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映像作品掲示板過去ログ060423_060805

998 Reply メビウスについて ルー等級つつ大臣 2006/04/23 21:08

やっとこちらでも放映が確認されたので一言。
(それを知ったのは実は昨日・・・。)
さて拝見した作品にはバードンが登場しましたがリニューアルという安易な手を使わずにデザイン、設定共にきちんと新作に登場したことにまずは拍手致します。
(ゴジラでもこの手を使えば・・・。東宝も見習え!ついでに新作ガメラも・・・。)
ストーリーもその設定を巧く活かしたものになってますが相変わらず最近の悪しき内面世界の登場人物がそれを邪魔してましたねー・・・。
登場人物の「陰」なんて最早このストーリーではどうでもいいんですよ。
もっと単純にエンタメ路線に出来ないのか・・・?
さらりと描くべき要素をメインにしてしまうんですから・・・。
とはいえ新作のウルトラマンではベストの出来ですな。
これから期待できますよこれは。
(とはいえ来週の作品では逃げるな・・・っていってたからやや不安・・。)

1001 Reply Re:メビウスについて 殿様ギドラ Mail 2006/04/25 17:11

おおっとー、ご覧になりましたか。

えーと、第一話から三話まで見たところで私も同じ不安を感じています。
確かにオリジナルシリーズを引き継ごうという気概はあっぱれ。

しかしながら、ここまでのところ設定の説明に終始している感あり。
さらには描かれるドラマが内側に向かうものばかり。
対怪獣組織内部の人間関係やメビウスと彼らの関係ばかりなんですな。

カラータイマーの役割をくどくどと説明する必要なんかないんだって!
(さらっと視聴者に感じさせることがなぜ出来ぬ?)

さすがに三話目まで至ってもいっこうに怪獣ドラマにならないことに苛立ってきました。

そうそう、もっと危険なのは舌ベロの長い謎の女ね。
あれ、ヤプールだったりしないか?
で、ヤプール対GUYS・メビウスの私的闘争になったりしないよね?

設定だけでなくストーリーもきちんと「ウルトラ」してください。
すごく極端なことを言えば、ウルトラシリーズではウルトラマンが出てきたときにはストーリーが終わっているものなのです。
怪獣を軸にあれやこれやがあって、怪獣退場のためだけにウルトラマンが出てくるのが基本フォーマット。
ウルトラマン側になんらかのドラマ性を作るのは変化球なのよ。

「メビウス」、怪獣事件に巻き込まれた一般人のドラマを積極的に描いてちょーだい!

1004 Reply Re:メビウスについて ルー等級つつ大臣 2006/04/26 21:35

第一話から三話まで見たところで私も同じ不安を感じています。
確かにオリジナルシリーズを引き継ごうという気概はあっぱれ。

しかしながら、ここまでのところ設定の説明に終始している感あり。
さらには描かれるドラマが内側に向かうものばかり。
対怪獣組織内部の人間関係やメビウスと彼らの関係ばかりなんですな。

カラータイマーの役割をくどくどと説明する必要なんかないんだって!
(さらっと視聴者に感じさせることがなぜ出来ぬ?)

そうなんですよね。
一向にストーリーが外側に向かわず登場人物の内輪もめ的なものになってしまって爽快感がないんですよ。
典型的なドラマかぶれの作ったような代物で物語に「怪獣」のいるような雰囲気が全く出てないんですよ困ったことに。
(救いはそれまでのシリーズの設定をきちんと踏襲してくれた点か。
でも実際のストーリー展開にそれまでのシリーズへの作風まで踏襲していない)
「怪獣映画」というのは特撮シーンのみならず本編ドラマ班の演出も「怪獣」のいる風景でなければならないのに全くそうなってないんですから・・・。

「メビウス」、怪獣事件に巻き込まれた一般人のドラマを積極的に描いてちょーだい!

バードンの回で見ましたけど後半、バードンが港らしき場所に落下し特撮のほうで波に翻弄される漁船を描いたというのに逃げまとう群集が皆無なんですから・・・。
どう考えても不自然なんですよ。
せめてガイズのメンバーが避難勧告でも出してれば・・・。

設定のみならずストーリーテリングの方ももっと「ウルトラ」のフォーマットで!

1006 Reply Re:メビウスについて 殿様ギドラ Mail 2006/04/27 15:24

まったくおっしゃるとおり!

とにかく舞台設定がオリジナルシリーズを引き継ぐ物なのだから、正統派として軌道修正するのは容易なはず。
がんばれ、メビウススタッフ!

今週分は、はたしてミクラスがどんな扱いを受けるのか心配だぞーー!

1009 Reply Re:メビウスについて ゾンデ5号 2006/05/02 21:14

ミクラスの回見ましたよ
ミクラスの扱いは、セブンろくに見たことがないので、あんまりは言えないのですが、ミクラスはあんな弱虫ではなかった様な・・。
セブンとは関係あるようで、安心はしましたが・・。
後今回もGUYSの内輪話に終始しちゃったような・・。
英二さんのころは、さまざまな人物を出して、結構面白みのあるドラマを作っていたようですが・・・。
それにGUYSのお偉いさんが馬鹿過ぎるというか・・、とてもじゃないですが軍事組織を指揮する人には見えないんですよ
組織にリアリティーがないと言うのは平成ゴジラと一緒ですね


1011 Reply Re:メビウスについて 殿様ギドラ Mail 2006/05/08 19:05

遅レスすいません。

ミクラスもその次も見ました・・・。(トホホ)

設定がオリジナルシリーズを受け継ぐものでも、ストーリー面はマックスの悪いところをそのまんま受け継いでるんだもんなぁ。

> それにGUYSのお偉いさんが馬鹿過ぎるというか・・、とてもじゃないですが軍事組織を指揮する人には見えないんですよ

その通り!!
コメディリリーフを入れたいのは判るけど、お茶目というのとバカは違いますからね。
人間のリアリティがなさすぎです。

で、なーんか、別のウルトラマンが出てきちゃって、ガイアとかネクサス風になっちゃうの?
ヤメテくれーーー。


999 Reply 小さき勇者たち ガメラ 村田 耿介 Mail URL 2006/04/23 22:45

ご無沙汰しております。
こちらは常々拝見しておりましたが、今回は新『ガメラ』を試写にて見て来ましたので、感想を投稿しようと参りました。
が、長文化及び、掲示板に書くような体裁でもなくなったため、下記アドレスに上げましたので、御覧いただけましたら幸いです。

http://www.ne.jp/asahi/chateaudif/toki0504/movie/nikki.html

私は映画に関してはこういう見方しかできませんが、殿様ギドラさんにはぜひとも特撮含めた映像など、多角的に見ていただいて、またこちらに感想など書いていただけたらと思っております。

>もっと強く激しくゴジラについて論議しておくべきだったのではないか、
>ゴジラの個性や怪獣映画の特性に関して無頓着な人たちに寛容すぎたのではないかなどなど私ごときにさしたる影響力はないにもかかわらず、
>死力を尽くさなかったんじゃないかとゴジラに申し訳ない気持ちになっています。

こちらでの毎年の御活動や、殿様ギドラさんの書かれた多くの文章には、私も大変感銘を受けました。多くの人がそうではないかと思います。そのように卑下される必要は、何もないと思います。

では、失礼します。


1002 Reply Re:小さき勇者たち ガメラ 殿様ギドラ Mail 2006/04/25 17:13

いやー、お久しぶりです。
そして、書き込みに感謝です。

さっそく『小さき勇者たちガメラ』の批評を読ませて頂きました。
むむむ、これは、予想以上に高得点の映画に仕上がったのか。
(ガメラを名乗ることの是非は別にして)

村田耿介さんの批評文にはネタバレに当たりそうな部分もあるので、ネタバレいや~んな方は要注意ですぜ。
あたしゃこの作品に関しては気にしないので大丈夫でした。
(偶然にも、「シリーズリセットについて」スレに今回私が書いたことと同様の分析が書かれていてびっくり)

怪獣映画を意識しないからこそ出来る自然さが達成されていたと考えていい、ん、で、しょうか。
少なくとも事前予想の最悪の結果は免れたことがわかったので、安心して見に行けます。(よかった~)

そして、
私の自責の念に暖かいお言葉をいただきましてありがとうございます。
それでも、ゴジラシリーズ休止はともかく、ファンの声に後押しされるような形でスタートしたミレニアムゴジラにただの一本も真っ当なゴジラ映画がなかったことはずーっとひっかかるんですよ。
私も弱い人間ですから、ついつい誰かを責めたくなってしまいます。
○○が××だからこんなことになったんだろとか、この程度の映画で喜ぶヤツがいるから*******だぁぁぁとか・・・。
そんな弱さを抑制するための反省ってことで。

『小さき勇者たち ガメラ』を観たら感想を書きますぜぇ。

1003 Reply Re:小さき勇者たち ガメラ 村田 耿介 Mail URL 2006/04/25 21:07

おとと、すいません。たしかにちょっとネタバレ気味でした。
お約束の範囲内とは思いますが、気をつけます。

> むむむ、これは、予想以上に高得点の映画に仕上がったのか。
> (ガメラを名乗ることの是非は別にして)

そうなんですよ、ここらへんが平成三部作と『宇宙怪獣ガメラ』しか見ていない(笑)、私には判断のつかないところでして。
ただ、今作だけ見た感じでは、盛り上がるところも「ガメラ」というアイコンが機能したゆえのものではないので、それこそ新怪獣でやるべき内容だったかもしれません。拙文でも「亀」「亀」と連呼してますが、そこらへんに迷いがあります。

> (偶然にも、「シリーズリセットについて」スレに今回私が書いたことと同様の分析が書かれていてびっくり)
>
> 怪獣映画を意識しないからこそ出来る自然さが達成されていたと考えていい、ん、で、しょうか。

これもこちらで書かれていたように思うんですが、敵怪獣「ジーダス」登場前に、

漁船が行方不明というニュース映像→海上に散らばる船の破片→波間を漂う唯一の生存者→悲鳴を上げながら海中に飲み込まれる→海面に広がる鮮血

……という実に手堅い描写が入ってまして、好感を持ちました。
それこそ色々なモンスター映画でベタベタに繰り返されていたシークエンスだと思うんですが、近年のゴジラシリーズなどは「おまえらこういうの飽きただろ?」と言わんばかりにこういう描写をはしょり、やたらに奇をてらう印象ばかりが強かったので。
ちゃんと演出すれば、充分ハラハラするのに。

……と、まあ御覧になる前にあまりクドクドと書いてもいけませんね。
では、また参ります。


1005 Reply Re:小さき勇者たち ガメラ 殿様ギドラ Mail 2006/04/27 15:19


「小さき勇者たち ガメラ」に怪獣映画演出の基本形が残されているなら、そこだけでも未来に期待が持てます。
それを出発点にして真の怪獣映画復活が為されるかもしれません。
(でも、たぶん、「小さき~」では『モスラ』『キングコング対ゴジラ』で発展的に展開した怪獣映画の醍醐味は描かれないのだろうな、と予測してます)

われわれはこの20年を無駄にしてしまったのですよ、きっと。

昭和のガメラ、「宇宙怪獣ガメラ」は大暴投というか反則技というか、監督・脚本家(どちらもオリジナルスタッフ)ともにブチぎれた結果だと思われます。
ガメラ映画がどんなものだったのか、それ以前の作品で是非検証してみてください。
本多・円谷コンビ作品のような格調の高さはないですし、現在の目で見るといかにもチープな作りも多々ありますが、
怪獣をどう捉えているか、という発想面では平成ガネコよりずーっと怪獣映画になってます。

『ガメラ対ギャオス』や『ガメラ対ジャイガー』では、ガメラが子供と心が通じるという設定がうまく機能していますぞ。
     ↑
ガメラにおいては、この設定は重要なんだけどなぁ。
どうも「小さき勇者たち」ではリアリズムを求めたためにガメラではなくなっている面もありそうですね。

1007 Reply いよいよ今週末 殿様ギドラ Mail 2006/04/27 15:35

『緯度0大作戦』のDVDが発売になります!

みなさんご存じだと思いますが、通常版とコレクターズボックスの2種同時発売です。

で、調べてみたところ、日本国内バージョン(通常版はこちら)はオリジナルモノラル音声とオーディオコメンタリー収録で片面2層ディスクになってます。

で、ボックス商品に収められる海外版はモノラル・オーディオコメンタリーに加えてリミックス5.1ch音声も収録だっっ!
尺は海外版のほうが長いので、まあ、いいか。
しかし、この海外版ディスクはなぜか片面1層ディスクなんだって。
尺が長くて音声トラックも多いのにデータ量を少なくしちゃってんの。
なんでよ。

チャンピオン祭版は尺が短いので片面1層で充分だと思うけれど、
海外版は2層ディスクにしなきゃだめでしょ。

とかなんとかありますが、
伊福部音楽と黄金期の東宝効果音をサラウンドで楽しみたい方はなにがなんでもコレクターズボックスを買うざます!!

1008 Reply 参った! 殿様ギドラ Mail 2006/05/01 11:38

まだトトくんを観てないざます。
ほんとは今日行く予定だったのに、突発のナニがナニして家から動けないのざます。

かといって掲示板投稿に時間を割けるわけでもなく、緯度0ボックスの話やメビウスのことも書きたいのに万事休す。

そうそう、渥美清の「泣いてたまるか」DVDコレクションより「おお怪獣日本一」も入手したのにまだ観てないし。

所帯持ちは辛いよ。

追伸「緯度0」は絶対ボックスを買うべきであーる!

「円谷英二のおもちゃ箱」DVD、まだ到着しないぞ!

1010 Reply Re:参った! 殿様ギドラ Mail 2006/05/08 19:01

トト君見たざます。
感想はこのあと投稿するざます。

> 追伸「緯度0」は絶対ボックスを買うべきであーる!
海外版こそが本多監督の意図通りのもので、
とくに冒頭の海底火山爆発のくだりは丁寧なカットの積み重ねで日本版よりずーっと迫力ありなのです。
また、音楽の付け方も海外版のほうが伊福部先生の意図通りのよーです。
>
> 「円谷英二のおもちゃ箱」DVD、まだ到着しないぞ!
到着しました。
まだ半分ぐらいしか見てないけれど、円谷英二ファンは絶対買いましょう。

1012 Reply 私にはダメだった(小さき勇者たち) 殿様ギドラ Mail 2006/05/08 19:08

やっと観ることが出来たので、あまりくどくならないように、けれども出来るだけ全体を見渡して感想を書いてみます。
(内容面に触れますから、まだ見ていない人はご注意ください)

>トトはガメラなのか?

これは作り手側がもう確信犯的にガメラではないものに仕立てているので愚問というものですね。
はい。
この映画に出てくる亀怪獣はガメラではありません。

しかし、平成ガネコと違って、この映画の亀怪獣をガメラにすることは可能でした。
トトを縛るような余計な設定は(少なくとも劇中では)語られませんから、トト以前の亀怪獣をきちんとガメラとして扱えば、
その子供という形でガメラになり得たはずです。

ところがどんな意図があるのか、冒頭に登場する先代の亀怪獣は身長35メートルとされ、平成版ギャオスにそっくりな怪獣と1973年に戦っている。
これはガメラではないし、わざわざこの映画は従来のガメラ映画とは関係ないですと宣言しているようなもの。
そして、トトの親がガメラであってはいけない理由がわからない。
(冒頭で元祖ガメラがガラシャープと戦っていてもいいんじゃないの?)

元祖ガメラのストーリー(世界)を引き継ぎながら新ガメラ(トト)の誕生を語ることは可能なのに、なぜそれを拒否するのだ?

>ストーリーについて

子供を中心に据えた作品ではありますが、映画全体の視野まで子供レベルに狭窄しているのは問題。
「大人は分からず屋だ!」という子供らしい思いで全編が貫かれており、それに対する反証はない。
親の目を盗んで亀を飼い、亀の求め(多分テレパシー)に応じて赤い卵台座を戦闘地域に持っていくのも劇中ではすっかり正当化されています。
子供たちの行動は何の問題も引き起こさないわけです。
物事の自然な成り行きを考えれば、避難中に年端もいかない小さな子供がビルがどかどか崩れているような危険地帯へ単身乗り込んでいくのを見逃す親なんかいないし、
そんな行為は子供自身の死傷という結果を招くはず。
ところがこの映画ではそんな危険な行為も失敗には繋がらない。

子供の夢想そのまんま。

透くんの父親も一通り分からず屋の役割を演じたあとは、子供の言い分を鵜呑みにするだけの大きな子供になってしまう。
(なぜ子供らしい猪突猛進と大人の分別をすりあわせてより良い方法を考えるという展開にしてくれなかったのか)

政府の役人や科学者といった大人たちも実に浅い描かれ方しかされていなくて、何を考えているのかさっぱり伝わりません。
(子供の邪魔をする大人という役割しかない)
ときどき自衛隊が画面に登場するけれど、怪獣対策なんかなにもしていない。

大人の社会にはバカなことも多いけれど、現実の大人ってそんなにバカじゃないですよ。

ストーリーが表現した内容は、周りの状況がどうあれやりたいことをやれ、というメッセージ。
子供はもともと分別より感情優先なんだから、わざわざ子供向け映画でそんなことを教え込まなくても良いのに。
(そんなに子供を甘やかしてはイカンよ)

そして、宣伝に偽りなく、確かに怪獣映画ではありませんでした。
トトとジーダスが戦う映画ではなくて、トトと透の夏の思い出なんですな。

ジーダスの脅威を印象づけるエピソードが少なすぎると感じました。
(故にトトとの対決が盛り上がらない)

おっと、どこをどう突っこんで良いやら困っちゃうのが、となりのおねいさん。
そりゃまあ、美少女の一人も出さないと商売にならないのが昨今の映画事情なんでしょうけれど、
ストーリー上、なんだったんでしょう。
メイキング特番かなにかでは、大人と子供を繋ぐ位置にいるとかなんとか説明していたように覚えていますが、
その役割を果たしていたとは思えないし、心臓手術のすぐあとに立ち上がって歩いちゃうし、うーーん、意味は問うまい。
病気の美少女というだけで、充分娯楽性を生むってことで。(あっしの趣味じゃないけど)

>演出面(映像も含む)

冒頭の回想シーンに緊張感が足りないですね。
海辺の小屋が燃えているのも記号的な扱いでしかなくて、なぜ火がついたのか想像できませんでした。
これはジーダス上陸時に町並みから煙が上がっていることにも共通の記号性。
うがって考えれば、人々が逃げ出すときに火の不始末があったのだと解釈することも出来ますが、映画はもっと体験的でなければなりません。
見ることで事態を感じることが必要でしょう。

そして、先代亀怪獣とギャオスモドキの戦いは、「掴み」として開巻すぐに配置されているのだから、もっとテンションが高くなければなりません。
カット割りも怪獣の動きも鈍くて、自爆にまで追い込まれる激闘とは感じられませんでした。
(ここでも自衛隊は何もしていない)

そして透くんの日常描写がはじまるわけですが、現実的な風景の中、近所の人とのやりとりも含めて生活感を感じさせる手法はよくぞやってくれたと感心しました。
ただし、それはこの映画が怪獣映画に着地するなら、という前提です。
実際は子供のみが事態を解決できるというきわめて夢想的な展開に進んでいくのですから、そこに説得力を持たせるにはあまり現実感のない世界を前提にすべきだったのではないでしょうか。
(食堂に残っていた母親作のイラストを見て亡き母を思い出すところは、うまい! うーーん、母の姿を映像で見せる必要はなかったかも)

それから、ストーリー面にも絡む話になりますが、透くんとその仲間がトトのエサ探しをするくだりがないのはどうしてなんでしょう。
動物を飼うことは、まず、食べ物を与えることに他なりません。
それなしに動物との強い絆を描いたつもりになられても困ります。

普通の亀を飼うつもりで食べ物を与えても受け付けず、透の知らないところでトトがガスや石油を吸収する、なんてくだりがあればガメラに近づいたのに。

さて、ジーダス。
割と早い段階でTVニュースなどを通じてその存在をアピールしているのはよかったけれど、段取りくさかったですね。
村田耿介さんのご指摘にもある、海上で人が襲われるシーンを入れてくれたのは評価出来ましたが、やるならもっと丁寧にやって欲しかった。
怪獣の姿を見せずにその脅威を徐々に感じさせるのは基本の演出なのにこのごろの怪獣物では忘れられている手法。
それを復活させようという心意気は立派でしたが、どんな効果を生むのかまで考えられていなかったようです。
船を襲うシーンを作れなかったのなら、海面の人間を食らうところでジーダスの大きさを感じさせる工夫が必要です。
水面が乱れることもなく人間だけが吸い込まれるのでは、海中に潜むものを想像することが出来ませんから恐ろしさは半減です。

最初に姿を見せるシーンは『ゴジラ』に影響を受けているフシが見えますが、『ゴジラ』ほど丁寧な事前の積み重ねがあるわけではないのですから、どうしても突然目の前に現れたようにしか感じられず、
「ついに出た!」という昂揚感はありませんでした。

そして、人間を食べるという食性ははっきり示されるものの、その後の行動に生かされていません。
名古屋に上陸しても人間を食べあさる様子はなく、それどころか最初に襲うのはトトが収容されている施設であり、
まるでトトと戦うために現れたようです。
こうなると、トトが人間を守るために戦っているのだという図式は通用しません。
クライマックスでも、ビルに突き刺さったトトにいつまでも拘泥していて、人間を襲うために現れたとは見えないのです。
残念ながらジーダスに野性を感じることはなく、あくまでもトトの敵役を演じる作り物に見えてしまいました。

トトくんがらみの演出はバランスが取れていたように思います。
あくまでも動物であり、過剰な知能は持っていないという見せ方は納得できます。
同時に、それなりに透のことは意識しているという芝居もあるので無機質にならずに済んでいます。

だけども、卵の台座を持ってきた透が延々とトトに話しかけるのはやめて欲しかったですね。
感情を盛り上げたいのは判るけれど、演出がストーリーをぶち壊しにしています。
ジーダスがトトをほったらかしてどこかへ行ってしまったならともかく、戦いの最中なのでしょう?
(セリフが終わるまでジーダスくんも待ってくれるんだけど)

どうも緊張感を演出する手腕は全体に弱かったです。

それから、名古屋市内で避難しようとする人々の密度が低すぎませんか?
地下街でみんなが一斉に出口に向かったとするとあんなもんじゃすまないでしょ。

特撮映像面はミニチュアの精度と実景にミニチュアを合成したカットがなかなかに仕上がりが良かったです。
とくに木造家屋が壊れるところは久々に「壊し」の快感を感じました。

どうしようもないダメカットは三つ覚えています。

ひとつ、トトとジーダスが橋に向かって移動していく空撮風映像。
画素の荒いスチールに合成しているのがバレバレで、立体感も何もなく怪獣二匹が浮きまくっていた。

ふたつ、橋から海に落ちるジーダス。
水柱は上がるものの、海面は微動だにせず。巨大なものが海に落下したことを感覚的に表現することが出来ていない。

みっつ、海中を名古屋に向かって移動するジーダス。
黒い影を海面に合成しているけれど、影が揺らぐこともなく、潜航波もない。

最後に音楽。
弱々しい印象でした。
戦いの場面ではリズムを刻む感じで緊張を煽ろうとする意図を感じましたが、全体にふわーっとした曲が多かったようです。
怪獣映画ではないので、大きさ・重さ・野性味は重要ではなかったのかもしれませんね。

>総評

怪獣映画を忘れたところから怪獣映画を再生するようなものではありませんでした。
むしろ、怪獣映画というジャンルが刷り込まれてしまった人に向けて、怪獣という入り口でサービスしつつ怪獣以外の何かを伝えんとする作品です。
また子供のメンタリティに寄り添うことで子供たちにとっての居心地の良さは作り出せたかも知れませんが、子供の意識を拡大させるような内容はありません。


く~、厳しい感想になってしまいましたぁぁぁ。

1014 Reply 結構好きですよ こういうテイストの特撮 ゴジゴメ@かっぱえびせんが好き 2006/05/13 22:08

管理人様 お久しぶりです たまに現れるゴジゴメです(^^;)
小さき勇者たち ガメラ やっと見れました。
オープニングたぶん年老いた昭和や平成とは異なるガメラかな? 死を以前から悟っていた老ガメラだからこその自爆なんでしょうね。
良いですねデザイン 
それならギャオスも気色悪いアレでなく昭和版にしてほしかった 怪獣のデザインって恐ければ良いというものではなく 
「見かたによって カワイイく見えなければならない。」というのが自論なものですから(^^)



伊勢志摩 これまた良いロケ場所です!大都会でストーリーが進行するのも良いのですが 地方で話が展開していく それも生活感があふれていて良いんですよ。
特に 怪獣映画で食事の場面(主役の子の父が経営する食堂内)久しぶりに見ました。
母をなくし さびしく一人で夕飯をとっていたあの子が トトが来てからは楽しそうに夕飯を食べる あのシーン好きです。
どことなく大林宣彦監督の「尾道三部作」を彷彿させてくれていいのですが トレーラーで巨大化したトトをトレーラーで運ぶシーン。あの道幅6メートル弱に見えますしセンターラインなかったから 普通なら大禁で通れないと思うのですが そしてなぜに主役級の人達だけ標準語で話すのかなぁ ヤボなこと言ってすみません(^^;) 


ただ ジーダスの演技に少し難ありです。 シーンによってはモロ人と同じ動作なんですよね 金子修介監督のゴジラがバラゴンを踏みつけるシーンでも同じく変と思ったのですが つまり怪獣がストンピングキックするかなぁ(^^;)
しかしながらモブシーン、街に散乱したガレキの山そしてミニチュアの建物群良いですね。
巨大化したトトの目元もう少しリアル感欲しかったです どうしても着ぐるみに見えて(^^;)


名古屋に行く時の電車のシーン、風景が「あれ 少し違うような~」と思ったのですが 茨城県の日立電鉄の車輛で撮影したんですね。
子供たちのバトン(赤い石)リレーのシーンも良いです好きだなぁ♪


自衛隊または直接自衛隊と関係のある登場人物が主役ではないということ、ウソっぽい科学兵器およびそれに伴う爆破シーンがないこと 不満な意見もあるかもですが私は肯定的にとらえました 目がチカチカしませんし。
また石丸謙二郎氏扮する博士 ジーダスについて考察するシーンほしかったですね。
なぜ出現したかどういう怪獣なのかが不明なものですから。
写真でなく図解入りのイラストなんかを スクリーンに出して説明するとか 昭和テイストで良いでしょ?(^^)

親子、友達そしてトトを通じて人間して当たり前のこと(我々が日常忘れてしまうことのある部分)を取り上げテーマにした良い作品だと思いました。
平成のゴジガメ作品 すべてかすんできたのは過大評価しすぎかな(^^;)
つまりそれだけ個人的にマンネリで不愉快だったところに 清涼剤的な作品が現れたと感じたということですきっと。 



1020 Reply Re:結構好きですよ こういうテイストの特撮 殿様ギドラ Mail 2006/05/16 18:35

おおー、ゴジゴメさんお久しぶりです。
こうしてご投稿していただけて嬉しいです。

冒頭のガメラ、死が目前の老ガメラではないか、というのはまったく思いつきませんでした。
それならあの緩慢な動きとカット割りも納得?(うーん、釈然としないけど)

ギャオスらしき怪獣のデザインに関しては私も同感です。
怪獣の怖さというのはお化け・妖怪の類とは別のもので、見るからに気持ち悪い顔というのはやめて欲しいものです。
この映画の場合は、平成版のイメージも取り込もうとした結果、あんなことになったんでしょうね。
私としては、ガメラ映画を再製作するに当たって金子版を引き継ぐ必要はないと考えています。
なぜなら、金子版自体にオリジナルシリーズを引き継ぐ意志がないからです。
(最近のゴジラ映画も似たようなものですが、どれだけおかしな設定を持ち込んでいても根っこの部分に1954年の事件を保持しているのでまだましなのかもしれない)

ゴジゴメさんのご意見を読んで思い出したジーダスのこと。
デザインは別として着ぐるみの出来はなかなかよかったと思いました。
特に皮膚感は出色の出来。
ゴロザウルス以来の爬虫類っぽさかも。
ですが、体型と動きがゴジゴメさんの不満と同様に人間的すぎる・・・。
体型はエメリッヒ版大イグアナを参考にして、動きはモンスター“ふぁいなる”Xに影響を受けているってことはなかろうか。
(村田耿介さん、この20年以内の怪獣映画で参考にしているものがあったかも、です)

赤い石のリレー、結構評判がいいみたいなんですが、私は激しい抵抗を感じたのです。
もうちょっと詳しく書いてみます。
第一に、透が麻衣にお守りだとかなんとか言って渡ししてしまいますね。
トトには許可を得た、なーんて言ってますが、トトと会話できるわけでもないのに相手が物言わぬ動物だからと勝手なことをしているようにしか見えませんでした。
そのためにトトは窮地に陥るわけです。

で、赤い石を通じてか、トトの意志が子供には伝わると思われる描写でリレーが始まるわけですが、
そりゃま、トトとしては赤い石がないと困るのでとにかく持ってきて欲しいというのは当然で、子供たちを使って運ばせるのも仕方のないこと。
ですが、運び屋をやらされる子供が瓦礫の下敷きになって怪我したり、ジーダスに食われて死んでしまう危険はものすごく高いのです。
正直、見ていて辛かったです。
心の中の醒めた部分では、「はいはい。子供たちの連携によってトトが救われるという筋書きね」と先読みしているわけですが、
素直な観客としては「危ない!危ない!こんな小さな子供が一人で災害のまっただ中へ踏み込んじゃいけない。周りの大人はなにをしているんだ!!」と憤っていました。
透の父にしても、いまにも崩れそうなビルの中で息子に向かって、「まっすぐ進め」なんて一見格好の良いことを言っちゃってますが、
もし、あの状況が現実だとしたら、どこの親が我が息子を瓦礫の中へ突っこませるんでしょうか。

透はトトを助けたい、それはいいでしょう。
しかし、自分の命と引き替えにする覚悟がどこから生まれてきたのか。
また、それを許容する親とは??

私としては赤い石のリレーにエールを送る気にはなりませんでした。

実際は、透やその他の子供たちはまったく危ない目に遭いませんから心配するに及ばない。
しかしそれは筋書きを知っていればの安心です。

大人たちがきちんと責任を果たしていれば、子供たちがあんな危険な目に遭う必要はないストーリーでした。
それは自衛隊が何もしていないということにも繋がります。
私も怪獣映画において自衛隊がメインである必要はないと考えています。
それでも、社会シミュレーションの一環として自衛隊の動きにもリアリティがあってしかるべきでしょう。
『キングコング対ゴジラ』も『モスラ対ゴジラ』も自衛隊はメインではありません。
でも、きちんと責務を果たしている様子を見せてくれますね。
この映画ではかつて怪獣が当たり前に出現した世界を舞台にしています。
30年以上怪獣が現れていないから巨大生物審議会を解散するという話も織り込まれています。
それが、いくら30年ぶりだとはいえ、怪獣出現に当たって防衛行動がなにもないというのは変ですよ。
自衛隊および雨宮だの一ツ木だのという人物がまともに活動していれば、赤い石をトトに届けようとする子供たちが途中で大人と連携する話になるんじゃないでしょうか。
とくに雨宮はガメラか怪獣にずーっとこだわってきた学者なのでしょう?
それこそ、子供と大人の仲介役にぴったりだったのに。

すいません。
ゴジゴメさんの感動に水を差すようなことを書いてしまいました。
私の見方が素朴すぎるのかも知れません。
所詮は作り事なのだから、作り手の思惑にもっと積極的に乗っかるべきなのかもしれません。
けれども、私は上映中にはスクリーンの中を現実だと思いたいのです。

1013 Reply 曽我町子さん死去 エクセルシオール 2006/05/13 17:37

 5月7日、日本の特撮番組において数多くの魔女や悪の女王を演じられ、初代オバケのQ太郎役でも知られる曽我町子さんが急逝されました。今年の2月に『魔法戦隊マジレンジャー』において天空大聖者マジエルを演じておられたのに、あまりにも突然の訃報にとても驚いています(何でも昨年5月くらいからもう病状が進んでおられたそうです)。曽我さんの演じるキャラクターはすごい迫力でとてつもなく悪い人が多かったのですが、どこか憎めない愛らしさもあり、そこがとても好きでした。

 近時の特撮番組ではヒーロー(変身前)も悪党もだんだん無個性化してきているような印象があります。曽我さんのように仮面とかをかぶらずに迫力ある「女ボス」を演じられる方は、得がたい存在だっただけに、早すぎる死が残念でなりません。数年前、天本英世さんが亡くなられ、そして今、曽我さんが死去し、特撮番組の悪役もひとつの時代が終わりつつあるのかなと思います。

 曽我町子さんのご冥福をお祈りいたします。

1019 Reply Re:曽我町子さん死去 殿様ギドラ Mail 2006/05/16 18:29

曽我町子さんといえば、やはり私にとっては初代オバQということになります。
権利関係だったかフィルムが行方不明だったかで再放送されないのが残念。
(パイロット版は何かのTVで最近放送されましたけれど)

でもその後、エクセルシオールさんがご紹介なさったように実写特撮ものに多数ご出演していたのも記憶にあります。
実写では戦隊物でのヘドリアン女王が強烈でした。
デンジマンの敵役だったかと思いますが、後番組にも同じ役で登場したと覚えています。
(東映ヒーローものは仮面ライダーの途中から見なくなって、高校生になってからバトルフィーバーJで復帰したのでした。いまはやっぱり見ていないというのは申し訳ないけれど)

まだまだ現役の才能がこの世を去るのは残念としか言いようがありません。

現在CSで放送中の「レインボーマン」にもゴッドイグアナの役でもうじき登場するはず・・・・。
ご冥福をお祈りします。

1016 Reply DVD緯度0大作戦 ルー等級つつ大臣 2006/05/14 14:25

昨日ようやく購入して早速見てしまいますた。
解説にも書きましたがこれを見たのが1980年頃幼少の時期に見たきりだったので実に30年近くの再会となったわけであります。
で、冒頭の観測船ふじのシーンはしっかりと覚えてありましたがここのシーンのミニチュアは見事としかいいようがありませんよね。
続く海底火山のシーンも重厚そのものの出来映えで。
アルファと黒鮫に関してはギドラさんのおっしゃる通り従来の円谷作品とは一味違う新たなる可能性を秘めた演出となっておりますねー。
緻密さが一段と増したというか「海底軍艦」と比べると一段と海底描写にも説得力がありますしね。
(海底火山のシーンも久しぶりに見たら壮絶そのものの凄い描写だった)
「マイティジャック」で出来なかったメカ演出もリベンジしてるという感じで後のメカアニメにも影響を与えているのも納得。
(浮上シーン、離水シーンはマイティジャック号のほうが凄かったのですがまあいいか・・・。)
ストーリーも現実から超現実の世界に巧くリンクしているというか最近の作品に見習って欲しいとすら思える巧さですね。
(こういった「映画」らしいストーリーの組み立て方を特撮作品はいつ失ったのか?)
怪物たちはチープなんだけど作品の中で生き生きしてて皆が悪口言うほどの酷さは皆無でしたね。
(少なくとも私の中では)
でも全体的には情景ミニチュアの出来映えはこの作品ではラストの島爆発や冒頭のふじのシーンでもそうですが実景かと思ったほどの秀逸さでありましたねー。
(島爆破は実際に空撮したのかと思ったほど!)
それにしてもベネディクトプロってこの作品の撮影中に倒産してしまったのが一番の衝撃でした。

(解説書が一段としょぼくなったのは残念でしたが・・・。
久々に東宝でーぶいでーを買ったもので・・・・。)



1017 Reply Re:DVD緯度0大作戦 レグルス URL 2006/05/14 22:19

封印作品(^^;)だったので見たことがなく、
買おうと思って、いろいろあったために忘れてました…。

音楽は何曲か聴いたことあるんですけどね~。
私も早めに買ってみなくては!

1018 Reply Re:DVD緯度0大作戦 ルー等級つつ大臣 2006/05/15 21:32

レグルスさんレスありがとうございます。
本作品がそれまで映像ソフトに恵まれなかったのはどうやら権利の契約書がそれまで行方不明だったようです。
(それも2次契約書。本作品は合作作品ですが途中でアメリカサイドの会社が倒産してしまってそれ以降は東宝が全ての権利を持ったそうです。
その時に2次契約書が作成されたのですがこれが行方不明になってしまいソフト化が困難になってしまったそうです。)
で海賊版が出回ってた時にそれを発売してた経緯を調べた結果、契約書が発見したそうです。
さてさて未見ならばぜひ必見ですぞ。
思った以上にミニチュアセットが凝ってて見事ですし波のリアルさは格別!

1021 Reply Re:DVD緯度0大作戦 殿様ギドラ Mail 2006/05/16 18:37

ルー等級つつ大臣さん、緯度0スレをありがとござんす。
そして、レグルスさんもお久しぶりざます!

『緯度0大作戦』、いいざんすよ~。
今回見直してみて、つつ大臣さんもおっしゃっていますが、波の表現に度肝を抜かれたざます。
以前から円谷特撮の波の表現は並みじゃない(はい、ここ駄洒落ね)と思ってましたが、
まず冒頭の海洋調査船ふじが映るカットで、「こりゃすごい!」と。

海の色といい、波の形、うねり、本物よりリアルかも。
そして、その後のさまざまなシーンで海の表情が使い分けられていることに気が付いて「やっぱり特撮の神様」は違うと感嘆。

それから着ぐるみで表現された怪物たちも、確かにそんなに悪くなかったです。
オールナイトで見た劣化したフィルムや海外版ビデオの低画質ものより今回のデジタルレストアされたもののほうが印象が良いです。
高画質になって本来の見え方になったのか??

とくにコウモリ人間には感心しました。
役者の顔を生かして、覆面をかぶせるのではなく特殊メイクという形で顔面を作っているようです。
この手法、『獣人雪男』でも挑戦していたんじゃないでしょうか。
あとは『極楽島物語』に登場する猿人もそうでした。

映画技法のあらゆる面をカバーする円谷特撮であります。

いやー、でも、シナリオの緩さは残念であります。
設定は実に魅力的で、開巻からアルファ号が緯度0に帰還するまでは息もつかせぬ名調子なのに、そのあとしばらく説明に終始してしまう感があるのは残念。
特典映像のインタビューでも触れられていますが、テッド・シャードマンのシナリオは相当酷かったらしいです。
それを関沢新一さんが手を入れてなんとか使えるものにしたということらしいです。
で、コレクターズボックスに特典としてついてくるソノシートドラマというのが興味深いのです。
完成した映画とは若干ストーリーが違っていて、
ブラッドロック島の爆発のあと黒鮫号とアルファ号の最後の決戦ということになっています。
またアルファ号は改造によって強力な武器を装備することになっています。
ソノシートのほうは関沢新一さん主導なんじゃないでしょうか。

ドン・シャーププロ(ベネディクトプロはフランケンのほうっす)倒産って、なーんか怪しい臭いがするんだよなぁ。
東宝は一杯食わされたのかも。

そうそう、マリク役、シーザー・ロメロの怪演もこの作品の見所です。
芝居のおもしろさが堪能できますよ。

で、ルー等級つつ大臣さんは予算の都合で国内版単品商品しか買えなかったとのことですが、うーーん、そりは残念ざんす。
冒頭の潜水球がらみのシークエンスは海外版に本多・円谷コンビの技が冴えているんですよ~。
昨今の特撮映画が無くしてしまった、映像で丁寧に語る手法の実例になってます。
それと、全編英語のセリフでやりとりする中、甲保(こうぼ)だけはかたくなに「はい、艦長」と日本語で押し通すのがナイスです。

1023 Reply Re:DVD緯度0大作戦 ルー等級つつ大臣 2006/05/19 21:04

遅れてすいませんm(__)m
そうなんです。
円谷特撮の波の表現の完成形が実は本作品と「日本海大海戦」にあるのでは?
と思った次第ざます。
それにしてもラストシーンのブラッドロック島の爆破シーンと俯瞰アングルの黒鮫号(アルファ号からの視点)は何度見ても実際に孤島にロケーションして実物大の黒鮫号のセットで撮影したんじゃないか?と思うざます。
ギドラ氏もおっしゃる通り波の表現がシークエンスごとに異なるのを何度も見て発見して私もびっくりました。
これは半端でないリアルさですよね。
内容に関しては確かに後半は若干盛り上がりに欠ける印象もあるんですけどまあいいかな?と。
(黒鮫号が自爆同然なのは新たなパターンなのか?普通だとアルファ号の一騎打ちで倒されるのがセオリーなんですけども。)
怪物のほうも完成したばかりのスチールではかなり細かな部分のディテールにも凝ってており造形的にもかなりの出来であることが分かります。
ただ完成作品ではこれまでの劣化したフィルムでは大雑把に映ったことでかなり損をしてますよね。
(特にハゲタカがベストの出来!ネズミ君に関しては目を光らせないほうが良かったかな?)
ソノシートドラマのほうはもしかして東芝で出ていたというサントラのほうでしょうか?
それでしたら以前ユーメックスで出ていた「緯度0」単体サントラCDにも収録されてますよ。
(アルファ号の武器装備として光線砲Xが装備されて一騎打ちで黒鮫号が敗北というストーリー構成でしたね。)
多分あのオチは「悪は自らの力で滅ぶ」という本多監督のテーマではないか?と思えるのですが・・・。

1024 Reply Re:DVD緯度0大作戦 殿様ギドラ Mail 2006/05/20 22:22

> ソノシートドラマのほうはもしかして東芝で出ていたというサントラのほうでしょうか?
> それでしたら以前ユーメックスで出ていた「緯度0」単体サントラCDにも収録されてますよ。

それそれ!
「緯度0」のサントラは他作品とまとめて2枚組になっている全集盤を買ってしまった(いや、そのほか80年代のLPも持ってるんだけど)ので単体サントラCDは買っていなかったのです。
で、今回はじめて聴いていささかびっくりした次第。
作品のクレジットにあるサントラ盤というのがあのドラマ盤ということなんですよね。
BGMがちゃんとステレオ収録されているので、レコード用に録音し直したものと思われます。
そのマスターテープは現存しないんでしょうね・・・。

緯度0の評価みたいな話を書くときは、ついつい一般的な立場から本多・円谷コンビの中ではそれほどの傑作ではないという言い方をしてきましたけれど、
個人的には大好きな作品なのです。

もともとのアイディアはドン・シャープのものかもしれないけれど、
緯度0の設定に見る科学(科学者)に対する批評精神は『ゴジラ』と同様であり、いかにも本多監督らしいと思っています。
そして、免疫風呂やコルベクソースーツには今見ても子供の頃に感じた憧れ(ああ、こんなものがあればいいな)が甦ります。

中盤の説明的なところも、その理想論に共感しますから実は私自身は飽きたりしないのです。
(「政府というのは自らをコントロールできない人間に必要なものだ」《言い回しは不正確》なーんてセリフ、子供の頃なるほどと思ったのを思い出したし、いまもその考え方に賛成ざんす)

わははは。
もっと傑作だ傑作だと吹聴したほうがいいのかな?

> 多分あのオチは「悪は自らの力で滅ぶ」という本多監督のテーマではないか?と思えるのですが・・・。

そうですね。
言われてみれば、α号はまともな武器を持っていないというところにもテーマが隠されていますから、
映画のあのクライマックスで正解かもしれませんね。
敢えて苦言を呈すれば、ブラッドロック島全体の爆発がどのように起こったかに描写が不足しているところでしょうか。
(まず黒鮫号が爆発したことで島全体に影響する「何か」〈動力源?〉が破壊されるとか)

この緯度0スレ、もっと伸びてもいいざんすよ、みなさま。

1027 Reply Re:DVD緯度0大作戦 レグルス URL 2006/05/26 18:57

見ました。単品版です。

私には「う~ん」という内容でしたね…。

序盤のα号対黒鮫号

緊迫感がもうひとつなような…。
たぶんこれが遺伝子として組み込まれている『ふしぎの海のナディア』みたいな作品を見た後では物足りなく感じるんでしょうか。
(後で良かった所にも書きますが、全部ダメ、って訳ではありません)

ちなみに緯度0のドックはモロに『ナディア』の南極基地の場面でパクられて(オマージュされて)ますよね。


マリク博士の女性関係

こういうのはたぶんアメリカ側の要望だと思うんですけど(国内の特撮ものではこういう女性関係はあまりないですよね?)、
特に日本人女性のほうが……(以下略)

それに、裏切られて殺されたんだから、グリフォンに脳を組み込まれた時に
反逆するんじゃないでしょうか?


改造人間

グリフォン、大ネズミ、コウモリ人間、どれも出た瞬間に“ヒキ”ましたね(^_^;)
最近のCGI製のリアルな形態なのを見慣れてしまったせいもあるんでしょうが、人間の後ろ足が感じられた時点で冷めてしまいます。演劇の着ぐるみとしてはいいんでしょうが、映画としては…。


黒鮫号の最期

島に磁力で引き寄せられるんですが、スイッチを切ればいいんじゃないの?
永久磁石なのかもしれませんが、自分の島の状況だとしたら、
黒鮫号に何らかの対策を施しておくのが普通では?



良かったところ


潜水球の入水シーン

『ガメラ3』『タイタニックの秘密』とかの本物の画面を見たことがなければ1分の1だと思ってしまうくらいのリアルさ。
その前の調査船のロングもたぶん東宝プールだと思うんですが、判別できませんでした。


黒鮫号のデザイン

正面から見ると特に、ちゃんとサメになっているのが良いです。
ライトはツインアイにせず、モノアイにしてるさじ加減が絶妙。


海底火山爆発(水上)

これ、学研漫画か何かで見ましたが(特撮一般の裏話として)、
たぶん水中に絵の具を落とした画を上下逆にして撮ったものですよね?
火薬の爆発では出せない煙の厚みが見事に表現されてました。


マット画合成

特典インタビューで川北監督も言ってましたが、
緯度0を中心にかなりのマット画が合成されてますが、
デザイン、合成ともに良いと思います。


ストーリー

『ゴジラ』を思わせる「宇宙ばかり見て地球を見ようとしない」というようなセリフは、
ちょっと無理矢理くっつけたような感じもしないではありませんでしたが、
地上に戻ってからの浦島太郎というか、夢か現実か、というような眩暈感と相まって、
なかなか面白いエンディングになっていたと思います。

たんにダイヤモンドが炭になっていた、というだけでは面白くないですからね。


余談

α号というと、
やっぱり『怪獣大戦争』(『三大怪獣』でしたっけ?)を思い浮かべてしまいます。

1028 Reply Re:DVD緯度0大作戦 ルー等級つつ大臣 2006/05/27 15:51

そうでしたか・・・。
レグルスさんの意見は確かにどれも同意は出来るんですけども。
改造人間のはやはり今の目で見ると「引く」んでしょうね・・・。
私としてはもともとあれは「人間」を無理矢理動物化してしまったと解釈してるので後ろ足が「人間」だったとしても違和感なく見れましたが。
(ネズミとかの動物を巨大化させたという設定ではなく本多監督によればあれは「元」人間だったそうで。実際の着ぐるみではその中途半端さが出ております。
CGIだと本物そのものになってしまいこのようなデザインにはならないかと?)
なまじネズミやコウモリそのものだったら逆に「ミュータント怪獣」らしさが出なくなるんじゃないかと思うのですが・・・。
(余談になりますが1933年のキングコングでも意図的に「本物」のゴリラから遠ざけてデザインされてます。
2006年バージョンでは確かにゴリラらしさはオリジナルを凌駕してますが果たしてそういった事でコングの独自のキャラクターデザインになってたかというと疑問ありです。
オリジナルコングはゴリラをモチーフにした「怪獣」なんですから・・・。)
次にアルファーと黒鮫の戦いについてなんですがあれくらいの緊張感で満点だと思いますよ。
(それ以上やると従来の特撮と大差ない印象になるし・・・・。)
別にデジタルが悪いとはいいませんが「見せ過ぎる」というのも特撮が「効果」と考えれば必ずしも「正解」ではないんですよ。
デジタルCGIの発達は格段の映像表現が可能となったわけですが反面、「何でも出来る」安易さが最近の作品に多過ぎなんですから・・・。
(最近デジタルでの映像に抵抗すら感じるものです・・・。)
物足りないと感じるならばそれは多分脚本の構成でのごたごたなんでしょうね。
この作品は当初、テッド・シャードマン氏が執筆してたんですがそれを見た日本側スタッフが「何だこりゃ?酷い台本だなあ・・・」と言って関沢氏がアレンジしたくらいなんですから・・・・。
意図的なものなんでしょうね。
それでもこの作品は私的にはいいと思いましたね。
長所で触れていた海底火山の爆発はあれは絵の具で表現してたそうですよ。
(「海底軍艦」でのラストの爆発よりも今回はより自然に感じました。)
それにラストの爆破シーンは実際に空撮したかのようなアナログ特撮の極致なんで
本当はこういったさり気無いシークエンスでの特撮技術が後年に受け継がれていれば・・・と思うのです。
以下 半ば感情的に書きましたがその点はご容赦下さいませ。

1032 Reply 岡田真澄さん死去 レグルス URL 2006/05/29 23:07

岡田真澄さんが亡くなられたそうですね。
『緯度0』を見て、そういえば最近テレビで見かけないな…と思ったところだけに、
驚きました。



> (ネズミとかの動物を巨大化させたという設定ではなく本多監督によればあれは「元」人間だったそうで。実際の着ぐるみではその中途半端さが出ております。

確かに逆転の発想ではありますね。
でも、やはり私には受け容れられませんでした。
頭が固いんでしょうかね…。



> 本当はこういったさり気無いシークエンスでの特撮技術が後年に受け継がれていれば・・・と思うのです。

そうですよね。失われた特撮技術って結構多いようですね…。
『ラドン』や『世界大戦争』の航空機の編隊飛行とか見ると、
かなり昔の作品なのに、そのリアルさ、操演の技術力には驚かされます。

> 以下 半ば感情的に書きましたがその点はご容赦下さいませ。

いえいえ(^_^;)

1035 Reply Re:岡田真澄さん死去 殿様ギドラ Mail 2006/05/30 18:17


緯度0スレでお悔やみを申し上げることになるとは、なんとも辛いことになりました。
コレクターズボックスの海外版ディスクのオーディオコメンタリーは岡田真澄さん。
私はまだ聴いていないのだけれど、東宝DVDのコメンタリーは当該作品のことだけでなく、その俳優さんの芸歴全般の話になることが多いので本当に貴重なインタビューになっていることでしょう。

岡田真澄さんといえば、「マグマ大使」でのお父さん役も印象深いです。
お父さん、かっこよすぎ!!!!

ああ、つい先日「幕末太陽傳」を見たのであった・・・。
異国人風の顔を気に病む、女郎屋の番頭さん役でした。

ご冥福をお祈りします。

1039 Reply Re:岡田真澄さん死去 ルー等級つつ大臣 2006/05/30 20:44

全く同感であります。
私も今朝のニュースを見て「もしかして悪いジョーク!?」ではないかと思ってたくらいなんですから・・・・。
岡田真澄さんといえば、「マグマ大使」でのお父さん役も印象深いです。
そうなんですよね。
私も岡田真澄さんといえば「マグマ大使」の村上記者なんですよ。
あの親子は日本人の憧れでしたからね。
困難に屈しないお父さん!そうそうこれでないと。
「緯度0」に関しても外人役が違和感ないほどの日本人離れした格好よさがありました・・・。
暫くテレビに出てないなと思ってたら癌の治療で・・・。
それにしても最後の仕事がようやく復活した「緯度0」のコメンタリ-だったとは
運命を感じさせずにはいられませんでした・・・・。
伊福部先生に続き曽我さん・・・そして岡田真澄さん・・・。
「緯度0」に行ったんだと思いたいですね・・・。
(「サンダーバード」や「スティングレイ」などのスーパーマリオネーション作品の撮影を担当したジョン・リード氏もお亡くなりになりました・・・。)
合掌・・・。

1022 Reply 円谷英二のおもちゃ箱 殿様ギドラ Mail 2006/05/16 18:38

発売からずいぶん経ってのコメントで、もーしわけない。

DVD「円谷英二のおもちゃ箱~もうひとつのファインダー」についてです。
円谷英二監督がプライベートで撮影していた8ミリフィルムが主軸になったソフトで、
特撮大プールの落成式や万博三菱未来館用映像の撮影現場などが見られます。
(いやそのほかにもいろいろ・・・)

円谷英二ファン必携のソフトであるのはもちろんですが、
私が特に注目したのは、自宅で戯れに撮った人形アニメです。
カット割りの基本が実にわかりやすく伝わるカメラワーク。(それと、孫と遊びながら撮影したコマ撮りアニメでカットをちゃんと割っているところにプロを感じた)
カットを割ることの意味も考えずにカメラを振り回している「くりえーたー」諸氏に観て欲しいもんです。

また、関係者インタビューもなかなか興味深いです。
中野昭慶監督が語る円谷英二像に納得。

それから、竹内博さんの解説も示唆に富んでいます。
そこに私から補足。
竹内博さんは円谷監督の構図の見事さを強調なさっていますが、もののわからない輩は勘違いして一枚イラストのような決め構図だけをイメージするかもしれません。
確かに、一幅の画として成立するような見事な構図のカットがあるのは間違いないです。
しかし、円谷英二監督の構図の見事さというのは、活動写真のワンカットとしての見事な構図なのです。
動く映像を繋いでいったときの構図の良さというのは、決め構図に持っていく過程も大事であるということを申し添えておきます。
内容(芝居)を的確に伝える構図を持ったカットを連ねていくことが第一であります。

今回、セルソフトとして発表された「円谷英二のおもちゃ箱」ではありますが、
インタビューや案内役の佐原健二さんによって語られる円谷英二論の内容はTV放送されるのがふさわしい内容だったと思いました。
このDVDを買うほど円谷英二が好きな人は、作品はもちろん関連書籍などで円谷監督についていろいろ思いを馳せてきたはずです。
つまり、もともと円谷作品の魅力に自覚的だった人が買っているはず。

そうではなく、円谷特撮の魅力にまだ気が付いていない人にこそ観て欲しい内容でした。
ですから、セルソフトという形では物足りない。
プライベートフィルムの部分はDVDで発売で構いませんが、論説についてはTVの教養番組などで円谷英二監督論や作品分析の特番を組むべきです。
その際は、どうか、これまでさんざん繰り返されてきたミニチュア・着ぐるみ・操演のあれこれといったハードウェア面だけでなく、
その演出術・作品全般の方向性にまで踏み込んだ解説をお願いしたいです。

1030 Reply 大魔神 ゾンデ5号 2006/05/29 20:55

この前初めて「大魔神」を見ました。
いや、面白いですね!
時代劇と特撮映画が見事に融合しています。
それに土俗的な民話的要素も加わり、リアリティー抜群です。
あの巫女のキャラや、大魔神の祈りの描写も、「本当にこんな荒神がいるかもしれない・・」という気持ちになります。
特撮は、相当巨大なセットを組んでいるのでしょうか、物凄い迫力がありました。
CGなんかいらんぐらいです。

大魔神の暴れっぷりは、もう息を呑まれます・・。
伊福部先生の音楽とともに、暴れまわる大魔神は怖いですね・・。
昭和40年代30年代の映画は本当面白いのだろうなと思った映画でした。


1031 Reply Re:大魔神 レグルス URL 2006/05/29 22:47

私も去年初めて見たんですが、
時代劇と特撮映画の融合(怪獣映画ではない)というのが新鮮でしたし、
完成度も高いですよね。

特撮のリアリティが高いのは、
大魔神の身長が低いためにセットの縮尺を下げられる
(ミニチュアを大きく作れる)のが大きいでしょうね。

平成ゴジラを撮っていた時に、
川北監督が、「この次は『サンダ対ガイラ』くらいの大きさのやつを撮りたい」
と言っていたのを実例としてつくづく実感しました。
まあ監督の文脈は「それくらいのサイズのほうが怖い」
ってことだったんですけど。

1034 Reply Re:大魔神 殿様ギドラ Mail 2006/05/30 18:07

おお!
ゾンデ5号さんも魔神様を体験できましたか。

DVDに収録されているスタッフインタビューを見ると、円谷特撮なんぼのもんじゃいという気概で臨んでいたことがわかります。
さあ、大魔神をきっかけにして往年の大映時代劇にもはまっちゃいましょう!
安田公義・三隅研次・森一生(それぞれ大魔神の監督です)の三人に絞って作品を追いかけても名作揃い間違いなし!

1036 Reply Re:大魔神 ゾンデ5号 2006/05/30 18:47

>ギドラさん
> DVDに収録されているスタッフインタビューを見ると、円谷特撮なんぼのもんじゃいという気概で臨んでいたことがわかります。
> さあ、大魔神をきっかけにして往年の大映時代劇にもはまっちゃいましょう!

そうですね。
こういった時代劇も好きなので、大映の時代劇も見てみたいです。
円谷に負けてたまるか!という気合が合ったからこそ、円谷特撮に匹敵する映像が作れたのかもしれません。

>レグルスさん
平成ゴジラを撮っていた時に、
川北監督が、「この次は『サンダ対ガイラ』くらいの大きさのやつを撮りたい」
と言っていたのを実例としてつくづく実感しました。
まあ監督の文脈は「それくらいのサイズのほうが怖い」
ってことだったんですけど。

それは見たかったですね・・・。
川北監督はいろいろ構想は持ってたようです。
「インデペンデンスデイ」の公開時には「地球防衛軍」のリメイクをぶつけようとか。

それにしても当時の日本映画って本当面白かったんですね・・。
最近の映画は多様なジャンルの映画がなくなってしまった印象があります。
昭和30年代ー40年代は、怪獣映画、時代劇、ホームドラマ、コメディー、スパイ映画など本当多様なジャンルがあったのに比べると、現在の映画やテレビなどは画一的でつまらない印象を受けてしまいます・・。


1045 Reply Re:大魔神 ゾンデ5号 2006/06/02 07:01

どうも、「大魔神」ガリメイクされるようです・・。
監督は三池崇司だそうです。↓
http://www.kadokawa-herald.co.jp/movie/movie_lineup_n.html

どうも大魔神の謎に迫るとか・・。
舞台は現代のようです。
大丈夫でしょうか、どうも心配です。

1055 Reply Re:大魔神 殿様ギドラ Mail 2006/06/06 01:05

情報をありがとうございます。

> どうも大魔神の謎に迫るとか・・。
> 舞台は現代のようです。

んがぁぁぁぁぁぁ。
またこれか。
という感じです。
一番やっちゃいけないことを・・・・。

1060 Reply Re:大魔神 ゾンデ5号 2006/06/06 16:16

> んがぁぁぁぁぁぁ。
> またこれか。
> という感じです。
> 一番やっちゃいけないことを・・・・。

同意です!
大魔神は理屈抜きの荒神さまだからいいんです!
それに大魔神作品の魅力に民話っぽさがあると思うのです。
そのおかげで、異様に現実味がある話に仕上がってると思うので現代に大魔神を出すのは×だと思います。

金子さんといい現代の特撮映画を撮る人は理屈でそこまで解明したいのでしょうか。
理詰めするなら、脚本とかに方にちゃんと理詰めしてほしいです。

1061 Reply Re:大魔神 殿様ギドラ Mail 2006/06/07 17:50

> 大魔神は理屈抜きの荒神さまだからいいんです!
> それに大魔神作品の魅力に民話っぽさがあると思うのです。

まったくその通り!!!
人気作品の続編やリメイクをするならオリジナル版の魅力を正しく理解することが必要なのに、
そのネームバリューだけを利用して別物を作ろうとするなんて、創作に対する冒涜という意味では盗作と同じこと。

> 理詰めするなら、脚本とかに方にちゃんと理詰めしてほしいです。

そうだそうだそうだ!!!
ドラマ構成の理詰めを放棄(か、筋を通す粘りがない)しながら、登場キャラクターや背景の設定にばかり「屁」理屈をつけたがるこのごろの傾向は、
物語の機能を理解していないとしか思えない。

あ~、不愉快だ。

最悪現代に大魔神を出さざるを得ないとしても、そこで描くべき物語は魔神様の謎解きじゃない!
現代の悪(戦争・政治の欺瞞・凶悪犯罪・・・)に魔神様が鉄槌を下す形が正しい。
魔神像の来歴だの目的だの、そんなのどーでもいいのだ。

1062 Reply Re:大魔神 ゾンデ5号 2006/06/07 18:12

> 人気作品の続編やリメイクをするならオリジナル版の魅力を正しく理解することが必要なのに、
> そのネームバリューだけを利用して別物を作ろうとするなんて、創作に対する冒涜という意味では盗作と同じこと。

当たり前ですよね。
人気のキャラクターを使うなら演出法とかを「理詰め」して研究してほしいものです。
今の映画人は、理詰めしないほうがいいものに理詰めして理詰めするべきところに手を入れないから困ります。

> 最悪現代に大魔神を出さざるを得ないとしても、そこで描くべき物語は魔神様の謎解きじゃない!
> 現代の悪(戦争・政治の欺瞞・凶悪犯罪・・・)に魔神様が鉄槌を下す形が正しい。
> 魔神像の来歴だの目的だの、そんなのどーでもいいのだ。

僕もそれが望みですね・・・。
理屈を超えた荒神が歪んだ文明に怒りをぶちまけるというのが現代に大魔神を出す意義があるのではないでしょうかねぇ。
最近は腹立つ事件が多いので、その諸悪を魔神がぶち壊すというのが一番しっくり来るのですがどうでしょうね。


1063 Reply お勧めDVD 殿様ギドラ Mail 2006/06/07 18:59

東宝より7月28日に発売される『雷撃隊出動』(昭和19年山本嘉次郎・円谷英二)をお勧めします。

戦時中に作られた戦意高揚映画のひとつではありますが、その表現は注意深く鑑賞すれば単純なものではないことが判ります。

何が戦争を起こすか、あるいは、前線の兵士がどんな状態に置かれているのか・・。

山本嘉次郎監督の手腕は当時の検閲官を軽々と超えています。
表面的には米英を非難し、正義の戦争であると謳っているようには見えます。
しかし、劇中の誰が何を言っているかに留意すれば、なんと当時日本がやっていた戦争を批判しているとも受け取れる表現が見えてきます。
また、初めて特攻を描いた映画とも言われている作品ですが、その体当たり攻撃が劇中でどのように扱われているか。

セリフや筋立てだけでなく、体験的に作品を感じ取れば、明らかに厭戦感が表現されています。
私は、戦時中の日本人の心情を作品全体の空気に反映させたものと受け止めています。
(戦争をやたらと正当化しようとする一部の現代人にこの映画を見せたい)

そして、円谷特撮。
『ハワイ・マレー沖海戦』と比べれば、物資が不足していることが如実に感じられます。
だがしかし、ものすごい創意工夫。
わりと最近の某作品で水滴を表現するために、細かい粒子を使ったなんつってマニアが「凄いアイディアだ」などと騒いでいましたが、
驚くことはない、この映画で水柱を表現するために円谷監督は同じことをやっています。
さらに付け加えれば、その後円谷監督は同じ手法を使っていません。
それは、見た目のスケール感より水の質感を優先したのだと思っています。
水を見せるには水しかないという見切りをしたのだ、と。
(だから後年特撮大プールを作る)

ともかく『雷撃隊出動』、未見の方はぜひご覧ください。

1065 Reply 緊急!! 殿様ギドラ Mail 2006/06/11 10:12

今夜9時-10時放送のN響アワー(NHK教育)にて伊福部昭追悼コーナーがあります。

く~、情報として遅いけれど間に合った方はぜひご覧ください。

1078 Reply 燃ゆる青島 殿様ギドラ Mail 2006/06/30 17:50

6月発売のDVD、『燃ゆる大空』と『青島要塞爆撃命令』を観ました。

内容面ではない部分でのあれこれ。

『燃ゆる大空』はこれまで通りの短縮版で、ドラマ構成が単純化されちゃっててやっぱりいまいちおもしろくない。
で、先日放送されたETV特集「中国映画を支えた日本人」によると、やはり旧満映の倉庫には戦前戦中に製作された日本映画も眠っているようです。
戦後、映画編集の技を中国映画人に教えようとした日本人が、倉庫に残っていた『無法松の一生』を教材として見せたとのこと。
満映が製作したカラー映画が最近TVで紹介されたりもしているので、満映が持っていたフィルムは廃棄されていないのでは?

それなら、日本国内からは失われてしまった邦画も中国に残っている可能性大でしょう。
『燃ゆる大空』の完全版はもちろん、『海軍爆撃隊』や『上海の月』といった円谷英二関連作品も見つかるのではないでしょうか?
東宝さん、映画は文化なのですから国際交渉も頑張ってください。
東宝製作の映画を発掘、保存することも大事なことざんすよ。
(日本政府も文化保護の観点から動いてください)

それで、やっぱりモノクロスタンダード作品のレストアはちゃんとしてないですなぁ。
DVD版『燃ゆる大空』はフィルムの傷やノイズがそのままになっているようです。
音質は改善されているみたいですが、映像がよくない。

『青島要塞爆撃命令』のほうは画質は問題ないけれど、やっぱりリミックス5.1ch音声はなし。
もともとモノラル音声の映画なのでしょうがないといえばしょうがないんですが、東宝さんは可能ならリミックス立体音響をつけてくれるのがいいところだったのに。

最初期のDVDだとやたらと音声トラックを増やしてしまって映像にまわすデータ量が減っているフシがあって、それはそれで問題だけど、
サラウンド音響のありなしは鑑賞時に大きな違いになります。

思うに、『燃ゆる大空』のレストアが甘い(というより、レストアしてない?)のと根は同じなのでは。
つまり、DVD原版製作費削減の結果では。

かつて6000円だった東宝DVDが最近は4700円まで下がりました。
値下げは歓迎しますけれど、それにともなってリミックス音声がなくなったようにも思います。
売れ線の特撮映画だと4700円でも5.1ch音声がついてきていますが、
それでも戦争スペクタクル映画にサラウンド音声をつけないのは解せない。

あまりにも東宝は高いと騒ぎすぎて、クオリティより値下げ優先を誘発させてしまったか?

最初から安かったデジタルウルトラもついにマイティジャックに至って疑似ステレオをやめちゃったしなぁ。

リミックス音声は作り手の意図とは別のものなので譲るとしても、映像のレストアは絶対やめちゃいけません。
来月発売の『雷撃隊出動』もノイズが消えていないのかな・・・。

1079 Reply 「亡国のイージス」ようやく拝見できました! マンプリ 2006/07/02 20:49


「ローレライ」と「戦国自衛隊1549」の、余りのダメダメっぷりに、
結局、劇場へは足を運ぶ気にはなれなかったのですが、
先頃放映されたWOWOWさんのお陰で、やっと鑑賞する事ができました。

ところが―。

福井晴敏シリーズである前二作と打って変わって、
そこそこ観れる映画になっている事に驚きました。

その点、阪本順二監督の手腕に拠る所が大きいのでしょう。
(でも、この手の映画は苦手のようです。)

けど、
原作がショボイせいか、
トータル的には、物語部分が非常に弱く、
また、
相変わらずである福井氏の甘っちょろい国家感が、
やはり、どうにも鼻持ちがなりませんでした。

大体、今の時代、
副長の命令ってだけで、イージス艦の乗っ取りに参加しようと言う奴はおりません。

部下であったとしても、
アカラサマに犯罪行為として予見できるような事に、一体誰が加わると言うのでしょう?

逃げるのがオチと言うものです。

ところが、
副長の信任が、余程厚いのか?
かなりの大人数の部下が、極めて従順に、副長の指示に従って行動しております。

この点、
福田氏は、全く人間行動ってものを理解していないと感じました。

人は己の利害関係にのみ、突き動かされるもの。

今や、
イデオロギーで動くなんてのは、宗教関係くらいのものです。

なので、
せっかく、北の工作員を登場させているのだから、
これを中心に組み立てを行っていく方がヨッポドすっきりすると思います。
(隊員の家族を人質に取られているから、やむなく命令に従っているとか、ある程度の理由がなきゃいけません。)

そもそも、
副長自体の、乗っ取り計画に参画する動悸も曖昧で、
息子を亡くした恨みを国家に向けるまでの動力も、さっぱり分かりません。

「亡国のイージス」と言う論文も、
何で、そこまで重用されているのかって事も、ちっとも分かりません。

最後には、もう一人の息子まで登場するし、
物語的にも、何だかイタリア映画を観ているかのような破綻ぶりです。

私が邪推するに、
この福田氏は、単なる軍事マニアであって、
飛行機とか軍艦を、ただ登場させたいだけの方だと思うのです。

なので、
大した国家感も持ってないくせに、
登場人物に、上っ面の正義を説かせるものだから、
物語が、妙にアマアマに感じてしまうのです。

そして、
肝心の物語は、その下敷きは「沈黙の艦隊」に「ダイハード」を織り交ぜたもの。

相変わらずのパクリ精神が旺盛で、
まるで目新しさなし。

原作が、こんなんじゃ、
いかな阪本氏であったとしても、
作品化する事に、かなりの努力が必要だったと思います。

ただ、
中井貴一さんの工作員ぶりは、結構、板に付いてたようで○。

久々、良い悪役を見たように思います。

もっと大々的に取り上げれば良かったのに、
と、その点、残念さは残りました。

青島の話じゃなくてゴメンナサイ。

1081 Reply Re:「亡国のイージス」ようやく拝見できました! 殿様ギドラ Mail 2006/07/04 12:40


そうなんですよ。
『ローレライ』や『戦国自衛隊1549』に比べればはるかにまともな映画になってはいたけれど、共通する底の浅さにあきれてしまい、
昨年映画館で見た後もあたしゃコメントを書く気にならなかったのでありました。

> 単なる軍事マニアであって、
> 飛行機とか軍艦を、ただ登場させたいだけの方だと思うのです。

全く同感です。
それこそ、平和ボケの最たるものじゃないか、と。
『亡国のイージス』の中に「これが戦争だ」とかなんとか言うセリフがありましたが、あの映画、まるで戦争なんか描いちゃおりません。
せいぜい戦闘を描いているだけ。

戦争観の底の浅さ、国家観の底の浅さには頭が痛くなりました。

> 「亡国のイージス」と言う論文も、
> 何で、そこまで重用されているのかって事も、ちっとも分かりません。

そうなんです。
パンフレットによると、あの論文自体は所詮大学生が書いた青臭いものでさほど重要ではない、などと福井氏は逃げをうっていますが、では、劇中にそんな青臭い国家論を明快に否定する内容や副長が国家に反逆するためのきちんとした理由付けがありましたか?ということです。

> 副長の命令ってだけで、イージス艦の乗っ取りに参加しようと言う奴はおりません。

作者の中には226事件がイメージされていたのかもしれません。
それは「ローレライ」や「1549」にもまったく同じ図式がありますね。
でも、226事件にはそこに至る集団心理の流れがあったわけで、軍隊においては上官の命令が絶対であるにせよ、当時は天皇陛下と民衆のためという大義名分があったればこそことを起こせたはず。

福井原作映画における一兵卒は単に無個性なだけです。

まぁ、ガンダムで戦争を学んじゃったという作家ですから、その程度のものなのでしょう。
ガンダムは優れた作品だったと思いますが、決して戦争を描くのが主眼の作品ではなかったし、背景に戦争を据えてはいてもロボットアニメの娯楽性を損なわない程度に戦争から距離を置いていました。
さらに言うと、富野喜幸氏は大局的な歴史より個人の感情面を重視する作家ですから、
ガンダムにおいても個人の感情が事態を左右する作りになっています。

福井作品もそれをお手本にしているのでしょうね。
それでは、国家や戦争を描くことなんかできません。
(ん~、でも富野作品では一兵卒にも個性を感じさせる努力がありましたけどね)

「個人としての意見とは正反対の決意」を固めねばならなかった山本五十六の苦悩も戦争の一要素なのです。
個人というものが徹底的に押しつぶされるのが戦争であり、さまざまな利害や感情が複雑に絡み合って社会全体が動き出すさまを描けなければ戦争を見せることは出来ません。

『亡国のイージス』、アクション映画としてはまずまずだったけれど、扱った題材に無理がありましたね。
(サイコ野郎のテロ事件でしょ、あれは)

1080 Reply 英語版ウルトラマン ゾンデ5号 2006/07/03 21:53

「YOUTUBE」なる動画サイトで、初代ウルトラマンのアメリカ版を見てしまいした。

吹き替え
ムラマツ・アラシ→違和感なし
イデ→やっぱりコミカルな声で吹きかえられてます。
ハヤタ→実物より渋い声で喋ってます・・。
フジ→さらに大人っぽくなって御しとやかになった感じで。

こういう物の吹き替えは本人の声色にちゃんとあわせるようですが、ウルトラマンもそんな感じで違和感なかったですね。
ウルトラシリーズはアメリカではどの作品まで放送してたのでしょうね・・。

1082 Reply Re:英語版ウルトラマン 殿様ギドラ Mail 2006/07/04 12:46

初代マンの吹き替え版とは、おもしろいものを見つけましたね。

うーむ、アメリカでの放送はどの作品までなのか・・。
どなたか情報をお持ちではありませんか?

1083 Reply Re:英語版ウルトラマン ゾンデ5号 2006/07/04 18:39

> 初代マンの吹き替え版とは、おもしろいものを見つけましたね。
>
> うーむ、アメリカでの放送はどの作品までなのか・・。
> どなたか情報をお持ちではありませんか?

そのサイトでは「帰ってきたウルトラマン」の吹き替え版もあったので、「帰ってきたウルトラマン」までは間違いなくやってたと思われます。

1085 Reply Re:英語版ウルトラマン 殿様ギドラ Mail 2006/07/07 14:40

ふむふむ。
「帰ってきた」まで放送されているとするなら、流れで「レオ」までは放送しているのかも。
そのあたりは視聴率次第というところか???

1087 Reply Re:英語版ウルトラマン ゾンデ5号 2006/07/09 08:04

もうちょっと検索してみたところ、「タロウ」までを確認しました。
レオは、なぜか中国版(?)のものしかなかったです。

1089 Reply Re:英語版ウルトラマン 殿様ギドラ Mail 2006/07/10 00:15

なるほど~。
多分、レオも英語版が作られているでしょうね。
とはいえ、中国版がありましたか。
香港あたりで放送されたバージョンなんでしょうね。
レオといえば、当時のドラゴンブーム(カンフーブーム)を当て込んだ設定が目に付きましたからねぇ。
(一番印象深いのはモロボシ・ダンの特訓に根を上げるおおとりゲンだったりしますが。「隊長、やめてくださーい」)

中華圏にも積極的に売り込んだのか??

1091 Reply Re:英語版ウルトラマン ゾンデ5号 2006/07/12 18:09

レオって僕はまともに見たことはないですが、オープニングは終末思想に影響されているフシがありますよね。
「何かの予言が当たる時-」「何かが終わりを告げるとき」なんてところが。

話は初代に戻りますが、英語で「ハ↑ヤ↓タ」というのは間抜けでしたなぁ。


1094 Reply Re:英語版ウルトラマン 殿様ギドラ Mail 2006/07/18 17:07

> オープニングは終末思想に影響されているフシがありますよね。

そうそう。
ノストラダムスの大予言ブームのさなかでしたから・・・。
どうも流行を追いかけすぎた感もある作品です。


1086 Reply ゴジラ対水戸黄門 弘前の甥 2006/07/07 21:31

こんなのみつけました。
前編後編あわせて10分程度の個人制作フィルムです。
物凄く馬鹿馬鹿しくて、殿様ギドラさんの好みかと思います。

前編
http://www.youtube.com/watch?v=2UJEvqKWbyU&search=%E3%82%B4%E3%82%B8%E3%83%A9%E5%AF%BE%E6%B0%B4%E6%88%B8%E9%BB%84%E9%96%80

後編
http://www.youtube.com/watch?v=QGpN3bMy4K8&search=%E3%82%B4%E3%82%B8%E3%83%A9%E5%AF%BE%E6%B0%B4%E6%88%B8%E9%BB%84%E9%96%80

1088 Reply Re:ゴジラ対水戸黄門 殿様ギドラ Mail 2006/07/10 00:09

いやー、嬉しいね嬉しいよ~。
「ゴジラ対水戸黄門」はタイトルだけ知っていたけれど、見たことがなかったのねん。

で、見てみたら、見事な作品だっ。

内容のバカっぷりを存分に楽しんだのは間違いないけれど、その映像設計に感心感心。

パン繋ぎ(カメラをパンする途中で別カットに切り替える)で一人複数役をこなしているところにおおっと思い、
さらに、そのパンの途中に中間にいる人物をアウトフォーカスで映り込ませているところに「見事な攻撃だ!」(ブラックデビル)

また、目線の向け方で人物配置を感じさせたり、アクションの途中からはじまるカットを連ねることで複数の人物が同時に動いていることを感じさせるなど、コンテの基本がしっかりしている!

水戸黄門やゴジラなのに、あの衣装で統一しているところにも見た目でなく芝居でキャラクターを表現しようとする意志があってごっこ遊びの延長である感覚が伝わります。
(一部、キャラクターに合わせた扮装はあるけど)

いやー、いいもの見せてもらいました。

ちょっとだけ、マニアならではの不満点。
音楽が、ゴジラのテーマを『モスラ対ゴジラ』のサントラから引用しているために途中でモスラのライトモチーフが出てきてしまうのがいかがなものか、というところと、
ゲスト出演のキングギドラ君、91年の「vsキングギドラ」から音楽を持ってきているのが納得できねー。
ギドラにはちゃんとギドラ用のライトモチーフがあるぢゃないかぁ。
なんてね。

1092 Reply Re:ゴジラ対水戸黄門 ゾンデ5号 2006/07/13 17:00

随分面白い作品ですね。
馬鹿馬鹿しさも、愛がある馬鹿馬鹿しさでたまりません。
それに凄いと思ったのは、一人で演じているのに映像の繋ぎ方に違和感がないこと。
おまけにゴジラと人間のカット同士のつながりも違和感がなく、本多・円谷コンビの神業を再現したともいえます。
むしろ商業映画よりよく出来てないかとも思わせられました。

1095 Reply Re:ゴジラ対水戸黄門 殿様ギドラ Mail 2006/07/18 17:09


> むしろ商業映画よりよく出来てないかとも思わせられました。

同感!!!!!!!

1097 Reply 日本不没 殿様ギドラ Mail 2006/07/20 15:31

自分のバカさ加減にあきれてしまう。
「ローレライ」を見ているのだから、いちいち樋口版「日本沈没」なんか見に行く必要はなさそうなものなのに、
ひょっとして見るべきところのある映画に仕上がっているんじゃないか、などと捨てきれない期待を抱いてしまう愚かさよ。

特撮映画が好きなんだよなぁ。
おもしろい特撮映画を観たいと切望しているのになぁ。

樋口版「日本沈没」、予想を遙かに上回るすさまじさでした。
「ローレライ」のほうがよっぽどマシだった。

まずい芝居のひとつに段取り芝居というものがあります。
それは、脚本に書いてあるセリフをなぞり、ト書きの通り体を動かすだけで、人物の自然な反応になっていない演技のこと。

樋口版「日本沈没」は段取り映画でしたね。
筋運びのためだけの場面構成。
出来事の変節点を箇条書きのように並べ立てるだけ。
あんなもの、ストーリーと呼ばない。

人間の動きも日本列島の異変も箱書きのように列挙する。
観客の心を牽引していく求心点はない。

やたらと愁嘆場を羅列して、ほら泣けるでしょというやり方。
ずいぶん客もバカにされたもんだ。

挙げ句の果てに原作のテーマをないがしろにする思いつきで小松左京作品とは無関係なものに。
アメリカのパニック映画になっちゃった。
(「地球は壊滅する」に似ているかな)



1100 Reply Re:セレブも不没! マンプリ 2006/07/21 22:44

ばんわ~^^

しかし、やはり、でしたか~。

かの福井晴敏氏が褒めてたもんだから、かなーり眉唾で聞いておったのですが、
そうですか、そうですか、
噂に違わぬ凄まじさですか。

じゃ、BSで放映されるまで、待つ事に致しますね~。


1102 Reply Re:日本不没 ゾンデ5号 2006/07/22 18:21

ありゃりゃダメでしたか。
ジャニーズの草薙君持ってきた時点で恋愛映画みたい女の子向けだなという予感はしてましたが、もはや「日本沈没」を名乗る資格はない映画になってたのですね・・orz。
見たら口直しに旧「日本沈没」を見たくなるかもしれません。

1103 Reply Re:日本不没 だがや 2006/07/23 01:41

災害動画が報道番組にあふれている昨今ですから地震や津波のシーンは
それらを参考にリアルなつくりだったと思います。

一方で、何気ないように見えて実際の災害経験が生きていると思える
シーンもありました。
灰が降りしきる倒壊した街を草君がとぼとぼ歩く。
傍らに敷かれたシート上に無造作に並べられた遺体の列。
それらの遺体に灰が降り積もるというシーンがやたらと怖く印象的でした。

自衛隊や消防、海洋調査など樋口監督のガメラ以来のコネ利用か
実写シーンも盛りだくさんでした。
それだけに火山の噴火が旅客機を直撃というシーンが妙にうそ臭く
浮いて見えましたね。

>挙げ句の果てに原作のテーマをないがしろにする思いつきで小松左京作品とは無関係なものに。
>アメリカのパニック映画になっちゃった。
>(「地球は壊滅する」に似ているかな)

これ、ネタバレになるから書きませんけど
原作では、沈没メカニズムという地学的サイエンスだけじゃなく
戦後の日本の発展の総括とか世界の中で日本人がどう生きていくか?
といった社会学的サイエンスのフィクションでもあったのですが
今作はカタルシスだけを追い求めたまさにアメリカ映画でしたね。

あの頃の世界的に幼稚で内弁慶な日本人から、
民間の海外協力隊、NGO、自衛隊海外支援活動など
状況が変わっているから全く同じではないはずですがそれだけに
「今、何故、日本沈没を映画化したのか?」ということが
見終わって最後までわからない作品でした。

出演者では大地真央のスーツ姿が凛々しくてかっこよかったです。

一方 柴崎コウが上着をひるがえし、長い髪を振り乱しながら
バイクで走るシーンはヤンキーのレディースが
特攻服で走っているみたいで別の意味で怖かったよう(笑)。

1106 Reply Re:日本不没 殿様ギドラ Mail 2006/07/25 19:25

みなさま、レスをありがとうございます。

>マンプリさん
そーっすねー。
私見ではTVですら見る必要なし!!って感じです。
邦画の現状把握という意味では見るべきなのかもしれないけれど。

>ゾンデ5号さん
いやもう、草なぎ君の使い方も悲惨なものでして、いかにも忙しいスケジュールの合間を縫って撮影しましたという感じなのです。
草なぎ君(小野寺)は瞬間移動するかのごとくいろんな場所に現れては、いろんな人物のお相手をして聞き役をするばかり。
阿部玲子(柴咲コウ)との恋愛話だって、点描程度にしか描かれませんから、二人の関係になにも厚みを感じません。
恋愛ドラマとしても薄っぺらというわけです。
そして・・・・。
「日本沈没」を名乗る資格はまったくないのは間違いないんです。
だってだって、田所が○○ートに○○を打ち込んで○○○○を○○ることに○○しちゃうんだもんなぁーーー。

バッカヤロー!!!!

>だがやさん
お久しぶりです。
書き込みありがとうございます。

確かに地震や災害に関する取材は細かくやったんだなぁと思わせる部分はありましたね。
灰を降らせることで火災を感じさせる方法はこれまであまり見なかった手法でした。
(核爆発を描く場合は定番になってましたが、大火災でも灰が降るわけですから)

残念ながらそんな取材の成果を劇展開に融合させるセンスがなかったようですね。
それは映像面にも表れていて、ニュース映像のような「リアル」な画を作れていても、ニュース映像を超えることは出来ていない。
劇映画が報道・ドキュメンタリーと違うところは、出来事や映像をコントロールして視聴者の感情をより当事者に近づけることにもあります。
ところが、2006「日本沈没」では被災者を見る視点が報道カメラの域を出ていない。
これはカメラポジションが、という意味だけではなくて、劇構成も含めてのことでありまして、噴火であれ地震であれまったく劇的でない。
かろうじてもんじゃ焼き屋ご一行さまが噴火目前の富士山目指して避難するシーンが例外的ですが、時すでに遅し。

そこまでに次々と巻き起こる大災害の数々がまるで体験的に描かれないので、地震や火災の怖さを体感することが出来ません。
冒頭の小野寺危機一髪だって、周りで燃えている火にリアリティがなくて、いかにもセットの所々に火を配置しましたという体でしたし。

シナリオのまずさが最悪でしたが、映像演出面も素人臭くて見ていられなかったです。

そう。
シナリオのまずさ。
だがやさんご指摘の通り、小松左京原作「日本沈没」を名乗るなら、日本民族とはなんぞやという文化や政治に絡んだメッセージが不可欠です。
30年以上昔の原作と同じ展開にするのは間違っているけれど、現在の日本国・日本人を描き出す姿勢がなければお話になりません。
また、ストーリーテリングの下手くそさを別にしても、
政治家や科学者の描き方が実に表面的で人間性への理解が浅すぎる。
『地震列島』(1980)でも見て考え直せと言いたいですね。

おっとっと。だがやさんへのレスという形でぐちゃぐちゃ書いてしまった・・・。
ROMの方にも発信してますんでいろんな人向けということで。

1107 Reply Re:日本不没 レグルス URL 2006/07/26 00:47

私も観ました。
感想は自分のサイトにも書きましたが、
結構面白かったです。

簡単に言うと、
1 首相が死ぬまではかなり不安なでき
2 ひょっとこ家族の山越えは必見
3 音楽(特に主題歌の入り方)はダメダメ
ってとこでしょうか。

なんとなく『宇宙戦争』を意識してるのかな…という面も見られましたが。


どうも私はギドラさんがかねがね主張されてるストーリーや整合性
などは気にしないで見られるタチみたいです(^^;)

入り込んだ中盤以降、
終盤でも、確かにセット完了したのに、なぜ爆弾を後から?
というのはさすがに疑問に感じてしまいましたが…。

まあ、樋口監督の持論なのに『ローレライ』では皆無だった、
ラストの大爆発のカタルシスがあったので帳消し(ごまかされ)
になってましたが…。

> 恋愛ドラマとしても薄っぺらというわけです。

恋愛ドラマは好きじゃないので逆に良かったですけど。
ただ、あの状況で拒否するなら柴崎コウのほうやろ!とは思いましたが。

> 「日本沈没」を名乗る資格はまったくないのは間違いないんです。

日本が沈没する映画ですから、名乗っても間違いではないかと…。
まあ、このあたりはかねがね主張されてるゴジラの設定改変問題と
同じでしょうか。
私はこのあたりの許容範囲はいいかげんですから(^^;)

> そこまでに次々と巻き起こる大災害の数々がまるで体験的に描かれないので、地震や火災の怖さを体感することが出来ません。

私はそんなに気にはなりませんでした。
考えてみると、もしかしたら私の場合、感情移入というよりも、
もとから「神の視点」で話を見るのが性に合っているのかもしれません…??

くどいくらいに挿入される日本列島の破断カットとか。
いちおう冒頭の宇宙ステーションのカットによって、
衛星軌道上からの視点ってことに取れなくはないですけど。

そのぶん、山中の逃避シーンはかなりショッキングでした。


なにより、いちおう人間ドラマ的なクライマックスと、
エンディングで流れる歌にはドッチラケました。
なにをおいてもそれだけは辞めてほしかった…。

1108 Reply Re:日本不没 ゾンデ5号 2006/07/27 10:17

原作を読むと、日本沈没はラブストリーじゃなくて「今まで愛してきた国(国家じゃなくて自然)が沈んでしまう民族の悲劇」「故郷を失い放浪する日本人の運命」を描くことであったんだなぁと思います。
しかし今回の映画のスチールとか見ると、ラブストーリーに・・・。
映像は迫力ありそうだが薄っぺらそうだなぁと思って見てはいません。
僕の兄貴は見に行ったのですが、「悲壮感は昔の方があった」というコメントでした。
見てない僕が言うのもなんですが、やっぱダメな映画なんだろうなと思います。
それに樋口監督は特技監督すりゃいいのです!
何で「ローレライ」撮ったくらいでこんな難しい題材を使うのでしょうかね。

後聞いた話ですが、これほどラブストーリーを強調させたのはTBSの「災害ドラマよりもラブストーリーをやれ!」という命令が原因のようです。
テレビ局と「日本沈没」を作ろうという所でもうダメだったのかもしれません。

1110 Reply Re:日本不没 殿様ギドラ Mail 2006/07/29 11:48

おお、レグルスさんもいらっしゃいまし。

なにかのインタビューで監督が視点を個人に絞ってみたというようなことを言ってました。
そのあたり、『宇宙戦争』(スピルバーグ版)を意識したのかな、と思わせるんですが、
とすれば政府要人のパートなんてぇものはまったくの蛇足で、小野寺と玲子だけに完全に絞り込んだほうが一本筋が通った話になっただろうと残念です。
(結局森谷司郎版に引きずられてるのよね)

ドラマ展開の不備はいろいろあるんですが、それ以前に劇が成立していないので突っこむ気にならずというところであります。
(たとえばひょっとこご一行の避難に常連客が同行しているんだけど、あの人たちには家族はいないの?なんでもんじゃ焼きの女将に付き合っているのかよくわからない)

私も「日本沈没」という題材を扱うときに恋愛を主軸にするのは間違っていると思うし、そういう意味では恋愛ドラマの出来不出来なんかどうでもいいのですが、
それにしても恋愛パートに尺を割きすぎでくどい割にはエピソードの積み重ねがないので白ける一方でした。
(あそこで小野寺が肉体関係を拒絶するのは男として理解不能ですよね。ただ、もし子供が出来てしまったら父なし子になっちゃうという深慮遠謀かも、とは解釈できますが・・)

で、この映画が「日本沈没」ではない、というのはゴジラシリーズに対する不満とは少し違っていて、エメリッヒ版「ガッズィーラ」がゴジラじゃないというのに近いです。
もう公開から2週間も過ぎたのでネタバレ解禁にしちゃいますが、
樋口版では日本が沈没しないんだもん。
日本人が国土を失うのが「日本沈没」。
たとえ面積が減っても(プレート理論から考えると劇中の沈没ストップ大作戦のあとに沈んだところも浮上しそうだが)樋口版では日本列島は消滅しないし、日本国政府も機能したままですよね。
これでは日本沈没とは呼べないでしょう。
もちろん、原作小松左京と謳っていることにも偽りありということです。(内容が違いすぎる)

神の視点に関しては私も反対ではないのです。
とくにスペクタクル映画では、個々人の視点だけに寄り添うのでは出来事の全体像を捉えることが出来ませんから俯瞰などによる客観カットは絶対に必要です。
主観と客観のさじ加減なんだよなぁ。

で、ゾンデ5号さんのお話にも関係しますが、
主題歌をごり押ししたのもTBSとか電通なんでしょうね。
「日本沈没」ではキャラクターグッズで儲けるには無理があるのでCDを売ろうという発想ですかね。
ラブストーリーを強調せよというのもそんな商売人の発想だったというわけですね。
(セカチューがヒットしたから?でもあの映画も実に愚劣な内容だったけどね)
TV局だの広告代理店だのが映画の内容に口をだすとろくなことがない。
かといって、出資者に楯突くような気骨のある人材には監督させてくれないというのも邦画の現状では??

1111 Reply Re:日本不没 KJ 2006/07/29 22:33

お久しぶりです、KJです。

「日本沈没」・・・・やっぱり映画自体が沈没の出来でしたかw

いや、最初から広告の打ち方やキャスティング、CMを見た時点で
「また駄目なんだろうなぁ~」てな感じはしたんですが。

映像レベルのレベルの確認だけでもと思い、行こうかなぁ、と思って
ましたが、それで1800円は高すぎます?

敢えて管理人さんに無茶な質問をしますが、かつてのGFWでの私の考え方
と照らし合わせて、観にいってもよいレベルのものでしょうか?w
(ホントに無茶な質問ですよね。 だって映画代高いんですもんw)

1112 Reply Re:日本不没 レグルス URL 2006/07/29 23:24

> (たとえばひょっとこご一行の避難に常連客が同行しているんだけど、あの人たちには家族はいないの?なんでもんじゃ焼きの女将に付き合っているのかよくわからない)

東京の下町ってことで、みんな一人もんなのかな…と納得してました。
関西人から見た勝手なイメージですが(^_^;)
あとは、手塚とおるの怪演が見たくて…。


> (もし子供が出来てしまったら父なし子になっちゃうという深慮遠謀かも、とは解釈できますが・・)

草なぎくんはすぐにでも日本が沈没すると知ってるわけですから、後腐れなく(^^;)できるんじゃないかとは思うんですよね。

> 樋口版では日本が沈没しないんだもん。

タイトルだけの論で言うと、
「日本沈没!?」「日本沈没か?」「日本沈没危機」「日本沈没しかけた」「日本ほぼ沈没」
っていうタイトルの一部が省略されていると考えれば……。
まあタイトルのつけかたとしてはたまにある手法ですし、
スポーツ新聞なんかはこればっかりですし。
まあ、下と比べてもしょうがないんですが…。

> もちろん、原作小松左京と謳っていることにも偽りありということです。(内容が違いすぎる)

「原作」表記も基準が曖昧なんですよね。
また話がこちらにずれてしまいますが、<ガンダム>シリーズなんて、富野監督の意志もアイデアもない作品に「原作 富野由悠季」って書かれてますから。

本来は「原案」とすべきでしょうに。今回の映画『日本沈没』にしても同様かと。

> TV局だの広告代理店だのが映画の内容に口をだすとろくなことがない。
> かといって、出資者に楯突くような気骨のある人材には監督させてくれないというのも邦画の現状では??

そうですよね~。
日本映画の体質としてそうなっちゃったんでしょうか…。

「制作委員会」体制で作るから、あちこちからのゴリ押しを全部呑まないといけないため、
結果的にいびつなものになるのは必然なのかも…。
一カ所のプロデュースで資金を回収できないから、共同出資ってことになるので、
しょうがないというか、悪循環なのかもしれませんが…。
う~ん。

あ、もしかしたら、先ほどの問題も、
「原案」より「原作」としたほうが本が売れるからそうしてるのかも…??

1113 Reply Re:日本不没 殿様ギドラ Mail 2006/07/30 13:33

いやぁ、やっぱりあの「日本沈没」再映画化となるとスレも伸びますねー。
それはそれで喜ばしいことです。

>KJさん
お久しぶりです~。
ご質問の件・・・・。
映像レベルの確認という意味であってもさして得るところはありません。
(現場でどんな工夫や新機軸があったのかは知りませんが、見た目、そつなくまとめたなという印象しかない)

これは意図的だったのだと判断しているのですが、
特撮シーンに盛り上がりを作らず、人間の芝居を印象づけようとする作りなので特撮映画を見たという気にならない映画なのです。
その上で心理劇がちゃんとしていればまだしもなんですが・・・。

1800円は高いと思いますよ。(律儀にも前売り券を買っていたあっしは1300円で済みましたけど)

ただ、ただ、これはあくまでも私個人のやり方ということで、
いくらダメな映画でも観ることが損にはならない、どんな作品でも見ることで自身の審美眼を磨くことにはなると考えております。
また、かつての水準に比べると大幅にレベルダウンしている邦画を立て直すには、観客の厳しい目が不可欠であると考えていますので、
興行収入の善し悪しだけで製作者の技量を測ることがないよう、佳作なのか駄作なのかより多くの意見が出されるべきだと思うところもあります。

>レグルスさん
いやぁ、「後腐れなく」という感覚はわからんではない、のだ、けれど、まあ、行きずりの男女ではないですから・・・。
で、草なぎ君は日本の沈没を止めるため死を覚悟しているわけですから、真の優しさを発揮したとすれば、玲子が自分への思いを深めるような行為は慎んだということなのかもしれません。
玲子が自分への愛情を深めたところで死んでしまうのは残酷だ、と。
でもなー、それほど意志の強い男としては描かれていなかった(母親のこだわりを聞かされるまでは日本を捨ててさっさとイギリスへ逃げようと思っていた男)のだから、
死を目の前にしたら、最後のわがままを通しちゃったみたいな感じで「やっちゃう」ほうが自然だと思いますね。
このあたり、「ローレライ」でも見えた、極限状態での男性に関する無理解を感じますね。
(まるで女性が描く理想の男性像みたい)

タイトルや原作表記の問題はレグルスさんの指摘の通りだと思います。
一種の慣習みたいになっちゃってますね。
タイトルにインパクトを求めた結果、内容にそぐわないものでも使っちゃうとか、(←古くは「マジンガーZ対デビルマン」とか)
小説の映画化は原作とかけ離れている例が多くてみんなそんなもんだと思っている。

森谷司郎版の「日本沈没」でも原作の大事な部分をごっそりカットしちゃった(うーーん、あたしゃ原作の内容をほとんど忘れてしまったのでどこがどうと指摘できない)とあとで小松左京先生が愚痴っていらっしゃいました。
やっぱりそれは問題だと思うんですよね。

小説と映画は別物にならざるを得ないとしても、それは表現手段の差違が表れた結果になるべきで、原作が持つ「精神」まで変えてしまうなら原作とは言えないはず。
いままでのあり方が間違っているなら、現状を肯定せず間違いを指摘し続けることが大事ですよ。

製作委員会方式で船頭が多くなっちゃった(ダメ)映画に対しても最終的には観客がストレートな意見をぶつけることが大事です。
映画ライターなんてぇ人種はほとんどが宣伝記事しか書かせてもらえないように見えます。
宣伝費に大予算を投入している映画はとりあえず傑作としてマスコミで喧伝されてませんか。
もう広告屋の好きにさせてなるものか、なーんて思うんですよね。
作品の質より収益を優先して考えている人間は宣伝さえうまくいけば「売れる」と考えているようです。
その考えを粉砕したいですね。(ぎゃふん。おいらも結局「日本沈没」を見に行っちゃったわけで、広告屋さんの思うツボか。でも、ソフトは買わないもんね)
あ、それも問題だけど、金を出しているからといって口を出し、しかし、誰がどんな口を出したのか表には出さずに脚本家や監督のみが矢面に立たされていることも問題なのでは。

なんだか、やっぱり客がバカにされているようにしか思えないのですよねー。


1114 Reply Re:日本不没 ゾンデ5号 2006/07/30 19:03

> 小説と映画は別物にならざるを得ないとしても、それは表現手段の差違が表れた結果になるべきで、原作が持つ「精神」まで変えてしまうなら原作とは言えないはず。
> いままでのあり方が間違っているなら、現状を肯定せず間違いを指摘し続けることが大事ですよ。

全くその通りですな。
同一の名前を使うなら、ちゃんとオリジンを理解して作らねば、「日本沈没」を名乗る資格はありません。
しかしこの商業主義やマスコミに踊らされる人間が蔓延ってしまったから、そんな認識広まらないのですよ。
困ったもんです。

最近はテレビ局と映画会社が組んで作る映画が多いですが、映画がテレビ的になってるのと関係あるのかもしれません。
で、最近のテレビ番組は、過激な言い方ですが、お馬鹿でミーハーな若者向けになってるので、日本沈没もそういう類の人向けにしてしまい、散々になっちゃったのではないでしょうか。

新作見るくらいなら、まだ森谷版の方がまだ良いのかもしれません・・。(森谷版見て感動したクチなんで)



1115 Reply Re:日本不没 レグルス URL 2006/07/30 22:41

> 新作見るくらいなら、まだ森谷版の方がまだ良いのかもしれません・・。(森谷版見て感動したクチなんで)

どちらも面白く見られる私ってヘンなんでしょうか…??

正直な話、自分でもよく分からないところがあります(^_^;)


ドラマとしては森谷版のほうが重厚で感動した(泣いたわけではありません)
のは確かですけどね。
見たのは10年前にビデオで、ですけど。(そもそも生まれてないわ…)

1118 Reply Re:日本不没 KJ 2006/07/31 20:57

どうも、ご丁寧なご意見恐縮しきりです。

1800円・・・やめときますw

> 宣伝費に大予算を投入している映画はとりあえず傑作としてマスコミで喧伝されてませんか。
> もう広告屋の好きにさせてなるものか、なーんて思うんですよね。
> 作品の質より収益を優先して考えている人間は宣伝さえうまくいけば「売れる」と考えているようです。

これって、かつての(70年代)大作ブームの悪いパターンまんまですね。
人間って、30年たったくらいじゃやる事変わらないんですねぇ・・・

1119 Reply Re:日本不没 殿様ギドラ Mail 2006/08/02 18:15

むむむーん。
CSで折良く放送されていた73年『日本沈没』を見直しました。
さらに本箱をひっくり返して原作本を掘り出して読み直し。
(もうじき上巻読了)

こりゃまずい。
冷静さを取り戻していたのに、またまた激昂。
レグルスさんにはほんと申し訳ないけれど、06年版「日本沈没」は酷すぎるざますーーーー。
キィーーーっっ。

私は73年版の『日本沈没』をそんなに評価していなくて、今回見直しても物足りなさが残ったのは確かです。
でも、でも、森谷・中野版『日本沈没』は原作のエッセンスをちゃんと取り入れていて、原作が含んでいる難しい話も出来るだけ捨てないようにしているのがアッパレ!
(脚本は橋本忍)
原作通りのセリフもあるし。

日本が沈むというときに、科学者や政治家がどう動くかという重大問題を決していい加減にはしていない。

さらに、現在の地球物理学の知識では考えられないほど急速に日本が沈むことをどう説明しているか。
これはやはり映画より原作のほうがわかりやすく説明されているのだけれど、科学とはなんぞやという命題に関わる重要事項になってます。
それが、06年版ではまさに屁理屈としかいいようのない、お手軽な説明をつけてしまっている。
ここに、科学に対するどーしよーもない無理解を感じてしまう。
せっかく原作で見事な観念を提示してくれているのに、わざわざそれを捨ててつまらない説明をつけるセンスに憤慨。
原作および73年版では「わからん。わからんから調べなきゃならんのだ」というセリフに重さを出していますが、06年版ではどうやらわからんことはなかったようで・・・。

さらに、「なにもせんほうがええ」という有名なセリフ。
丹波“山本”総理が入魂の名演で伝えたその悟りの境地を06年版ではなんとも軽く流していて、ただの諦観のようにしか聞こえない。

小野寺・田所両名の性格付けがまた、73年版はちゃんとしているのに06年版はテキトーとしか思えない。

原作を読むのは大変かもしれないけれど、少なくとも73年版の映画『日本沈没』をぜひ見直して欲しい。
06「日本沈没」をおもしろいと思っちゃった人こそ、73年版を是非観てね!!!

(レグルスさんのようにどちらもおもしろいと言われちゃうと、まあ、なんにも言えなくなりますが、出来の善し悪しを言えば、圧倒的に73年版のほうがいいというのは賛成してくれますか?)

>KJさん
前回の書き込みで可能なら見たほうがいいんじゃないか的なことを書いてしまいましたが、いやいや、こと06「日本沈没」に関しては撤回します。
そんな時間があるんだったら73年版を見直したほうが、よほど現代にも通じる内容を受け取ることが出来ます。

宣伝さえやっときゃいい、というのは、きっと70年代に発見された「手堅い映画商売」の方法なんでしょう。
だったら、内容にまで口を出さなきゃいいのに、いまはこれが流行っているから取り入れろだのなんだの口を出すんだろうなぁ。
それを考えたら、スタッフ布陣も流行に左右されてるような・・・。
話題のあの人が監督を担当、みたいな・・・。
ああ、いやだいやだ。

1121 Reply Re:日本不没(私の映画の楽しみ方) レグルス URL 2006/08/02 21:53

> さらに本箱をひっくり返して原作本を掘り出して読み直し。

原作は未読なんですよね。
もちろん本屋では平積みになってるんですけど、図書館か古本屋でないか、
半年くらい前から探してるんですけど、
『首都消失』は嫌というほど見るのに、こっちは皆無…。

> レグルスさんにはほんと申し訳ないけれど、06年版「日本沈没」は酷すぎるざますーーーー。

私の場合、基本的にインパクトある映像が見られればいい、
というのがメインなのかもしれません。

また、他人が「しょーもない」と思う映画でも楽しめるというのは、
ある意味私にとっては「外れ」が他の人より少ないわけで、
おトクな性格なのかも…と思ったり(^_^;)


> さらに、「なにもせんほうがええ」という有名なセリフ。
> 丹波“山本”総理が入魂の名演で伝えたその悟りの境地を06年版ではなんとも軽く流していて、ただの諦観のようにしか聞こえない。

ここは私も、「首相死亡まではツライ」と書いた理由の一部です。
まだ、草なぎ君の母親のシーンで語られるのは納得できるんですけどね。


> 出来の善し悪しを言えば、圧倒的に73年版のほうがいいというのは賛成してくれますか?)

ドラマとしては73年版のほうが良い、というのは、
私も文句なくそう思います。


> >KJさん
> 前回の書き込みで可能なら見たほうがいいんじゃないか的なことを書いてしまいましたが、いやいや、こと06「日本沈没」に関しては撤回します。
> そんな時間があるんだったら73年版を見直したほうが、よほど現代にも通じる内容を受け取ることが出来ます。

横レスで失礼します。

私なんかは、このテの作品は、「体験型」の映画なので、
映像の迫力を実感するのには映画館で観たほうがいいんじゃないかな…と思うんですよね。
(ストーリーの善し悪しには全く触れていないのにご注意下さい)(^^;)

いくら金が勿体ないとはいえ、家のテレビ画面で見るとそれこそ時間の無駄になるような気がするんです。

『マトリックス レボリューションズ』も、劇場ではそれなりに迫力がありましたが、
DVDで観たら「なんじゃこりゃ?」というショボさになってましたし…。


私の場合ですが、
映画を映像と物語の2つに分けるとすると、前者がかなり大きな比率を占めるんようです。
『ゴジラ FINAL WARS』をそこそこ楽しめたのも、そういう理由だったのかも…。
(さすがにDVDは買ってませんが)

1122 Reply Re:日本不没(私の映画の楽しみ方) レグルス URL 2006/08/02 22:19

補足ですが、
樋口監督は特撮だけ撮っていればいい、というのは思いますね。
(褒めてるんです)
本編は、本多・円谷コンビのように気心のしれた人、
…たとえば庵野秀明監督とかでもいいじゃないですか。
それなら興行的にもOKが出そうだし。

1123 Reply Re:日本不没 ゾンデ5号 2006/08/02 22:37

> 私は73年版の『日本沈没』をそんなに評価していなくて、今回見直しても物足りなさが残ったのは確かです。
> でも、でも、森谷・中野版『日本沈没』は原作のエッセンスをちゃんと取り入れていて、原作が含んでいる難しい話も出来るだけ捨てないようにしているのがアッパレ!
> (脚本は橋本忍)
> 原作通りのセリフもあるし。

全く同感であります!
脚本は、多少強引な感じはあるようですが、日本政府・外国の対応もちゃんと描いていましたし、原作の大事なところはきちんと抑えていたと思います。
また、パニックシーンも凄いですよね。
関東大震災のシーンなんかは、特撮はコンビナートの爆発っぷりが気になりますが、非常にリアルでしたし、本編部分の、地震の揺れの描写は驚くほどリアルでした。

うーむ、話聞くと、新「日本沈没」は阪神・淡路や中越地震などから全く学んでいないようですね・・・。
旧沈没は、ある意味予言映画でもあったわけですが、地震が散々起きて酷い眼にあった現在でさえ、リアリティーゼロなんですねぇ。
大地震がまれだった73年版でも凄い現実味があったのに、06年版はそんなのがないのですね・・。
情けね・・。


1125 Reply Re:日本不没 殿様ギドラ Mail 2006/08/05 15:42

>レグルスさん
映像かストーリーか、という話は、ま、その、GFWのときにいろいろ話し合った点ではありますね。
私もストーリー偏重というわけではなくて、作品全体がどこを向いているのか(これは作り手の意図とは別で、作品内で提示された要素から感じ取ります)
によってバランスを変動させます。
最近観た例で言うと、『雨に唄えば』なんてー映画はストーリーにはさほど工夫がないけれど、色彩設計や歌と踊りで圧倒された映画ですね。

06版「日本沈没」が科学的な考察や政治的なメッセージをもっともっと背景に押し込めていて、災害に直面した人間そのものを全面に押し出しているなら、
もっと違った見方が出来たかも知れません。
ただし、やっぱり私の基準からすると、災害描写も生々しさがなくてさほど体験的ではなかったという評価になってしまうんですよ。
このあたり、樋口真嗣氏の映像構成を「かっこいい」と取るか、断片的で時空の一体感に欠けると取るか・・・・。
(私は後者)

平成ガメラのころから感じていたことで、どうも絵コンテを作る段階で、1カットごとの構図やディティールに捕らわれすぎてカット同士が繋がったときに生み出す流れまで計算出来ていないように思われます。
「日本沈没」である程度まともに出来ていたスペクタクルシーンは、岸壁に集まっている人々の目の前で大波が盛り上がり、船がぐわーっと持ち上がるところでした。
ここで、おおー、来た来た来たーーと思ったら、演出方向が省略法になってしまい、津波による破壊は一切見せてくれません。

阿蘇の噴火や函館沈没をきちんと緻密に点描ドラマを絡めて人間のリアクションと自然現象を連携させていれば津波のシーンは省略でもよかったのかもしれませんが。

特撮カットと本編カットの連携という点ではわだつみ操船シーンぐらいしかまともに出来ていなかったと見ています。
ですから、後で思い起こしたときに地震や地盤沈下のシーンに印象的なものがほとんどないのです。

というわけで、劇場で見てもさほど迫力を感じなかったというのが私の印象なんです。

>ゾンデ5号さん
06「日本沈没」、現実に起こった災害を参考にしている面はあったとは思います。
残念ながら、それはデータ的なものばかりで、被災者のドラマにまで昇華されていないのです。
自然災害に恐怖を感じるセンスが欠如しているような映画でした。
たしかに人がたくさん死にますよという表現は為されている。
けれども、それは記号的な見せ方でしかなくて具体的にどのような亡くなり方をしたのかまでは伝わらない。
73年の「日本沈没」で黒こげになった死体を見せることまでやっているのとは大違いです。
そもそも、沈没を止めてしまうという筋立てにしていることからも、大自然に対する畏怖の念が足りない映画とは言えるでしょう。
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