今日はゴジラの誕生日!

 今年はゴジラ誕生から60周年ということで、ハリウッド版も公開され世間でもゴジラについて取り沙汰されることも多かったですね。
映画チャンネル、日本映画専門チャンネルではゴジラ映画全作品放送を企画して、現在も放送中です。それをきっかけにして、ブルーレイや放送版で私もゴジラ映画全作を再鑑賞。
作品によっては複数回見ました。(第一作『ゴジラ』はブルーレイ、劇場、BS放送などで4回観た)
 シリーズ中には二度と見るかっ!と思った大嫌いな作品もありますが、とにかく全部見直したのです。

 ここでゴジラに詳しくない方むけにシリーズの流れをざっくりとおさらいしますと、
第一作『ゴジラ』は1954年公開。翌年『ゴジラの逆襲』が公開されますが、しばらくゴジラ映画はお休みとなります。その間、東宝特撮はSF・戦争・ファンタジー、ゴジラ以外の怪獣映画で特撮映像の可能性を模索し続けます。
1962年、東宝創立30周年記念映画としてゴジラ復活、『キングコング対ゴジラ』が公開。一年おいて、1964年には『モスラ対ゴジラ』『三大怪獣地球最大の決戦』の二本。
その後は毎年一本のゴジラ映画が製作されて、1969年『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』までシリーズは続きます。
 しかし、1970年に特技監督円谷英二が死去。一旦流れは途切れます。
 1971年、『ゴジラ対ヘドラ』でシリーズ再開。1975年『メカゴジラの逆襲』まで続きました。ここまでのゴジラは劇中の扱いから考えて、『ゴジラの逆襲』から登場した二代目ゴジラであると考えられます。

 9年のブランクを経て1984年に『ゴジラ』という映画が公開されます。この映画では1954年以来30年ぶりにゴジラが出現したことになっており、二代目ゴジラの存在は抹殺されました。
 さらに5年おいて、1989年『ゴジラvsビオランテ』。この映画は84年『ゴジラ』の続編になっています。その後、1991年『ゴジラvsキングギドラ』ではタイムマシーンを登場させ、初代ゴジラも抹消。以下、1995年『ゴジラvsデストロイア』まで、先行作との関連を作ったり断ち切ったりの不安定なストーリー作りで毎年続きます。

 1998年に『GODZILLA』というアメリカ製作の番外編が世界公開。その不評を受けて1999年に『ゴジラ2000ミレニアム』という作品を皮切りに日本でシリーズ再開。2004年の『ゴジラfinal wars』まで続きましたが、この時期のゴジラ映画は監督次第で好き勝手。一応ミレニアムシリーズというくくられ方をすることもありますが、vsシリーズほどの一貫性はありません。

 さらに10年を経て今年の『GODZILLAゴジラ』が出てきました。

 それで・・・。

 私がゴジラを好きなのは、その姿形、不死身の巨体はもちろん、性格が陽性であるところなのだ、と再確認。
 まてまてまて、そんなのは一部のゴジラではないか、と突っ込まれますよね。
 そうです。シリーズ中、一部のゴジラです。円谷英二が関係したゴジラは「陽性」です。

 初代も陽性だったか?と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。その疑問には、『ゴジラ』(1954)をもう一度ご覧下さいと申し上げます。怪獣ゴジラのどこに陰気さがあるでしょう? 映像演出に暗さがあるのは確かですが、ゴジラは陰気な奴じゃない。

 私にとってゴジラとは、円谷英二が演出した初代・二代目の元祖ゴジラ。
 彼(ひょっとして彼女?)が好きです。
 あとのゴジラは、芝居が軽すぎたり、無機質だったり、やたらと厳めしかったり、単なる乱暴者だったり、見た目が変わりすぎたり・・・・・などなどゴジラに見えないものがほとんどです。
(映画の出来の問題もあるけれど)

 続編を作るなら二代目ゴジラのその後を描いて欲しい。
 ゴジラと名付けられただけの別の怪獣など求めていない。

 1984年の『ゴジラ』以降、どういうわけか円谷時代とは違うゴジラを作る努力を重ねているように見えます。
 本多猪四郎監督・円谷英二監督は天才でした。
 そんな天才たちが寄り集まって作ったものに匹敵することはなかなか出来ないでしょう。だから映画の出来として本多・円谷コンビ作より劣るからといって全否定はしません。
 しかし、本多・円谷コンビ路線を守ろうとした作品が一つも無いのはどういうわけでしょう。
(それは、怪獣たちの設定・性格付けにとどまらず、ストーリー構成の発想の仕方、映像演出の方向性などなど)
 先人が作ったゴジラを引き継ぐのに、なぜ別のことをやろうとするのか理解できません。

 昔の作品をそのままなぞれというのではありません。
 映画は時代に合わせて変化するものですから、登場人物の性格付けや演じ方も変わってしかるべきだし、ストーリーに織り込むテーマも変わるでしょう。当然技術面もアップデートすべきです。
 けれども、怪獣たちの姿形、その出自、性格、作品とともに重ねてきた歴史を改変する必要がどこにあったのか、不思議でたまりません。

 今年のハリウッドゴジラ、『GODZILLAゴジラ』がヒットして、ハリウッド版も続編を考えているらしいけれど、日本でもゴジラを作る気運があるとかないとか。
いまがチャンスだ! 丸10年新作が無かった日本のゴジラ映画、今度こそ本来の本家ゴジラに立ち返れ。84以降、何度も本家ゴジラはなかったことにされたんだから、今度、VSゴジラやミレニアムゴジラを無かったことにしたって文句は言わせないぞ。
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Author:殿様ギドラ
映画好き、とくに円谷英二の特撮映画が大好きのオヤジです。
F1を中心に内外の自動車レースにも興味あり。

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