夕と重なるところも何かしら運命的なものを今更のように感じてしまいました・・・・。
監督、お誕生日おめでとう御座います!と。
(ギドラ氏、お墓参りに行ってきたんざますねー。ご苦労様ですた。)

1922 Reply Re:107回目の誕生日 海軍大臣 2008/07/10 12:35

> 勿論それだけではありませんが映画技術の一つである特撮技術を芸術の領域まで高めたそして映画技術のマエストロであられた円谷監督に改めて感謝致します。

これも友人からの「また聞き」なのですが、戦前、円谷さんの撮られた航空兵の教材用映画が東宝撮影所内で試写されたときに、黒澤監督と本多監督(まだ昇進以前ですが、敬称として)が一緒にそれを見られたそうです。
で、当時はお二人とも円谷さんと面識はまだ無かったそうなのですが、上映後、黒澤監督が「あの場面はこういう技術をつかって撮っている」「このシーンはミニチュアを用いているに違いない」等と大人げ無いくらいムキになって、作品中に使用されていた特撮技術の解明をしていたとか。
言葉は悪いですが、自分がお山の大将でいたい黒澤監督としては、作品中に様々なトリック撮影を巧みに応用して作品を仕上げていく円谷さんの技術屋としての手腕に対抗意識を抱いていたのかも知れません。

そして月日は流れて戦後、本多監督が第一作【ゴジラ】を撮影している最中には、既に【羅生門】や【七人の侍】で功成り名を挙げていた黒澤さんがラッシュの度に試写室に顔を出していたと聞きます。
黒澤監督にとって、円谷さんは常にその仕事振りをチェックしていなければいられないほど気になる存在だったようですね。

しかし、世界のクロサワが試写室の中で【ゴジラ】の特撮シーンの解析に夢中になっている姿を想像しますと、ちょっと楽しく思われてしまいます。


1923 Reply Re:107回目の誕生日 ゾンデ5号 2008/07/10 18:57

私は「地球防衛軍」を観ました。
高校生になると映画を見る時間を作るのも難しいですが、約1時間半でもこんなに面白いのか!と唸らされました。
特殊技術では、モゲラ対防衛隊の攻防シーンでの本編と特撮の連携が凄いですね。
本編の火炎放射と、特撮の火炎放射を合わせるカットでは、CG時代の今でも「凄い!」としか思えません。
またミステリアンドームの脅威を見せ付ける表現として、戦車の砲弾による着弾の煙をすぐに早送り(?)で消す、というやり方も見事。
さらにはドームの熱線で溶ける戦車も凄いです。

ただ意外と突っ込みどころが多いですね(笑)。
いつの間にか防衛軍がミステリアンの地下要塞の事を知っていたり、避難120キロという割にドーム付近では逃げていなかったり・・・。
しかしそんなのも伊福部先生の音楽と円谷監督のダイナミックな特撮、本多監督の誠実な演出で捻じ伏せられてしまいます。

しかし昨今は「特撮の神様」の存在も「過去の物」となっていて嘆かわしいですね・・・。

1924 Reply Re:107回目の誕生日 殿様ギドラ Mail 2008/07/14 15:26

>ルー等級つつ大臣さん
「青島要塞爆撃命令」は円谷監督の思い入れがこもった作品ですよね。
誕生日記念にぴったりの映画ざんす!

>海軍大臣さん
世界のクロサワと円谷特撮はそんな形の接点もあったんですね。
貴重なお話をありがとうございます。

うう、やはり本編黒澤、特撮円谷の『トラトラトラ!』を見たかったという思いが沸々と・・

>ゾンデ5号さん

>モゲラ対防衛隊の攻防シーンでの本編と特撮の連携が凄いですね。
そうそう!
モゲラ出現、住民避難、対モゲラ攻撃という一連の流れが映画演出としてばしっと決まるあの快感はたまらないです。
編集の妙、合成の妙その他その他・・・。

そんな、流れを作る技が失われているんだよなぁ。
1カットごとにばらばらな特撮シーンが多くなってしまった今日この頃を嘆くのでありました。

1925 Reply 最近見た新作三本 殿様ギドラ Mail 2008/07/16 17:05

三本まとめて簡単感想だっっ!

『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』
はい、もうこれはね、アトラクションムービーでありまして、かつてのインディ・ジョーンズシリーズの味を期待すると裏切られます。
あたくしも最初は劇映画だと思って見始めたので疑問符が膨れあがったわけですが、途中からストーリーはどーでもいいのねということに気が付いたので、
腹は立たなかったです。

まー、次から次へとアクションの連打で、それも高度な特撮と絡めてますから体感アトラクションとして良くできてます。
でも謎解きだの米ソ冷戦構造についての歴史観だのという知的興奮は皆無です。
劇中の出来事も何がどうなっているのかちゃんと描写しないままほったらかされているので、突っこむことさえ出来ません。
多分描かれない裏設定が山ほどあるんでしょうな。

昨今蔓延しているアトラクション映画としてはかなり良くできているのでジェットコースターに乗るつもりで見る分にはご満足いただけるのではないでせうか。
(見終わってから反芻して楽しむことは出来ないっすよ~)

『ミラクル7号』
SF人情話です。
演出はうまいのですなおに作中に入っていけます。
SFの部分は観客の理解力に任されており、貧乏親子の日常描写が中心です。
おもしろく見ることは出来ましたが、スケール感には乏しいので映画館で見る作品としては物足りなさも残ったか。
エンディングがイメージ優先で、どうして「ああなった」のかがいまいちわからないのも痛いなぁ。
せっかく最初にミラクル7号が起動するところでその使い方を説明しているのだから、その伏線を生かす形で締めることは出来なかったのだろーか。

『スピード・レーサー』
これまた見事なまでにアトラクションムービーでした。
ストーリー上重要な対立構図を簡単なセリフのやりとりで済ませてしまうので、どんな陰謀が進行中なのかよくわからないままにレースシーンとなってしまい、
何のために戦っているのか判然としないのが痛い。
カラフルなCGの激しい動きは意図的にウソっぽくされており、ちょっと前のレースゲームを見ているかのよう。
アトラクションムービーといっても体感アトラクションじゃないですね。
レース映画にはなっていないわけで、何をやりたかったのかと考えると色と動きのアートだったのかな、という感じ。
あるいは、原作がアニメだったので昔のアニメ的なウソっぽさを実写に取り入れたつもりなのか。

「マッハGO!GO!GO!」へのリスペクトが感じられたのがせめてもの救いで、
音楽もあのテーマソングをアレンジしたものが頻出し、エンディングでは日本版の主題歌まで聞かせてくれます。
でもなぁ、「マッハGO!GO!GO!」はレースアニメになるはずが、途中から勧善懲悪のヒーロードラマへと路線変更されたように見えますから、
ここは、原作者の思いに忠実なレース映画にするべきだったのでは?

ちなみにマッハ号はヨコハマタイヤを履いてます。

上記三本のうち、劇映画になっているのは『ミラクル7号』だけっつーのはどういうこった。
(ウォシャウスキーには期待したのにな・・)

1926 Reply Re:最近見た新作三本 兄貴赤 2008/07/22 17:01

はは~さいでしたか。
インディーは、もともと「ちょっと間違えるとジェットコースタームービー」になりそうな要素はありましたが、シナリオの上手さで巧みにまとめていたように思えます。
が、今回は「ちょっと間違えた」のですね。
残念ですが、巷ではそんなことどうでも良く絶賛のようですが・・・

ミ、ミ、ミラクル、み~のルンルン♪
(ラキ☆スタねた)
ミラクル7は・・・予告編から受けたイメージから、私的には疑問符付きだったのですが、やっぱりチャウさんの良さを引き出せる素材とは思えなかったのですが、どうなのでしょうね?
DVDで見ようかとは思うのですが、またジャンピングボーイ(新型コピーガード)付きなのか?

スピードレーサーはね、アタクシCMを見た時点で「これは劇場で見れん」と感じてしまったのです。
あの、あまりにもカラフルでうそっぽいCGに実写の人間が入り込んだ世界は、付いていけないと思いました。
アニメっぽさを残そうとしての演出なのでしょうが、逆にそれが私には拒否反応です。
いっそのこと完全にCGアニメならOKなのですが・・・
これもDVD待ちです。
でも、マッハGO!GO1GO!のテーマソング使ったのなら評価します。

ところで、スターシップトゥルーパーの3作目が公開とか?
何時の間にそんなに作っていたのか?私は1作目しか知らん!
やっとパワードスーツが出るとか・・・

1927 Reply Re:最近見た新作三本 殿様ギドラ Mail 2008/07/23 14:25

どーもどーも。
そーなんすよねー。
インディ・ジョーンズは確かにもともとノンストップアクションだったわけだけど、
かつてのシリーズでは駆け引きだの出先での人と人の関わりだの、ちゃんとストーリーがあったのよね。
それが今作ではあちこち動き回る割に起伏に乏しく、登場人物も少なく、一本調子も甚だしいのです。
え?絶賛している人がいるんですかい??
ストーリーに興味のない人が増えちゃったってことなのか。
でも、ストーリーって、物事の関連なわけで、そこに興味がないとなると昆虫レベルの知能なのか?

「ミラクル7号」はそんなに悪くないです。
チャウ・シンチーから武侠とカンフーを差し引いて残ったものを増幅させた感じです。
つまり、貧乏暮らしと家族の絆。
まーその、だからスケールは小さくなっちゃうんですがぁ。

「スピード・レーサー」でマッハGO!GO!GO!のテーマ曲が聞こえてくるところは結構良い感じですた。
途中のラリー競技では主人公が三船剛と同じ衣装を着ていたり、
マッハ号から飛び降りるアクションをアニメと全く同じ演出で見せたりしてくれます。

それから、冒頭のレースで亡き兄の走りをなぞるように走る主人公の視界にはゴースト状態になった兄のマシーンが見えて、
まるでグランツーリスモのタイムアタックで最速ラップのゴーストを追いかけて走る画面そのまんまでありました。

スターシップ・トゥルーパーの「2」も見ました。
とんでもない駄作でした。
ので、「3」にも期待してませんが、「3」はちゃんと「1」の続きらしいので、まともな出来になっているのでしょうか・・・。
(ムーディ勝山の「2より3がおもしろいの歌」法則に当てはまるのか??)

1928 Reply 最近見た旧作1本 海軍大臣 2008/07/28 12:41

封切りの新作映画にはトント後無沙汰なのですが、名画座で上映される旧作は浴びるほど(?)見ております。

で、昨日も【太平洋の翼】を久しぶりに劇場で見ていたところ、ちょっとした発見をしました。
映画の前半、加山雄三演ずる滝大尉一行のフィリピン脱出行のシークエンスで、トラックに乗って移動中に空襲を受ける場面があります。
そこで大事なトラックを爆撃から守ろうとした村上一飛曹(岡豊)が運転席に飛び乗るのですが、その瞬間、座席の狭い隙間のところで「おいで、おいで」をする手首が写り込んでいるのです。
なんて書くとまるで心霊モノみたいですが、実際は座席下に隠れたスタッフの手が見切れて写ってしまったのだと思われます。

ホームシアターも良いですが、デカいスクリーンで見ると、そうした新発見があったりしてナカナカ楽しいものです。

付記)そういえば、【ゴジラ対メカゴジラ】でも最後にBH弟3惑星人の秘密基地が爆発した際、これを見守る大門正明のずっと背後に通行人(?)が歩いているのを見つけて爆笑してしまったことがありました。
映画を楽しむならスクリーンの隅々まで貪欲に楽しみたいものです。


1929 Reply Re:最近見た旧作1本 殿様ギドラ Mail 2008/07/30 16:21

>海軍大臣さん
なんと、『太平洋の翼』にそんなカットがありましたか。
気が付きませんでした。
ほんとに、大画面でないとわからないことっていろいろありますよね。
そして、そんな大画面を前提に演出されているのが黄金期の映画(洋邦問わず)なんですが・・・。

今夏、お台場で『ゴジラ』と『三大怪獣地球最大の決戦』をハイビジョンレストアバージョンで上映するらしいですが、あっしは行けそうもないなぁ。

1930 Reply ギララの逆襲洞爺湖サミット危機一発 殿様ギドラ Mail 2008/07/30 16:25

だめだって。
だめなんだって、こんなことやってちゃ。

特撮ヲタがヲタ向けにふざけてみました、ということなんでしょうが、
そんなのはインディーズムービーか、せいぜいVシネでやってください。

松竹のギララを使うということで、低予算とはいえ劇場公開映画として作ったんでしょ。
さらに奇縁のお陰で日本芸能界トップのビートたけし氏の協力も得られたんでしょうに。

それなのに、このヌルさはなんだ。

バカ映画ならもっと弾けなければ価値はない。
怪獣映画ならもっとスペクタクル演出に力をいれなければ意味がない。

政治、政治家批評は表面的。
とりあえず北朝鮮を悪役にしておけば文句はないだろうという安易さ。

まったく笑えません。

ストーリーはダメな怪獣映画にありがちな、怪獣対策作戦を順番に並べていくだけの単調さ。
特ヲタだけが注目するキャスティング。(痛々しい)
加藤夏希ちゃんは悪くはないのに、お色気演出一切なし。(お色気は別の女優さんを使ってほんのちょっと)

つまんねーーーー。

問題のタケ魔人だって、おそらくビートたけし氏は演じていない。
声は当てているけれど、着ぐるみの中に入っていたとは思えない。
たけし顔の仮面になっているだけで、本人が出演するシーンはないではないか。
かぶり物大好きのタケちゃんだから、ちゃんと本人が顔を出して演じてくれるものと思ったのは大間違い。
それをたけし出演と大宣伝しているのは詐欺に近い。

ビートたけしに惹かれて見に来た観客はどれほど立腹したことか。
そして、特撮オタク作品の映画的レベルの低さに呆れたんじゃないだろうか。
ますます特撮ものが主流の映像作品から分離して特撮村だけのものになっていくのではないか。

こんなものを作ったり、こんなもので喜んでいるのでは、特撮映画の発展はない。

上記の映画的レベルの低さというのは、低予算から来る映像の貧弱さを指すのではなく、脚本の貧弱さである。
金がないなら頭を使いましょ。
頭を振り絞ってバカをやりましょ。

もう特撮ファン向けのギャグは寒いんだって!
(ほかにもいろいろ文句はあるが、今日はこのぐらいにしておきます)

1932 Reply Re:ギララの逆襲洞爺湖サミット危機一発 ゾンデ5号 2008/08/13 17:20

があぁぁあああダメでしたかぁ・・・。
折角タケちゃん引っ張り出して置いて本人にタケ魔人を演じさせないなんて勿体無いと思うんですけどねぇ。
キャストもわざわざベテランの夏木陽介氏、古谷徹氏、黒部進氏などを引っ張り出して置いて、ああ勿体無い・・・。

政治家批評なんか大馬鹿ドラマやってる中で、ちょこっとほのめかすぐらいでちょうど良いと思うのですがねぇ。

河崎実氏は「怪獣映画の復興」を目指してこの映画を作ったそうですが、これじゃダメですねぇ・・・。
コメディーと怪獣映画を両立させたいなら、「キンゴジ」の脚本を参考にしても良いと思うのですがねぇ。(「キンゴジ」の脚本の中にも商業主義者への批判がほのめかされていますし。)

1934 Reply Re:ギララの逆襲洞爺湖サミット危機一発 殿様ギドラ Mail 2008/08/20 16:18

そーっすねー、DVDが出たらご自身で確認してみてください。
私の目からはこの作品で怪獣映画の復興などまったく無理と思えました。
ジャンルの中に引きこもる方向で、怪獣・特撮マニア以外に訴求する力なんて感じません。が、私の意見だけじゃダメですし。

1936 Reply Re:ギララの逆襲洞爺湖サミット危機一発 ルー等級つつ大臣 2008/08/29 20:28

ミーもでーぶいでー待ちなんざますけれどもそんな中途半端な作品だったざますか!?
個人的にはギララのデザイン改悪もなく川崎監督がやるというので期待してたんざますのにそれを裏切る展開だったとは・・・・。
(多忙で劇場へは間に合わず・・・。)
表面的なだけの皮肉やら短絡的な描写など無意味だというのにそれをやっちゃうんですから呆れてしまうざますよ。
スペクタクルを目指すならそういった描写をすべきざますよ。
あるいはコメディにするならするという方向性ならいいんですけれど単なる悪ふざけなら劇場作品にする意味なんてないざます!
折角復帰した古谷敏さんが出演なさっているのに余りにも失礼じゃん!って思ったざます。
またしてもオタク以外にはアピール出来ない出来損ない映画(もどき)の誕生と相まってしまいましたか・・・。

ここまで来たら本当に関沢脚本を見習え!って一瞬思ってしまいました。
(未見ですがでーぶいでーが出たら見ておきます。)

1938 Reply Re:ギララの逆襲洞爺湖サミット危機一発 KJ 2008/09/01 23:37

お久しぶりに書き込ませて頂きます。

> ジャンルの中に引きこもる方向で、怪獣・特撮マニア以外に訴求する力
 なんて感じません。

ネットでCMを見て、「まあ、予算・出来はともかく思いっきりはっちゃけた
キレのあるバカ映画になってくれれば」とは思っていましたが・・・

やはりダメダメだったですかw

やっぱり平成の東宝スタッフ以来、特撮怪獣ファン(この場合オタ)は
舐められてるとしか思えませんね。
又そういう層を狙って低レベルな作品を創り続けるようじゃ、ホントに
怪獣映画に未来はないのかなぁ。。。

1940 Reply Re:ギララの逆襲洞爺湖サミット危機一発 殿様ギドラ Mail 2008/09/02 15:42

>ルー等級つつ大臣さん

うーーんうーーん、古谷敏さんの復帰は嬉しいと言えば嬉しいんですが、
やはり現場を離れて何十年となると、俳優としての勘というか、スター性というか、なんつーか、あんまり良くないんですよ。
それが痛々しさを感じさせると申しましょうか。

夏木陽介さんはさすがにずーっと現役だし、トップスターですから、安心して見ていられたんですが・・。
あと、水野晴郎さんの姿が見られるのも良かったかな・・。
ま、その、でーぶいでーが出たら是非内容をご確認下さい。

>KJさん
おお、おさむちゃん、じゃなくって、お久しぶり、でーーーーす!!

なんともダメダメでした。
でもつつさんもおっしゃっていますが、ギララの造型はオッケーでしたよ。
オリジナル版のフィルムと混ぜて編集されても違和感なしです。
まあしかし、河崎監督の場合、オタさんたちを舐めているわけじゃなくて、全力投球であの程度なんだろうなーと思ったりします。
どうも怪獣映画を考えるときに、本多猪四郎監督の王道路線ではなくて、
70年代TV特撮が基本になっているようなセンスを感じます。
(それじゃダメなんだって!!)

怪獣映画も現代の視点と映像技術に本多・円谷・関沢トリオの発想を合体させれば未来を拓くことが出来ると信じております。
懐古趣味の人たちは昔の怪獣映画というと、着ぐるみだの操演だの新聞記者が主人公だのと、表面的な形式しか考えないので困るのじゃーー。

あ、でも、「ギララの逆襲」、DVDが出たらご自身でご確認なさることをお勧めします。(意外と楽しめたりして・・)

1931 Reply 祝!リウ・イーフェイハリウッド進出 殿様ギドラ Mail 2008/08/01 18:31

ちょくちょく話題にしてきた中国武侠ドラマ。
その「天龍八部」や「神侠侶」で見事な美少女っぷりを発揮したリウ・イーフェイちゃん出演のハリウッド映画を見て参りました。

その名も『ドラゴン・キングダム』。

カンフー映画や武侠映画へのオマージュたっぷりのこの映画、
なかなかにおもしろいです。
アクション監督ユエン・ウーピンの手腕に依るところ大なんでしょうが、
そんなに凝ったストーリーではないけれど白けることはありません。
(金庸武侠小説ばりの入り組んだストーリーだったらもっとおもしろかったかもしれないけど)

で、香港武侠映画の傑作『大酔侠』でブレイクし、続編『大女侠』に発展した女剣士金燕(ゴールデンスワロー)をもじったゴールデンスパロー役でイーフェイちゃんが出演しているのですわ。

バレエで鍛えたしなやかな身のこなし!
たまんねーー。
手足長げーー。

え?
ジャッキー・チェンとジェット・リーも出てたって?
うんうん。
二人も見事なカンフーを披露してくれます。
アクションシーン見たさにつづけてもう一度観たくなったぐらいです。
(シネコンで見たので2連続はナシね)

大まかなストーリーはカンフー武侠マニアのアメリカ人少年が古代中国風の異世界へ紛れ込んで大冒険ということでありまして、
この手の異世界へ行っちゃった作品の場合、夢落ちではないよと表明するためにどんな仕掛けをするかが重要なんでありますが、
『ドラゴン・キングダム』はうまいやり方をしてますよ。
(異世界から持ち帰るのは「物」じゃないんだな)

ああ、しかし、イーフェイちゃんのメイクが田舎娘風だったのが残念だ。
ヒラヒラ衣装の美女剣士かなんかにすればもっと映えたのに。

1933 Reply 夏休みの映画 ゾンデ5号 2008/08/19 19:16

私の学校は3週間という短い夏休み(高校では当たり前でしょうか?)ですが、スカパーを無料で見られ、東宝の戦記映画などを観られたので短いですが感想を書かせていただきます。

『コタンの口笛』
音楽が伊福部先生ということもあって観てみました。
アイヌの差別問題に正面からぶつかっていますね・・。
しかも劇中で描写される差別は、現在でも形を変えて存在するのでこの映画で描かれている事は過去の事ではなく、現在の問題なのでもあるのだと思います。
それと、音楽にアイヌの音楽を聴いて育った伊福部先生を起用したのは正解でしたね。(メインタイルは「ユーカラ」なんですかね?)
北海道の自然描写や主人公の姉弟の心情描写などを見事に盛り上げています。
最後のエンディングは、これから辛い生活(親しい友人や学校の先生と別れる生活)を送るであろう姉弟に、僅かな希望をも感じさせる何ともいえない終わらせ方でした。
ここでも伊福部先生の音楽が見事です。

『激動の昭和史 沖縄決戦』
沖縄戦の壮絶さをこれでもかと描いていますね。
切断された足や手が出てきたのは、セットとは分かってはいても衝撃的でした・・・。
特に印象的であったのは、那覇での艦砲射撃で母をなくした子どもが、痛いが累々と並ぶ海岸をトボトボと歩くエンディングでありました・・。
そして壮絶な描写に加えられる淡々とした小林清志氏のナレーション・・。
戦争の無残さを感じさせますね。
壮絶な描写も含めて、今じゃこんな映画作れないでしょうねぇ。

『連合艦隊司令長官 山本五十六』
意外と三船敏郎氏の五十六は様にはなっていましたね。
丸山誠二監督による、情もあまり入らない演出はかえって惹き付けられました。
そして五十六の最期、あまりにあっけなく描写されていたのが印象的でした。
しかし円谷英二監督言えども予算には勝てなかったのか、特撮が随分とチープでした・・・。
(以上『日本映画専門チャンネル』で観ました)

『原爆の子』
こちらは『ニコニコ動画』で観ました。
乙羽信子さん演じる石川孝子が行く先々、不幸があり、ささやかな幸福もあり・・・。
しかし孝子が原爆投下直前を回想する場面は見事な演出です。
普段と変わらない日常生活を送る広島市民の映像、そして時計の針の刻む音、そして壮絶な原爆被害者の描写・・・。
これまた印象的であったのは滝沢修さん演じる岩吉爺さんです。
原爆投下のせいで乞食となってしまい、孫だけが唯一の生き甲斐・・・。
しかし火事で死んでしまうという・・・・。
ケロイドの描写も含め、原爆による悲劇を見事に体現していた役だと思います。
ラスト、島に帰る孝子の上に響く飛行機の爆音・・・・。
「またどこかで原爆が・・・」と考えさせられる、恐ろしい描写でした。
もっと多くの人に見てもらいたい映画です。

大変まとまりの無い感想ですが、夏休みに上記の様な映画を観られたのは貴重な体験(?)でした。


1935 Reply Re:夏休みの映画 殿様ギドラ Mail 2008/08/20 16:27


夏休みが三週間というのは短いですねー。
せっかくの高校時代には、バカをやるヒマが欲しいところなのに。
(映画を作るとか!)

でも、良い映画をたくさん観ましたね。
とくに『コタンの口笛』はソフト化されていない名作なので貴重です。
メインタイトルは「アイヌの叙事詩に依る対話体牧歌」を元にしています。

1943 Reply Re:夏休みの映画 ゾンデ5号 2008/09/05 18:10

> 夏休みが三週間というのは短いですねー。
> せっかくの高校時代には、バカをやるヒマが欲しいところなのに。
> (映画を作るとか!)

遅いレスになりましたが、私の通っている学校は進学校なので、夏休みはかなり短いのです・・・・。
それでも多くの名作を観られたの貴重でした。
映画作るのであったら「ゴジラ対水戸黄門」ばりのお馬鹿作品を作ってみたい!(でもあのカメラワークはアマチュアとは思えない・・・)

> でも、良い映画をたくさん観ましたね。
> とくに『コタンの口笛』はソフト化されていない名作なので貴重です。
> メインタイトルは「アイヌの叙事詩に依る対話体牧歌」を元にしています。

いずれにアイヌ民謡を元にしているのですね。
伊福部先生はアイヌとの交流もあったそうなので、まさに「コタンの口笛」では適役でしたね。

1944 Reply Re:夏休みの映画 殿様ギドラ Mail 2008/09/08 15:30


進学校だといろいろ大変でしょうね。

でも、十代後半から二十代は可能性を広げられる時代ですから、
学校の勉強以外にもどんどん挑戦しましょう。
(なーんてゾンデ5号さんには釈迦に説法か)

1803 Reply 火こえ~(じいちゃん) 殿様ギドラ Mail 2008/02/26 15:22

首都圏に強風吹きすさび、交通乱れまくる日曜日、TOHOシネマズ川崎へ行って参りました。

『菅井君と家族石THE MOVIE』、見ました。

最初に言っておきたいのは、ちゃんと蛙男商会の味だったし、見て良かったと思えたということ。
面白かったのは面白かったのよ。
その上で、苦言を呈します。

アイディアがストーリーにまで練り上げられていないんじゃないでしょうか。
そのあたりは製作者もわかった上で構成している感もありましたが、
劇場で見る作品としては充実感不足になっていたのは否めません。

全体を通じての大きなストーリーはあるものの、
短編を列挙していく構成となっており、パートごとに黒バックに字幕でタイトルが表示されます。
そのため、数分ごとに意識がリセットされてしまうのです。

さらに個々のエピソードが展開不足でネタ振りだけで終わっているような印象のものも少なくありません。
菅井家が食堂を経営するという設定ならもっといろんなことが出来そうなものだし、
豚子、宇宙人の両親など使い捨てられたようなキャラクターが多いのも痛い。
クライマックスに繋がるエピソードとそうでないものにはっきり分離してしまっているのもいかがなものか。
一見つながりそうもない人物や出来事が繋がってくるのもFROGMAN作品の魅力だったのでは??

最後にはでかい話になっているのに、そのでかさが感じられないのはオムニバス風に細切れにされていることと、
使い捨てキャラが多いことが原因ではないかと思いました。

それから、音楽を担当したジャズバンド副島さんとピンカラ殺生sを重く扱いすぎでしょう。
劇中にも同名バンドとして登場し、かなり良いところを持っていくのです。
そのため菅井家の見せ場が減っていて脳味噌が沸騰しそうなバカ展開が出てきません。

なんでこんなことになってしまったんだろう。

シナリオ煮詰めのための時間が少なすぎたのではないかと疑います。
バカなことを考えるのは大変なこと。
とくに「菅井君と家族石」はバカ展開のインフレが魅力なので、相当考え抜かないと良い物は作れないんじゃないでしょうか。

FROGMAN SHOW(鷹の爪、コフィー)劇場版第二弾はじっくり取り組んで欲しい。
当初より公開時期が遅れたようなので、丁寧な作りになることを期待します。
劇場映画を作るならTVの仕事から離れて映画一作に全力投球して欲しいと願うのであります。

(菅井君と家族石劇場版、エピソードのひとつに最近の邦画を皮肉るネタがあって、大きく頷いてしまいました)

1804 Reply Re:火こえ~(じいちゃん) 兄貴赤 2008/02/27 14:52

インプレありがとうございます。
DVD化されるまで観る事が出来ない地方の者にとって、このような情報はありがたいです。
ま~しかし、アレですね、鷹の爪やコフィー劇場版とは趣がが異なる作風ということでしょうね。(作風といいますか、手法といいますか)
菅井君劇場版は、TVシリーズのような小エピソードの積み重ね中心ということなのでしょうね。


1805 Reply Re:火こえ~(じいちゃん) 殿様ギドラ Mail 2008/03/06 16:28

> 菅井君劇場版は、TVシリーズのような小エピソードの積み重ね中心ということなのでしょうね。

おおむねそんな感じなんですが、それにしても、と。

このページに鷹の爪新作の宣伝を貼り付けましたぞ。

1806 Reply Re:火こえ~(じいちゃん) 兄貴赤 2008/03/09 22:38

いや~本当に一人で声出してたのですね~
理解はしてたけど、実際に声出してるのは初めて見たわけで、改めてビックリ(笑)
菅井君がイマイチだったということで、鷹の爪&コフィーに期待が高まります。
DVDになるのは、いつの事やら・・・

1937 Reply Re:火こえ~(じいちゃん) ルー等級つつ大臣 2008/08/31 20:54

でーぶいでーになってようやく私も見ることが出来ました。
確かにギドラ氏の仰る通り「面白いけれどぶつ切りの」印象ですねー。
(個々のエピソードは面白いのに唐突に終わってしまっていて物足りない印象です)
まあそうはいってもしっかりと宇宙人の母親がN○○○うさぎもどきで爆笑しましたし豚子の最後(?)は凄い展開だし黒澤監督(もどき)が最近の邦画を皮肉るネタを披露したのはFROGMANさんの現在の邦画に対して皮肉ってたのは私も頷きました。
吉田君が王様になってしまったエピソードは唐突に地上戦にまで発展していったのも唐突だと思いつつも凄い展開だしじいちゃんの過去や死んだばあちゃんが登場した後半はやはり感動しました。
(盟友ビクターはギャングに身を落としていたがばあちゃんの霊が立ち直らせたのは思わず泣けてしまった・・・。それにしても本名が「じいちゃん」「ばあちゃん」だったなんて・・・。)
あと協力して貰った恩なのか副島さんとピンカラ殺生sさんに遠慮してしまった感は否めなかったですねー。
出番多過ぎの印象すらありますし。
複数のエピソードに振り分けるんじゃなくて菅井家が食堂を経営してる設定で長編でやれば良かったのに・・・と思いました。


1939 Reply Re:火こえ~(じいちゃん) 殿様ギドラ Mail 2008/09/02 15:25

>ルー等級つつ大臣さん
ご覧になりましたね。

なんだかんだ言っても、さすがFROGMANなわけで、社会でも映画でもズバッと切る視点はお見事なんですよね。
(王様ゲームのパートで国家が国民に対する借金を「チャラ」にしちゃうところなんか、笑いつつも寒くなりました)

でもなー、菅井君ならもっと弾けて欲しかった、というところですねー。

あ、鷹の爪ムービーⅡは11月にDVD発売よ。
あっしは博士ボックスを予約しました。

1941 Reply 20世紀少年第一章 殿様ギドラ Mail 2008/09/02 15:46

まず初めに原作漫画は全く読んでいないことをお断りします。
(すごくおもしろいという評判だけは知っていた)

というわけで映画版のみで感じたこと・・。

欠点としては、非常に急ぎ足にストーリーを進めていくので、
事件の渦中に巻き込まれている感覚に乏しいところでしょうか。
観客としては、主人公が体験している大事件をちょっと距離を置いて観察しているような気分です。
大長編のダイジェスト版を見ている感じと言ってもいいかもしれません。
(実際、原作をダイジェスト版にしているんでしょうけど・・)
また、全部で三本の映画にすることが決定しているためなのか、この第一章はあくまでもプロローグという構成のようで、
劇中三回の大爆破シーンがあるのにそれほど丁寧な描写をしておらず、「まだまだ見せ場じゃないよ」と言われているようでした。
(上記にあげた欠点を鑑みれば、一本の独立した映画としては失敗作と言えるのかもしませんが、
三部作全体の構成を優先させて第一章の独立性を捨てるのも私は否定しません)

さて、そんな欠点を補ってあまりある力強い映画でした。

ストーリー面には極力触れないように感想を書きますと、
友情の物語であり、生き様の物語であり、過去と決別することなんか出来ないという物語でありました。
あやふやになってしまった過去の出来事が、当事者が寄り集まることでだんだんはっきりと思い出されていく様のリアリティはお見事。
シナリオが丁寧に事態を追わずとも、芝居の演出で、人物の表情や言葉に込められた感情から背景を感じ取ることが出来ました。

私自身が主人公とほぼ同世代であることから、共通体験とまではいかなくとも感情を共有しやすかった面はあるかもしれませんが、
子供時代のエピソードが重要な役割を果たしている点から、おそらく子供の観客にも感情移入しやすいのではないでしょうか。

(ううう、毎度の事ながらストーリーに分け入らずに書くのは辛いよ)

私がぐっと来たポイントを列挙しますと、
事件を巻き起こす新興宗教団体が「ともだち」をキィワードにしており、邪魔者を殺す際に子供っぽいある言葉を使う点。
(昨今の子供番組に多く見られる「仲間意識の強要」「友情最強幻想」を批判するかのよう。そういえば、ちょっと前まで恋愛強制社会だった日本も、
だんだん友達強制社会になりつつあるような・・)
主人公に熱い心を呼び覚ますのが、ロックであること。「こんなのロックじゃねぇ!」
(このシーンはかなり唐突なのですが、主人公の描かれない過去を踏まえた上で、私自身が感じるJ-POPへの不満と合体!)
青春を過ぎても人生は続いていくし、死は美徳ではないと表明していること。
また、中年になっても熱い心を捨ててはいけないと言われているようでもあった。
出番が少なくても演技力を要求される役には実力のある俳優を起用していること。
(昔の映画はそれが当たり前だったのよ)

そんなこんなで謎めいたストーリーを展開されるので2時間半があっという間であります。
一体この先どうなるのか、早く第二章を見せろってなもんです。
テロ組織と戦っていたはずの主人公たちも公的機関が当てにならなくなっては、テロ活動で対抗するしかなくなってしまうわけで、
果たしてストーリーの向かう先がテロの肯定になってしまうのかどうか・・・。

テレビ局主導で大予算をかけた映画にろくな物がなかった昨今、かなり期待を抱かせる作品が登場して嬉しいです。
(ただし、三作全部見ないと本当の評価は出来ない)

特撮ファンとしては、特撮シーンの演出が凡庸だったのが残念。
それから音楽もあまり感心しなかったっす。
ドラマの感情を音楽が先導するほどのシーンはなかったし、ノイジーな曲もなんだか遠慮がちに聞こえましたなぁ。
イメージソングのT-REXはいいんだけど。
(でもおいらなら「21世紀の精神異常者」を使いたいところ。あ、それじゃ「20世紀少年」じゃなくなっちゃうか)

で、結論。
おもしろいので、観ましょう!
(大人が観るなら「ポニョ」より面白いって)←どっちも日テレか

1951 Reply 放蕩息子の帰還 海軍大臣 2008/09/16 12:57

先日、私も漸く見ました。
漫画は殆ど読む習慣が無いので、原作ファンの方たちが如何なる評価をしているか判りませんが、個人的には大変満足しております。

実は私にとって堤幸彦作品と最初に遭遇したのは、忘れもしない10年前の夏のこと。監督デビュー第二作目となる【新生トイレの花子さん】なる作品でした。
児童文学に興味があるため、実はこのとき同時上映だった【ズッコケ三人組】の方をメインプログラムと決めこんで劇場に行ったのですが、こちらの方はまあまあ程度の出来といいたところで、ついでに見た【新生トイレの花子さん】に物凄い衝撃を覚えてしまったのです。(ちなみに、私はホラー映画ファンでは決してありません。せいぜい【学校の怪談】シリーズのようなジュブナイル・ファンタジーを見る程度です)
何より凄いと思ったのは、観客を引っ張る作品の牽引力です。年少者向けということで、ホラーものにありがちな残酷な描写や特殊メークなどを一切用いずに、登場人物たちが会話する何気無いシーンに、何とも言えない不気味さ、不安感を観る側に植え付けていく演出力に舌を巻いた次第なのです。
全くノーチェックの新人監督だっただけに、「この監督、将来ものすごく化けそうだぞ!」なんてまるで宝石の原石でも見つけた気分になり、怪談ものを見た後だと云うのに、ひどくウキウキした気分になったことを覚えています。

ところが、あにはからんや、それからの堤監督は【トリック】や【ケイゾク】シリーズといった「ゆるーい」路線に行ってしまい、日本映画界に新風を巻き起こすのではないか、と勝手に期待した私を今日までガッカリさせ続けてきた訳なのです。
ですから、今回の作品は10年振りに堤監督があるべき姿を現してくれたものとして、私は大変満足しているのです。

ちなみに同じ98年に、これと負けず劣らずの大衝撃を受けたもう一つの作品が、Aプロヤス監督の【ダークシティ】でした。
プロヤスにもそろそろ「まっとうな」道に戻ってきてもらいたいなあ、なんて思っています。

以上、全く個人的な思いこみばかり書いてしまい、誠にご退屈様でした。




1953 Reply Re:放蕩息子の帰還 殿様ギドラ Mail 2008/09/18 16:49


よかった!
海軍大臣さんも楽しめたんですね。

私は堤幸彦監督はノーチェックでした。
『自虐の詩』は見る気があったのに見逃していて、『20世紀少年』を観るちょっと前に衛星放送で『大帝の剣』を観たのが最初というありさま。
『大帝の剣』は出だしは快調なのに、だんだん失速する感じがあってあまり感心しませんでした。

しかし、10年前にそんな佳作を作っていたんですね。
(私もホラー系はまったく守備範囲外なもんで・・)
TV出身の監督さんということで一抹の不安もあるものの、「20世紀少年」で何を見せてくれるかに注目ですね。
(『まぼろしの邪馬台国』も要チェックなのか??)

アレックス・プロヤス監督もねぇ。
私は『クロウ飛翔伝説』に感心しました。
作品に深みがあったな、と。
それ以外では『アイ、ロボット』しか観ていませんが、あれは、なんとも大味というか、ストーリー面は適当にお茶を濁したな、という映画で・・。
噂によるとハインラインの短編(「輪廻の蛇」)を映画化しようと画策しているみたいですね。
さてどう転がるか・・

1942 Reply バッマ==ン! マンプリ 2008/09/04 22:02

ちわ=^^
ご無沙汰っす=^^
しっかし、さて、20世紀少年も良いけれど、「ダークナイト」の話題が出ないのが意外ですねぇ。
私ゃ、今年一番のオススメっすよ。
いやぁ、ジョーカー役のヒース・レジャーがめーっちゃ良いっす!
やっぱ、悪役はこれくらいふてぶてしくなきゃぁいけません。
けど、ビギニングと同じ監督さんが撮ったとは思えないなぁ。

1945 Reply Re:バッマ==ン! 殿様ギドラ Mail 2008/09/08 15:37

おお、マンプリさん、お元気でしたか。
そちらは水害で大変だったのではありませんか?

そいで、
なにーー、「ダークナイト」(最初の変換で「ダークな意図」だって)はおもろいんですか。

これまでバットマンはシカトしてきたので(ティム・バートン版に乗れなかった)「ダークナイト」もスルーしてたのよ。
いっちょ見てみようか、と調べたら、地元ではもう夕方一回の上映しかないではないか。
こりゃ無理なのか。

DVDかBS待ちになるってかぁぁぁ。

お勧め映画情報はありがたいっす。
なんかあったらまた教えてくらはい。

1946 Reply 吉田ガヌはどこへ行った 殿様ギドラ Mail 2008/09/09 17:02

古いスレッドを引っ張り上げるのも何だなと思い、新スレッドで書きます。
『クローバー・フィールド』をレンタルDVDで見ました。

手持ちカメラ振り回し映像の件はさんざん書いてきたので、繰り返すのもナニだなと思いつつ、
映画は動く映像と音響の芸術なので評価する際に映像演出を無視するわけには行きませぬ。

演出意図がどうあれ、視覚と平衡感覚にずれが生じた時、船酔い状態になるということはもっと意識して欲しかったですね。
思った通り、吐き気をこらえる85分間になりました。
(途中で一時停止して吐き気が引くのを待ちました。こんなもの、映画館で見ていたらどうなっていたか・・)

海軍大臣さんがおっしゃるとおり、9.11事件の影響下にあるのは間違いない映画ですし、
それはかなり意識的だったのだと感じました。

見始めてすぐ、以前に見たことがある感覚だなと思いました。
それはまさに9.11事件に遭遇したTVクルーの取材ビデオ。
もちろんプロの取材ビデオですから、『クローバーフィールド』ほど乱れた映像ではありませんでしたが、
何が起こっているのかよくわからないままに必死に撮影しているという点でそっくりな感覚でした。
私が見た物のほかにも当時9.11を撮影したビデオはたくさんあったでしょうし、
『クローバーフィールド』がそんなビデオを参考にした可能性は高いです。

では、その手法にどんな効果があったのか。
マッチムーブに命を賭けたような合成のお陰で特撮カットに破綻はほとんどありません。
現実に起こった事件を捉えたプライベートビデオに見えたのは確かです。
(しかし、シナリオと演出レベルが低いので作り物感はぬぐえなかった)
その結果、何も伝わってきません。
全体を見渡せば、大災害の犠牲者一人一人に人生ドラマがあるのだ、という内容を含んではいたのでしょうけれど、
素人が振り回したカメラに人生ドラマを切り取ることは出来ません。
登場人物に感情移入は出来ないし、災害の恐怖といっても正視するのも難しい乱れた映像からは恐怖すら伝わりません。
スピルバーグ版『宇宙戦争』でトライポッドが人々を襲うシーンのほうが遙かに恐ろしいです。

合成はがんばったね、という結論でしょうか。

記録フィルムより劇映画のほうが事態の真実に迫れるからこそ、実録劇映画というものがあるのです。
また、『クローバーフィールド』が、怪物大暴れの現場に居合わせる体感映画だというのなら、
もっと怪物を全面に押し出さなければ意味がありません。
(怪物による破壊を体感的に見せよ! 手持ちカメラ振り回しじゃダメよ。
映画における構図やカット割りは人間が視覚を通じて疑似体験する効果を狙って発達したのだ)

さらに巨大怪物を登場させながら、身近な恐怖としてショッキラス軍団(怪物の体からぼろぼろ落ちてきた甲殻類)を出してしまったのも、
怪獣がわかっていない証拠でした。
巨大な怪獣で映画的見せ場を作れない輩は、すぐ人間大の怪物を出してきて人間と肉弾戦をやらせたがる。
もひとつ付け加えると、恐怖の怪物となるとすぐ人を喰う。

近年の怪物映画に感じる不満を集約したような映画でした。

こんな物の後を追うようなゴジラ映画なんか見たくないですからね!!
いや、でも、特撮映画なら、『クローバーフィールド』レベルの合成はやってもらわないと困りますわな。

それと、エンドロールの最後に確かになにやら人の声みたいな音が入ってましたね。
なんでしょね、あれ。

1947 Reply Re:吉田ガヌはどこへ行った 海軍大臣 2008/09/10 07:17


> それと、エンドロールの最後に確かになにやら人の声みたいな音が入ってましたね。
> なんでしょね、あれ。

聞いた話では「俺たちはまだ生きてるぜ」といったことらしいのですが、あまり興味のない作品なので悪しからず。

噂の「怪獣が空から落ちてくる」とか云われているラストシーンにしても、正直、ウンザリしてみていたせいか、水柱があがるのを見ても「魚が跳ねたのかな?」程度にしか感じておりませんでした。

ファンの方、ごめんなさい。

1949 Reply Re:吉田ガヌはどこへ行った 殿様ギドラ Mail 2008/09/13 17:48

海軍大臣さんのレスを読んで、慌ててラストシーンを確認し直しました。(ええっ?? 水柱ですと??)

いやー、確かに、空から何かが落ちてきて海に水柱が立つ映像がありました。
その前のカットでカメラが瓦礫に埋まり、「ふう、やっと終わったか」と安堵しすぎて、
最後に一ヶ月前の場面に変わったところでは視線を逸らして一休みしていたみたいです。

あの海に落ちた物がなんであるかはいろいろだとしても、
そんな伏線めいたものを最後に押し込んでしまっては、全体のフィクション性が高まってしまって、
疑似素人ビデオ感が損なわれますね。
(初見で気づいていたらもっと白けただろーな・・)

そして、エンドロールのあとに入る音が
>「俺たちはまだ生きてるぜ」といったこと
とすると、それは死んだと見えた二人が実は生きていたという前フリなんでしょうか。
これまた、白けます。


それでも、webの映画サイトユーザーレビューをちょろちょろ見回したら、
絶賛の人がいるんですね。(まあ面白かった、ぐらいならわからないではないんだけれど)
映画って、難しいもんですね。

ただ、なんか変だな、と思うのは、絶賛している人はおおむね「臨場感」とか「体感アトラクション」という観点で誉めていること。
勘違いしているんじゃないのかな、と思われます。

振り回しカメラでは現場にいるような視野の広さもないですし、視線移動が撮影者の意志に縛られていて見ようと思う物が見えないわけで、
臨場感も疑似体験にもならないはずなんですよ。
(映画における画面構成はストーリーと相まって観客を心理誘導し、物語の現場にいるような錯覚を起こさせるのが基本。客が見たいと思うところにパッと向くのがいいカメラワーク〈それはあくまでも基本であって、わざとはぐらかすこともあるわけですが〉)

『クローバー・フィールド』の映像が為しえたのは、

手持ちカメラの素人撮影→映像加工のない撮りっぱなしのもの→現実の出来事

という映像機器の発達した現代人が持つ先入観を利用しただけのことではないかと思うのです。
そして、TVニュースでよくある視聴者提供ビデオの印象も一役買っているのは間違いないでしょう。
手ぶれの多い、見たいところがなかなか見えない、状態の悪いビデオは現場にいる人が撮影したものだからリアルである、という連想も働いていないでしょうか。
そういう時代に即した先入観を利用するのも映画演出として悪いことではありませんが、
決して映像そのものが作り出す臨場感でも疑似体験でもないはずです。

『クローバー・フィールド』を楽しめた酔わない方々は幸せですが、これが新時代の映画のあり方だ、などと大勘違いはしないでね、と。

1955 Reply Re:吉田ガヌはどこへ行った ルー等級つつ大臣 2008/09/21 19:15

私もやっと見ました。
まず第一印象としては「随分落ち着きの無い映像の映画だな」と思いました。
ギドラ氏も仰る通り参考にしたのは9.11での現場中継ビデオ(みたい)でありますが部分的にデジタルビデオでの映像を使うならともかくほぼ全編に亘って使われてるのでカメラポジションのブレが酷く安定した映像など皆無に等しくこれでは船酔い状態になってしまうのは当然です。
(でーぶいでーで見て眩暈をしたのですからましてや劇場で見たら・・・。)
それに乱用のせいで却って「やらせ」っぽさというか「素人ホームビデオ大賞」のような安っぽさまで目立ってしまったと思います。
(見ようによってはライブ感覚とも思うしそれがこの作品の「意図」とは思うのですが・・・中断などがあってかコンテが雑な印象があります。)

第2に主人公ご一行の逃げ惑う様に関しては狂ったように逃げるのでここは真に迫ってたかな・・・逃げてる感じがしたのでここはまずまずと。
ただ感情移入が出来るかと思ったらそれは無かったけれど・・・。

怪獣出現がいきなりというのとなかなか姿を見せないというのは不安を感じさせるという意味ではまず良かった点ざますねー。
(ここではビデオカメラ映像は活きていたと思います。それにしてもよくカメラ放さないなーこのカメラマン(?)。でも怪獣シーンもビデオ映像オンリーというのは流石に辛い・・・)
でも怪獣のデザインセンスは日本の怪獣ものを見慣れた我々日本人にとってはセンスは皆無に等しいですねー。
ひたすら気持ち悪さを意識したデザインで「生物としての躍動感と美」など感じさせない代物ですから・・・。
(結局はハリーハウゼンやロジャー・コーマン、「エイリアン」のギーガ-くらいかデザインが優れていたのは・・・。)

それにショッキラス軍団(というかチビ怪獣か)の襲来によるシーンは主人公の彼女が噛まれてエボラ出血熱のごとき病気にかかって隔離されてしまうシーン以外は余計な代物だと思えます。
予測通りに人を食うんですから芸が無さ過ぎざます・・・。
これを見せるくらいなら肝心の巨大怪獣シーンをもっと見せろ!と思いましたよ。
あまりにも肝心な怪獣による破壊シーンが無いんですから・・・。
ただしーじーやデジタル合成に関してはハリウッドゴジラの時よりも格段に進歩して違和感なく見れたのはせめてもの救いざますねー。
(あとエンドクレジットでの「怪獣映画というか伊福部サウンド」っぽい音楽も。
ここだけ落ち着いた映像になっている。)

でも・・・。
ラストでの2人の最後はビデオカメラでの映像のみしかねーので何が何だかわかりません・・・。
(恐らくは核爆弾を投下して2人ごと怪獣を殲滅したかと思うんですが前後の脈絡が無いので理解不能・・・。)
で、結論はやはり報道映像風にせずに普通に特撮映画として作って欲しかったなと。

(当時はボロクソに言ってたハリウッドゴジラがマシに思えてきた・・・・。
これに比べたらですが・・・。)



1957 Reply Re:吉田ガヌはどこへ行った 殿様ギドラ Mail 2008/09/22 10:59


いやー、見ちゃいましたか、ルー等級つつ大臣さん。

良かった点も書いて頂いて嬉しいです。
いろんな意見が出てこないとつまらんですから。

エンドロールの音楽、たしかに伊福部サウンドっぽいところがありましたね。
それも、怪獣特撮映画音楽という枠を超えて純音楽作品からヒントを得たようなくだりもあり・・。
(そこまでリスペクトしているなら、怪獣映画のあり方をもっと深く考えて欲しかった)

怪物のデザインはもう、悲惨というか、エメリッヒ大イグアナのデザイナーも「ゴジラって人間ぽいじゃないか。だから人間みたいな腕にしたんだ」とかなんとかのたまっていて、それと同じ発想を感じました。
人間を変形させたような気持ち悪さでしたね。

で、パトレイバー3「WXⅢ」の怪物にさも似たりと思いました。
「クローバーフィールド」の怪物も人間が変化したものだったりして。
そんなことだとますます怪獣から離れちゃいますな。
(ジャミラは変格なんだって!)

1958 Reply Re:吉田ガヌはどこへ行った ルー等級つつ大臣 2008/09/23 11:28

エンドロールの音楽は伊福部サウンドでのリスペクトでしょうね間違いなく。
それも特撮映画音楽のみならず純音楽まで遡ってのだから音楽担当者は「怪獣映画」を判ってる人だと思います。
ただデザインがねー・・・・。
ハリウッドでの怪物のデザインってあれが限度なんでしょうねー。
人間を変形させて気持ち悪くさせるとか何かネチネチさせないと気が済まないってうのか・・・あんな生物なんているわけないんですよ。
リアルリアルっていっても美を感じさせないデザインは実際の生物にはいないんですから・・・。
(何だか巨大化した物体Xって気もしますが・・・・)
監督の演出ぶりといいビデオカメラ映像でなければ別に悪くもないんですから怪獣映画にリスペクトするんであればもう少し勉強するんでしたね・・・・。
さてさて例のラストシーンですが確かに何かが海に落下してましたけれど小さすぎてよく見ないと判明出来ないですねー。
あれが伏線だったとすれば冒頭に持っていくべきですよ。
(起承転結ってのが判ってるんでしょうか?と疑問を感じた。)
こういうところからして大幅減点な作品でした。

やはり怪獣は故・成田亨の仰る通り「皮膚感覚を崩さないデザイン」でなければ。

1959 Reply Re:吉田ガヌはどこへ行った 殿様ギドラ Mail 2008/09/29 16:01

最後のシーンで海に落ちる何かを見せたのは、おそらく続編への伏線じゃないでしょうか。
(続編が作れるかどうか怪しいところですが、製作者側は作る気ありそう。やけに凝ったプロモーションといい、映画では一切語られないバックグラウンドの設定といい、第二作として謎解き映画を用意しているんじゃないかなぁ)

あれが続編への伏線じゃないとしたら、まあ、それでも物語の発端をエンディングに持ってくることで内側に閉じた空気感を作ることにはなりますね。
だぁがぁ、巨大怪物の出てくる映画を「閉じた」ものにするのはアホだっつーの!

1950 Reply 超共演・・・・・ ゾンデ5号 2008/09/14 21:44

「てれびくん特別編集」の「超ウルトラ8兄弟」のガイドブックを読み、作品の概要をやっと把握しましたが、うーむどう受け取るべきなのかこの世界観・・・。
まず、作品の世界がウルトラシリーズがテレビ放映されていた世界であって、現実にウルトラマンがいた世界じゃないんです。
そして別世界にウルトラマンに乗り移られた(?)ハヤタや、ウルトラセブンとしてのダンが居たりする世界なんですね。
要はハヤタはハヤタなんだけど、我々が認知しているハヤタではないし、ダイゴもダイゴなんだけど、「ティガ」に登場したダイゴではないのです・・・。

私は「ティガ」から「ティガ」までの平成ウルトラを喜んでみていましたが、こういう形でダイゴやアスカ、我夢を見せられると、何ともいえない複雑な気分になります。
昭和の4人に対しても同じですが、「設定を無理無理捻じ曲げられた形」で出てきてもらうと、「お祭り映画」という意識があっても素直に喜べないんですね・・。(まだ劇場では観てませんが)
こうなると平成のウルトラの「世界観をリセット」なんてやったんだぁ・・・・とも思ってしまいます。

観るか観まいかは迷っているところです。(観に行ったらそれこそ、現在蔓延っている、「キャラクター商法」に引っ掛かってしまうような気がしてならないんです・・)


1952 Reply Re:超共演・・・・・ 殿様ギドラ Mail 2008/09/18 16:30

細かい部分がどうなっているのか見えていない面はあるものの、
それぞれの作品世界を壊さない形でウルトラマンたちの共演を実現させようとすると、平行世界(パラレルワールド)が入り混じるという設定に落ち着かざるを得ないんでしょうね。
(「ティガ・ダイナ&ガイア」もその手を使ってましたよね)

お祭り映画だから、なのか・・・。

先日ようやく「メビウス&ウルトラ兄弟」を見ました。
そこに私の好きな「ウルトラ」はありませんでした。
ウルトラ云々を差し引いても納得しかねる劇展開にはついて行けませんでした。

今度の新作も似たり寄ったりなのだろうなと考えています。
ですから、私は劇場には行かず、衛星放送待ちにします。

というのはあくまでも私の方針。
観るか観ないかはご自身の感情の向くままにするのが正しいと思いますよ!
(映画は感情を動かすために観るものだと思ってますから)

1954 Reply Re:超共演・・・・・ ゾンデ5号 2008/09/20 16:39

> 細かい部分がどうなっているのか見えていない面はあるものの、
> それぞれの作品世界を壊さない形でウルトラマンたちの共演を実現させようとすると、平行世界(パラレルワールド)が入り混じるという設定に落ち着かざるを得ないんでしょうね。
> (「ティガ・ダイナ&ガイア」もその手を使ってましたよね)
>
> お祭り映画だから、なのか・・・。

「お祭り映画」とはいえ、そこに出てくるのが本来の「ウルトラマン」や「ティガ」でなくては個人的には燃えられませんね。
私はそれこそ平成ウルトラ世代で、ティガ・ダイナ・ガイアに思いいれはありますが、ああいう形での共演はちょっと・・・・。
> 先日ようやく「メビウス&ウルトラ兄弟」を見ました。
> そこに私の好きな「ウルトラ」はありませんでした。
> ウルトラ云々を差し引いても納得しかねる劇展開にはついて行けませんでした。

今考えると、私は「お約束的展開」に騙されちゃったのかな・・・とも思います。
メビウスにウルトラ兄弟が合体してパワーアップするなんて「ウルトラマン物語」(タロウにウルトラ5兄弟が合体してパワーアップした)のパクリじゃないかとも思ったり・・。
昨今のウルトラのスタッフは、やっぱりマニア上がりで演出してるのかなぁとも思います。
現在のウルトラシリーズの一番の問題は、世界観云々よりもドラマが問題なんでしょうね。
劇場に行くとまたお約束的展開に納得させられそうでちょっと怖いです。

1956 Reply Re:超共演・・・・・ 殿様ギドラ Mail 2008/09/22 10:46


> 「お祭り映画」とはいえ、そこに出てくるのが本来の「ウルトラマン」や「ティガ」でなくては個人的には燃えられませんね。

そこなんです。
パラレルワールドだと言えば済むだろという安易さが見えてしまって・・。

ウルトラシリーズがTV放送されていた世界というのは、我々が生きる現実ですが、そこにウルトラマンを登場させるということの意味をどれだけ考えたのか?

ティガの最後の方のエピソードにウルトラQ製作現場(だったっけ)にダイゴが紛れ込むという物がありましたが、
劇中でウルトラマンを現実化させていましたね。
初代マンとは無関係だったティガの世界を「我々の現実」世界で繋いだアイディアには当時そんなに悪い印象は持たなかったと記憶していますが、
違和感を持ったのも事実です。
うーん、違和感というかやりすぎ感でしょうか。

> 今考えると、私は「お約束的展開」に騙されちゃったのかな・・・とも思います。

通常のヒーロードラマはお約束の楽しさを見る物(「水戸黄門」が良い例)で、
第二期ウルトラ以降はそういう意味で普通のヒーロードラマになっていったのではないでしょうか。
しかし、私が初期ウルトラにショックを受けたのは、そんなヒーロードラマのお約束からはみ出すストーリーがあったことであり、
それこそウルトラシリーズがいまだに語り継がれている一因ではないかと思うのです。
お約束的展開がすべて悪いとはいいませんが、お約束のみで展開するストーリーにはまったく「ウルトラ」を感じません。

劇場版前作「メビウス&ウルトラ兄弟」では、その問題だけでなく、
「あきらめない心」というキィワードを連呼しつつ、結局根性主義しか描いていないのも痛いです。
カラータイマーが点滅を始めていても、「うおー」と気合いを入れるだけで元通りとは噴飯物。
諦めなければ必ず勝つ?
では、初代ウルトラマンがゼットンに負けたのは、諦めたから??
犬を助けに行けなかったことで心に傷を負った少年のエピソードもシチュエーションの追い込みが生ぬるくてまったく納得できません。

新作の評にもテーマは「あきらめない心」とあったので、前作と同じような理性の欠落した感情論映画であるのは容易に想像できるのです。

これまでwebでたくさんの特撮マニアさんとやりとりしましたが、
ドラマを関知出来る人が少ないのではないでしょうか。
楽しみ方は人それぞれですから、ファンであるというレベルならどんな見方で楽しんだって問題ないです。
しかし、作り手に回ったなら、特撮作品にもドラマがあること、ドラマを成立させることをもっと重視してもらいたいものです。

1960 Reply はちみつとクローバー 兄貴赤 2008/10/02 00:39

ちょっと前に話題になった恋愛アニメですが、略して「ハチクロ」といいます。
で、この文字をみると「ハチロク」に見えてしまい、「あれ、またAE86を主軸にしたアニメでもつくったのか?」なんて勘違いするのであります。
そんなわけで「クローバーフィールド」ですね(どんなわけじゃ)
おそらく大学の映画同好会あたりが「日本の怪獣映画好き」な連中が青春恋愛劇とニューヨークテロ事件と宇宙戦争なんかをごちゃ混ぜにして作ってしまいました的映画です。
ま~なんですね~、アメリカの自主制作映画ってすごいね~
金の掛け方がすごい!内容は中学2年レベルだけど、特撮は下手な邦画以上です。
でもね~、中学生がつくったのなら褒めてあげるけど、大学生なら怪獣のなんたるかは理解してほしいよね、あんなの怪獣じゃないよ、クリチャーですよ。
日本語で意味する怪獣は、あんなゲテモノじゃないよ。
それに、これが怪獣映画のつもりなら、まるでダメです、これはパニック映画でしょう、怪獣映画じゃないよ、大学生にもなったらそこのところ理解しようね~
それにね、根本的に映画としてダメなのよ。
ドキュメンタリーを装った映画は過去にもあったけど、いくら素人撮影を演出するにしてもこのカメラ振り回しは酷すぎる、見ていられないよ、見られない作品は内容以前の問題です。
劇場で観た人大丈夫なのかな?

なんて思って見てたのですが、最後にパラマウンコのキャッチが出て、改めてこれが大学のサークル作遺品ではなく、まともなハリウッド映画だったけと認識し、しかもドルビーデジタル、dts、SDDSなんかも使ってたりして・・・
100万ドルくらいつかったのか?え?もっとなの?こんなの企画通るの?そんなのに金だすの?そんな金あるならおれにくれ!
つくったやつみんな氏ね、吐き気がする!

1961 Reply Re:はちみつとクローバー 殿様ギドラ Mail 2008/10/02 16:57

あ~ら、見ちゃったのね。
なんか、10年ほど前に一部ゴジラファンが被災者視点にこだわった怪獣映画を作れ作れと言っていたのを思い出させるものですた。
被災者視点をちゃんと描くっつーのは必要かも知れないけれど、被災者視点しか見せないんじゃ怪獣映画にならないのよ。
ま、なんつーか、中二発想っつーことですわな。

(ハチクロ実写版、BSで放送します。あれ?もう放送しちゃったんだっけ)

1962 Reply 京都の熱き一夜 海軍大臣 2008/10/16 12:56

先週の連休を利用して、第6回京都映画祭に行ってまいりました。
目玉は東宝版【次郎長三国志】全9部作一挙上映という無謀なプログラムです。何が無謀なのかと云うと、上映時間が実に16時間あまりに及ぶ殺人的なもので、夜中の9時半に開映して終わりが翌日の午後2時過ぎまでかかり、若い頃に池袋や浅草の特撮オールナイトで鍛えた(?)私めも大分まいってしまいました。
とは言え、マキノ雅弘監督の最も脂の乗り切っていた頃の作品ですので、眠たいなどと言ってる暇などありません。観客を大いに笑い、泣き、手に汗握らせる抜群の手腕に酔わされっ放しの16時間でした。

それに驚いたのは、客の入り具合の良さです。京都みなみ会館という定員160席位の劇場だったのですが、オールナイトで大体2/3程度は客席が埋まっており、翌朝9時から観る客が合流した結果、最終的にはほぼ満席状態になりました。しかも若い男女の客も多く、流石に文化都市・京都らしい活況ある上映会でした。
これに対して東京では何年か前に渋谷の某名画座で同作の特集上映を行ったところ、初日に客がたった4人しか入らず、トークショーを受け持った映画評論家の山根貞男先生が、
「この広い東京で次郎長三国志を見たいという人間が自分の他に3人しかいないなんて!」
と頭を抱えておられたことが、つい思い起こされてしまいました。(ちなみに山根先生も京都にこられており、その盛況さに喜ばれておられました)

なお、客席には一般客に混じって東映の中島監督も来られていて、私なぞは思わず「先生の【日本暗殺秘録】の大ファンです!」と声を掛けようかと思いましたが、つい果たせず終わってしまいました。

まあ、余談はさて置き、特撮とあまり関係ない作品(それでも東宝特殊技術課が若干関わってはおります)ではありますが、黄金期の我が国映画界の底力を知る意味でも、皆様に是非お勧めしたい作品群だと思います。


1963 Reply Re:京都の熱き一夜 海軍大臣 2008/10/16 18:00

訂正)

(誤)観客を大いに笑い、泣き、→(正)観客を大いに笑わせ、泣かせ


1964 Reply Re:京都の熱き一夜 殿様ギドラ Mail 2008/10/17 15:26

おお、なんという偶然。

マキノ雅彦監督の新作『次郎長三国志』公開とタイアップして時代劇専門チャンネルでマキノ雅弘監督の『次郎長三国志』一挙放送があったのでした。
この機会を逃すかと、これまで未見だった不勉強を払拭すべく全九作を録画したのでありました。

現在第四部まで見ました。

おもしろい!
目を凝らしてじっと見るタイプの映画ではないけれど、
昔々、映画館へ足を運んだのはこういう楽しさを味わうためだったはず、と思い出しました。

セリフのテンポが小気味よく、次郎長一家の面々がそれぞれ個性的で魅力的。
お色気担当の久慈あさみが艶っぽい。

京都での上映が盛況だったとのことで、嬉しいことです。
日本映画再生の予兆ならいいのですが。

というわけで私も次郎長三国志シリーズはお薦めします。
ただし、現在見られるフィルムはあまり状態が良くないものだと推察します。
私が見ている衛星放送バージョンも最良の原版を使っているとは言うものの、
レストアはされていない様子で、コントラストが甘く全体にぼけた感じで音質も相当悪いです。
修復しないと「今のお客さん」には辛いかも。

1966 Reply Re:京都の熱き一夜 殿様ギドラ Mail 2008/10/27 17:17

マキノ雅弘監督の東宝版次郎長三国志を全部見終わりました。

いやほんとに己の無知が恥ずかしい限りで、第九部で完結はしていなかったんですね。
(本来は第十部まで作る予定だったのが、頓挫したとのこと)
第九部荒神山で、さあこれから対決だぞ!と盛り上がったところでおしまいというのはなんとも辛いです。

それから、第六部からなんとも重苦しいトーンに支配されるようになってきて、第五部までの軽快さが失速しているように感じました。
もちろんストーリーが重苦しさをはらんでいるせいもあるのでしょうが、
第八部、第九部あたりは初期の勢いを取り戻してもいい内容だったのではないかと・・。
このあたり、製作事情とも絡んでいるような・・。

会社命令で豚松(加東大介)を死なせなければならなかった無念も影響しているのか。
お蝶、豚松の法事のくだりで志村喬が次郎長一家に説教するところは、
監督の心情のような気もするし、
豚松の母の嘆きも全体のストーリーが要求する以上の丁寧さで描かれていたように思いました。

なんだか悔しい未完の傑作でありました。

1969 Reply Re:押切権現様… 海軍大臣 2008/10/28 12:48

> それから、第六部からなんとも重苦しいトーンに支配されるようになってきて、第五部までの軽快さが失速しているように感じました。

第五部は、甲州に向かう次郎長一家の面々が軽快な歌を唄いながら進む(ちょっと後年の【独立愚連隊西へ】を想起させるのは助監督が喜八さんだからでしょうか?)明朗な場面から一転して、敵味方の入り乱れる大殺陣へと雪崩れ込んで行くチャンバラ映画としてのカタルシスが絶品だと思います。

第六部で私が注目したのは、越路吹雪演じる七五郎の恋女房が、お蝶の病気平癒を権現様に祈願する極め付きの名場面で使われる台詞の流麗さです。
ああした台詞は演出する人間にしろ、演ずる役者にしろ、普段から例えば長谷川伸あたりの戯曲などに親しんでいなければ、書くことも喋ることも出来ないのではないか、なんて考えてしまいます。マキノ監督の【次郎長】が単なるチャンバラだけではなく、情話としての側面を濃厚に有していることが良く理解出切るシークエンスではないでしょうか。

そして本シリーズの到達点とも云うべき第八部の、森繁石松の素晴らしさ。
粋で朗らかで、それでいて自分が死んで道端に埋められても、春にはレンゲや菜の花が咲くのが楽しい、などと嘯くヤクザものの悲壮感(これが日本人の心情にジャストミートするわけです)。

このシリーズに出会えたことは、私の人生の大きな収穫であったと云っても、何の誇張でもありません。
以上、個人的な思い入ればかり述べてしまいましたが、それほど魅力溢れるシリーズであると確信しております。


1971 Reply Re:押切権現様… 殿様ギドラ Mail 2008/10/30 15:59

前回の自分の投稿を読み返してみたら、次郎長三国志の後半部はあまりおもしろくないと言っているように受け取れることに気がついて冷や汗をかいております。

最初の方のコミカルと言えるほどの軽快さが影を潜めたなと感じたのはその通りだし、
自分の好みとして明るく楽しい作品に惹かれる面が強いのは確かなのであります。

けれども、決して次郎長三国志がだんだんダメになっていったとは思わなかったのです。
(そこのところをもっとはっきり書くべきでした)

後半部はまさに情話となっていて、重要人物の死を描くことはもちろん、世間の誤解に耐える次郎長一家の結束の固さが中心になっていて、人間同士の関わりに胸が熱くなるタイプの映画になっていました。
(石松の最期は悲しすぎますよー)
(保下田の久六を迎え撃つための作戦にはニンマリさせてもらいましたが)

今回、時代劇専門チャンネルではマキノ(津川)雅彦氏のインタビューも放送されまして、
次郎長三国志製作当時のマキノ雅弘監督の様子も語られました。
監督がしきりに話していたのは、「やくざ礼賛の映画にはしない」ということだったそうです。
その意志を表明していくのが後半部だったのだな、と気が付きました。
やくざは幸せにはなれないということなのか・・・。

これからご覧になる方へ私からのお薦めポイントを申し上げますと、
群像劇の魅力!となります。
そこには友情もあるし恋もある、裏切りもあれば義侠心もある。
人間同士が関わり合って生きていく上でのあれこれが盛り込まれた傑作です。
(それだけに完結編が見たかったのではあります。黒駒の勝蔵との対決はどうなるのだ!!)

予定通りに放送されるかどうか定かではありませんが、来月24日からNHK BS2でこの次郎長三国志が月~金で放送されるようです。
興味の湧いた方は是非ご覧下さい。

さて、マキノ雅弘監督つながりで・・。
これまた時代劇専門チャンネルで放送された「映画の子 マキノ雅弘-まるで活動大写真のような人生」も見ました。
ttp://www.jidaigeki.com/prog/001510_000.html

まったくびっくりする内容でした。
中心になっているのは1978年製作のTV番組とのことで、マキノ雅弘監督ご本人はもちろん、
ゆかりの映画人がつぎつぎと登場。
永田雅一氏がマキノ監督と一緒に移動車を押してみせる場面には腰を抜かしました。
そのほか伊藤大輔監督の肉声は流れるわ、スタジオトークに稲垣浩監督、藤田進も登場。
藤田進さんがマキノ組の録音助手だったなんて知りませんでした。
また土橋式トーキーを開発した土橋氏も光学録音機とともに登場。
マキノ雅弘監督が当時の若手女優(岡江久美子氏だったか?)に演技指導する場面も勉強になったけれど、
圧巻は森繁久彌によるマキノ流演出術解説。
なーるほど、と唸ることしきり。

雅弘監督が劇映画としては日本で初めてズームレンズを使って撮影したという逸話がそのズームレンズ本体とともに紹介されて、
マキノ組のカメラマンの方曰く、「JOがドイツと合作していて、ドイツのスタッフが日本に置いていったのがこのレンズだ」と。
その合作作品は『新しき土』でありましょう。
番組ではサイレント期も含めた映画が多数紹介されて、マキノ省三告別式のフィルムもありました。
そこに円谷英二似の人物が写っていたけれど、果たして・・。

CS放送の独自番組なので多くの方に見ていただけないのが残念です。
映画の深みを思い知らされる好番組でした。
邦画では戦前の作品が相当数失われているし、モノクロ・スタンダード時代の作品はあまりソフト化もされない現状は嘆かわしいです。
見たくても見られない作品が多すぎる・・。

1965 Reply どこの誰かは知らないけれど・・・の月光仮面 ルー等級つつ大臣 2008/10/22 21:18

第2部以降はビデオで見たけれども第1部はそれまでなく今回、ギドラ掲示板でも書きましたがツタヤででーぶいでーが置いてあったので迷う事なく借りてきたざます。
(まさかここになるとは思わなかった・・。)
で、見てみましたが最初の第1部に関していえば「ヒーロー物」っていうより「探偵物」という感じざますねー。
(月光仮面が出ないエピソードも結構あった。主役のヒーローの出ないヒーロー物は今ではまず不可能でしょう・・・。)
内容は柳木(?)博士が発明した蒸発爆弾を狙うどくろ仮面とインドに赴いて日本に居ない祝探偵の助手である五郎八探偵の活躍(?)といった趣で意外な展開でした。
(それに月光仮面が割り込むといったところか)
展開の古さは否めないけれどこれからどうなるか!?というところで終わるので続きが気になるというのは娯楽番組の基本(の真髄)を味わったざます。
一般的にヒーロー物はワンパターンということで揶揄されましたがこれに関しては皆無というのが意外ざました。
ただ、でーぶいでーにはオープニングが無く(15分の帯番組だからか最初から無かったのか?)一部のエピソードが欠損し(何と第1話が無い!)その上、音質が悪いのは仕方なしとして(画質もだけどまあこれも仕方なしか)第8話に至ってはフィルム傷が酷い上、音声もろくに聞き取れないくらいに状態が悪くなっていました。
(レストアが追いつかないほど不鮮明かつ傷が多かった・・・現存したのが奇跡なほどか?)

ですがそれでも予想外に面白かったので楽しめたざます。
(月光仮面が警察に捕まりかけるシーンは驚いたという事とスポンサーが最初から武田薬品だったんですねーというのは発見ですた。)

1967 Reply Re:どこの誰かは知らないけれど・・・の月光仮面 殿様ギドラ Mail 2008/10/27 17:26

「月光仮面」はちゃんと見たことがないんですよ。
今を去ること20何年前、テレビ放送30周年記念だったかなにかでNHKが何話か放送したことがありました。
そのとき1話か2話か(15分もの2話だったのか??)見たのを覚えています。
芝居のテンポが遅くてちょっと辛かったような・・。

テレビとは違う体制で作られた劇場版は全作見たはずなんですが、
あんまりよく覚えてないっす。

テレビシリーズだとやっぱりマンモスコング編が気になる・・。
劇場版ではマンモスコングと言いながら、ゴリラが暴れてるようなものだった、んじゃないかなー。

1968 Reply Re:どこの誰かは知らないけれど・・・の月光仮面 ルー等級つつ大臣 2008/10/27 21:19

> 「月光仮面」はちゃんと見たことがないんですよ。
> 今を去ること20何年前、テレビ放送30周年記念だったかなにかでNHKが何話か放送したことがありました。
> そのとき1話か2話か(15分もの2話だったのか??)見たのを覚えています。

ミーも実はビデオで見る前はそれで見たのかな?と思ってました(汗)
確かに特番でやってましたね。
ただその時は第2部以降かと思うざますよ。
(その時はまだ第1部のフィルムは行方不明だった。)
確かに芝居のテンポは・・・遅い・・・ざますね・・・。
緊迫感が薄い所もありますしね・・・。
それでも不気味さというのは出てましたよ。

劇場版に関してはミーは未見で何も言えないのですがマンモスコングに関しては
テレビシリーズの方が上ですよ。
(劇場版のコングはただの特殊メイクの怪人だがテレビシリーズでは「怪獣」になってましたし低予算の割には戦隊もののミニチュアセットを凌ぐきちんとしたミニチュアワークになってました。)

1970 Reply Re:どこの誰かは知らないけれど・・・の月光仮面 殿様ギドラ Mail 2008/10/30 15:57

> (劇場版のコングはただの特殊メイクの怪人だがテレビシリーズでは「怪獣」になってましたし低予算の割には戦隊もののミニチュアセットを凌ぐきちんとしたミニチュアワークになってました。)

うむむ、それは興味津々。
そういや、「マリンコング」の動画を発見しました。
ttp://mix.lycos.jp/mix/hagarenLXiMd47
あっしは動くマリンコングを初めて見ました~。

1972 Reply 11月になって 殿様ギドラ Mail 2008/11/05 16:43

ついつい思い出してしまうのはゴジラのこと。
54周年を迎えた我らがゴジラではありますが、先行きは明るくないような。

ゴジラについて何か書いてみようと思い立ったものの、「2000ミレニアム」以降の滅茶苦茶ぶりを思い出したら虚しくなるばかり。

頼むから安易な復活はやめてね。
(ウルトラの流れを鑑みるに、70年代ゴジラのノリで復活されそうで怖い←2000年代ゴジラよりはマシか)

1973 Reply Re:11月になって ゾンデ5号 2008/11/05 17:13

54周年という事で私は「ゴジラの息子」を観ました。
最近この作品もやっと評価されてきてるようですが、南海ものの怪獣映画としては完成度は高いですね。
ゴジラ・ミニラが擬人化されているのは認めますが、「怪獣」であるという事は忘れておらず、ゴジラが上陸したせいで実験隊本部が滅茶苦茶になったり、ミニラとクモンガが戦ってるせいで実験隊が避難してる洞窟が被害を受けたりと、いくらミニラがサエコと仲良しでも、状況によっては人間にとって迷惑な存在になっている所はなかなかです。
こうして見ると60年代のゴジラは、まだ「人間にとって迷惑・脅威な存在である」というのは貫かれていたのですね。(と言っても「対ガイガン」辺りまでは人間に警戒される存在だったのですが)

>頼むから安易な復活はやめてね。
(ウルトラの流れを鑑みるに、70年代ゴジラのノリで復活されそうで怖い←2000年代ゴジラよりはマシか)

全くです。
復活するならゴジラの魅力を多角的に検証してから復活させて欲しいです。
「既存の怪獣の設定・デザイン変更は無し」というのは絶対貫いて欲しいですし、IT社会になった日本で怪獣が大暴れしたらどうなるか、なんてドラマも見たいですね。
「本多・円谷時代に縛られてゴジラの魅力が出てない」なんつうお馬鹿な文句は気にしないで、円谷英二監督が演出した怪獣の魅力を引き出して欲しいものです。


1974 Reply Re:11月になって 殿様ギドラ Mail 2008/11/09 10:28

ゾンデ5号さん、レスに感謝します。

おっしゃるとおり、『ゴジラの息子』は良い映画ですね。
円谷怪獣は堅苦しいものじゃないんです。(「~息子」は有川演出だけど)
ゴジラ映画と限定すれば、三作目の『キングコング対ゴジラ』ですでにコミカルな味を出しているのですから。
古株のファンだったら、そんなコミカルさも含めて怪獣映画を楽しんでいたはずなのに、
いつから怪獣映画がおふざけをやっちゃいけないことになったのか。
(いや、ふざけると言っても限度はありますよ)

ゴジラ復活の動きはやっぱりあるようですね。
やまなし映画祭でゴジラ復活祭というイベントが組まれたりしたようですし。
(富山省吾さんや大河原孝夫さんを招いてのトークショーがあったらしい)

私も復活させるなら
>「既存の怪獣の設定・デザイン変更は無し」というのは絶対貫いて欲しいです

このご意見に大賛成です。

そして、84年以降、ストーリーの主眼がゴジラ退治にしか向かわなかったことを猛反省してほしい。
本多・円谷作品のおもしろさはゴジラ退治から生まれていましたか?

それから怪獣映画は怪獣が主役であっても、人間描写がいい加減ではダメだということも認識してほしい。
(例を挙げれば「×メカゴジラ」の配置転換の命令に易々と従っていた人物が「戦うことで自分の居場所を勝ち取る」と語ったり、
妻を亡くしてほんの数年の男が若いネーチャンに色目を使ったり、じゃダメなのよ)

>「本多・円谷時代に縛られてゴジラの魅力が出てない」

はぁ~。頭の中がどうなればこんな「素敵」な考え方が出来るんでしょうね。
第一に本多・円谷コンビのゴジラが魅力的だったからゴジラに人気が出たんでしょ。
第二に昨今のゴジラ映画は本多・円谷演出を無視して作られているではないですか。
あたしゃ本多・円谷時代に縛られた作品を見てみたいよ。
(1960年代風の映画という意味ではないぞ)

本多・円谷時代の作品を参考にするのがいやなら、ゴジラではない怪獣を使ってください。

1975 Reply Re:11月になって ルー等級つつ大臣 2008/11/09 14:06

遅ればせながら私も。
そうそう11月3日となると思い出すのがゴジラの事ざますけれども
新作の動きがあるみたいですけれど安易な「個人主義的」な展開はもう勘弁して欲しいとすら思うざます。
(もし人間ドラマの充実を図りたいなら群集劇として作って貰いたい。)
ただ新作に関しては私は(本多、円谷作品の志を継ぐ作品ならば)賛成なのです。
84年、そしてミレ二アムシリーズが中途半端で終わってしまったのはひとえにストーリー自体がもうバリエーションの無さで自滅していったのでしょうしこれは散々言ってきたことですが新作自体、本多、円谷コンビが築き上げてきたゴジラとは全くの別物でそれまでのシリーズを支えてきたファン(私も含む)の期待を裏切った代物だったからだと思ってます。
(今になって思うけれどこの平成2シリーズって本来のゴジラシリーズでなく「ウルトラマン」でいうと「A」とか「タロウ」みたいなものだったんですね・・・。
単なるアイコンとしてゴジラを利用したような・・・。そんな意味ではゴジラは未だに復活を果たしてはいません・・・。)
「息子」の件ですが私も別に悪い作品とは思ってませんし本来のゴジラの設定を踏襲した作品だと思ってます。
(「三大怪獣」以降ゴジラは人類の味方になっていったと揶揄されてますがそんな事は無く依然人類の脅威として存在しておりますので嘘と思います。)
もし復活するとなれば当然ながらデザイン設定の変更は絶対に無しにし本来のゴジラシリーズとして製作して欲しいと思います。
(全く安易な復活は止めて欲しいというのは同意ざます。)

これは危険な見方とは思いますがプロッド作りが難しいのであれば嘗て技術的に難しかったという事で没になってしまった60年代のシナリオを映像化するってのも手だと思います。
(具体例  「フランケンシュタイン対ゴジラ」、「続 キングコング対ゴジラ」等。)

1976 Reply Re:11月になって 殿様ギドラ Mail 2008/11/13 15:06

ルー等級つつ大臣さんもありがとうございます。

思い返すとあれから10年経ってしまいました。
「あれ」、ハリウッドが鳴り物入りで公開した『GODZILLA』。

私がwebで発言するようになったのも、あれがきっかけ。
公開前からアメリカの公式サイトをチェックして、ハリウッド大作としてのゴジラにものすごく期待していました。
ところが蓋を開けたらあの有様。
それなのに雑誌の記事などには「ゴジラと思わなければおもしろい」とかなんとか。
(このあたりの論調はアメリカのゴジラファンが『GODZILLA』に猛反発という情報が入ってくると変化する)

なんてこった、と、ゴジラ情報をwebサーチしてみたら東宝が運営するハリウッド版公式サイトを発見したのでした。
そこにはBBSが設置されていて、自由に意見を書き込めるようになっていました。

もう、書いた書いた。

ハリウッド版のウェブページが終了したあともゴジラサイトは引き継がれ、BBSも新規に設置されました。
ここにも書いた書いた。

でも、だんだん荒れ果ててきて、収拾がつかなくなってBBSはあえなく終了。

ハリウッド版BBSから数えても一年にも満たない期間でしたが、東宝サイドがファンの声を直接汲み上げた貴重な企画でありました。
しかし、その結果生まれたのが『ゴジラ2000ミレニアム』なのか・・・。

いや、「2000ミレニアム」だって、それ以降の作品だって、ファンの声を取り入れたと思われるフシはたくさんありました。
しかしそれは非常に表面的なやり方だったと言わざるを得ません。

人気怪獣の使い回し、というレベルのこと。

まあファンの声といっても人それぞれにいろんな意見がありますから、製作側としては納得できたアイディアだけを採用するのは当然です。
というわけで、本多・円谷・関沢トリオの発想に範を求めた作品が作られなかった、ということなのでしょう。

そんな10年の流れを思い返すと、新たな人材が製作の中核に現れない限り新作に期待は出来ないんじゃないかと思えてなりません。
(大のゴジラファンであるという手塚昌明監督でさえ、初代ゴジラが人間の手先になって同族を倒すというストーリーを面白いとお考えだったし)

ファンサイドの意識だって、人気怪獣がどんな形であれ再登場すればそれだけで喜ぶ風潮も強かった。
(GMKの怪獣たちはあれでいいの? 『モスラ』の中條が再登場したって『モスラ対ゴジラ』の話はなかったことにされているのにそれでいいの?
マンダ?ラドン?アンギラス?カマキラス?クモンガ?ミニラ?キングシーサー?ヘドラ?エビラ?ガイガン?ゴラス??轟天????あれでよかったの?)
というのはゴジラファンと自他共に認めるほど入れ込んでいる人だけの話かもしれません。
ファンサイトを覗くほどではないけれどゴジラは好き、という人の意識はまた別でしょう。
(DVDの売り上げやレンタルの数はどの時代の作品に軍配が上がるのか?)

ウルトラマンメビウス系の新作ウルトラの評判がいいというのも不安材料のひとつかもしれません。
怪獣宇宙人の設定・デザインを改変していない、というところはいいところ。
でも、ストーリーはどうなのよ、と。
最新作は見ていないけれど、TVシリーズや劇場版第一弾のへなちょこぶりは目を覆うばかり。
ゴジラ映画もそんなことになったら、イヤだ。

>没になってしまった60年代のシナリオを映像化するってのも手

く~、わかる、わかるけれど、「生物彗星WoO」の例があるからなぁ。
危険ですぞ・・・

(おいらも群衆劇の怪獣映画は見てみたい、いや、作ってみたい!!)

んぁぁぁ、いかんいかん。
絶望的になってはいかんのじゃーー。
当面できることは、こうやって誰が読んでいるかわからないままでも思いを公表していくことなのじゃーー。

ゴジラ映画を作るなら『キングコング対ゴジラ』『モスラ対ゴジラ』『三大怪獣地球最大の決戦』の三本を徹底研究して臨むべし!


1978 Reply Re:11月になって ルー等級つつ大臣 2008/11/16 19:20


> >没になってしまった60年代のシナリオを映像化するってのも手
>
> く~、わかる、わかるけれど、「生物彗星WoO」の例があるからなぁ。
> 危険ですぞ・・・
でもあれは金城氏のシナリオを忠実にやったものでなくそれこそ「改悪」したものですから・・・・。
(本来だと主人公はグラビアモデルのカメラマンだからあれは完璧な別物でしょう・・・。)
私が言いたいのは変な変更したものじゃなくて没になったシナリオの「忠実」な映像化ざますよー。
風俗部分も含めての完璧な映像化で。
言うのも難しいかもしれませんが60年代的な演出でも構わないとも思うし現在を舞台にするなら時代設定のみを変更してキャラクターの方を一切変更なしにするのも
いかと思います。
(この場合、ゴジラなど怪獣は勿論、登場人物も全く同一にする)
あるいはそれこそ香山滋原作の原典に戻って新キャラクターを出すのも面白いかと。
(この場合だと「怪物ジオラ」や「ゴリオン」などをゴジラと戦わせる作風でもと。あ、「ガブラ」もだった・・・。)
閑話休題。
私の場合だとギドラ氏のサイトがきっかけで色々と口を出したり私のサイトが出来たわけですがここ数年の新作ゴジラに関してはギドラ氏と同じ想いでしたよ。
どこか煮え切らないというか何かが欠けているというか改悪の諸悪の根源は何なのか・・・とか。
(最近特撮解説の更新が途絶えてるのは恥ずかしい限りではありますが・・・。)
これはやはりここ数年の新作はストーリーがワンパターンな上、「人気怪獣さえ出せばあとはどーでもいいや」という安易な体制だったんですね・・・。
(これが私が本来のゴジラシリーズの新作が無いといった理由です。
もし違うならば「モスラ」の中条博士が再登場しても「モスゴジ」での事件が出てこない筈が無いし毎度のようにリセットするわけもない・・・。)

ゴジラ映画を作るなら『キングコング対ゴジラ』『モスラ対ゴジラ』『三大怪獣地球最大の決戦』の三本を徹底研究して臨むべし!
そうそうこれらを執筆した関沢新一氏のシナリオを研究してからねと思ってしまうのでした。




1977 Reply 残念…! 海軍大臣 2008/11/14 18:24

断念なお知らせです。

年頭に報告しました、竹内博さんの【円谷英二全集】(仮)ですが、出ない出ないと思って知人に問い合わせてみたところ、現在のところ諸般の事情で暗礁に乗り上げた形になっているようです。

何としてでも日の目を見てもらいたい出版企画だったのですが…


1979 Reply Re:残念…! 殿様ギドラ Mail 2008/11/19 14:41

うっ。
なんということでしょう。
私も非常に楽しみにしていたのですが・・。

諸般の事情とは一体・・・。

何年か前、池田憲章さんによる特撮映画研究本が出るという話がありながら未だ出版されていないのも気になってます。

もし、出版社が売れないと判断しての延期(中止?)ならば、どうか別ルートでの出版を目指して欲しいです。

1980 Reply ゴジラを迷走させないために 殿様ギドラ Mail 2008/11/19 14:47

前スレが長くなってしまったので新たにスレッドを立てます。
ルー等級つつ大臣さんの1978番投稿に続く記事です。
(つつさんとはGMK以来ですから、長いお付き合いになりましたなー)
**************
やや、すいません、つつさんはちゃんと「シナリオ」と書いてらっしゃったのでした。
昔の企画を復活させるという話になると「WoO」の悪夢が甦ってしまって、冷静さを欠いてしまいました。
陳謝陳謝。

というわけで、せっかくなのでもう少しゴジラの話を続けてみようかなと思うのでした。

以下、ゴジラスタッフに向けて偉そうに書いてみる。

私が望む新作は怪獣マニア以外のお客さんにも訴求するものです。
ゴジラ映画の新作がない時代にも怪物映画は世界中で作られていたわけですから、異形の怪物が出てくる映画は普遍的な価値を持つと言っていいはずです。
そんな世界の怪物たちの中でも怪獣ゴジラの人気が高いのはなぜか、と徹底的に考え抜いた新作を作って欲しい。

姿形も性格も変えるべきではないのです。
ゴジラそのものを変える必要は一切なし。(ここで言うゴジラとは、二代目ゴジラのこと。初代は死んでしまったし、三代目以降はストーリーに断絶があるから考慮に値しない)

そしてゴジラ映画(関沢脚本)がおもしろかったのはなぜかを分析せよ!
基本的に、怪獣対策の仕事はしない人間が中心になって話が進むのではありませんか?
それが怪獣事件の社会への影響を描くことに繋がっているのです。
それから、ゴジラ映画は恐怖映画ではないということ。
スペクタクル映画であり、怪獣によるアクション映画であったのです。(近年の怪獣映画は怪獣アクションの殺陣がまるでダメ夫)

怪獣ファンの中にも軍隊による怪獣対策にばかりこだわる人(『大怪獣バラン』や『サンダ対ガイラ』にやたらとご執心)がいますが、
本多・円谷・関沢トリオ作品では軍隊対怪獣を主軸にした作品は少なかったということに気づきましょう。
怪獣映画の核心はそこにはないのです。

私は怪獣が好きです。
なぜなら人間ごときには倒されないから。(本多作品での例外はバラン、マンダ、ドゴラぐらいか。初代ゴジラも人間に殺されたとは言えるけれど、オキシジェンデストロイヤーの特殊性を考慮せよ)
その不死性も魅力の一つではないでしょうか?

さあ、怪獣が死なない怪獣映画はどうやったら成立しますか?
ドラマの軸を怪獣退治に持って行ってしまったら、カタルシスのない作品になってしまうでしょう。

(てな話はいままで何度も書いてきましたが、必要なことは何度でも書くぞ)

そこで関沢脚本のお勉強です。
人間側の主人公が背負うストーリーはどんなものか、そしてどのように怪獣事件に関係していくか、基本形を学びましょう。
怪獣は怪獣で好き勝手に動くのです。
怪獣と人間側の主人公が対峙する必要はないし、むしろ対峙しない方が良い。
怪獣に立ち向かうのは人間社会であって、特定の個人ではない。
そうすることによって物語の幅が広がり、スペクタクル感を生むことができます。
また、対立軸に怪獣以外のものを持ち込むことによって怪獣に興味がない人にも見所を作ることが出来ます。
(恋愛の要素でもよし、社会問題でもよし)

やたらと新奇なことや珍奇なことをやろうとしないで欲しい。
ゴジラ映画の周辺にいまどんな人材が居るのか知りませんが、本多・円谷・関沢・馬淵・伊福部という先人に簡単に勝てるとでも思っているのでしょうか。
自らの創造を諦めろと言いたいのではありません。
まずは先人に学ぶ謙虚さを持て、と言いたいのです。
その上で、先人たちには知り得なかった現代の社会・人間・科学の有様を取り入れたドラマ作りをすべきです。
映像構成も同じ事で、映画映像の基本を守ることから始めて欲しい。

それから特撮映像の作り方はリアリティを大事にすることが基本でありましょう。
「怪獣映画ではこんな壊れ方をしたよね」ではなくて、「身長50メートルの怪獣がビルを押し倒せば、このように壊れるはず」という映像を見せて欲しい。
特撮が21世紀標準のリアリティをクリアすれば、特撮マニアではないお客さんは取りあえず納得するでしょう。
(GFWがマニア以外のお客さんを取り込めなかったのは、特撮がショボかったからでは?ジャニーズアイドル主演で宣伝効果はばっちりだったはず)

と、今日はこれぐらいにしておきます。
遅くとも2014年には新作ゴジラ映画が登場するのでしょう。
そのとき落胆しないために言うべき事は言っておきましょう、
そして、
明日の特撮のために!

1981 Reply 『大坂城物語』のサントラ ゾンデ5号 2008/11/20 21:56

とうとう『大坂城物語』のサントラを購入しました。
まず驚いたのが音質の良好さです。
録音時の情景が目に浮かんでくるようで、とても48年前の音には聴こえませんでした。
ボーナス・トラックに伊福部先生の稲垣浩監督時代劇作品での音楽(『柳生武芸帳』『柳生武芸帳 双流秘剣』『或る剣豪の生涯』)も収録されているのも良かったです。
そして改めて伊福部先生の音楽構成の巧みさに感動(?)しました。
豊臣家の末路を暗示するかのような、諸行無常感、悲壮感漂うオープニング・メインタイトル、殺陣の場面を大いに盛り上げるマーチ音楽、そして茂兵衛と阿伊の愛のテーマ・・・。
エンディングが茂兵衛と阿伊の愛のテーマで終わるのは、辛い宿命・権力闘争から救われた2人を祝福する意味もあったのでしょうか。
また、稲垣浩監督作品との思い出を語る伊福部先生の生前のインタビュー、特撮班の美術担当渡辺明氏のスナップなども収録されており、資料としてのポイントも高いです。
そして、いかに伊福部音楽は時代劇にもこんなに合うのだろうか!と唸らされました。
『大坂城物語』を観られた方は、買っても損が無いと思います。

そして前にも一度申し上げましたが、特撮ファンよ、この様な作品にも目を向けてください!


1983 Reply Re:『大坂城物語』のサントラ 殿様ギドラ Mail 2008/11/26 15:34


『大坂城物語』のサントラは丁寧な作りでお買い得ですよね。
ケースの端っこから伊福部先生が顔を覗かせているのも嬉しいデザインです。
(同様のデザインは「伊福部昭 映画音楽の世界」にもあり)

> そして前にも一度申し上げましたが、特撮ファンよ、この様な作品にも目を向けてください!

私も同感なんだけれど、特撮と言ったときに、変身ものに直結してしまう方々には難しい話なのかもしれません・・。

1984 Reply 私は貝になりたい 殿様ギドラ Mail 2008/11/26 15:58

橋本忍さん自ら改訂したシナリオを使うということで、おそるおそる見てきました。

まじめに作ってあるし、時代の再現という面でも違和感は少なくて好感が持てる映画でした。
旧版と同じ話ですから、戦争・国家の理不尽さを斬る視点はあります。
(あの戦争が誰の名の下に行われたのか、正義の味方を気取るアメリカの欺瞞などなど・・・)

新作としてこういう映画が出てきたことは喜ばしいことだし、
未見の方にはお勧めします。

その上で、私が感じた不満点を。

全体に演出が感情的すぎる。
ドラマチックに盛り上げようという意図が感じられて、ウソくさくなっていると感じました。
史実に基づいているわけですから、作り事っぽくなることは極力避けるべきだったのでは?
それから、石坂浩二演じる矢野中将の見せ方はあれでよかったのでしょうか。
いい人にしか見えないのは、ちょっと違うのでは?
(問題の事件を引き起こすことになる「曖昧な命令」は、本当に本人にとっても曖昧だったのか?彼の戦中・戦後の意識の変化を感じさせる芝居はなかったと思う)
その結果、東京裁判の理不尽さばかりがクローズアップされて、日本軍の理不尽さが薄まってしまった。

それから、音楽がうるさかった。
これも映画全体が感情的であることと関係しますが、叙情的すぎるし、軍隊の様子を見せるときに勇ましいメロディを使ってしまう無神経さに白けました。
(それでも四六時中音楽が鳴っていたわけではないのでダメダメということではないです)

良いシナリオを使っても傑作にはならないという見本なのか・・・。
(シナリオ的には旧版より良くなっている点はあるのだが)

特撮は必要充分な効果を上げていたと思います。
でもアメリカの無差別爆撃を批判する視点があるのだから、空襲シーンは遠景で見せるだけでなく、破壊の渦中にカメラも入り込むべきだったと思いまする。

1985 Reply デラックスに抱かれて! 殿様ギドラ Mail 2008/11/26 16:13

というわけで『秘密結社鷹の爪The Movie Ⅱ私を愛した黒烏龍茶』博士ボックスです。

本編の感想は、何度見ても面白い、で、絵のおもしろさ、セリフの面白さ、演技の面白さはホントに癖になりますよ。

DVDとしてはボックスにのみ付属の特典ディスクが内容充実ですばらしいです。
本編中で言及されるDXファイターのDVD「デラックスに抱かれて」が収録されているあたりの遊び心が嬉しい。
そして、そこではDXファイターの心情が語られ、あの正義か悪か判らない男の覚悟がうかがい知れるあたり、単なるオマケ映像ではありません。

ほかにもサントリーやカスペルスキーのwebサイトで公開されていたCM作品なども収録されていて資料性も充分。
それからFROGMANによるFLASH講座はシナリオの作り方を解説していて、
ストーリーの緩急を上手く作れないライターさんは参考にして欲しいですな。(シナリオ塾でも教えそうなもんだが、下手な人も多いしね)

「私を愛した黒烏龍茶」、まだ見ていない人はお店に走れ!(セルでもレンタルでもいいぞよ)

1986 Reply 韓国怪獣映画D-Wars 三沢狸 2008/11/28 13:03

ご無沙汰しております。三沢です。
さて、明日よりいよいよ例の話題作「D-WARS」が公開されます。
まあ、作った国が作った国なのでアレですが、
怖い物見たさでもあります。
詳しくは”ttp://movie.maeda-y.com/”で書かれております。

なんだかなあ

日本のゴジラですが「ALLWAYS」の二作目冒頭が良い!
私的には昭和30年代に戻ってゴジラをリメイクした方が
ゴジラ復活の一番の近道になるような気がします。

ではでは

追伸「ハッピーフライト」おもしろかったです。
怪獣映画からは外れますが、おすすめします。

ヒットしてない気がしますが。

1987 Reply Re:韓国怪獣映画D-Wars 殿様ギドラ Mail 2008/12/01 16:40


三沢狸さん、お久しぶりです。

ようやく日本公開になりましたねぇ、「D-WAR」。
(なぜか邦題は「D-WARS」と複数形になる)
近所の劇場では上映していないので車を飛ばして見に行きました。

監督さんがかの「ヤンガリー」の人ということで、相当ハチャメチャな映画になって居るんじゃないかと思いきや、
いちおう話の筋は通っていました。

でも、シナリオも演出も荒いというか、大雑把というか、素人作品みたいでありまして、
なんでーーーっ?と思うところがたくさんありました。

しかし、つまらなかったかというとそんなことはありません。

怪獣ファン、特撮ファンならなかなか楽しめる作品に仕上がっていたと思います。
(韓国では大ヒットということなので、怪獣・特撮にこだわりがない人にも受け入れられたということでは。それこそ、私が思う怪獣映画の普遍性を証明する事態じゃないのかーー。だって、ほんとにシナリオはメタメタなんだもん)

異形のものがいる風景、その戦いをきっちり見せようという姿勢が心地よいです。
ロサンゼルス市街戦は素晴らしい出来で、エメリッヒ「GODZILLA」、「トランスフォーマー」、「クローバーフィールド」のどれよりも興奮度が高いです。
地上に展開する魔物(?)と怪物の軍団、空中を乱舞する小型ドラゴン、迎え撃つ米軍の戦いはさまざまなシチュエーションを丁寧に描くことで、乱戦の攻防をスケール感豊かに小気味よく見せてくれます。

それから、前半で描かれる16世紀李王朝のくだりも、怪獣とは土俗的なものであるということを気持ちよく見せてくれます。
(近代兵器がない時代に怪物が出てくるあたりは「プルガサリ」にも似ていた)

そして、クライマックスの荒野。(ここへの場面転換がひどく不器用で一体どこに移動したのかさっぱりわからず)
大蛇(200メートルもあるのよ)同士の戦いはちゃんと動物の戦いになっていて、ほんとに久しぶりに怪獣バトルを見ている気分を味わいました。
さらに良いもんの大蛇が変化した龍がかっこいい!
成田亨さんが描いた龍を思い出したりして。
その龍の表情やフォルムを丁寧に見せる画面構成がまた、怪獣好きをくすぐります。

特撮シーンの出来に対してドラマ部分が酷すぎるけれど、充分楽しめたのであります。

(映画全体が怪物に対して暖かい視線を持っているのが心地良いんだよなぁ。その一点は「ヤンガリー」にも共通。監督のシム・ヒョンレ氏は『ゴジラ』をもっとも敬愛するとのことで、やっぱりな、と)

「ALWAYS」は一作目がどうにもこうにも肌に合わなかったので続編は見てませんでした。ゴジラが顔を出すらしいとは噂に聞いていたのですが・・。
「ハッピーフライト」、よかったっすか。うーん、まだ上映中だけど、私的には「252」や「地球が静止する日」のほうが優先か・・。

1988 Reply Re:韓国怪獣映画D-Wars 三沢狸 2008/12/03 02:19

「地球が静止する日」ですが、旧作はごらんになりましたでしょうか。
名匠ロバートワイズ監督 1951年度作品。
白黒ですが、戦車や大砲を溶かしちゃうシーンとか、結構はらはらして
見た記憶があります。
今度のリメイクはどうなんだろうなあ。
「252」も気になります。
最近日本映画、テレビ局が収益の柱として企画しているみたいですね。
がんばってるな。
「感染列島」も気になります。
CGが多用されて結構見応えあるシーンが多くなりました。
ではでは

1989 Reply Re:韓国怪獣映画D-Wars 殿様ギドラ Mail 2008/12/03 18:16

> 「地球が静止する日」ですが、旧作はごらんになりましたでしょうか。

見てまっせー。
旧版の邦題は「地球の静止する日」でしたね。(リメイク版はちゃんと区別できるタイトルにしてくれたので助かります)
すごく知的な映画で、まじめさが印象強いです。
その分、派手さが足りなくてスペクタクル感は薄かったような。
今回のリメイク版ではずいぶん派手なシーンもあるようなので、ちょっと期待しています。
それと、核兵器開発競争が問題だった50年代とは違った問題提起をしてくれるんじゃないか、なんて・・。

> 「感染列島」も気になります。
そうそう。私も鑑賞予定に入れてます。
作品の出来がどうなのかが問題ですが、こういう題材を邦画が再び取り上げるようになったことは嬉しいです。

年末年始は要チェック映画が多くて嬉しいような怖いような。

1990 Reply 富山省吾さんのコメント 殿様ギドラ Mail 2008/12/05 14:46

ゴジラについてまだ書くぞ、と思っていたら、日本映画専門チャンネルのゴジラブログにやまなし映画祭でのトークショーの模様がアップされていました。

その1
ttp://hd-godzilla.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/in-db79.html#more

その2
ttp://hd-godzilla.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/in-b049.html#more

その3
ttp://hd-godzilla.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/in-ba67.html#more

みなさんはどうお感じになったでしょう。

私の思うところはまた日を改めて・・。(今日は時間がないのよ)

1993 Reply Re:富山省吾さんのコメント ゾンデ5号 2008/12/05 21:22

富山P、「ゴジラがジャンル映画になってしまった」と仰っておられますが、「なってしまった」のではなくて、「してしまった」のではないかとも思います・・・。
まだゴジラ製作の意志はあるようで「次ゴジラが出てくる時は、大娯楽映画にしたい」と仰ってますが、それこそ関沢新一脚本を研究するべきではないでしょうかねぇ・・・・。

1995 Reply Re:富山省吾さんのコメント 殿様ギドラ Mail 2008/12/09 16:25

ゾンデ5号さん、レスに感謝します。

>「ゴジラがジャンル映画になってしまった」と仰っておられますが、「なってしまった」のではなくて、「してしまった」のではないかとも思います・・・。

同感です。
富山さんは「怪獣映画がジャンル映画になってしまった」とおっしゃっているわけで、おそらくゴジラだけでなく、ガメラやウルトラも含めてのことと思います。

マニアのみが興味を惹かれる作風、ということでは、平成ガメラがその先駆だったのではないでしょうか。
詳論は省くとして、平成ガメラが3作を通じて行ったことは、怪獣映画をひねくることでした。
まず怪獣映画ありきで、それまでの怪獣映画がやらなかったことを模索した結果だったように思います。
(ガメラを使いながら、湯浅ガメラとは別物にしてしまったことの罪はひとまず置いておきます)
もちろん新しいことにチャレンジするのは悪いことではありません。
しかし、新しさを重視するあまり、怪獣映画の本来的な魅力を忘れてしまった。
こうなると、怪獣映画を見続けてきたお客さんを驚かすことしか出来ません。
「あ、いままでの怪獣映画とは違う」という楽しみ方です。
いまだに支持者がいるのもその辺りが理由でしょう。

でっかい動物が出てきて戦う映画であるはずなのに、その動物の説明ばかり聞かされて堅苦しさ満載。
大人なら判じ物としてある程度楽しめるかもしれないけれど、幼い子供には退屈だったのでは?
いやいや、大人でも平成ガメラを見て野性を呼び覚まされた人はいないでしょう。
怪獣映画の楽しみは野性を解放する楽しみだと考えるのは私だけでしょうか。

マニアからはバカにされつつも、大衆の支持という点では平成ガメラに勝った平成VSゴジラのほうが本来の怪獣映画に近かったというのが私の見解です。
くどくどしい説明より暴れる怪獣を見せることを優先したのが平成VSシリーズだったのではないか、と。
(「vsビオランテ」は除く。この作品の影響下にあるのが平成ガメラである)

ところがミレニアムゴジラシリーズになって、平成ガメラとはまた違った何をやりたいのかわからない変なシリーズになってしまいました。
84から始まる、初代・二代目ゴジラの作品内容は無視する作劇は踏襲しながら、やたらと過去の作品から人気怪獣を引っ張り出してきたり、
特定の過去作との繋がりを強調してみたり・・。
そしてミレニアムシリーズの作品同士にも整合性はない。
あるいは昔の特撮作品によく出ていた俳優さんをこれ見よがしに引っ張り出したり。
こうなると鵜の目鷹の目でゴジラ情報を収集しているようなマニアしかついて行けません。
(設定改変や過去作の無視を気にしないマニアがいるっつーのも奇異なことだけど)
その上、ストーリーの作り方が「ゴジラを倒せ」でしょう。
富山さんはハリウッド版を「(ゴジラは)人間に倒されない、というのが大前提の“主役”なのが、人間に倒される“相手役”になってる。」とおっしゃっていますが、
ミレニアムシリーズこそ(平成VSもそうだった)ゴジラを人間に倒される相手役にしているではありませんか。
劇中でゴジラが倒されるか否かが問題なのではなく、ストーリーの主軸が「ゴジラを倒す(殺す)」ことになっているのが問題。
(「ファイナル・ウォーズ」は別でしたね。あの映画ではゴジラは脇役ですから)
ある種のマニアが唱える「悪のゴジラ」を受け入れれば、ゴジラ殺しの物語を作らざるを得ないということなんでしょうか。
そこには、日本の怪獣映画が持っていたアクションとスペクタクルのカタルシスは生まれません。

ゴジラゴジラとわめき立て、ゴジラのバリエーションを収集しようとしているマニアしか見ない映画になってしまったのがミレニアムシリーズではないでしょうか。
(アクションもぬるい、スペクタクル感もない近作でもおもしろいと思っているゴジラファンの気持ちは私にはわからない)

本当に、関沢新一脚本の作品を研究し直して欲しい。
怪獣映画がなぜ人気を博したのか、原点を見直して欲しい。
第一作『ゴジラ』はもちろん重要。
しかし、日本の怪獣映画が確立されるのはいつからなのか。

未来を見据えれば、富山省吾さんの「次ゴジラが出てくる時は、大娯楽映画として観れる、そういうものにしないと駄目だ」というご意見には大賛成です。
問題はそのためにどうするか。
少なくとも、海外のスタッフを招聘することではないと考えます。

有名な外国の映画人を起用するのは宣伝効果は期待できても、作品の向上には繋がらないでしょう。
特にシナリオや音楽は外国人には無理ですよ。
日本の怪獣映画は日本の風土からしか生まれ得なかったものだし、それを身につけた外国人がいるとは思えません。
CGクリエーターだからといって、シナリオの意図を理解できない作家にはいいCGは作れません。
せいぜい海外俳優の起用に留めるべきです。

さて、この度の富山省吾さんのコメントで大きく引っかかったのは、
ゴジラを「核実験から生まれた怪獣、つまり人間が生み出してしまったもの。」と捉えていらっしゃること。

待て待て待てーーー!
それは平成VSゴジラの設定でしょうがぁぁぁぁ。
やはり原点に戻すつもりはないということなんでしょうか。
『ゴジラ』をちゃんと見れば、ゴジラは核兵器に耐える生命力(核爆弾の破壊力なのか放射線なのかはぼかしてある)を持つ生き物とされてはいますが、
核実験によって生まれたとは描かれていませんよ。
これもゴジラの巧妙な設定のひとつなのに・・。
(ストーリー上、核実験の結果ゴジラが人類の眼前に現れたわけですから、ゴジラと核兵器を重ねて見るのは当然ですが、劇中世界において核兵器がなければゴジラが存在しなかったわけではない)

ゴジラは人類の科学力が及ばない大自然の象徴という役割も持っています。そんなことは常識では??
そこを間違えるととんでもない事になりますよ。
(インファント島の謎の汁にもこのゴジラの設定に似た発想がある。核兵器を廃絶できないならそれを克服出来ないか、という作り手の願いがこもっているのでは)

ゴジラを単純に核兵器と同一視することは、ゴジラを負の存在に貶めてしまうことに繋がります。
そういう発想はやめて下さい。
ゴジラの中には希望もあるのです!

さらにゴジラが人間が生み出したものだという見解に繋げて、人間の鏡像であるとも。
どうしてそういう発想になるのか、どの作品のどの描写を見ればそう感じられるのか、私にはわからない。

ゴジラ(怪獣)は無垢なる者です。
人間の業を背負った者ではありません。
確かにゴジラの中には人間的な部分を感じることもあります。
しかしそれは、ゴジラも人間も地球に生まれた生命体であるという共通項から発生したもので、その感情表現に共感するのであって、
戦争などのような人間の社会性から発生する業と共通というわけではありません。

本多猪四郎監督の「未来人間をつくる」というエッセイ(本多猪四郎オフィシャルサイトを参照のこと)によれば、
ゴジラは原水爆を背景にして生まれ出たものという位置づけであると明言されています。
その発想は守られるべきです。
しかしながら、それだけではないことも知るべきです。
『三大怪獣地球最大の決戦』DVDオーディオコメンタリーにおいて、若林映子さんが円谷一監督の談話を紹介しています。
「(円谷英二監督は)自分たち兄弟を参考にして怪獣を演出している」
怪獣には子供のような無垢さがあるべきではないでしょうか?

おそらく本多猪四郎監督と円谷英二監督の間に怪獣観の違いがあったのでしょう。
二人の監督によって作られてきたゴジラシリーズの特殊性と深みがそこにあるはずです。
作品全体を統括したのは本多猪四郎監督ではありますが、怪獣演出は円谷英二監督。
その二大監督双方のセンスを取り入れなければ本当のゴジラ映画にはならないのではないでしょうか。

1996 Reply Re:富山省吾さんのコメント ゾンデ5号 2008/12/14 22:17

ニコニコ動画に「OSTINATO」がアップされておりまして、それを聴いて、もし新作ゴジラを作るならば、音楽の面も深く考えなくてはいけないのではないかと思いました。
私としては、新作でのゴジラのテーマは「ミレニアム」以降の様に、「伊福部先生以外の音楽家による新解釈のゴジラのテーマ音楽」として作らず、伊福部先生のゴジラのライトモチーフをそのまま流用するのが良いのではないか、と思います。(「OSTINATO」からの流用でも良いと思います)
流用ばかりでなく、同じ譜面による新録音(違う作曲家による編曲は一切無し)というのもありです。

ラドンやモスラ、キングギドラにも同様の事が言えます。
私は、東宝特撮の怪獣の人気の高さには、その怪獣に付くライトモチーフも人気の高さに貢献していると考えていますので、下手に新解釈でテーマを作るよりは、オリジナルの音楽をそのまま使うのが得策だと考えます。
やはり伊福部先生のゴジラのテーマ(「ドシラドシラ」の方ではなく、「キンゴジ」~「総進撃」までのゴジラのテーマ)でゴジラが登場するのと、別の音楽家でゴジラが登場するのでは、高揚感がまるで違いますから。

1997 Reply Re:富山省吾さんのコメント 殿様ギドラ Mail 2008/12/16 17:57


そうです。
音楽は重要です。

ゴジラ映画の音楽はやはり伊福部音楽から離れるべきではありません。
(伊福部先生以外の作曲家でも良い仕事をなさった方はいらっしゃるとはいえ)

しかし、それだけに難しい問題でもありますね。

既存の録音をシーンに当てて使うことでもある程度の効果は期待できますが、
それでは映画音楽として十全の効果は発揮できないわけで・・。

映像に合わせた作曲をすべきなのはもちろん、伊福部先生はそのシーンにどんな効果音、セリフが入るのかも計算して作曲なさっていたそうですから、
そのレベルの音楽製作をしないと満足できるものにはならないですし。

各怪獣・メカのテーマ曲として伊福部昭作曲のライトモチーフを使うのは当然としても、
劇伴としてどう編曲するか、そして映画全体の統一を考えればキャラクターのテーマ曲以外の音楽も伊福部音楽と融合するような音楽でなければなりません。

なにか方法はあるはず。

伊福部音楽を研究している作曲家の方を起用するのもひとつの手か、と思います。
近作のゴジラ映画で音楽を担当なさった方々に、伊福部音楽に惚れ込んで研究までしていた方はいないように感じました。(作品に触れての印象です)
ファンの間で比較的に評判の良かった大島ミチル氏の音楽も、「きれいな音楽」でしかなく、そこに野性はほとんど感じられなかった。(メガギラスのテーマはなかなか良かったけれど)

既存の伊福部音楽の流用では、『ゴジラ対ガイガン』や『白昼の残月』(←どうもはまっていない音楽もあった)程度の効果しか生みませんから、
伊福部音楽を知悉した作曲家による伊福部曲の編曲および新曲を使うのがぎりぎりの妥協案では・・。
(新怪獣に対しては新曲を作るしかないですし)

1998 Reply Re:富山省吾さんのコメント ゾンデ5号 2008/12/18 20:10

>映像に合わせた作曲をすべきなのはもちろん、伊福部先生はそのシーンにどんな効果音、セリフが入るのかも計算して作曲なさっていたそうですから、
> そのレベルの音楽製作をしないと満足できるものにはならないですし。

> 各怪獣・メカのテーマ曲として伊福部昭作曲のライトモチーフを使うのは当然としても、
> 劇伴としてどう編曲するか、そして映画全体の統一を考えればキャラクターのテーマ曲以外の音楽も伊福部音楽と融合するような音楽でなければなりません。

そうでしたね。
そこが伊福部先生の映画音楽の魅力でもありました。
「大坂城物語」のサントラの中の先生のインタビューにも、「下手な女優さんだと音楽をどう付けたらいいか困る」と仰っておられるし、音楽を聴いていても、細かいカット割を考えて作曲している事は分かります。(だから映像との融合度も凄いのですね)
もし、先生の曲を使いたいとなれば、先生の音楽のレベルにふさわしい映像にしなくてはいけないですし・・・・。(「VSスペゴジ」の音楽担当を先生が断られたのも、脚本が自分に合わないという判断だったからだそうです)
非常に難しい問題ですね。

> 伊福部音楽を研究している作曲家の方を起用するのもひとつの手か、と思います。
> 近作のゴジラ映画で音楽を担当なさった方々に、伊福部音楽に惚れ込んで研究までしていた方はいないように感じました。(作品に触れての印象です)
> ファンの間で比較的に評判の良かった大島ミチル氏の音楽も、「きれいな音楽」でしかなく、そこに野性はほとんど感じられなかった。(メガギラスのテーマはなかなか良かったけれど)

伊福部昭の音楽を使いたい、となれば、伊福部先生の音楽を研究されている音楽家でないとやはりダメですよね。
そうでなくては折角の先生の素晴らしい曲も台無しですし。
大島ミチル先生の音楽は、「格好良さ」は感じさせましたし、私はむしろ好きな方ですが、「野性」を表現できていない点は否めませんね・・。

>> 既存の伊福部音楽の流用では、『ゴジラ対ガイガン』や『白昼の残月』(←どうもはまっていない音楽もあった)程度の効果しか生みませんから、
> 伊福部音楽を知悉した作曲家による伊福部曲の編曲および新曲を使うのがぎりぎりの妥協案では・・。
> (新怪獣に対しては新曲を作るしかないですし)

やっぱりそうするしかないですよね。
「ガイガン」も映像の不足感を補うのには一応貢献はしていましたが、どうも釈然としませんでしたし。(ガイガンにゴジラのテーマが付いてしまたし・・・)
「ふぁいなる・うぉーず」の様に下手に有名だの海外に通用するだのと言って、怪獣映画音楽に理解の無い音楽家を起用されても困ります。

とにかく、今は残された本多・円谷・関沢トリオの作品群、伊福部先生の音楽を徹底的に研究、現代にその発送を生かすやり方を考える事が、ゴジラ、ひいては怪獣映画を復活させるのに重要な事ではないでしょうか。

1999 Reply Re:富山省吾さんのコメント 殿様ギドラ Mail 2008/12/22 17:46


> とにかく、今は残された本多・円谷・関沢トリオの作品群、伊福部先生の音楽を徹底的に研究、現代にその発送を生かすやり方を考える事が、ゴジラ、ひいては怪獣映画を復活させるのに重要な事ではないでしょうか。

 やはり話はそこへ落ち着いてしまうのですよね。
 ゴジラという人気怪獣がいかにして成立したかと考えれば、本多・円谷時代の作品が最重要であることは間違いないのですから、
その研究分析からスタートしなければまがい物になってしまうでしょう。

 表面的な物真似ではなく、「発想」を引き継ぐべきなのです。

 安易なリニューアルなんてもう見たくないし、
過去の作品を引き継ぐというお題目の下、怪獣・メカ・人物の使い回しも勘弁して欲しい。
 昔の怪獣の再登場は悪いことではないけれど、再登場させることが目的化してはダメよ。(最近のウルトラみたいなのはホントにやめて欲しい)

1991 Reply 訃報 殿様ギドラ Mail 2008/12/05 14:53

昨日の夕刊で知ってびっくりすると同時に非常に残念に思いました。
高野宏一さんがお亡くなりになったそうです。

ttp://mainichi.jp/select/person/news/20081204k0000e060068000c.html

円谷プロ生え抜きの方、という印象が強かったです。
(実際は円谷プロ以外の仕事もなさっていますが)

円谷英二直系の特技監督がまた一人去ってしまいました。

合掌。
(日本の特撮は大丈夫か)

1992 Reply Re:訃報 ゾンデ5号 2008/12/05 21:16

「ゴジラ」の頃から関わっておられた方ですね・・・。
有川監督に続き、円谷英二直系の特技監督が亡くなってしまったのは残念です・・・。
TV版「日本沈没」では、メインの特技監督でしたが、第8回のダム決壊、第12・13回の京都大地震など、ダイナミックな特撮を見せてくれました。

御冥福をお祈りします。

1994 Reply 252(このごろ数字を並べるタイトルの映画が多いね) 殿様ギドラ Mail 2008/12/09 16:18

いやー、生存者はいましたねぇ。
見事に生き残りましたねぇ。

でも死屍累々の映画です。

というわけで『252生存者あり』を見ちゃいました。

正直、詳しい感想を書くほどの作品ではなくて、通常なら特にコメントを出すこともないレベルの映画だったのですが、
私がだまされたように、特撮スペクタクルシーンがあるんじゃないかと期待して見に行ってしまうとひどい目に遭いますから、
特撮ファンのみなさまのために警告します。

特撮心を熱くさせるシーンはありません!

設定上は『風速七十五米』(1963年大映)によく似た高潮災害を扱っているので、それこそ同作品や『妖星ゴラス』のような激しい水特撮を期待してしまいます。

ところが作り手は、ストーリーを動かす大事な災害にはぜんぜん興味がないらしく、
おざなりなCGアニメでごまかすのみ。
東京に流れ込む高潮の様子は大ロングのCGアニメばっかりで、レインボーブリッジやフジテレビ社屋が壊れているカットはあるものの、壊れる様子を見せるカットはございません。
押し寄せる水の脅威を丁寧に見せることなく、災害の恐ろしさが伝わるもんか!

セットに水を流し込んでのリアルな水害シーンは見られるけれど、地下鉄新橋駅限定なのでスペクタクル感はなし。

ストーリーがまた、前半の視点転換が上手くなくてブツ切り感があるし、主人公が元レスキューでそれを助けに来るのが今もレスキューの兄ってなもんで、身内だけで話が進む感じになっております。
主人公と一緒に閉じこめられた人間同士のあれこれもあるけれど、ちょっと物事が都合良く進み過ぎじゃないですかい?

それでも、生き延びるための努力、それこそ「あきらめない心」はよく表現されていたとは思いました。
「あきらめない」とは努力すること。
あきらめないぞーー、と叫んだだけではなんにも解決しませんぜ。(某作品への皮肉でした)

『地震列島』の最後の方だけを拡大再生産したような映画でやんした。


2000 Reply 地球が静止する日 殿様ギドラ Mail 2008/12/22 17:56

 すいません、今日はあまり時間がないゆえ、短いコメントのみで。

 新作『地球が静止する日』はなかなかの佳作でした。
旧作の精神は引き継いでいたんじゃないでしょうか。
(細かい問題は感じたけれど)

 旧作のころの世界情勢とは変わった現代に向けて、
なんと米国批判の形を取っています。
 米国の専横的なやり方が悲劇を呼ぶ劇展開になってました。
こういう映画を作れるから、アメリカにもいいところがあると言えるんだよなぁ。(日本はどーよ)
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