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映像作品掲示板過去ログ051207_060427

898 Reply 大冒険DVD 殿様ギドラ Mail 2005/12/07 16:44

いまごろ気が付いたのは不覚であります。

クレージーキャッツ結成10周年記念映画『大冒険』のDVDに不具合が見つかったとのこと。
http://www.toho-a-park.com/oshirase_c.html

今年になってクレージー映画DVDリリース開始となり、すでに円谷英二生誕100年記念として発売されていた『大冒険』も新装再発。
それでマニアの方が見つけたんでしょうね。

いやー、気が付かなかった。
確認したらエンディングでクレージーの面々が「大冒険マーチ」を歌うシーンに欠陥がありました。
「どんがんどんがらがった、どんがんどんがらがった」と歌うカットが1番のものを2番にも使っていて、微妙に音と動きがシンクロしていないというもの。

いままでは古澤憲吾監督の「ぶわーっと」編集の結果かと思ってましたが、DVD化の際に繋ぎ間違えたんでしょうね。
しっかりしてよ、東宝さん。
不良ディスクは交換してくれるそうなので、『大冒険』DVDをお持ちの方は手続きをどうぞ。
(もちろんあたくしも手配中)

そういえば、『ハワイマレー沖海戦』の特典映像にも本来静止画になるべきものが、一瞬見えて画面が変わっちゃうところがあったなぁ。
確認して東宝にねじ込んでみるか・・。

それと、以前ここでも書きましたが、『キングコングの逆襲』クライマックスの東京タワー展望台本編部が明るくされすぎていて、セット背景の暗幕まではっきり見えるというのもオリジナル版の演出意図を無視したレストアミスじゃないのかな。

899 Reply Re:大冒険DVD マンプリ 2005/12/07 23:56


ばんわ~^^

そう言や、以前にも「七人の侍」のレストアミスがありましたな~。

そん時は私も当然変えて頂いたのですが、
しかし、こんなこたぁ、ホントに勘弁して欲しいもんす。

まぁ、ナショナルの欠陥暖房機のように、生命に関わるような重大事ではありませんが、
(痛たましい事件です。)
高い値段をフンダクッているDVDだけに、
もうちょっと気を付けて欲しいもんす。

邦画のDVDは何で高いんでしょうかねぇ?

900 Reply Re:大冒険DVD 殿様ギドラ Mail 2005/12/08 16:15

ど~も~。
やっぱり邦画はハリウッド映画ほど市場が広くないっつーのがDVDが高くなる原因なんすかねぇ。

以前聞いた話では、レストアなどに手間をかけた作品だと1枚6000円で5000枚売れればぎりぎりセーフだとか。
そのあたりは売れれば売れるほど1枚あたりの値段を下げることが出来るんでしょうから、高い→売れない、値下げできないという悪循環にも繋がりそうですね。

東宝の場合、可能ならリミックス5.1ch音声をつけることまでやっているのでスタート時点で高価なものになってしまった感があります。
(他社の旧作DVDは映像のレストアはやっていても音声のリミックスまではやっていないものがほとんど)
けれども、レストアや音声リミックスが大したことないものも初期発売作品だと一律6000円だったというのもひどい話。

いまは4000円台まで下がりましたが、そうなると今度は5.1ch音声がつかないものが増えてきて・・・・。
(どうなんでしょ。音声素材が残ってなくて5.1ch化出来なかったということなのか。『電送人間』など)

902 Reply Re:大冒険DVD マンプリ 2005/12/08 23:04

ばんわ〜^^

ちょっと調べてみやしたよ。

「GFS」のDVD、
アメリカのamazonでは、定価25$若。
日本円で3,000円ちょっとのもんですな。
http://www.amazon.com/gp/product/B000BMY2L0/ref=pd_bbs_null_1/103-4460653-4491020?s=dvd&v=glance&n=130

ところが、
日本のamazonだと、定価5,040円。

ほんで、
昔の作品で「ラドン」とか「ゴジラVSモスラ」等々となると、
じゅ、10$若ですぞ、旦那!
http://www.amazon.com/gp/product/B00006FD9L/qid=1134050427/sr=1-26/ref=sr_1_26/103-4460653-4491020?s=dvd&v=glance&n=130

ちょっと良からぬメーカーの作為を感じてしまいますぞい。

903 Reply Re:大冒険DVD マンプリ 2005/12/08 23:18

ついでに。。。

調べてる最中に、こんなものを見つけましたぞい。

http://www.amazon.com/gp/product/B0001Y4MQS/qid=1134051385/sr=1-6/ref=sr_1_6/103-4460653-4491020?s=dvd&v=glance&n=130

ちょっち、欲しいかも???

904 Reply Re:大冒険DVD 殿様ギドラ Mail 2005/12/11 10:41

そーなんすよねー。
アメリカさんはソフトが安いんですよねぇ。
ただ、LPレコードの昔から、安い分品質はいまいちのようにも思います。
アメリカ製リージョンフリーDVDも何枚か持ってますけど、画質はあんまり良くないっす。
DVD用にテレシネをやり直したり、レストアしたりはしていない感じです。
(クライテリオン盤なんつーのはいいんでしょうけど・・)

むむ、キルチバとな!?
そんなものまで出してしまうとは、むこうの消費者は何でもかんでも買ってくれるんでしょうか。
それだと、市場原理から価格も安くなるってことか?
(税制の問題もある??)

ところで、『大冒険』DVD交換手続きのため改めて手元のディスクを子細に見たら、なな、なんと片面1層ディスクではないか!
初期の東宝DVDは転送レートに対して無神経だ。
どうもツブレっぽい画質だと思っていたら、転送レートが低いんじゃないか。
『キングコング対ゴジラ』や『モスラ対ゴジラ』(片面2層だけど特典映像が多い)もそう。
『日本誕生』なんて、3時間を超える映画なのに一枚だもんな。2枚組にしてリミックス5.1chを付けなさい!!
とにかく画質を良くすることを優先してくれーーー。
(多少高くなってもそのほうがいい)
最近のものは改善されているみたいだけど・・・。
(特典映像の転送レートを下げて本編に容量を多く使っているようだ)

906 Reply 角川大映はヒドイぞ 殿様ギドラ Mail 2005/12/13 17:15

ちょいと日本のDVD事情について愚痴っておりましたが、来年1月念願の『釈迦』がDVD化されるというので情報を仕入れてみたら・・・。

なんでモノラルなの!?

35ミリフィルム版をレストアしてDVD化とのこと。
多分、35ミリ版にはモノラル音声しかないのでしょう。
日本最初の70ミリ映画として有名な作品なのに、これはどういうことか。

おいらが持っているLDは70ミリ用のネガからテレシネして、70ミリ用4チャンネル音声をドルビーサラウンドにエンコードし直しているんですぜ。
つまり、70ミリ版の素材が現存しているということ。

想像するに、35ミリフィルムのレストアはコストダウンが進んでいるので安上がりだっつーことじゃないの?

そんなものをセルソフトとして販売するんじゃないっつーの。

同時発売の『秦・始皇帝』もこれまで流通してきた160分バージョン。
(多分これも35ミリ版)
資料によれば200分が全長版。
DVDで売り出すなら全長版を出しなさい!!!!!!

『大江山酒天童子』も同時発売だけど、買う気にならんなぁ。
音声はもちろんモノラルだし、114分の映画を片面1層ディスクにするという暴挙。

こんなのに比べれば東宝は良心的なほうかも・・。
(『大冒険』良品ディスク到着っっ)
誰か、もっと大映映画を大事にしてくれる会社が大映の権利を買い取ってください。

907 Reply ウルトラマンマックス 殿様ギドラ Mail 2005/12/13 17:55

もうじき2クールが過ぎるところまで来て、実相寺昭雄作品が2作放送されたのでマックスについてちょっとだけ。

1話完結式なので、どうしようもないダメ作品があったとしても持ち直す可能性があるとじっと我慢してきましたが、どうも納得できません。

とにかくシナリオがお粗末で完成度が低い。
一体どなたが全体を統括しているんでしょう。
もっと厳しいダメ出しをしないとウルトラの歴史に泥を塗って終わることになりますぜ。
(ネクサスも相当ひどかったけれど、完成度の低さではどっこいどっこいか)

そんな中、先週放送された「狙われない街」(メトロン星人再登場)はTVの30分ドラマとしてまともに出来上がっていました。
さすが実相寺監督と言いたいところですが・・・。
同じ実相寺版マックスの前作「胡蝶の夢」と合わせて考えると、「絶望」という観念が読み取れてしまいました。
現在のウルトラシリーズへの絶望、現代社会への絶望・・・・。

「狙われない街」には実相寺監督がこれまで手掛けた円谷作品から断片的なイメージがちりばめられています。
それが、なにか決別の合図のように見えてしまいました。
そしてメトロン星人は地球人類とは戦う必要はない、地球人は自滅する、とマックスと戦いもせず去っていくのです。

TVドラマ・ウルトラマンのフォーマットを拒絶した展開。
それは「胡蝶の夢」にも表れていました。
ウルトラマンマックスのシナリオライターが主人公なのですから、もはやウルトラシリーズを「もう一つの現実」として提示する意志はないわけです。

まあ、これは私の視点からの受け止め方なので、ものすごい誤読なのかもしれませんけれど。

それにしても、マックス全体を貫く倫理観の甘さには閉口します。
怪獣を人間の愚行の具現化としか捉えていないため、人間以外の生き物への共感に欠けています。
(昔々人間と一時は仲良くしていた宇宙人の末裔を何のためらいもなく殺してしまうとか、怪獣は人類の負の遺産だからそれを撃滅すべしとか。本来のウルトラシリーズでは人間にも怪獣・宇宙人にも生きる権利はあるが共存が不可能であるなら戦いが起こるという発想で貫かれていたはずだ)

コスモスの行きすぎた怪獣共感路線も間違っていると思うけれど、マックスの人間至上路線も同様にまずいですね。

ゴモラのエピソードは象徴的でした。
初代ゴモラが自然の猛威・驚異の象徴として描かれ、大阪城と対比されるのに対してマックスに出てきたゴモラは人間が作った怪物。
怪獣は人間の行為に従属するものじゃないの!
人間がいなくてもゴモラもネロンガも地球にいたの!
例外的な怪獣にばかり模範を求めてないか?(ジャミラとかレオゴンとか)

人間がすべてをコントロールしているという発想なのか?

子供には見せたくない番組でありますな。
ま、観たいと言えば見せていますが、観た後で内容について子供と話し合う必要が出てくることしばしば。
(これで良かったと思う?とか)

908 Reply あ、あ、有川監督ぅ 殿様ギドラ Mail 2005/12/14 17:36

CSファミリー劇場で放送中の「レインボーマン」。

本放送時にはときどきしか観られなかったんですが、第一話からばっちり観ています。
で、思い出した思い出した。
映画からフィルムを流用することが多かったんだよなぁ。
(あと、死ね死ね団の戦闘機としてMJのコンクルーダーも流用してたんじゃないかな)

先日放送分では死ね死ね団のアジトとしてブラッドロック島が大爆発!!
(『緯度0大作戦』より)
で、脱出する潜水艦がアルファ号。

ま、そこまではよしとしましょう。
まずいのは、ミスターKが乗る潜水艦を何カットか『緯度0大作戦』からの流用フィルムで済ませているのだけれど、1カットだけ黒鮫号になってました。
もー、死ね死ね団は緯度0もマリクも傘下に治めていたのね。

ああ、特殊技術は有川貞昌監督。

910 Reply お、惜しい!(マックス) 殿様ギドラ Mail 2005/12/19 17:09

先日、ウルトラマンマックスについて苦言を書いたら、その後放送された第25話はなかなかいい話でした。

地球に漂着(?)した心優しい宇宙人が、侵略宇宙人にしょっちゅう襲われて宇宙人不信に陥っている地球人に敵意がない宇宙人もいることを示そうと一身をなげうつ話でした。

互いに不信感を持っている者(民族・種族)同士にどうやったら信頼関係を作れるか、という実に現代的なテーマが含まれていて感心しました。

だがしかし。
やっぱり完成度は低いんだよなぁ。

大きく3点の問題が・・・。
第一に地球人に対して味方になる宇宙人としてすでにマックスがいるのですからもう少し地球人側のリアクションに工夫が必要だったのでは?
次に、最後に出てくる極悪宇宙人が唐突すぎます。
いきなり現れてアホのように破壊活動するだけ。
もっと丁寧にその予兆を示すべきでした。
そして、地球人に捕らえられている善意の宇宙人は、いつでも逃げられるけれどそれをやったら信用してもらえないから逃げないという前提があるのに、極悪宇宙人を見たとたん姿をくらますというのは行動に整合性がない。
彼はそのときすでに地球にいるマックスの存在を知っていますし、ぜんぜん強くない宇宙人だとされているのですから、地球人を助けるために立ち向かったということにはならんです。

上記の気になった点は、ストーリー展開に一工夫すれば充分乗り越えられます。
シナリオの煮詰めにもっと時間を割いて欲しい。
同じライターが書いても、アイディアが浮かんでから完成させるまでの思考を深くすれば完成度は高まります。
残念です。

同じように、怪獣をどのような存在と捉えるかにももっと深い思考を!!

911 Reply 「原爆の子」DVDについてちょっとだけ ルー等級つつ大臣 2005/12/19 20:28

伊福部先生が音楽を担当してアメリカの映画音楽雑誌にも斬新な音楽の使い方だと絶賛されている本作をようやく見ることが出来たのでちょっとだけ。
映画は広島の原爆投下時に幼稚園の先生をしていた孝子(演ずるのは乙羽信子)が再び故郷の広島に戻ってきてかつての園児を訪ねる形式で映画は進行していきますが当時現在で7年が経過したにも関わらず惨劇は今もなお繰り返され死んでいく者がいるという悲惨な現実をリアルなまでに見せています。
よく伊福部関係の書籍で書かれている原爆投下でのシークエンスの音楽に関して書籍に書かれている以上に効果的なもので一瞬唖然となる伊福部サウンドの挿入でした。(時計のセコンドの音だけでB29が広島上空に飛来したときは無音でそれがなお効果的にこの衝撃的事実を画面で感じさせている!子供におっぱいを与えている母親や赤ん坊などの映像がフラッシュバックするシーンも無音でその後のシーンと対照的になっているのが一層それを高めている。)
更にこの映画は直接的に原爆批判の声を高める作品でなく原爆によって体を蝕まれていく人との出会いを孝子の目を通して語っていく作品なだけになまじ批判をする作品よりも説得力のある作品となってました。
(孝子と元孝子の実家で使いをしていた岩吉との再会シーンにそれが顕著。岩吉は原爆の為に被爆し顔のケロイドばかりでなく盲目になってしまって乞食になってしまった。岩吉には太郎という孫がいるが孫と共に過ごすことが生き甲斐であった。
太郎を孝子のいる島に引き取る説得に最初は拒んでいたが最後にはその意見に同意し孝子に自分の孫を託す。
島に行くと言った岩吉は最後、自分の住んでいるあばら家に鍵をかけ蝋燭の火を屋敷に向けて自殺してしまう。最初から広島から離れる意思はなかったようだ。
太郎を孝子に託す時点で死を選んだようである。それだけに岩吉と太郎が久しぶりに晩餐するシーンはもの悲しいものがあった。)
脚本と演出(及び音楽)の勝利の作品でありました。
テンポもゆっくりとしているのが時代を感じさせるのでありますがこのゆっくり目のテンポがまた映画的時間構成を醸していて見事なものであります。
さて本編の画質はまずまずで鮮明なのですがレストアはされて・・・るのか?
そういえばパンチ穴は特になかったようですし。
でも傷やノイズはあったから・・・・。
予告編は現存してないから収録はされてないんですけれども・・・・。
でもまあ見て良かった作品ではありました。


914 Reply Re:「原爆の子」DVDについてちょっとだけ 殿様ギドラ Mail 2005/12/21 16:33

おお、『原爆の子』をご覧になりましたか!
私もちょっと前にひさびさに見直しましたので記憶は鮮明です。
新藤兼人監督と伊福部先生の組み合わせって結構多いんですよね。
(というか、近代映画協会作品に伊福部音楽が多い?)

新藤兼人監督の人間を見つめる視線の深さは素晴らしいです。


921 Reply Re:「原爆の子」DVDについてちょっとだけ ルー等級つつ大臣 2005/12/25 21:34

そうなんですよね。
新藤監督が伊福部先生の音楽を求めたのは「映画の参加者」としての音楽を求めたわけで伊福部音楽の志向性が新藤監督の好みであったということですから。
「縮図」もあったので今度こちらもトライしてみるつもりです。
まさに映画を理解している者同士が作り上げた作品は見るものをうならせますな。

923 Reply Re:「原爆の子」DVDについてちょっとだけ 殿様ギドラ Mail 2005/12/26 19:14

『縮図』もいいっす!
新藤版『女の一生』という趣で、女性が苦労した時代を生々しく描きます。
乙羽信子さんの演技はすごい。

912 Reply 日本誕生 ゾンデ5号 2005/12/20 21:58

この前、『日本誕生』を観ますた。
感想はと言うと、素晴らしい!大和時代にタイムスリップしたごとくの映像です。
ドラマ的にも日本武尊のドラマも熊襲退治や美夜受姫との恋仲、尊の家来の家族の感情などをうまくみせていて絶品です。
天照大神を引っ張り出すために踊る神様のシーンも気品にあふれいいです。
特に引っ張り出した後の神様たちの笑顔はさわやかで、見ているこちらも元気が出てきます。
音楽も、いかにもおおらかな時代を思わせます。
特にエンディングはかなりの絶品です。
また、ギドラさんが絶賛しておられた火山噴火のシーンも、『神の怒り』というのを感じられて、音楽ともあいまってかなりの迫力がありました。

この作品は自分が気に入った初めてのSFスペクタクル映画でした。
またこのような雄大な雰囲気を感じさせる映画を作ってもらいたいです。

913 Reply Re:日本誕生 ゾンデ5号 2005/12/21 07:11

> この作品は自分が気に入った初めてのSFスペクタクル映画でした。
訂正します。
この作品は自分が初めて気に入ったSFスペクタクル以外の映画でした。



915 Reply Re:日本誕生 殿様ギドラ Mail 2005/12/21 16:47

どもども~。
ゾンデ5号さんおひさです。

『日本誕生』、いいですよね!傑作ですよ!!

劇中でもはっきり主張されていますが、日本人の「大らかさ」を取り戻せという大テーマに共感します。
皇尊の命令で西に東に戦争を仕掛けに行くヤマトタケルだけれど、戦いをやめて国に戻ると逆賊と言われて成敗される・・・。
私はここに戦前から戦後の日本人の変わり身の速さを批判する視点があるように思います。
伊福部音楽はこの作品でのヤマトタケルの進軍テーマをアレンジして「vsキングギドラ」での日本軍の突撃に使っています。

東宝映画1000本記念作品を単なるお祭り映画にはせず、日本人の自己批判まで含ませるとは稲垣浩監督はあっぱれです。

『日本誕生』と同じように特撮スペクタクルが作品のテーマと密接に結びついたものとして稲垣浩監督の『士魂魔道大龍巻』(今月DVD発売)もありますので、機会があったら是非ご覧ください。

916 Reply Re:日本誕生 ゾンデ5号 2005/12/21 17:41

> 劇中でもはっきり主張されていますが、日本人の「大らかさ」を取り戻せという大テーマに共感します。
> 皇尊の命令で西に東に戦争を仕掛けに行くヤマトタケルだけれど、戦いをやめて国に戻ると逆賊と言われて成敗される・・・。
> 私はここに戦前から戦後の日本人の変わり身の速さを批判する視点があるように思います。

個人的には権力を選ぶためには手段を選ばない!という権威主義への批判に見えました。
でもギドラさんの言っていることにも共感できます。
最近の『電車男』ブームというのもそうですよね。
すぐ前まではオタクを犯罪者扱いしていたマスコミが急に金になると言って
流行らせたりとか・・。
それにおおらかさを取り戻せ!と言うのも今の時代に通用する気がしますね。
もうちょっとのんびりと、凶悪犯罪者や詐欺師などにおびえることがない世の中になってほしいです。
今の時代にはぜひとも必要な映画ですね。


918 Reply Re:日本誕生 殿様ギドラ Mail 2005/12/22 16:59

うんうん。
確かに権力志向(しかも謀略まで駆使する)への批判もあります。

> もうちょっとのんびりと、凶悪犯罪者や詐欺師などにおびえることがない世の中になってほしいです。

私も同感です。
人を傷つけることを屁とも思わない奴ら、詐欺でも何でも儲ければそれで良い奴ら、嘘をついてまで人を陥れようとする奴らが多すぎます。
『日本誕生』に込められたメッセージは今も生きていますね。

917 Reply 大魔神 レグルス URL 2005/12/21 22:52

関西のローカル局、サンテレビで『大魔神』やってますね。
昼間の1時から、という妙な時間で(^_^;)
先週の火曜日は第1作で、昨日は『怒る』。
来週は『逆襲』か?

初めて見たんですが、第1作は意外と(予想以上に)面白かったです。
時代劇の怪獣映画(反論あるでしょうが、大雑把に)というのが新鮮でした。

『怒る』はほとんど同じ展開でしたね。
こういうところは時代劇シリーズものっぽいと言えるのかも…。
(水戸黄門的、というか…)

919 Reply Re:大魔神 殿様ギドラ Mail 2005/12/22 17:10

おっ、レグルスさんもお久しぶり!

大魔神をご覧になりましたか。
なにしろ神の怒りを描く作品で時代劇ですからパターンは限られてきますね。
(人間が主役のものより難しいでしょう)

そんな中、最終作「逆襲」は変化を付けるための工夫が凝らされていて見応えアリです。
それから、大魔神シリーズの魅力としては、今は失われてしまった大映時代劇の渋さが堪能できる点も挙げられます。
座頭市、眠狂四郎などなどと同じ空気感が心地よいです。
DVDで鑑賞すると色彩や陰影の見事さも感じられますヨ。

920 Reply Re:大魔神 レグルス URL 2005/12/25 02:11

> なにしろ神の怒りを描く作品で時代劇ですからパターンは限られてきますね。

そう考えると、ゴジラシリーズは毎回工夫されてますよね。
良くも悪くも。
バリエーションという意味では凄いです。

私は黒沢映画以外では、時代劇には全然なので…。
「座頭市」も第1作(おまけにビートたけし版も)を見ただけですし。
(名作だと思いましたが)

922 Reply Re:大魔神 殿様ギドラ Mail 2005/12/26 19:11

時代劇もいいものが多いですよ~。
私も以前はあまり時代劇に触手は伸びなかったほうなんですが、ここ数年の間に変わってきました。
東宝時代劇の豪快さや大映時代劇の情緒が好きですねぇ。
東映時代劇のきらびやかさも悪くないですが、ちと軽いか?(東映ものはあんまり見てない)

928 Reply 刷り込み レグルス URL 2005/12/28 13:21

> そんな中、最終作「逆襲」は変化を付けるための工夫が凝らされていて見応えアリです。

火曜日放送ぶんで見ました。
確かに前2作とは全然違う感じでした。
なんとロード(冒険)ムービーとは…。

景色は見応えありでしたね。
ストーリー進行上のつじつまはちょっとひっかかりがありましたが。


自分的に面白かったのが特撮映像。
大魔神が人間と対比された時に「小さい!」と感じるんですよね。
怪獣(あるいは着ぐるみ)が出てくるとゴジラサイズ(50メートル)と
脳内で勝手に変換されてしまうようです。

日本の特撮怪獣映画をずっと見ている弊害(?)ということでしょうか。
「ジュラシック・パーク」とか「GODZILLA」しか見たことない人には
起こりえなささそうな現象ですよね?

929 Reply Re:刷り込み 殿様ギドラ Mail 2005/12/29 16:16

いやー、わかりますよ、その刷り込み。
私にもその気は充分あります。
一般的にもゴジラサイズの刷り込みは浸透しているんじゃないかと思われるフシがあります。
昔々の怪獣図鑑に大魔神の身長15メートルと書いてあったのを思い出しました。
作品を見る限りそんなにでかくないはずで、えーっと設定身長は4.5メートルらしいです。
なぜ15メートルと表記されてしまったのか定かではないですが、「人間よりでかいキャラは10メートル以上」という不思議な思いこみがありそうな・・・。

924 Reply 男たちの大和 殿様ギドラ Mail 2005/12/26 19:16

ブロンソン倶楽部のほうでは『キングコング』への賛辞が寄せられていて、早く観なきゃイカンぞと焦っているのだけれど、スケジュールの都合でこちらが先になってしまいましました。

で、
『男たちの大和/YAMATO』観ました。
角川春樹プロデュースということで往年の角川映画を思い出し、こりゃ大して期待はできんわいとおっかなびっくりの鑑賞でしたが・・・。

なかなかどうしてちゃんとした映画でした。
とくに評価したいのは、戦闘のむごたらしさをきちんと描き出したこと。
(『プライベート・ライアン』の影響もあるか)
最近の邦画にありがちな、戦闘中にだらだらと愁嘆場を描くことはありません。
戦時中の日本人を再現しようとする努力も感じられました。
言葉遣いまで完全に再現されてはいなかった(当時の海軍軍人が言いそうなフレーズはあまり出てこなかった)と感じましたが、健闘していたと思います。
(マニアの方には突っ込みどころ満載だったんじゃないかと想像しますけど。せめて最後の敬礼はきちんと海軍式にして欲しかったし)
視点を個人レベルに限定していますが、死を覚悟することを称揚することはなく、かといって単純に愚かであると切り捨てているわけでもありません。
目指したのは戦争における戦闘の現実を見せるということでしょう。

劇映画として出来て当たり前のことではありますが、シナリオに破綻がないのも良かったです。
また、大砲や高射機銃の運用を丁寧に見せてくれたのは収穫。

特撮のレベルはドラマのリアリティを損なわないぎりぎりの精度、というところでそんなに見事ではないです。
実物大セットを作ってしまったためか、でかい物をそのまま撮れば大きさが伝わるだろうという見せ方が多かったようにも思いました。
戦艦大和が主役の「一人」であるにもかかわらず、大和のフォルムや性能を丁寧に見せる姿勢に欠けていたと感じました。
(戦闘シーンでは艦上のアップが多く、パノラミックなカットが少ないので戦闘の規模がわかりにくかった。また、レイテ沖海戦で主砲が威力を発揮する様子を省略したのは納得できない)
合成カットの抜けの悪さも気になったし、CGと思われる大和に硬質感が足りなかったのも残念。
もっといろんな角度からの大和を見せて欲しかったし、ほかの艦船と比較できるカットもほとんど無かったです。
(戦艦大和の見せ方としてはアニメ「ジパング」のほうがずっとよかった)
おっと、これでは特撮はダメだったみたいな書き方ですね。
そうではなく、本編を支える特撮としては水準をクリアしていたけれど特撮の醍醐味はあまり感じなかったということです。
(うーーーん、合成の抜けが悪いカットも多くて、これは21世紀レベルをクリアしてなかったぞ)

全体として太平洋戦争を考えるきっかけとしてはいい映画でした。
しかし、重要な問題を軽く流しすぎでもありました。
日本がなぜあの戦争に突入したのか、そして、負けると判った戦争をどうしてやめられなかったのか。
劇中にヒントはちりばめられていますが、その表現は実に弱いです。
当時の軍国・神国教育がいかになされたかまで切り込まないとあの戦争を正確に描いたことにはなりません。

大和最後の出撃をテーマにした作品に新東宝の『戦艦大和』、TVドラマ『戦艦大和』(市川崑演出)がありますが、そのどちらにも描かれている死の意義に関する問答(事実に基づく)がこの映画にも出てきますが、
もっと丁寧に描くべきでした。
『男たちの大和』では死に行く兵士の苦悩より、上官が与えた「回答」のほうに比重がかかりすぎていて、見る人によっては安易に現代日本は戦死者のお陰で繁栄したのだと受け取りかねないです。
でも、仲代達也さんの「死ぬ気で戦ったが、何も守れなかった」という言葉に留意すれば解釈も変わってくるはずなんですが。

と、誉めたり貶したりのネタバレ僅少の感想ですが、全体として私はお勧めします。
観ている間、何度か目頭が熱くなりましたから。

925 Reply 稲垣浩監督 殿様ギドラ Mail 2005/12/26 19:18

『日本誕生』の監督稲垣浩さんは今年が生誕百年ということで、BS-2が特集を組んでいました。
放送された作品全部はまだ観ていないのですが、『柳生武芸帳』『柳生武芸帳双龍秘劔』『忠臣蔵花の巻・雪の巻』『ふんどし医者』『野盗風の中を走る』と続けて観たところでちょいとコメントを。

以前『無法松の一生』についてちょっと書いたときも言いましたが、稲垣浩監督はもっともっと評価されて良い才能です。
原作物が多いのですべて稲垣監督のセンスによる物だとは言えないのかもしれませんが、どの作品にも共通して表れる人間の多面性。
つまり、善と悪の両面があるのが人間であるという感覚であり、それがストーリーに深みを持たせています。
たとえば、『ふんどし医者』の主人公森繁久彌演じる善意の医者も完璧な人格を持っているわけではなく、感情的になって判断を誤ったりします。
(この作品、『赤ひげ』に似た構図を持っていますが、主人公が黒澤作品のヒーローのように劇中の倫理観を支配することはありません)
『忠臣蔵』での浅野内匠頭には若さ故の正直さと同時に思慮の浅さも含ませています。

また、『日本誕生』で強く主張されているように、人間の自由と平等を重んじる姿勢も清々しいです。
家系や権力で人の価値は決まらないという主張も繰り返されています。
(その代表作は『がらくた』)
『野盗風の中を走る』でも旗や家系で人の生き死にが決まることを批判する視点がありました。

そして、『無法松の一生』や『ゲンと不動明王』に見られるような、「情」の厚さを描く手腕も見事です。

映像面では、決して奇をてらわず、的確な構図とカット割りで正確に描写していくところに観客に対する誠実さを感じます。
見ていて不安になることがありません。(黄金期の日本映画はそれが当たり前だったのだけれど)

豪快な時代劇を手掛けることが多かった方ですが、娯楽性と同時に痛みや苦みを含ませることも忘れていないのが素晴らしいです。
『野盗風の中を走る』は痛快娯楽時代劇の流れで突き進みながら、最後の最後は「えっっっっ、そりゃないぜセニョール」とがっかりさせつつ、さらにそのあとエンディングでじわーっと胸に熱いものを呼ぶ構成が見事でした。

そんなこんなも『士魂魔道大龍巻』(祝!DVD発売)で描かれた無常観が底流にあってのことではないかと思われます。

稲垣作品はどれだけ現存しているのかわかりませんが、まだまだ見ていないものがあるのでCSやBSでどんどん放送してください。
(円谷特撮がちょっとだけ出てくる『海賊船』ももう一度みたいぞ!)

926 Reply ♪エンジンの音~、轟々と~ 殿様ギドラ Mail 2005/12/26 19:20

かねてより注文していた『加藤隼戦闘隊』DVDが配達されたので早速鑑賞。

DVD化でついに初公開時の全長版となりました。
これまでソフトになったりTV放送されたりしたものは戦後の再映版で20分も短縮されていたのであります。

やっぱり映画は短縮しちゃダメダメ。
短縮版ではドラマの組み立てが壊れているのがよくわかりました。
それから、思った通り国策宣伝のシーンもばっさりやられていたんですな。
でも、これも思った通りそんなに長いものではありませんでした。

山本嘉次郎監督はやっぱり名匠です。
軍部の要請で作っても、きちんと劇映画として成立させる手腕がある。
(同じように陸軍の要請で木下恵介監督が作った『陸軍』のなんと不器用なことか。ものすごく説教臭いのであーる)

で、全長版になって初めて見ることが出来た円谷特撮の名場面。
短縮版でも特撮名場面はちゃんと残っていますが、ばっさりカットされていたものの中にしびれるシーンがありました。
戦闘機隊が雲の間や山の間を飛ぶカットが素晴らしい!!
仕掛けがバレるとかバレないとかいう話ではなくて、その計算され尽くした「動き」が立体感と飛翔感を生み出していてぞくぞくしました。

今回のDVD化でヘタをすれば幻になってしまったかもしれない円谷特撮が日の目を見たことは大変喜ばしいです。

930 Reply キング・コング(ピーター・ジャクソン) 殿様ギドラ Mail 2005/12/29 16:18

リメイク版『キング・コング』見ますた。

騒々しい「マックス・モナムール」でした。
アクションシーンで船酔いしました。

ザッツ・オール!!(ピカデリー梅田)

931 Reply Re:キング・コング(ピーター・ジャクソン) エクセルシール 2005/12/30 13:54

 私も先日『キング・コング』を観てまいりました。3時間8分というのは休憩なしでは少々長すぎると思いましたが、ストーリーとしてはよくできていたと思います。ヒロインのアンに対する報われることのない恋のために命を落としたコングがやはりかわいそうでしたね。アンだけがコングのことを理解していたことが救いでした。

 『キング・コング』はやっぱり怪獣映画の元祖であると思います。1933年の『キング・コング』がその後の作品に与えた影響は極めて大きいことはいうまでもありません(『ゴジラ』が製作されたのも『キング・コング』の影響が大きい)。今回は2度目のリメイクということですが、まずは良作といってよいのではないでしょうか。

 もっとも、キングコングがあまりにも「ゴリラ」そのものの姿をしているのはちょっと残念(怪獣なのだからそっくりにする必要はない)。また、33年版には登場したステゴサウルスとかプレシオサウルスとかが出てこないのもさびしいと思いました。個人的にはグチャグチャと気色の悪い谷底の蟲どもよりも、「恐竜」がもっと観たかったです。
 また、一つだけ疑問に思ったのは、髑髏島の島民の描写でした。まるで『ロード・オブ・ザ・リング』のオークや、ウルク・ハイと大差ない描き方で、こんなの許されるのかと感じました。過去の作品や原作の小説では、彼らは意思疎通のできる相手であったことを考えると、違和感が強いです。この種の映画は南洋の人々に対する偏見を助長してきたことを思えば、この表現は議論を呼ぶでしょう(ジャクソン監督も悩んだみたいですが)。私自身は従来通りの方が問題が少なかったと思います。なお、田中芳樹さんの書いたこの映画の小説版ではこの辺は大変更されて、原作に近いものになってました。

 昔キングコングとゴジラが戦ったことがありましたが、今思えばすごい対決をさせたもんだと思います。当時、キングコングの映画化権が紆余曲折の末に東宝に入り込んだので実現したそうですが、もう一度ゴジラとキングコングが対決するというのはちょっと難しいかもしれませんね。
 後、今回の作品には当初33年にアンを演じていたフェイ・レイさんが少しだけ出る予定だったそうです。レイさんが2004年に病没されたので実現しなかったそうですが、これも残念です。

 この映画、観る価値は十分にあります。まだご覧になっていない方は観て損はないと思いますよ。ただ、非常に長いのでジュースとかはあまり飲まないほうがよいかもしれません(個人的には途中休憩を入れるべきと思う)。

932 Reply ハンドルネームを間違えてます エクセルシオール 2005/12/30 14:35

 すいません。上の書き込みなのですが、自分のハンドルネームを間違えてました。「エクセルシール」でなく、「エクセルシオール」です。ほぼ1年ぶりの書き込みでうっかりしてました。

933 Reply お久しぶりです。 だがや 2005/12/31 02:16

 私もたった今キングコング見てきました。
さすがにロード・オブ・ザ・リングを作った人だけあってその長いこと。
映画が開始してから島が見えるまでに1時間かかりました(笑)。
人物紹介も、嵐の海も、恐竜との運動会もどれも見ごたえはあるのですがどの場面もこってり作られているようでちょっとしんどかったです。

 ストーリーは完全にラブストーリー、台詞は無くともコングの戸惑い、決まり悪さ、強がり、安堵など怒り以外の感情も実によく表現されていました。
その表情や、後ろから見た歩く姿など、コングは小錦氏が演じているのではと思ったくらい人間臭いできでした。
また、ヒロインのアンがコングの前でただ泣き叫ぶだけではなく、芸人のプライドをかけて堂々と芸を披露しコングを圧倒する様など好きな場面でした。
お金と技術と時間と情熱があればいい映像が作れるものだと感心します。

 うーん、でも1時間半ぐらいでまとめたほうが見やすいと思うんだけどなあ。

934 Reply Re:お久しぶりです。 殿様ギドラ Mail 2005/12/31 11:10

エクセルシオールさん、だがやさん、お久しぶりです!

愛想のない『キング・コング』感想に丁寧なレスを頂きまして恐縮です。

髑髏島島民の描き方やコングがゴリラそのものでしかないこと、私も同じ不満を感じました。
それでも、コングの感情を丁寧に描いていたことやアンとの交流を細かく見せてくれたことには、これまた同様に感心しました。

CGや合成の精度は見事な物で、CGで描かれるアクションが未だ実写よりアニメ寄りであることを除けば技術レベルは現在の頂点でありましょう。
そういう意味で映画ファンなら必見であると言って良いと思います。

私が楽しめなかった大きな要因は、表現手法にありました。
シナリオ面では、導入部で丁寧に提示していた人物像がその後のドラマに有機的に作用していないし、
映像面は芝居を伝えるための画面構成になっていなくて、手間をかけて細かい作業を積み重ねているだけでした。
ですから密度は感じますが、心の動きから生まれる感情の高ぶりや、活動写真としての動きのおもしろさ、かっこよさがスポイルされていました。

それから、ストーリー展開がオリジナルと同じなのに、アンがコングに持つ感情が逆になっていることで全体がいびつになってしまったように思います。
端的に書くと、コングの死で悲嘆に暮れるはずのアンが、人間の彼氏が助けに来たところで安堵の表情を浮かべて抱きつくのでは、
それまでのコングとアンの交流はなんだったのか、と白けてしまいました。

全体のストーリー展開はオリジナルとほぼ同じなのですから、私も90分前後か、長くても120分程度に収めたほうがまとまりが良くなったと思います。
どうしても3時間にしたいなら、やっぱり休憩時間は必須ですよね。

936 Reply ラブストーリーならきちんとした三角関係を(笑) だがや 2006/01/03 12:57

新年あけましておめでとうございます。
ほとんど通りすがりのような発言回数ですが今年もよろしくお願いします。

> 端的に書くと、コングの死で悲嘆に暮れるはずのアンが、人間の彼氏が助けに来たところで安堵の表情を浮かべて抱きつくのでは、
> それまでのコングとアンの交流はなんだったのか、と白けてしまいました。

 体を張って自分を守ってくれるストレートで不器用な牡(コング)。
一方で、尊敬する脚本家から愛しい存在に発展し、さらに自分の救出に
命までかけてくれたのに自分をどう思っているのか伝えてくれない男。
アン自身どちらも好きだったのだと思います。
コングを助けたかったのも本心だけどコングと一生を共にする決意は無かった?
超高層ビルの屋上で脚本家と抱き合ったとき嬉しかっただけじゃなくて
コングを失った悲しみですがりついた部分もあるのかな?
などと、脳内補完をしてしまうのは最近の脚本演出が稚拙なTV番組の見過ぎかもしれませんね。
世界超一級品の劇場作品ならきちんと描いて欲しいところでした。

個人的にはあの超高層ビルの屋上で駆け寄って抱き合うなんてことは怖くて絶対出来ません。高所恐怖症の人じゃなくたってムリだよ(笑)。
「あー、こりゃ特撮だわ」って思った私はダメ人間かも。

> どうしても3時間にしたいなら、やっぱり休憩時間は必須ですよね。

全席指定の劇場なら休憩時間も可能ですよね。
最近は水分補給を控えめにして観賞に臨んでいます。

937 Reply Re:ラブストーリーならきちんとした三角関係を(笑) 殿様ギドラ Mail 2006/01/05 11:50

ときどきでも投稿いただければ嬉しいです。
今年もよろしくお願いいたします。

確かにアンをめぐる三角関係という図式はあったんですよね。
コングが脚本家(役名失念)を見つけたときの表情には、恋敵を見る感情が表れていました。
(そのあたりの感情表現はきめ細やかであった)
しかしながら、そんな人物相関図をエピソードの積み重ねで劇的に感じさせるシナリオになってなかったのが残念です。

たとえアンがコングに親密な感情を抱いていたとしても、相手は巨大ゴリラなのですから恋愛感情を抱くはずはないわけで、そこにコングとアンのすれ違いを醸し出すことは出来たんじゃないかと(あとで)思いました。

そんな図式が出来ていれば、エンディングで脚本家の腕の中に飛び込むのも自然ですし、
コングがどんなに恋心を抱いていたとしても、アンにはそんな気はないということで、
オリジナル版と似たような「怪物の悲恋」が描けたはずです。

941 Reply 1月25日はいろいろ思う 殿様ギドラ Mail 2006/01/25 16:39

『緯度0大作戦』国内版のDVD発売が発表されて胸のつかえがひとつ取れた感もある今日この頃。
円谷英二監督のご命日に思うこといろいろ。

ゴジラシリーズは一旦終了したとはいえ、特撮ものはまだ作り続けられています。
それはそれで喜ばしいこと。
しかし、その質は?

いや、それは特撮物だけの話ではないのではないか?
ここ何年か、邦画に復活の兆しがある、なんて論評を目にすることも多いけれど、本当か?

私自身はこのごろはCS放送などで1940~1960年代の映画を観ることが非常に多いです。
そしてたまに新作や比較的最近の映画を観ると、がっかりすることが実に多い。
シナリオがユルい、映像がこけおどし、芝居が軽い・・・・・。
シネコンの台頭やTVとの連動で映画館にお客さんが戻りつつあるのは確かなのでしょう。
けれども、作品の質はどうなんでしょう?

踏み込んだ鑑賞をさせてくれない映画が多すぎる。
「読む」必要のない、見たまんまの映画がすごく多い。
その傾向はハリウッド映画のほうが先駆かと思うけれど、悪い物を真似しなくてもいいのに。

なにも小難しい映画を観たいと言っているのではないのです。
勢いで突っ走るアクション映画だって構わない。
それでも見終わってから反芻して楽しめる奥行きは欲しい。

円谷英二監督が活躍した時代の日本映画にはそんな奥行きがありました。
日本映画を再び世界のトップレベルに押し上げることは出来ないのか?

(ま、逮捕されていろいろ叩かれているわけですが、ホリエモンなんつーのがもてはやされるお国柄じゃもう無理か。あ、この掲示板もライブドア傘下だった。だいじょーぶか?)

942 Reply Re:1月25日はいろいろ思う ゾンデ5号 2006/01/25 17:45

今日は英二さんの命日だったのですね。
いつも『モスゴジ』を見て思うのですが、英二監督と本多監督の連係プレーって素晴らしいなあ・・、とかんじます。
合成カットがそんなにないのにも関わらず怪獣が迫ってきてる感じがします。
それに70年代と見比べると、なんか違うのですよねぇ・・。
英二さんの頃が引き込まれる感じがするのです。
黒澤明みたくもっと取り上げられるべき方なんですがねぇ・・。

でも設定改変をなんとも思わず、元祖を尊重したりしないゴジラファンが増えているのでは、ゴジラが復活しても平成ゴジラと同じ道をたどると思います。(自分が2ちゃんで設定改変を許せんといったら、別にいいじゃないかという反論がおおかったですし)
英二さんの作品がもっと研究されるべきなんですが・・。
うわっぺらだけなぞった作品が多い気がします。

>シネコンの台頭やTVとの連動で映画館にお客さんが戻りつつあるのは確かなのでしょう。
けれども、作品の質はどうなんでしょう?

僕は最近日本映画を劇場でほとんど見ないのですが、(一番前は『戦国自衛隊1549』。面白かったと感じたけど後々見るとダメな映画だなあとかんじます)もう日本映画にはそんなに期待してないです。
『ガメラ』も見に行くかどうか迷ってますし。
流行を追っただけの映画が多い感じがします。


943 Reply Re:1月25日はいろいろ思う 殿様ギドラ Mail 2006/01/26 17:57

ゾンデ5号さん、レスをありがとうございます。

本多・円谷コンビの連携は素晴らしいですね。
本編カットと特撮カットがきちんと繋がって一つのシーンを作り上げています。
映画は映像が動くものであるのはもちろん、複数のカットが繋がって一続きの時空を作り出すもの。
どんなに精緻な映像でも、カットごとにばらばらなのでは映画とは言えません。
このごろは、一人の監督がすべてを指揮していてもカット繋がりのおかしな作品が出来上がることも珍しくないように思います。

ゴジラファンと円谷英二ファンというのは別なのだと思います。
例外はあるにせよ、ゴジラのみのファンとなると、一種の偶像崇拝とでもいいましょうか、内実は度外視して「ゴジラ」というイコンに思いを寄せている人々じゃないかと思うことが多いです。
私自身を振り返れば、入り口がゴジラであったのは確かですが、そのゴジラとはどんなヤツなのか、ゴジラ映画で何が表現されていたのか・・・と鑑賞を深めていくうちに同様の「味」がゴジラ映画以外でも味わえることを知り、それは円谷英二作品に表れるものであると気が付いて、
円谷英二監督作品のファンになりました。

(一番最初に見た円谷作品が『ゴジラ』だったわけですが、次に見たのは多分『電送人間』。だから、正確にはゴジラ映画を掘り下げる内に円谷ファンになったということにはならないのだけれど、初期の頃は円谷ブランドを意識せずにいろんな映画を観ていたわけで、ゴジラが出ようが出まいが、円谷英二作品には共通の味があることに気づくのは複数のゴジラ映画を観たあとであります)

ゴジラやゴジラ映画の「内容」まで意識していれば、設定やデザインの安易な改変を受け入れられるはずはないです。

嗚呼、今年公開予定の角川ガメラ、私は見に行くつもりです。
ぜんぜん期待はしていませんが、一種の勉強のつもりで。
特撮映画の現状把握に少しは努力しようかというところです。
(予想外に面白かったらちゃんと誉めるぞーー。なーんて、「ガメラ」ブランドを利用した安易な企画という臭いがぷんぷん)

944 Reply Re:1月25日はいろいろ思う ゾンデ5号 2006/01/26 20:39


> (一番最初に見た円谷作品が『ゴジラ』だったわけですが、次に見たのは多分『電送人間』。だから、正確にはゴジラ映画を掘り下げる内に円谷ファンになったということにはならないのだけれど、初期の頃は円谷ブランドを意識せずにいろんな映画を観ていたわけで、ゴジラが出ようが出まいが、円谷英二作品には共通の味があることに気づくのは複数のゴジラ映画を観たあとであります)

確かに英二さんの作品は終わった後に不思議な味がありました。
いいもん見せてもらったな、って感じが。
それは『日本誕生』や、『地球防衛軍』、『ラドン』なんかでも感じますね。
怪獣を安易に殺さないのも怪獣に対する愛情を感じます。


>ゴジラやゴジラ映画の「内容」まで意識していれば、設定やデザインの安易な改変を受け入れられるはずはないです。

実を言えば僕が怪獣の設定改変に敏感になったのはこのサイトの皆さんの意見のおかげなんです。
このサイト見てから平成ゴジラに違和感を激しく感じるようになりました。
でも初期設定を尊重せよというのを固定概念に縛られつまらんという意見がまかり通ってるから困ったものですけど。

それにしても今回のガメラは怪獣映画じゃなくなっちゃいそう。
『平成モスラシリーズ』に似た感じになると思います。
田崎竜太監督も『怪獣というとマニア以外の客は引いてしまう。』といっていますし。
怪獣映画もおしまいだー。




945 Reply Re:1月25日はいろいろ思う 殿様ギドラ Mail 2006/01/27 17:34


> 実を言えば僕が怪獣の設定改変に敏感になったのはこのサイトの皆さんの意見のおかげなんです。

そうでしたか!
何かしらのお役に立てたなら幸いです。

> でも初期設定を尊重せよというのを固定概念に縛られつまらんという意見がまかり通ってるから困ったものですけど。

そこなんですよね。
シリーズ物に筋を通すということと表現内容に制限を加えるということは別のことなのに、混同している人が多くて困ります。
筋を通さないと、制限を取り払ったつもりがただの滅茶苦茶に陥ってしまうのに。

> 田崎竜太監督も『怪獣というとマニア以外の客は引いてしまう。』といっていますし。

ありゃー、そうなんですか。
マニア以外のお客さんにも納得してもらうためには作品にどこまで普遍性を与えられるかにかかっているんですがねぇ。
もちろん、怪獣マニアにしかわからないような「お約束」を使っちゃいけないわけですが、別に旧来の「怪獣」がいけないということはないですよ。
そんで、がめらくんをペット化して子供と動物の交流という「わかりやすい」(TV的には数字を獲りやすい)図式を使うっつーんでしょうか。

> 怪獣映画もおしまいだー。
かぁ~、おしまいにさせちゃダメだぁぁぁ。

950 Reply Re:1月25日はいろいろ思う ルー等級つつ大臣 2006/02/08 20:59

遅ればせながら私も一言。
円谷監督の命日に「緯度0」のDVDの発売決定や2日後に「MJ」まで発売されたのを思うとやっと喉のつっかえが収まろうとしてる今日この頃でありますが現代に作られた邦画の出来はこれらに迫る出来となっていたのか?と思うと未だ疑問にすら思えます。
技術的にはこれらを既に凌駕していながら見終わった後、何も残らないのか?
(見てる最中はそれなりに楽しめますが・・・あくまで何も考えなければでありますが・・。)
何度見ても飽きない作品が皆無なのか・・・。
「MJ」DVDの佐川和夫インタビューでもある通り「心」がないのではないか?
けだし至言でありますね。
(刺激のみで映像の深みがないという意味合いで)
そして「映画」を作るシステムそのものが今の邦画会社に絶滅してしまい話題性のみに走っていった結果ではないのか?
(誰かが「ジェットコースタームービー」とか言ってたなあ・・・。確かに。何度も見たいとは思わないからなあ・・・。)
円谷監督は今の状況を見たらどう思うか・・・そう思うと複雑なのであります。
出鱈目な脚本でも話題性があればOKにしてしまう今の邦画
いい加減な映像表現にしても採用してしまう今の邦画
刺激的であればどんなにうそ臭くても構わないと思ってる今の邦画
内面的世界観で外に向かってエネルギーを放出せず社会に向かってメッセージを出さない(いや出せないのか?)今の特撮作品・・・。
J-POPをガンガン流すだけで映画の流れを無視し見当外れな音楽演出をする今の邦画の映画音楽(これに関しては例外もあるが)
お涙頂戴的な感動さえあれば他のジャンルなど邪道扱いをしてしまう今の邦画・・・。
これらを見たら円谷監督をはじめとする黒澤監督やら小津監督、溝口監督など邦画黄金時期の監督はどう思うのか・・・?

呆れてしまうのではないか?
ゴジラにしても好き勝手に設定を変更されたりしてるし・・・。
敬意を持つならこうした愚行は出来ないと思うのですが平然としてしまう・・・。
それを時代の流れとかで誤魔化す無神経さ。
これなら新作など作るなとすら思えます。
私も時々新作邦画を見ますがどうも最後まで見ようとは思えない・・・。
途中で飽きてしまうし白けてしまう。
円谷監督作品や黒澤作品、小津作品なら「また見てみようかなあ・・。」と思うんですが(笑)
そういったものが何で今の邦画にはないのか?
「心がこもってねえー!!!」
反論もあるかと思いますがここは一つ小難しい事は言わず反論する人に対して「貴方はこの作品を20回は勿論、飽きずに鑑賞し、もしソフトが出たらん万もするソフトを迷わず買いますか?」と聞いてみよう!
そうすればどれだけのレベルなのかはっきりすると思います。
大抵はこう言うでしょうね
「そんなのに何万も出せるか!」って。
つまりそれだけのレベルなんですね。
今の邦画って。
何度も反芻出来るレベルのものじゃないし今活性化があるとか言われてるけど何のことはないただ話題性のみかつ刺激的なだけで肝心の作品のレベルについてはお寒いだけじゃねえか!
そう思う今日この頃でした。


946 Reply チェストーーッ! 兄貴赤 2006/01/30 16:40

日本映画専門チャンエルにて「高校生無頼控」全3作品が放送されました。
1972~73年にかけて製作されたもので、原作は漫画です。
当時は随分流行ったものです、やりまくりな高校生ムラマサが主人公、Hな映画で中学生だった私はドキドキして見た記憶があります。

今回の放送分は、1作目を見て2作目(突きのムラマサ)の冒頭をチョロット見たのですが、2作目にはアンヌ隊員が出演していてびっくりです。
多分ムラマサにやられちゃうんだろうなぁ・・・複雑な気分
3作目(感じるウ~ムラマサ)には、死ね死ね団のダイアナも出演しているようで・・・

947 Reply Re:チェストーーッ! 殿様ギドラ Mail 2006/01/30 18:58

お、兄貴、久々の投稿でやんすね。
あたくしもチェックしてましたよん、ムラマサ。

第一作「高校生無頼控」を観ました。
なんつーか70年代爆発ですねぇ。
ほとんどポルノかっつーぐらい寄ると触るとヤっちゃうし。
それでも左翼活動家なんかが出てきて世相も反映しているあたりがまた70年代!
外人ネーチャンが日本人の男をいたぶって楽しんでいるというのも当時なら本当にあったかもと思わせます。

いやー、シルバー仮面でおなじみの夏純子がエロい!!!

で、ムラマサ役は最初だけ沖雅也であとは大門正明に交代してしまうんですが、
どっちが原作のイメージに近いんでしょうね。
見た目は絶対沖雅也のほうがかっこいいんだけど。(大門メカゴジラ正明さん、すいません)

スタッフの企画担当に寺山修司や赤塚不二夫、中山千夏の名前があってびっくり。
当時の文化人がムラマサをあしたのジョー的に盛り上げようとしたのか??

残り二作も観るのが楽しみだっ。
(兄、岸田森は再登場するのか??)

948 Reply ミュンヘン 殿様ギドラ Mail 2006/02/07 18:27

スピルバーグの『ミュンヘン』観ました。

これは必見。
『シンドラーのリスト』でのユダヤ人の描き方に不満を感じた方、
『マイノリティ・リポート』の組織と個人の対立がピンと来なかった方、
『宇宙戦争』の盛り上げが足りない作劇に不満を持った方、
是非観ましょう。

『ミュンヘン』は事実を下敷きにしていることもあり、もっとストレートに人類が抱える問題を描き出します。

私は観ている間、ずーっと怒りと悲しみの入り混じった辛い感情にさいなまれました。
そして、この感情は現実社会のあり方から発生するものです。
人類の一人として何をすべきか、何と戦うべきか。
それを問いかける映画です。

949 Reply Re:ミュンヘン(補足) 殿様ギドラ Mail 2006/02/08 18:10

> 『宇宙戦争』の盛り上げが足りない作劇に不満を持った方、
> 是非観ましょう。
これ、『ミュンヘン』では盛り上げが上手い、と言いたいわけではありません。
『宇宙戦争』と似たような、あまりドラマチックに盛り上げようとはしない演出姿勢なんだけれど、それがより現実感を増して作品の目的に合致しているのです。

私としては『宇宙戦争』もあれで良かったと思っていますが、宇宙人の襲来という空想的な設定を持ってきているために内容面も絵空事じみた活劇を期待してしまったお客さんがいたと思います。
そのため、あの抑えた演出に苛立つこともあったんじゃないかと想像しました。
『ミュンヘン』は最初から実録ものという体裁を持っていますから、淡々とした筋運びにも違和感を感じることはなかろうということです。

951 Reply おくやみ 伊福部先生 コクラ 2006/02/09 19:34

もうご存じだと思いますが、ゴジラシリーズの顔音楽の作曲者、伊福部昭先生が昨日お亡くなりになったようです。
http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/shakai/20060209/20060209a4680.html

また一人、ゴジラの歴史を形作る偉人が失われましたね・・・・。
ご冥福をお祈りします。

952 Reply Re:おくやみ 伊福部先生 KJ 2006/02/09 21:02

管理人様、お久しぶりにお邪魔します、KJです。
昨年末に台湾から戻ってきました。

・・・「巨星・堕つ!」

40近い年で、初めて肉親・知人・友人以外の訃報で泣きましたよ。

「怪獣映画」にとってはもちろんの事、日本音楽界にとっても
至宝の巨匠である伊福部先生が逝かれました・・・

今日明日はまともに仕事が出来そうにないです。



953 Reply Re:おくやみ 伊福部先生 殿様ギドラ Mail 2006/02/09 21:59

今日の朝刊で知りました。

息が止まるような思いでした。

今日は予定を変更してレーザーディスク「伊福部昭の自画像」と同じくLD『釈迦(特別版)』を観ることで一人で追悼していました。
最初は悲しみの感情が勝っていたのですが、作品に触れる内にだんだん感じ方が変わっていきました。
伊福部先生がお亡くなりになったことは確かに悲しい。
しかし、作品が残されている。
伊福部昭という才能が生涯を捧げた「音楽」が残っている。
そんな思いをかみしめつつ『釈迦』のエンディングを迎えると、入滅せんとする仏陀が弟子たちに向かって
「私が死んでも教えは残る。みなの心の中に生き続ける」と言うではありませんか。
何度も観た映画ではありますが、最後のセリフまで覚えるほどではありませんでした。
まるで伊福部先生から言われたように思われてなりませんでした。

悲しみは悲しみとして、それ以上に感謝の意を表したいです。
伊福部音楽のお陰で生きることに喜びを感じることが出来ました。
伊福部音楽のみで生きてきたとは言いませんが、もし、伊福部音楽がなかったら生きる糧が減ってしまったのは間違いないです。
伊福部先生、ありがとうございました。

(以上、ギドラ掲示板と共通)

コクラさん、KJさん、お久しぶりです。
この喪失感は大きいです。
作品が残されている、とは書いたものの、もう新作を聴くことは出来ません。
嗚呼

954 Reply Re:おくやみ 伊福部先生 四式戦車(チト車) 2006/02/12 18:15

お久しぶりです。四式戦車(チト車)です。今月9日の昼前、東京にいる親戚(従兄弟)から伊福部先生が亡くなられたことを聞き、全身の力が抜け、心にポッカリと穴が空いたような感じでおります。

自分は二年前の90歳バースデーコンサートへ行っていれば伊福部先生にも会えたのにと大変、後悔をしています。

従兄弟は現在、代々木へ引っ越しましたが、長らく、世田谷区成城へ住んでおり、尾山台には習い事でしょっちゅう足を運んでいたらしく、伊福部先生の玄関先にはゴジラのソフビが置かれていたのが印象的で何度も伊福部先生を見かけ、挨拶もしていたそうです。

従兄弟が言うにはダンディーで非常に背が高く(175cm位??)心優しいお爺さんであったそうです。

伊福部先生は数年前に書斎で転倒し、強度の脊髄打撲に遭われたことがきっかけで極度に体調を崩してしまい、もし、そんな事故さえなければ伊福部先生は100歳まで長生きできたのではないかと自分は思います。

それだけに伊福部先生が亡くなられたことが大変、残念でなりません。

本当、運命とは残酷なものですね。

しかしながら、歴史に[If]はないと言うように今更、このようなことを言っても仕方がありません。

今は伊福部先生の御冥福を心からお祈りしたいと思います。

願わくは伊福部昭がこの世に遺した音楽作品が世代を越えて人々へと受け継がれんことを!!




956 Reply Re:おくやみ 伊福部先生 エクセルシオール 2006/02/13 17:36

 伊福部さんの死去により、1954年の『ゴジラ』のメインスタッフは、これで全て亡くなられたことになると思います(違っていたらすいません)。一つの時代が終わったと思いました。

 伊福部さんの作ったたくさんの音楽、ゴジラの声、怪獣たちに命を与える曲、「東宝自衛隊」の勇壮なテーマ等、日本の特撮映画は伊福部音楽なしにはありえませんでした。もちろん怪獣映画のみならず『釈迦』、『真昼の暗黒』等といった大作、名作の音楽などもすばらしいものでした。

 慎んでご冥福をお祈りいたします。

957 Reply Re:おくやみ 伊福部先生 殿様ギドラ Mail 2006/02/15 17:19

>四式戦車(チト車)さん
お久しぶりです。

ご親戚に幸運な方がいらっしゃったのですね。
私はコンサートなどで何度かお姿を拝見したことがあります。
そして、一度だけほんのちょっとですがお話しさせて頂きました。

作品と同じように巨きな人でした。
先生の深みのある笑顔が脳裏に焼き付いています。

>エクセルシオールさん
おっしゃるとおりです。
さまざまな映画に伊福部音楽は使われていますが、特撮映画とは特に相性が良かったと思います。
もし伊福部音楽がなかったら、特撮映画というジャンルが確立したかどうか怪しいほどかもしれません。

果たして、伊福部音楽に比肩出来る特撮映画音楽が今度出てくるかどうか。



そして、特撮映画ファンは比較的に伊福部音楽を重視していますが、音楽界全体はどうなのか。
伊福部昭という才能の真価は音楽作品に表れているはずですが、正当に評価されているのかどうか。

ファンとしては今後も伊福部作品を盛り上げて行くにはどうするかを考えていきたいです。

955 Reply 最新邦画のVFX 四式戦車(チト車) 2006/02/12 19:46

ゴジラファイナルウォーズの封切りを経て、ローレライ・亡国のイージス・戦国自衛隊1549・男達のYAMATOといった大作が次々に登場しています。

内容的に関して言えば、破綻の少ない男達のYAMATOを除けば(まだまだ煮詰めて頂きたい部分は多々ありましたけれども)ストーリ-がしっかりとしておらず、皆、大同小異といった処でしょうね。

なので今回は視覚的にも比較判定が明白なVFXについて、考えてみようと思います。

どれもCGIを効果的に使用し、ローレライでは水中(深海)の表現は巧みですが、潜水艦や駆逐艦のCGIが実写的でなく、アニメに近くその点について違和感があるように思われます。

戦国自衛隊1549についてはVFXが在り来たりであり、程度が低いわけではありませんけれども、特筆するような点もありません。強いて言うならば、対戦車ヘリコプターのヒュイコブラが撃墜されて兵士達の眼前へと落ちて来て兵士をも巻込むシーンは中々の見応えがありました。

亡国のイージスは一億もかけてイージス艦の原寸大セットを建設した他、ハープーン対艦ミサイルを127mm単装速射砲にて迎撃するシーンやF-2戦闘機がイージス艦・はたかぜを撃沈しに出撃する一連のシーンには臨場感があり、CGI自体も精巧でありましたが、最後のイージス艦が自沈するシーンでは実写感がなく、如何にもCGIだというものであり、少々、興ざめ致しました。

男達のYAMATOは内容に反比例して、VFXの面では戦艦大和にスケール感がなく、あたかも昔のスチール写真を三次元加工しましたと云う感があり、対空戦闘シーンにおいてもアップによる演出ばかりで戦闘状況の悲惨さや熾烈さは伝わってくるものの・・米軍戦闘機と我らが大和とのダイナミックな戦闘と云うスケール感に溢れ、かつパノラマ感をも散りばめた高次元な映像にはほど遠いものでした。

この映画はVFXよりも25mm機関砲や12.7cm高角砲における装填・発射の精巧な仕掛けや大和の原寸大セット等に莫大なお金をかけ、あく迄も兵員達の戦闘状況の表現に重きを置き、VFXに関しては各戦闘状況の大まかな説明程度、いはば、補助的なものとしか扱われていないように思われます。

全体的にCGI・デジタル合成の精度自体も必要最低限のレベルであり、決して高度であるとは言えません。

これらのことから、CGI・デジタル合成の精度に破綻が少ないのは戦国自衛隊1549と亡国のイージスであり、スケール感があり、パノラマチックなVFXなのはローレライであるように思えました。

しかしながら、CGI・デジタル合成の精度自体であればゴジラファイナルウォーズが一番であると思います。

デジタルとアナログとの高密度な調和と云う問題がある程度、改善され、CGI・デジタル合成も極端な破綻というものはなかったと考えております。(数カットではありましたがピアノ線の露出は痛かった~)

私の考察は以上でありますが、これにつきまして、ギドラ様をはじめとする先達の皆様より、御意見等を賜れば光栄な次第であります。

最後に付け加えまして、ゴジラファイナルウォーズと上記4作品とのVFX比較
を兼ねてギドラ様より、御教示頂けると幸いです。

何卒、宜しくお願い申し上げます。





958 Reply Re:最新邦画のVFX 殿様ギドラ Mail 2006/02/15 17:49

教示なんて偉そうなことは出来ませんが、私の意見を書いてみます。
「ローレライ」「1549」「イージス」「YAMATO」それぞれの分析は四式戦車(チト車)さんのご意見に同意です。

付け加えれば、『亡国のイージス』はミニチュアの見せ方もまずく、小さな水槽にイージス艦の模型を浮かべましたね、というカットが印象に残っています。

さて、「ファイナル・ウォーズ」と比較してどうなのか・・。
私の見方では、「ファイナル・ウォーズ」は特撮カットが多い中健闘しているとは思いますが、破綻も多かったと思います。
上海のアンギラスあたりはミニチュアセット丸出しで、とても実景には見えませんでした。(それはラストの新ガイガンやモン吉くんのバトルシーンも同じ)
もっと合成を積極的に使えばミニチュア臭さを消すことは可能だったと思われます。

また、新轟天が地下ドックから飛び出す通路やX星人母船内部のCGIが一昔前のシューティングゲームでの背景みたいで、とても実写(含むミニチュア)と親和しているとは言い難かったです。

今回比較された4作と違って、「ファイナル・ウォーズ」では特撮映画というジャンル内にあぐらをかいている感がありました。
(「ローレライ」もちょっとやばいかも)
写実的な画作りと驚異の映像、どちらを取るかのぎりぎりの選択の結果特撮がばれても構わない、という腹の括り方をしているのではなく、
「特撮映画ってこんな感じだよね」というルーチンワークになっているというのは言い過ぎでしょうか・・・。

960 Reply ジラース!ジラース! ゾンデ5号 2006/02/19 21:57

今日、DVDでウルトラマン「謎の恐竜基地」を観ました。
中村博士の描写は少しやりすぎと思ってしまいましたが、マッドサイエンティストの雰囲気はありましたね。
真船博士に似てます。
ウルトラマンとジラースの戦いは笑える戦いでジラースもゴジラみたいにふざけてますね。
しかし最後のジラース絶命は泣けますねぇ・・。
ウルトラマンがジラースの襟巻きをジラースにかけてあげるのは、スタッフの怪獣に対する愛情を感じました・・。
最後は「申し訳ない」って感じで去って言ってます。
爆死にしなかったのも、ゴジラの分身の怪獣故なのでしょうか・・。
今の怪獣映画に欠けてる所を見た気がします・・。

961 Reply Re:ジラース!ジラース! 殿様ギドラ Mail 2006/02/20 16:01

ジラースの描き方は、その他の怪獣とは違っていましたよね。
私もゴジラ扱いしたからだと思っています。
今の目で見ると、ジラースが死なずに済むストーリーにしたほうがもっといいのにとさえ思えます。

そういえば、ウルトラマンと同時期の「快獣ブースカ」でも死んでしまった怪獣が頭の上に天使の輪を浮かばせて、天国へ召されていくシーンがありました。
これも怪獣への愛情だったと思います。

962 Reply Re:ジラース!ジラース! ゾンデ5号 2006/02/20 16:29

> ジラースの描き方は、その他の怪獣とは違っていましたよね。
> 私もゴジラ扱いしたからだと思っています。
> 今の目で見ると、ジラースが死なずに済むストーリーにしたほうがもっといいのにとさえ思えます。

あれはウルトラマンの中ではかなり救いようのない話のようですね。
せめてウルトラマンがジラースをネス湖に連れて帰るオチのほうがゴジラらしいかったのかな・・?
二階堂教授の「ジラース!ジラース!」といって絶命するのはかなり悲しい印象を受けましたね。

>そういえば、ウルトラマンと同時期の「快獣ブースカ」でも死んでしまった怪獣が頭の上に天使の輪を浮かばせて、天国へ召されていくシーンがありました。
これも怪獣への愛情だったと思います。

スタッフはあくまで怪獣を「動物」や「仲間」と思ってたんでしょね・・。
こういうところは今の怪獣映画には必要不可欠ではないかと思います。
ゴジラを倒すことを喜んじゃってるんじゃゴジラに魅力を感じられないし、怪獣映画のテーマを否定してるわけだし・・。

964 Reply Re:ジラース!ジラース! 殿様ギドラ Mail 2006/02/24 16:23

> ゴジラを倒すことを喜んじゃってるんじゃゴジラに魅力を感じられないし、怪獣映画のテーマを否定してるわけだし・・。

全くです。

ゴジラを殺すのは論外だし、それ以外の怪獣でもその死には重みを与えて欲しいもんです。
(TVシリーズだと毎週毎週怪獣の死を重くするわけにはいかないでしょうけど)

怪獣が出てきたら人間は戦わねばならぬ、というところに怪獣映画の基本があるのは確かだけれど、怪獣を殺すことに疑問を感じさせないような作劇ではいけません。

963 Reply ありゃりゃ マンプリ 2006/02/23 20:18

ちわ~^^

「緯度0作戦」を調べていたら、
こんなものまで、発売されちゃうんですね。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000E8N9UQ/250-4175776-9498668


965 Reply Re:ありゃりゃ 殿様ギドラ Mail 2006/02/24 16:24

そーなんですよ。
まだ予約は入れてませんが、まー、買っちゃうんだろうなぁ。
まだ詳しい内容が掴めないのでお勧めアイテムかどうかわかりませんけれど・・。

966 Reply スーパーカー第2シーズン ルー等級つつ大臣 2006/02/26 20:30

「スーパーカー」そのものに関しては「トリプルパック」で見ましたが(第1シーズン)
オープニング曲が一部異なる第2シーズンは「アンダーソンテレビ」で初めて見ました。
実際見てみると第1シーズン作品よりもミニチュアの精度が格段に上がり人形たちも穏やかな表情となっていて親しみを持てるデザインとなったと思います。
(特にジミー少年は)
さて見てみたタイトルは「北極に進路と取れ!」なのでありますが冒頭からいきなり「UFO」のエンディング曲という斬新なもので(後に流用したとのこと)もう既にこの作品から使われていたんですね・・・。
ストーリー的には病気にかかってしまったポプキス教授をマイクが北極に行き教授と同じ血液型であるカルジンスキー教授に会い輸血を頼むといった内容なのですが
結構スリリングな出来映えでした。
メディングスの特撮シーンもこのエピソードで吹雪の中を飛ぶスーパーカーというシーンもありますし側面や前面が主なスーパーカー飛行シーンも今回は後部下部から見たショットもあり結構リアルな飛行シーンでした。
さてこの「スーパーカー」は「サンダーバード」や「UFO」などのカラー作品の陰に隠れがちなのですが今再評価すべき作品であると思います。
(円谷作品に於ける「ブースカ」に似たポジションなのか?)


967 Reply Re:スーパーカー第2シーズン 殿様ギドラ Mail 2006/02/28 19:57

> さてこの「スーパーカー」は「サンダーバード」や「UFO」などのカラー作品の陰に隠れがちなのですが今再評価すべき作品であると思います。
> (円谷作品に於ける「ブースカ」に似たポジションなのか?)

確かに確かに。
20年ほど前地方UHF局で放送されていたものを数話見ていますが、
内容がバラエティに富んでいて、その後のアンダーソン作品の基本がすべて含まれていたように思います。

日本語版が行方不明になっているという噂ですが、字幕でいいから再放送すりゃいいのに・・。
(CSのスーパーチャンネルなら出来るんじゃねーの)

968 Reply Re:スーパーカー第2シーズン ルー等級つつ大臣 2006/02/28 21:59

そうなんですよね・・・。
でも日本語版が行方不明ってのも何だか怪しいとも思えますよ。
(単にモノクロ作品ということで捜索すらしない気もする・・・。)
何だかんだでこの作品がなかったら「サンダーバード」が無かったといっても過言でないと思えるので本当に何とかしてほしいですよね。
それにこの作品は「スーパーカー」という造語まで作ったらしいというほどの人気作品だったそうですし。
(視聴率も「サンダーバード」より良かったそうですしね。)

969 Reply こんなの見つけました 弘前の甥 2006/03/05 23:04

こんばんわ、殿様ギドラさん。
弘前の甥です。
ネットを徘徊していた所、ゴジラのNG集を見つけたので、これは是非ご報告しなければならないと思い、書き込みさせていただきます。

http://video.google.com/videoplay?docid=-3233035530767066491&q=godzilla

970 Reply Re:こんなの見つけました 殿様ギドラ Mail 2006/03/06 17:38

やぁやぁ、いらっしゃい。

おもしろいものを見つけましたね。
これはDVDの特典映像っぽいですな。
「vsスペースゴジラ」はでーぶいでーを見ていないのでこのNG集は初めて見ましたぞ。

平成vsシリーズは撮影時期の関係でトンボが邪魔になるっつー話は聞いたことがあります。
で、実際に映像を見てみると、このイメージから「×メガギラス」のメガニューラに繋がったんじゃないかと思わせますなぁ。

971 Reply ウルトラマンが平日の午後3時台とは・・・・。 エクセルシオール 2006/03/14 16:00

 はじめにこの話はおそらく私が今住んでいる広島に限った話だと思われます(ローカルな話ですみません)。なかなかに興味深い、しかしちっとも楽しくないことがあったので、お話します。

 日本の特撮ヒーロー番組を代表する作品である「ウルトラマン」は今年で40周年を迎えるそうで、もうすぐ40周年記念作品として『ウルトラマンメビウス』が、放送中の『ウルトラマンマックス』に代わって4月から放送されることになっています。しかし、先日『ウルトラマンメビウス』の予告コマーシャルを見て、私は仰天しました。その放送時間は「毎週木曜午後3時24分」だというのです。「24分」という中途半端な時間にも笑ってしまいましたが、何でまた『水戸黄門』を再放送しているような時間に「ウルトラマン」が放送されることになったのか理解できません。第一、この時間では小学生も保育園・幼稚園の園児も帰宅しているか怪しいです。

 私は「ウルトラマン」のような特撮番組をもっとも楽しみにしているのは子ども達なのだから、放送時間は子どもが自然に観ることができる時間に設定すべきだと思います。現状の土曜午前7時30分というのも、あまりよい時間ではありませんが、まだ観ることのできる時間帯です。ですが、平日の午後3時台というのでは、恒常的に録画をしないと苦しいです。わが地方局は何を考えているのやら・・・。昔の「ウルトラマン」はたしか午後7時台のゴールデンタイムだったはず、寂しいですね。

 はじめに述べたとおり、これは一地方の問題と思われます(全国でこの時間だったらこわい)。悲しいかな地方においてはアニメや特撮がローカル局の都合で変な時間に飛ばされるのは珍しいことではありません。でも、「ウルトラマン」がそんな目にあうとは思ってもいませんでした。中央局であるTBSはもはや「ウルトラマン」について放送時間帯を全国的に統一する必要性を認めていないということなのでしょうか。昔からウルトラマンが好きだった私としては悲しいです。

 『ウルトラマンメビウス』の放送開始まで後一ヶ月です。今、いちいち録画して観ようという子どもがどれだけいるでしょうか。このままでは広島ではウルトラマンはマイナーになるかもしれません。気の滅入るような陰気な話の連続で、子ども達から総スカンを食らった『ウルトラマンネクサス』(私もこの作品は嫌い)の失敗の後、一転して正統派の『ウルトラマンマックス』で人気を回復したのに、内容以前の問題でピンチとは。何とか放送局は翻意してほしいです。他の都道府県ではどうなのでしょうか?

972 Reply Re:ウルトラマンが平日の午後3時台とは・・・・。 殿様ギドラ Mail 2006/03/15 18:33

げげ。
広島ではそんな扱いになっているのですか。

TBSのネット局はあるんですよね?
だとすると相当低く扱われているんですね。

「マックス」の視聴率はどれぐらいだったんでしょう。
TV界は数字に左右されるので・・・・。

「メビウス」の放送、東京では土曜の夕方に移動します。
「マックス」より見やすい時間帯になったようにもみえますが、土曜日ですからひょっとすると従来の朝7時半のほうが数字を取りやすい時間かも。
(どこかへ出かけると夕方には帰宅しないでしょう)

私の場合は、結局どっちの時間帯でも録画して見ることになりますが・・。
(息子も土曜の7時半に起き出すことは滅多にない)

しかし、木曜の15時24分というのは奥様ターゲットとしか思えないですね。
うーーーん、それも最近のイケメンヒーローブームを考えると、もう子供は無視で奥様狙いなのかも。(大変だぁ!)

ところで、「メビウス」にはウルトラの父が出てくるようですね。
「ウルトラマンA」や「タロウ」の世界に回帰するのか・・・。
じゃ兄弟扱いでゾフィーやセブンが助けに来たりするの??
少なくともあたしゃ、そんなの見たくないんだけど。

と書いて思い当たった!
ウルトラシリーズで女の子の人気が高いのは「タロウ」だと聞いたことがありますぞ。
「メビウス」は「タロウ」にはまった当時の少女狙いなのかぁぁぁぁ!!

973 Reply アース・クエイク ゾンデ5号 2006/04/04 08:54

昨日の夜、日本テレビで東京大地震のシミュレーションドラマやってたので見たのですが、全然シミュレーションになっておりません
ドラマの大半を某テレビ局の社員のビル内のドラマと、妻を捜す男性がもっていっちゃっており、社会を描く視点がほとんどありません(84ゴジラと同じ失敗犯してやんの)
地震災害もきちんと描写されず、地震の死者行方不明者が1万というのも首を傾げてしまいましたなぁ
東京じゃそれじゃすまないですよ
京浜コンビナートあたりでガス爆発も起きるでしょうし、津波も来て、山崩れetc・・。
そんな描写もビル内の社員の葛藤と妻探しの男性に尺を取られ、まるで描写されませんでした
低予算だからやむをえない部分もあるかもしれませんが、そこらへんを新聞とかでちゃんと伝えてほしかったです
また冒頭に宮城県で震度6弱の地震があったのに、報道特別番組を放送する描写もなく・・、去年8月であれなのにそりゃないですよ・・。

これでギドラさんが、昨今のゴジラ映画が「社会」の問題を「個人」だけの問題に摩り替えてるというのが分かった気がします
夏にリメイク「日本沈没」が公開されますが、大丈夫かなぁ

本多監督あたりがこれを見たら大激怒するでしょうねぇ

974 Reply Re:アース・クエイク 殿様ギドラ Mail 2006/04/05 10:58

うーむ、残念。
そのドラマ、ちょっと興味はあったんですが、スケジュール的に見られずじまい。

大地震をビジュアルできちんと見せる姿勢はなかったんですね。
(それじゃダメだ)

> これでギドラさんが、昨今のゴジラ映画が「社会」の問題を「個人」だけの問題に摩り替えてるというのが分かった気がします

この問題、早計は禁物だとは思いますが、日本全体がオタク化していることの悪い面が出てきているように思います。

オタク族なる用語が出始めた頃、それが何を意味するかというと、万人には認められていない事物に執着しこだわる人という意味もありました。
(それだけではないのだけれど)
つまり、黒澤映画に入れ込んでいてもオタクとは呼ばれないが、ゴジラ映画のマニアはオタクとなる。
(現在は言葉の意味が変わってきていて、黒澤オタクという言い方もされるのかもしれない)

そんな個人的こだわりを積極的に認めることが是とされた結果、どんな趣味もわりと受け入れてもらえる時代になったのは歓迎すべきことです。

しかし、それは個人個人が社会集団と自己を照らし合わせる必要を薄くする結果にもなりました。
自分自身を他者と比べて相対化しなくなったと言えるのではないでしょうか。

そのため、価値観に関しても自己を絶対化し、口先では多様な価値観を認めようといいつつ、
実は他者の価値観を受け入れているのではなく、「他人に文句は言わないから、俺様にも文句をつけるなよ」と言っているだけ。

そんな人間が増えると、ドラマ作りの面でも他者との関わり(社会性)より自己の問題を重視するものが企画され受け入れられる結果になります。
そんなドラマでは主人公と感情的な繋がりのある人物しかストーリーに関わってこなくなり、その人物造型も主人公の意識が延長したところにしか他者が存在しないということになっています。
親兄弟、同僚、恋人などなど、主人公がイメージしている人物像でしかないのです。これでは真の他者ではなく、自己のバリエーションでしかない。

現実の人間社会は自分自身の意識が及ばないところでさまざまな人間がそれぞれの意識を持って動くものです。
恋愛ドラマならいざ知らず、災害を描くドラマなら複雑な人間社会を描く姿勢がなければ成立しません。(怪獣映画も同じ)

> 夏にリメイク「日本沈没」が公開されますが、大丈夫かなぁ

不安ですよね。
「ローレライ」を見れば、あまり社会性を取り入れる作風にはならないような・・・。
政府の組織なんかが出てくるんでしょうが、エライさんだけの私的組織みたいに見えるのでは??

976 Reply Re:アース・クエイク ゾンデ5号 2006/04/05 21:35

> 大地震をビジュアルできちんと見せる姿勢はなかったんですね。
> (それじゃダメだ)

あったのですが、かなりダメなCGで、おまけにビルが横倒しに倒れたり、(84ゴジラのスーパーXを潰したビルと同じ)、地震の恐ろしさは伝わって来なかったですな
民衆が避難したりするシーンもなく、本当にシミュレーションかよと思いました

>そんな人間が増えると、ドラマ作りの面でも他者との関わり(社会性)より自己の問題を重視するものが企画され受け入れられる結果になります。
そんなドラマでは主人公と感情的な繋がりのある人物しかストーリーに関わってこなくなり、その人物造型も主人公の意識が延長したところにしか他者が存在しないということになっています。
親兄弟、同僚、恋人などなど、主人公がイメージしている人物像でしかないのです。これでは真の他者ではなく、自己のバリエーションでしかない。

要は自分の周りしか見えない人間が増えたか、自分の殻に閉じこもり、他の人の価値観や物の見方を知らん人が増えたって事でしょうか?
その傾向は機龍2部作で見事に現れてしまいましたが
自分のことしか考えず、自分のイメージした人間しか眼中にない人がパニックドラマ・映画を作っちゃまずいよなぁ

> 不安ですよね。
> 「ローレライ」を見れば、あまり社会性を取り入れる作風にはならないような・・・。
> 政府の組織なんかが出てくるんでしょうが、エライさんだけの私的組織みたいに見えるのでは??

あー、その可能性はあるかも
登場人物見ても一般人がいる様な感じじゃないし、ヒロインはハイパーレスキュー隊員だもん
ちゃんと広がりのあるドラマを見せて・・。
それと「ガメラ」もそうなっちゃいそう


977 Reply Re:アース・クエイク 殿様ギドラ Mail 2006/04/07 16:35

ははあ、なるほど。
とりあえず地震の様子は見せましたよ、という程度の映像だったんですね。
CG製作が安価になったために、ちょっと面倒な映像はなんでもかんでもCG任せになっているんでしょうね。
効果的に使えているかどうかまで考えることなく・・。

> 要は自分の周りしか見えない人間が増えたか、自分の殻に閉じこもり、他の人の価値観や物の見方を知らん人が増えたって事でしょうか?

そうだと思いますよ。
視野の狭いTVドラマ、映画がすごく増えていると実感しています。

そう、「小さき勇者たち」も子供を中心に据えることがマイナスに働く可能性が高いですね。
もともと子供は外界に対する視野が狭いですから、映画全体の視点も狭窄するかも。
(元祖ガメラの「対ギャオス」や「対ジャイガー」は子供が重く扱われていても、周囲の大人がきちんと社会人の動きをしているので映画全体の視野が狭まることはなかったのですがねぇ)

978 Reply Re:アース・クエイク ゾンデ5号 2006/04/07 17:11

> そうだと思いますよ。
> 視野の狭いTVドラマ、映画がすごく増えていると実感しています。

あちゃー、そうなんですか
最近は日本映画にうんざりしていたのでさっぱり映画を見ていないのですが、見る価値のない映画が増えてるのかぁ

> そう、「小さき勇者たち」も子供を中心に据えることがマイナスに働く可能性が高いですね。
> もともと子供は外界に対する視野が狭いですから、映画全体の視点も狭窄するかも。

その可能性は高そうです
政府や自衛隊がそんなに描かれないような感じですね
東宝怪獣映画の流れとダブらせるなら、金子ガメラがVSシリーズ、今回のがモスラ三部作でしょうか
子どもとその家族のみの怪獣映画っぽいのでモスラ三部作と同じ匂いがしますな

> (元祖ガメラの「対ギャオス」や「対ジャイガー」は子供が重く扱われていても、周囲の大人がきちんと社会人の動きをしているので映画全体の視野が狭まることはなかったのですがねぇ)

この間、「対ギャオス」を見たのですが、まさにギドラさんのおっしゃる通りでした
子どもが物語を引っ張りますが、道路工事の工夫、自衛隊、村人など、幅広い人物を配したので、ちゃんと怪獣・パニック映画になってました
だからこそ子どもが大人を引っ張っていくストーリーに面白みを感じたのだと思います
小さき(以下略)もそうなってほしいのですが・・。


975 Reply 小さき勇者たち 殿様ギドラ Mail 2006/04/05 11:18

先日CSでメイキング番組が放送されたので一応チェックしました。

どうなるんでしょうねぇ。
本多円谷コンビが確立した怪獣映画のフォーマットには則らないのはまず間違いないところでしょう。
(私の予想。ガメラはひたすら健気なかわいいヤツで、敵怪獣は殺せばいいだけのワルになるのでは?)

それでも、なまじ怪獣映画を目指していないことが良い結果をもたらす面もありそうです。
昨今の怪獣映画は、怪獣映画にこだわりのある監督が担当することが多く、
怪獣ブームのころの作品を意識したものが多いようです。
その意識の仕方がいびつで、映像面で端的に表れているのは、最終決戦はいつも大都市のビル街であるというあたり。
(ほかにもいらぬ「お約束」を持ち込んだり、逆にかつての怪獣映画を意識するあまり脱怪獣映画になっちゃったり)

「小さき勇者たちGAMERA」では、怪獣出現という事態を映画で語る際の基本を守った描写がありそうです。(あくまでも予想です)
『ゴジラ』『空の大怪獣ラドン』やエメリッヒの大イグアナが上陸するシーンなどに見られるような演出に期待します。

でもなー、平成ガメラ(通称ガネコ)の影響を受けている感もあるし、人物配置なんかはジャパニメーションっぽいのかぁ?

などなど「小さき勇者たち」に関しては事前情報はほとんど知らないまま、メイキング番組から思ったことです。

980 Reply どうなるメビウス? 殿様ギドラ Mail 2006/04/11 18:12

さて、ウルトラマンメビウス第一話を見ました。

細かいことは抜きにして、おもしろくなりそうです。

シリーズものとしての筋の通し方に好感を持ちました。
私はウルトラ兄弟とか父母、なんて設定は好きではないけれど、少なくともレオ(残念ながら「80」はほとんど見たことがないのでコメントできない)までのウルトラシリーズは先行作の内容を否定してはいなかったので、共存することが出来ます。
(ウルトラシリーズの場合、それぞれの繋がりは実はいい加減で、まともに考えれば「マン」と「セブン」には断絶があるのだけれど)

それが「ティガ」から「マックス」にいたる最近のウルトラでは初期ウルトラの世界はなかったことにされてます。
(「マックス」なんて「アンバランス」をTV番組でしたとやっちゃったわけで、なかったことどころか初期ウルトラシリーズが虚構だった世界だもんな)
それではシリーズもの(サーガ)とは言えない。

で、メビウス。
怪獣出現は25年ぶりのこととされてます。
ストーリー面から考えれば「ウルトラマン」や「ウルトラセブン」は1960年代の話ではないし、初期ウルトラを引き継いだとしても25年ぶりというのはおかしいのだけれど、
もともと一直線の歴史ではないのがウルトラだったので物語の繋がりを云々しても意味がありません。
私はここに「ウルトラマン80」までは引き継ぐけれどその後のウルトラは関係ないよという意思表示を感じました。
(いや、もっとはっきりオープニングにはウルトラ兄弟として80までしか登場しないんだけど)

あっぱれじゃないですか。

そして、昔懐かしのウルトラを引き継ぐと同時に、70年代的お約束を打ち破ろうとする姿勢も見えましたから今後の展開に期待が持てます。

くれぐれも対怪獣組織内部だけでの戯れ事に堕ちないようお願いします。
(私にシナリオ書かせてくれ。なんつって)

981 Reply Re:どうなるメビウス? ゾンデ5号 2006/04/14 22:42

メビウス、僕も見ましたよ
70年代シリーズをそんなに知らない僕ですが、ガチガチにつないであるって訳でもないので、すんなり入り込めました
むしろウルトラマン復活!って感じで快かったです
つなげ方はうまいです、これがギドラさんが言っていた「緩やかなつながり」ですよね?



982 Reply Re:どうなるメビウス? 殿様ギドラ Mail 2006/04/16 11:41

> つなげ方はうまいです、これがギドラさんが言っていた「緩やかなつながり」ですよね?

そうですそうです。
ガチガチに繋げてしまうと、ストーリーが収斂せざるを得なくなり、シリーズ終了になってしまいます。
(ガチガチに繋げながらそれを回避しているのは、世代を変え未来年代記の形にしているスタートレックシリーズぐらいか)

先行作での出来事を決して否定せず、かといって一続きのストーリーにはしないことで旧作・新作双方を活かすことが出来ます。
(どこでバランスを取るかには高度な判断が要りますけど)

もっともうまく「緩やかに繋いで」いるのは70年代までのゴジラシリーズですが、旧ウルトラも繋がっているのか別の話なのか明確な判断が出来ない形でうまく繋いでいたと思います。
今回のメビウスにはそんな「緩やかなつながり」を目指そうとする意志を感じました。

(おっと、まだ第二話を見ていないや)

983 Reply Re:どうなるメビウス? ゾンデ5号 2006/04/16 19:00

> そうですそうです。
> ガチガチに繋げてしまうと、ストーリーが収斂せざるを得なくなり、シリーズ終了になってしまいます。

それで失敗したのがVSシリーズですね
ガチガチにつなげると前作の話に縛られるので、ちょっとシリーズとしてはまずいでしょう

後第2話ですが、グドンが出てました
設定改変も一切なしで、GUYSのメンバーが、「ツインテールを食べた・・」と言っていました
マニアじゃない視聴者も「知ってる」という前提で見てる人も結構居ると思うので、こんな風な説明でも良かったと思います
帰ってきた・・は未見ですが、グドンの説明に「怪獣頻出期に出た怪獣」となってたのが個人的につぼでした(^-^)
ゴジラシリーズ復活にも相当参考になるのではないでしょうか

40周年でこんな風にやってくれるのは、円谷プロあっぱれ!です
先行作や設定をきちんと尊重してるのは非常に快いですし、安心します
この姿勢を東宝にも見習ってほしいですね

985 Reply Re:どうなるメビウス? 殿様ギドラ Mail 2006/04/18 16:48

むむ、「帰ってきたウルトラマン」はまだご覧になっていないんですね。
円谷英二時代にこだわる私ですが、これは傑作です。
(エピソードによってばらつきはありますけど)
是非ご覧ください。

で、私もメビウス第二話を見ました。
まだまだ走り出したばかりで設定を小出しにしている感はありますね。
シナリオ的には飛行機の塗装を彼らがやるというのは説得力なさ過ぎ。
文化祭の出し物を準備してるんじゃないんだから・・・。
グドンの扱いは私も良かったと思いましたよん。


984 Reply シリーズリセットについて ゾンデ5号 2006/04/16 20:59

平成に入ってからのゴジラシリーズはリセットの嵐でしたが、どうなんでhそうねこれ?
なぜ過去の歴史をばっさり切り捨てるのか・・。
ゴジラが新しく出てきて・・全然違う設定・・。
これではゴジラの個性がなくなってしまうのではないでしょうか
これをサザエさんでたとえると、サザエさんがマスオと結婚する話をなくして、ノリスケと結婚して、タラちゃんじゃなくてイクラちゃんを産んだ話を作るようなものです
当然見た人は混乱しますよ、今までの話はなんだったんだぁ・・?って
それに原作者も怒るでしょう、なんだこれは!って

ゴジラシリーズは、オリジナルとの断絶が非常に長かったので、そういうのはないかもしれないですが、ゴジラゴジラと名乗りつつ、前のとは関係ないよ、味気ないし、個人的には何が何なんだって感じで混乱します
ミレニアムシリーズの時は僕小学生でしたが、どんどんリセットしていくのには、非常に混乱しました
シリーズって名乗るからには、オリジナルと関連してなきゃ始まらないと思うのです。

986 Reply Re:シリーズリセットについて 殿様ギドラ Mail 2006/04/18 17:02

私にも判らないところです。
最近のゴジラシリーズがなぜオリジナル版と繋がろうとしなかったのか。

第一のつまづきは84年の『ゴジラ』だったわけですが、
平成VSが終了してミレニアムで復活する際、「2000ミレニアム」はどうとでも受け取れる曖昧さを持っていましたが、ゴジラのデザインを大幅に変えてしまったために旧作との関連を感じさせることはありませんでした。
その後ははっきりと旧作とは関係ない世界であると宣言した作品ばかり。

なんのためにそんなことをしたのか理解できません。

しかし、実は、設定のみに限定すれば「ファイナル・ウォーズ」はオリジナルシリーズを許容するものでした。
あの作品でのゴジラは過去にキングコングと戦っていておかしくないし、ゾルゲル島で眠ったことがあってもおかしくない。
それなのに、まるで別物に感じられるのはなぜか。
何でもかんでもぶち込んでゴッタ煮にしてしまったせいで、オリジナルシリーズの延長ではなく「パロディ」に見えてしまったというのも理由の一つかも知れません。

怪獣たちの扱いがまるでオリジナル版を尊重しない手前勝手なやり方だったのも大問題ではありますが。

プロデューサーの富山省吾さんはインタビューで
「『キングコング対ゴジラ』のつづきの世界をやりたい」とおっしゃっていたわけですが、何がどうしてあんなことになったのか。
ゴジラシリーズに理解のない監督を連れてきてしまったんだから、シリーズ作品としての筋の通し方は別の誰かが監修すべきだったでしょう。

987 Reply Re:シリーズリセットについて ゾンデ5号 2006/04/18 20:58

ためしにこの事を2ちゃんで言ってみたのですが、「オリジナルとつなげる必要なし」という意見が多かったです
それにゴジラが別物になるのも何とも思わないという意見が多いことか・・。
おそらく平成期に育った人にこの傾向が強いです

平成ウルトラもリセット繰り返しでしたが、「マックス」でバルタン星人やゴモラ再登場と言うことで、初代と繋がってるのかと思ったら、そうでもないらしく・・、訳分かりませんでした(当然マックス見ませんでしたよ)
どうして同じ名前なのに新怪獣のようになっちゃうのか・・。
同じ名前出しておいて、オリジナルとは関係ないですよ、じゃ再登場でもなんでもない訳で

>しかし、実は、設定のみに限定すれば「ファイナル・ウォーズ」はオリジナルシリーズを許容するものでした。
あの作品でのゴジラは過去にキングコングと戦っていておかしくないし、ゾルゲル島で眠ったことがあってもおかしくない。
それなのに、まるで別物に感じられるのはなぜか。
何でもかんでもぶち込んでゴッタ煮にしてしまったせいで、オリジナルシリーズの延長ではなく「パロディ」に見えてしまったというのも理由の一つかも知れません。

それ僕も感じました
ふぁいなる・うぉーず自体、ゴジラ映画としては対メガロ以下の出来だったと言うこともありますが、アンギラス・ラドンの異常な弱さ、リアリティーのなさが原因でしょう
北村龍平や富Pが、新しいゴジラを!としか考えていないのもひとつでしょう
そんだったら新怪獣作ればいい話ですが・・、

円谷さんはこんな事しませんよ
7年休止してゴジラを復活させた「キンゴジ」にしろ、ちゃんと前作は否定してはいなかったし、無理してリセットなんてしてはおりません
ゴジラを否定することになりますから
ゴジラの個性を大事にしていれば、こんな風にはならなかったと思います

後新ガメラも、またリセットのようですね
ガメラが既知の怪獣と言うので昭和と繋がってると思ってましたが、そうでもないようで・・
製作者も観客をなめてるのではないでしょうか・・。
お客はゴジラやキングギドラが何だなんて知らないから、設定改変やリセットしてもいいだろう・・、なんて考えてたりして





989 Reply Re:シリーズリセットについて ルー等級つつ大臣 2006/04/19 21:09

> ためしにこの事を2ちゃんで言ってみたのですが、「オリジナルとつなげる必要なし」という意見が多かったです
> それにゴジラが別物になるのも何とも思わないという意見が多いことか・・。

拝啓ながらルー等級であります。
2ちゃんねるってかなりそのような辛辣な意見が多いですよ。
人を馬鹿にしたような意見とか。
恐らくそういった意見の人って作品やキャラクターの設定について愛着が無いと思えます。
(勿論、そういう意見ばかりではありませんが・・・。何かと「今風」の設定にしてまでも新作を見たいと思ってるんでしょうね・・。)
シリーズもので設定を変更などをすればファンなら違和感を感じるのは当然の事。
それなのに設定を改悪しても違和感を憶えないとは・・・。
やはり作品に愛着がないんでしょう(としか思えない)ね・・・。
ふぁいなるうぉーずにしても設定のみだとオリジナルシリーズの流れに沿った新作になる筈だったのにああなってしまうんですから・・・。
どうも今の製作者にまともな「映画」を撮れる人がいないんでしょうね・・・。
(「怪獣映画」にすらなってないんですから「映画」を撮るなんて無理でしょうね。
今のゴジラとガメラは・・・。
やたらと「怪獣映画」の枠を超えてなんて言ってますから・・・・。
そういう前にきちんと「怪獣映画」という名の「映画」を撮れ!!っての)

990 Reply Re:シリーズリセットについて ゾンデ5号 2006/04/19 21:59


> 恐らくそういった意見の人って作品やキャラクターの設定について愛着が無いと思えますね・・・。
>(勿論、そういう意見ばかりではありませんが・・・。何かと「今風」の設定にしてまでも新作を見たいと思ってるんでしょうね・・。)
シリーズもので設定を変更などをすればファンなら違和感を感じるのは当然の事。
それなのに設定を改悪しても違和感を憶えないとは・・・。

その様です
設定なんてどうでもいいって人が多いです
あまり怪獣にこだわりがないと思うのですが、そんな人が、ゴジラ最高!と言われても・・・・。
GMKの時は小学生の僕でしたが、キングギドラ・モスラという告知でまたかよ・・、と思っていたらバリバリ別物というのが少しがっかりしました・・。
ファンもダメなんですよ、甘すぎるし、作品をうわっぺら(自衛隊がどうだとか、俳優がいいだとか)でしか見てない意見が多いように感じます

>ふぁいなるうぉーずにしても設定のみだとオリジナルシリーズの流れに沿った新作になる筈だったのにああなってしまうんですから・・・。
どうも今の製作者にまともな「映画」を撮れる人がいないんでしょうね・・・。
> (「怪獣映画」にすらなってないんですから「映画」を撮るなんて無理でしょうね。
> 今のゴジラとガメラは・・・。
> やたらと「怪獣映画」の枠を超えてなんて言ってますから・・・・。
> そういう前にきちんと「怪獣映画」という名の「映画」を撮れ!!っての)

ふぁいなる・うぉーずは相当ひどかったですから・・・。
僕が人生で始めて途中で見るのを止めようと思った映画でありますが、これも、勢いだとか、馬鹿っぽいということでしか支持されてないです・・・。
あまりストーリーやリアリティーに目を通す人が少なくなってます
怪獣映画の枠を超えて!というのも怪獣映画を馬鹿にしてるのでしょうか
怪獣映画ってやり方しだいでパニック映画の要素ばかりでなく、コメディーやガメラ対ギャオスの様な大人の金銭争い、戦争映画などの要素を詰め込むことは可能なんですけどね・・・・。




993 Reply Re:シリーズリセットについて 殿様ギドラ Mail 2006/04/20 15:25

ルー等級つつ大臣さんの意見に賛成です。

リセットしようが設定を変えようが構わないという人にもそれなりに理屈はあるようですが、
そこのところを突き詰めていくと、結局はこだわりがない・愛情がないということでしかなさそうです。

それともう一つ、基本的なところで映画作品から距離を置いている人でもありそうです。
それはどういうことかと申しますと、
作品鑑賞に当たって、大前提として「作り物」であると考えているということです。

映画が作り物であるのは事実ですが、ストーリーを含めて鑑賞するなら、
一旦スクリーンの外のことを忘れて描かれるものを現実として捉え直さなければわくわくもどきどきもするわけがありません。

ところが作品世界に入り込もうとせず、目に映る物、耳に聞こえる物をいちいち製作者の都合や出演者の履歴などなどと照らし合わせてみるような態度を優先させている人がいるようです。
こうなると作品世界のリアリティなどどうでもいいし、ストーリーの整合性も二の次になって、己の(ヲタク的)知識で作品を解体することで楽しくなってしまいます。
(そんな見方を主眼にしたヲタク映画も多い)

ゴジラもガメラもウルトラも、ストーリーリセット、設定改変でキャラクターの情報量が増えるということは言えます。
作品世界に入り込まず、自分が収集した情報を作品と照らし合わせることで楽しみとしている人間にとってはリセット・改変の嵐は歓迎できることなのかもしれません。

しかし、ここではっきり申し上げる!
そんなのは、ひねくれた鑑賞である。
物語をもう一つの現実としてリアルに感じる感性のない者に、劇映画が持つ精神を関知することが出来るはずはない。
ゴジラが恐竜の変異体にされても、ガメラが人工生物にされても、ウルトラマンが宇宙人でなくなっても気にならないというのは、
それぞれのオリジナル版が体現する精神を理解していないからである。
(もひとつオマケに書いておくと、ゴジラは絶対に幽霊ではないからね)

もちろん、同じ名前で別のもの、という根本的な誤謬に目をつぶれるというのも驚異ですね。

いや、まあ、最初から変なものを作らなければいいのに、昨今は有名キャラクターのネームバリューだけを利用してプライベートフィルムを作るような輩が多いのですよね。
で、先人が残した遺産を勝手に改変しておいて、さもそれが自分の作家性だとでも勘違いしているご様子。
己のオリジナリティを主張したいなら、借り物のキャラクターを使うんじゃない!

いけね。
久々に怒り炸裂だ。

ゾンデ5号さんのような若い世代から真っ当な意見を頂いてすっかり嬉しくなってしまったのでした。

994 Reply Re:シリーズリセットについて ゾンデ5号 2006/04/20 18:54

>ゴジラが恐竜の変異体にされても、ガメラが人工生物にされても、ウルトラマンが宇宙人でなくなっても気にならないというのは、
>それぞれのオリジナル版が体現する精神を理解していないからである。
(もひとつオマケに書いておくと、ゴジラは絶対に幽霊ではないからね)

全くその通りです!
初代ゴジラは核兵器の恐怖ばっかりがクローズアップされて、大自然の力という観念が打ち消された結果、GMKや84ゴジラのようになったのであります!
どうも今のスタッフは、初代ゴジラを善対悪という構図でしか見てないようで
初代ゴジラはそんな単純なものではないのですが・・。
あ、後GMKゴジラを、幽霊が素ゴジラに乗り移っただけと解釈してる人もいるようですよ(それでもGMKは褒められた物じゃないです)

ガメラも、僕は平成ガメラで始めて存在を知りましたが、初代ガメラを見た後は、どうも人工生物ガメラに違和感を感じてしまうのであります
おそらく違和感を感じない人は、オリジナルをちゃんと見てはいないのではないでしょうか

>いや、まあ、最初から変なものを作らなければいいのに、昨今は有名キャラクターのネームバリューだけを利用してプライベートフィルムを作るような輩が多いのですよね。
で、先人が残した遺産を勝手に改変しておいて、さもそれが自分の作家性だとでも勘違いしているご様子。
己のオリジナリティを主張したいなら、借り物のキャラクターを使うんじゃない!

激しく同意であります!
ただ設定変えないと、固定概念に縛られてつまらん!という輩もいるようです。
そういう人はゴジラが好きでないのではないでしょうかねぇ

995 Reply Re:シリーズリセットについて 殿様ギドラ Mail 2006/04/21 18:10


ゾンデ5号さん、ご賛同ありがとうございます。

初代ゴジラ、ひいては第一作目の『ゴジラ』については、作品そのものをニュートラルな視点で何度も見直している人が少ないんじゃないでしょうか。
なにがしかの評論ありきでそれこそ固定観念に縛られたまま誰かの解釈に引きずられて評価している人も多いのでは?
(GMKでの戦没者の霊云々というのも評論本からのパクリだし)

ゾンデ5号さんのおっしゃるとおり、初代ゴジラというのはさまざまな観念が複合した描かれ方をしているわけで、その複雑さを引き継がなければ初代ゴジラへの回帰とは言えません。
もちろん、ゴジラというキャラクターは2代目の登場で核の象徴から距離を置くようになった(これは香山滋さんの発言から意図的なことであったのがわかる)わけで、野生児ゴジラの魅力を大事にしないと正統な後継作品にはならないでしょう。

> ただ設定変えないと、固定概念に縛られてつまらん!という輩もいるようです。
> そういう人はゴジラが好きでないのではないでしょうかねぇ

その通りです。
固定概念に縛られる、とは笑止千万。
怪獣ゴジラがただ一つの個性を持つからファンがつくのですよ。
ゴジラに固定した概念がいらないというなら、ゴジラでなくてもいいでしょう。
まったく屁理屈にもほどがある。

そして、補足的に・・。
GMKっていろんな解釈をする人がいるんですよね。
それは、さまざまな解釈を許す奥深い作品なのではなくて、なにもかもいい加減に描いているから、何とでも言えるというだけのこと。
私も作品内の描写からはあの白目くんが霊的存在だとは思えず、謎の老人の解説は眉唾だと思うわけです。
でもそうなると、なんのためにあの老人はそんな嘘をついたのか、あるいはなぜ間違いを犯したのかが気になるわけで、そっち方向で思考していっても何も見えてこない。
ほかにも訳のわからない部分は多いわけですが、あちら立てればこちら立たずで、考えても考えても思考は拡散する一方。
謎めかせばヒットするだろうという安易な姿勢なのか、複雑怪奇な設定を自己満足的に組み立てて、客には伝えようとしていないのか。
おっとっと、もうGMKのことは勘弁してやるか。

いやー、こんなお話が出来るのは有意義だとは思うのだけれど、
ゴジラ50周年でスカを食らわされて、当面新作ゴジラの話はないのですから、なんとも空しさが残ります。

もっと強く激しくゴジラについて論議しておくべきだったのではないか、
ゴジラの個性や怪獣映画の特性に関して無頓着な人たちに寛容すぎたのではないかなどなど私ごときにさしたる影響力はないにもかかわらず、
死力を尽くさなかったんじゃないかとゴジラに申し訳ない気持ちになっています。

納得できるおもしろい怪獣映画を観たいなぁ。

996 Reply Re:シリーズリセットについて ゾンデ5号 2006/04/21 21:21

話はそれますが、今兄貴がGFW見てます
やっぱダメダメです・・。
平成シリーズの悪い部分を拡大した映画ですよ
まず怪獣がザコ・・。
ジラはまだしも、クモンガ・アンギラス・ラドン・ヘドラ・アンギラスがぁ・・。
クモンガはゴジラを失明させるほど手ごわい怪獣だったのですが、1分もしないうちに飛んでいってしまいます・・、「ゴジラの息子」が大好きな僕としては劇場でも悲しかったですよ。
アンギラス・ラドンは、アンギラスはゴジラ1匹で倒された怪獣とはいえ相当苦戦させてますし、ラドンはゴジラと同等な強さを誇っているのに・・・。
個人的にはモンスターXの前に戦わせて、キングシーサーと一緒にゴジラと共に戦ってほしかったです
ヘドラは僕の大好きな怪獣なので、あの弱さは絶句・・・です
それにこの作品にはヘドラは合いませんよ・・。
ヘドラは「対ヘドラ」の絶望的な空気だからこそ魅力的だったのですから

平成ゴジラシリーズは、どうもゴジラが強くなりすぎです・・。
その割りに人間にはあっさりと・・・。
それにゴジラの熱線で建物爆発というのも・・、あれじゃ破壊光線ですよ
火災でメラメラ燃える方がよっぽど絵になるのではないでしょうか
どうも平成シリーズはゴジラ設定改変どころかゴジラとその仲間たちをどんどんいい所なしにしてしまったと言う重罪をおかしたようです

997 Reply Re:シリーズリセットについて ルー等級つつ大臣 2006/04/23 20:59

遅れてすいませんm(__)m
ルー等級であります。
「ファイナルウォーズ」に限らず平成ゴジラスタッフというのは怪獣を愛してるとか言いながらも何もそんな想いなど皆無に等しいのが改めてよく分かった次第なのであります。
折角の魅力的な設定を活かそうともせずにゴジラのかませ犬状態になってしまったクモンガ、ヘドラ・・・。
本当にやる気があるのか?という疑問が沸いてきますしキャラクターを描くという一点が欠けているのでは?とすら思えます。
それに設定を改悪して昭和シリーズのキャラクターの良さを消しているんですから・・・。
(単に商品化の問題もあってかリニューアルしなければという考えもありそう・・・。)
怪獣映画を愛しておきながらも新作になると掌を返したような屁理屈満載の意味不明の「映画」のレポートしか作れないんですからもう今の邦画にはまともな「映画」を作れる人材はいないんでしょうね・・・・。
「お約束」ばかりではいけませんが「お約束」の無い映画などもはや映画ではないんですよ。
ただ最近の作品ではその「お約束」の入れ具合が悪い方向に向かって入れているのではないかと。
料理でいえば肝心のものが入ってないとでもいうか・・・。
「怪獣映画」でいうと人間のドラマは勿論大切なんですけどそれと同時に如何に「怪獣」(キャラクター)が描写されていなければならないんですけどそれが全く見られないんですよね最近の作品は・・・。
ゴジラをただ強く見せればいいという安易さも見られるしゴジラを魅力的に「強い」というのを見せるには相手怪獣をザコキャラクターにしてはいけないんですよね。
(そういう安易さが見られる・・・。ヘドラを出したなら秒殺にしないでじっくりキャラクターを描いてほしい・・・。あんな武富士だんすをする勘違いのミュータント部隊なんて出さずに・・・。)
肝心なキャラクターを描けずに客離れを起こしてしまったのが最近の平成ゴジラだと思います。

1000 Reply Re:シリーズリセットについて 殿様ギドラ Mail 2006/04/25 17:10

ゾンデ5号さん、ルー等級つつ大臣さんのご意見を読んで、やっぱそうだよなぁと思いを強くしました。

84年の再製作以降、東宝さんはゴジラのみをスター扱いにしてあとの怪獣はその他大勢だとでも思っているようです。
モスラやキングギドラはそれなりに重用しているつもりらしいですが、結局思いついたストーリーに合わせて設定や気質の変更はお構いなし。
(あ、それを言えばゴジラだって例外ではない・・・)
とにかくゴジラが目立てばそれで良いんだろ的な意識で支配されてきたようです。

そのためゴジラ以外の怪獣のスター性が育つこともなく、なにもかもゴジラひとりに背負わせてシリーズがやせ細っていったのは間違いないです。
(平成モスラシリーズなんつー番外編もありましたが、あれもゴジラシリーズとは関係のないまるで別物のモスラを使ってしまったために東宝怪獣シリーズの世界を深めることはなかった)

ヘドラを再登場させるなら、宇宙人側の尖兵でなきゃおかしいでしょ!
モンスターXなどという怪人モドキを出すぐらいならヘドラとガイガンの宇宙怪獣タッグで良かったんですよ。

えーと、どなたがおっしゃったのか失念してしまったんですが、
怪獣映画のストーリーを考えるなら、まずどんな怪獣を出すのか、から発想せよ、という教えを読んだ覚えがあります。
これは、怪獣が主役なのであるから、怪獣の個性がドラマを引っ張るのだという意味だと解釈しています。
地の底から出てくる怪獣と宇宙からやってきた怪獣ではおのずとストーリーが変わってくるということです。
それをさらに推し進めて考察すれば、
ゴジラを出すならゴジラの個性に準拠したストーリーになるし、モスラならまた別の物語になるということであって、
お話を先に考えておいて、そこに怪獣の役割を無理矢理押し込むのは間違っているということです。

某作品製作の際、直前になって登場怪獣を変更させられたとかなんとかいう愚痴もあるそうですが、
では、登場怪獣が当初の予定通りならまともな映画になったとでも言うのでしょうか?
怪獣たちのもともとの個性など最初から無視したストーリーだったのでしょう?

それから、「お約束」の件。
良い「お約束」と悪い「お約束」があるように思います。
たとえば、怪獣の存在というのは、『ゴジラ』で打ち出された考え方(恐竜ではない未知の巨大生物がいるかも)を援用してのちの怪獣映画が作られていくわけですが、
それをいちいち『ゴジラ』ばりにかっちり説明するのはくどくなります。
作品によって違いはありますが、映画なら『モスラ』あたりから、そしてTVのウルトラシリーズになるといちいち怪獣の存在に疑問を持つような作りはしなくなります。
これが良い「お約束」。(この世には怪獣がいるというお約束)
それでは、怪獣映画では戦車や戦闘機を怪獣が壊すのが定番でしょ、とばかり怪獣が現れるととにかく自衛隊が攻撃をかけて手もなく怪獣にひねられるというのはどうなのか。
怪獣を倒す目算があるのか、あるいは怪獣を足止めしたいのか、攻撃によって被害が拡大していないか、そんなことを考慮せずお約束だからとリアリティも何もない戦闘シーンを描く作品が多くないでしょうか。
定番の見せ場に持っていくための丁寧な積み重ねを無視すればドラマにはなりません。
平成以降のゴジラ映画にはそんな悪い「お約束」がはびこっていたようです。

988 Reply チームアメリカ ルー等級つつ大臣 2006/04/19 20:53

ようやく見ました。
公開の時から一度見てみたいと思いつつもこの作品はこっちでは公開せずに終わってしまったので今やっとDVDで念願が叶ったといった感じですが実際見てみたら噂通りの下ネタ満載の真面目な人が見たら激怒間違いなしの作品でした。
(やれチン○やらお○ンコやらケツの穴やら・・・・。)
しかし設定などを見ると往年のアンダーソン作品を思わせるような組織設定であのリメイク版「サンダーバード」よりアンダーソン作品にリスペクトを捧げた作品であります。
(ラシュモア山からの発進シーンはCGなしでメディングスほどではないですが自然な見事さでした。ミニチュア撮影オンリーで通した良さがある。
どことなく「スティングレイ」を思わせた・・・。)
戦闘シーンもアンダーソン作品と円谷プロ作品を足して2で割ったような感じでしたし久々に見事なミニチュア特撮を見た思いでした。
(オブジェではなしに作品世界に密着してる!
平成ガメラもミニチュアそのものは見事でしたが1はともかく2、3になると作品世界からどんどん離れていく虚しさを感じた・・・。
ミニチュアを実景として撮影する技術の衰えが今の日本特撮の弱点を露呈してしまってる・・・。
こういったところでハリウッドに負けてると思う。予算だけの問題ではない)
ストーリーはともかく人形映画のマインドを満喫した作品であります。


992 Reply Re:チームアメリカ 殿様ギドラ Mail 2006/04/20 14:42

うむむむ、こりゃ、なんとか近いうちにあっしも見たいもんです。
スーパーマリオネーションのパロディを映像のクオリティも含めて徹底的にやっているという感じでしょうか。

さらに国際政治の現状を毒満載で皮肉っているんじゃないかと期待するのであります。

998 Reply メビウスについて ルー等級つつ大臣 2006/04/23 21:08

やっとこちらでも放映が確認されたので一言。
(それを知ったのは実は昨日・・・。)
さて拝見した作品にはバードンが登場しましたがリニューアルという安易な手を使わずにデザイン、設定共にきちんと新作に登場したことにまずは拍手致します。
(ゴジラでもこの手を使えば・・・。東宝も見習え!ついでに新作ガメラも・・・。)
ストーリーもその設定を巧く活かしたものになってますが相変わらず最近の悪しき内面世界の登場人物がそれを邪魔してましたねー・・・。
登場人物の「陰」なんて最早このストーリーではどうでもいいんですよ。
もっと単純にエンタメ路線に出来ないのか・・・?
さらりと描くべき要素をメインにしてしまうんですから・・・。
とはいえ新作のウルトラマンではベストの出来ですな。
これから期待できますよこれは。
(とはいえ来週の作品では逃げるな・・・っていってたからやや不安・・。)

1001 Reply Re:メビウスについて 殿様ギドラ Mail 2006/04/25 17:11

おおっとー、ご覧になりましたか。

えーと、第一話から三話まで見たところで私も同じ不安を感じています。
確かにオリジナルシリーズを引き継ごうという気概はあっぱれ。

しかしながら、ここまでのところ設定の説明に終始している感あり。
さらには描かれるドラマが内側に向かうものばかり。
対怪獣組織内部の人間関係やメビウスと彼らの関係ばかりなんですな。

カラータイマーの役割をくどくどと説明する必要なんかないんだって!
(さらっと視聴者に感じさせることがなぜ出来ぬ?)

さすがに三話目まで至ってもいっこうに怪獣ドラマにならないことに苛立ってきました。

そうそう、もっと危険なのは舌ベロの長い謎の女ね。
あれ、ヤプールだったりしないか?
で、ヤプール対GUYS・メビウスの私的闘争になったりしないよね?

設定だけでなくストーリーもきちんと「ウルトラ」してください。
すごく極端なことを言えば、ウルトラシリーズではウルトラマンが出てきたときにはストーリーが終わっているものなのです。
怪獣を軸にあれやこれやがあって、怪獣退場のためだけにウルトラマンが出てくるのが基本フォーマット。
ウルトラマン側になんらかのドラマ性を作るのは変化球なのよ。

「メビウス」、怪獣事件に巻き込まれた一般人のドラマを積極的に描いてちょーだい!

1004 Reply Re:メビウスについて ルー等級つつ大臣 2006/04/26 21:35

第一話から三話まで見たところで私も同じ不安を感じています。
確かにオリジナルシリーズを引き継ごうという気概はあっぱれ。

しかしながら、ここまでのところ設定の説明に終始している感あり。
さらには描かれるドラマが内側に向かうものばかり。
対怪獣組織内部の人間関係やメビウスと彼らの関係ばかりなんですな。

カラータイマーの役割をくどくどと説明する必要なんかないんだって!
(さらっと視聴者に感じさせることがなぜ出来ぬ?)

そうなんですよね。
一向にストーリーが外側に向かわず登場人物の内輪もめ的なものになってしまって爽快感がないんですよ。
典型的なドラマかぶれの作ったような代物で物語に「怪獣」のいるような雰囲気が全く出てないんですよ困ったことに。
(救いはそれまでのシリーズの設定をきちんと踏襲してくれた点か。
でも実際のストーリー展開にそれまでのシリーズへの作風まで踏襲していない)
「怪獣映画」というのは特撮シーンのみならず本編ドラマ班の演出も「怪獣」のいる風景でなければならないのに全くそうなってないんですから・・・。

「メビウス」、怪獣事件に巻き込まれた一般人のドラマを積極的に描いてちょーだい!

バードンの回で見ましたけど後半、バードンが港らしき場所に落下し特撮のほうで波に翻弄される漁船を描いたというのに逃げまとう群集が皆無なんですから・・・。
どう考えても不自然なんですよ。
せめてガイズのメンバーが避難勧告でも出してれば・・・。

設定のみならずストーリーテリングの方ももっと「ウルトラ」のフォーマットで!

1006 Reply Re:メビウスについて 殿様ギドラ Mail 2006/04/27 15:24

まったくおっしゃるとおり!

とにかく舞台設定がオリジナルシリーズを引き継ぐ物なのだから、正統派として軌道修正するのは容易なはず。
がんばれ、メビウススタッフ!

今週分は、はたしてミクラスがどんな扱いを受けるのか心配だぞーー!

1009 Reply Re:メビウスについて ゾンデ5号 2006/05/02 21:14

ミクラスの回見ましたよ
ミクラスの扱いは、セブンろくに見たことがないので、あんまりは言えないのですが、ミクラスはあんな弱虫ではなかった様な・・。
セブンとは関係あるようで、安心はしましたが・・。
後今回もGUYSの内輪話に終始しちゃったような・・。
英二さんのころは、さまざまな人物を出して、結構面白みのあるドラマを作っていたようですが・・・。
それにGUYSのお偉いさんが馬鹿過ぎるというか・・、とてもじゃないですが軍事組織を指揮する人には見えないんですよ
組織にリアリティーがないと言うのは平成ゴジラと一緒ですね


1011 Reply Re:メビウスについて 殿様ギドラ Mail 2006/05/08 19:05

遅レスすいません。

ミクラスもその次も見ました・・・。(トホホ)

設定がオリジナルシリーズを受け継ぐものでも、ストーリー面はマックスの悪いところをそのまんま受け継いでるんだもんなぁ。

> それにGUYSのお偉いさんが馬鹿過ぎるというか・・、とてもじゃないですが軍事組織を指揮する人には見えないんですよ

その通り!!
コメディリリーフを入れたいのは判るけど、お茶目というのとバカは違いますからね。
人間のリアリティがなさすぎです。

で、なーんか、別のウルトラマンが出てきちゃって、ガイアとかネクサス風になっちゃうの?
ヤメテくれーーー。


999 Reply 小さき勇者たち ガメラ 村田 耿介 Mail URL 2006/04/23 22:45

ご無沙汰しております。
こちらは常々拝見しておりましたが、今回は新『ガメラ』を試写にて見て来ましたので、感想を投稿しようと参りました。
が、長文化及び、掲示板に書くような体裁でもなくなったため、下記アドレスに上げましたので、御覧いただけましたら幸いです。

http://www.ne.jp/asahi/chateaudif/toki0504/movie/nikki.html

私は映画に関してはこういう見方しかできませんが、殿様ギドラさんにはぜひとも特撮含めた映像など、多角的に見ていただいて、またこちらに感想など書いていただけたらと思っております。

>もっと強く激しくゴジラについて論議しておくべきだったのではないか、
>ゴジラの個性や怪獣映画の特性に関して無頓着な人たちに寛容すぎたのではないかなどなど私ごときにさしたる影響力はないにもかかわらず、
>死力を尽くさなかったんじゃないかとゴジラに申し訳ない気持ちになっています。

こちらでの毎年の御活動や、殿様ギドラさんの書かれた多くの文章には、私も大変感銘を受けました。多くの人がそうではないかと思います。そのように卑下される必要は、何もないと思います。

では、失礼します。


1002 Reply Re:小さき勇者たち ガメラ 殿様ギドラ Mail 2006/04/25 17:13

いやー、お久しぶりです。
そして、書き込みに感謝です。

さっそく『小さき勇者たちガメラ』の批評を読ませて頂きました。
むむむ、これは、予想以上に高得点の映画に仕上がったのか。
(ガメラを名乗ることの是非は別にして)

村田耿介さんの批評文にはネタバレに当たりそうな部分もあるので、ネタバレいや~んな方は要注意ですぜ。
あたしゃこの作品に関しては気にしないので大丈夫でした。
(偶然にも、「シリーズリセットについて」スレに今回私が書いたことと同様の分析が書かれていてびっくり)

怪獣映画を意識しないからこそ出来る自然さが達成されていたと考えていい、ん、で、しょうか。
少なくとも事前予想の最悪の結果は免れたことがわかったので、安心して見に行けます。(よかった~)

そして、
私の自責の念に暖かいお言葉をいただきましてありがとうございます。
それでも、ゴジラシリーズ休止はともかく、ファンの声に後押しされるような形でスタートしたミレニアムゴジラにただの一本も真っ当なゴジラ映画がなかったことはずーっとひっかかるんですよ。
私も弱い人間ですから、ついつい誰かを責めたくなってしまいます。
○○が××だからこんなことになったんだろとか、この程度の映画で喜ぶヤツがいるから*******だぁぁぁとか・・・。
そんな弱さを抑制するための反省ってことで。

『小さき勇者たち ガメラ』を観たら感想を書きますぜぇ。

1003 Reply Re:小さき勇者たち ガメラ 村田 耿介 Mail URL 2006/04/25 21:07

おとと、すいません。たしかにちょっとネタバレ気味でした。
お約束の範囲内とは思いますが、気をつけます。

> むむむ、これは、予想以上に高得点の映画に仕上がったのか。
> (ガメラを名乗ることの是非は別にして)

そうなんですよ、ここらへんが平成三部作と『宇宙怪獣ガメラ』しか見ていない(笑)、私には判断のつかないところでして。
ただ、今作だけ見た感じでは、盛り上がるところも「ガメラ」というアイコンが機能したゆえのものではないので、それこそ新怪獣でやるべき内容だったかもしれません。拙文でも「亀」「亀」と連呼してますが、そこらへんに迷いがあります。

> (偶然にも、「シリーズリセットについて」スレに今回私が書いたことと同様の分析が書かれていてびっくり)
>
> 怪獣映画を意識しないからこそ出来る自然さが達成されていたと考えていい、ん、で、しょうか。

これもこちらで書かれていたように思うんですが、敵怪獣「ジーダス」登場前に、

漁船が行方不明というニュース映像→海上に散らばる船の破片→波間を漂う唯一の生存者→悲鳴を上げながら海中に飲み込まれる→海面に広がる鮮血

……という実に手堅い描写が入ってまして、好感を持ちました。
それこそ色々なモンスター映画でベタベタに繰り返されていたシークエンスだと思うんですが、近年のゴジラシリーズなどは「おまえらこういうの飽きただろ?」と言わんばかりにこういう描写をはしょり、やたらに奇をてらう印象ばかりが強かったので。
ちゃんと演出すれば、充分ハラハラするのに。

……と、まあ御覧になる前にあまりクドクドと書いてもいけませんね。
では、また参ります。


1005 Reply Re:小さき勇者たち ガメラ 殿様ギドラ Mail 2006/04/27 15:19


「小さき勇者たち ガメラ」に怪獣映画演出の基本形が残されているなら、そこだけでも未来に期待が持てます。
それを出発点にして真の怪獣映画復活が為されるかもしれません。
(でも、たぶん、「小さき~」では『モスラ』『キングコング対ゴジラ』で発展的に展開した怪獣映画の醍醐味は描かれないのだろうな、と予測してます)

われわれはこの20年を無駄にしてしまったのですよ、きっと。

昭和のガメラ、「宇宙怪獣ガメラ」は大暴投というか反則技というか、監督・脚本家(どちらもオリジナルスタッフ)ともにブチぎれた結果だと思われます。
ガメラ映画がどんなものだったのか、それ以前の作品で是非検証してみてください。
本多・円谷コンビ作品のような格調の高さはないですし、現在の目で見るといかにもチープな作りも多々ありますが、
怪獣をどう捉えているか、という発想面では平成ガネコよりずーっと怪獣映画になってます。

『ガメラ対ギャオス』や『ガメラ対ジャイガー』では、ガメラが子供と心が通じるという設定がうまく機能していますぞ。
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ガメラにおいては、この設定は重要なんだけどなぁ。
どうも「小さき勇者たち」ではリアリズムを求めたためにガメラではなくなっている面もありそうですね。
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