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391 Reply 別スレ立てちゃお 殿様ギドラ Mail 2004/05/11 14:55

390番のマンプリさんの投稿にゴジラシリーズを考える上での大事な課題が含まれているので、私もあれこれ考えてみました。

まずはそのまま引用しますね。
*********************
ゴジラをシリーズ化する事には、致命的な欠点があると思います。
それは、勧善懲悪的な展開が出来ない事だと思うのです。

つまり、
他の怪獣達と対決するにしても、
正義の味方が悪漢をやっつける的な展開に、極めてしにくい構成だと思うのです。
(ゴジラは正義の味方ではないですから)

そいじゃ、
人間VSゴジラ(第1作目の構成ですね)に的を絞るとすれば、
ご存じの通り、
展開がパターン化してしまいます。
******************************
これはおっしゃる通りでありまして、現在ゴジラシリーズが袋小路にはまってしまった理由の説明になっています。

しかし、ひとつ突っ込んで、闘いの構図は善悪の対立だけじゃないのでは?と観念を広げます。
典型的な例で『キングコング対ゴジラ』ではコングとゴジラ、どちらが善でどちらが悪なのでしょう。
全体の構図の中では、ゴジラもコングも人類にとっては排除すべき存在とされていますので、人類にとってはどちらも悪なのかもしれません。
(悪の定義もきっちり考えないと扱いを間違えそう)
しかしコングとゴジラの闘いそのものには善悪は関係ないのです。
(『ゴジラの逆襲』でのアンギラスとゴジラにも同じことが言える)

ところが、現ゴジラシリーズのスタッフの方がインタビューに答えて曰く、
「善悪をはっきりさせないとドラマを作りにくい」とかなんとか。
その発想が、現ゴジラシリーズにおいて、ゴジラを正義の味方ではないなら「悪」だと規定しているのではないか。
そして悪は倒されるべきとばかり、ゴジラを痛めつける映画ばかりを作り続ける結果につながっているように見えます。

もともとのゴジラシリーズには怪獣は善悪を超えた「災害」であるという観念があったはずなのに、
いつの間にか善と悪の対立に置き換えられてしまったように見えます。
ファンの中にも公然と「ゴジラは悪でなければならない」などという人がいたりして。

これでは、マンプリさんのおっしゃる欠陥をそのまま抱えることになり、シリーズ化そのものに無理が出てきます。

ゴジラという怪獣にはさまざまなストーリーの中でいかようにも活かせる魅力があったはずなのに、
ゴジラに背負わす役割をどんどん狭めていってシリーズ化困難な物にしてしまったのが最近の作品群ではありませぬか??←と、いまのゴジラ映画スタッフに問いつめたい。

392 Reply Re:やはり、お好きですな^^ マンプリ URL 2004/05/12 23:14

ギドラさん、こんばんわっす^^

> しかし、ひとつ突っ込んで、闘いの構図は善悪の対立だけじゃないのでは?と観念を広げます。

うーん、
この辺が難しい所っすね。
実は、善悪以外の「戦い」の理由が、私には思い浮かばないのです。

昔の「ゴジラ対モスラ」の場合、
モスラにお願いして、ゴジラを退治して頂きましたよね。
それなら物語的にすっきりするのです。
(まさに勧善懲悪的ですね)

でも、、
善悪以外の「闘い」の動機とは何でしょう?

・動物の本能。
・たまたま遭遇した相手が気に入らない。
・街を蹂躙するくらいだから、別の怪獣に遭遇すれば闘うのが当然。

考えれば考える程、
「闘う」理由としては、どこか弱いような気がするのです。

では、
ギドラさんの言う「災害」と捉えるとどうでしょう?

実は、
それこそがゴジラ本来の姿であると、私は考えます。
(元々は、反原爆映画でしたっけ?)

つまり、
ゴジラとは、突然襲いかかって来た「災害」なのです。

だからこそ、
人類は、英知を振り絞って、それに挑んで行くのですが、
しかし、
「災害」は、果たしてシリーズ化できるものなのでしょうか?

前作を踏襲しつつも、独自性を打ち出さなければいけない、
と言う事が、シリーズ化においての最も悩む所です。

「災害」対「人間」と言うスタンスが、ゴジラの、映画たる最も基本的コードであるならば、
それに対するアプローチは、やはり類型化してしまうのではないでしょうか?

なぜなら、
「災害」対策なのですから、
対策の種類なんて、たかが知れてしまいます。

ですから、
そう言った本来含有している制約の中で、ゴジラのシリーズ化を試みようとするならば、
「災害」的な側面を強調するよりも、
「新しい怪獣を登場させて対決させる」と言う手段は、あまりに魅力的です。
(13金にフレディを登場させたように)

取り合えず、新キャラを投入して、お互いにケンカさせておけば、
それはそれでシリーズ化にはなってしまうのです。

ただしそこで、
前述のように、ケンカの理由付けが余りに脆弱にはなってしまうと言うジレンマは抱え込む羽目にはなっちゃいます。

しかし、
ゴジラを生み出す人も、余りにゴジラと言う縛りを気にし過ぎている側面もあるのではないでしょうか?

ゴジラVS新キャラ、
もしくは
ゴジラVS人類、

そう言うものだけでは無く、
基本コードの設定を変える事により、
それとはまた違ったバラエティさを生み出せる事も可能だと思うのです。

393 Reply Re:別スレ立てちゃお ねろんガボラ Mail URL 2004/05/13 00:40

 お久しぶりです。

 管理人さんが繰り返しおっしゃられていることですね。個人的に思うのは、スタッフの方々はそれらのことを全てわかっているんだけれども、それじゃ先人の真似になっちゃうから、あえて違う方法論を模索しているのではないでしょうか?まあそうだとしても、ここまで過去のシリーズの制作上の方法論や設定をバッサリリセットし続けるシリーズも珍しい気もしますが。

 マンプリさん、始めまして。たしかに「キンゴジ」には善悪が無いですが(主役側がコングびいきってのがニクい設定ですけど)、あの映画のキモは「怪獣にシッチャカメッチャカにされる人間社会」ですんで、ただ歩いてるだけで人間にとっておおごとな怪獣たちが、なおかつ戦ってしまうという展開は、善悪を通り越して娯楽として楽しいと個人的には思うのです。また、特に理由も無く戦い始め、ガキのケンカのように微笑ましくどつきあうコングとゴジラを見ていると、いかに彼らが人間なんぞ眼中になくのんびりとマイペースに生きているかが感じ取れ、思わず感情移入してしまうのです。

 ただ、「キンゴジ」のままではシリーズがもたないと考えたからこそ、「モスゴジ」での明確な善悪化や、「地球最大」での共闘へと流れていったのかもしれませんね。

394 Reply Re:別スレ立てちゃお 殿様ギドラ Mail 2004/05/13 10:40

怪獣同士が闘う理由として、善悪の対立以外の対立としては「強さ比べ」という競争心でも十分成り立つんじゃないでしょうか。
(野生動物同士の生存を賭けた闘争というのももちろんアリです←対アンギラスはこれでしょう)
作品として成立させるときに、観客に対して各闘技の試合を見るような感覚を与える方向で組み立てるのです。
そうすれば、殺し合いではなくなり、凄惨な描写が不要になるので闘いに娯楽性を生み出しやすくなるはずです。
ねろんガボラさん(お久しぶりです)がキンゴジの格闘に感じる楽しさとはそういうことでは?

災害としての怪獣について。
災害対人間という構図で、災害の種類が変わらない(ゴジラである)となるとバリエーションが生み出せず、
シリーズ化困難であるというマンプリさんのご意見には大賛成です。
オリジナルのゴジラシリーズで人類のゴジラ対策をきっちり描いたのは『ゴジラ』から『モスラ対ゴジラ』まで。
(『三大怪獣地球最大の決戦』では防衛軍は怪獣を監視するだけで、もはや打つ手なしの態度になっている)

災害対人間という構図が怪獣映画の基本であるのは間違いないのですが、
本多・円谷コンビ時代のゴジラ映画を考え直してみると、災害(怪獣)対策が必ずしもドラマの中心にはなっていないことに気がつきます。
『モスラ対ゴジラ』でドラマを引っ張っていたのは悪徳実業家対新聞記者ですし、『三大怪獣地球最大の決戦』は王女暗殺計画によってドラマが動いています。
(付け加えると、『モスラ』でそんな手法が確立しているようです。あの作品では人類によるモスラ対策は脇に押し込められていて、悪役ネルソンと主人公の対決がドラマを引っ張ります)

怪獣災害という大きな社会的変動を背景に人間たちが見せるドラマを描くのが怪獣映画のストーリーではないかと思うのです。
極端な話、毎回1954年の『ゴジラ』と同じ怪獣ドラマを使っても、スポットを当てる人物によって膨大なバリエーションを作れるはずです。
(『ゴジラ』劇中で点描される人々ひとりひとりがゴジラ事件でどんな顛末をたどったのか、と考えただけでもたくさんのストーリーが作れる)
とはいえ、作品の見せ場はあくまでも怪獣であり、特撮シーンということになりますから人間のドラマに怪獣のドラマをうまく絡めないと怪獣のシーンが盛り上がりに欠けることになって作品が壊れてしまうというあたりが怪獣映画の難しさでしょう。
(『大怪獣東京に現る』という映画では怪獣を一切登場させずにまさに怪獣災害を背景とした人間ドラマを目指したと思われます。
しかし怪獣が出ないのでは見せ場皆無の怪獣映画ということになり、ストーリーは成立していても映画作品として欠陥作品であったと思います)
というわけで、人間側のドラマと怪獣のドラマ(人類による怪獣対策も含む)を完全に分離させてしまうのも間違いではあります。

新怪獣の登場は災害のバリエーションを増やすということになりますよね。
それによって対策にも変化をつけることが出来ます。
また怪獣対決となれば、対決する怪獣の組み合わせによって別種の災害が起こるとも考えられますので、
怪獣対策劇にもバリエーションが増えるんじゃないかと思うのですが・・・。

マンプリさんが危惧している怪獣同士のケンカの理由付けには確かに細心の注意を払わなければならないでしょう。
ここをいい加減にすると怪獣ドラマが成立しなくなって、怪獣バトルに説得力がなくなってしまいます。
でも怪獣の意識は単純なものですから、人間同士の闘いほどに複雑な動機付けはいらないでしょう。
ひょっとしたら怪獣同士が闘うことになるきっかけは類型的なものでも構わないのかも。
かえってそのほうが怪獣の無垢さや大らかさを表現できるかもしれません。
(毎回けっこうつまらない理由で闘い始めるとか??)

オリジナルシリーズにおける怪獣バトルの動機付けはいくつかのパターンを使い分けていたようです。
ゴジラがエビラと闘うのは、対キングコングに似ているし、カマキラスと闘うゴジラは、モスラ成虫がゴジラと闘った意識と同種でありましょう。

それから、ねろんガボラさんがご指摘なさった
>スタッフの方々はそれらのことを全てわかっているんだけれども、それじゃ先人の真似になっちゃうから、あえて違う方法論を模索しているのではないでしょうか?

という部分も確かにあるのでしょう。
それが行き過ぎて、オリジナルシリーズと同じことはやらないという観念ばかり先走って怪獣映画のおもしろさとは何かという最重要項目が置き去りにされているような気がします。
(最近作の怪獣バトルにカタルシスを感じることがない)
また、(怪獣の)善悪をはっきりさせないとドラマが盛り上がらないと吐露している脚本家の存在も考えると「あえて違う方法論を模索」しているのではなく、
元祖ゴジラシリーズのドラマ構成に関する研究が不足しているのではないかと疑わざるを得ないのです。

うへー、またも長文になってしまった。
怪獣映画の存亡には深い危機感を持っているので、ついついあれこれ書いてしまいます。
同じことの繰り返しが多いかと思いますが、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる式なもんでどうかご勘弁ををを。

398 Reply Re:別スレ立てちゃお ほりぴー 2004/05/19 11:21

>> 怪獣災害という大きな社会的変動を背景に人間たちが見せるドラマを描くのが怪獣映画のストーリーではないかと思うのです。

御意。ゴジラは善玉だ、いや悪玉のほうがいいとかいった議論にはいつも違和感を覚えていました。どちらでもない、というか人間の物差しで測れないのがゴジラ(怪獣)でいいと思います。もちろんシリーズには意図的に善悪の解釈を与えた作品があることも認めつつ。

変な講釈をせず怪獣たちには勝手にさせておく。それに居合わせた、あるいは介入しようとした人間側のドラマにいかに引き込めるか。そちらに主眼を置いた後世の作品は少ないですよね。

401 Reply Re:別スレ立てちゃお 殿様ギドラ Mail 2004/05/20 14:27

ほりぴーさん、どうもです。

> 変な講釈をせず怪獣たちには勝手にさせておく。それに居合わせた、あるいは介入しようとした人間側のドラマにいかに引き込めるか。そちらに主眼を置いた後世の作品は少ないですよね。

本当に少ない。
絶望的に少ないです。
ぎりぎり『ゴジラvsモスラ』にその方向がかいま見えますが、活かしていない・・・。

399 Reply う、う…。 マンプリ URL 2004/05/19 23:03

どうも、皆さん、こんばんわっす^^

色々な意見が飛び交って、
何やら、
非常に魅力的な状況になっておりますな^^

と言いつつ、
すいません、
ちょっとバタバタし過ぎて、マトモな意見を言えません。
(真剣な議論には、やはりこちらも、きちんと考えねば!)
なので、もちょっとお待ち下さいまし。

ねろんガボラさん、
遅くなりましたが、
こちらこそ初めまして^^

申し訳ありません。
素敵なご意見だけに、
今度改めてレスさせて頂きますね^^

そいではっす。


402 Reply Re:う、う…。 殿様ギドラ Mail 2004/05/20 14:30

こ、これはご丁寧にどうもです。
お忙しいときはお気になさらずに。

書けるときに書くという掲示板でありますのでゆるーく構えてくださいね。


403 Reply ゴジラ映画の新たなる道程 マイク水銀NOVAうぴゃぎつつ書記長 Mail 2004/05/22 20:45

ここのところゴジラ映画の可能性を問題にしているようですが単純な対決ものや人間ドラマにかこつけてゴジラとは何の関係もないテーマで製作されている現状では例え新怪獣を出そうが所詮は「前作と構図が全く同じ」ということから脱却は不可能だと思います。

(だからといって第1作と同じゴジラ対人類でも袋小路に陥るが。だがこの場合は第1作の一面のみで決め付けた製作者の短絡な思想が浮き彫りになっており別の側面、つまりは山根博士の視点で物語を展開させていればまた別となると思う。)

それではどのようにすればいいのか?
まず自分が考えたのは「ゴジラの息子」のような孤島でのドラマをよりシリアスにストーリーを構成する方法。「マタンゴ」のようにクルージングに出た男女が突然台風によって彼らの乗ったヨット(またはモーターボート)が座礁し無人島に漂着する。幸いにして木の実などの食料には不自由しないものの地図には載ってない島でしかも島には強力な磁気があり救援するにも携帯が使えず。仕方なく一行は一夜を過ごすがある日の夜、凄まじい地震が島と一行を襲った。不自然な揺れに疑問を覚えた彼らが見たのはゴジラだった・・・・。しかもそれよりも巨大な怪獣と共に上陸してきたのだ・・・。これは「ジュラシックパーク」の2番煎じになる恐れもあるけど・・・。


次に第1作にて少しだけ描写されていた大戸島の伝説を映像化する方法。それも時代劇で。
島にはこの所時化続きで魚もろくに採れない事件が起こり漁民は嘆くがそれを知った島の長老は「あれはゴジラの仕業じゃ」と呟く。しかし若い漁師は作り話だとたかを括る。しかしある夜漁に出かけた若者はその伝説の怪物ゴジラと遭遇してしまい行方不明となってしまう・・・。そこで遂に出現したゴジラを退治するために数人の勇気ある男たちが出向くのだった・・・。


この2点だけでも別の可能性を見出せるとは思うのですが・・。
無論ゴジラの設定デザインは変更なしで。


巷では(といっても特撮ファンダムの中ですが)新怪獣を出せとかゴジラのデザインを新しくしろとかありますが寧ろ新しくするならストーリーを新しくしろと思いますね。

ゴジラは正義でも悪でもなく巨大な自然の怒りのシンボルで。
(善とか悪という概念はあくまで人間の都合にいいか悪いかということでしかないから。台風などは悪意はないしライオンなどの肉食獣が人間を襲うのもあくまで食料の確保あるいは人間が挑発したときでしかなくこれも悪意はないはずだ。)


404 Reply Re:ゴジラ映画の新たなる道程 殿様ギドラ Mail 2004/05/25 09:46

つつ書記長さんのおっしゃることはよくわかります。

孤島物には文明社会と衝突しない場合のゴジラを描くことが出来、野生動物としてのゴジラをより深く描き出せるという利点があります。
リスクがあるとすれば、怪獣によるスペクタキュラーな破壊の美や科学文明を超えたところにいるのが怪獣であるという観念を描きにくい点でしょうか。

また、時代劇のゴジラというのもゴジラの基本設定から考えれば十分ありうるストーリーですよね。
『ゴジラ』で打ち出された怪獣ゴジラのイメージには野生動物(大自然の力の象徴)でありながら科学技術の危険性(核実験の洗礼を受けることにより、放射能を帯びた体になっている)をも併せ持つという複雑なものがあったと思います。
これを、科学技術以前のゴジラはどうだったのかと展開させる発想も私は受け入れたいです。
ただし、あくまでも外伝的なものになるのは仕方ないところですが。

それでも現状に望みたいのは、変化球ではなく、ど真ん中を狙った怪獣映画の王道作品ですね。
これぞ怪獣映画というものを何作か作ったあとで、バリエーションとして孤島物や外伝ものを作るべきだと考えています。

405 Reply さて、どう? 殿様ギドラ Mail 2004/05/25 09:59

昨日、ゴジラオフィシャルサイトを覗いたらエキストラ募集の告知がありました。
それはともかく、その募集ページをじっくり読みますと、どうやら次回作にはX星人が登場するようですね。
4月1日の東宝WEBサイトに洒落で「X星人がこのサイトを占拠した」とかなんとかメッセージが表示されましたが、その文言に「ファイナルウォーズでは容赦しない」とかなんとか書いてあったので、もしや次回作にX星人が?とは疑っていましたが、本当だったようです。

はぁ~。

またもや過去の人気キャラクターをねじ曲げて再利用でしょうか。
これが、万が一、『怪獣大戦争』のストーリーはあったことにしていて、そのX星人から地球人に対して再度コンタクトがあり、今度は平和的に同盟を結びましょうというところからスタートする話なら納得しますけど。
(それなら、富士とグレンによるX星再調査の結果も劇中で触れるべきだな)
(それと、前回のX星人だって最初は平和的な態度だったわけだから『怪獣大戦争』を踏まえるならX星人が信用できるのか否かで一悶着起こらないと不自然でもある)

ひとつ希望があるとすれば、人類が対立するのはX星人ということになり、怪獣退治の物語にはならない可能性が高いというところですね。
(『怪獣大戦争』『怪獣総進撃』のパターンとなる)
過去3年の新作よりは、ストーリーには期待できそうか、な?
でもなー、『あずみ』を観た結果、監督さんの演出力にはまるで期待できないのであります・・・。

406 Reply ありゃ~ 殿様ギドラ Mail 2004/05/26 13:34

ゴジラオフィシャルサイトが大幅に刷新されてます。

http://www.godzilla.co.jp/

絶句。

407 Reply Re:ありゃ~ ほりぴー 2004/05/26 18:05

> 絶句。

世界へ風呂敷広げるのはまあいいとして、現実世界を見りゃ怪獣をからませて
そうくるかいっ!という設定はいくらでも考えつくのですが。

国連事務総長はともかく地球防衛軍?あたりから出発してX星人のご登場と
なりゃこれはバカ映画路線をまっしぐらじゃないでしょうかね。

408 Reply Re:ありゃ~ WARASI 2004/05/26 23:46

北村監督は「ゴジラ対メカゴジラ」からのファン世代だそうです。なるほろ!怪獣達の獣選?はその周辺ばっかですな~。おいおい、バラゴン・バラン・ゴロザウルスはどうした?どうせ御バカ映画を目指すのだったら、海底軍艦にリボルバーキャノンを仕掛けて、そっから、SY-3・アルファー号・スーパーX各種なんかが飛び出すなんていかが?(笑)
なんかまだ観てみないとそれは分からんですが、怪獣の経歴・存在意義・愛情なんかナシ、、、になりそうな雰囲気ですね~。つまりなんでもぶち込めば良しのごった煮映画、、、まあそれも良しかもしれませんが、もう硬い事言ってもしょうも無い気がしますので、とにかく面白い映画になんとかしてもらいたい物です。お願い~~。

409 Reply Re:ありゃ~ ダイチャン Mail URL 2004/05/27 01:32

東宝怪獣たちが10体と、轟天号と、X星人が出てきて、松岡の兄ちゃんが体を張ったアクションで頑張るといってます。どういう展開になるのか、全然想像がつかないのですが。しかも、N.Y.やパリに海外ロケだとか。12月に間に合うんかい。

ゴジラ50年の歴史に幕を閉じるというのであれば、私としては、登場するのはゴジラだけでいいような気がします。もう一度、ゴジラと人間をサシで突き合わせ、一体ゴジラとは何だったのかを、改めて追求してみるといった内容の最終作を観てみたいと思うのですが。
でも、これではお客が呼べないか。

410 Reply Re:ありゃ~ 殿様ギドラ Mail 2004/05/27 19:21

なんとも、まだ言葉が出てきません。
いま発表になっていることだけからでも、あれやこれやと企画のリスクが見えてくるけれど、
そこを指摘してみてもこれまでさんざん言い続けてきたことの繰り返しになるだけで、虚しさばかりがつのります。

轟天号をマーカライトファープやスピップ号と同列のメカだとでも思っているんでしょうか。
轟天とゴジラは共演してはいけない。
ゴジラ対ガメラ以上に危険が大きい。

正統なシリーズではない、パロディ物としてコメディ仕立てなら成立する映画かもしれません。
そんなものは別枠のアニメ作品か何かにしてください。

X星人の最終兵器が妖星ゴラスでもあたしゃ驚きませんぜ。

411 Reply お知らせ 殿様ギドラ Mail 2004/05/27 19:23

この掲示板はメンテナンスのため一時停止します。

日  時 : 2004年 5月30日(日) 午前8時30分より午後3時00分頃迄

影響内容 : 上記時間内の通信断によるコンテンツ閲覧、およびデータ取得の不能

*作業終了次第、通常どおりご使用になれます。

とのことなので、みなさまご注意ください。

412 Reply お久しぶりです! 四式戦車(チト車) 2004/05/31 23:57

御無沙汰していました。ゴジラ50周年記念作にファイナルウォーズの公開が決定しましたね。私は、このまま、勢いで進んでもいいものかな?と多少、複雑な心境ですが・・今回で最後だという予想外の展開となり、そう決まった以上は最高の大作を製作して欲しいと思います。スタッフ・キャストともこれまでにない豪華なものですし、海外ロケも良い挑戦でしょう。しかしながら、音楽監督だけは未だ発表されていないのが気になります。本日、伊福部先生の記念コンサート&パーティが開催された事もあり、最後こそ、伊福部先生の壮大かつ重厚な音楽で締めて欲しいと切に思う次第であります。
おそらく、製作側でも同じ事を考えて伊福部先生御本人へ交渉中なのではないでしょうか?但し、先生も90歳という高齢なので体力的にもキツく、製作側に対して今は保留されておられるのかもしれません。ギドラ様や先達の皆様方、これからもどうぞ宜敷くお願い致します。私は伊福部映画音楽が復活することを心から祈っております。

413 Reply Re:お久しぶりです! 殿様ギドラ Mail 2004/06/01 17:32

おお、これは四式戦車(チト車)さん、お久しぶりです。

伊福部先生の卒寿記念コンサート、行ってきましたよ!
交響頌偈釈迦を生で聴くことが出来たのが大収穫。
伊福部先生の姿も拝見できました。
(演奏そのものの善し悪しを詳しく述べるほどの「耳」と素養は足りませぬ・・)

ゴジラ映画は伊福部音楽であって欲しいとは私の願いでもあります。
が、難しいですよね。
50周年記念作の音楽がどうなるのか・・。
やり方としては『ゴジラ対ガイガン』のように既存の伊福部映画音楽を流用するという手もあるかと思いますが、
それではシーンごとに効果音との絡みも考えて作曲する伊福部先生の意志に反することにもなりかねません。

特撮映画や怪獣に深い理解があって、伊福部メロディとなじみの良い作曲が出来る方が音楽監督になり、各怪獣に当てた伊福部先生によるライトモチーフはそのまま使って全体の音楽設計をする、なんてことは無理なのか??
(今作に登場する怪獣で伊福部音楽を持つ者はゴジラ・ラドン・モスラぐらいか。マンダやミニラにはそんなに印象的なメロディを当てはめてはいなかったような)←うーん、改めて怪獣ラインナップの偏りを感じてしまった。

もともとはゴジラシリーズ各世代のスター怪獣を一同に集めるとかなんとかいうコンセプトだったはずだけど、
こうしてみると、主力になっているのはゴジラ映画がしょぼくなってしまった時代の怪獣じゃないですか。
(『南海の大決闘』や『ゴジラの息子』は好きな作品だが、ゴジラ映画の主流ではない)
どうせ設定も変えてしまう(キングシーサーを出すとは!)ならバトラあたりが出てきてもいいのに。

なんか変だ。
(あたしゃ、カマキラスだのクモンガだのエビラだのをもう一度別作品で見たいとは思わないっすね。一番問題なのはやっぱりキングシーサーでしょうか。沖縄と密接に結びついているのに、沖縄問題を扱うわけでもない映画に登場させてどうしようっての)

415 Reply Re:お久しぶりです! 四式戦車(チト車) 2004/06/01 22:52

> 伊福部先生の卒寿記念コンサート、行ってきましたよ! 
 そうでしたか!!でも、私は遠方であるし、時間的な問題もあって・・・残念ながら行けませんでした。「フィリピンに贈る祝典序曲」を生で聞きたかったですね。ここで一つお聞き致しますが演奏したオーケストラの人数は多かったでしょうか?どれも三管編成以上の大編成なので楽曲にもよりますけれど、単純計算すれば、90~100人程の大掛かりなものとなるので実際問題として、それだけの数だと経費や舞台の関係上、厳しくなるかと思うのです。だから、今回、正規よりも弦楽器等で演奏人数を減らされたのではないか?と考えている処なのであります。・・御覧になられた印象で構いません。
 その点をお教え戴ければ幸いであります。(できれば、大まかに見た感じの数を!)全く映像作品とは関係ない内容の投稿ですが何分、宜しくお願い申し上げます。

417 Reply Re:お久しぶりです! 殿様ギドラ Mail 2004/06/02 12:05

遠方にお住まいだといろいろ悔しいこともありますよね。
(私も昔は東京からずーーっと遠くに住んでいたのでよくわかります)

オーケストラの人数はざっと100人ぐらいはいらっしゃったと思いますよ。
正規の編成での演奏だったと思われます。
(確信はない・・。く~)

私の席は右端の前端に近いところだったので、理想的な鑑賞位置ではなかったかと思われますが、
全体に手堅くまとめたかな?という印象でした。
「フィリピンに贈る祝典序曲」の演奏が一番良かったんじゃないかと思うのは素人ゆえか・・・。
(あとの曲にはそれぞれ音が暴れなければならないパートがあって、そんな荒々しさの表現がいまいちだったか、なんて思ってます。それも、まんべんなく音が聞こえる席ではなかったせいかもとも思いますけど)

414 Reply ご・・・轟天号が・・・・!! コクラ 2004/06/01 19:45

お久しぶりでございます。

ところで、ニュースの中にこんなものが↓。
http://www.konamijpn.com/metal_news/index_news.html

こ・・・これが轟天号!!!??!?
いや、確かに近代的デザインではあります。今の人達にまともに見せるためには
これくらいする必要があるのかもしれません。
しかぁ~~~しっっ!!!宇宙戦艦にドリル付けて「はい轟天号ですよ。」と言
われても全然納得行きませんよ・・・。

416 Reply Re:ご・・・轟天号が・・・・!! 殿様ギドラ Mail 2004/06/02 11:52

おお!コクラさん、お久しぶりです。
そして、情報をありがとうございます。

轟天のデザイン画・・・。
言いたいことはたくさんありますね。
まずはずーっと言い続けてきたことを繰り返します。
轟天に限らず、過去の人気キャラクターを再登場させるとはどういうことか?
キャラクターとは名前だけのものではない。
外観・内実を伴って個性が生まれる。
そして、先人の創作物を引き継ぐとはどういうことか?
極端に言えば、己のオリジナリティを放棄して先人の発想に寄り添うことだ。

また、改変して良いのは、オリジナル版に不備があった場合のみ。
海底軍艦で言えば、原作小説は扱っているテクノロジーも思想も昭和38年当時にはすでに一般大衆にアピールし得ないものだった。
(ちゃんと押川春浪「海底軍艦」を読みました)
そこで映画版では大幅に内容を変えたと思われる。
(実際、現代の目で見れば小説版より映画版のほうがはるかにおもしろい)

そもそもゴジラ映画に轟天を出すことには反対です。
GMG掲示板大全国際映画祭以前
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Stage/3095/gmg/gmg01preeigasai.html
内の29番投稿以下参照のこと。(特に35番投稿)

それはそれとして、今回の轟天に覚える不安は、果たして映画『海底軍艦』の内容を引き継ぐ気があるのかどうか。
(マンダが登場するので、ひょっとしたらムー帝国を撃滅した兵器であるという背景を残すのか?)
しかし引き継いでいるなら、あのまったく別物のデザインはどういうことなのか。
劇中で大幅な改修があったことを説明するのか?
(『スタートレックthe motion picture』でのエンタープライズのように)

そして、新デザインそのものに関して言えば、地中に潜る気がないのか?と。
地面に潜るときは変形するんでしょうか。

小松崎茂さんによるデザインは、単純なシルエットの中に見事なバランスがあります。
また陸海空地中を進むための機能美と旧帝国海軍の兵器であることを感じさせる無骨さも持ち合わせている。
ドラマを理解したデザインだったと思われます。

しかるに新作の轟天は・・・。
デザイナーの方には責任はないかもしれません。
シナリオに合わせてデザインしたら、あんなことになったのかもしれません。
責任の所在は関係なく、新・轟天号、魅力がないですね。
(スタジオぬえが描きそうな宇宙船の先端にドリルをつけただけだな)

G×MGのとき、メーサー車にはデザイン画は存在しないという話を聞いて感激しました。
自衛隊の殺獣メーサー車を登場させるんだから、デザインしなおす必要はないということだったと覚えています。
それでいいじゃないですか。
そして、造形物をつくるときにディティールを磨き直すことで現在の特撮水準に合わせるというのが正解でしょう。

418 Reply Re:ご・・・轟天号が・・・・!! マイク水銀つつ書記長 Mail 2004/06/02 23:37

え~!!!!!これが・・・・・だって!?どこがやねん!!!
あのシンプルな中に完成されたフォルムの小松崎デザインを何故に・・・・!?
もうここまで来ると言葉を失ってしまう・・・・。
どうして現在のゴジラスタッフは先人の折角作り上げた財産をこうも台無しにするのだろうか・・・?
(せいぜい現在のガンダムプラモみたいにデイテールを加える程度に留めないのか。アニメでもマジンガ-とか今放映してる鉄人のようにデザインを変えないのに。そこが不思議だ・・・・。)
仮にここまで変更するならこれまでの経緯をじ~くり説明してもらわなければこの映画に轟天号を出す意味がありません。(私はそう断言します。)
あまりの無神経さに言葉を失いかけてます・・・。

435 Reply Re:ご・・・轟天号が・・・・!! ほりぴー 2004/06/16 10:53

海底軍艦・轟天号艦長ダグラス・ゴードン・・・

http://www.sponichi.co.jp/entertainment/kiji/2004/06/16/01.html

436 Reply Re:ご・・・轟天号が・・・・!! 殿様ギドラ Mail 2004/06/16 13:54

まず、ほりぴーさんに御礼申し上げます。
私自身はあまり幅広く情報を収集することに長けていないもので、新作情報も知るのが遅いことが多いです。
このたびは大変重大な情報をお知らせくださり、ありがとうございました。
今後ともどうかよろしくお願いいたします。

(大きく息を吸って)
さて、冷静な意見はひとまず棚上げにさせていただきます。
これほどの衝撃は、感情を込めた物言いでないと自分の気持ちを正確に伝えることが出来ません。
では、罵倒させていただきます。

北村くんは『海底軍艦』を100回観なさい。
毎回鑑賞リポートを書くのも忘れずにな。
100回も観られないというなら、いますぐ監督を降板しなさい。
自分が格闘技観戦マニアだからといって、そのスター選手を自作に引っ張り出すだけでも噴飯物だが、轟天号の艦長に日本人以外の演者を使うとは無知なのか、審美眼がないのか。
だから『海底軍艦』を100回観なさい。

さて、ここで矛先を変えるぞ。
今回の発表を聞いて、「ま、いいんじゃない」「お、おもしろそう」と思った奴。
北村くんと同じく『海底軍艦』を100回観なさい。

ゴジラ50周年に、円谷特撮映画の財産が焼け野原にされてしまうこと、残念という言葉では言い表せない。
「ファイナル・ウォーズ」の全体に責任を負うのは誰だ?
すぐに映画界から去りなさい。

419 Reply 期待要素もあるか 殿様ギドラ Mail 2004/06/04 11:11

「ゴジラ・ファイナルウォーズ」の製作報告会見の模様が東宝webサイトにアップされていますね。

まーその、めちゃくちゃになりそうという予感は依然として強いわけですが、期待できる部分もあるんじゃないかと無理矢理さがしてみれば・・。

CGを打ち負かす映画にする。
世界中を潰す。
ゴジラ映画のルールを変える気はない。

という監督の発言には期待感を覚えました。
また、早い段階から古参のスタッフとのコミュニケーションを取ったということは、周りの意見にも耳を傾けて作品作りをするということと受け止めて良いんでしょうか。

それと、あれあれ?
と思ったのは、最終作ということになった経緯についてのプロデューサーのコメントですね。
えー?そういうことなの??

420 Reply Re:期待要素もあるか 四式戦車(チト車) 2004/06/05 01:32

> CGを打ち負かす映画にする。
> 世界中を潰す。
 ギドラさんのおっしゃる通り、その点に関しては期待しております。しかしながら、ここで解釈論になるのでありますが「CGIを打ち負かす」とは、ミニチュアワーク(アナログ)とCGI(デジタル)を高密度に調和させてキャシャーンやドラゴンヘッド等のようなアニメ的要素を払拭し、デジタルを多用しつつも限りなく実写的要素の強い画を創るということなのか・・あるいは極力、CGI(デジタル)を使わずに昔ながらのミニチュアワーク(アナログ)主体路線でやるということなのかが
問題になると思うのです。私はデジタル・アナログ共に必要不可欠であり、どちらにも偏ってはいけない相互必須なものであると考えており加えて言うならばミニチュアワークの長所を最大限に引き出して斬新な画へと仕上げるものこそがデジタルだということです。デジタルばかりだと力のない浮いた画になるし、逆にアナログだけだと貧相で興ざめしてしまいます。本当、強さに溢れ、観客を興ざめさせない程の内容と映像を持った大作を創って欲しいですね。
 最後に本作が前作を凌駕するだけ力のある画で尚且つ高密度に調和したVFXを存分に多用した映画になると思いますでしょうか?

421 Reply Re:期待要素もあるか 殿様ギドラ Mail 2004/06/06 10:54

どんな画作りになるのか期待と不安が交差しております。

特技担当が前作に引き続いて浅田英一さんになるということで、「東京SOS」の延長線上にあるのではないかと予測されます。
また、『あずみ』という映画全体には不備が多数ありましたが、その特撮シーンにおいてCG(デジタル)偏重ということはなかったので、北村監督の映画技術に対するアプローチはそんなに間違ってはいないんじゃないかと思われます。(『あずみ』には特技監督に相当する人が見あたらないので北村監督のセンスと考えていいんじゃないかと・・。間違っていたら誰か突っ込んで!)

デジタルとアナログの融合というスタンスは守られると考えています。
そして「ファイナル・ウォーズ」が「東京SOS」より規模の大きな体制で製作されることから、その映像が前作を凌駕するであろうと考えて良いんじゃないでしょうか。
ただし、画作りというのは、カメラアングルやフレーム、編集も含めての物ですから、大スクリーンに映し出し、観客にストーリーを的確に伝えるための映像になるのかどうかは別問題でしょう。

『あずみ』の感想を書いたときにも言いましたが、北村監督には映画映像の基礎センスはあると見ていますから、間違ったチャレンジ精神を捨てて劇映画として「普通に」撮ってくれることを祈ります。
(画作りの話に限定すれば、です)

422 Reply Re:期待要素もあるか マイク水銀つつ書記長 Mail 2004/06/06 20:41

『あずみ』という映画全体には不備が多数ありましたが、その特撮シーンにおいてCG(デジタル)偏重ということはなかったので
まあ、殺陣の多くはデジタルでしたけどあの映画(汗)そのためか上戸彩(こんな字だったっけ?)の殺陣シーンは意味なく白白しいものだったと思いますよ・・・・。
でもまあ映像だけに限定すれば実景シーンも結構悪い出来ではない映画だとは思います。
しかし、今回の作品だと意味なしアクションシーン満載という気になってきてはいます(冷や汗)
思うに今の東宝って過去の財産を活かして新作を作るというより食い潰していますよね(絶句)おまけに某宇宙船(って思いっきり言ってるな)だと今後のゴジラとかって書いてあるし・・・(以前の「デストロイア」の時でも完結とか言いながら新作作っているから信憑性はあまり無しかも・・・・)どうせこれで終わりっていうなら金輪際作らないって決心してほしいですよね全く・・・・(少し怒りが・・・)


舞台を国外に向けたことはまずまずだとは思いますがアナログ中心にしてデジタルは要所に効果的に使って有終の美を飾ってほしいですね。(東京SOSビデオにでもなったらまた改めて検証したいですね)

423 Reply Re:期待要素もあるか 殿様ギドラ Mail 2004/06/07 18:57

マイク水銀つつ書記長さん、どうもです。
『あずみ』、確かにデジタル処理による映像効果は頻発していましたが、具象物をCGでまるまる描いてしまったところは最近の映画の中では少ないほうじゃないかと思いました。(って、見直す根性はちょっとないでげすな)
劇中の実在感に気を配ってくれればいいな、と期待を込めて・・。

「意味なしアクションシーン」・・・。怖い怖い怖い。ありそうだなぁ。手段が目的化してしまうタイプの監督さんかもしれないので、実にやばい。
だって、ミュータントなんつー怪獣映画には水と油の設定もマトリックス的アクションをやりたいために持ち込んだんじゃないのと疑ってしまうのでありました。
(怪獣映画を作りましょうよ。人間が飛んだり跳ねたりすることで面白さを出すのは別種の映画じゃないの?)

今回でゴジラシリーズ完結というのは、さほど本気じゃないんでしょう。
製作報告会見でのプロデューサーコメントで明らかですね。
シリーズ全体を見通す視座がないのに、完結編なんか作れるわけがありません。(うへー、辛口!)

映像作りに関してはぎりぎりまでアナログ(ミニチュア)を使い、最後の補助としてデジタルを使うという方針のようですよ。

424 Reply さらにゴジラの話 殿様ギドラ Mail 2004/06/07 19:08

東宝映画トピックスに伊福部先生卒寿記念コンサートでの会見の様子がアップされてます。
http://www.toho.co.jp/movienews/0405/14godzilla_ib.html

すごく重要なコメントがありますね。
伊福部先生がなぜ『ゴジラ』の音楽を引き受けたのかというところ。
軽く読み流してはいけません。
以前もどこかで書きましたが、円谷監督が手がけた怪獣映画にはバックボーンに生き物に対する慈しみの念があるのです。

ゴジラを核兵器の象徴と見るのもありでしょう。
大自然の驚異であるのはもちろん。
ひょっとしたら、人間を超える者としての神性もあるのかもしれません。
しかし、しかし!
ゴジラ(その他の一般的な怪獣)は生き物なのです。
そして、生き物に対する愛情を持たない怪獣映画など、クソです。
(と、「ファイナルウォーズ」を牽制)

425 Reply Re:さらにゴジラの話 四式戦車(チト車) 2004/06/10 20:55

> 東宝映画トピックスに伊福部先生卒寿記念コンサートでの会見の様子がアップされてます。
 トピックスを見ました!伊福部先生はゴジラの最後を非常に惜しんでいる御様子ですね。これは私の勝手な推測でございますが・・今回の音楽は伊福部先生の担当路線で話が進められておる気がしてなりません。卒寿記念コンサートとその会見様子の東宝映画トピックスへの掲載が何よりそれを物語っていると思うのです。そして、未だ音楽監督だけが空白だというのも一つの証拠でしょう。製作サイドも又、ゴジラの最後を飾るに相応しい人間が伊福部先生をおいて他にはいない事を百も承知の筈です!!
 あとは、先生の体力的な条件如何にかかっていると言えるでしょう。最高の映画を創るにはまず最高の音楽を確保せねばならないと考えています。 極端な話、音楽が伊福部先生でないとなれば・・その時点で本作の命運(成功か否か)の半分を決してしまう程の重大な喪失となるのではないかと思っております。少々、傲慢な意見ではありますけれども・・。
 私が言いたいのはそれだけゴジラにおいて先生の音楽は重要かつ、ピッタリと密着している物だと云う事です。ゴジラには先生以外にも名だたる音楽家の方々が担当なされ各々の世界観を演出されてきたワケであり、最近では大島ミチルさんが女性とは思えない程の重厚さとパワフルさを持った音楽を書かれ私自身、大島さんの音楽はとても気に入っております。
 しかし、そんな彼女であっても怪獣と云うこの世ならざる物の表現方法がまだ、充分とは言えず、どうしても音楽設計の主体が怪獣ではなく人間へとウェイトを置かれてしまいます。そういった点からも先生にはまだまだ及びません。特に復活シリーズでは若手の方々が相次いで手掛けられ映画が一本一本
異なるパラレル的性質であるのでチャレンジと云う意味では良かったのかもしれませんが・・私はゴジラの音楽としては全く認めてはいません!ミレニアムでは服部氏が伊福部先生の音楽温度に近付ける事を目標に手掛けられたようですが温度が近付くばかりか・・先生のゴジラ・テーマとの繋がりが非常に悪く浮いてしまっていました。これは先生のゴジラ・テーマを使わないでむしろ独自の音楽路線でいけばそれなりに良い物であったのかもしれません。それでも、平成シリーズのvsスペースゴジラ時よりは進歩していました。彼なりにゴジラと云うモノを勉強したのでしょう。
 次にGMKの大谷氏のそれは服部氏とは逆に伊福部先生の影から脱却しようとして、試行錯誤した末、自分の世界観を打ち出そうと電子音(テクノ)路線へと走ってしまい、辛うじて映像では何とかなっても音楽自体はしっちゃかめっちゃかな物となってしまいました。ゴジラで電子音(テクノ)とは幾ら何でも安易に過ぎます!ガメラ三部作の出来とは大きく懸け離れた代物であると言わねばなりません!!裏を返せば、大谷氏は伊福部先生が創造した世界の重厚さとゴジラの長い歴史になす術もなく、苦し紛れに自分が得意とした電子音(テクノ)へと逃避したに過ぎません。音楽としての評価はC級のホラー映画にありがちな非常に低俗なモノと言えるでしょう。栄えある歴史を持つゴジラの映画に使うべき物ではありません。
 色々とシビアな意見を書きましたが私は50周年と最後を飾るに相応しい映像
・内容・音楽を持った素晴らしい映画になる事を心から願う次第であります。(第一義には伊福部音楽を!!!)

426 Reply Re:さらにゴジラの話 殿様ギドラ Mail 2004/06/11 10:43

四式戦車(チト車)さん、素晴らしいです。

「2000ミレニアム」以降のゴジラ映画音楽を簡潔に、そして要点をしっかりと捉えて分析なさっていますね。
大島ミチルさんは3作担当なさっていますから、その善し悪しをいろいろ考える機会がありましたが、
服部さんや大谷さんの音楽についてそこまでは考えていなかったです。

四式戦車(チト車)さんの分析に異論なしです。

そして私もゴジラと伊福部音楽は切り離せないものだと考えています。
これはゴジラ映画だけにとどまらない話でありますが、映画音楽というものは決して添え物ではありません。
音楽の出来如何で作品全体のクオリティが左右されてしまいます。
(音楽に感度がない人や音を聞けない人にとっての評価はまた別なのでしょうけれど)
ストーリーにはさして高度な思索もなく、構成が見事だったわけでもない『スターウォーズ』が全世界で大ヒットしたのは、
新奇な映像もさることながら、ジョン・ウィリアムスによる高揚感に満ちた音楽あればこそだったのではないかと睨んでいます。

ゴジラ映画は第二作においてすでに佐藤勝さんに音楽をバトンタッチしていますが、
歴史を重ねるうちにゴジラと伊福部音楽が一体となりました。
これは一種の淘汰でありましょう。
よりよいものが認められたということではないでしょうか?
(単に第一作の音楽が伊福部昭だったからその刷り込みであるとは言えないはずだ)

現在、それほど広く認知されているとは言えないまでも、スター・トレックといえば、「the motion picture」用にジェリー・ゴールドスミスが作曲したメインテーマが想起されるようになっています。
オリジナルのテレビシリーズとは別のメロディですね。
(オリジナルは、「ニューヨークへ行きたいかぁぁぁ!」でおなじみの「アメリカ横断ウルトラクイズ」に使われていた)
この例からも刷り込み効果を否定したいです。

(まあ、それでもゴジラのテーマとして「ドシラ・ドシラ」を使うのは否定したいんですけどね。あれはもともとゴジラ用に作曲されたものではなくて、
ゴジラに立ち向かう人間のテーマである)

さて、そこで問題。
「ファイナル・ウォーズ」にはゴジラその他の怪獣が登場するのは間違いないのでしょうけれど、
伊福部音楽とマッチするストーリー・演出があるのかどうか・・・・。
過去の作品で言うと、『ゴジラvsキングギドラ』は伊福部音楽との相性がかなり苦しかった。
伊福部音楽の大きさに見合ったスペクタクルが映像面に発揮されていないと、いくら伊福部音楽を使っても相乗効果が出ません。
編集のタイミングなども影響しますから、特殊効果が精緻で迫力のある映像ならそれでいいというものでもないのです。
また怪獣たちの奔放さや無垢さも表現された内容でないと、伊福部先生による怪獣のライトモチーフが生きないでしょう。

私としてはゴジラ映画で伊福部音楽を聴きたいのはやまやまだけれど、内容がそぐわないなら伊福部音楽を使ってくれるなということになりましょうか・・・。
(たとえば、GMKゴジラに伊福部先生のテーマをつけていたらイヤな思いをしたでしょう。映画のエンディングにとってつけたように伊福部音楽を流したセンスには怒りすら覚えた。とくに怪獣大戦争マーチ。ぜんぜん関係ない曲じゃないか!
うう、それでも伊福部音楽が聞こえてきたことそのものによる安心感もあったことは否定できないが)

それともう一点、伊福部音楽を使うとしても、もう伊福部先生に新たに作曲していただくのはやめたほうがいいんじゃないかと思うところもあります。
お体に負担がかかるようなことは避けて欲しい。
伊福部先生の知識・経験を後世に出来るだけたくさん伝えなければなりません。
そのためには元気で長生きして欲しい!
「写真集特技監督円谷英二」に作家の平木國夫さんが寄せているエッセイには『日本海大海戦』の強行スケジュールが円谷監督の命を縮めたのではないかという見方が示されています。
当時円谷監督は68歳。
現在伊福部先生は90歳ですから、映画音楽製作というスケジュールに縛られた厳しい仕事をお願いするべきではないと考えます。

四式戦車(チト車)さんの願いに反対するような意見ですが、あくまでも映画の出来を優先するなら伊福部音楽必須と考えている点は同じです。
ただ、現在のゴジラ映画より天才伊福部昭の存在のほうがずーっと重要だと考えるのです。

音楽は大事ですから、出来るだけ多くのご意見を求む!

427 Reply Re:さらにゴジラの話 ほりぴー 2004/06/12 08:26

皆様言われているように、伊福部音楽は作品を選ぶということは同感です。
円谷特撮のような骨太の映像にこそふさわしい。

しかしながらVSシリーズにおいて川北監督がいみじくも「伊福部音楽に
助けてもらいました」と述懐するように、映像さえも補って余りある音楽で
あることも事実だと思います。

従い50周年記念作にはあえて伊福部音楽(先生ご自身による新曲や編曲には
ご無理は言いません)を尊厳ある形で迎えることは、ゴジラ映画制作者として
最低限の矜持だと考えます。(GMKの様な扱いは論外)

この場でネタばれ云々言う方はおられないと思いますが、GFWには
「ゴラス」も登場のよし、ますます闇鍋のごとき様相を呈してきました。
この作品に芯を通せるのは伊福部音楽以外にあり得るでしょうか。


428 Reply Re:さらにゴジラの話 殿様ギドラ Mail 2004/06/12 11:21

ゴラス、ですか・・・・・。
冗談で書いたことが本当だったんですね。
ほりぴーさん、それは噂のレベルなんでしょうか、それとも正式なアナウンスがあったんでしょうか。

そうなると、どうなんでしょう、もはや伊福部音楽をもってしても芯を通すことは不可能では?
シナリオを読まないと言い切ることはできませんが、もしめちゃくちゃな映画だったら、いくら宣伝上ゴジラ50周年記念という冠をつけていても、伊福部音楽と組み合わせるのは間違いであると考えます。

いや、これがまったくのコメディ映画であって、ゴラスどころか獣人雪男は出るわ、日本は沈むわという東宝特撮史をひたすら振り返るものなら、
それぞれの作品から音楽(石井歓あり、古関裕而あり、佐藤勝あり・・・)を引用し、その流れで伊福部音楽も使用するということで納得します。

妖星ゴラス、やっぱりX星人の最終兵器なのか?
ラストは地球防衛のために力を合わせることになった人類と怪獣が手に手を取ってゴラスの軌道を変えるために「愛」の念力を送るんでしょうか。
怪獣と意志を通じさせるためにミュータント軍団のテレパシー能力活用?
(このミュータント兵士なんつーのも「エスパイ」から発想してたりして)

頼む、「ファイナルウォーズ」は笑いの映画であってくれ!

430 Reply ゴジラと鉄人28号 ゴジゴメ@カルピスボトルアイスが好き URL 2004/06/12 20:13

ギドラ様
お久しぶりです(^^)

最近は テレ東系の鉄人28号をタイマー録画して見ています。
六本木男性合唱団の主題歌良いです そして音楽家千住明氏のサウンドトラックは極上ですね オーケストラによる音をフルに生かしている感じがします♪
今まで何度かリメイクされましたが 一番原作の雰囲気を捉えていますし日本の戦後、高度経済成長初期そして現代につながる世界情勢がきちんと脚本に盛り込まれていることに感心しました。

FINALWARS 最後というからいろいろ想像しながら情報を集めていたのですが なんかおもちゃ箱をヒックリ返したような感じになりそうでかなり不安です(^^;)。
派手さは出演者や怪獣、メカ、海外ロケ等から結構伝わってくるのですが やはり伏線はりめぐらした面白い脚本でうならせてほしいものです 多少地味目でも良いですから ってもう遅いですか?



432 Reply Re:ゴジラと鉄人28号 殿様ギドラ Mail 2004/06/13 17:36

おおー。
ゴジゴメさん、お久しぶりです。いらっしゃいませ~。
テレ東の鉄人は私も出来るだけ観るようにしています。
ゴジゴメさんご指摘の思索性には私も感心しています。
丁寧な作りにも好感が持てます。
ちょっとひっかかっているのは、「鉄人28号」という原作を得て、あそこまで重苦しい雰囲気にするべきなのか?
というあたりですね。
原作(巨大蟻が登場するエピソードのみ読んだことがある)はもっと明朗な活劇に仕上がっていたような気がします。
今回のアニメ版、同じ内容でももう少し明るい雰囲気になっていればなぁなどと・・・・。

「FINAL WARS」、まあ、そりゃあすでにクランクインしているわけですからこれから脚本の変更なんてありえないでしょうけれど、ちょっとしたディティールの手直しなどは可能ではないかと思います。
ゴジラファンとしては諦めずに気が付いたこと、気になることはどんどん発言していっていいと思っています。
んーー、これほどあれもこれもと詰め込まれていると、やっぱり不安ですよね。

433 Reply クレージー黄金作戦 殿様ギドラ Mail 2004/06/15 13:17

今月の日本映画専門チャンネルでは、『クレージー黄金作戦』(昭和42年作品)を放送中。
これは東宝創立35周年記念映画としてクレージー・キャッツ主演で製作された大作映画であります。

クレージー主演で大作と言われてもピンと来ないかもしれませんが、上映時間2時間36分と聞けば、なんかすごそうだと思ってもらえるかも。

植木等がギャンブル狂いの住職(なんじゃそりゃ)、谷啓は実直な青年医師、ハナ肇は家業のせんべい屋を投げ出して代議士になってしまった(いい加減な)政治家を演じます。

この3人の運命が絡み合って、仲間になり、アメリカ・ラスベガスでブワーーっとやっちゃう映画です。

何しろ長尺ですから、はじめの50分は主役三人それぞれがバラバラに動いていて、互いに面識がないという状態。
このべつべつのストーリーを巧みに絡めていくシナリオ構成はまったくお見事です。
(田波靖男・笠原良三共同)

助演には若大将シリーズでおなじみの俳優さんが大挙出演。
(飯田蝶子・有島一郎・中真千子などなど)
主役三人がハワイに立ち寄るシーンでは・・・・・。

そのほか渡辺プロ製作ということもあり、ドリフは出るわ、ザ・ピーナッツはでるわ、ジャニーズも出たりして。

無責任シリーズの最高傑作となるとやっぱり第一作目の『ニッポン無責任時代』かな、などと思いますが、
この『黄金作戦』での植木等(町田心乱)は平均(たいらひとし)よりもさらに過激に欲のかたまり。
ラスベガスで歌いまくる「金だ金だよ金金、この世は金で回ってる~」という主題歌の潔さにも脱帽。
こんな「お下品」な映画を大作扱いで作り得た昭和40年代はモーレツだったのね。

ちょうど「キングコングの逆襲」と同時期の浜美枝嬢もギャンブル狂いの女子大生役でヒロインを演じております。

長くて飽きるという意見もあるようですが、喜劇映画はどうしても製作された時代と密着してしまう傾向が強いので、昭和40年代を念頭に置いて観るのが正しい姿勢かと思います。
私は、飽きることなく2時間40分弱を見通すことが出来ましたよ。
というか、十数年前オールナイトで一度観たことがあり、「すげー、おもしれー」と思ったものの、その後再見することなく今に至ったのでありました。
2枚組のLDも発売されたことがあるんですが、金欠で買えず。
クレージーのオールナイトにはずいぶん通ったんですが、長尺ものとなると『メキシコ大作戦』の方ばっかりだった・・。
『メキシコ大作戦』より『黄金作戦』のほうがシナリオが緊密であると思っております。

今回の放送はLD用マスターテープだと思われます。
一部セリフが削除されている部分あり。

日本映画専門チャンネルを視聴できる環境にある方にお勧めしますよ。
(さすがに昭和40年代の空気を知らない人には辛い映画かもしれませんが)

クレージー物のDVD化はなかなか始まりませんねぇ。
円谷英二生誕100年企画で『大冒険』がDVD化されただけか。

437 Reply 轟天考察 殿様ギドラ Mail 2004/06/17 17:35

『海底軍艦』および轟天号について考察します。

映画『海底軍艦』には、日本人の再生というテーマが含まれています。

トップ屋海野魚人が楠見を訪れて海底軍艦について探りを入れるシーンでは、
イ号400、401、402の話題を絡めることで日本には優秀な技術力があったのではないか、
という当時(現在も?)の日本人が抱いていたと思われる誇りをくすぐります。

もちろん轟天号が日本人である神宮司大佐が作った物で、その轟天が世界を救う切り札になるという
劇展開も日本人の自尊心を鼓舞するものでしょう。
(ムー帝国猊下のセリフに「我々より劣る民族にそんなことが出来るはずがない」というものもある)

しかし、単純な日本民族万歳の映画ではないのです。
「せっかく訪ねてきた娘に優しい言葉の一つもかけられない戦争気違い」
「お父様の考えはムー人と同じです」
日本人の優秀性を示しているかのような神宮司大佐に対して上記のようなセリフが投げつけられます。

神宮司は戦中の日本を体現する存在として描かれており、その思想に対するはっきりとした批判が提示されているのです。
同時に「海底軍艦は無用の長物ではない」とされ、戦中の日本にも優れた部分があったのではないかという観念に結びつきはしないでしょうか。

決して和平に応じようとしないムーを撃滅することは、戦中の覇権主義・帝国主義を撃滅することであり、
ムーの動力室破壊に向かう挺身隊に本来轟天建武隊とは無関係の刑事やカメラマンが参加しているのは、
新・旧の日本人が共同でことにあたる様子を象徴していると思われます。
(リアリズムのみで考えれば、刑事やカメラマンが挺身隊に参加するのはいささか変である)

私が『海底軍艦』から受け止めているのは、戦前・戦後に溝を作らず、それぞれの良いところ悪いところを認めてさらなる理想を目指すべし、
という思想です。
(日本人から離れて普遍化することも出来る考え方でもありましょうが、作品そのものはあくまでも日本の来し方行く末を描いている)

また、轟天号はあくまでも神宮司の私物として描かれています。
(かつての上官、楠見の要請も聞き入れない。ムー攻撃に向かうときも「本部へ連絡してください」というだけで、誰の指揮下にも入らない)
神宮司の執念が作り上げたのが轟天号。轟天=神宮司と言ってもいいぐらいでしょう。
そして、具体的なメカニズムの説明はなく、性能は謎とされていることから単なる機械(道具)というイメージにとどまらないのです。
(酸素を研究するうちに「偶然」発見された芹沢のオキシジェンデストロイヤーに似た立ち位置である)
これがもし、原子力だなんだと科学的に予測可能なテクノロジーを示してしまうと、神宮司との一体感が損なわれ、他者と共有可能な道具になってしまう。

先に述べたように、神宮司が戦中の日本を体現するなら轟天も同じと言えるはずです。

海底軍艦・轟天号はかように「日本」と密接に結びついたスーパーメカなのです。

「ゴジラfinal wars」に登場する轟天号が『海底軍艦』に登場する轟天号とはまったく別物である可能性はあります。
『惑星大戦争』に出てきた宇宙船も轟天ではありますが、あれは『海底軍艦』とは無関係のストーリーになっています。
しかし金星へ行った轟天は海底軍艦とは名乗っていませんでした。
海底軍艦・轟天号を想起させるようなドリルをつけてはいるけれど、別物だというはっきりした線引きは行われていたはずです。
では「ファイナル・ウォーズ」での轟天号も別物だと言うのか?
海底軍艦という看板を使い、登場怪獣にマンダもいるという関係性。
これで神宮司も帝国海軍も関係ない船だとするなら、それはそれで別の問題をはらむことになる。

さて、海底軍艦轟天号のその後にあれやこれやとサイドストーリーを付け足せば、ガイジン艦長が登場してもつじつまは合うでしょう。
しかし、つじつまが合えばそれでいいというものではありません。
外国人が指揮する轟天号?
なんじゃそりゃ、です。
(ガイジンが指揮する日本ということで、ものすごく辛口の政治批評を含ませることが出来るかもしれないけどね!)

異論反論歓迎(賛同があったりするともっとうれしい)

438 Reply 軍事考察 四式戦車(チト車) 2004/06/17 20:35

> 映画『海底軍艦』には、日本人の再生というテーマが含まれています。
> イ号400、401、402の話題を絡めることで日本には優秀な技術力があったのではないか、
> という当時(現在も?)の日本人が抱いていたと思われる誇りをくすぐります。
  実は私、海底軍艦・轟天号の映画を観たことがないのでストーリーに関して、ギドラさんをはじめ先達の皆様のような崇高な考察ができないことを悔やまれてなりません。
  さて、今回は話題の焦点が180°ズレてしまいますが、旧日本軍の兵器について語ってみたいと思います。日本は米・英・中蘭によるABCD包囲網で締め上げられ、燃料や資源が輸入できなくなり、国家の存亡をかけて太平洋戦争へと踏切りました。総トン数・110万㌧を誇り世界屈指の海上打撃力を有した日本海軍は三年九ヶ月に渡り連合軍と矢尽き歯折れるまで戦いました。
  日本陸軍にても日本海軍程の近代兵器と合理性はありませんでしたが、
ペリリュー島・硫黄島・沖縄では卓越した戦闘技量と頑強な護国精神をもって、数千倍の物量を誇る米軍に対し、大きな打撃を与え、奮闘しました。
今日、如何に兵器が発達し、米軍に次ぐ近代兵器を保有する自衛隊であっても旧日本軍のような戦闘技量や護国精神はもはやなく、近代装備充実といううわべだけの骨無し集団になってしまったと思っております。
  これは映画に関しても共通する面が多々あると言えるでしょう。現在、CGI・デジタル合成技術が際限なく発達し、映像は比べ物にならない程、進歩しておりますが・・中身も又、昔より格段に進歩しているかと云えば、決してそうではなく、むしろ、黒澤監督や円谷特技監督のそれと比べて、中身は遥かに劣ると言っていいでしょう。・・思うに軍事にしても映画にしても時代の人間観に大きく影響されるのではないでしょうか?
  戦前~戦中に育った人々は儒学の教えである教育勅語と教育の充実によって、国を愛し、人の生きる道をしっかりと心得、優秀な人材を多く輩出し戦後、新幹線や高度経済成長を創造しました。
  文化面にも黒澤監督や円谷特技監督、そして、世界のゴジラたらしめた伊福部先生も又、同じ時代を生きてきた偉人です!こうした偉人達の功績があったからこそ、今の日本があるのです。
  一方、今はどうでしょう?教育も「ゆとり教育」と称して、教程内容を三割も削減し、従来は決して無かった親殺しや幼児虐待、学校同級性殺害等の犯罪が続出しています。次世代の日本を担うべき若者(私も若者ですが)は堕落してゆき・・かつてのような国を愛する心も薄れ、キレると平気で他人を殺傷するし・・売春行為の増加や禁止薬物の取引等々、こんなんで良い物が生まれる筈ないのです。
  現代人は先人の功績へとどっかり乗っているに過ぎず経済も上向き傾向
にあるとは云え、依然、中小企業の状態はよくなっておりません。
  日本人(現代人)は過去だからといって歴史に目を背けず、先人が創造した功績をしっかりと認識し、新生日本を築き上げていって欲しい。
  9.11から世界の情勢が変わり北朝鮮の問題も相成って日本も本当の意味で生まれ変わらなければならない時代(とき)がやってきました。
  憲法を改正して軍隊保有を明確にし、しっかりとした発言力を持たねばなりません!それを担う我々、若者が目を覚まして自分の為・・日本と云う国家の為に精一杯努力して生きることであります。
  そういう意味から今度のファイナル・ウォーズは現代日本における姿の結晶となるのではないでしょうか。第一作のゴジラが戦後日本の象徴たる姿の娯楽作品であったと同様に。
  逆を言えばこの作品でコケたら、「ゴジラ」と云う映画ブランドは消滅してしまうでしょう!! 二度とこのキャラクターは公の前に姿を現せなくなります。それだけ、東宝・・製作サイドは重大な岐路へと立たされているのです。又、それだけ重大なことと本当に認識してやっているのでしょうか?
  東京SOSのような御都合主義的内容にはならないだろうか!?
  あの程の詰込んだ内容をしっかりと消化できるのだろうか?
  
  広範囲に渡って文章を書いてきましたが・・最後に私の仮名である四式戦車(チト車)は御存知でしょうか?ブリキの棺桶と連合軍から嘲笑された日本陸軍の戦車でしたが・・戦争末期に数台が完成し、装甲・火力・大きさが世界水準に達した戦車でM4A3E8シャーマンやT-34/85を正面から撃破できタイガーⅠにも太刀打ち可能だとされています。
  これが沖縄へ実戦配備され首里~那覇一帯の攻防戦で米軍のM4シャーマン、M4A3E8シャーマンと激戦を繰り広げ、二ヶ月近くの間、米軍を釘付けにしたようです。この四式戦車(チト車)に関して正確なデータはありませんが・・写真等で見ると従来の日本戦車にはないボリュームと力強さがあります。私は今の自衛隊の90式戦車よりもこの四式戦車(チト車)を気に入っています。
  ちなみに戦後、この戦車を見た米軍の調査団はその性能の優秀さに驚き「もし、この戦車が一年早く、実戦配備されていたら太平洋における島々での戦車戦の様子は全く変わっていただろう」と言ったそうな。
  本旨とは関係ない話になってしまいましたがこれで終わります。
  今後共、宜敷くお願い致します。    

439 Reply Re:軍事考察 殿様ギドラ Mail 2004/06/18 10:57

四式戦車(チト車)さん、どうかニュートラルかつ理性的な判断を保ってくださいね。
ハンドルネームにそんな由来があるとは知りませんでした。
勉強になりました。

まずは『海底軍艦』を鑑賞することを強くお勧めします。
本多猪四郎、関沢新一、円谷英二のトリオが戦後日本になにを訴えたか。
軍事力を誇示することは国際発言力を強めるための手っ取り早い手段ではあります。
しかしながら、それは、ムーの脅迫と同じことです。

また、あくまでも映像作品掲示板という枠で申し上げますと、
小津安二郎監督の『生まれてはみたけれど』も是非ご覧になってください。
教育勅語が国の教育政策の基盤だった時代に親子関係がどのようなものであったかを知ることが出来るでしょう。
(現代と何も変わりゃしないのですよ)

国家とは何か?
国民があっての国家ではないのでしょうか?
国民に死ねと言った瞬間、国家は敗れているのです。
命を賭けて愛する者を守るとはどういうことか。
本多・円谷コンビの『さらばラバウル』をご覧になってください。

また大戦中の軍隊がどのようなものだったのか、勝新太郎の兵隊やくざシリーズをご覧になってください。

また戦前も戦後も変わらぬ日本人の問題を明治生まれの先人たちが大衆につきつけたのが『日本誕生』です。

現在のアイデンティティを失いつつある日本を作ってしまったのは、勝つ見込みのない戦争を推進し、無条件降伏を受け入れざるを得なくし、アメリカの援助無くしては復興も出来ないほど国を疲弊させてしまった「思想」であると私は考えています。

と、いうような議論とは全く接点のない作品になるんでしょうね、「ファイナル・ウォーズ」は。

440 Reply Re:軍事考察 四式戦車(チト車) 2004/06/18 18:22

> 軍事力を誇示することは国際発言力を強めるための手っ取り早い手段ではあります。
> しかしながら、それは、ムーの脅迫と同じことです。
  
 ギドラさん、御回答をして戴き真に有り難うございます。映像物とは関連
ないお話でしたが、どうか、御了承下さいませ。
 海底軍艦・轟天号は最寄りのレンタル店にないのでDVDを購入して見てみたいと思います。小さい頃の記憶ですが、さらばラバウルはとても好きな作品でした。この作品の感激が今の軍事と歴史を研究する源泉となったと言えます。
 又、日本誕生では伊福部先生が重厚な音楽で物語を引き立てておりました。
 現在、視覚効果としての映像技術は昔より遥かに進歩していますが人々の心へ直接に訴え響くと云う内容的側面においては必ずしも勝っているとは言えず、むしろ、及ばぬ事が多々あると思っています。
 ゴジラに関して言えば円谷特技監督の時代と比べ、大きく劣っているのではないでしょうか?特に全体を見通す技量は比ぶるべくもありません!
 ファイナル・ウォーズ製作にあたり製作サイドはゴジラと云う物の初心へ還って見つめ直ししっかりと骨のある内容と素晴らしい映像・音楽を持った作品へと仕上げて戴きたいです。
 私は前作のような御都合主義的内容にはならぬことを切に祈っております。
 戦後、日本が創造した世界のキャラクター・ブランドであるゴジラの名を汚してしまうような映画にだけは絶対せず、我々、観客が最後として気持ち良く鑑賞できるそんな映画にして欲しいですね。そんなことから私は今作の出来映えを非常に期待しております。
 
 最後に冒頭にある引用文への補足として私は軍事力なくして国家の発言力は無いと云う右翼的論理の立場へ立ってはおりますが・・劇中のムー帝国や現在のアメリカ合衆国のように強大な軍事力を持ってそれを誇示し、他国を威嚇した上での国際的発言力を求めているのではなく、憲法第九条によって、軍隊なのに軍隊ではないと云う曖昧な存在である自衛隊を法的にも明白な存在にして欲しいのであります。
 
 確かに近年になって自衛隊の国際的活動が活発化・評価されてきてはおりますが、今度のイラク派遣等、その多くがアメリカによる半強制的な派遣依頼によるものであり、我が国はそれに対して拒否もできず、言われるがままにしているというのが現状です。

 そこを改善する為にも日本はアメリカとの協調を持ちつつ、誰の力も借りずに自国のことはしっかりと自分で守れる整備をしなくてはなりません。近代的装備だけに限らず、法的にです。

 それができてはじめて戦後、日本は真の自立を果たしたこととなり、国際的にも諸国の評価が高まることで国際的発言力というものが形成されていくのだと考えています。

 私はアメリカ無しには生きてゆけぬという今の日本の極度な依存状態に早くピリオドを打って欲しいのです。重ねて言うならば、日米の関係は一方的な敗者依存ではなく、両者対等なる協調であります。

 




441 Reply Re:轟天考察 マイク水銀つつ書記長 2004/06/19 12:40

> 『海底軍艦』という映画にはもう一つの隠されたテーマとして「日本人としての誇り」というのもあります。
これは劇中での神宮寺の態度を見れば判るのでありますが最初、楠見から海底軍艦の使用を命令されるとき神宮寺はあくまで日本再建の為にこれを造ったといい世界平和の為に使用することを拒否していました。
あくまで日本が再び世界に向けて宣戦布告するための象徴として。
だが、この理想(?)も旗中によって「戦争キチガイ」と罵声を浴びせられてしまう羽目になります。
世界の支配という目的そのものが世界を恐怖に陥れているムーと同様の思想になってしまうためでした。
敗戦を知らずに国家の為に秘密兵器を建造し長年の歳月をかけて完成させた轟天号。
しかしそれも歪んだ国家思想の為の道具。神宮寺は娘を誘拐されムーのスパイ海野にドックを爆破されたことで海底軍艦を発進させることを決意するのですがあくまで自分の娘を救出するため。
世界の為にムーと戦ってはいなかったのです。

上官楠見にも本部に連絡してくださいというだけで言及していない。

また海底軍艦そのものも敗戦色が濃厚な日本海軍が逆転勝利のために建造された兵器ということで映画はムーが壊滅するところで終わっているのですがこの後、轟天は海底に沈められたかド�

442 Reply Re:轟天考察 マイク水銀つつ書記長 Mail 2004/06/19 12:45

> 『海底軍艦』という映画にはもう一つの隠されたテーマとして「日本人としての誇り」というのもあります。
これは劇中での神宮寺の態度を見れば判るのでありますが最初、楠見から海底軍艦の使用を命令されるとき神宮寺はあくまで日本再建の為にこれを造ったといい世界平和の為に使用することを拒否していました。
あくまで日本が再び世界に向けて宣戦布告するための象徴として。
だが、この理想(?)も旗中によって「戦争キチガイ」と罵声を浴びせられてしまう羽目になります。
世界の支配という目的そのものが世界を恐怖に陥れているムーと同様の思想になってしまうためでした。
敗戦を知らずに国家の為に秘密兵器を建造し長年の歳月をかけて完成させた轟天号。
しかしそれも歪んだ国家思想の為の道具。神宮寺は娘を誘拐されムーのスパイ海野にドックを爆破されたことで海底軍艦を発進させることを決意するのですがあくまで自分の娘を救出するため。
世界の為にムーと戦ってはいなかったのです。

上官楠見にも本部に連絡してくださいというだけで言及していない。

また海底軍艦そのものも敗戦色が濃厚な日本海軍が逆転勝利のために建造された兵器ということで映画はムーが壊滅するところで終わっているのですがこの後、轟天は海底に沈められたかドックに封印された可能性はあると思うのです。

「惑星大戦争」での轟天は艦首にドリルこそあれど海底軍艦とは別物であるのは明確。
しかし今回の「ファイナルウオ-ズ」では艦長が外人。だが、名前は轟天という日本名。ここまで無神経だともう東宝に明日はないかも・・・・。(早く気付けよ!!あと、大プールも取り壊しの運命が待ってるし・・・過去の財産を食い潰すしか能が無くなっているとしか思えん・・・・。)



愛する娘をムーに誘拐されてしまいやりきれなくなった神宮寺。だが、彼は娘を救出するためにこの思想を捨て世界のためにムーに立ち向かう決意をします。だが、これもあくまで娘を助けるためです。
(もし娘がさらわれなかったら発進を決心しなかったかもしれないしあるいはムーに続いて世界に向けて戦争をする可能性すらある。

443 Reply Re:轟天考察 ダイチャン Mail URL 2004/06/19 22:03

皆さんの考察を拝見して、「海底軍艦」をまた観てしまいました(何度目かな)。
毎回、そのストーリー展開に魅せられれてしまうその要因の一つが見えてきたような気がします。

世界が存亡の危機に見舞われたそのとき、日本がその危機を救うという点です。
実は、それこそ世界で唯一「平和憲法」を有する日本の役割ではなっかたのか。
翻って、現在の世界情勢を見た場合、武力紛争を独自の立場から主導的にその解決に努力するのが日本の役割のはずです。
そう、いまこそ紛争解決のための「轟天」(何らかの努力を指す抽象的な意味で、武力行使を指しているわけではありません)を発進させるべきなのでしょう。

でも、実際には難しいでしょう。なぜなら、国際社会の中でその役割を遂行すべきという「覚悟」が、国全体として確立されていないからです。
何故、その「覚悟」を確立できなかったのか。

神宮寺大佐は、「錆付いた鎧を脱いで、せいせいしました」といって、世界を守るために出撃していく。
それまでの偏った愛国心、ムー帝国のそれと同質の観念を捨て去った時、轟天号の持つ機能を最も正しく使う道を選びました。
「錆付いた鎧」、つまり偏った思想を取り除いたとき、護るべきものを命を賭けてでも護ろうとする、純粋な思いが蘇った。
これは、日本人が古来より理想としていたビジョンだったはずです。

ところが、特に最近の日本は、神宮寺大佐が象徴する「本質的には純粋な思い」を、錆付いた鎧(間違った思想)を着せたまま、
すべて否定し無かったものとしようとしています。
それを象徴する例として、ここ最近日本映画が、戦争を描かなくなったことが挙げられます。
昭和30~40年代、「海底軍艦」はもちろんですが、太平洋戦争、日中戦争を様々な観点から描いた作品が多くありました。
娯楽作であれ、反戦作であれ、そこに日本人の持っていた「純粋な思い」に気持ちを馳せていたはずです。

では、いまはどうか。たまにテレビで放映されるのは、現代の視点から、戦時の人々をみつめ、
「あの時代は可哀想だった。いまはそんなことがなくて、ああ、よかった」という情感に訴えるドラマがほとんど。
本当は、逆の視点で見てみる必要があるのではないでしょうか。
家族を、愛する人を、そして自分たちの子孫が生きるであろう国土を守ることを純粋に信じて散っていった人たちに、
いま私たちは「これが、あなたたちが犠牲とまでなって護ろうとした国のいまの姿です」と、胸を張っていえるのでしょうか。

そうした観点を育む機会を、ことごとく否定してしまっている国とその国民に、平和を守る、そのことへの覚悟が生まれるとは思えません。

もう一度、あの頃の戦争映画を多くの人が見直すべきではないかと感じています。
本当の意味での「愛国心」とは、平和を守る「誠」とは何かを考えるためにも。

444 Reply Re:轟天考察 ほりぴー 2004/06/20 06:58

> 『海底軍艦』および轟天号について考察します。
>
> 映画『海底軍艦』には、日本人の再生というテーマが含まれています。

管理人さんのこの作品についての考察には全面的に同意です。
蛇足ながらムー帝国について少々。

ムーの民も天変地異により地表を追われ、さらにまた滅亡の危機に瀕して
いるという宿業を背負っています。方法論はともかく彼らにも「大義」が
あったろうし、崩壊する祖国に向かって泳ぎ去る皇帝には戦いに敗れても
精神は屈していない姿を見ます。またそこを描いているところにこの作品の
高度なバランス感覚を感じますし、某国の大作映画のような「勝った、勝った、
やっぱりオレ達が最強!」というバカバカしさとは無縁です。

私も方法論は間違いだったと思いますが、ABCD包囲網に締め上げられても
敢然と強国に対して挑んだ当時の日本人のほうが、今のお追従しかできない
情けなさから比べると精神的な位は高いような気がします。ただせめて
山本五十六が言っていたように「1年だけなら暴れてみせます」という所で
止めておけばよかった。




445 Reply Re:みなさま 殿様ギドラ Mail 2004/06/20 18:42

『海底軍艦』と日本、そして平和に関する真摯なご意見を寄せてくださって感謝いたします。
また、みなさまのご意見に刺激されて私の考えも膨らんでいます。
今日明日にきちんとしたレスを書くことが難しいもので、今回はご挨拶のみで失礼いたします。

ほかにも、思うところある方からの投稿をお待ちしていますのでどうぞよろしく。

447 Reply 『海底軍艦』は好きな作品です だがや 2004/06/23 02:17

 『ゴジラ・ファイナル・ウォーズ』における『轟天号』の扱いには驚くばかりですね。
僕も偶然にもこの春、『海底軍艦』を観直して改めて傑作だなあと思っていたので一言参加させてください。

 戦前の押川春浪の原作も読んだことはありますが映画版は戦後の時代背景の中で『轟天号』の存在自体をとらえ直し変なアナクロニズムに走らず
神宮寺大佐、ムウ帝国、現代(当時)日本人のそれぞれの立場と信じる繁栄を
きちんと描ききっているのでとても安心して観られる作品でした。
戦前作品である『海底軍艦』自体が過去の亡霊なのだとして、
武力で繁栄を勝ち取る姿勢はムウ帝国と同じだと言い切る現代(当時)日本人の良識は最近の日本人の中にもちゃんと存在しているのかな?といささか自信がありません。
 特撮も綺麗だし、役者の演技もしっかりしているし、何より脚本が骨太で大人の作品と言えるいい映画でした。

 こうした作品と見比べると本当に最近の(以下略)ですね。
今回『轟天号』という名前だけ引っ張り出してきて怪獣オールキャストと同様の扱いなのでしょうけれど、客寄せとしてもあまりにも考えが甘すぎると思います。
艦長を外人にするあたり「あくまで名前を借りただけで思い入れはありません」と宣言されているみたいですから。

なまじ過去の名作を引き合いに出したためにかえって『ファイナル・ウォーズ』が安っぽい作品に思えてきます。
良い意味で予想を裏切る傑作になることを祈るだけです。




448 Reply 轟天考察のつづき(みなさまへのレスです) 殿様ギドラ Mail 2004/06/23 11:55

別スレ立てますね。

>四式戦車(チト車)さん
『さらばラバウル』はご覧になっていたのですね。大変失礼しました。
あの映画は人命軽視だった旧日本軍に批判の目を向けつつ、同時に命がけで戦わねばならない状況のひとつを示しているところに複雑さを持っていて、単純な反戦プロパガンダ映画ではない素晴らしさがあると思っています。

>視覚効果としての映像技術は昔より遥かに進歩していますが人々の心へ直接に訴え響くと云う内容的側面においては必ずしも勝っているとは言えず、むしろ、及ばぬ事が多々あると思っています。

私も全く同感です。
とくに特撮物はまずいですね。
特撮作品は映画の原初的な魅力である動く映像の驚きをストレートに感じさせてくれます。
それゆえ「見世物映画」などと馬鹿にされることもあるわけですが、もともと見世物からスタートしたのが映画ですから、
見世物であることはなんら恥じることではないのです。
しかし。
映画が見世物興行から始まったにしても、観客に対して視覚刺激で驚かすだけでは足りなくなり、
より知的な刺激を獲得したのが劇映画だったのです。
(舞台劇を撮影して見せたものが進化していったという側面もあるが、結果は同じことである)

映画の最初期には汽車が走ってくるだけで観客は満足したわけですが、
映像がストーリーを持つようになって、より一層の感動を与えることが出来るようになったのです。
極めて純化した言い方をすれば、ストーリーとは論理です。
たとえば、「メリーとトムは愛し合っている」という状況は二人が抱き合っている映像で伝わります。
しかしそれはストーリーではありません。
ここに、二人が初めて出会ったときの様子やどのように互いを知るようになったかといった愛し合う「理由」を付加すると物語になるのです。
ある状況に理由付けが為されたとき、人は納得しますし、また、その理由付けに新たな観念を見いだしたり共感するとき感動するのです。
これは瞬間的な映像から得られる感情とは別のものです。
抱き合うトムとメリーが絶世の美男美女であれば、それだけでも心動かされるでしょう。しかし、それはストーリーの感動ではありませんし、論理もありません。

特撮映画において、巨大な怪獣がビルを押し崩す、人間が変化(へんげ)して異形の者になる、などといった見るだけで驚く映像は抱き合うトムとメリーが裸であるようなもの。
ついつい目を奪われる光景ではあるけれど、それだけでは「驚愕」しても「感動」はしません。
(非常に精緻な映像効果を用いていれば、細密画を見るような感動はありますけど)

世界的に最近の特撮映画は、ストーリー(論理性・意味性)をないがしろにして、驚かすだけの空虚なものが多いようです。(もちろん例外はある)
(とくにゴジラ映画がひどい!!!!)

>マイク水銀つつ書記長さん
たしかに神宮司が「立ち上がる」きっかけとして娘・真琴の誘拐というのは大きいですよね。
でも、神宮司がムーと戦う決意をしたのは、娘を助けるためだけではないと思いますよ。
受け止め方としては、娘を誘拐されたことでムー帝国の暴虐に直にさらされることになった神宮司は、ムー的方法論に疑問を持つきっかけになったんじゃないかと。
私としては、轟天出撃前に真琴が無事に帰ってきても、神宮司はムー帝国撃滅のために出撃したんじゃないかと思っています。
そして、『海底軍艦』の物語のあとで、轟天号が封印されたんじゃないかという考えには大賛成です。
やはり轟天号のことを考えるとオキシジェンデストロイヤーとイメージがダブります。
オキシジェンデストロイヤーと違って、轟天は最初から兵器として作られたものですからその圧倒的な破壊力は人類の手から引き離さなければならないでしょう。
オキシジェンデストロイヤーですら、芹沢の命とともに葬り去らねばならなかったのですから。
『海底軍艦』という作品の内容を受け止めていれば、轟天号がマイティ号やゴッドフェニックスとは全く違った観念を背負っていることに気が付くはずです。
呼べばすぐ来る正義の味方といったものではないのです。

「final wars」に轟天が出ると聞いたときには、(どういう流れかわからないまでも)轟天引っ張り出しに相当ドラマを盛り込むんだろうな、と当然のごとく考えましたが、
どうやら地球防衛軍の装備の一つでしかなさそうですね。
まったく無神経きわまりないです。
(なんで外国人が艦長なんだよーーー)

>ダイチャンさん
私も日本こそが世界に平和を訴える資格を備えた国だと思います。
それは平和憲法を持っているからこそなしえること。
核兵器を山ほど持っている国が、他の国に対して核兵器廃絶を訴えても説得力ゼロです。
現在の国際情勢の中で、変えなければならないのは日本国憲法ではなく国際法でしょう。
国際紛争を解決するための手段として戦争を認めていることが間違いなのです。
日本が世界に向けて戦争放棄をなぜ訴えないか!

*********************************
戦争とは、国家が法の力で国民に大量殺人・大量破壊を強制することに他ならない。
戦闘によって破壊・殺害されるものには当該戦争に無関係な存在も含まれることは常である。(これを悪と言わずして何という)
また国家が倫理・正義のために戦争を起こした例は皆無に近い。
国民の正義感や道徳観を操って戦争に向かわせていても、その真実は国家の権益を確保するために行われるのが戦争である。
(奴隷問題が表向きの争点だったアメリカ南北戦争ですら、経済問題が真の発端であると聞いたことがある)
ぎりぎり許される戦争があるとすれば、侵略されたときに抵抗するための戦争しかないのではないか?

その意味で、私は自衛隊の存在を否定しません。
各国が戦争放棄をしないかぎり、他国から侵略される可能性はゼロではありません。あくまでも守りの軍備は必要かと思われます。
(ただし、現在の国際社会は数十年前よりはるかに国際間の交流が盛んであり、経済の網の目が緊密になっていますから他国を侵略することにさほど旨みはないでしょう。
そんな侵略戦争など起こそうものなら、国際的に孤立して損失のほうが大きいのでは?)

国際協力の名の下に、自衛隊を海外へ派遣すべしという意見が多く聞かれています。(実際に行きましたけど)
しかしながら、その国際協力とは道義に沿ったものなのかという議論が極めて少ない。
現在世界で権勢をふるっている国々の顔色をうかがうだけの活動ではないのか?
また、派兵しても戦闘には加わらないのだ、とはいったいどういう理屈なのか。
自衛隊は明らかに軍隊です。
それが海外へ出て行けば、戦闘に巻き込まれるのは当然でしょう。
それなのに、戦いませんとは。
自衛官の命をなんだと思っているのか。
為政者がいかに国民一人一人の命を軽視しているかがわかりますね。
(「北」による拉致を長年にわたって認めようとせず、被害者を助けようともしなかったのはなぜだ?高度な政治的判断?なんじゃそりゃ)
為政者にとっては将棋かチェスのつもりでも、駒をひとつ取られるたびに何千何万という人間の命が奪われているのだ。
政治家は大所高所に立たねば正しい判断が出来ないという側面もあるが、政治家でもない人間までが軍隊を動かすことをゲーム感覚で捉えはじめている現状が恐ろしいです。
戦えないなら派兵してはいけないのだ。
(くれぐれも誤解のないよう。私は自衛隊を海外で戦闘できるようにせよと言いたいわけではありません)

まさに「誠」が失われている現状ではないでしょうか。

誠を貫くことが難しいにしても、戦争回避の努力は最大限に行うべきです。
たとえば、アメリカとの協力体制を維持するためと称して戦争できる国になることが本当に必要なのか?
米軍が日本に基地を置いているのは、それが世界に睨みを利かせたいアメリカにとって必要だからでしょう。
日本に基地を置かせてもらう代わりにいざというときには日本防衛の手伝いをしますということではないのでしょうか?
アメリカの好意に甘えているわけではないですよ。
もちろん日米関係が悪化することも考えられますから、米軍基地が日本にあることは望ましくはないです。
しかし日米安保条約を破棄して米軍に出て行ってもらったとしても、憲法9条を破棄する理由にはならないです。
(もっと言えば、憲法9条があるからこそ戦争を仕掛けられずに済んでいるとも考えられる。先にも述べたように世界の為政者は自国民を戦争に走らせるために正義感や道徳観をくすぐるわけですが、
公然と戦争放棄を表明している国が軍事的な脅威になりうると国民を説得できるものでしょうか?)

と、話が映画とは関係ない方向へ進んでしまいました。
しかし、平和問題は人間の生活すべてに関わることなので、映画のためのBBSであっても自らの意見を述べておくべきだと考えます。
また、上記からだけでは私がまるでアナーキストであるかのように国家・政府というものに不信感を並べ立てる結果になっていますが、
私は決して国家という枠組み・権力が不要だとは思っていません。
不完全ではあっても、有用なものと考えております。

そんなこんなも多くは映画から吸収した考えなんですよ。
かつての映画は、もっと問題意識が高かったです。(プロパガンダ映画になってしまうと芸術とは言えなくなりますけど)

>ほりぴーさん
おっしゃるとおり、『海底軍艦』ではムー帝国を単純な悪とは描いていないのですよね。
ムーの欠点として大きく扱っているのは、その優越感でしょう。
自分たちが優れた民族であり、地上の民は無条件に従わなければならないのだと思いこんでいる。
その考えが彼らを滅ぼすことになるわけです。
それでも、滅び行くものたちへの哀惜の念を感じさせる演出に本多監督の真の優しさを感じます。
また、海底軍艦で世界を変えるとまで言った神宮司がムー帝国皇帝に対して和平の話し合いを申し出る瞬間にもこの作品の重さがありますね。

太平洋戦争について、直接のきっかけはABCD包囲網だったのでしょうけれど、それをもって日本は悪くないと断じる人々がいるのが嘆かわしいです。
私の考えでは、当時の世界全部が悪かったのです。
日本に戦争をさせようと画策したのは間違いだし、まんまと乗っかってアメリカとの戦端を開いたのも間違い。
さかのぼって、軍事力を使って植民地を作っていくという考え方が大間違い。
大航海時代にまでさかのぼることになる考え方でありますが、明治以後の日本がそんなヨーロッパの真似をしてしまったのがとんでもないことです。
とはいえ、国力を強めなければいわゆる列強に支配されてしまったかもしれないのですからあくまでも当時は仕方なかったとも言えるかもしれません。
しかし、現代に適用できる考えではありません。
戦争で国家の安寧を実現しようという考えは唾棄すべきものです。

>だがやさん
おおおお!お久しぶりです。
偶然にも、つい昨日、だがやさんはどうしていらっしゃるかなぁ、と思ったのです。(ウソじゃないですよ!)

「ファイナル・ウォーズ」について聞こえてくる情報からは幻滅ばかり感じるのですが、それでも出来上がる作品が傑作になっていればいいな、という期待はわずかながら持っているのです。
劇映画というのはさまざまな要素が絡み合う複雑なものですから、どんなにおもしろくなさそうな設定でも奇跡的な傑作になる可能性は残ります。
そういう意味では、「final wars」に絶望するにはまだ早いかとは思っています。
(すごく無理してます)
(轟天号艦長が、外国人なのにものすごくジャパネスクな野郎で、日本人以上に日本的だったりするとそれはそれで意味が出てくるかも)

ゴジラオフィシャルサイトにイベント告知が更新されましたね。
「ファイナル・ウォーズ」に関係する旧作を三日間にわたってオールナイト上映するというものです。
東京でのイベントなので誰でも行けるわけではないけれど、円谷特撮をスクリーンで見られるチャンスですね。
うーん、しかし、その作品セレクトを見ると「むむむむむ?」
『ゴジラ』(84)が入っていますぞ。
「final wars」にはショッキラスも出るの?(うそーん)

449 Reply 「サラマンダー」を観ました(ネタバレあり) だがや 2004/06/27 21:17

 久方ぶりの休日にレンタルビデオで「サラマンダー」を観ました。
こちらに来られる方はとっくに観たという方も多いと思いますし
DVDならいざ知らずレンタルビデオで話はするなという方がいたらごめんなさいね。
ハリウッド版GODZILLAに対するラドン版という感じで楽しみました。
怪物の設定は平成ギャオスもしくはハイパーギャオスといったところでしょうか。

 どんなにものすごい怪物が出てこようが最後は勇者の捨て身の攻撃で倒すことができるというのはもう感覚の違いで仕方ないことだとすれば
迫力あるCGや怪物の恐ろしさなど見所はいっぱいです。

 結末から言ってしまうと牡が一匹出現しただけでどうして繁殖したのかとか、
ラストで何故牝の大群は襲ってこないのかとか、
その後の数ヶ月で根絶やしになるほど固体寿命は短いのかとか、
突っ込みどころは満載ですがそれでもゴジラの次回作は
この作品ぐらいには勝てるのかというととても不安です。

 世間では怪獣映画もB級怪物映画も同じ土俵で評価されるでしょうが
皆さんの意見を聞かせてください。

450 Reply Re:「サラマンダー」を観ました(ネタバレあり) 殿様ギドラ Mail 2004/06/28 10:41

う゛っ、あっしは「サラマンダー」をまだ見ていないのでありました。
なかなか映画館へ足を運べないもので、新しい映画は見逃すことが多くて困ってます。(って、衛星放送ですでに流したでしょうか)

怪物映画でありますから私も興味のある作品です。
ご覧になった方からの感想・意見をお聞きしたいです。

(うう。ガチガチに映画の細かいところまで書いてしまうことの多い掲示板ですが、劇場で観ないと話にならんとかぎりぎりDVDなら許せるとかそんな枷はないつもりです。最近の私はほとんどCSでしか映画を観てませんので・・・。トホホ。まあその、色彩や照明について云々するならDVDレベルの鑑賞をもとにしないといけないかもしれないですけど)

570 Reply Re:「サラマンダー」を観ました(ネタバレあり) 殿様ギドラ Mail 2004/10/01 14:13

三ヶ月も前の記事を引っ張り上げるのもナニかな、と思いつつ・・・。
私もようやく『サラマンダー』を観ました。

もう、突っ込みどころは満載。
(基本的に、状況設定に説得力がないですなぁ)
それでも、スカイダイビングの技術を応用した人間対怪物の空中戦とか、勝った勝ったと浮かれるんじゃないよ、兵士が死んでいるんだよ、という発想など良いところもありました。
特撮映像も全般に安定していて、白けるほど破綻したカットはなかったと思います。

ん~、しかし、あまり楽しめなかったっす。
怪物が脇役になってしまっているかのごとく、人間同士の葛藤をしつこく描くやり方にイラっとして、
低予算で仕上げるためらしき舞台設定(国家組織が崩壊していて、マッドマックス2みたいな世界になっている)が仇となって、ドラマが単純になり、描くエピソードが不足している分を感情過多な演出で水増ししているように見えました。
(言い過ぎでしょうか)

もっと怪物の暴れっぷりをみせて欲しかった。

ラストの対決にももっと攻防の工夫が欲しかったです。
サスペンスを生むのが、「矢を落としてしまった」では、なんともおマヌケ。
たぶん、「ファイナル・ウォーズ」のほうが凝った筋立てにしているんじゃないでしょうか・・・。
総評としてのおもしろさがどうなるかは、むむむ。

571 Reply Re:「サラマンダー」を観ました(ネタバレあり) 四式戦車(チト車) 2004/10/03 01:26

私もサラマンダーをWOWWOWで見ました。ミニチュアワークは殆どなく実景&CGI作画が主体でギドラさんのおっしゃる通り特撮カットには破綻がなかったように思います。

しかしながら、これといった迫力があって印象深いシーンもなかったです。ミニチュアワークの貧弱さ等の問題はありますけれど・・・私は東京SOSのCGI・デジタル合成技術自体はサラマンダー水準にあるのではないかと思うのであります。

冒頭の空中戦シーンやゴジラ(海中)のCGIは充分、高い水準にあると評価しております。但し、今度のファイナル・ウォーズがどうなるかは想像もできません。現場撮影が9月中旬まで続き12/4の公開まで三ヶ月弱という期間でポストプロダクションは900を超える特撮カットとCGIの合成を仕上げなくてはなりません。

この程、雑多な内容に三ヶ月弱という期間は剰りにも短いと思うのです。そして、音楽に関しても伊福部先生の確率が低いと言わざるを得ない情報が入ってきました。宇宙船の最新刊には「伊福部音楽のアレンジが検討されている」とか「30代以上なら誰でも知ってるハルマゲドン級の音楽家担当が内定している」という記事が載っておりました。

私は最後のゴジラにとって伊福部先生以外に相応しい音楽家はいないと思うのであります。まして、その音楽をポップス!?へアレンジするなど以ての外であり、何処のハルマゲドンかは分かりませんが・・他の音楽家に手を加えられる位ならば既存曲を流用した方がまだいいと思います。

ここまで来ると製作サイドは一体、何を考えているのかと訝りの念さえ覚えています。北村監督もゴジラについて何の勉強をしていたの?と不思議に思えてなりません。史上初の栄誉あるUSワールドプレミアが決定したとは云え・・幾ら何でもこれはやり過ぎなのではないでしょうか?はじけ過ぎ・ぶっ飛び過ぎです。

こうなってしまっては・・せめて映像だけでも物凄いものを作ってくれることを心からお祈りするだけです。





572 Reply レスありがとうございます。 だがや 2004/10/03 21:58

ギドラさん、四式戦車さんレスありがとうございます。

> 私もサラマンダーをWOWWOWで見ました。ミニチュアワークは殆どなく実景&CGI作画が主体でギドラさんのおっしゃる通り特撮カットには破綻がなかったように思います。

舞台を破滅後の世界という限定した世界に設定したことで、低予算で手短に話をまとめることができますが本来描かなければならない諸々のことを省略するというのは手抜きですね。

ただ、やたら独りよがりな最近のゴジラ脚本を見ると単純な方が良いかもしれないとも思います。
ただし、6月にも書いたようにこの作品も矛盾だらけな話ですけどね。

> こうなってしまっては・・せめて映像だけでも物凄いものを作ってくれることを心からお祈りするだけです。

本当にもう祈るしかできないですもんね。


575 Reply Re:レスありがとうございます。 殿様ギドラ Mail 2004/10/04 16:00

>四式戦車(チト車)さん
なぬ!?
宇宙船最新号はまだ読んでいないもので、初耳でした。
ファイナル・ウォーズの音楽担当が30代以上なら誰でも知っている音楽家ですと?
つまり、最近はあまり活躍していないけれど、昔ぶいぶい言わせていた方ということですね。
(ん~、都倉俊一?んなアホな)
まーその、登場怪獣の顔ぶれを見ると、第二次怪獣ブームを意識しているのは間違いないので、その時代の特撮作品を担当していた方では?
(はて、誰でしょう。渡辺宙明さんとか?あ、いまもぶいぶい言わせてるか・・)
あ、それと、さらに別のロックバンドによる挿入曲(?)も決定したみたいですね。
もう音楽に関してはわけがわかりません。
私も伊福部音楽をアレンジして使うくらいなら、既存曲の流用のほうがましだと思います。

>だがやさん
お久しぶりです。
ネタを振っていただいてからずいぶん経ってしまいました。
「サラマンダー」の評価については一致しない部分もあるみたいですが、
怪獣(怪物)映画ではストーリーが単純なほうがいいんじゃないかというご意見には賛成です。
怪獣映画の主眼はやっぱりスペクタクルですから、人間側であれ怪獣側であれ、あまり理屈をこね回すのは得策ではないと考えています。
背景に深い観念を含んでいたとしても、ストーリーはあまりひねらず、怪獣の大暴れに映画全体のピークを持って行くようなつくりが望ましいです。
(『ゴジラ』を考えてみると、ゴジラによる大破壊は中盤であり、クライマックスには特撮シーンのピークがない。あの映画は怪獣の暴れっぷりを楽しんでもらうというより、科学と人間の関係とはいかに?という文明批評がメインだからでしょう)
         ↑
といって『ゴジラ』がダメな映画だと言いたいのではないです。

GMK以降のゴジラ映画では登場怪獣に妙な「理屈」をつけすぎで、さらにその理屈が破綻しているという二重苦があるんですよねぇ。
今度の「ファイナル・ウォーズ」ではX星人による侵略がどうやら『怪獣大戦争』を踏襲しただまし戦法みたいで、さらにそこへミュータントだの、分子生物学による怪獣分析だのを絡めるらしいので不安倍増なのでした・・・。

451 Reply 新生ゴジラ 遂に現る!! コクラ 2004/06/30 17:48

新聞を斜め読みしていたところ、重要な記事を発見。
遂に、今回のゴジラ、「FWゴジラ」の全貌が明らかにされました。

↓これです。(新聞をアップしました。)
http://www.onsenfan.com/bbs/pict.php?uid=pasin&num=1710&tp=32&key=3666

基本形はミレニアムですが、下半身、特に脚が異様に細くなり、首の凹凸も消えました。背びれも小さめになっています。
記事によると、今回のゴジラは、3倍の速さで走り、跳躍し、横滑りするという動きを見せるそうです。言葉では凄いですが、あの巨体がそうしているところを思い浮かべると、すこし変な感覚がします。

これが、映画ではどう生かされるのでしょうかね。

452 Reply Re:新生ゴジラ 遂に現る!! 殿様ギドラ Mail 2004/06/30 18:53

どもども~。またしても貴重な情報をありがとうございます。
早速拝見させていただきました。
うーーーーん。
平成VS的な下半身のボリュームがありすぎるのもあんまり好きではないのだけど・・・。
「FWゴジラ」は・・・・・。
シルエットがモンスターXに近い感じで、人間的すぎますかねぇ。

それよりやたらと速く動くという演出方向に否と言いたいです。
もろに米版の真似ではないですか。
あのくだらない発想を真似するというのはなんとも脱力です。
米版は科学的な正しさを標榜したつもりで、なんのことはない、当時の恐竜理論をなぞっただけなんだよなぁ。
科学理論で説明できる生物を描いて見せても、それは自然の驚異にはなりえないということに気が付いていない。
生物的に描いたつもりが、生物学の限界を見せただけに終わっているのだぁがぁ。
(まあ、走るのも現在の科学理論では否定されているみたいだけど)

そんな蓋然性の問題以上に怪獣ゴジラの個性としてどうなのかを考えれば、軽業師みたいな動きをしてはいけないという結論になるでしょうに。
(変だな。監督さんはゴジラ映画の決まりを破るつもりはないとおっしゃっていたはずだが)

どこかの誰かが、見る前に否定するな、なんて怒りそうだけど、見なくても考えればわかることだってありますよ。

(と軽い調子で書いていますが、じつははらわた煮えくりかえっている)

453 Reply Re:新生ゴジラ 遂に現る!! コクラ 2004/06/30 23:58

どうやら、リンク先が消えた模様・・・・・。

そのうちもう一度アップしますので、ご了承を・・・。(泣)

454 Reply Re:新生ゴジラ 遂に現る!! 殿様ギドラ Mail 2004/07/01 10:53

コクラさん、これはまたご丁寧にどうも。
もとが新聞の記事なら雑誌媒体などにもすぐ載るでしょう。

456 Reply Re:新生ゴジラ 遂に現る!! だがや 2004/07/01 23:35

 コクラさんの紹介記事、運良く30日夕方見ることができました。
他のマスコミでもアスリートゴジラとは言っていましたが画像を見たのは
あの記事だけなのでありがとうございました。

 スーツがアクターにフィットしているので指先の細かい演技まで表情が付けられるそうですが、細い足首とか妙に人間くさいプロポーションとか何を目指しているのか方向性がよくわかりませんね。

 何か新しいことをやろうとする心意気は決して悪いことではないのですがどんなゴジラを作りたいのか、そのための試みなのか?
単に今までと変えたいだけなのか?話題性が欲しいだけなのか?

 新作をくさすことが目的ではなくいい作品になって欲しいと願っているのですから、今は「こんなに面白くなるなんて予想もしなかったよ。」と頭を下げたくなるくらいの映画ができることをただただ祈るばかりです。



457 Reply Re:新生ゴジラ 遂に現る!! 殿様ギドラ Mail 2004/07/02 15:23

いやもうほんとに、ゴジラ映画の新作には優れた作品であって欲しい、おもしろい映画になって欲しいと思っているのです。
だからこそダメだと思うところには正直に「だめだこりゃ」と言い続けているのであります。
(良いと思うところもちゃんと表明していますよ~)

重量感と素早さの両立とはいいますが、アクロバティックな動きをさせてなおゴジラに見えるのかどうかをよく考えていただきたいものです。
(これまでのゴジラにも宙を舞ったり、飛び跳ねたりという演出がないわけではないけれど、節度が問われます)

新しさの出し方が間違っているんじゃないかなぁ。
(もちろん私もだがやさんと同じく、完成作が文句なしの傑作だったら土下座する勢いで不明を詫びますよ。貶すときは根拠を示しますし)

458 Reply Re:新生ゴジラ 遂に現る!! マイク水銀つつ書記長 Mail 2004/07/03 21:24

私も先月末の朝のワイドショーの新聞紹介(っていうの?ああいうの)で新生FWゴジラの写真を見ました。
スリムになったところはどちらかというと「逆襲」のゴジラみたいですね(って云えば誉め言葉かもしれないけどちょっと今回の目的が目的だから片手では引っかかるところが大きい)。
どうも複雑かつ腸が煮えきる程の変わりよう。
まさか格闘でK-1ばりにするとか最近のウルトラマンみたいにするつもりなのか・・・・?
従来のバトルシーンを覆すなんて言ってたから・・・。
その為にあんな人間っぽいプロポーションにしたとかってたら激怒間違いなしですよ。
まあ、もっとも若年層には受けそうだけど・・・。
イメチェンなんとかで悪影響蔓延するのはこれがヒットすれば逆にああいうイメージでゴジラが(別の意味で)定着するでしょう。

そんな馬鹿な話があるか!今のスタッフは現在のゴジラが何故下火気味なのか表面のみの分析でしか行っていないということがこれで判りました。
新作において円谷監督(ならびに当時のスタッフ)の長年築き上げたコンセプトを木っ端微塵にし台無しにしたからではないですか!(平成シリーズでも作品のヒットとは裏返しで批判、バッシングが多かった事実もあった)。
それに平成第1期の最後「デストロイア」で終わりって言ってるのに継続して造ったからではないですか?
終わらせる気が最初からないのなら完結って言ってないであれ以降も作れば良かったではありませんか。(まあ、平成シリーズも過去の作品のキャラクターを台無しにしたのはありますが・・・。)大体今回も完結だって言ってますが
これも怪しいでしょうね。
どうせまたスタートさせるなら今度こそ「原案、円谷英二&本多猪四郎&関沢新一」とか「GODZILLAコンセプトデザイン 渡辺明&利光貞造」とか最初にクレジットして尚且つ昭和シリーズの正統な新作として製作して欲しいですね。(「機龍」二部作はストーリーはともあれ設定的にはかなりいいところまでいってるとは思った。特に「東京SOS」はようやくオリジナルのモスラが復活したと思ったし。ただあの作品はモスラの扱いが酷過ぎた・・・。)

さて新作シリーズの「ウルトラQ ダークファンタジー」は未見であります(こっちではやってないし・・・。)が「宇宙船」で第1話「踊るガラゴン」の写真と概要が載っていたので少しは期待出来るかなと思っていたら2話以降はらしくないな~の話ばかりのようでがっかりしました。(とはいえ浮ついた画面の作品にはなってないとのギドラさんの意見を読んで安心しました。しかしオリジナルの「Q」には大なり小なり「円谷監督の特撮映画が見れる!」というスペクタクルな要素があったのにも関わらず今回のはない・・・。)
勿論、オリジナルシリーズにもそんな回がありましたがそれでも全体のトーンはそのようなエレメントがあった筈。(言い換えれば緊張感か)
しかし今回のはどちらかといえば最近の和製ホラーの焼き直し的な話ばかりで・・・。あのオリジナルの雰囲気は何処へ往ったのか・・・?
(オリジナルは東京オリンピックの翌年の不安定な時代に生まれたのだから今寧ろ丁度同じ状況の筈で風俗などを除けばオリジナルのフォーマットを今に蘇らせ製作出来ると思うのにその逆で新作を作ってる・・・。)

455 Reply 中間報告 殿様ギドラ Mail 2004/07/01 10:57

さてと、ウルトラQダークファンタジーも折り返し点を過ぎました。
ここまで13本を見ての大まかな印象を書いておきます。

第五話までは細かいところに納得できない部分がありながらも、おもしろく見ることが出来ました。
それが、第六話「楽園行き」のずさんな脚本に首をかしげまして、
その後の作品で総体として楽しめたのは第8話「ウニトローダの恩返し」と第10話「送り火」のみ。

あとの作品には着想を作品にするための丁寧な思考が足りず、雰囲気だけを押しつけられている感じです。(第10話もかなり危ない)
作り手と同様な刷り込み(思いこみと言い換えても良い)を持った人にはそれなりの感動が沸き上がるのかもしれませんが、
あまりにも独りよがり。
(第9話「午前2時の誘惑」はそれとはちょっと違って、劇展開が安易すぎると思った)
知的な部分が不足しています。
これは推理ドラマのような判じ物になっていないという意味ではありません。
劇中のエピソードが観客に対してどんな観念を呼び起こすのか、という分析がまったく不十分なのです。
(第11話「トーテムの眼」は導入部で欲望におぼれるとどうなるか?というようなネタ振りをしていながら描かれるドラマはそんな話ではない)

ファンタジーなら何でもアリだと思いこんではいないか?
現実には存在しない「事象」「法則」を使うということは、現実をなぞったドラマを作るより一層慎重に論理性に気を配らなければならないのですよ。

それから、放送開始当初、
>もともと「ウルトラQ」はSF・ファンタジーの短編集なので、そのアイデンティティが何であるかは大変掴みにくいです。
と申し上げましたが、今回の「ダーク・ファンタジー」を見ていて感じる不満がなんであるかと考えたら、
「ダーク・ファンタジー」には円谷英二的なものがほとんど見あたらないことでした。

ここでいう円谷英二的とは、特撮技術や映像演出のことではなく取り扱う内容のことです。
「dark fantasy」には科学とスペクタクルが決定的に不足している。
旧「ウルトラQ」にも科学性やスペクタクル性がないストーリーもありましたが、シリーズ全体を通せばその2点が大きな柱になっていたのは間違いない。
これを捨て去りながら「ウルトラQ」と名乗るのはおかしくないか?

円谷英二特技監督作品をよく思い起こして欲しい。
神話や伝説を映画化したものだと科学とは関係ないものもあるが、絶対にスペクタクルは外せない。
(『電送人間』のラストに火山の爆発を持ってくるセンス)
旧ウルトラQでも「変身」や「燃えろ!栄光」での巨大化は作品にスペクタクル性を持たせるためでしょう。

13話まで見て言えるのは、残念ながら「dark fantasy」はウルトラQにはならなかったな、ということです。
現在の円谷プロ(グループ?)が必ずしも円谷英二の発想を受け継ぐ必要はないでしょうが、「ウルトラ」を名乗るためにはウルトラシリーズになっていなければならないでしょう。
円谷特撮映画をお茶の間のブラウン管で観られるのがウルトラシリーズだったのでは?
(ここで、ウルトラシリーズは金城哲夫のものだとか円谷一が中心だとかぐだぐだ言わない!監修円谷英二でしょ。円谷英二がうんと言わない物にはGOサインが出なかったはずだ。
もうひとつ。「キャプテンウルトラ」もウルトラシリーズであるとか、テレビ史の裏事情も持ち出さない!内実を問題にせよ)
「dark fantasy」がウルトラシリーズに入るなら、「怪奇大作戦」のほうがよっぽどウルトラらしい。

残り1クールも見るつもりですが、がっかりだ。

しかし、付け加えると、映像の組み立ては悪くないです。
変な引っかかりを覚えることなく素直に見られます。
さまざまな監督たちが演出しているわけですが、コマーシャルフィルム的な浮ついた画作りのものがないのは救いです。
特撮がデジタル偏重になってしまっているのは残念だけど。
もうひとつ、テーマ曲の軽々しいアレンジはどうにかならんのでしょうか。

459 Reply ウルトラQ darkfantasy kei URL 2004/07/04 17:30

もう一種のブランドになっていて、最初に使用ありき
だから、仕方ないのかもしれませんが、何も「ウルトラQ」
ってタイトルでなくてもいいじゃないですか。
これは始まる前から私が言っていることですが。
「ダークファンタジー」で十分ではないかと。
「ウルトラQ」なんてタイトル使って、なおかつちっとも
いかしていないアレンジのオリジナルテーマ曲。
そうなれば、オリジナル知っている人は誰だって昔と比較しますよ。
でもこれが、21世紀に円谷プロが「ウルトラマン」シリーズ以外に
新しく手がけた〈幻想と怪奇〉シリーズととらえれば、まあいい線
いっているのではないかと。もちろん???という作品も
ありますけれどね。
予算がないから、特撮にアラが目立って、できるなら特撮なしの
お話の面白さを狙った方がいいと思うんです。
ヘタに旧作を意識したものにすると、ぜった失敗しますよ。

ゴジラFWについては、語る気もありません。怪獣がたくさんでる
という噂時からひいていましたが、ヒロインが発表されてがっくり。
そういえば、今発売のキネ旬にゴジラの記者会見の彼女の共演する宝田
明氏に対するコメントについて筆者が怒ってましたね。

轟天号のイラスト見て、素直にかっこいいと思いました。しかし、あれに
「轟天」という名称をつけるのか、オリジナルのネーミングでは
どうしていけないのでしょうか?
朝日新聞の記事でプロデューサーは結局劇場に足を運ぶのは、昔のファン、
新しい客がついてこない、と分析しているのなら、「轟天」なんて名称こそ
無意味だと思うんですよね。

でもうひとつ、なぜミニラやへドラが復活するのでしょう?


461 Reply Re:ウルトラQ darkfantasy 殿様ギドラ Mail 2004/07/06 11:16

keiさん、お久しぶりです。
投稿ありがとうございます。

私もブランドとしてウルトラQという名称を使うことには反対です。
ここまでの1クールからは「ウルトラQ」の名称を外してもほとんど問題がないでしょう。
(しかし、そうなると第一話と第八話が浮いてしまう)

第一話で明確に「ウルトラQ」との関連を打ち出しながら、その後はウルトラQをすっかり忘れている。
(第八話は「カネゴンの繭」に近い味わいだが、「ウルトラQ」においてカネゴンは異色作であったことも意識すべきだ)

なにも「ウルトラQ」に登場した人物・怪獣・宇宙人を再び出せと言うのではありません。
「ウルトラQ」が持っていた味を再現して欲しいということです。
それが出来ないならやはり「ウルトラQ」と名乗るべきではないです。
(宣伝戦略として“ウルトラQ”と名付けたのはわかるし、事実、「ウルトラQ」かもしれないと思って私も観ているのですからこの勝負は私の惨敗か)

で、ウルトラQの枠組みから離れたとしてその出来はどうなんでしょう。
このごろはほとんどテレビドラマを見なくなってしまったので相対評価が出来ません。
たまーに断片的にテレビドラマを目にすることはありまして、もちろん作品によって千差万別ではありますけれど、平均して画作りに落ち着きがないという印象です。
その中では「dark fantasy」はまともなほうではあります。
では、ストーリーのレベルはどうなのでしょう。
テレビドラマとしては「dark fantasy」レベルでよしとしなければならないのでしょうか・・。
私はここ数週のところで、かなり見るのが辛くなっています。
(うーん、こんな十把一絡げの言い方はよくないですね。正しくは一本ごとに善し悪しを言うべきところです)

458番投稿でつつ書記長さんがおっしゃっている「オリジナルのフォーマットを今に蘇らせ製作出来る」という意見に賛成ですし、
もっと言えば、もう一度40年前の価値観を見直すべきではないかと思うのです。
どうも今は、理性より感情、天上より地上、未来より現在、社会より個人を大事にする風潮が強すぎる。
だから宇宙人であったはずのウルトラマンを「人間」にしてしまう。
怪獣と戦うのが一握りの個人になってしまう。
理詰めの駆け引きより情実で物事が解決するものが多い。(「ガメラ3」「東京SOS」もこの範疇に入る)

「dark fantasy」も昨今の風潮そのままで、骨格のない肉付けだけのストーリーが多すぎる・・。

>ふぁいなる・うぉーず
keiさん、どうにも菊川怜がお嫌いのご様子ですね。
宝田さんについてなにを言ってしまったんでしょう。
まあ、役者は作品のパーツでしかないので、個々の俳優は自分の役を掘り下げて演じてくれればそれでいいです。
ゴジラ映画に出るからと言って、これまでのシリーズを勉強することはないし、そんなことをやるぐらいなら、たとえば今回の菊川怜さんなら分子生物学を勉強したりどこかの研究室に体験入学して学者とはどういう人種なのかを体得するほうがずーっと有用でしょう。
(ただーし、脚本家や監督はゴジラ映画というものを徹底的に研究せよ!)

なぜ轟天か。
これは、多くの特撮ファンに責任があるんじゃないかと考えています。
作り手とすれば、まったく新たなメカを創案しているわけですから轟天なんて名前は邪魔なはずです。
しかし、円谷時代の人気キャラを持ち出せば、中身がともなっていなくても大喜びする人々がいるのは事実。
そもそもゴジラがさんざん中身をいじられているのに、そこはさほど問題にされず、バリエーションが増えたと喜んでいるフシさえある。
ブランド志向なんでしょう。
ファンを喜ばせるためのネーミングなのでしょう。
さらにまずいことに、腹の中では内実の伴わない名ばかりの復活を快く思っていない人の中にも、物わかりの良さを装って、
「別物として捉えれば」これでいいのだ、などと言う人がいる。
あるいは、既存のキャラクターを改変することが表現の進歩だと勘違いしている人もいる。
これでは、偽看板の横行を止めることは出来ません。
(特撮雑誌に批評性が足りないのも問題でしょう。新作に関する特集記事が映画会社の宣伝パンフレットと化している)

それでも未だに『GODZILLA』の続編が作られないのは、多くのファンが「ノー!」と言ったからだと思われますから、
私としては今回の轟天にはノーと言い続けますし、ヘドラやミニラ、その他の怪獣の扱いが見えてきたら「イエス」「ノー」をはっきり言うつもりです。
(ガイガンの新デザインもイケてないですなー。ごちゃごちゃ飾りを付けすぎ!怪獣デザインを改変すること自体おかしい)

ミニラに関しては、特別な説明がなくても演出でゴジラとの関係性が見えればなんとかなるように思いますが、
ヘドラ・キングシーサーはいったいどうするんでしょうね。
ヘドリュームがヘドロと合体しないとヘドラにならないんじゃないでしょうか。
(と、書きながら虚しくなってきた。そういうレベルの筋を通すことはまるで考えていないということは少なくともGMK以降のゴジラ映画ですでにわかっている)

法律に触れなければ何をやっても良いというわけではないですよ。
そこにモラルはないのか?
(そういえば、マクロスのタイトルについて妙な判決が出ましたね。法曹界は芸術に対して鈍感なのか?)

ゴジラだけでなく、さまざまな作品のオリジナル版を創案した作家の権利はいったいどうなるのだ。
金の問題ではなく、精神の問題です。

460 Reply ウルトラQ、、、オーマイガ! WARASI URL 2004/07/05 20:46

今、放送中の「ウルトラQdarkfantasy」についてはもうごちゃごちゃ言いません。私が叫びたい事は一つです。怪獣をださんかい!怪獣を!怪獣、怪獣、怪獣!わしゃ飢えとるんじゃ!、、と言う事です。特撮をまともなセットを組まず、ほとんどデジタル合成で誤魔化したとしても、せめて1話のテンションがあればまだ楽しめたものの、これじゃ、普通にやっているミステリーと大差ないんじゃないですか。初期の「ウルトラQ」の方向性が「悪魔っ子」や「あけてくれ!」だったのをTBSが、怪獣中心の作品にせい!とてこ入れした事は、本音を言って英断だったと思います。このミステリー路線だけで、あれだけの高聴視率(当時はこういった。キングコング対ゴジラ参照)を取り、更に次回の「ウルトラマン」の流れを作っていけたんでしょうか?円谷プロのポリシーは別にして当時にしても、現在の評価にしても、「劇場レベルの特撮怪獣物をTVで!」というスタンスを皆が意識している事は間違いの無い事実です。怪獣の出ないウルQなんて、牛丼の無い吉野家のようなもんですな(よくわからん)特撮モンとしては「グランセイザー」の方がよっぽど楽しめる今日この頃ですわ。今日やるヤツもなにやら「悪魔っ子」の焼き直しの様な雰囲気だし、、、あ~あ~。

462 Reply Re:ウルトラQ、、、オーマイガ! 殿様ギドラ Mail 2004/07/06 11:30

やっぱり怪獣、ということになりますよね。

私がもとめるスペクタクル感も怪獣登場で一挙解決なんですよね。
それが、どうも、怪獣というわかりやすい「見世物」を低級だと思いこんでいる人も多いみたいで、その意識がウルトラシリーズにおいては実相寺作品を過大評価することにつながっているような気がします。
(ジャミラって煎じ詰めれば怪獣じゃないしなぁ)

「グランセイザー」はストーリーの狭さに耐えられなくなって見るのをやめてしまいましたが、特撮の思い切りの良さは悪くなかったです。
「ダーク・ファンタジー」だって、うまく持って行けばグランセイザーレベルの予算を確保することは出来たんじゃないでしょうか。

第14話が「悪魔っ子」のリメイクである様子なのも、混乱を呼んでます。
第1話はリメイクではなく後日譚。
なのに今度は再話をやるのか。
「ダーク・ファンタジー」は「ウルトラQ」の続編なのかリメイクなのか?
なにをやりたいのだ?

463 Reply 木彫りのトーテムポ~ル握り締め 兄貴赤 2004/07/08 02:34

こちらでは、そこまでの放送なんですが、このトーテムポールの話って・・・

♪三つのお願いきいて~きいて欲しいの~♪な話は昔話である事だし、あえてドラマに取り込まなかった事だと思うのです。
つまり、あまりにもスタンダードな設定だから、恥ずかしくてクリエーターなら書けないストーリーなんだと思います。
アニメ番組などの一エピソードとして取り入れられたものは観た事はありますが、ここまで正面切ってやっちゃったのは初めてじゃないでしょうか?

大きな山出ろ~、大きな川出ろ~by三枚のお札
そんな話を平気でやってしまう新Qって・・・・恥ずかし過ぎる・・・

う~ん、いっそのこと本当に山姥(やまんば)の話を実写化してくれたほうが、スペキュタリーでしょうね~


464 Reply Re:木彫りのトーテムポ~ル握り締め 殿様ギドラ Mail 2004/07/08 17:36

兄貴も見ましたか。
まー、なんつーか、思いつきを未整理なままストーリーにしちゃった作品でしたね。
「しっぺ返し」があることを自覚していながら、しかも、問題の不幸を引き起こした原因に対して願い事をするなんて、いわばバカ展開ですね。
だいたいが、二番目以降の願いは欲望ではなくて救済を願うものでしょう。
オープニングナレーションとの食い違いが甚だしい。

465 Reply 「悪魔ッ子」とダークファンタジー第14話 殿様ギドラ Mail 2004/07/08 17:39

「ウルトラQ」での「悪魔ッ子」がどんな話だったか・・・。

実はあまりうまく成立していないストーリーであります。
幼い心は悪意のないまま己の欲求にしたがって残忍な行為に走るという話なのか、
残酷な行為に楽しみを見いだしてしまうという話なのかブレている部分があります。

欲しいと思った物を手に入れるために持ち主を死に追いやってしまうということが、
ラストで自分を殺そうとする行為につながっていきません。
一ノ谷による解説もいまいちよくわからない。
リリーがリリーを殺そうとするだろうと断じるけれど、根拠薄弱である。
もう少し整理されていれば、母親に会いたいという欲求を満たすために、
母親がすでに死んでいることに感づいている「無意識」が自殺へ誘うという展開に持って行けたはずなのに、
そういう話にはなっていないのです。
ラストでの自分を殺そうとする様子は、殺人に楽しみを見いだしているようにも見えます。

エンディングのナレーションでは、純真無垢な子供も凶悪な犯罪者になりうるということを主張していますから、
描かれていない部分を創作で補えば、物ほしさに霊体になってうろつくうちに人が死ぬ様を目の当たりにすることになり、
(もともとは物欲しさだけである)
他者への共感能力に乏しい精神(子供)であるために、「死」という出来事を楽しむようになってしまったのではないかとも受け取れます。
挙げ句、自分を殺したらどうなるかと試したくなった、と。

脚本家のほかに原案・熊谷健となっていますから最初のコンセプト通りには作品化されなかった可能性がありますね。
(私の鑑賞が間違っているのか?)

それでも「悪魔ッ子」には評価すべき点がいくつかあります。
まず、架空の理論ではあっても精神と肉体の分離は誰にでも起こりうる現象だとしていること。
一ノ谷が一平を使って実験してみせるシーンは重要です。
これによって、リリーの身に起こったことが他人事ではなくなるのです。
「悪魔ッ子」がSFたり得ているのはこの設定によります。

また、モーションコントロールカメラがない時代に、移動撮影カットに幽体のリリーを合成してみせた職人技に感動します。
「ウルトラQ」を最初に見たとき、もっとも恐怖を感じたエピソードが「悪魔ッ子」でした。
そんな恐怖演出は実に上手くできていたと思います。

さて、「dark fantasy」の「李里依とリリー」は・・・・。
ネタバレありで書くので未見の方はご注意!!


表面的なイメージだけ「悪魔ッ子」から拝借しましたね。
オープニングで工事現場のついたてが金属音をたてて揺れているのは、「悪魔ッ子」でのガードレールがゆるんできしんでいるという演出をなぞる物。
ラストで線路を歩くのはそのまんま。
しかし内容で一致するのは肉体と精神の分離、子供が物欲しさに事故を起こす、という2点だけでは?
(「悪魔ッ子」では婉曲な描き方ではあったけれど、曲芸師の女性をリリーが「殺して」いる。「あたしが死んだらあげるね」というセリフにぞっとする。
しかし「李里依とリリー」では殺人の要素が希薄である)

あとは、父親が肉体と精神の分離について自覚的に研究していたという設定を持ち込むことで、父親に事件の根源がシフトしてしまっている。
無垢な心の残酷さという観念が曖昧にされてしまい、肉体と精神の対立というテーマを描きそうな雰囲気になってしまった。
(そして決して、それも描いてはいない)
またリリーの適応性がどうのこうのと言ってしまったために、リリーの身に起こったことが特殊な事例になってしまった。
そして、リリーは父を求めて自殺しようとしたのか???(ここははっきりさせるべきだったのでは?)
精神だけになった父親が列車にぶつかって四散するとはどういうことか?
なにより、どこかの研究機関(病院?)に隔離されたリリーではあるが、その病室から霊体が自由に出入りしているのだから、事件はまったく解決していないでしょうに。
そのうち正常に戻るでしょう、とは無責任も甚だしい。
エンディングのナレーションにまた、ずっこけました。(えーー??そういう話なの?)
なんのためのリメイクか。
原作よりパワーダウンしてどうする。
オリジナルに足りなかった点を補うのがリメイクの役割ではないのでしょうか?

ぜんぜんおもしろくありません。

一点、原案 北沢杏子、とオリジナル版の脚本家名を表示していたのはいいことでした。
ゴジラもそれぐらいの筋は通しましょうよ。(またその話かいっ)

466 Reply ゴジラの突っ走り! WARASI URL 2004/07/09 06:23

見ました~?ファイナルゴジラの突っ走り、、、。なにやら、目イッパイ早回しチックで、スタジオ丸出しのトコロを、、、。ダサ~。せめて、米版ゴジラの様なダイナミックなモーションを期待していたら、、、。世の終焉ですな。

467 Reply Re:ゴジラの突っ走り! 殿様ギドラ Mail 2004/07/09 17:19

えっ。
そりはテレビ報道ですか?
見てないっす。
オフィシャルサイトを見てもなーんもないんですよね。
轟天デザイン画にしてもゴジラの着ぐるみにしても公式サイトよりほかの媒体のほうが早いっつーのもいかがなものか・・・。

468 Reply Re:ゴジラの突っ走り! WARASI URL 2004/07/09 19:07

> えっ。
> そりはテレビ報道ですか?
そーなんす。今日、TBSの「ウォッチ」にて、AM6:30位に「新生ゴジラの「走り」をゲットしましたのでご紹介します。ア~という間なんで、お見逃しなく!」なんぞといきなりやり始めて、え~!とTVの前に走った瞬間、欽ちゃん走りのようなゴジラのあんまりな「突っ走り」が後姿で、、、その間2~3秒で確かにア~という間でしたが、むごくて、それ以上見ないほうが良かったかも?だって、これて、スンゴイというよりも、「え~笑える、、、」というムードでしたん。ゴジラの顔の造形も私的にはあまり好きでは無かったですね。まあ、これは私のあくまで個人的な見解ですので、他の方の感じ方はさまざまでしょうから、あくまで参考情報と言う事で、、、。

470 Reply Re:ゴジラの突っ走り! 殿様ギドラ Mail 2004/07/10 15:56

うむむむ。
どんな「走り」なんでしょう・・・・。
空恐ろしい

469 Reply 集団ストーカー an_idle Mail URL 2004/07/10 15:16

始めまして、an_idleです。

今ネット上で、話題になっている集団ストーカーの情報を
私のHPに記載しました。
http://www.geocities.jp/an_idle/index.html

その被害に遭わない為にも、是非一度御覧になって下さい。



471 Reply 東京SOS・リリース開始!! 四式戦車(チト車) 2004/07/10 19:09

 どうも。東京SOSのビデオ・DVDがレンタルリリースされましたね。早速、レンタルして見てみました。疑問であった二ヶ所のピアノ線疑惑は私の勘違いであり、安心しております。ちゃんと処理されていたと思います。
 しかしながら、機龍が腕のレールガンを外して地面に落とすシーンでは、残念ながら線が見えていました。まぁ、特に気になるような所でもないので良かったと思います。
 それから、もう一度、見直してみて感じましたが・・冒頭の空中戦は迫力があり、ゴジラの海上戦~東京上陸までは素晴らしい映像でしたがモスラ幼虫出現から画に今一つ力が無くなり、後半はミニチュアワークの貧弱さも相成って迫力に欠けていたと思います。
 平成シリーズもそうですがゴジラ映画は割りとはじめの方は良くできているのに後半になるにつれて画に力が無くなっていく傾向があるように感じるのです。又、ミニチュアワークもガメラのそれと比べて劣っているように思えます。
 東京SOSよりはまだ2000(ミレニアム)の方がミニチュアワークはしっかりしていました。今度のファイナルウォーズではミニチュアワークをもっともっと改善し、CGI・デジタル合成と高密度に調和するよう心がけて欲しいですね。
 あと、ゴジラの旧作がDVDで続々レンタルリリースされキンゴジとモスゴジを見てみました。素晴らしい作品だと思います。音もリマスタリングされ、画像も綺麗になっていましたが・・ビデオと違ってDVDになったことで解像度が飛躍的に向上し、今までは再生できずに見えなかったピアノ線が随所で現れてしまい興ざめしました。
 当時の技術ではピアノ線の処理にも限界があるのでその点は責められないし、むしろ、当時としてはあれ程の物を創造できたこと自体、評価に値すると思います。
 しかしながら、今の高度な技術力でDVD化し、音もリマスタリングまでしているのにも関わらずピアノ線を処理せずに出荷するという今の東宝サイドの怠慢さに私は興ざめしたのです。
 モスゴジではモスラの飛翔時、ピアノ線の見えないシーンを探す方が大変で岩島にモスラ幼虫が上陸した時も幼虫を動かしているギミックの車輪が丸見えで驚きました。
 これらは現在の技術力を持ってすれば処理できた筈なのに・・何故、それをせずにDVD化したのかが理解に苦しむ次第であります。
 ・・何にしても今度のファイナルウォーズはこれまでにない最高のゴジラ映画になって欲しいと思います。処で音楽監督は誰になったのでしょうか?
 できることならば、私は伊福部昭先生にやって頂きたいと切に願っております。
 
 

472 Reply Re:東京SOS・リリース開始!! 殿様ギドラ Mail 2004/07/11 13:40

このごろのゴジラ映画が「掴み」のシーンは良くできているのに、だんだん映像のテンションが下がっていくというのは私も同感です。
なにがいけないんでしょうね。
緻密さが足りないとは言えると思うんですが。
(技術的な「詰め」と同時に映像構成の「詰め」も・・)

DVDのレストアについては、難しい問題なんですよ。
決して東宝が怠慢というわけではないのです。
ピアノ線消しなどをDVD化に際して処理し直すということが可能であっても文化遺産としての映画作品にそのような改変を施すことが正しいのかどうか。
もちろん製作者の意図を汲み取れば、バレているピアノ線は消すのが当然。
しかし、それをやってしまうと何十年も前の作品ではなく、21世紀の作品になってしまう。
フィルムの褪色や傷を補修することは公開当時の状態に復元することだけれど、もともと映っているものを消去するのはリテイクになっちゃいますから。
(ピアノ線を消さないのは意図的だそうです)

もちろん、作品は文化財というだけでなく常に鑑賞されつづけるものですから、特撮の仕掛けがバレていれば興ざめする観客がいるのは当然。

理想を言えば、オリジナル完全復元版とデジタルリテイク版の両方がリリースされればいいんですよね。
(音声に関してはリミックス版とオリジナル版が両方収録されている)
ゴジラ映画、特撮映画がもっと売れ筋になればそんなバリエーションもリリースされるかも。

474 Reply Re:東京SOS・リリース開始!! マイク水銀つつ書記長 Mail 2004/07/17 19:23

まず「東京~」のほうは今日ようやくレンタルして見ております(しかし、DVDは既に貸し出し中でビデオの方になってしまった・・・)。やはり前半はきちんとしてるし私もあの冒頭の空中戦には凄い!と思いました。
でも後半になるに従って明らかにテンション&クオリテイーが低下してます。
どうしてこのような事態が改善されずに相変わらずに起こってしまうのでしょう?
同じような「画」の造りといい安易にデジタル技術を乱用したような安っぽい画面の構成
そして精巧に作られた筈のミニチュアを台無しにするような撮影の構図。
それらが依然として続いてるわけなんですな・・・。
どうも最近のゴジラ(それとは限らずなんですが)にはミニチュアを実景に見せるセンスが乏しいと思います。(ちっとも巨大に見えないのは技術のみの問題ではない!画面の派手さのみ追求する70年代の特撮作品の悪い面を引きずっている。その頃の作品は今見るとスゲ-チャチに見えると思うのですが・・・。勿論テレビ版「日本沈没」のような例外もあるけど・・・。)
今回のファイナル~でも恐らく改善はされないでしょうね・・・。

技術は格段に良くなってるのに殊、表現となると昔の円谷作品よりも低下している・・・。
ではどうしてなのか?
多分、怪獣という題材を真剣に取り組まないで従来(というかここ数年の)フォーマットに従ってやってるせいではないかと思うのです。
ミニチュアの街にしても明らかにセットの宣伝のスチールのような構図で撮影されてるものだから後は知るべしであります。

どう実景のように撮影出来るのか
どのようにすればミニチュアを実景(作品内の)に見せることが出来るのか?
ミニチュアを単にオブジェにしか見てないのか。
ゴジラ同然にミニチュアの街にも生命を吹き込まないのか?
未だに不思議でならないんですけど。

さていよいよ旧作もレンタルがされたようで。
「モスゴジ」は所有しているので(というより円谷作品はほとんど所有してます。)画質と解像度が飛躍的にアップしたために
幼虫のシーンで幼虫のギミックの歯車が見えていたとか(あれは正確には戦車のキャタピラ)成虫のピアノ線が見えていたとかはビデオの時でもありましたよ。最初の「モスラ」でも渋谷蹂躙の際に幼虫の下のほうに長靴が写ってたし。そういった粗があったとしても充分円谷時代のゴジラは魅力がありましたよ。まあ、些細な事も気にするファンがいるのは事実ですし映像作品は今後ともに継承し鑑賞されるべきものであります。
東宝のレストア作業も他社の作品と比べたら良心的であります。
20世紀の遺産として従来のソフトでは劣化し発色も不味くなったままの作品を本来の姿に戻したとでもいうべきでしょうか。(ネガフィルムも経年経過で退色する。でも正直「地球防衛軍」や「地球最大の決戦」は解像度はともかく発色はビデオの方が良かった。)
だからこそピアノ線等も敢えてそのままにしたのでしょう。
音声はオリジナルとリミックス両方収録されてましたが。
そこで気になるのが東宝が作品を単に過去の遺産として扱ってるのかそれともこれからの新しいファンに対して作品を配信してるのかという問題になります。(これらはファンに対しても言える)
「サンダーバード」などのアンダーソン作品はそれらの問題に関してはデジタルでピアノ線を消したようであります。
私も正直な感想としては消して欲しいと思うのですが・・・。
(昔は現像でどうにかフォローしていたし当時のスタッフにしても不本意な形で公開したと思ってると思うのです。殊円谷監督も間違いなく粗は気にしてるでしょう。)
これを歴史の改編という人もいるでしょう。
しかし当時のスタッフはピアノ線が見えたシーンに関しては「しょうがねえなあ」と諦めたと思うのです。
寧ろピアノ線を消去するということには賛成すると思うのです。
当時のスタッフの了解をとってからそれらのレストアバージョンを製作すればと。


475 Reply Re:東京SOS・リリース開始!! ほりぴー 2004/07/18 23:27

> 理想を言えば、オリジナル完全復元版とデジタルリテイク版の両方がリリースされればいいんですよね。

SWシリーズではオリジナル版を観ることが難しくなってしまいましたね。
やはりデジタルリテイク版をレストアと呼ぶのは正確ではないし、ちなみに
両方存在するなら私はやはり前者を購入すると思います。



478 Reply Re:東京SOS・リリース開始!! 殿様ギドラ Mail 2004/07/19 15:08

>つつ書記長さん
最近の作品がミニチュアに生命を吹き込んでいないというのは私も全く同感です。
ミニチュアセットが据え物になっていて、セットに芝居をさせることをあまり考えていないものが多いですね。
『妖星ゴラス』において、海水が押し寄せてくる前の都心をミニチュアで見せるカットでは、風に吹きとばされるゴミがミニチュアを生かしています。
そんなのはほんの一例に過ぎませんけど。

>レストアかリテイクか
ほりぴーさんはオリジナル版をそのまま残すことを重視するんですね。
私も一度公開されてしまった映画はまずは原型通りに保全するほうがいいと考えています。

「スター・ウォーズ」の場合、原作者自らの作り直しなのでその行為を否定は出来ませんが、
それでもオリジナル版も鑑賞できるようにしておくのが作家の良心であると思います。
(昔の表現を隠さないこと!)

ピアノ線を消すことだけに限定すれば、表現内容に影響を及ぼすものではないと考えられますし、
もちろんつつ書記長さんがおっしゃるとおり、オリジナル版のスタッフも消して欲しいと思うに違いないわけですが、
技術限界も含めてのオリジナル版の価値ではないかと思うのです。

リテイク版は別作品という枠組に入れるべきかと・・・。

473 Reply 第15話 殿様ギドラ Mail 2004/07/16 15:47

テレ東では今週放送された「ウルトラQダークファンタジー」《光る船》。
これが「ウルトラQ」なのか、という議論を棚上げにすれば、かなりいい話でした。
珍しくご都合主義も破綻も見えず(あっしが気づいていないだけか?)、希望を謳う内容だったのが気持ちよかったです。
説明の足りない部分はあるにせよ、それは説明不要の部分であったと言える。

まーその、それほど特筆すべき傑作とは言わないんですが、先週分を貶しまくってしまったので、良いと感じた作品についてもコメントを出しておかないと公正ではないという配慮であります。

むむむ。
しかし、予告編で見た第16話、どうなってしまうのか?

476 Reply 【あいたい倶楽部】 ミュウ URL 2004/07/19 02:00

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477 Reply 新Q 兄貴赤 2004/07/19 04:24

13話見ました。
すみません、意味が分かりません。
雑誌社にEメールがたくさん来てるって・・・
で、取材にに行って、好みの女だったから家に連れこんで、会社を無断欠勤までしてヤリまくりですか?
人間ってこんなに素晴らしいんだよ~、ここを、こ~すると、ほら、こんなになっちゃって~~みたいな・・・
で、最後は魔人バンダーが現れて、ねーちゃんが身を挺して男を助けて終わりですか?

なんですか、これは?
怪奇でもなければ、SFでもない、そもそも物語りとして壊れてますよ。
あきれ果てて、トーテムポールをズージャの蝶天使に突っ込みたいです(意味不明)

479 Reply Re:新Q 殿様ギドラ Mail 2004/07/19 15:18

そーなんですよ。
前半1クール全体についてコメントしたとき、13話そのものには触れませんでしたが、
私もまったく納得できませんでした。

総括すれば、決して結ばれない恋の悲劇を描きたかったのか?とは想像出来ますが、
その手際のぎこちなさはひどいもんです。

無理矢理設定を固めて結末にねじ込んだね、という形ですね。
歯に衣着せずにばっさり斬ると、悲恋物にあこがれた中学生がRPGみたいな設定を持ち込んで心理の整合性などはお構いなく自分にとってのハイライトシーンを並べ立てたような脚本です。

(ヒロインを演じてた女優さんて、「ブースカ!ブースカ!」で子役だったお嬢ちゃんだっけ?)

ん、そうすると兄貴は次回、「悪魔ッ子」の改悪版を見ることになるんですね。
ご愁傷様です。

480 Reply Re:新Q 兄貴赤 2004/07/21 05:06


> (ヒロインを演じてた女優さんて、「ブースカ!ブースカ!」で子役だったお嬢ちゃんだっけ?)

はは~、新スカブーの子役だったのですか?
私は一度しか新スカブーを見ていないので、分かりませんよ。

で、彼女の役名、私にはアナルに聞こえるのですがぁ~
違うだか?

> ん、そうすると兄貴は次回、「悪魔ッ子」の改悪版を見ることになるんですね。
> ご愁傷様です。

お~よ、心して見るダス。

481 Reply Re:新Q 殿様ギドラ Mail 2004/07/21 18:44

>で、彼女の役名、私にはアナルに聞こえるのですがぁ~

なんつーか、あの役名もなんだかなぁ、です。
普通の人間と入れ替わったのはわかる。しかし、あの名前は入れ替わられた女性のものですよね。
最初から異人みたいな名前ではないですか。
そのあたりのセンスもダサダサなんですわ。

地上波では今週放送の第16話は、ガラゴンのつづきなんでありますが、つ、つまんねーーー。
なんでこうなるかなぁ。
まだガラゴンはひっぱるみたいなので、即断は禁物ですが、それにしてもセミ人間が一個人に対して「復讐」なんて言っちゃおしまいよ。(トホホ)

482 Reply 無題 殿様ギドラ Mail 2004/07/21 20:00

新聞・テレビのニュースを見逃していて、いままで知りませんでした。
ガメラの生みの親と言ってもいい湯浅憲明監督がお亡くなりになったそうです。

ガメラシリーズには本当に楽しませてもらいました。
ありがとうございました。
ご冥福をお祈りします。

私は怪獣映画からガメラシリーズの楽しさが失われてしまったこと、残念でなりません。


483 Reply 細かい映像評価! 四式戦車(チト車) 2004/07/22 23:14

 東京SOSは全作と同様に防衛庁の全面協力があり、迫力ある映像を創造していますがよくよく細部を見れば舗装されているべき所が土の地面であったり、SSM-1の設置背景には密集したビルがあるべきなのに山や林の見える演習グランドであったり、機龍のハッチが戦闘の衝撃で歪んでいる筈が(MV-2のハッチ)ゴジラを抱きかかえて運ぶシーンでは全くの無傷であったり(ゴジラの熱線で溶接されたMV-3のハッチはちゃんと処理されていましたが)・・と細部の処理がずさんに感じました。

 本編における大掛かりな撮影は自衛隊の富士演習場で行われているようですが・・先に述べた背景や地面、ハッチの件に関してもポスプロの段階で(繋がるべき映像に合わせて)入れ替え、処理することが必要だと思うのです。

 内容面に関わらず映像の細部の面においてもまだまだゴジラは課題があるように思うのです。映画とは流れで見ますのでこのような細部の粗についてはさほど神経を使わなくてもよいようにも思えますが・・興業製作物である以上はしっかりと細部の繋がりをも考えて映画作りをして欲しいですね。

 東京SOSはCGI・デジタル合成の技術が発展し、大きな部分では中々の映像を創造しつつも細部の粗が取り分け多いのも事実であります。

 最後に東京SOSでは日比谷公園に連隊指揮所が設置されていましたが実際、あのように自衛隊車両が集結できる程、広大な場所なのでしょうか?又、劇中映像のように地面が土・グランドのような簡素な場所もあるのでしょうか?公園と言ったら舗装されていて芝生とか噴水のイメージがありその点で少し違和感を感じました。僕は日比谷公園には行ったことがないもので・・。

 


484 Reply Re:細かい映像評価! 殿様ギドラ Mail 2004/07/23 10:42

私も四式戦車(チト車)さんのご意見に賛成です。
ディティールの繋がりにもっと気を配るべきだと思います。
確かに、本筋とは関係ないレベルのディティールの粗を云々して作品全体の出来を問うのはおかしなこと。
(たとえば『ラスト・サムライ』での樹木が日本の山とは思えないとか刀に彫った文字が下手くそすぎるなどという粗は大枠では問題ないと言える)

しかし、より一層の完成度を求めればいかなるディティールもおろそかにしてはいけないはずです。
「ま、いいか」というのはいけません。

四式戦車(チト車)さんがご指摘なさった細部の粗は、あとで思い返したときには忘れているレベルのものかもしれません。
それでも作品を観ているときに「あれ?」「あれ?」と気になることも事実。
それが映画の密度を薄く感じさせるのではないでしょうか。

「東京SOS」に限らず、最近のゴジラ映画は見せ場の特撮にばかり気を取られて、自然な映像の流れを作るための特撮がおろそかになっているように感じます。
裏方に徹する特撮が少ないように思うのです。
完全に自然に処理されていると気づかれずに終わるのですから、ひょっとするとたくさんの気づかれない特撮が隠されているのかもしれませんが・・・。

それでも「東京SOS」で演習場にセットを持ち込んだなとわかるカットが多かったのは事実です。
日比谷公園は・・・・・・・。
私は日比谷公園へ行ったことがありますが、夜景ということで少々ごまかされてはいたものの、はっきりと日比谷公園ではないな、と思ったのを覚えています。

485 Reply Re:細かい映像評価! マイク水銀つつ書記長改めルー等級つつ大臣 Mail 2004/07/25 20:35

確かに私も同意見であります。
とかく近年のゴジラ映画(に限らず最近の若手の撮った日本映画)は細かい所の気配りといった配慮が余りにもガサツで思いがけないミスといった類ではなく元からやる気がないといった手抜きの部分が多いし古い表現かも知れませんがアニメ的アバウトさといった点が多すぎでこれはきちんとした映画というものをろくに見てない監督が撮らせた責任というものであります。
それと今の場合技術が嘗ての円谷監督の時代とは格段に機材の性能がグレードアップし昔の場合だと工夫しなければろくにまともには出来ないところといった物がもう皆無に等しく安易に「こんなところしーじーでやれば簡単じゃん!」とか何とかで逆に手抜きが許されるヤバイ状況に現場、会社のシステムが出来上がってしまったのでは?

何度も言うようですが実際のリアルと映画内の作品内のリアルさというものは違うんですよね。どだい本物の戦車や戦闘機がゴジラ映画に登場してもそれらの描写が映画に活かされていなければ偽者と同様です。
で、これが例えミニチュアオンリーの戦闘機であっても作品の中で「本物」に見えればこれが映画でのリアルというものでありますしそう思います。
映画でのリアルとは・・・。
(かと言ってデイテールをおろそかにしてもいいとは言ってないし逆にそこらへんは被写体がゼロで一から造らなければならない特撮物では一層やらなければならないところでしょうか。)

さて今日になって湯浅憲明監督の訃報を知り呆然となってしまいました。
ガメラは夏休みの映画劇場という番組があって頻繁にやっておりましたからゴジラよりも寧ろ馴染み易い作品でありました。

後半では予算の関係でむむむ・・・。というシーンや内容だったのでありますがそれでも監督の優しさか子供たちへの思いやりか今のゴジラよりも「怪獣映画」というものに真剣に取り組み立派に「怪獣映画」というジャンルの「映画」を完成させてました(それに比べて現在の若手のマスコミから誉め殺しの作品はとても「映画」という代物ではない・・・・。もう根本的に現在の映画製作システムを1950~60年代前半のシステムに戻すべきでは?映画音楽もスクリーンで映写したラッシュを見ながら演奏するという伊福部先生のスタイルに戻し新たに撮影所システムを復活させ映画会社の所属俳優をキープし拘束させる。そして自社内で全てをこなすというシステムに。円谷プロもそろそろ「特撮(日本のVFX)」を独占し他社には一切撮らせないシステムを採用し(但し他社が特撮物を作ってもいいが必ず円谷プロの認証を得ることで)本格的に日本の特撮映画というものを確立させる。これは言い過ぎかもしれませんが。)

とにもかくにも現在のままの日本映画ではまともな「映画」というものが製作不可能ということで焦らずに冷静に現状を分析して「本来の日本映画」に戻すことについて真剣に考えればと思ってこんな文にしました。

これによってゴジラ映画も本来の持ち味になればなあと。

個人的には日本の特撮が駄目になったのは特撮がアメリカに比べてチャチだのとか予算がないから時間がないとか駄目になったとは思いませんし見当違いも甚だしいと思います。
ずばり流行り物として真剣に取り組んで製作されなかったこととある作品が受ければそれに追従し似たり寄ったりのろくに工夫もしない作品を作ったこと。

それから特撮本来の使命である描写の細かさが後年になるに従ってそれが刺激と勘違いし度の過ぎたエスカレーションによってリアルさが敬遠されて刺激が無いのは即座に駄目だという一部のファンの責任だと思います。

ある程度の刺激的な映像は映画にとって一種の起爆剤として「映画」を活性化します。しかし、度の過ぎた刺激は逆にマイナスになるだけです。
(実写の「キューテイハニー」はアニメ、実写の垣根を取り払った作品というより単に「映画」にする演出力が下手なだけ。庵野監督はアニメでは冴えていたけど肝心の実写では下手もいいとこ。)

487 Reply Re:細かい映像評価! 殿様ギドラ Mail 2004/07/26 15:50

おおっとー、つつ大臣さん、過激な改革案ですね。
映画産業が活性化すれば、各映画会社の自立というか独立というのも可能なのかもしれません。
そのためには日本映画にたくさんのお客さんが入ってくれないと困るわけで、そんな大ヒットを継続するためには作品のレベルアップをしなければならなくて・・・・・。
うーーーん、堂々巡りになってしまいそう。

かつて日本映画が傑作を量産し得たのは、黒澤明監督曰く「(映画)会社が監督たちに自由な作品作りを許したからだ」とのことですが、
私はそれだけではないと考えています。
公開された作品に対して厳しい観客の目があったのも大きいのではないかと・・。
(これも、作り手の努力で高度な作品を発表していったから観客の目が肥えたのだという考え方が出来ますが)

映画のディティールの話に補足しますと、ディティールの充実は必要なことではあるけれど、ディティールばかりに目を奪われてドラマが空虚になってしまうのはもっと困る・・・・。
(美少女あーんど兵器系のアニメはそんなのばっかり。現在のトクサツはかつてのアニメがたどった道をなぞっているような気がするので今後が怖いです)

特撮映画という格を持つためには特撮が主役になっていなければならないとは、これまでずーっと主張してきたことではありますが、
やっぱり裏方特撮をもっと大事にせよ、と言わなければならないですなぁ。

先日、久々に『ああ陸軍 隼戦闘隊』(大映)を観ました。
湯浅憲明監督が特撮を担当した戦争映画です。
本編と特撮の連携に細かな神経が行き届いていて、いい特撮映画でした。

486 Reply タイトルなんだったっけ? 兄貴赤 2004/07/26 05:38

麻薬の溶液を満たしたタンクに浸かって、トリップして幽体離脱する映画があったじゃないですか。
アウタードステーツだったかな?
新Q14話って、このアイディアのパクリだよ。


488 Reply Re:タイトルなんだったっけ? 殿様ギドラ Mail 2004/07/26 15:55

うんうん、「アルタードステーツ」ですね。
あの映画もかなーり「アウターリミッツ」からのパクリっぽい設定(実験によって個体が系統進化を再現するというあたり)を使ってましたが、
最終的には肉体からの精神の解放をテーマにしていましたから、新Qはストレートにパクってますね。
でも、それが「悪魔ッ子」とぜんぜん結びついていないのがどうにもこうにもトホホなのであります。

まあその、生理食塩水のタンクに浮いて感覚遮断するという実験は実際に行われたことがあったはずなので、そこまでなら現実の科学を下敷きにしたのだと言えるわけですがぁ。

489 Reply Re:タイトルなんだったっけ? 兄貴赤 2004/07/27 04:45

あの、お母さんってウインクですよね?

491 Reply Re:タイトルなんだったっけ? 殿様ギドラ Mail 2004/07/27 17:01

> あの、お母さんってウインクですよね?
そそ。
さっちんね。(お元気で何より。でもあたしゃ翔子ちゃんのほうが好き)

490 Reply 北村監督コメント(動画) ほりぴー 2004/07/27 06:52

どうもこの人の辞書には「リスペクト」という単語はなさそうだ。

http://www.ryuhei-kitamura.com/jp/index.html

492 Reply Re:北村監督コメント(動画) 殿様ギドラ Mail 2004/07/27 17:18

またまた情報をどうもありがとうございます。
さっそく動画コメントを視聴しました。

北村龍平ファンへのサービス動画なんでしょうね。
(中身なさ過ぎ)
「ファイナルウォーズ」に関して何か語ってくれるのかと思いきや、記者会見のことをしゃべるのみとは。

リスペクト、という点に関しては、青くさいクリエーター青年の多くは己こそが空前絶後の存在だと思いこんでいますから期待薄ですね。
(失礼、北村さんがその手合いなのかどうかは判断保留)
少なくとも、本多猪四郎・香山滋・円谷英二・関沢新一・伊福部昭・田中友幸・・・・・といった本物のゴジラに関わった先人に対するリスペクトはないでしょう。
(いま発表されている材料だけで十分それはわかる)

493 Reply Re:北村監督コメント(動画) ほりぴー 2004/07/28 07:42

いつも一言だけチクリ魔のような書き込みをして申し訳ありません。
ただ、「何!」と思ったときにぶつける場がないのでどうぞお許しください。
お互いに顔の浮かばない匿名掲示板で書き散らかすのも飽きましたし。

> 「ファイナルウォーズ」に関して何か語ってくれるのかと思いきや、記者会見のことをしゃべるのみとは。

記者のことをバカ、バカと連呼していましたが映画の成功を願っているなら
言えない台詞でしょう。

> リスペクト、という点に関しては、青くさいクリエーター青年の多くは己こそが空前絶後の存在だと思いこんでいますから期待薄ですね。
> (失礼、北村さんがその手合いなのかどうかは判断保留)

もちろん作品を見ずに決めつけはよくないですが、こいつ「黙れ!小僧!」と
一喝したいキャラですね。(そうなるとナベツネみたいですが)
50周年、ファイナルという役割に巡り合わせた監督なら「とんでもない
映画を作る」なんて言えますか?いい意味でとんでもない映画ができそう
だとは思えませんし。



494 Reply Re:北村監督コメント(動画) ほりぴー 2004/07/28 21:56

> お互いに顔の浮かばない匿名掲示板で書き散らかすのも飽きましたし。

読み返してみてちょっと誤解を招きそうだと感じましたので自己レスです。

私自身はたまたま管理人さんと面識のあるこの掲示板で甘えさせてもらって
いますので、あまり他の掲示板に書き散らかすのは控えようという意です。
こちらにお越しの方々を念頭においたものではないのであしからずご了承ください。

ところで監督論の続きですが、今夕の朝日新聞によればスパイダーマンの
サム・ライミ監督は「監督として自らの作家性を満足させることには関心が
ない」そうです。

曰く『映画を作っているうちに、登場人物たちが次第に生命を持ち始めた。
彼らが次にどう動くかは、今は私ではなく、彼ら自身が決めています。
作り手として興奮しています。』

「登場人物たち」を「怪獣たち」と置き換えてやれば、怪獣映画の作り方が
見えてくるような気がしました。

495 Reply Re:北村監督コメント(動画) ほりぴー 2004/07/29 06:44

また一晩考え込んでしまいました。連投ご容赦。

サム・ライミが言うように大局的には監督が作家性を失ったら新しいものが
生まれる余地はなくなってしまうでしょう。これは一定の評価を得た原作や
オリジナルが存在する場合において、と受け取りたいです。

仮に、仮にですよ、今回のゴジラの監督となった人が製作発表なりで、

「50周年という節目の作品をお預かりするに当たり、ゴジラという存在を
生み出した先人に対し身の引き締まる思いです。私がどうしたいというよりは
ゴジラ本来の魅力をファンの皆様に納得していただけることだけを心がけて
作りますので、どうぞ叱咤激励お願い致します」

と言ってくれたら「よし、わかった!何だって協力するからがんばってくれ!」
となりますがな。やはり。

496 Reply Re:北村監督コメント(動画) 殿様ギドラ Mail 2004/07/29 17:19

>ほりぴーさん
かつて活動をともにしていたよしみで私を信頼してくださっているのだと受け止めました。
まあその、その節はいろいろありましたが、大変ありがたいです。

顔の見えないインターネットコミュニケーションには難しいことも多いですが、
理想を言えば、見知らぬ人々に対して発言することが出来るのが大きな利点であるはずです。
私は出来るなら自分の掲示板だけでなく、ほかの掲示板にも出向いて特撮のこと怪獣のことゴジラのことについて
やりとりすべきだと常日頃考えております。
そのためにときどきゴジラ系のサイト・掲示板を探してみたりもするのですが、誠に残念ながら私が出て行ける場所を見つけるに至りません。
もちろん私が書く気にならないからといってそこがダメだと言いたいのではありません。
ものごとにはさまざまなやり方がありますから、私のやり方と違っているというだけで貶めるつもりはないです。
(なかには愚にもつかないところもありますけど。また、ここなら書けるぞと思ったら、管理人さんが行方不明になって放置されるし・・)

というのは余談ですね。
上記のような状況もあって、自分の掲示板は出来るだけ広く開放したいと思っております。
ですから、面識のあるなしに関係なく意見は意見として受け入れる場にしたいと思っています。
(まー、一般的に管理人がはっきりとした意見を述べる場にはあまり多くの人は集まらないようではあります。
多数の意見を集めるという目的が至上なら、管理人は中身のあることを言わないようにしたほうが得策なんでしょうけど)

北村サンの「バカ」発言。
そーですねー、芸能関係の記者会見だと傍目にもバカな質問が多いのは事実ではあります。
バカだと思っているなら正直に「バカ」と言ってくれるのも結構キモチいいです。
ただし、何を捕まえてバカと断じているかを問題にしたいですし、
今回の場合だとゴジラ映画の製作発表会見に臨んで、記者の的はずれな質問のことをあれほど気にする神経がよくわかりませんね。
あ、それでも会見後のコメントでそれほどバカな質問はなかったとし、「さすがゴジラ」と言っていたのは、ゴジラに対するなんらかの畏敬の念はあるのかも。
(く、苦しい!)

サム・ライミのコメントについて。
登場人物が勝手に動き始めるというのは、作家性と相反することではないですよ。
物語作りの基本として、物事(人物)の動勢をいかに自然にするかという課題があります。
人物造型がしっかりしていれば、ある人物を次にどう動かそうかと悩む必要はないのです。
シチュエーションに応じて、それぞれの人物が性格にふさわしい行動を取るだけのこと。
作家が何をするかと言えば、描きたい感動のために必要な状況と人物設定をするのです。(怪獣映画においては、怪獣の性格・特徴も重要な表現であるということ)
そして自然な流れの中で、ところどころに「偶然」という形を借りた作家による状況操作を与えるぐらいのものです。
(映画であれば、それぞれのシーンをどのように見せるかという演出力も問われます)
本多猪四郎監督も「良い映画というのは、自然な流れを持っているものだ。ダメな映画は自然な流れを無視して見せ場を無理矢理繋いでいる」というようなことをおっしゃっていました。

GMK以後のゴジラ映画は、さんざん指摘させてもらいましたが、そんな自然な流れを無視した作品群です。
ダメな映画です!
(駄作の誉れ高い「2000ミレニアム」でも、物事の流れはもっと自然だった)

さて、その自然な流れというものをシリーズもので考えれば・・・・。
いきなりゴジラの脚がひょろ長くなって、すたこら走り始めた段階でダメでしょう。
映像でもストーリーでも「繋がり」に気を配らないのではどうしようもないです。
「ファイナルウォーズ」に採用されたさまざまな設定は、これまでのゴジラ映画と違和感なくつながりますか?

カントクさんが万が一、これまでゴジラ映画を担当してきた先人に対して何の尊敬の念も持っていなかったとしても、
作家として正しい姿勢を持っているなら、ゴジラそしてゴジラ映画の価値やイメージを壊すことに何の利点もないことに気づくはずでしょう。

「黙れ!小僧!」のセリフは美輪明宏の声色でぶちかましたいですね。

(いやそれにしても、もともと北村サンはゴジラ映画に対する野心なんか持っていなかったわけで、依頼に応じての監督就任でありまして、だからといってめちゃくちゃを許せるものではないのですが、
なんで彼に依頼したかなぁ?ひとまずゴジラ映画をめちゃくちゃにしてあとが続かないようにしようという陰謀か?そうでないとゴジラファンがもっと作れ作れとうるさいですしね)

497 Reply 夏休み 殿様ギドラ Mail 2004/07/30 13:14

私、明日からしばらく夏休みということで留守にします。
レスが書けなくなりますが、その間も投稿大歓迎ですので、なにかありましたらどうぞよろしく。
(って、変な宣伝書き込みが増えたりして)

498 Reply ウルトラQ光る船 兄貴赤 2004/08/08 06:05

見たのですが・・・
ま~悪い話ではないし、脚本も上手くまとめたとは思いますが・・・
でもね~、日本の現状、倒産、リストラ、失業を舐めてますよ。
あんな奴は何処にも就職できませんって。
話の大筋とは違う部分なのですが、日本で一番就職難な街で再就職した私としては、この作品における失業の描写はチャンチャラ可笑しくて見てられんです。
(お~よ、失業率日本最悪の町なのよここは。そこで再就職するのは至難の業なのよ!)

脚本家も監督も失業なんかしたこと無い人でしょうしね~
でもね、今の日本では深刻な問題なんですよ、軽々しく取り入れるのは危険ですよ。
リアリティーゼロです。

500 Reply Re:ウルトラQ光る船 殿様ギドラ Mail 2004/08/09 16:08

まーたしかに、あの失業男の人物造型はやりすぎだったんじゃないかなとは思いました。

しかし、ここがバランス取りの難しいところで、茶髪男が失業男の勢いに負けることにリアリティを持たせるためにはあれぐらい滅茶苦茶なところを見せておかないと心の動きに説得力が出てこないかもしれません。

あの失業男が再就職するに至った経緯は描写されていませんから、安直な印象は否めないかもしれませんね。

それでも、失業しつつも自分を変えず、深刻に悩んだりしない人間を登場させることでストーリー全体のテーマが浮かび上がると思われます。

499 Reply ガイガン登場 コクラ 2004/08/08 18:15

ガイガンスーツが公開されました。

http://homepage3.nifty.com/g-kingdom/event/gigan.htm

怪人ですねコレは。(笑
ウルトラマンの敵怪獣みたいです。

501 Reply Re:ガイガン登場 殿様ギドラ Mail 2004/08/09 16:12

おおっと、オールナイトイベントでガイガンスーツが発表されたんですね。

どーしてこんなに人間じみてしまったんでしょう。
えーと、はっきり感想を書きます。
このガイガン造型は嫌いです。

(コクラさん、情報をありがとうございました)

502 Reply ガイガン コクラ 2004/08/10 10:21

クモンガやカマキラスと違い、ガイガンはデザイン画そのままの姿になっている模様です。

富Pの話によれば、ガイガンはGFWでかなり重要な役割を担う怪獣のようです。X星人の先兵というのはご勘弁願いたいですけどね。(巷では、モンスターXのプロトタイプがガイガンなんだとか、海中から見つかったミイラはガイガンだとか、色々流れてますけど、当てにしないほうがよいでしょう。)

503 Reply Re:ガイガン 殿様ギドラ Mail 2004/08/11 11:04

そーっすねー、宇宙人による地球攻撃が軸になるなら、宇宙怪獣は宇宙人の手先にならざるを得ないかもしれないですよ。
(私も宇宙人と宇宙怪獣がそれぞれ別々に動くストーリーを見てみたいとは思いますが、そこまで複雑な構図を扱いきれるとは思えないです)

で、先の私の書き込みだと誤解を招きそうだったので補足します。
ガイガンの造型が気に入らん、と書きましたが、これは造型パートの仕事に不満と言うことではないです。
デザイン画が発表されたときに、すでにデザインに対して不満を表明しておりまして、
とにかく形が気に入らんということでした。

デザインから着ぐるみを作るに当たってアレンジを施してオリジナルガイガンに近づけてくれたほうがよかった・・・・。

で、クモンガやカマキラスはデザイン画とは違ったものになっているんですね?
(そんな情報も仕入れていないのであった・・・)

508 Reply クモンガ&カマキラス コクラ 2004/08/13 17:50

クモンガとカマキラスは、
http://love.ap.teacup.com/guarby/
↑のニュースサイトの7月30日のところにでています。
カマキラスは着ぐるみ感ばりばり(?)ですが、クモンガは毒グモらしさがでて
個人的には評価しています。

510 Reply Re:クモンガ&カマキラス 殿様ギドラ Mail 2004/08/13 18:38

これはどうもお教えいただきましてありがとうございます。

クモンガ・カマキラスはオリジナルのイメージをそれほど崩してはいないですね。
どちらもオモチャっぽいのが気になりますが。
クモンガは「毛」が足りないし、カマキラスは全体に寸詰まりになっちゃいましたね。

児童雑誌のほうが情報のフォローが早いんですねぇ。
んー、クモンガと戦っているゴジラのサイドビューが貧相だなぁ。
(草木の感じがゾルゲル島みたい・・・。それは大変よろしいですぞ)
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