映像作品掲示板過去ログ050624_051211

787 Reply 戦国自衛隊1549 殿様ギドラ Mail 2005/06/24 18:04

さーて、コメントを書きましょうかねー。

と考えて、はたと困りました。

ひっかかりがなさ過ぎる!!(納得できないところはいっぱいあるけど)
実に骨格の弱い映画で、良いも悪いも評価のしようがないと言いましょうか、何の味もしなかったと申しましょうか。

たった一つ描けていたのは、「戦場に丸腰で行けば殺されるよ」という常識のみか。
まあ、それとて、現実社会では自衛隊を「事実上」丸腰で「事実上の」戦場に派遣しているわけですから映画の中で描いてみせることにも価値はあるのでしょうけれどねぇ。
しかし、現代日本に突きつけるテーマとしては浅すぎますぜ。
すでに戦場と化した場所に丸腰で軍隊が行くのは馬鹿げているのは当たり前であって、戦争とは何か、軍隊とは何か、軍備による防衛とは何かというレベルの掘り下げを行わなければ大衆に見てもらう商業映画としては失格でしょう。
それを「娯楽だから」という昨今流行の思考停止でごまかさないで欲しいですな。

ざーっと突っ込みどころを列挙しておきますか。
*タイムスリップに関する「論理」が穴だらけ。
*過去に消えた部隊を助けに行く(殲滅しに行く)ための作戦が大バカ。(歴史に干渉するな、とかなんとか言いながらなんで近代装備丸出しで乗り込んでいくのさ)
*登場人物の行動に自律性がない。(作者の都合に合わせて適当に動かされている)
*アクションシーンに迫力なし。
*音楽がマヌケ。

そして描かれないために理解できなかった点として
*ロメオ隊に鹿島(江口洋介)をどうしても参加させねばならない理由。(極めていい加減な説明はあったが、あれでは納得できない)
*鹿島が現代日本の何に不満を持っているのか。
*的場(鹿賀丈史)は日本をどのように作り変えるつもりだったのか。
*蜂須賀小六がなぜ切り札なのか。
*的場の実験隊がなんのためにMHD電池を持っていたのか。

ご覧になっていない方もいるでしょうから、あまりストーリーをばらさないようにしますけれど、
鹿島(江口洋介)のスタンスなら的場(鹿賀丈史)に同調するのが当然と思えるのに、なぜか二人は対決することになる。
ほかにも首をかしげるところが山盛りで、作品に引き込まれることがなかったですな。

演出として「上手い!」と思ったのは、ワイシャツ姿なのに立ち居振る舞いだけで武士を感じさせたところ。
説明のためのインサートカットはありますが、それが出る前に「こいつ、武士だな」とわかりました。
それから戦国時代の着物に衣擦れの音を強調していたのは効果的でありました。(黒澤時代劇の影響?)
うーん、それぐらいか。

あ、特撮のことも。
合成は違和感なくまとめていたと思います。
けれども、ラストのスペクタクルシーンは質感に乏しくあまり感心しませんでした。(ストーリーに乗れず、ラストではすっかり飽きていたせいで悪く見えたのかもしれないが)

1549年の日本社会を描く視点もないので、スケール感もないんだよなぁ。
野原で戦国武将と自衛隊のコスプレやってるだけですよ。
そこで戦車やヘリを動かしてわーわー言ってるだけ。
金をかけた「ごっこ遊び」なんでしょうね。

あくまでも原案が半村良であって、小説「戦国自衛隊」の映画化ではないと筋を通していることには好感を持ちました。(原作は福井晴敏氏ってことになるのか)
小説「戦国自衛隊」は読んでいませんが、映画「戦国自衛隊」(斎藤光正監督)はかなり原作を改変しているようですね。
あの映画も原案・半村良と言うべきだったんじゃないでしょうか。
映画「戦国自衛隊」はむかーしテレビで見ましたが、おもしろくなかったです。で、このたび見直しましたが、やっぱり感心しませんでした。「情」ばかり前面に出ていて理知的なところがほとんどないんだもんなぁ。あ、そういうわけで旧角川映画「戦国自衛隊」にこだわりがあるわけではないってことです。

それにしても「1549」、ストーリーを練り上げるために小説家の力を借りたはずなのに、なんでこんなに脆弱なストーリーになっちゃうんでしょうね。
ダメだこりゃ。

788 Reply Re:戦国自衛隊1549 兄貴赤 2005/06/25 17:42

え~私は、その1549公開記念でスカパー日本映画専門チャンネルで放送した、1979年公開の戦国自衛隊を見ました。
この映画は、劇場では観ていませんが、その後TVで放送されたものを観たのですが、それでも20年以上前のことで、殆ど覚えていませんでした。

改めて今回見たのですが、やっぱり角川映画だなと・・・
ストーリーやシーンとは、およそそぐわない楽曲が挿入されていたり・・・

ムッシュかまやつ、そんなロンゲの自衛隊員はいないぞ!
草刈正雄の一瞬登場は、何の意味があるのか?
薬師丸も出てたのね~
千葉ちゃん若い!ふんどし姿がまぶしいぜ!(つ~か、アーミー服の下にふんどしかよ!)
岡田奈々ってやっぱ綺麗~
スターにしきのが、まだスターになる前ね。

と、いった感じの映画でした(笑)

790 Reply Re:戦国自衛隊1549 殿様ギドラ Mail 2005/06/27 19:08

その後、つらつら考えるに、好き嫌いは別にして「1549」に比べれば旧「戦国自衛隊」のほうがはるかに「語れる」映画であるなーと気が付きました。

旧版「戦国自衛隊」は物の見事にSF好きを裏切る怪作ではありますが、作り手の妄想がストレートに爆発しているだけ心にひっかかりを残してくれます。
あっしもあのふんどしトークにはノックアウトざんす。

たしか「戦国自衛隊」と「復活の日」は並行して製作されていて、草刈正雄顔見せは「復活の日」プロモーションの意味だと思いますぜ。
それも当時劇場で見た人にしか伝わらないお遊びですな。

801 Reply Re:戦国自衛隊1549 みずさわ慶希 2005/07/01 14:04

今度ハリウッドで本作の再編集版が作られる事が決定し、全米ではそちらが公開されるそうです。

基本はもちろん本作『戦国自衛隊1549』ですが、ただ単に再編集を施しただけのものではなく、未公開映像が追加され、戦闘場面にはCGで大きく手を加えられ、音楽や効果音も多くが差し替えられるとか。
プロデューサー曰く、「日本の歴史的背景を全く知らなくても楽しめる映画」になるとの事。
海外版公開タイトルは『SAMURAI COMMANDO MISSION 1549』。ちなみに欧米では、タイトルに「サムライ」と付くだけで観客の食いつきが全然違うそうです。

私はまだ『戦国自衛隊1549』は観に行っておらず、あまり食指も動かされないのですが、どうせならこのハリウッド版が出来るまで待って、こっちだけ観ようかなあ…とか正直思ってます。

それにしても、手塚監督の心中や如何に。自分の監督作をハナから全否定されたようなもんだよなあ。(「こんなんじゃあ売れねーよ」みたいな)

803 Reply Re:戦国自衛隊1549 殿様ギドラ Mail 2005/07/05 16:13

遅レスごめんです。

うーむ、海外公開のために作り変えですかぁ。
(そういや、新聞の広告にもそんなことが出てました)

未公開映像の追加とか音楽の差し替えというのはかなりの大手術。
それも仕方ない処置だな、と私なんかは思ってしまいます。

ここまで手塚作品を4作見ましたが、基本の映像構成は上手いと感じています。
しかし、映画全体の骨格が弱い!
シナリオの弱さを修正する力が足りないと見ています。
(つーか、脚本家という専門職があるのだから、ストーリーテリングの技は脚本家が発揮すべきなんですけどね)

793 Reply 宇宙戦争 みずさわ慶希 2005/06/29 18:52

『宇宙戦争』観てきました。
端的に言って、観てる間はドキドキしたけど、見終わった後は特に「面白かった」とも思えない映画でした。もう一度観たいとも思わないし。

映像は「凄い」の一言です。今現在までの歴代SFパニック映画の中では、間違いなく1,2を争うほどの迫力と緊迫感と臨場感です。
でも、内容があまりにシリアスすぎて、襲われ逃げる群衆の恐怖や混乱をあまりに丹念に描きすぎて、全然楽しめないんですよね。
あと、「親子の信頼の回復」というあたりを深く突っ込みすぎたんじゃあないんでしょうか。テーマとしてはあってもいいけど、この映画の場合は「それを描きたいがために宇宙人に地球を攻めさせた」というくらい、比重が大きくなっています。
映画としての完成度はともかく、アプローチとしては『インデペンデンス・デイ』の方が正しかったなあ、と思えてなりません。まあスピルバーグ自身は最初から「スカッと楽しめる娯楽大作」にする気はさらさらなかったんでしょうが。

ちなみにこの映画で私が一番好きな場面は、中盤の踏み切りの所です。
主人公を含めた避難民たちが踏み切りに止められ、その直後に全車両の車内から炎が燃え上がる列車が猛スピードで走ってきますが、群集はそれを見ても誰一人何も言わず、列車が通り過ぎて踏切が開くや何もなかったようにまたトボトボと歩き出す、という場面です。
「もう今さら、燃える列車くらいでなあ…」という群衆の声が聞こえるような、秀逸な場面でした。

794 Reply Re:宇宙戦争 兄貴赤 2005/06/30 04:35

あらら、先を越されちゃいました~(笑)
私も宇宙戦争観てきました。

水曜日の夜8時45分からの上映に行ったので、ガラガラでした。
全席指定が空しい・・・・当然、指定席を無視して劇場の中央で鑑賞しました。
まず、音響ですが、最近の作品としては無難なレベルであり特に際立ったサウンドデザインが施されたものではありませんでした、とは言え、作品をサポートするには十分なレベルだったと思います。
ま、サウンドに関しては、自宅のシステムで検証しないとはっきり分からない部分もありますが・・・
下手な劇場よりウチの方が、音の定位など分かりますからね~

で、その内容ですが、良い映画だとは思います。
ちゃらちゃらした、最近のパニックムービーとは違うと思います。
ですが、あまりにも真面目に作られたため、面白みに欠けるのですよね。
突然襲い掛かる謎のメカが、何の理由も無く人々を惨殺していく様は、それに巻き込まれた者にとってこの上ない恐怖であろう事が伝わり、映画を観て恐いと思ったのは初めてだったかもしれません。
それくらい、冒頭のエピソードは素晴らしい出来だったと思います。
物語は、トムクルーズ親子の視点で語られてるので、世の中の状況が分からないのですが、遭遇する事象で状況を観客に伝えています。
これも、良い方法だと思いますが、視点が狭くなるのは致命的です。
この映画は、全人類滅亡の危機を描くものですが、視点が個人レベルなのでそれほどの大規模な事象と感じることが出来にくい作りとなっています。
ですが、逆に見れば、戦争や災害に巻き込まれた一個人の視点で描ききっているので、個人レベルでの恐怖は十分描かれていたと思います。

ただ、映画としての盛り上がりもドラマ性も全く無く、得たいの知れない存在が突然現れ人間を惨殺し、これまた突然その存在が死滅し人類は助かったという流れなので、そこにドラマ性や盛り上がりをもたせるためにトムクルーズ一家の人間ドラマを持ち込んだという作りなんですね。
最近のハリウッド映画の定番ですね。
その部分は確かにウザイ面もありますが、でも、ここまで無機質に人類を殺略する存在の恐怖を描いた作品はいままで無かった様に思うし、確かに恐いと思いました。
ある意味、怪獣映画の恐怖に通づる部分だと思えました。
ま、私個人的には、そ~ゆ~怪獣映画は好きではありませんが・・・

今回、劇場にはカップルでデート映画気分で観に来たお客さんも何組かいましたが、映画終了後完全沈黙でした、これは面白い状況でしたよ。
私も最後は、あまりにも唐突で「え~コレで終わりなの?なんか物足りない!」と思ったのですが、この映画をデート映画として観たのなら絶句でしょうね~

そにかく絶望的な映画ですよ、それは原作がそうなのですから・・・・
たまたま、運良くバクテリアのおかげで助かったけど、それが無ければ人類は何も出来ないのですから、そういう意味で恐いんです。それが表現出来てたと思います。

796 Reply Re:宇宙戦争 殿様ギドラ Mail 2005/06/30 16:12

どもども~。
あたくしも「宇宙戦争」を見て参りました。

これ、たしかに侵略SFではありますが、空想科学映画にはなっていません。
それはウェルズの原作に忠実なエンディングを採用したことからも確信犯であるのがわかります。
(原作発表当時なら斬新なアイディアではありますが、現代においては高度な科学力を持つ宇宙人が細菌やウィルスを考慮しないわけがないと思えてしまう)

作り手が目指したのは、戦争に巻き込まれた一般市民に何が起こるのかを体感的に描くことだったと見ました。
ですから、「気持ちよさ」とか「昂揚感」といった「楽しみ」は無くて当然なのです。

「宇宙戦争」では高度なテクノロジーによる破壊と殺戮を見せますが、一市民にとっては現有兵器による破壊と殺戮でも同様に抵抗するすべはありません。
この映画では、宇宙人の侵略という抵抗不能の状況を使うことで、政治・経済・歴史的背景の問題を度外視させ、戦争そのものの恐怖(または悪)を描き出すことに成功しています。
現実の戦争だと、それぞれの政府の正邪が取り沙汰されたりして、戦闘そのもので苦しめられている人々が忘れ去られがちです。

また、劇中で点描されるさまざまな状況から、「武器を持つこと」が人間に何を惹起するか、とか、家族(愛する者)を守るための闘いとはどういうものか、などなどが示されます。
もちろん単純な反戦映画ではなく、「起こりうる状況」を冷静に見せていくので特定の意見を押しつけられている感じはしませんでした。

方法としては「戦場のピアニスト」に近い物を感じます。

狭い意味での娯楽映画ではないです。

とはいえ、これだけの風呂敷を広げているのですから、もうちょっと地球全体規模の状況が見えてくれてもよかったかもしれません。
せめて、もっと規模の大きい人類側の攻撃が見たかったですね。(で、人間はあっさり負ける、と)

まーしかし、兄貴赤さんと同様に、前半のトライポッドによる人類駆逐は怖かった!
初代ゴジラや大魔神の破壊による怖さによく似ていて、それ以上。
映画全体の評価はいろいろ分かれるでしょうけれど、主人公が最初にトライポッドと相まみえるシーンは文句なく映画史に残りますね。
(そこに至る日常描写から異変が起こるさまの積み重ねもナイス!別れたカミさんが今の亭主とともに現れたときの「気まずさ」が見事に演出されてました。え?あたしゃそんな経験はないっすよ)

それから、私の受け止め方では、家族の再生というテーマは含まれていたかもしれないけれど、「オトナだまし」として表面的に取り入れたわけではないと感じました。
父親失格男が父性に目覚めて奮闘したのだけれど、「お約束」のハッピーエンドとはちょっと違います。
ラストシーンで、子供たちは母親と新パパ一家の元へと行ってしまい、主人公は孤独です。
(まー、このラストには不満もあります。スピルバーグの悪い癖というか美点なのかもしれないけれど、甘すぎるぞ!未見の方のために具体的にはバラしませんがぁ、あれじゃ真の喪失感は描けないじゃん)

いろいろ考えればまだまだ語れそうですが、今日はこれぐらいで。
「宇宙戦争」、殿様ギドラはお勧めします。

798 Reply Re:宇宙戦争 みずさわ慶希 2005/07/01 13:15

そいつらの正体も目的もわからないけれど、しかし確実に自分たちを殺そうとしている──。考える間など与えられず、とにかく逃げるしか手がない──。
この“何の前触れも覚悟もなく、唐突に絶望的な状況に追い込まれる”恐怖感は、「素晴らしい」の一言に尽きます。さすがに戦争モノでオスカーを獲ったスピルバーグだけあります。

もしかするとスピルバーグは、『WAR OF THE WORLDS』のタイトル通り、「WAR」の恐怖を描きたかったのかもしれません。勇ましいドンパチではなく、無力な個人には逃げ惑う事しか許されない「戦争」を。(そういう面では、確かに『戦場のピアニスト』に似てる)

事実、スピルバーグは撮影前の演出プランとして、「主人公が実際に見て、知り得た以外のものは描かない」「軍の司令官が地図を棒で指しながら将校に作戦を与えるシーンは出さない」「世界各国の状況を知らせるニュース番組が流れるシーンは出さない」などを決めて、撮影に臨んだそうです。(最後の一つはちょっとだけ出てきてましたが、まあストーリー上必然性のある場面でしたし)

そのようなスピルバーグの高い志は、賞賛に値するでしょう。
また映画としても、非常に高水準な完成度かと思います。本作でオスカーの監督賞が獲れたとしても、決して過大評価ではないでしょう。
でもですねえ…。

『プライベート・ライアン』とかならまだしも、異星人の襲撃やら巨大メカやらといった、6歳の子供ですら期待感を持ってしまう“わかりやすいツカミ”をふんだんに見せ付けながら、「実は皆さんが期待してるような“楽しい”映画じゃないんですよ」っていうのは…。極端な言い方をすれば、「詐欺」じゃないですかねえ。
決していい意味ではなく、悪い意味で、本来の意味で「裏切っちゃった」感じがします。「期待に胸膨らませて『逆境ナイン』を観に行ったら、フツーの野球映画だった」みたいな。

黒雲発生→強風と落雷→まだ不安より好奇心が勝っている群衆→トライポッド出現→大殺戮…といった冒頭の流れがあまりに素晴らしかったので、「こりゃあとんでもない大傑作かも──!?」と思ったものですが。残念。

802 Reply Re:う~ん、何だかなぁ・・・。 マンプリ 2005/07/02 18:00

まいど~^^

本日、無事「宇宙戦争」を拝見させて頂いたので、その感想を。

(ありゃ?こちらでは不評だったと思ってたんですが、
 すいません、褒めてらっしゃったのですね?
 どこかと勘違いしていた模様です。)

結論から言うと、
私は物足りない部分の方が多かったっす。

映像的には、さすがハリウッド、見応え満点のシーンが満載で、
街が破壊されるシーン、タイムポッドによる蹂躙シーン、等、
結構よく出来ていたと思います。

また、
トムクルーズが車を運転して逃げるシーンなどでは、
カメラが車を中心としてグルグル回り込んで写し込むなど、
工夫が感じられる部分も随所に見られます。
(根岸吉太郎さんの作品で、こんなシーンがあったような・・・。)

ただ、
ストーリー的には、兄貴さんもご指摘通り、野暮ったい部分が多く、
残念ながら、その点で、私は、中々映画に張り込む事ができませんでした。

確かにリメイク作品なので、旧作と同じストーリー骨子である事はしょうがないのかもしれませんが、
もう一ひねり何かないと、ちょっと面白くありません。
(同じ理由で「インディペンスデイ」も、ちょっと頂けません。)

宇宙人が攻めて来た、逃げる、○○○、
たったそれだけの単純なストーリーなのですから、
合間合間に色々なエピソードを挿入しておかないと、
全体のストーリーがダレてしまいます。

映像的には素晴らしいのですが、話がカッタるい「ターミネーター3」、
それと同様な印象ですね。

そして、細かい部分で、気になる事も多くあります。

例えば、冒頭のシーン、

息子が父親の車で家を飛び出す。
大きな雷。
嵐。
そのせいで、辺りの電子機器は全てオシャカになり、車でさえも動かなくなってしまう。

で、心配した父親が家の表に向かうと、
先ほど飛び出したはずの息子が帰って来ている。

車が動かなくなったので、リンカーン通りで乗り捨てて、歩いて避難して来たのだと言う。

父親が車を取りにリンカーン通りへ赴くと、
そこで宇宙人のタイムポッドに遭遇する。

しかしながら、
この一連の話においても、どうにもちょっと冴えない所があります。

まるで父親がタイムポッドと遭遇するためにわざわざ誂えたようなエピソード。
(多分、そうでしょう。)

息子が歩いて戻って来た割には、家に戻って来る時間が早過ぎるし、
第一、息子は車でどこへ向かおうとしたのでしょう?

父親への反抗あるいはアテツケであるならば、
キャッチボールでの諍(いさか)いだけでなく、
息子の無茶な行動を引き起こすキッカケも混ぜ込んでおく必要はあるでしょう。
(机の上に投げ置かれた車のキーをちらりと見せるとか。)

また、登場人物のキャラクタライズも不足していますから、
父親役であるトムクルーズにも、ちっとも感情移入できません。

イイカゲンな父親役なのに、敢然とした父親にもなってしまう、
この移り変わりも、私には解せないのです。

辛い経験を経て、父親として強くなって行ったのだとすれば、
その辺の心情シーンもきちんと描く必要があるでしょう。
(親しい人が目の前で亡くなって行くのに、泣いたり悩んだりしないのはいかがなものか?)

ですから、
映像の迫力ばかり追い求めてしまった結果、細かい人物描写が、かなりオザナリになってしまい、
その事が、かなりの大味な出来映えになってる要因にもなっているような気がします。

まぁ、この手の作品は、人間模様を描く映画ではない、と言うご意見もあるでしょう。

ただ、「ターミナル」や「マイノリティリポート」も拝見して思ったのですが、
スティーブン・スピルバーグ氏、
展開においても、往年のキレは無くなって来たようにも感じます。
ダラダラとした描写が結構目立っちゃうのです。

インディジョーンズにおいても、「魔宮の伝説」と「最後の聖戦」では、まるで別人が作ったかのような作りの違い。

薹(とう)が立ってしまったような気がしちゃいます。

804 Reply Re:う~ん、何だかなぁ・・・。 殿様ギドラ Mail 2005/07/05 16:15

こちらも遅レスごめんなさい。

>みずさわ慶希さん

まー、私は全体として気に入ったとはいえアカデミー監督賞というほどのものではなかったんじゃないかと思いますよ。
(大絶賛ではないデス)

それでも詐欺というのは当たらないでしょう。
なにしろH.G.ウェルズの原作がおおむね今回のスピルバーグ版と同じノリなのですから。
そのあたりは現代的にアレンジしながら見事に原作の精神を映画化出来ているな、と思いました。
製作陣も宇宙人やそのメカを前面に出してしまうと内容を誤解される恐れがあると感じていたのでしょう。
事前の宣伝にトライポッドや宇宙人は一切見せていませんし、なんと劇場パンフレットにもそれらの写真が載っていないという徹底ぶり。

>マンプリさん

むむー。
ダメでしたか。

主人公の逃避行に沿って、人間性を考えさせるエピソードが連なっていくのでダレることはなかったと感じましたが・・・。
私も「ターミネーター3」はあくびが連発するつまらなさでありましたが、『宇宙戦争』に同種の匂いは感じませんでした。

息子が主人公の車を勝手に拝借する展開は、おっしゃるとおりトライポッド出現現場に主人公を誘導するための劇設計だったと思いますが、
不自然さはそれほどでもなかったんじゃないでしょうか。
(たしかに家と現場の距離感がわかりにくかったけれど)
母親の元に引き取られて、義父ともうまくやっているあの年頃の息子が実父にやたらと反発するのは自然だと思いますし、
その結果、実父が大事にしているビンテージカーを父へのイヤガラセとして乗り回すのはありそうなことです。

ただし、マンプリさんに同意する点としては、主人公の人間性が掴みづらいところです。
これは、トム・クルーズが持つ個性が主人公に合わなかった、ミスキャストの結果ではないかと考えています。
劇中に見える主人公の仕事・趣味からは人間関係の細かいことなどには気が回らない大雑把な人間であるように思えます。
ところが役者トム・クルーズにはどこか線の細いところがあって、アメリカンマッスルカーの好きなV8野郎(判らないたとえでごめん)には見えません。
それが、違和感を醸し出していたように思います。

>親しい人が目の前で亡くなって行くのに、泣いたり悩んだりしないのはいかがなものか?

というご意見は、ん~、どうでしょう。
トライポッドの襲撃に居合わせた恐怖は我々観客も共有しており、実体験なら何倍も怖いはず。
家に逃げ帰ってきた主人公は一時精神的に「引きこもって」しまうほど。
死の恐怖が間近に迫っているのだから、悲嘆の感情を表さないほうが自然だと思いました。

私はスピルバーグにはそれほどこだわりが無くて見ていない作品も多いんですが、
初期作品より最近のもののほうが「事象に観念を織り込む」のが上手くなっていると思います。
彼の作品では『レイダース/失われた聖櫃』が一番のお気に入りではありますが、『マイノリティ・リポート』に描かれる個人と組織、感情と理性、人情と義理の対立や
『宇宙戦争』でのもろもろのほうがあとあと考えさせられるものになっていると思います。
(でも『AI』はダメダメ。あ。スピルバーグの力じゃなくて、いい脚本家と組めばいいのか)

806 Reply Re:にょほ~。 マンプリ 2005/07/07 11:49

まいど~^^

> むむー。
> ダメでしたか。

すんませーん、
ちょっと頂けませんでした。

しかし、
ギドラさんの文章を拝見させて頂いて、
改めて気付かされた事があります。

「好きになるのに理由はないが、別れる時には理由はある」

好きな映画には、細かい欠点にも目を瞑れるのですが、
ダメな映画だと、細かい欠点がどうしようも気になってしまう。

恐らく私は、ギドラさんも述べていた通り、
トムクルーズについての違和感が、マイナスイメージの発端になったのかもしれません。

恐らく、
トムクルーズって、何種類もの人間を演じ分ける事ができない役者さんなんでしょう。

彼本来の素の持ち味が主人公のキャラクターにマッチせず、
そこから派生して、様々な細かい点が気になりだしたような感じでありやす。

けど、
そんなミスマッチを許容した監督も、ちょっと頂けません。

ここからは、ギドラさんと私のスタンスの違いの部分だと思うのですが、
映画において、私ゃ、観念的なものは何ら求めていないのですありやす。

痛快娯楽作品、ってのが、私の最も重んじてしまう所で、
まずはドラマありき、なのです。

もちろん熊井啓さんや黒澤師匠のように、
映画の作中背景に、叩きつけるような社会に対するアンチテーゼを盛り込まれる方も多くいらっしゃいますし、
彼らの作品も私は大好きであります。

ただし、
重い話題を突きつけてしまう前に、
きちんとドラマでもって観客を魅了させてしまう所が、
彼らの偉い所だと思うのです。

> (でも『AI』はダメダメ。あ。スピルバーグの力じゃなくて、いい脚本家と組めばいいのか)

いやね、
私もね、
ダメな事は、よーーく分かっちゃいるんですが、
でもね、
この手の映画には、めーーっちゃ弱いんでやんすよ。

いたいけな子供が大人のエゴに振り回されて不幸になっていく。。。

「フランダースの犬」での教会シーン。

「アルプスの少女ハイジ」の夢遊病シーン。

「砂の器」の道行きのシーン。

「自転車泥棒」のラスト群集シーン。

もうボロボロ感涙雨アラレ。

意外に、軟弱な奴であるのです・・・。

807 Reply Re:にょほ~。 殿様ギドラ Mail 2005/07/11 17:05

>マンプリさん
出来の善し悪しとは別に、どうにも受け付けないことというのはありますよね。
(まー、『宇宙戦争』に関しては出来もそれほどよくはないんじゃないかと思いますけれど)

映画における観念性というのは観るときも作るときも難しい問題であります。
通常は、まずは(広い意味での)おもしろさを第一にしてストーリーを考えていくわけですが、
その「おもしろさ」というのが観念性と無関係なものなのかどうか、簡単に結論は出せません。
人間の感情が何によって動かされるかという問題なんですよね。

刹那的な感覚で心が動くのは、観念とはかなり離れた反応だとわかりますが、
「親の因果が子に報いぃ」的に出来事の流れを伴って成立する「感動」(おもしろさ)の場合、
受け止める側に記憶力とその記憶を総合して判断する力を求めますから、観念的ななにかを含んでいなければ
成立しにくいように思います。
(『2001年宇宙の旅』などは映像そのものの感覚的な快感も相当なものだけれど、
描き出されるドラマから「意味」を汲み取ることでより一層感動は高まります)

なーんて小難しい話はこのぐらいにしやしょう。

いちおう『宇宙戦争』でダメだな~、と思ったところを補足しておきます。
もっともっと過酷な状況というものを描けたはずなのに、いまいち浅いところで止めてしまったこと。
『火垂るの墓』レベルの辛さ悲しさを描出すれば、大傑作になったかもしれません。

それでも、現代世界に今起こっていることを考えればスピルバーグ版『宇宙戦争』には価値があると認めています。
(淀川さんが過激に煽った、「映画は娯楽じゃないですよ。勉強ですよ」という言葉が耳にこびりついております)


809 Reply Re:にょほ~。 三沢狸 2005/07/13 02:44

> (淀川さんが過激に煽った、「映画は娯楽じゃないですよ。勉強ですよ」という言葉が耳にこびりついております)

ご無沙汰してます。お久しぶりの三沢狸です。
ああ、淀川長治さん!私にとっては神様みたいな人です。
ときどきピントがずれましたが(¨;)

宇宙戦争は映像と音で見る映画ですね。良い音響の映画館で見ると
すさまじい音になります。
ストーリーはだめだめですが。

前半部分の描写はすばらしかった。
トライポッドが地面より出現するシーン。
非常に象徴的だったのは、最初に崩れる建物が教会だったことです。
雷は神様の鉄槌であるはずなのですが、雷に乗って宇宙人がやってくる。
人間だけを消去する光線が乱舞するシーン。
飛び散る灰は911を象徴しているのでしょうか。
しかし、ラストは息切れしていく。なんだかなあ。

ではでは

812 Reply Re:にょほ~。 殿様ギドラ Mail 2005/07/15 16:41

三沢狸さん、お久しぶりです。

淀川長治さんは映画の揺籃期を知っていた方ならではの鋭い視点をお持ちでした。
若手の映画評論家って、どうなんでしょうね。
名前を挙げはしませんが、映画に耽溺するあまり原理原則を忘れてひねくれた論評をする人も多くはないでしょうか。
(逆に批評すら出来ず、自分の好き嫌いしか言えないとか・・・)

なーんてのは余談余談。

『宇宙戦争』、ラスト息切れというのは同感です。
あの唐突なエンディングがそのままでも、もっと「絶望」のテンションを上げてくれればよかったのに・・・・。
(戦争状態下での人間のあれこれにももっと描くべきドラマがあったはずだと思うし)

ストーリー上もっとも重かったのは、主人公が「人間」を殺すところだったと思っています。
生き延びることを第一にするなら、敵とは誰(なに)なのか・・・・。

821 Reply 遅まきながら見てきました。 だがや 2005/07/20 01:38

 ご無沙汰しておりました。ローレライ以来の書き込みです。

 この映画をSWのような娯楽活劇だと思って見に行った観客の不満の声は
劇場で聞きましたが、原作準拠のリメイク作品としては真面目で好感が持てました。

 侵略された個人の視点で、写実的に描いたという観点からはリアルに怖くてよくできていたと思います。
娯楽作品としては偏った作りになるのでしょうが、侵略される理不尽さと恐怖に絞った描き方だからこそ、緊迫した場面になっていました
個人的には怪獣映画のように見ていたのですが、このレベルで作りこまれた怪獣映画を見てみたいと思ったものです。
ただ、怪獣映画ならもっと観客が見て楽しいつくりであるべきでしょう。
正直、見ていてしんどい映画でした。

 冒頭には原作準拠と書きましたが、気になる点もありました。
手榴弾でトライポッドを破壊するシーンでは、それまでなすすべもなく
捕虜がトライポッドに取り込まれていたのに、主人公が引き込まれるときだけみんなで助けようとしたこと。
あそこは、他の引き込まれた人が自殺覚悟で手榴弾を隠して飲み込まれるか、飲み込まれるひとのポケットに主人公が手榴弾をねじ込むかなど
誰かの犠牲の上でトライポッド破壊となるのが写実的だと思いました。
 それはひどく後味の悪い描写になるはずですが本作のそれは都合よすぎです。
また、ラストでバリアーの無くなったトライポッドにバスーカで止めを刺すシーンなど、蛇足でしょう。
やられっぱなしで終わっては気がすまないのでしょうが、人間の科学力は宇宙人の前に無力だという設定をボヤけさせてしまいました。
 まあ、ゴジラに対してでさえ自国の軍事力で倒さねば気のすまない国の人たち向けの作品ですから、やられっぱなしで終わってしまっては観客が承知しないのだとはわかるのですが、なんともわがままな国民性だなと・・・。

824 Reply Re:遅まきながら見てきました。 殿様ギドラ Mail 2005/07/21 13:53

だがやさん、お久しぶりです。
お元気でしたか?

トライポッド破壊の描き方についてのご意見は鋭い指摘です。
そこまで考えてませんでした。
軍隊がバズーカを撃ち込むところは、まったく蛇足(だいたいなんでバリアが消えたのだ?)かと思いますが、
その前の手榴弾を突っこむところは、まさに誰かが自爆することで実現したほうが、よりメッセージ性が高まったと思いました。
(しかし、相当強い反発をくらう政治的メッセージを読み取られてしまうか??)

805 Reply マックス!その他 殿様ギドラ Mail 2005/07/05 16:28

「ウルトラマンマックス」、始まっちゃいましたね。

とりあえず、M78星雲から来た宇宙人であるとはっきり言ってくれたことには感謝。
それから、合成を駆使して空間の広がりを感じさせる画作りになっていたのは良かったですぞ。

第一話にはストーリーを云々出来るほどの内容はないのでそこんところは保留。
ただーし、いらぬ屁理屈が多すぎますよ。
「怪獣は人間の天敵」(って、「なんとか3」で同じようなこと言ってませんでしたっけ?)とは・・・。
結局人間との関わりでしか怪獣を見ていないのね。
人間が居なくても怪獣は居るの!!!!!
「灼熱怪獣が現れたから冷凍怪獣が出てくるのが自然の摂理だ」だって??
はぁ??
バカすぎて突っこむ気にもならぬ。

まぁ、そんな屁理屈癖が抜ければいい特撮ドラマになるかもですね。
(次回は改変エレキングか・・・)

さて、今月の日本映画専門チャンネルは大変です。
日本の戦争映画特集で戦時中の国策映画も放送されますぞ!
私も未見の円谷特撮使用作品があるので楽しみです。
見たことのあるものとして『加藤隼戦闘隊』と『雷撃隊出動』は大推薦。
特撮、すごいです。
さらに、円谷・山本コンビが軍の意向に沿いながらも巧みにそれだけでない「表現」を行っているかが読めます。
CS放送視聴可能な方は是非!

808 Reply スターウォーズ シスの復讐 殿様ギドラ Mail 2005/07/11 17:10

観ました~。(以下ネタバレありってことになるかな)

そうなんだよなぁ。
スターウォーズって、こういうもんだったんだよなぁ。
見事なクオリティコントロールにびっくりですよ。
ストーリー的には政治闘争が重要なのに、そんなパワープレイはみじんも描かず、
銀河の平和がどうなるかという話なのに、社会の在りようを描くこともない。
それはスターウォーズサーガに一貫している姿勢でありますな。
(善し悪しを言えば、悪い)

で、親兄弟や師弟の関係が中心に据えられているのだけれど、人間心理の掘り下げが浅いのも一貫している。

ま、そういうわけでお話にはなにも観るべき点はありません。

では映像面は。
これも新三部作に一貫しているのは、ものすごい手間暇をかけて破綻のない映像に仕上げてはいるものの、
「何を見せたいのか」がぼけていること。
CGIとライブアクションの一体化や緻密な合成なんて、ものすごいんですよ。
けれども、それが映像スペクタクルにまで昇華されていない。
問題は構図?カット割り?それとも、作者が想像した絵柄そのものが非力なのか。

このあたりは旧三部作のほうが良かったですよ。
このカットをもう一度みたい!と思わせるものがそれぞれにあったはず。
新三部作では、エピソード1のダース・モールの武術アクションには同様なものを感じましたが、特撮映像にはさほど感心しませんでしたね。
そんな腰抜け感がこのエピソード3にもありました。

さらに悪いことに、ディティールのリアリティがかなりいい加減になってます。
敵戦艦に潜入しての連絡用に、大音量で声がわんわん聞こえる通信機なんか使うかっつーの。
いくら惑星近傍でも、あの高度で船が傾いたからといって、内部の物体がはげしく転がるのはどういうわけだ?
(だいたいが船に重力装置がついてるんでしょ。セリフで船の機能に関することをいろいろ言ってたけれど、どうも船の姿勢制御の話だけだったような)
溶岩流に近接しているのに、熱線を感じない描写はいかがなものか。

SFを感じない映画だなぁ。

ストーリーの緩急の付け方にも乗れなかったけれど、一番がっくりしたのはアナキンが暗黒面に堕ちるための段取り。
あれじゃ納得できないよ。
パドメを助けるためには暗黒面に堕ちるしかないのだ、という追いつめが甘いし、
それが一番の理由かと思いきや、最後の方では銀河の平和のためにやったことだとかなんとか言ってるし。
悪を選び取ったのか、善と信じる道がじつは悪だったのかどっちつかず。
さらに、もともとアナキンという奴は、自分の力を過信する傾向が強くてお世辞にも高潔とは言いかねる人物。
なのに、ジェダイマスターたちがやたらとアナキンに期待するものわからん。
(結局は「強ければそれでいいんだ」【by伊達直人】なのか?)
パドメの命を救うのだと言い張っていたのに、その死を知らされて「ぬおおおお」と怒りの波動を出しただけ?
ダース・シディアスに怒りの矛先が向かうべきではないの?(つーか、死んだ人間を生き返らせる方法があるって話じゃなかったっけ。なら、墓を掘りに行くべきじゃないの??火葬されてたらだめか)

パドメの二人の子供を隠すのだと言いながら、ルークはともかくレイアがあんな要人に預けられるんじゃ隠したことにならないって!
無理矢理なつじつま合わせですな。
最初から全6作のストーリーを考えていたのだ、なんて嘘でしょ。

あーあ。

810 Reply Re:スターウォーズ シスの復讐 三沢狸 2005/07/13 02:53

> 観ました~。(以下ネタバレありってことになるかな)

三沢狸も見てきました。
脚本がだめだめですねえ。
映像はがんばってますが、違和感ばりばり。
とくに動き方。不自然なんだもの。
結局ジョージルーカスって子供なんだなあ。
言い意味でも悪い意味でも。
これだけの映像の技術力があればスペースペラの傑作を
映画化した方が良さそうなものですが。「レンズマン」シリーズとか
「銀河帝国の興亡」とか、「エンダー」シリーズとか。ベスターの「虎よ虎よ」でも良いし。「火星」シリーズは映画化決定してますが。

ところで予告編で流れた「キングコング」がすごそう。
監督は「指輪物語」のピータージャクソン。
監督激痩せ。なんかあったかピータージャクソン(;^_^A アセアセ…

ではでは

811 Reply Re:スターウォーズ シスの復讐 レグルス URL 2005/07/13 19:09

> けれども、それが映像スペクタクルにまで昇華されていない。
> 問題は構図?カット割り?それとも、作者が想像した絵柄そのものが非力なのか。

カットが細かすぎるのでしょうか…?
CGIによって、ミニチュアでは不可能なくらい“寄れ”るようになったので、
ロングショットが減ったことも原因なのかも…と思ったりしましたが。
ファンの私ですら、見ていて疲れる映画でしたね…。

> 敵戦艦に潜入しての連絡用に、大音量で声がわんわん聞こえる通信機なんか使うかっつーの。

エピソード4をふまえたギャグなんでしょうが、
やっぱり私も違和感ありました。

> いくら惑星近傍でも、あの高度で船が傾いたからといって、内部の物体がはげしく転がるのはどういうわけだ?

旧シリーズのファルコン号以来、スター・ウォーズ世界の宇宙船は
車か船のような揺れ方をする“ことになっている”んです(^^;)

> 溶岩流に近接しているのに、熱線を感じない描写はいかがなものか。

ジェダイは熱さも平気なんだ、と思って(解釈して)いたんですが、
それにしては最後にアナキンは溶岩の近くにずり落ちたら発火してたしなぁ…。
元気なときはバリア(これこそフォース・フィールド?)を張っていて、
気力が尽きたから熱線にやられた…とでも説明しそうだなぁ……ルーカスなら。
いや、そもそもなんで溶岩の直前で止まったの?
あそこまではズルズル滑ってたのに。

> パドメを助けるためには暗黒面に堕ちるしかないのだ、という追いつめが甘いし、

出産時に母体が亡くなる、というのは昔ならリアリティがあったんでしょうが、
アナキンがそれを異常に恐れるのは、母の悪夢(予知夢)の例があったとはいえ、
現在の医療レベルで見ると、ちょっと苦しいですね。

巷の予想どおり、パドメがドゥークー伯爵に殺された怒りで、
というほうが納得できたと思います。
げんに息子のルークは“怒り”によってダークサイドに入りかけたわけですから。

> それが一番の理由かと思いきや、最後の方では銀河の平和のためにやったことだとかなんとか言ってるし。
> 悪を選び取ったのか、善と信じる道がじつは悪だったのかどっちつかず。

エピソード4につなげるために無理矢理くっつけた感じが強いですね。
そもそも話がつながらないのは、ここまでの設定&話がおかしい、
ってことに気が付かなかったんでしょうかね…?(^^;)

> なのに、ジェダイマスターたちがやたらとアナキンに期待するものわからん。
> (結局は「強ければそれでいいんだ」【by伊達直人】なのか?)

キリスト教的な神託盲信なんでしょうか。
そもそも「フォースのバランスを取り戻す者」っていう予言って
誰がしたんでしたっけ…?(昔のジェダイ?)
宗教が描かれていない世界なので、現実主義者ばかりのはずなのに、
視聴者がどのへんにおいて見ればいいのか、
そのへんのバランス感覚が分かりにくかったですね。
ミディ・クロリアンなど、へんな設定を持ち込みすぎたのでしょう。

> (つーか、死んだ人間を生き返らせる方法があるって話じゃなかったっけ。なら、墓を掘りに行くべきじゃないの??火葬されてたらだめか)

確かに!(^^)
っていうより、アナキンとパドメがそれほど愛し合っているように全然見えないんですよね…。
ほとんど高校生の恋愛劇ていどの描写なので、
愛ゆえに世界の悲劇になる、というスペクタクル感がないんでしょう。
まだ『北斗の拳』の聖帝サウザーのほうが説得力ありました(^^;)

> パドメの二人の子供を隠すのだと言いながら、ルークはともかくレイアがあんな要人に預けられるんじゃ隠したことにならないって!

要人どころか二人ともアナキンの知人じゃないですか!(^^;)
ほんと無理矢理ですね。
俗世間から離れていたジェダイたちにはそれくらいしか信頼できる人がいなかったんでしょうか。

> 最初から全6作のストーリーを考えていたのだ、なんて嘘でしょ。

最初はエピソード4相当の話だけしか考えていなかったのは、もう本人も認めちゃってますが、
5~6制作時も1~3の内容はぼんやり夢想してただけでしょうね。

813 Reply Re:スターウォーズ シスの復讐 殿様ギドラ Mail 2005/07/15 16:44

>三沢狸さん

ジョージ・ルーカスってフラッシュ・ゴードンとかバック・ロジャースが好きだったんでしょうけれどあまり小説のSFは読んでいないような気がします。
(「ジェダイの帰還」には「銀河帝国の興亡」から引用したと思われるシーンがありますけど・・・)
SFには宇宙船が飛んだり異形の者が出てきたりという見た目の楽しさが大事なのはもちろんですが、理知的な楽しみも不可欠だと思うんですけどねぇ。

>レグルスさん

貴サイトの批評も読みました。
ファンならではの突っ込みに、なーるほどと感心。

あのめまぐるしすぎる映像は、たしかにアップが多いことも影響しているかもしれませんね。
それから、デジタル映像のためにポストプロダクションでいじりすぎたのかもと思うところもあります。
画面上の動きがあれもこれもと欲張りすぎて整理されていなかったような気がします。

エピソード4初公開時に、電気紙芝居とかおもちゃ箱をひっくり返したような、などと形容されてましたが、
その部分はまったく正統に継承しているのかもしれませんね。
(いやしかし、アクションの迫力や宇宙船の飛翔感は旧三部作のほうがよかったよなぁ)

>アナキンとパドメがそれほど愛し合っているように全然見えないんですよね…。
私も全く同感です。
エピソードであれこれと描けなくても、二人が一緒にいるシーンをどう演出するかで「愛情」をきちんと感じさせることも出来そうなものなのに・・・。
せめて男女の愛情だけでも深みを持って描いていれば、もうちょっと心を揺さぶられたかも知れません。

いまさらどうしようもないとはいえ、新三部作はスターウォーズマニアの新世代監督に任せたほうがよかったんじゃないかと思いますね。
ジョージ・ルーカスはプロデュースの才能は凄そうだけど、映画監督としては凡才でしょう。

828 Reply Re:スターウォーズ シスの復讐 三沢狸 2005/07/22 02:49

ああ、鋭いなあ。
> ジョージ・ルーカスはプロデュースの才能は凄そうだけど、映画監督としては凡才でしょう。

私もそう思います。演出力という意味ではスピルバーグの方が遙かに上。
それと今回のEP3、やっぱり脚本が甘い。
どうしてアナキンが暗黒面へのめり込んでいくのかそこら辺の説得力が
無いんですよね。
ただ、皇帝がアナキンを助けに行くシーン。
皇帝とアナキンの間柄が父と子のイメージに成っていけば
そこそこ理解できるのですが。小説版はちょっと書き込んでますね。
そこら辺。
いずれにせよもう少し知的な映画を見たいと思う今日この頃。
思えば「イノセンス」が凄かったな。それ以降知的な映画って無いみたいな気が
します。誰か推奨できる知的SF ミステリ ホラー映画って無いかな。
ううむ、難しくて思いつかないぞ。

ではでは

814 Reply Godzilla 3D to the Max コクラ 2005/07/15 17:39

久しぶりにここへ来ました。もう忘れられてるかも・・・・。

それより・・北村監督の「ゴジラ2年後復活」発言はこのことだったんでしょうか・・?
http://godzilla3d.com/index.html
内容は、「株式会社 先端映像研究所」が東宝から優先交渉権を取り、制作費9億円でゴジラ対ヘドラのリメイクをやるようです。監督もゴジラ対ヘドラの人らしいのですが、果たしてどうなんでしょうね。スタッフの中には、トンでもなくレベルが高そうな人もちらほら見られますが。

しかし、あらすじを全部書いてしまうとは一体・・・・・。

816 Reply Re:Godzilla 3D to the Max 殿様ギドラ Mail 2005/07/16 22:51

どもども~。お久しぶりです、コクラさん!
そして、ゴジラ情報をありがとうございます。
なんつーか、すごい企画ですね。
7月から製作に入ると謳っているようですが、ほんとうに実現するんでしょうか・・・。
アイマックス3Dのゴジラというのには興味津々ではあります。

815 Reply 引っ越しました! WOO URL 2005/07/15 21:25

殿様ギドラ様

「円盤大襲来」のWOOです。ご無沙汰しておりました。お元気ですか。

 ところでHPの方ですが、サーバートラブルで下記のところに引っ越しましたのでご連絡いたします。

http://woo77.hp.infoseek.co.jp/

 さて、東宝特撮DVDも「ゲゾラ・ガニメ・カメーバ」までリリースされまして購入しました。結構怖い雰囲気をもった作品ですね。円谷英二の晩年(遺作?)の作品のようで、作りは結構大人向けの特撮作品です。

 輸入盤では「宇宙大怪獣ドゴラ」が先行発売していますが、このメーカーは「マタンゴ」「地球防衛軍」「バラン」と東宝国内盤とまったく同じ仕様でリリースしているメーカーで、これから発売される「ドゴラ」の国内仕様を輸入盤で先行発売しているのかどうか今調べているところです。



817 Reply Re:引っ越しました! 殿様ギドラ Mail 2005/07/16 22:58

おおー、WOOさんもお久しぶりです。
リンクは早速直しておきました。

「ゲゾラ・ガニメ・カメーバ」、私も購入しました。
特典映像の原態図鑑がとってもキュート!
劇場パンフレット(現物も持ってます)には監修円谷英二と書かれていますが、映画本編にはそのクレジットがないですね。
円谷英二監督が亡くなったときにはまだ製作中の作品ですから、監修というほどのことも出来なかったのだと思います。
それでも企画段階に少しはタッチしていた可能性はありますね。

「ドゴラ」DVDの件、気になります・・・。

818 Reply GFWDVD ルー等級つつ大臣 URL 2005/07/17 13:30

こちらに来るのはお久しぶりです。
さて今日やっと見ました本作品のDVDでありますが具体的な感想に関しては以前のGFW掲示板に書いた通りですがこうしてDVDで改めて見てやはり構成のずさんさが目につきますね。
何ともまぁ冒頭の轟天とゴジラの対決シーンも短すぎて劇場で見た以上に呆気なさ過ぎたしタイトルの武富士ダンスは間抜けだし。
どうでもいいようなミュータントのアクションはあるし・・・。
音楽は酷いというか場違いなのばかりだし・・・。
ラストはご都合主義の塊だったし。
やはりゴジラが強すぎて怪獣対決が盛り上がらないというのが改めて見た感想でした。
それでも上海のアンギラスのシーンはまずまずだったなと。
問題は怪獣キャラクターの描き方があまりにも雑で無駄なシーンのオンパレードばかりでファイナルを迎えてしまったということでしょうか。
オリジナル轟天はやはり後半に持って行って防衛軍最後の切り札にすればなぁと思いました。
冒頭のマンダもあそこで唐突に出すんじゃなくて今度こそゴジラ対マンダが見たかったし・・・。新型轟天ははっきりいって要らなかったし監督も別の監督にすればなんぼかマシだったのでは・・・?

819 Reply Re:GFWDVD みずさわ慶希 2005/07/19 00:16

私も是非観たいのですが、スペシャルエディションを予約している身であるためか「買う前に借りたら負け」みたいな強迫観念に駆られ、必死に我慢している次第です。

ところで、北村監督と浅田特技監督のオーコメや、怪獣登場シーンのみを連続再生する〈怪獣セレクター〉はどんな感じでしたか?
特にオーコメでは、北村監督が数々の映画からのパロディシーンが出る毎に、その元ネタを楽しそうに解説してるとか。(どこかのインタビューで読みましたが、わざと元ネタがわかるような撮り方をしたそうです)
ちなみに“タイトルの武富士ダンス”は、ガン・アクションの傑作『リベリオン』からのイタダキかと思われます。まず間違いないでしょう。いかにも北村監督が好きそうな映画だし。

820 Reply Re:GFWDVD 殿様ギドラ Mail 2005/07/19 18:28

ルー等級つつ大臣さん、みずさわ慶希さん、どもです。

そーかー、「ファイナル・ウォーズ」のレンタルが始まったんですね。
オーディオコメントは聞いておいたほうがいいんでしょうねー。

(『リベリオン』、私も傑作だと思います。派手なアクションだけでなく、情感に訴える力もあり、人間というものを考えさせる内容も素晴らしいざんす)

822 Reply Re:GFWDVD みずさわ慶希 2005/07/20 21:22

> そーかー、「ファイナル・ウォーズ」のレンタルが始まったんですね。
> オーディオコメントは聞いておいたほうがいいんでしょうねー。

うーん、『GFW』否定派の殿様ギドラさんは聞かない方がいいかと。
現在の日本映画界髄一の“自信家&自分大好き人間”である北村監督のこと、そりゃもう「すごいでしょ?」「これすごいよね」「こんな撮り方出来るの、日本で俺だけだよ」とかの自画自賛の嵐かと思われます。
何しろ、『GFW』公開前のインタビューで、「この映画の見どころは?」と聞かれ、「くだらねえ事聞くな! 俺の映画には見どころしかねえんだ!!」とインタビュアーを怒鳴りつけたそうですし。
まあ私はむしろ、そんな“俺様トーク”が今から楽しみなのですが。

> 『リベリオン』、私も傑作だと思います。派手なアクションだけでなく、情感に訴える力もあり、人間というものを考えさせる内容も素晴らしいざんす。

ですよねー、『リベリオン』素晴らしいですよね。私DVD持ってますし。
でも映画誌「プレミア」では、ボロクソに書かれてたんだよなー。しかも、今年初めの号を読んだら、その時と同じライターが『GFW』も酷評してました。人の好みってわからんもんです。

823 Reply Re:GFWDVD ルー等級つつ大臣 2005/07/20 23:36

私はレンタルで見たのでオーコメはともかくセレクターのほうはありませんでした・・・。
オーコメを聞く限りでは北村監督も律議な方でした。
冒頭の東宝スコープマークも入れたかったとのことで劇場では傷だらけのだったのが補正されてある程度はキレイになってたし。
しかしいかんせん構成が・・・。
話の内容はさて置くとして編集技術はそれほど悪くないと再認識はしてます。
当初の予定は格納庫のガイガンが最初のカットだったというのには意外でしたが・・・。
そうすりゃ良かったのに・・・。
余計な武富士ダンスなんてやらないで・・・。
グランドギドラのピアノ線も消えてたみたいだったし。

825 Reply Re:GFWDVD 殿様ギドラ Mail 2005/07/21 14:05

北村氏の「俺様」パフォーマンスって、芝居じゃないかな、と思ったりしてます。
多分、マスコミ向けだけでなく仕事上でもそのノリを維持しているんでしょうけれど、
「ファイナル・ウォーズ」を見る限りそこまで自信満々で作っているようには見えません。

まあ勘の域を出ないわけですが、やたらと短い1カットとか取って付けたようなギャグ演出とか、なんとも余裕が感じられないのです。
自分が関わっている作品を知り尽くしていて、観客に内容を伝えるにはどうすればいいのかに確信を持っていれば、もっと肉付け・味付けに凝るんじゃないのかなぁと思います。
しかるに、自信の無いままさぐりさぐり作っているんじゃないかと・・。

で、そんな不安をごまかすために精一杯虚勢を張っているように見えるのです。
監督さんの内実を詮索することにはあまり意味はないですけれど・・。

826 Reply ULTRAMAN WARASI URL 2005/07/21 22:00

劇場版「ULTRAMAN」のDVDレンタルが始まりました。
で、観ましたが、最近では私的には、アノ映画やあの映画や、ANO映画よりも楽しめた作品でした。
監督は何時でも安心して観れる小中和哉監督。
内容的には、初代ウルトラマンの第一作の「ウルトラ作戦第一号」の青いベムラーと赤いウルトラマンをもじってあり、その話のハードコアバージョンと言った感じです。
うがった見方をすれば、これってウルトラマン?と思ってしまう位、暗くハードな展開で、子供が見るにはチョット、、、で、雰囲気としては最近の仮面ライダーシリーズを彷彿とさせますが、自衛隊や、脇役など、演技陣も決まってるし、(戦国自衛隊1549は酷かった、、、)CG特撮も未熟な面も多少見受けられる物の、かなり目を見張るシーンもてんこ盛りで満足。
ストーリーも、親子愛、恋愛、友情をさりげなく絡ませてあり、中々破綻の少ない仕上がりだと思います。相変わらず根暗の役ですが、遠山景織子も綺麗だったし~(笑)大澄賢也はチョット余分。
それに星川航空、、なんてウルトラQへのオマージュも楽しいです。
好みが分かれ、賛否両論あるかもしれませんが、イーグルの描写もカッコ良く、一見はしてもらいたいお勧めの一編ですね。

827 Reply Re:ULTRAMAN みずさわ慶希 2005/07/21 23:22

うーん、私はダメでしたね。
WARASIさんも書かれてますが、やはり「暗い」「辛気臭い」のが嫌でした。初代ゴジラもシリアスで暗かったけど、あちらはスケール感がありましたよね。それに比べ、『ULTRAMAN』はどーにも内向きな感じがして、受け入れられませんでした。
また、破綻のない作りも「退屈」でしかなかったし。本当に個人的な考えなのですが、娯楽映画において「破綻がない」というのは、けっして美徳とはなり得ない、むしろ重大な欠点ですらあると思っているので。(だから私の好きな映画は、総じて取っ散らかったシロモノが多いです。『デス・レース2000』とか、『ロボコップ3』とか)

この映画も『GFW』と同じく賛否激しく分かれてるんですが、『ULTRAMAN』と『GFW』のどちらかが「良かった!」だと、もう一方は「…ダメだ~」な人がほとんどですね。「どっちも良かった!」と言う人は見た事ありません。(「どっちもダメだった」って人はいますけど)
まあ、かたや巨大ヒーロー・巨大怪獣出現などの非日常的な状況を通じて親子の心情や人間ドラマを描こうとした監督が、もう一方はそんなもんに全然興味のない監督が撮った映画なので、同じ“特撮映画”では括り切れないくらい違った味わい・方向性の作品ゆえ、無理もないのかもしれません。

ところでこの2作品、自衛隊の扱いにも大きな差がありましたね。
『ULTRAMAN』では「自衛隊賛美」とも言えるくらい、素晴らしく、頼もしい組織として描かれています。対して『GFW』では、「自衛隊なんて役に立ったためしないじゃん」とばかりに、地球防衛軍に取って代わられてしまいました。
このあたりにも、両監督の特撮観・怪獣映画観の違いが見受けられました。

829 Reply Re:ULTRAMAN レグルス URL 2005/07/22 21:47

> また、破綻のない作りも「退屈」でしかなかったし。本当に個人的な考えなのですが、娯楽映画において「破綻がない」というのは、けっして美徳とはなり得ない、むしろ重大な欠点ですらあると思っているので。

どうせ板野一郎氏が飛行アクション監督(絵コンテ)するなら、
「マクロス」くらいハチャメチャなアクションにしてくれれば、
ミニチュア特撮に面白みがなくても、
そこだけはDVDで見てみよう、という作品になったと思うのですが…。

人間ドラマについては、私は「こんなもんで良かった」派です。

831 Reply Re:ULTRAMAN 殿様ギドラ Mail 2005/07/25 16:38

う゛っ!
「ULTRAMAN」はまだ観ていないざんす。

BSやCS待ちっていうのは、気合い不足でしょか。

で、親記事からそれるんですが・・
>娯楽映画において「破綻がない」というのは、けっして美徳とはなり得ない、むしろ重大な欠点ですらあると思っているので。

というみずさわ慶希さんのご意見、掘り下げるべき考え方であります。
ここ最近、いくつかの記事や談話で同様な意見を目にすることがありました。

破綻なく筋を通そうとすると、ついつい必然性ばかり追うこととなり、その結果驚きの少ない昂揚感に欠けるストーリーになりがちです。
それよりは破綻していても観客を興奮させるような展開に持ち込んだほうが、見終わったときの充足感が生まれるというのは確かです。

ただし、気を付けなければいけないのは、客が鑑賞中に「破綻」が気になって劇中に没入できなくなるようではいけないということでしょう。
破綻があるべきなのだ、と積極的に認めれば気になることもないのでしょうけれど、それだと物語を「もうひとつの現実」として受け入れることが出来にくくなります。
作品全体が何を目指しているかにもよりますが、破綻していることがおもしろさを増す場合とそうでない場合があるように思います。

また、見終わってからストーリーを思い出したときに破綻があるように思えても、観ている間に気にならなかった場合は、実は破綻していないことが多いです。
昔、某演劇人が『ET』を評して、「クライマックスの自転車での逃走シーンはおかしい。最終的に飛んで逃げるなら最初から飛べばいいじゃないか。けれども、そんなことを気にさせない演出が上手いのだ」と言っていました。
その発言を聞いたときにはそんなものかな、と思いましたが、実はその人は間違っています。
ETが少年と再会したときには体が弱っていたのです。
少年と会うことで徐々に元気になっていく様子が感覚的に伝わるように演出されているから、最後に空を飛ぶことに違和感を感じないのです。
ところがその変化は言語的には説明されていませんから、あとで思い返すと「変だな」ということになるのです。

同じような誤解を呼んでいる例として、『三大怪獣地球最大の決戦』でのモスラも挙げましょう。
小美人に呼ばれたモスラがあっという間にインファント島から日本にやってくる、というのが定説みたいになっていて、DVDのオーディオコメンタリーでもインタビュアーがそのように発言していますが、
そんなにあっという間に日本まで来ているわけではありません。
『大怪獣総攻撃』掲示板(http://www.geocities.jp/k_ghidorah/gmk/gmk05eigasaigo03.htm)167番投稿で詳しく説明しています。

みずさわ慶希さんの発言を引用して書いてしまいましたが、趣旨が違っていたらごめんなさい。(とっちらかっているというのとは違う話になっちゃいましたね)
このところ、おもしろさ優先なのだと言い訳しつつ筋の通っていない映画が多すぎるんじゃないかと憤っているもので・・・・。
(うーーん、結局はバランスの問題なのかもしれないけれど・・。「矛盾」「破綻」もその量の問題なのかも)

830 Reply 円谷英二写真集 YS 2005/07/24 23:56

ギドラ様、ご無沙汰しております。
GFW掲示板の最後の方で、少しだけ書き込みしたYSです。

昨日、近くの古本屋で、円谷英二写真集と円谷英二特撮世界という2冊の本を購入しました。
その本を見つけた瞬間自分の顔色が変るのがわかりましたね(笑)。
不覚にも小銭しか持っていなかったので、サイフを取りに大急ぎで家に取りに行きました。
「写真集」には、貴重な写真がたくさんありますね。

ゴジラが日傘をさして河内桃子さんと撮影所内をデートしている写真とか、子供たちの前で、ゴジラがギターを宝田明さんがウクレレを弾いて河内桃子さんがフラダンスを踊っている写真とか。
これらの写真のゴジラは、は初ゴジの着ぐるみだけど、こういうシーンでは愛嬌が感じられます。
ギドラさんの「初ゴジ」では演出上ゴジラに愛嬌が感じられるシーンはなかったが、製作者はゴジラを恐いだけの生き物として設定していなかったという説が裏付けられるように思えました。


832 Reply Re:円谷英二写真集 殿様ギドラ Mail 2005/07/25 16:52

YSさん、お久しぶりです。
「写真集円谷英二」ご購入おめでとうございます!
幼少時代から晩年までさまざまな場面での円谷英二監督の写真が収録されていて、感涙ものですよね。
YSさんご指摘のようにゴジラ(その他作品)の資料写真もあって特撮ファンにはまさに家宝としての一冊!
ゆかりの方々のエッセイも貴重です。

有名監督でもこんな書籍が出版されている例は僅少ではないかと思います。
編者竹内博さんのご努力に感謝であります。

(生誕100年の2001年にもテレビでは円谷英二特番すらなかったもんなぁ)

834 Reply 寄生獣ハリウッド映画化決定 KJ 2005/07/28 00:29

どうも、ご無沙汰しております。台湾からこんにちは、のKJです。

本映画化、本格的にハリウッドで動き出したそうですね。
監督は「呪怨ハリウッド版」のあの人だそうです。
(ビジュアル重視で終わっちゃいそうな気が・・・)

世界に誇る日本の漫画(断じて「COMIC」ではない)の中でも、
一際その素晴らしさを誇る寄生獣ですから、余計な事せずに、ひたすら
「原作に忠実に」を心がけてほしいと思います。
原作を100とすると、その70,80位にまで表現出切れば
正直「よくやった」でしょう。

大体漫画原作のあるもので、下手に実写版オリジナリティ出そうとして
カスみたいな作品に終わったものはゴマンとありますからね。
(というか、その原作レベルに達している面白さの映画作品を見つけ出す
事自体困難)
デビルマンみたいな事になったら、マジでファンから命狙われると
思います(笑)。

なんか、他にもガメラが完璧なジュブナイル作品として再度映画化される
そうですが、世の中動いてますなぁ・・・(橋本真也も杉浦日向子も
亡くなったそうですし・・・あんま関係ないか)

台湾にいると、今更ながら日本のサブカルチャーの影響力の大きさに
驚かされます。
(アニメでも、漫画でも、殆どオンタイムで発表されてる)
CARTOON NETWORKでもケロロ軍曹やってますしね。

何か新しい情報があったら、また教えて頂ければ幸いです。

では。

835 Reply Re:寄生獣ハリウッド映画化決定 KJ 2005/07/28 00:30

追伸: やっぱり「ミギー」は「Lefty」になるそうです(笑)

836 Reply Re:えーー、左手なのぉ? 殿様ギドラ Mail 2005/07/28 14:54


寄生獣の映画化というのは嬉しいような怖いような。
まさにビジュアル重視で、中身のないものにされてしまいそう。

あまり漫画を読まないあたくしも、「寄生獣」は読んでます。
(最近愛蔵版が出て悔しい)
読み終わったときに、なぜだか無性に人恋しくなったのを覚えております。
そんな強烈に感情に訴える深い物語を目指してくれる物かどうか、不安でござんす。

あ、「ケロロ軍曹」、二話ほど観ました。
パロディてんこ盛りの不思議な作品ですね。
なんでカエル型なんだぁぁぁ。

ところで在台湾のKJさんにはなにか情報が入ってないでしょうか。
この掲示板で何度か話題にした、金庸ドラマのその後はどうなっているものか・・・。
現在日本では「天龍八部」が放送されていますが、「射英雄伝」の続編「神侠侶」が本国で製作中とか。
台湾中国合作だったと思うので、ちまたの話題になってないかとお尋ねします。
(「射英雄伝」2003年版はほんとにおもしろいざんすから、もしTVで放送されていたら是非ご覧あれ。って、中国語がわからないとダメざんすね)

837 Reply Re:えーー、左手なのぉ? KJ 2005/07/28 22:53

> 寄生獣の映画化というのは嬉しいような怖いような。
> まさにビジュアル重視で、中身のないものにされてしまいそう。

それだけが、怖いですね。まさに嬉し半分不安半分です。

> ところで在台湾のKJさんにはなにか情報が入ってないでしょうか。
> この掲示板で何度か話題にした、金庸ドラマのその後はどうなっているものか・・・。
> 現在日本では「天龍八部」が放送されていますが、「射英雄伝」の続編「神侠侶」が本国で製作中とか。
> 台湾中国合作だったと思うので、ちまたの話題になってないかとお尋ねします。

・・・う~ん、タイトルは見たことあるような無いような。
すいません、正直わかりませんので、聞ける人がいたら聞いてみます。


838 Reply Re:えーー、左手なのぉ? 殿様ギドラ Mail 2005/07/29 12:55

どうもすいません。
射英雄伝があまりにもおもしろかったもので、その続編となると気になって気になって・・・。
台湾での放送も年末か来年になるらしいのであまり情報はないかもしれません。

839 Reply 妖怪大戦争 みずさわ慶希 2005/08/14 20:36

冒険映画としては楽しめましたが、“妖怪映画”としてはかなり不満です。

主人公のタダシ少年を中心に据えたため、妖怪たちが「まずタタシあっての…」みたいになってた感じがしました。要するに“妖怪メイン”じゃないんですよね。なので、妖怪たちの存在感が今イチ薄かったような気がしてなりませんでした。あれだけ大量に出ていたにもかかわらず。(それに、120万の妖怪たちが大集合するのもホントに終盤ですし)
次から次へと妖怪たちが画面に出てきて、主人公タダシとは一切関係ナシに好き勝手やって好き勝手しゃべる…といったシーンをたくさん見たかったのですが、そういうシーンがほとんどなかったのが残念でした。

なので私的には、終盤で大集合した妖怪たちが機怪軍団と(喧嘩祭りと勘違いして)戦う際の、
「山童が吹っ飛ばされて、青坊主が走ってコケて、徳利ころがしが転がって、瀬戸大将が勇ましく向かって行ってコナゴナに…」
という、わりとどうでもいいシーンに一番“妖怪映画”らしさを感じました。あのシーンが一番“妖怪がメイン”になってたように思えました。

全3部作の構想があるそうなので、次回作があるならば、今度は妖怪を主人公にして作って欲しいですね。

それにしても、妖怪ってホントに弱いなあ。ダイモンなんかが襲来したら、皆殺しにされるんじゃないか?

840 Reply Re:妖怪大戦争 殿様ギドラ Mail 2005/08/17 18:23

ブロンソン倶楽部のほうでWARASIさんも不満を漏らしていらっしゃいましたが、どうも「妖怪大戦争」、ひどいみたいですね。
まあその、いちおう観るつもりではあります。(ということは、まだ観てないのであった)
だめなんだろうなぁ。

(感想を書こう書こうと思いつつ筆が進まず今に至っている『亡国のイージス』もひどい映画だった・・)

841 Reply Re:妖怪大戦争 みずさわ慶希 2005/08/18 18:53

私は「ひどい」とまでは思わなかったですけれども。ただまあ、期待してたのと方向性が違ってたな、という感じ。
昔の『妖怪大戦争』を、舞台を現代に移して、最新の映像技術で観られる…と勝手に思い込んでいたので。

TVの特撮番組なら2~3年分はあるかと思うほどの膨大な数の着ぐるみが作られながら、それらの撮り方が何とも淡白で…。1回観ただけでは、はっきり確認出来るのは5分の1もないでしょう。

あと、ストーリーというか、設定が受け入れられませんでした。
「妖怪が弱っちい」という事自体はいいんです。私自身、「日本の妖怪は西洋のモンスターやクリーチャーとは違う」と考えてますし。
ですが、今作のような「残忍な企みの犠牲者」という描き方はいただけません。「弱っちい」のはいいけど、「弱者」になって欲しくはなかった。妖怪たちが次々に溶鉱炉に放り込まれて機怪にされてしまう場面は、「人間よりも小動物が虐殺される方が見ててショックが大きい」的な気分の悪さをもよおしました。

DVDで場面場面を拾い観したりするのは楽しそうだけれど、頭から通して観るのはキツイかなあ、と。
終盤で、絶体絶命の主人公たちの元に120万の妖怪たちが集まってくるシーンは鳥肌モノですが、そこまでがツライです。

846 Reply Re:妖怪大戦争 殿様ギドラ Mail 2005/08/23 14:00

いやー、どうもどうも。
私もようやく観てきました。

細かいところのあれこれは、良いところもあったし悪いところもあったということになってしまいますが、
全体のことを言うと、なんとも散漫な映画だな、と。
思いついたことをどんどんぶち込んでいるので、はまればおもしろくなっているけれど、統一感は薄いです。
ストーリー進行も冗漫でかなり飽きました。

それでも、今年はヒドイ映画をたくさん観ているので、その中ではマシな方ではありました。(といって、水準をクリアしているとも思わないけど)

妖怪が脇に回されているのは確かで、その一点だけでも企画倒れの作品とは言えます。
あたしゃ続編なんて観たくないですね。
(一番胸にしみたのは、最後の水木しげる先生のセリフです。テーマをそこに絞ってきちんと組み立てていればいい映画になったかもしれないのに)

842 Reply でーぶいでーローレライ ルー等級つつ大臣 2005/08/21 18:24

改めてDVDで見てみたわけですがこの映画映画館で見た以上にCGのシーンは余計にCGにしか見えなかったですしストーリー的にはGFWよりはマシかなと思ったのですがやはりローレライシステムというのが説明不足というかかなり無茶苦茶(幽閉された少女がどーやって外の状況を把握してるのか意味不明・・・。これなら全包囲のテレビカメラだのした方がまだ納得出来る)な説明しかないので?と思いました。
それに507潜って劣勢の日本軍の最後の希望(らしい)とか思ってましたが軍部はそれすら知らない・・・。
絹見に原爆投下阻止の使命を与えたんじゃないの?
それに絹見の反乱で507を出撃したとしてもそれに対する描写がないというのも・・・。
ラストも男が507と何の関係があるのかさっぱり分からないし・・・。
劇場ではそれなりに楽しめたのですが後から見直して疑問附だらけとは・・・。
ずばりこれも脚本が悪い作品としか言えないですね。

843 Reply Re:でーぶいでーローレライ 殿様ギドラ Mail 2005/08/22 14:05


507の行動は朝倉(だったっけ)の差し金ということですね。
軍令部はまったく関知していないということだったと思います。
(そこに説得力のあるドラマがなんにもない)
ラストで元米兵にインタビューしている男は、絹見の腕時計を持っていることから、どうやら逃げ延びた主人公とヒロインの息子ってことかな?と解釈してます。

ま、その、帝国軍人の描き方といい、ローレライシステムの扱いといい、作品を貫く戦争観といい、脚本が悪いのは確かです。

844 Reply Re:でーぶいでーローレライ ルー等級つつ大臣 2005/08/22 20:16

>
> 507の行動は朝倉(だったっけ)の差し金ということですね。
> 軍令部はまったく関知していないということだったと思います。
仮にそうだとしても浅倉の行動は支離滅裂ですねぇ。もしかして米軍のスパイなのか?とも思いますがその辺の描写がないしあまりにも唐突では?
ラストで元米兵にインタビューしている男は、絹見の腕時計を持っていることから、どうやら逃げ延びた主人公とヒロインの息子ってことかな?と解釈してます。
写真もありましたからね。でもそれならそれで冒頭に元米兵の証言なりラストで絹見の子孫(息子だと多少無理がある)と匂わせるシーンがあってしかるべきでは?
とまぁ架空戦争物としても説得力皆無なので・・・な作品でありました。(それにしてもB29を打ち落とす為に浮上した507を攻撃しない米艦隊って・・・?)

845 Reply Re:でーぶいでーローレライ 殿様ギドラ Mail 2005/08/23 13:53

> 仮にそうだとしても浅倉の行動は支離滅裂ですねぇ。もしかして米軍のスパイなのか?とも思いますがその辺の描写がないしあまりにも唐突では?

そうなんですよ。
朝倉の「陰謀」がストーリーの発端なのですから、朝倉の行動に納得のいく物がなければ物語が成立しません。
戦後の日本を憂えてのことらしいけれど、東京に原爆を落とすことで何がどう変わるのかさっぱりです。
(生き残っているダメな奴を殺すのだというレベルの理屈では誰も納得できませんよ)

あ、それで、ラストの「男」、私の書き方が悪かったですね。
あの男は絹見の子孫ではなくて、折笠(妻夫木クン)の子供ではないか、ということでした。
絹見が時計を託すシーンがありましたよね。(あれ?パウラのほうに渡すんだったっけ)
まあ、最後にイ507から切り離されてどこかへ消えた折笠とパウラが生き残ったのだ、というほのめかしでしょう。
私としては、あのぐらいのぼかし方でも問題はないと思いました。
が、映画全体には否!です。

樋口真嗣さん、映画監督の器じゃないと思うんすけどね・・・。(特殊技術のアイディアマンというところでは)
「日本沈没」を撮るそうですが、またしてもヲタク臭ぷんぷんの骨細映画になるのかな。

848 Reply なんちゅ~か本中華 兄貴赤 2005/08/26 03:45

ギドラ氏お勧めの映画「ミッシェル・ブイヨン」を観ました。
(麺がほぐれたら、火を止め中華ブイヨンと醤油タレを入れてください)

確かにドリボンと違い、ちゃんとモータースポーツを分かっている演出はOKでした。
冒頭のラリーでは、女性2人組のチームが好成績を収めていたり、これは80年代前半、アウディークワトロで女性2人組がWRCでブイブイいわしていた事へのオマージュでしょう。

主人公達はフランス人で、そのライバルがインプレッサに乗っているのには苦笑い・・・
ま、フランス映画ですから(^^;)
そして悪のチーム「リーダー」のマシンカラーが赤ってーのも意味深。
さらに、リーダーの初代オーナーの名前がワンと言うのは、中国系ということか?おそらく日本企業つまりホンダを意識してのことではないか?
TAXi2でも、悪役は三菱ラエボに乗ってましたし・・・
それにしても、プジョーがお好きなんでしょうね、ルノーじゃだめなのか?
フランスにしてみれば、イタリアも日本も敵ってことなのね~
そうそう、TAXiでは悪者はベンツでしたね(笑)

アランプロストも好きなのかな?今回もプロストねたが出てましたね。
フランスを代表するレーシングドライバーですからね。
そういえば、近年、ワールドチャンピオンに絡むフランス人レーサーいないもんな~

ゾンタの本物が見れたのは嬉しかったです。
GT4においては、イマイチ使えない車ですが、実物はものすごいスーパーカーですからね。
それにしても、ミッシェル家は自分の敷地内にサーキット持ってるのでしょうか?
サーキットでガッツンガッツン走った車で自宅まで帰ってましたが・・・

ドリボンに対するアンチテーゼも随所にありましたね。
でもな~、普通のガソリンスタンドのガソリンをLMマシーンに給油してい~のか?
で、折角のル・マンなのに超高速走行の緊張感など全然表現されず、結局車をぶつけ合うベタなカーアクションやるんだもんな~
最後のゴールシーンは良かったですが・・・

それにしても、あんな破壊工作をするなんて、グランプリの鷹の世界ですよ。
ま、ドリボンとは違い、楽しめました。
音もdts-ESでなかなか宜しい。

つ~か明日葬式なんだけど眠れん・・・

849 Reply Re:なんちゅ~か本中華 殿様ギドラ Mail 2005/08/26 17:16


なかなかおもしろかったでげしょ。
そりゃ、「グラン・プリ」とか「栄光のル・マン」と比べちゃいけませんが、レースファンには楽しめる映画だったと思います。

悪のチームの女オーナーが色仕掛けで妨害工作するなんてお父さんサービスシーンもあるし。

レース映画と言えば、ハリウッド(かな?)でヴィルヌーヴの伝記映画が企画されているとか。
それも、ジルだけでなく、息子のジャックも描くんだとか。
父は凄かったが、息子はへなちょこですという内容?
(まーインディ500優勝でF1チャンピオンにもなったのはすごいことなんだけど、近年のいろんな意味でのへなちょこぶりは見ていて辛いものがある)

850 Reply でーぶぃでー赤影 ルー等級つつ大臣 2005/08/27 14:43

レンタル屋に新しく入荷してきたので購入を控えていた赤影をやっと見ました。
東映のでーぶぃでーということで画質が悪い(ライダーはホントに悪かった・・・。)ということで正直たかをくっておりましたがこっちは丁寧なカラー設定が予めしていたせいか結構いい感じでの画質となってました。
(ただなまじ良くなったせいかセットの粗まで目立ちますが・・・。)
それにしても改めて見てみると意外とシビアなストーリー展開だったんですね。
私は後半の四部(雷丸が出るやつ)から見たんですがさすが京都で撮影されてたせいかきちんとしてましたね。
怪獣と赤影たちが絡む合成も比較的違和感ないシーンになってましたし。

851 Reply Re:でーぶぃでー赤影 殿様ギドラ Mail 2005/08/29 19:27


「赤影」のDVDレンタルもあるとは、なんとマニアックなお店なんだっ。
「仮面の忍者赤影」を最後に見たのは、もう30年も前の再放送になります。
その後なかなか再放送にもお目にかからず、かといってVHSのレンタルテープで見るのもなんだかなー、で再見していない次第。
東映特撮TVでは、「ジャイアントロボ」もこのごろ妙に見たくなっています。
CSで放送してくれないものか・・・。
(「キャプテンウルトラ」はめでたく再会できたのに。あと、「妖術武芸帳」ももう一度みたいデス)

852 Reply Re:でーぶぃでー赤影 ルー等級つつ大臣 2005/08/29 20:11

私も赤影は前半はレンタルビデオで見ていたのですが後半となるともう20年以上も前ですからレンタル屋でこれを見つけた時はもう真っ先に借りましたよ。
(キャプテンもGRも前半のみ。そのうちキャプテンの方は再放送とビデオでGRは再放送はなかったのでビデオのみしか拝見してません)
それ故に久々の再会となりましたがさすが京都でしっかりと作られただけあって大まんじみたいなメカが登場しても違和感ないですよね(というか説得力ある設定が作品の根底を形成してるせいもあって)。
今作られてる東映のヒーロー物が腑抜けにすら思えてきますね。
まぁこの作品悪役も魅力であります。

853 Reply 謀略と冤罪 殿様ギドラ Mail 2005/09/08 17:49

今年も日本映画専門チャンネルでたくさん戦争映画を観ました。(7月8月に特集がありました)
今年は戦後史にも踏み込んだ特集で、戦争そのものだけでなく国家と個人の問題も考えさせられましたぞ。

『帝銀事件死刑囚』
『日本の熱い日々 謀殺・下山事件』
『松川事件』
の3本(それぞれの詳細はwebで調べればすぐわかるので省略)には国家権力の怖さが感じられました。
そりゃ、事実を元にしているとはいえ劇映画として脚色されているのでしょうから、映画の内容をすべて鵜呑みにするつもりはありません。
それでも政治的な謀略の犠牲になって個人が踏みにじられるさまは本当に怖いです。

なぜそんなことが起こるのか、と考えると、正義・信義以外の何かを優先させる人々がいるからです。
正邪より利益、真実より自己保身という人間が居なくならない限り冤罪も戦争も無くならないでしょう。
(ま、戦争を起こすときには大衆の正義心を利用するという手もあるので「気を付けろ!」)

また、戦争特集とは別に『日本の黒い夏-冤罪-』も見ました。
誰かの謀略がなくても冤罪が起こりうるマスコミ主導の現代社会の怖さがあります。

誰かの判断・意見を鵜呑みにすることなく、自分の頭で考えることが大事ですなー。

と、今回触れた作品の内『松川事件』(山本薩夫監督作品)以外はすべて熊井啓監督作品。
映画は娯楽だというけれど、ジャーナリスティックな視点を全面に打ち出した映画も大事です。

さて、今の日本国政府は信ずるに足る組織なのか??
じっくり考えて投票しませう。(なんつって)

854 Reply 訃報 殿様ギドラ Mail 2005/09/24 12:51

有川貞昌監督がお亡くなりになりました。

残念だし悔しいです。
最後の劇場用作品は『北京原人の逆襲』ということになりましょうか。
TVでは70年代にたくさん特技を担当なさっていましたが、真価を発揮した作品が見あたりません。

日本の映画界は何をやっていたのだ?
若手に仕事を回すのも良いが、ベテランの技や発想を伝承することに無頓着すぎたのではないか?

東宝特撮映画DVDで有川監督のオーディオコメンタリーがもう収録されることはない。
貴重なお話を聞くことが出来なくなってしまった。

ゴジラもウルトラもガメラもそのオリジンを知る人材を無視して勝手なことばかりやってきた。
そのツケはいずれ払わされますよ。
(ウルトラマンマックスの旧作怪獣大安売りには辟易だ)

有川監督が天国で安らかに過ごせる状態なのか?

855 Reply Re:訃報 殿様ギドラ Mail 2005/09/25 18:00

勢いのまま、不正確なことを書いてしまいました。
陳謝します。
ウルトラに関しては、初期シリーズに参加したスタッフを呼び入れることをある程度やっています。
(作品の出来に私は納得できないけれど)

有川貞昌監督を偲んで『怪獣総進撃』を観ました。
素晴らしい作品です。
惜しむらくは技術的な限界や製作体制(期間?)の問題で緻密さに欠けるような印象があることでしょうか。

私が望むのは、東宝特撮黄金期の作品が持っていた方向性を現代の「時代精神」で再現した作品です。
表面的な物真似も創造と称した歪曲もいらない!

「ゴジラ ファイナル・ウォーズ」、そのドラマ性も科学性も『怪獣総進撃』にはるかに劣る。
GFWに「総進撃」より優れている部分があるとすれば、合成の精度とCGというテクノロジーを導入できたというところだけだ。
情けない。

856 Reply Re:訃報 YS 2005/09/27 00:17


「ゴジラの息子」も有川監督でしたよね。
を偲んで『怪獣総進撃』を観ました。
あの作品も世評とは違って良い作品だったと思います。
カマキラス、クモンガの操演の素晴らしさもさることながら、ストーリーが大変しっかりしていました。
オーディオコメンテリーでも気さくに解説してくれていました。
職人肌の人だったのだと思います。

ご冥福をお祈りします。

857 Reply Re:訃報 殿様ギドラ Mail 2005/09/27 17:29

YSさん、メッセージをありがとうございます。

私も『ゴジラの息子』が好きです。
ゴジラに強面の面ばかり求める人には受け入れがたい作品なのかも知れませんが、
シナリオといい演技演出といい、決しておちゃらけたものではありません。
『ゴジラの息子』DVDのコメンタリーで有川監督がおっしゃっていた、
ゴジラの性別の話は当時のスタッフがゴジラをどのように捉えていたのかがわかって大変参考になりました。

そんなことを思い出したら、またしても悔しくなってきました。
合掌

858 Reply 劇場版セイザーXに轟天号が登場 コクラ 2005/09/27 19:40

なにやら劇場版「超星艦隊セイザーX」に轟天号が登場するようです。
http://www.101fwy.net/tokua/src/1127785357211.jpg

写真では見えづらいですが、轟天号下部の土台がGFWの格納庫と同一のものであることから、轟天号自体もGFWの流用品である可能性が高いようです。GFWではほとんど姿を見せなかった「初代型」ですが、この作品ではどのような姿を見せてくれるのでしょうか。

860 Reply Re:劇場版セイザーXに轟天号が登場 殿様ギドラ Mail 2005/09/29 18:00

コクラさん、お久しぶりです。
そして作品情報に感謝いたします。

うーむ、そーなんですか・・・。
セイザーXは久々の大森・川北コンビ作ということで注目はしていました。
でも、TVシリーズのほうはグランセイザーの途中で挫折してジャスティライザー(でしたっけ)はぜんぜん観てません・・。

いやー、轟天号といわれても実に複雑な思いですね。
で、チェックするのが遅かったようでせっかくお知らせくださったURLにはすでにファイルが存在しないようです。
(いろいろ事情があるんでしょうね)

859 Reply 始めまして ゾンデ5号 2005/09/28 21:41

皆さん始めまして。
ゴジラサイトに度々出没している10代ゴジラマニアのゾンデ5号といいます。
映画といっても東宝空想科学映画しか話ができませんがよろしくお願いします。(場違いだったらいってください)

このサイトの新作ゴジラ映画を語る掲示板の皆様の意見を見て、僕は見事に共感してしまいました。
ゴジラに愛嬌はいらないとかという意見ははあ?です。
投稿でもありましたが初代ゴジラにも愛嬌のある描写はありました(原作でもゴジラが森を散歩したり、ふざけて背びれを光らせる描写があります。)
自分自身も直撃したはずの平成シリーズにははまれず、むしろビデオやテレビで見た、愛嬌のあるゴジラが見れる「キンゴジ」や、「三大怪獣」、「ゴジラの息子」のほうが好きです。
(ゴジラシリーズ以外では「ラドン」や、「地球防衛軍」、「サンダ対ガイラ」が好きです)
あまり投稿回数が少ないかも知れませんが、よろしくお願いします。
後、有川監督の死去は僕にとってもショックです・・・。


861 Reply Re:始めまして 殿様ギドラ Mail 2005/09/29 18:05

はじめまして!ゾンデ5号さん。

私が頑固な円谷ゴジラファンなもので、この掲示板にはあまりお若い方が立ち寄らない空気になっているところ、
なな、なんと10代のゴジラマニアでいらっしゃるとはうれしい限りです。
(あたしゃ、若い世代に期待してます)

次にゴジラが再製作されるときこそ真の復活になるべくともに戦いましょう!(なんつって)

やっぱり、ゴジラには愛嬌がなけりゃダメですよね。
どうぞ東宝空想科学映画の話題をどんどん投稿してくださいね。
おじさんたちは喜んじゃいますから。
よろしくお願いします。

862 Reply Re:始めまして ゾンデ5号 2005/09/29 19:16

>
> 私が頑固な円谷ゴジラファンなもので、この掲示板にはあまりお若い方が立ち寄らない空気になっているところ、
> なな、なんと10代のゴジラマニアでいらっしゃるとはうれしい限りです。
> (あたしゃ、若い世代に期待してます)

いやあ、ありがたいですね。
ストーリー公募があったら考えてみたいと思っています。
しかしあまり映画を見ないから無理か・・。(といいつつ「大怪獣バラン」のリメイクを考えています。)

>次にゴジラが再製作されるときこそ真の復活になるべくともに戦いましょう!(なんつって)

いや、なんつってじゃないですよ!
その時はまたゴジラ専用掲示板をつくってください!
ちなみに前、ゴジラマガジン8;5で、ギドラさんのエッセイを見ました。
ゴジラやラドンとかが軽く見られるのは嫌ですよね・・・。
今の作品もきちっとしないとダメです!
まず・・・、
流行に契合しただけのキャスティングもやめろ!(平田昭彦や田崎潤、佐原健二や、土屋嘉男みたいなのをそろえて!SOSのキャストはポンコツ)
本多監督みたいに紳士にテーマをつくるのならしっかり貫け!(ゴラスや、第1作を見習え!)
しっかりとリアリズムや生活観を出せ!(モスゴジや、第1作には生活感があった)
自衛隊は脇役でいいのだ!(せいぜいサンダ対ガイラやキンゴジが限度。怪獣の進路を変えるぐらいで充分)
ゴジラに愛嬌を入れろ!(初代ゴジラに愛嬌がないというなら原作を読め1)
これが僕の言いたいことです。
失礼しました。

863 Reply Re:始めまして ゾンデ5号 2005/09/29 19:34

>紳士にテーマをつくるのならしっかり貫け!

訂正
テーマを作るなら真摯にしっかり貫け!

864 Reply Re:始めまして YS 2005/09/30 02:03

ゾンデ5号さん、はじめまして。

僕もゴジラ愛嬌派なんですが、若い頃はそうでもなくて、そう思い出したのは比較的最近のことです。

ゴジラに愛嬌があった昭和黄金期のゴジラ作品は、怪獣バトルそれ自体が楽しいです。
愛嬌を認めるだけで、いろいろな動きができますからね。
怪獣のアクシュンに躍動感が感じられるのです。

コジラは重々しくなくてはいけないという縛りがあると、動きは重々しくなって怪獣バトルの演出に制限が生じて、結果として光線や熱戦合戦になり、シリアスにしようとしているのにますます現実離れするという悪循環に陥っているような気がします。

それから、この歳になってゴジラの愛嬌に愛着を感じるのは、それに円谷監督の怪獣に対する愛情を見出すようになったからかもしれません。

ゴジラの愛着を感じることができる作品を新作として見てみたいですよね。

865 Reply Re:始めまして ゾンデ5号 2005/09/30 18:33

> ゾンデ5号さん、はじめまして。
>
> 僕もゴジラ愛嬌派なんですが、若い頃はそうでもなくて、そう思い出したのは比較的最近のことです。
>
> ゴジラに愛嬌があった昭和黄金期のゴジラ作品は、怪獣バトルそれ自体が楽しいです。
> 愛嬌を認めるだけで、いろいろな動きができますからね。
> 怪獣のアクシュンに躍動感が感じられるのです。

怪獣の戦いで、愛嬌があり、躍動感があるのは、「三大怪獣」のゴジラ対ラドンですね。
物凄いスピードでラドンが突っ込んできて、倒れるゴジラのシーンは好きです。
それに子供の喧嘩みたいなんですよ。
尻尾をラドンにかまれてあわてて、カメラに向かって鳴くゴジラは「もうなんとかいsてくれよー!」て感じで笑えます。
それに「お前が謝れ」といって、ラドンに熱線を吹きかけて、ラドンが、ゴジラに「何すんだよ!」といった感じで追っ払う場面も好きです。

>それから、この歳になってゴジラの愛嬌に愛着を感じるのは、それに円谷監督の怪獣に対する愛情を見出すようになったからかもしれません。

自分としては「南海の大決闘」のラストでゴジラへの愛情を感じます。
主人公たちがゴジラに逃げろー!と叫んで、ゴジラが助かった後、ゴジラが無事なのを見て喜ぶ主人公たちの反応に、「ゴジラが助かってよかたなあ」という感じのスタッフの愛情を感じます。
関係ないですが、そのときの宝田明さんの「奴にも悪気があったからじゃねえからな」と言うのは、ゴジラの性格の本質を分かってわかっていたんだなあと感じます。

>コジラは重々しくなくてはいけないという縛りがあると、動きは重々しくなって怪獣バトルの演出に制限が生じて、結果として光線や熱戦合戦になり、シリアスにしようとしているのにますます現実離れするという悪循環に陥っているような気がします。

ゴジラ退治に話を絞ってばかりいると、GフォースやGグラスパーといった訳の分からん組織が出てしまうのですよ。(自衛隊特殊戦略作戦室あたりで充分では?)
しかし、VSメカゴジラでは、どちらかといえばGフォースが悪役といった感じなのでまだ救われていると思いますが。
前の投稿にもあるとおり、ゴジラに対する自衛隊の作戦は、進路を変えるぐらいで充分だと思います。


>ゴジラの愛着を感じることができる作品を新作として見てみたいですね。

激しく同意します。
ゴジラが倒されて当然!という作品が多すぎます。
せめて、「ラドン」や、「バラン」みたいに、本当にこれでよかったのか?
ゴジラが可愛そうだ、と思えるようようにしてほしいです。

867 Reply Re:始めまして 殿様ギドラ Mail 2005/10/04 15:39

どーもー、すっかりレスが遅くなってしまいました。

>ゾンデ5号さん
シナリオ修行はどんどんやってください。
そうですねぇ、やっぱり映画全般をたくさん観たほうがいいと思いますよ。
とくに怪獣映画は作り手の引き出しの多さを試されるジャンルですから。

>いや、なんつってじゃないですよ!

く~、うれしいですねー。
あんまり熱いと引いちゃう人もいるので、敢えて「なんつって」とクッションを置いてみたんですが、
そんな心配は無用だったですね。
そりゃもう、ゴジラ映画が再開されるとなれば再び専用掲示板を設けて作品論や怪獣論を戦わせるつもりです。

ゴジラマガジンのエッセイもお読みくださったんですね。
あれはもう3年も前の原稿になりますが、その後ゴジラ映画は尻つぼみで終わってしまいました・・・。
(悔しい!!!!!)

YSさんとゾンデ5号さんのゴジラの愛嬌に関するお話し合いには頷きっぱなしでした。
田中友幸さんの名言として「ゴジラは怖いけどかわいい」という言葉がよく引用されますが、それでは、84年以降のゴジラに「怖いけどかわいい奴」があったのか?
ある程度かすった作品もあったんじゃないかとも思いますが、積極的にゴジラの多面性を描こうとした作品は皆無と言っていいでしょう。

これまで何度も書いたことの繰り返しになりますが、ゴジラを演出するならゴジラを把握して欲しい。
元祖シリーズを分析もしないで、勝手な解釈で「俺様ゴジラ」を作るような人には絶対にゴジラ映画を担当して欲しくないです。

866 Reply 「ダイゴロウ対ゴリアス」のDVDが WARASI URL 2005/10/03 23:09

来ました。LDも持ってはおりますが、DVDは更に、色のり、立体感、デティールが向上した感じです。
この作品こそ、子供騙し、、とバカにしてはいけない、「チキチキバンバン」等の、ミュージカルファンタジーの味を怪獣映画に見事に融合させた円谷プロの(東宝ではない)「大人のコメディファンタジー」の大傑作です。
飯島監督演出のツボを得た軽快な笑いとテンポの良い話の運び。

特撮も70年代のTV特撮の雰囲気のチャチさは、多少感じるものの、当時として考えうる様々な合成技術、実物大セット、ミニチュア(この映画のセットの作りこみの拘りは観れば観るほど唸らせられます。)等によるスタッフ渾身のシーンの数々は何回観ても飽きないですね。
どれだけ、この特撮映画に熱意を傾けたかはDVDの飯島監督・犬塚弘・稲垣撮影担当のオーディオコメンタリーや、中野稔光学撮影担当・池谷美術担当のスペシャルインタビューを見ると更に実感できます。(最初はシネスコで撮影を進めていたのに、どうしても合成を綺麗に見せたいと言う特撮班の強い要望でゴリ押しでスタンダードサイズで撮影してしまったそうです。スゴイ話ですね~)

怪獣、コミカルな「ダイゴロウ」は、可愛く、人間らしく、実に観客が感情移入できる様にコケティッシュに、また、「ダイゴロウの母」や「ゴリアス」は怪獣の本来の獰猛性、恐怖感、威厳を十分に押し出している上に、怪獣として、人間と戦う悲しみも何となくに、かもし出しています。(高山氏の造形がナイス!)その辺のバランスの出し方も絶妙です。本当に怪獣・特撮映画が好きでなければこんな映画撮れませんね。
(楽しい)怪獣映画の本来の醍醐味をもし、今問うならば、この作品にこそ答えがあるかもしれません。

演技陣も端役に至るまで見事に活かされていて(故・三波伸介が、どんな素晴らしいコメディアクターであったかをこの作品で十分に確認できます)
自己本位な映画作りではなく、あくまで観客の事を特撮的にも、ドラマとしても客観的に考えて作られた「大人の寓話」として見事に成立していると思います。
(最近のしょ~もないゴジラ映画や「妖怪大戦争」なんぞはこの作品の爪の垢でも飲まんか~イ!!!)

子門真人の歌う主題曲も好きで、当時、ソノシートを擦り切れるまで聞きましたね。そういえば当時の公開は、宮崎さんの「パンダコパンダ」と「怪獣総進撃」の短縮版「ゴジラ電撃大作戦」の併映でしたね。今思うとなんとも豪華ですね。これで、再度「怪獣総進撃」の面白さを再確認した覚えがありますね。(短縮版でかえってテンポが良かったからかしら?)

もちろん、大木淳(吉)の特撮、冬木透の音楽もケッコウ毛だらけですゾ!






868 Reply Re:「ダイゴロウ対ゴリアス」のDVDが 殿様ギドラ Mail 2005/10/04 15:58

おおー、DVDもお買いあげですか!!
映像・音声がきれいになると感じ方も深まるんでしょうね。
うぐぐぐ、あっしはCSから録画したもので我慢してます。

私も「チキチキバンバン」と同質な物を感じていました。
夢の具現化が大テーマというあたりか、メカ好きの夢想というところなのか・・。
怪獣映画でありながら怪獣以外の空想シーンにも相当な手間をかけて作品の密度を高めていますね。

全体を覆う暖かい雰囲気は飯島監督の持ち味のようですね。
「ウルトラマンコスモス」(劇場版)にもかなり『ダイゴロウ対ゴリアス』に似通った空気がありました。
(ただし、ウルトラマンでバルタン星人を引っ張り出してあのストーリーというのには納得できませんでしたけれど)

『ダイゴロウ対ゴリアス』は怪獣(ダイゴロウ)への愛情をストレートに表明した作品でありますが、
そこまでストレートでなくても怪獣映画には怪獣への愛が不可欠であります。


870 Reply Re:「ダイゴロウ対ゴリアス」のDVDが KJ 2005/10/14 22:14

> 子門真人の歌う主題曲も好きで、当時、ソノシートを擦り切れるまで聞きましたね。そういえば当時の公開は、宮崎さんの「パンダコパンダ」と「怪獣総進撃」の短縮版「ゴジラ電撃大作戦」の併映でしたね。今思うとなんとも豪華ですね。これで、再度「怪獣総進撃」の面白さを再確認した覚えがありますね。(短縮版でかえってテンポが良かったからかしら?)

お久しぶりのKJです。まだ台北にいます・・・^^;;

そうですよねぇ。今思い出しました。パンダコパンダと総進撃の同時上映だったんですよねぇ。・・・あの頃はよかったなぁ。(ってジジイの気分)

私ら30代中盤以降組は、殆どの東宝特撮映画をチャンピオン祭りで体験
してますんで、この頃は5本併映位当たり前でしたもんね。

ダイゴロウは、母親怪獣が妙にオニババちっくで結構怖かった覚えあります。

ところで、またヘドラを担ぎ出すって話はどうしたんですかねぇ?

871 Reply Re:「ダイゴロウ対ゴリアス」のDVDが ゾンデ5号 2005/10/16 19:16

「ダイゴロウ対ゴリアス」は、僕はあまり知らないのですが、~理評判が悪いですよね。
ほのぼの怪獣映画はあまり好まれない傾向があるようです。
だから「オール怪獣」も不人気なのかもしれません(といってもこの作品は怪獣映画ではないか)
皆さんの投稿を見てると興味がわいてきましたね。
おまけに出演者の中に僕の大好きな笑点の司会の三波伸介もいますし。
機会があったら見てみようと思います。

872 Reply Re:「ダイゴロウ対ゴリアス」のDVDが 殿様ギドラ Mail 2005/10/20 15:44

>KJさん
どーもー、お元気ですか。

東宝チャンピオン祭は、映画の斜陽期に黄金時代の日本映画を子供たちへ伝える良い企画でした。
私にとっては「対ヘドラ」とか「対メガロ」がチャンピオン祭ではなくて、
リバイバル作品にこそ価値がありました。
でも、短縮版にされちゃったのはちょいと痛いところです。
そのため、全長版が行方不明になったり立体音響版が無くなったり、東宝スコープがいわゆるシネマスコープに改変されたり今に至る傷を残していますね。

ヘドラを担ぎ出す企画、果たして成就するんでしょうか。
(えーと、正確にはヘドラそのものではなくてヘドラのような環境破壊を体現した怪獣でしたっけ)
http://godzilla3d.com/index.html
なーんか不安。

>ゾンデ5号さん
「ダイゴロウ対ゴリアス」、おもしろいですよ!
レンタルDVDを見つけたら是非!!
むむ、三波伸介が笑点の司会だったことを知っているとは、おそるべし10代っっ。

876 Reply Re:「ダイゴロウ対ゴリアス」のDVDが ゾンデ5号 2005/10/25 18:20

> ヘドラを担ぎ出す企画、果たして成就するんでしょうか。
> (えーと、正確にはヘドラそのものではなくてヘドラのような環境破壊を体現した怪獣でしたっけ)
> http://godzilla3d.com/index.html
> なーんか不安。

ヘドラではなく、デスラ(安易な名前のような・・・)という怪獣のようです。
実を言えば監督が僕の大好きな「ゴジラ対ヘドラ」の監督の坂野義光氏なので楽しみにしてます。
ゴジラスーツはどうなるのでしょうね。
あの「チンピラ君」は使ってほしくないです。(前までチンピラ君は好きだったがここの皆さんの意見を呼んで嫌になりますた)
愛嬌のあるゴジラが見たいですな。

>東宝チャンピオン祭は、映画の斜陽期に黄金時代の日本映画を子供たちへ伝える良い企画でした。
私にとっては「対ヘドラ」とか「対メガロ」がチャンピオン祭ではなくて、
リバイバル作品にこそ価値がありました。
でも、短縮版にされちゃったのはちょいと痛いところです。
そのため、全長版が行方不明になったり立体音響版が無くなったり、東宝スコープがいわゆるシネマスコープに改変されたり今に至る傷を残していますね。

「キンゴジ」や、「モスラ」の大事なシーンがなくなっていたそうですからね。
僕としてはまたリバイバル上映(地方でも)をしてほしいです。
もちろん上映するのは第1作や、ラドン、キンゴジなどの黄金期の作品です。
あの素晴らしい作品群を大スクリーンで見てみたいものです。
併し地方の映画館は流行を追うことしか脳がないのでそんな企画はやらないようですが。



884 Reply Re:「ダイゴロウ対ゴリアス」のDVDが ルー等級つつ大臣 2005/11/13 20:15

久しぶりに私も来ました。
この作品に関しては以前はあまり好きではありませんでしたが年齢を重ねるにつけその良さがはっきりと判り今では怪獣映画の秀作として認識してます。
(ビデオにて再見してました)
作品自体は「チキチキバンバン」のようなファンタジーと人情喜劇のような一見すると怪獣映画らしくないんですが優しい怪獣ダイゴロウを軸にストーリーが展開するという実に正統的な怪獣映画となっており昨今のゴジラ映画などこの映画の足元にも及ばないとすら思えてくるほどであります。
今は亡き大木淳吉氏の特撮シーンも目を見張るほどのこの時期らしからぬ細部まで手抜かりのないミニチュアワークも相まって実に円谷英二監督の魂が蘇っているんじゃないかと思えるほどであります。
ダイゴロウを取り巻く人たちも「笑点」の司会者だった三波伸介(コメディーの名優だということがこの作品で判る)をはじめ出演者全員が皆演技らしいわざとらしい演技でなく実に自然な演技で暖かく微笑ましいのです。
飯島監督の演出や中野合成の斬新さ、冬木透氏の音楽(特に「ララバイ・オブ・ダイゴロウ」には涙腺が止まらないほど泣けてきた。実にいい曲!)といい実に名作の名に恥じませんね!

873 Reply 天龍八部 殿様ギドラ Mail 2005/10/20 15:57

以前何度か話題にした金庸ドラマのひとつ「天龍八部」のチャンネルNECOでの放送が終わりました。

素晴らしい!!!!

射英雄伝のときもさんざん誉めていますが、構成の緊密さでは射にやや劣るか、と思いきや、
それもまた全体のテーマ性と結びついて感動を呼ぶという巧みな構成。

そして、射にも顕れていた平和への願いがさらにはっきりとした形で描かれる様は、戦争がいっこうに収まらずそれどころか平和の名の下に戦争を繰り返す現代社会への批判が込められていて必見!
このドラマが台湾・中国で高視聴率を取ったという事実を我々は重く受け止めるべきであります。
(政府主導の反日宣伝に乗る人が多数派ではないのでは?)

過去に根ざした民族間の争いは虚しいし、
どんな理屈を付けても戦争を正当化してはいけないのであります!

天龍八部、そんな思想的な部分以外もやっぱり怪しげな武術が多数登場してヒロイックファンタジーのようにも観られるので幻想派にも大推薦ですぜ。

さて、今週からは映画「スウォーズマン」の原作にもなった「笑傲江湖」完全版の登場だっ。

875 Reply く~12月も大変だ 殿様ギドラ Mail 2005/10/25 17:36

12月の東宝DVD発売予定を覗いてみたら、円谷英二関連作品が4本と一組も!

『士魂魔道大龍巻』
『加藤隼戦闘隊』
『太平洋の鷲』
『連合艦隊司令長官山本五十六』
それに、『宮本武蔵』BOX(三枚組)とくらぁ。

うーむ、「宮本武蔵」は第一作で作画合成を少々やっている程度なのでDVDまで行かなくても良いか・・・。(BSから録画したテープあるし)

また、『太平洋の鷲』はLDとCSから録画した物を持っていて、この時代の作品だとリミックス5.1chにはならなさそうだし、
『さらばラバウル』のDVDと同程度のクオリティなら買わなくても良い、か?いやいや、戦記大作は押さえないとまずいか。

『士魂魔道大龍巻』や『山本五十六』ならリミックス5.1ch音声をつけてくれるんじゃないかなぁ??
(アマゾンのデータではモノラルと書いてあるけど、あそこはよく間違えるし)

で、『加藤隼戦闘隊』はぜったい買う!
これまで入手したキネマ倶楽部のセルソフトやCSでの放送は戦後の再映版で20分ほど短縮されていたのだけれど、今回のDVDは初公開時の全長版だそうな。
まだ見ぬ特撮カットが含まれている可能性大!
(なーんて、実は国策宣伝シーンがばっさりカットされていただけだったりして・・。いや、山本嘉次郎監督がそんな表面的な国策映画を作りはしないでしょ)

878 Reply 続きまして、「宇宙大怪獣ドゴラ」のDVDの WARASI URL 2005/10/29 22:23

参上です。
これぞ、東宝異色のSF怪獣?ドラマの快作で、世論の「これって怪獣映画?ギャング映画とちゃう?」とか「スチールの大げさなイメージと大分違うじょー?」とかの不平不満はモノとせず、私は大好きな作品なのでした。

DVDは、もちろん高画質、高音質。当時のフィルムの粒子感、俳優の肌の質感が良く再現され、ロードショーの雰囲気が味わえ、5.1も重低音、広がり感、良好です。

確かに、ドゴラの出番が少なく、ダイヤ強盗団のプロットに場を取られた感もありますが、その辺は当時の流れであり、良く観れば昭和30年代の町並みや風情がたっぷりと楽しめますね。ああ、、懐かしい、、。

しかし、クライマックスの福岡上空にての、宇宙細胞撃滅作戦は、東宝防衛隊ここにあり!のエキサイティングのてんこ盛り!。
そのカタルシスは、「地球防衛軍」のクライマックスに匹敵するかもしれません。
ここは、あまり硬い事は言わずに、円谷英二のリアルで重厚、パノラマミックな特撮に酔い、ダン・ユマ、中村伸郎のコメディセンスに大笑いして楽しみましょう。

映像特典の「不定形怪獣ドゴラ」ができるまで、、、も興味深いものがあります。
その名も不定形なドゴラの撮影苦労話は、ジオラマを趣味に持つ私的には、大変楽しい物で、ツェニーの村瀬氏が語っている様に、ドゴラの様相も今では比較的CGIで作れるかもしれないが、この映画の味がどこまで出せるかどうかは分からない、、、という独白はうなずける物がありました。

それにこの映画、何か「ウルトラQ」の長尺版の様な味があるのも好感度が高い一面ではあります(とゆ~か「ウルQ」がこの雰囲気を真似たのか~?)
で記憶は定かでは無いのですが、年代的に考えて、私が生まれて初めて劇場で観た怪獣映画かもしれません。
当時時代劇で、、丹下サゼン、、かなんかと併映してた様な、、でも幼いながらにも、あの石炭の山が舞い上がるとかギャング団が硬質化したドゴラに踏み潰されるシーン等は鮮明に記憶していますね。そういった意味でも思い出深い作品です。



879 Reply Re:続きまして、「宇宙大怪獣ドゴラ」のDVDの 殿様ギドラ Mail 2005/10/30 14:34

どもども~。
あっしもドゴラDVDを早速鑑賞しました。
いいですなー。
やっぱり傑作ですよ。
怪獣のキャラが弱いというのは認めざるを得ないですが、この映画は国際秘密警察シリーズみたいな犯罪アクション映画にSF怪生物ものをドッキングさせたものですから、
ゴジラ・ラドン・モスラと同じ土俵で語ってはいけないのであります。
(予告篇からは当時の東宝宣伝部が「大間違い」していたことがわかる)

で、DVDになって発色が格段に良くなり、ドゴラそのものやドゴラと一緒に発生する怪しい雲が実に美しくなりました。
また、ゴジラ映画より本編・特撮の連携が緻密に組み立てられているような印象を受けました。
これはドゴラが無性格であるため、特撮で描く怪現象と本編の俳優のリアクションを丁寧に繋ぐことで観客の感情喚起を図ったんじゃないでしょうか。
(1964年作品なのに、そのあたりのカットの積み重ねは1950年代の作品に似ている)

とにかく、脂ののりきった時期の本多・円谷コンビ作で、関沢脚本・伊福部音楽も快調という傑作です!


880 Reply 惑星大怪獣ネガドン ほりぴー URL 2005/11/05 23:16

お久しぶりです。ちょっと書きたいことができましたのでお邪魔します。

表題の今日から池袋で公開の自主制作映画を観て来ました。

作品の中身は昭和東宝特撮+ガンダム+エヴァ?ということではっきり
言えば新しいものは何もありません。ただそれらのエッセンスを25分の
尺にきっちり落とし込む技量はたいしたものです。

そして何より驚くのは個人の守備範囲の中でこれだけのクオリティの
フルCG作品が出来てしまう(時代に入った)という事でしょうか。
プロのCGプロダクションは心しないともはやお飯の食上げですね。

一週間の限定公開ですがスクリーンでぜひご覧あれ。
(URLにリンクご紹介しておきます。予告編もあり)




881 Reply Re:惑星大怪獣ネガドン 殿様ギドラ Mail 2005/11/07 14:26

これはこれは、お久しぶりです。
ははぁ、「ネガドン」ご覧になりましたか。
この作品は(ちょこっといきさつがあって)製作中から知ってました。
ほりぴーさんの印象から、おおむね予想通りの内容なのだな、とあたりがつきました。

> ただそれらのエッセンスを25分の
> 尺にきっちり落とし込む技量はたいしたものです。

と、おっしゃっているところに期待でしょうか。
私は今週末のCS日本映画専門チャンネルでの放送をチェックします。
それから補足しますと、これを作った方はプロのCGクリエーターだと思いますよ。
もちろん、個人で作り上げた粘りと根性は賞賛いたしますけれど、CGのプロとして蓄積したノウハウをぶち込んだのでしょう。
(やっぱりプロはすごいというところ?)
シナリオがきちんと成立しているのかどうかを問題にしたいですね。


883 Reply Re:惑星大怪獣ネガドン 殿様ギドラ Mail 2005/11/13 11:51

観ました。
ん~、腑に落ちない。
ほりぴーさんが、

> 作品の中身は昭和東宝特撮+ガンダム+エヴァ?ということではっきり
> 言えば新しいものは何もありません。ただそれらのエッセンスを25分の
> 尺にきっちり落とし込む技量はたいしたものです。

と、おっしゃったのがなぜなのかわかりませんでした。
昭和東宝特撮の味はどこにもなかったです。(昔の特撮技術の限界をCGで再現しようとした姿勢は見えたが、欠点を再現しただけで美点を再現していない)
映像面は80年代以降のアニメに良くある演出の模倣に見えました。
そして、なによりストーリーがグダグダ。

ほりぴーさんは以前私が書いたシナリオ(短編バージョン)をお読みのはず。
その上で
>それらのエッセンスを25分の
> 尺にきっちり落とし込む技量はたいしたものです。
ですか?

887 Reply Re:惑星大怪獣ネガドン ほりぴー 2005/11/16 14:19

そうですね、ただし最初の投稿にも書きましたが、この作品はどこまでも
パロディの域を出ていないモノでしょうし、もちろん「昭和特撮の再現」と
賛美するつもりも毛頭ありません。

自主制作といっても有償で公開している以上商業映画として言わせていただく
なら、これを「怪獣映画」と言っては羊頭狗肉でしょうね。やはり監督の
若さからすればガンダムあたり以降のロボットアニメ世代の方だと思います。

また私が言った「エッセンス」には「要素を抽出」したという意味合いが
どうしてもあるでしょうから、それは違うと仰られば「テイスト」とか
「風味」くらいの表現で言えばよかったと反省しています。
(それすら違うと反論されるかもしれませんが)

追伸 短編のシナリオは今も大切にお預かりしていますよ。

888 Reply Re:惑星大怪獣ネガドン 殿様ギドラ Mail 2005/11/17 11:39

ほりぴーさん

前回の書き込みは見終わった直後に書いてしまったために、きつい書き方になってしまいました。
責めるような口調になってしまったことをお詫びいたします。

つまらないビデオだったとはいえ、そこまで激したのは「怪獣映画誕生50周年記念」という看板を掲げていたことに関係します。
こんなもの、なにが怪獣映画であるか、と。

> 追伸 短編のシナリオは今も大切にお預かりしていますよ。

ありがとうございます。
その後どうなりましたか?
ここで訊くなとおっしゃるかもしれませんが、短編版は別としても長編版から私が抜けざるを得なくなった遠因に秘密計画だったこともあると分析しています。
大っぴらにやったほうが問題が少なくて済んだとお思いになりませんか?
製作内容を何もかも白日の下にさらしながら作れば良かったとは言いませんが、こそこそ隠れる必要はなかったのでは?
そういう思いもあって、敢えて公の場で問いかけてみました。(お返事頂けないならそれも仕方ないです)

それはともかく、怪獣映画のプロデューサーとして「ネガドン」騒ぎをどうご覧になりますか。(プロかアマなんて関係ないです。その考えは短編版に込めています)
ほりぴーさんが立ち上げた企画が成就すればあんなもの問題にならなかったと思いますよ。
私には、「負けた」という思いがあります。
作品の質云々ではなく、完成させたかさせなかったかの違いです。
短編版より長編版のほうがほりぴーさんの発想が多く入っており、私が知る範囲では実際に撮影までこぎ着けたのは長編版のほうです。
作ったところまででも公表するお気持ちはありませんか?

そうなると関わった人々の了解を得なければならないことになるでしょうし、
了解を得られないことも十分予想されますが、
全体の構築に関わったのはほりぴーさんと私しかいませんし、たとえばシナリオから我々以外の人間の発想をすべて削除してもさほど痛くもないでしょう。(ないしその部分を書き換えましょうか?)

何年も前のことを蒸し返すなとお思いかも知れません。
しかし、時間が忘れさせてくれることとそうでないことがあります。
私が負った傷口からは未だに血が滴っています。
こうして再び話題に出来るようになったのは時の流れのお陰かも知れませんが。
(この件、メールでのお返事はご遠慮ください。掲示板に書けないことはお聞きしても仕方ないです)

889 Reply Re:惑星大怪獣ネガドン ほりぴー 2005/11/18 11:51

殿様ギドラさん

謹んでご返答申し上げます。

スレッドの話題から離れてしまいますし、多分に私信の様相になりますから
ご覧の方々にはご迷惑かと思いますが、管理人さんが「公の場」でと仰るので
こちらでご返信させていただくことにいたします。

まず最初に今でも苦渋の思いをおかけしていることは全て私の不徳の致す所で
本当に心苦しく、心から申し訳なく思います。製作途中で頓挫してしまった
ことを「敗北」とみる向きもやむを得ませんが、かの作品は「怪獣映画かく
あるべし」という思いのたけをとことんぶつけたものだったと今でも確信して
います。

公にできたかどうかは「G」の問題でしたね。その後自主製作作品でも
「ガメラ4」などの例もありましたから、もしかしたら公開の可能性は
模索すればあったかもしれません。

メインキャストの降板という事態で長編版は不可能になってしまいましたが、
短編版の横浜戦を中心とした特撮カットの素材は現存しています。ですので
いつの日か本編部分の撮影ができれば完成させたいという願いは未だに
持っています。

当時、殿様ギドラさんにこの作品に監督として係わり続けていただくことは
むしろ酷なことではないかというのが私の思いでした。あれから時間が経ち、
蒸し返しではなく全ての出来事を冷静に俯瞰出来る機会があれば、また大いに
語り合いたいと願っています。

ほりぴー


890 Reply Re:惑星大怪獣ネガドン 殿様ギドラ Mail 2005/11/18 16:08

ほりぴーさん

お返事をいただけて大変ありがたいです。
このような形の問いかけは反則気味であることは重々承知しておりますので、無視されるのも覚悟の上でした。
(なぜ敢えて掲示板を使ったかはほりぴーさんには推察できると期待しました)

やはり完成するまでは公表しないという方針ですね。
それは当時私も主張していたことなのでお気持ちはわかるつもりです。
(今は考えが変わったということなのですが・・)

私の身に起こったことは私自身に責任があります。
ほりぴーさんのやり方とは関係なく、製作に入る前の段階での私自身のさまざまな「読み違い」が我が身に降りかかってきただけだと解釈しています。
(二度とその轍を踏むまいと決意しております)

> 蒸し返しではなく全ての出来事を冷静に俯瞰出来る機会があれば、また大いに
> 語り合いたいと願っています。

そんな日が訪れるといいですね。
それは、まっとうなゴジラ映画が公開されたときかもしれません。

この度は誠実なご対応ありがとうございました。
私は逃げも隠れもせず、ギドラの巣におりますのでときどきでも遊びにいらしてください。
そして、短編版の完成を陰ながらお祈りしています。

886 Reply 更新告知 殿様ギドラ Mail 2005/11/15 16:18

ようやくGFW掲示板のログ集が出来ました。

http://www.geocities.jp/k_ghidorah/GFW/GFWindex.html

終了してから半年以上も経ちましたが、よくやったなぁと思います。
常連の皆さんに感謝です。
ゴジラの未来に役立つことを祈って!!

(12月発売の円谷英二関連DVD、どれもリミックス5.1ch音声が入ってないでやんの。やっぱり怪獣ものだけ優遇されてるんでしょうか)

895 Reply 最近観た映画 殿様ギドラ Mail 2005/11/29 17:20

映画館にはちょいとご無沙汰していますが、相変わらずCATVその他で映画は次々と観ています。

そんな中、むむむ、と引っかかった映画二題。

『宗方姉妹』(新東宝・小津安二郎)
『晩春』のつぎに小津監督が新東宝で撮った作品。
今回が初見でした。
田中絹代と高峰秀子が姉妹で姉のかつての恋人上原謙、今のダンナが山村聰、姉妹の父に笠智衆。
ストーリーを明かさないように書くと核心がぼけてしまうんですが、男女の愛憎がテーマでありまして、「恋が第一」みたいな現代の恋愛ボケ状態に一石を投じるような内容でした。
山村聰が悪役みたいな形で出てきますが、彼の苦悩に思い至れば田中絹代が悪者に見えてきますぞ。
ホームグラウンド松竹で撮った作品群に比べるとちょいと生硬い感じもありますが、小津監督のカメラワーク・編集の妙は十分発揮されてます。

『ペイチェック/消された記憶』(ジョン・ウー作品)
原作がフィリップ・K・ディックだというから一応観てみたら・・・・。
ひどいですな。
やかましいアクションを脆弱なストーリーで繋いだだけの映画。
主人公が未来の自分宛に送った謎の品々を使って逃走していく様子にはアイディアを凝らしているようだけれど、物語全体を貫く「何か」がない。
未来予想の危険とはなにか、そこにしっかりした観念がなければ成立しないストーリーでしょうに。
その他、細かい部分にもじつにいい加減な展開が多くてすっかり飽きました。

その場その場の小手先のアイディアでアクションシーンを数珠繋ぎにする手法は『ナショナルトレジャー』にすごく似てますね。
これがいまのハリウッド映画なのか・・・。
まるでダメ夫。

898 Reply 大冒険DVD 殿様ギドラ Mail 2005/12/07 16:44

いまごろ気が付いたのは不覚であります。

クレージーキャッツ結成10周年記念映画『大冒険』のDVDに不具合が見つかったとのこと。
http://www.toho-a-park.com/oshirase_c.html

今年になってクレージー映画DVDリリース開始となり、すでに円谷英二生誕100年記念として発売されていた『大冒険』も新装再発。
それでマニアの方が見つけたんでしょうね。

いやー、気が付かなかった。
確認したらエンディングでクレージーの面々が「大冒険マーチ」を歌うシーンに欠陥がありました。
「どんがんどんがらがった、どんがんどんがらがった」と歌うカットが1番のものを2番にも使っていて、微妙に音と動きがシンクロしていないというもの。

いままでは古澤憲吾監督の「ぶわーっと」編集の結果かと思ってましたが、DVD化の際に繋ぎ間違えたんでしょうね。
しっかりしてよ、東宝さん。
不良ディスクは交換してくれるそうなので、『大冒険』DVDをお持ちの方は手続きをどうぞ。
(もちろんあたくしも手配中)

そういえば、『ハワイマレー沖海戦』の特典映像にも本来静止画になるべきものが、一瞬見えて画面が変わっちゃうところがあったなぁ。
確認して東宝にねじ込んでみるか・・。

それと、以前ここでも書きましたが、『キングコングの逆襲』クライマックスの東京タワー展望台本編部が明るくされすぎていて、セット背景の暗幕まではっきり見えるというのもオリジナル版の演出意図を無視したレストアミスじゃないのかな。

899 Reply Re:大冒険DVD マンプリ 2005/12/07 23:56


ばんわ~^^

そう言や、以前にも「七人の侍」のレストアミスがありましたな~。

そん時は私も当然変えて頂いたのですが、
しかし、こんなこたぁ、ホントに勘弁して欲しいもんす。

まぁ、ナショナルの欠陥暖房機のように、生命に関わるような重大事ではありませんが、
(痛たましい事件です。)
高い値段をフンダクッているDVDだけに、
もうちょっと気を付けて欲しいもんす。

邦画のDVDは何で高いんでしょうかねぇ?

900 Reply Re:大冒険DVD 殿様ギドラ Mail 2005/12/08 16:15

ど~も~。
やっぱり邦画はハリウッド映画ほど市場が広くないっつーのがDVDが高くなる原因なんすかねぇ。

以前聞いた話では、レストアなどに手間をかけた作品だと1枚6000円で5000枚売れればぎりぎりセーフだとか。
そのあたりは売れれば売れるほど1枚あたりの値段を下げることが出来るんでしょうから、高い→売れない、値下げできないという悪循環にも繋がりそうですね。

東宝の場合、可能ならリミックス5.1ch音声をつけることまでやっているのでスタート時点で高価なものになってしまった感があります。
(他社の旧作DVDは映像のレストアはやっていても音声のリミックスまではやっていないものがほとんど)
けれども、レストアや音声リミックスが大したことないものも初期発売作品だと一律6000円だったというのもひどい話。

いまは4000円台まで下がりましたが、そうなると今度は5.1ch音声がつかないものが増えてきて・・・・。
(どうなんでしょ。音声素材が残ってなくて5.1ch化出来なかったということなのか。『電送人間』など)

902 Reply Re:大冒険DVD マンプリ 2005/12/08 23:04

ばんわ〜^^

ちょっと調べてみやしたよ。

「GFS」のDVD、
アメリカのamazonでは、定価25$若。
日本円で3,000円ちょっとのもんですな。
http://www.amazon.com/gp/product/B000BMY2L0/ref=pd_bbs_null_1/103-4460653-4491020?s=dvd&v=glance&n=130

ところが、
日本のamazonだと、定価5,040円。

ほんで、
昔の作品で「ラドン」とか「ゴジラVSモスラ」等々となると、
じゅ、10$若ですぞ、旦那!
http://www.amazon.com/gp/product/B00006FD9L/qid=1134050427/sr=1-26/ref=sr_1_26/103-4460653-4491020?s=dvd&v=glance&n=130

ちょっと良からぬメーカーの作為を感じてしまいますぞい。

903 Reply Re:大冒険DVD マンプリ 2005/12/08 23:18

ついでに。。。

調べてる最中に、こんなものを見つけましたぞい。

http://www.amazon.com/gp/product/B0001Y4MQS/qid=1134051385/sr=1-6/ref=sr_1_6/103-4460653-4491020?s=dvd&v=glance&n=130

ちょっち、欲しいかも???

904 Reply Re:大冒険DVD 殿様ギドラ Mail 2005/12/11 10:41

そーなんすよねー。
アメリカさんはソフトが安いんですよねぇ。
ただ、LPレコードの昔から、安い分品質はいまいちのようにも思います。
アメリカ製リージョンフリーDVDも何枚か持ってますけど、画質はあんまり良くないっす。
DVD用にテレシネをやり直したり、レストアしたりはしていない感じです。
(クライテリオン盤なんつーのはいいんでしょうけど・・)

むむ、キルチバとな!?
そんなものまで出してしまうとは、むこうの消費者は何でもかんでも買ってくれるんでしょうか。
それだと、市場原理から価格も安くなるってことか?
(税制の問題もある??)

ところで、『大冒険』DVD交換手続きのため改めて手元のディスクを子細に見たら、なな、なんと片面1層ディスクではないか!
初期の東宝DVDは転送レートに対して無神経だ。
どうもツブレっぽい画質だと思っていたら、転送レートが低いんじゃないか。
『キングコング対ゴジラ』や『モスラ対ゴジラ』(片面2層だけど特典映像が多い)もそう。
『日本誕生』なんて、3時間を超える映画なのに一枚だもんな。2枚組にしてリミックス5.1chを付けなさい!!
とにかく画質を良くすることを優先してくれーーー。
(多少高くなってもそのほうがいい)
最近のものは改善されているみたいだけど・・・。
(特典映像の転送レートを下げて本編に容量を多く使っているようだ)
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