スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

映像作品掲示板過去ログ060720_060908

1097 Reply 日本不没 殿様ギドラ Mail 2006/07/20 15:31

自分のバカさ加減にあきれてしまう。
「ローレライ」を見ているのだから、いちいち樋口版「日本沈没」なんか見に行く必要はなさそうなものなのに、
ひょっとして見るべきところのある映画に仕上がっているんじゃないか、などと捨てきれない期待を抱いてしまう愚かさよ。

特撮映画が好きなんだよなぁ。
おもしろい特撮映画を観たいと切望しているのになぁ。

樋口版「日本沈没」、予想を遙かに上回るすさまじさでした。
「ローレライ」のほうがよっぽどマシだった。

まずい芝居のひとつに段取り芝居というものがあります。
それは、脚本に書いてあるセリフをなぞり、ト書きの通り体を動かすだけで、人物の自然な反応になっていない演技のこと。

樋口版「日本沈没」は段取り映画でしたね。
筋運びのためだけの場面構成。
出来事の変節点を箇条書きのように並べ立てるだけ。
あんなもの、ストーリーと呼ばない。

人間の動きも日本列島の異変も箱書きのように列挙する。
観客の心を牽引していく求心点はない。

やたらと愁嘆場を羅列して、ほら泣けるでしょというやり方。
ずいぶん客もバカにされたもんだ。

挙げ句の果てに原作のテーマをないがしろにする思いつきで小松左京作品とは無関係なものに。
アメリカのパニック映画になっちゃった。
(「地球は壊滅する」に似ているかな)



1100 Reply Re:セレブも不没! マンプリ 2006/07/21 22:44

ばんわ~^^

しかし、やはり、でしたか~。

かの福井晴敏氏が褒めてたもんだから、かなーり眉唾で聞いておったのですが、
そうですか、そうですか、
噂に違わぬ凄まじさですか。

じゃ、BSで放映されるまで、待つ事に致しますね~。


1102 Reply Re:日本不没 ゾンデ5号 2006/07/22 18:21

ありゃりゃダメでしたか。
ジャニーズの草薙君持ってきた時点で恋愛映画みたい女の子向けだなという予感はしてましたが、もはや「日本沈没」を名乗る資格はない映画になってたのですね・・orz。
見たら口直しに旧「日本沈没」を見たくなるかもしれません。

1103 Reply Re:日本不没 だがや 2006/07/23 01:41

災害動画が報道番組にあふれている昨今ですから地震や津波のシーンは
それらを参考にリアルなつくりだったと思います。

一方で、何気ないように見えて実際の災害経験が生きていると思える
シーンもありました。
灰が降りしきる倒壊した街を草君がとぼとぼ歩く。
傍らに敷かれたシート上に無造作に並べられた遺体の列。
それらの遺体に灰が降り積もるというシーンがやたらと怖く印象的でした。

自衛隊や消防、海洋調査など樋口監督のガメラ以来のコネ利用か
実写シーンも盛りだくさんでした。
それだけに火山の噴火が旅客機を直撃というシーンが妙にうそ臭く
浮いて見えましたね。

>挙げ句の果てに原作のテーマをないがしろにする思いつきで小松左京作品とは無関係なものに。
>アメリカのパニック映画になっちゃった。
>(「地球は壊滅する」に似ているかな)

これ、ネタバレになるから書きませんけど
原作では、沈没メカニズムという地学的サイエンスだけじゃなく
戦後の日本の発展の総括とか世界の中で日本人がどう生きていくか?
といった社会学的サイエンスのフィクションでもあったのですが
今作はカタルシスだけを追い求めたまさにアメリカ映画でしたね。

あの頃の世界的に幼稚で内弁慶な日本人から、
民間の海外協力隊、NGO、自衛隊海外支援活動など
状況が変わっているから全く同じではないはずですがそれだけに
「今、何故、日本沈没を映画化したのか?」ということが
見終わって最後までわからない作品でした。

出演者では大地真央のスーツ姿が凛々しくてかっこよかったです。

一方 柴崎コウが上着をひるがえし、長い髪を振り乱しながら
バイクで走るシーンはヤンキーのレディースが
特攻服で走っているみたいで別の意味で怖かったよう(笑)。

1106 Reply Re:日本不没 殿様ギドラ Mail 2006/07/25 19:25

みなさま、レスをありがとうございます。

>マンプリさん
そーっすねー。
私見ではTVですら見る必要なし!!って感じです。
邦画の現状把握という意味では見るべきなのかもしれないけれど。

>ゾンデ5号さん
いやもう、草なぎ君の使い方も悲惨なものでして、いかにも忙しいスケジュールの合間を縫って撮影しましたという感じなのです。
草なぎ君(小野寺)は瞬間移動するかのごとくいろんな場所に現れては、いろんな人物のお相手をして聞き役をするばかり。
阿部玲子(柴咲コウ)との恋愛話だって、点描程度にしか描かれませんから、二人の関係になにも厚みを感じません。
恋愛ドラマとしても薄っぺらというわけです。
そして・・・・。
「日本沈没」を名乗る資格はまったくないのは間違いないんです。
だってだって、田所が○○ートに○○を打ち込んで○○○○を○○ることに○○しちゃうんだもんなぁーーー。

バッカヤロー!!!!

>だがやさん
お久しぶりです。
書き込みありがとうございます。

確かに地震や災害に関する取材は細かくやったんだなぁと思わせる部分はありましたね。
灰を降らせることで火災を感じさせる方法はこれまであまり見なかった手法でした。
(核爆発を描く場合は定番になってましたが、大火災でも灰が降るわけですから)

残念ながらそんな取材の成果を劇展開に融合させるセンスがなかったようですね。
それは映像面にも表れていて、ニュース映像のような「リアル」な画を作れていても、ニュース映像を超えることは出来ていない。
劇映画が報道・ドキュメンタリーと違うところは、出来事や映像をコントロールして視聴者の感情をより当事者に近づけることにもあります。
ところが、2006「日本沈没」では被災者を見る視点が報道カメラの域を出ていない。
これはカメラポジションが、という意味だけではなくて、劇構成も含めてのことでありまして、噴火であれ地震であれまったく劇的でない。
かろうじてもんじゃ焼き屋ご一行さまが噴火目前の富士山目指して避難するシーンが例外的ですが、時すでに遅し。

そこまでに次々と巻き起こる大災害の数々がまるで体験的に描かれないので、地震や火災の怖さを体感することが出来ません。
冒頭の小野寺危機一髪だって、周りで燃えている火にリアリティがなくて、いかにもセットの所々に火を配置しましたという体でしたし。

シナリオのまずさが最悪でしたが、映像演出面も素人臭くて見ていられなかったです。

そう。
シナリオのまずさ。
だがやさんご指摘の通り、小松左京原作「日本沈没」を名乗るなら、日本民族とはなんぞやという文化や政治に絡んだメッセージが不可欠です。
30年以上昔の原作と同じ展開にするのは間違っているけれど、現在の日本国・日本人を描き出す姿勢がなければお話になりません。
また、ストーリーテリングの下手くそさを別にしても、
政治家や科学者の描き方が実に表面的で人間性への理解が浅すぎる。
『地震列島』(1980)でも見て考え直せと言いたいですね。

おっとっと。だがやさんへのレスという形でぐちゃぐちゃ書いてしまった・・・。
ROMの方にも発信してますんでいろんな人向けということで。

1107 Reply Re:日本不没 レグルス URL 2006/07/26 00:47

私も観ました。
感想は自分のサイトにも書きましたが、
結構面白かったです。

簡単に言うと、
1 首相が死ぬまではかなり不安なでき
2 ひょっとこ家族の山越えは必見
3 音楽(特に主題歌の入り方)はダメダメ
ってとこでしょうか。

なんとなく『宇宙戦争』を意識してるのかな…という面も見られましたが。


どうも私はギドラさんがかねがね主張されてるストーリーや整合性
などは気にしないで見られるタチみたいです(^^;)

入り込んだ中盤以降、
終盤でも、確かにセット完了したのに、なぜ爆弾を後から?
というのはさすがに疑問に感じてしまいましたが…。

まあ、樋口監督の持論なのに『ローレライ』では皆無だった、
ラストの大爆発のカタルシスがあったので帳消し(ごまかされ)
になってましたが…。

> 恋愛ドラマとしても薄っぺらというわけです。

恋愛ドラマは好きじゃないので逆に良かったですけど。
ただ、あの状況で拒否するなら柴崎コウのほうやろ!とは思いましたが。

> 「日本沈没」を名乗る資格はまったくないのは間違いないんです。

日本が沈没する映画ですから、名乗っても間違いではないかと…。
まあ、このあたりはかねがね主張されてるゴジラの設定改変問題と
同じでしょうか。
私はこのあたりの許容範囲はいいかげんですから(^^;)

> そこまでに次々と巻き起こる大災害の数々がまるで体験的に描かれないので、地震や火災の怖さを体感することが出来ません。

私はそんなに気にはなりませんでした。
考えてみると、もしかしたら私の場合、感情移入というよりも、
もとから「神の視点」で話を見るのが性に合っているのかもしれません…??

くどいくらいに挿入される日本列島の破断カットとか。
いちおう冒頭の宇宙ステーションのカットによって、
衛星軌道上からの視点ってことに取れなくはないですけど。

そのぶん、山中の逃避シーンはかなりショッキングでした。


なにより、いちおう人間ドラマ的なクライマックスと、
エンディングで流れる歌にはドッチラケました。
なにをおいてもそれだけは辞めてほしかった…。

1108 Reply Re:日本不没 ゾンデ5号 2006/07/27 10:17

原作を読むと、日本沈没はラブストリーじゃなくて「今まで愛してきた国(国家じゃなくて自然)が沈んでしまう民族の悲劇」「故郷を失い放浪する日本人の運命」を描くことであったんだなぁと思います。
しかし今回の映画のスチールとか見ると、ラブストーリーに・・・。
映像は迫力ありそうだが薄っぺらそうだなぁと思って見てはいません。
僕の兄貴は見に行ったのですが、「悲壮感は昔の方があった」というコメントでした。
見てない僕が言うのもなんですが、やっぱダメな映画なんだろうなと思います。
それに樋口監督は特技監督すりゃいいのです!
何で「ローレライ」撮ったくらいでこんな難しい題材を使うのでしょうかね。

後聞いた話ですが、これほどラブストーリーを強調させたのはTBSの「災害ドラマよりもラブストーリーをやれ!」という命令が原因のようです。
テレビ局と「日本沈没」を作ろうという所でもうダメだったのかもしれません。

1110 Reply Re:日本不没 殿様ギドラ Mail 2006/07/29 11:48

おお、レグルスさんもいらっしゃいまし。

なにかのインタビューで監督が視点を個人に絞ってみたというようなことを言ってました。
そのあたり、『宇宙戦争』(スピルバーグ版)を意識したのかな、と思わせるんですが、
とすれば政府要人のパートなんてぇものはまったくの蛇足で、小野寺と玲子だけに完全に絞り込んだほうが一本筋が通った話になっただろうと残念です。
(結局森谷司郎版に引きずられてるのよね)

ドラマ展開の不備はいろいろあるんですが、それ以前に劇が成立していないので突っこむ気にならずというところであります。
(たとえばひょっとこご一行の避難に常連客が同行しているんだけど、あの人たちには家族はいないの?なんでもんじゃ焼きの女将に付き合っているのかよくわからない)

私も「日本沈没」という題材を扱うときに恋愛を主軸にするのは間違っていると思うし、そういう意味では恋愛ドラマの出来不出来なんかどうでもいいのですが、
それにしても恋愛パートに尺を割きすぎでくどい割にはエピソードの積み重ねがないので白ける一方でした。
(あそこで小野寺が肉体関係を拒絶するのは男として理解不能ですよね。ただ、もし子供が出来てしまったら父なし子になっちゃうという深慮遠謀かも、とは解釈できますが・・)

で、この映画が「日本沈没」ではない、というのはゴジラシリーズに対する不満とは少し違っていて、エメリッヒ版「ガッズィーラ」がゴジラじゃないというのに近いです。
もう公開から2週間も過ぎたのでネタバレ解禁にしちゃいますが、
樋口版では日本が沈没しないんだもん。
日本人が国土を失うのが「日本沈没」。
たとえ面積が減っても(プレート理論から考えると劇中の沈没ストップ大作戦のあとに沈んだところも浮上しそうだが)樋口版では日本列島は消滅しないし、日本国政府も機能したままですよね。
これでは日本沈没とは呼べないでしょう。
もちろん、原作小松左京と謳っていることにも偽りありということです。(内容が違いすぎる)

神の視点に関しては私も反対ではないのです。
とくにスペクタクル映画では、個々人の視点だけに寄り添うのでは出来事の全体像を捉えることが出来ませんから俯瞰などによる客観カットは絶対に必要です。
主観と客観のさじ加減なんだよなぁ。

で、ゾンデ5号さんのお話にも関係しますが、
主題歌をごり押ししたのもTBSとか電通なんでしょうね。
「日本沈没」ではキャラクターグッズで儲けるには無理があるのでCDを売ろうという発想ですかね。
ラブストーリーを強調せよというのもそんな商売人の発想だったというわけですね。
(セカチューがヒットしたから?でもあの映画も実に愚劣な内容だったけどね)
TV局だの広告代理店だのが映画の内容に口をだすとろくなことがない。
かといって、出資者に楯突くような気骨のある人材には監督させてくれないというのも邦画の現状では??

1111 Reply Re:日本不没 KJ 2006/07/29 22:33

お久しぶりです、KJです。

「日本沈没」・・・・やっぱり映画自体が沈没の出来でしたかw

いや、最初から広告の打ち方やキャスティング、CMを見た時点で
「また駄目なんだろうなぁ~」てな感じはしたんですが。

映像レベルのレベルの確認だけでもと思い、行こうかなぁ、と思って
ましたが、それで1800円は高すぎます?

敢えて管理人さんに無茶な質問をしますが、かつてのGFWでの私の考え方
と照らし合わせて、観にいってもよいレベルのものでしょうか?w
(ホントに無茶な質問ですよね。 だって映画代高いんですもんw)

1112 Reply Re:日本不没 レグルス URL 2006/07/29 23:24

> (たとえばひょっとこご一行の避難に常連客が同行しているんだけど、あの人たちには家族はいないの?なんでもんじゃ焼きの女将に付き合っているのかよくわからない)

東京の下町ってことで、みんな一人もんなのかな…と納得してました。
関西人から見た勝手なイメージですが(^_^;)
あとは、手塚とおるの怪演が見たくて…。


> (もし子供が出来てしまったら父なし子になっちゃうという深慮遠謀かも、とは解釈できますが・・)

草なぎくんはすぐにでも日本が沈没すると知ってるわけですから、後腐れなく(^^;)できるんじゃないかとは思うんですよね。

> 樋口版では日本が沈没しないんだもん。

タイトルだけの論で言うと、
「日本沈没!?」「日本沈没か?」「日本沈没危機」「日本沈没しかけた」「日本ほぼ沈没」
っていうタイトルの一部が省略されていると考えれば……。
まあタイトルのつけかたとしてはたまにある手法ですし、
スポーツ新聞なんかはこればっかりですし。
まあ、下と比べてもしょうがないんですが…。

> もちろん、原作小松左京と謳っていることにも偽りありということです。(内容が違いすぎる)

「原作」表記も基準が曖昧なんですよね。
また話がこちらにずれてしまいますが、<ガンダム>シリーズなんて、富野監督の意志もアイデアもない作品に「原作 富野由悠季」って書かれてますから。

本来は「原案」とすべきでしょうに。今回の映画『日本沈没』にしても同様かと。

> TV局だの広告代理店だのが映画の内容に口をだすとろくなことがない。
> かといって、出資者に楯突くような気骨のある人材には監督させてくれないというのも邦画の現状では??

そうですよね~。
日本映画の体質としてそうなっちゃったんでしょうか…。

「制作委員会」体制で作るから、あちこちからのゴリ押しを全部呑まないといけないため、
結果的にいびつなものになるのは必然なのかも…。
一カ所のプロデュースで資金を回収できないから、共同出資ってことになるので、
しょうがないというか、悪循環なのかもしれませんが…。
う~ん。

あ、もしかしたら、先ほどの問題も、
「原案」より「原作」としたほうが本が売れるからそうしてるのかも…??

1113 Reply Re:日本不没 殿様ギドラ Mail 2006/07/30 13:33

いやぁ、やっぱりあの「日本沈没」再映画化となるとスレも伸びますねー。
それはそれで喜ばしいことです。

>KJさん
お久しぶりです~。
ご質問の件・・・・。
映像レベルの確認という意味であってもさして得るところはありません。
(現場でどんな工夫や新機軸があったのかは知りませんが、見た目、そつなくまとめたなという印象しかない)

これは意図的だったのだと判断しているのですが、
特撮シーンに盛り上がりを作らず、人間の芝居を印象づけようとする作りなので特撮映画を見たという気にならない映画なのです。
その上で心理劇がちゃんとしていればまだしもなんですが・・・。

1800円は高いと思いますよ。(律儀にも前売り券を買っていたあっしは1300円で済みましたけど)

ただ、ただ、これはあくまでも私個人のやり方ということで、
いくらダメな映画でも観ることが損にはならない、どんな作品でも見ることで自身の審美眼を磨くことにはなると考えております。
また、かつての水準に比べると大幅にレベルダウンしている邦画を立て直すには、観客の厳しい目が不可欠であると考えていますので、
興行収入の善し悪しだけで製作者の技量を測ることがないよう、佳作なのか駄作なのかより多くの意見が出されるべきだと思うところもあります。

>レグルスさん
いやぁ、「後腐れなく」という感覚はわからんではない、のだ、けれど、まあ、行きずりの男女ではないですから・・・。
で、草なぎ君は日本の沈没を止めるため死を覚悟しているわけですから、真の優しさを発揮したとすれば、玲子が自分への思いを深めるような行為は慎んだということなのかもしれません。
玲子が自分への愛情を深めたところで死んでしまうのは残酷だ、と。
でもなー、それほど意志の強い男としては描かれていなかった(母親のこだわりを聞かされるまでは日本を捨ててさっさとイギリスへ逃げようと思っていた男)のだから、
死を目の前にしたら、最後のわがままを通しちゃったみたいな感じで「やっちゃう」ほうが自然だと思いますね。
このあたり、「ローレライ」でも見えた、極限状態での男性に関する無理解を感じますね。
(まるで女性が描く理想の男性像みたい)

タイトルや原作表記の問題はレグルスさんの指摘の通りだと思います。
一種の慣習みたいになっちゃってますね。
タイトルにインパクトを求めた結果、内容にそぐわないものでも使っちゃうとか、(←古くは「マジンガーZ対デビルマン」とか)
小説の映画化は原作とかけ離れている例が多くてみんなそんなもんだと思っている。

森谷司郎版の「日本沈没」でも原作の大事な部分をごっそりカットしちゃった(うーーん、あたしゃ原作の内容をほとんど忘れてしまったのでどこがどうと指摘できない)とあとで小松左京先生が愚痴っていらっしゃいました。
やっぱりそれは問題だと思うんですよね。

小説と映画は別物にならざるを得ないとしても、それは表現手段の差違が表れた結果になるべきで、原作が持つ「精神」まで変えてしまうなら原作とは言えないはず。
いままでのあり方が間違っているなら、現状を肯定せず間違いを指摘し続けることが大事ですよ。

製作委員会方式で船頭が多くなっちゃった(ダメ)映画に対しても最終的には観客がストレートな意見をぶつけることが大事です。
映画ライターなんてぇ人種はほとんどが宣伝記事しか書かせてもらえないように見えます。
宣伝費に大予算を投入している映画はとりあえず傑作としてマスコミで喧伝されてませんか。
もう広告屋の好きにさせてなるものか、なーんて思うんですよね。
作品の質より収益を優先して考えている人間は宣伝さえうまくいけば「売れる」と考えているようです。
その考えを粉砕したいですね。(ぎゃふん。おいらも結局「日本沈没」を見に行っちゃったわけで、広告屋さんの思うツボか。でも、ソフトは買わないもんね)
あ、それも問題だけど、金を出しているからといって口を出し、しかし、誰がどんな口を出したのか表には出さずに脚本家や監督のみが矢面に立たされていることも問題なのでは。

なんだか、やっぱり客がバカにされているようにしか思えないのですよねー。


1114 Reply Re:日本不没 ゾンデ5号 2006/07/30 19:03

> 小説と映画は別物にならざるを得ないとしても、それは表現手段の差違が表れた結果になるべきで、原作が持つ「精神」まで変えてしまうなら原作とは言えないはず。
> いままでのあり方が間違っているなら、現状を肯定せず間違いを指摘し続けることが大事ですよ。

全くその通りですな。
同一の名前を使うなら、ちゃんとオリジンを理解して作らねば、「日本沈没」を名乗る資格はありません。
しかしこの商業主義やマスコミに踊らされる人間が蔓延ってしまったから、そんな認識広まらないのですよ。
困ったもんです。

最近はテレビ局と映画会社が組んで作る映画が多いですが、映画がテレビ的になってるのと関係あるのかもしれません。
で、最近のテレビ番組は、過激な言い方ですが、お馬鹿でミーハーな若者向けになってるので、日本沈没もそういう類の人向けにしてしまい、散々になっちゃったのではないでしょうか。

新作見るくらいなら、まだ森谷版の方がまだ良いのかもしれません・・。(森谷版見て感動したクチなんで)



1115 Reply Re:日本不没 レグルス URL 2006/07/30 22:41

> 新作見るくらいなら、まだ森谷版の方がまだ良いのかもしれません・・。(森谷版見て感動したクチなんで)

どちらも面白く見られる私ってヘンなんでしょうか…??

正直な話、自分でもよく分からないところがあります(^_^;)


ドラマとしては森谷版のほうが重厚で感動した(泣いたわけではありません)
のは確かですけどね。
見たのは10年前にビデオで、ですけど。(そもそも生まれてないわ…)

1118 Reply Re:日本不没 KJ 2006/07/31 20:57

どうも、ご丁寧なご意見恐縮しきりです。

1800円・・・やめときますw

> 宣伝費に大予算を投入している映画はとりあえず傑作としてマスコミで喧伝されてませんか。
> もう広告屋の好きにさせてなるものか、なーんて思うんですよね。
> 作品の質より収益を優先して考えている人間は宣伝さえうまくいけば「売れる」と考えているようです。

これって、かつての(70年代)大作ブームの悪いパターンまんまですね。
人間って、30年たったくらいじゃやる事変わらないんですねぇ・・・

1119 Reply Re:日本不没 殿様ギドラ Mail 2006/08/02 18:15

むむむーん。
CSで折良く放送されていた73年『日本沈没』を見直しました。
さらに本箱をひっくり返して原作本を掘り出して読み直し。
(もうじき上巻読了)

こりゃまずい。
冷静さを取り戻していたのに、またまた激昂。
レグルスさんにはほんと申し訳ないけれど、06年版「日本沈没」は酷すぎるざますーーーー。
キィーーーっっ。

私は73年版の『日本沈没』をそんなに評価していなくて、今回見直しても物足りなさが残ったのは確かです。
でも、でも、森谷・中野版『日本沈没』は原作のエッセンスをちゃんと取り入れていて、原作が含んでいる難しい話も出来るだけ捨てないようにしているのがアッパレ!
(脚本は橋本忍)
原作通りのセリフもあるし。

日本が沈むというときに、科学者や政治家がどう動くかという重大問題を決していい加減にはしていない。

さらに、現在の地球物理学の知識では考えられないほど急速に日本が沈むことをどう説明しているか。
これはやはり映画より原作のほうがわかりやすく説明されているのだけれど、科学とはなんぞやという命題に関わる重要事項になってます。
それが、06年版ではまさに屁理屈としかいいようのない、お手軽な説明をつけてしまっている。
ここに、科学に対するどーしよーもない無理解を感じてしまう。
せっかく原作で見事な観念を提示してくれているのに、わざわざそれを捨ててつまらない説明をつけるセンスに憤慨。
原作および73年版では「わからん。わからんから調べなきゃならんのだ」というセリフに重さを出していますが、06年版ではどうやらわからんことはなかったようで・・・。

さらに、「なにもせんほうがええ」という有名なセリフ。
丹波“山本”総理が入魂の名演で伝えたその悟りの境地を06年版ではなんとも軽く流していて、ただの諦観のようにしか聞こえない。

小野寺・田所両名の性格付けがまた、73年版はちゃんとしているのに06年版はテキトーとしか思えない。

原作を読むのは大変かもしれないけれど、少なくとも73年版の映画『日本沈没』をぜひ見直して欲しい。
06「日本沈没」をおもしろいと思っちゃった人こそ、73年版を是非観てね!!!

(レグルスさんのようにどちらもおもしろいと言われちゃうと、まあ、なんにも言えなくなりますが、出来の善し悪しを言えば、圧倒的に73年版のほうがいいというのは賛成してくれますか?)

>KJさん
前回の書き込みで可能なら見たほうがいいんじゃないか的なことを書いてしまいましたが、いやいや、こと06「日本沈没」に関しては撤回します。
そんな時間があるんだったら73年版を見直したほうが、よほど現代にも通じる内容を受け取ることが出来ます。

宣伝さえやっときゃいい、というのは、きっと70年代に発見された「手堅い映画商売」の方法なんでしょう。
だったら、内容にまで口を出さなきゃいいのに、いまはこれが流行っているから取り入れろだのなんだの口を出すんだろうなぁ。
それを考えたら、スタッフ布陣も流行に左右されてるような・・・。
話題のあの人が監督を担当、みたいな・・・。
ああ、いやだいやだ。

1121 Reply Re:日本不没(私の映画の楽しみ方) レグルス URL 2006/08/02 21:53

> さらに本箱をひっくり返して原作本を掘り出して読み直し。

原作は未読なんですよね。
もちろん本屋では平積みになってるんですけど、図書館か古本屋でないか、
半年くらい前から探してるんですけど、
『首都消失』は嫌というほど見るのに、こっちは皆無…。

> レグルスさんにはほんと申し訳ないけれど、06年版「日本沈没」は酷すぎるざますーーーー。

私の場合、基本的にインパクトある映像が見られればいい、
というのがメインなのかもしれません。

また、他人が「しょーもない」と思う映画でも楽しめるというのは、
ある意味私にとっては「外れ」が他の人より少ないわけで、
おトクな性格なのかも…と思ったり(^_^;)


> さらに、「なにもせんほうがええ」という有名なセリフ。
> 丹波“山本”総理が入魂の名演で伝えたその悟りの境地を06年版ではなんとも軽く流していて、ただの諦観のようにしか聞こえない。

ここは私も、「首相死亡まではツライ」と書いた理由の一部です。
まだ、草なぎ君の母親のシーンで語られるのは納得できるんですけどね。


> 出来の善し悪しを言えば、圧倒的に73年版のほうがいいというのは賛成してくれますか?)

ドラマとしては73年版のほうが良い、というのは、
私も文句なくそう思います。


> >KJさん
> 前回の書き込みで可能なら見たほうがいいんじゃないか的なことを書いてしまいましたが、いやいや、こと06「日本沈没」に関しては撤回します。
> そんな時間があるんだったら73年版を見直したほうが、よほど現代にも通じる内容を受け取ることが出来ます。

横レスで失礼します。

私なんかは、このテの作品は、「体験型」の映画なので、
映像の迫力を実感するのには映画館で観たほうがいいんじゃないかな…と思うんですよね。
(ストーリーの善し悪しには全く触れていないのにご注意下さい)(^^;)

いくら金が勿体ないとはいえ、家のテレビ画面で見るとそれこそ時間の無駄になるような気がするんです。

『マトリックス レボリューションズ』も、劇場ではそれなりに迫力がありましたが、
DVDで観たら「なんじゃこりゃ?」というショボさになってましたし…。


私の場合ですが、
映画を映像と物語の2つに分けるとすると、前者がかなり大きな比率を占めるんようです。
『ゴジラ FINAL WARS』をそこそこ楽しめたのも、そういう理由だったのかも…。
(さすがにDVDは買ってませんが)

1122 Reply Re:日本不没(私の映画の楽しみ方) レグルス URL 2006/08/02 22:19

補足ですが、
樋口監督は特撮だけ撮っていればいい、というのは思いますね。
(褒めてるんです)
本編は、本多・円谷コンビのように気心のしれた人、
…たとえば庵野秀明監督とかでもいいじゃないですか。
それなら興行的にもOKが出そうだし。

1123 Reply Re:日本不没 ゾンデ5号 2006/08/02 22:37

> 私は73年版の『日本沈没』をそんなに評価していなくて、今回見直しても物足りなさが残ったのは確かです。
> でも、でも、森谷・中野版『日本沈没』は原作のエッセンスをちゃんと取り入れていて、原作が含んでいる難しい話も出来るだけ捨てないようにしているのがアッパレ!
> (脚本は橋本忍)
> 原作通りのセリフもあるし。

全く同感であります!
脚本は、多少強引な感じはあるようですが、日本政府・外国の対応もちゃんと描いていましたし、原作の大事なところはきちんと抑えていたと思います。
また、パニックシーンも凄いですよね。
関東大震災のシーンなんかは、特撮はコンビナートの爆発っぷりが気になりますが、非常にリアルでしたし、本編部分の、地震の揺れの描写は驚くほどリアルでした。

うーむ、話聞くと、新「日本沈没」は阪神・淡路や中越地震などから全く学んでいないようですね・・・。
旧沈没は、ある意味予言映画でもあったわけですが、地震が散々起きて酷い眼にあった現在でさえ、リアリティーゼロなんですねぇ。
大地震がまれだった73年版でも凄い現実味があったのに、06年版はそんなのがないのですね・・。
情けね・・。


1125 Reply Re:日本不没 殿様ギドラ Mail 2006/08/05 15:42

>レグルスさん
映像かストーリーか、という話は、ま、その、GFWのときにいろいろ話し合った点ではありますね。
私もストーリー偏重というわけではなくて、作品全体がどこを向いているのか(これは作り手の意図とは別で、作品内で提示された要素から感じ取ります)
によってバランスを変動させます。
最近観た例で言うと、『雨に唄えば』なんてー映画はストーリーにはさほど工夫がないけれど、色彩設計や歌と踊りで圧倒された映画ですね。

06版「日本沈没」が科学的な考察や政治的なメッセージをもっともっと背景に押し込めていて、災害に直面した人間そのものを全面に押し出しているなら、
もっと違った見方が出来たかも知れません。
ただし、やっぱり私の基準からすると、災害描写も生々しさがなくてさほど体験的ではなかったという評価になってしまうんですよ。
このあたり、樋口真嗣氏の映像構成を「かっこいい」と取るか、断片的で時空の一体感に欠けると取るか・・・・。
(私は後者)

平成ガメラのころから感じていたことで、どうも絵コンテを作る段階で、1カットごとの構図やディティールに捕らわれすぎてカット同士が繋がったときに生み出す流れまで計算出来ていないように思われます。
「日本沈没」である程度まともに出来ていたスペクタクルシーンは、岸壁に集まっている人々の目の前で大波が盛り上がり、船がぐわーっと持ち上がるところでした。
ここで、おおー、来た来た来たーーと思ったら、演出方向が省略法になってしまい、津波による破壊は一切見せてくれません。

阿蘇の噴火や函館沈没をきちんと緻密に点描ドラマを絡めて人間のリアクションと自然現象を連携させていれば津波のシーンは省略でもよかったのかもしれませんが。

特撮カットと本編カットの連携という点ではわだつみ操船シーンぐらいしかまともに出来ていなかったと見ています。
ですから、後で思い起こしたときに地震や地盤沈下のシーンに印象的なものがほとんどないのです。

というわけで、劇場で見てもさほど迫力を感じなかったというのが私の印象なんです。

>ゾンデ5号さん
06「日本沈没」、現実に起こった災害を参考にしている面はあったとは思います。
残念ながら、それはデータ的なものばかりで、被災者のドラマにまで昇華されていないのです。
自然災害に恐怖を感じるセンスが欠如しているような映画でした。
たしかに人がたくさん死にますよという表現は為されている。
けれども、それは記号的な見せ方でしかなくて具体的にどのような亡くなり方をしたのかまでは伝わらない。
73年の「日本沈没」で黒こげになった死体を見せることまでやっているのとは大違いです。
そもそも、沈没を止めてしまうという筋立てにしていることからも、大自然に対する畏怖の念が足りない映画とは言えるでしょう。

1120 Reply 世界大戦争 ゾンデ5号 2006/08/02 21:27

日本映画専門チャンネルで、遂に「世界大戦争」を見てしまいました・・。
いやぁ・・凄すぎる映画です。

何といっても、田村とその周りの人たちの幸せっぷりを描き、感情移入させ、最後にはその人たちは死んでしまう・・という悲劇を用意する・・。
宝田明と星由里子の恋や、幼稚園(笠智衆や白川由美がイイ演技をしてる!)の場面を見てると、後で皆死んでしまうことを知っている方からすれば非常に悲しく見えます。
さらに東京消滅の直前の描写がリアルすぎです。
何というか・・・妙な脱力感に支配されているのですよ・・。
おまけに政府ももうどうにも出来ないと言うのも余計に・・。
落ちる直前の対策本部の描写もすごいです。
それに核ミサイルが、夜空に輝く美しい星のようになっているのが非常に恐ろしく感じさせます。

そして円谷特撮が、「日本誕生」と双璧を並べる映像になっていますね。
熱線・衝撃波(遠方まで風が来てるのがまた怖い)が細かく描かれ、遠方から見た核爆発がまた非常にリアルです(広島原爆を想起します)
ジェット戦闘機も本当に飛んでるのかと思わせる演出で、怪獣映画では見られない演出だと思います。

で、ラストが非常に悲しいですよ・・。
何といっても笠智衆が、何だか開き直ったようにコーヒーを持ってくるのがまた・・。
海を見ながら無言で立ちすくむのも、悲劇性を増しています・・。

それに実感したのは、円谷監督の特撮は本編との連動を意識して作られているのだなぁと言う事です(「日本誕生」でもそうだった様です)
この神業は、今じゃ不可能なんじゃないのでしょうか・。
本編・特撮にしろもはや今の技術では不可能です。

それに、あくまでどちらかを指示すると言う事をせず、中立を保つ山村聡総理・・、臭いですがアメリカに対して戦争賛成なんていう小泉首相に見せてやりたいものです。

1126 Reply Re:世界大戦争 殿様ギドラ Mail 2006/08/05 15:44

観ましたね!!

良い映画です。
怖い映画です。

人類が滅んでしまうことをここまで感覚的に伝えてくれる映画を他に知りません。

さらに核爆発という現象を誠実に映像化している点も世界の映画史に残ります。
これだけ丁寧に核爆弾の猛威を映像化しているのは、科学ドキュメンタリーぐらいのものでしょう。
(「ザ・デイ・アフター」とか「復活の日」とか核爆発が出てくる映画はほかにもありますが、雑ですね)

いいところはいろいろありますが、生々しい人間の存在感がリアリティを醸し出しています。
娘の初夜を心配する両親のくだりなんざ、昨今の子供じみた脚本家や監督には思いつかないシチュエーションでしょう。

日本映画専門チャンネルでご覧になったとのこと。
DVDだと、オリジナルの多元磁気立体音響が収録されているので迫力倍増ですぞ。
あ、今月は「雷撃隊出動」も放送するのでどうぞよろしく。

核兵器はいかん!
戦争はいかん!!!!

1128 Reply Re:世界大戦争 ゾンデ5号 2006/08/05 22:43

> いいところはいろいろありますが、生々しい人間の存在感がリアリティを醸し出しています。
> 娘の初夜を心配する両親のくだりなんざ、昨今の子供じみた脚本家や監督には思いつかないシチュエーションでしょう。

そうですね。
だからこそ、あの核戦争の悲劇が生きるのですよね。

最初のレスで書きましたが、円谷監督の特撮は、本編と連動することで迫力を増しているのだと感じます。
東京の核爆発のシーンが、パリやニューヨークなどのシーンに比べ、非常に恐ろしく感じるのは、特撮の細かさもありますが、それに巻き込まれる人間(フランキー一家や、防衛司令部の連中、幼稚園、焼き芋のおじさん)を、異常にリアルに描いている事が理由だと思うのです。(特にフランキー一家)
つまり、その核爆発の下に、あの一家が死んでいると言う事なのです。
それが恐ろしい。
どうしてあんな人たちまで・・、という風に思うのです。
もう1つ恐ろしかったのが、夜空を飛ぶ核ミサイルが、星の様に見えていることです。
あれがなぜか恐ろしかったです。
それに団伊久磨先生の音楽も素晴らしいですね。
最初は平和なことを強調したお上品な音楽を流し、後半は、その平和をぶち壊すことの怒りを表すような、恐ろしく又は悲しい音楽を付けています。
特に東京が滅んだ後、海で潜水艦が核ミサイルを撃つ所に流れる序曲のアレンジが恐ろしかったですね。
またラストに「お正月の歌」が子どもの合唱で流れますが、あの歌が、劇中前半で、江原(笠智衆)に送る歌として流れていたことで、効果を出していました。
もう、あの歌を歌って送ってくれた、子どもたちとはもう二度と会えないのだろう、又人類にはもう正月は来ないのだろうという2つの悲劇性をあらわしていた様に思います本編と連動してドラマを作っているのですね。

本編・特撮・音楽がみっちり連動している、第一級の映画であると思います。

後、1973年版「日本沈没」もやってたのですが、なかなかリアルでした。
重厚で、真摯な人間ドラマ(D1のメンバーが渋くていい!)また、円谷監督のスピリッツを感じる特撮(特に津波のシーンは、円谷監督並みの細かさでした)
丹波哲郎も、圧倒されるような演技で、正しく「名首相」にふさわしいキャラになっていた様に思います。

ただ後半、駆け足になっていたのが悔やまれます。
だって日本が1日で沈んでる様にしか見えない(笑)
原作ではここからが見せ場でしたが、そこがなくなってしまったのは悔やまれます。
しかし、政治や国際情勢については考えさせられるところもあり、ちゃんと原作を無駄にはしておりません。

他にも「ドゴラ」も見ちゃいました。
それはまた後で書き込もうと思います。

1127 Reply 更新告知 殿様ギドラ Mail 2006/08/05 15:55

「ギドラの巣」の容量が大幅にアップしたのにともなって、コンテンツを大増量しました。

いままでフォトストーリーでしか紹介していなかった中・長編映画も全編配信開始!

さんざん人様が作った映画にケチをつけてきたわけですが、偉そうなのは口だけで、自作は大したことありません。
しょぼさがにじみ出る画面、映画作りをほとんど勉強せずに作ってしまったための間違いだらけの画面構成。

実に恥ずかしい。
でも、敢えて公表。
作っちゃったものは発表すべし。
下手くそだけど、10代から20代にかけて自分がやろうとしたことは間違っていなかったと思うし、
そこに込められた思いは昨今増えている腑抜けた映画よりずーっと優れていると自画自賛。

好き嫌いはあるでしょう。
貶したい人は大いに貶してください。
おもしろかったという人は恥ずかしがらずに、誉めてねん。

ギドラの巣映画ビデオコーナー
http://www.geocities.jp/k_ghidorah/videoindex.htm

1132 Reply 雷撃隊出動 ゾンデ5号 2006/08/07 21:47

日本映画専門チャンネルで、ギドラさんお奨めの「雷撃隊出動」見ました。
確かにこれは反戦映画です。
特攻隊の突撃は、乗員は「天皇陛下万歳!」(極端かもしれませんが)というような空気でもなく、諦めの様な空気が漂っていました。
ラストの島の司令部の描写ですが、司令官は感情を抑えた感じですが、内心は戦争を嫌がってるような感じです。(あぁ・・どうしてこんな事に、という感じですね)

また、当時の理論(鬼畜米英だ!雷撃精神だ!)などに対しては、肯定してるというよりは、白けてる感じですね。
例を出すと、飯屋のおばちゃんが、軍人に「アメリカをやっつけてやる」と言っても、一言も返事をしないとか、兵士が特攻隊の友人に「雷撃精神が云々」と言うと、その人は「雷撃とは・・死ぬ事なんだ」と言ったりと(死にたくないと言う感情があります)とても戦意高揚を図るって代物ではないです。

円谷特撮ですが、リアルに飛行機の描写はしていますが、静寂な感じです。
リアルに徹していて、ラストの沈んでる軍艦のところなんか、妙な無常観を感じちゃいました。
おそらく、本編・特撮共に、あくまでドキュメンタリー的に演出をしようという意図があったのかもしれません。

この映画は、戦争を冷静に見つめる姿勢を持ってきたのかもしれません。
だからこそ特攻隊がリアルだったのかもしれません。
僕もお奨めしますよ、これ。



1133 Reply Re:雷撃隊出動 殿様ギドラ Mail 2006/08/08 18:56

> おそらく、本編・特撮共に、あくまでドキュメンタリー的に演出をしようという意図があったのかもしれません。

私もそう感じています。
当時の状況をありのままに描く意志があったんじゃないかと。

先頃発売になったDVDの解説書では、戦局が苦しくなって物資も不足する中、国民に発憤させるという意図を持った国策映画なのかもしれないという解釈もされていますが、
そこでも、この映画が戦意高揚に役立ったとは思えないとされています。

特別攻撃隊が組織されるのに合わせるように公開された映画とのことですが、
劇中、体当たり攻撃を決意したと思われる仲間のことを、「バカなことを考えているんじゃないだろうな」と言わせています。
なんだか、当時の軍部に真っ向から逆らうような発言に聞こえます。
(この映画が検閲されたときには特攻はまだ正式なものではなかったのでしょうけれど)

慰問映画の最中に敵の攻撃を受けるシーンが悲しすぎる!!

当時の日本人・日本兵の有様をうかがい知るには一級の映画でしょう。

1134 Reply Re:雷撃隊出動 ゾンデ5号 2006/08/08 20:59

> 特別攻撃隊が組織されるのに合わせるように公開された映画とのことですが、
> 劇中、体当たり攻撃を決意したと思われる仲間のことを、「バカなことを考えているんじゃないだろうな」と言わせています。
> なんだか、当時の軍部に真っ向から逆らうような発言に聞こえます。

そうですね。
そうやって人をどんどん死なせることをする軍部に対するささやかな批判なのかもしれません。
どう考えても戦意高揚ではないのに、検閲をすり抜けられたのが不思議ですね。
それに島がアメリカ軍の機銃掃射に襲われるシーンなんか、戦争の恐ろしさを感じさせる、戦意高揚を狙ったとは思えないものなんですが、どうでしょうね。
昭和18年に、ここまで戦争を批判するような映画が作られていたのは驚きですね。
山本嘉次郎あっぱれ!

1135 Reply こんにちは。 映像 2006/08/13 03:10

こんな映像サイトを見つけました。
おもしろそうなのもありましたよ。

http://www.watchme.tv/

よかったら観てみては?

1152 Reply Re:こんにちは。 殿様ギドラ Mail 2006/08/22 16:54

レスが遅くなりました。すいません。

ひょっとして、お初の方ではないんじゃないかとも思うんですが、確信はないです。

大変大変失礼ながら、最初はスパム投稿かと思い、怪しげなアダルトサイトの宣伝じゃないかと疑ってしまいました。
けれども、ご紹介のURLが変なつづりではなかったので確認のためアクセスしてみたところ、
まともな動画サイトであることがわかりました。

情報提供に感謝します。
みなさんも安心してアクセスしてください。

1153 Reply スーパーマン・リターンズ 殿様ギドラ Mail 2006/08/22 17:18

見て参りました。

まずはジョン・ウィリアムスによるテーマ曲と残像を引きながら飛んでくるタイトル文字にノックアウト。
それがクリストファー・リーブ版の続編であることを宣言しています。
実に懐かしく、心躍る瞬間でありました。

映像はCGを多用しているので、どうしてもぬぐえない軽さが残ったのが残念ですが、丁寧にカットを積み重ねているので迫力は損なわれていません。

感心したのは、登場人物の心理をいい加減にしていないところ。
きちんと感情の流れが繋がっているのでストーリーについていくことが出来ます。

ただし。
スーパーマンの内面に深入りしすぎて、英雄譚の基本がおろそかになってしまったのが実に痛い。
宿敵レックス・ルーサーを登場させるのは久々の続編として外せなかったのはわかる。
けれども、そのルーサーがスーパーマンに関係するアイテムを使っての悪だくみを計画するのでストーリーの広がりに欠けて窮屈な感じになっている。
さらに、クライマックスの新大陸創造アメリカなんか沈んじゃえ大作戦のディティールがよくわからず、アメリカを襲う災害も丁寧ながら尺が短すぎて危機感が希薄であり、スーパーマンが事態を解決するのもなんの工夫もない火事場の馬鹿力によるもので、ルーサーをぎゃふんと言わせる場面もないのでは、とうていカタルシスは生まれない。

小粋な演出など気に入ったところは多々あったのに、マイナスポイントも大きすぎて総合では60点になってしまった。

思い入れが強すぎて間延びしている面もあったんじゃないでしょうか。
(上映時間が2時間30分を超すのはいかがなものか)

ん~、しかしま、私はまずまず料金分は楽しみました。
(好き嫌いが大きく分かれるような大展開もあるんで、おもしろさを保証はできましぇん)

1230 Reply Re:スーパーマン・リターンズ マンプリ 2006/09/12 02:24

いやぁ。
遅まきながら、「スーパーマンリターンズ」を観に行きました。

しかし・・・。

面白い事に、ギドラさんと感想が全く一緒。

出足のジョン・ウィリアムスの音楽に、もうノックダウン。

あのシーンだけで、もうワクワクしちゃいました。

けど、
確かに、細かい人間描写ばっかしやっちゃって、
ちっとも英雄譚になっていないってーのが痛い泣き所。

ケビンスペーシーと言う凄い役者さんを持って来ているのだから、
もう少し、スーパーマンとの対決を練って欲しかったっすね。

そいと、
昔の彼女に未練たらしく迫って行くスーパーマンってのも、何だかなぁ。。。

病院に担ぎ込まれて人口吸入器を吸ってるスーパーマンってのも。。。
(針が折れるシーンは、藤子不二雄さんの漫画、ウルトラ・スーパー・デラックスマンを思い出しました。)

でも、
そこそこ楽しめる映画にはなっていたので、
60点と言う評価は私も賛成です。

1233 Reply Re:スーパーマン・リターンズ だがや 2006/09/12 22:41

僕も見てきました。

> 出足のジョン・ウィリアムスの音楽に、もうノックダウン。
> あのシーンだけで、もうワクワクしちゃいました。
> けど、
> 確かに、細かい人間描写ばっかしやっちゃって、
> ちっとも英雄譚になっていないってーのが痛い泣き所。

冒頭にアクションシーンを持ってきてとりあえず見せ場は作った。
本編のテーマはアクションじゃないけど、義務は果たしたよ。
って感じがしましたね。

確かに、スーパーマンって存在自体がアメリカの正義であって
もう世界はそんな単純に割り切れるものじゃなくなっています。
どんなにスーパーな力を持った存在でもそれだけではいられないのでしょう。

でも、そんな時代だからこそ、無条件にスーパーなヒーローの
活躍が見たかったなあ、と思いましたね。

> ケビンスペーシーと言う凄い役者さんを持って来ているのだから、
> もう少し、スーパーマンとの対決を練って欲しかったっすね。

見て楽しい映画であって欲しかったですね。

> そいと、
> 昔の彼女に未練たらしく迫って行くスーパーマンってのも、何だかなぁ。。。

これも現代なんでしょうけど、そういうのはスパイダーマンか
バットマンに任せて彼にはもっとスーパーな奴をお願いしたいです。

それと、CGを多用して見ごたえのあるシーンを作っているのですが
今ひとつスーパーマンの表情や眼力を感じないせいか
スーパーマンの顔が全部CGに見えてしまったのは僕だけでしょうね。

また、リーブ版の衣装は襟ぐりが広かったのですね。
マントと襟ぐりの大きさで印象が変わってしまうようで
前作のほうが肩幅の広さが強調されてカッコよかったのになあ。


1257 Reply Re:スーパーマン・リターンズ 殿様ギドラ Mail 2006/09/19 17:26


マンプリさんもだがやさんもいらっしゃいまし。

やっぱりそうですよね。
なんでしょうね、ヒーロー物でやたらとヒーローの内面に入り込もうとする作劇というのは・・・。

今回のリターンズを見ながら感じたのは、監督さんはスーパーマンが大好きなんだなぁ、けれども、好きが昂じすぎてスーパーマンを描く(掘り下げる)ことしか頭になくなっちゃったのかな、と。

本来は、事件・事故にスーパーマンがどう対処するか、がキモであるべきなのに。

この流れは日本のゴジラやウルトラのほうが先行してました。
ゴジラってなんだ、ウルトラマンってなんだと始まり、ウルトラマンに至っては、某作品でウルトラマン同士の痴話喧嘩を描く始末。
これでは、イっちゃったマニアにしか受け入れられないジャンルになってしまいますよ。

1160 Reply スパム多すぎ 殿様ギドラ Mail 2006/08/24 17:40

迷惑投稿に押し出されてちゃんとした記事が過去ログに押し出されてますなー。

記事を削除しても投稿番号は残るので1ページあたりの表示数を削除された迷惑投稿が占拠しております。
かつてはOTDがスパム業者らしきアクセスをブロックしてくれたのに、経営者が変わったらもうメンテナンスをほったらかしているみたい。

あーあ。引っ越ししちゃおうかなぁ

1169 Reply Re:スパム多すぎ マンプリ 2006/08/29 01:31

Blonson Clubも、もうスパムだらけっすよ。

一日一回は駆除しなきゃなりませんからね~。

ちょっと古いタイプの掲示板なので、
アクセスブロック出来ないのが、かなーり頭の痛いトコ。

なので、
その内、URLの小変更で対応しようと思っているとですよ。

1178 Reply Re:スパム多すぎ 殿様ギドラ Mail 2006/08/30 18:04

掲示板運営者としては、CGIなんつーものも勉強して何にでも対処できなきゃいかんのかなぁ。

OTD掲示板はパスワード制限は有料版しか使えないのが痛いっす。
公開パスワード制にでもすれば、自動投稿が防げるのだけれど・・。

1167 Reply TAKESHIS' 殿様ギドラ Mail 2006/08/28 19:17

見逃していたけれど衛星放送で見ることが出来ました。

芸人ビートたけしは大好きだ。
けれど、映画監督北野武となるとうーーーーん。
良い作品もあるけれど、外れも多いなという受け止め方。

で、『TAKESHIS'』がどうだったかというと、ビートたけしの内面を描いた北野映画ということになりましょうか。

たけちゃんファンとしては面白かった。
しかしながら、内容にあまり普遍性がないので傑作名作と誉めることは出来ない。

複雑な構成で謎めいたところもあるので、自分の受け止め方がどこまで的を射ているのかわかりませんが、
北野武が感じる、自分がビートたけしであることへの後ろめたさがひしひしと伝わってきました。

劇中のビートたけしがことさらにスター然としていて、かなりイヤなヤツに描かれることや、まるで生き写しのキタノがやけにまじめな人物として描かれることに「売れてしまった」ことへの罪悪感のようなものを感じます。

報われない人への暖かい目線はビートたけしならでは。
かといって、成功していない人を手放しで応援しているわけでもなくて、その卑しさも同時にえぐるのがさすがです。

全体の構造としては本来交わらないはずのパラレルワールドが重なり合ってしまった世界であり、ビートたけしとキタノだけでなく、主要人物がそれぞれ2役で出てきます。
(そのキャラクター設定の距離感がうまいです。2つの世界でほとんど変わらない立ち位置の人物もいる)

その世界にさらにキタノの妄想までが入り込んでくるので、かなり幻惑されますが、それを快感と感じるか不愉快に思うかが分かれ道かも。

それでも最後にひとつの世界に収斂します。
先に普遍性がないと書きましたが、TVや映画への批判性は普遍的なものかもしれません。
もちろん、虚構がダメということはないけれど、虚構から真の体験は得られないというのも事実でしょう。

いちおうネタバレなしに留めておくので、どのシーンがどうだったとは書かないようにします。

それから、北野監督お得意の、映像的には繋がらないカットを繋いでいく編集法が頻出しますが、
考えもなしに真似しちゃだめよ。(若手の皆さん)

時間や空間が連続していなくても、北野流の編集では意識に連続性があるから成立しているのだということをお忘れなく。

1168 Reply Re:TAKESHIS’ マンプリ 2006/08/29 01:28

ばんわ~^^

私もキタノ君は、よー分からんとですよ。

故黒澤明氏が、キタノ君に邦画の将来を託したとかなんとか聞き及びますが、
どうもねぇ、
どの作品を見ても、かなーり、カッタルイんすよ。

もう展開がダラダラしちゃって、
直ぐに眠くなっちゃいます。

ほんで、
話の筋も、あんまり起伏がないし。。。

ヨーロッパでは評価が高いそうですが、
どーこがそんなに良いのか?全然分かりません。

そして、実に、この点だけが、おすぎさんと意見が合ってしまう訳で、困ってしまうのですが、
でも、芸人ビートたけしは、やはり一角の人だと思うのです。

話にキレもヒネリもあって、
私ゃ、オールナイトニッポンの時からのファンでもあります。

その彼本来の持ち味が、ちっとも映画に活かされていない、
何故かしら、そう感じちゃうのです。

もしかして、
「毒」が無いせいなのかなぁ?
と邪推しております。

1177 Reply Re:TAKESHIS’ 殿様ギドラ Mail 2006/08/30 18:00

どーもー。
そーなんすよ。

北野監督、構成力も演出力もあると思うのだけれど、ストリーテラーではないですね。
物語性にはあまり興味がないようです。

実に刹那的な映画が多い。
だから雰囲気に乗れないと飽きてしょうがない。

それから自己表現に注力しているフシもある。
自分てこんなヤツ、というものを叩きつければ表現として成立しているみたい。
そうではない作品、たとえば『座頭市』なんて、理由はいろいろあるけれど、あたしゃ、唾棄すべき愚作だと思ってます。

そういや、故淀川長治さんが「たけしはねぇ、語り口はうまいねぇ。あとはお話をちゃんとするといいねぇ」とおっしゃっていました。
そのときは我が意を得たりと喝采しましたが、以来、10年近く、北野武監督はなーんも変わってません。

でも、そうっすね、『その男、凶暴につき』(北野映画とは言えないけれど)・『HANA-BI』・『菊次郎の夏』そして、『TAKESHIS'』は好きな部類に入っちゃう殿様ギドラでありました。

1184 Reply 特集番組 ゾンデ5号 2006/09/03 17:29

皆様朗報です!
NHK教育の「知るを楽しむ」で9月5日~19日の間に円谷英二監督が特集されるそうであります。

http://www.nhk.or.jp/shiruraku/200609/tuesday.html

語り手は唐沢俊一さん。
「WOO」の宣伝とは関係なさそうなので、これは楽しみですね!

1187 Reply Re:特集番組 殿様ギドラ Mail 2006/09/04 18:21

おお、これは大事な情報をありがとうございます。
チェックしてなかった!
録画しよーっと。

しかしま、唐沢俊一さんが語っちゃうのかぁ。(すごく不安)

> 「WOO」の宣伝とは関係なさそうなので、これは楽しみですね!
「WoO」、辛い作品でしたーー。
このあと「WoO」感想を投稿しまふ。

1189 Reply Re:特集番組 レグルス URL 2006/09/04 21:36

ちょっと前にテキスト(?)で読みましたが、
ふ~ん、という感じで、特にひっかかりのない内容に感じました。

別に見るまでもないかな…と(^^;)

それほど大きな書店に行かなくても、
「○○語講座」などのNHKのテキストが置いてあるコーナーにまだあると思います。

以前「山田風太郎」の回に比べたところだと、
放送版はテキストに若干プラスαがあると思いますが。

1204 Reply Re:特集番組 殿様ギドラ Mail 2006/09/08 17:57

まずは第一回を見ました。

まあ、レグルスさんのご意見が当たっていると申しましょうか、
TVで取り上げるとこんな感じになっちゃうのよね。

私としては、どんな意見が出てくるのかのチェックという意味で見ますよ。
それから、TVなら関連資料映像が挿入されて話題を掴みやすいですし。

それにしても、第一回の“講義”内容はちょいとお粗末でしたね。
強引に前提条件を作っちゃってるんだもんな。
半分ぐらいしか同意できなかったなぁ。
インタビューで開米栄三さんが「人形アニメはオモチャに見えちゃうんだよ」とバサッと斬っちゃったのがおもしろかったけど。

ちょっとヤダなと思ったのは、そんなに円谷英二に入れ込んではいなくて、そこそこ特撮が好き、という人だと「ははーん、なるほど、そうか」と納得しちゃうかもしれないというあたり。

円谷特撮が客の「見立て」に期待した様式的なものであると理解されたらたまらんです。
(語らせるなら竹内博さんを呼べばいいのに)

1255 Reply Re:特集番組 殿様ギドラ Mail 2006/09/19 17:17

今夜は第三回となりますが、先週の第二回にちょいと補足。
番組を見る限りでは、戦後公職追放された円谷監督はそれが解除になるまで映画以外の仕事しか出来なかったように受け取れます。
実際はそうじゃないです。

邦画各社から特撮部分だけを請け負って、ミニチュアやら合成やら細かく映画の仕事をしていました。
この時代に門下に入ったのが有川貞昌監督。

追放解除のあとは東宝に戻って(大映入りの話もあった)『ゴジラ』以前から戦記物などに腕をふるったのは作品歴を見れば判りますね。
このあたりも今回の番組では、公職追放解除後の初仕事が『ゴジラ』であるかのような構成になっていて、どうしても「怪獣の円谷」というイメージを強調したい意図を感じてしまいました。

1188 Reply ウーよ、ウーよぉぉぉ! 殿様ギドラ Mail 2006/09/04 18:23

NHKがハイビジョン用に製作した「生物彗星WoO」がアナログBSで放送されたのでいちおう見ました。
全13話で助かった~。
それでも全部観るのは相当骨が折れました。

だって、つまんないんだもん。

怪獣風(劇中では怪獣とはっきり言っている)の怪物は出てきますが、決して怪獣ドラマにはなっていないし、
どこかのアニメから拝借したような、ここ10年ゲップが出そうなほど繰り返されたお説教ばっかり。

ウルトラマンネクサスよりはましだったけれど、ま、似たようなぶっ壊れっぷりでしたね。
(繰り返すが、ネクサスの失敗は話が暗かったからではない。未熟な出来だったからである)

特撮がどうの、デザインがどうのと論じる以前に、シナリオが幼稚。

出てくる人物・組織の行動に納得できる動機付けがなさすぎる。
さらには、社会の底辺で生きる人々との交流を描きたかったと思われるエピソードのわざとらしさと底の浅さはなんだ?
(貧乏な人や虐げられた人はみんな優しいとでもいいたいのか?)
あんな小ぎれいなホームレスがいるか!

劇中の悪は、小学生レベルの支配願望だし。

そして、最後の最後、恐れていた事態が・・・。
それまで怪物に殺されたと思われていた人々が全員無事に生還。
はいはい。お優しいドラマですね。
こんなもの、子供には見せたくない。
あれだけ辛気くさいストーリーを延々と続けておいて、そのくせ人の死から逃げるつもりか。

おもちゃ屋さんの横槍がなくてもこの程度のものしか作れないのだな。

それから一番大事な点を指摘する。

原案、円谷英二・金城哲夫と表示されるが、どのあたりがお二人の発想を使ったものなのか。
金城哲夫さんが円谷プロを去ってからのお仕事は知らないので、ひょっとして、中学生の女の子が殺されそうになって逃げ回るなんつーあたりなのか?
(そんなバカな)
少なくともこれまで私が見てきた円谷英二作品・金城哲夫作品の延長上に位置するものとは全く思えない。
それは出来の善し悪しとは別のことで、何を目指しているかという方向性の問題である。

情けないし、腹が立つ。
こんなものをでっち上げるぐらいなら、「日本ヒコーキ野郎」を作ったらどうです。(NHKなら出来るでしょう)
円谷英二監督が遺した企画書や資料があるでしょうに。

1191 Reply Re:ウーよ、ウーよぉぉぉ! ゾンデ5号 2006/09/05 07:33

ありゃぁぁ・・ダメでしたかぁ。
僕も見ようかなとは思ってましたが、とても円谷英二SF作品の醍醐味が欠けてる様な感じで止めました。
何だか主人公の女の子に焦点当てすぎちゃってる感がありまして・・。
円谷英二監督は、いちいち陰気臭く個人の感情を引っ張るような事をせず、スペクタクルに徹しているような作品を作っているのに・・・、それを理解してないとは。
製作者は「ウルトラQ」や「ウルトラマン」などを見直してほしいですなぁ。

1205 Reply Re:ウーよ、ウーよぉぉぉ! 殿様ギドラ Mail 2006/09/08 18:04

ダメなのよ。ほんとにダメドラマでした。

特撮物に限らないんだけれど、このごろはホントに個人の問題にばかり入れ込む作品が多くて食傷しますね。
(そのくせ、人間感情の機微がわかってないものも多い)

スペクタクル作品が絶滅しそうで怖いです。
私が円谷作品にこだわるのは、まさにゾンデ5号さんがおっしゃるようにそのスペクタクル性が好きだからでもあるのです。
でっかい怪物が出てくればスペクタクルになるというものではなくて、ストーリーの広がり感も大事なことで、とにかくでっかい物語を見たいもんです。
スポンサーサイト
プロフィール

殿様ギドラ

Author:殿様ギドラ
映画好き、とくに円谷英二の特撮映画が大好きのオヤジです。
F1を中心に内外の自動車レースにも興味あり。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
新々ギドラ掲示板
世間話など雑談にご活用ください。
アクセスカウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ギドラの巣「新」映像作品掲示板
映画テレビなど映像作品の感想・批評用です。
QRコード
QR
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。