スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

映像作品掲示板過去ログ100505_110226

2353 Reply 「キャプテンウルトラ」他ここ最近になって観た黒澤映画 ルー等級つつ大臣 2010/05/05 13:57

最近になってネットレンタルで観れた(例外含む)作品をば簡単に感想を書くざます。

「キャプテンウルトラ」(の後半)
前半の4話くらいはビデオでも観ていたのでともかく後半の怪獣軍団エピソードに関してはそれまでビデオも出ていなかったし未見だったので再放送以降実に35年ぶりに観たざます!
(確か1976年頃の再放送だったから30年か?)
懐かしい!と思うのもさることながら思った以上に特撮シーンや演出も良く出来ていて感動を新たにしたざます!
(とはいってもメタリノームが怪獣軍団を輸送する宇宙船の出来やそこの特撮がお粗末だったけれども・・・というかその出来に爆笑・・・。)
なかでもこれと同時に収録されていたラジゴン星人のエピソードが結構不気味な演出だったのにびっくりしたのと最終回は今回初めて観たのですが敵のキャラクター一切無しでのヒーロー物って恐らくこれが唯一なのでは?と思うのと同時に「宇宙への希望と可能性」というテーマを通した「ちゃぷてんうるとら」らしい大団円だったと思うざます。
(途中「?」なところはあったが)

2、「羅生門」
これに関しては何度か観たざますけれどそんなに難解な話ではないざますよね

要するに「森の中で殺人事件が起きて容疑者が3人上がってきました。で、その3人とも意見が違っていて真相が掴めず藪の中」って話ですがそれでも冒頭のシーンではあばら屋となってしまった羅生門のシーンというところで戦乱が起こり人間が信じられなくなったってのは判ります。
で、以降のシーンに繋がる編集や構成が素晴らしい!
その後でその容疑者たちの証言が始まりそれを見ていたそま売りが余りの証言の曖昧さ且つ自己中心とも取れる言動で人間不信の真意を見てしまった・・・って思いますが。
ただ疑問に思ったのはそんな人間不信に悩んでいたそま売りがラスト近くで赤ちゃんを見つけて自分で育てると言って不信から信頼へのオチとなりますが
そのターニングポイントとなった赤ちゃんがかなり唐突に登場した事。
ここだけ何の伏線も無いだけにとって付けたような印象が残ったのは否めないところ・・。
(そうはいっても素晴らしいとは思う)

3、「一番美しく」
今回になって初めて観たけれども黒澤監督も一応は国威発揚映画を撮っていたんですね・・・。
(表面的には工場勤務の女学生の話だから今でもありそうですが)
ただ黒澤監督がわざわざ撮る作品では無いと不覚にも思ってしまいました。
だって誰が撮っても同じなんだもの・・・・。
というか黒澤監督の弱点である「女性の演出が下手」というのが露呈した作品でしたね。
そうはいっても黒澤作品のテーマの一つである「主人公が苦境に見舞われるが最後には勝つ」というのは押さえていたのですが。
ただそれでも今の目で見ると辛いものが・・・。
「七人の侍」や「姿三四郎」のようなダイナミックな演出も無いし「野良犬」や「天国と地獄」のようなサスペンス描写も無し、果ては「素晴らしき日曜日」のような日常生活を描写しつつ実験精神の演出もなくホントに女学生の生活だけなんだから・・・。
(とはいっても途中で女学生がリタイヤしていく展開はドラマチックに溢れてて黒澤作品らしいのですが)

4、「醜聞」
こちらも今回初めての作品。
冒頭のオートバイの後輪のアップで始まり主人公青江画伯がスキャンダルの渦中に巻き込まれてしまうということで物語は始まりますがやはりマスコミの捏造ってのはもう既にあったざますねえ・・・。
ただこの作品もこの捏造を批判していたのに途中から志村氏の演ずる弁護士の話にシフトしてしまい何だか中途半端ざますねえ・・・。
で、結局は主役は三船氏の青江画伯を指すのではなく弁護士のほうだったのでは?と。
で、タイトルは「醜聞」ではなく「ある弁護士とマスコミの捏造」だったのでは?と思ったざます。
(構成が入れ替わってしまってるためだけどただ後半の裁判シーンでようやく
青江vsマスコミというこの作品本来のテーマに戻っているためいささか回り道をした印象は否めなかったざます・・・。)

2356 Reply Re:「キャプテンウルトラ」他ここ最近になって観た黒澤映画 殿様ギドラ Mail 2010/05/11 17:44

いろいろご覧になってますね。
「キャプテンウルトラ」のラジゴン星人は印象が強いです。
各家庭のお茶の間で分身したラジゴンとキャプテンが組んずほぐれつには仰天しました。(10年近く前の再放送にて)

『羅生門』を難解だと思う人は、事実は一つだと思いこみすぎているからじゃないでしょうか。
いや、まあ、映画という表現形式は基本的にカメラという客観視点を使うものなので、同じ事件が違う様相で描かれるとなると、混乱するんでしょうか。
ほんとはどうだったのさ、と。

『一番美しく』
黒澤明を誉め殺しちゃうような人は、この映画を戦時中にあって軍隊を出さずに国策映画を作って抵抗した、なんて評価してるみたいですが、
どーなんでしょうか。
山本嘉次郎監督の戦争「スペクタクル」映画は表面的には戦意昂揚っぽさばりばりですが、その演出を噛みしめると、実は好戦的ではなく、現実に起こっていることを抑えたトーンで提示しているだけです。
(細かい点で思うことはいろいろありますが今回は割愛)
それに対して『一番美しく』は戦闘シーンはなくとも当時の美徳、滅私奉公をものの見事に描いていて、国民の戦争協力意識を高めるのにはずいぶんと効果的だったんじゃないかと思います。
もちろん、黒澤明監督が検閲の問題から軍部に対する反発心を抱えていたことはしょっちゅうおっしゃっているわけで、ストレートに戦争協力しようと思ったわけではないと推察できます。
私の解釈は、当時の黒澤明はまだまだ師匠ほどの老獪さを身につけていなかったんだろうな、という感じざんす。

『醜聞スキャンダル』
たしかに、なんつーか、いまいちの映画ですね。
取り扱った題材には普遍性があって大変結構なんざんすが、どうも松竹と黒澤明は相性が悪い?

2359 Reply Re:「キャプテンウルトラ」他ここ最近になって観た黒澤映画 ルー等級つつ大臣 2010/05/12 00:35

> いろいろご覧になってますね。
> 「キャプテンウルトラ」のラジゴン星人は印象が強いです。
> 各家庭のお茶の間で分身したラジゴンとキャプテンが組んずほぐれつには仰天しました。
確かにミーもそのシーンは驚きますた。
何せキャプテンが電波媒介で分裂しラジゴンと戦うんざますからもう驚くしかないざます!
(しかもその後で元通りに「復元(!?)」してしまうんですから)
でも考えたらこれって分身の術の応用みたいなものざますねえ・・・。
ただ電波媒介で分身するのは斬新ですが。






> 『羅生門』を難解だと思う人は、事実は一つだと思いこみすぎているからじゃないでしょうか。
> いや、まあ、映画という表現形式は基本的にカメラという客観視点を使うものなので、同じ事件が違う様相で描かれるとなると、混乱するんでしょうか。
> ほんとはどうだったのさ、と。

あの作品の場合だと単純に「結局、誰が犯人だったのか!?」ってのが難解の理由だったようざますね・・・。
で、しかもこの作品は興行的に失敗とか書かれてますけど実際はロングランした「ヒット作品」だったそうだし難解というよりは不評だったんでしょうね・・・。






>
> 『一番美しく』
> 黒澤明を誉め殺しちゃうような人は、この映画を戦時中にあって軍隊を出さずに国策映画を作って抵抗した、なんて評価してるみたいですが、
> どーなんでしょうか。
ただそれでも一応は国威発揚映画ですから前作(つまり「姿三四郎」ね)のような作品ならまだしも本作品を作ったんですから実際は反戦思想は無いに等しいと思います。
(敗戦の時に切腹するまで言ってたそうですから。)

> 山本嘉次郎監督の戦争「スペクタクル」映画は表面的には戦意昂揚っぽさばりばりですが、その演出を噛みしめると、実は好戦的ではなく、現実に起こっていることを抑えたトーンで提示しているだけです。
>確かにそれは言えると思います。
「ハワイ・マレー沖海戦」も実際に作品を観ると冷静に戦争を見ているという趣ですし戦意高揚という観点から見るといささか弱いざますねえ・・・。
(というか山本監督がそれほど好戦的に見えないですね・・・。昭和15年に「孫悟空」が作られてますから・・・)



> それに対して『一番美しく』は戦闘シーンはなくとも当時の美徳、滅私奉公をものの見事に描いていて、国民の戦争協力意識を高めるのにはずいぶんと効果的だったんじゃないかと思います。

今見て確かにそれを感じますね。
同時に戦意高揚を高めるには逆に(というか皮肉に)こういった方法が国民に訴える力が強いと思えたざます。

> もちろん、黒澤明監督が検閲の問題から軍部に対する反発心を抱えていたことはしょっちゅうおっしゃっているわけで

意外とそれは後になって出てきたのでは?と思いますよ。
「トラ・トラ・トラ」でも元海軍の関係者を招いて演出なさってますし
実際、戦場に出ていない自分を責めてる部分もありますから。
(免れて「姿三四郎」を演出なさってるし。厭戦という意味では本多監督ほど
黒澤監督は反戦の意思は持っていない。)


>
> 『醜聞スキャンダル』
> たしかに、なんつーか、いまいちの映画ですね。
> 取り扱った題材には普遍性があって大変結構なんざんすが、どうも松竹と黒澤明は相性が悪い?


これもまあ確かに「白痴」でもフィルムを短縮しろとの言い分にも「縦に切れ!!」って言ってるから相性は良くないざますねえ・・・。
ただこの「醜聞」はスキャンダルと捏造をネタにした作品の割には途中で弁護士のほうに焦点が当たってしまってるから中途半端な印象になってしまったのでは?とも思っていますが・・・。
登場人物を丁寧に描くって事が裏目に出た例ざますねえ・・・。
本当は青江画伯を中心にしなければならないのに途中から蛭田弁護士のほうに視点が移ってるから微妙な作品ざますねえ・・・。


2360 Reply Re:「キャプテンウルトラ」他ここ最近になって観た黒澤映画 殿様ギドラ Mail 2010/05/14 17:47

>
> > もちろん、黒澤明監督が検閲の問題から軍部に対する反発心を抱えていたことはしょっちゅうおっしゃっているわけで
>
> 意外とそれは後になって出てきたのでは?と思いますよ。
> 「トラ・トラ・トラ」でも元海軍の関係者を招いて演出なさってますし
> 実際、戦場に出ていない自分を責めてる部分もありますから。
> (免れて「姿三四郎」を演出なさってるし。厭戦という意味では本多監督ほど
> 黒澤監督は反戦の意思は持っていない。)

黒澤明と戦争、および軍国日本の関係には判然としないところがありますね。
山本嘉次郎監督だとその作品内容(もちろん戦前戦中の)からかなり戦争をシニカルに捉えていたんだろうな、とわかるんですが・・。

ただまあ、黒澤監督が一時的にせよ左翼活動に身を投じていたことや、映画が国家の統制を受けて自由な作品作りが出来なくなったこと、そのための検閲官との戦いなどなどを考えると、戦時中でも無条件に国策に従ったとは思えないのです。(というより、当時の軍人に対する不信感があった?)
戦時中に本気で戦場へ出たかったのなら志願すればよかったわけで、それでも戦争へ行かなかった。
死にたくない、という思いは当然ですが・・。

一億玉砕の詔勅が出たら従うつもりだったそうですから、反戦なんて気持ちはなかったのは確かではあります。

2361 Reply Re:「キャプテンウルトラ」他ここ最近になって観た黒澤映画 ルー等級つつ大臣 2010/05/16 18:06


> ただまあ、黒澤監督が一時的にせよ左翼活動に身を投じていたことや、映画が国家の統制を受けて自由な作品作りが出来なくなったこと、そのための検閲官との戦いなどなどを考えると、戦時中でも無条件に国策に従ったとは思えないのです。(というより、当時の軍人に対する不信感があった?)

確かにデビュー作品の「姿三四郎」の以前に映像企画された作品が没にされてしまった経緯もありますから不信感があったのは間違いなくあったでしょう。
反戦思想も無い割に兵役に出なかったのもあるし・・・。
(というか映画が撮れないって不満もあったのか志願しなかったのか?)
で、この「一番美しく」では国威発揚映画を演出したわけですが直接軍人を描かれなかったのが当時の風習の抵抗というか軍部への反発だったと思います。
ドキュメンタリー方式の演出だからそれほど戦意高揚の嫌味は感じられないし
当時の日本人にとっては清々しい感じと受け止められたと思うし。
(確かに国威発揚の思想があるのですが今見るとそれほど鼻につくほどではない。)
思えばどちらかといえば後年の「醜聞」や「白痴」、「素晴らしき日曜日」の系譜の黒澤作品だったと思います。

2358 Reply vsビオランテ原案について 殿様ギドラ Mail 2010/05/11 18:20

「ゴジラ東宝特撮未発表資料アーカイヴ」を読み進めながらのコメントも「vsビオランテ」絡みの話をせねばなりません。

読むのも苦痛だったけれど、それについて書くのも苦痛ですわ。
なので、なかなか書けずに日にちが過ぎてしまったのでした。

まず『ゴジラvsビオランテ』の世評について、別冊映画秘宝「東宝特撮総進撃」において中沢健氏は公開当時のマニア向け書籍では酷評されていたと述懐していますが、
私の実感とはちょっと違います。
氏がカッコ内に書いた“というかVSシリーズ全体が”という感想のほうが実態に近かったはずです。
つまり、「vsビオランテ」は当時のマニアには大いに気に入られたけれど、その後のVSシリーズは酷評されたのではなかったか?
もうちょい付け足せば、私がネットで発言し始めた1998年当時でもゴジラファンの多くは「vsビオランテ」がお気に入りであったと記憶しています。

中沢氏が当時小学2年で、私は『6000円の男』を撮り終えた27歳でありますから、世代の違い、受け止め方の違いは大きいことでしょうし、
「vsビオランテ」がおもしろかった中沢氏にとってvsシリーズに対する否定的な論評は「vsビオランテ」をも否定するものと映ったのではないかと推察するのです。

なぜそんなことをわざわざ書いたかと申しますと、現在は中沢健氏よりもさらに若い特撮ファンが育ってきていて、「vsビオランテ」は生まれる前の映画だという人も珍しくないでしょう。
そんな時代に書籍において「vsビオランテ」は公開当時からマニア受けが悪かったなどと書かれると、それがゴジラ映画史になってしまう恐れがあるからです。
公開当時に私が直接話したマニア、あるいはゴジラファンである某ミュージシャンの「vsビオランテ」評はかなりの好評でした。
vsシリーズが貶されはじめるのはその後のこと、それも平成ガメラと呼ばれる偽ガメラシリーズが始まってから激しくなることです。

さて、公開当時の私自身の『ゴジラvsビオランテ』評は、アイディアや構成はすごくおもしろく出来ているけれど、肝心の怪獣に全く魅力がない、とくにゴジラ像がひどい、というものでした。
(これは平成ガメラへの評価とほぼ同じである)

1989年当時、ゴジラシリーズのビデオソフトはリリースされていたもののまだまだ高価であり、レンタル店にもすべて揃っているわけではありませんでした。
ゴジラファンとはいえど、ゴジラ映画を浴びるほど繰り返し見ることの出来た人は非常に少なかったのではないかと思われます。
そんな中、幸運なことに私は1982年に千葉市に移転してから、浅草東宝と池袋東宝の特別オールナイトで月に2回は一夜に5本ずつ東宝特撮映画を見ていました。
89年暮れまでだと約7年間になりますね。
その7年間にゴジラ映画の面白さとはなんだと考えていたわけです。

「vsビオランテ」に登場したゴジラは、まるでゴジラではなかった。
『ゴジラ』(84)はつまらない映画だったけれど、ゴジラ像はまだましだった。(顔はビオゴジよりブサイクだけど)

なぜそんなことになってしまったのか。

いままでは、ゴジラにはこだわりのないスタッフ(大森一樹・川北絋一)が中心になって作ったからなのだろうと思っていました。
ところが「未発表資料アーカイヴ」に収録された木暮瞬(小林晋一郎)氏の原案に書かれているゴジラのキャラクター条件を読んで我が目を疑いました。
小林晋一郎氏といえば、その後怪獣関係の書籍も出版するほどの怪獣マニアであり、世代的にも私なんかより年上の怪獣直撃世代のはず。
しかし、1985年に応募した「vsビオランテ」原案にはゴジラは「凶暴、残虐な獣性の復活」が必要と書いている。
その発想が元になって「vsビオランテ」の無機質ゴジラが生まれたのか。

わかりません。

第一作目から84までのどのゴジラを見て、凶暴で残虐だと思ったのか。
この傾向は私より少し上の世代に強いようです。
ゴジラはサディストである、などと得意げに自説をひけらかしていた映画監督も小林氏と同世代でした。

小林晋一郎氏が1985年までにどんなゴジラ体験をしていたのか。
何度も作品自体に触れてゴジラのことを考えていたのか。
あるいは、記憶の中のゴジラをあれこれひねり回していたのか・・・。

怖いゴジラの代表みたいに言われている初代ゴジラでも、めったやたらに暴れているわけではありませんし、残虐行為などどのシーンに見いだせるのでしょうか。
人間が悲惨な死に方をしているからと言って、それをゴジラが意図している訳ではありますまい。

ゴジラが凶暴で残虐でなければならないと思う人に説明してほしいです。
なぜそんなゴジラ観を持つのか?

不幸なことに、そんな「vsビオランテ」がスタート地点になってしまったvsシリーズからゴジラを知った若い世代には、もともとのゴジラが持っていた動物的暖かさを否定する向きが強い。
(初代ゴジラ限定で考えても、八幡山で転んだ恵美子をのぞき込むところや時計台の鐘の音に驚く様子に、不死身で巨大であっても我々と変わらぬ動物であることを感じませんか?)

『ゴジラvsビオランテ』は原案の段階ですでに大きくゴジラ像をねじ曲げていたのだなぁ。

さらに東宝の求めに応じて書かれたという第二稿を読むと、完成作に取り入れられた要素がかなり揃っているものの、スペクタクル映画を志向せずヒロインとビオランテの繋がりが中心で、枝葉のように国際陰謀やゴジラが絡むものになっています。
いやはや「ガメラ3」にそっくり。
(雰囲気だけでなく、非常に似たシーンもある)
これを映画スタッフがどうにかこうにかスペクタクル映画の方向へ持っていったのが『ゴジラvsビオランテ』だったのか。

そして、『ゴジラvsビオランテ』の影響下に作られたのが平成ガメラシリーズであるという以前から感じていた仮説に確信が強まりました。
平成ガメラが好きという方には「vsビオランテ」も好きという人が多くないですか?

怪獣の存在理由や生態を機械的に解析してみせる方向、そして怪獣に対抗する存在として軍隊(自衛隊)が大きな役割を果たすことなどが共通項として挙げられるでしょう。
そんな方向の映画を否定はしません。(『宇宙大怪獣ドゴラ』はまさしくそっち方向。しかし、怪獣退治だけに終始してはいないところがナイスざんすが)
けれども、少なくとも本多・円谷コンビのゴジラ映画はその手法をとらなかった。
なぜか。
怪獣のスター性を守るための深慮遠謀があったのではないかということと、「科学の解説が何が驚異だ」という腹の括り方をしていたからでありましょう。


「vsビオランテ」についてあれこれ書くのはキツイけれど、下手すると今後のゴジラ映画が「vsビオランテ」方向へ行きそうな予感もあるので、それはまずいんじゃないのという意見も出しておかないといけません。
最後に、東宝SF特撮映画シリーズVol.7「ゴジラvsモスラ」(東宝出版)をお持ちの方は70ページからの大森一樹インタビューを読み直してみてください。
「vsビオランテ」のころは関沢脚本をダメだと思っていたけれど、実際に怪獣映画を作ってみたら関沢新一の偉大さが判ったとおっしゃっています。
そういうことです。

(同誌に本多猪四郎監督のインタビューも掲載されていて、一作目の『ゴジラ』を作った時の心構えを述べられているのですが・・。原爆の凶悪凶暴な象徴として描かれなければならない、とのこと。ホラ見ろ、殿様ギドラの主張とは違うじゃないかとお考えの向きもあるやもしれませんね。
いえいえ、違わないのです。本多監督の演出意図がそこにあったからこそ、ゴジラ上陸に恐怖が生まれました。同時にゴジラという生物にリアリティを与えようとした円谷演出があったからこそ、怪獣ゴジラは不愉快な存在ではなく、観客の感情移入を誘う者になっているのだと主張しております)

2362 Reply Re:vsビオランテ原案について ルー等級つつ大臣 2010/05/16 19:14

「ビオランテ」ですが意外にも私、新作ゴジラを劇場で見たのはこれが最初でしてその時の批評も決して芳しいもので無かったって事は無かったですよ。
(84は劇場へは見逃したのでテレビ放映で初めて見たのです・・・・。
何か引っかかるものを感じたので・・・)
公開当時の「宇宙船」でも好評でしたしどちらかというと平成(偽)ガメラが出だしてでも平成川北ゴジラは不評って事は特に無かったざます。
(少なくとも「宇宙船」の投稿欄では意外にもそのような発言がなされたのは
「スペースゴジラ」からで前作である「メカゴジラ」に関しても概ね好評ざました。ただ平成ガメラに関しては「1」から不満は多かったしそれ以降だといずれも微妙なものが多かったですから。ただ不評云々という観点からすればそれは当時の批評家で「キングギドラ」での市川森一氏のバッシングからで?)
私もこの中沢氏の文章を見て「あれ?」って思いましたよ。
「84ゴジラ」の不満を払拭するかのように「ビオランテ」は好評でしたから。
中沢氏の思い込みだと思います。

さて「ビオランテ」原案ですがこちらは既に「宇宙船」で掲載されていたものを読んでいたのでさして驚かなかったのですが少女とビオランテの関わり合いがして何となく閉塞的かつ素人のマスターベーションとしか思えなかったのですが確かにこの原案だと「ビオランテ」でのゴジラが凄く微妙な位置にあるのも妙に納得しましたしギドラ氏の仰る通りこれではゴジラのキャラクターが
最大限活かされる訳がないですよ・・・。
第一、ゴジラの設定で凶暴さを前面に出すとかはどこか第1作を曲解したとしか言えないですよ。
仮にそんな性格がゴジラにあったとしてもそれはゴジラの「怒り」であり
生物として持っている感情の一つに過ぎないのですから「凶悪ゴジラ」の設定がゴジラが本来持っている性格をかなり縛ってしまったのは確かです。
(尤も大森監督はこれに疑問を呈し格好いいゴジラを目指したというのは正解だと思います。ただ実際の作品では「・・・」だったが)
この傾向は「84」から既に始まっており「核の被害者」であるゴジラを原点に戻すつもりで「84」を作ったそうですが「核エネルギーを吸収する生物」に改変したら拙いでしょう・・・。
田中プロデューサーは「反核映画」に戻すとかいいながらも台無しにしてしまった訳です。

さて、私はゴジラを田中氏が原案しそれを香山滋氏が具体的ストーリーにし
それを本多、円谷両監督が映像化したと解釈してますので生みの親は確かに田中氏だと思います。
ですがゴジラをここまで成長させたのは間違いなく本多、円谷監督の尽力ではないでしょうか。
(田中氏の原案が「核の権化としてのゴジラ」だと思いますしゴジラを原点に戻すそもそものきっかけは本多円谷監督作品の途中で対戦怪獣ものになってしまい田中氏のコンセプトから外れてしまったために「メカゴジラの逆襲」以降10年間に亘って製作せず原点に戻す際に田中氏本来のゴジラのコンセプトを復活させたかったのでしょう・・・。
ですが本多円谷両監督はそのコンセプトでは長期シリーズ化はもたないと内心思ったのでしょう。
昭和のオリジナルシリーズが15作品であるのに対し平成vsシリーズが7作品、ミレニアムシリーズが6作品しかないので本多、円谷監督作品でのゴジラが正解だった証である。自由を失ったキャラクターでは人気継続に限界があると円谷、本多監督はにらんでますと思います。)


そもそも本来のゴジラは破壊的性格のキャラクターで無いのは既に第1作からでも明らか(反核テーマというのはあくまであの第1作の映画のテーマであってゴジラのキャラクター性ではない!)ですし都市破壊シーンが目玉ってのは既に「逆襲」からありませんよ。
(以降の作品で意識的に破壊活動はしておらずどちらかというと巻き込まれ型という方法を採っていた。ゴジラを破壊マシーンとして据えていなくて生物として考えれば当然だと思う。)

2363 Reply Re:vsビオランテ原案について 殿様ギドラ Mail 2010/05/20 16:35


田中友幸氏が怪獣たちをどのように捉えていたのか、そのヒントはインタビュー記事で「怪獣の設定は柔軟に考えるべき」(東宝SF特撮映画シリーズゴジラvsモスラ)と発言なさっているあたりにありそうです。
どうも、ストーリー作りをする人の発想とは違うんじゃないかと感じます。

怪獣たちを劇中世界で生きる実在として考えているなら、そうころころと中身を変えることなんか出来ないんじゃないでしょうか?
(作り手が変わったために改変されてしまうのはあり得ることだけれど、同じ作り手が自らの創造物を改変するとしたら、別キャラクターとして扱うのでは?)

84ゴジラは、当時のゴジラ論(第一作のみが傑作で、ゴジラは反核でなければならないというゴジラ評価)に迎合し、そして、もうひとつの大ヒット作『日本沈没』のノリをゴジラ映画に合体させようとした、なんとも安易な発想だったと思われてなりません。
そして、あの『ゴジラ』(84)こそ田中ゴジラの実現だったんでしょうね。

その後、川北ゴジラになっちゃうわけですが・・・。

あ、ビオランテ原案、「宇宙船」にも掲載されてましたっけ・・。
おそらくその号は持っているはずだけど、当時のことだから、読まずにスルーしたと思われます。
だって、ホントに「vsビオランテ」って嫌いな映画だったんですよ。
いまはもう少し冷静になりましたけど。

2365 Reply Re:vsビオランテ原案について ルー等級つつ大臣 2010/05/21 19:07

>
> 田中友幸氏が怪獣たちをどのように捉えていたのか、そのヒントはインタビュー記事で「怪獣の設定は柔軟に考えるべき」(東宝SF特撮映画シリーズゴジラvsモスラ)と発言なさっているあたりにありそうです。
> どうも、ストーリー作りをする人の発想とは違うんじゃないかと感じます。

その傾向は70年の大阪万博の経験からありそうです。
田中文雄氏がどこかで書いていたと思うのですがこれを機会に田中氏は変わったと。
(つまりそれまで自分が製作した展開を嫌って新しいのはないのか?と。
「柔軟に考えるべき」というのはそれまでの設定を踏襲していたら今までの作品と同じになるんじゃないかという懸念からだとは思うのですがそれは必ずしも正しくないというのは明らか)







> 怪獣たちを劇中世界で生きる実在として考えているなら、そうころころと中身を変えることなんか出来ないんじゃないでしょうか?
> (作り手が変わったために改変されてしまうのはあり得ることだけれど、同じ作り手が自らの創造物を改変するとしたら、別キャラクターとして扱うのでは?)

本来は全くその通りですが敢えて田中氏は変えてしまった・・・。
で、結果的には収拾がつかなくなってしまったという悪循環が芽生えてしまったというわけです。
ただ製作サイドとしては別キャラクターでいきたいと思っていてもリスクが大きいのでネームバリューの大きなゴジラを使ったということなんでしょう。
ホントの話安易ですがリスクを避けるにはこうするしかなかったのでしょうね・・・。

(「ドゴラ」が大入りヒットしていたら皮肉にもこうはならなかったのかも知れないが・・・。
というか怪獣映画の可能性を広げようとして製作された「ドゴラ」が惨敗に近い結果になってしまったのでリスクの大きなのは避けようとした結果か?)

それが以降のゴジラ映画に繋がりそれのみならず84年のゴジラ復活に際しキャラクター設定を改変しようとした理由なんでしょうね。

(昭和時代のオリジナルシリーズはまだ継続という形でかろうじて残っているが84年の新作の際に田中氏が重い腰をなかなか上げず当時最大のヒット作品である「日本沈没」を組み合わせてようやく軌道に乗せたといったほうがいいのかもしれません。
で、現在ゴジラが復活しないのは興行的に失敗の確立が高いというもので
仮に今だとオリジナルの設定を復活させストーリーの充実を図ってもミレニアムシリーズの二の舞になってしまうでしょう・・・。
第1、ゴジラを知らない世代ってのが多くなってきてるので・・・。
でもこれはオリジナルのゴジラをきちんと(ゴジラを知らない人が皆無なアメリカみたいに)定着させてない東宝の責任であるので製作サイドにとっては
頭の痛い問題ではあるのです。)

いささか突き放した意見ではありますが田中氏が改変を行った意図というのは
このような事が発端となっているのかも知れません・・・。
(現に84年の復活にしても「何を今更・・・」ってのが多かったし・・・。
84年にかなりの特番があったと思いますが意外にもゴジラ復活を望んでなかったのでは?と当時思ったりしました。)


閑話休題。
実は私も「ビオランテ」は当時嫌いだったりします・・・。
これを劇場で観た後に「ゴジラの逆襲」のビデオを借りてみて正直、「逆襲」のほうが面白かったと思ったし印象的でありました。
で、今はといえば冷静になって観てこれはこれで楽しめた作品ではあったけれども・・・。
原案に関してはスルーはしなかったけれど当時これを読んで面白かったばかりか退屈で満田監督の連載のほうが印象に残りましたねえ・・・。

小林氏が怪獣マニアの先輩ってのは判るんですが共感出来ない部分もあるし・・・。
(新作にモスラを出す際にオリジナルのデザインを踏襲して意味がないではないかという旨があり個人的には嫌悪をこの時になって感じた。
改変改悪の類って何も田中氏「だけ」ではなかったのですね・・・。)


2366 Reply Re:vsビオランテ原案について 殿様ギドラ Mail 2010/05/24 17:27


ゴジラに限らず、人気キャラクターを再利用しようとするとき大抵はなんだかんだと理屈を付けてオリジナル版とは違うものにすることが多いですね。

でもそれは基本的なところで考え違いをしている。

現代には通用しなくなった昔の人気キャラなどリメイクする必要はないのであーる。
もしそれを敢えて行うとしたら、ネームバリューだけを利用しようとする卑怯な考えであーる。

では、ゴジラは。
現代にも通用する魅力的なキャラクターでしょう。
なんにも変える必要はないというのが私の考え。

大自然の未知の部分を体現する生命力と大きな体。
科学万能の時代だと勘違いしている人々に人知を越える存在(現象)を見せつけるのは21世紀にも必要なことですよ。
その性格だって、野生動物そのまんまで何が悪いんでしょうね。
なんで人類の敵、という観念性を持ち込む必要があるのか?(ミレニアムシリーズでのゴジラはそれが基本線になっている)

ゴジラのブランド力が落ちたのは、いじりすぎて迷走したからじゃないでしょうか?
ゴジラという名称が何を指すのかが不明瞭になってしまった。
それに加えて、1984年以降シナリオ力の劣る作品がつづいてしまった。

怪獣さえ見ていれば喜ぶ人だけを相手に商売するには特撮映画は金がかかりすぎるわけで、怪獣マニア以外のお客も巻き込まないと成立しないジャンルのはず。
そして劇映画でありながらシナリオをおろそかにしていては良い作品になるわけがない。
面白くない映画はヒットしません。(宣伝戦略でヒットする例はあるけれど、面白いほうがいいでしょ)

> 仮に今だとオリジナルの設定を復活させストーリーの充実を図ってもミレニアムシリーズの二の舞になってしまうでしょう・・・。

多分、つつさんのおっしゃるとおりになるのでしょう。
怪獣オタク的感性で弁護することが出来たとしても、ミレニアムシリーズの出来の悪さは物語作りの基本に関することなので、格別にゴジラにこだわりのない大衆を惹きつけることは無理なのです。
実際に見た人、あるいは噂を聞いた人が、ゴジラ映画はつまらないんだね、という先入観を持ってしまったとしても不思議ではありません。

ゴジラはボロボロにされてしまったんだなぁ。

改変問題に話を戻せば、新規のお客さんは昔の作品を知らないんだからキャラクターを改変しても問題なし、という考え方にも穴がある。
新規のお客さんだけに見てもらえばいいんでしょうか?

それからそれから、積極的に改変を歓迎するファンたちの意識はどうなっているのか。
私はそういう考えを持っていないので推測することしか出来ませんが、
おそらく好きなもののバリエーションが欲しいんじゃないでしょうか。
もしゴジラがこうだったら、というような。
それを二次創作という。
個人で楽しむ分にはお好きにすればいい。
しかし、ゴジラシリーズ正篇で二次創作を楽しむとは、一体どういう神経だ?
そうじゃないという改変推進派の方、ご意見求む!

2368 Reply Re:vsビオランテ原案について ルー等級つつ大臣 2010/05/25 21:41

そうなんざます・・・。
先に私が言ったのも余りにもマニア上がりのスタッフがこの所謂「二次創作」という悪しき方法で独りよがりの作品を連続して制作してしまった為に興行的に失敗し且つ「ジャンルムービーでは興行的には難しいだろう」と東宝では判断してしまったためです。
(それぞれの自己満足の範疇に入ってしまいマニア以外の観客が入ってこれなくなったので結局は改変による自滅・・・と解釈しているざますが)

さて改変(改悪)による自己弁明は例の東宝SF特撮映画シリーズの「ゴジラVSモスラ」でデザインワークスを担当した青井氏がこんなことを言ってました。

「幸か不幸か東宝伝統の怪獣映画というふうに見られますよね、ゴジラ映画は。ところがあれは円谷英二と本多猪四郎の2人の映画作家の作品群で他の人がやって同じものに出来たら、逆に問題になるんじゃないか(略)」とあります。
・・・まあ確かにスタッフとしての意見という意味では判るんですがあんたは一体何を考えてるのか!?と思ってしまいました。


あくまでゴジラシリーズの創造者はこのお二人でしょうが!
そんな考えで先駆者のデザインを勝手に改悪しその挙句には興行価値も喪失してしまった事に何で気付かないのか!?と。
(まあ平成川北ゴジラはヒットしこの意見もそのピークに達した時期ですから
言ってしまったのかもしれませんが・・・)

いじり過ぎて迷走してしまったのも当然ざます。
マニアの屁理屈で(作品的には)どうでもいいような事を拡大したり難解にしたり挙句には現代には通用しないと変な解釈で改悪したりとそのブランドを崩壊させてお客からそっぽを向かれたりと・・・。

私個人としてはこういった改悪行為はそのキャラクターが好きといいながら
内心気に喰わなかったから「こうしてしまえ!」と無断でリニューアル(という改悪)をやってるしか思えないのですが・・・。
本当に好きで愛があるなら間違ってもそんな行為には走らないと思います。


旧作(つまり本多、円谷時代のゴジラ)でもやってるではないか!と反論する人もいるようですがあくまでそれをやってもいいのは「そのキャラクターを作った当事者」だけなんです!
(しかしだからといって観客のイメージを壊すような行為はしてはならないのだ。お二人の作品を見ると基本的設定は厳守していた。)

ゴジラというキャラクターは完璧といっても過言でないのにわざわざそれをいじるのはファンに対して敵に回る行為です。
いくら科学が進歩しても人類は自然を克服などしていないし何パーセントのことしか知らないのです。
謎めいたキャラクターでゴジラはいいんじゃないか。
存在理由など尋ねても恐らく「人間は何故この地球に生息するのか?」と質問するのと同じように意味がないんじゃないのか?と思ってしまいました。

もしゴジラがこうだったら、というような。
それを二次創作という。
個人で楽しむ分にはお好きにすればいい。
しかし、ゴジラシリーズ正篇で二次創作を楽しむとは、一体どういう神経だ?

全く。個人で楽しむならばそれもいいでしょうがあくまで個人的にってだけの話で正編でやるのはきちんとシリーズの流れを踏襲しその中で新たな話を持ち掛けなければ全くの別物ですよ。

どーしてもそれをやりたいというのであれば「全く新しい先駆者の作り確立したものでない別物」でやりなさいと。
その上でよく煮詰まった脚本でやれよと。
(近作の脚本がお粗末なのは恐らくディテールの部分から話を想定しているものと思います。もっと基本的な「起承転結」から構築していかないと「面白い」作品にはなりません)



2369 Reply Re:vsビオランテ原案について 殿様ギドラ Mail 2010/05/27 18:42


ルー等級つつ大臣さんと私は基本線が同じなので、まったくもって同じ怒りを共有しています。

> 私個人としてはこういった改悪行為はそのキャラクターが好きといいながら
> 内心気に喰わなかったから「こうしてしまえ!」と無断でリニューアル(という改悪)をやってるしか思えないのですが・・・。
> 本当に好きで愛があるなら間違ってもそんな行為には走らないと思います。

同感です。
そんな輩は「好き」と言っているのもリップサービスの類か、「好き」のレベルが低いのか・・。

青井氏の発言、私も読み直してみました。
先達が作ったキャラクターを引き継ぐことの意味がわかっていないんでしょうね。
「全部新しい怪獣だったら、どんなことでもやれそうな気がする。見てくれないかもしれないけど(笑)。」とおっしゃっているのが笑止ですね。
そんなことはない。
魅力的な怪獣を生み出せれば、観客はついてくる。
しかしそれは簡単なことではないから人気怪獣の映画もつくらにゃならんのだし、
それをやるならキャラクター(個性)は守らねばならないのだ。

さらに
「昔の怪獣映画が持っていたパワーとか、おもしろさというのを、今流に、トータルで与えるものが等質な、今の人が見て、昔の観客が見て喜んだのとおなじように喜べるものをつくらなきゃいけない。」
と至極真っ当なこともおっしゃっているけれど、デザインに関する話の流れで語られた言葉ですから、
怪獣のデザインや設定を変えることでそれが実現できると考えていたというのでしょうか。

昔の怪獣映画が怪獣のデザインや設定をころころ変えて観客を楽しませていたとでも?
(ゴジラの造型もころころ変わるのは良くないと、「モスラ対ゴジラ」のゴジラデザインでしばらく固定しようとしたらしい。キンゴジがあんな形になってしまったのが異例なのだ)

おっとっと、ついつい青井邦夫氏をやり玉に挙げてしまいましたが、もう17年も前の記事ですから氏がいまでも同じ考えというわけではないでしょう。(付言すると同じ記事で西川伸司氏は「(伝統を)いい意味では意識したい」「いいと思う部分をもういっぺん再演していくとか、超えていくとかいう張り合いも。」とおっしゃっているのも印象的)

けれども、vsシリーズのあとで始まったミレニアムシリーズのやり口も基本的にはストーリーの工夫より怪獣改変が中心であったことは確かです。
その発想はvsシリーズと何も変わっていないし、それどころか悪い面をさらに加速させているんじゃないでしょうか?
(ストーリー軽視の頂点が最終作「ふぁいなるナントカ」だしね)

> (近作の脚本がお粗末なのは恐らくディテールの部分から話を想定しているものと思います。もっと基本的な「起承転結」から構築していかないと「面白い」作品にはなりません)

このご意見にも同感です。
ストーリー全体の流れをどう構築するか、ではなくて、こまごましたところの設定を思いついたところで話が出来たと思いこんでいるみたいです。
怪獣映画の場合、怪獣の設定がストーリーを走らせることもありますが、ならば設定に応じた整合性のあるストーリーにしなきゃならないのに、思いつきを詰め込んだだけの脚本ででっち上げてしまうから変なものになってしまう。
(どこがどう変なのかはギドラの巣特撮祭の過去ログを読んでね)

2364 Reply おえんさん 殿様ギドラ Mail 2010/05/20 16:46

ここをご覧の方に日本映画専門チャンネルをチェックしている方、
そして本多猪四郎監督の非特撮映画にも興味のある方がどれだけいるのか判りませんが、
いちおう情報通達です。

今月放送されている『おえんさん』、
初回放送分を録画して見たところ、あれれれれれ、フィルムの繋ぎが間違っておるぞーーと気が付きました。

途中、ストーリー展開に説明不足なところがあるなと思っていたら、
クライマックスの途中で時が戻り、わかりにくかった部分を説明、描写するシーンが突然挿入。
演出から考えて絶対に回想シーンじゃない。
こりゃ、以前チャンネルNECOで『藤十郎の恋』を放送した時にもあった、ロールの繋ぎ間違いだな、と。

で、日本映画専門チャンネル公式サイトで確認したら、局も間違いに気が付いていて、今週末放送分から修正バージョンを放送してくれるとのことです。

すでに録画している方は、5月22日(土曜)以降の放送で録画し直してください。

古い映画はいろいろあるよ。

2367 Reply 銀輪 殿様ギドラ Mail 2010/05/24 17:49

円谷英二関連作品と言うことで、『銀輪』(1955~56)を見てきました。
日本自転車工業会のPR映画であります。

長らく幻の映画と言われていたとのことですが、数年前に発掘されフィルムセンターに寄贈されたそうです。
2005年の上映会には行けなかったのですが、今回デジタル修復を行っての上映だというので、
どうにかこうにかフィルムセンターへ行くことが出来ました。

12分の短編で、自転車の絵本を見ていた少年が自転車の夢を見るというもの。
大変に幻想的な仕上がりになっていて、宙を飛び交う自転車パーツだのホイールリムを拾って歩く少女と女性だのといったイメージ映像がてんこ盛り。

では円谷英二が何をやったのか、作品を見た限りではオプティカルプリンタによる多重合成と操演撮影のアドバイスぐらいかと思われます。
あとは、砂丘に針金の自転車オブジェとポールに円形アンテナ(自転車のホイールをイメージした?)を付けたようなものを並べたミニチュアセットは円谷監督のセンス??

この作品、撮影担当が荒木秀三郎氏であり円谷監督とは義理の兄弟という関係であることから手を貸したということではないかと思いました。

特殊なグラスワークを使った不思議な映像もあるのですが、それは別の方の担当だったそうで・・。

2370 Reply 来月発売ですぞ 殿様ギドラ Mail 2010/05/27 18:56

劇場版鷹の爪3、来月DVD発売。

今回は3バージョン。
通常版は「ムービー3」本編のみ収録。
その上のデラックス版には、メイキングなどのいつもの特典ディスクのほか劇場公開しない「鷹の爪4」がオマケにつく3枚組。
さらにその上を行くラグジュアリー版には吉田君のデビューCDが付くってさ!(ついでにクリスタル博士も)

これは最低でもデラックス版を買わなきゃいけませんよ。
「鷹の爪4」はレンタルには出てこないんじゃないでしょうか?

あたしゃ吉田君のCDも欲しいのでラグジュアリー版を予約してます。

ああしかし、6月18日にギヒルズで行われる「4」上映会には行けそうもないや。
DVDとは別バージョンを上映するんだって。
くやしー。
妻子ありのおっさんは平日夜には動きにくいのであーる。

2371 Reply Re:来月発売ですぞ 兄貴赤 2010/05/30 21:16

あたくしは、デラックス版を予約しやした。
今年はカスペルスキーも鷹の爪バージョン買ったし、貢いでるね~

2372 Reply Re:来月発売ですぞ 殿様ギドラ Mail 2010/06/02 16:52

兄貴赤さん、お買いあげありがとうございま~す。

2374 Reply ところで 殿様ギドラ Mail 2010/06/02 17:41

6月になっちまいましたが、ゾンデ5号さんはお元気でいらっしゃるのかなぁ。
ブログの更新も止まったままで、ちょっと心配。

2375 Reply ヒーローショー 殿様ギドラ Mail 2010/06/02 17:43

井筒和幸監督の新作『ヒーローショー』を見てきました。

お笑いコンビが主演と言うことで『岸和田少年愚連隊』のようなノリを期待すると痛い目に遭います。

劇映画を娯楽として成立させるためのストーリー構成を排除して、
描かれる出来事のあるがままを見せようとする手法を取っており、
映画から何か(笑うとか泣くとか痛快感とか)を与えてもらおうとするような鑑賞態度で臨むとはぐらかされたような気分になるでしょう。

この映画から何かを受け止めるには、鑑賞者が能動的に考えなければなりませんし、簡単に結論が出るような映画でもありません。

私が受け止めたのは、現代日本人の頭のねじが緩んだタイプ総覧とでもいうべきもの。
メインキャストはもちろん、点描として描かれる脇役にも私の倫理観からは「狂った人」のオンパレード。
とはいえ、私自身も他者や社会とどこまでまともに関係しているのか怪しいものだと考えさせられるわけです。

この映画が主に扱うのは若者の生態であり、そこには非常に希薄な人間関係が見て取れます。
人格をぶつけ合った友人関係ではなく、刹那的な利害の一致で繋がっているような人間関係。
他者へのそうした意識がとんでもない暴力にまで発展する様子が中心になっています。

そして、ストーリーは物語としての体裁を整えていませんから、事態の収拾までを見せてくれることはなく、放り出すようにエンディングを迎えます。

しかし、リアルな現実だけを提示しているように見せつつもリアルではない演出を混入させてフィクション度を加え、
さらに狂った現実の中にも(人によっては、だけど)信ずべきもの、心を癒すよりどころがあるんじゃないのかい、とメッセージが込められているところが巧みでありました。

ヒーローショーというタイトルから何を読み取るかはさまざまでしょうけれど、
ひとつ、ヒーローショーないし、ヒーロー物のTV・映画で描かれる暴力はあくまでもウソっこでしかないのだ、という逆説も含まれているようです。
(それを象徴するシーンあり)

さて、この手の映画、優れているなぁ、と思ったとしても安易に傑作扱いもしづらい面があります。
それは、先に述べたように鑑賞者の資質によって内容が変わる映画だと言うことも出来るからなのであった・・。

それでも、良い映画だぞ、と書いておこう。

2376 Reply ハナ子さん 殿様ギドラ Mail 2010/06/08 16:41

昭和18年のマキノ正博作品『ハナ子さん』を見ました。

バカ明るいミュージカル映画で、善人しか出てこないホームドラマ。
でも背後に戦争の陰はあるわけです。
(ハナ子さんの夫がボーナスを国債でもらう、なんてシャレにならんでしょ。でも戦費のためお国のためと我慢我慢)

マキノ演出の軽快さで明るく楽しく最後まで突っ走るわけですが・・・。

後半、訓練空襲のシーンがあります。
ドラマは昭和14年から16年のハナ子さんの生活を描くと最初に明示されているので、まだ日米開戦の前と思われます。
それでも対米戦の準備として本土空襲を想定した訓練が行われたのでしょうか。
日中、バケツリレーによる消火訓練があり、夜には爆撃機飛来、高射砲発射の訓練。
その模擬空襲に特撮が使われています。
夜の町上空を照らすサーチライトは作画合成。
爆撃機はミニチュア。(照明弾投下のアクションあり)
町並みのミニチュアもありです。

しかし、この作品、円谷英二作品目録には載っていない。
1943年の東宝映画なのに、円谷特撮ではない?

なんとなく飛行機の操演がぎこちないような気もしますが、スモークを使った雲の表現や建物のミニチュアに当てた夜景照明の巧さなんかは円谷っぽくもあり・・。

美術担当の北川恵司という方は『海軍爆撃隊』で装置を担当しているとのことなので、この映画の特撮もこの方が単独で行った??

うーん、何か情報はないものだろうか・・。

2377 Reply アウトランダー 殿様ギドラ Mail 2010/06/14 17:10

WOWOWで放送されたB級SF映画『アウトランダー』(2008米独)を見ました。

けっこう面白かったですぞ。

植民地惑星で怪物に家族を殺された男が遺体を輸送中に宇宙船に紛れ込んでいた怪物が暴れて8世紀の地球に不時着(ということらしい)。

つまり主人公は地球人ではなく、人間そっくりの異星人。

8世紀のノルウェーを舞台にバイキングの抗争にも巻き込まれてさあ大変。

異星人文明は地球を事前調査していて、主人公が地球の言語・文化を脳味噌に叩き込むシーンもあって、そんなにアホアホな映画ではありません。

何が面白かったかというと、大抵の欧米怪物退治映画は怪物側には同情の余地がなく、人間にとっての脅威でしかないものがほとんどなのに、
この映画では怪物側にも人間と戦う理由がちゃんとあるというあたり。

そしてバイキングの部族間抗争と人間(というか、主人公が属する文明人)対怪物に同じような構図(復讐の連鎖)があって、
なかなか立体的なストーリーになっております。

怪物のデザインは基本四つ足で、妙に下あごがでかくてどこかで見たことがあるノリだなぁ、と思ったら、どうやらタトポロスくんが噛んでいるようで・・・。
でも全身を発光させる演出など、あの大イグアナよりは良かったんじゃないかなー。

2378 Reply アイアンマンはヨイデスよ 殿様ギドラ Mail 2010/06/14 17:24

アイアンマン、一作目も大して期待しないで見に行ったらなかなかおもしろくて、
今回の「2」も見てきました。

いーですねー。
近年のアメコミヒーロー映画にありがちな、心理劇をやれば高級だろという勘違いがないのがいい。

そして一作目も二作目もテクノロジーの進歩とはどういうものだろうかという隠しテーマが生きているのもよろしいです。

アイアンマンスーツの硬質な感じや仕込まれたメカの描写が気持ちいいぞ。
「2」ではロボット軍団との組んずほぐれつの戦いもあって、スペクタクル感アップ!
また、メカ戦だけでなく、脇役の女工作員が見せる生身のアクションも殺陣が見事でカンフー映画を見ているみたい。

心配されたレースシーンも下手に実在するレースカテゴリーを持ち込んだりしないで、架空のレースとしているので粗はないです。
予告編で見て、どーなんだ?と思ったコースはやっぱりモナコ。
ちゃんとモナコでロケもしているそーです。
F1でもなくインディでもないフォーミュラカーは完全オリジナルデザイン。
でもサスペンションがアウトボード式でちょいと古すぎやしませんか、と。


2379 Reply 隔靴掻痒 殿様ギドラ Mail 2010/06/21 17:57

牛歩の如くのろのろと進めている「ゴジラ東宝特撮未発表資料アーカイヴ」を読みながらのコメント。

関沢新一氏による「ゴジラ伝説 アスカの要塞第二稿」はまあなんつーか、あんまりストーリーはおもしろくないですな。
人工知能がゴジラと戦うことを前提に物を考えているのがなんか不自然。
それでも関沢新一さんが描くゴジラ像には違和感なくゴジラを感じられました。
怪獣のアクションもきちんとト書きに書く関沢脚本の妙を味わえます。
ゴジラが投石攻撃をやってくれちゃうんだよなぁ。

さて、つづく山浦弘靖氏「SOS日本! ゴジラ特攻作戦」と斯波一絵氏「二匹のゴジラ-日本SOS!!-」については、
作品そのものより、解説に疑問があります。
同書中の解説ではどちらも84ゴジラ以降に書かれたものと断定していますが、本当にそうなのか?
田中友幸さんの資料からビオランテの準備中に依頼したものであるとわかった、とされていますが、
はっきりと山浦氏斯波氏に1985年以後に発注したという記録が残っていたのでしょうか?
発注があったとして、その結果書かれたのが収録された二作であるという確証は?
どちらも執筆時期不明とされているのに。

なぜそんな疑問を抱いたかと申しますと、「SOS日本! ゴジラ特攻作戦」のほうは解説でも疑義を呈しているように
宇宙人の侵略やガイガンの登場が84ゴジラには繋がらないということもありますし、ゴジラが完全に人間の味方扱いになっていること、
さらには透明怪獣カメレゴンと戦うゴジラを見た人間にゴジラ一匹で暴れていると勘違いさせ、人間にゴジラへの不信感を植え付けようとする宇宙人の陰謀は、
『ゴジラ対メカゴジラ』での偽ゴジラの効果に似すぎています。
『ゴジラ対メカゴジラ』の脚本を書いた山浦氏が自作とまるかぶりのアイディアを流用してしまったのでしょうか?

「二匹のゴジラ-日本SOS!!-」はもっと不自然です。
『怪獣島の決戦ゴジラの息子』との共通点が多いのに、決して続編ではないあたりが変だなと思ったのは軽い方で、
途中の仮装行列のシーンで「ジェンカ」が演奏され、仮装の内容が「オバQ、ロボタン、おそ松くん、ウルトラマン、ウルトラQの怪獣」であるというのは1980年代に書かれたものとは到底思えません。
さらに、登場するゴジラジュニアが船橋サーキットでいたずらするのですよ。
船橋サーキットは1965年7月から1967年7月までしか存在しません。
この作品は『ゴジラの息子』のための準備稿ではないのか?

斯波一絵さんの連絡先は不明とのことなので確認が取れなかったのでしょうけれど、山浦さんに確認することは出来たはず。
しかし、解説では依頼の経緯を推察するばかり。
なんとももどかしい本ですな。

それと付言すると、解説では「二匹のゴジラ-日本SOS!!-」にはゴジラによる破壊がほとんどない、などと書かれていますけれど、
ちゃんと読んでみれば、ト書きが少ないだけで、ゴジラは東京に上陸し都心まで破壊を繰り広げながら進攻しています。
怪獣による破壊のない映画を目指した物ではないでしょう。


2380 Reply 鷹の爪3&4 兄貴赤 2010/06/23 18:07

よかったです。
回を重ねるほどよくなってます。
でも、やっぱり博士の正体は謎なんですね。
オマケの4がまたよかった。
オマケにしておくのはもったいない。
3より4のほうが、面白かったという意見もあるくらい。
デラックスバージョン買って良かったです。
吉田君のデビューCDがないのは、ちょいと残念だけど・・・

2382 Reply Re:鷹の爪3&4 殿様ギドラ Mail 2010/06/28 17:41

> でも、やっぱり博士の正体は謎なんですね。

おそらく博士こそが、サドルストーンが探し求めていたクリムゾンキングの宮殿であるっつーことでしょう。
(え?違う??)

> オマケの4がまたよかった。
> オマケにしておくのはもったいない。

そうそう、だから皆さん、レンタルで済ませないでセル版を買いましょう。
DXFが板挟みになって「がおーー」と泣くシーンが名場面。
デラックスサンの近況も知れておとーさんは満足よ。

> 吉田君のデビューCDがないのは、ちょいと残念だけど・・・

へっへっへ。
DXF48のデビュー曲も入ってるのさ~。

2381 Reply そのまあ今回はアニメ色々ざます ルー等級つつ大臣 2010/06/27 11:29

ギドラ掲示板にも少し書きましたが今回は色々と昔(一部例外あり)のアニメを見たのでその感想をと。

1、「鉄人28号」モノクロアニメ版。
以前、初期エピソードはビデオで見たことがあるのででーぶいでーでまた見ていない後半エピソードを。
それにしても黎明期のアニメということを考えても作画演出に関しては酷い作品ざますねえ・・・。
(特に作画は)
同時期の「アトム」や「エイトマン」は動きがぎこちない部分はあったけれども
作画は当時としてはいいですし演出も悪くなかったざます。
ストーリーもこの後半になると全くのオリジナルで鉄人の新たなる可能性を求めて展開されていたのでストーリーに関していえば面白かったざますからその点は救いだったのですが・・・。
(作画は最悪と書きましたが全部が全部というわけでもなく良いシーンもありシルエットで雄たけびをあげる鉄人は良かった!)

2、「海のトリトン」初期オープニングとエンディング

これはユーチューブにアップされていたので見たざます。
そのうち初期オープニングは以前書いたと思うので詳しくは書きませんが
あのオープニングだと何となく萎えてしまうざます・・・。
(曲は南こうせつ氏ですから名曲だとは思うのですがミスマッチで本編への期待が失せてしまいます・・・・)
逆にエンディングに関しては初めて見たけれども実際の完成作品でもこっち使ったほうが良かったのでは?と思うほど映像が個人的には良かったと思います。
(実はこれオープニングのアニメが完成しておらず仕方なく間に合わせで本来のオープニングソングをエンディングにしたようですが・・・)

やはり実際の作品でもエンディングに関しては古めかしい感じは(フィルムの状態が悪いのもありますが)否めないざますねえ・・・。
ダイレクトに映像が古臭いとも思いましたし・・・。
映像だけでも初期エンディングをそのまま使えばよかったのにと思いました。
(この初期エンディングも映像はかなり劣化してましたが止め絵で表現されていたし場違いな実写シーンは無かったので古さは感じませんでした)
尚、本編はでーぶいでーで見たのですが良くも悪くも富野作品らしいというのか何というのか・・・。
ただトリトンがこの後半だと立派にヒーローになっていましたねえ・・・。
(ついでにピピも前半だとはねっ返りというのかツンデレというのかキャラだったのが素直になってたし)

3、エヴァ破

こちらは以前劇場で見ていて久々にでーぶいでーが出たので見ましたが
前回の「序」がただのリメイク以外の何者でもないじゃんと思っていたのが
こちらではほぼ新作エヴァになってました。
(前回というのかオリジナルシリーズでは5号機が量産型だったのが既に単独の試作品として登場し全くの別物となっていた)
で、「序」の後半でもそうでしたがシンジ君、オリジナルシリーズでは逃げてる男の子でしたがこっちではもう立派な男になってます。
(第19話ネタで一旦エヴァに乗ることを拒否したのだが戻った理由がオリジナルでは加持さんの説得?でしたがこっちは綾波を助けるためという理由ですのでもうオリジナルとは別物でしょう)
ということである意味ではオリジナルを凌駕した作品でした。
(見やすい作品という意味でこっちのほうがすんなりと入っていけましたし)
ただそれだけに3号機がまた使徒に侵食されてしまった展開というのはもう少し何とかして欲しかったざます・・・。
(これだと全くのリメイクじゃん!せめてオリジナルシリーズで消滅した4号機を今度使うとかして差別化を図って欲しかったし)

4、「わんぱく王子の大蛇退治」

こちらはオンラインレンタルで見つけて高校の時以来久々に見たざます
(ただ伊福部先生のサントラは持っているので音楽に関しては何度か聞いてる)

いやあ・・・素晴らしいざます!
主人公スサノオの成長物語としてもフルアニメ作品として見ても作画、動き共に芸術といっても過言でないほどの素晴らしさざます。
デザインはリアルでないけれども抽象化されたキャラクター達が織り成すドラマ展開は立派に芸術作品といっても良いざます。
(動きに関しても「エヴァ破」を凌駕しており当時の東映アニメ技術のレベルの高さが伺えることが出来ます)
ただ残念だったのがギドラ氏も以前仰った通り東映ってレストアしてないから
部分的にヒスノイズが目立ってそれほど画質が良くなかったことざます・・・。


2383 Reply Re:そのまあ今回はアニメ色々ざます 殿様ギドラ Mail 2010/06/28 17:48


新作エヴァ、まだ「序」しか見ていないけれど、「破」以降の本当の意味での新作部分がどうなっていくのか興味津々ざんす。
前作みたいな青春の門の前でうろうろするメンタリティを描くだけのものにはならないよーなので期待します。

2384 Reply Re:そのまあ今回はアニメ色々ざます ルー等級つつ大臣 2010/06/29 20:23

>
> 新作エヴァ、まだ「序」しか見ていないけれど、「破」以降の本当の意味での新作部分がどうなっていくのか興味津々ざんす。
> 前作みたいな青春の門の前でうろうろするメンタリティを描くだけのものにはならないよーなので期待します。

今回そっちのほうは控えめになってるし開けた作風に変わってますから期待出来るレベルざますよー。
「破」はもうオリジナルとは部分的には異なった展開となってますから「破」でようやく新作エヴァらしくなってます。

(ネタばれですがエヴァ初号機が捕食してしまうというシーンはオリジナルよりも早いうちからやってしまってるしそれに伴いサードインパクトも・・・)
ただ今度の「Q」はどうなることやら・・・。
また「あれ」をやってしまっては今度こそ庵野監督は・・・。

2385 Reply ああもう1クール(ぜんぜん話が進まない)ああまだ1クール(あと13話も残ってるの?) 殿様ギドラ Mail 2010/07/06 17:05

はぁ~。

やっと1クールです。

テレ東の「大魔神カノン」。
全26話と知って気が遠くなりました。
なら見なきゃいいんだけど、ダメだしする人間も必要でしょうと忍の一字。

というわけで、ものすごくつまらないです。

第一話を見た段階では、へーせーライダーとミカヅキを混ぜたようなものになるのかな、なんて思いまして、
それはそれで大魔神じゃないじゃん、なんて憮然としたものですが、
それも今となっては甘い思い出。

回が進むにつれておいらの顔は歪みっぱなし。

とにかくお話の組み立てがド下手。

人間の心の問題を扱っているつもりらしいけれど、その心理たるや掘り下げの浅さにめまいがクラクラ。
もっと言うと、表面的な説明ばかりで描写が伴っていないので登場人物に対して共感も反発も感じようがない。

そして作品内だけで通用する空想部分の設定、だけじゃなく登場人物の基本設定や人間関係もドラマと分離して「説明回」で明かされたりセリフで解説されちゃったり。
シナリオを書いているのは、企画書しか書いたことのないプランナーですかぁ、コノヤロー。

それからそれから、丁寧に描くのと冗漫は違うっつーの。
1クール使っても、ストーリーの全体像は全く進んでいません。
イパダダ(津軽弁の「いぱだ」から来ているの??)という魔物?怪物?が悪さしているからなんとかしようという話でスタートしてますが、
なんともなってません。

なにしろ、主役のブジンさま(この作品での大魔神ね)が回想シーンでしか出てきてないんだから、TVシリーズの構成を勘違いしているとしか思えまへん。
そりゃ、もともとの大魔神シリーズもクライマックスにちょっとだけ大魔神が出てくるわけですが、それは80分前後の映画だから成り立つ構成であって、
全26話のTVシリーズの半分を過ぎてもまだ主役が出てこないとは何事か?
いやいや、それでもいいんです。
他の要素で興味を惹きつけて飽きさせなければ。

人間ドラマに深みもなく、特撮の見せ場もほとんどないまま13話ですぜ。

正気ですか?

そのほかにも、あまりにも人間中心で物事が定まっている各種設定とか、他作品から借りてきたようなイメージの多用とか、まー見ていてイライラすることばかり。
それから、こんなTVを見るオタクどもはおねーちゃんが肌を露出すればそれだけで喜ぶだろ的な衣装デザインもね。
深夜ドラマだし子供の視聴者は意識していないのですよね? それで男女関係のもつれをストーリーに含ませるなら濡れ場のひとつもやってみやがれ。そこは小学生レベルの描写なんだよな。
てなこと言っても、ポルノまがいに裸を出せと言ってる訳じゃないのだよ。
大魔神シリーズにはなかった部分だが、大映時代劇にはエロティシズムを感じさせる大人演出が欠かせなかったでしょ。
そういう濡れ場のことよ。

なんだか製作費は莫大にかけたらしいので、終盤何話かは派手な特撮を見せるんでしょうね。
それにしてももったいない。
同じ金を使って一本の劇場映画を作ったほうが良かったでしょうに・・。
あ、スタッフ布陣が同じなら、どーせストーリーはポンコツか。

2386 Reply 大仁田厚かと思った 殿様ギドラ Mail 2010/07/09 17:43

偶然大魔神ネタが続いております。

長年(約40年)懸念だった『巨人ゴーレム』(1920)をついに入手。
モノクロサイレントだぞ。90年も前の映画だぞーー。

そろそろカメラワークを工夫しはじめた時代のドイツ映画で、同年製作の『カリガリ博士』と同系列(ドイツ表現主義映画)の雰囲気は、あるのかな。
『カリガリ博士』ほどひねくったストーリーではないけれど、妙な形をしたセットなんかはよく似ております。

というわけで大魔神の原点と言われているゴーレム伝説の映画ではありますが、
巨人ゴーレム、さほど大きくありません。
2メートル弱ってところでしょうか。
役者が着ぐるみとメイクでゴーレムになっています。

特撮は簡単な合成をやっている程度でまだまだ原始的。
しかし、魔物の顔が飛んできてゴーレムに命を与える言葉を伝えるシーンなんかは美術的に見事であります。

それから実物大セットのぶっ壊しはかなりの迫力。
(でも見せ方はまだまだヘタ)

皇帝が出てきたり、キリスト教とユダヤ教の対立があったりするけれど衣装デザインは古代ローマ風ではないので、神聖ローマ帝国が舞台なのかな?

ユダヤ人の秘術でゴーレムが動き出しユダヤ弾圧を止める物語が1920年のドイツで作られていたことが、その後のドイツを考えるとなんとも虚しいところ。

さて、大魔神の元ネタと言われる由縁は民衆のために像が動き出して働くというストーリー原型のことだとばかり思っておりましたが、
実際に見てみるとそれだけではありませんでした。

普段は無表情なゴーレムが激しく顔を変化させて怒りの顔になるシーンがありまして、
これは俳優の演技で顔を作っているのですが、そのあまりのオーバーアクトぶりは大魔神の変面にそっくりなのです。
それからクライマックスで、ユダヤ居留地の城壁にある巨大な門扉をぶち破るゴーレムの見せ方は『大魔神怒る』や『~逆襲』で見られる土手などを大魔神が崩すとその向こうに人々が!のシーンに酷似しております。
(でもカメラワークや編集は大魔神のほうがずっと良くできているのだが)

大魔神スタッフがどこまで自覚的だったのかわかりませんが、監督かカメラマンに子供時代に見たゴーレムの記憶が残っていたのかも、なんて思いました。

表題はゴーレムの体型と顔のことざんす。

2387 Reply ジャッキー祭り 兄貴赤 2010/07/13 17:31

先月はCS日本映画専門チャンネルで関根恵子祭りで映画12本連続放送に付き合ったばかりなのですが、今月はBS2でジャッキー・チェーン祭りで12本。
観る時間がない、たすけてくれ。
ジャッキーはSD画質放送なので、保存はせず見るだけですが、1日2本放送もあり、こや大変なのです。
途中にはレギュラー番組のチェックもあり、F-1やら僕の彼女はサイボーグやらかさなるし・・・
で、七福星(サモハン監督作)に、殺し屋役で倉田保明が出演していたのは感激でした。
85年作品なので、このころは倉田大先生なわけで、出演者クレジットではトップに名前がでてました。
役どころも非常に強い悪役で、ジャッキーとサモハン2人がかりでやっと倒したという感じでした。
でも、この映画、カンフーアクションのキレも素晴らしく見所が沢山あるのですが、ストーリーはメチャクチャでした。
この手の映画にはめずらしく、ビーチクありがポイント高し。

ジャッキーも残り4本、その後はスターウォーズ祭りは控えてるわけで、その後はブルース・リー祭りもあります。
SW祭りの最中に恐怖劇場アンバランス7話連続放送もあり・・・


2388 Reply Re:ジャッキー祭り 殿様ギドラ Mail 2010/07/13 19:19


もーね、あたくしもね、ちょっと余裕が出来たなんつってレア映画DVD(ゴーレム含む)を3枚買っちゃったりしてたんですが、
なんだか今週からひどいことになってまして、
昨日なんて一日に4本も録画かましてます。
日本映画専門チャンネルの加東大介特集とWOWOW雷さま大菩薩峠特集、さらにWOWOWの第二次大戦特集もあったりしてさーー。

お互い頑張りましょう。
(いやー、映画ってホントにいいもんですね。泣)

2389 Reply フューチュラマ 殿様ギドラ Mail 2010/07/22 17:54

先頃WOWOWで放送されたアメリカのSFギャグアニメ「フューチュラマ」を見ました。

もともとは「シンプソンズ」のスタッフが作ったTVシリーズだそうで、
今回放送したのはその長編版『フューチュラマ:モンスターの襲撃』と『フューチュラマ:ベンダーのゲーム』の2本。

ぜんぜん知らない作品でしたが、「ベンダーのゲーム」というタイトルがオースン・スコット・カード「エンダーのゲーム」(これも映画化されているそうな)の駄洒落か?と思ったので一応見てみたっつーわけです。

いやいや、おもしろい。
SFファンなら楽しめるのはもちろん、そうでなくてもブラックユーモアあり下ネタありの攻撃性にははまるはず。
(お上品な作品しか受け付けない人には無理か)

で、「ベンダーのゲーム」、ストーリーは「エンダーのゲーム」とはまるで別物だったけれど、「ダンジョンズ&ドラゴンズ」(ゲームね)のパロディかと思わせて「指輪物語」のパロディに発展していくエスカレートぶりが気持ちよかったです。

アニメ「フューチュラマ」、タイトルを覚えておいて損はないです。
しかし日本国内ではソフト化されてないみたい。
やっぱ日本でSFは受けないっつーことか。
(イベント的に流行れば別なんでしょうけどねー。「スター・ウォーズ」だの「ターミネーター」だの)

2390 Reply お久し振りです 海軍大臣 2010/07/27 12:54

さて、現在、銀座シネパトスにて特撮戦記作品の特集上映がされております。早速【ハワイマレー沖海戦】と【加藤隼戦闘隊】を見てまいりました。
【加藤隼戦闘隊】の方は何とオリジナル全長版だったのでビックリ。今まで劇場では平田明彦さんがナレーションを当てられたリバイバル版しか見たことがなかったものですから、感激もひとしおでした。
それにしても、【加藤隼戦闘隊】の戦意高揚映画とは思えない、あの爽やかさ、あるいは開放感はいったい何なんでしょうね。
先に【ハワイマレー沖海戦】を見終わってから【加藤隼戦闘隊】が始まったとき、冒頭の陸軍軍人たちが飛行場でズラリと並んでいる場面を見て、やっぱり陸式の軍服は野暮ったくて暑苦しいなどと思ったのもつかの間、たちまちドラマに引き込まれてしまいました。
【ハワイマレー沖海戦】に比べて関係者の証言なども少ない【加藤隼戦闘隊】ですが、この先少し研究してみたいと思っております。

2391 Reply Re:お久し振りです 殿様ギドラ Mail 2010/07/28 19:03


おお、お久しぶりです。
『加藤隼戦闘隊』、DVDで全長版が出た時はびっくりしましたが、劇場でも全長版の上映が行われているんですね。

数年前ラピュタ阿佐ヶ谷で円谷英二特集が組まれたとき、『ゲンと不動明王』『乱菊物語』『白夫人の妖恋』の三本を見に行きまして、そのときもらったチラシに別日の『加藤隼戦闘隊』の上映時間が110分と書かれていてぎょっとしたもののすでに上映が終わっていたということがありました。
そのときもちゃんと全長版の上映だったのでしょうね。
その後DVDが発売されたので、近年になってオリジナル版が発見されたとか??

毎年8月15日前後、12月8日前後には太平洋戦争関連の映画を見ることにしているので、今年は『加藤隼戦闘隊』を見ようかなっと。
(太平洋戦争からはちょこっとずれてますが)

円谷英二ファンのみなさま、来週月曜日8月2日午後1時からNHK BS2で『箱根風雲録』が放送されます。
山本薩夫特集の一環で放送されるレアもの。
円谷特撮は工夫の効いた合成カットざんす。
あ、増補版の「円谷英二の特撮映像」に解説が出てますね。

2392 Reply 鬼火 殿様ギドラ Mail 2010/07/28 19:10

7月の日本映画専門チャンネルで開催中の加東大介まつりで収穫あり。

今回の特集では大番シリーズも初見でありまして、なかなかに思うところがありました。
と言いながら、取り上げるのは『鬼火』(1956東宝)です。

監督は大番シリーズと同じ千葉泰樹。
音楽が伊福部昭ということでチェックしたというわけです。

上映時間が46分ほどのショートプログラム作品なのでこれまでTV放送はあまりなかったんじゃないかと思われますし、
もちろんソフト化はされていないそうです。

あらすじは、格別に善人でも悪人でもないガスの集金人(加東大介)が日常の細かな出来事の積み重ねから、
つい出来心を起こして貧乏な人妻に無茶な要求をしてしまったことから何が起こったか、という話。

短い尺を過不足なく使って、描くべき出来事を絞り込み、しかし、主人公の心の動きを自然に感じさせるためのエピソードは実に丁寧。

高潔な人だと主人公を悪人だと思ってしまうかもしれないけれど、
私程度の俗物だと、若い頃にはこれぐらいの悪心を抱いてしまったかもなぁ、と非常にリアルに感じます。

しかし、一方にとってのちょっとした出来心は他方には重い倫理の問題となる場合もあるわけです。
この作品の場合、ガス代未払いと貞操が天秤にかけられます。

主人公が引き起こしてしまった結果は重大で、それは責められるべきこと。
けれども彼は決して悪辣な気持ちを持っていたわけではない・・・。

津島恵子演じる人妻が、ガス代未払いをあそこまで負い目に感じていなければ別の結果があったかもしれない・・・・。

千葉泰樹・伊福部昭が組み合わさると人生に起こりうる葛藤や悲劇をえぐる秀作が多いです。
(「幸福への招待」「好人物の夫婦」「下町-ダウンタウン-」「二人の息子」)

この作品での伊福部音楽は、心理を音楽面から補強するものになっていて、メインタイトル曲は大魔神のタイトル曲に似たメロディと音使いで、
心の暗部を感じさせるものとなっています。
また、主人公が「覗き」をやりそうになる場面には通常の伊福部音楽ではあまり聞かれないタイプの曲が当てられています。
緊張感のある音の響きにドラムが無秩序に打ち鳴らされて重なるような、リズムもメロディもはっきりしない曲でした。
特撮ファンに説明するならば、『宇宙大戦争』でナタールから脳手術された岩村が意識混濁になる場面に使われた曲に似た感じかな・・。

2393 Reply またやられた 殿様ギドラ Mail 2010/08/02 17:13

本日放送予定だった『箱根風雲録』。

げげ、録画されてない。
あっ、国会中継だ!!

日本放送協会さんはこれがあるからいまいち映画ファンの心を捉えきれないっつーか。
セリフの音潰しもよくやるしね。

で、調べてみましたら、『箱根風雲録』は9月9日にずらされたようです。
山本薩夫特集とは関係なくなってしまった・・・。

2394 Reply 原爆忌に思う 殿様ギドラ Mail 2010/08/06 18:52

広島や長崎への核攻撃を扱った映画は何本かありまして、それぞれに意義のある作品です。

けれども、核兵器というものが全人類に関わる大問題であるということを訴えるには不充分ではないかとも思うのです。
核戦争を今後の問題として正面から描いた傑作『世界大戦争』もありますが、この作品の場合、普遍性を狙ったばかりに空想的だと受け止められてしまう弱みがあるように思います。(さらに放射線障害については触れていないし・・)

歴史映画として広島長崎への核攻撃を描く作品を作れないものでしょうか?

私が夢想するのは、核兵器に繋がる科学理論の発見や国家が戦争を起こす論理、アメリカが日本に核爆弾を使った理由といった大きな要素と核攻撃に曝された人々の生活を並列して描くような大作です。

過去の事実を丁寧に誠実に掘り起こし、特定のイデオロギーを押しつけるような作りにはせず、人類にとって普遍的なテーマが浮かび上がるようなものにしたい。

描写も科学的な正確さを重視して、爆発の破壊力や放射線障害の現実を映画的なウソを使わず正面から描くのです。
核兵器の恐ろしさは火薬の爆弾とは全然違うということを映像音響による描写で体感できるものにしたい。
そして、核兵器による破壊は世代を超えて引き続くということも。

特定のイデオロギーを押しつけたくはないとは言うものの、どうしたって戦争の悪、核兵器の悪を描くものにはなるでしょうし、そこに主張があるべきでしょう。

核兵器を使わなくても、戦争なんかやるべきではない。
しかし残念ながら戦争を必要だと考える人がまだまだ多すぎる。
それならばせめて核兵器だけでも無くしたいものです。


2396 Reply BRゴジラとDVDウルトラ ゴジゴメ@納豆が好き♪ 2010/08/22 14:18


管理人様

御久しぶりです!
暑いですね~ 仕事ではスポーツドリンク、帰っては梅干と塩分補給の毎日ですがいかが御過ごしでしょうか?
私は 最近老眼気味で模型作るペース落ちていますが ヤフオクで模型や怪獣ソフビを安価に購入している今日このごろです(^^;)


最近になってBRレコーダーを購入し 好きな三大怪獣を早速見ました。
画面きれいななっているのが分かりました。 特に冒頭 星百合子氏の夜のUFOクラブ取材シーン DVDに比べ格段に見やすくなっているので驚きました。
あとはラドンと地球防衛軍が見てみたいです♪



次にDVDで大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説、遅れ馳せながら見ました~!
☆ウルトラの星 
考えたなぁと思いました。
もともとの惑星は エコを反映させてか自然のままで ウルトラマン達はその上空の人工都市に住んでいる。CG技術スゴイですね♪

☆冒頭のゴモラとザラガスの戦い 
青い空 岩石だらけの不毛の原野 そしてZAPクルーがらみで人と怪獣の大きさが分かり易い特撮シーン、
それらから繰り広げられる巨大感これこそ怪獣特撮だと再認識しました♪
もともと同じ着ぐるみ♪

☆ベリアルのアテレコ
宮迫氏うまいなぁ!

と感心したのは以上の三つぐらいでした。


不快点です。
●話がスターウォーズと だぶる。
●ベリアルはダースモールか?
●スターウォーズの登場人物のような衣装。
●空手まがいの相変わらずの殴る蹴るの擬斗シーン 日本のアクションって「殴る蹴る」しかないんでしょうか?
●怪獣たちの扱い なんか低いというか軽すぎる・・・
●ウルトラ種族誕生秘話がミライによって語られましたが なんで「巨人型戦闘種族まがい」になったのかは語られずじまい。
●アテレコ初心者が多かった・・・まるでジブリ作品のようで辛かったですね。
●人物同士の緊迫した会話シーン 効果音より音声が小さくなったシーンが多かったですけれども ナゼ?

1959年生まれの私と同世代の方々なら何度も「こんなのばっかり見て!」とお袋にどやされた憶えがあるはず。
年月が経過して価値感も変化し 今や三世代または四世代に渡って人気があり知名度のあるウルトラマン。
この作品 観覧対象を全世代にしているのは良いのですが 人または大人のゆったりした会話のシーン、ユーモアのある会話のシーンが少ないのも疲れますね。
昭和のそれこそ三大怪獣や初期のガメラにはそれがありました。
唯一地球人代表として ZAPクルーが出演していたことが良かったと思いましたが。


2397 Reply Re:BRゴジラとDVDウルトラ 殿様ギドラ Mail 2010/08/23 17:48


おおーー!
ゴジゴメさん、お久しぶりです、というか、お懐かしゅうございます。
お元気なご様子、嬉しいざんす、シェーーッッ!!!

ブルーレイで観る映画は格別ですよね。
「三大怪獣~」では王女がつけている宝石のきらめきがびっくりするほど美しくて、DVDとは比べ物になりませんでした。
「地球防衛軍」はカラー初期の作品ということもあり、全体にそんなに高画質ではないのですが、それでもDVDより格段によくなったレストア技術で、ミステリアンのヘルメットの質感などが生々しく表現されていてびっくりでした。

「ラドン」は、なんかくすんだような画質に見えて、もう一歩かな?なんて思いましたが、
「サンダ対ガイラ」のリミックス5.1chトラックをドルビーTrueHDで再生したらすんばらしい音質にびっくりです。
それから「ゴジラ」の特典として収録されている伊福部昭音楽祭からの「ゴジラ」劇伴演奏もヨイデスよ。

「ウルトラ銀河伝説」、劇場には行く気にならず衛星放送待ちの状態です。
(いちおう見る気はある・・)
うーむ、いいところもあるようでほっとしましたが、ストーリー面には不安が募る一方・・。

岡村さんのプレッシャー星人がどれぐらい活躍したのかが一番の関心事だったりして。

感想をお聴かせ下さったことに感謝いたします。


2398 Reply 「大阪城物語」とここ最近見た黒澤映画 ルー等級つつ大臣 2010/08/28 20:14

ここの書き込みでは随分久しぶりのようなざます・・・。

(最近、ギドラ掲示板には頻繁に書いてますが・・・)
さて先日、「大阪城物語」のビデオを入手し約20年振りに再見したざます。
(そーいえばこの作品を観たのは「ビオランテ」公開前だからもうその位経過してたんだなあ・・・時というのは恐ろしいものざます・・・。)

で、当初の感想はというとせいぜい「面白かったけれども意外と素気ないな」といった程度のものだったのですが今回観て改めて思ったざますけれども「権力が人に及ぼす影響とその虚しさ」というテーマで製作されていたんだなあ・・・と思ったざます。
(当初、大阪城に憧れていた茂兵衛だったが大阪夏の陣を得て結果的には阿伊と静かな処へ向かうラストがそれを現していた。彼は「権力」の理想と現実を目の当たりにしそう選択したのである)

ただ純粋に娯楽映画として観ていても実に丹念かつ丁寧な作りで初見での素気ない云々は失礼だと不覚にも思ってしまったほどきちんとシナリオが練られていたんだなと改めて思ってしまったざます・・・。

(映画作品には余計な理屈は不要で必要以上な理屈はシナリオを阻害してしまうという事を感じた。)

さてこの作品も特撮は円谷監督でありますが冒頭の大仏さまのぐるっと回る合成シーンは正直よくデジタル技術のない時代にあそこまでやっていたと感心するのですがいかんせん合成のエッジが「モスラ」以上に目だってしまったのは今回見て残念だなあ・・・と思ったのですがただあそこで完璧な合成にしてしまっては意外と地味且つ素気ないシーンにしかならないだろうなあとも思ってしまいました。
(寧ろ予想外というか当時の技術の限界かというようなエッジは逆に「作家の意図」を伝えているのが観ていて判った。
完璧過ぎる合成は寧ろ「画面」が死んでしまうのだ。
あるいは臨場感が消えてしまうとも感じた。
丹念にマスク合成して完成したそうだけども正解だったと思う。)

で、タイトルバックの大阪城のミニチュアワークはやはり実写とも思えるほどの見事な映像で更に後半になると実際にロケして鉄砲放ってるんじゃないかと
思うほどのミニチュア特撮だったざます。

(ゾンデさんが以前書き込みしていた鉄砲輸送の後敵陣が橋を渡り爆破で吹き飛ばされてしまう特撮シーンに関してもよく観ないと実写とミニチュアの区別がつかないほどの編集の見事さでした。)

2、「生きる」
今回これも久しぶりに見たわけですが癌に侵され余命いくばくも無い人生をどう過ごすかという話というのを黒澤監督は判ってる!って思ってしまった・・・。

それまで当たり前のように生きている人生が急に崩壊してしまう不安や慟哭・・・。
迫る「死」を前に人生をやり直すかのようにそれまで出来なかった風俗遊びにふける渡辺だったがそれでも虚しさが募る・・・。
で、結局彼が選んだのは児童公園を作るといった具合・・・。
という内容ですが宣告されてしまっては誰でもこうなるであろうというリアルさがあるざますねえ・・・。
(当初、ヤケクソに女遊びしても既に結婚していれば所詮は「終わり」があり
本質的な「自分しか出来ない」こととはなっていない。
ヒロインの小田切とよにストーカーごときに寄ってきたのは彼女に下心を覚えたからでなく彼女が「自分」というものを持っていたからに他ならないのであった。
役所生活を長年続けてきている内に渡辺は「社会のロボット」となってしまい
「自我」を忘れてしまっていたのだ。つまり冒頭で20年前に死んでしまった云々というのは渡辺の「肉体と精神」でなく「自我」だったのだ。)

後半の葬式シーンでの回想も逆に渡辺の行き方を浮き彫りにしていてストレートな展開にしなかったのは寧ろ良かったかもしれないと思ったざます。


3、どですかでん

今回になって初めて観たのですが必要以上に「人」というものが実際には醜悪そのものという事を感じた作品ざます。
というか結構グロテスクな作品ざますねえ・・・。

(遺作の「まあだだよ」で主役を演じた松村氏がここでは娘をレイプするんだから・・・)

第一、ストーリーというのが曖昧なままで観終わったときも判らないままで感動すら覚えないし・・・。
ただそれでも「人間は素晴らしい」というメッセージが伝わってくる作品ざましたねえ・・。
それでも結局はあの電車馬鹿である六ちゃん、物語に絡んでくるのは冒頭と最初のシークエンスのみで後は部分的にしか出てこないからはっきり言ってそれほどこの作品では存在意義が感じられないざます・・・。

(てっきり六ちゃんが主役だと思っていたのに冒頭を除き全くといっていいほど物語に絡んでこないから存在感というのがほぼ皆無・・・。主人公がトリガーとなっていないのでストーリーが見えてこないのだ。)

はっきり言って日本では不評というのが納得してしまったざます・・・。
原作の寄せ集めのような印象で先にも書いた「ストーリーが見えない」(というかそもそも無いのでは?)というのが痛いところだし・・・。



2399 Reply Re:「大阪城物語」とここ最近見た黒澤映画 殿様ギドラ Mail 2010/09/02 17:18

なるほどー。

『どですかでん』は評価が分かれる作品なんでしょう。
黒澤作品の多くは骨太なストーリーががっちりと構成されているのが魅力でありますから、
この作品が変格なのは確かですよね。

それでも私は結構好きなんです。

人生ってこういうものかなぁ、と感じられるあたりでしょうか。
プライドの高いホームレスのエピソードには胸をえぐられる思いがしました。

黒澤映画の不発作『どん底』にも感動しちゃうので、どうも底辺で生きる群像劇に弱いんですな。

2401 Reply Re:「大阪城物語」とここ最近見た黒澤映画 ルー等級つつ大臣 2010/09/04 04:59


> 『どですかでん』は評価が分かれる作品なんでしょう。
> 黒澤作品の多くは骨太なストーリーががっちりと構成されているのが魅力でありますから、
> この作品が変格なのは確かですよね。

そうなんざます・・・。
黒澤作品というと骨太で尚且つストーリー構成がしっかりしている作品が多いだけにこの作品に関しては違和感を持ってしまったざます・・・。
(せめて六ちゃんがもう少しストーリーの中に活きていればまた違ったと思うのですが・・・)
でもミーも嫌いな作品ではないざます・・・。
初のカラー作品ということで結構幻想的な映像も多かったしどことなく「希望的」な映像もありましたから。
(特撮かな?というシーンもありましたし)

ただそれまでの黒澤作品から見たら違和感があったことも確かなんざます。
「デルス・ウザーラ」だと「姿三四郎」に繋がる人生の卓見者と弟子というテーマが見えていてそれほど抵抗がなかったのですがこの作品だとドラマの流れというのが聊か見えてこないのですから・・・。
(群像劇として考えればあの六ちゃんは不要に思えてくるしこの話ならば寧ろ乞食の親子を主役にしたほうが・・・)



> 人生ってこういうものかなぁ、と感じられるあたりでしょうか。
> プライドの高いホームレスのエピソードには胸をえぐられる思いがしました。

うーんなるほどざます。
人生というものをまざまざと見せ付けられる感じざます・・・。
人生、奇麗事では生きられない・・・というのはありますねえ・・・。
人間である以上、醜悪な面もあるし。
でも、それでも愛すべきというのが人間というメッセージは確かに伝わりました。




> 黒澤映画の不発作『どん底』にも感動しちゃうので、どうも底辺で生きる群像劇に弱いんですな。


底辺に生きる・・・といえば「天国と地獄」の容疑者もそうざますねえ・・・。
誘拐犯とはいえミーも感情移入してしまったざます・・・どうやらミーも底辺に生きる群像劇には弱いほうかもしれないざますねえ・・・。


2400 Reply 空ゆかば 殿様ギドラ Mail 2010/09/02 17:40

WOWOWの太平洋戦争特集で『雲の墓標より空ゆかば』(1957松竹)を観ました。

特攻隊を扱った作品で、まじめに作られているのでそれなりに納得できる映画ではありましたが、
製作当時の常識(軍国日本に関する知識など)を前提にしたシナリオなので、
今一歩普遍性が足りないと感じました。
(『雲ながるる果てに』(53)のほうが体当たり攻撃を正当化する理屈を語らせたりしていて、内容は深い。けれども、残念なことにこの映画を観て軍国日本を美しく感じてしまう人もいるみたい・・)

で、ストーリーとは別件。

この映画、なかなか堅実な特撮シーンがあるのに、特技スタッフが不明なのであります。
航空機のミニチュアや操演は今一歩の感があるものの、
爆撃を受ける基地のミニチュア破壊は堂々たるもの。

それなのに特撮班がノンクレジットとはどういうこっちゃ。

webサーチしてみたけれど情報はなく、相当細かい作品までフォローしている「大特撮」にも記述がありまへん。

松竹だから川上景司氏なのか??

2402 Reply 来週9月15日水曜 殿様ギドラ Mail 2010/09/10 13:17

NHK総合「歴史秘話ヒストリア」(毎週水曜22時から22時43分)9月15日は金城哲夫さんの特集を放送する予定です。

沖縄問題とウルトラマンを絡めた内容になりそうです。
初期ウルトラに含まれる社会問題意識を掘り下げてくれれば、現行ウルトラがいかに別物であるかが世間にも伝わるんじゃないかと期待します。

2403 Reply 「月世界征服」と「宇宙人東京に現る」海外版 ルー等級つつ大臣 2010/09/11 13:34

さて両作品ともようやくにして観ることが出来たざます。
(「宇宙人」のほうは国内版は以前見てましたからともかく「月世界征服」は今回になって初めて観ることが出来ただけに感無量の日々・・・)

さてます「月世界征服」のほうはというと世界初の月面着陸をプロジェクトを科学的根拠に(当時の)映像化した初の作品ということざますけれどそれ以前の「月世界旅行」がある種のファンタジーという作品ですがこちらは冒頭にプロジェクトが挫折し続いてプロジェクトを続行させるのに予算を出させるのに各界の重鎮を集めて会見を求めたり、挙句にはプロジェクトを承認させたのはいいが妨害が絶えなかったりと(宇宙船ルナが無事に地球から離脱させるのに成功したのは団体の妨害の隙を見て離脱したため)純粋かつ真面目なSFだったざます。
(月に着陸してからモンスターの類が一切登場せず主人公たちが危機に陥るのはあくまで燃料不足で地球に帰還出来ないという事実です。)

まず冒頭のタイトルを見て驚いたのはこれが「SW」の元ネタかと思う「字幕が下から上に向かう」クレジットだったという点です。
(ルーカスも見てたんだな)
最初別物かと思ってしまいましたがこの時代に既にやっていたんざますねえ・・・。
特撮に関しても「宇宙大戦争」に先駆けて宇宙船の方向転換の描写もやっていたので頑張っていたと思うのですが(このシーンは本作品の特撮ではベストだと思う。)いかんせん印象が薄いのはルナの離脱や月面着陸の描写が余りにも素気なく描写され尚且つ具体的な描写が(特撮技術の限界か)無かったことです。
(着陸も離脱もルナ内部のモニターでしか描写されず客観シーンが方向転換のシーンしか無かったので具体性が欠けている)
後半もまた無理矢理なプロジェクトを続行させたために構造の欠陥が露呈され
コンソールやらいろんなものを捨ててしまわなければならなかったのには変な意味で切実さを感じてしまいました。
(慌てて続行させたのが見え見えという点が逆に判る)
もう一つ気になったのが今から50年以上の作品ということで発色や画質は悪くないけれどもレストアが一切行われていないんじゃないかと思うほどフィルム傷が絶えず劣化も酷かった事でやはりここはすべきでは?と思ってしまいました。
(アメリカSF映画を代表するパイオニアであるジョージ・パル作品なだけに尚更・・・)



さてもう一つの「宇宙人東京に現る」海外版ですがこちらはタイトルが「Warning From Space」といいまして訳して「宇宙からの警告」ざますけれど
言いえて妙ざますね。
で、本作品の内容に関しては今更いうまでも無いのですが何とオリジナルでは
字幕スーパーで処理された「パイラ人の会話シーン」ざますけれど何とこちらは喋ってます・・・。
(斬新とは思ってましたが海外版だと判り難いのか)
で、改めて見て思ったのですが本作品は当時の日本に宇宙人が出現したらどうなるか?という点をきちんと丁寧に描写した作品だということ。
(脚本が黒澤作品でお馴染の小国氏だからか?)
尚且つ宇宙ブームの最中でその点も踏まえて作られていたんだなあとも。
(冒頭の居酒屋「宇宙軒」もその一貫か?)
それだけに描写には今から見て古びているとも思うしセンスが無い作品だなと国内版を見た当時は思ったのですが(特に「地球防衛軍」など見てしまったら・・・・)改めて見るとそう悪い作品でも無いざますねえ。
だから当然パイラ人を目撃した人々のリアクションも驚くしか無いのもリアルだったし時代を感じさせる描写も「当時の人々が本当に宇宙人を目撃したらどうなるか?」という当然のリアクションなんかも異様にリアルに感じたざます。
(しかしだからってパイラ人の登場の仕方も問題あると思うが・・・。)
で、特撮ですが的場監督によるシーンの数々はこれまた円谷特撮と比較すれば派手さや描写に物足りなさは感じるのですが後半の洪水シーンは異様にリアルで実写と見間違うほどの見事さざました。
(で、この関係で的場監督は後に円谷プロに召還されたのか)


2404 Reply Re:「月世界征服」と「宇宙人東京に現る」海外版 殿様ギドラ Mail 2010/09/13 16:18


『月世界征服』はちょっと前に入手していたものの、まだ観ていなかったのであった。
ふーむ、フィルムの状態は良くないんですね。
レストアしてリリースして欲しいけれど、そうなると売価も上がっちゃうでしょうし、難しいところですね。
私としてはこういう古典作品は後世に伝える意味でもきちんとレストアしたものを世に出すべきだと思ってます。
『キング・コング』も日本では廉価ソフトしか出てないもんなぁ。

『宇宙人東京に現る』の海外版とは、珍しい物をご覧になりましたね。
国内版との差違はあるのかなー。

2406 Reply Re:「月世界征服」と「宇宙人東京に現る」海外版 ルー等級つつ大臣 2010/09/16 03:17

そうなんざます・・・。
何でも向こうで出ているソフトだとレストアしているらしいのですが・・・。
(国内版のタイトル部分で右側にどこぞの放送局のマークらしきのが映ってるのが気になる・・・・って事は放送用のマスターか!?)
でもそうなると確かに価格は上がるので難しいところだとは思うのですがやはりちゃんとした状態で見たいというのが本音・・・。
(寧ろ予告編のほうが傷も少なく発色がいい印象がある・・・。)
さて「宇宙人東京に現る」海外版のほうはというと冒頭いきなりパイラ人の宇宙ステーションが映る箇所とラストで銀子に変身したパイラ人が元の姿に戻るシーンのほかは国内版と大差ないざます・・・。
これらも新規撮影はせずに国内版の流用で行っているざます。
(あ、会話の字幕スーパーが無くちゃんとパイラ人喋ってます・・・。)

2407 Reply Re:「月世界征服」と「宇宙人東京に現る」海外版 殿様ギドラ Mail 2010/09/17 17:18


あとちょっとで『月世界征服』が観られそうなスケジュールざます。
画質はあまり期待しないでおきませう。

『宇宙人東京に現る』の海外版は構成がわずかに違うということですね。
パイラ語の字幕、アメリカだと日本より識字率が低かったからしゃべらせたんでは・・。


2405 Reply 谷啓さん 殿様ギドラ Mail 2010/09/13 18:06

悲しいなぁ。

事故とは・・。

2408 Reply 金星ロケット発進す 殿様ギドラ Mail 2010/09/17 17:32

レトロムービーコレクションというDVDシリーズでついに
『金星ロケット発進す』(1959ポーランド・東ドイツ)を入手、鑑賞できました。

原作はスタニスワフ・レムの「金星応答なし」。

1950年代の共産圏SF映画ってどうよ、と思ったら、これがとんでもない大作。

セットは豪華、特撮は堅実。
50年代作品としてぜんぜん問題有りません。

原作小説を読んだのは何十年も前になるので細かいところは覚えていないけれど、
この映画で描かれる金星はまさしくレムの世界。

レムの他の作品(「ソラリス」だの「エデン」だの)からもインスパイアされているのではなかろうか。

まるで虫のように見える金星人の記録装置だの意志を持つかのように動くヘドロだの、謎は謎のままに残されている面もレムっぽいぞ!!

しかししかし、まことに残念ながら今回入手したのは米国版で激しく短縮されておるのです。
オリジナル版が130分なのにたった78分しかないとはどういうこっちゃ。
日本公開版でも109分あったらしいじゃないのさ。

だもんで、前半のゴビ砂漠で発見される謎のコイルだのツングース隕石の調査だの科学調査のスリリングな部分はナレーション処理でばっさばさとカットされてます。

そして一体どんなDVDオーサリングしたものか、画質は劣悪、ブロックノイズの嵐。
解像度はVHSより悪いぐらいじゃないのか?
(ユーチューブで観ているみたい)

ああ、完全版はリリースされていないのか。ドイツ版とかないの?

2409 Reply 「フラバラ」海外版 ルー等級つつ大臣 2010/09/26 00:08

前回の「宇宙人東京に現る」海外版に続きようやくあの「フラバラ」のれっきとした海外版をビデオにて入手出来たざます・・・・。

で、実際に見てみたら国内版DVDにも収録された正規海外版シーン(タコではなくフランケンシュタインが警官を踏むところ)の他は至って国内版とほぼ同じでタコは出てきませんでした・・・。
(だがラスト近くでタコ版でのBGMである「キンゴジ」のタコBGMはしっかり短いながらも使用されていた)

ただタイトル部分は国内版では岩肌にタイトルだったのが実験室になってタイトルが出てくるぐらいでしょうか・・・。
でもやはり面白いざますし馬渕薫氏のシナリオが如何に構成がしっかりしていたかを改めて思ってしまったざます・・・。
(関沢氏のシナリオも巧みであるのはいうまでもない)

それにしてもこの作品の原案って対戦怪獣が本来タコだったので国内タコ版が本来のジェリー・ソール氏の意図していた「フラバラ」だったのでは?と思ってしまったざます・・・・。
(すなわちタコ版こそが本来の姿ですし因みにその時の原案タイトルは「フランケンシュタイン対ジャイアントデビルフィッシュ」ざます・・・)

2410 Reply Re:「フラバラ」海外版 殿様ギドラ Mail 2010/09/28 17:08


結局、なんであのタコバージョンが存在するのか、はっきりした情報がないままなんですよね。
最初は海外版だと言われるも、海外版にもタコは出てこなくて、おそらく最初に公開されたのは日本でのTV放送と思われて・・・。

タコ版も上映可能な形に仕上げられていたわけですからどこで変更が決まったのか・・・。
DVDの有川貞昌さんのオーディオコメントでもタコ版製作の経緯についてははっきり語られていなかったように覚えています。(山にタコが出るのは変だと思ったという話はあったっけ)

フランケンがバラゴンを持ち上げたまま地中に沈むバージョンがある、なんて伝説(前述のオーコメで有川カメラマンがそれは撮っていないと明確に否定)も生まれたりして、なかなか謎の多い作品であります。

2411 Reply 君美しく 殿様ギドラ Mail 2010/10/06 18:53

WOWOWの中村登監督特集でまたも見つけた松竹の特撮使用作品。
『君美しく』(1955年)

ストーリーは典型的な昔のメロドラマ。
戦争で長男を失った一家を支えるしっかり者の長女を取り巻く人間模様、という感じでしょうか。
まあまあの佳作。(クライマックスの感情の盛り上げで採点が上がりました)

回想シーンの空襲でミニチュア特撮がありました。
住宅街のミニチュアとその爆破。
そして、主人公が自宅の庭からその様子を見るカット。
屋敷の壁と庭の塀でマスクを切って、遠景に爆発する街を合成していました。
ミニチュアと爆破は問題のない仕上がりでしたが、合成はまずい仕上がり。
はめ込まれた画面が揺れてるし、本編映像と特撮映像のカメラ角度が合ってません。

この映画も特撮担当が誰なのか表記はないのであった・・。
松竹は他社に比べて特撮の地位が低かったのであろうか。

あ、中村登監督はこれまでノーチェックでしたが、素晴らしい才能ざんす。
『古都』『紀ノ川』でのカラーワイドを使い切った映像美や『いろはにほへと』の社会派ドラマ(これは橋本忍脚本の力もあるか)は骨太感に感心。

2413 Reply たーかーのーつーめー3 ルー等級つつ大臣 2010/10/09 21:41

ようやくといっていいのかDVDが出てかなり経過してから見ることが出来たざます・・・。
(最近多忙のためになかなか観ることすら困難・・・)
さて今回はレオナルド博士が実質上の主役でしたねえ・・・。
博士の帰郷に始まりほとんどが博士中心に据えた構成。
で、今回冒頭に博士の謎が明らかにされた・・・となってますが実際は別人だったというオチですがほぼこれで博士が元人間で熊に変身されたというのが判明しましたねえ・・・。
(とはいえやや曖昧な部分ですが)
これで昨今よくある個人の話になるかといえばそこは鷹の爪、きちんと「外」に向けられたストーリーになっており今回はオババ大統領による核廃絶のネタがストーリーの縦糸になって戦争批判のメッセージがさり気ない形ではありますが
なまじの反戦映画よりも伝わってると思うざます。
(アメリカが核廃絶や軍縮していても結局は人は変わらずでそのリアクションまできちんと描かれている。
結局は核を廃絶しても戦争は無くならないのだと。
このような各国の反応こそ諸悪の根源なのだ。)
しかもオババが核を廃絶してもあくまで反戦ではなくレオナルド博士の新たなる兵器である「博士の動く城」(パクリそのもののネーミング)を建造し新たなるシンボルとしてパワーバランスを保とうとする思想はそもそも皮肉にも
アメリカや核兵器保有国が「反戦」の思想が無いということを言っているかのようでした。
(鷹の爪が結成された背景には再三だがこのような各国のエゴが戦争に向かわせてるとしてそれを解決するには世界を「征服」するしか方法が無いと総統は
思い結成されたのである)

そんなストーリでも堅苦しくなく爆笑しながら楽しめ更に見終わった後、メッセージが伝わってる演出は健在で黄金期の邦画(というか往年の東宝映画)を
彷彿とさせというか蛙男商会こそ東宝映画の後継者では?と思いました。

(川村ゆきえ嬢のゲストもきちんとストーリーに馴染んでおり彼女の声優の代表作は間違いなくこれでしょう。
ただ坂東英二のゲストだけは正直、余計でしたが)
ところでギドラ氏、この作品にもカメオで出ていたのざますか?
見た限り、エンドクレジットにも出てないようなのですが・・・・。


2416 Reply Re:たーかーのーつーめー3 殿様ギドラ Mail 2010/10/12 19:06


がんばれ蛙男!
ですよね。

おいらは「3」では鷹の爪コールの中の一人として出演してます。
本名でクレジットされているので判りづらいっすよ。


2418 Reply Re:たーかーのーつーめー3 ルー等級つつ大臣 2010/10/14 11:35

あ、出ていたざますか!?
ギドラ氏の名前が無かったのでてっきり今回は無かったと思ったのですが
本名でとは・・・・。
それだと少し判りづらいざますね・・・・。
もう本名も承知だしそれで探してみるざます!

久々に優れた映像作品を連発している蛙男作品なだけにこれはこれはざます!

2414 Reply 音響リニュ-アルにより成功した映像作品は? 音響リニュ-アルにより成功した映像作品は? 2010/10/10 15:23

音響リニュ-アルにより成功した映像作品は?

2415 Reply Re:音響リニュ-アルにより成功した映像作品は? 殿様ギドラ Mail 2010/10/12 19:03

『十戒』
(ということを訊きたいんかい?)
ここはヤフー知恵袋じゃありません。

2417 Reply 池部良さん 殿様ギドラ Mail 2010/10/12 19:10

池部良さん死去のニュースにがっくり。

特撮ファンとしてはもちろん、それ以上に邦画ファンとして残念です。
追悼で『乱菊物語』でも見ようかな。
この作品での池部良さんは実におっとこ前なんだよなぁ。

合掌

2419 Reply Re:池部良さん ルー等級つつ大臣 2010/10/14 11:40

ええええええ・・・・・。
池部さん、もうかなりのご高齢だしとは思ってましたが訃報を聞く羽目になってしまうとは・・・。
特撮ファンとしては「宇宙大戦争」や「妖星ゴラス」での理知的な演技が印象に残っているだけに残念の一言です・・・・。
追悼でこの2作品を観るざます・・・。

合掌・・・。

2420 Reply リメイク「タイタンの戦い」及び84ゴジラ ルー等級つつ大臣 2010/10/23 13:26

何だかんだでようやく観ることが出来たリメイク版。
(実はハリーハウゼン版はテレビで見たきりだからあまり偉そうには言えないが)

思ったよりも正統派の作品になっていて素直に作品に入っていけました。
昨今のカメラ移動の乱用も少なくじっくり映像を観ることが出来たので
それぞれのシーンのディテールも堪能することが出来ました。
とはいえここまでくるともうオリジナルと比較する自体が間違っていると
思いますし別個で見たほうが良さが判ります。

で、肝心のVFXデジタルシーンでありますがストーリーのほうはまずオリジナルとほぼ同じですのでさておきまず冒頭で神の像を破壊した後に現れた有翼の悪魔であるハーピーの軍団ですがここはやたらと落ち着かないカメラワークで
眩暈がしますね・・・。
(視点がハーピーで行ってると思いますが不自然さがそれほどない代わりに
あまりの目まぐるしさに逆にCGっぽさが出てしまってますね・・・。
素早過ぎてリアルさが無くなってるというか・・・。)

それとは逆に巨大サソリ怪獣のシーンでは思った以上に動きの重量感も出ていてこのシーンに限定すればハリーハウゼン版を凌いでます。
(オリジナルでは只のサソリだし・・・。)
ペガサスの群れのシーンもまた動きの不自然さが無かったからまずまず良しだと思います。

またゴーゴン(?)のシーンでも艶かしさが倍増しておりここもオリジナルを凌いでいると思います。
(ハリーハウゼン版では艶かしさという点では遠く及ばなかったのが残念・・・。)

で、肝心のクラーケンですが出現シーンの重量感溢れるシーンはともかく良いのですが(ここではCG特有の軽いのを通り越して安っぽさがあったそれまでの
CGを覆す出来栄えです)いかんせん出番が少な過ぎであっさりと石になってしまいます・・・。
もう少しこの最終決戦のシーンが長ければ良かったと思うほど呆気なく倒されるものですから唖然としてしまったざます・・・。
(オリジナルはどーだったかな?)
で、全体的にここまでデジタルによる重量感が出来てる割には見せ場に不満の残る作品でしたね・・・。


2、84ゴジラ
こちらは久々に観ましたけれどゴジラの属性変更には不満が残るし武田鉄矢(字が違ってたらごめんざます)などのカメオ出演には失笑するしかないという問題点を除いたら比較的それほど悪い作品ではなかったなと最近思うように
なったざます。
(もっともそう思ったのは田中氏がそれまで製作した特撮作品の名場面の寄せ集めだという点であると思ったけれど)
ゴジラが84年当時の東京に出現したらどうなるかというシミュレーション的コンセプトで製作したからとも思うのですが破壊の権化であるゴジラではなくあくまで一個の生物として描いていたからだと思うのです。
(そのため一部では破壊しないゴジラに不満を覚えたというのも否めないのですが)
で、ストーリーのほうも割と正統的になっているので後のVSシリーズの破綻の目立つ作品に比べたら20年以上の歳月が流れてしまった今だと普通に見れる作品でしたね。

(一応リアルタイムで観た最初のゴジラ映画というのもありますから今見て思わず懐かしさを覚えてしまいます)
ただ一点今見て不満というかこの作品が当時、今ひとつだなと思う点を書くざます。
それはずばり「ゴジラ東京進入シーンでのカメラワークの高さ及び照明の明る過ぎさ」と「音楽」です。

前者は前半はまずまずだし埠頭のシーンも悪くないのですがいかんせんあのカメラワークの高さではスタジオでの発表会と大差ないだけに折角精巧に井上氏がミニチュアを作ったにも関わらず台無しにししてしまったではないですか・・・。
ここでは徹底してローアングルにすべきだったのでは?ということと後者の
音楽があまりにも静か過ぎて作品の脅威を伝えていない(というかシーンにマッチしていない)ということでしょうか。
伊福部氏と比較するのは酷でしょうが映画のムードを空疎なものにしています。
(但し自衛隊のテーマとスーパーⅩのテーマは除く)
私、この作品のサントラをLPとCDを両方所有してますが音楽だけで聞いてたほうが良さが判るのです。
何ていうか躍動感が無いだけに音楽だけ切り離して聴けば問題ないのですが
これ映画音楽でしょ?
もう少し荒々しさを行っても良かったのでは?と今でも思ってます。
とにかくパワーというか壮絶さが無いのです。
(伊福部氏に限らず佐藤氏もこの点だけはポイントを抑えていた。)

これでは前年に本多、円谷コンビによる本来のゴジラ作品を観ていた観客にとってはがっかりものでしょう・・・・。
とはいえこの当時ほぼ同時公開された「グレムリン」や「ゴーストバスターズ」に比べたらこの2作品は忘却されたのに比べて本作はどうにか今でも生き残れただけでも勝利だとは思うのですが・・・・。
(公開当時ではこの84ゴジラ、ワースト部類に入り消えてしまったのですが
再び再評価が出て甦ったという点では圧勝ざます)

2422 Reply Re:リメイク「タイタンの戦い」及び84ゴジラ 殿様ギドラ Mail 2010/10/26 16:22

リメイク「タイタンの戦い」は3D版で見てしまったので、3Dメガネのフィット感が気になったり、3D効果のあるなしが気になっていまいち映画そのものの鑑賞がちゃんと出来なかった感ありなのでした。

オリジナル版のクラーケン出現シーンは、町に押し寄せる海水がド迫力だったと覚えてます。
ペルセウスとの戦いは、うーん、どうだったっけ。
(多分3回は見ているのだぁがぁ)

84ゴジラ、なんか、あれもこれもで焦点を絞りきれなかったんだなぁと思います。
あのストーリーにスーパーXはないだろ、とか・・。
それと、ドラマの盛り上げを人間側の主役達に背負わせ過ぎだな、と。
(ビルからの脱出に尺を使いすぎだーー)


2424 Reply Re:リメイク「タイタンの戦い」及び84ゴジラ ルー等級つつ大臣 2010/10/27 09:48

> リメイク「タイタンの戦い」は3D版で見てしまったので、3Dメガネのフィット感が気になったり、3D効果のあるなしが気になっていまいち映画そのものの鑑賞がちゃんと出来なかった感ありなのでした。
うーん・・・。
3D映画の場合、そっちのほうが真っ先に気になり出すからまずはノーマル(つまりは3Dで無いバージョン)で観てからのほうが良かったかもざます。
(その逆もありざますけれど)
確かに悪くは無かったけれども肝心のところが「?」だったので物足りなかったのは事実だったざます。
これはでーぶいでー及びブルーレイで再見することをお勧めします。







> オリジナル版のクラーケン出現シーンは、町に押し寄せる海水がド迫力だったと覚えてます。
> ペルセウスとの戦いは、うーん、どうだったっけ。
> (多分3回は見ているのだぁがぁ)
ミーは前半は観ていても後半は未見ざますので今度見てみるざます・・・。









>
> 84ゴジラ、なんか、あれもこれもで焦点を絞りきれなかったんだなぁと思います。
> あのストーリーにスーパーXはないだろ、とか・・。
> それと、ドラマの盛り上げを人間側の主役達に背負わせ過ぎだな、と。
> (ビルからの脱出に尺を使いすぎだーー)


まあそれを言われたら・・・・。
確かに寄せ集め作品だったざますからどこに焦点を当てているのか曖昧だったのは否めなかったざますねえ・・・。
ただそれでも「ビオランテ」以降と比較すればまだマシなほうかと思うのですが・・・。
(ご指摘の通りスーパーⅩの登場と設定はかなり唐突で必然性がほぼ無いざますねえ・・・。
あのストーリーだとミスマッチなのは否めないざます・・・。
せめて作られた経緯でも匂わせれば良かったのに・・・。)

>

2421 Reply 急報&朗報 海軍大臣 2010/10/25 12:52

以前お知らせしたまま、ずっとペンディングになっていた竹内宏さん編集の
【定本 円谷英二】が今年の暮れに漸く出版されるようです。
取り急ぎご報告いたします。

2423 Reply Re:急報&朗報 殿様ギドラ Mail 2010/10/26 16:24

やったー!!
お蔵入りにならなくて本当に良かった。

海軍大臣さん、お知らせ下さりありがとうございます。

2425 Reply 「萌える恐竜」ならぬ「燃える大陸」と「ま」(何だかわかるよね) ルー等級つつ大臣 2010/10/29 17:30

「84ゴジラ」に続きこれらをオンラインでーぶいでーでやっと観たざます・・・。

で、まずは「燃える大陸」のほうざますけれどアメリカ軍部で開発したロケットがどこぞの島に墜落し幸い爆破せずに残ってることが判明したために調査する命令を軍部が発令、そこで「緯度0」のマリク(つーかシーザ・ロメロ)一行が出かけていき山頂にそのロケットが墜落した事がようやく判明し更に上るのですがそこは多量のウラン鉱脈があったばかりでなく古生代の森林まで生い茂り更には恐竜まで生き残っている・・・って内容ざますけれどもそのロケット引き上げ回収の理由が「他国にこれを知られるとまずい」という理由ってのがまだ戦時中で他国のスパイが跋扈していた時代を感じさせますねえ・・・。
(平和目的でなかったのがミソ。尤もマリクたちはこのロケットを軍事目的に使用するってのには反対してましたが)
で、恐竜たちが出てくるのがえらく長いので少しこの辺りまでは退屈だったざますけれども出てきたのはいずれも草食恐竜のみで恐竜映画につきもののティラノサウルスは出てきませんし恐竜たちはモデルアニメで撮影されてますが愛嬌ばかり(その割には凶暴性を発揮・・・って草食なんですけど)で可愛らしい上に「キングコング」で見られた巨大感は皆無・・・おまけに恐竜たちのシークエンスと本編の融合があまり無いのです・・・。
(主人公たちがトリケラトプスに遭遇→驚く主人公一行→襲い掛かる・・・と思ったら突然別の方向に振り向くトリケラトプス→逃げようとする一行→格闘する二匹のトリケラトプス→逃げる一行→戦う二匹でフェードアウト→無事に逃げ延びた一行ってな具合・・・。)
唐突にこの恐竜のシークエンスが終わり最後は地崩れ・・・ですので盛り上がりに欠ける作品だったざます・・・。
(せめて「ロスト・ワールド」ばりに恐竜のシーンをじっくり描けば良かったのに・・・・)

で、次の「ジャイアント・ロボ」ですが内容面に関しては最早説明不要ですが
久々に観て特撮の描写が結構大雑把というのか爆破でお茶濁して終わりのようなアバウトさざましたねえ・・・。
(とはいえ後の東映特撮テレビ作品に比べたら合成や市街地のミニチュアワークは良く作られていたが)
同時期の円谷プロ作品が如何に偉大かというのを改めて感じてしまったざます・・・。
(あとこの頃のピープロ作品も)
まあそうはいっても本作品は大作少年とロボの出会いと決別を段階的にそこら辺は丁寧に描いているので感動を新たにしましたが。

たださあ・・・「ちゃぷてんうるとら」といいこの作品といい東映って何でこうも画質が悪いの?
ビデオの時でさえヒスノイズばかりで「ウルトラ」や「MJ」に比べて画質面では最悪・・・と思ってましたけれどでーぶいでーになってもこうだとは・・・・折角の名作が台無しだなあ・・・と思ってしまったざます・・・。
本当に東映って手持ちの財産を活かすのが下手だなあ・・・。

2426 Reply Re:「萌える恐竜」ならぬ「燃える大陸」と「ま」(何だかわかるよね) 殿様ギドラ Mail 2010/11/01 16:43

「燃える大陸」、未見作品のひとつでしたが、なるほどー、結構テキトーな仕上がりなんですね。
優先順位を下げときましょう・・・。

「ジャイアント・ロボ」、子供の頃見たっきりなので、ここ10年ぐらいもう一度みたい作品上位にランキングしてます。

もう一度みたいと言っても過度に期待しているわけではなくて、東映特撮TVのある種の雑さを楽しみたいってわけでありまして・・。
子供の頃でも突っ込みながら見ていた記憶があるもんなぁ。

東映チャンネルはオプションなので、ファミリー劇場あたりで放送するのを期待しているのですが、ファミ劇は「ウルトラ」ばっかりやってるんだよなぁ。

ま、そのお陰でほとんど見たことがなかった「ウルトラマン80」(けっこうおもしろいぞ)を見られるのだぁがぁ。

2428 Reply Re:「萌える恐竜」ならぬ「燃える大陸」と「ま」(何だかわかるよね) ルー等級つつ大臣(携帯から) 2010/11/02 00:18

『燃える大陸』ざますけれどもそうは言ってもモデルアニメのシーンのみに限定すれば興味深い出来ざますよ。(結構適当に作られてるけれども)草食恐竜だけの恐竜映画というのも今世紀に至ってもこの作品のみざますしやはり実際に見て見なければ判らないので優先順位は上げたほうがいいざます・・・。
で『ジャイアントロボ』子供の頃観ていてもそうだったざますか!?
東映特撮って映画の方は結構秀作が多いのにテレビシリーズとなるとこうも雑なんざましょと思ってしまうざます・・・。
(やはり成田氏が円谷行きになってしまったのが大きいのか?同じ東映テレビ特撮でも「ナショナルキッド」はここまで酷くなかったざます・・・。)
メカ特撮の演出がかなりアバウトなのかどうかはさておき雑だけど豪快なのが魅力なのかと微妙ざますねぇ・・・。
ただそれでも面白いというのは確かなんですけどね。(へーせーライダーや戦隊みたいに閉塞感が無く国際的な規模で展開されるのは良い)

2429 Reply Re:「萌える恐竜」ならぬ「燃える大陸」と「ま」(何だかわかるよね) 殿様ギドラ Mail 2010/11/02 19:08


ふむふむ、わっかりました。
凶暴な草食恐竜は見ておくべし、ですね。

「Gロボ」、全体にユル~い作りだったのはよく覚えてますよ。
そして、ロボの驚愕の新機能に突っ込みながら楽しんでました。
目つぶし巨大花火打ち上げとか背中から出てくる巨大ミサイルとか燃える十字架とか~。

それでもおっしゃるとおり、基本は地球侵略テーマで国際組織が活躍するストーリーですから近年のお悩み人間大集合みたいなヒーローものとは全然違うわけです。

ギロチン帝王はもう一度見なきゃ。(すげーネーミングだよなぁ)

2427 Reply いけね、一ヶ月経っちまった 殿様ギドラ Mail 2010/11/01 16:57

ひーこら言いながら最後まで見ましたよ、「大魔神カノン」。

ストーリーは前回書いたとおり、深刻ぶって人間心理を掘り下げているようなポーズをとった薄っぺらなエピソードとお悩み相談対話の積み重ねでびた一文おもしろくなかったわけですが、
まさかまさか、
最終話に至るまで大特撮炸裂のスペクタクルがないまま終了するとは・・・。

最終話でブジンさまが動き出すけれど、山形の片田舎の山間で化け物とどつき合いするだけで、
逃げまどう群衆もなければ倒壊するビルもなし。
そもそもストーリーに社会性がまるでないまま進んでしまっているので、
劇中繰り返される殺人事件にも決着は付かないし、巨大な化け物が出てきたって、行政が動く気配もなし。

びっくりだ。

一番まともなスペクタクルシーンだったのは、ずーっと前半で昔のことを説明した回想シーンじゃないか。
お城の前で化け物と組んずほぐれつするブジンさま、という図。
だけどね、それは説明シーンであり回想シーンであって、その戦いに至るドラマなんかなんにもなかったんだから、
スペクタクルを感じることはできないっつーの。

お作りになった方々は、どこにおもしろさ(興味深さ)を感じて欲しかったんでしょうか。

2430 Reply 太平洋の鷲 殿様ギドラ Mail 2010/12/09 18:55

昨日は12月8日だったので、『太平洋の鷲』を見ました。

いまさらながら、なんとまじめに作られた映画であることか。
まるでドキュメンタリーのように要点を簡潔にまとめてあることに感心します。
もちろん劇映画ですからある観点から事実を再構成してあるのでしょうけれど、
この映画を見るとあの戦争が避け得なかったとは思えません。

戦争をしたい人々がいるから戦争が起こるのでは?
(それは現代でも同じ)

2431 Reply 定本円谷英二随筆評論集成 殿様ギドラ Mail 2010/12/10 18:12

買いました買いました。
近所の書店に入荷していて良かった。
「定本円谷英二随筆評論集成」であります。
ワイズ出版より5700円+税で発売中。

円谷英二の文章、参加した対談・座談会などなどを収録した、映画人円谷英二の心情・信条に近づける最高の資料でありましょう。

映画好きは買え! 読め!

2432 Reply スパイ大作戦「巨大バッタ軍団を倒せ」と「原子力潜水艦」 ルー等級つつ大臣 2010/12/11 21:00

というわけで(どーゆー訳だ)日本未公開作品のこの2作、ネットレンタルにて観ることが出来ました。
(廉価でーぶいでーなんですけどね)
さてまず「終末の兆し」からですが摩天楼にバッタが集ってるスチールとかスタッフがバッタの羽根をむしったなとかで情報だけは有名ですが実際に見ると
結構丁寧にシナリオが作られてることがわかります。
(「巨人獣」なんかで有名なゴードン監督ですからアバウトな演出だろうと思われますが)
しかもいきなりバッタを出さずに恐怖演出を盛り上げてることに成功しております。
(冒頭にカップルが襲われるのですがここではシルエットのみで行ってます)
で、バッタ軍団のほうは出現シーンはミニチュアのみならずかなり大胆な実景合成で結構驚異的な合成です。
(合成されたバッタ軍団は横移動だけでなく奥から手前に移動するという川北特撮も真っ青のシーンもある)
で、フェルプス君が超音波でバッタ軍団を海に誘い込み溺死させて始末するまでのサスペンスも素晴らしいざます・・・。


で、次の「原子力潜水艦」は北極海で謎の事故が多発して最新鋭潜水艦であるタイガーシャーク号が出撃し事故の原因がエイリアンの宇宙船であることが判明し体当たりで動きを止めクルー達が中に侵入し・・・・というストーリーざますけれどかなりストレートな展開で多少物足りないかな・・・とも思いますが余計なドラマが無いので手軽に見るにはもってこいの作品ざます。
(ちなみにこのエイリアン、人類含む生物採集が目的のようでバイオテクノロジーが発達してないざます・・・)
ただ潜水艦のミニチュア特撮がチャチなのが残念なところですが・・・。
(巨大に見えないしアップで素材が木で出来ているのが明確・・・。)


2433 Reply Re:スパイ大作戦「巨大バッタ軍団を倒せ」と「原子力潜水艦」 殿様ギドラ Mail 2010/12/15 18:54


レアな映画のご紹介はありがたいです。
CSなんかだと放送することもありうるかも、と今後のための参考になるざんす。

2435 Reply Re:スパイ大作戦「巨大バッタ軍団を倒せ」と「原子力潜水艦」 ルー等級つつ大臣 2010/12/16 20:26


> レアな映画のご紹介はありがたいです。
> CSなんかだと放送することもありうるかも、と今後のための参考になるざんす。

「原子力潜水艦」はともかくとしてスパイ大作戦「終末の兆し-巨大バッタ軍団」のほうは確かCSでやってたような・・・・記憶があるざます・・・。
(これも曖昧ざますけれど)
でもこれらは安価(1500円ほど)でしかもレンタル有りざますからレンタルしてでも観ておいたほうがよろしいのでは?とは思うざます・・・。

2436 Reply Re:スパイ大作戦「巨大バッタ軍団を倒せ」と「原子力潜水艦」 殿様ギドラ Mail 2010/12/22 18:21

がんばります。
がんばりますけど、BS・CSのエアチェックだけでも今年は300本を超す映画を観てまして、これに映画館とセルソフトを加えると400超え。

もうヒーハーです。(お金もキツイので、CSで放送してくれるとありがたいのじゃ)

2434 Reply ぎんたま 殿様ギドラ Mail 2010/12/15 19:02

劇場版銀魂新訳紅桜篇の初回限定DVDが届きまして、まずは特典DVDだけ見ました。

いいノリですなぁ。
キャストインタビューはかなりまじめな調子だけど、監修のオッサンと監督のオッサンの対談は作品の空気そのままというところ。
(まーしかし、やっぱりかなり綱渡り的な作品なのだな)

そしてDVD専用新作アニメでは来年春から始まる新シリーズの予告がたっぷり見られて期待が盛り上がります。
(銀魂もついに16:9になるようですな)

それからこの特典ディスクには新訳紅桜篇のハタ皇子(銀魂のセミレギュラー、完全なボケ役)による吹き替え版がついております。
男女問わず、すべての役をハタ皇子の声でアテレコしちゃってます。
ドイヒーです。爆笑です。

銀魂最高だぜ!

2437 Reply 大怪獣バトルウルトラ銀河伝説THE MOVIE 殿様ギドラ Mail 2010/12/27 19:06

WOWOWさんで放送してくれたのでHDで見ました、「大怪獣バトル」の劇場版。

TVシリーズの「大怪獣バトル」はネット配信で最初の何話かを見ただけでしたが、
この映画では設定の説明も盛り込まれていたので話がわからないということはありませんでした。

が、まあ、まともな劇映画ではないですね。
ウルトラマンのライブショー(デパートやお祭り会場でやるアレね)を特撮を使って映画にしましたという体のものです。

ですからドラマの組み立てなんかを云々するのは多分野暮。

だってとにかく「悪い奴」がいて、みんなで戦いまくるだけなんだから、劇映画から受け止められるような盛り上がりとかスペクタクル感なんかはないわけです。
設定上の話のスケールは大きくても、舞台の上で少人数がドッタンバッタンやってるのとさほど変わらないので、ちっちゃい映画になってるのだよなぁ。

怪獣宇宙人の類は大量に画面に映ったけれど、全部ザコ扱いだから仮面ライダーショーの戦闘員と同じこと。

えーと、良かったところ。
CGアニメの織り交ぜ方はわりと自然になっていました。
それから格闘シーンでのカメラワークと編集もなかなか巧みだったかな。
怪獣と人間の合成カットに斬新なものが二つ三つぐらい。

ダメなところ。
文明人であるはずの宇宙人までもが悪役に操られていること。
怪獣軍団の先頭にガッツ星人がいるって、どういうことよ。
宇宙竜ナースにゼットン星人が乗ってきたのか?
ワイルド星人はどうした。

とかなんとか書いてますが、ウルトラの父母だのウルトラ兄弟だのセブンの息子だのといった、A、タロウ以降のノリがそもそも嫌いなので、嫌いな映画です。

あ、ナイナイ岡村ちゃんのプレッシャー星人、1カットだけ画面の隅っこにコンマ数秒映ってました。
なんだよー、プレッシャー星人だけが楽しみだったのに。

2443 Reply Re:大怪獣バトルウルトラ銀河伝説THE MOVIE ルー等級つつ大臣 2011/01/15 15:20

私も見ましたがまあ確かにウルトラマンショーをそのまんま映画にしたという感じで第2次ウルトラシリーズが好きでない人間にとってはかなり辛い映画ざましたねえ・・・。
(第1次ウルトラは「空想特撮シリーズ」ですからそれ以降の第二次ウルトラつまりは「ウルトラマンシリーズ」になってからの作品は区別していなきゃならないのは判ってますがどうも好きになれない・・・。)

で、これを「ウルトラマンショー」だと割り切れば少なくとも「ふぁいなるうんだら」よりもまだいいんでないの?とも思いますけれども・・・。
まあそれにしても怪獣たくさん出したのはいいけれどあれじゃあ仮面ライダーの戦闘員と何ら変わりないざますよ・・・。
せめてじっくりと見せ場を作っていけばそれなりに楽しめたのにあれじゃあ・・・。
(この辺は「ファイナルうんだら」と全く同じ・・・。)

で、閑話休題。
改めてまた「ふぁいなるうんだら」を再見したけれどもストーリー構成が最悪なくらいに雑だとか音楽がひでーしM機関という余計なものまで出す始末だからチャプター飛ばしながらの鑑賞だったざます・・・。
(あの「マトリックス」劣化コピーのアクションは不要で寧ろ地球防衛軍設立だとか海底からガイガンのミイラが発見され引き上げられるところをやってもらいたかったなあ・・・。)
対決シーンに持続性なしだし苦痛の連続ざました・・・。
(病気がちだとストーリーで引っ張る力のない作品が如何に駄作かを思い知りました。答えは簡単。面白くないからです・・・。)

2444 Reply Re:大怪獣バトルウルトラ銀河伝説THE MOVIE 殿様ギドラ Mail 2011/01/20 16:18

> (病気がちだとストーリーで引っ張る力のない作品が如何に駄作かを思い知りました。答えは簡単。面白くないからです・・・。)

ストーリーって何だ、なんのために必要なんだ、ということを考えていないように思われる映画がだんだん増えていて辟易します。

劇映画の価値はストーリーだけではないけれど、ストーリーがダメでもいいんだ、という発想には賛成しかねます。
ならはじめからストーリーなんかつけなきゃいいのだ。

映像の「美」に物語の「美」が加わるとより一層深く心に刻まれるんじゃないんでしょうかね・・・。

(「ふぁいなる・・」がゴジラ50周年記念作でいまのところの最終作とは、絶望的に悲しい)

2438 Reply 2010年を振り返る 殿様ギドラ Mail 2010/12/31 14:24

つもりが長文を書く時間がなくなってしまって、
今年見た映画の中から良い物ダメな物をざーっと概観しようとするもくろみはぶっつぶれ。

今年はCS放送の主立ったチャンネルがHD録画できるようになったことで、
『釈迦』をHDステレオで手に入れられたり、『忠臣蔵』(稲垣浩版)『大冒険』もHDで入手できたのが欣快至極。
(ほかにもいろんな映画がHD化できたし、初めて見た映画も一杯あるのだぁがぁ)

というわけで2011年はもうちょっと映画感想を書きたいものです。

みなさまの映画ライフが充実することをお祈りして2011年を迎えましょう!
2011年はBDソフトが増えることを希う。(円谷特撮作品をBD化してよ)

2439 Reply 2011年最初の一本は『アバター』 殿様ギドラ Mail 2011/01/07 16:11

WOWOWさんが放送したのでいちおう見ました、『アバター』。

キャメロンくんの映画は中身が薄いので劇場には行かず、BSでいいやの処置。

BSですから2D版の放送でありまして、まー、なんつーか、あれほどの大ヒットになったのは3Dだったからなんでしょうか・・。

すげーなー、『タイタニック』も相当な薄味映画だったけれど、よくぞここまで薄口の映画を作れるもんだ。
これがヒットメーカーの奥深い計算か。

だってさ、地球人(というよりアメリカだね)がよその星の資源を搾取するというかなり今日的な基本構図なのに、
社会同士の対立なんかぜんぜん描かないというキレっぷり。

そうだよねぇ、このごろの映画観客は面倒くさい話や現実にリンクした話が嫌いだもんなぁ。

某惑星から産出される某鉱物が何の役に立つのか、人間は呼吸できない大気というが、窒息するのか毒ガスが含まれているのかなどなど、何がどうなっているのかをぜんぜんおせーてくれないありがたい脚本。
(つまり、頭を使って観ちゃいけませんというメッセージなのかな)

とにかく、いろんな「あれはどうなってるの?」という疑問をさらりとかわし、
選ばれしアメリカ人がワルワルアメリカ人を退治する話に仕立て上げてました。

異星人の異質さを描く姿勢もないですから、SF感もねーんだよな。(いけね、乱暴な口調になっちゃった)

それから、舞台となる惑星の人間に似た生き物とそれ以外の生物には明確な差別化が図られていたのも、なんだかなぁ。
基本的に6本足の生物が生息する惑星なのに、人間に似ている奴らは手足4本。
そして、うまくいけばという前提つきとはいえ、獣に神経を接続することで、その獣を操れるという、なんとも人間別格思想。
鳥や獣を常に人間とは別の生き物と考えたがる某宗教の思想がプンプンしてキモチ悪い。
キャメロン君には絶対に怪獣映画は撮れません。

戦争のような雰囲気を出しつつ、結局はバカ大佐との私闘でしかない戦いの構図にうんざりだ。

ま、とにかく、ものすごい大ヒットになった映画なんだから、3Dで見ればものすごくおもしろいんでしょうね。

2446 Reply 『アバターもエクボ』 ルー等級つつ大臣 2011/01/21 20:51

ミーはでーぶいでーで観たざます。


> すげーなー、『タイタニック』も相当な薄味映画だったけれど、よくぞここまで薄口の映画を作れるもんだ。
> これがヒットメーカーの奥深い計算か。
まったくざます・・・・。
「タイタニック」では物凄い惨状を描くかと思いきゃ主人公の恋物語に終始していたんだもん・・・。
これなら別に舞台をタイタニック号でなくてもいいじゃんと当時は思ってますた・・・。






>
> だってさ、地球人(というよりアメリカだね)がよその星の資源を搾取するというかなり今日的な基本構図なのに、
> 社会同士の対立なんかぜんぜん描かないというキレっぷり。

そうざますねえ・・・地球人と異星人とのファーストコンタクトがほぼ無いに等しいからそーなってしまったのかも・・・。
コンタクトを求める代わりにその異星人とのクローンが身代わりにやってるんだから・・・。
(普通、地球人と異星人としてコンタクトを求めないか?)







>
> 某惑星から産出される某鉱物が何の役に立つのか、人間は呼吸できない大気というが、窒息するのか毒ガスが含まれているのかなどなど、何がどうなっているのかをぜんぜんおせーてくれないありがたい脚本。

こーいうのはきちんと丁寧に説明してくれなくてはいけません。
正直意味不明な時間稼ぎかと思うお粗末な脚本ざます・・・。
何でいきなり攻撃なのか?








>
> 異星人の異質さを描く姿勢もないですから、SF感もねーんだよな。

そうざますねえ・・・。
異星人ってよりどこぞの原住民みたいな感じで異質さがないんざます・・・。
何かというとしーじーのアクションやら殺戮部隊のマットジャイロもどきで
お茶を濁しているからSFってよりRPGと戦争映画を足して足で踏んづけたような作品ざますねえ・・・。

何で戦うのか?
よその惑星の資源を強奪する話なら話でわざわざ異星人もどきを使わねばならないのか?
全くアクションで誤魔化している作品ざました・・・。

2455 Reply Re:2011年最初の一本は『アバター』 兄貴赤 2011/02/11 17:44

あたくしも、スターチャンネルでアジャパー見ました。
まったくもって、スカスカの内容なのに、やたらと長くて飽きてしまいました。
シンクロ率がどうとか、エヴァっぽいところもあり、夜のジャングルの風景はファイナルファンタジーっぽい感じでした。
空中に浮かぶ島は、ロジャー・ディーン(YESのジャケット参照)の絵のよう・・・

で、スカスカだけどストーリーは理解できましたが、ターミネーター4は、まったく意味が判りませんでした。
シュワちゃんを、過去に送り込む話じゃないのね~

2440 Reply 2011年感想あれこれ ルー等級つつ大臣 2011/01/12 18:10

さーてミーはというと新春第1弾はユーチューブで観た「ロストワールド」予告編、「カルティキ-不死の怪物」、「双頭の殺人鬼」ざましたということで・・・・。

1「ロストワールド」予告編
これは最初、何かの冗談だろうと思ってました。
だって1925年の作品だし予告編までは現存してないんじゃないの?と先入観がありましたが実際見てみると確かにこの作品の予告編でした・・・。
ただ予告編の割にはかなりネタバレ(ブロントサウルスのロンドン徘徊シーン)な部分もありますし音楽も後から付けただろうというえらくクリアーな部分もありますが貴重映像が見れただけでも感動・・・。

2、「カルティキ」(マヤ文明の女神という意味)
これと3はネットレンタルにてでーぶいでーで鑑賞。
失われたマヤ文明の謎を追う探検隊ということで謎めいたスタートとなりその探検隊の一人が「カルティキ・・・。」ということで気絶(絶命?)し洞窟内部の湖に潜り宝物とかも発見するわけですがやがてそんな彼等の前に迫る謎の物体が襲い掛かり捕食してしまう。
喰われかかった隊員の一人を主人公が助けるわけですがその時に物体の一部までくっついてしまったのだ。
幸い一命を取り留めたが腕に付いていた物体を剥がすと筋肉が剥き出しでしかも半分白骨状態という惨状・・・。
さてその物体を持ち帰り調査した結果、数万歳という結果となり更には人肉を好むという性質という厄介な代物でしかも周囲の生物をも捕食し巨大化してしまったさて・・・という作品でしたが結構怪獣映画(アメリカでのモンスター物というほうが相応しいかも)的なストーリー展開で面白かったざます。


3、「双頭の殺人鬼」
こちらもネットレンタルで見た作品ざますけれども(ストーリーはよくあるマッドサイエンティスト物なストーリー)合作映画ということで前半は見事に「よくあるアメリカの日本感であるハラキリ、フジヤマ、ゲイシャ」ものでしたねえ・・・。しかもそれほど前半は面白くなかったし・・・。
(大体あの博士、妻エミコや弟ケンジをミュータント状態にしておいて更に
記者ラリーをもそういう状態にしてしまうとは・・・。)
後半になるとクラーク・ネルソンじゃなかったジェリー・伊藤刑事と双頭ラリーとの追いかけっこになるところから面白くなります。
まあ一言でいえば頭の悪く空疎な「電送人間」的な話ではあります。
ただこのオルスタックシリーズにしては現存している予告編は収録されてないし本編もネガが現存してなかったのか当時のポジを使っていて非常に画質が悪かったというところざますか・・・。

2441 Reply Re:2011年感想あれこれ 殿様ギドラ Mail 2011/01/14 16:16


ホラー系レア映画をいろいろ漁ってますね。
なんか、CSの日本映画専門チャンネルが春から海外の特撮映画を特集するとかなんとか宣伝を打っていたので、ひょっとしたら50年代の怪物SF映画をやってくれるかも、なんて思ってます。
(海外作品に提供された円谷特撮を放送してくれるともっといいけど)
エアチェックが大変ですがあ。

2442 Reply Re:2011年感想あれこれ ルー等級つつ大臣 2011/01/15 15:00

>
> ホラー系レア映画をいろいろ漁ってますね。
そーなんざますのよー。
この2本に関しては観たいなあーと思っていたので観てしまったのでありますが
「カルティキ」のほうがホラー作品としても海外巨大怪獣ものとしてもよく出来てますざます。
それにしてもオルスタック、アダルト関係以外にも力が注いでいるのがよく判るざますねえ・・・。
(サイトを見たら非アダルト関係も結構出しているのには意外な感じです・・・。)
そうそう海外作品に提供された円谷特撮は「大津波」とかありますしソフトも出して欲しいざますねえ・・・。
(もしかして「白夫人」が未だにDVDが出てないのは合作ゆえの弊害か)

2445 Reply Re:2011年感想あれこれ 殿様ギドラ Mail 2011/01/20 16:23

> (もしかして「白夫人」が未だにDVDが出てないのは合作ゆえの弊害か)

なんとタイムリーなネタ振り!
そうそう、以前から『白夫人の妖恋』DVDが出ていないのが不満だったのだぁがぁ。

噂によるとCS日本映画専門チャンネル特撮王国企画で今度『白夫人の妖恋』を放送してくれるそうな。
DVDを飛ばしてハイビジョンで手に入れられるか!

(やっぱ映画好きはCSHD録画態勢を整えるのがいーと思いますぜ)
『大津波』もやってくれい!

2447 Reply 1月25日です 殿様ギドラ Mail 2011/01/25 16:43

じっくりと取り組んでおります、「定本円谷英二」。

円谷ファン、特撮ファンには是非購入して欲しいので詳細は書きませんが、
円谷英二監督がさまざまな媒体で発言、執筆した内容を読んでいくと、
初期の映画に携わった映画人の万能ぶりに目を見張ります。

というのは、あくまでも撮影部だったはずの円谷英二がセットの設計にも工夫を凝らしていたり、芝居のことシナリオのことにもちゃんとした意見を持っているのです。

現代の映画キャメラマンも同じ感覚を持っているのか??

昔の映画産業はいまほど分業化されていなかったはずで、監督はもちろん、カメラ照明美術各パートのスタッフも常に作品全体を意識して作業していたと想像されます。
(貧弱な体制で制作されるインディーズムービーはいまでもそうでしょう?)

専門バカにならずに済んだのが映画初期のスタッフの強みではないでしょうか。
(某有名カメラマンが監督した最近の某作品を見ましたが、映像はきれいだけどシナリオ、演技演出はポンコツだった)

自分では編集しない監督もいるらしい現代の映画。
映画は複雑な総合芸術なのだから、「部分」と「全体」を統合するためには監督がすべてのパートに関わるのは当然として、さらに各パートのスタッフも常に映画全体を意識しセンスを磨く必要があるのに、
このごろの映画は大丈夫なの?

と、1月25日に思うのであった。

(余談、『マリと子犬の物語』、特撮シーンがなかなかの優れものでした。技術の使い分けのセンスがいい)

2448 Reply Re:1月25日です ルー等級つつ大臣 2011/01/27 20:02

ミーはまだ未見ざますけれどもやはり映画作品を作るのであれば昨今の分業制ってのは各パートの事しか頭に無くなってしまうのでまずかったのでは・・・?と思ってしまいます。
(いうまでもなく率先して言い合える時間を与えそれぞれのセクションで意見を持ち合い行動するのであればまた別)
編集の立会いすらしない監督・・・。
それはさすがに初耳だったざますけれども監督たるものそれではいかんでしょうに・・・。
総てのセクションに立会い行動するのが監督だというのに・・・。
なるほど映像が進歩しても面白い作品になりえない理由の一つがそれだったんざますねえ・・・。
(あくまで私の個人的意見でありますが)
改めて本多、円谷コンビのやり方を研究するがいい!!と思います。
(噂ですが庵野監督や樋口監督は特撮監督は不要とまで言ってますが本当にそうか?とそれぞれの監督作品を観て思いました)

2449 Reply Re:1月25日です 殿様ギドラ Mail 2011/02/01 18:32

> 改めて本多、円谷コンビのやり方を研究するがいい!!と思います。
> (噂ですが庵野監督や樋口監督は特撮監督は不要とまで言ってますが本当にそうか?とそれぞれの監督作品を観て思いました)

「定本円谷英二」を読むと、『海軍爆撃隊』のときに技術監督の必要性を痛感したとのこと。
映画監督とはなんぞやという話にまで展開する話題なので軽く書くのははばかられるところですが、
演出を技術面から計算できる能力は一般的な映画監督には薄いと考えられます。

そういう意味で特技監督は必要でしょう。

ただし、本編監督と特技監督の息がぴったり合わないと悲惨な結果を呼ぶのも確かなことで、可能ならすべてのシーン、カットを一人の監督が統括すべきではある・・・。
(『2001年宇宙の旅』でのキューブリックのように)

まあ、最近の映画は特撮カット同士にも統一感がないものが多い(CGも複数の会社に下請けさせてますし、さらにミニチュア特撮までもが混在すると、なんかこう、ばらばら・・)わけで、やっぱり特技監督は必要なんじゃないですかねー。

2450 Reply ぷりずなー6番 ルー等級つつ大臣 2011/02/04 13:08

ギドラ掲示板にも書きましたがビデオのチェック及び新たに購入した単品のでーぶいでー(その4ね)を購入して久々に「プリズナーNO6」を見てましたがやはり凄いの一言でしたねえ・・・。
(主人公を追い詰める作風が様々な趣向で圧巻ざますねえ・・・普通このパターンだとどうしてもマンネリになりがちざますけれどもパターンを毎回のように変えているのが凄い・・。)
しかもでーぶいでーには何とITC作品(アンダーソン作品も含む)のソフトにしては珍しく予告編まで収録されていたので驚きざます!

ただ疑問もあるざます。
それは何故主人公は電話の応答に名前を言わなかったのか?という点ざます。
第1話で「村」に拉致され電話をしている時に普通なら名前を言う筈が名乗らずというのは流石に少し変に思ったざます。
オープニングで主人公が眠らせてしまい「村」に着いてから目覚めるところでも記憶喪失の描写も別に無いのだからまずは主人公に名乗らせるべきでしょう・・。
(名乗らせてからこそ主人公の名台詞である「番号なんかで呼ぶな!私は自由な人間だ!」が活きてくるのでは?と)
さてこのでーぶいでー、先ほどの予告編収録は快挙!なのですが画質はともかく発色は以前録画したビデオに比べると余り良くないざますねえ・・・。
確かにクリアなんですけれども・・・鮮明かというとちと微妙な感じがするざます・・・。
(コントラストが強いというのか・・・・。「UFO」と比較すると余り良くないざます・・・)
もしかしたらデジタルリマスターでなく以前のLDのマスターの補正だけか?と思ってしまったざます・・・。
(カールトン初期のデジタルマスターだし・・・。)

2451 Reply Re:ぷりずなー6番 殿様ギドラ Mail 2011/02/09 16:08

「プリズナーNo6」は長いこと見てないなぁ。
もちろん本放送当時はノーチェックで、10何年か前にCSで見たのであります。
「情報をよこせ!」と迫られるところ、ブログだツィッターだと言葉を垂れ流しにしている現在の状況に通ずるような気がします。

また機会があったら見たい作品だけど、なにしろ難解というか娯楽性に乏しいとも言える作品なので根性が必要ですね。

2453 Reply Re:ぷりずなー6番 ルー等級つつ大臣 2011/02/10 13:46

ミーも本放送時は見ていないざますよ。
(何せ生まれる前ざますから)
ミーがこれを見たのは確か20年前の深夜での再放送ざますしその後もまた一度再放送が深夜にあり観たざます。
(結構再放送があった作品だったざますねえ)
で、この時見た感想はそれほど難解な作品とも思えなかったざますねえ。
要するに情報部を辞めた人間が拉致されて尋問される話ざますから。
ただ娯楽性に乏しいというのは確かですから(カルト作品ざますから)見るほうはある程度の覚悟はいるざますねえ。
「情報をよこせ!」と迫るのはなるほど現在に通じる部分もありますねえ。
それだけ時代を先取りしていたドラマかと思ったざます。
で、でーぶいでーはくどいようですが予告編も入ってますから購入の価値ありざます。

2452 Reply いろいろまとめて 殿様ギドラ Mail 2011/02/09 16:40

『メトロポリス』
といっても日本のアレなアニメではなくて、もちろんフリッツ・ラングのSF映画ざんす。
先月NHK BS2で放送されたので録画、鑑賞しました。
放送されたのは2001年に復元されたバージョンらしく、118分の上映時間でした。
これまでジョルジオ・モロダー版しか見たことがなかったので違いにびっくり。

やっぱり傑作だよなぁ。
虐げられた労働者の反乱、という構図はあるものの、決して反乱を正当化していないところが素晴らしい。
人造人間にそそのかされて暴れるものの、そんな暴力行為が弱い者(劇中では子供達)を傷つけることを象徴的に見せています。
さらに支配階級を打ち倒すのではなく、協力関係を作るのが肝要であると締めくくります。
(頭脳と手を結びつけるのは心でなければならない、という格言が出てくる。判断と行動には「情」が必要ということか?)

映像も素晴らしい。
非常に良くレストアされたマスターで、画質が良かったこともあり、特撮カットのそれぞれがはっきり見える。
多重撮影の精度が見事だし、セットデザインも美しい。
放電の表現は近年のデジタル作画のものよりずっとリアルだし、迫力がある。(本物の放電を合成したのか?)

このバージョンはDVDも発売されているようです。
日本国内制作の廉価版ではなく、紀伊國屋書店が販売しているお高いほうね。
それから150分に復元したブルーレイも発売中なんだって。
WOWOWでHD放送してよ。

あ、この映画の人造人間の設定というか製造の動機は海上日出男氏の「ゴジラの花嫁?」の人造人間に酷似。海上氏、『メトロポリス』が好きだったに違いない。

『沈まぬ太陽』
なんか、今週地上波で放送するらしいので突っ込みを入れときましょう。
あらすじだけみるとまるで社会派ドラマのように見えますが、ぜんぜん違います。
若い頃上司に睨まれたまじめ社員が左遷されても左遷されてもまじめに働きましたというだけのストーリーです。
日本近代史だの組織と個人の対立だの信義と保身の対立だのといった人間の営みを見つめる視点は皆無で、
この人いい人、この人悪い人、この人裏切り者、というレッテルを貼られた人物がうろうろするだけの薄っぺらなドラマを延々3時間です。

映画が映画の収益だけでは商売できなくなった現在の邦画を象徴するような作品。
社会問題に切り込むことが出来ないのだよなぁ。
出資者の顔色をうかがってばかりでしょ。

「スーパーロボット マッハバロン」
ああもう、ホームドラマチャンネルで始まっちゃった。
あの主題歌にはシビレますな。
そして派手さだけを追求したようなライト感覚満載の演出、ストーリー。
いやまあ、いままで全話みたことはないので、ひょっとすると重厚な話もあるの?
(まさか)
毎週頭をとろけさせるために、見ます。

2454 Reply XL5号とMM9 ルー等級つつ大臣 2011/02/10 14:11

ギドラ掲示板にも書きましたが「XL5号」、トリプルパック2話とアンダーソンTVで数話見たきりざますから他のエピソード見たさに価格が安いので検索したら(アマゾンで、)これが1300円で中古であったから購入したざます。
で、価格が価格だけに単品でーぶいでーかと思ってたら届いてびっくり!
何と全エピソードのボックスだったざます!
(届いた直後はやけに重かったのでビデオかと思った)
内容に関しては第25宇宙管轄におけるゾディアック大佐とXL5号の活躍といったもので説明は一応不要かと思いますが一歩間違うとマンネリ気味のストーリーをバラエティー豊富なものにしたアンダーソンには脱帽ざます!
(ロボットバードとかスペーススパイ夫婦(笑)とか・・・)
トリプルパックでの惑星衝突や宇宙地底人のエピソードだけではもったいないと思ってしまったざます・・・。
(実はトリプルパックに収録された以降の話になるにつれ面白くなる)

で、仕様ですが何と紙だけで横から引っ張るとファイル形式で5枚入ってたざます(1枚につき8話収録)という結構ぞんざいというか大雑把な仕様で日本みたいにきちんとしたボックスではありませんざました。
本家の版権であるカールトン(現在グラナダベンチャーズですが)からの発売でしてきちんとメニューから始まります。
(画面奥からXL5号が出てきてジュニアが分離するしーじーざます)
で、輸入ものにつきもののリージョンざますけれども問題なく再生できたざます。
(イギリスと日本はリージョン2ですが規格が違うしなあ・・・)

で、もう一方の「MM9」ざますけれどはっきり言って「つまらない」の一言ざますねえ・・・。
2話でようやく液体モンスターが登場!となりますが出現シーンの次は既に死んでる状態ざますし・・・。
1話で現場検証シーンはあるざますけれど内輪ネタだけでモンスターによる災害シーンは無いしなあ・・・。
折角石坂さんのナレーションだというのに肩透かしざます・・・。
(それは今後どうなるかだなあ・・・。)


2456 Reply Re:XL5号とMM9 殿様ギドラ Mail 2011/02/16 16:26


TVシリーズ全話で1300円とは、なんとお得なお買い物!
よかったですなー。

「MM9」、いつの間にか放送してたんですね。
怪獣モノのつもり、なんでしょう、か、・・・・・・・・

2457 Reply Re:XL5号とMM9 ルー等級つつ大臣 2011/02/16 20:06

>
> TVシリーズ全話で1300円とは、なんとお得なお買い物!
> よかったですなー。
そうなんざます。
最初価格が価格だけに単品かと思ったけれども中を開けるとテレビシリーズ全話だったから未だにびっくりざますのよー。
(まさか在庫一掃の一環なのか?)
何はともあれアンダーソン作品のコンプリートは順調にいってるざます。
(で、次はどうする?「ロンドン指令Ⅹ」か?)

さて「MM9」ざますけれども気付けば放映してたようで5話でようやく「怪獣もののつもり」になったようざます。
が、どちらかというとこれどっちつかずの印象で災害モノにもなりきれないし
怪獣モノとしても中途半端だし・・・。
出てくるのは尻尾しか見せてないし正直微妙なんざます・・・。
(メイキングでようやく全貌を見たぐらいだから怪獣の描写が無さ過ぎ・・・)

2458 Reply 移転ダス 殿様ギドラ Mail 2011/02/26 18:17

OTD掲示板が2011年6月一杯で閉鎖されるということで、この掲示板を移転させます。

新映像作品掲示板は
ttp://eghidorah.bbs.fc2.com/

それからこの掲示板の過去ログを保存する予定のギドラの巣別館ブログは
ttp://ghidorahnest.blog41.fc2.com/

となりました。
今後ともよろちくび。

ここは投稿停止にします。
スポンサーサイト

映像作品掲示板過去ログ100117_100902

2299 Reply 速報!鷹の爪ムービー3 殿様ギドラ Mail 2010/01/17 17:40

どんだけカスペルスキーとタイアップしてるんだーーーーー!!!

というわけで、速報と言いつつ、公開二日目に見てきました『秘密結社鷹の爪THE MOVIE3 ○ttp://鷹の爪.jpは永遠に』。

地元での舞台挨拶が二日目だったので今日見てきた次第。
(まだ前売り券があるのでもう一度行くぞ)

基本パターンは一作目二作目と変わらないけれども、今回のストーリーは巻き込まれ型といいましょうか、鷹の爪団の面々は行方不明の博士を捜し回るうちに巨大な陰謀に関わってしまうというお話。

名物となった(のか?)人生説教シーンも良い味で、ここにも「銀魂」との共通点が見られます。
(人間の価値ってなんだ、と)

で、予告篇などで告知されているとおり、アメリカ大統領が核兵器放棄を宣言するところから始まる今作。
昨年、現実にオバマ大統領が核兵器削減を訴えたことをヒントにしているのは明らかで、そのとき私が腹の底で思ったことを具体化したような展開になっていったことに驚きました。
そして、真相を隠しつつ「どっちなんだ?」とじらしながら話を進めていくシナリオのうまさがさすがです。
(一作目での和夫さんが総統の息子なのかどうかをぼかしながら語っていく手法に似ていますな)

なにがどうしてどうなった、なんてなことは書きませんが、もう安心してみていられる逸品。
セリフの小ボケは最大量かも。
ネタばらしになっちゃいますが、私が気に入った小ボケセリフをひとつ。
「島根の老人1000人がいてくれれば、100人力じゃーーー」

TVシリーズで大家さんがベイビーちゃんを出産してしまいましたが、それが本当に総統の子供なのかどうかはこの映画で確認せよ!
(総統は覚えがないと言っているわけですが、それは果たして・・・)
というのも島根県が大変なことになったためで、石川旅行へ行った大家さんがいつのまにか島根にいて、絶海の孤島にいたはずの総統と・・・・・・。
(あれれ?ネタばらしになってる??)

それから、博士のとんでもない秘密が明らかになる今作。
ここにも仕掛けがあって、エンドロールもちゃんと見ないとだまされますよ。

博士の秘密に関しては、ひょっとすると真っ当なSFで使えそうなアイディアが含まれているよん。
(元ネタがあるのかな?)

デラックスファイターはほとんど出てこないのに、ちゃんと大活躍してくれちゃうし、
幽霊フィリップにあんな能力(?)、生態(?)があったなんて!

観ている間ずーっと幸せな気分でいられる映画って、私の中では本多・円谷コンビの特撮映画以来かもしれません。

ヒロイン役の川村ゆきえ嬢(「激走!GT」のリポーターでおなじみ、なのはおいらだけか)の演技もまずまず問題なし。
とくに崖の上で博士の行動をなじるシーンはお見事。

おっと、鷹の爪がものすごく力作だったためか、コフィーのほうはなんか尺も短かったような。
お話もシンデレラのパロディで、水準はクリアしているとはいえ、劇場版第一作桶狭間の戦いほどのインパクトはなかったかなぁ。
ただし、パスカル先生のあまりにも強引な登場にはひっくり返りました。
それから、TVシリーズで一話だけニントクくんがチャールズ君になっていたことの種明かし的なエピソードでもあります。
(真相はわからないけど)

ああそれから、舞台挨拶でFROGMANから爆弾発言!
「鷹の爪4は作らない」ですと!!

えー、この件は劇場パンフレットにも書いてありますので、みなさん、ぜひパンフレットを買って読んでね。

幸運にもサイン会の抽選に当たったので、久々にFROGMANさんとお会いできましたが、ぬあああ、聞いておきたかったことを聞き忘れた!
実写映画に進出する気があるのかどうか。
これほどのシナリオ力があるのに、いまいち世間での評価は正当じゃないように思うのだよなぁ。
そりゃ、熱いファンがどんどん増えているのはわかる。
しかし、カルト扱いされてるようでもあり・・。
FLASHアニメである、というだけで過小評価されているんじゃないだろうか。
ならいっそ実写映画で殴り込みというのもいいんじゃないかと思うのです。
(ずーっと映画の仕事をしていらしたのだから、実写だからといっていきなり下手になるってことはないですよね? ○村○平よりは絶対上手いよね?←今村昌平じゃないよ)
出演してぇなぁ。(結局それか)

2300 Reply Re:速報!鷹の爪ムービー3 弘前の甥 2010/01/18 00:04

ttp://www.cyzo.com/2010/01/post_3653.html
↑ここにフロッグマンのインタビューがあるんですが、下の方のプロフィールに「現在、実写映画の企画も密かに検討中。」とあります。
期待してもいいんじゃないですかね!
弘前でも鷹の爪3やればいいのに……

2301 Reply Re:速報!鷹の爪ムービー3 殿様ギドラ Mail 2010/01/20 18:25

> 下の方のプロフィールに「現在、実写映画の企画も密かに検討中。」とあります。
> 期待してもいいんじゃないですかね!

お、こんなインタビュー記事もありましたか。
期待したいねぇ。
邦画から絶滅してしまった肉食系喜劇を作って欲しいねぇ。
(社長シリーズやクレージーシリーズは肉食系でありましょう)

このインタビュー記事内で伏せ字にされている監督名は、「樋口真嗣」か?
なんつってね。
まあ、おいらの評価では山崎貴氏も人情物をやりたがるわりにはさほど感情の機微が判っているとは思えないんだが。

なんて話はともかく。
「鷹の爪3」、いまはTOHOシネマだけでの上映だけど、それも「1」「2」より上映館が増えているとのことなので、
ヒットさえすれば今後は別系列の映画館でも上映する可能性はあるはずよん。
(んー、でも「3」は現状維持なのか・・)

2302 Reply ようやく観れた「鷹の爪カウントダウン」 ルー等級つつ大臣 2010/01/24 17:24

前作がこっちで放映されずに終わったので今回ようやく放映されて感無量ざます。
(改めて情報サンキューざます!)
さてさて現在第二話までざますけれど相変わらずのテンポの良さですんなり作品に入っていけます。
第一話の新人先生のエピソードでは後半、二つのドラマが同時進行し最後にリンクするという展開(鷹の爪団のエピソードとコップ職人のエピソードね)は思わず吹き出したと同時に関沢新一氏のストーリーの巧みさを思い出しました。
(「地球最大の決戦」等ざますね。)
しかもコップ職人のエピソードは唐突ながらも破綻してないってのが凄い!
(それに加え爆笑出来る展開!)
第二話では久しぶりの怪人のスーパーアニマル登場ですが良い意味で裏切ってますねー(爆笑)
動物の合体怪人といいながらも言葉が動物だったりと・・・。
(最後の止めがあのオチ・・・爆笑・・・。)
やはりフロッグマン氏のシナリオ構成の巧みさが活きてますねー。
一方のコフィーもキャラが活きてるざます!
(特にダニエルが・・・。)
久々にこれからの展開が待ち遠しい作品に出会えたという感じざます!
(この期に及んでも劇場版最新作がこっちで上映されず・・・。どーなってるんだ!?)

2304 Reply Re:ようやく観れた「鷹の爪カウントダウン」 殿様ギドラ Mail 2010/01/25 19:15


TVシリーズはTV放送で見るのが一番ですよね。
今後も放送地域が増えることを望みます。

2303 Reply ご命日に思うこと 海軍大臣 2010/01/25 12:53

以前、耳にしたことなのですが、円谷監督は良く、
「ゴジラに、蛇が獲物を襲うときのような素早さを与えられないものだろうか?」
 と考えられていたそうです。
その試行錯誤の一つがモスゴジでのギニュールの多用だったのかもしれません。
ゴジラが重厚な動きをするものというのは、ファンの勝手な思い込みであって、円谷さんのアタマは現在の我々などよりずっとフレキシブルで進んでいたんじゃないかと思ってしまいました。



2305 Reply Re:ご命日に思うこと 殿様ギドラ Mail 2010/01/25 19:40


円谷時代のゴジラは結構素速い動きをしているのですよね。
私が平成のVSゴジラに感じた不満のひとつは、やたらとのっそりした動きしかしないことでした。

ゴジラは動物である、という当たり前のことを忘れてしまった人も多いのかもしれません。

私が今日考えたことは、一般映画での特撮はまだしも、SF・ファンタジー系作品での特撮がルーチンワークと化しているんじゃないかということ。

何を描くかが出発点であるべきで、シナリオに応じた映像を作るための手段が特殊技術だということを忘れていないでしょうか。
お約束映像ばっかり作ってませんか?
特撮物の脚本家も、特撮シーンを現場任せにしてませんか?
特撮でなければ描けないイマジネーションをシナリオにぶつけてますか?

そんなことを思ったご命日。
あれから丸40年経ってしまったのか・・・。

2306 Reply Re:ご命日に思うこと ルー等級つつ大臣 2010/01/26 20:46

とうとうこの日が・・・。
特撮場面になると昨今のはどうもルーティンワークというか工夫が無いというか・・・。
少なくとも円谷監督時代はそうではなかったというのにと思ってしまいます。
ゴジラの動きが鈍重だと言っても初代からしてメリハリがついてましたから既成概念に捉われていない円谷監督の柔軟さが海軍大佐さんの意見で判ると思います
さて思うにこれは特撮スタッフのイマジネーションのみならず根本的に特撮の基本というのが忘れてしまっているせいかと思うのですが・・・。
(勿論それだけではないと思いますが)
特撮を使って何を描くかとかゼロから創造するという事を忘れて段取り演出しか出来ないというのならもう絶望的とすら思えます。
さて円谷監督の命日(の翌日になってしまったけれど・・・。)に際して根本的に特撮映画の原点に戻るべきと思います。


2307 Reply 独身タマナサスの田中 殿様ギドラ Mail 2010/01/27 18:37

と言ったのは爆笑問題の太田くんでありますが、
テリー・ギリアム作品は好きなので見てきました、
『Dr.パルナサスの鏡』。

鏡の世界(というか、パルナサスが生成する誰かの夢を実体化した世界)の奇想空間はさすがはギリアムといった趣で、美しくもあり醜悪でもあり、なかなかにキモチよかったのだぁがぁ。

そんな幻想炸裂映画に仕上がっていれば問題なしなのに、
「世界は物語ることで存在する」なんてなテーマ性を盛り込もうとしたストーリーはちといただけなかったのだよなぁ。
いや、そのテーマはいいんです。
残念なのは、物語を通してその観念が伝わっていないんじゃねーのか、というあたり。

物語の力を信じるパルナサスとそれに異を唱える悪魔との勝負、という構図なんだから、映画自体に豊かな物語性があるべきだし、
鏡の向こうの夢の世界にしっかりした物語がないとダメなんじゃねーかい?

『ブラザーズ・グリム』よりはずっとおもしろかったけれど、食い足りないぞーー。

2308 Reply 円谷英二(事実上の)最後の怪獣映画ゲゾラガニメカメーバ南海の大怪獣 ルー等級つつ大臣 2010/02/07 14:04

レンタルビデオで初めて見てそれから10年振りにようやくレンタルでーぶいでーで久々に観たざます!
で改めて見てやはり冒頭のヘリオスロケットのシーンは素晴らしくアンダーソン作品の「決死圏SOS宇宙船」を彷彿するほどの緻密なミニチュア描写だと思います。
(いや、そこまででも無いか・・・ただミニチュアのディテールは互角だと思った)
でーぶいでーになって以前のビデオでもリバイバル上映が少なかったせいか結構画質は良かったけれどもそれを凌ぐ画質となっていたと思ったざます。
また改めてストーリーも冒頭のヘリオスロケットの墜落がその後の伏線となり墜落地点のセルジオ島(これがセルジオ・レオーネからだったとは思わなかった・・・。)の近海のイカに宇宙生物が寄生、怪獣ゲゾラとなりそれが主人公工藤たちに倒されカニに寄生してガニメ、次に島のカメに寄生しカメーバとどちらかというとホラータッチの怪獣映画ざますねー
(というかフラバラから始まった怪奇怪獣映画の最新作といったほうがいいか)
確かに怪獣映画特有の都市破壊シーンがほぼ皆無で後半がセルジオ島限定になるので若干物足りない印象は改めて見て否めないとは思いましたしラストの唐突な火山噴火は都合が良過ぎるとは思いましたがそれでも本多監督の演出が巧みで最後まで引っ張るパワーがあります。
(って事はセルジオ島って活火山地帯があったのか!?劇中でそんな描写は無かったし・・・。)
でオーコメで初めて知りましたがカメーバって候補でゼニクロスだったのには正直驚きました。
ゼニガメからだそうですがこっちにすれば良かったって気もするが・・・。
それ以外にも田中文雄氏の話は特筆すべきざますね。
ただもう故人となってしまったのが惜しいざますけれど・・・。


2309 Reply Re:円谷英二(事実上の)最後の怪獣映画ゲゾラガニメカメーバ南海の大怪獣 殿様ギドラ Mail 2010/02/08 18:26


南海の大怪獣DVDご鑑賞ざんすね。

キャストといい、演出といい、黄金期の東宝特撮の味を残す最後の作品でした。
『ゴジラ対ヘドラ』になるとなんかこう、別物だし、『メカゴジラの逆襲』は本多演出なのにやっぱりなんか違う。

あのDVD、三怪獣のモデルになった生き物紹介もついている妙にマニアックな商品で嬉しくなっちゃいますね。

(あ、『サンダ対ガイラ』BDを見たけれど、まだドルビーTrueHDの威力は未体験なのでコメントは控えているのであった・・。アンプが対応してないのだーー)

2311 Reply Re:円谷英二(事実上の)最後の怪獣映画ゲゾラガニメカメーバ南海の大怪獣 ルー等級つつ大臣 2010/02/09 22:52

そうざますよね。
確かにヘドラ以降になると新体制の製作方針のせいか東宝特撮映画ってよりテレビシリーズの拡大版って感じで何か『らしさ』ってのが感じられず違和感すら覚えるざます・・・。
(ただヘドラは中野作品として別物として見ればドラッグ的な魅力はあるざますけれど・・・。)メカゴジラの逆襲も本多監督作品としては妙に火曜サスペンス劇場みたいで怪獣映画(というより娯楽映画か)としてはパワーが欠けているし・・・。
南海の大怪獣が本来の東宝映画の最後の作品だったと改めて見て思ったざます・・・。
(きちんと伏線や押さえるべきセオリーがこれ以降消失している。)
さて特典映像の元態図鑑はもう少し言及しても良かったのでは?と思ったりもしましたが。
ところでサンダ対ガイラブルーレイ購入したんざますね!
発色とかどうざますか!?

2310 Reply 2月8日 殿様ギドラ Mail 2010/02/08 18:32

今日は伊福部昭先生のご命日であります。

2312 Reply Re:2月8日 ルー等級つつ大臣 2010/02/10 21:27

> 今日は伊福部昭先生のご命日であります。

そうでしたざます・・・。
折しもその時は以前ユーメックスから発売していた完全収録版シリーズを聴いて偲んでおりましたざます・・・。
(先に「南海の大怪獣」レスを書きましたが)
やはり映画音楽作品では曲自体の素晴らしさはいうまでもなくそれ以上に映画に凄くマッチし曲を聴いた時に脳裏にきちんと映像が浮かぶ事を計算して作曲されていたなと今更ながら思ったざます・・・。
昨今、格好つけの音楽ばかりで映像に寄り添う事を計算して作曲している作曲家はいるのか?と疑問に思ってしまうだけに改めて偉大な作曲家を亡くしたと思います。
改めて合掌・・・。
(判りやすいというのも印象に残る要因でありますがこれとて今の作曲家には欠如している・・・。)

2313 Reply 『サンダ対ガイラ』の話、になってない 殿様ギドラ Mail 2010/02/12 17:16

BD『サンダ対ガイラ』がドルビーTrueHD音声であるにもかかわらず、アンプが対応していないために再生機による変換でドルビーデジタルでしか鑑賞できなかったのが悔しくて、
(『モスラ』のLPCM4ch音声も同様に2ch音声でしか見られなかったのは前述の通り)
国際家電会議で日本代表徳井委員が放ったと言われる名言「買いたい時が買い換え時」に従って、AVアンプを新調してしまいました。

これでドルビーやDTSのHD音声の再生も可能になり、リニアPCMのマルチチャンネル音声も再生できるようになりましたのだ。

で、見直しました、『モスラ』と『サンダ対ガイラ』のブルーレイ。

いやー、いいですな。
『モスラ』のほうはマスターテープがかなり劣化していたというのは、ステレオ版LD発売時に知っていたので、
DVDのドルデジ4chと比べて圧倒的と言うほどの高音質化はないような気もしますが、
(それも直接比較してみないとわからないけど)
『サンダ対ガイラ』はDVDと比較してみたら、全然違う。

うちのシステムがその違いを引き出せるぐらいのパフォーマンスを持っていたことがまあ嬉しいっちゃあ嬉しいのだけれど、
TrueHDで再生すると高音低音ともに伸びる。
音の粒立ちがいい。
また、通常のドルデジでは音が混んでくる(音楽、セリフ、効果音が同時に鳴ったりする)と俄然のっぺりした音になってしまうのが、
クリアなまま!
特撮映画には抜群の効果を発揮していると思われます。

ついでに画質も比べたら、
いやはやなにもかもDVDとは全然違う。

色彩、明暗階調、もちろん解像度。
DVDが塗り絵に見えてしまう。

すんばらしいです。

ただ、使用するモニターによって見え方は変わってくるはずなので、機材によってはそれほどの違いを生まないかもしれないのでお気を付けて。
(もしパソコンモニターでDVDやBDを見ている方がいらっしゃるなら、うーん、それはひじょーに残念な結果になっている可能性が高いです。パソコン用モニターは一般にコントラスト比が低すぎる)

うちの場合はブラウン管TV末期のハイビジョンテレビなので、現行の液晶ワイドの中級機よりは高画質なんじゃないかな、と。
(動画解像度においては上位機種より優れているはずだ)

改めて『サンダ対ガイラ』を見ると特撮名場面集みたいな映画だなー。
それから自分があんまり惹かれない(あくまでも本多・円谷コンビ作の中で、ということ)のは、サンダやガイラが人間的すぎてゴジラやラドンに感じる野性の奔放さがないからだなぁと思った次第・・。

さて3月発売の『地球防衛軍』『海底軍艦』『モスラ対ゴジラ』『三大怪獣地球最大の決戦』が待ち遠しいのであった!

付記
今回HDオーディオ対応アンプを導入してプレイヤーとの接続あれこれをやってみて気が付いたのは、
HDMI接続しただけでは安心できないということ。
それぞれの機材を適切な設定にしないと、場合によってはHD音声を従来のフォーマットに変換した音を出力されてしまうこともあるようなので、
みなさま、お手持ちの機材は取説を熟読してセッティングしてね。

2314 Reply 「大阪城物語」サントラとでーぶいでー「マグマ大使」 ルー等級つつ大臣 2010/02/14 22:26

さてさてやっと「大阪城物語」完全収録版サントラを入手したざます!
(それまで入手を躊躇していたのが今となっては少し後悔・・・というのは既にユーメックスでのCD「完全収録版 東宝、大映編」でのステレオ版「キンゴジ」のボーナストラックにて数曲収録されててそれに満足していたのと
ネット上での意見に少なからず疑問を持ったためでした・・・。
(モノラル音源だし従来商品と同じだろ・・・と)

ところが聞き比べてみてその差に唖然・・・。
まず冒頭のM1からして格段の鮮明な音質には流石に驚きを隠せない感じです・・・。
(ユーメックス版では結構ノイズが目立っていたので余計にそう思えた・・。)
まさに以前ゾンデさんの仰った通り「録音風景が目に浮かぶ」状態です。
しかもいうまでもなくそれまでのセレクトではなく「完全収録版」ですので
それだけでも購入の甲斐ありました。
とてもモノラル音声とは思えないほどです。
ただユーメックス版でのレコーディング風景の演奏開始の音声クレジットが収録されていないのはちと惜しい・・・かなと思いました。

で、「マグマ」DVDですがレンタルでやっと見れましたがこちらもそれまでの映像ソフトが霞んで見えるほどの異様なまでの高画質!
リマスター具合がまるで新作同然のような画質に驚嘆・・・。
今地上波で放映しても新番組と思えるくらいの鮮明さです。
(ミーの掲示板で伊藤さんとやり取りしていたのが懐かしいざます・・・マスターの関係ってより本放送クレジット映像などの映像特典素材探しに遅れをとってましたがその甲斐あった・・・というほど画質がいいです)
入江氏のミニチュアセットの精巧さがよく判るほどだし何より「マグマ大使」と出るメインタイトルの色が鮮やかなスカイブルーだったんですね・・・。
(それまでのソフトでは紫っぽい色でしたが・・・。それにビデオではシャボン玉みたいな感じで出るタイトルがこちらでは煙が消えてタイトルが出る本来のタイトルになってる・・・。)

ただ惜しいことにテロップ入りオープニング及び予告編連動のエンディングは本放送プリントでの収録でしたから退色が著しいですね・・・。
(「ウルトラQ」同様字ネガが別個になってるらしくリマスター版ではクレジットが無い・・・)
とはいえテロップ入りのオープニングは再放送以来でしたから目頭が熱くなりました・・・。
(レス違いですが「サンダ対ガイラ」ブルーレイってそこまで画質が向上してたざますか・・・うーん・・・)

2315 Reply Re:「大阪城物語」サントラとでーぶいでー「マグマ大使」 殿様ギドラ Mail 2010/02/16 18:26


ああっ、「マグマ大使」のDVDはそんなに気合いが入っているのですか。
CS録画ででーぶいでーに焼いちゃったのになぁ。
うむーー。
褪色していても構わないから本放送時のオープニング・エンディングは見たいとも思ふ。
(やっぱ涙が出ちゃうんだろうな・・)

> (レス違いですが「サンダ対ガイラ」ブルーレイってそこまで画質が向上してたざますか・・・うーん・・・)
すごいです。
びっくりです。
デジタルの魔術はさらに進化してます。
ただ、それを享受するためにはいろいろ機材に投資しないといけないのが辛いのよね。

2316 Reply Re:「大阪城物語」サントラとでーぶいでー「マグマ大使」 ルー等級つつ大臣 2010/02/16 21:31

>
> ああっ、「マグマ大使」のDVDはそんなに気合いが入っているのですか。
> CS録画ででーぶいでーに焼いちゃったのになぁ。
> うむーー。
気合いはかなり入ってるざますよ。
CS放映されていたのは恐らくは以前LDで発売されてたバージョンかと思いますが今回のは丁寧なリマスター処理でここまでの画質の鮮明さはサンダーバード以来だと思う位に見る価値のあるソフト化ざます!
本放送オープニングと予告編連動エンディングは褪色していてもやはりこのソフトの目玉というべきでこれだけでも価値ありざます!
レンタルもあるのでお薦めざます!
サンダ対ガイラブルーレイそこまで凄いざますか!? 
だけれどブルーレイ再生機器が無いのだった・・・。

2317 Reply Re:「大阪城物語」サントラとでーぶいでー「マグマ大使」 殿様ギドラ Mail 2010/02/20 17:25

> だけれどブルーレイ再生機器が無いのだった・・・。

そこですよね。
DVDが出てきてから10年ちょっとだもんなぁ。
そうそうおいそれと新体制に移れるもんでもなかったりしますから・・。

でもまだまだ薄型ハイビジョンテレビの画質も発展途上ですから、貯金して満を持してから一挙にブルーレイ・ハイビジョン・HDオーディオ体制に移行するのもよろしいかと思います。

それに、待っていればBDもボックス化なんかして特典ディスクをオマケにつけます、なんて阿漕な商売しそうだし。

(おいらみたいに最初に手を出した人間をバカにすんなよーー。特典ディスクをボックスのオマケにしても良いけれど、単品売りもしてくれ)

2318 Reply 愛されて(?)10周年 殿様ギドラ Mail 2010/02/20 17:31

どーもー。
ギドラの巣は本日10周年を迎えることが出来ました。

これも、お読み下さるみなさま、ご投稿してくださるみなさまのお陰。

みなさまへの感謝とギドラの巣の初心を忘れないために特別コンテンツをアップロードいたしました。
トップページにリンクを作ってありますので、back to Home Pageをクリック! (トップから入場した方はもうご覧になってるかな)

巻頭言も書き換えました。

2319 Reply へーせーモスラ、あるいは眠らない子供たち 殿様ギドラ Mail 2010/02/25 17:42

手に入っちゃった物はしょうがないと平成モスラ3部作HD版を一気見しました。

「1」「3」は劇場で、「2」はBSで放送した時に一回ずつ見たっきりで今回がそれぞれ二回目です。

いやー、つまらない。

大づかみにつまらなさを分析すれば、バトル・アクションシーンが長すぎてドラマが薄いからで、
もうちょっと細かく分析すれば、怪獣というでかいものが出てくるのに、家族とか友人、兄弟という人間関係に終始しているためにリアリティを感じない。ここでいうリアリティとは現実に起こりうる事件かどうかという意味じゃないですよ。架空の話を支える劇中のリアリティってことです。

劇映画のテーマとして怪獣がおもしろいのは、怪獣出現によって国家レベルの騒動が起こるからでしょうに。
それをわざわざ狭い人間関係に押し込めてしまっては怪獣登場の意味がない。

どうなんでしょう、「2」「3」の怪獣が町に暴れ込むシーンだけでテンションが上がった人って怪獣ファンだけじゃないと思うんですが・・。

「3」はまだましなほうなんだけれど、怪獣対策を講じているのが子供と妖精さんたちだけなのは1,2とおんなじ。

これ、いっそ不思議の国のファンタジーにすべきだったのでは?
モスラだって光線発射に変形にタイムトラベルまでしちゃって何でもありになってるんだから、もう魔法の国の怪物でしょう。
「3」のギドラがやってることなんて、なんかこう、悪の魔道士じゃん。

てなことを考えると、やってることは異世界ファンタジーなのに無理矢理怪獣映画の枠にはめようとして大失敗してますわな。

シナリオや演出面では「1」「3」での生活感の描写は悪くはなかったです。
けれども、「2」でダガーラを止めるためには人間の協力が必要といいつつ、結局なんで子供が協力する必要があったのかわからないってのはシナリオの欠陥として問題が大きいんじゃないすか。
(「3」の時間旅行も問題が大きいと思うけれど、どういうわけか映画界ではタイムパラドクスには目をつむるのが通例みたい)

特撮面には気合いが入っていたのはわかりました。
細かい合成をやっていたり、ミニチュアも「1」のブルドーザーなんて相当良い仕上がりでありました。
とはいえ、ドラマとの絡みもあってか、怪獣フィギュアで遊んでいるようであり、やっぱりリアリティは薄かったんだなぁ。


そして、シリーズ全作通して、夜から朝まで活躍しっぱなしの子供たちがぜんぜん眠くならないっつーのはいかなる演出プランによるものなんざましょ。(あれ?「3」は夜を挟まなかったっけ?)
あたしゃ、ずーっと眠かったですよ。

2320 Reply 円盤が来た! 海軍大臣 2010/03/01 12:50

先月初め、大阪の古物商から何とあの関沢新一さんが監督された幻の新東宝映画【空飛ぶ円盤 恐怖の襲撃】の16mmフィルムがオークションに出品されたそうです。
現在、貴重な作品を個人が死蔵してしまうことがないように、T社および関西のフィギアメーカーC社が動いているようです。
 

2321 Reply Re:円盤が来た! 殿様ギドラ Mail 2010/03/01 17:50


おおっ、ビッグニュース!!

幻の映画もどこかに眠っているものですね。
16ミリということはレンタル用のプリントか。

貴重な文化財だと思うんですが、フィルムセンターは動かず?
いずれにせよ個人蔵にはならないで、TV放送やセルソフト化して欲しいものです。

関沢新一さんは稀少なSF脚本家ですからこの初期作品はぜひ見たい!

2322 Reply 舞台劇「ガス人間第1号」こうして名作は汚される 殿様ギドラ Mail 2010/03/01 17:58

昨年の上演時にチェックは入っていたものの、ハズレの匂いがプンプンするし観覧料が高いしで見送った
舞台版「ガス人間第1号」がテレビ放送(先週金曜NHK教育)されたので一応見ました。

予想を遙かに上回るダメっぷりに気が遠くなりました。

あれほど優れた原作を元にしているのに、改変部が全て裏目に出ているという無能さには驚き桃の木20世紀です。

映画では日舞の名門であった藤千代はミュージシャンとされ、インディーズからメジャーデビューを果たしたものの、
さほど売れることはなくバンドは解散。
それというのも、藤千代以外のメンバーがコカインをやっており、藤千代が警察にタレこんだために空中分解したとのこと。
しかし、レコード会社のプロデューサーだかバンドのマネージャーだかなんだかが金を使って全員不起訴に持ち込んだとか。
まあ、ここで「?」ですわな。
そんなことで麻薬取締法違反から逃れられるの? たかが芸能人が。

その後藤千代は隠遁生活に入り爺やと二人暮らししつつ再起を狙っている、と。
そんな様子を見ていたのが、バンドボーイだった若い兄ちゃん。
こいつがガス人間に改造されたことをきっかけに藤千代のために働き始めるのだぁがぁ。

復帰コンサートをあれこれと邪魔するのがかつてのバンド仲間だそうで、何をどう邪魔したのかは、会場を藤千代に貸さないようにと裏工作したらしいという話しか出てきません。
説得力なし。
どっかの市民会館も公会堂もなにもかも借りられなくすることが出来る奴って何者?

で、ガス人間は金稼ぎのためではなく、藤千代をいじめる奴らを殺して回るわけです。
復帰コンサートをやらせてあげるのが目的なら、殺人をする必要は全然ないんじゃないでしょうか?
しかも、殺す相手はコカインやってた連中なんでしょ。
かつて藤千代がタレこんだぐらいなんだからもう一度過去を暴くことで邪魔な連中を失脚させることも出来そうなもんだ。

このあたり、作った方は本筋じゃないから突っこむのは無粋だとか思うんでしょうか。
ガス人間が犯罪に手を染める過程に説得力がなくていいとでもいうんでしょうか。

物語をなめるなよ。

さらに舞台版のガス人間は映画とは違って、全身をガス化するのではありません。
もともと肥満児であった彼は、痩身法の実験で体内の脂肪を体外で燃焼、ガス化させる能力を身につけたということなのです。
まあ、放出したガスを意のままに操るというあたりは「不思議な現象」ということでいいでしょう。
原作でもガス化した水野が意志のままに移動できるのは謎ですし。

しかしだ。
この舞台劇でのガス人間はちゃんと普通の肉体を持った人間ではありませんか。
映画で水野が持った疎外感まで到達するとも思えない。
そして、映画でガス人間を焼き殺そうとするのは、拘束しようにもガス化して逃げられるし銃弾を撃ち込んでもガス化されれば無効だからでしょう。
舞台のガス人間をホールごと爆死させようとする警察の計画はマヌケにもほどがある。

原作ストーリーの意味を何にも考えずにただ真似しているだけだ。

舞台版ではガス人間に刑事が発砲してもガス人間が発生させたガス(二酸化炭素)のせいで火薬が爆発しないというシーンがあります。
薬莢周囲の酸素がなくなって火薬が燃焼しないからだと!
火薬は空気中の酸素の有無とは関係なく爆発します。

少しは調べればいいのに。
調べなくても、密閉された薬莢が撃鉄で叩かれるだけで爆発するのだから何らかのガスで取り巻かれたって関係なさそうだと気づきませんかね?
それと固形燃料ロケットって宇宙まで飛びますぜ。

かような塩梅ですからガス人間と藤千代との関係性にもなんら深みはなく、男女の「縁」と「断絶」(水野の思いと藤千代の思いは完全に一致する物ではない)という原作が持っていたテーマは何も描かれておりません。

原作が90分そこそこなのに舞台劇は2時間10分。
だらだらとした喜劇的やりとりで尺を伸ばして肝心な部分の描写は極少。
それどころか設定を変えたために肝心な部分がなくなっているわけです。

おまけに原作にはない素っ頓狂なエピローグを付け加えたためにガス人間と藤千代の物語は全部すっとんでしまって安っぽいホラー劇になってしまいました。

作演出の後藤ひろひとなる人物は特撮ファンなのでしょうね。
開幕時になぜか『ゴジラ対ヘドラ』の主題歌を流すし、劇中の事物の名称を特撮映画に出てきた物から引用したりとファン意識炸裂。

結局『ガス人間第一号』という原作を咀嚼出来ずに、「自分はガス人間第一号という映画が好きです」と表明しただけに終わっている。
ついでに東宝特撮が好きです、と。

舞台演劇のファンって特撮ものには興味のない人が多そうですから、誤解されちゃヤですね。

本多猪四郎・円谷英二・木村武の『ガス人間第一号』はこんな薄っぺらな物語ではありません。

2323 Reply Re:舞台劇「ガス人間第1号」こうして名作は汚される 殿様ギドラ Mail 2010/03/02 18:58

先の投稿で文章のわかりにくいところを訂正します。

> 舞台のガス人間をホールごと爆死させようとする警察の計画はマヌケにもほどがある。

これを、
「舞台版のガス人間はホールごと爆死させる必要はないのに、映画と同じ作戦をとるのは不自然である。」と直します。


その後、ネットでこの舞台版の感想をいくつか読んでみましたが、
なんか、みなさん、感動してますね。
感動できた人はそれはそれで幸せだけど、あれでもいいのか・・・。

2324 Reply あいあんしゃーぷ(つーか千葉ちゃん大暴れ) ルー等級つつ大臣 2010/03/02 20:42

ギドラ掲示板に書いた通り遂に今年に入って初めて「宇宙快速船」を観ました。
よく特撮関係の書籍で後半の海王星人による都市破壊シーンは驚異的だと言われておりますが確かにその通りざます!
(デザイナーの成田亨氏がかなりの貢献をしていると思いますが)
矢島特撮監督作品・・・いや東映特撮作品で未だこの作品を超える特撮シーンはねーんじゃないの?と思えるほど破壊シーンは恐ろしいまでにリアルな破壊シーンざます!(現在に至るハリウッドVFXムービーでもあそこまで真に迫った都市破壊シーンは皆無・・・。何せ爆破された破片や瓦礫の山が逃げる群衆に襲いかかるんですから)
作品自体もヒーロー物でありながら敵の襲撃に見回れる世界の危機といった風に登場人物以外の各国のリアクションまで丁寧に言及し今の戦隊ものやライダーが子供騙しに思えるほどざます・・・。(戦隊なんてあれだけ凶悪な敵が登場する割に世界の危機といった演出が皆無ですから)
まあヒーローであるあいあんしゃーぷのアクションが大袈裟って気もしないではないというのや襲いかかる海王星人の宇宙船に自衛隊が出撃しないのか?という疑問符はありますが・・・。
それを差し引いても特撮ヒーロー物として秀作だと思います。
(ウルトラシリーズは別格として考えばですが。)

2325 Reply Re:あいあんしゃーぷ(つーか千葉ちゃん大暴れ) 殿様ギドラ Mail 2010/03/05 17:41


この映画、昔から気になりっぱなしなのにまだ見ていない一本なのです。
噂の都市破壊シーン、噂に違わぬ見事さなのですね。

くー、見てぇ。
こりゃDMMのお試しキャンペーンを使うのがいいのか?
でもずぼらだからうっかりして自動継続されちゃったらヤダナ。

この映画はDVD化されているのでいいほうだけど、
『第三次世界大戦四十一時間の恐怖』はソフト化されてないし、
どうも東映さんは手持ちの財産を活用するのが下手みたい。
(「わんぱく王子~」や「赤影」のDVDを見ても、デジタルレストアしていないみたいだし・・)

東映にも特撮映画の伝統はあるのですから、なんか出来そうなものなのに。


2326 Reply Re:あいあんしゃーぷ(つーか千葉ちゃん大暴れ) ルー等級つつ大臣 2010/03/05 20:46

最初は我田引水の批評かと思ったざますけれどお世辞抜きの壮絶さだったざます。
(特にコンビナート破壊シーンはかなり爆発描写が細かく更に都市破壊シーンでもそうでしたが廃墟となった市街地は圧巻だったざます!)
このシーンだけでもオンラインでーぶいでレンタルの価値有りざます!
確かに東映はこの作品のような特撮映画史上に残る作品もあるというのにレストアもせずにソフトにするのは勿体ないざますね・・・。
これなんて片面一層方式DVDなんですから特典の類なんて予告編のみですしもう少し何とかならんのかと思ったざます・・・。
(以前のLDでは主題歌カラオケまで入ってたそうです)
とはいえ画質はまずまずだったのでその点は救いだったざます・・・。

2327 Reply Re:あいあんしゃーぷ(つーか千葉ちゃん大暴れ) ルー等級つつ大臣 2010/03/05 20:47

最初は我田引水の批評かと思ったざますけれどお世辞抜きの壮絶さだったざます。
(特にコンビナート破壊シーンはかなり爆発描写が細かく更に都市破壊シーンでもそうでしたが廃墟となった市街地は圧巻だったざます!)
このシーンだけでもオンラインでーぶいでレンタルの価値有りざます!
確かに東映はこの作品のような特撮映画史上に残る作品もあるというのにレストアもせずにソフトにするのは勿体ないざますね・・・。
これなんて片面一層方式DVDなんですから特典の類なんて予告編のみですしもう少し何とかならんのかと思ったざます・・・。
(以前のLDでは主題歌カラオケまで入ってたそうです)
とはいえ画質はまずまずだったのでその点は救いだったざます・・・。

2328 Reply Re:あいあんしゃーぷ(つーか千葉ちゃん大暴れ) ルー等級つつ大臣 2010/03/05 20:51

うわっ!送信ボタンを二度押してしまったざます・・・。

2329 Reply Re:あいあんしゃーぷ(つーか千葉ちゃん大暴れ) 殿様ギドラ Mail 2010/03/09 18:20


どっかにないかと探したら、ゆーちゅーぶになにかのTV特番から抜き出したと思われる『宇宙快速船』の映像が・・。

ガスタンク破壊とアイアンシャープ号対怪円盤、国会議事堂爆破を見ました。

丁寧な仕事ですなー。
これは全編みたいぞ。

しかし、あの国会議事堂はひょっとすると『第三次世界大戦四十一時間の恐怖』から流用した?
成田亨さんの「特撮美術」に「第三次~」で使った議事堂ミニチュア写真が出ておりまして、どうもそんな感じ・・。

2330 Reply 坊ちゃん育ちなのか? 殿様ギドラ Mail 2010/03/09 18:42

以前『サンシャイン2057』を見て、SF映画に泥を塗りやがって、とかなんとか吠えましたが、
監督のダニー・ボイルくんはなんだかそれなりに評価されている監督らしいので、別作品を見ておくかと思っておりました。

そこでアカデミー賞受賞作『スラムドッグ$ミリオネア』を見ました。

インドの話で、スラム育ちの若者がクイズ・ミリオネアでどんどん正解していくのだが、インチキじゃないかと疑われて警察にとっつかまり拷問されて・・、という映画。

アイディアはわかる。
たまたま人生のときどきに遭遇したエピソードに関わる問題が出題されて、
無教養なのにクイズに正解していく、というのは。
そして、なぜ正解できたかを追っていくうちに主人公の過酷な少年時代が露わになっていく、というのは。

だがしかし、シナリオの煮詰め、描写のリアリティがなんとも浅い。

肉体感覚に乏しく、見ていてぜんぜん心が痛まないし、脇役含め登場人物の行動にリアリティがない。

なんだか学生映画を見ているみたい。
アイディアに迫真性を持たせるほどの人生経験も人間洞察も持っていないんじゃなかろうか。

たとえば、燃えるような思いで何かを好きになったり誰かを憎んだり、
飛び上がるほど喜んだり涙も出ないほど悲しんだり、裏切ったり裏切られたり、報われない思いに苦悶したり・・・・。
そんな経験に乏しいお坊ちゃんが作った映画に見えましたなぁ。

で、こんな映画がたくさんの映画賞受賞って、どうかしてるぜ!!

2331 Reply そのまあ・・・色々と ルー等級つつ大臣 2010/03/19 21:15

ミーのしーじー劇場更新の最中に最近になって様々と観たざますのでその感想をと。

1、「宇宙大戦争」海外版
これに関してはミーのサイトにて大まかに書いてますが殆ど改悪はされてなく冒頭の東宝スコープマークが海外版配給したコロンビアのマークが挿入されてるのと宇宙ステーションの名称が変わった程度ざますので海外版としての意外性は有りませんざますけれどもただ後半の伊福部マーチが流れないので音楽のカタルシスは残念ながら間の抜けたものになってしまったざます・・・。
(エンディングも同様で「戦い終わって漸く平和になった・・・」という感動が海外版には無かったので音楽部分に関しては何で!?と思ってしまったざます・・・。)

2「ダイゴロウ対ゴリアス」DVD
これは以前に感想を書きました(と思う)ので今回DMMでレンタルし漸く本作品のDVDを観た感想を。
格段に画質が向上して前に書いた「マグマ大使」の時もそうでしたが新作同様になってますねえ。
しかもそのお陰か中野稔氏による合成シーンの見事さも際立っているし怪獣ダイゴロウが恐ろしいまでにリアルに見えました。
(余りのリアルさに実際に居るんじゃないか!?とすら思えたざます!)
勿論これは飯島監督の丁寧な演出にもよりますがただただ可愛い怪獣が出てきたというだけでなく周囲の人間たちもきちんと描かれておりそれもダイゴロウというキャラクターを引き立てているという演出も改めて見て圧巻ざました。
(ダイゴロウの母の虐殺まがいのシーンがあってこそ「怪獣を保護する」というテーマが活きるのでは?とも思ってしまうざます。)

3、東映版「海底大戦争」
これもDMMでDVDレンタルがあったので借りて見たざますけれどどこか唐突な感じは否めなかったざますし千葉ちゃんの台詞回しが「七色仮面」にどことなく見えてしまいました。
(だって台詞回しが大仰なんざますもの・・・。それにヒロインのペギー・二ール女史も同様でリアクションが大袈裟過ぎ・・・AV出てたらさぞ凄かろう・・・と不謹慎ながら思ってしまった・・・)
アメリカ俳優たちのリアクションもやたらと感情剥き出しに演出されていて
緊迫感に欠けてます。
(特に艦長が・・・。演出のせいざますけれど冷静沈着さがあまり無く艦長らしくないのが痛い・・・。)

ただそうは言っても成田メカニックによる「プロトタイプMJ号」潜水艦のデザインは魅力的で矢島特撮も「宇宙快速船」に比べると若干完成度は落ちますが結構良く出来てると思いました。

とまあこんな感じでせうか・・・・。

2332 Reply Re:そのまあ・・・色々と 殿様ギドラ Mail 2010/03/24 17:52


おお、いろいろ見てますね。

『海底大戦争』、ずいぶん昔に一回見てます。
全体に軽い印象だったなぁ。
見直してみれば新しい発見もありそう・・。

2334 Reply Re:そのまあ・・・色々と ルー等級つつ大臣 2010/03/24 21:53

でありますがここでとんでもない問題が観ていて浮上したざます・・・。というのもこの作品所々で音声のみとなってしまうシーンが多いざます・・・。
(海外合作作品だから国内版ではカットされたかと思っていたけれど音声は日本語・・・。)
しかも画質はそれなりにって感じざますけれどもレストアしてないので昔出ていたビデオ版と余り違いはなかったざます・・・。
(改めて東宝のでーぶいでがいい仕事をしていると再確認した)


2336 Reply Re:そのまあ・・・色々と 殿様ギドラ Mail 2010/03/31 16:44

> 作品所々で音声のみとなってしまうシーンが多いざます・・・。

えっ?
一体どうしてなんでしょう。
私が昔観たバージョンにはそんなことはなかったと思ったけれど・・。
原版管理がいい加減で、シネテープは完全だったのに映像が欠落していたとか??


2333 Reply ブルーレイ『地球防衛軍』『海底軍艦』 殿様ギドラ Mail 2010/03/24 18:40

今月発売の本多・円谷コンビブルーレイ、めでたく購入いたしました。

製作年順で『地球防衛軍』と『海底軍艦』を見ました。

HD化による高画質はいままでもさんざん書きましたので、まあ、それは今回も同じく、ということです。
(ブルーレイ再生機を持っている方は、出来るだけ大画面・高画質モニターを使って欲しいし、その音もきちんと再生できる態勢で臨んで欲しい。
我が家の場合はモニターに不満あり。サイズ・画質ともに。でもいい加減な薄型テレビよりは高画質だぞ)

『地球防衛軍』、ミステリアンのずるさは現代社会にもある軍事大国のずるさと同じだな、と感じ直しました。
圧倒的な武力を誇示しておいて、戦いは望まないだの攻撃されない限り戦わないだのとさも平和思想を持っているように喧伝しやがって。
それと「野心はない」と言いながら、徐々に勢力圏を広げていくやり方は、かつてどこかの国が同じ事をやっていたようでもあるし・・。

高画質高音質になったお陰でより深くドラマに没入できたのか、
安達博士以下地球人がミステリアンドームで統領と会談するシーンは非常に怖かったです。
リミックス5.1chでは、日本語に翻訳されたミステリアン統領の声はセンターから聞こえ、モゴモゴと響くミステリアン語はふわっと背後から聞こえてきます。
それが、なにか腹に一物ある感を演出していて不気味さ倍増。
オリジナルの立体音響版でも同じ音像定位だったのでしょうか?

まあしかし、DVDに比べると圧倒的な画質の良さで、物体の質感がよく伝わってきます。

それから、ルー等級つつ大臣さんがご自身のサイトで指摘なさっている予告篇のバージョン問題。
ブルーレイではDVDとは違って登場メカなどの名前が字幕スーパーで入るほうでした。
どうせならノンスーパーバージョンも入れちゃえば良かったのに。

『海底軍艦』。
ああ、興奮した。
東宝マークに「TOHO SCOPE」の文字はなかったけれど、開巻からいきなり昔映画館で見た時と同じような高揚感。
タイトルバックの水面がディティール豊かに表現されていて、DVDとはまるで印象が違います。
関沢脚本の得意技、主役をなかなか出さずにしかし緊張感を持続させる構成の妙も一層美しく感じられましたね。

この作品になると本多演出も円熟してきて、初期作品のような固さが取れ、カメラワークも流麗になってきてます。
(『地球防衛軍』の直後に見たのでその違いが如実でした)
神宮寺が真琴と再会するシーンでの二人の表情の交差は名場面!

「お父様の考えはムー人と同じです」というセリフに集約されたテーマはいまこそもう一度日本人が噛みしめるべきものです。
民族の誇りというのは、他民族を平伏させることで得られる物ではないし、
侵略を正当化してはならないのだ。

『地球防衛軍』も『海底軍艦』もストーリー上武力で問題解決しているところは特撮スペクタクル映画の限界ではあるのだけれど、
どちらの作品でも敵に対して和平の話し合いを申し込んでいる点は意識すべきです。

ああ、都心陥没、一瞬の大迫力。
ディティールが見えるようになったお陰でまるでテレビ画面が大きくなったかのような効果を生み、映画館で見た時の興奮がいま甦る!!

次はゴジラ映画の黄金期『モスラ対ゴジラ』と『三大怪獣地球最大の決戦』だ。
(『キングコング対ゴジラ』が発売されていないのは、やっぱり、あの問題なのか)

2335 Reply 20世紀少年ぼくらの旗とガンマー第3号 ルー等級つつ大臣 2010/03/28 13:29

2作品のDVDざますが今頃になってようやく観ました。
(「ガンマー」に関しては以前ビデオで観たけれども)
さて「20世紀少年、ぼくらの旗」ですが以前ギドラ氏が書かれた通りで何でこうなってしまったのか・・・?と思ってしまったざます。
第1(事件勃発)、第2(「ともだち」の暗殺と復活)で盛り上がっていただけにかなり拍子抜けしてしまったざます・・・。
これはやはり「ともだちは誰だ!?」というテーマに成り下がってしまったことに起因すると思ってしまいました。
あれだけ大規模な事件となってしまって最早ともだちの暴走を阻止しなければならないってのに・・・。
(とはいえ円盤やら巨大ロボット出現に伴うケンヂ達の行動はあったわけですがストーリー自体がそのようなスペクタクルのテーマに向かわず一向に「ともだち」は誰か?の方向にしか進んでいない・・・。)
更に不自然なのは唐突に地球防衛軍(これは原作にも登場していた)が登場してともだちを防衛していたけれども「ともだち」の本性が判明し戸惑いながらも「ともだち」を擁護していたにも関わらず乗り込んだユキジ(とゲンジー一派)によって説得された瞬間、ただ「泣き」で終わってしまったというのはちと疑問に思ってしまった。
(あの展開だと造反を起こして「ともだち」に立ち向かうと思ってしまっただけに尚そう思った・・・。)
で、しかもこれも唐突に退場だし・・・。
肝心の「ともだち」も呆気なくその腹心である万条目に撃たれてしまうし・・・。
(ネタばれになってしまうけれども「ともだち」の正体は理科の実験が好きだったという勝俣くんであったとケンヂは撃たれた瞬間、気付いたのにオッチョ達には「判らない」の一点張り・・・多分その時点で「ともだち」を作ってあの行動に走らせたのが他でもないケンヂ自身と思ったからこそ黙っていたとは思うが・・・)
かなり盛り上がりに欠けた最終章で「・・・」でしたね。
とはいえ巨大ロボットのCGは結構良く出来ていたし出現後の暴走も気合入っていただけに円盤をオッチョがミサイルランチャーで打ち落とすシーンも
どこか「UFO」24話を彷彿させるマニアックなシーンだったし・・・。
群集が「ともだち」に不信感を抱かせるところも良かっただけになおさら・・・。
(最後のオチがケンヂがともだちランドのバーチャルマシーンで過去の自分を清算するのは第1部のイントロに繋がるシーンですがその時点で「ともだち」が射殺されてしまっただけに手遅れ・・・って気もするのですが・・というかあれで「個人の話」になってしまったと個人的には思ってしまったのですが・・・。ギドラ氏が危惧していた閉塞感があそこで・・・)


もう一つの「ガンマー第3号」ですがこちらのほうが面白かったという感じざますね・・・。
冒頭に惑星フローラが地球に接近しそれを爆破させる使命で宇宙ステーションガンマー3にランキン大佐が赴きそこから小型宇宙船でフローラに向かい
爆破させる。
ところが惑星にはところどころに緑色の不気味な液体が存在していて爆破後にもその液体が隊員の宇宙服に付着しステーション内部でそれが一気に覚醒し恐怖に陥れる・・・という内容ですが余計な台詞が無いだけにあっさりしているという気もするのですがストレートに話が進みしかも個人の話でなく
ステーション内部の職員全員にきちんと機能している構成は文句なしと思いました。
以前、「宇宙からのメッセージ」レスにて深作監督にSFはダメだと本作品がアクションばっかり・・・と書いたと思いますが今回見直してそんなことは無いと認識を新たにしたざます・・・。
本作品に関しては人物配置なども巧みで「エイリアン」の原点とでもいうべき密閉された空間に怪物が迫るというシチュエーションも悪くなかったです。


2337 Reply Re:20世紀少年ぼくらの旗とガンマー第3号 殿様ギドラ Mail 2010/03/31 17:04


いやー、ご覧になりましたか、最終章。

良い材料は揃っているのに、なんであんな料理になっちまったのか、という作品でした。
原作は読んでいないのですが、噂によると原作では「ともだち」の正体はぼかされたままだとか。
とすると、原作とはストーリーを変えたことによってひずみが生じた面もありそうです。
だって、フクベエが○○○いたことをみんなが忘れていたなんて、いくらなんでも変でしょ。
なんだか無理矢理小さなところにまとめ上げちゃった感が強いんだなぁ。

それと、以前は書かなかったことですが、
ケンジくんはロック好きで、ロックもひとつの縦糸になっていたんじゃないかと思っていたのに、なんすか、あの歌。
あれはフォークだ。
ロックの持つ激しさや野性味なんかありゃしない。
激しいばかりがロックじゃないのは百も承知。
しかし、叙情派ロックなんていわれるキャメルだって、もっと内圧は高いぞ。
そこもがっかり。

つつさんのご指摘の通りで、最後の最後にあのいわばケンジの贖罪のシーンを付け加えたことによって、三部作全体がケンジ一人の内省になってしまいました。
(放浪する間に一回り大きくなったケンジ、という見せ方は大変結構なんだけど)

「ガンマー3号」も観たんですね。
すごいっすね。
東映特撮大作戦という趣。

これも大昔に一回観たっきりなんです。
フローラくんが腕(?)をひらひらさせて迫ってくるのが印象的。
宇宙ステーションのイメージは「キャプテン・ウルトラ」のシルバースターを思い出させたような・・。

2338 Reply Re:20世紀少年ぼくらの旗とガンマー第3号 ルー等級つつ大臣 2010/03/31 20:52


> 良い材料は揃っているのに、なんであんな料理になっちまったのか、という作品でした。

確かにそれはありましたね。
実に食材を無駄に使ってしまったというのか何というか・・・。
あれだけ世界観を第1章第2章と拡大させて久々にスケールの大きな作品になると思ってただけにほとんど主人公周辺の人物像しか描かれていないんですから見ていて残念という他なかったざます・・・。
(特に最後が)




> 原作は読んでいないのですが、噂によると原作では「ともだち」の正体はぼかされたままだとか。
> とすると、原作とはストーリーを変えたことによってひずみが生じた面もありそうです。

私は原作は一部しか見ていないのですがもっと細かいところまで丹念でしたよ。
尤もあの原作だと3部作に纏めるのは無理があるとは思ってましたが。
(続編が「21世紀少年」という作品ですから)
ここはやはり原作通り「ともだち」の正体を曖昧にしてスケールの大きい世界観を持続させるべきだったと思ってしまうざます・・。
ただ、この脚本に原作者も関わってますから微妙なところではあるんですが・・・。
> それと、以前は書かなかったことですが、
> ケンジくんはロック好きで、ロックもひとつの縦糸になっていたんじゃないかと思っていたのに、なんすか、あの歌。
> あれはフォークだ。

ごもっとも。
最近の癒し系に便乗したと思われるくらいあの曲には「外」に向かっていくパワーが
無いざますねえ・・・。
悪い意味で「呑まれそう」とは聞いてて思ったのですがあれじゃ確かにフォークです。
(南こうせつの「神田川」か!?)

> ロックの持つ激しさや野性味なんかありゃしない。
> 激しいばかりがロックじゃないのは百も承知。

全くざます!
パワーが感じられないってのはロックとして確かに痛い!
激しいばかりの曲でなくてもパワーは感じられたざます!!
(私の場合だとピンク・フロイドなんざますけれども。
あとワム!もか)


>
> 「ガンマー3号」も観たんですね。
> すごいっすね。
> 東映特撮大作戦という趣。
東映特撮も昭和40年代前半は結構秀作も多かったんですけれどねえ・・・。
「悪魔くん」もそうだったし「河童の三平」も恐怖描写は優れているし。
もっともDVDで未見だったというのが大きいんですけれども。



>
> これも大昔に一回観たっきりなんです。
> フローラくんが腕(?)をひらひらさせて迫ってくるのが印象的。
> 宇宙ステーションのイメージは「キャプテン・ウルトラ」のシルバースターを思い出させたような・・。

そういえば確かにあのステーションは・・・。
作品全体の雰囲気も「キャプテンウルトラ」っぽいし
怪獣フローラの設定もよくある「人を襲って捕食」という
パターンを払拭してエネルギー源を狙うってのも
結構こういうエイリアンものでは斬新でもあるし
(ハリウッドよ見習え!)
しかもその為に巻き添えを食って殺されるというツボは押さえられているし。


意欲的だったんですよねこの時期の東映特撮は。
それが今は・・・・。
(以下自粛・・・・。)

2339 Reply Re:20世紀少年ぼくらの旗とガンマー第3号 殿様ギドラ Mail 2010/04/02 16:07

> (私の場合だとピンク・フロイドなんざますけれども。

お、ピンク・フロイドをお聴きになりますか!
好きなバンドはいくつかあれど、ピンク・フロイドはトップランクざんす。
来日公演にも行ったざます!!
(ああっ、話が曲がりそう)

2340 Reply ゴジラゴジラ 殿様ギドラ Mail 2010/04/02 16:08

というわけで、ブルーレイにて『モスラ対ゴジラ』と『三大怪獣地球最大の決戦』を観ましてござる。

やっぱりゴジラはいい。

円谷英二作品では、ストーリーの凝り方や映像の緻密さでは非怪獣映画のほうに秀作が多いと思っておりますが、
ゴジラ映画は怪獣を見ているだけでも楽しくなってくるのだよなぁ。
それは幼少期に刷り込まれたためでもあろうけれど、別にノスタルジーをかき立てられるから心を打っているわけではなくて、
天衣無縫な振る舞いを見るのが楽しいのでありますよ。

ゴジラ、ラドン、キングギドラ、モスラのうち、モスラは小美人とセットなので幾分人間寄りの位置に置かれていますが、
モスラ・小美人・インファント島民は文明社会とは別の立場を守っていて、はしばしに文明人と対立する演出が為されているので、
モスラが怪獣であるという基本線が崩れることはありません。
(人間を救う存在ではないということ)

姿形だけでなく、その動き、性格、もろもろあっての怪獣たちの魅力。
怪獣はスターだったんだよなぁ。
ゴジラが好きだラドンが好きだモスラが好きだキングギドラが好きだ。

そんなスターたちにはもう二度と新作映画の中で会えないのか、と思うと淋しいですね。
同じ名前の怪獣はその後、何度もスクリーンに登場していますが、円谷英二時代の彼らと同じ味わいを目指したものは一つもありません。
近年の怪獣作品製作者にやってくれそうな人も見あたりません。
つまんねーな。

ここで細かいことは書かないけれど、今回の二作品はストーリー面にも巧さがあって、怪獣さえ見せておけばいいだろ的な薄っぺらなものではないことは当然。
こんなシナリオを書ける人材も現在の怪獣系ライターには見あたりませんのぉ。

てなことを考えていると飛び込んできたニュース。
以前話題になった坂野義光氏によるゴジラの3D映画が形を変えて実現に向けて動き出したらしい。
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100331-00000029-sph-ent
まああんまり期待はしないけれど、日本人スタッフもいるということでエメリッヒ版よりはゴジラらしくなってくれる、の、かな?

あ、BDの出来についても少しは書かなきゃなりません。

『モスラ対ゴジラ』はカットによってコントラストがきつすぎるように感じたところがありましたが、小美人の合成カットはDVD版より補正が自然でした。
『三大怪獣地球最大の決戦』はHDになったことでオプティカルプリンタを通したカットの粗がより一層目立つ結果に。
光線を吐くキングギドラがひどくくすんでしまいます。フィルムの状態に忠実なレストアをした結果なのでしょうが・・・。

それから、特撮作品のBDソフトは「東宝特撮Blu-rayセレクション」と銘打たれております。
セレクションて。なんで全集じゃないのさ。
売れ行きを見てこの先のラインナップを考えるつもりなんでしょうね。
まあ、BDの威力を発揮できない状態の方も多いでしょうから、そうなるとBDを発売しても売れないということになりますからねぇ。
困ったな。
もうSD画質で映画鑑賞するのは辛いのよ。
みなさん、がんばってBD体制に移行しましょう。

(今日はここまで。でも、ゴジラの件はもう少し続けてみたい。「ゴジラ 東宝特撮未発表資料アーカイヴ プロデューサー・田中友幸とその時代」も発行されたことだし)

2341 Reply がっぱあ~!がっぱ~! ルー等級つつ大臣 2010/04/06 14:18

ということで今回久々(これも15年ぶりに)DMMのレンタルDVDにて「ガッパ」を再見したざます!
で、改めて見てガッパは「東宝怪獣の末裔」という感じがしました。
(元、東宝特撮美術監督の渡辺明氏が原案、デザイン、そして特撮監督も兼任したせいもあるかとは思いますが・・・。)

ストーリーもよく言われる「ゴルゴ」のパクリと思われる箇所もあるのですが冷静に見ると「ゴルゴ」ではそれほど怪獣の親子関係ってのがやや曖昧で
強調されていないのですがこっちの場合、それが一層際立ったテーマとなっております。
(子供を連れ戻しに来たのが単独でなく夫婦でというのがそれを強調している。
「ゴルゴ」では仲間を取り戻しに来たという側面が強くそれほど親子の絆というテーマになっていなかった。

まあ、怪獣を捕獲しそれを見世物にするってのは同じだった・・・けれども
そちらは「ゴルゴ」のほうが強い・・・かなと。

ただそれでも怪獣を無視せずに「怪獣の親子の絆」を芯にして構成された演出やストーリーは見ていて心地良かったざます!
(ガッパ親子の出現によってそれまで娘を省みなかった社長が最後には
親子関係が修復されてるし)



(「ゴルゴ」はそれ前提で子供を捕獲したとはっきり演出されているが、
「ガッパ」の場合、そもそも南海のオペリスク島に主人公たちが来た目的というのはこの島をテーマパーク化にしその調査に出かけたというもので
偶然にもガッパ(の子供)は発見され気乗りしないまま捕まえた)

それにしてもと思うのですがガッパの子供は正直、はっきり言ってミニラよりも(その怪獣の)子供という説得力があると思ったざます。
ミニラも可愛いと思うんざますけれどもそれは有川監督の演出力によってだと思いますしデザイン自体でいえば未だに「・・・・。」と私は思ってしまいます。
(ラドンの赤ちゃんは素直に可愛いと思いました。)
それと今回のDVDで明らかになったのですがあのマニアには揶揄の対象となっている母親ガッパが茹蛸状態となっている大ダコを銜えているシーンは格闘してから数日、死んだ状態だったのでああしたということが判明しました。
(その前後の演出が無かったのでどこか唐突だったのですが)
また、ガッパの全身の鱗も当初は無く蝦蟇のようなイボでメンテナンスが難しいということで鱗に変更したそうです。

で、今回のDVDですがこのような資料的価値が満載になり見逃せないものとなってるざます。
(予告編も2種類、国内版と英語海外版が収録されており国内版は褪色や傷が激しかったけれど今回初めて見て感動したざます!
発色そのものだと海外版予告の方がいいのですが英語で「ガッパー!」と連呼されるのはちと不覚にも爆笑してしまいました・・・・)

で、やはりあの主題歌は久々に見てもとんでもなく「強烈」でした。
(でも今回聞いてみて「いい曲」だなとも思った。)




2342 Reply Re:がっぱあ~!がっぱ~! 殿様ギドラ Mail 2010/04/07 18:31


私も『大巨獣ガッパ』は好きな作品なんですよ。
ほんとにおっしゃるとおり、東宝怪獣に通じるものがあります。
怪獣をやられ役にしていないことだったり、動物的な反応を大事にしていることだったり・・。

しかし、いまいち世間ではしょぼい怪獣映画扱いされているのが気に入らない・・。

あの茹で大ダコだって、私は裏事情を知りませんでしたが、悪くないどころか好きなシーンのひとつ。
(昔々劇場で見た時、なんか嬉しくなってしまった、のは幼児だったからかもしれないけれど)
ガッパがエサをくわえて出てきたんでしょ、と。
茹で上がっているのは熱線で焼いたんじゃないかと思ってました。

そうそう、以前LDで見たことがあって、その特典映像の海外版予告編を見ました。
やっぱりあの「GAPPA!」の連呼は笑っちゃいますよね。

おっと、この作品の大きな見所として、山本陽子がひじょーにかわいいということも言っておかないと!

(CSから録画したものしか持ってないんだよなぁ。WOWOWさん、HD放送してよ。去年はギララをやったじゃないのさ)

2345 Reply Re:がっぱあ~!がっぱ~! ルー等級つつ大臣 2010/04/07 21:22

そうそう!
山本陽子さんが可愛いってことは思ったざます!ギドラ氏も好きな作品だったんざますね!
ガッパに感情移入出来るのもやはり怪獣を即物的にでなくきちんと動物として演出されているおかげざます。
(変に擬人化された演出でないのもナイス!)
あの茹でダコにしてもギドラ氏の解釈で間違いないようです。
(子供に食べやすくしたんだろうな・・・。)
これだけ怪獣及びその周辺の登場人物も丹念に描かれているのにしょぼい作品だと認識されているのは私も腹ただしい限りざます・・・。
(それをいうなら昨今の平成作品のほうがバリエーションと演出がワンパターンで余りにも捻りが無い・・・。)
そういえば日活のホームページのマスコットが裕ちゃんでも吉永小百合でもなくガッパというのは密かに愛されてるんですね・・・。


2343 Reply 小出しにゴジラの話 殿様ギドラ Mail 2010/04/07 18:53

「ゴジラ東宝特撮未発表資料アーカイヴ」をちょこちょこ読み進めているので、少し思ったことを。

まず、映画『ゴジラ』が東宝特撮の源流であるかのような考え方はちょっと違うんじゃないのかな、と思いますね。
東宝映画として特撮が大成功したのは『ハワイ・マレー沖海戦』が最初であり、それがきっかけとなって円谷英二の特撮が日本映画界でもてはやされるようになったのではないでしょうか?
円谷監督の作品歴を見ると『ハワイ・マレー沖海戦』以後、格段に特殊技術担当の作品が増えますし、
戦時中の大映作品『かくて神風は吹く』なんか、クライマックスは特撮のみで押しまくる大特撮映画になってますから、映画の呼び物として特撮が認知されたのは『ゴジラ』以前のことです。

では、空想科学映画としての特撮映画が『ゴジラ』なくして生まれなかったのか?
そんなことはありません。
少なくとも円谷英二監督がSF志向を持っていたのは『エノケンの爆弾児』(病院手術室の恐ろしくSF的なデザインを見よ)や『エノケンの孫悟空』(金角銀角の要塞)を見れば判ります。
もちろん、もともと怪獣映画を作りたいという欲求もあったわけですから、
たとえ企画として『ゴジラ』が成立しなかったとしても、
円谷英二のもと、怪獣映画を含む特撮映画というジャンルが形成されたことと思っております。

それから、東宝特撮の確立には森岩雄さんの存在こそが大きかったのでは?
特殊技術課の創設がなかったら、どうにもならなかったんじゃないでしょうか。
海上日出男氏によるシナリオ「ゴジラの花嫁?」が森岩雄さんに献じられているのはなぜ?

なんていろいろ考えてしまいました。

まだありますが、それはまた後日。

2346 Reply Re:小出しにゴジラの話 殿様ギドラ Mail 2010/04/13 17:24

というわけで小出しにゴジラの話。

「未発表資料アーカイヴ」に収録された84ゴジラ以前のストーリー案のうち、
眉村卓、光瀬龍、荒巻義雄のSF作家三氏による三種について。

SF作家らしいアイディアストーリーではあります。
しかしながら、ゴジラファン目線で見れば、どうにもこうにもゴジラらしくないゴジラ像に読むのが辛い出来。
東宝サイドからどのようなリクエストがあったのかはわかりませんが、
どうしたことか三種ともゴジラを何者かの使いとして登場させています。
宇宙人だったり神だったり・・・。

これではおもしろくない。
この線でゴジラ復活が為されなくて本当に良かった。

私自身も怪獣物のストーリーを書いたことがあるのでわかるのですが、
言葉を話さない動物-怪獣を主役として人間社会と関わらせようとすると、怪獣を主役に見せることが実は難しいです。
ストーリーを進ませるのはなんらかの葛藤でありますから、対立する二者が意志をぶつけ合うことでそこに事態の変節が生まれ、物語になります。
しかしセリフのない怪獣は意志や目的を表明しづらいことになり、人間との対話も通常はありえません。
そうなると怪獣対人間を対立軸にするのが難しくなり、書き手としては不安になるのです。
はたして物語たり得ているのか、と。

そこで多くの怪物映画怪獣映画では怪獣の習性を細かく設定するなどして、怪獣の行動に縛りを作っています。
そして人間たちがそれに対処していく様でドラマ性を作るというやり方が一般的な方法でした。

しかし、本多・円谷コンビが開発した新しい形式は、怪獣の行動に特別な縛りはなく、何をするかどこへ行くかわからないものとされ、
ドラマ性は主に人間同士の葛藤に作るという物でした。さらには複数の怪獣が戦うストーリーを導入。対立軸を怪獣同士に置いて、怪獣の闘争を見せ場にすることでバトルアクション映画として成立させました。
(その萌芽は『モスラ』に見いだされ、『キングコング対ゴジラ』を経て『モスラ対ゴジラ』あたりで確立したのではないか)

この形式ならば怪獣が死ななくてもストーリーに決着を付けられますし(怪獣対決においてどちらかの怪獣が死なないと納得しない死闘好きの人もいるけれど)、暴れる怪獣に感情移入する見方の観客を裏切らずに済みます。
(怪獣に肩入れして見ているのに、怪獣が殺されるのではがっかりしますよ)
それから、怪獣の習性を解析することに力点を置くと怪獣退治の話になっていきますから、人間が勝つならば怪獣を殺すことになり、怪獣のスター性を損なうことになります。
(同一怪獣のシリーズものなのに、毎回殺されて終わる主役怪獣なんておもしろいですか?)

そのあたりのさじ加減が判らない作り手は、人間対怪獣という構図に於いて怪獣を殺してしまうし、人間社会と対立する存在として怪獣を操る黒幕を出したがるわけです。
(「ウルトラセブン」は怪獣ドラマではなくて侵略ドラマに怪獣をくっつけたものですね。また『怪獣大戦争』や『怪獣総進撃』もほとんどそうなっていますが、最後に怪獣が自由意志で動く場面が用意されているので救われている)

SF作家によるストーリーに話を戻しますと、どのストーリーもゴジラの向こう側にゴジラではない何者かが透けて見えるためにゴジラが主役になっていませんし、
ゴジラにはっきりとした役割を背負わせているためにゴジラから奔放さが失われています。

怪獣ファンみんなが同じだとは言いませんが、これまで何度も繰り返してきたように、私がゴジラに惹かれるのはその自由な生き様にあこがれるからです。
多くの人気キャラクターは強さや自由さを持っていますが、ゴジラほどの自由奔放さを持つ者は居ません。
(初代ゴジラは人間に復讐に来たと解釈する人もいるようですが、その意見には同意できない。東京上陸の意図は定かではないが、どの描写に復讐心を見ることができるというのか。恩返しだの復讐だのといったしがらみから自由であるところがゴジラの良さである)

ゴジラを何者かの手先にしたり、その行動に観念的な目的を持たせるようなストーリーはゴジラを不自由にするからおもしろくないのです。
また、ゴジラ映画さらには本多・円谷コンビの怪獣映画を深く鑑賞していないと怪獣退治の話か怪獣の存在にやたらと観念的な動機付けをした話を作りたがるのではないでしょうか?
別スレの話に繋がりますが、『大巨獣ガッパ』が優れた怪獣映画であるのは、ガッパをあくまでも野生動物として描き、さらにはガッパを応援したくなるような物語構成が出来ているからです。

海上日出男氏の「ゴジラの花嫁?」は別の方向でトンデモなストーリーだったけれど、その話はまた後日。

2344 Reply 銀魂押し 殿様ギドラ Mail 2010/04/07 19:00

ときどき話題にしているアニメ「銀魂」。
ひとまず3月一杯で放送は終了してしまい、4月に初の劇場版公開。
(宣伝ブログパーツを貼り付けているのでもうご存じですわな)

いままで「銀魂」の何がいいのかちゃんと書いたことがなかったなぁ、なんて反省しつつ、すんません、やっぱり今日も書けません。
ちゃんと書こうと思うとものすごく時間がかかるのがわかりきってるもんで。

しかーし、とにかく見てください、と。
このページで第1話第2話が無料配信だからさー。
ttp://id.ani.tv/title.info/?ttl_code=00000070&provider=2

いま氾濫している多くのアニメとは「なんか違う」というのは伝わると思うのだぁがぁ。

2347 Reply 84ゴジラへの道 殿様ギドラ Mail 2010/04/16 16:42

小出しにゴジラの話続編。

「ゴジラ東宝特撮未発表資料アーカイヴ」を読みながらの話。

掲載されている「ゴジラの花嫁?」(海上日出男)は昭和30年6月17日脱稿となっており、
『ゴジラの逆襲』直後の作ということになります。
内容はさまざまな空想をこれでもかと詰め込んだような、言ってみればとっちらかったような作品で、
ゴジラのキャラクターもその後形成されるイメージからはかけ離れた性格付けになっていて、
かなりキングコングに近いものになっています。
(巨大な人工人間に「恋」をするなど)

この作品そのものは結局は没になった物であり、ゴジラ映画も2作しか作られていないときに創案されたものであることを考えれば、
ゴジラ映画としての出来不出来を云々することも出来ません。
(ストーリーテリングはあまりお上手ではないけれど)

問題はそれにつづく中西隆三氏がかかわる「ゴジラの復活第2稿」「同 第3稿」そして村尾昭氏が参加しての「KING of MONSTERS ゴジラの復活」という三種。
執筆時期は不明とのことですが、「ゴジラの復活第2稿」に対する田中友幸氏の注文(これも掲載されている)を見ると、
第2稿に登場する人工ゴジラというアイディアは「メカゴジラにつきすぎてしまい」、時機的に今はまずいと述べられています。
とするとこの一連のストーリーは「メカゴジラの逆襲」以後に考えられた物と考えて差し支えないでしょう。

お読みになった方はご存じと思いますが、上記の三作は「ゴジラの花嫁?」を元にして展開させていったものです。
一旦お蔵入りになったストーリーを20年以上経ってから掘り出してきたのはなぜでしょう?

田中友幸氏の何らかの思いがあったからなのでしょうか。
それにしても、「メカゴジラの逆襲」までゴジラ映画の歴史が積み上げられてから「ゴジラの花嫁?」を下敷きにしたストーリーを作ろうと考えたことが不思議です。
よほどゴジラ像を変えたかったのでしょうか?

田中友幸さんがご執心だったとしても、本多・円谷時代には実現できず、(実際に本多・円谷コンビが作り上げたゴジラ映画は「ゴジラの花嫁?」とはまったく別の方向であった)
ストーリーもゴジラ像も「ゴジラの花嫁?」とは違った形で展開していったのがゴジラ映画。
そんな「ゴジラの花嫁?」を再び引っ張り出してきたのは、ゴジラ映画を根底から変えたかったのか??

とはいえ、「ゴジラの復活」と題されてからは「ゴジラの花嫁?」ほどの暴走感はなくなって、怪獣映画らしくはなっているのではあります。

それから、「KING of MONSTERS ゴジラの復活」は実際に製作された『ゴジラ』(1984)に直結する内容を持っていて、
「ゴジラの花嫁?」がさまざまに形を変えて84ゴジラになったと考えられます。

その過程で何があったのか。

「ゴジラの復活第3稿」ではゴジラは幾多の破壊を重ねたとされ、『ゴジラの息子』を引き継ぐストーリーとなっていて、まだ旧シリーズとの連携を意識しています。
しかし『ゴジラ』(84)は旧シリーズとの繋がりは『ゴジラ』(54)としか持たせていません。

そして「KING of MONSTERS ゴジラの復活」になると、ゴジラは放射性物質をエネルギー源とし、劇中のセリフに「ゴジラは生物ではなく、怪獣である」という内容が出てくるのです。
ちょっと待ってくれ。
生物ではない怪獣とは何だ?
どうやら人間社会の問題が形となって現れたのが怪獣であると言いたいらしい。
この時点ですでに怪獣の観念化が始まっていたのか。
ドラマを通じて怪獣に何らかの観念を感じさせるのは構わないし、むしろそうあるべきなのでしょうが、
劇中の設定として怪獣が生物界から生まれた者ではないと決めてしまうのは大間違いではないのか。
『ゴジラ』(84)でもさすがにそこまでトンデモなことはやっていなくて、生物としての習性を利用する話が出てきたりはしますが、
放射性物質をエネルギー源とする設定は引き継がれてしまいました。
(TVドラマ「アゴン」からのパクリ?)
これによって、原子力とゴジラが密着することになってしまいました。

ひどくキツイ縛りを作ったものです。

原点回帰=原子力批判と考えてしまったのでしょうね。

84ゴジラの犯した罪は、怪獣ゴジラを原子力と密接に結びつけてしまったこと。
確かに『ゴジラ』(54)にも「ゴジラは水爆そのものではないか」というセリフは出てきますが、それとは相反する観点も示されているのを忘れている人が多い。
山根博士の視点を意識すべきです。
「水爆の放射能を受けながらも生きている生命の秘密を解くべきだ」
ここに人間の科学力に対する大自然の力という観念が含まれているのに、ゴジラ=核兵器(ないし原子力)と考えてしまったら、もともとのゴジラが持つ複雑さが薄れてしまいます。
まず第一にゴジラは核兵器の被害者なのですよ。その上に放射能を持つという性質が加味されているのです。一応付言しておくと、もともとのゴジラは核実験の影響で怪獣化したなんて設定じゃありません。
また、ゴジラ=原子力の誤用となってしまっては、ゴジラはただ抹殺すべき存在となり、野生児ゴジラ自然児ゴジラの魅力はなくなってしまいます。

平成VSゴジラが死ぬことでしか幕を引けなかったことの遠因はそこにあるのではないでしょうか?

返すがえす残念です。
1984年の復活ゴジラが過去のシリーズが積み上げたものを捨て去り、核兵器が作り出したモンスターとして世に出てしまったことで、
ゴジラ像が歪められ、矮小化されてしまったのは大きな不幸です。

一体誰がゴジラを原子力駆動にしてしまったのか。
それを止める人はいなかったのか・・。
30年近く昔の話とはいえ、いまにつづく問題の根っこじゃないでしょうか。

2348 Reply Re:84ゴジラへの道 殿様ギドラ Mail 2010/04/20 18:13

いやー、この話の次は「vsビオランテ」のことになるわけで、
本に載っていた「ゴジラ対ビオランテ」(「ゴジラvsビオランテ」の原案)を読んだところで、なんつーか、憂鬱さ炸裂。
とくに『「ゴジラ復活」にあたって』と題された補足に書かれたゴジラ像への注釈が・・・・。

『ゴジラvsビオランテ』を初めて見たときのことをまざまざと思い出しましたよ。

原案の段階ですでにそういうことだったのね。
萎えるなぁ。
続きを読むのが憂鬱。

2349 Reply 海底軍艦 兄貴赤 2010/04/21 16:42

CS日本映画専門チャンネル「特撮王国」第四弾
轟天号特集だそうで、全6作品放送とPRされており「は?6作品ってなに?」と思ったわけです。
轟天号が出てくる作品だと・・・当然「海底軍艦」「惑星大戦争」認めたくはないが「ファイナルウォーズ」の3作品しか思い当たらないのです。
が~しかし、放送ラインナップを確認したら、アニメ「新海底軍艦」2作品とメガドンまで含まれてます。
あ~も~びっくりだ。
そ~いえば、アニメ海底軍艦ってあったよ、しかも自分でVHS所有してるよ、まったく忘れてました。
メガドンも過去に録画済み、しかもど~でもよい作品なので、もしかしたらDVD捨てたかも・・・

とりあえず、ハイビジョン放送ですから、メガドン意外は録画予定。
海底軍艦は気合を入れて、DLにHX録画です。
惑星大戦争はHEで、アニメも2作品まとめてHEで収まるみたい。
ファイナルは長いのね127分あるけど、どーでもいー作品なのでHLで入れちまえ。

前回、人間三部作放送時、次回はフランケン系かな~・・・なんて予想してたけど外れました。
宇宙大戦争とか地球暴政群とか?まさか、モゲラ特集なんて切り口はやめてほしい・・・

2350 Reply Re:海底軍艦 殿様ギドラ Mail 2010/04/22 17:21

> 海底軍艦は気合を入れて、DLにHX録画です。
ええー!
てことは、BDソフトは買わないっつーことですかい?
残念だなぁ。
リミックスでも何でも、5.1chの迫力はなかなかのものなんですが。
(もちろん画質もBDのほうがいいはずだけど)

まあしかし轟天特集といいながら、「セイザーX」劇場版が入ってなくてネガ丼ってどういうことさ。
ネガ丼のどこに轟天が出てくるっつーのさ。
ドリルだけじゃん。
だったら「破裏拳ポリマー」や「ゲッターロボ」も放送すれば?


2351 Reply Re:海底軍艦 兄貴赤 2010/04/22 21:20


> ドリルだけじゃん。
> だったら「破裏拳ポリマー」や「ゲッターロボ」も放送すれば?
>

メカ沢もヨロシク!

2352 Reply 劇場版 銀魂 新訳紅桜篇 殿様ギドラ Mail 2010/04/27 17:06

観てきましたよ~、映画になった銀ちゃん。

いままで銀魂(ぎんたま)の魅力をどう伝えようかと苦慮していましたが、
映画だと一本に絞れるので書きやすいわい。

とはいえ、この「新訳紅桜篇」だけで銀魂の魅力をすべて語ることは無理なのだぁがぁ。

まず、銀魂アニメスタッフに賛辞を送ります。
みなさんは、エライ!!
TVシリーズの劇場版となるとやれオリジナルストーリーだ、スケールアップだといじり回して、本来の良さがなくなってしまうことがありそうなのに、
一度アニメ化している紅桜篇を変にいじることなく、劇場用にリファインするに留めていることが天晴れ!
音楽も担当者を変えずTVシリーズと同じBGMを使い、しかし、TVの紅桜篇当時に番組エンディング曲だった「修羅」のバンドDOESに新曲を作ってもらってイメージの統一を図っているのも見事。

劇場版で付け足されている部分も無用な蛇足ではなく、銀魂世界を知っている人には「ははーん」と納得できる補足になってます。

というわけで、銀魂を知らない方のために、その良さを伝える努力をしてみっか。

以前からふざけっぷりが半端じゃないとは書いておりました。
しかし、ギャグ部分は文章で解説してもつまらないので、紅桜篇のシリアス面をいくつかかいつまんで書いてみます。

紅桜とは劇中に出てくる妖刀の名前。
この刀を巡るストーリーには、それを作った者、使う者の行動に絡めて人間が生きるとはどういうことか、道具と人間の関係、武器の麻薬性といった観念が織り込まれていて考えさせられることが多いです。

そして登場する男たちの関係性には、俗な言い方をすれば「腐れ縁」とでも言えるリアルな友情が描かれています。
昨今ありがちなべたべたした仲間意識ではなく、それぞれ別の生き方をしながらも心のどこかが繋がっている感覚。
また、そんな友情が壊れてしまった様子が「紅桜篇」のメインテーマになっていて、同じ経験はなくても、男なら心の底がうずくこと必至。

単純に友人とか仲間とか言えない繋がりに触れてきやがるのです。

ああしかし、クライマックスで銀さんとヅラが二人で大暴れするシーンにはかつて確かに自分にもあったような、いや、あり得たかもしれない信頼関係を思い出して熱くなったのでありました。

ひさびさの男の映画ですよ、これは。
それも黒澤映画のヒーローとは違う、もっと現実的な、ダメな部分も含めての男です。

しかし、だ。
お客さんはほとんどが女性。(ざっと見た目で9割が女)
どういうこっちゃ。
まあ、女性がかっこいい男を見たいと思うのは当然なんで、女性が見に来るのは当たり前。
じゃあなんで男が見に来ないの?
男が男のドラマを好まないのかい??

時代のせいなのか。
銀魂の熱さがわかる男が減ってしまったということなのか。

だもんで、銀魂には魅力的な女性キャラもいるのに、グッズコーナーに女性キャラグッズは皆無。

さっちゃんのSMセットとかお妙のキャバクラキットとか(どんなんだ?)欲しいっつーの。

おっと話が曲がった。

シリアス面の話でまとめましたが、ギャグは健在。
劇場版ならではのとんでもないギャグもありますので爆笑間違いなし。
それから、商品とのタイアップカットもありまして、思わず画面の隅にバジェットゲージが出てないかと探してしまいました。

「銀魂」、「鷹の爪」と並んでお勧めです。

2353 Reply 「キャプテンウルトラ」他ここ最近になって観た黒澤映画 ルー等級つつ大臣 2010/05/05 13:57

最近になってネットレンタルで観れた(例外含む)作品をば簡単に感想を書くざます。

「キャプテンウルトラ」(の後半)
前半の4話くらいはビデオでも観ていたのでともかく後半の怪獣軍団エピソードに関してはそれまでビデオも出ていなかったし未見だったので再放送以降実に35年ぶりに観たざます!
(確か1976年頃の再放送だったから30年か?)
懐かしい!と思うのもさることながら思った以上に特撮シーンや演出も良く出来ていて感動を新たにしたざます!
(とはいってもメタリノームが怪獣軍団を輸送する宇宙船の出来やそこの特撮がお粗末だったけれども・・・というかその出来に爆笑・・・。)
なかでもこれと同時に収録されていたラジゴン星人のエピソードが結構不気味な演出だったのにびっくりしたのと最終回は今回初めて観たのですが敵のキャラクター一切無しでのヒーロー物って恐らくこれが唯一なのでは?と思うのと同時に「宇宙への希望と可能性」というテーマを通した「ちゃぷてんうるとら」らしい大団円だったと思うざます。
(途中「?」なところはあったが)

2、「羅生門」
これに関しては何度か観たざますけれどそんなに難解な話ではないざますよね

要するに「森の中で殺人事件が起きて容疑者が3人上がってきました。で、その3人とも意見が違っていて真相が掴めず藪の中」って話ですがそれでも冒頭のシーンではあばら屋となってしまった羅生門のシーンというところで戦乱が起こり人間が信じられなくなったってのは判ります。
で、以降のシーンに繋がる編集や構成が素晴らしい!
その後でその容疑者たちの証言が始まりそれを見ていたそま売りが余りの証言の曖昧さ且つ自己中心とも取れる言動で人間不信の真意を見てしまった・・・って思いますが。
ただ疑問に思ったのはそんな人間不信に悩んでいたそま売りがラスト近くで赤ちゃんを見つけて自分で育てると言って不信から信頼へのオチとなりますが
そのターニングポイントとなった赤ちゃんがかなり唐突に登場した事。
ここだけ何の伏線も無いだけにとって付けたような印象が残ったのは否めないところ・・。
(そうはいっても素晴らしいとは思う)

3、「一番美しく」
今回になって初めて観たけれども黒澤監督も一応は国威発揚映画を撮っていたんですね・・・。
(表面的には工場勤務の女学生の話だから今でもありそうですが)
ただ黒澤監督がわざわざ撮る作品では無いと不覚にも思ってしまいました。
だって誰が撮っても同じなんだもの・・・・。
というか黒澤監督の弱点である「女性の演出が下手」というのが露呈した作品でしたね。
そうはいっても黒澤作品のテーマの一つである「主人公が苦境に見舞われるが最後には勝つ」というのは押さえていたのですが。
ただそれでも今の目で見ると辛いものが・・・。
「七人の侍」や「姿三四郎」のようなダイナミックな演出も無いし「野良犬」や「天国と地獄」のようなサスペンス描写も無し、果ては「素晴らしき日曜日」のような日常生活を描写しつつ実験精神の演出もなくホントに女学生の生活だけなんだから・・・。
(とはいっても途中で女学生がリタイヤしていく展開はドラマチックに溢れてて黒澤作品らしいのですが)

4、「醜聞」
こちらも今回初めての作品。
冒頭のオートバイの後輪のアップで始まり主人公青江画伯がスキャンダルの渦中に巻き込まれてしまうということで物語は始まりますがやはりマスコミの捏造ってのはもう既にあったざますねえ・・・。
ただこの作品もこの捏造を批判していたのに途中から志村氏の演ずる弁護士の話にシフトしてしまい何だか中途半端ざますねえ・・・。
で、結局は主役は三船氏の青江画伯を指すのではなく弁護士のほうだったのでは?と。
で、タイトルは「醜聞」ではなく「ある弁護士とマスコミの捏造」だったのでは?と思ったざます。
(構成が入れ替わってしまってるためだけどただ後半の裁判シーンでようやく
青江vsマスコミというこの作品本来のテーマに戻っているためいささか回り道をした印象は否めなかったざます・・・。)

2356 Reply Re:「キャプテンウルトラ」他ここ最近になって観た黒澤映画 殿様ギドラ Mail 2010/05/11 17:44

いろいろご覧になってますね。
「キャプテンウルトラ」のラジゴン星人は印象が強いです。
各家庭のお茶の間で分身したラジゴンとキャプテンが組んずほぐれつには仰天しました。(10年近く前の再放送にて)

『羅生門』を難解だと思う人は、事実は一つだと思いこみすぎているからじゃないでしょうか。
いや、まあ、映画という表現形式は基本的にカメラという客観視点を使うものなので、同じ事件が違う様相で描かれるとなると、混乱するんでしょうか。
ほんとはどうだったのさ、と。

『一番美しく』
黒澤明を誉め殺しちゃうような人は、この映画を戦時中にあって軍隊を出さずに国策映画を作って抵抗した、なんて評価してるみたいですが、
どーなんでしょうか。
山本嘉次郎監督の戦争「スペクタクル」映画は表面的には戦意昂揚っぽさばりばりですが、その演出を噛みしめると、実は好戦的ではなく、現実に起こっていることを抑えたトーンで提示しているだけです。
(細かい点で思うことはいろいろありますが今回は割愛)
それに対して『一番美しく』は戦闘シーンはなくとも当時の美徳、滅私奉公をものの見事に描いていて、国民の戦争協力意識を高めるのにはずいぶんと効果的だったんじゃないかと思います。
もちろん、黒澤明監督が検閲の問題から軍部に対する反発心を抱えていたことはしょっちゅうおっしゃっているわけで、ストレートに戦争協力しようと思ったわけではないと推察できます。
私の解釈は、当時の黒澤明はまだまだ師匠ほどの老獪さを身につけていなかったんだろうな、という感じざんす。

『醜聞スキャンダル』
たしかに、なんつーか、いまいちの映画ですね。
取り扱った題材には普遍性があって大変結構なんざんすが、どうも松竹と黒澤明は相性が悪い?

2359 Reply Re:「キャプテンウルトラ」他ここ最近になって観た黒澤映画 ルー等級つつ大臣 2010/05/12 00:35

> いろいろご覧になってますね。
> 「キャプテンウルトラ」のラジゴン星人は印象が強いです。
> 各家庭のお茶の間で分身したラジゴンとキャプテンが組んずほぐれつには仰天しました。
確かにミーもそのシーンは驚きますた。
何せキャプテンが電波媒介で分裂しラジゴンと戦うんざますからもう驚くしかないざます!
(しかもその後で元通りに「復元(!?)」してしまうんですから)
でも考えたらこれって分身の術の応用みたいなものざますねえ・・・。
ただ電波媒介で分身するのは斬新ですが。






> 『羅生門』を難解だと思う人は、事実は一つだと思いこみすぎているからじゃないでしょうか。
> いや、まあ、映画という表現形式は基本的にカメラという客観視点を使うものなので、同じ事件が違う様相で描かれるとなると、混乱するんでしょうか。
> ほんとはどうだったのさ、と。

あの作品の場合だと単純に「結局、誰が犯人だったのか!?」ってのが難解の理由だったようざますね・・・。
で、しかもこの作品は興行的に失敗とか書かれてますけど実際はロングランした「ヒット作品」だったそうだし難解というよりは不評だったんでしょうね・・・。






>
> 『一番美しく』
> 黒澤明を誉め殺しちゃうような人は、この映画を戦時中にあって軍隊を出さずに国策映画を作って抵抗した、なんて評価してるみたいですが、
> どーなんでしょうか。
ただそれでも一応は国威発揚映画ですから前作(つまり「姿三四郎」ね)のような作品ならまだしも本作品を作ったんですから実際は反戦思想は無いに等しいと思います。
(敗戦の時に切腹するまで言ってたそうですから。)

> 山本嘉次郎監督の戦争「スペクタクル」映画は表面的には戦意昂揚っぽさばりばりですが、その演出を噛みしめると、実は好戦的ではなく、現実に起こっていることを抑えたトーンで提示しているだけです。
>確かにそれは言えると思います。
「ハワイ・マレー沖海戦」も実際に作品を観ると冷静に戦争を見ているという趣ですし戦意高揚という観点から見るといささか弱いざますねえ・・・。
(というか山本監督がそれほど好戦的に見えないですね・・・。昭和15年に「孫悟空」が作られてますから・・・)



> それに対して『一番美しく』は戦闘シーンはなくとも当時の美徳、滅私奉公をものの見事に描いていて、国民の戦争協力意識を高めるのにはずいぶんと効果的だったんじゃないかと思います。

今見て確かにそれを感じますね。
同時に戦意高揚を高めるには逆に(というか皮肉に)こういった方法が国民に訴える力が強いと思えたざます。

> もちろん、黒澤明監督が検閲の問題から軍部に対する反発心を抱えていたことはしょっちゅうおっしゃっているわけで

意外とそれは後になって出てきたのでは?と思いますよ。
「トラ・トラ・トラ」でも元海軍の関係者を招いて演出なさってますし
実際、戦場に出ていない自分を責めてる部分もありますから。
(免れて「姿三四郎」を演出なさってるし。厭戦という意味では本多監督ほど
黒澤監督は反戦の意思は持っていない。)


>
> 『醜聞スキャンダル』
> たしかに、なんつーか、いまいちの映画ですね。
> 取り扱った題材には普遍性があって大変結構なんざんすが、どうも松竹と黒澤明は相性が悪い?


これもまあ確かに「白痴」でもフィルムを短縮しろとの言い分にも「縦に切れ!!」って言ってるから相性は良くないざますねえ・・・。
ただこの「醜聞」はスキャンダルと捏造をネタにした作品の割には途中で弁護士のほうに焦点が当たってしまってるから中途半端な印象になってしまったのでは?とも思っていますが・・・。
登場人物を丁寧に描くって事が裏目に出た例ざますねえ・・・。
本当は青江画伯を中心にしなければならないのに途中から蛭田弁護士のほうに視点が移ってるから微妙な作品ざますねえ・・・。


2360 Reply Re:「キャプテンウルトラ」他ここ最近になって観た黒澤映画 殿様ギドラ Mail 2010/05/14 17:47

>
> > もちろん、黒澤明監督が検閲の問題から軍部に対する反発心を抱えていたことはしょっちゅうおっしゃっているわけで
>
> 意外とそれは後になって出てきたのでは?と思いますよ。
> 「トラ・トラ・トラ」でも元海軍の関係者を招いて演出なさってますし
> 実際、戦場に出ていない自分を責めてる部分もありますから。
> (免れて「姿三四郎」を演出なさってるし。厭戦という意味では本多監督ほど
> 黒澤監督は反戦の意思は持っていない。)

黒澤明と戦争、および軍国日本の関係には判然としないところがありますね。
山本嘉次郎監督だとその作品内容(もちろん戦前戦中の)からかなり戦争をシニカルに捉えていたんだろうな、とわかるんですが・・。

ただまあ、黒澤監督が一時的にせよ左翼活動に身を投じていたことや、映画が国家の統制を受けて自由な作品作りが出来なくなったこと、そのための検閲官との戦いなどなどを考えると、戦時中でも無条件に国策に従ったとは思えないのです。(というより、当時の軍人に対する不信感があった?)
戦時中に本気で戦場へ出たかったのなら志願すればよかったわけで、それでも戦争へ行かなかった。
死にたくない、という思いは当然ですが・・。

一億玉砕の詔勅が出たら従うつもりだったそうですから、反戦なんて気持ちはなかったのは確かではあります。

2361 Reply Re:「キャプテンウルトラ」他ここ最近になって観た黒澤映画 ルー等級つつ大臣 2010/05/16 18:06


> ただまあ、黒澤監督が一時的にせよ左翼活動に身を投じていたことや、映画が国家の統制を受けて自由な作品作りが出来なくなったこと、そのための検閲官との戦いなどなどを考えると、戦時中でも無条件に国策に従ったとは思えないのです。(というより、当時の軍人に対する不信感があった?)

確かにデビュー作品の「姿三四郎」の以前に映像企画された作品が没にされてしまった経緯もありますから不信感があったのは間違いなくあったでしょう。
反戦思想も無い割に兵役に出なかったのもあるし・・・。
(というか映画が撮れないって不満もあったのか志願しなかったのか?)
で、この「一番美しく」では国威発揚映画を演出したわけですが直接軍人を描かれなかったのが当時の風習の抵抗というか軍部への反発だったと思います。
ドキュメンタリー方式の演出だからそれほど戦意高揚の嫌味は感じられないし
当時の日本人にとっては清々しい感じと受け止められたと思うし。
(確かに国威発揚の思想があるのですが今見るとそれほど鼻につくほどではない。)
思えばどちらかといえば後年の「醜聞」や「白痴」、「素晴らしき日曜日」の系譜の黒澤作品だったと思います。

2354 Reply 銀魂 海底軍艦 ヒッチコック 兄貴赤 2010/05/10 17:42

と、最近の話題をば・・・

銀魂劇場版観てきました。
5月6日、世間は連休が終わり劇場はスカスカの貸切状態です。
カップルが3組、男2人が1組、腐女子2人組で客は11人でした。
ま~この中で一番怪しい客は、私ですよね・・・おっさん一人で銀魂観てるなんて。

で、ワーナーブラザースが配給なんですね、びっくりです。
サンライズ映画なら、松竹とか東宝だと思ってたのに、いきなりワーナーのオープニングだったのでマトリクスでも始まったかとおもいましたよ。
さらに、ギャグネタ絡めてワーナーのオープニングが3回もあるのですから前代未聞です。
TVシリーズでも、CM連続挿入やらオープニング早回しやら、放送界の掟破りをしてきたけど、まさかワーナーのオープニングまでふざけた事にするとは天晴れです。
ただ、私はこの劇場版、ギドラさんほど絶賛はしてないのです。
結局、TVで描いたエピソードの焼き直しであり、劇場版にする必要があったのか疑問です。
なんか、劇場版らしさが無いと言うか、スペシャル感というかゴージャス感というか、物足りなかった。
それから、久しぶりに劇場で映画観たけど、フィルムってあんまり画質良くない、字幕もピントが甘く感じました。

海底軍艦
CSの東宝特撮シリーズは、相変わらず画質悪いです。
こんなものハイビジョンですなんて、片腹痛いです。
もっと真面目にレストアしていただきたい。

同時期、BShiでヒッチコック特集がありました。
こちらは、海底軍艦より古い作品が殆どですが、画質はとても良いです。
特に「めまい」などは、音声もステレオ化され、画質も最近撮影されたのかと思うほど綺麗でした。
日本の映画も、少しは見習ってレストアしていただきたいです。

CSファミリー劇場でウルトラセブン デジタルリマスター版の放送が始まりました。
あまり期待はしてなかったのですが、とりあえず録画して見ました。
そしたら、これがなかなかヨロシイ。
16mm撮影でしょうから、画質はあまり期待できないですが、それでもSD画質としては十分鑑賞に耐えるレベルです。
なにより音声がステレオ化されており、DDPLⅡxのおかげでサラウンドします。
セブンは、これをコンプリートすればOKです。
海底軍艦のハイビジョンよりセブンの方が感心しましたよ。
(セブンの方が画質が良いとは言いませんが)


2357 Reply Re:銀魂 海底軍艦 ヒッチコック 殿様ギドラ Mail 2010/05/11 18:17


「新訳紅桜篇」
楽しめなかったのは仕方ないですね。
ストーリーが原作およびTVアニメ版と変わらないとしても、映像の密度、シナリオ構成が変わってますから、私は良かったですよ。
TV版を続けて見たとしても劇場版と同様の興奮はないでしょう。
(まあ、アニメクオリティは現代の劇場用アニメの水準に達してないなと思いましたが)

> さらに、ギャグネタ絡めてワーナーのオープニングが3回もあるのですから前代未聞です。
これ、書いちゃいます?
未見の人のために伏せたのに。(って、ネットを漁りゃ、バラしている人は一杯いるんだろうな)

CSの『海底軍艦』
そんなにひどかったですか。
まあ、あの時代の映画ですからもともとそんなに高画質ではないわけですが、
セル版BDは頑張ってレストアしたな、という印象でした。
おそらく現在のデジタル技術を使えば原版フィルムよりシャープネスや発色数を上げることは出来るのでしょうけれど、フィルムの再現を目指しているそうなので、元よりよくすることは出来ぬ、と。
待てよ、セルソフト用の原版と放送用原版は違うとのことなので、放送用HD原版はテキトーにHDテレシネしたものだったり??

で、ヒチコックのHDと比べるのは酷ですよ。
まだ『鳥』までしか見ていませんが、ビスタビジョンで撮影されている模様。
これ、ビスタサイズというだけではなくて、ビスタビジョンは35ミリフィルムを横に走らせて、通常の2コマ分で一コマを撮影するという形式なので、
ネガの解像度は単純計算で2倍なのです。
(それを縦走行のポジフィルムにプリントする)
それに対して東宝スコープはアナモフィックレンズで圧縮した映像を35ミリスタンダードサイズに押し込めるやり方ですから、もともとの画質が全然違います。
それと、ハリウッドと邦画ではフィルムの保存体制が全然違うという問題もありますが・・・。

ところで、画質の話はともかく、ヒチコック映画、内容はどうでした?
(今回のBS-hiによる特集、『鳥』まで4本みたところですが、うーむ、そうかと気が付いたことあり。ヒチコックって筋立てより演出の人なんじゃないでしょうか)

ファミ劇のリマスターウルトラ、ステレオ音声での放送でしたか。
それは快挙です。
なんつって、マンもセブンもでーぶいでーを揃えちゃったもんなぁ。
いくらステレオ放送だからって、今後放送されると思われる「A」以降の作品をわざわざ録画する気もねーし。
(「帰ってきた」もDVDであと2枚のところまで集めちゃったのよ~)

2358 Reply vsビオランテ原案について 殿様ギドラ Mail 2010/05/11 18:20

「ゴジラ東宝特撮未発表資料アーカイヴ」を読み進めながらのコメントも「vsビオランテ」絡みの話をせねばなりません。

読むのも苦痛だったけれど、それについて書くのも苦痛ですわ。
なので、なかなか書けずに日にちが過ぎてしまったのでした。

まず『ゴジラvsビオランテ』の世評について、別冊映画秘宝「東宝特撮総進撃」において中沢健氏は公開当時のマニア向け書籍では酷評されていたと述懐していますが、
私の実感とはちょっと違います。
氏がカッコ内に書いた“というかVSシリーズ全体が”という感想のほうが実態に近かったはずです。
つまり、「vsビオランテ」は当時のマニアには大いに気に入られたけれど、その後のVSシリーズは酷評されたのではなかったか?
もうちょい付け足せば、私がネットで発言し始めた1998年当時でもゴジラファンの多くは「vsビオランテ」がお気に入りであったと記憶しています。

中沢氏が当時小学2年で、私は『6000円の男』を撮り終えた27歳でありますから、世代の違い、受け止め方の違いは大きいことでしょうし、
「vsビオランテ」がおもしろかった中沢氏にとってvsシリーズに対する否定的な論評は「vsビオランテ」をも否定するものと映ったのではないかと推察するのです。

なぜそんなことをわざわざ書いたかと申しますと、現在は中沢健氏よりもさらに若い特撮ファンが育ってきていて、「vsビオランテ」は生まれる前の映画だという人も珍しくないでしょう。
そんな時代に書籍において「vsビオランテ」は公開当時からマニア受けが悪かったなどと書かれると、それがゴジラ映画史になってしまう恐れがあるからです。
公開当時に私が直接話したマニア、あるいはゴジラファンである某ミュージシャンの「vsビオランテ」評はかなりの好評でした。
vsシリーズが貶されはじめるのはその後のこと、それも平成ガメラと呼ばれる偽ガメラシリーズが始まってから激しくなることです。

さて、公開当時の私自身の『ゴジラvsビオランテ』評は、アイディアや構成はすごくおもしろく出来ているけれど、肝心の怪獣に全く魅力がない、とくにゴジラ像がひどい、というものでした。
(これは平成ガメラへの評価とほぼ同じである)

1989年当時、ゴジラシリーズのビデオソフトはリリースされていたもののまだまだ高価であり、レンタル店にもすべて揃っているわけではありませんでした。
ゴジラファンとはいえど、ゴジラ映画を浴びるほど繰り返し見ることの出来た人は非常に少なかったのではないかと思われます。
そんな中、幸運なことに私は1982年に千葉市に移転してから、浅草東宝と池袋東宝の特別オールナイトで月に2回は一夜に5本ずつ東宝特撮映画を見ていました。
89年暮れまでだと約7年間になりますね。
その7年間にゴジラ映画の面白さとはなんだと考えていたわけです。

「vsビオランテ」に登場したゴジラは、まるでゴジラではなかった。
『ゴジラ』(84)はつまらない映画だったけれど、ゴジラ像はまだましだった。(顔はビオゴジよりブサイクだけど)

なぜそんなことになってしまったのか。

いままでは、ゴジラにはこだわりのないスタッフ(大森一樹・川北絋一)が中心になって作ったからなのだろうと思っていました。
ところが「未発表資料アーカイヴ」に収録された木暮瞬(小林晋一郎)氏の原案に書かれているゴジラのキャラクター条件を読んで我が目を疑いました。
小林晋一郎氏といえば、その後怪獣関係の書籍も出版するほどの怪獣マニアであり、世代的にも私なんかより年上の怪獣直撃世代のはず。
しかし、1985年に応募した「vsビオランテ」原案にはゴジラは「凶暴、残虐な獣性の復活」が必要と書いている。
その発想が元になって「vsビオランテ」の無機質ゴジラが生まれたのか。

わかりません。

第一作目から84までのどのゴジラを見て、凶暴で残虐だと思ったのか。
この傾向は私より少し上の世代に強いようです。
ゴジラはサディストである、などと得意げに自説をひけらかしていた映画監督も小林氏と同世代でした。

小林晋一郎氏が1985年までにどんなゴジラ体験をしていたのか。
何度も作品自体に触れてゴジラのことを考えていたのか。
あるいは、記憶の中のゴジラをあれこれひねり回していたのか・・・。

怖いゴジラの代表みたいに言われている初代ゴジラでも、めったやたらに暴れているわけではありませんし、残虐行為などどのシーンに見いだせるのでしょうか。
人間が悲惨な死に方をしているからと言って、それをゴジラが意図している訳ではありますまい。

ゴジラが凶暴で残虐でなければならないと思う人に説明してほしいです。
なぜそんなゴジラ観を持つのか?

不幸なことに、そんな「vsビオランテ」がスタート地点になってしまったvsシリーズからゴジラを知った若い世代には、もともとのゴジラが持っていた動物的暖かさを否定する向きが強い。
(初代ゴジラ限定で考えても、八幡山で転んだ恵美子をのぞき込むところや時計台の鐘の音に驚く様子に、不死身で巨大であっても我々と変わらぬ動物であることを感じませんか?)

『ゴジラvsビオランテ』は原案の段階ですでに大きくゴジラ像をねじ曲げていたのだなぁ。

さらに東宝の求めに応じて書かれたという第二稿を読むと、完成作に取り入れられた要素がかなり揃っているものの、スペクタクル映画を志向せずヒロインとビオランテの繋がりが中心で、枝葉のように国際陰謀やゴジラが絡むものになっています。
いやはや「ガメラ3」にそっくり。
(雰囲気だけでなく、非常に似たシーンもある)
これを映画スタッフがどうにかこうにかスペクタクル映画の方向へ持っていったのが『ゴジラvsビオランテ』だったのか。

そして、『ゴジラvsビオランテ』の影響下に作られたのが平成ガメラシリーズであるという以前から感じていた仮説に確信が強まりました。
平成ガメラが好きという方には「vsビオランテ」も好きという人が多くないですか?

怪獣の存在理由や生態を機械的に解析してみせる方向、そして怪獣に対抗する存在として軍隊(自衛隊)が大きな役割を果たすことなどが共通項として挙げられるでしょう。
そんな方向の映画を否定はしません。(『宇宙大怪獣ドゴラ』はまさしくそっち方向。しかし、怪獣退治だけに終始してはいないところがナイスざんすが)
けれども、少なくとも本多・円谷コンビのゴジラ映画はその手法をとらなかった。
なぜか。
怪獣のスター性を守るための深慮遠謀があったのではないかということと、「科学の解説が何が驚異だ」という腹の括り方をしていたからでありましょう。


「vsビオランテ」についてあれこれ書くのはキツイけれど、下手すると今後のゴジラ映画が「vsビオランテ」方向へ行きそうな予感もあるので、それはまずいんじゃないのという意見も出しておかないといけません。
最後に、東宝SF特撮映画シリーズVol.7「ゴジラvsモスラ」(東宝出版)をお持ちの方は70ページからの大森一樹インタビューを読み直してみてください。
「vsビオランテ」のころは関沢脚本をダメだと思っていたけれど、実際に怪獣映画を作ってみたら関沢新一の偉大さが判ったとおっしゃっています。
そういうことです。

(同誌に本多猪四郎監督のインタビューも掲載されていて、一作目の『ゴジラ』を作った時の心構えを述べられているのですが・・。原爆の凶悪凶暴な象徴として描かれなければならない、とのこと。ホラ見ろ、殿様ギドラの主張とは違うじゃないかとお考えの向きもあるやもしれませんね。
いえいえ、違わないのです。本多監督の演出意図がそこにあったからこそ、ゴジラ上陸に恐怖が生まれました。同時にゴジラという生物にリアリティを与えようとした円谷演出があったからこそ、怪獣ゴジラは不愉快な存在ではなく、観客の感情移入を誘う者になっているのだと主張しております)

2362 Reply Re:vsビオランテ原案について ルー等級つつ大臣 2010/05/16 19:14

「ビオランテ」ですが意外にも私、新作ゴジラを劇場で見たのはこれが最初でしてその時の批評も決して芳しいもので無かったって事は無かったですよ。
(84は劇場へは見逃したのでテレビ放映で初めて見たのです・・・・。
何か引っかかるものを感じたので・・・)
公開当時の「宇宙船」でも好評でしたしどちらかというと平成(偽)ガメラが出だしてでも平成川北ゴジラは不評って事は特に無かったざます。
(少なくとも「宇宙船」の投稿欄では意外にもそのような発言がなされたのは
「スペースゴジラ」からで前作である「メカゴジラ」に関しても概ね好評ざました。ただ平成ガメラに関しては「1」から不満は多かったしそれ以降だといずれも微妙なものが多かったですから。ただ不評云々という観点からすればそれは当時の批評家で「キングギドラ」での市川森一氏のバッシングからで?)
私もこの中沢氏の文章を見て「あれ?」って思いましたよ。
「84ゴジラ」の不満を払拭するかのように「ビオランテ」は好評でしたから。
中沢氏の思い込みだと思います。

さて「ビオランテ」原案ですがこちらは既に「宇宙船」で掲載されていたものを読んでいたのでさして驚かなかったのですが少女とビオランテの関わり合いがして何となく閉塞的かつ素人のマスターベーションとしか思えなかったのですが確かにこの原案だと「ビオランテ」でのゴジラが凄く微妙な位置にあるのも妙に納得しましたしギドラ氏の仰る通りこれではゴジラのキャラクターが
最大限活かされる訳がないですよ・・・。
第一、ゴジラの設定で凶暴さを前面に出すとかはどこか第1作を曲解したとしか言えないですよ。
仮にそんな性格がゴジラにあったとしてもそれはゴジラの「怒り」であり
生物として持っている感情の一つに過ぎないのですから「凶悪ゴジラ」の設定がゴジラが本来持っている性格をかなり縛ってしまったのは確かです。
(尤も大森監督はこれに疑問を呈し格好いいゴジラを目指したというのは正解だと思います。ただ実際の作品では「・・・」だったが)
この傾向は「84」から既に始まっており「核の被害者」であるゴジラを原点に戻すつもりで「84」を作ったそうですが「核エネルギーを吸収する生物」に改変したら拙いでしょう・・・。
田中プロデューサーは「反核映画」に戻すとかいいながらも台無しにしてしまった訳です。

さて、私はゴジラを田中氏が原案しそれを香山滋氏が具体的ストーリーにし
それを本多、円谷両監督が映像化したと解釈してますので生みの親は確かに田中氏だと思います。
ですがゴジラをここまで成長させたのは間違いなく本多、円谷監督の尽力ではないでしょうか。
(田中氏の原案が「核の権化としてのゴジラ」だと思いますしゴジラを原点に戻すそもそものきっかけは本多円谷監督作品の途中で対戦怪獣ものになってしまい田中氏のコンセプトから外れてしまったために「メカゴジラの逆襲」以降10年間に亘って製作せず原点に戻す際に田中氏本来のゴジラのコンセプトを復活させたかったのでしょう・・・。
ですが本多円谷両監督はそのコンセプトでは長期シリーズ化はもたないと内心思ったのでしょう。
昭和のオリジナルシリーズが15作品であるのに対し平成vsシリーズが7作品、ミレニアムシリーズが6作品しかないので本多、円谷監督作品でのゴジラが正解だった証である。自由を失ったキャラクターでは人気継続に限界があると円谷、本多監督はにらんでますと思います。)


そもそも本来のゴジラは破壊的性格のキャラクターで無いのは既に第1作からでも明らか(反核テーマというのはあくまであの第1作の映画のテーマであってゴジラのキャラクター性ではない!)ですし都市破壊シーンが目玉ってのは既に「逆襲」からありませんよ。
(以降の作品で意識的に破壊活動はしておらずどちらかというと巻き込まれ型という方法を採っていた。ゴジラを破壊マシーンとして据えていなくて生物として考えれば当然だと思う。)

2363 Reply Re:vsビオランテ原案について 殿様ギドラ Mail 2010/05/20 16:35


田中友幸氏が怪獣たちをどのように捉えていたのか、そのヒントはインタビュー記事で「怪獣の設定は柔軟に考えるべき」(東宝SF特撮映画シリーズゴジラvsモスラ)と発言なさっているあたりにありそうです。
どうも、ストーリー作りをする人の発想とは違うんじゃないかと感じます。

怪獣たちを劇中世界で生きる実在として考えているなら、そうころころと中身を変えることなんか出来ないんじゃないでしょうか?
(作り手が変わったために改変されてしまうのはあり得ることだけれど、同じ作り手が自らの創造物を改変するとしたら、別キャラクターとして扱うのでは?)

84ゴジラは、当時のゴジラ論(第一作のみが傑作で、ゴジラは反核でなければならないというゴジラ評価)に迎合し、そして、もうひとつの大ヒット作『日本沈没』のノリをゴジラ映画に合体させようとした、なんとも安易な発想だったと思われてなりません。
そして、あの『ゴジラ』(84)こそ田中ゴジラの実現だったんでしょうね。

その後、川北ゴジラになっちゃうわけですが・・・。

あ、ビオランテ原案、「宇宙船」にも掲載されてましたっけ・・。
おそらくその号は持っているはずだけど、当時のことだから、読まずにスルーしたと思われます。
だって、ホントに「vsビオランテ」って嫌いな映画だったんですよ。
いまはもう少し冷静になりましたけど。

2365 Reply Re:vsビオランテ原案について ルー等級つつ大臣 2010/05/21 19:07

>
> 田中友幸氏が怪獣たちをどのように捉えていたのか、そのヒントはインタビュー記事で「怪獣の設定は柔軟に考えるべき」(東宝SF特撮映画シリーズゴジラvsモスラ)と発言なさっているあたりにありそうです。
> どうも、ストーリー作りをする人の発想とは違うんじゃないかと感じます。

その傾向は70年の大阪万博の経験からありそうです。
田中文雄氏がどこかで書いていたと思うのですがこれを機会に田中氏は変わったと。
(つまりそれまで自分が製作した展開を嫌って新しいのはないのか?と。
「柔軟に考えるべき」というのはそれまでの設定を踏襲していたら今までの作品と同じになるんじゃないかという懸念からだとは思うのですがそれは必ずしも正しくないというのは明らか)







> 怪獣たちを劇中世界で生きる実在として考えているなら、そうころころと中身を変えることなんか出来ないんじゃないでしょうか?
> (作り手が変わったために改変されてしまうのはあり得ることだけれど、同じ作り手が自らの創造物を改変するとしたら、別キャラクターとして扱うのでは?)

本来は全くその通りですが敢えて田中氏は変えてしまった・・・。
で、結果的には収拾がつかなくなってしまったという悪循環が芽生えてしまったというわけです。
ただ製作サイドとしては別キャラクターでいきたいと思っていてもリスクが大きいのでネームバリューの大きなゴジラを使ったということなんでしょう。
ホントの話安易ですがリスクを避けるにはこうするしかなかったのでしょうね・・・。

(「ドゴラ」が大入りヒットしていたら皮肉にもこうはならなかったのかも知れないが・・・。
というか怪獣映画の可能性を広げようとして製作された「ドゴラ」が惨敗に近い結果になってしまったのでリスクの大きなのは避けようとした結果か?)

それが以降のゴジラ映画に繋がりそれのみならず84年のゴジラ復活に際しキャラクター設定を改変しようとした理由なんでしょうね。

(昭和時代のオリジナルシリーズはまだ継続という形でかろうじて残っているが84年の新作の際に田中氏が重い腰をなかなか上げず当時最大のヒット作品である「日本沈没」を組み合わせてようやく軌道に乗せたといったほうがいいのかもしれません。
で、現在ゴジラが復活しないのは興行的に失敗の確立が高いというもので
仮に今だとオリジナルの設定を復活させストーリーの充実を図ってもミレニアムシリーズの二の舞になってしまうでしょう・・・。
第1、ゴジラを知らない世代ってのが多くなってきてるので・・・。
でもこれはオリジナルのゴジラをきちんと(ゴジラを知らない人が皆無なアメリカみたいに)定着させてない東宝の責任であるので製作サイドにとっては
頭の痛い問題ではあるのです。)

いささか突き放した意見ではありますが田中氏が改変を行った意図というのは
このような事が発端となっているのかも知れません・・・。
(現に84年の復活にしても「何を今更・・・」ってのが多かったし・・・。
84年にかなりの特番があったと思いますが意外にもゴジラ復活を望んでなかったのでは?と当時思ったりしました。)


閑話休題。
実は私も「ビオランテ」は当時嫌いだったりします・・・。
これを劇場で観た後に「ゴジラの逆襲」のビデオを借りてみて正直、「逆襲」のほうが面白かったと思ったし印象的でありました。
で、今はといえば冷静になって観てこれはこれで楽しめた作品ではあったけれども・・・。
原案に関してはスルーはしなかったけれど当時これを読んで面白かったばかりか退屈で満田監督の連載のほうが印象に残りましたねえ・・・。

小林氏が怪獣マニアの先輩ってのは判るんですが共感出来ない部分もあるし・・・。
(新作にモスラを出す際にオリジナルのデザインを踏襲して意味がないではないかという旨があり個人的には嫌悪をこの時になって感じた。
改変改悪の類って何も田中氏「だけ」ではなかったのですね・・・。)


2366 Reply Re:vsビオランテ原案について 殿様ギドラ Mail 2010/05/24 17:27


ゴジラに限らず、人気キャラクターを再利用しようとするとき大抵はなんだかんだと理屈を付けてオリジナル版とは違うものにすることが多いですね。

でもそれは基本的なところで考え違いをしている。

現代には通用しなくなった昔の人気キャラなどリメイクする必要はないのであーる。
もしそれを敢えて行うとしたら、ネームバリューだけを利用しようとする卑怯な考えであーる。

では、ゴジラは。
現代にも通用する魅力的なキャラクターでしょう。
なんにも変える必要はないというのが私の考え。

大自然の未知の部分を体現する生命力と大きな体。
科学万能の時代だと勘違いしている人々に人知を越える存在(現象)を見せつけるのは21世紀にも必要なことですよ。
その性格だって、野生動物そのまんまで何が悪いんでしょうね。
なんで人類の敵、という観念性を持ち込む必要があるのか?(ミレニアムシリーズでのゴジラはそれが基本線になっている)

ゴジラのブランド力が落ちたのは、いじりすぎて迷走したからじゃないでしょうか?
ゴジラという名称が何を指すのかが不明瞭になってしまった。
それに加えて、1984年以降シナリオ力の劣る作品がつづいてしまった。

怪獣さえ見ていれば喜ぶ人だけを相手に商売するには特撮映画は金がかかりすぎるわけで、怪獣マニア以外のお客も巻き込まないと成立しないジャンルのはず。
そして劇映画でありながらシナリオをおろそかにしていては良い作品になるわけがない。
面白くない映画はヒットしません。(宣伝戦略でヒットする例はあるけれど、面白いほうがいいでしょ)

> 仮に今だとオリジナルの設定を復活させストーリーの充実を図ってもミレニアムシリーズの二の舞になってしまうでしょう・・・。

多分、つつさんのおっしゃるとおりになるのでしょう。
怪獣オタク的感性で弁護することが出来たとしても、ミレニアムシリーズの出来の悪さは物語作りの基本に関することなので、格別にゴジラにこだわりのない大衆を惹きつけることは無理なのです。
実際に見た人、あるいは噂を聞いた人が、ゴジラ映画はつまらないんだね、という先入観を持ってしまったとしても不思議ではありません。

ゴジラはボロボロにされてしまったんだなぁ。

改変問題に話を戻せば、新規のお客さんは昔の作品を知らないんだからキャラクターを改変しても問題なし、という考え方にも穴がある。
新規のお客さんだけに見てもらえばいいんでしょうか?

それからそれから、積極的に改変を歓迎するファンたちの意識はどうなっているのか。
私はそういう考えを持っていないので推測することしか出来ませんが、
おそらく好きなもののバリエーションが欲しいんじゃないでしょうか。
もしゴジラがこうだったら、というような。
それを二次創作という。
個人で楽しむ分にはお好きにすればいい。
しかし、ゴジラシリーズ正篇で二次創作を楽しむとは、一体どういう神経だ?
そうじゃないという改変推進派の方、ご意見求む!

2368 Reply Re:vsビオランテ原案について ルー等級つつ大臣 2010/05/25 21:41

そうなんざます・・・。
先に私が言ったのも余りにもマニア上がりのスタッフがこの所謂「二次創作」という悪しき方法で独りよがりの作品を連続して制作してしまった為に興行的に失敗し且つ「ジャンルムービーでは興行的には難しいだろう」と東宝では判断してしまったためです。
(それぞれの自己満足の範疇に入ってしまいマニア以外の観客が入ってこれなくなったので結局は改変による自滅・・・と解釈しているざますが)

さて改変(改悪)による自己弁明は例の東宝SF特撮映画シリーズの「ゴジラVSモスラ」でデザインワークスを担当した青井氏がこんなことを言ってました。

「幸か不幸か東宝伝統の怪獣映画というふうに見られますよね、ゴジラ映画は。ところがあれは円谷英二と本多猪四郎の2人の映画作家の作品群で他の人がやって同じものに出来たら、逆に問題になるんじゃないか(略)」とあります。
・・・まあ確かにスタッフとしての意見という意味では判るんですがあんたは一体何を考えてるのか!?と思ってしまいました。


あくまでゴジラシリーズの創造者はこのお二人でしょうが!
そんな考えで先駆者のデザインを勝手に改悪しその挙句には興行価値も喪失してしまった事に何で気付かないのか!?と。
(まあ平成川北ゴジラはヒットしこの意見もそのピークに達した時期ですから
言ってしまったのかもしれませんが・・・)

いじり過ぎて迷走してしまったのも当然ざます。
マニアの屁理屈で(作品的には)どうでもいいような事を拡大したり難解にしたり挙句には現代には通用しないと変な解釈で改悪したりとそのブランドを崩壊させてお客からそっぽを向かれたりと・・・。

私個人としてはこういった改悪行為はそのキャラクターが好きといいながら
内心気に喰わなかったから「こうしてしまえ!」と無断でリニューアル(という改悪)をやってるしか思えないのですが・・・。
本当に好きで愛があるなら間違ってもそんな行為には走らないと思います。


旧作(つまり本多、円谷時代のゴジラ)でもやってるではないか!と反論する人もいるようですがあくまでそれをやってもいいのは「そのキャラクターを作った当事者」だけなんです!
(しかしだからといって観客のイメージを壊すような行為はしてはならないのだ。お二人の作品を見ると基本的設定は厳守していた。)

ゴジラというキャラクターは完璧といっても過言でないのにわざわざそれをいじるのはファンに対して敵に回る行為です。
いくら科学が進歩しても人類は自然を克服などしていないし何パーセントのことしか知らないのです。
謎めいたキャラクターでゴジラはいいんじゃないか。
存在理由など尋ねても恐らく「人間は何故この地球に生息するのか?」と質問するのと同じように意味がないんじゃないのか?と思ってしまいました。

もしゴジラがこうだったら、というような。
それを二次創作という。
個人で楽しむ分にはお好きにすればいい。
しかし、ゴジラシリーズ正篇で二次創作を楽しむとは、一体どういう神経だ?

全く。個人で楽しむならばそれもいいでしょうがあくまで個人的にってだけの話で正編でやるのはきちんとシリーズの流れを踏襲しその中で新たな話を持ち掛けなければ全くの別物ですよ。

どーしてもそれをやりたいというのであれば「全く新しい先駆者の作り確立したものでない別物」でやりなさいと。
その上でよく煮詰まった脚本でやれよと。
(近作の脚本がお粗末なのは恐らくディテールの部分から話を想定しているものと思います。もっと基本的な「起承転結」から構築していかないと「面白い」作品にはなりません)



2369 Reply Re:vsビオランテ原案について 殿様ギドラ Mail 2010/05/27 18:42


ルー等級つつ大臣さんと私は基本線が同じなので、まったくもって同じ怒りを共有しています。

> 私個人としてはこういった改悪行為はそのキャラクターが好きといいながら
> 内心気に喰わなかったから「こうしてしまえ!」と無断でリニューアル(という改悪)をやってるしか思えないのですが・・・。
> 本当に好きで愛があるなら間違ってもそんな行為には走らないと思います。

同感です。
そんな輩は「好き」と言っているのもリップサービスの類か、「好き」のレベルが低いのか・・。

青井氏の発言、私も読み直してみました。
先達が作ったキャラクターを引き継ぐことの意味がわかっていないんでしょうね。
「全部新しい怪獣だったら、どんなことでもやれそうな気がする。見てくれないかもしれないけど(笑)。」とおっしゃっているのが笑止ですね。
そんなことはない。
魅力的な怪獣を生み出せれば、観客はついてくる。
しかしそれは簡単なことではないから人気怪獣の映画もつくらにゃならんのだし、
それをやるならキャラクター(個性)は守らねばならないのだ。

さらに
「昔の怪獣映画が持っていたパワーとか、おもしろさというのを、今流に、トータルで与えるものが等質な、今の人が見て、昔の観客が見て喜んだのとおなじように喜べるものをつくらなきゃいけない。」
と至極真っ当なこともおっしゃっているけれど、デザインに関する話の流れで語られた言葉ですから、
怪獣のデザインや設定を変えることでそれが実現できると考えていたというのでしょうか。

昔の怪獣映画が怪獣のデザインや設定をころころ変えて観客を楽しませていたとでも?
(ゴジラの造型もころころ変わるのは良くないと、「モスラ対ゴジラ」のゴジラデザインでしばらく固定しようとしたらしい。キンゴジがあんな形になってしまったのが異例なのだ)

おっとっと、ついつい青井邦夫氏をやり玉に挙げてしまいましたが、もう17年も前の記事ですから氏がいまでも同じ考えというわけではないでしょう。(付言すると同じ記事で西川伸司氏は「(伝統を)いい意味では意識したい」「いいと思う部分をもういっぺん再演していくとか、超えていくとかいう張り合いも。」とおっしゃっているのも印象的)

けれども、vsシリーズのあとで始まったミレニアムシリーズのやり口も基本的にはストーリーの工夫より怪獣改変が中心であったことは確かです。
その発想はvsシリーズと何も変わっていないし、それどころか悪い面をさらに加速させているんじゃないでしょうか?
(ストーリー軽視の頂点が最終作「ふぁいなるナントカ」だしね)

> (近作の脚本がお粗末なのは恐らくディテールの部分から話を想定しているものと思います。もっと基本的な「起承転結」から構築していかないと「面白い」作品にはなりません)

このご意見にも同感です。
ストーリー全体の流れをどう構築するか、ではなくて、こまごましたところの設定を思いついたところで話が出来たと思いこんでいるみたいです。
怪獣映画の場合、怪獣の設定がストーリーを走らせることもありますが、ならば設定に応じた整合性のあるストーリーにしなきゃならないのに、思いつきを詰め込んだだけの脚本ででっち上げてしまうから変なものになってしまう。
(どこがどう変なのかはギドラの巣特撮祭の過去ログを読んでね)

2364 Reply おえんさん 殿様ギドラ Mail 2010/05/20 16:46

ここをご覧の方に日本映画専門チャンネルをチェックしている方、
そして本多猪四郎監督の非特撮映画にも興味のある方がどれだけいるのか判りませんが、
いちおう情報通達です。

今月放送されている『おえんさん』、
初回放送分を録画して見たところ、あれれれれれ、フィルムの繋ぎが間違っておるぞーーと気が付きました。

途中、ストーリー展開に説明不足なところがあるなと思っていたら、
クライマックスの途中で時が戻り、わかりにくかった部分を説明、描写するシーンが突然挿入。
演出から考えて絶対に回想シーンじゃない。
こりゃ、以前チャンネルNECOで『藤十郎の恋』を放送した時にもあった、ロールの繋ぎ間違いだな、と。

で、日本映画専門チャンネル公式サイトで確認したら、局も間違いに気が付いていて、今週末放送分から修正バージョンを放送してくれるとのことです。

すでに録画している方は、5月22日(土曜)以降の放送で録画し直してください。

古い映画はいろいろあるよ。

2367 Reply 銀輪 殿様ギドラ Mail 2010/05/24 17:49

円谷英二関連作品と言うことで、『銀輪』(1955~56)を見てきました。
日本自転車工業会のPR映画であります。

長らく幻の映画と言われていたとのことですが、数年前に発掘されフィルムセンターに寄贈されたそうです。
2005年の上映会には行けなかったのですが、今回デジタル修復を行っての上映だというので、
どうにかこうにかフィルムセンターへ行くことが出来ました。

12分の短編で、自転車の絵本を見ていた少年が自転車の夢を見るというもの。
大変に幻想的な仕上がりになっていて、宙を飛び交う自転車パーツだのホイールリムを拾って歩く少女と女性だのといったイメージ映像がてんこ盛り。

では円谷英二が何をやったのか、作品を見た限りではオプティカルプリンタによる多重合成と操演撮影のアドバイスぐらいかと思われます。
あとは、砂丘に針金の自転車オブジェとポールに円形アンテナ(自転車のホイールをイメージした?)を付けたようなものを並べたミニチュアセットは円谷監督のセンス??

この作品、撮影担当が荒木秀三郎氏であり円谷監督とは義理の兄弟という関係であることから手を貸したということではないかと思いました。

特殊なグラスワークを使った不思議な映像もあるのですが、それは別の方の担当だったそうで・・。

2370 Reply 来月発売ですぞ 殿様ギドラ Mail 2010/05/27 18:56

劇場版鷹の爪3、来月DVD発売。

今回は3バージョン。
通常版は「ムービー3」本編のみ収録。
その上のデラックス版には、メイキングなどのいつもの特典ディスクのほか劇場公開しない「鷹の爪4」がオマケにつく3枚組。
さらにその上を行くラグジュアリー版には吉田君のデビューCDが付くってさ!(ついでにクリスタル博士も)

これは最低でもデラックス版を買わなきゃいけませんよ。
「鷹の爪4」はレンタルには出てこないんじゃないでしょうか?

あたしゃ吉田君のCDも欲しいのでラグジュアリー版を予約してます。

ああしかし、6月18日にギヒルズで行われる「4」上映会には行けそうもないや。
DVDとは別バージョンを上映するんだって。
くやしー。
妻子ありのおっさんは平日夜には動きにくいのであーる。

2371 Reply Re:来月発売ですぞ 兄貴赤 2010/05/30 21:16

あたくしは、デラックス版を予約しやした。
今年はカスペルスキーも鷹の爪バージョン買ったし、貢いでるね~

2372 Reply Re:来月発売ですぞ 殿様ギドラ Mail 2010/06/02 16:52

兄貴赤さん、お買いあげありがとうございま~す。

2374 Reply ところで 殿様ギドラ Mail 2010/06/02 17:41

6月になっちまいましたが、ゾンデ5号さんはお元気でいらっしゃるのかなぁ。
ブログの更新も止まったままで、ちょっと心配。

2375 Reply ヒーローショー 殿様ギドラ Mail 2010/06/02 17:43

井筒和幸監督の新作『ヒーローショー』を見てきました。

お笑いコンビが主演と言うことで『岸和田少年愚連隊』のようなノリを期待すると痛い目に遭います。

劇映画を娯楽として成立させるためのストーリー構成を排除して、
描かれる出来事のあるがままを見せようとする手法を取っており、
映画から何か(笑うとか泣くとか痛快感とか)を与えてもらおうとするような鑑賞態度で臨むとはぐらかされたような気分になるでしょう。

この映画から何かを受け止めるには、鑑賞者が能動的に考えなければなりませんし、簡単に結論が出るような映画でもありません。

私が受け止めたのは、現代日本人の頭のねじが緩んだタイプ総覧とでもいうべきもの。
メインキャストはもちろん、点描として描かれる脇役にも私の倫理観からは「狂った人」のオンパレード。
とはいえ、私自身も他者や社会とどこまでまともに関係しているのか怪しいものだと考えさせられるわけです。

この映画が主に扱うのは若者の生態であり、そこには非常に希薄な人間関係が見て取れます。
人格をぶつけ合った友人関係ではなく、刹那的な利害の一致で繋がっているような人間関係。
他者へのそうした意識がとんでもない暴力にまで発展する様子が中心になっています。

そして、ストーリーは物語としての体裁を整えていませんから、事態の収拾までを見せてくれることはなく、放り出すようにエンディングを迎えます。

しかし、リアルな現実だけを提示しているように見せつつもリアルではない演出を混入させてフィクション度を加え、
さらに狂った現実の中にも(人によっては、だけど)信ずべきもの、心を癒すよりどころがあるんじゃないのかい、とメッセージが込められているところが巧みでありました。

ヒーローショーというタイトルから何を読み取るかはさまざまでしょうけれど、
ひとつ、ヒーローショーないし、ヒーロー物のTV・映画で描かれる暴力はあくまでもウソっこでしかないのだ、という逆説も含まれているようです。
(それを象徴するシーンあり)

さて、この手の映画、優れているなぁ、と思ったとしても安易に傑作扱いもしづらい面があります。
それは、先に述べたように鑑賞者の資質によって内容が変わる映画だと言うことも出来るからなのであった・・。

それでも、良い映画だぞ、と書いておこう。

2376 Reply ハナ子さん 殿様ギドラ Mail 2010/06/08 16:41

昭和18年のマキノ正博作品『ハナ子さん』を見ました。

バカ明るいミュージカル映画で、善人しか出てこないホームドラマ。
でも背後に戦争の陰はあるわけです。
(ハナ子さんの夫がボーナスを国債でもらう、なんてシャレにならんでしょ。でも戦費のためお国のためと我慢我慢)

マキノ演出の軽快さで明るく楽しく最後まで突っ走るわけですが・・・。

後半、訓練空襲のシーンがあります。
ドラマは昭和14年から16年のハナ子さんの生活を描くと最初に明示されているので、まだ日米開戦の前と思われます。
それでも対米戦の準備として本土空襲を想定した訓練が行われたのでしょうか。
日中、バケツリレーによる消火訓練があり、夜には爆撃機飛来、高射砲発射の訓練。
その模擬空襲に特撮が使われています。
夜の町上空を照らすサーチライトは作画合成。
爆撃機はミニチュア。(照明弾投下のアクションあり)
町並みのミニチュアもありです。

しかし、この作品、円谷英二作品目録には載っていない。
1943年の東宝映画なのに、円谷特撮ではない?

なんとなく飛行機の操演がぎこちないような気もしますが、スモークを使った雲の表現や建物のミニチュアに当てた夜景照明の巧さなんかは円谷っぽくもあり・・。

美術担当の北川恵司という方は『海軍爆撃隊』で装置を担当しているとのことなので、この映画の特撮もこの方が単独で行った??

うーん、何か情報はないものだろうか・・。

2377 Reply アウトランダー 殿様ギドラ Mail 2010/06/14 17:10

WOWOWで放送されたB級SF映画『アウトランダー』(2008米独)を見ました。

けっこう面白かったですぞ。

植民地惑星で怪物に家族を殺された男が遺体を輸送中に宇宙船に紛れ込んでいた怪物が暴れて8世紀の地球に不時着(ということらしい)。

つまり主人公は地球人ではなく、人間そっくりの異星人。

8世紀のノルウェーを舞台にバイキングの抗争にも巻き込まれてさあ大変。

異星人文明は地球を事前調査していて、主人公が地球の言語・文化を脳味噌に叩き込むシーンもあって、そんなにアホアホな映画ではありません。

何が面白かったかというと、大抵の欧米怪物退治映画は怪物側には同情の余地がなく、人間にとっての脅威でしかないものがほとんどなのに、
この映画では怪物側にも人間と戦う理由がちゃんとあるというあたり。

そしてバイキングの部族間抗争と人間(というか、主人公が属する文明人)対怪物に同じような構図(復讐の連鎖)があって、
なかなか立体的なストーリーになっております。

怪物のデザインは基本四つ足で、妙に下あごがでかくてどこかで見たことがあるノリだなぁ、と思ったら、どうやらタトポロスくんが噛んでいるようで・・・。
でも全身を発光させる演出など、あの大イグアナよりは良かったんじゃないかなー。

2378 Reply アイアンマンはヨイデスよ 殿様ギドラ Mail 2010/06/14 17:24

アイアンマン、一作目も大して期待しないで見に行ったらなかなかおもしろくて、
今回の「2」も見てきました。

いーですねー。
近年のアメコミヒーロー映画にありがちな、心理劇をやれば高級だろという勘違いがないのがいい。

そして一作目も二作目もテクノロジーの進歩とはどういうものだろうかという隠しテーマが生きているのもよろしいです。

アイアンマンスーツの硬質な感じや仕込まれたメカの描写が気持ちいいぞ。
「2」ではロボット軍団との組んずほぐれつの戦いもあって、スペクタクル感アップ!
また、メカ戦だけでなく、脇役の女工作員が見せる生身のアクションも殺陣が見事でカンフー映画を見ているみたい。

心配されたレースシーンも下手に実在するレースカテゴリーを持ち込んだりしないで、架空のレースとしているので粗はないです。
予告編で見て、どーなんだ?と思ったコースはやっぱりモナコ。
ちゃんとモナコでロケもしているそーです。
F1でもなくインディでもないフォーミュラカーは完全オリジナルデザイン。
でもサスペンションがアウトボード式でちょいと古すぎやしませんか、と。


2379 Reply 隔靴掻痒 殿様ギドラ Mail 2010/06/21 17:57

牛歩の如くのろのろと進めている「ゴジラ東宝特撮未発表資料アーカイヴ」を読みながらのコメント。

関沢新一氏による「ゴジラ伝説 アスカの要塞第二稿」はまあなんつーか、あんまりストーリーはおもしろくないですな。
人工知能がゴジラと戦うことを前提に物を考えているのがなんか不自然。
それでも関沢新一さんが描くゴジラ像には違和感なくゴジラを感じられました。
怪獣のアクションもきちんとト書きに書く関沢脚本の妙を味わえます。
ゴジラが投石攻撃をやってくれちゃうんだよなぁ。

さて、つづく山浦弘靖氏「SOS日本! ゴジラ特攻作戦」と斯波一絵氏「二匹のゴジラ-日本SOS!!-」については、
作品そのものより、解説に疑問があります。
同書中の解説ではどちらも84ゴジラ以降に書かれたものと断定していますが、本当にそうなのか?
田中友幸さんの資料からビオランテの準備中に依頼したものであるとわかった、とされていますが、
はっきりと山浦氏斯波氏に1985年以後に発注したという記録が残っていたのでしょうか?
発注があったとして、その結果書かれたのが収録された二作であるという確証は?
どちらも執筆時期不明とされているのに。

なぜそんな疑問を抱いたかと申しますと、「SOS日本! ゴジラ特攻作戦」のほうは解説でも疑義を呈しているように
宇宙人の侵略やガイガンの登場が84ゴジラには繋がらないということもありますし、ゴジラが完全に人間の味方扱いになっていること、
さらには透明怪獣カメレゴンと戦うゴジラを見た人間にゴジラ一匹で暴れていると勘違いさせ、人間にゴジラへの不信感を植え付けようとする宇宙人の陰謀は、
『ゴジラ対メカゴジラ』での偽ゴジラの効果に似すぎています。
『ゴジラ対メカゴジラ』の脚本を書いた山浦氏が自作とまるかぶりのアイディアを流用してしまったのでしょうか?

「二匹のゴジラ-日本SOS!!-」はもっと不自然です。
『怪獣島の決戦ゴジラの息子』との共通点が多いのに、決して続編ではないあたりが変だなと思ったのは軽い方で、
途中の仮装行列のシーンで「ジェンカ」が演奏され、仮装の内容が「オバQ、ロボタン、おそ松くん、ウルトラマン、ウルトラQの怪獣」であるというのは1980年代に書かれたものとは到底思えません。
さらに、登場するゴジラジュニアが船橋サーキットでいたずらするのですよ。
船橋サーキットは1965年7月から1967年7月までしか存在しません。
この作品は『ゴジラの息子』のための準備稿ではないのか?

斯波一絵さんの連絡先は不明とのことなので確認が取れなかったのでしょうけれど、山浦さんに確認することは出来たはず。
しかし、解説では依頼の経緯を推察するばかり。
なんとももどかしい本ですな。

それと付言すると、解説では「二匹のゴジラ-日本SOS!!-」にはゴジラによる破壊がほとんどない、などと書かれていますけれど、
ちゃんと読んでみれば、ト書きが少ないだけで、ゴジラは東京に上陸し都心まで破壊を繰り広げながら進攻しています。
怪獣による破壊のない映画を目指した物ではないでしょう。


2380 Reply 鷹の爪3&4 兄貴赤 2010/06/23 18:07

よかったです。
回を重ねるほどよくなってます。
でも、やっぱり博士の正体は謎なんですね。
オマケの4がまたよかった。
オマケにしておくのはもったいない。
3より4のほうが、面白かったという意見もあるくらい。
デラックスバージョン買って良かったです。
吉田君のデビューCDがないのは、ちょいと残念だけど・・・

2382 Reply Re:鷹の爪3&4 殿様ギドラ Mail 2010/06/28 17:41

> でも、やっぱり博士の正体は謎なんですね。

おそらく博士こそが、サドルストーンが探し求めていたクリムゾンキングの宮殿であるっつーことでしょう。
(え?違う??)

> オマケの4がまたよかった。
> オマケにしておくのはもったいない。

そうそう、だから皆さん、レンタルで済ませないでセル版を買いましょう。
DXFが板挟みになって「がおーー」と泣くシーンが名場面。
デラックスサンの近況も知れておとーさんは満足よ。

> 吉田君のデビューCDがないのは、ちょいと残念だけど・・・

へっへっへ。
DXF48のデビュー曲も入ってるのさ~。

2381 Reply そのまあ今回はアニメ色々ざます ルー等級つつ大臣 2010/06/27 11:29

ギドラ掲示板にも少し書きましたが今回は色々と昔(一部例外あり)のアニメを見たのでその感想をと。

1、「鉄人28号」モノクロアニメ版。
以前、初期エピソードはビデオで見たことがあるのででーぶいでーでまた見ていない後半エピソードを。
それにしても黎明期のアニメということを考えても作画演出に関しては酷い作品ざますねえ・・・。
(特に作画は)
同時期の「アトム」や「エイトマン」は動きがぎこちない部分はあったけれども
作画は当時としてはいいですし演出も悪くなかったざます。
ストーリーもこの後半になると全くのオリジナルで鉄人の新たなる可能性を求めて展開されていたのでストーリーに関していえば面白かったざますからその点は救いだったのですが・・・。
(作画は最悪と書きましたが全部が全部というわけでもなく良いシーンもありシルエットで雄たけびをあげる鉄人は良かった!)

2、「海のトリトン」初期オープニングとエンディング

これはユーチューブにアップされていたので見たざます。
そのうち初期オープニングは以前書いたと思うので詳しくは書きませんが
あのオープニングだと何となく萎えてしまうざます・・・。
(曲は南こうせつ氏ですから名曲だとは思うのですがミスマッチで本編への期待が失せてしまいます・・・・)
逆にエンディングに関しては初めて見たけれども実際の完成作品でもこっち使ったほうが良かったのでは?と思うほど映像が個人的には良かったと思います。
(実はこれオープニングのアニメが完成しておらず仕方なく間に合わせで本来のオープニングソングをエンディングにしたようですが・・・)

やはり実際の作品でもエンディングに関しては古めかしい感じは(フィルムの状態が悪いのもありますが)否めないざますねえ・・・。
ダイレクトに映像が古臭いとも思いましたし・・・。
映像だけでも初期エンディングをそのまま使えばよかったのにと思いました。
(この初期エンディングも映像はかなり劣化してましたが止め絵で表現されていたし場違いな実写シーンは無かったので古さは感じませんでした)
尚、本編はでーぶいでーで見たのですが良くも悪くも富野作品らしいというのか何というのか・・・。
ただトリトンがこの後半だと立派にヒーローになっていましたねえ・・・。
(ついでにピピも前半だとはねっ返りというのかツンデレというのかキャラだったのが素直になってたし)

3、エヴァ破

こちらは以前劇場で見ていて久々にでーぶいでーが出たので見ましたが
前回の「序」がただのリメイク以外の何者でもないじゃんと思っていたのが
こちらではほぼ新作エヴァになってました。
(前回というのかオリジナルシリーズでは5号機が量産型だったのが既に単独の試作品として登場し全くの別物となっていた)
で、「序」の後半でもそうでしたがシンジ君、オリジナルシリーズでは逃げてる男の子でしたがこっちではもう立派な男になってます。
(第19話ネタで一旦エヴァに乗ることを拒否したのだが戻った理由がオリジナルでは加持さんの説得?でしたがこっちは綾波を助けるためという理由ですのでもうオリジナルとは別物でしょう)
ということである意味ではオリジナルを凌駕した作品でした。
(見やすい作品という意味でこっちのほうがすんなりと入っていけましたし)
ただそれだけに3号機がまた使徒に侵食されてしまった展開というのはもう少し何とかして欲しかったざます・・・。
(これだと全くのリメイクじゃん!せめてオリジナルシリーズで消滅した4号機を今度使うとかして差別化を図って欲しかったし)

4、「わんぱく王子の大蛇退治」

こちらはオンラインレンタルで見つけて高校の時以来久々に見たざます
(ただ伊福部先生のサントラは持っているので音楽に関しては何度か聞いてる)

いやあ・・・素晴らしいざます!
主人公スサノオの成長物語としてもフルアニメ作品として見ても作画、動き共に芸術といっても過言でないほどの素晴らしさざます。
デザインはリアルでないけれども抽象化されたキャラクター達が織り成すドラマ展開は立派に芸術作品といっても良いざます。
(動きに関しても「エヴァ破」を凌駕しており当時の東映アニメ技術のレベルの高さが伺えることが出来ます)
ただ残念だったのがギドラ氏も以前仰った通り東映ってレストアしてないから
部分的にヒスノイズが目立ってそれほど画質が良くなかったことざます・・・。


2383 Reply Re:そのまあ今回はアニメ色々ざます 殿様ギドラ Mail 2010/06/28 17:48


新作エヴァ、まだ「序」しか見ていないけれど、「破」以降の本当の意味での新作部分がどうなっていくのか興味津々ざんす。
前作みたいな青春の門の前でうろうろするメンタリティを描くだけのものにはならないよーなので期待します。

2384 Reply Re:そのまあ今回はアニメ色々ざます ルー等級つつ大臣 2010/06/29 20:23

>
> 新作エヴァ、まだ「序」しか見ていないけれど、「破」以降の本当の意味での新作部分がどうなっていくのか興味津々ざんす。
> 前作みたいな青春の門の前でうろうろするメンタリティを描くだけのものにはならないよーなので期待します。

今回そっちのほうは控えめになってるし開けた作風に変わってますから期待出来るレベルざますよー。
「破」はもうオリジナルとは部分的には異なった展開となってますから「破」でようやく新作エヴァらしくなってます。

(ネタばれですがエヴァ初号機が捕食してしまうというシーンはオリジナルよりも早いうちからやってしまってるしそれに伴いサードインパクトも・・・)
ただ今度の「Q」はどうなることやら・・・。
また「あれ」をやってしまっては今度こそ庵野監督は・・・。

2385 Reply ああもう1クール(ぜんぜん話が進まない)ああまだ1クール(あと13話も残ってるの?) 殿様ギドラ Mail 2010/07/06 17:05

はぁ~。

やっと1クールです。

テレ東の「大魔神カノン」。
全26話と知って気が遠くなりました。
なら見なきゃいいんだけど、ダメだしする人間も必要でしょうと忍の一字。

というわけで、ものすごくつまらないです。

第一話を見た段階では、へーせーライダーとミカヅキを混ぜたようなものになるのかな、なんて思いまして、
それはそれで大魔神じゃないじゃん、なんて憮然としたものですが、
それも今となっては甘い思い出。

回が進むにつれておいらの顔は歪みっぱなし。

とにかくお話の組み立てがド下手。

人間の心の問題を扱っているつもりらしいけれど、その心理たるや掘り下げの浅さにめまいがクラクラ。
もっと言うと、表面的な説明ばかりで描写が伴っていないので登場人物に対して共感も反発も感じようがない。

そして作品内だけで通用する空想部分の設定、だけじゃなく登場人物の基本設定や人間関係もドラマと分離して「説明回」で明かされたりセリフで解説されちゃったり。
シナリオを書いているのは、企画書しか書いたことのないプランナーですかぁ、コノヤロー。

それからそれから、丁寧に描くのと冗漫は違うっつーの。
1クール使っても、ストーリーの全体像は全く進んでいません。
イパダダ(津軽弁の「いぱだ」から来ているの??)という魔物?怪物?が悪さしているからなんとかしようという話でスタートしてますが、
なんともなってません。

なにしろ、主役のブジンさま(この作品での大魔神ね)が回想シーンでしか出てきてないんだから、TVシリーズの構成を勘違いしているとしか思えまへん。
そりゃ、もともとの大魔神シリーズもクライマックスにちょっとだけ大魔神が出てくるわけですが、それは80分前後の映画だから成り立つ構成であって、
全26話のTVシリーズの半分を過ぎてもまだ主役が出てこないとは何事か?
いやいや、それでもいいんです。
他の要素で興味を惹きつけて飽きさせなければ。

人間ドラマに深みもなく、特撮の見せ場もほとんどないまま13話ですぜ。

正気ですか?

そのほかにも、あまりにも人間中心で物事が定まっている各種設定とか、他作品から借りてきたようなイメージの多用とか、まー見ていてイライラすることばかり。
それから、こんなTVを見るオタクどもはおねーちゃんが肌を露出すればそれだけで喜ぶだろ的な衣装デザインもね。
深夜ドラマだし子供の視聴者は意識していないのですよね? それで男女関係のもつれをストーリーに含ませるなら濡れ場のひとつもやってみやがれ。そこは小学生レベルの描写なんだよな。
てなこと言っても、ポルノまがいに裸を出せと言ってる訳じゃないのだよ。
大魔神シリーズにはなかった部分だが、大映時代劇にはエロティシズムを感じさせる大人演出が欠かせなかったでしょ。
そういう濡れ場のことよ。

なんだか製作費は莫大にかけたらしいので、終盤何話かは派手な特撮を見せるんでしょうね。
それにしてももったいない。
同じ金を使って一本の劇場映画を作ったほうが良かったでしょうに・・。
あ、スタッフ布陣が同じなら、どーせストーリーはポンコツか。

2386 Reply 大仁田厚かと思った 殿様ギドラ Mail 2010/07/09 17:43

偶然大魔神ネタが続いております。

長年(約40年)懸念だった『巨人ゴーレム』(1920)をついに入手。
モノクロサイレントだぞ。90年も前の映画だぞーー。

そろそろカメラワークを工夫しはじめた時代のドイツ映画で、同年製作の『カリガリ博士』と同系列(ドイツ表現主義映画)の雰囲気は、あるのかな。
『カリガリ博士』ほどひねくったストーリーではないけれど、妙な形をしたセットなんかはよく似ております。

というわけで大魔神の原点と言われているゴーレム伝説の映画ではありますが、
巨人ゴーレム、さほど大きくありません。
2メートル弱ってところでしょうか。
役者が着ぐるみとメイクでゴーレムになっています。

特撮は簡単な合成をやっている程度でまだまだ原始的。
しかし、魔物の顔が飛んできてゴーレムに命を与える言葉を伝えるシーンなんかは美術的に見事であります。

それから実物大セットのぶっ壊しはかなりの迫力。
(でも見せ方はまだまだヘタ)

皇帝が出てきたり、キリスト教とユダヤ教の対立があったりするけれど衣装デザインは古代ローマ風ではないので、神聖ローマ帝国が舞台なのかな?

ユダヤ人の秘術でゴーレムが動き出しユダヤ弾圧を止める物語が1920年のドイツで作られていたことが、その後のドイツを考えるとなんとも虚しいところ。

さて、大魔神の元ネタと言われる由縁は民衆のために像が動き出して働くというストーリー原型のことだとばかり思っておりましたが、
実際に見てみるとそれだけではありませんでした。

普段は無表情なゴーレムが激しく顔を変化させて怒りの顔になるシーンがありまして、
これは俳優の演技で顔を作っているのですが、そのあまりのオーバーアクトぶりは大魔神の変面にそっくりなのです。
それからクライマックスで、ユダヤ居留地の城壁にある巨大な門扉をぶち破るゴーレムの見せ方は『大魔神怒る』や『~逆襲』で見られる土手などを大魔神が崩すとその向こうに人々が!のシーンに酷似しております。
(でもカメラワークや編集は大魔神のほうがずっと良くできているのだが)

大魔神スタッフがどこまで自覚的だったのかわかりませんが、監督かカメラマンに子供時代に見たゴーレムの記憶が残っていたのかも、なんて思いました。

表題はゴーレムの体型と顔のことざんす。

2387 Reply ジャッキー祭り 兄貴赤 2010/07/13 17:31

先月はCS日本映画専門チャンネルで関根恵子祭りで映画12本連続放送に付き合ったばかりなのですが、今月はBS2でジャッキー・チェーン祭りで12本。
観る時間がない、たすけてくれ。
ジャッキーはSD画質放送なので、保存はせず見るだけですが、1日2本放送もあり、こや大変なのです。
途中にはレギュラー番組のチェックもあり、F-1やら僕の彼女はサイボーグやらかさなるし・・・
で、七福星(サモハン監督作)に、殺し屋役で倉田保明が出演していたのは感激でした。
85年作品なので、このころは倉田大先生なわけで、出演者クレジットではトップに名前がでてました。
役どころも非常に強い悪役で、ジャッキーとサモハン2人がかりでやっと倒したという感じでした。
でも、この映画、カンフーアクションのキレも素晴らしく見所が沢山あるのですが、ストーリーはメチャクチャでした。
この手の映画にはめずらしく、ビーチクありがポイント高し。

ジャッキーも残り4本、その後はスターウォーズ祭りは控えてるわけで、その後はブルース・リー祭りもあります。
SW祭りの最中に恐怖劇場アンバランス7話連続放送もあり・・・


2388 Reply Re:ジャッキー祭り 殿様ギドラ Mail 2010/07/13 19:19


もーね、あたくしもね、ちょっと余裕が出来たなんつってレア映画DVD(ゴーレム含む)を3枚買っちゃったりしてたんですが、
なんだか今週からひどいことになってまして、
昨日なんて一日に4本も録画かましてます。
日本映画専門チャンネルの加東大介特集とWOWOW雷さま大菩薩峠特集、さらにWOWOWの第二次大戦特集もあったりしてさーー。

お互い頑張りましょう。
(いやー、映画ってホントにいいもんですね。泣)

2389 Reply フューチュラマ 殿様ギドラ Mail 2010/07/22 17:54

先頃WOWOWで放送されたアメリカのSFギャグアニメ「フューチュラマ」を見ました。

もともとは「シンプソンズ」のスタッフが作ったTVシリーズだそうで、
今回放送したのはその長編版『フューチュラマ:モンスターの襲撃』と『フューチュラマ:ベンダーのゲーム』の2本。

ぜんぜん知らない作品でしたが、「ベンダーのゲーム」というタイトルがオースン・スコット・カード「エンダーのゲーム」(これも映画化されているそうな)の駄洒落か?と思ったので一応見てみたっつーわけです。

いやいや、おもしろい。
SFファンなら楽しめるのはもちろん、そうでなくてもブラックユーモアあり下ネタありの攻撃性にははまるはず。
(お上品な作品しか受け付けない人には無理か)

で、「ベンダーのゲーム」、ストーリーは「エンダーのゲーム」とはまるで別物だったけれど、「ダンジョンズ&ドラゴンズ」(ゲームね)のパロディかと思わせて「指輪物語」のパロディに発展していくエスカレートぶりが気持ちよかったです。

アニメ「フューチュラマ」、タイトルを覚えておいて損はないです。
しかし日本国内ではソフト化されてないみたい。
やっぱ日本でSFは受けないっつーことか。
(イベント的に流行れば別なんでしょうけどねー。「スター・ウォーズ」だの「ターミネーター」だの)

2390 Reply お久し振りです 海軍大臣 2010/07/27 12:54

さて、現在、銀座シネパトスにて特撮戦記作品の特集上映がされております。早速【ハワイマレー沖海戦】と【加藤隼戦闘隊】を見てまいりました。
【加藤隼戦闘隊】の方は何とオリジナル全長版だったのでビックリ。今まで劇場では平田明彦さんがナレーションを当てられたリバイバル版しか見たことがなかったものですから、感激もひとしおでした。
それにしても、【加藤隼戦闘隊】の戦意高揚映画とは思えない、あの爽やかさ、あるいは開放感はいったい何なんでしょうね。
先に【ハワイマレー沖海戦】を見終わってから【加藤隼戦闘隊】が始まったとき、冒頭の陸軍軍人たちが飛行場でズラリと並んでいる場面を見て、やっぱり陸式の軍服は野暮ったくて暑苦しいなどと思ったのもつかの間、たちまちドラマに引き込まれてしまいました。
【ハワイマレー沖海戦】に比べて関係者の証言なども少ない【加藤隼戦闘隊】ですが、この先少し研究してみたいと思っております。

2391 Reply Re:お久し振りです 殿様ギドラ Mail 2010/07/28 19:03


おお、お久しぶりです。
『加藤隼戦闘隊』、DVDで全長版が出た時はびっくりしましたが、劇場でも全長版の上映が行われているんですね。

数年前ラピュタ阿佐ヶ谷で円谷英二特集が組まれたとき、『ゲンと不動明王』『乱菊物語』『白夫人の妖恋』の三本を見に行きまして、そのときもらったチラシに別日の『加藤隼戦闘隊』の上映時間が110分と書かれていてぎょっとしたもののすでに上映が終わっていたということがありました。
そのときもちゃんと全長版の上映だったのでしょうね。
その後DVDが発売されたので、近年になってオリジナル版が発見されたとか??

毎年8月15日前後、12月8日前後には太平洋戦争関連の映画を見ることにしているので、今年は『加藤隼戦闘隊』を見ようかなっと。
(太平洋戦争からはちょこっとずれてますが)

円谷英二ファンのみなさま、来週月曜日8月2日午後1時からNHK BS2で『箱根風雲録』が放送されます。
山本薩夫特集の一環で放送されるレアもの。
円谷特撮は工夫の効いた合成カットざんす。
あ、増補版の「円谷英二の特撮映像」に解説が出てますね。

2392 Reply 鬼火 殿様ギドラ Mail 2010/07/28 19:10

7月の日本映画専門チャンネルで開催中の加東大介まつりで収穫あり。

今回の特集では大番シリーズも初見でありまして、なかなかに思うところがありました。
と言いながら、取り上げるのは『鬼火』(1956東宝)です。

監督は大番シリーズと同じ千葉泰樹。
音楽が伊福部昭ということでチェックしたというわけです。

上映時間が46分ほどのショートプログラム作品なのでこれまでTV放送はあまりなかったんじゃないかと思われますし、
もちろんソフト化はされていないそうです。

あらすじは、格別に善人でも悪人でもないガスの集金人(加東大介)が日常の細かな出来事の積み重ねから、
つい出来心を起こして貧乏な人妻に無茶な要求をしてしまったことから何が起こったか、という話。

短い尺を過不足なく使って、描くべき出来事を絞り込み、しかし、主人公の心の動きを自然に感じさせるためのエピソードは実に丁寧。

高潔な人だと主人公を悪人だと思ってしまうかもしれないけれど、
私程度の俗物だと、若い頃にはこれぐらいの悪心を抱いてしまったかもなぁ、と非常にリアルに感じます。

しかし、一方にとってのちょっとした出来心は他方には重い倫理の問題となる場合もあるわけです。
この作品の場合、ガス代未払いと貞操が天秤にかけられます。

主人公が引き起こしてしまった結果は重大で、それは責められるべきこと。
けれども彼は決して悪辣な気持ちを持っていたわけではない・・・。

津島恵子演じる人妻が、ガス代未払いをあそこまで負い目に感じていなければ別の結果があったかもしれない・・・・。

千葉泰樹・伊福部昭が組み合わさると人生に起こりうる葛藤や悲劇をえぐる秀作が多いです。
(「幸福への招待」「好人物の夫婦」「下町-ダウンタウン-」「二人の息子」)

この作品での伊福部音楽は、心理を音楽面から補強するものになっていて、メインタイトル曲は大魔神のタイトル曲に似たメロディと音使いで、
心の暗部を感じさせるものとなっています。
また、主人公が「覗き」をやりそうになる場面には通常の伊福部音楽ではあまり聞かれないタイプの曲が当てられています。
緊張感のある音の響きにドラムが無秩序に打ち鳴らされて重なるような、リズムもメロディもはっきりしない曲でした。
特撮ファンに説明するならば、『宇宙大戦争』でナタールから脳手術された岩村が意識混濁になる場面に使われた曲に似た感じかな・・。

2393 Reply またやられた 殿様ギドラ Mail 2010/08/02 17:13

本日放送予定だった『箱根風雲録』。

げげ、録画されてない。
あっ、国会中継だ!!

日本放送協会さんはこれがあるからいまいち映画ファンの心を捉えきれないっつーか。
セリフの音潰しもよくやるしね。

で、調べてみましたら、『箱根風雲録』は9月9日にずらされたようです。
山本薩夫特集とは関係なくなってしまった・・・。

2394 Reply 原爆忌に思う 殿様ギドラ Mail 2010/08/06 18:52

広島や長崎への核攻撃を扱った映画は何本かありまして、それぞれに意義のある作品です。

けれども、核兵器というものが全人類に関わる大問題であるということを訴えるには不充分ではないかとも思うのです。
核戦争を今後の問題として正面から描いた傑作『世界大戦争』もありますが、この作品の場合、普遍性を狙ったばかりに空想的だと受け止められてしまう弱みがあるように思います。(さらに放射線障害については触れていないし・・)

歴史映画として広島長崎への核攻撃を描く作品を作れないものでしょうか?

私が夢想するのは、核兵器に繋がる科学理論の発見や国家が戦争を起こす論理、アメリカが日本に核爆弾を使った理由といった大きな要素と核攻撃に曝された人々の生活を並列して描くような大作です。

過去の事実を丁寧に誠実に掘り起こし、特定のイデオロギーを押しつけるような作りにはせず、人類にとって普遍的なテーマが浮かび上がるようなものにしたい。

描写も科学的な正確さを重視して、爆発の破壊力や放射線障害の現実を映画的なウソを使わず正面から描くのです。
核兵器の恐ろしさは火薬の爆弾とは全然違うということを映像音響による描写で体感できるものにしたい。
そして、核兵器による破壊は世代を超えて引き続くということも。

特定のイデオロギーを押しつけたくはないとは言うものの、どうしたって戦争の悪、核兵器の悪を描くものにはなるでしょうし、そこに主張があるべきでしょう。

核兵器を使わなくても、戦争なんかやるべきではない。
しかし残念ながら戦争を必要だと考える人がまだまだ多すぎる。
それならばせめて核兵器だけでも無くしたいものです。


2396 Reply BRゴジラとDVDウルトラ ゴジゴメ@納豆が好き♪ 2010/08/22 14:18


管理人様

御久しぶりです!
暑いですね~ 仕事ではスポーツドリンク、帰っては梅干と塩分補給の毎日ですがいかが御過ごしでしょうか?
私は 最近老眼気味で模型作るペース落ちていますが ヤフオクで模型や怪獣ソフビを安価に購入している今日このごろです(^^;)


最近になってBRレコーダーを購入し 好きな三大怪獣を早速見ました。
画面きれいななっているのが分かりました。 特に冒頭 星百合子氏の夜のUFOクラブ取材シーン DVDに比べ格段に見やすくなっているので驚きました。
あとはラドンと地球防衛軍が見てみたいです♪



次にDVDで大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説、遅れ馳せながら見ました~!
☆ウルトラの星 
考えたなぁと思いました。
もともとの惑星は エコを反映させてか自然のままで ウルトラマン達はその上空の人工都市に住んでいる。CG技術スゴイですね♪

☆冒頭のゴモラとザラガスの戦い 
青い空 岩石だらけの不毛の原野 そしてZAPクルーがらみで人と怪獣の大きさが分かり易い特撮シーン、
それらから繰り広げられる巨大感これこそ怪獣特撮だと再認識しました♪
もともと同じ着ぐるみ♪

☆ベリアルのアテレコ
宮迫氏うまいなぁ!

と感心したのは以上の三つぐらいでした。


不快点です。
●話がスターウォーズと だぶる。
●ベリアルはダースモールか?
●スターウォーズの登場人物のような衣装。
●空手まがいの相変わらずの殴る蹴るの擬斗シーン 日本のアクションって「殴る蹴る」しかないんでしょうか?
●怪獣たちの扱い なんか低いというか軽すぎる・・・
●ウルトラ種族誕生秘話がミライによって語られましたが なんで「巨人型戦闘種族まがい」になったのかは語られずじまい。
●アテレコ初心者が多かった・・・まるでジブリ作品のようで辛かったですね。
●人物同士の緊迫した会話シーン 効果音より音声が小さくなったシーンが多かったですけれども ナゼ?

1959年生まれの私と同世代の方々なら何度も「こんなのばっかり見て!」とお袋にどやされた憶えがあるはず。
年月が経過して価値感も変化し 今や三世代または四世代に渡って人気があり知名度のあるウルトラマン。
この作品 観覧対象を全世代にしているのは良いのですが 人または大人のゆったりした会話のシーン、ユーモアのある会話のシーンが少ないのも疲れますね。
昭和のそれこそ三大怪獣や初期のガメラにはそれがありました。
唯一地球人代表として ZAPクルーが出演していたことが良かったと思いましたが。


2397 Reply Re:BRゴジラとDVDウルトラ 殿様ギドラ Mail 2010/08/23 17:48


おおーー!
ゴジゴメさん、お久しぶりです、というか、お懐かしゅうございます。
お元気なご様子、嬉しいざんす、シェーーッッ!!!

ブルーレイで観る映画は格別ですよね。
「三大怪獣~」では王女がつけている宝石のきらめきがびっくりするほど美しくて、DVDとは比べ物になりませんでした。
「地球防衛軍」はカラー初期の作品ということもあり、全体にそんなに高画質ではないのですが、それでもDVDより格段によくなったレストア技術で、ミステリアンのヘルメットの質感などが生々しく表現されていてびっくりでした。

「ラドン」は、なんかくすんだような画質に見えて、もう一歩かな?なんて思いましたが、
「サンダ対ガイラ」のリミックス5.1chトラックをドルビーTrueHDで再生したらすんばらしい音質にびっくりです。
それから「ゴジラ」の特典として収録されている伊福部昭音楽祭からの「ゴジラ」劇伴演奏もヨイデスよ。

「ウルトラ銀河伝説」、劇場には行く気にならず衛星放送待ちの状態です。
(いちおう見る気はある・・)
うーむ、いいところもあるようでほっとしましたが、ストーリー面には不安が募る一方・・。

岡村さんのプレッシャー星人がどれぐらい活躍したのかが一番の関心事だったりして。

感想をお聴かせ下さったことに感謝いたします。


2398 Reply 「大阪城物語」とここ最近見た黒澤映画 ルー等級つつ大臣 2010/08/28 20:14

ここの書き込みでは随分久しぶりのようなざます・・・。

(最近、ギドラ掲示板には頻繁に書いてますが・・・)
さて先日、「大阪城物語」のビデオを入手し約20年振りに再見したざます。
(そーいえばこの作品を観たのは「ビオランテ」公開前だからもうその位経過してたんだなあ・・・時というのは恐ろしいものざます・・・。)

で、当初の感想はというとせいぜい「面白かったけれども意外と素気ないな」といった程度のものだったのですが今回観て改めて思ったざますけれども「権力が人に及ぼす影響とその虚しさ」というテーマで製作されていたんだなあ・・・と思ったざます。
(当初、大阪城に憧れていた茂兵衛だったが大阪夏の陣を得て結果的には阿伊と静かな処へ向かうラストがそれを現していた。彼は「権力」の理想と現実を目の当たりにしそう選択したのである)

ただ純粋に娯楽映画として観ていても実に丹念かつ丁寧な作りで初見での素気ない云々は失礼だと不覚にも思ってしまったほどきちんとシナリオが練られていたんだなと改めて思ってしまったざます・・・。

(映画作品には余計な理屈は不要で必要以上な理屈はシナリオを阻害してしまうという事を感じた。)

さてこの作品も特撮は円谷監督でありますが冒頭の大仏さまのぐるっと回る合成シーンは正直よくデジタル技術のない時代にあそこまでやっていたと感心するのですがいかんせん合成のエッジが「モスラ」以上に目だってしまったのは今回見て残念だなあ・・・と思ったのですがただあそこで完璧な合成にしてしまっては意外と地味且つ素気ないシーンにしかならないだろうなあとも思ってしまいました。
(寧ろ予想外というか当時の技術の限界かというようなエッジは逆に「作家の意図」を伝えているのが観ていて判った。
完璧過ぎる合成は寧ろ「画面」が死んでしまうのだ。
あるいは臨場感が消えてしまうとも感じた。
丹念にマスク合成して完成したそうだけども正解だったと思う。)

で、タイトルバックの大阪城のミニチュアワークはやはり実写とも思えるほどの見事な映像で更に後半になると実際にロケして鉄砲放ってるんじゃないかと
思うほどのミニチュア特撮だったざます。

(ゾンデさんが以前書き込みしていた鉄砲輸送の後敵陣が橋を渡り爆破で吹き飛ばされてしまう特撮シーンに関してもよく観ないと実写とミニチュアの区別がつかないほどの編集の見事さでした。)

2、「生きる」
今回これも久しぶりに見たわけですが癌に侵され余命いくばくも無い人生をどう過ごすかという話というのを黒澤監督は判ってる!って思ってしまった・・・。

それまで当たり前のように生きている人生が急に崩壊してしまう不安や慟哭・・・。
迫る「死」を前に人生をやり直すかのようにそれまで出来なかった風俗遊びにふける渡辺だったがそれでも虚しさが募る・・・。
で、結局彼が選んだのは児童公園を作るといった具合・・・。
という内容ですが宣告されてしまっては誰でもこうなるであろうというリアルさがあるざますねえ・・・。
(当初、ヤケクソに女遊びしても既に結婚していれば所詮は「終わり」があり
本質的な「自分しか出来ない」こととはなっていない。
ヒロインの小田切とよにストーカーごときに寄ってきたのは彼女に下心を覚えたからでなく彼女が「自分」というものを持っていたからに他ならないのであった。
役所生活を長年続けてきている内に渡辺は「社会のロボット」となってしまい
「自我」を忘れてしまっていたのだ。つまり冒頭で20年前に死んでしまった云々というのは渡辺の「肉体と精神」でなく「自我」だったのだ。)

後半の葬式シーンでの回想も逆に渡辺の行き方を浮き彫りにしていてストレートな展開にしなかったのは寧ろ良かったかもしれないと思ったざます。


3、どですかでん

今回になって初めて観たのですが必要以上に「人」というものが実際には醜悪そのものという事を感じた作品ざます。
というか結構グロテスクな作品ざますねえ・・・。

(遺作の「まあだだよ」で主役を演じた松村氏がここでは娘をレイプするんだから・・・)

第一、ストーリーというのが曖昧なままで観終わったときも判らないままで感動すら覚えないし・・・。
ただそれでも「人間は素晴らしい」というメッセージが伝わってくる作品ざましたねえ・・。
それでも結局はあの電車馬鹿である六ちゃん、物語に絡んでくるのは冒頭と最初のシークエンスのみで後は部分的にしか出てこないからはっきり言ってそれほどこの作品では存在意義が感じられないざます・・・。

(てっきり六ちゃんが主役だと思っていたのに冒頭を除き全くといっていいほど物語に絡んでこないから存在感というのがほぼ皆無・・・。主人公がトリガーとなっていないのでストーリーが見えてこないのだ。)

はっきり言って日本では不評というのが納得してしまったざます・・・。
原作の寄せ集めのような印象で先にも書いた「ストーリーが見えない」(というかそもそも無いのでは?)というのが痛いところだし・・・。



2399 Reply Re:「大阪城物語」とここ最近見た黒澤映画 殿様ギドラ Mail 2010/09/02 17:18

なるほどー。

『どですかでん』は評価が分かれる作品なんでしょう。
黒澤作品の多くは骨太なストーリーががっちりと構成されているのが魅力でありますから、
この作品が変格なのは確かですよね。

それでも私は結構好きなんです。

人生ってこういうものかなぁ、と感じられるあたりでしょうか。
プライドの高いホームレスのエピソードには胸をえぐられる思いがしました。

黒澤映画の不発作『どん底』にも感動しちゃうので、どうも底辺で生きる群像劇に弱いんですな。

2401 Reply Re:「大阪城物語」とここ最近見た黒澤映画 ルー等級つつ大臣 2010/09/04 04:59


> 『どですかでん』は評価が分かれる作品なんでしょう。
> 黒澤作品の多くは骨太なストーリーががっちりと構成されているのが魅力でありますから、
> この作品が変格なのは確かですよね。

そうなんざます・・・。
黒澤作品というと骨太で尚且つストーリー構成がしっかりしている作品が多いだけにこの作品に関しては違和感を持ってしまったざます・・・。
(せめて六ちゃんがもう少しストーリーの中に活きていればまた違ったと思うのですが・・・)
でもミーも嫌いな作品ではないざます・・・。
初のカラー作品ということで結構幻想的な映像も多かったしどことなく「希望的」な映像もありましたから。
(特撮かな?というシーンもありましたし)

ただそれまでの黒澤作品から見たら違和感があったことも確かなんざます。
「デルス・ウザーラ」だと「姿三四郎」に繋がる人生の卓見者と弟子というテーマが見えていてそれほど抵抗がなかったのですがこの作品だとドラマの流れというのが聊か見えてこないのですから・・・。
(群像劇として考えればあの六ちゃんは不要に思えてくるしこの話ならば寧ろ乞食の親子を主役にしたほうが・・・)



> 人生ってこういうものかなぁ、と感じられるあたりでしょうか。
> プライドの高いホームレスのエピソードには胸をえぐられる思いがしました。

うーんなるほどざます。
人生というものをまざまざと見せ付けられる感じざます・・・。
人生、奇麗事では生きられない・・・というのはありますねえ・・・。
人間である以上、醜悪な面もあるし。
でも、それでも愛すべきというのが人間というメッセージは確かに伝わりました。




> 黒澤映画の不発作『どん底』にも感動しちゃうので、どうも底辺で生きる群像劇に弱いんですな。


底辺に生きる・・・といえば「天国と地獄」の容疑者もそうざますねえ・・・。
誘拐犯とはいえミーも感情移入してしまったざます・・・どうやらミーも底辺に生きる群像劇には弱いほうかもしれないざますねえ・・・。


2400 Reply 空ゆかば 殿様ギドラ Mail 2010/09/02 17:40

WOWOWの太平洋戦争特集で『雲の墓標より空ゆかば』(1957松竹)を観ました。

特攻隊を扱った作品で、まじめに作られているのでそれなりに納得できる映画ではありましたが、
製作当時の常識(軍国日本に関する知識など)を前提にしたシナリオなので、
今一歩普遍性が足りないと感じました。
(『雲ながるる果てに』(53)のほうが体当たり攻撃を正当化する理屈を語らせたりしていて、内容は深い。けれども、残念なことにこの映画を観て軍国日本を美しく感じてしまう人もいるみたい・・)

で、ストーリーとは別件。

この映画、なかなか堅実な特撮シーンがあるのに、特技スタッフが不明なのであります。
航空機のミニチュアや操演は今一歩の感があるものの、
爆撃を受ける基地のミニチュア破壊は堂々たるもの。

それなのに特撮班がノンクレジットとはどういうこっちゃ。

webサーチしてみたけれど情報はなく、相当細かい作品までフォローしている「大特撮」にも記述がありまへん。

松竹だから川上景司氏なのか??

映像作品掲示板過去ログ090726_100120

2201 Reply スタートレックのリニューアル版 ルー等級つつ大臣 2009/07/26 16:43

いよいよですがレンタル版も解禁されて見てしまいました。
で、内容に関しては今更ながらもSFの可能性を開拓する精神に感心し画質も従来よりも鮮明な画像で改めてその偉大さを認識しました。
が、・・・・今回のデジタルリマスターでは特撮シーンは全て(というかエンタープライズ関係ですが)CGIで作り直されており正直なところ「やり過ぎ」でしたね・・・・。
やたらと鮮明過ぎて逆にCGだと判ってしまうんですよ。
そりゃ昨今のアホバカCGみたいにやたらと物理法則を無視した動きやグラフィックが無いんですけれども(オリジナルに率儀ですが)でも何か違和感がある・・・。
まあさすがに技術的限界を感じさせる宇宙空間の合成シーンで画質がエンタープライズ関係で荒くなるってのは感じておりましたがそれがまた高速移動するというイメージに合致し微妙な距離感を演出していたのに対して今回のは軽いイメージです。
オリジナルの特撮スタッフの監修でやるのならともかくどうやら今回のは全くの部外者がやってるようなのでいいのか・・・?と。
(それでもオリジナルはいじるべきでないなあ・・・と思う)

2203 Reply Re:スタートレックのリニューアル版 殿様ギドラ Mail 2009/07/28 10:24


現在、BS2で散発的に放送しているので部分的に見たことはあるんですが、
つつ大臣さんの感想とほぼ一緒です。
CGIに感じる違和感は作品鑑賞の邪魔になるほど。
デジタルレストアで高画質化するだけでよかったのに・・。

それと、ハイビジョンに合わせて画面縦横比が16:9にトリミングされているのもどうかと思う・・。

2205 Reply Re:スタートレックのリニューアル版 ルー等級つつ大臣 2009/07/28 20:29

>
> 現在、BS2で散発的に放送しているので部分的に見たことはあるんですが、
> つつ大臣さんの感想とほぼ一緒です。
> CGIに感じる違和感は作品鑑賞の邪魔になるほど。
> デジタルレストアで高画質化するだけでよかったのに・・。
まったくざますよ。
CGIの部分だけ全く別の作品のようでどうも「宇宙大作戦」でないみたいなんですよ・・・。
(「ネクスト・ジェネレーション」みたい?それとも「エンタープライズ」か?もしかしたら現在公開されている「スタートレック」か?と思うほど違和感がありあり・・・。)
作品自体はよく出来た作品ですので悪口は出来るだけ言いたくはないのですがあれではデジタルリマスターではなく全くの別物ですよ・・・。
(このCGIのシーンを使って全くの新作で外伝を作るならまだ「・・・?」で済むのですが・・・)
おまけにそこだけやたらと「軽く」なってますしオリジナルの持っていた「重厚さ」が失ってるんですよ・・・。
当時の特撮スタッフはどう思ってるのか・・・?と考えると無神経としか言い様のない横暴さです・・・。





>
> それと、ハイビジョンに合わせて画面縦横比が16:9にトリミングされているのもどうかと思う・・。

これもハリウッドって相当厳しいとは思うんですけど撮影権ってどうなってるの・・・?
画面のサイズを変更するのって「違反」になるのですが・・・。
そんなところまで現在のハリウッドの凋落ぶりが出てるんですね・・・。

2197 Reply ガメラ 兄貴赤 2009/07/21 15:24

世の中ハイビジョン化であります。
昨年はスカパー日本映画専門チャンネルでゴジラシリーズをHD画質で一挙放送しましたし、モスラシリーズもやりましたね。
で、BS11では大魔神シリーズも放送しました。
そして、8月からガメラシリーズであります。
BS11ガンバってますね~
タダでハイビジョン画質で録画できるなんて、ちょっと前までは想像すらできなかった事です。
良い世の中になったものです。

さて、ガメラシリーズは当然全て手元にあります。
旧作品は「ガメラ完全保存化計画」というLDBOXもありました。
LD懐かしい・・・とは言え、我が家ではLDプレーヤーも現役であります。
さてガメラですが、どうも私はバルゴンでかならず寝てしまいます(笑)
ゴジラシリーズでもスペースゴジラは寝ますね~(爆)
バルゴンって、本編ストーリーが退屈なんだよね。
今回の放送では寝ないで見れるか!?

ともかく、BS11には感謝です。

2198 Reply Re:ガメラ ゾンデ5号 Mail 2009/07/21 20:23

実を言うと私は昭和ガメラは第1作と「対ギャオス」しか観ていないんです。
だから今回のハイビジョン放送は嬉しい限りです。
特に「対ギャオス」は大好きな作品なので。
ギドラさんは「対バルゴン」で寝てしまうそうですが、私は「ガメラ3」を劇場で見た時、怪獣対決のシーンがあまりに退屈で寝てしまった覚えがあります(当時小学1,2年でした)。
個人的には菊池俊輔先生が音楽を担当された「対ジャイガー」も見たいです。

昭和ガメラの凄い所は、本多・円谷コンビの王道路線に倣いつつ、独特のカラーを作り上げている所だと思います。
それと、絶妙なバランス感覚(子どもはガメラに懐くが、大人は警戒している)。

とにかく8月が楽しみです。

2199 Reply Re:ガメラ 殿様ギドラ Mail 2009/07/22 17:25

兄貴赤さん、お久しブリーフ。
く~、やっぱりガメラも放送しますか。

一昨年の暮れにWOWOWでハイビジョン放送したものをSD画質にダウンコンバートして録画してあるけれど、
いまはもうHD録画が出来るようになったわけで・・・・・。
しかし、BS11だとCMカットしたところで映画のリズムが乱れてしまうのは大魔神で経験済み・・。
くぁーー、ガメラはもちろん好きだけれど、BDソフトまで買うかと言われるとそれもどうか、
『対ギャオス』や『対ジャイガー』あたりはセルソフトがあってもいいんだけれど、角川大映のソフトってお得感が薄い。

悩むなぁぁぁ。
そのうちまたWOWOWで放送するんじゃねーか、とも思えるしなぁ。
(WOWOWさん、『大巨獣ガッパ』もハイビジョン放送してください)

で、あれ? 『対バルゴン』で寝ちゃう話、以前にも書きましたっけ。
そうそう。
おいらも兄貴赤さんと同じく、『対バルゴン』じゃ、よく寝ちゃうんですよ。
大坂城前でのガメラ対バルゴン一回戦が終わると、俄然ストーリーが単調に。
前半部は東宝怪獣映画ばりに人間たちのストーリーで引っ張っていくのに、関沢脚本みたいに上手くまとめられなかったんでしょうね、
後半は初期の怪物映画みたいにバルゴン対策を列挙していくだけの工夫のない構成になります。
もう眠い眠い。

ゾンデ5号さんは今回初見なんですね?
『対バルゴン』、特撮のレベルはかなりのものなので、バルゴンの冷凍液の猛威にご期待ください。
細かい描写をやってますぜ。

ガメラシリーズの最高傑作は『大怪獣空中戦ガメラ対ギャオス』だよなぁ。
対ジャイガーもイイデスヨ。

あ、ハイビジョン放送なら、『大怪獣ガメラ』の東京タワーに木目があって釘が打ってあるのも見えるかも。
というのは無粋な突っ込みで、第一作でのガメラの描き方は『三大怪獣地球最大の決戦』までを踏まえた怪獣観を表していてお見事。

ああ、円谷ゴジラの流れが途絶えたのと同じく湯浅ガメラも誰もあとを継ごうとしませんなぁ。

2200 Reply Re:ガメラ 海軍大臣 2009/07/23 12:35

> おいらも兄貴赤さんと同じく、『対バルゴン』じゃ、よく寝ちゃうんですよ。

『対バルゴン』は真っ当過ぎる位、正統派の怪獣映画の造りをしている分、重た過ぎるのかも知れませんね。

> ガメラシリーズの最高傑作は『大怪獣空中戦ガメラ対ギャオス』だよなぁ。
 
その点、子供を主要人物の一人に置いた『対ギャオス』は、作劇的に正解だったと思います。(観客の大半を占める子供たちと同じ高さの視点で話が進んでいく訳ですから)

もしも『対ギャオス』が『対バルゴン』みたいに子供が全然出てこないストーリーだったら、土方と強欲な農民たちが山林を巡って泥仕合を繰り広げる部分だけが印象に残る作品になってしまっていたのではないでしょうか。

2202 Reply Re:ガメラ KJ 2009/07/27 01:19

> > おいらも兄貴赤さんと同じく、『対バルゴン』じゃ、よく寝ちゃうんですよ。

すいません、私旧ガメラシリーズでは、対バルゴンが一番好きです(^_^;)
もしガメラ、というジャンルムービーの括りではなく、単発の怪獣SFと
して作り上げたら、大映独特の重さと共に、ハードな映画に成り得たと
思ってしまう私は、「怪獣映画」ファンとして見れば邪道なのかも
知れませんw



2204 Reply Re:ガメラ 殿様ギドラ Mail 2009/07/28 10:27

いやーどうもどうも。

寝ちゃう、と書くと、ずいぶんひどい評価みたいに見えますよね。
「対バルゴン」、嫌いじゃないんです。
怪獣バルゴンは四つ足怪獣の中ではアンギラスと争うぐらいに好きだったりします。
(ジャイガーもいいけれど、奴はボコボコが多すぎる・・)

それとなんだかんだやってもバルゴン退治がうまくいかず、最後はガメラがケリをつける、という筋立ては昨今の人間至上主義作品と違って確かに怪獣映画になっていると思います。

「対バルゴン」の後半(人間による怪獣攻撃に絞り込んだストーリー)に退屈を感じてしまう私こそ、あまり純粋な怪獣ファンではないんじゃないかなぁ、と思うことしばしばです。
同じように『大怪獣バラン』や『サンダ対ガイラ』も好きなポイントはたくさんあるとはいえ、物足りなさを感じてしまうんだなぁ。
この2作も多くの怪獣ファンから高い評価を得ていますよね・・。

2206 Reply 図書館の水野さん… 海軍大臣 2009/07/29 12:37

先日、小耳に挟んだ話です。

映画【ガス人間第一号】の中盤で、土屋嘉男さん演じるところの水野が、自分がガス人間になった経緯を語るシークエンスがあります。
で、その回想場面にある、自分が異質の存在になってしまったことに絶望して雨の夜道を彷徨うシーンで最初に撮影されたフィルムがNGになってしまったそうなのですが、その理由と云うのが、ラッシュに掛けたところ何と「人魂」が写り込んでいたためだと云うのです。
しかも撮影直後にロケ現場近くで葬式があったそうで、結局、問題の場面は改めてリテイクになったと聞きました。
真偽の程は不明ですが、夏向きの話題なので紹介させていただきました。

2207 Reply Re:図書館の水野さん… 殿様ギドラ Mail 2009/07/30 18:12

ぞっっっ。

お化けは怖いよぅ。

2208 Reply Re:図書館の水野さん… ゾンデ5号 Mail 2009/07/30 18:46

大画面で「ガス人間」を見たばかりなので、怖い話ですね…。
しかし海軍大臣さんは色々な話をご存知ですね。

2209 Reply 私的なお知らせですが… 海軍大臣 2009/08/01 12:36

私の所属しております特撮サークルのホームページが漸く立ち上がりました。
是非、覗いてみてください。

日本特撮ファンクラブGで検索して頂ければ、ネットアイランド上に出てきます。

私の書きました、山形国際映画祭プレイベントのレポートがアップしてあります。また、「苗字あれこれ」なるコラムには、伊福部昭先生とヤマタノオロチとの意外な関係(?)を明らかにしております。(ただし、残念ながら編集時のミスで二箇所ほど文章がヘンになってしまっておりますが)

以上、個人的な宣伝で場所をお借りしてしまいましたが、何卒宜しくお願いいたします。

2210 Reply Re:私的なお知らせですが… 殿様ギドラ Mail 2009/08/05 16:15

遅レスで申し訳ないです。

見ました、読みました。
海軍大臣さんの研究成果にはまったくびっくりです。
そして、山形国際映画祭リポートに感謝いたします。

ああ、本多猪四郎監督が真っ正直な人であったことがうれしいです。
私も以前いろいろありまして、バカにされてもなんでも思っていることは正直に言おうと決意したものの、
今度は周りの人間は二枚舌三枚舌ばかりじゃないかと思うと、相手の腹を探る必要が出てきて面倒くさくて仕方がない・・。

あれ、何の話だっけ。

ふと思うのは、作品に対する感想ぐらい、計算抜きでみんなが本心を語ればいいのに、ということだったり・・。
(嘘つきって案外多いんですよ・・)

2211 Reply Re:私的なお知らせですが… 海軍大臣 2009/08/06 18:36

早速、ご覧頂きありがとうございます。

近く、3年前の京都における【海軍爆撃隊】実見レポートも採録される予定ですので、しばらくお待ちください。

> ふと思うのは、作品に対する感想ぐらい、計算抜きでみんなが本心を語ればいいのに、ということだったり・・。
> (嘘つきって案外多いんですよ・・)

この御意見は、全くその通りだと痛感いたしました。

2213 Reply Re:私的なお知らせですが… 殿様ギドラ Mail 2009/08/13 15:18

おお、海軍大臣さんのレポートがあれば、『海軍爆撃隊』を未見の方にもどんな作品なのかが伝わることでしょう。
楽しみに待ちます。

> この御意見は、全くその通りだと痛感いたしました。

やはり、お感じになっていましたか。
人間にはいろいろありますよね・・。

2212 Reply ライダァァァダブルキィィック!! ゾンデ5号 Mail 2009/08/12 15:45

昭和ライダーシリーズのファンとして、1号・2号が初めての仮面ライダーであった私としては「仮面ライダーディケイド 劇場版 オールライダー対大ショッカー」を見に行かない訳にはいきませんでした。

劇場出たら頭痛くなりました。
CGと実写の使い分けは上手いのですが、脚本がダメだったんでしょうね。
お祭り映画にもなり切れていない印象がありました。
1号・2号が活躍すシーンは痺れたんですけどねぇ。

で、見ている間に「日本映画黄金期の映画をちゃんとしたフィルムで観たい!」という思いが強くなってしまいました。
後、仮面ライダー繋がりで、「東映まんが祭り」リバイバルなんかも観てみたいなぁと…。

マスコミで盛んに「日本映画復活の兆し」なんて言ってましたが、旧作リバイバルも地方でまともに見られないのでは、「復活」なんてとても言えませんよね…。

一応感想はブログにもアップしております。
時間があったらご覧ください。

2214 Reply Re:ライダァァァダブルキィィック!! 殿様ギドラ Mail 2009/08/13 15:27

やっぱりなぁ。
仮面ライダーは守備範囲外なので私がどうこう言えるものではないけれど、
現在放送中の「ディケイド」はちょろちょろと横目で見ることがありまして、
なんか、ヒーロー好きの中学生に大金渡して好きなように作れと言っちゃったみたいな雰囲気。
映像もドラマもスッカスカなんだよなぁ。

それで、このスレッドに便乗しちゃいますけれど、
「超ウルトラ8兄弟」、見ました。

無惨な映画でした。

なにもかも内向きで根拠のない夢を語るのみ。
おまけに演出がダルで緊張感もない。

ストーリーなんか添え物のアトラクションショーを映画にしました、というものでした。
そのくせ特撮レベルも大したことがなくて、怪獣の着ぐるみのテカテカカチコチぶりには泣けてきました。
昔の着ぐるみのほうがリアリティがあるってのはどういうこっちゃ。

あれで喜んだファンもいたらしいのがびっくり。
あきらめない心、なんて、口先で言うだけでドラマになってないじゃないのさ。

2215 Reply Re:ライダァァァダブルキィィック!! ゾンデ5号 Mail 2009/08/13 15:45

私は「ディケイド」は、半分ゲラゲラ笑いながら見てますが、
> なんか、ヒーロー好きの中学生に大金渡して好きなように作れと言っちゃったみたいな雰囲気。
> 映像もドラマもスッカスカなんだよなぁ。

というのには「そうだよなぁ」と思ってしまいました。
そこに昭和ライダーの王道ヒーロー番組の雰囲気も持ち込もうとしたから、無茶苦茶な映画になったんじゃと思ったり…。

> 「超ウルトラ8兄弟」、見ました。
> 無惨な映画でした。
>なにもかも内向きで根拠のない夢を語るのみ。
>おまけに演出がダルで緊張感もない。

あー、見ちゃいましたか。
ストーリー上起こること(何で突然ハヤタたちがウルトラマンになれるの?)が全く根拠がないし、お祭りとして楽しめ、と言われても全く楽しめません。

> ストーリーなんか添え物のアトラクションショーを映画にしました、というものでした。
> そのくせ特撮レベルも大したことがなくて、怪獣の着ぐるみのテカテカカチコチぶりには泣けてきました。
> 昔の着ぐるみのほうがリアリティがあるってのはどういうこっちゃ。

仰る通りです。
怪獣もいかにもアトラクションって感じで…。
本当に「Q」や「マン」「新マン」の方の怪獣が生物感があるってどういうこっちゃぁぁぁ。

まぁ、あの程度で感動してしまうってことは、ある意味、「麻痺」してしまっているんでしょうね。
今回の「ディケイド」もそうなんじゃないかと思ったり…。

いい加減、ウルトラもライダーも、原点を大事にした作品が見たいです。(そもそもライダーが改造人間じゃないってのが個人的には嫌です)

2216 Reply 和尚さんのご冥福を祈りつつ… 海軍大臣 2009/08/18 12:31

遅ればせながら、8/15の薨去なされました「和尚さん」こと、松林宗恵監督のご冥福をお祈りいたします。

しかし、終戦の日が御命日と云うのも、和尚さんが終生あの戦争にこだわってあられたことを思いますと、感慨もひとしおですね。

ちなみに確か源田実さんも8/15が御命日だったとおもいます。

2217 Reply Re:和尚さんのご冥福を祈りつつ… 殿様ギドラ Mail 2009/08/18 18:02


残念なことです。

思いはギドラ掲示板に書いております。

松林宗恵監督のご冥福をお祈りします。

2218 Reply 強いぞガメラ♪ ゾンデ5号 Mail 2009/08/22 16:33

現在BSイレブンでガメラシリーズを放映中ですね。
何とも恥ずかしい事に「対バイラス」「対ジグラ」しか見ませんでした。
第1作、「対バルゴン」「対ギャオス」は再放送するようなのでその時に見たいと思います。

私が最初に見たガメラは金子ガメラでしたけど、やっぱり湯浅ガメラの方が可愛くて、感情表現が豊かで良いですね。
逆に「小さき勇者たち」のガメラ(?)は可愛過ぎてダメです。

個人的に、「バイラス」以降は話のスケールが小さくなってしまっている感があります。
そういう意味では一番の傑作は「対ギャオス」ですよね。
子どもの夢と怪獣スペクタクルのバランスがよくとれています。
しかし、ガメラのテーマはやっぱり「ガメラマーチ」に限りますね。
今度ガメラを作る時流せとは言いませんが、インストの形でガメラのテーマとして流してほしいです。
で、作曲が「おばけのQ太郎」や「ど根性ガエル」、後クレイジーキャッツの映画や若大将シリーズでおなじみの広瀬健次郎先生なんですよね。
「対ジャイガー」「対ジグラ」だと弟子の菊地俊輔先生が音楽を担当されていますが。

何はともあれ、私はもう一度、円谷ゴジラと同じ様に、「人類の脅威だけど、子どもの味方」という湯浅ガメラの雰囲気を引き継いだガメラを見たいです。
感情移入を拒否したり、無理やり人類との関係を作らされるゴジラやガメラはもうこりごりです。
でも今の邦画界の現状では湯浅ガメラだ円谷ゴジラだ以前に脚本を作る能力がある人が少ない様で…、嘆かわしい限りです。

2222 Reply Re:強いぞガメラ♪ 殿様ギドラ Mail 2009/09/01 17:49

すんません、遅レスになってしまいましたぁぁぁ。

> 個人的に、「バイラス」以降は話のスケールが小さくなってしまっている感があります。

そりゃあもう、おっしゃるとおりで、当時の大映がガメラシリーズをどう考えていたかが反映されているんだと思います。
つまり、子供たちは怪獣さえ出てくれば喜ぶんだろうという考えですね。
で、予算をどんどん削ってしまった、と。
(「対ジグラ」は製作中に大映が倒産しちゃってめちゃめちゃになったようです)

そんな中でもスタッフは健闘していると思うのは大人の判断であって、
怪獣映画なのにスケール感が足りないのはやっぱりいけないことです。
この後期ガメラシリーズと同じような流れになってしまったのが70年代のゴジラシリーズだと思われ・・。
円谷英二亡き後、怪獣映画がコスチュームショーにされてしまったのは誰の差し金なのさと思ったり・・。
現場のスタッフが頑張ったって、予算不足では良い映画は作れませんて。
(映画斜陽だのオイルショックだのいろいろ言い訳はあるでしょうが、そんな中でも大作映画はあったわけで、怪獣映画を子供限定の娯楽にしてしまったのは製作サイドの思惑だったんじゃないか、と・・)

おっとっと、ガメラそのものから話がそれました。
私は最初に金子ガメラを観た時、「小賢しい」と感じました。
なにやら必死に大人向けの仮面を被ることに汲々として、怪獣映画が持つべきパノラマ感や野性味を失って、くどくどした説明が多くてうんざりしたのです。

とくにガメラなら、本多作品とは違った突き抜けたような明るさ、楽しさが無ければ面白くない。
象徴的なのがガメラマーチ。
ガメラマーチを獲得したとき、東宝のモノマネではない怪獣映画が確立したと言っても過言ではなーーい。

私のガメラは「対ジグラ」を最後に未だ復活の兆しはないのであった・・。


2219 Reply 復刻 『ゴジラ』タイトル・テーマ ゾンデ5号 Mail 2009/08/25 06:08

来月発売される第1作『ゴジラ』のブルーレイの特典映像として、去年行われた第2回伊福部昭音楽祭の映像が、HD画質で収録されるようです。

ttp://www.k5.dion.ne.jp/~god-sf/godzilla/g-blu01.html

足音や鳴き声(一応Mナンバーは付いてますから本当は「音楽」なんでしょうけど)まで再現した、という事で私は非常に欲しいのですが、まだ手が出そうもないです。
しかし第2回伊福部昭音楽祭の映像が一部公式の場に出るという事は、CD化もそろそろなのかもしれませんね(ステレオで「ゴジラの猛威」「大坂城物語」が聴きたいぞぉ)。

2223 Reply Re:復刻 『ゴジラ』タイトル・テーマ 殿様ギドラ Mail 2009/09/01 17:54

おお、そりゃ嬉しい。
うう、しかし、ゾンデ5号さんはまだBDには手が出ませんか・・。
音声仕様がどうなっているかにもよりますが、BDならCDより高音質で収録できちゃったりするんだよなぁ。

音楽祭のライブBDを発売してください。

2220 Reply フィルムが無い! 海軍大臣 2009/08/31 12:44

例によって真偽のハッキリしない風説なので作品名は伏せますが、我が国怪獣映画の金字塔とも呼ぶべき謀作品(その昔、完全版の存在を巡ってファンが散々大騒ぎしたアノ映画ですよ)の唯一現存するポジフィルムが一年ほど前から行方不明になっているとの大ショックな噂が飛び込んできました。

もし本当ならば、【日本誕生】の完全版ポジの廃棄に引き続いて、我が国の映画文化を冒涜するような大不祥事ですよ、これは!

肝心のT社はデジタルデータは残っているから、この先の商品化には問題無いなどと太平楽でいるようですが、フィルムを軽視する映画会社に明日は無いのだぞ!と言ってやりたい気分です。

今回はかなりトサカに血が昇って過激な表現になってしまいましたが、同意いただける方も多いのではと考えています。


2221 Reply Re:フィルムが無い! ゾンデ5号 Mail 2009/08/31 14:27

>海軍大臣さん
どうもCSでその某作品をHD放映した時は、HD化するにあたって現存している完全版ポジフィルムを使用しなかったらしいので、もしかしたら本当かもしれませんよ…。
ここまで言ったら皆さんもうお分かりになるかもしれません…。

とにかくフィルムの管理はしっかりしてほしいものです。
デジタルデータが残っていると言っても元が無ければ話にならない訳ですから、フィルムはしっかり管理しておかないとダメですよね。
しかし「日本誕生」完全版のポジの「廃棄」も酷い話です。
「紛失」ではなくて、「廃棄」なんですから…。
後世まで作品を残す、という発想がないんでしょうね。
メジャーな作品さえ売れればいい、なんて思っていたりするのではないでしょうか。

先日、海軍大臣さんからその話を伺ってはいたのですが、私も本当に怒っています。
先人たちの素晴らしい作品は後世まで残すべきです!
そんな発想がない映画会社には、海軍大臣さんの仰る通り明日はありません!
早く発見して本多監督生誕100周年イベントの時に完全・ステレオ音声版を上映してほしいです…。
私の様な若者は旧作を大スクリーンで見られる機会がほとんど無いに等しいので…。

2224 Reply Re:フィルムが無い! 殿様ギドラ Mail 2009/09/01 18:08

なにぃ!

やはりそういうことだったのですか。
ゾンデ5号さんもおっしゃってますが、CSでのハイビジョン放送時に一部DVD用原版(SD画質)を使ったものがありまして、その作品だとするととんでもない損失ですぞ。

デジタルデータが残っていると言ったって、なに? BDのハイビジョンソフトも復元部分はSD画質にするのですかね。
ふざけるな!

たとえハイビジョンでのテレシネが終わっていても、現行のハイビジョンなど、フィルムの情報を総て記録するほどの容量は持っていないでしょうに。

あくまでも原版はフィルムなのだから、それを廃棄するだの紛失するだの、映画作品をなんだと思っているのやら。

どうも昔から日本の映画会社はフィルムを大事にしない風潮があるようで困ります。
かつて黒澤明がフィルム倉庫の防火態勢がなってないと会社に意見したのに聞き入れて貰えず、その後火災発生で多くの作品が失われたと聞きました。
小津安二郎の『東京物語』もマスターネガは火災で焼失し、いま観られるのはマスターポジから焼き増ししたものだとか。
もはやオリジナルの美しいモノクロ階調を観ることは出来ないという話も聞いたことがあります。

もっともっとファンが怒れ!!

2227 Reply Re:フィルムが無い! ルー等級つつ大臣 2009/09/05 21:48

遅レスになってしまいましたがこの話を聞いてミーもさすがに「ふざけるな!!」という気持になりました。
と同時に日本って映画という文化事業に関しては少しも良くなっていないんだなとも呆れてしまいました・・・。
折角ビデオからLD、LDからDVD、そしてブルーレイの時代になってフィルム管理のシビアさが求められているってのにこの醜態とは・・・。
(特にこの作品と「日本誕生」は完全版ネガフィルムが現存していないだけに尚更・・・。)
やれデジタル原版とか何とかいったってやはり肝心のフィルム原版が無くては話になりませんよ・・・。
もう東宝はまたしてもファンの信用を失う事をやってしまうんでしょうかね・・・。
物凄くファンは怒ってますよ。
こんな会社では未来はもう無いでしょうね・・・。
せめてファンの意見を聞き入れる態勢をしなければマジな話、もう見捨てられますよ。
(尤もこの作品、海外ではユニバーサルが権利を持っているので海外版編集前のフィルムが残っていればまだ希望が持てるのですが・・・・。それすら怪しいか・・・。)
もっとフィルムを大事にしましょうよ!!!

2225 Reply やっと鷹の爪 殿様ギドラ Mail 2009/09/01 18:14

団員会報によると、秘密結社鷹の爪の新作が来年1月に公開決定とのこと。

さらにスポンサーさえつけば、10月からTVシリーズも新作放送開始だって!
もちろん古墳ギャルのコフィーも大学生になって登場とのこと。

テレ朝系らしいけれど、BS朝日でも放送すれば全国で観られるのに・・。

あ、来年の劇場版第三弾でも一般声優大募集だそうですよ。
「タ~カ~ノ~ツ~メ~」と録音して応募すれば、誰でも映画のエンドロールに名前が載るぞ!!

2226 Reply 亀はいらんかね~ 兄貴赤 2009/09/02 15:50

BS11のガメラ祭りも終わり一息ついているところです。
昭和シリーズは、HLモードでDVD-Rに全て保存しました。
平成シリーズは、やはり画質よいです。
当然ですね、で、これは画質重視でHXモードで3作品をBD-R1枚に収納しました。
平成シリーズは好きではないのでソフトを今後購入する可能性は無いと思われ、だからこそのHXであります。
で、ギドラさんも同意見かとおもうのですが、HDDにはまだ平成シリーズ保存されています。
もし、お望みならBD-Rに焼きますがいかがですか?

話変って、BSフジで放送した「バベル」みました。
予想より良かったです。
また、画質がとてもよかったです。
今まで見たBS放送の中でも1.2位を争うくらいの高画質でした。
音は残念ながら2chだったのですが、元がDDまたはdtsからのダウンミックスなので音質も良かったです。
これならDVD-RDLに保存しようかと思ったのですが、残念なことに菊地凛子さんのオマ*コにぼかしが入っていることです。
オマ*コといってもヘアーが見える程度なのですが、これは興ざめしてしまいました。
劇場公開では未修正と聞いております、TV放送であってもケアー解禁になってるのですから、ぼかしは入れないで頂きたかった。
これでは決定版にはならないし、かといってDVDレンタルしたら画質悪いし、とはいえBD買うほどのものではないし、悩みます・・・
(これもHDDで待機中)

2228 Reply Re:亀はいらんかね~ 殿様ギドラ Mail 2009/09/09 17:30


いやー、お気遣いありがとうごいます。

まぁ、へーせーガメラはWOWOWでのハイビジョン放送版をSD画質にダウンコンバートして保存してあるので、当面はそれで充分だしょ、と。
用事ができて見直すことはあっても、自分の楽しみのためにへーせーガメコを観ることはまずないですから、貴重なBDをおいらのために使っちゃいけませんぜ。



2229 Reply おくりびと 殿様ギドラ Mail 2009/09/09 17:54

先月WOWOWで放送されたものをやっと観ました。
劇場公開時にも気にはなりつつ見逃していて、さらに米アカデミー賞受賞凱旋公開も逃しちゃったんだからバカみたい。

というわけでモックンの『おくりびと』

んーー、こんな程度?

いや、悪くない映画ですよ。
納棺師を主役にすることでさまざまな「死」を織り込むことが出来ていますから、観ているうちに自然に生と死について考えさせられるわけです。

けれどもそれは企画の勝利。

それから、山形県の田舎町を舞台にしたところも正解でした。
遠くの山々や流れる川、降り積もる雪など、なにか原初的な部分に訴えるロケーションが効果的。(というのは自分が田舎の雪国育ちだからなのかも)

演出面はシリアスとコミカルの配分が上手くて白けることがなかったのも良し。

でもねぇ、シナリオがぜんぜん物足りません。
なんだかTVコントみたいな展開ばっかり。
演技・演出がほんのちょっと違っていたら、とんでもない怪作になっちゃったんじゃないでしょうか?

妻や友人があからさまに納棺師を差別していたり、そのくせ、一回納棺に立ち会ったらすっかり宗旨替えしちゃったり・・。
あのあたりの感情の揺れはもっとシナリオ上で抑制を利かせないとリアリティが生まれませんぜ。
それは山崎努演じる、納棺師のキャラクターにも言える。
まるっきり怪人じゃん。
これも大袈裟にしないように気を遣った演出に救われてますね。

というわけで、米アカデミー賞獲得の理由は、日本の風習が丁寧に描かれていたという、アメリカ人のお好きなエキゾチズムがあったからじゃないでしょうかね。

このレベルの映画なら、いまの邦画にもそんなに珍しくはないと思われます。
(なーんて書いてしまったけれど、なに、この映画、内外問わずたくさん賞を取っているのね。そんなに良いか?)

それから、ヒロスエは何をやってもCMに見せてしまう稀代のCM女優さんでした。
あれだけ生活感のない人も珍しい。
「私は具になりたい」(ナイツ)での仲間由紀恵ですら敵いません。

もひとつ気になったこと。
この映画だけではなく、最近の日本映画は画質が平板です。
発色は良くても、色のノリがベターっとしていて像の輪郭がはっきりしない感じ。
これって、ポストプロダクションでいじりすぎるからでは?
明暗・コントラスト・色彩をデジタルでいじり回しているでしょ。
現場でちゃんと調整せい!

2230 Reply Re:おくりびと ゾンデ5号 Mail 2009/09/09 18:23

アカデミー取ったとかで関心を持った映画でしたが、そんな傑作ではありませんでしたかぁ。
どうも時間割いてまで見る価値はないようですね…(それよりも黄金期の映画を借りて観た方が良いですかね)。

画質に関してですけど、黄金期の日本映画は発色が自然かつ鮮やかですよね。
今の映画は綺麗な画質になっても、いまいち平板な感じがします(つっても今年見た新作映画は「ヤッテシマッターマン」と「ディケイド」だけなんですけど)。

2232 Reply Re:おくりびと 殿様ギドラ Mail 2009/09/14 15:24

そうっすねー、大騒ぎするほどのものではないのは間違いないです。
それでも、観ればなにかは得られるかもしれないです。
んー、でもあんまり感情は動かなかったかなぁ。

2231 Reply もう止めてくれぇ… ゾンデ5号 Mail 2009/09/11 07:03

今度公開される「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE」に、なんとウルトラセブンの息子が出てしまうようです…。

ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090909-00000037-oric-ent

これ以上ウルトラシリーズの設定をいじくるのは止めてくれぇ、と思っていますけど、皆もう麻痺してしまっているようです。
すっかり初代マンにしろセブンにしろ、新マンにしろ「謎の宇宙人であった」という点は忘れ去られてしまったようで、残念です。
私もウルトラ兄弟大集合には喜んだものですが、一方で成長してから「謎の宇宙人」である一面に取りつかれたのも事実。
第1期ウルトラと新マンのファンの考えは受け入れられてもらえないのでしょうか。

話は変わりますが、この間「ジャングル大帝」のリメイク版(2009年制作)が放映されてたんですけど、テーマを直接的に表現し過ぎててよろしくないなぁ、と思いました。
本当に作品のテーマを表現したいなら脚本の中にひっそりと盛り込みやがれぇ、と言いたいですね。
最近は「これがテーマだ!」と叫んじゃう映画やドラマ・アニメが多い気がしますがどうでしょうね。

2233 Reply Re:もう止めてくれぇ… 殿様ギドラ Mail 2009/09/14 15:39


ありゃりゃー。
なんかもう、キモチ悪いです。
まあそりゃ、タロウ時点で親だ子だと言い始めてますから、同じ事ではありますけれど、
あのタロウ時代のソフト路線がそんなにいいんでしょうか。
悪玉ウルトラマンの登場なんてのも、もういいよ、という感じだもんなぁ。
シリーズ初、なんて言ってますが、はっきりした悪じゃなくても主人公と対立した別のウルトラマンなんてーのはさんざんやったじゃない。
ウルトラマンをいじり回して変なキャラを作るのはやめて欲しいもんです。

> 話は変わりますが、この間「ジャングル大帝」のリメイク版(2009年制作)が放映されてたんですけど、テーマを直接的に表現し過ぎててよろしくないなぁ、と思いました。

うーむ、そうでしたか。
いちおう録画はしてありまして、近々観る予定です。
基本設定は、手塚治虫的な匂いがあって好感を持ちましたが、パンジャの子レオが主人公ではダメだろ、とも思ってました。
それは「ジャングル大帝」の主人公であって、未来世界が舞台なら、レオの子孫が主人公となるべきだろうと。
早く観ようっと。

2235 Reply Re:もう止めてくれぇ… ゾンデ5号 Mail 2009/09/14 16:23

> まあそりゃ、タロウ時点で親だ子だと言い始めてますから、同じ事ではありますけれど、あのタロウ時代のソフト路線がそんなにいいんでしょうか。

思えばタロウの時点でそうですよね。
そんなにウルトラマンをいじり回す位なら、魅力的な侵略宇宙人か、怪獣を考えなさい!と言いたいです。
それこそ第1期、新マンの頃のストーリーの発想の仕方を見習ってほしいです(と言っても第2期は平成と比べればまだ、怪獣のキャラの作りはおなざりにはなっていなかったと思います)。
何でもかんでも第1期風にしろ!とは言いませんが、ウルトラマン・ウルトラセブン・新マンの魅力が「謎の宇宙人」であったことも忘れてほしくないです。
それ以前にまず怪獣ありきのドラマであったことを(今はウルトラマンありきになっちゃってますよ)。

> うーむ、そうでしたか。
> いちおう録画はしてありまして、近々観る予定です。
> 基本設定は、手塚治虫的な匂いがあって好感を持ちましたが、パンジャの子レオが主人公ではダメだろ、とも思ってました。
> それは「ジャングル大帝」の主人公であって、未来世界が舞台なら、レオの子孫が主人公となるべきだろうと。

私自身はオリジナルを見たことがないので、設定に関してはどうも言えないですけど、「手塚先生のアニメってこんなに直接的だったっけ…」と思ったり…。
後デザインが大分変わってて一目見て、「これがレオ?」と思っちゃいました。
私としてはリメイクよりもオリジナルを見たいのじゃー(つっても今時60年代~70年代のアニメを見たがる若者もいないかなぁ)。
またEDが内容とは全然関係のないタイアップでうんざり。
どうせだったら冨田勲先生にもう一度音楽を作ってもらった方(冨田先生が脚本に納得するかどうかは分かりませんが)が良かったです。

2240 Reply Re:もう止めてくれぇ… 殿様ギドラ Mail 2009/09/25 15:06

> それ以前にまず怪獣ありきのドラマであったことを(今はウルトラマンありきになっちゃってますよ)。

そこが一番引っかかるところです。
これ、ウルトラマンだけでなく、たとえばスーパーマンだって、最新作の映画は悪人の悪だくみよりスーパーマンの内面ばっかりだし・・。

で、フジテレビ50周年記念のジャングル大帝、観ました。
残念な結果ダス。
なんかいろいろ横槍が入って、毒にも薬にもならないストーリーになっちゃった感ありあり。
ま、はっきり言ってひじょーにつまらないものでした。
あれに「原作 手塚治虫」という表示をつけるのはおかしくないか?
キャラクター原案だけが手塚治虫でしょうに。

2247 Reply Re:もう止めてくれぇ… ゾンデ5号 Mail 2009/09/27 06:14

> そこが一番引っかかるところです。
> これ、ウルトラマンだけでなく、たとえばスーパーマンだって、最新作の映画は悪人の悪だくみよりスーパーマンの内面ばっかりだし・・。

うー、そうなんですか。
「水戸黄門」も何だか似た風になってきて私は見るのを止めてしまいました。
「スーパーマン」だって悪人がちゃんとしてなければスーパーマンの活躍にスカッとできないでしょうに。
何考えてるんでしょうね、

> で、フジテレビ50周年記念のジャングル大帝、観ました。
> ま、はっきり言ってひじょーにつまらないものでした。

やっぱりダメでしたか。
確かに毒も薬も無いストーリーでしたね。
何だか「押し付けがましい」とも感じたり…。

>あれに「原作 手塚治虫」という表示をつけるのはおかしくないか?
> キャラクター原案だけが手塚治虫でしょうに。

それだけ手塚先生のオリジナルをいじくっていた、ということなのでしょうか。
「原作 手塚治虫」にしないと売れないと思ってるんでしょうね。

こんなリメイクよりもオリジナルを見せてくれぇーーー、と思っちゃいます(近所のツタヤには手塚アニメは全くありまへん)。

2234 Reply 20世紀少年最終章ぼくらの旗 殿様ギドラ Mail 2009/09/14 15:44

残念。
大山鳴動鼠一匹とはこのことか。

近年の邦画としては期待して観ていた「20世紀少年シリーズ」、「最終章ぼくらの旗」をやっと観てきたのであります。

さまざまな要素が含まれていて、観ながら考えさせられるところが多いのは最終章も同じで、
白けることなく最後まで観ることが出来たのはお見事というべきなのかもしれないけれど、
結局のところ描ききれたのは、子供時代の体験に人生が支配されることもある、という事実だけであって、
観客に突きつけるのは、「正直であれ」というメッセージ。

子供の空想が生んだ恐怖の未来が実現していくというスリリングなストーリーではあるけれど、
映画が描くストーリーが子供の空想と同程度のディティールしか持ち得なかったのは失敗である。
つまり、宗教団体が科学技術を悪用したり政治の世界を牛耳ったりするのは現実世界にあり得ることだと、
すでに我々は知っているわけですが、劇映画として描くなら、なぜそんなことが起こるのかを解析してみせる必要がある。
大衆が集団として何かに、誰かに帰依して社会変革を起こしてしまうのはなぜか、を見せることで現代社会への警鐘たり得たのに、
そこには踏み込まないで終わってしまった。
(浅いながらも、表面的な演出でだまされてしまう大衆の怖さを描くシーンはあり)


また、「ともだち」が自分こそが20世紀を代表する者だ、と吐露するシーンもあって、
私なんかは勝手に20世紀が大量殺戮の世紀だったからか? なんて解釈してしまったけれど、劇中ではなにも掘り下げてくれない。

映画製作者たちが選んだ道は、「ともだち」は誰だ、を最大の見所にする方法。
それは大失敗だ。
第2章を観たあとで、私は、

>「ともだち」とは誰だ、で興味を引っ張っていくストーリーですが、おそらくそれは主題ではないです。

と書きましたが、それは逆に言うと「ともだち」とは誰だを主題にしてしまってはつまらないものになってしまうぞ、という意味でもありました。

この最終章ではともだちが誰かという謎解きにものすごく労力を使っていて、しかも、出来るだけ観客を惑わすための仕掛けをたくさんぶち込んでいるので、
感情を揺さぶることには繋がらず、なにがどうしてどうなったと因果関係を考えさせることしか出来ていません。

第1章公開当時の監督インタビューで、「個人の話にするつもりだ」というコメントがあって、なーんかやな感じがするなぁ、とは思ったけれど、
実際に鑑賞したら、人間関係にせよ事件の大きさにせよ、どうやったって個人の話で済む内容ではなかったので安心したらこのざまです。
ものすごく大きな話を強引に個人の話に矮小化させてくれました。

この映画もセカイ系の一変種じゃないのか?
それこそ現代日本の病巣のひとつでしょう。
複雑に絡み合う社会の実相を見ようとせず、世界と個人を等価とする発想。
だから自殺の代わりに世界を滅ぼそうとする。世界滅亡までは出来ないから無差別大量殺人をやる。
「ともだち」はまさにそういう発想をしているのだけれど、劇中でそれをはっきりと糾弾する姿勢はなく、むしろ、「ともだち」が受けた心の傷の代償として正当化しているフシすらある。

あーあ。

いいところもあるんですよ。
第1章冒頭のただの過去話に見えた放送室占拠事件が最後の最後にびしっと繋がる構成とか、
悪事を全て「ともだち」に背負わせる卑怯さを糾弾するところとか、
芸術の実効性を信じる姿勢とか・・・。

なのに、ストーリーの着地点がケンジ対ともだちになっちゃったので、空飛ぶ円盤が乱舞しようが巨大ロボが進攻しようがスペクタクル感は希薄で、
世界が滅亡しようとしているようには感じられないのが痛い。
第2章で広げた風呂敷を必死にたたんだだけ。

原作漫画はもっとちゃんとしているんでしょうね?

ああ、いかんいかん、これじゃまるでダメダメ映画みたいじゃないか。
えーと、クライマックスは拍子抜けするけれど、そこに至る道中にはいろいろといいところもありますので、
未見の方はぜひシリーズ全作をご覧下さい。
それから、TVで放送した「もうひとつの第1章、第2章」も映画とは別物になっていて映画を補強する内容があるので機会があったらご覧下さい。

2236 Reply 宇宙からのメッセージと紀元前100万年 ルー等級つつ大臣 2009/09/17 22:00

長らくご無沙汰になってしまいましたが先週、某レンタル屋にてDVDを見つけたので
久々に「宇宙からのメッセージ」を見ました。
で、感想はというと「話の展開が随分大雑把だな」と。
というのもこのストーリーの重要な鍵である「リアベの実」の登場が余りにも唐突だったからです。
ストーリーは知っての通りガバナス帝國に苦しめられた惑星ジルーシアの人々が殺戮の限りを尽くすガバナス帝國を倒す為にリアベの勇者たちを集うのに実を放出させるのですが主人公たちがかなり唐突に実を取り出すのです。
せめて実が出現し主人公の手に渡るシーンを丁寧にやってれば良いものの・・・。
それに丁度この映画が公開されたのが1978年ということもあり「SW」に負けじと張り切った(と思われる)矢島特撮なんですけど余りにも「SW」そのまんま・・・というか劣化コピーというかデザイン面では独自性に欠けてます。
(寧ろこれならば「惑星大戦争」のほうがデザイン面では魅力があり独自性もあります。)
ただ先に書いた矢島特撮ですが結構頑張ってます。
仰角から据えたガバナス艦から発進する小型戦闘機では艦の巨大感がきちんと表現されてるし主人公シローとアローの戦闘機のチキンレースシーンでは本家「SW」も凌ぐ急上昇のミニチュア演出も行ってます。
更に後半のシークエンス(アロー、シローの戦闘機がガバナス要塞に侵入するシーン)でもよくここまで!と思わせる演出ぶりですが・・・余りにもパクリだなあ・・・。
それに映画が始まっての冒頭では神秘的なスタートだったのですがそれが「・・・・」な展開になってしまうのはやはり深作監督なのか・・・。
(ただビック・モローと丹波哲郎のキャスティングは良いですが)
「ガンマ3号」もアクションで誤魔化してたからなあ・・・。

で、もう一つの「紀元前」のほうですがこちらは思ったより悪くない作品でした。
後のリメイクされた「恐竜100万年」のオリジナル版でありますが(主人公も同じトマクです。)この映画ですっかり有名(?)になってしまった「トカゲ特撮」ばかりの作品であると思われましたが実は着ぐるみ恐竜のシーンもありなかなか姿を見せない演出ぶりといい基本的な丁寧な演出でした。
トカゲ恐竜のシーンも巨大感とワニ恐竜の戦いのシーンも「本物」の持つ迫力が存分に出ています。
(最初に声で恐怖を煽りその後でティラノサウルスが出てきます。因みに冒頭、トマクが最初に倒したのはトリケラトプスでこちらもきちんとしたギニョールでした。)
ストーリーは原始人の一部始終の生活ぶりでありますが村を追放されたトマクが如何にして成長したかを丹念に描いてますので世界観が矮小された昨今の作品にうんざりした時はお薦めかなと思いました。


2241 Reply Re:宇宙からのメッセージと紀元前100万年 殿様ギドラ Mail 2009/09/25 15:20


やっぱりなぁ。
『宇宙からのマッサージ』は公開当時は見に行かず、(雑誌の監督インタビューを読んだらつまらなそうだったので)後にTV放送されたときに途中まで見たものの、気を失いそうになって挫折。
さらに後年、CSで録画して見始めたけれど今度は気を失い、
なんと今年初めて全編に渡って観てしまったのでした。

いやー、実にテキトーな筋運びに絶句しました。
深作監督はSFは撮れない人だったんですよ。
『復活の日』もひどいもんなぁ。
でも「仁義なき戦い」はいいですよ。

SWを変形してパクろうという安っぽさ全開だもんなぁ。
でもガバナス要塞への突入はむしろSWのほうがパクったのかもしれません。
「ジェダイの復讐」のほうがあとで作られていますから・・。
『宇宙からのメッセージ』はアメリカで賞ももらったらしいし、ジョージくんは矢島特撮に感激したってか。

さてさて『紀元前100万年』はまだ観たことがないので、興味津々ざます。

2246 Reply Re:宇宙からのメッセージと紀元前100万年 ルー等級つつ大臣 2009/09/25 21:56

そうだったざますか・・・。
確かに観ているうちに何だかやくざ物と同じじゃねーかと思ってたけれど・・・・。
SFといいながらもSWの真似をすれば「SFなんだろ」って適当にやってしまったのがあの作品だったざますね・・・。
SF的な(独自の)イマジネーションが無くほぼSWのパクリで終わってしまってるのでこれなら
「惑星大戦争」のほうが幾らかマシってものでしょう。
(とはいえ出来ではどっちもどっちか・・・)
ホントに深作監督はSF作品には向かない監督だなと改めて思ったざます。
さてもう一方の「紀元前100万年」のほうが出来がいいと思ったくらいですから
映画のイマジネーションという意味では70年代よりも50年代~60年代のほうが
豊かですよねと。
そういった意味でも「紀元前~」は観たほうがいいざます。


2237 Reply ゴジラ生誕55周年記念イベント おざわっち Mail 2009/09/20 01:42

ゴジラ生誕55周年記念イベントを行います。
2009やまなし映画祭に皆様是非お越し下さいませ。

開催日:平成21年10月10日(土)
会 場:甲宝シネマ(山梨県甲府市)
上映作品:『ゴジラVSメカゴジラ』(107分)
時 間:午前10時~(午前9時30分開場)
スペシャルトークイベントゲスト:㈱東宝映画富山省吾代表取締役社長・大河原孝夫監督

入場料:無料
入場方法: チケットが必要です。(1枚で1名様まで入場可)

お問い合わせ:甲府商工会議所 やまなし映画祭担当
TEL:055-233-2241(平日9:00~17:00のみ)
yamanashi-ff.com


※ゲスト、上映の日程などは変更が生じる場合がございますので、予めご了承下さい。






2242 Reply Re:ゴジラ生誕55周年記念イベント 殿様ギドラ Mail 2009/09/25 15:23


告知に感謝いたします。
こういう情報は大歓迎です。

が、く~、行けないだろうなぁ。
また富山さんはゴジラ復活についてなにか語っちゃうんでしょうか・・。

2238 Reply 本多監督のイベントがまた ゾンデ5号 Mail 2009/09/22 18:26

また山形で本多監督の特集イベントをやるようです。

ttp://www.yidff.jp/2009/program/09p5.html

10月11日(日)には「サンダ対ガイラ」も上映され、中島春雄さんも御来訪されるようです。
10日の方には行けませんが、11日は取り合えず都合がつきそうです。
本多監督の非特撮映画「花嫁三重奏」も同じ日に上映されるようです。
受験生の身である私ではありますが、旧作を近隣で見られる機会はなかなか無いので、どうしても行きたいですね。
ただ勉強もちゃんとしなくては…。


2243 Reply Re:本多監督のイベントがまた 殿様ギドラ Mail 2009/09/25 15:32


おおっと、「夜間中学」の上映もあるとは!
これも観たことがないです。
ショートプログラムムービーなのでソフト化されるとは思えないしなぁ。
「花嫁三重奏」もずーっと気になっている映画だし・・。

11日の上映では『上役・下役・ご同役』もお勧めしますよ。
東宝お得意のサラリーマン喜劇で、本多監督のコメディセンスを堪能できます。
いまではすっかりクリーンイメージの亡くなった坂本九さんが不良歌手の役で出てくるのも貴重かも。

受験勉強は大変ですよね・・。

2239 Reply 海爆! 海軍大臣 2009/09/24 12:56

以前お知らせしましたが、私めの所属しておりますサークルのホームページに【海軍爆撃隊】の実見レポートがアップされました。
もう三年前に書かれたものですが、結構詳細に書かれておりますので、是非ご覧いただますようお願いいたします。

2244 Reply Re:海爆! 殿様ギドラ Mail 2009/09/25 15:33

おお、アップされましたか。
行きます行きます。
読みに行きます。

2245 Reply ブルーレイ! 殿様ギドラ Mail 2009/09/25 15:48

『ゴジラ』『空の大怪獣ラドン』『モスラ』のBD、入手しました。

まだ『ゴジラ』しか観ておりませんが、ちょっとだけ印象を。

DVDではオートスタートでいきなり本編が始まってしまって、メニュー画面を呼び出すためには本編再生が始まるまで待たなければなりませんでしたが、
ブルーレイではメニューから起動してくれるので扱いやすくなりました。
リミックス5.1ch音声がある作品だと最初に音声セッティングしたいですからね。

画質・音質は良好です。
ハイビジョンになって解像度が上がったのは当然ですが、そのほか、明暗の階調も豊かになったようです。
銀座のてまり毛糸看板がくっきり!
BSデジタル放送だとグラデーションがかかったような画面に等高線のような枠が出来てしまいますが、BDソフトではそんなことはありません。

音はロールによってばらつきがありましたが、DVDより低域がよく出ている?(うちのシステムが変わったから印象が変わった??)

特典映像もかなりの充実ぶりで、伊福部昭音楽祭からの『ゴジラ』劇伴抜粋演奏はCDより高音質と思われます。
もう一度聞きたいと思っていたあの「音」が聞こえてきて感激。

それからDVDにも収録されていた伊福部昭インタビューの再録も意義あることです。
DVDを買いのがしていた人もBDを買って、伊福部先生の語りに耳を傾けるのだ。

製作現場スナップ写真集も資料性高し!!

2248 Reply 最後の海底巨獣 ルー等級つつ大臣 2009/09/29 22:05

ギドラ掲示板にも書いた通り遅くなりましたが感想をば。
「非常に良心的な作品」でしたね。
まずこの作品、平和なリゾート地のある島の海底から仮死状態の恐竜2体が発見され(よく書籍には氷付けとされてますが正確には仮死状態でした・・・)引き上げます。
しかもそれらはうっすらながら生きておりその内の一体であるティラノサウルスがまず目覚め住民たちを恐怖のどん底に叩き込みます。
(尤も最初に目覚めたのはもう一体のブロントサウルスの方ですが起き上がったのはティラノのほうが先でした・・・。)で、それを追うようにブロントも起き上がり更には原始人までもが復活して少年と仲良くしたり物語後半で洞窟に閉じ込められた少年を庇うように最後には犠牲になります。
で、恐竜二体の対決は最後にはティラノが勝利しブロントは傷ついた体を底なし沼に移動してどうにか命拾いしますがその後生死不明です・・・。
で、ティラノは最後、主人公の乗るクレーン車の餌食となって倒される・・・といった話ですがご都合主義とはいえ娯楽映画のツボを押さえた脚本、低予算でお粗末とはいえ結構頑張ってる特撮・・・とまあ誉めるところも多い作品ですがやはり恐竜の造形の酷さやモデルアニメによる動きもまた異様にぎこちなく寧ろ上半身部分のマペットのほうが良く動いてたし造形の出来がいいです。

この作品のDVDにはプロダクションノートが載ってありそれによれば当初特撮監督はウイリス・オブライエンが担当することになっていたがプロデューサーのジャック・ハリスが短気なせいか解雇されたそうです。
(ちなみに恐竜の造形はオブライエン作品の常連であるマーセル・デルガト氏でこれはオブライエン組の一人である彼がそのまんま残ったって訳ですがそれにしてもこの出来は・・・)
それにしてもそのままオブライエンが残っていればこの出来の悪さは解消されたものの・・・。
とはいえ志は高い作品ですのでそれらを差し引けばまずまずの出来かなと思いましたざます。
何だか全体的に「惜しい」作品です。

2255 Reply Re:最後の海底巨獣 殿様ギドラ Mail 2009/10/05 13:11


私もなかなかの佳作だと思っています。
昔、地上波の短縮版で一度見て、近年BSでノーカット版を見ましたが、まずまず楽しめる特撮映画でした。


2249 Reply 日本映画界よ、狂ったかぁぁ ゾンデ5号 Mail 2009/10/04 12:16

何だかもう日本映画界はどうかしてるとしか言い様がないですな。
「ヤマト」まで実写化しちゃうそうです↓
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091003-00000030-sanspo-ent

私は特段「ヤマト」に思い入れがある訳ではありませんが、TVシリーズを再編集した劇場版はDVDで一度借りて見ているし、父が大好きなアニメなので本当に嫌な気分です。
何でも監督は「三丁目の夕日」の山崎貴氏だとか…。
出来不出来はともかく、何でもかんでも実写化しちゃえという発想が分からないです。
「ヤッターマン」でも同じ気持でした。
富山敬さんの声ではない古代進は見たくないです…。
アニメと実写では表現できることが違うでしょうに…、もう「大馬鹿」と言う他ないです。

これで調子に乗って「銀河鉄道999」まで実写化しちゃうとなったらもっと怒っちゃうかもしれません…。

それに記事に「日本映画で本格的に宇宙を描くのは史上初だ」と書いてありますが、それだったら「宇宙大戦争」や「妖星ゴラス」はどうなっちゃうんだぁぁぁぁ。

2250 Reply Re:日本映画界よ、狂ったかぁぁ ルー等級つつ大臣 2009/10/04 17:07

全く同感ざます・・・。
でも「ヤマト」に関していえばいずれ実写映画化にするって事は思ってましたざますのでもう呆れてしまってますが・・・。
(噂では幾度とあったようですが・・・でも実行してしまうとは・・・)
これは多分にヒットに反比例した企画の貧困さが招いたものと思ってるざますよ。
どうせならかわぐちかいじ氏の「ジパング」でも実写映画化にすればいいのに・・・とすら思ってしまいます。
(但し「ジパング」は過去にアニメ化はされてますが・・・それでも「ヤマト」をやるよりかはマシ)
ホントに最近の日本映画はどうなってるんだか・・・。
既に定着したアニメの実写化よりもまだ手垢のついてないSF作品の映像化はあるってのに・・・。
(具体例でいえば日本SF界の父、海野十三氏の作品群など)
確実にヒットする要因のコンテンツでないと駄目みたいざますね・・・。
その事自体、日本映画の復興とは空虚だというのに。
ただ余程きちんとしてないと確実に存在すら忘れられるのでどう料理するかざますね。
(あくまで別物と考えて)




>それに記事に「日本映画で本格的に宇宙を描くのは史上初だ」と書いてありますが、それだったら「宇宙大戦争」や「妖星ゴラス」はどうなっちゃうんだぁぁぁぁ。

それ言うんだったら「惑星大戦争」は?「ガンマ第三号宇宙大作戦」は?と出てきますよ。
全くその記事書いた記者は無知だという他無いざますね・・・・。
日本映画で宇宙を描いた作品ってのはかなりあるんだし今更「初」ってのも馬鹿丸出し・・・。
(あ、「さよならジュピター」もあったなあ・・・。)

2252 Reply Re:日本映画界よ、狂ったかぁぁ ゾンデ5号 Mail 2009/10/04 18:57

>ルーさん
やっぱり企画の貧困さなんでしょうね…。
実写SFをやるならもっと適した作品がある筈なのに…。
アニメはアニメのままで、そっとしておいて欲しいんですけどね…。
ファンからはきっとボロクソに言われるんだと思います(と言っても何で実写版ヤッターマンは好評だったのか…)。

で、海野十三氏について調べてみたら、「火星兵団」あたりは映画化しても面白そうですね。
と言っても存在そのものが有名ではないからやりたくないんでしょうね…(調べてみたら読みたくなってしまいました)。
とは言っても映画会社自体で企画を立てた作品を見たいです(脚本を書ける人がいないんでしょうね)。

>確実にヒットする要因のコンテンツでないと駄目みたいざますね・・・。

そうなんでしょうねぇ…。
対象は「ヤマト」ブーム世代なんでしょうけど、もしヒットしてしまったら「銀河鉄道999」とかにまで手をつけちゃいそうで怖いです。

>全くその記事書いた記者は無知だという他無いざますね・・・・。

映画に関しては無知な記者が書いたのだと思います。
それとも過去に作られた宇宙を舞台にした作品はチャチだから今回のとは違う!と言いたいのでしょうかね。

「地球防衛軍」や「宇宙大戦争」「妖星ゴラス」などの素晴らしい宇宙SF映画を、小説などに頼らず生み出した日本映画の底力はどこへ行ってしまったのでしょうか…。

2253 Reply Re:日本映画界よ、狂ったかぁぁ KJ 2009/10/05 01:32

折に付け言っている事ですが、本気で現在の鑑賞眼に堪える物を作る
のなら、総制作費ではなく実制作費だけで20億は掛かるでしょうね。

このテの作品は、オリジナルへの思い入れがかなり強くなる分、
どうやっても中々高評価には至りにくい部分はあるとは思います。

ただ、結局話題先行で、出来は50点程度、ファンからは怒りを買い、
一般鑑賞者(大人)からは「まあ、日本でやればこんなもんでしょう」
で終わりはしないかという危惧は否めません。
(というか、9割近い確立でそうなると思いますが)

とにかく、ここ十数年の日本映画界の「創作という事への志の低さ」が
またもや垣間見えましたね。。

2254 Reply Re:昔の光、いま何処… 海軍大臣 2009/10/05 12:41

> とにかく、ここ十数年の日本映画界の「創作という事への志の低さ」が
> またもや垣間見えましたね。

実はつい先日、驚嘆すべき新事実を友人から聞かされました。

東宝がその昔(恐らく田中友幸さんがSF誌を通じて映画原作の公募をやっていた時期では」ないかと推察されるのですが)、何とあのハインラインの【宇宙の戦士】の映画化を検討していたことがあるというのです!

海野十三の【火星兵団】映画化については田中文雄さんが企画していたとは聞いていましたが、【宇宙の戦士】に関しては私も全くの初耳でしたから、正直腰が抜けるほど驚いた次第なのです。

それにしても、金銭面だとか技術的な可能性を云々する前に、「ともかくこの作品を映画化したいぞ!」といった強烈なモチベーションに突き動かされるまま作品企画の俎上に乗せてしまう当時の映画人たちの行動力には脱帽させられます。

志とか心意気とかいった熱い衝動が何時、何処で失われてしまったのか、今一度省みる必要が感じられてなりません。  

2257 Reply Re:日本映画界よ、狂ったかぁぁ 殿様ギドラ Mail 2009/10/05 13:35

ニュースで見ました。
なんだか、白け気分です。
ヤマトなんてさんざん西崎氏がしゃぶり尽くしちゃった企画じゃないですか。
そういや、松本零士主導の新作もあったっけ・・。

トレンディドラマみたいなキャスティングで客を呼ぼうってか・・。
はぁ~。

ただ、正直に申しまして、私自身は宇宙戦艦ヤマトには思い入れがないのです。
放送開始時に相当期待を込めて見始めて、最初の1クールはすごく面白かったのに、
後半はグダグダになってひどくがっかりしちゃったもんで、後のヤマトブームには乗っからず。
(あ、それでもTVシリーズ再編集の劇場版第一作は映画館へ行ったっけ。それだけSF映画に飢えていたのだよなぁ)

で、変な話、監督が山崎貴氏だというのでほっと一安心。
クレしんの実写化もやったわけで、アニメの実写化だけやっててください。
怪獣映画に色気を見せるような発言もあったので警戒しています。
彼にはおもしろい怪獣映画は作れませんから、こっちに来ないで!

(え!?宇宙の戦士を東宝が映画化する企画があったとは。それも円谷英二現役時代の話ですよね? 『エスパイ』も原作発表当時に映画化する企画があったそうで、そういうアンテナの張り方なんだよなぁ)

2259 Reply Re:日本映画界よ、狂ったかぁぁ ルー等級つつ大臣 2009/10/05 21:48


> (え!?宇宙の戦士を東宝が映画化する企画があったとは。それも円谷英二現役時代の話ですよね? 『エスパイ』も原作発表当時に映画化する企画があったそうで、そういうアンテナの張り方なんだよなぁ)

そうなんですよね。
此処の所、日本映画の企画のアンテナの張り方がやたらと歪んで偏ってるような感じがして勉強不足というのかいい加減だというのか・・・。
(実は「宇宙の戦士」を映画化する田中文雄氏の話は小説版「ゴジラvsキングギドラ」にも少し書かれておりましたのでそれほど衝撃は失礼ながら無かったのですが・・・。)
如何に現在の邦画の企画力が落ちているのかが良く判ります。
志が余りにも低い!!
リスクを背負いたくないというのも判らないではないですが昔ヒットしたからって安易に映画化ばかりしてるともう未来はありません。

ゾンデさん、
海野作品に関してはこのサイトに行けば諸作品が読めます。
「青空文庫」
ttp://www.aozora.gr.jp/
このサイトでは作品のダウンロードを行い文章を読むというスタイルですけれども
海野作品もかなりあり必見!
(原作版「海底軍艦」もある。)



2261 Reply Re:日本映画界よ、狂ったかぁぁ ゾンデ5号 Mail 2009/10/06 06:00

「ヤマト」も考えれば何回も復活したり沈んでいたりしていた訳で、オールドファンからすれば、「何を今更?」って感じでしょうね。
何だかリメイクアニメもやるらしいですし…。

アニメ実写化・リメイクの流れは止まらないんでしょうか…。
松本零士氏の関わったアニメで言えば私は「銀河鉄道999」の方が好きなんですけど、こいつまで実写化されちゃいそうで怖いです(「メーテルを実写化できるか!」なんて言われそうですけど今はドロンジョ様も実写化されちゃう時代ですから)。
実際の所はTBSとジャニーズがつるんで無理矢理企画したキムタク主演映画であって、別に「ヤマト」である必要性も無かったとか…。
「ヤマト」に思い入れがある訳ではありませんが、ファンは大激怒でしょうね…。

>ルーさん
ありがとうございます。
後で読んでみようと思います。

2251 Reply デアゴスゴジラ購入とウルトラ1800シリーズ ルー等級つつ大臣 2009/10/04 17:40

というか両方とも試しに購入しました。
まずはウルトラのほうからですがまだ所有してなかった「Q」の5巻(ケムール人のエピソード)を購入。
で、作品の内容に関しては説明するまでもないので省略しますが肝心の仕様に関しては以前発売されたDVDと全く同じでこの商品ならでは・・・ってのは残念ながらブロマイドを除けば皆無でしたね・・・。
しかもそのブロマイドは「懐かしの」と言ってる割には復刻でも無しの新規のものだし気配りが少し足りない気がしました。
(メニュー画面も以前のデジタルウルトラと同一だしここぐらいは別物にし差別化を図って欲しかった・・・)
再発とはいえパナソニックで無いんだから音声や特典映像を追加して欲しかったですね。
(音声はデジタルウルトラのでなくMEテープのオーディオにしたりと凝って欲しかった・・・)
とはいえ廉価で手に入るのでそれまでデジタルウルトラに接していなければ迷わず「買い」でしょう。
ともう一つのデアゴスゴジラはこちらは本が基本でDVDはおまけというものですが
その本編自体は東宝DVDのデータ転用のようでしっかりメニュー画面が出ずに本編が始まる仕様も東宝DVDと同じでした・・・。
(頭にはデアゴスの商品案内で結構長くダイジェストが入る・・・しかもメニュー画面に入れない・・・・)
その上、予告編が収録されておらず既にDVDを購入していたのでちと微妙な仕様でした・・・。
(音声もモノラル一種のみ)
ただ創刊号で990円というのは東宝としては大英断的良心価格ですので今後、続けばいいかなと思うざます・・・・。
(今後は所有していない作品を購入ですが・・)

2256 Reply Re:デアゴスゴジラ購入とウルトラ1800シリーズ 殿様ギドラ Mail 2009/10/05 13:19


ウルトラのほうは従来品の再販という扱いなんでしょうね。
とにかく安さが嬉しい、と。

それに対して、デアゴの東宝特撮シリーズは廉価版という考え方なんでしょう。
黒澤作品は通常版、廉価版、レンタル版と三種がそれぞれ中身の違うディスクでリリースされていますから、
似たような考え方で通常版から特典映像や特典音声を省いているってことでしょうか。
んー、しかし、オーディオコメンタリーやリミックス音声は付けて欲しかったぞ。
(人によって好き嫌いは分かれるみたいですが、モノラルより疑似でもなんでも5.1chのほうが圧倒的に迫力が増しますからねぇ。それに、『モスラ』なんかだとオリジナルの4ch音源があるんだし・・)

で、どの作品もすでに入手しているにもかかわらず、あのTVCM(ゴジラだの轟天だののハイライトシーンが矢継ぎ早に流れる)を見ると、かーっと熱くなって衝動買いしそうになるから困ります・・。

2260 Reply Re:デアゴスゴジラ購入とウルトラ1800シリーズ ルー等級つつ大臣 2009/10/05 21:59


> で、どの作品もすでに入手しているにもかかわらず、あのTVCM(ゴジラだの轟天だののハイライトシーンが矢継ぎ早に流れる)を見ると、かーっと熱くなって衝動買いしそうになるから困ります・・。

期待の持たせ方が巧いざますよねあのCMは。
(何だか本家のブルーレイでもこの姿勢は見習って欲しかったなあ・・。)
こういった地上波のCMで浸透させなければ特撮作品の浸透度というのは駄目でしょうと改めて思ったざます・・・。
映像ソフトが発売される事やCS等で放映されるのはいい事ですがまず、地上波放映で浸透させなければ本多、円谷監督作品は失礼ながらもマニアのみの物となる危険性があります。
(存在そのものの抹消は無いにしても今の若者には知名度が低いので・・・。)
この企画は本来のゴジラ人気を取り戻す絶好の機会だと思います。

ウルトラのほうはというと本当に「惜しい」なと思います・・・。
もう少し特典を充実していたらと思うと・・・。

2262 Reply Re:デアゴスゴジラ購入とウルトラ1800シリーズ ゾンデ5号 Mail 2009/10/06 06:08

何だかんだ言って怪獣大戦争マーチを背景に「ゴジラ」や「日本沈没」「海底軍艦」「モスラ」「ガス人間」のシーンをCMで流されたら買いたくなっちゃいます。
1990円というのは学生にはありがたい値段ですけど、4chステレオがある作品には4chステレオ音声ぐらいは付けてもらいたいです…。
残念なのがあのCMは2週間限定でしか流れないということでしょうか。

>こういった地上波のCMで浸透させなければ特撮作品の浸透度というのは駄目でしょうと改めて思ったざます・・・。
映像ソフトが発売される事やCS等で放映されるのはいい事ですがまず、地上波放映で浸透させなければ本多、円谷監督作品は失礼ながらもマニアのみの物となる危険性があります。
(存在そのものの抹消は無いにしても今の若者には知名度が低いので・・・。)
この企画は本来のゴジラ人気を取り戻す絶好の機会だと思います。

そうです。
東宝特撮映画はマニアだけのものにしてはいけないと思います。
現実私の様な若造も虜にしたのですから、見れば虜になる若者も出てくる筈…(と申しましても今の同年代の人たちは特撮に対して「幼稚」「チャチ」「古臭い」という先入観があるようです)。
しかしこの廉価版DVDの発売はめでたいこと。
マニア以外の方にも東宝特撮を知ってもらうチャンスです(ブルーレイでもそうでしたが「ゴジラ」という括りではなく、「東宝特撮」という括りなのが嬉しいです)
そして全国リバイバル上映(「ゴジラ1983」の様に)~復活という流れになれば…(でも84ゴジラみたいになってしまう可能性もありますが)。

2263 Reply Re:デアゴスゴジラ購入とウルトラ1800シリーズ ルー等級つつ大臣 2009/10/06 20:54

そうざますよ。
何かをきっかけにして作品の浸透というのが始まりますからゴジラという括りでなく東宝特撮という括りにして正解ざます。
(そーだったんですか・・・あのCMは盛り上げ方が半端でないだけに短期間のみの放映が惜しいざます・・・。余談ながら1983年、ゴジラ復活の噂があった年、東宝が出版していた「東宝特撮全史」のCMを思い出してしまった・・・。これもかなり珍しいのですがそのせいかミーが小学生後半当時だったのですが学校でゴジラ談義で花が咲きました。伝説の作品という扱いでかなり話題になりました。)
そして映像ソフトのみならず大画面でリバイバルすれば盛り上がると思います。
やはり興味を持たせるきっかけというのは重要ざますし円谷、本多監督を知ってもらう為にも(特番以外にも)この廉価版の発売は意義深いものざます。

ただ確かに音声がモノラル仕様のみというのは惜しいところでそこらへんはどーにかして貰いたいところ。
(「キンゴジ」はステレオ音声しか現存しないのでどーなるか?今後の動向次第でしょうね。)


2258 Reply いろいろいろいろ 殿様ギドラ Mail 2009/10/05 14:00

ああもう、BBSに書く時間がものすごく少なくなっちゃって、ちゃんとしたことが書けまっしぇん。
ダイジェスト的にまとめ書きじゃい。

『空の大怪獣ラドン』ブルーレイ
DVDもそうだったかと思いますが、いまいち画質がくすんでおります。
当時のフィルムの限界?とも思ったのですが、特典映像の予告篇のほうがクリアな画質のような・・。
ただし、予告篇のほうはノイズ除去や色補正はちゃんとしていないのでトータルでは本編のほうが高画質と言えます、けれど、うーん、青空がきれいじゃないぞ!
そして、海軍大臣さんが気づいた、
>出水事故を告げる電話の左隣に置かれている書類に「昭和三十五年度」と書かれているのに気づきました。
このカット。
やはりブルーレイでも全部は読めませんでした。
「十五年度」ははっきり見えますが、その上の字が「二」なのか「三」なのか・・。横棒が2本見えまして、その形からおそらく「三」じゃないかとは思うのですが。
スタンダードサイズ画面でも左右端はテレシネ時にちょっと切っちゃうのかなぁ。

『ダークナイト』
マンプリさんのお勧めもあり、また、あちこちで良い評判を聞いたので見てみました。
ん~、私にはダメでした。
言いたいことは判る。
しかし、それを表現するための状況設定や人物描写が出来ていないと見ました。
たとえば大衆を固まりとしか描かず、異なる反応をする個人の集まりであるという視点は希薄。
主要人物の性格造型もあまり納得できませんでした。
とくに後半復讐鬼と化す検事くん、やってることが理不尽すぎますよ。
復讐心ゆえ、とは見えず、同情も出来ません。
それと、ヒロインがお世辞にもきれいとはいえない女優さんだったことも大きなマイナス・・。

『グーグーだって猫である』
意外と良かったです。
でも、こういう小品にしか佳作を見いだせない邦画界が寒い。

『蟻の兵隊』『ヒバクシャ世界の終わりに』
ドキュメンタリー映画です。
前者は国家がいかに個人を踏みにじるか、そして戦争や軍隊が人を狂わせる様が伝わります。
後者も国家が個人を踏みにじる様が伝わる内容で、さらに、現代社会にはすでに放射能汚染が蔓延していることを教えられます。
恐ろしいです。
核兵器を作るだけでヒバクシャが生まれます。
そして、原発もヒバクシャを生んでいます。

かー、ほかにも映画は見ているし、書きたいこともあったはずだけど、時間がないのじゃーー。

あ、海軍大臣さんの『海軍爆撃隊』リポートも読みました。
忘れていたディティールが思い出されてありがたいです。
などなど感想をあちらのBBSに書こうと思っていたら、ありゃ、掲示板がなくなっている。
スパムが多かったので閉鎖しちゃったんでしょうか・・。

2264 Reply うきーやられた! 殿様ギドラ Mail 2009/10/26 18:49

DVDでは黒澤映画のセルソフトを買っていなかったあたくし。

それでも特典てんこもりのボックス版を買っておけばよかったなぁ、なんて思っておりまして、
ブルーレイが出たら手を出そう、と・・。

というわけで先日発売になった黒澤明ブルーレイボックスその1を買ったのであります。
○マゾンで予約購入したので七枚組で二万円と、ブルーレイとしてはまずまずお安い価格でよかった、のに。

東宝はずるいぞ!!

特撮ブルーレイがDVD用特典を含んでさらにプラスアルファだったので油断してました。

黒澤ブルーレイには特典映像がないに等しい!
予告篇や特報はついていますが、DVD通常版に収録されていたドキュメンタリーなどは入っていません!!!

私としては『姿三四郎』の最長版を是非見たかったのに、入ってないでやんの。
これ、DVDの普及版やレンタル用にも入っていませんから、
6000円もする通常版DVDを買えってか。
ブルーレイより高いじゃないか。

特撮作品の担当者さんはエライ!
黒澤作品はステイタスが高いから、こまごまとバージョン違いを出してその都度稼ごうという腹か。
ずるいよ。

2265 Reply 再放送はないのか 殿様ギドラ Mail 2009/10/26 19:02

10月24日の夜、地元CATVの独自番組をたまたま見ていたら、
指笛奏者田村大三氏の特集が。
(ここでピンと来た人は偉すぎる)

指笛を楽器に高めた偉人とのことで、映画音楽にも多数参加している、という解説が出てきたところで「ひょっとして」と気が付きました。

なんとその番組でも田村大三氏の大きな仕事として映画『コタンの口笛』が取り上げられたのでありました。
(伊福部先生の写真も出ました)

CATVの番組はリピートが多いので、これは別日に録画しなければと思いつつ見ていると、
何年か前のコンサートのビデオが挿入され、
ご本人がコタンの口笛の思い出を話し始めました。
「伊福部先生が、オーケストラなしでティンパニと指笛だけでやるのもいいんじゃないかとおっしゃっていたのがずーっと気になっていまして・・」
というわけで、ティンパニと指笛だけの「コタンの口笛」が全曲放送されたのであった!

うへー、こりゃ、保存版になるぞとCATVの番組表を調べたら、がががーーん、その日が最終放送日だったのだ。

やっちまったぜ。

2266 Reply すっかり遅くなっての「た~か~の~つ~め~」 殿様ギドラ Mail 2009/10/29 17:32

10月からテレ朝系で始まった「秘密結社鷹の爪カウントダウン」、
気がつきゃもう4話も放送してしまいました。
(それを言うと、「京浜家族」の感想も書かずじまいだったわい)

サントリーが提供するのしないのともめた挙げ句、非提供ということで番組スタート。
まあこれはご覧になった方なら事情はわかると思いますが、
その、非提供なのにサントリー製品のCM(鷹の爪団バージョン)が入るというふざけっぷり。

この件、携帯向けのヤフートピックスでも紹介されてたのでご存じの方も多いかな。

さすがは蛙男商会。攻めの姿勢が素晴らしい。
「鷹の爪」を知ったあとでテレ東アニメの「銀魂」にはまり、
「銀魂」のふざけ方は「鷹の爪」を超えるなぁ、なんて思っておりましたが、
まるで「銀魂」と競うような鷹の爪団。
(「銀魂」は本編中間のCM枠内に番組オリジナルのウソCMを挟んだり、ウソの最終話【ファンの間では「終わる終わる詐欺」と呼ばれているそうな】を放送したり・・)

どっちもがんばれ!

で、鷹の爪新シリーズ、前回は「THE FROGMAN SHOW」と題するコフィーとの二本立てだったのが、鷹の爪がタイトルになってしまいました。
でも、古墳ギャルのコフィーも大学生になってちゃんと新シリーズが放送されております。
「THE FROGMAN SHOW」時代と形式は同じってことです。

ここまで4話、どちらの作品も初めての人にもわかりやすいように基本設定が伝わるようなストーリーが並べられています。
このあたりの親切さも蛙男作品の特徴と言えるでしょう。

駄洒落ネタも多い蛙男作品、
今週のコフィーには、あづちのジョーが登場。
もちろんあしたのジョーのパロディなんだけれど、古墳やピラミッドが人格を持つ世界でありまして、
安土城が前髪たらして登場しちゃうんだもんなぁ。
ひっくり返りました。
あづちじょう、矢吹丈の駄洒落にもなっているのがすごい。

ライバルは墓石徹!!(ひでー)

12月からDVDも発売開始なので、おもしろそうと思った方はぜひご覧下さい。
(おいらはブルーレイまで待ちます。だってHD製作なんだもん)

2267 Reply Re:すっかり遅くなっての「た~か~の~つ~め~」 兄貴赤 2009/10/30 16:06


> (それを言うと、「京浜家族」の感想も書かずじまいだったわい)

京浜家族、全話を一晩で見、その後じっくりリピート鑑賞もしました。
これ、明らかにギドラさん家族をベースに自分(フロッグマン)の家庭をも織り交ぜてアイディアが作られたと思います。
フロッグマン作品は、東京と島根を中心とし、西日本がメイン舞台でしたしネタもそちら中心だったと思います。
が、今回は棟方志功のパロディーキャラがいたりして、どう考えても・・・なのです。

さて、鷹の爪なのですが、残念ながらこちらでは放送していません。
ですが、世の中には悪い人がいて無断でアップしておりまして、我が家はそのおかげで見ることができております。
今のところ3話まで見ました。
いや~面白いです。

>
> 12月からDVDも発売開始なので、おもしろそうと思った方はぜひご覧下さい。
> (おいらはブルーレイまで待ちます。だってHD製作なんだもん)

あの~HD製作と言いましても所詮フラッシュですからBDの恩恵は殆ど無いと思いますぜ。
ちなみに、MPEG4圧縮(Divx)で平均転送レート800K/秒でっせ・・・
あれって、殆ど動かないからJPEGみたいなものですから。

2268 Reply Re:すっかり遅くなっての「た~か~の~つ~め~」 殿様ギドラ Mail 2009/11/04 18:46


> 京浜家族、全話を一晩で見、その後じっくりリピート鑑賞もしました。
> これ、明らかにギドラさん家族をベースに自分(フロッグマン)の家庭をも織り交ぜてアイディアが作られたと思います。

やっぱりそうなのかなー。
やり手の妻になさけない夫というところはまさに我が家ではあります。
(注・一昨年、蛙男商会探訪旅行で島根へ行き、FROGMANさんの奥さんのおばさんにお会いして菅井君の家を教えてもらった縁で、その後、劇場での舞台挨拶の際には家族みんなでお目通りしたりなんかして、FROGMANさんには我が家の雰囲気は伝わっている、んじゃないかな)

> あの~HD製作と言いましても所詮フラッシュですからBDの恩恵は殆ど無いと思いますぜ。

うははは、それはセル版DVDも買っちゃえ、ということざんすねー。
そうなんだなぁ、いつものパターンで、セル版には特典映像てんこ盛。
新作が一話ずつついてくるもんなぁ。
さらに今回は価格も抑えめで、ア○ゾンで予約すれば、1枚2000円そこそこで買えちゃうのだよなぁ。
やっぱ買いなのかぁぁぁぁ。


2269 Reply コフィーちゃんに異変が! 殿様ギドラ Mail 2009/11/04 18:54

昨夜放送された「鷹の爪カウントダウン」第五回。

「古墳ギャルのコフィー、キャンパスライフ」が変なことになっている!!

どうみてもニントクくんなのに、「チャールズ」という名前に変わっているぞ。
作品中でもしつこいぐらいに「チャールズ」という文字スーパーを入れていて、
「察してください、お客さん」と言いたげでありました。

メジャーになるといろいろ制約も出てくるということなのか。
そんな日本は嫌いだ。

2270 Reply 海のトリトンの初期オープニング ルー等級つつ大臣 2009/11/04 21:57

本編自体は何度か観たざますけれども噂で聴いてた南こうせつ氏のエンディングテーマが初期にはオープニングとして使われていたという情報を聞いたので調べてみたざますけれどもこれ本当だったざますね・・・。
(リアル世代なら知ってるとは思いますが迂濶にも知らなかったのです)
で観たらさすがにこれはないんじゃないの?って思ってしまったざます・・・。
大体作品自体にあの曲はミスマッチだし・・・。富野作品の本編であの牧歌的な内容だと違和感ありありだし・・・。
しかも映像がただの海底だけだったし・・・。
とはいえ曲自体は須藤リカ女史のボーカルも相まって名曲だとは思うざます・・・。

2271 Reply Re:海のトリトンの初期オープニング 殿様ギドラ Mail 2009/11/11 19:42


トリトンは見ていなかったとは、何度も書いたような気もしますが、
今年BSでTVシリーズを放送していたので偶然、エンディングだけを見ちゃったりしたのです。

そしたら思い出した思い出した。
本放送当時もエンディングだけは見たことがあったのよね。
かぐや姫とボーカルの須藤リカ(のちにテレビ三面記事のリポーターもやってたような)が実写で登場だったのよねーん。
んー、「神田川」の大ヒットより前なのか??

あれが初期にはオープニングに使われていたのかぁぁぁ。

あの頃の自分だと、そりゃ見ないわな。

2274 Reply Re:海のトリトンの初期オープニング ルー等級つつ大臣 2009/11/13 20:27

そーだったざますか・・・。
まあいくら間に合わせのオープニングだからってあれだとミーも観なかったと思うざますよ・・・何か場違いだったし・・・。
ただ曲自体は素晴らしいボーカルとは思いますのでギドラ氏が注目していたのは納得できます。
(神田川は因みにこれの後です。
後、須藤リカ女史とかぐや姫のユニットはこの時はこれに限っての特例だそうです)
ただ気になったのはこのオープニングもそうですがエンディングも映像自体がかなり褪色しているざます・・・。

2272 Reply とうとう森繁さんも 殿様ギドラ Mail 2009/11/11 19:55

今朝の新聞で知って、「ついにこの日が来たか・・」と。

森繁久彌さんがお亡くなりになりました。
外見もそっくりだったと言われるほどの社長シリーズの盟友、松林宗恵監督が亡くなったのも今年のことで、
なんだかミフネ、クロサワが相次いで亡くなったことを思い出しました。

森繁さんの映画はそんなにたくさん見ているほうではないかと思いますが、
『夫婦善哉』はもちろん、私としては『神坂四郎の犯罪』が印象深いです。
小ずるいところもあるけれど決して極悪人ではない主人公が周囲の人間の思惑に絡め取られるように凶悪犯罪の犯人に仕立て上げられていく。
そこには同じ出来事でも見る人間によって解釈が変わってしまうという事実が表現されていて、『羅生門』より藪の中かもしれない名作でした。

いま、駅前シリーズと社長シリーズを順番に見ています。
森繁さんの名演を堪能していきたいと思っております。

2273 Reply Re:とうとう森繁さんも 兄貴赤 2009/11/13 16:21

> いま、駅前シリーズと社長シリーズを順番に見ています。
> 森繁さんの名演を堪能していきたいと思っております。

順番を守れといわれ続けて20年、とうとう回ってきたといった所でしょうか。
今年からCS日本映画専門チャンネルで「東宝娯楽シアター」と銘打ち上記2シリーズに加え「若大将シリーズ」「クレージー映画」が週代わりで放送され始めたわけで、おかげで今まで見る機会が無かった「社長シリーズ」「駅前シリーズ」を全部見ることが出来そうで喜んでおりました。
そんな時にこの訃報で、なんとも因果なものだと感じております。
社長シリーズでの、三木のり平との宴会芸は絶妙で毎回笑わせてもらっております。
ご冥福をお祈り申し上げます。

2275 Reply ブルーレイ『モスラ』 殿様ギドラ Mail 2009/11/16 19:09

買ってからずいぶんと日にちが過ぎてしまいました。

ようやく見ることが出来たのでブルーレイ『モスラ』についての雑感。

まず、4チャンネル立体音響について。
事前の発表にもソフトのパッケージにもドルビーTrueHDと書いてあるのに、げげ、リニアPCM4チャンネルでやんの。(東宝さんはパッケージのミスプリントだったと発表)
うちのアンプはリニアPCMは2チャンネルまでなんじゃい!
再生機に多チャンネルLPCMを2チャンネルLPCMに変換する機能があったのでかろうじてステレオにはなりましたが、
ミックスダウンしているのか、リアチャンネルをカットしているのか、どうもDVDのドルビーデジタル4チャンネルより音像定位がよろしくない。

ブルーレイの片面2層なんだから容量には余裕があったはず。
なぜ従来のドルデジ4チャンネル版も一緒に収録しなかったのだろう。
あるいは予定通りTrueHDにしてくれれば、うちの機材ならTrueHDをドルデジに変換できたのに。

今後、『妖星ゴラス』だの『キングコング対ゴジラ』(BD版を出せるのか?)だの多元磁気立体音響音声のある作品をBD化するときにはご一考願いたい。

さて画質。
古い作品なのでもともと色の表現力は低いわけで、そこはまあDVDより少しよくなったぐらいかと思いましたが、
そりゃもう解像度が上がった事による差は歴然。
それだけでなく、DVD版にはわずかに残ったフィルム損傷の跡もすっかり消えていました。
レストアのレベルは確実に上がっております。
(DVDと何も変わらないという感想もアマゾンで読みましたけれど、一体どんなモニターで見たんでしょうね)

ミニチュアのディティールがよく見えるようになって特撮シーンの印象がすっかり変わりました。
もちろんこの作品も劇場で見たことはありますが、私が見たのはすっかり劣化したフィルムによる上映だったわけで、
今回のBDの画質には遠く及びません。

しかし、CSで放送されたHD版とは違うマスターのようです。
CSHD版のほうが輪郭がくっきりしているようです。
はっきりわかるのはオープニングの字幕。
CS版はビデオ合成のようにエッジがはっきりしていますが、BD版はわずかにぼんやりした感じ。
これは本編部にも共通する違いのようです。
これ、BDのほうが解像度が低いということではなくてあくまでも輪郭強調の程度の問題。
見比べればCS版のほうがくっきりしていて良いように見えるかもしれませんが、どうもフィルムの画調としてはBD版のほうが正解かも。
(うちはCSのハイビジョンを見る環境がないのですが、録画ディスクを拝借することが出来たざんす)

東宝の特撮ブルーレイサイトの解説によると放送用原版とは別個にブルーレイ用HDマスターを作っているようで、
コンセプトはフィルムをスクリーンに投影したように見せることらしいです。
それはいいけれど、ちょっとぼんやり方向に振りすぎているような・・。
(『空の大怪獣ラドン』のくすんだ画質もわざとなのかぁぁぁ)
まあ、その考え方なら、『キングコングの逆襲』での東京タワー展望台救出シーンがDVDのように明るすぎ、見えすぎでどっちらけにはならないと期待しますけれど・・。

なんやかんやで、カラーワイドの作品でハイビジョン本領発揮って感じでした。
(次は『サンダ対ガイラ』だってか)

2276 Reply トムとジェリーDVD 殿様ギドラ Mail 2009/11/16 19:14

「トムとジェリー」のDVDはワーナーホームビデオから発売されていますが、
先頃、パブリックドメインとして認められた作品(古くて著作権保護期間が過ぎたってことね)が別会社からDVD化されました。

あたしゃトムとジェリーの大ファンで、LDボックスもDVDボックス(アマゾン特製ボックス)も持っているけれど、
それらの正規版には大いに不満がありました。
まず、TVで見てずっと心に残っていた「パパは強いな」が収録されていないこと。
(TVでは放送されたジーン・ダイチ監督作品も収録されていませんが、これは1コインDVD版に収録されています)
そして、エピソードによっては部分的に削除されていることです。(主に黒人ネタがカットされている模様)
また収録順がバラバラでシリーズ作品としての流れを見ることが出来ないのもまずい。

というわけで、オフィスワイケー版「トムとジェリー」には興味津々でありました。
先日立ち寄ったディスカウントショップに全8枚がばら売りされていたので、中身を確認したところ、
おおおお! 「パパは強いな」が収録されているではないか!!

というわけで一枚500円を8枚買っちゃいました。
すんばらしい!

1940年から1953年の「トムとジェリー」がほぼ製作順に収録されております。
抜けているエピソードもありますが、それは正規版で入手可能。
そして、どの作品も(おそらく)無修正。
「台所戦争」と「勝利は我に」で確認したところ、正規版ではカットされているギャグがちゃんとノーカットだ!

マニアなら正規版と合わせて買うべし!
それほどではないけれど「トムとジェリー」は手元に置きたいという方には、このオフィスワイケー版をお勧めします。
ネット通販だと8枚組で3500円程度のようです。(ただし、アマゾンでは取り扱っていません)

気になる画質は、全然問題なし。
まだ全エピソードを見たわけでないので正確なことは書けませんが、ところどころにテレシネ状態の悪いもの(VHS用原版?)もありましたが、
基本的に正規版に見劣りすることはありません。
音声も二カ国語仕様なので、原音で楽しむことも出来ます。
字幕の付け方も正規版より親切と思いました。

この商品、「トムとジェリー」に愛のある人が企画製作したんじゃなかろうか。

こうなると、ハンナ・バーベラ時代後期のワイドスクリーン版もノートリミングでリリースしてくれることを期待します。
まだパブリックドメインになってないのかな??
「バーベキュー戦争」で目が充血するブルおじさんをちゃんと見たいぞ。

いやーしかし、「パパは強いな」はやっぱり抱腹絶倒だったわい。

2277 Reply 短くいろいろ 殿様ギドラ Mail 2009/11/18 17:27

『スタートレック』(2009)見ました。
心配したような改悪はほとんど見られません。
ディティールに「?」と思うところはありますが、まずまずスタートレックシリーズの1本としてみることが出来ます。

前宣伝では旧シリーズとは別個の作品であるかのように言ってましたが、
いやいやどうして、きちんとオリジナルシリーズとの接点を持たせた上でパラレルワールドを作っています。
時間テーマの枝分かれ宇宙パターンでありました。
そしてメカ・衣装・セットデザインが従来のイメージを踏襲する物だったのも良いところ。
ストーリーとしてはTOSのレギュラーメンバーが誰も彼も若いうちから一緒だったという作りと、スポックとウフーラが「ムフフ」な関係になるあたりはどうも感心しません。

付け加えると、アホな時間テーマ物で過去の自分と接触すると宇宙がぶっ壊れるみたいな屁理屈を語る場合がありますが、この映画では正面から「そんんなことはない」と表明していて痛快ざんした。

『ハッピーフライト』
航空マニアではないのでどこまでリアルなのかはわかりません。
けれども、さもありなんと思わせるディティールの細かさがリアリティを生んでいます。
シナリオの構成がお見事で、さまざまな要因が重なってストーリーを前進させていくさまが心地いいです。
かなりおもしろく見ることが出来ました。
弱点は心理の掘り下げでしょうか。
(乗客を説得するシーンが二つありますが、いまいちリアリティに欠ける。コントならあれでもいいのだけれど。全体に芝居は表面的である)

「鷹の爪カウントダウン」
むむ、昨夜放送の分ではちゃんとニントクくんだったぞ。
しかも、コフィーちゃんが「チャ」と言いかけて「今週はニントクくんだったわ」と。
一体、ニントクくんに何が起こっているんだ!

2278 Reply Re:短くいろいろ ルー等級つつ大臣 2009/11/22 16:37

ミーもこの内では「スタートレック」だけは観ましたが確かに当初の不安を吹き飛ばす佳作でありました。
(ただエンタープライズ号だけは後部エンジン大き過ぎでは?ということで若干違和感がありましたし艦内がちと暗いのでは?ということでオリジナルシリーズに馴染んだミーとしてはちと「・・・・」ではありますが)
ストーリーの構成としてはオリジナルシリーズの「前」ということでぎりぎりリメイクの枠を見事に回避、きちんと「スタートレック」シリーズの1本となっていました。
(後半辺りに老人スポックとしてレナード・ニモイが出てるのも良かったと思います)
ただギドラ氏の仰る通りメンバー全員が若いうちから一緒というのは余りにも都合が良過ぎるのではないかとは思いましたが。
さてさて流石にアメリカは「スタートレック」という作品に関して誰しも敬意を表しているんだなと今回の作品を観て思いました。

あの「はちみつとクローバーフィールド」の監督も今回は流石に前作のようなアホな構成とカメラワークはしていないですし・・・。

2281 Reply Re:短くいろいろ 殿様ギドラ Mail 2009/11/25 19:19


> さてさて流石にアメリカは「スタートレック」という作品に関して誰しも敬意を表しているんだなと今回の作品を観て思いました。

私も同じように感じました。
そういえば、「スーパーマン・リターンズ」もタイトル部分はクリストファー・リーブのシリーズとそっくりなデザインになっていて、リスペクトを感じたっけ。
ちなみにそのタイトルデザインを手掛けたのは、ゴジラふぁいなるナントカのタイトルをデザインしたやろーでした。
同じ人間がやっても対象に対する愛情のあるなしがはっきり出ちゃった結果かな、と。
>
> あの「はちみつとクローバーフィールド」の監督も今回は流石に前作のようなアホな構成とカメラワークはしていないですし・・・。

「スタートレック2009」の監督さんは「はちクロNYで大暴れ」(もじりすぎだって)のプロデュースなので、あのやっちまった感はカントクのマットくんの責任なんでしょうね。

2279 Reply 東映特撮ヒーローthe MOVIEその1 ルー等級つつ大臣 2009/11/22 16:58

偶然にてまたも見つけたので観てみました。
このその1には「スパイキャッチャーJ3」、「キャプテンウルトラ」、「河童の三平」「柔道一直線」のTV作品の劇場版ブローアップ作品だったのですがそれにしても東映は画質修正のレストアを一切してないんじゃないか?と思うほど画質が酷いですね・・・。
(当時のブローアップの限界か?とはいえ「J3」、「キャプテン」は特にザラザラ感が凄い・・・・)
これを借りた目的は当然のことながら(と思いますが)「J3」でありますがストーリー構成といい主人公の愛車のギミックといい本家「007」シリーズに見劣らないくらいにお洒落ざますねー。
殊にこの作品の矢島特撮は一見すると実写と見間違うほどに本編にマッチしていましたし愛車のコルベック・スティングレイ(だったっけ?)から発射するミサイル描写も曳航弾処理ですが真正面からのショットで迫力あったし・・・。
とはいえ主題歌は流石に最初観た時は爆笑ざますね・・・。
(ここだけ作られた時代を感じさせる・・・にしてもこれは酷い・・・)

次の「ちゃぷてんうるとら」は何度か見てますので衝撃という意味もなく
東映版「スタートレック」という趣ざますけれども冨田BGM、相変わらず素晴らしいざます!
佐藤肇演出も素晴らしく正に「未知の宇宙に立ち向かう人類の物語」ということで東映にしては意欲的ざます。
(が、造形物に関しては巨大バンデルの爆破用ミニチュアの造形が酷すぎる・・・・)
で、「三平」と「柔道」はテレビシリーズの1本をそのまんま上映したということでさほどのインパクトは無い・・・・が「三平」は結構恐怖演出がお見事で水木作品と東映は相性が良いという「鬼太郎」と「悪魔くん」の法則を踏襲していたのは見ていてホッとするざます。

2282 Reply Re:東映特撮ヒーローthe MOVIEその1 殿様ギドラ Mail 2009/11/25 19:21

「J3」はいままでスルーしてきちゃったんだよなぁ。
何年か前CSで放送していたと思うんだけど、見れば良かったなぁ。

うーん、その主題歌、聞いてみたい。
む、ユーなんとかにアップされてるか・・。

2284 Reply Re:東映特撮ヒーローthe MOVIEその1 ルー等級つつ大臣 2009/11/26 20:45

> 「J3」はいままでスルーしてきちゃったんだよなぁ。
> 何年か前CSで放送していたと思うんだけど、見れば良かったなぁ。
>
> うーん、その主題歌、聞いてみたい。
> む、ユーなんとかにアップされてるか・・。

そーだったざますか・・・。
実はミーも「テレビ探偵団」でハイライトやってた場面のうち、コルベット・スティングレイが飛び上がる特撮シーンがあり結構自然な良く出来てただけに気にはなってたのですが観る機会が無く(モノクロ作品だから再放送も無いか・・・)半ば忘却してたのですが今回でーぶいでーとなっていたので借りて観たのざますよ・・・。

主題歌は「冷たく光る・・チューリップの目J3!!!」とかざますけれどちょっと力み過ぎというか何というか・・・。
(とはいえ「別の意味で」味があるのは事実ざますけれど)
ユーうんだらとかニコ○○どーですかね・・・・。

2286 Reply Re:東映特撮ヒーローthe MOVIEその1 殿様ギドラ Mail 2009/11/30 18:37


ぎゃーーー、しびれるーーー。
ユーチューブにちゃんとオープニングをアップしてくれた人がいたざんす!

『大巨獣ガッパ』の歌に近いノリとでも申しましょうか。
「J3!!」のシャウトが、なんか無理してるっつーか、大変結構なお点前でした。
くそー、見ときゃよかった。

2283 Reply 鷹の爪カウントダウンその8 殿様ギドラ Mail 2009/11/25 19:26

昨夜の放送。

あははは、コフィーちゃんにニントクくんのことをあれこれ詮索するなと釘を刺されたわい。

そして、ついに鷹の爪団、本格的な世界征服作戦を展開!!
怪獣ファンには見逃せない内容になっておりました。
というより、ゲゲゲの鬼太郎のダイダラボッチに近いのか。


2285 Reply またまたやります。 兄貴赤 2009/11/28 16:42

CS日本映画専門チャンネル
昨年10月から東宝特撮HD化特集としてゴジラシリーズを一挙放送し、今年の2月だったっけ、あれ3月かなモスラ4作品放送しました。
で、第三弾として12月「1954年作透明人間」「美女と液体人間」「電送人間」「ガス人間第一号」「マタンゴ」が放送されます。
私の予想では、第三弾があるとしたら、ゴジラ以外の怪獣作品だとおもっていたのです。
バラン、ラドン、フランケンシュタイン対地底怪獣バラゴン、ドゴラ、キングコングの逆襲なんかだと・・・
あるいは、宇宙大戦争、地球防衛軍、妖星ゴラスなんかもあるし。
それらの方がメジャーだし、人気もあると思っていたのですが、最近は違うのでしょうか?
いや、私なんかは今回のチョイスに大喜びなのですが、10年あるいは20年くらい前なら、世間一般の特撮マニア、あるいは怪獣マニアなら順番としては先に上げた作品が第三弾だと思うのですね。
でも違った訳で、昨今の人気順位は変化したのでしょうか?
それとも、CSの担当者がそーとーなマニア?
いずれにしても嬉しい企画であり、HDで入手できるので大いに期待します。
無論、今後も続けていただき全作品をHD放送していただきたい。

それにしても、BDレコーダーを購入してからCSとBSでHD画質で映画が録画できる事に調子付き、気が付けば今月だけでディスク50枚も消費してるじゃなのさ・・・
これじゃ、ディスク収納ファイルも直ぐ無くなるわけだ。

2287 Reply Re:またまたやります。 殿様ギドラ Mail 2009/11/30 18:52


> でも違った訳で、昨今の人気順位は変化したのでしょうか?

どうやらそういうことらしいです。
特撮ブルーレイもゴジラ・ラドン・モスラの次がサンガイの珍味ですから。

で、先頃出版された別冊映画秘宝「東宝特撮総進撃」なるムックに載っていた、雑誌読者による人気投票でもサンガイが1位でマタンゴが2位ですぜ。

なんか激しい違和感を感じます。
ガス人間や液体人間はトップテンには入っていませんでしたが、全体に好みが変わってきた感はぬぐえません。
GMKが9位だって。
東宝特撮のベスト10だっつってるのに、『日本誕生』や『太平洋の嵐』『世界大戦争』(ほかにもいろいろあるけど)が入らずにGMKかよ。
特撮ファンは映画を見なくなっているんじゃないでしょうか。(映画の善し悪しがわからない、か、怪獣怪人のキャラものしか見ないのか?)
あ、映画秘宝の読者がアレなのか・・。

2289 Reply Re:またまたやります。 ルー等級つつ大臣 2009/12/08 12:10


> で、先頃出版された別冊映画秘宝「東宝特撮総進撃」なるムックに載っていた、雑誌読者による人気投票でもサンガイが1位でマタンゴが2位ですぜ。
>
> なんか激しい違和感を感じます。


ミーもこの本を購入しましたがこのランキングはちと違和感を覚えるざますよ。
ただランク内に「地球防衛軍」と「海底軍艦」が入ってましたざますからそれなりに健闘したんじゃとも思うざます。
ただこのランキングだと秘宝ライターたちがリアルタイムで出会った東宝特撮のランキングという気もするざますけれど・・・。
(その証拠としてライターが初めて劇場で見たゴジラである「キンゴジ」や幼少時のトラウマ映画の「マタンゴ」、「サンダ対ガイラ」も入ってるしその逆に「初ゴジ」が入ってない)



> ガス人間や液体人間はトップテンには入っていませんでしたが、全体に好みが変わってきた感はぬぐえません。
> GMKが9位だって。
これは多分でありますがオタクには人気の金子監督が撮った作品からだと思うざます・・・。
そしてネットで議論を沸かせたという意味でも・・・。
(ミーは今でも否定的ざますけれど・・・本編はどーしょうもないけれど特撮は一部の描写は結構な出来ですのでこれはこれでということで・・・とはいえあの不恰好な白目のゴジラは許せん!)




> 東宝特撮のベスト10だっつってるのに、『日本誕生』や『太平洋の嵐』『世界大戦争』(ほかにもいろいろあるけど)が入らずにGMKかよ。
全くざますねえ・・・。
オールタイムでのベスト10ならこれらの作品が入っていないというのはどーかしてるざます・・・。



> 特撮ファンは映画を見なくなっているんじゃないでしょうか。(映画の善し悪しがわからない、か、怪獣怪人のキャラものしか見ないのか?)
> あ、映画秘宝の読者がアレなのか・・。

多分間違いなく「アレ」でしょうね・・・。
辛口批評はこの雑誌の味だとは思うのですがもう少し「映画」を好きになりましょうとも云いたくなったざます・・・。



2290 Reply Re:またまたやります。 殿様ギドラ Mail 2009/12/09 18:39

> ただこのランキングだと秘宝ライターたちがリアルタイムで出会った東宝特撮のランキングという気もするざますけれど・・・。

そこそこ、そこに特撮ファン界の問題がありそう。
まあその、このムックのランキングは読者投票だったらしいので、投票者がどんな意識だったのかはわからないけれど、
なんというか、初見の印象だけで善し悪しが固定されている人が多くないか?

一例を挙げれば、子供時代に「三大怪獣~」を見て、怪獣たちが会話することに白けたからといって、いい年ぶっこいてからもあれはダメ映画だと言っている人もいるでしょ。
映画全体の作劇の妙とか、あえて怪獣に話させた意図とその内容まで考えが及んでいないとしか思えない。
子供時代で鑑賞がストップしてませんか、と。

そんな人こそ、特撮ものを子供向けに押し込めているんじゃないでしょうかね。
特撮作品が子供時代と直結していて、もっと大きな枠での映画表現として評価する目を持っていない、なんてことないのかなぁ?


2288 Reply ご無沙汰しております。 海軍大臣 2009/12/04 20:30

仕事がかなり忙しくて、余りお邪魔する時間が無くなってしまい失礼しております。
またまた私ごとで恐縮ですが、Gのホームページ掲載の会報最新号に松林宗恵監督の追悼文をアップしました。
主に戦争映画に関するエピソードが中心となっておりますが、お暇な時に是非覘いて見て頂ければ幸いです。
それでは。

2291 Reply Re:ご無沙汰しております。 殿様ギドラ Mail 2009/12/09 18:53


読んでおりますよ~。

東宝の宣伝部が戦争映画に対してそんなアプローチをとっていたとは知りませんでした。
製作スタッフはどんな思いだったのか・・。

昨日は12月8日だったので、『太平洋の嵐』を見ました。


2292 Reply いちおうコメントを書いておくか 殿様ギドラ Mail 2009/12/22 19:05

新作のウルトラ兄弟映画を見に行かない理由。

私はいまでも初めて「ウルトラマン」を見た時のショックをよく覚えています。
正直、ウルトラマンが少し怖かった。
何を考えているのかよくわからない不思議な存在だった。
ハヤタにベータカプセルを渡して「ははは」と笑う声は不気味だった。
そのウルトラマンが人間の味方をして戦うというのが変な感じでもあり、そんなウルトラマンだからこそ怪獣にも勝てるのだと思った。

そして、「ウルトラマン」というTVシリーズ全体から受けた印象は、日常性からの脱却だった。
それは当然のことで、怪獣や宇宙人が中心になるストーリーは親兄弟や友人という関係性で経験できる葛藤とはまったく異なる枠組みを持っていたからである。
それが私にとってのウルトラシリーズ。

超然としているのがウルトラマンであると長いこと信じておりました。
(複数の監督や脚本家が関わった作品ですから例外ないし、ブレはあるけれど)
(だからウルトラセブンには少しがっかりしたところもある。人間大のセブンが人間に日本語で話しかけちゃうんだもんなぁ)

ウルトラシリーズを知った時にはすでにウルトラ兄弟であり、ウルトラの父母がいたという人たちが近年のウルトラに満足なのは仕方ないとして、
少なくとも私は、ウルトラマンが親子だの兄弟だの、さらにはウルトラマンにも悪い奴がいるだのと言われてしまっては興ざめも甚だしいのであります。

どんな映画だって見なければ本当のことはわからないとは思いますが(新作『スタートレック』が良い例)、CMでウルトラの父がウルトラの母を助け起こすカットを見ただけで、
こんなもんおもろいわけないやん、おれのウルトラをもて遊ぶやん、とブラマヨ小杉になってしまうのであります。

だからセブンの息子なんかが出てくる映画を劇場へ観に行く気は起こりません、と。

2293 Reply た~か~の~つ~め~ 殿様ギドラ Mail 2009/12/22 19:07

関東ではいよいよ今夜が最終回の「鷹の爪カウントダウン」。

そのDVD第一巻が先日発売になりまして、蛙男応援団としては買っちゃうわけで・・。
相変わらずセルソフトにも仕掛けをする蛙男商会。
「鷹の爪カウントダウン」と「コフィーキャンパスライフ」のDVDは各4巻が発売予定となっておりまして、
それぞれに一枚ずつ「コフィー・キャンパスライフ」の没シナリオが封入されてきます。
全8枚だそうで、それが順不同で封入。
全巻購入しないと一続きの物語にはならないという意地悪さ。

それがねぇ、内容は書きませんけれど、いやもう嬉しくなっちゃう危険ネタ。
これはもう買った人だけのお楽しみですよ。
(どっかの誰かが得意になってブログかなんかでネタばらししてるんでしょうけどねー)

今回のシリーズ、以前の「THE FROGMAN SHOW」より時事ネタ危険ネタが多いような気がしますね。
ニュース23の蛙男劇場やwebSPA!の連載が終わっちゃったからかな?
うーん、土鳩山ポッポローが見たいぞ。

あ、北海道でも放送決定だそうですよ!
HTB北海道テレビで1月10日(日)より、毎週日曜25:50~26:20にオンエアー!!

さあ劇場版第三弾が楽しみだ。


2294 Reply 鷹の爪カウントダウン最終話 殿様ギドラ Mail 2009/12/23 18:54

ゆうべの最終話、いやー、おもしろかった。
展開に急ぎ足のところもあったけれど、まるで劇場用のようなスケール感。
(というのは前作の最終話もそうだったけど)

で、TVシリーズでまさかの3○○○映像。
すごいすごい。

フィリップ、大活躍。

経済を動かす(金儲け)ために戦争を利用するという実在する巨悪を斬る視点も納得できるし、
勝ち組負け組という発想を推し進めてしまって、誰かを踏みつけにして得をするのを当たり前だと思っている人が多い世の中になっていると感じているので、
この最終話の批判精神には大いに共感できました。

間接的にでも利権のために人殺しをするのは悪なのだ!
戦争を否定せよ!!(為政者は正義のために戦争をするというが、その裏を読むのだ)

2295 Reply 2009年あれこれ 殿様ギドラ Mail 2009/12/31 11:56

今年もいろいろな映画を見ました。(300本強)
でも、昨年までに比べると新作を劇場で見た数は激減。
なんか、外れ映画が多くてやんなっちゃったんだよなぁ。
題材としては『沈まぬ太陽』に興味はあったけれど、主演が渡辺謙なもんで見送っちゃいました。
(どうもあの人の芝居は生理的に合わないのだ)

で、今年初めて出会った映画にぶっちぎりに面白い映画はなかったけれど、
肥やしになったのは日本映画専門チャンネルでの吉村公三郎特集とWOWOWでの東映時代劇特集でありました。
伊藤大輔監督の歴史物には人間の「情」を踏みにじる権力闘争を批判する視点があって、昨今安易に武士道を称揚する輩に見てもらいたい作品でした。
(稲垣浩作品だと精神の自由を尊重する立場から武士社会を批判するものが多い)

で、今年初めて見た映画でぶっちぎりにつまらなかったのは、
『少林少女』でありました。
ストーリーがカス。
アクションもカス。
いやひどい。

てな話とは別に、
ガンダム30周年でNHK衛星がガンダム祭を放送しましたが、
長年、私は一作目だけは優れているがあとはどうでもいいやと思っていたものの、
なんか近年作られたZガンダムの劇場版だのひさびさに「逆襲のシャア」だのその他いくつかのガンダムをまとめて見てみたら、
ほとんどが一作目で扱われたモチーフを再利用しているだけで、
それも戦争を描くと標榜しながら狭い人間関係での感情のもつれを描いているだけで国家だの経済だの大衆だのといった複雑系に踏みこむ深みはございません。
アニメ史において「機動戦士ガンダム」が大きな足跡を残したのは確かだとしても、
一作目ですら周辺事情を取っ払った純粋な鑑賞をすれば、表面的に戦争を扱った子供だましにしか見えないことに気が付いてしまいました。
(あの時代の作品としてはしょうがないし、30年前にTVアニメでやってのけたのは凄いことなんだがなー)

もう、ガンダムはどうでもいいです。

それから、気づいちゃったのは、
私、宮崎アニメが好きじゃないってこと。
近年の作品は出来も良くないとは思っておりますが、昔の作品は優れたものであったとは今でも認めるところなんですが・・。

繰り返し見ている作品はほとんどないのに気が付いちゃったんだなぁ。
「カリオストロの城」はかなり何度も見ているけれど、
それ以外はほとんどが1回しか見ていなくて、別に見たくなることもないのであった。
出来不出来とは関係ない好みの問題で、たいして好きじゃなかったのだ。
なんか、変なことに気が付いた2009年でした、と。

それではまた来年!

2296 Reply 2010年!! 殿様ギドラ Mail 2010/01/02 12:24

明けましておめでとうございます。

2010年になりましたが、木星が第二の太陽になる気配はありませぬ。

うちは今年もゆるりとやって参ります。

さっき、TVで実写&CG版ヤマトの宣伝をやってましたが、なんつーか、特撮映像はCG丸出しであんまり志の高さは感じませんでしたねぇ。
キャストの人気と「ヤマト」ブランドでなんとかしようって感じ。

ギドラの巣トップページに年賀画像を貼り付けておりまするよ。

では、今年もよろちくび!


2297 Reply Re:2010年!! 海軍大臣 2010/01/06 12:25

明けましておめでとうございます。

さて、ご存知の向きもあるやも知れませんが、近く角川書店から東宝特撮映画の未映像化作品のシナリオや企画書を集めた資料集が出るようです。
以前、本ページでも名前の上がった作品も収録されるようなので、大変楽しみにしています。
以前の「円谷英二全集(仮)」みたいなことにならないよう祈っておる次第です。
それでは本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

2298 Reply Re:2010年!! 殿様ギドラ Mail 2010/01/09 23:50


>海軍大臣さん

こちらこそ、今年もよろしくお願いいたします。

> 近く角川書店から東宝特撮映画の未映像化作品のシナリオや企画書を集めた資料集が出るようです。

むむ。
それはすばらしい。
実現しなかった企画に作り手のやりたかったことが込められていたりしますし、
かつての東宝特撮映画がどんな発想から生まれていたのかを知る手がかりになることに期待します。

「特撮」という言葉が変身物の別名みたくなってしまい、特撮映画と呼べそうな作品がCGにばかり頼っている現状。さらにストーリー面ではスペクタクル感より叙情性を重視するものが多くなってしまった邦画。
非常に残念ながら、昔の映画のほうが、おもしろい。

邦画が面白かった時代を知るための資料はどんどん表に出して欲しい。

(でも価格が心配だなぁ。黒澤全集もちと高くて見送ってます・・。
あ、川北絋一監督の「特撮魂」は買いました)

2299 Reply 速報!鷹の爪ムービー3 殿様ギドラ Mail 2010/01/17 17:40

どんだけカスペルスキーとタイアップしてるんだーーーーー!!!

というわけで、速報と言いつつ、公開二日目に見てきました『秘密結社鷹の爪THE MOVIE3 ○ttp://鷹の爪.jpは永遠に』。

地元での舞台挨拶が二日目だったので今日見てきた次第。
(まだ前売り券があるのでもう一度行くぞ)

基本パターンは一作目二作目と変わらないけれども、今回のストーリーは巻き込まれ型といいましょうか、鷹の爪団の面々は行方不明の博士を捜し回るうちに巨大な陰謀に関わってしまうというお話。

名物となった(のか?)人生説教シーンも良い味で、ここにも「銀魂」との共通点が見られます。
(人間の価値ってなんだ、と)

で、予告篇などで告知されているとおり、アメリカ大統領が核兵器放棄を宣言するところから始まる今作。
昨年、現実にオバマ大統領が核兵器削減を訴えたことをヒントにしているのは明らかで、そのとき私が腹の底で思ったことを具体化したような展開になっていったことに驚きました。
そして、真相を隠しつつ「どっちなんだ?」とじらしながら話を進めていくシナリオのうまさがさすがです。
(一作目での和夫さんが総統の息子なのかどうかをぼかしながら語っていく手法に似ていますな)

なにがどうしてどうなった、なんてなことは書きませんが、もう安心してみていられる逸品。
セリフの小ボケは最大量かも。
ネタばらしになっちゃいますが、私が気に入った小ボケセリフをひとつ。
「島根の老人1000人がいてくれれば、100人力じゃーーー」

TVシリーズで大家さんがベイビーちゃんを出産してしまいましたが、それが本当に総統の子供なのかどうかはこの映画で確認せよ!
(総統は覚えがないと言っているわけですが、それは果たして・・・)
というのも島根県が大変なことになったためで、石川旅行へ行った大家さんがいつのまにか島根にいて、絶海の孤島にいたはずの総統と・・・・・・。
(あれれ?ネタばらしになってる??)

それから、博士のとんでもない秘密が明らかになる今作。
ここにも仕掛けがあって、エンドロールもちゃんと見ないとだまされますよ。

博士の秘密に関しては、ひょっとすると真っ当なSFで使えそうなアイディアが含まれているよん。
(元ネタがあるのかな?)

デラックスファイターはほとんど出てこないのに、ちゃんと大活躍してくれちゃうし、
幽霊フィリップにあんな能力(?)、生態(?)があったなんて!

観ている間ずーっと幸せな気分でいられる映画って、私の中では本多・円谷コンビの特撮映画以来かもしれません。

ヒロイン役の川村ゆきえ嬢(「激走!GT」のリポーターでおなじみ、なのはおいらだけか)の演技もまずまず問題なし。
とくに崖の上で博士の行動をなじるシーンはお見事。

おっと、鷹の爪がものすごく力作だったためか、コフィーのほうはなんか尺も短かったような。
お話もシンデレラのパロディで、水準はクリアしているとはいえ、劇場版第一作桶狭間の戦いほどのインパクトはなかったかなぁ。
ただし、パスカル先生のあまりにも強引な登場にはひっくり返りました。
それから、TVシリーズで一話だけニントクくんがチャールズ君になっていたことの種明かし的なエピソードでもあります。
(真相はわからないけど)

ああそれから、舞台挨拶でFROGMANから爆弾発言!
「鷹の爪4は作らない」ですと!!

えー、この件は劇場パンフレットにも書いてありますので、みなさん、ぜひパンフレットを買って読んでね。

幸運にもサイン会の抽選に当たったので、久々にFROGMANさんとお会いできましたが、ぬあああ、聞いておきたかったことを聞き忘れた!
実写映画に進出する気があるのかどうか。
これほどのシナリオ力があるのに、いまいち世間での評価は正当じゃないように思うのだよなぁ。
そりゃ、熱いファンがどんどん増えているのはわかる。
しかし、カルト扱いされてるようでもあり・・。
FLASHアニメである、というだけで過小評価されているんじゃないだろうか。
ならいっそ実写映画で殴り込みというのもいいんじゃないかと思うのです。
(ずーっと映画の仕事をしていらしたのだから、実写だからといっていきなり下手になるってことはないですよね? ○村○平よりは絶対上手いよね?←今村昌平じゃないよ)
出演してぇなぁ。(結局それか)

2300 Reply Re:速報!鷹の爪ムービー3 弘前の甥 2010/01/18 00:04

ttp://www.cyzo.com/2010/01/post_3653.html
↑ここにフロッグマンのインタビューがあるんですが、下の方のプロフィールに「現在、実写映画の企画も密かに検討中。」とあります。
期待してもいいんじゃないですかね!
弘前でも鷹の爪3やればいいのに……

2301 Reply Re:速報!鷹の爪ムービー3 殿様ギドラ Mail 2010/01/20 18:25

> 下の方のプロフィールに「現在、実写映画の企画も密かに検討中。」とあります。
> 期待してもいいんじゃないですかね!

お、こんなインタビュー記事もありましたか。
期待したいねぇ。
邦画から絶滅してしまった肉食系喜劇を作って欲しいねぇ。
(社長シリーズやクレージーシリーズは肉食系でありましょう)

このインタビュー記事内で伏せ字にされている監督名は、「樋口真嗣」か?
なんつってね。
まあ、おいらの評価では山崎貴氏も人情物をやりたがるわりにはさほど感情の機微が判っているとは思えないんだが。

なんて話はともかく。
「鷹の爪3」、いまはTOHOシネマだけでの上映だけど、それも「1」「2」より上映館が増えているとのことなので、
ヒットさえすれば今後は別系列の映画館でも上映する可能性はあるはずよん。
(んー、でも「3」は現状維持なのか・・)

映像作品掲示板過去ログ090421_090728

2100 Reply レッドクリフ 殿様ギドラ Mail 2009/04/21 16:22

パート1を見た時は、まだつづきがあるんだから勘弁してやるか、と思ったけれど、
完結編まで見たので勘弁しません。

困ったもんです。
映像耽美もいいけれど、ドラマ性もちゃんとしましょうよ。

私は三国志は知らないので、史実と違うとか「演義」と違うとか文句を付けるのではありません。

ぜんぜん戦争に見えません。
戦場のただ中で愁嘆場なんて馬鹿馬鹿しいです。
ほかにも首をひねる演出や劇展開が多くて白けました。

映像面も顔アップが多すぎて、人物の位置関係が重要なシーンでも必要な情報が伝わって来なくて困ったところもありました。

特撮は良くできてましたね、と。
あーあ。

2101 Reply Re:レッドクリフ ゾンデ5号 Mail 2009/04/21 22:04

私はテレビで放映していたパート1を観ましたが、どうも合いませんでした・・。
私自身、三国志(三国志演義)は好きなんですが、何か見てて「違う・・・・」と思うこともしばしば。
何だか「タイムスリップ感」に欠けている気がします。
「レッドクリフ」見るくらいなら横山光輝先生の「三国志」を見た方がまだマシかもしれませんね。(でも、「三国志」を読んでて感じるのはやはり諸行無常なのであります)

2108 Reply Re:レッドクリフ 殿様ギドラ Mail 2009/04/27 17:08

そうでしたか。
「三国志」を知った上でパート1を見に行っていれば、パート2なんかを見に行くことはなかったかもしれませんなぁ。

これを機会に三国志ものも気にしておこうかな。
(深夜アニメで始まった「蒼天航路」にもちょっと興味があったりして。

2081 Reply エイプリルネタじゃなくて・・・・ ゾンデ5号 Mail 2009/04/02 11:31

ちょっと前に三池崇史氏による「大魔神」のリメイクが発表され、その後中止になったようで一安心していましたが、今度は本当にリメイクされてしまうようです。
それも映画ではなくテレビドラマ「大魔神カノン」(オタアニメっぽい名前…)です。
プロデューサーの高寺重徳氏(「仮面ライダークウガ」や「仮面ライダー響鬼」などの平成東映ヒーロー作品に関わった方です)によれば
「(オリジナルの『大魔神』は)人が生きていく中で、祈りや願いといった“思い”を強く持ち、その思いを他者に伝えることの大切さを教えてくれる作品だと思います」
という事…。
何だか「大魔神」ってそんな小さな作品じゃなかったような気がするのですが・・。
それよりも必要な要素は「大自然に対する畏怖の念」じゃないかと思います。
それと、「大魔神」を現代劇にするのは大きな間違いです。
オリジナルは、舞台を戦国時代にすることによって、「どこかに伝わっているかもしれない伝説・民話」の様な雰囲気にしたことで魔神様の存在を不自然にしなかった訳で、現代劇にすると、魔神様の存在が嘘っぽくなっちゃうんじゃ・・・。
また、大魔神の独特の雰囲気は、伊福部先生の音楽と、橋本力氏の目を充血させた演技、そして大映京都撮影所なしでは醸し出せなかった訳で、高寺Pは、どうもオリジナルの良さについては浅くしか理解していないのでは?
伊福部先生の音楽を聴けば、大魔神が「"思い”を強く持ち・・・」という発想から作られてないのは分かると思うのですが・・。
怒りで支離滅裂な文章になってしまいましたが、詳しくは下をご覧ください。
ttp://anime.webnt.jp/blog/tokusatsu/2009/04/vfx.html

これだけ怒るのも「大魔神」が大好きだからであります。
ところが結構楽観的に見てる人が多いようで・・・・。
「名作は名作のままにしてそっとしておいて欲しい」というのが今の私の感情です。(「ヤッターマン」が実写化・リメイクされる時も同様でしたが・・・)

2083 Reply Re:エイプリルネタじゃなくて・・・・ 殿様ギドラ Mail 2009/04/06 18:17

情報提供に感謝します。

ああ、4月1日ネタであることを祈ります。
(でも、そうじゃないと明言してますね)

大魔神はリメイクすべきじゃない、というのはまったく私も同感です。
そして今回のリメイク企画が大魔神の理念を勘違いしているんじゃないかというご指摘にも賛成です。
あの三部作のどこを見て、人間の祈りや願いが中心だと感じたんでしょうね。
大魔神は呼べば来る来る大巨神じゃないです。

追いつめられた人間の祈りに応えるように出現する大魔神だし、
たしかに人助けもしますが、主にやっていることは『大龍巻』の龍巻に近い。
とくに第一作目での魔神様には善人・悪人の見境はないのですよ。

人知を越えた絶対者をスクリーン上に具現化させたのが大魔神シリーズ。
それを人間の「気持ちの問題」にすり替えようとは、実にまったく、ここ最近の「お優しい」ヲタ作品的臭いプンプン。
大魔神に関わる主役キャラクターに少女を配置?
それで大人向け??

昨今の大人は安くなったもんですね。

日本特撮の名作を汚さないためにも、お願いですから製作をやめて下さい。

2084 Reply Re:エイプリルネタじゃなくて・・・・ ゾンデ5号 2009/04/06 19:01

そうなんです。
エイプリルネタじゃないんです。
今土曜日、BSイレブンで大魔神三部作の放送をしてますが、これの前フリだとは思ってもいませんでした。

> あの三部作のどこを見て、人間の祈りや願いが中心だと感じたんでしょうね。
> 大魔神は呼べば来る来る大巨神じゃないです。

そうです。
映画を注意深く見ると、大魔神アラカツマは、女性(子ども)の祈りだけでは出現していません。
魔神様が暴れだす前に、悪役が必ず魔神を屈辱する様な事(魔神像に杭を打ち込んだり、爆破したり、魔神の使いの鷹を殺したり・・)をしているのです。
これは「驕れる人間に対する大自然の怒り」ともとれます。(聖域を侵した人間がしっぺ返しに遭うという点では「バラン」に似ています)
人間の傲慢を批判している、という点では結構円谷怪獣映画に近い発想を感じます。
こんな風に「大魔神」を考えている私としては、高寺Pの発想は全く理解できません。
「大魔神」の持つ「大きさ」を度外視してませんか?

> とくに第一作目での魔神様には善人・悪人の見境はないのですよ。

この点も結構重要ですよね。
怒り出した大自然は善人・悪人の区別はしない訳で、まさしく「荒神様」なんです。
「怒る」と「逆襲」にはこの描写が少ないのが残念です。(でも「逆襲」だと、冒頭に気まぐれで暴れる魔神の描写があります)

> それを人間の「気持ちの問題」にすり替えようとは、実にまったく、ここ最近の「お優しい」ヲタ作品的臭いプンプン。
> 大魔神に関わる主役キャラクターに少女を配置?
> それで大人向け??

ゴジラにしろ、ウルトラマンにしろ、オリジナルの持つ「大きさ」を見ようとしないのでしょうか。
それに何でも「気持ち」があれば何でも出来ると言いたいのでしょうか。(「メビウス」と同じ匂いが・・・)
また、どうも「魔神に関わる少女キャラを配置」という情報を見ると、「生物彗星Woo」の悪夢がよぎります。

それと「大魔神」の魅力は何と言っても「特撮を使った時代劇」であることではないでしょうか。
「大魔神」シリーズの持つ、独特の渋さ、泥臭さを忘れてはいけません。

2085 Reply Re:エイプリルネタじゃなくて・・・・ 兄貴赤 2009/04/08 16:35


> 今土曜日、BSイレブンで大魔神三部作の放送をしてますが、これの前フリだとは思ってもいませんでした。
>
げげ!なんですと!
早速確認・・・本当ですね、BS11でHD放送ですね。
やった~、これで大魔神三部作もHDで手に入ります。
BS11も、あなどれませんね。
情報ありがとうございます!!(^^)

2087 Reply Re:エイプリルネタじゃなくて・・・・ 殿様ギドラ Mail 2009/04/09 16:36

あ、HD放送だったのか。
BS11で放送している「ウルトラセブン」をチラ見したら、ひじょーに画質の悪い原版を使っていたので、魔神さまの放送はスルーしてました。せいぜいLD用原版でも使うんじゃないかと
(でーぶいでーボックス持ってるし)

でもHDとなると話は変わります。
(いやしかし、途中にCMが入ったり、宣伝の文字スーパーが入ったりするんだろうなぁ。いずれWOWOWでも放送しそうだけどなぁ。いやいや、とにかくハイビジョン大魔神は録画せよ)
さらに、その時間枠は大映の名作をHDで放送するのがコンセプトらしいじゃないですか。
今後のラインナップが気になります。
特撮系・時代劇系にいろいろ要チェックものがあるぞよー。
『釈迦』や『秦・始皇帝』なんかがHD放送されたらそりゃ、見ちゃうもんね。

で、そう。
大魔神の魅力は時代劇であることも外せません。
時代劇で何が出来るかという発想から生まれた作品とも言えます。
大映には特撮時代劇が多いんですよね。
『大江山酒天童子』『日蓮と蒙古大襲来』などなど。
大魔神は時代劇じゃないとダメ!

2089 Reply Re:エイプリルネタじゃなくて・・・・ ゾンデ5号 Mail 2009/04/09 20:56

> でもHDとなると話は変わります。
> (いやしかし、途中にCMが入ったり、宣伝の文字スーパーが入ったりするんだろうなぁ。いずれWOWOWでも放送しそうだけどなぁ。いやいや、とにかくハイビジョン大魔神は録画せよ)

そうです。
ハイビジョンになるとDVDよりももっと良くなってますから。(ゴジラのハイビジョンは日本映画専門チャンネルに加入していなかったので見れませんでした・・・)
ただ画質に関しては以前日本映画専門チャンネルで放送したものの方が良いらしいです。

> さらに、その時間枠は大映の名作をHDで放送するのがコンセプトらしいじゃないですか。
> 今後のラインナップが気になります。
> 特撮系・時代劇系にいろいろ要チェックものがあるぞよー。
> 『釈迦』や『秦・始皇帝』なんかがHD放送されたらそりゃ、見ちゃうもんね。

大映の名作が放送されるなら、映画の勉強になるのでそれは嬉しいです。
また伊福部先生は大映の映画にも音楽を結構提供しているので、「座頭市物語」とかが見れたらそりゃ嬉しいです。
そういえば「釈迦」「秦・始皇帝」の音楽は両方とも伊福部先生じゃないかぁぁぁぁ。

話は変わりますが、先日、「伊福部昭 映画音楽選集」というCDを購入しました。
上海交響楽団が「銀嶺の果て」「原爆の子」「ビルマの竪琴」「親鸞」「秦・始皇帝」「大魔神逆襲」などの有名な伊福部作品などや、なかなか知られていない伊福部映画音楽を再演奏したものです。
聴いてみると、伊福部音楽の「荒さ」がちゃんと再現されていて驚きました。
「怪獣大戦争マーチ」もあったのですが、「オスティナート」よりはかなりオリジナルに近く、重量感もあります。
また、CDの中に、伊福部先生が音楽を担当された香港映画「妲己」の劇中音楽が収録されていたのですが、その中に「キンゴジ」の「ゴジラのテーマ」(「ドシラドシラ」の方じゃないですよ)と同じスコア、メロディーで演奏された曲がありました。
しかもその映画の中には「地球防衛軍マーチ」も登場しています。(ニコニコ動画にその場面がアップされていました)
更には一般にはあまり知られていない映画の音楽も演奏されています。
ここの皆様にもオススメします。

2091 Reply Re:エイプリルネタじゃなくて・・・・ 殿様ギドラ Mail 2009/04/17 18:12

BS11での大魔神一挙放送、順調に録画してます。

> ただ画質に関しては以前日本映画専門チャンネルで放送したものの方が良いらしいです。

うちは日本映画専門チャンネルのHD版は見られないので比較は出来ないけれど、
おそらく放送に使ったHD原版は同一の物でしょうから、
より転送レートの高いBSデジタルのほうが理論的には高画質になるんじゃないかと思うので、うーん、どうなんでしょう。

大魔神HDでおどろいたのは、音質の向上も感じられたこと。
従来の大魔神は、フィルムのサウンドトラックをそのまま使っている感じで、DVD版でも音圧が上がるとすぐ歪んでいました。
ところが「怒る」の最初の方をチェック再生したところ、いままで歪んだ音でしか聴いたことのない鐘の音が、かなりきれいな音色に変わっていました。
音声の補正もちゃんとやっているみたいです。

> 大映の名作が放送されるなら、映画の勉強になるのでそれは嬉しいです。
> また伊福部先生は大映の映画にも音楽を結構提供しているので、「座頭市物語」とかが見れたらそりゃ嬉しいです。

座頭市も放送するでしょうね。
大映時代劇の目玉ですもんね。
(いま、WOWOWで眠狂四郎HD一挙放送なんかやりやがってさぁ。つい最近時代劇専門チャンネルで全部揃えたばっかりなのに。録画スケジュールがきつきつなので、WOWOWはスルーしてます)
大映でも伊福部音楽にこだわった監督が何人かいますから、掘り出し物の放送があるやもしれません。

> 話は変わりますが、先日、「伊福部昭 映画音楽選集」というCDを購入しました。

お、良い物を手に入れましたね。
と、CD庫を漁ってみる・・。
1999年発売だったか。
もう10年前なんですね。
しばらく聴いていなかったので、この機会にBGMにしながらこの文章を書いています。

ゾンデ5号さんのご指摘通り、かなりオリジナルに忠実な演奏です。ちょっと華やかさが加わった感はありますけど。
このCDを購入してから後も伊福部音楽使用映画を漁り続けているけれど、まだ見たことのない作品の音楽が収録されているんだもんなぁ。
(フィルムが失われてしまった作品もあるようだし)

「姐己」(いまだになんて読むのかわからない)のニコニコ動画は発見してました。
香港映画には伊福部音楽を使った物が多いですが、「姐己」のとき録音したものを使い回しているんでしょうか・・。(それだけじゃなさそうだけど)


2094 Reply Re:エイプリルネタじゃなくて・・・・ ゾンデ5号 Mail 2009/04/17 19:18

> 大魔神HDでおどろいたのは、音質の向上も感じられたこと。
> 従来の大魔神は、フィルムのサウンドトラックをそのまま使っている感じで、DVD版でも音圧が上がるとすぐ歪んでいました。
> ところが「怒る」の最初の方をチェック再生したところ、いままで歪んだ音でしか聴いたことのない鐘の音が、かなりきれいな音色に変わっていました。
> 音声の補正もちゃんとやっているみたいです。

むむー、そうでしたか。
「怒る」と「逆襲」は見逃してしまいました。
「逆襲」はDVDで再見しましたが、「怒る」はGyaoで見たきりなので、今度の再放送で観なくては…。
しかし音声の補正もやっていたとは…・、どうせだったら全国でリバイバル上映すれば良いのに…。

> 座頭市も放送するでしょうね。
> 大映時代劇の目玉ですもんね。
> (いま、WOWOWで眠狂四郎HD一挙放送なんかやりやがってさぁ。つい最近時代劇専門チャンネルで全部揃えたばっかりなのに。録画スケジュールがきつきつなので、WOWOWはスルーしてます)
> 大映でも伊福部音楽にこだわった監督が何人かいますから、掘り出し物の放送があるやもしれません。

座頭市は、半分伊福部音楽目当てで観るかもしれません。(「大坂城物語」も半分伊福部音楽目当てでしたが)
といっても、伊福部座頭市音楽は、「伊福部昭 芸術9」「伊福部昭 映画音楽選集」と再演奏という形のものしか聴いていませんが・・。

> 「姐己」(いまだになんて読むのかわからない)のニコニコ動画は発見してました。
> 香港映画には伊福部音楽を使った物が多いですが、「姐己」のとき録音したものを使い回しているんでしょうか・・。(それだけじゃなさそうだけど)

「姐己」は「だっき」と読みます。(中国語発音では「ダージー」の様です)
まさか地球防衛軍マーチのみならず、「ゴジラのテーマ」のメロディーも使われていたとは驚きでした。

>ゾンデ5号さんのご指摘通り、かなりオリジナルに忠実な演奏です。ちょっと華やかさが加わった感はありますけど。

しかし「怪獣大戦争マーチ」が、途中で終わってしまうのが残念でした。
ですが「オスティナート」とは比べ物にならないぐらい再現度は高いですね。(「オスティナート」も、「モスラの旅立ち」「怪獣総進撃マーチ」「フランケンシュタインのテーマ」の様に原曲に非常に近いのもありますが)

>このCDを購入してから後も伊福部音楽使用映画を漁り続けているけれど、まだ見たことのない作品の音楽が収録されているんだもんなぁ。
(フィルムが失われてしまった作品もあるようだし)

CDのコンセプトが「あまり知られていない伊福部映画音楽の発掘」という面もあるので、仕方はないと思います。
で、CDを買った後、「原爆の子」(ニコニコ動画から落としたやつですが・・・)を再見しました。
そして改めて「映画音楽選集」の再現度に感動しました。(女声コーラスも再現してほしかったですが)
また、「コタンの口笛」のメインタイトルのオーケストラも再演奏していたそうですが、アイヌ語の歌詞と口笛を入れられなかったので、収録はしなかったそうです。
そういう意味では、早く第2回伊福部昭音楽祭の音楽が聴きたいです。




2097 Reply Re:エイプリルネタじゃなくて・・・・ 殿様ギドラ Mail 2009/04/21 15:38


> 座頭市は、半分伊福部音楽目当てで観るかもしれません。(「大坂城物語」も半分伊福部音楽目当てでしたが)

座頭市は伊福部音楽を使っているものがあるというだけでなく、ヒーロー時代劇の大傑作シリーズですので、別の作曲家が担当した作品でもめぼしいものはご覧になったほうがいいと思いますよ。
音楽面ではシリーズ末期の冨田勲ものもなかなか良いです。
それから、座頭市の人物造型、およびストーリーの基本線を作り上げたのは円谷英二監督の盟友犬塚稔監督であることも重要なポイントです。

> 「姐己」は「だっき」と読みます。(中国語発音では「ダージー」の様です)

おお、そうでしたか。(言われると、どこかでふりがなを見たような気も・・)ご教示ありがとうございます。

> CDのコンセプトが「あまり知られていない伊福部映画音楽の発掘」という面もあるので、仕方はないと思います。

聴き直してみると、『ビルマの竪琴第一部』のタイトル曲が現在見ることが出来る「総集編」のタイトル曲とはまるで違うものであったり・・。
あの名作の完全版がどうして失われてしまったのか。

> また、「コタンの口笛」のメインタイトルのオーケストラも再演奏していたそうですが、アイヌ語の歌詞と口笛を入れられなかったので、収録はしなかったそうです。
> そういう意味では、早く第2回伊福部昭音楽祭の音楽が聴きたいです。

うう。そうですね。
私も第二回の音楽祭はぜひCD化してほしいと思います。
映像付きでDVD化が出来ればもっといいのに。
DVDの音声フォーマットでLPCMを使えばCDより高音質にすることが出来るはずなのに。

2102 Reply Re:エイプリルネタじゃなくて・・・・ ゾンデ5号 Mail 2009/04/21 22:24

> 座頭市は伊福部音楽を使っているものがあるというだけでなく、ヒーロー時代劇の大傑作シリーズですので、別の作曲家が担当した作品でもめぼしいものはご覧になったほうがいいと思いますよ。
> 音楽面ではシリーズ末期の冨田勲ものもなかなか良いです。
> それから、座頭市の人物造型、およびストーリーの基本線を作り上げたのは円谷英二監督の盟友犬塚稔監督であることも重要なポイントです。

そうですか。
伊福部先生以外にも素晴らしい映画音楽家は居るのですし、(伊福部先生以外にも佐藤勝先生や宮内國郎先生の音楽も好きです)色々な映画音楽を耳に出来るのもシリーズ物の強みでしょうか。
冨田音楽は、「MJ」と「ノストラダムスの大予言」しか聴いてませんが、こちらもたまりません。
犬塚稔監督は、円谷監督と年齢が近く、大往生されたことを考えると、もしかしたら円谷監督がもっと健康に気を使ってくれていれば・・、とも思ってしまいます。
> > 「姐己」は「だっき」と読みます。(中国語発音では「ダージー」の様です)

> 聴き直してみると、『ビルマの竪琴第一部』のタイトル曲が現在見ることが出来る「総集編」のタイトル曲とはまるで違うものであったり・・。
> あの名作の完全版がどうして失われてしまったのか。

「ビルマの竪琴」、私はまだ未鑑賞なんですけど、「第一部」「第二部」と作って、最終的に市川監督によって「総集編」のみが残る羽目になってしまったらしいですね。
ちなみに総集編のタイトルは、「ゴジラ」の「帝都の惨状」とほぼ同じメロディーですよね?(スコアもほぼ同じでしょうか)

> うう。そうですね。
> 私も第二回の音楽祭はぜひCD化してほしいと思います。
> 映像付きでDVD化が出来ればもっといいのに。
> DVDの音声フォーマットでLPCMを使えばCDより高音質にすることが出来るはずなのに。

私は伊福部昭卒寿記念のコンサートがNHKハイビジョンで放映された時に録画したDVDを持っておりますが、やはり映像が加わると音楽の持つパワーも同時に伝わってきます。
しかし音楽祭、撮影まではしているのでしょうか・・・。
どこかに問い合わせる方法はないのですかね。

2086 Reply リメイクといえば・・・ 兄貴赤 2009/04/08 17:47

日本映画専門チャンネルe2HDにて「椿三十朗「隠し砦の三悪人」をみました。
椿三十朗は、基本的にオリジナルそのままのリメイクで、セリフやカット割もオリジナルに忠実だなと思って見ていたのですが・・・
最後の最後にやっちゃってます・・・
あの有名なラストシーンを改ざんするなんて、神経を疑いました。
黒澤監督があのラストに込めた思いなんて理解してないのでしょうね、折角それまで忠実に再現してたのに、最後に全てぶち壊しでした。

「金隠し砦の三馬鹿トリオ」の方は、初めから別物ですから・・・
それにしても酷い、まあ途中のすったもんだは、オリジナルとは全く違う話ですが、せめてこれもラストシーンがオリジナルと同じだったら、少しはましだったのに・・・
少しばかりのお礼金をもらって、とぼとぼ城を後にする2人に込められた黒澤監督の意図が分からんかな~

どちらの映画もオリジナルが持っているメッセージの重要な部分が、ばっさり無くなっています。
だいたい、殆どの映画においてラストシーンほど、その作品が主張したいことが込められているのに、そこを変えてしまうなんて理解できません。

ああ、オマケにダースベーダーも出てますし(笑)

2088 Reply Re:リメイクといえば・・・ 殿様ギドラ Mail 2009/04/09 16:44

ええっ?
森田版椿三十郎も改悪部分があったんですかい。

話が違うというか、改変しないって明言してたじゃないのさ。

困ったもんです。

樋口砦の三バカ大将のほうは見ました。
ダメだしするのも疲れるほどでありました。
「隠し砦」を基にしている云々を外してもつまらない映画。
人間性への理解に乏しいテキトーなシナリオにイライラします。
カントクさんは時代劇として売りたかったなどとおっしゃってますが、じゃあ、時代劇を作ってよ。
刀持って髷結ってりゃ時代劇ってもんじゃないよ。
過去の日本人を描く努力をしてください。
現代人のメンタリティをそのまま持ち込んでも時代劇にはなりません。

2093 Reply Re:リメイクといえば・・・ 殿様ギドラ Mail 2009/04/17 18:30


森田芳光の織田三十郎も見ますた。

いやー、ひどい出来ですな。

改悪は最後の対決だけにとどまらないっす。
中盤で三十郎が若侍を逃がすために大暴れするシーンも演出が変わっているために映画全体における意味合いがぜんぜん変わってます。
(で、もちろん黒澤版のほうが断然優れている)

また、なにもかも間延びしていて、同じシナリオを使いながら尺が30分も伸びた原因になってます。
(テンポがだるくて飽きてくる)

森田芳光は、初期の三作を見たところで見限ったのでその後の作品はぜんぜん見ていませんでしたが、最新作でこのていたらくですから、完全におさらばダス。

日本映画界はこんな奴に資金を出すべきではない。
(それとも資質にあった作品なら佳作もあるの?? あ、わたしゃ『家族ゲーム』もぜんぜん評価してません)

2096 Reply Re:リメイクといえば・・・ KJ 2009/04/17 22:42

森田芳光とか、大林某とかが何故か名匠として語られる機会が多い事が
不思議でなりません。正直どうかしているとしか思えないですね。

いやがらせの様な前衛「もどき」の、支離滅裂な演出してるだけの監督、
という印象です。
見苦しいマスターベーションにしか見えないんだなぁ。。

でも、織田三十郎は森田監督だったんですね。オリジナルにウソみたい
忠実にやっているから(ラストの意味不明な改変を除けば)、そこそこ
見れました。
元々完成度が異常に高く、これ以上いじりようがない映画なんですが、
そのせいなのか、本当に「ほぼそのまんま」やってましたね。

但し、肝心の主役が・・・やはり・・キビシしいっ!ww

なんせ三船版三十郎のしゃべり方・イントネーションまで「まんま」な
ものですから、織田が「下手な三船の物真似をやっている」様にしか
見えません。
何と言っても一番のキーである「無頼・ざっくばらんだけど重厚」
「物凄く強そうな一匹狼の侍」といった雰囲気が「まるで」無~し。

これは織田裕二のせいではないのでしょう。まあ、ミスキャストです。
彼なりに頑張ってはいましたけどね。
正直「単なる侍コスプレをしているイケメン俳優」にしか見えません
でした。

一番大事なラストシーンの殺陣も、ここだけは監督が自分なりの工夫を
したかったのでしょうが、そりゃアンタ、オリジナルのあのラストを
観ちゃってる者からしたら・・・・

ただ、結果的にオリジナルが「異様に完成度の高い」名作である、という事
は改めて確認出来ました。

黒澤映画を知らずに、初めて映画館でこのリメイク版を見た若い人は、
「いや~、面白い。良く出来てる!」って言うのかも。

ただねぇ、最後の「あばよっ」の後には、やっぱり佐藤勝の、あの
「ブンパッパ、ブンパッパ、ブンパッパ、ジャジャンジャジャ~ン♪」
じゃないと、やっぱしっくりこないw

大島ミチルの音楽って、個人的には何だかうわっすべりな感じが
するんですよねぇ・・・
盛り上げるシーンには、「盛り上げる音楽をつけてますぅっ!」
重厚な時代劇風な音楽が要求されるシーンには、「重厚な時代劇っぽい
音楽を付けましたぁあっ!」って感じなんだなぁ。

説明だけになっちゃいけないんですねぇ、劇判音楽って。
説明・描写を超えて、出来れば「自立した表現」にまで至らないと。


長々と失礼しました。


2099 Reply Re:リメイクといえば・・・ 殿様ギドラ Mail 2009/04/21 16:09

> 大林某

く~、同感です。
あの方、おとなしくCMを撮ってれば天才だったかもしれないのに。
まあ、すきじゃないのであんまり映画作品は見てませんが・・。
(「転校生」に熱狂した当時の若者が祭り上げちゃったのかな)

> でも、織田三十郎は森田監督だったんですね。

それと製作総指揮が春樹ちゃんでした。
それも悪い方へ働いたような気がします。

> なんせ三船版三十郎のしゃべり方・イントネーションまで「まんま」な
> ものですから、織田が「下手な三船の物真似をやっている」様にしか
> 見えません。

そうなんです。
これは不思議なことで、本人のインタビュー記事では三船は意識しないと語っていたと思うんですが・・。
結局モノマネを強要されたんでしょうか。


> 黒澤映画を知らずに、初めて映画館でこのリメイク版を見た若い人は、
> 「いや~、面白い。良く出来てる!」って言うのかも。

そこがわからないですねぇ。
シナリオだけに注目すれば間違いなく面白いけれど、役者、演技、演出がどれも低レベルなので、
オリジナル版にある、観客の鼻先を捕まえてぐいぐい引っ張っていく勢いや臨場感(リアリティ?)、
三十郎および若侍の倫理観と城代家老とその奥方・娘の倫理観の対比といった映画を「読む」ことで味わえる部分がごっそりなくなっていますから、
オリジナルを知らずに見たとしても「なんか物足りない映画だな」と思われるかもしれません。
そして、「なーんだ黒澤映画って大したことないじゃん」と思われちゃうかも。
>
> 大島ミチルの音楽って、個人的には何だかうわっすべりな感じが
> するんですよねぇ・・・
> 盛り上げるシーンには、「盛り上げる音楽をつけてますぅっ!」
> 重厚な時代劇風な音楽が要求されるシーンには、「重厚な時代劇っぽい
> 音楽を付けましたぁあっ!」って感じなんだなぁ。

これも同感です。
ゴジラのときもそうだったけれど、どこか無理をしているのかもしれません。
よくわからない世界に音楽を付けようとしていると申しましょうか。
だから映像そのまんまの型どおりな音楽になってしまう。
この三十郎とゴジラ物しか覚えていないので、もっと良い作品があるのでしょうけれど・・。

2103 Reply Re:リメイクといえば・・・ 兄貴赤 2009/04/23 15:54

オリジナルを知らず、リメイク椿を見た若い人達からは大絶賛のようです。
それもしかたがない事だとも思います。
いくら、間延びした演出だったり改悪されたラストだったとしても、オリジナルのもっている脚本の良さが光るわけで、昨今のグダグダのダメ脚本映画に比べたら面白いに決まっています。

2106 Reply Re:リメイクといえば・・・ KJ 2009/04/25 13:34

> オリジナルを知らず、リメイク椿を見た若い人達からは大絶賛のようです。
> それもしかたがない事だとも思います。
> いくら、間延びした演出だったり改悪されたラストだったとしても、オリジナルのもっている脚本の良さが光るわけで、昨今のグダグダのダメ脚本映画に比べたら面白いに決まっています。

そうなんですよねぇ。。。

私もそういう意味で書かせてもらいました。

まあ、半分皮肉と諦めなんですが(苦笑)

2110 Reply Re:リメイクといえば・・・ 殿様ギドラ Mail 2009/04/27 17:58


うへー、オリジナル黒澤版を知らない人からは大絶賛なのですかーー。

いや、それは良かったというべきなんでしょうね。
シナリオの大事さを思い知れ!と。

で、そんな若い方には声を大にして言いたい。
黒澤映画を見てね!

2104 Reply 決戦の大空へ ルー等級つつ大臣 2009/04/23 21:27

見よう見ようと思っていたのですが結果的にはかなり遅れて今になってやっと観ました。
最初のシークエンスでは予科練の陸上飛行訓練のシーンが延々と続いていたのでこの時期にある国威発揚映画のパターンかな?と思っていたのですが意外にもこの後で病弱な少年である克郎君が如何に自分の弱点であるコンプレックスを克服しようと奮闘している作品であったので観ていて意外に思えました。
(しかもそのきっかけが姉が懸命に働き出した時)
勿論、そうはいっても「攻撃精神」、「犠牲的精神」などの精神論が賛美のように流れていたので閉口はしましたが・・・・。
(当時の国威発揚映画なので時代が時代なのですが山本監督作品に比べると結構強調されているので「・・・。」なのですが)
で、克郎君の話に戻しますが病弱で気弱な彼を支えてくれたのは何かといえば姉や母親の存在もありますが何よりもそれらを凌ぐ存在であったのは彼を弟同然に接した予科練の青年たちの存在が挙げられます。
倶楽部を接して彼と接した彼らは日曜の度に彼に接し励ましてくれますし彼が予科練に入ると言って一番喜んだのは彼らだったからです。
(跳び箱すら出来なかった彼が出来るようになったのは姉の存在は勿論、彼らがいたからという事が丁寧な描写で判ります。)

渡辺監督はこれらのドラマを丁寧な演出で描写していきます。
主人公はあくまで克郎君なのですが彼とそれを支える様々な登場人物を満遍なく描き一人の少年の成長物語というレベルまで達し単なる国威発揚映画の領域を越えてしまってます。

閑話休題。
この作品も円谷監督が特撮を担当しており後半、中沢大尉の空中戦くらいなのですが敵機(グラマン?)の旋回シーンが結構良く出来ており時間が短いのが難点ですが円谷監督のセンスが垣間見れます。


2105 Reply Re:決戦の大空へ 海軍大臣 2009/04/24 18:49

現在、偶々【空と海の涯で】(門司親徳 光人社)という戦記ものの本を読んでいたら、本作品のロケ撮影のエピソードが載っていました。著者は当時、霞ヶ浦航空隊の主計科(経理科のことです)に勤務していた方で、原節子さんに関する逸話も少し書かれております。

で、同著によりますと【決戦の大空へ】完成後、東宝では熊谷久虎監督により航空母艦を舞台にした戦争映画の企画が立てられていたとしています。
もしかすると、これが翌年の山本嘉次郎監督の【雷撃隊出動】の原型になった企画なのではないかと思いました。
しかし、もし監督がヤマカジさんではなく、あの【阿部一族】の熊谷さんが努めていたら、実際の作品以上に無常観溢れるものに仕上がったのではないか、などと想像してしまいました。

この他、黒澤監督の【蝦蟇の油】によると、やはり当時、零戦を主役にした一大空中戦映画の企画があったようです。実現していれば、或いはもしかして黒澤・円谷のコンビネーションが観られたかも知れず残念です。
また、もう一つの戦時下での幻の企画として、東宝特技課のスタッフを引き抜いた松竹により、厚木航空隊にロケしての【雷電戦闘機隊】なる企画もあったのですが、戦局悪化で見送られたと聞きます。
当時の国策戦記作品もまだまだ研究はこれからといった観がありますね。

2107 Reply Re:決戦の大空へ ルー等級つつ大臣 2009/04/25 21:32

レスありがとうございます。
その後、そのような企画があったんですね・・・。
ただ「雷撃隊出動」では日本が無残にも特攻をかけるシーンがやたらと多く私は見ていて
よく当時の状況であのような展開でOKを出せたな・・・と思ったんですが・・・。
(幾ら戦況が悪化したとはいえ日本が敗北するって話は間違いなく「非国民」扱いですし・・・。)
この当時、あのような展開ではクレームがつくに決まってますから・・・。
それ以上に驚いたのは黒澤監督にも国威発揚映画の企画があったんですね・・・。
この時期では例外なしに戦争映画を撮る事を強制されていて(国威発揚映画を撮らない)数少ない監督として
黒澤監督が存在してたと思ってましたがその黒澤監督にも・・・・。
(「姿三四郎」がデビュー作品ですからその前後ですね。)
さてさて円谷監督のコンビネーションとしては後の「トラ・トラ・トラ」のクランクイン前後で実物大の空母と軍艦のセットを作ったのですがこれを製作するに当たって黒澤監督は円谷監督の処に赴きアドバイスを貰ったそうです。
(しかも特撮監督も黒澤監督自身が担当・・・する予定だったのですが若しかしたらあのまま製作を続行可能であれば黒澤・円谷監督のコンビが実現してたかもしれない・・・)

閑話休題。
話を戻して国威発揚映画の研究に関しては製作された年代が年代なだけに確かに
まだまだの感がありますよね。
内容の大半が戦争賛美なせいかなかなか進んでないってのもありますし・・・。
(あるいは完全版のフィルムが現存してないというのもある)
ただこの戦局時をきっかけに特撮技術が発達したという事実もあるので
この辺から冷静に(円谷作品を)研究する必要があるなと思いました。



2111 Reply Re:決戦の大空へ 殿様ギドラ Mail 2009/04/27 18:26

おお、『決戦の大空へ』をご覧になりましたか。

私が初めて見たのはもう20何年も前になりますが、そのときはまだまだ青かったと申しましょうか、
『ハワイ・マレー沖海戦』ばりのスペクタクルシーンがなかったので、なーんだこんなもんか、と思ったのを覚えています。

その後ずーっと見ていなかったのか、一回ぐらい見直したのか、とにかく、近年になってCS放送で見直したところ、
たしかに山本嘉次郎作品に比べると実にストレートな国威発揚映画ではあるものの、
最後のほうに出てくる特撮シーンの誠実さ(安定感?)にさすがは円谷英二、と思いました。

軍国主義時代の国策映画は長い間封印されていたに等しい状況なので、これからの研究に期待したいですね。
最近は地上波は無理としてもCS放送ならどんどん放送されるようにもなってきていますし、
『加藤隼戦闘隊』の完全版がDVD化されたのも記憶に新しいところ。
それまでは戦後の再映版しか見ることが出来ませんでしたから。

でも、失われたフィルムがあるのが痛い・・。
(『海軍爆撃隊』『燃ゆる大空』の完全版しかり、『熱風』冒頭の特撮シーンなどなど。山本嘉次郎監督の『アメリカようそろ』も製作中に終戦をむかえて撮影フィルムは廃棄されたというし)

『トラ・トラ・トラ!』のごく初期には特撮は円谷英二で考えられていたようですよ。
以前も書いたような気がしますが、英二展で見た日記に「トラトラトラの打ち合わせ。本編は黒澤君とのこと」という記述がありました。
ほんとに運命がほんのちょっと変わっていれば黒澤・円谷コンビ作が見られたのでは。
(あの実物大セットに円谷監督のアドバイスがあったとは知りませんでした。DVDトラBOXの資料集にちゃんと目を通してないや。なんか書いてあるかも)

それと、黒澤明監督も『一番美しく』で国民精神を謳い上げちゃう映画を撮ってますから、圧力には抗しきれなかったと申しましょうか・・。
国策映画の中に芸術家としての表現を織り込む手腕は当時の黒澤監督よりも師匠のヤマカジさんのほうが一枚上手と思います。


2114 Reply Re:決戦の大空へ ルー等級つつ大臣 2009/04/28 22:14

ギドラ氏もレスありがとうございます。
確かに私も「ハワイ・マレー沖海戦」のようなスペクタクル特撮映画でなしにただの国威発揚映画だと思いそれまで後回しにしておりましたが実際見てみますとかなりの完成度であったので驚いた次第です。
(ただこの作品が円谷特撮作品であった事は恥ずかしながら知らなかった次第・・・。)
後半に出てくる円谷特撮が実写と交えても何の違和感もなく観れるのはひとえに構図の巧みさもあるのでしょうか・・・。

さてさて「トラ・トラ・トラ」ですが当初そのような予定があったのですか。
実物大のセットのアドバイスで円谷監督のシフトは後だと思っていたのですが・・・・。

で、因みに例のアドバイスの件は「黒澤明VSハリウッド」という本の中に書かれておりますので良かったら拝見してください。
(この本、当時の黒澤監督の精神状態のカルテまで掲載されてて圧巻ざました・・・。)

2122 Reply Re:決戦の大空へ 殿様ギドラ Mail 2009/05/08 16:28


> さてさて「トラ・トラ・トラ」ですが当初そのような予定があったのですか。
> 実物大のセットのアドバイスで円谷監督のシフトは後だと思っていたのですが・・・・。

うーん、問題の日記の日付までは覚えていないので断言は出来ませんのです。
でも、その日に初めて本編監督が黒澤明であることを知ったという書き方だったので、
正式な製作発表よりは前のことと思われますし、円谷監督にはそれ以前から『トラ・トラ・トラ!』についてなんらかのオファーがあったと思われるのです。

>
> で、因みに例のアドバイスの件は「黒澤明VSハリウッド」という本の中に書かれておりますので良かったら拝見してください。
> (この本、当時の黒澤監督の精神状態のカルテまで掲載されてて圧巻ざました・・・。)

なんと、あの本に書かれていましたか。
興味津々の本ではありましたが、未読ざんした。
意外なところに円谷英二と言えば、うしおそうじ著「手塚治虫とボク」の中にも「円谷英二に誉められた」というくだりがあり、うしおさんが戦後まもなく東宝で作ったアニメ映画「ムクの木の話」について円谷監督に誉められた話が出てきます。
円谷監督にもわからなかった撮影技法があったというお話。
(って、その部分だけ立ち読みしたのよね)

2109 Reply 2102番のつづき 殿様ギドラ Mail 2009/04/27 17:55

長くなったので別スレで・・。

「伊福部昭の映画音楽」(ワイズ出版)の『ビルマの竪琴』に関する記述をざっと読み直したところ、(すっかり忘れていたのが情けない)
第一部、第二部と分かれているバージョンは暫定版であり、
総集篇こそが監督の意志に沿った物であるとのこと。

それにしても、「総集篇」では中盤にストーリーの繋がりの悪いところがあるのでやはり不完全感がぬぐえません。
(だからこそ、80年代にリメイクしたのでしょうけれど←音楽は良くなかった)

市川監督と伊福部先生のコンビネーションはあまりうまくいかなかったらしいという話もあるので、
タイトル曲の差し替えも市川崑監督の意向によるものかもしれませんね。

>ちなみに総集編のタイトルは、「ゴジラ」の「帝都の惨状」とほぼ同じメロディーですよね?

その通りです。
そして、第一部とされる作品に付けられたタイトル曲がビルマという土地を音楽で表現しているように聞こえるあたり、
第一部のほうが伊福部映画音楽として正統だったのではないかと思えます。
(映画全体の表現は監督が全権を持つべきなので、「総集篇」がダメなわけではないです)
伊福部ファンとしては第一部第二部も見てみたいと思うのでした。

>しかし音楽祭、撮影まではしているのでしょうか・・・。

藤田崇文さんのwebサイトで第二回のアンコール部分が動画配信されているのでビデオ撮影はされていると思いますよ。
ttp://www.sowbun.com/

なんとかセルソフト化できないもんでしょうか・・。

2112 Reply Re:2102番のつづき ゾンデ5号 Mail 2009/04/28 21:23

> 長くなったので別スレで・・。
>
> 「伊福部昭の映画音楽」(ワイズ出版)の『ビルマの竪琴』に関する記述をざっと読み直したところ、(すっかり忘れていたのが情けない)
> 第一部、第二部と分かれているバージョンは暫定版であり、
> 総集篇こそが監督の意志に沿った物であるとのこと。

そうなんですかぁ・・・。
伊福部昭音楽ファンとしては「ビルマの竪琴」も観ておくべきなんでしょうけど、レンタルビデオショップにも置いてなく、なかなか観れません。
日本映画の秀作に触れるという意味でも良い機会なんですが・・。

> そして、第一部とされる作品に付けられたタイトル曲がビルマという土地を音楽で表現しているように聞こえるあたり、
> 第一部のほうが伊福部映画音楽として正統だったのではないかと思えます。

そうですね。
しかし、「ビルマの竪琴 第一部」の磁気テープは残存していないのでしょうか。
もしかしたら「総集篇」のテープしか残していないとか?

> 藤田崇文さんのwebサイトで第二回のアンコール部分が動画配信されているのでビデオ撮影はされていると思いますよ。
> ttp://www.sowbun.com/
>
> なんとかセルソフト化できないもんでしょうか・・。

噂に聞いていた、再演奏版「怪獣大戦争マーチ」(「宇宙大戦争マーチ」と表記されていますが、明らかに「怪獣大戦争マーチ」ですね)を聴けて良かったです。
しかし、「映画音楽選集」の方が再現度高いと思います。
でも、これは「オスティナート」よりは数倍再現度高いです。
手拍子が入っているのも、会場の空気の一体感(?)を感じられて、これはこれで良いのかも・・・(でも音楽鑑賞としては不向き…)


2113 Reply Re:2102番のつづき ルー等級つつ大臣 2009/04/28 22:00

> > 長くなったので別スレで・・。
> >
> > 「伊福部昭の映画音楽」(ワイズ出版)の『ビルマの竪琴』に関する記述をざっと読み直したところ、(すっかり忘れていたのが情けない)
> > 第一部、第二部と分かれているバージョンは暫定版であり、
> > 総集篇こそが監督の意志に沿った物であるとのこと。
>
> そうなんですかぁ・・・。
> 伊福部昭音楽ファンとしては「ビルマの竪琴」も観ておくべきなんでしょうけど、レンタルビデオショップにも置いてなく、なかなか観れません。
> 日本映画の秀作に触れるという意味でも良い機会なんですが・・。

こちらのほうに関してはツタヤにて置いてまして邦画コーナーのところにありました。
(少なくとも私のほうではですが・・・。)
ゾンデさんのほうにはないのかなあ・・・。


> しかし、「ビルマの竪琴 第一部」の磁気テープは残存していないのでしょうか。
> もしかしたら「総集篇」のテープしか残していないとか?

こちらに関していえば従来発売されたサントラでは「総集編」で使用されたテイクは数曲しか現存しておらず殆どが「第1部」「第2部」で使用したバージョンです。
(バップから発売された伊福部全集の日活編で井上誠さんが調査した結果では)
しかも現存しているテープには17曲しかなく残りが現存していないのです。
(しかも「第1部」、「総集編」問わずメインタイトルが事もあろうに残ってない!)
これは多分「総集編」を編集するにあたって紛失したものと思いますが・・・。

さてさて「映画音楽選集」は私も持っておりますがそれまで再演奏された伊福部映画音楽の中ではあれがベストだと思います。

(もっとも「ゴジラ」での使用音楽がちと「・・・。」なのですが・・・。)





2115 Reply Re:2102番のつづき ゾンデ5号 2009/04/29 07:35

> こちらのほうに関してはツタヤにて置いてまして邦画コーナーのところにありました。
> (少なくとも私のほうではですが・・・。)
> ゾンデさんのほうにはないのかなあ・・・。

そうですか。
今度仙台のツタヤで探してみます。(宮城県在住なんで)

> こちらに関していえば従来発売されたサントラでは「総集編」で使用されたテイクは数曲しか現存しておらず殆どが「第1部」「第2部」で使用したバージョンです。
> (バップから発売された伊福部全集の日活編で井上誠さんが調査した結果では)
> しかも現存しているテープには17曲しかなく残りが現存していないのです。
> (しかも「第1部」、「総集編」問わずメインタイトルが事もあろうに残ってない!)
> これは多分「総集編」を編集するにあたって紛失したものと思いますが・・・。

そんなに保存状態が悪かったのですか…。
東宝と比べると日活は音楽の管理が甘いのでしょうか。(といっても東宝もステレオ音楽がシネテープでしか残ってないという事もありますが)
しかし、伊福部映画音楽のサントラも、復活してほしいところです。
今年は東宝ミュージックから「地球防衛軍」「日本誕生」「宇宙大戦争」のサントラが出るそうです。
ゴジラサントラBOX、「大坂城物語」のリマスターの具合や構成が素晴らしかったので、期待しています。(高音質で全長版の「宇宙大戦争マーチ」を聴きたい!)

> さてさて「映画音楽選集」は私も持っておりますがそれまで再演奏された伊福部映画音楽の中ではあれがベストだと思います。
>
> (もっとも「ゴジラ」での使用音楽がちと「・・・。」なのですが・・・。)

「ゴジラ」の劇中音楽は、「水槽の恐怖(M13)」を再現したものですが、ちょっとあれは・・・。
どうせだったら「ゴジラの猛威(MA`)」を再現してほしかったですね。
でも伊福部映画音楽の再演奏ではあれがベストです。
光学録音でしか聴けない音楽を再演奏したというのも嬉しいです。
しかし、伊福部昭音楽祭といい、映画音楽選集といい、「怪獣大戦争マーチ」はフルで演奏されませんね。(フルで演奏したのは「オスティナート」でしたけど、あれはあれで格好良いですが、重量感がなさすぎです)
何ででしょうね?
あれだけ激しい演奏だと、演奏者の体力が持たないのでしょうか?

2119 Reply Re:2102番のつづき ルー等級つつ大臣 2009/05/06 21:23

ゾンデさん、遅れてすいません・・・。
「ビルマの竪琴」の音楽に関して日活の管理が悪かったという問題というよりは
例の「総集編」の件での問題が大きかったようですよ。
(その証拠として日活のその他の作品である「帝銀事件 死刑囚」や「日本列島」の音質は結構良くそれ以前の作品である「女中ッ子」もかなりクリアな音質だった。しかも「ビルマ~」のような紛失曲も無いらしいので)
この作品では伊福部先生と市川監督とのトラブル(主にダビングのし直しによる)もあったらしいのでまず間違いはないと思います。
それにしても伊福部先生の映画音楽での代表作がこの扱いとは・・・。
確かに管理が甘かったってのもありますが・・・。
(現存するテープは2巻ありますがこちらのキューシートには映画公開後の昭和32年の日付になってるのがそれを物語ってる・・。)

さてさて「映画音楽選集」ですが伊福部先生の作品の再演奏サントラでは確かにあれはベストですよね。
光学録音しかされずテープも現存していない作品にもスポットを当ててるところも
ポイントが高いし。
(尤も「怪獣大戦争マーチ」に関しては確かに短いですけれども・・・ただこれは
タイトル曲のローテンポ版とハイテンポ版の可能性が高いと思いますよ。)

そういえば「大阪城物語」のサントラ、未だ入手していなかった・・・。



2120 Reply Re:2102番のつづき ゾンデ5号 Mail 2009/05/07 18:18

> ゾンデさん、遅れてすいません・・・。
> 「ビルマの竪琴」の音楽に関して日活の管理が悪かったという問題というよりは
> 例の「総集編」の件での問題が大きかったようですよ。
> (その証拠として日活のその他の作品である「帝銀事件 死刑囚」や「日本列島」の音質は結構良くそれ以前の作品である「女中ッ子」もかなりクリアな音質だった。しかも「ビルマ~」のような紛失曲も無いらしいので)
> この作品では伊福部先生と市川監督とのトラブル(主にダビングのし直しによる)もあったらしいのでまず間違いはないと思います。
> それにしても伊福部先生の映画音楽での代表作がこの扱いとは・・・。
> 確かに管理が甘かったってのもありますが・・・。
> (現存するテープは2巻ありますがこちらのキューシートには映画公開後の昭和32年の日付になってるのがそれを物語ってる・・。)

そうなんですか。
伊福部先生もやはり、相性の合う・合わない監督はいらっしゃった(黒澤監督とも相性は合わなかった、と映画音楽選集の解説書に書いてありました)んですね。
でも、映画音楽の中の代表作のテーオウが、ほとんど残っていないというのは本当に残念です(伊福部音楽は、モノラルでも、限界までリマスターすればドルピーデジタルにも負けない迫力ですから)。
そういう意味では、「第一部」のタイトル音楽を、再演奏した「映画音楽選集」は、色んな意味で評価できますね。

> (尤も「怪獣大戦争マーチ」に関しては確かに短いですけれども・・・ただこれはタイトル曲のローテンポ版とハイテンポ版の可能性が高いと思いますよ。)

なるほど。
だから前奏が入っているわけですね。
「わんぱく王子の大蛇退治」(まだ未見です・・・)のタイトル音楽が、スローテンポヴァージョンと、アップテンポヴァージョンとで演奏されていたようなものでしょうか。

> そういえば「大阪城物語」のサントラ、未だ入手していなかった・・・。

「ゴジラサントラBOX」の方でも書きましたが、東宝ミュージックはリマスターが物凄いので、「これ本当にモノラル?」と思わせられる音質です。
特にオープニング(M1)の、最初の部分は、モノラルとは思えないほどの迫力です。

話は変わりますが、「銀嶺の果て」のタイトル音楽、「伊福部昭第1回音楽祭」で再演奏された方と、「映画音楽選集」の方で、聴き比べてみました。
全体的な雰囲気は、「映画音楽選集」の方が原曲に近いですが、テンポの方は、「第1回音楽祭」の方が、原曲に近いですね(個人的には「第1回音楽祭」の方が好きです)。
それと、「第1回音楽祭」でタイトルが、再演奏された「座頭市物語」を観ることが出来ました。
かなりの傑作でありました。
ヤクザの悲哀をしっかり描いていたり、また反権力のメッセージも見えて、また観たい!と思わせられる映画でした。
しかし、まだ伊福部音楽は控えめですね。
ここぞという時にしか音楽を入れないです。
そういう意味では、「大坂城物語」は、ちょっと異色ですよね。


2116 Reply 訃報 ゾンデ5号 Mail 2009/04/29 15:10

「電送人間」や「キスカ」でおなじみの、中丸忠雄氏がご逝去したそうです。
私としては、「キスカ」での国本大佐が特に印象深いです。
日本映画黄金期を生きた方がまた一人この世を去ってしまいました。
ご冥福をお祈りします。
ttp://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20090428-OYT1T00910.htm

2124 Reply Re:訃報 殿様ギドラ Mail 2009/05/08 16:44

すっかり遅レスになってしまいました。すみません。

中丸忠雄さんのことは新聞で読みました。
まだまだお若いと思っていたのに、お亡くなりになってしまったとは残念です。

国際秘密警察シリーズでのクールな人物像も良かったです。

合掌。

2134 Reply Re:訃報 ルー等級つつ大臣 2009/05/18 20:37

ミーも遅レスになってすいませんざます・・・。
今、「電送人間」のDVDとユーチューブで配信されてる「大鉄人17」を見ましたが
「電送人間」のコメンタリーではまだまだこれから・・・って時にと思ってただけに本当に残念です・・・。

また本多監督の最後の作品になってしまった「メカゴジラの逆襲」でのクールさも良かっただけに本当にまた特撮作品に出演なさって欲しい俳優の一人なだけに尚更です。

合掌・・・・。

2117 Reply 乳マスター 乳マスター Mail 2009/05/01 03:34

こんな簡単にハミ乳画像までたどり着けるところはないよttp://www.kawaii-ne.net/main_hami_milk.html

2118 Reply また山で会いましょう ゾンデ5号 Mail 2009/05/01 21:20

近所のツタヤが半額だったので、久しぶりに覘いてみたところ、何と「銀嶺の果て」のDVDがレンタルされておりました。
早速借りてみましたが、アップテンポなメインタイトル(強盗侵入~警官隊出動)から強盗3人組が温泉から逃げ出すまでのテンポの良さは絶品でした。
山小屋にたどり着く前に、小杉義男氏演じる高杉は雪崩(この場面、合成使ってますね)に巻き込まれ、野尻(志村喬)と江島(三船敏郎)は、春坊(若山セツ子)と、隠居の御爺(高堂国典)、本田(河野秋武)が住む山小屋にたどり着くわけですが、山小屋の3人の暖かさに徐々に人間味を取り戻していく野尻と早く逃げ出したいと思っている江島の性格の描き分けも絶品でした。
本多猪四郎監督をイメージしたという本田演じる河野秋武氏も良い味を出しておりました(優しいお兄さんって感じでしょうか)。
よく話題になるスキーシーン、音楽だけは聴いていましたが、最初見るとやはり違和感がある訳ですが、映画全体を後から俯瞰すると、あのイングリッシュホルンのソロで正解であったと思います。
徐々に人間味を取り戻していく野尻には、どこか悲しさを感じたりもしました。
「ここが名シーン!」というところはありませんが(といっても、伊福部映画音楽ファンから見ると「おっ!」なシーンは結構あります)、全体的にはテンポがのんびりしていて安心して見ていられます。
とにかくも、人間に絶望するような事件が多い中、胸が痛くなったりもしますが、心温まららせてくれる映画でした。
しかしもう1947年の時点で「帝都の惨状」のメロディーが完成していたのですね(元は「オホーツクの海」ですが)。
また、「銀嶺の果て」のメインタイトル、2回再演されていますが、迫力という点では伊福部昭音楽祭、再現度という点では「映画音楽選集」でしょうか。
それと、東宝特殊技術部が関わっているシーンは、前半、高杉が雪崩で飲み込まれるシーンだけだと思っていましたが、後半、野尻と江島が組み合って、崖から落ちるシーンにも合成を使っていたと思いますが、どうでしょうか?


2123 Reply Re:また山で会いましょう 殿様ギドラ Mail 2009/05/08 16:36

> よく話題になるスキーシーン、音楽だけは聴いていましたが、最初見るとやはり違和感がある訳ですが、映画全体を後から俯瞰すると、あのイングリッシュホルンのソロで正解であったと思います。

映画全体から逆算した音楽演出としては伊福部先生の考え方で正解ではないか、とは思えます。
それが、近年見直してみたら、谷口監督の意図は楽しげなシーンにすることであったために、映像のカッティングがわりとアップテンポで音楽のテンポとは合っていないことに気が付きました。
うーん、難しい。

> 野尻と江島が組み合って、崖から落ちるシーンにも合成を使っていたと思いますが、どうでしょうか?
>
その通りと思います。
かなり細かく特殊技術を使った映画でした。

2056 Reply すいません、今更「ミッドナイトイーグル」なんですが。。 KJ 2009/03/06 00:54

ちょっと前にTVでやっているのを見て、余りに突っ込み所が多すぎた
ので、もし原作をご存知でしたら、実際の所はどうなのか教えて頂きたく
書かせて頂きました。

思い出せる主なところだけですが;

1.元戦場カメラマンが最初の事件を目撃し、そして後輩がそのネタに
 絡んで真相究明&ネタとして取り上げたいという事で一緒に入山する
 のはいいんだけど、途中で他国の工作員に射撃受けてる(殺されかける)
 のに、何で目的地到達を強行するのか?
 また主人公(元戦場カメラマン・大沢たかお)も、何で結局ついて
 いくのか? 自殺願望者か?
 そこまでの記者魂を持つに至る経緯の描写が、あまりに弱い。よって
 ポリティカルフィクションとして作品に入れない。
 明らかな命の危険に合ってるのに、そこまでする記者っている?

2.最終的に、入山した工作員は、30人以上(そこまでに大分殺されて
 いるから実際は40人前後?)という事が判明するシーンがありますが、
 いくら日本が平和ボケ&自衛行動に制限有り過ぎの国家でも、他国の武装
 工作員が「何十人も」大事件の中心となっている 目的地に、誰にも
 気付かれず入山していくなんて事が可能なんでしょうか?

3.自衛隊の精鋭部隊が、何故か一方的に二個小隊簡単に全滅していくのは
 何故? そんなに朝鮮半島の工作員って優秀なの?w

4.現地のステルス機の中に残された三人を救う為&時限解除された核爆弾
 の再起動を止める為、改めて送り出された自衛隊機は何であんな簡単に
 帰っちゃうの?? また何で吉田栄作はあんなに強く
 「帰れ!帰ってくれ!!」って友軍を返そうとする訳? 
 いや、状況から見て帰しちゃいかんだろw
 これも全く意味不明でした。

5.そもそも米軍潜水艦のトマホークをナパーム代わりに「最後の手段」と
 して使用する意味が判らん。
 映画を観てる限りは、改めて自衛隊の援軍を送り込む余裕は充分にあった
 と思うんだけど。呑気に朝焼け前に語ってるし。っていうか、そこまで
 やるなら、ステルス内の吉田栄作は、対峙している工作員達の位置を
 正確に援軍に伝える事が出来た訳だから、それこそヘリコプターもう一回
 飛ばして上空から打ちまくれば良かったのでは??

6.それ以前に、一週刊誌の編集が、何で逃げ出した工作員の居場所を
 見つけることが出きるの?ついでに他の工作員仲間に捕らえられたこの
 工作員を救助する事までやってのけますよ!?
 んでもって、一歩間違えればこの国の破滅に繋がるような重大な状況で、
 「でかいネタ掴む為に」と言うだけで、公安にも連絡せず上記の様な
 行動に走る週刊誌記者が存在するとは思えない。

ついでに言えば、何で主人公の大沢たかしはあんな無意味にクールなの?
(自衛隊特殊部隊の吉田栄作との会話から、最後に息子と言葉を交わす
時まで、妙に自信たっぷり&クールなのは、観ていて不自然甚だしい)

今簡単に思い返すだけで、ザッとこんな感じです。

映画の出来以前にこういった部分が目立ってしまい、ポリティカル
フィクション系の映画としては一気に興ざめしちゃいました。
映像描写自体は、まあ普通に見れましたけど、正直登場人物の誰にも
感情移入出来なかったです。
(藤竜也と吉田栄作の演技自体は好きですが)

「実は、原作ではこうなんだよ」と教えて頂ければ幸いです。


2059 Reply Re:すいません、今更「ミッドナイトイーグル」なんですが。。 殿様ギドラ Mail 2009/03/06 16:48

う。
『ミッドナイトイーグル』はまるっきりスルーしてました。
原作も知らず・・。

どなたか原作・映画両方をチェックなさった方は、どうかご投稿を!

2121 Reply Re:すいません、今更「ミッドナイトイーグル」なんですが。。 殿様ギドラ Mail 2009/05/08 16:11


いやー、古いスレッドを持ち上げてしまいますが、あたくしもWOWOWさんの放送で見てしまいました。
んで、原作は読んでいないけれど、KJさんの憤りに便乗。
>
> 1.元戦場カメラマンが最初の事件を目撃し、そして後輩がそのネタに
>  絡んで真相究明&ネタとして取り上げたいという事で一緒に入山する
>  のはいいんだけど、途中で他国の工作員に射撃受けてる(殺されかける)
>  のに、何で目的地到達を強行するのか?
>  また主人公(元戦場カメラマン・大沢たかお)も、何で結局ついて
>  いくのか? 自殺願望者か?
>  そこまでの記者魂を持つに至る経緯の描写が、あまりに弱い。よって
>  ポリティカルフィクションとして作品に入れない。
>  明らかな命の危険に合ってるのに、そこまでする記者っている?

同感です。
付け加えると、某国工作員(といってもちょっとした軍隊規模)も最初に主人公たちを襲うシーンでテントに向かって銃撃しますが、彼らがテントから出たあとでロケット弾かなにかで砲撃するのです。
最初からロケット弾を撃てばいいでしょ。
それに、墜落した飛行機が目標なんだから、わざわざテントを銃撃して目立つ理由も不明。
>
> 2.最終的に、入山した工作員は、30人以上(そこまでに大分殺されて
>  いるから実際は40人前後?)という事が判明するシーンがありますが、
>  いくら日本が平和ボケ&自衛行動に制限有り過ぎの国家でも、他国の武装
>  工作員が「何十人も」大事件の中心となっている 目的地に、誰にも
>  気付かれず入山していくなんて事が可能なんでしょうか?

山にいた連中だけでなく、裏切った工作員を始末しようとする軍団も都市部にいましたから、日本には他国の軍隊が丸々入り込んでいたように見えましたね。
>
> 3.自衛隊の精鋭部隊が、何故か一方的に二個小隊簡単に全滅していくのは
>  何故? そんなに朝鮮半島の工作員って優秀なの?w

危機的状況を作るためのテキトーなシナリオに見えました。

>
> 4.現地のステルス機の中に残された三人を救う為&時限解除された核爆弾
>  の再起動を止める為、改めて送り出された自衛隊機は何であんな簡単に
>  帰っちゃうの?? また何で吉田栄作はあんなに強く
>  「帰れ!帰ってくれ!!」って友軍を返そうとする訳? 
>  いや、状況から見て帰しちゃいかんだろw
>  これも全く意味不明でした。

これは、気流が不安定でヘリで着陸するのが難しいということと、地上から敵に狙い撃ちされているからだと思いました。
それより、一度起爆放置を動かした工作員軍団が主人公たちがパスワードを知って時限解除したあとで、再起動のため戻ってくるのが理解できませんでした。
工作員たちが日本側の動きを全て知っているとしか思えない展開。
でも、対策本部にスパイが居るという描写はありません。
ん?無線を傍受していたのか?映画的にはそれを見せないと。
>
> 5.そもそも米軍潜水艦のトマホークをナパーム代わりに「最後の手段」と
>  して使用する意味が判らん。
>  映画を観てる限りは、改めて自衛隊の援軍を送り込む余裕は充分にあった
>  と思うんだけど。呑気に朝焼け前に語ってるし。っていうか、そこまで
>  やるなら、ステルス内の吉田栄作は、対峙している工作員達の位置を
>  正確に援軍に伝える事が出来た訳だから、それこそヘリコプターもう一回
>  飛ばして上空から打ちまくれば良かったのでは??

そうそう。
ほかにもいろいろ手はあったはずです。
>
> 6.それ以前に、一週刊誌の編集が、何で逃げ出した工作員の居場所を
>  見つけることが出きるの?ついでに他の工作員仲間に捕らえられたこの
>  工作員を救助する事までやってのけますよ!?
>  んでもって、一歩間違えればこの国の破滅に繋がるような重大な状況で、
>  「でかいネタ掴む為に」と言うだけで、公安にも連絡せず上記の様な
>  行動に走る週刊誌記者が存在するとは思えない。

これがまた、あの週刊誌の編集長がなにやら訳ありの人物とされていて、
ある種スーパーマンとされちゃってるんですよね。
工作員が治療に行った闇医者を知っていたり・・。
いよいよ危ないとなったら、公安の連中と一緒に記者を助けに来ちゃうし。

仲間を裏切った工作員の動きも変。
核爆弾の起爆装置を止めるためのパスワードを日本政府との交渉カードにするとかなんとか言いながら、なんで日本と交渉しようとしなかったんですかね。
雑誌記者が隠れ家を訪ねてきた時、いきなり発砲ですぜ。
あいつ、何をしたかったんじゃ。
>
> ついでに言えば、何で主人公の大沢たかしはあんな無意味にクールなの?
> (自衛隊特殊部隊の吉田栄作との会話から、最後に息子と言葉を交わす
> 時まで、妙に自信たっぷり&クールなのは、観ていて不自然甚だしい)

そうそう。
反戦の意志を持って戦場カメラマンになったとかなんとか抜かしながら、
目の前で子供が死んだことがトラウマになって戦場へ行けなくなったらしいけれど、その程度の覚悟で反戦戦場カメラマンが出来ていたんですなぁ。
そんでもって、出てくる奴出てくる奴みんなが主人公の写真に感化されてカメラマンになったり記者になったり自衛官になったり・・・。
ドイヒーなシナリオです。

そもそも某国工作員たちの計画がずさん。
米軍機に爆弾を仕掛けて墜落させるのはいいとして、じゃあ、その飛行機はどこに落ちるの?
落ちた時どれぐらい壊れてるの?
そんな不確かな結果を前提にして日本に核攻撃する計画を立てたわけですね。
もひとつ、なんで日本で核爆発を起こす必要があるの?

福井なんとか原作のいくつかのアホ映画にそっくり。

日本人の平均知力は落ちてるんでしょうか。

2125 Reply どんがんどんががらった♪ ゾンデ5号 Mail 2009/05/10 21:37

近所のツタヤに「座頭市物語」「銀嶺の果て」を返却しに行って、店内を歩いていると「懐かしの邦画コーナー」を発見しました。
そこにはクレージーものや「ビルマの竪琴」といった名作、「戦艦大和」「潜水艦イ‐57降伏せず」などの戦記映画が置いてあり、思わず「ビルマの竪琴」「潜水艦イ‐57降伏せず」「大冒険」を借りてしまいました。
まず、「大冒険」の感想を書こうと思います。

いやー、凄い映画でした。
勢いが物凄いというか、話がテンポ良く進んでいって突っ込む間もなく、ゲラゲラ爆笑しながら観ました。
まず平凡なサラリーマンの日常が国際偽札事件に絡んでいく筋運びは見事ですね!(人物配置が実に巧みだと思います)
よりによってヒトラーまで出すとは凄い筋運びですが、もう勢いに納得させられてしまいます。
そして植木等氏の体当たりアクションが凄いですね。
車の上、トラック、鉄橋、馬、列車の上と、本当に凄いです。
あまりに凄くて笑ってしまいます。
しかし最後においしい所を持っていったのは植木等でもハナ肇でもなく谷啓だったというのが意外でした。

という訳で特撮についても。
植木等の大ジャンプの合成なども良いですが、何といっても最後の発射されたミサイルの「演技」がツボでした。
ミサイルが戻ってくる動きがまるでマンガみたいに間抜けで、大爆笑してしまいました。
キャラクターものの以外の特撮で爆笑したのはこれが初めてでした。
ですけど、円谷特撮ファンとしては、島の爆発をもう少し見たかったです(でも映画全体のテンポを考えればあれで正解ですね)。
後、やたら流用が多かったのが残念。
ナチスの潜水艦はいきなりイ‐57になっちゃってるし、その潜水艦を砲撃しているのは大西洋の連合軍ですし。

しかし、面白い映画であることには変わりありませんでした。
滑稽さばかりでなく、今の日本映画には無い、力強さもあります。
さすが「クレイジーキャッツ結成10周年映画」ですね。

2126 Reply Re:どんがんどんががらった♪ 殿様ギドラ Mail 2009/05/12 17:04

『大冒険』は名作ですよ。
通常のクレージー映画に比べると話がでかすぎて、そこに違和感を覚えるクレージーファンもいそうだけど、
特撮が好きで喜劇が好きな、私みたいな人間にとってはもう大傑作!!

途中、シナリオをすっとばしたのか、掴まったはずの谷啓が何喰わぬ顔で再登場したりしますが、
古澤憲吾映画ではそんなのもご愛嬌。
(日頃シナリオを大事にしろ!と叫んでいるあたくしも、この手の映画ではつじつま合わせよりスピード感優先。いや、自分で作るならそんな穴は開けませんが・・)

クライマックスに登場するミサイル基地内のモニター画面に合成されている特撮カットを子細に見ると、円谷監督はドラマの流れに合わせていろいろ特撮カットを作ったのに、いまいちちゃんと使われなかったのかな、と思わされます。
(どうも古澤監督と円谷監督はそりが合わなかったらしく・・)

私見では、この映画、『レイダース失われた聖櫃』に多大な影響を与えているようです。
主人公が跳んだり跳ねたり、ロードムービーの如く舞台を変えながら進んでいく流れ、そしてUボートで孤島に行って、縛り付けられるなんてまるで同じですよ。(強引?)
クレージー映画は海外輸出されていたという話を聞いたことがありますから、
スピルバーグやルーカスが『大冒険』を見ていてもおかしくはなーい。

それと、偽札工場のイメージ、「カリオストロの城」に似ているようにも・・。

とまあ、一般的にはあまり知られていない『大冒険』ですが、世界の映画に影響を与えるほどの名作なのであーる。

♪いつ死んだって同じ事~、同じ~ことなーら、死にたくな~いよ、チャン!

2127 Reply Re:どんがんどんががらった♪ ゾンデ5号 Mail 2009/05/13 21:51

通常のクレージー映画(つっても私は「くたばれ!無責任」しか観てませんが)よりスケールがでかいと言っても、クレージーもののお約束(さえないサラリーマンが大活躍して大好きな女と結婚する)はちゃんとふまえてるのが凄いですね。
とにかくコメディ、SF、特撮好きにはたまらない作品です。

>クライマックスに登場するミサイル基地内のモニター画面に合成されている特撮カットを子細に見ると、円谷監督はドラマの流れに合わせていろいろ特撮カットを作ったのに、いまいちちゃんと使われなかったのかな、と思わされます。

後半の特撮シーン、本編との繋ぎがちょっと変だとは感じていました(「青島要塞」でも同様の違和感が・・・)。
古澤監督は、松林監督のように後になって円谷氏を認めたって言うのはないのでしょうか。

>クレージー映画は海外輸出されていたという話を聞いたことがありますから、スピルバーグやルーカスが『大冒険』を見ていてもおかしくはなーい。

東宝映画を紹介している英語サイト「TOHO kINGDOM」によれば、「日本一の色男」や「大冒険」はあちらでも上映されていたようです。
だから色々な映画にも影響を与えててもおかしくはないと思います。

しかし、この映画から出てくるパワー、今のへっぽこ日本映画界に必要なものですね。
ただこういう事を言うと、「懐古」と片付ける人が多くて困りますが…。
今の日本は「歴史観」が足りない!と思うのは私だけでしょうか。

2131 Reply Re:どんがんどんががらった♪ 殿様ギドラ Mail 2009/05/18 16:40

> 古澤監督は、松林監督のように後になって円谷氏を認めたって言うのはないのでしょうか。

ええ。
どうやらそういうことはなかったらしいです。
けれども、古澤憲吾監督の別作品で特撮倉庫内で撮影されたもの(『大坂城物語』の大仏や初代モスラ幼虫の着ぐるみが登場)があったり、
『世界大戦争』の爆発素材フィルムを流用した物があったりと、
特殊技術課と仲が悪かったら出来ないような作品もあるので噂がどこまで本当なのかわからないところです。

> しかし、この映画から出てくるパワー、今のへっぽこ日本映画界に必要なものですね。

それは私も強く感じるところなのですよねぇ。
コメディとなると三谷幸喜的な草食・低体温・軟体(骨格が弱い)系ばっかりで・・。


2129 Reply ビルマの土は赤い ゾンデ5号 Mail 2009/05/14 22:44

ツタヤから借りてきた「ビルマの竪琴(総集篇)」を観ました。
伊福部昭映画音楽ファンとしては、ぜひとも観るべきだと思ったし、日本映画の名作にも触れる意味でも観ました。

戦争へのやり切れなさ、無惨さは確かに伝わってくる作品ではあります。
しかし、水島の心情の変わり方の描写が十分伝わってこなかったのが残念です。
水島が日本兵の屍に遭遇する場面は三回出てきますが、あれだけではなかなか納得できない所があります。
こうもちぐはぐに感じてしまったところは、「第一部」「第二部」構成を無理矢理(?)「総集篇」にしてしまった為なのでしょうか・・。
ただ、モノクロの画面なのに、色彩が伝わってきそうな映像は見事だったと思います。

肝心の音楽ですが、伊福部レクイエムが、戦争へのやり切れなさ、残酷さを抉り出していると思います。
水島が海岸で日本兵の屍を発見するシーンでは、音楽のせいで、観ているこっちも言葉が出なくなりました。
それからタイトル音楽は、映画全体の雰囲気を考えると、個人的には第1部に使われていたとされる、ビルマの土地を表現した音楽を使った方が良かったのではないかとも思います。(伊福部レクイレム音楽が悪いという訳ではありません)

私は映画に対する見方も未熟で、市川昆監督に慣れていないからちょっと違和感を感じてしまったのかもしれませんが、皆様から見たらどうでしょうか?

2130 Reply Re:ビルマの土は赤い KJ 2009/05/16 22:33

> 私は映画に対する見方も未熟で、市川昆監督に慣れていないからちょっと違和感を感じてしまったのかもしれませんが、皆様から見たらどうでしょうか?

この点実は私も同感です。

市川昆監督はやたら巨匠扱いされておりますが、「果たしてそれ程凄い
創作・演出力のある監督かいな?」といつも疑問に感じております。

画面演出はオリジナリティ溢れる中々秀逸なものはありますが、
その演出や、盛り上がりに持っていく積み上げ方等、トータルとして
やや冗長さや唐突さが目立つます。

それでも、あのシーンでの伊福部レクイエムは、正直鳥肌モノですがw

2132 Reply Re:ビルマの土は赤い 殿様ギドラ Mail 2009/05/18 16:58


> しかし、水島の心情の変わり方の描写が十分伝わってこなかったのが残念です。

そうですねー、あまりはっきりと伝わる形ではなかったと思われます。
(本当はもう一度見直して考えるべきところなんですが、すいません、時間が・・)
そのあたり、リメイク版のほうが丁寧だったような気も・・。

「第一部」「第二部」に分かれたのは映画会社の都合によるものだそうで、
二部構成の『ビルマの竪琴』は市川監督自身も見ていないとのことです。
ですから現在見られる「総集編」が監督の意図と違うということはなさそうです。

KJさんのご意見に関連して、
私の市川崑観は、実は構成力はあんまりないんじゃないか、良い脚本家と組めば傑作を生み出すけれど、シナリオライターがヘボだとストレートに映画もダメになっちゃうんじゃないかという感じです。
どうやら奥様でありコンビを組んでいた脚本家の和田夏十さんが理屈っぽい方で、和田脚本を得て名監督になったんじゃないかという説も・・。

まだ見ぬ市川映画は数多いのであまり偉そうなことは言えないですね。

2133 Reply ええい、書いちゃえ 殿様ギドラ Mail 2009/05/18 17:11

ユーチューブで『獣人雪男』が見られます。

一部分ではなくて、ほぼ完全。
いずれ削除されるでしょうから、未見の方はぜひ。
いや、私も久々に見直したら、あーー!、あの村は劇中では謎の村とされているではないか、と気が付いたり・・。
文明社会からは隔絶した村ということですね。

とにかく噂ばかりが乱れ飛んでいる作品なので、まずは見るべし。
(といっても、映画館の企画上映では当たり前に見られる作品なんですけどね)


2136 Reply 映像コンペティション告知 sagafuruyu 2009/05/21 00:50

管理者様 告知失礼いたします。不適切でしたら削除お願いします。

佐賀の古湯映画祭では、現在映像作品を募集しています。

興味がありましたらよろしくお願いします。
リンク先にてご応募お待ちしております。

www.japan-korea-strait8.org/awards/

2137 Reply Re:映像コンペティション告知 殿様ギドラ Mail 2009/05/22 16:49

大丈夫ですよ。
こういう告知も歓迎です。

んぁー、新作を作りたいものよのぉ。

2138 Reply 振袖狂女 殿様ギドラ Mail 2009/05/22 16:52

おっ、と思った映画の感想は出来るだけ書こうと思っていながら、
映画を見るのに忙しくてあんまり書いていないというアホな毎日でございます。

今回は時代劇専門チャンネルで見た『振袖狂女』(1952年大映)の話。
長谷川一夫の大映作品を全部放送するという企画で放送されました。
監督は安田公義、音楽は伊福部昭でございます。(だから見たのだ)

関ヶ原後、徳川の世になって間もなく、豊臣方の遺児、鶴姫(幼い子供)を亡き者にせんとする家康と、
鶴姫を守りつつ家康に一矢報いんとする侍女と侍(城を辞して刀鍛冶になっている)。
という構図に二重の男女三角関係がからみ、大人の事情に翻弄される鶴姫と傀儡師(人形劇団)の娘。
そんないたいけな子供まで殺すことはないという側近に、子供が問題ではなくその子供を旗印にして反抗しようとする豊臣の残党が問題なのだと言い放つ家康。

様々な思惑が入り乱れるストーリーは昭和20年代の映画としてはかなりスピーディーです。
登場人物の心理を想像しながら見ることで演技の行間が読める演出がお見事。(いや、当時の邦画ではこれが水準)

鶴姫を保護している侍に惚れてしまった傀儡師の女が言外に言い寄る場面のエロさがたまりません。
表面的なお色気を振りまくのではないのでありまして、その体温と申しましょうか、呼吸と申しましょうか、
実にリアルな濡れ場なのであります。

そして、鶴姫の身代わりになった傀儡師の娘が首をはねられることになり、安心した家康は老齢のため息を引き取るのでありますが・・・。
(鶴姫を知っているはずの元侍女が仕組まれた面通しで傀儡師の娘を鶴姫だと言うのは女の嫉妬のなせるわざ!と私は解釈)
子供を犠牲にして何の大義か、と憤るこちらの気持ちを察するように、伏線も見事に決まった大団円となるのであります。

見終わって心が温かくなる佳作でした。(けれどもなにもかも丸く収まったわけではないという苦みもあり)

そして、伊福部音楽。
ラブシーンにかかる曲が、「交響頌偈・釈迦」第二楽章ブダガヤの降魔に出てくるメロディと同型。
激しい旋律のほうではなく、映画『釈迦』での魔物の色仕掛けシーンで使われるメロディです。
製作年代は『振袖狂女』のほうがずっと古いわけですが、「釈迦」のもとはバレエ曲「人間釈迦」なので、そっちから持ってきたのか、と調べてみたら、
この映画のほうが「人間釈迦」より古いのでした。
作曲時期はほぼ一緒かもしれませんが、男女の愛欲を表す旋律に確固たる物があったことがうかがわれます。
(後年になるとラブシーンには別の旋律がよく使われるようになります・・)

また子供たちの場面には『わんぱく王子の大蛇退治』の子守歌と同型のメロディが使われていました。

それからこの映画、大阪城炎上など特撮カットもそこそこありますので、大映特撮の歴史を振り返る面でも貴重ざます。
(次回伊福部音楽使用映画として『二人だけの橋』の予定。書けるか?)

2139 Reply ミスト 殿様ギドラ Mail 2009/05/22 16:58

WOWOWで放送したのでたいして期待せずに見た『ミスト』(2007米)。

どんな映画なのかもよく知らず、霧の中に怪物がいるのね、程度の認識でありました。
まあ、突如大規模な霧が発生し、霧に入った人間が何かに襲われるアメリカ映画と聞けば、なんつーか、期待しろというほうが無理。

それが、冒頭の嵐と翌朝の主人公と隣人のやりとりを見るうちに、むむ、これはちょっと一筋縄ではいかない映画だな、と予感。
しかし、霧に囲まれたスーパーマーケットに閉じこめられたあたりで、なーんだ、『トレマーズ』パターンか、とちょっとがっかり。

ところがところが、映画は思いがけない方向へ向かっていきます。

スーパーに閉じこめられる人々の人選にかなり作為的なものを感じますが、先の見えない危機に瀕して人間がどんな反応をするかのショーケースになってます。
(宗教を持ち出す人間が出てくるのはアメリカでは外せないところざんすね)

何が正しい判断か、生き延びるためにはどうすればいいのか。

しかし、有効な解決策は出てきません。

ネタばらしは避けたいので、どのシーンがどうだとは書けないのですが、
怪物はちゃんと出てきますし、オカルトに逃げるような映画ではありません。
とはいえ、巧妙だなと思ったのは、旧約聖書の預言を持ち出す女の主張も現象面では当たっていたり。

途中、人物の行動に少し不自然さを感じる面もありましたが、極限状態の感情を表現しようとする演技演出には説得力がありました。

映画の内容に霧が重要な役割を果たしていて、「まわりが見えない」ことで情報が遮断されていることを感覚的に伝えます。

ある意味衝撃的なラストには、判らないことで絶望するのは愚かであるというメッセージが含まれているように感じました。

原作はスティーブン・キング。
脚本・監督はフランク・ダラボン。(ありゃ、「ショーシャンク~」も「グリーンマイル」も見てないや。今度見よう)

と、結構良い映画でしたが、怪物相手のアクションやスペクタクルを期待してはいけない作品なのでお間違いなきよう。


2140 Reply 銭のないヤツァ俺んとこへ来い! ゾンデ5号 Mail 2009/05/24 19:38

またまたクレージー映画を借りてしまいました。
タイトルでお分かりになると思いますが、「ホラ吹き太閤記」です。

いやっははははは、とにかくゲラゲラ笑いながら観ちゃいました。
日本史マニアであり戦国時代マニアであり、クレージー・キャッツも好きになってしまった私としちゃ、こりゃたまりません。
まず配役からしてもうツボです。
ハナ肇の織田信長、谷啓の徳川家康(でも劇中での時代での名前は「松平元康」)、草笛光子の徳川家康正室築山殿、藤田進の今川義元、東野英治郎の蜂須賀小六、そして浜美枝さま演じるねね!
一番ツボだったのは何といっても谷啓の徳川家康でした・・(草笛光子の尻に敷かれているってのがたまらない!)
正統派のクレージー映画のストーリーを、豊臣(羽柴)秀吉の出世物語に合わせているのはあまりに見事です。
サラリーマンものと時代劇が合体していても、それぞれの良さを消さず、見事に融合させている・・・。
2つの要素をうまく合体させるっていう妙技は今の日本映画界から失われたものですね。
今川義元の討ち取られ方が、コントのようなので、歴史物を見るというよりは、大規模なコントを見ているような楽しさもあります。

そして音楽。
「だまって俺についてこい」は、私が一番好きなクレージーソングかもしれません。
高校生の私にとっちゃ「彼女のないヤツァ俺んとこへ来い!」は、聴いてて涙が出るような歌詞です。
辛い時に聴くと涙が出てくるような曲ですね。
私の初めての「だまって俺についてこい」は「こち亀」の天童よしみverでしたが、今聴くとやはり植木等の力強く、暗い世相を吹き飛ばすような歌声が一番です。
それと、宮川泰先生の勇壮でありつつコミカルな音楽も良いですね。
個人的には宮川泰というと、「宇宙戦艦ヤマト」の作曲者になってしまいますが・・。

どーでもいいツッコミもさせて頂きますが、何で清州城があんな城なんでしょうか(笑)
当時の「城」と言っても掘立建物が建ってたぐらいの筈なのに、あんな立派な天守閣がある訳なーい!
立派な天守閣を建てるようになったのは劇中の年代よりも20年も先のことです。
ま、コメディ映画だからそんなのも許せちゃいます。

話は変わりますが、GW中にBS2で「アニメ主題歌大全集」という、昔のアニメソングを当時歌った方がまた歌う番組をやっていまして、そこで手塚治虫生誕80周年ということで、「ジャングル大帝」「リボンの騎士」が歌われたのですが、何と作曲が「ノストラ」「MJ」の冨田勲先生で、ちょっと驚きました。
黄金期の日本映画音楽を担当した方がアニメソングも手掛けているのは結構あるようですね。(「おばけのQ太郎」「ど根性ガエル」の作曲なんかはクレージー映画や若大将シリーズでよくお名前を拝見する広瀬健次郎先生だったり…、って両方とも歌ってるのは「キューピーちゃん」こと石川進氏なんですね)

2142 Reply Re:銭のないヤツァ俺んとこへ来い! 殿様ギドラ Mail 2009/05/29 15:31


『ホラ吹き太閤記』、いいですねー。

ほんとに植木等サラリーマン喜劇にぴったりはまる題材ですね。
あれよあれよと出世していくさまは無責任シリーズや日本一シリーズとなんら変わりありません。

秀吉は歴史上の人物としても人気キャラなわけで、日本人は調子のいい奴が好きなんじゃないでしょうか。

冨田勲さん、いろいろやってますよー。
とくに手塚治虫さんとは繋がりが深かったようです。
「どろろ」も冨田音楽ざんす。
日本の子供向け番組は音楽にも力が入ったものが多いデス。

2146 Reply Re:銭のないヤツァ俺んとこへ来い! ゾンデ5号 Mail 2009/05/30 09:44

> 秀吉は歴史上の人物としても人気キャラなわけで、日本人は調子のいい奴が好きなんじゃないでしょうか。

そうですよね。
でも物語を桶狭間で終わりにしたのは正解でした。
あれ以降を描くとドロドロな人間ドラマも入ってしまうので・・。
秀吉は若い頃は「調子のいい奴」なんですけど、本能寺の変辺りからそう単純でない面もかなり浮き彫りになってきますし。

> 冨田勲さん、いろいろやってますよー。
> とくに手塚治虫さんとは繋がりが深かったようです。
> 「どろろ」も冨田音楽ざんす。

どうして手塚作品は冨田音楽を欲したのでしょうかね。
アニメオタクとしても興味深いところ…。

> 日本の子供向け番組は音楽にも力が入ったものが多いデス。

そうですね。
しかしその番組で昭和のアニソンと平成のアニソンとの違いを思い知らされてしまいました。
平成以降のは「主題歌」になってないというか・・。
ストレート・王道を行った主題歌が非常に少ないです。
で、その番組では手塚治虫特集ということで、「リボンの騎士」も演奏されたのですが、最初はフルオーケストラの演奏、その後前川陽子さんの歌が入るという気合の入ったものが見れました。
また、手塚治虫コーナーだけの為だけに「ジャングル大帝」のOPとEDを歌っていた方を出演させたり・・。
NHK、やればできるじゃん!(民放だと芸NO人を入れたりして台無しにしてしまう)
でも、こういうのも10年経ってしまえば見られなくなるわけで、貴重な記録になりそうです。

2149 Reply Re:銭のないヤツァ俺んとこへ来い! 殿様ギドラ Mail 2009/06/02 15:53

> 秀吉は若い頃は「調子のいい奴」なんですけど、本能寺の変辺りからそう単純でない面もかなり浮き彫りになってきますし。

ははぁ。
歴史に詳しくはないけれど、時代劇での描き方も太閤になってからの秀吉はあまり好意的には描かれないものが多い感じです。
(朝鮮出兵なんてーのも愚行だし)

> どうして手塚作品は冨田音楽を欲したのでしょうかね。

推測ですが、オーケストラ曲が書けて、かつTVアニメもやってくれる人となると自ずと絞られてきたのかも。
もちろん、冨田音楽を手塚先生が気に入ったというのが一番なんでしょうけれど。

> しかしその番組で昭和のアニソンと平成のアニソンとの違いを思い知らされてしまいました。
> 平成以降のは「主題歌」になってないというか・・。

うーむ、そうなんですか・・。
ここ最近のアニメはJ-POPバンドの曲を持ってくることが多いですが、専用主題歌として作曲されたものもいまいちなんですね。

なんでだ?

2141 Reply ラドンが、ゴラスが、ガス人間が、マタンゴが・・ ゾンデ5号 Mail 2009/05/29 06:12

何と、山形国際ドキュメンタリー映画祭2009プレイベントにおいて、本多監督特集として「空の大怪獣 ラドン」「妖星ゴラス」「ガス人間第1号」「マタンゴ」が再上映されるそうです。↓
ttp://www.yidff.jp/news/09/090515.html

東北地方に住んでいる私としては、隣の県なので、非常に嬉しいです。(チケットも山形の親戚を通して買ってもらえるので)
何といっても今までDVDやビデオでしか見られなかった名作が劇場で見られるのは嬉しい限りです。
この様子から行くと、本多監督生誕100周年記念イベントは山形で開催しそうですね。

後、解説文に突っ込ませて頂きます。
「この4本の作品は『人間』である」と書いてますが、「ラドン」は違うんじゃないかと。
「ラドン」の主人公が怪獣ラドンでなければ、あのエンディングの価値が薄れてしまいます。(ラドンが主人公でなければラドンに共感することは出来ない!)

取り合えず、こういう動きからファンが、本多監督の演出方法や、映画観に注目し始めると良いのですが・・・。
ゴジラ生誕60周年は、とんでもない新作を上映するよりも、「ゴジラ1983」のようなイベントを頼みます。
ギドラさんが仰っていたように、日本映画黄金期の名作がDVDやCSでしか観られないなんてどうかしています。
腑抜けな新作はDVDやテレビ放送のみでいいです。

2143 Reply Re:ラドンが、ゴラスが、ガス人間が、マタンゴが・・ 殿様ギドラ Mail 2009/05/29 15:44


おおお、すんばらしいイベント!
しかし、ぐがーー、6月なのか・・。
うーーんうーーん、山形なら日帰りも出来るか・・。
いやいや、いいんですいいんです。
東京なんかだとあれやこれやで本多作品を映画館で見るチャンスはあるんです。
地方で開催することに意義があります。

井上ひさしさんが本多猪四郎ファンだったとは知りませんでした。
もっと本多作品についての批評だの特撮映画批評だの書いて欲しいです。

さらに本多猪四郎全作品上映を検討中とは・・。
山形に移住しろっつーのか。

全作品上映は札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・福岡でやりましょう。
なんて。
放送局を巻き込んでTVでもやるべきですよ。
WOWOWとかNHKとか。少なくとも東宝系である日本映画専門チャンネルで特集を組まないといけませんぜ。(まだ日映専門チャンネルをHD録画する体制がないのが辛い)

2147 Reply Re:ラドンが、ゴラスが、ガス人間が、マタンゴが・・ ゾンデ5号 Mail 2009/05/30 09:49

> 地方で開催することに意義があります。

そうなんです!
こういう企画は東北人の私にとっては嬉しい限り。
思えば何で円谷英二生誕100周年で福島ではちゃんとイベントをやらなかったのかとも思ってしまいます。

> 全作品上映は札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・福岡でやりましょう。
> なんて。
> 放送局を巻き込んでTVでもやるべきですよ。
> WOWOWとかNHKとか。少なくとも東宝系である日本映画専門チャンネルで特集を組まないといけませんぜ。(まだ日映専門チャンネルをHD録画する体制がないのが辛い)

本当のところはそれが望ましいのですが、特撮ファンが「そんな事やる必要ないよ」という感じですからねぇ…。
「今」さえ楽しけりゃ良いわけじゃないのですが…。
ちゃんとした「歴史観」を持っていなければ新作に振り回されることになってしまうのに・・。
最近は「歴史観」の無い特撮ファンが多いようで、嘆かわしいです。
こういう時こそ奮起しなければ、とも思います。
とんでもない形のゴジラ復活を防ぐためにも、本多作品を見直すことは重要です。

2150 Reply Re:ラドンが、ゴラスが、ガス人間が、マタンゴが・・ 殿様ギドラ Mail 2009/06/02 16:17

> 思えば何で円谷英二生誕100周年で福島ではちゃんとイベントをやらなかったのかとも思ってしまいます。

生まれ故郷の須賀川では博物館での円谷英二展やいくつかのイベントを行ったようですよ。(英二展は私も行きました)

> 本当のところはそれが望ましいのですが、特撮ファンが「そんな事やる必要ないよ」という感じですからねぇ…。

げげ。
どこの特撮ファンだ?
本多作品の見直し、研究が不必要だということは本多作品を評価しないのか、すべてを見切ってしまったのか。
すごいですねぇ。そんな人がいるんですね。

ま、映画を見る力がないだけなんでしょうけれど。

そんな○○特撮ファンは相手にせずに、世の中には食わず嫌いの人もいますから、いわゆる特撮ファンではない、
映画ファンに本多作品の価値をアピールしていくことも大事だと思います。
黒澤明と同列に論じてもおかしくない映画監督なのですから。
(黒澤的な凝り方はしなくとも、別の巧みさは黒澤以上かもしれない)

2144 Reply いろいろいろいろ 殿様ギドラ Mail 2009/05/29 15:46

最近観て引っかかりを感じた映画いろいろ。(衛星放送で観たものばっかりだ)

『クライマーズ・ハイ』(2008日本)

1985年の日航機墜落事件を報道する地元紙の奮闘。
報道現場のリアリティはかなりのもの。(むかーし、報道の末端で働いていたことがあるので憶測ではないです)
おそらく事実を下敷きにしたと思われるさまざまなシチュエーションや人物造型が、私にとっては懐かしい「あの熱気」を再現していました。
と同時に、作り手が意図したか否かは定かでないけれど、男社会の欠陥もあぶり出します。
その縄張り意識、功名心、支配欲、虚栄心、闘争心・・・・。
当然、事件事故を商売(新聞を売る)に結びつけることの危険性も。

目先の満足(他社との競争、自社内での評価、経験則)のために、報道の理念が曲げられていくさまも描かれていますが、映画自体はあまりその部分に批評性を持っていません。

この映画を見ただけでは、激しい男の職場はかっこいい、としか見えないかもしれません。
確かに近年珍しい男臭い映画なのではありますが、そんな男臭さに対する反省の要素はものすごく薄いのです。
主人公の家族関係が破綻しているあたりにその辺の観念を織り込んでいるのでしょうけれど、
妻との関係も息子との関係もぼやけすぎでなんだかよくわかりません。
とくに、登山仲間だった友人の息子と崖上りをする2007年を1985年と並列させていることの意味が曖昧。
日航機墜落事件を取材するストーリーなのに、エンディングが海外で暮らす息子の家を訪ねるシーンであるというのも何がなんだか・・。

クライマックスは事故原因をスクープするか否かであるのに、主人公の判断が吉だったのか凶だったのかがまた曖昧。
字幕解説から観客が判断せよ、ということなのでしょうか?

結局、同じ監督の『突入せよ!「あさま山荘」事件』と同じで事件そのものには入り込まず、現場で対処した人間たちの身辺しか見せない。
それはそれで「プロジェクトX」的に成立するものの、映画ならではの社会批評を持つところには至っていません。
物足りない!
(それにしても、あの新聞社社長、異常性格すぎない?)

『フレンチ・コネクション』(1971米)
恥ずかしいことに今回初見。

えー、ドキュメンタルな映像、演出はリアリティがありました。
けれども、メインキャラ以外の動向にリアリティを感じず。(シナリオがずさん)
やさぐれはみだし刑事はかっこいいってわけですかい?
(劇中二人も殺した刑事が起訴もされないのはどーゆーわけよ)

『甘い生活』(1960伊)
フェリーニはすげーや。

こんな有名な映画にいまさら感想もないもんですが、これまた今回が初めてでありまして・・。
3時間近い長尺で、主人公(新聞記者)の身辺に起こるさまざまな出来事がオムニバス的に描かれます。

貴族・映画スター・文化人・庶民・・・・。
当時のイタリア人見本市みたいな映画で、描かれる事物に解釈や批評は為されません。
それでも思いつきで並べ立てているようには感じられないところが、すごい。


『ペルセポリス』(2007仏)
おフランスのアニメ映画ざんす。

でも、内容はイランの近代史。
1970年代後半からお話がスタート。
ブルース・リー好きのイランの少女を通して、その祖父の代からのイラン史が語られていきます。
社会体制の変化によって生活が激変し、さらにはイラクとの戦争、国家による国民弾圧などなど辛いことの数々。
ブルース・リーの次にパンクムーブメントにはまり、ヘビメタファンになる主人公。
しかしロックを手に入れるためには闇ルートの売人から買わなければなりません。

そんな悲惨な毎日をユーモアを交えた語り口でさらっと描いていく手腕がお見事。
(ヨーロッパ留学で下宿した家のバカ犬が最高だぜ)

政府のあり方によって国民生活が大きく変わってしまうのだということが切実に伝わります。
日本人よ、政治に無関心ではいけませんぞ!!!!

(この映画にはなんとゴジラも登場。よくあるゴジラみたいな怪獣ではなくて、ちゃんと東宝の許諾を得たゴジラなのです。正確な描き方ではないけれど、イランでもゴジラはポピュラーなキャラクターなのだ)

2145 Reply 二人だけの橋 殿様ギドラ Mail 2009/05/29 15:50

予告通り、『二人だけの橋』(1958東宝)の感想ダス。

まじめだぜ、さわやかすぎるぜ!!

久保明、水野久美のフレッシュコンビが下町に生きる若者の生活をまっすぐに演じた佳作ざます。
高度経済成長期の現実を知ることが出来るという面でも良い映画。
世の中に勢いがあったとはいうものの、庶民がウハウハ状態ではなかったということです。
低賃金で保証もない労働実態。それが経済成長を支えていたというわけ。
それはバブル期も同じ事で、ごく一部の投資家や不動産・マスコミ関係者(とそのおこぼれに預かっていた学生など)だけがウハウハしていたのがバブル期。
最近バブルは良かった的な発言がテレビで多く聞かれますが、それはテレビの人だからでしょ、と。
おれは、おれは、バブル期こそ人生で最大の赤貧の時代だったのだぁぁぁぁぁ。

ありゃ、話が曲がりました。

職探しに苦労する若者(久保明)がひょんなことから似たような境遇の娘(水野久美)と知り合い、
互いに支え合って生きていく青春恋愛映画でありまして、
多分、当時の若者の現実を反映していたわけではないのでしょうけれど、
こんなさわやかな映画が受け入れられた時代であるのは確かなことです。

日常を積み重ねていくだけのストーリーで、誰かが死んだり陰謀に巻き込まれたりするわけではないのに、いまとなってはまるでファンタジーのような清廉さにぐいぐい引き込まれました。
もちろん、夢物語ではなくて辛い現実のあれこれがこれでもかと描かれるわけですが、主演の二人が悩みながらも若さで吹き飛ばしてくれます。

こんな映画は二度と作れないでしょうね。(こういう題材はテレビドラマ向きかもしれない。ひょっとして今でもテレビならこういう作品がある?)

久保明が勤めることになる鉄工所の同僚として石井伊吉(毒蝮三太夫)登場。
若いぜ、兄ちゃんだぜ。

そして久保水野カップルがクリスマスのデートで映画館へ行くと、上映されているのは『花嫁三重奏』!
く~、まだ観たことがないのだ。
劇場前の大看板にはっきりと「監督本多猪四郎」の文字。
いやー、まるでタイムマシーンのような映画ざんす。
(ロケ主体で当時の東京下町がよくわかる)

監督は丸山誠治。
特撮ファンにとっては戦記物の監督という印象が強いですが、人情ものもお得意らしいです。(このほかには『憎いもの』しか観たことないけれど)

伊福部音楽は節度を守り、やたらと鳴ったりしないのは当然として、映画全体を表すテーマ曲と二人の逢瀬に流れる曲が印象的。
後者のメロディは『海底軍艦』でムー帝国皇帝が海に身投げするシーンに流れる曲に似ています。
ひょっとすると伊福部先生はこの映画の二人はいつか別れると思っていた??(初恋はうまくいかないって言うもんね)

2148 Reply Re:二人だけの橋 ゾンデ5号 2009/05/31 20:03

こういった、日本映画黄金期の「隠れた名作」も、ぜひともDVDになってほしいものです。

>世の中に勢いがあったとはいうものの、庶民がウハウハ状態ではなかったということです。
低賃金で保証もない労働実態。それが経済成長を支えていたというわけ。
それはバブル期も同じ事で、ごく一部の投資家や不動産・マスコミ関係者(とそのおこぼれに預かっていた学生など)だけがウハウハしていたのがバブル期。
最近バブルは良かった的な発言がテレビで多く聞かれますが、それはテレビの人だからでしょ、と。
おれは、おれは、バブル期こそ人生で最大の赤貧の時代だっただぁぁぁぁぁ。

そうだったんですかぁ・・・。
バブル期も高度経済成長も知らない私ですが、こういうのを見ておかないと騙されるのですよね。
伊福部音楽ということで、私もみたいです。
それと伊福部音楽繋がりで、「コタンの口笛」も早くDVD化してください!(あれも隠れた名作ですよ)




2151 Reply Re:二人だけの橋 殿様ギドラ Mail 2009/06/02 16:24

> バブル期も高度経済成長も知らない私ですが、こういうのを見ておかないと騙されるのですよね。

そうそう。
映画が現実を丸写しにするわけではないけれど、時代の空気は捕まえていますから、後世の人間があれやこれや言うのを聞くより正しいはずです。
(言論統制のあった時代の映画は「読む」のがちょっと難しいですが)

> それと伊福部音楽繋がりで、「コタンの口笛」も早くDVD化してください!(あれも隠れた名作ですよ)

そうですよね。
名匠成瀬己喜男の作品だというのに、なぜセルソフト化されないのか・・。
ブルーレイで発売されるか??
監督全集のような売り方も流行っていますから、成瀬全集が企画されればなんとかなるか・・。


2152 Reply 実録連合赤軍 あさま山荘への道程(みち) 殿様ギドラ Mail 2009/06/05 16:52

なんというヘビーさ。
凄絶な青春映画。

というわけで、『実録連合赤軍-あさま山荘への道程(みち)』(2008若松孝二監督作品)を見ました。

どんな映画なのかをざっと紹介しますと、かつて日本に巻き起こった学生運動の顛末を俯瞰するもので、
60年安保闘争から72年の浅間山荘事件までを描きます。
前半は資料映像を織り交ぜつつ、セミドキュメンタリータッチで過激派学生組織連合赤軍成立までを解説。
連合赤軍のメンバーが山中にこもり軍事演習を始めるところから劇映画タッチとなります。

映画冒頭に表示される字幕が重いです。
作品に描かれたことは事実であるが、一部創作も含まれる、と。
(なんかの映画賞を獲った『バッシング』という映画が「すべてフィクションである」と逃げを打ち、作品から社会批評性を無くしてしまったこととは大違い)
さらに映画を見ただけではわからないことですが、どうやら創作したのはほんのわずかの部分だけらしく、
相当細かいところまで事実をありのままに描いているようです。
(登場人物は一名を除いてすべて実名だそうです)

その結果作品が何を描き出したかというと、「人間性」でした。
この映画に作家の創作はほとんどないのですから、ここで描かれているのは本物の人間です。

連合赤軍の若者たちは狂気に取り憑かれていたのだ、と言うのは簡単。
けれども、その狂気は病的なものだったのか?

若者に発症しやすい狂熱であるとしても、それは人間が誰でも陥る可能性がある狂気ではないでしょうか。
この映画を見て心に湧き上がったものはたくさんあって、簡単に文章にすることは困難です。
人間を見つめるため、自分を見つめるために是非多くの人に観て欲しい映画です。

けれども残虐なシーンがたくさんありますし、人間が狂っていく様が克明に描かれていますので、お子様には見せないほうがいいです。

この映画から学ぶべき事をひとつ挙げれば、何らかの目的を持って組織された集団がその行動として暴力を肯定してしまえば、遅かれ早かれ暴力が暴走するということ。
最初の理念は脇へ追いやられ、暴力が目的化することになりがちです。
それから、閉鎖集団においては指導者が暴走するということも。

連合赤軍事件ほどの大事件でなくとも人間が徒党を組めば同じ問題が常に起こります。
そんな人間の気質を理解することで「暴走」を回避することも出来るはず。

それから、おそらく学校の教科書でこの事件を詳しく教えることはないでしょうから、
あの時代を知らない世代にも是非見て欲しいです。
かつて日本には真剣に社会を変えようと行動した若者がいました。
けれども若さは未熟さであり、剛直なだけでは独善に陥ります。
同じ轍を踏まないように・・・・・。

ああ、何を書いているのだ、おれは。

映画演出として感心したのは、坂井真紀の使い方。
最初のうちはまるでTVドラマのような芝居をしていてドキュメンタルな作品において浮きまくっているのだけれど、
それは彼女がヘタなのではなくて、後半の「総括」シーンに生きてきます。革命闘士の中でちょっと浮いていた彼女に何が起こったか・・。
(この「総括」という言葉も通常の意味とはちょっと違います。学生運動用語とでもいいましょうか。劇中でも意識的にこの言葉の意味が変容していく様を描いてくれます。
最初の頃は議論する際に事態の推移を取りまとめるという意味で「総括」が使われており、その段階では言葉本来の意味通り。
しかし、だんだん言いがかりをつける方便として使われ始めます。「君の行動を総括せよ」と。
総括させられる人物は人格を含めての総括を求められ、答えに窮すれば「自己批判」という名の暴力制裁が待っている。そして虐殺が始まります。
あの頃、「総括」「自己批判」という言葉はリンチと同義だった・・)


2153 Reply どうした、FROGMAN 殿様ギドラ Mail 2009/06/10 17:06

しばらく話題にしていなかった蛙男商会・・。

携帯向け短編アニメ「京浜家族」は続行中(うちではテレビ神奈川で見ることが出来てます)だけれど、まあ、なんつーか、一本5分の短編でどうにも食い足りませぬ。

「鷹の爪」劇場版は前作からすでに丸一年経つのに第三弾の噂が聞こえてきません。
構想はあったはずなのに、頓挫した??

イベントとタイアップの蛙男商会企画はちらほらあるんですが、
こっちとしては新作映画を見たいのであります。

うっ、ここにも世界同時不況の影響が表れているのか??

2173 Reply ごぶさたしております 村田耿介 2009/06/22 19:09




> 「鷹の爪」劇場版は前作からすでに丸一年経つのに第三弾の噂が聞こえてきません。
> 構想はあったはずなのに、頓挫した??
>
> イベントとタイアップの蛙男商会企画はちらほらあるんですが、
> こっちとしては新作映画を見たいのであります。

こちらも久々に観ました。
6月15日にmixiの方で、吉田くんより「劇場版第3作決定」との報道が出ましたよ~。

転載しておきます。

==============
早いもんで(いえ、早く揉むのではありません)、梅雨入りしましたね。
2009年も半分まできましたが、皆さん今年の前半戦は目覚ましい活躍で、友人上司先輩に大絶賛の嵐で、この際、明治神宮に俺様神宮でも作っちゃおうかしらの日々かと思いますが、いかがお過ごしですか?

鷹の爪団は相変わらず世界征服の為に、資金活動、清掃活動、作戦会議と忙しい毎日です。レオナルド博士はまだゴールデンウィーク中で帰ってきませんが、総統は博士がいない時こそ、我々の真価が問われると言って、部屋の隅に顔を埋めて泣いてます。

そこで今日はマイミクの皆さんだけにこっそり爆弾発言!














劇場版鷹の爪�やるぜ!!





まだ公式には発表できませんが、うっかり情報リークしちゃいます。
本気で内緒にしていてください。漏らしたら、足腰立たない位に悪口言い続けてやります。
また1万人の声優企画をやるらしいので、声優デビューしたい人は、僕の日記をマメに熟読するか、公式サイトをチェックするか、自分の勘を信じて勝手に声を入れ、どこかに送ってみてください。
でも映画がポシャっても、怒らないでください。あくまでも予定です。

実はもう一つサプライズを用意しているのですが、
流石にこれは今はまだ発表できません。総統が殺されてしまいます。
でも予告しておきます。

7月の上旬に驚きの発表をします!
(島根時間で)


楽しみにしていてください。


==============

実際は劇場映画は金もかかるんでしょうけど、不況に負けてたら登場キャラクターに顔向けできんでしょ~!
今から超期待しておりますぅ。

ギドラさんもまた声優チャレンジして下さい。

ではでは~。


2177 Reply Re:ごぶさたしております 殿様ギドラ Mail 2009/06/24 18:17


おおー、村田耿介さん、お久しぶりぶり!

んで、よかったー。
第三弾決定なんですね。

mixiには登録しなかったもんで知らなかったのだぁ。

決死のご報告に感謝します。
吉田君に悪口言われちゃいますよ。

うーむ、第三弾がこれから、ということは初期の企画(『天使と悪魔』にぶつけてダヴィンチ・コードのパロディをやる)は没になったのか・・。

2154 Reply 緊急 殿様ギドラ Mail 2009/06/12 15:45

本日20時から20時54分テレビ東京「世界を変える日本人」にて、
“全米激震初代ゴジラを生んだ巨匠”と題した1コーナーあり。
本多猪四郎監督を紹介する模様。

テレ東じゃ、見られる地域は少ないか・・。

2161 Reply Re:緊急 殿様ギドラ Mail 2009/06/18 17:28

というわけで見ました。
新聞のラテ欄をそのまま書いたら番組タイトルがちょっと違ってました。
正しくは「世界を変える100人の日本人」

本多猪四郎監督に焦点を当てた情報バラエティ番組というのは珍しいことで、
まあ、話がゴジラ中心になるのは致し方ないところでしょうか。

アメリカの映画人にも影響を与えたなんて、84年前後のゴジラ特番と同じような話も多かったけれど、
とにかく、本多猪四郎という才能に光を当てた意義は大きいです。

今後、ゴジラだけでなく日本のSF映画を本多猪四郎監督という切り口で語られる機会が増えることを期待します。
(同時に円谷英二という才能が撮影技術面だけでなく、監督として作品の内容にどのように影響を及ぼしたのかも研究されるべきだ)

2155 Reply 伊福部昭の芸術 ゾンデ5号 2009/06/13 21:04

先日、「伊福部昭の芸術9 幻-わんぱく王子の大蛇退治」を購入しました。
「わんぱく王子の大蛇退治」は未見(DVDで見たいのですが、リマスターがしっかりしていないということなので…)なのですが、タイトル曲と「アメノウズメの舞」目当てで買ってしまいました。

いやー、素晴らしい音楽でした。
伊福部映画音楽の醍醐味が凝縮されています。
伊福部音楽の持つ大きさ、勇壮さ、格好良さ、優しさ、荒々しさ…。
映画自体は見ていないのに、映像は自然と浮かんできてしまいます(「日本誕生」も思い浮かべてしまうのですが)。

おまけ(?)で、「交響組曲 ゴジラVSキングギドラ」も入れてありますが、こちらは何だか伊福部先生にしてはやっつけ仕事な感が否めません。
映画とは何の関係もない、「ロンド・イン・ブーレスク」のアップテンポ版を「行進曲」として入れちゃっていたり、「ゴジラ」の後半部分、「SF交響ファンタジー」の最後の部分が入っていたり…(「VSギドラ」のゴジラのテーマって、ハープが入っているのが大きな特徴なのですが、それが生かされておらず、残念…)。
伊福部先生自体も「VSギドラ」の音楽を担当することに対してかなりの困惑を抱いていらったようなので、それが出ているのかもしれません。
ブックレットのインタビューにおいても、「昔(日本映画黄金期)の監督は、音楽を入れる場面はちゃんと計算して撮っておいてくれていて、非常に音楽が作りやすかったが、今のはカットが矢継ぎ早に変わってしまうため、音楽の入れ方に非常に苦労した」と仰っています(音楽を担当しないのなら、昔のを流用するぞ、とも脅されたそうですが…)。
川北監督が「VSシリーズが成功したのは伊福部音楽のおかげ」と仰っておりましたが、本当の所は伊福部先生は、制作体制については困惑を抱いておりながら、音楽を担当されていたのではないでしょうか。
本多・円谷コンビの頃の伊福部音楽と、平成ゴジラの伊福部音楽を聴き比べてみると、本多・円谷コンビの頃の方が自然に作曲をされている感じがします。
平成ゴジラの映像と、伊福部音楽が上手くかみ合ってない印象を受けるのは、伊福部先生が映画撮影方法の現状に反発していたからではないかと思ったりもします。

しかし、伊福部先生のこの言葉は重いです。
現在の映画監督たちはこの言葉に耳を傾けるべきです。
と言っても、今の映画の音楽を担当する作曲家も、その「矢継ぎ早にカットが変わる」事に慣れてしまった上で音楽を作っているようですが。

話は変わりますが、Youtubeにて、クレイジーキャッツの「これが男の生きる道」「シビレ節」を聴きました。
どう考えても高度経済成長期の日本を皮肉っていますよね。
「これが男の生きる道」なんかは、「二人だけの橋」の話にも関連してきますけど、当時の低賃金のサラリーマンの現状を痛烈に歌った歌なんじゃないかと思いました。
「シビレ節」なんかは、受検戦争とか、テレビっ子をもろに皮肉っていますよね。
しかしクレイジーキャッツの歌、現在聴いても歌詞に古さを感じません。
今の日本には「ぶわぁっー!」というパワーが必要なんです!



2156 Reply Re:伊福部昭の芸術 KJ 2009/06/15 22:18

この盤の演奏は、アメノウズメの舞の演奏でピアノのミスタッチが
ちょっと気になります(^_^;)

でも、ステレオ音源でオーケストラ演奏で聴けるというのはやはり
有難い事ですね。

私はDVDも購入しましたが、これは是非一度鑑賞をお勧めします。

「画面と音楽の一体感」が見事な形で表現されています。
特にアメノウズメの踊りの部分等、すばらしいものです。


> 川北監督が「VSシリーズが成功したのは伊福部音楽のおかげ」と仰って

これは確かにそうでしょうね。
冷静に観たら、結構トホホな出来(苦笑)のVSキングギドラやデストロイア
等、それでも伊福部音楽が引っ張っていたのは否定しがたい事実ですから。

矢継ぎ早にカットを変えるのはいいんですが、結果何も印象に残らないと
なると、それは演出の問題ですよね。



2157 Reply Re:伊福部昭の芸術 ゾンデ5号 2009/06/16 18:37

> 「画面と音楽の一体感」が見事な形で表現されています。
> 特にアメノウズメの踊りの部分等、すばらしいものです。

そうですかぁ。
でも、今度「地球防衛軍」と「宇宙大戦争」のサントラが出るので、そっちにお金が行っちゃいそうです。(本多監督の映画祭もあるので…)
伊福部先生によれば、映画音楽の仕事の中でも一番印象深い作品だったということで、いつかは見なくては…と思っています。

> 冷静に観たら、結構トホホな出来(苦笑)のVSキングギドラやデストロイア等、それでも伊福部音楽が引っ張っていたのは否定しがたい事実ですから。

「VSデストロイア」なんかは、伊福部音楽だからこそそれなりに語られる作品になっているのではないかと思います。
「VSビオランテ」や「VSスペゴジ」は、伊福部音楽じゃないので、どうも眠くなってしまいます。
個人的に、伊福部音楽と作品のテーマが見事に合っていたのは、「VSメカゴジラ」ではないかと思います。
平成でいちばんまともなゴジラは「VSメカゴジラ」ぐらいですね。(本当は私はモスラ3部作世代なんですけど、昭和ゴジラを見た後は、劇場出る度に、何ともいえない物足りなさを感じていました)

2160 Reply Re:伊福部昭の芸術 殿様ギドラ Mail 2009/06/18 17:18

『わんぱく王子の大蛇退治』DVDは音質が悪いのが致命的なのだよなぁ。
特典映像として収録されている予告篇のほうが音が良い感じだし。
シネテープが現存しないのか、セルソフトを作る際にわざわざシネテープから音を持ってくるのを面倒くさがったのか・・。
(原版製作費をケチった?)

ブルーレイ時代が本格化すればHD画質での再発が期待できますから、それを待つのも手かも。
でももしレンタル版があれば是非ご覧下さい。

この映画、あんまりテレビ放送されないんですよね。
東映動画の長編だと『白蛇伝』はちょくちょく放送してたような。

音楽面での平成VSシリーズに対する大きな不満は、メインタイトル曲をじっくり聴かせようとしたものがあまりないこと。
「vsキングギドラ」「vsモスラ」「vsデストロイア」はクレジット部分にも芝居を入れ込んでいるので、作品全体を代表するようなメインタイトル曲の印象がありません。
伊福部先生も苦慮なさったのでは。

平成vsでいちばんまともなのは「vsメカゴジラ」というのは私も同感。
「vsスペースゴジラ」で寝ちゃうのもおんなじだ!
(ラストバトルのあたりでほぼ毎回寝てしまう・・。いままで4回みたはずだけど、ぜんぜん眠らないで見通せたのは1回だけ!!)

2158 Reply 超共演??? ゾンデ5号 2009/06/17 19:34

兄が「大決戦!超ウルトラ8兄弟」のDVDを借りたので観ました。

見終わって、「うーーーん??」としか言い様がない感覚に襲われました。
前にも書きましたが、登場するのはハヤタであってハヤタでないので、その妙な世界観設定に混乱してしまいました。
ダイゴ・アスカ・我夢の変身シーン、ハヤタ・ダン・郷・北斗が変身シーンでは、ガキンチョの頃の記憶(ディガ・ダイナ・ガイアは特にリアルタイムで見ていただけに)を呼び覚まされて、それこそ涙が出そうだったのですが…、全体的な話の流れが不自然というか、「お約束」に頼ってしまっている感があり、結局あまり印象に残らない映画になってしまいました。
ヒッポリト星人は何がしたいんだかさっぱり分からないし、最後に出てきた巨大な影も何がしたいんだか…。
半分爆笑、半分冷笑しながら観ていた気がします。

でもこの映画の影響、ライダーにも及んだらしく、今年のライダーの映画では、昭和・平成の主役ライダーが勢ぞろいするという事態に…。(私は、昭和ライダーファンの「義務」として、昭和ライダーがどう描かれているかを見るために一応見に行く予定です)
しかし最近は、何でも「パラレルワールド」という言葉に頼っている気がしてなりません。
何で「ゆるやかな繋がり」という発想が出来ないのでしょうか…。
「ゆるやかな繋がり」という形を採用すれば、「パラレルワールド」という言葉に頼らずとも、自然な形での共演が出来る筈です。
昭和ライダーシリーズなんかも、「緩やかな繋がり」で、多くのバリエーションを持ったライダーを作り出しつつ、うまく先輩との共演をさせています。
最も私はウルトラマンは、やたらに「共演」するのは避けるべきだと思っていますが…。

しかし円谷プロもストーリーを構成する能力が無くなってしまったのでしょうか…。
一番問題なのは、こういうのを手放しで喜ぶファンなんですけど。


2162 Reply Re:超共演??? 殿様ギドラ Mail 2009/06/18 17:41

リポートに感謝します。

現行の円谷プロでは、お話作りが○○なのは予想の範囲内というところでしょうか。
(前作、神戸でどっかんどっかんもストーリーは実に浅いというかテキトーでしたから)

私もテレビ放送があったら一応見てみますね。

ストーリーのまずさは円谷プロだけの問題ではなくて、邦画全般を覆う問題です。
ちゃんとしたシナリオライターが育たなくなっているんですね。

シナリオ塾みたいなものは流行っているようだけど、人から人へ伝授できるテクニックだけでは良いシナリオは書けませんよ。
物事を考え抜く力が大事です。
起承転結を上手くまとめるだけがシナリオライターじゃありません。
(それも出来てないものが多いけど)


2159 Reply 心は既に山形に在り! 海軍大臣 2009/06/18 12:45

と云う訳で、来る6/20の山形国際ドキュメンタリー映画祭プレイベント「本多猪四郎監督特集」にうかがうことになりました。
横浜からだと前日に前乗りせねばならず、全作品を見ると家に帰れないことが判明し、2泊3日の強行スケジュールとなりました。
しかし、本多作品がスクリーンで見れるのですから文句は言いません。万難を排して参りますので、もし現地で皆様とお会い出来たら嬉しいですね。

ちなみに、前売りを予約するため主催の事務所に連絡を入れたところ、横浜から行くと聞いて、大変驚かれてしまい、ちょっと恥かしかったです。

それでは。

2163 Reply Re:心は既に山形に在り! 殿様ギドラ Mail 2009/06/18 17:50


あっしは、行けない、行かれないのざますよ~。

井上ひさしさんがどんなお話をなさるか興味津々。
公式サイトに抄録なんかが載ると嬉しいのだぁがぁ。

ゾンデ5号さんは行かれるとのことなので、お二人に感想、リポート、なんでもちょっとでもお願いするざんす。

(『妖星ゴラス』、スクリーンで見るとすごいんだよなぁ)

2165 Reply Re:心は既に山形に在り! ゾンデ5号 2009/06/18 19:37

> と云う訳で、来る6/20の山形国際ドキュメンタリー映画祭プレイベント「本多猪四郎監督特集」にうかがうことになりました。
> 横浜からだと前日に前乗りせねばならず、全作品を見ると家に帰れないことが判明し、2泊3日の強行スケジュールとなりました。
> しかし、本多作品がスクリーンで見れるのですから文句は言いません。万難を排して参りますので、もし現地で皆様とお会い出来たら嬉しいですね。

そうですか!
もしお会いできて、色々と語り合えたら…、と思ってしまいました。
私は兄と共に行く予定です。
「マタンゴ」までずっと観ます。(実を言うと「マタンゴ」をまともに観るのは初めてです)
痩せっぽちで眼鏡を掛けていてリュックを背負っている身長174cmぐらいの高校生を見かけたら私だと思ってください。

2166 Reply Re:心は既に山形に在り! 海軍大臣 2009/06/19 12:15


> 痩せっぽちで眼鏡を掛けていてリュックを背負っている身長174cmぐらいの高校生を見かけたら私だと思ってください。

そうですか。当方は身長168cm、丸顔で眼鏡、紺のジーパンにショルダーバックを下げたアラフォー親父です。
開場時間頃、前売りを受け取るために受付付近をウロウロしていると思いますので、どうぞ宜しく。
 それではお会い出来るのを楽しみにしています。

2167 Reply Re:心は既に山形に在り! ゾンデ5号 2009/06/19 20:10

>当方は身長168cm、丸顔で眼鏡、紺のジーパンにショルダーバックを下げたアラフォー親父です。
開場時間頃、前売りを受け取るために受付付近をウロウロしていると思いますので、どうぞ宜しく。
 それではお会い出来るのを楽しみにしています。

そうですか。
こちらは「ゴジラ画報」か「素晴らしき特撮人生」を読みながら待っているので、見かけたら遠慮なく声をかけてください。
おそらく高校生でそこに居るのは私ぐらいの筈なので。

2168 Reply 映画祭プレイベント報告 ゾンデ5号 2009/06/21 11:12

山形国際映画祭プレイベント、行って参りました。
で、その様子を報告したいと思います。
まず、「ラドン」が上映されましたが、フィルムに破損している部分があったらしく、途中で映像が切れてしまう事が3回ぐらいありました。(河村が記憶を取り戻し、これから空洞の調査に行こう、という所と、セイバー3機がラドンを追撃するシーン、阿蘇火口にオネストジョンを発射するシーンなど)
色はDVDと比べると、少し退色しており、最良のフィルムを使ったとは言い難い状況でした。
また音声のノイズもかなりありました。
「ゴラス」「ガス人間」「マタンゴ」でも、そんな事がチラホラありましたが、そっちはちゃんとした綺麗な映像でした。
どうもDVDに使用したマスターと同じものを使用したようです。
残念だったのが、「ゴラス」の音声がモノラルであったことでした。
スタッフの方に尋ねたところ、4chステレオ音声は東宝から貸してもらえなかったとのことでした。
やはりDVDを買うしかないのか…。
しかし大画面で見るとやはり違います。
特撮の場面は言うに及ばず、役者の顔の動きまでばっちり分かってしまいます。(「ゴラス」でのゴラスが地球に最接近するシーンで、頬を微妙に動かす池辺良の演技は大画面でないと気付きにくいと思います)
しかしDVDで何回も見ている(「マタンゴ」は初見でしたが)映画も、やっぱり大スクリーンで見ると印象が違います。
特撮も粗は目立ちにくいです。

井上ひさし氏の講演ですが、面白かったのですが、本多作品に対する見識はあまり聞けず、残念でした。
ただ「本多監督作品の怪獣や女性は嫌らしくない」というのには、共感してしまいました。
初代ゴジラや初代ラドンが憎めないのもなるほどと思いました。

そして、会場で海軍大臣さんと会う事が出来ました。
色々な話を教えて頂いて、嬉しい限りでした。
またお会いする機会がありましたら、もっと色々な話を教えて頂きたいです。
しかし海軍大臣さんの話を聞いていて、やはり本多・円谷作品に育てられて良かったと思ったり…。

とにかく、素晴らしいイベントでした。
しかし、生誕100周年のときには、ちゃんとしたフィルムを使用してほしいです。
パースペクタステレオや4chステレオも再現してほしいです。(モノラルの作品はノイズを徹底的に取り除いてほしいです)

2170 Reply Re:映画祭プレイベント報告 海軍大臣 2009/06/22 13:01

ゾンデ5号様、先日はお疲れ様でした。お会い出来て嬉しかったです。お約束のもの、今しばらくお待ち下さい。

さて、今回の上映会で発見したことなのですが、『空の大怪獣ラドン』の冒頭の炭鉱技師室の場面で、出水事故を告げる電話の左隣に置かれている書類に「昭和三十五年度」と書かれているのに気づきました。これって公開時から四年後と云う設定だったのでしょうか? なお、DVDで再確認したところ、画面が切れてしまっていてダメでした。しかし、やはりスクリーンで観た時の情報量はホームシアターの比でないことが改めて実感された次第です。

さて、井上ひさし先生のお話の中で本多猪四郎監督の温厚誠実な人柄に触れて、同県出身である井上先生は「山形県人の理想の姿」との表現を使われていました。
イベント終了後、私が真っ暗な田舎道で帰りのバス(何と8時代で最終となります)を待っていたところ、近所のお年寄りが近づいてきて、
「あんた、未だバスあるの?」
と聞いてきました。私が間もなく終バスが来ることを告げると、
「それなら良かった」
と呟いて去っていきました。
全く見ず知らずの旅行者のバスの心配をしてくれたそのお婆さんの姿に、井上先生の言われた本多監督の「山形県人の県民性」を見る気がして、今度のイベントに参加できたことが非常に嬉しく思いました。

2172 Reply Re:映画祭プレイベント報告 殿様ギドラ Mail 2009/06/22 17:51


ゾンデ5号さん、海軍大臣さん、リポートに感謝です。

やっぱり映画は大画面に限ります。
そして、最良ではなかったとはいえ、上映に使われたフィルムがそんなに悪いものではなかったのがなによりでした。
昔、東京の映画館で行われていた特撮オールナイトだと、色が無くなって真っ赤っかなんて当たり前でしたから。

今回のイベントには行けなかったので、悔し紛れ、というわけではないけれど、DVDで『ガス人間第一号』を見ました。
濃密で巧みな構成のシナリオ、緻密な演出、素晴らしい作品!!
改めて、本多監督はもっともっと高く評価されるべき才能だと感じました。

>「昭和三十五年度」と書かれているのに気づきました

うわっ、『空の大怪獣ラドン』も長らくLDやDVDでしか見ていなかったので、そんなディティールがあったなんて知りませんでした。
フィルムのスタンダードサイズとNTSC規格のテレビでは縦横比が違うので、DVDでははみ出してしまったのでしょうね。
そのあたりはBDのハイビジョンソフトなら35ミリフィルムスタンダードノートリミング版になると思われるので、確認できるようになるかも・・。

映画は劇場で見るのが一番とはいえ、かつての映画館だとスクリーンより画面を少し大きめに投影することが多く、映像周縁部は暗幕にはみ出して見えないということもありましたから、映画館も良い劇場でないと困るという面もあります。(音も設備によってまちまちだし)

井上ひさしさんの講演は、映画論よりは郷土論に力が入っていた感じなのかなぁ、と想像しています。

2176 Reply Re:映画祭プレイベント報告 ゾンデ5号 Mail 2009/06/23 20:57

>海軍大臣さん
> さて、今回の上映会で発見したことなのですが、『空の大怪獣ラドン』の冒頭の炭鉱技師室の場面で、出水事故を告げる電話の左隣に置かれている書類に「昭和三十五年度」と書かれているのに気づきました。これって公開時から四年後と云う設定だったのでしょうか? なお、DVDで再確認したところ、画面が切れてしまっていてダメでした。しかし、やはりスクリーンで観た時の情報量はホームシアターの比でないことが改めて実感された次第です。

個人的には、現地でも海軍大臣さんが仰っていたもう一つの説「5ヵ年計画」ではないかなぁと思います。
「ゴジラ」の設定年代は1954年8月でしたし、「ゴジラの逆襲」も同様の筈です。
個人的に本多・円谷コンビが、怪獣映画に「近未来」の設定を持ち込むとは思えないので。
しかし海軍大臣さんの観察力には敬服いたします。
私は若僧ですから、「ラドン」が大スクリーンで見られるという事だけで舞い上がってしまって、そこまで目が行き届きませんでした。

> さて、井上ひさし先生のお話の中で本多猪四郎監督の温厚誠実な人柄に触れて、同県出身である井上先生は「山形県人の理想の姿」との表現を使われていました。

そんな事も仰っていましたね。
「出しゃばり過ぎず、かと言って周りに左右されない」という所を強調されていたように思います。

> イベント終了後、私が真っ暗な田舎道で帰りのバス(何と8時代で最終となります)を待っていたところ、近所のお年寄りが近づいてきて、
> 「あんた、未だバスあるの?」
> と聞いてきました。私が間もなく終バスが来ることを告げると、
> 「それなら良かった」
> と呟いて去っていきました。
> 全く見ず知らずの旅行者のバスの心配をしてくれたそのお婆さんの姿に、井上先生の言われた本多監督の「山形県人の県民性」を見る気がして、今度のイベントに参加できたことが非常に嬉しく思いました。

山形県の方って、良くも悪くも「世話好き」な部分がありますからね。
母の実家が山形なので、それはかなり感じます。
本多監督は、そんな繊細な部分を持っていたからこそ、あんなにリアリズムのある演出ができたのではないかとも思います。

>ギドラさん
実を言うと今年の夏、「ゴジラ」「ラドン」「モスラ」のブルーレイが発売されるそうで、それを見たら確認できるかもしれませんね。
「ラドン」のDVDは、発色が薄い印象があるので、ハイビジョンになるとどうなっているか、興味があります。

>井上ひさしさんの講演は、映画論よりは郷土論に力が入っていた感じなのかなぁ、と想像しています。

どちらかというとどっちでもないですね。
印象に残っているのは、「自分たちのマドンナであった白川由美(井上氏は戦時中山形に疎開に来ていた白川由美さんと親しい仲であるそうです)が、『ゴジラ』を撮った本多監督の作品に出るというのが非常に嬉しかった」という話と、「映画評論家が『二十四の瞳』とかは褒めるくせに、『ゴジラ』は全く無視していて、映画評論家を恨んだ」という話です。

内容に関してはまとまりがなかったという印象がありますが、非常に面白い講演でありました。

それから、海軍大臣さんが以外と毒舌だったのに驚かされてしまいました。
平成ゴジラについてはかなり手厳しく批評されていたのが印象深いです。
海軍大臣さんとは伊福部音楽などについても結構語ることができて嬉しかったです。
色々な特撮映画ファンの話も聞けて良かったです。
自分は知識だけはあるつもりでしたが、海軍大臣さんの観察力・経験の深さには驚かされるばかりでした。

再来年の本多監督生誕100周年のイベントはどうなるのでしょうね。
何でも監督生誕の地、鶴岡でやるという話も…。
でもやるなら、音響がしっかりしている施設を希望します。

2179 Reply Re:映画祭プレイベント報告 殿様ギドラ Mail 2009/06/24 18:37

> 実を言うと今年の夏、「ゴジラ」「ラドン」「モスラ」のブルーレイが発売されるそうで、それを見たら確認できるかもしれませんね。

なぬ、と調べたら、9月発売とのことですね。
さらに10月には黒澤作品も。
黒澤映画はボックスも同時発売なのに、特撮映画ではボックス版の予定がないんだなぁ。
単品の値段も黒澤映画のほうが安いし・・。
でも、DVD発売のときのように、先鋒としてBDもいちはやく買わにゃなるめーか。

> 内容に関してはまとまりがなかったという印象がありますが、非常に面白い講演でありました。

なるほど。
四方山話という感じだったんですね。
それはそれで貴重な証言なのだよなぁ。
>
> それから、海軍大臣さんが以外と毒舌だったのに驚かされてしまいました。

そーかー、webではかなり抑えていらっしゃるのでしょうね。
がははは、おいらもかなり抑えているのにこんな調子だから全開バリバリになると酷いことになります。
温厚な本多監督に学ぶべし、と反省すること多しです。

>
> 再来年の本多監督生誕100周年のイベントはどうなるのでしょうね。
> 何でも監督生誕の地、鶴岡でやるという話も…。

須賀川の英二展みたいに一定期間つづけられるイベント(展示会みたいな?)もあるといいですね。
映画の上映ももちろん希望しますけど、一日二日で終わってしまうのだと遠方からは行きにくいですから・・。(東京でもなんらかのイベントは開催されるか)

2169 Reply ミラーマンDVD ルー等級つつ大臣 2009/06/21 18:40

映画祭の本多監督作品上映を観にいけてるゾンデさんや海軍大臣さんに羨ましいと思いつつも先日、ようやく「ミラーマン」のDVDがあるレンタル屋に行き漸くというか久々に観ることが出来ました。
(いうまでもなく第1巻から)

理由はいうまでもなく第1、2話は本多監督作品でして以前はビデオソフトもあったので結構借りて観てましたが(これもいうまでもなくコロンビアレコードから出てたソフトでしてしかもレンタルでね)それらも廃盤になり暫く観てませんでしたが
やっとの事で発見し約15年ぶりに見ました。

で、内容ですがいうまでもなく「1980年代、インベーダーが地球を侵略しようと目論んだ。だが、それに立ち向かうのは二次元人ミラーマン」といった感じでありますが今回改めて観て思ったのですが第1話、2話は本多監督作品ということでどことなく「宇宙大戦争」を思わせる描写がなされていて敵であるインベーダーはまさに「得体の知れない来訪者」とでもいうべき描写で「宇宙大戦争」のナタール人と共通しています。
(しかもインベーダーは黒いサングラス、緑色の血といった不気味な要素もあり
放送当時、「かなりグロテスク」と評価されてたのも納得で現在見ても死ぬシーンではかなりグロイです。)
第1話の冒頭での竜巻による民家破壊シークエンスでは「ラドン」と同様に屋根瓦が飛び散るシーンもありますがここはやはり今見るとちょっとチャチだなあと思ったざます・・・。
(それでも現在の戦隊ものよりはマシなのですが・・・。)
ただそれにしてもストーリー展開はヒーローものというよりも侵略SFを思わせるシリアスタッチでテレビ作品故、大規模なモブシーンは無いのですが登場人物の心理描写などは流石に本多監督、巧いです。
(こういう展開や描写は現在の特撮作品には無い・・・からなあ・・・「宇宙大戦争」を思わせたのもそこなのかな・・・。)
で、後半は如何にもヒーローモノの展開になってしまってインベーダーが怪獣化し
ミラーマンと戦いミラーマンの勝利というものになってしまうのですがそれでも昨今のウルトラよりはマシですね・・・。
(尤も後半のミラーマンと怪獣の対決では「ウルトラ」と被ってしまうのが否めないのが残念ですが・・・それでもまあインベーダーが怪獣化するシーンやミラーマン変身のシークエンスではCGの無い時代にあれだけの合成を創り上げた中野稔氏には脱帽ですが)

さてさて作品自体はとりあえずここまでですがDVDの仕様に関して。
さすがにデジタルウルトラシリーズには及びませんでしたね・・・。
画質もそれほど鮮明でもないしレストアしてないせいか変色もありました・・・。
(結構シミとかもあったのが残念・・・。)
だがしかし、何故か音声はオリジナルのモノラルに加えMEテープ、そして5.1サラウンドバージョンが収録されておりこちらに関しては親切ざました・・・。
(5.1チャンネルバージョンは東宝特撮シリーズと同じ当時の音声素材から作成。ただちょっと判りづらいのが難点ですが音の位相はちゃんとやっております)


2171 Reply Re:ミラーマンDVD 殿様ギドラ Mail 2009/06/22 17:23

「ミラーマン」DVDはデジタルウルトラシリーズじゃないんですよね。
なんでだろ。同じフジテレビのMJやアンバランスはデジタルウルトラに入っているのに・・。

この作品、前半はウルトラと違って、どちらかというと「謎の円盤UFO」的な侵略SF色が強いんですよね。
いちおう怪獣が出てくることにはなっていますが、そのデザインも「獣」ではなくて美術彫刻みたいなものが多いです。
ストーリーも科学性に重きを置いていて、なかなか知的なのですが・・。

後半になると怪獣デザインもしょぼくなり、ストーリーも平板となり・・・。

それでもA以降のウルトラよりは全体におもしろかったです。

むむ、DVDには5.1ch音声もついているのくわ!

2175 Reply Re:ミラーマンDVD ルー等級つつ大臣 2009/06/22 22:00

> 「ミラーマン」DVDはデジタルウルトラシリーズじゃないんですよね。
> なんでだろ。同じフジテレビのMJやアンバランスはデジタルウルトラに入っているのに・・。

多分ではありますが「MJ」や「アンバランス」は製作時は円谷英二監督も在命しておりその関係もあるのでは?と思ってるざます。
「ミラーマン」は昭和46年の製作で一応は企画は44年にはスタートしてますが
守田プロデューサーの思いつきを金城氏に話したというのが真相のようです。
で、それを漫画化にしたのですが英二監督はノータッチだったようです・・・。
(尤もそれでは「ブースカ」がデジタルウルトラに入ってないのは疑問・・。
これもいうまでもなく英二監督の監修作品なのに・・・。)





> この作品、前半はウルトラと違って、どちらかというと「謎の円盤UFO」的な侵略SF色が強いんですよね。
> いちおう怪獣が出てくることにはなっていますが、そのデザインも「獣」ではなくて美術彫刻みたいなものが多いです。
> ストーリーも科学性に重きを置いていて、なかなか知的なのですが・・。

そうそうざます。
防衛隊のSGMも当初は分析、調査に徹していてそこが「ミラーマン」の独自性を醸していたのですが・・・。
で、また怪獣も彫刻が動いているって感じで事実、第2話のキティーファイアーは
高山造形でまさにシュールなのに後半の怪獣はいかにもありがちなのが残念ざますし独自性を失ったざます・・・。
(「謎の円盤UFO」に例えましたけれども納得ざます・・・。)
そうそうDVDには5.1がついてくるんざますよー!
まさか?と思うざますけれど見落とせないざます!


2174 Reply ブログを始めました ゾンデ5号 Mail 2009/06/22 20:34

今日からブログを始めました。
特撮論、ゴジラ論なども書く予定です。

ttp://zondebiog.blog66.fc2.com/blog-entry-3.html

2178 Reply Re:ブログを始めました 殿様ギドラ Mail 2009/06/24 18:21

いいですねー。
だんだん数少なくなってきた本多・円谷特撮映画のファンが発信する場が増えるのは喜ばしいことざんす。

読ませてもらいますよ。
そして、コメントも寄せちゃうよ。

2180 Reply Re:ブログを始めました ゾンデ5号 Mail 2009/06/24 22:28

ぜひご覧になってくださいね。
ここに書ききれなかったことも書く予定です。
今日は私の「怪獣映画論」を書いてみました。
しかし怪獣映画って本当に深いです。
その「深さ」を演出した本多・円谷コンビには敬服するばかりです(伊福部先生、関沢・馬淵先生の存在も忘れてはいけませんが)。


2193 Reply Re:ブログを始めました ルー等級つつ大臣 2009/07/12 18:29

遅ればせながらも私からも。
ブログ開設おめでとうございますざます!
最早、(円谷特撮や黒澤作品を)過去の遺物にまで追い込んでしまった現在の映像コンテンツ界に渇を与えるべく立ち上がったゾンデさんの行動に対し敬意を払いたいと思ってます。
(最近、私は転勤やらでなかなか時間が取れずなのが辛いざます・・・)
是非遊びに行きますのでよろしくざます!

2181 Reply BSデジタルとBDソフト 殿様ギドラ Mail 2009/06/29 18:06

先日のBS11大魔神一挙放送を録画したにもかかわらず、HVで観た大魔神のあまりの素晴らしさにBDボックスも購入してしまった殿様ギドラ。

さてBSデジタルハイビジョンとブルーレイソフトの比較です。

サンプルは『大魔神逆襲』冒頭部。
これはDR(ダイレクトレコーディング・放送と同じ信号をそのまま記録)で録画してあるので、BS放送とBDソフトの比較が出来ます。

再生機として録画物のほうをBDレコーダー(パナソニックDMR-BW850)、
BDソフトはPS3にて行いました。
(BDレコーダーのほうがずっと後発の製品なので再生性能はPS3より上ではないかと・・)

モニター(パナソニックTH-32FP15)の限界があるので正確な比較はできませんが、
PS3で再生したBDソフトのほうがやはり高画質でありました。

ひとつは明暗の階調が豊かであること。
そして、動画解像度の違いです。
『大魔神逆襲』冒頭部には降雪や降雨のカットがあり、細かい物が画面上をたくさん動く映像ではBSデジタルだとブロックノイズが発生してしまうようです。
また、色表現にも違いが見られたような・・。
(大魔神BDはAVC形式なのでデジタル放送と同じ転送レートだとしてもより高画質になる、んじゃないかな)

とはいえ、圧倒的な差があるというほどではありませんでした。
それほど入れ込んでいるわけではない作品ならBSデジタルハイビジョンで充分だな、とも思った次第。

ただし、最新の映画では音響面の差が激しく出てくるはずです。
デジタル放送のAAC圧縮では十分な音質を確保できません。

結論はDVD時代と同じく、これぞと思う映画はソフトを買え、ってことですね。

それから補足。
大魔神BDボックスはDVDの封印函に比べると資料や特典映像が弱いようです。
そりゃ私のように両方買っちゃう人はいいけれど、BDしか買えなかった人には不親切。
それに比べると東宝BDソフトのほうが充実していそうですね。
ざっと調べたところ、DVDについていた特典をすべて含んでプラスアルファがあるようです。
『ゴジラ』BDには伊福部昭インタビューがちゃんとついてくるそうな。
なのに、『大魔神怒る』BDには伊福部先生インタビューがついてないぞコノヤロー!(by銀さん)

2182 Reply Re:BSデジタルとBDソフト ゾンデ5号 Mail 2009/07/01 18:30

ハイビジョンになると、DVDとは大分印象が変わりますよね。
HD画質の魔神様を見た時は、色の鮮やかさに驚いてしまいました。
デジタル技術って恐ろしいものです。
前にちょっとだけHDの「ゴジラ」を見たのですが、解像度がDVDとは比べ物になりません。
皮膚やミニチュアの作りがよく分かり、特撮カットの分析には非常に役立ちそうです。
と言っても私はまだ高校生。
ブルーレイを買うのは後10年先になりそうです(その頃にはもう新しいメディアが出現したりしていたりして)。
個人的に、家で見る分にはDVDで十分なんですよね(と言っても、DVDの映画は所詮「偽物」なのですが)。
生の迫力を味いたい時ならもう劇場に行きます。
DVDやブルーレイは、所詮「代用品」ですから(ブルーレイ買ったギドラさんすいません)。

2183 Reply Re:BSデジタルとBDソフト 殿様ギドラ Mail 2009/07/03 15:53

>ゾンデ5号さん

いや、まあ、学生さんだとホイホイとソフトを買うわけにもいきませんよね。
将来の大人買いに向けて、いまは雌伏の時と思って耐えるのじゃ。
(若いうちに、欲しくても手に入らないという経験を積み重ねるとこだわりの深さが醸造されまっせー)

で、確かにブルーレイも代用品、とは言えますが、
それは映画鑑賞をその周辺環境まで考慮すれば、というところじゃないかと。(劇場へ足を運ぶ、見知らぬ誰かと一緒に同じ作品を観るなどなど)

DVDになって発色はフィルムに近づいた、ないし場合によってはフィルム以上。
そしてBDによるハイビジョンソフトは解像度も上がって、モニター(あるいはプロジェクター)の性能によっては劇場以上のクオリティを発揮することも不可能ではなさそうです。
(さすがに映画館レベルのスクリーンに投影するには解像度が足りないみたいですが、家庭用の100インチや200インチのスクリーンなら充分かと)

作品そのものの鑑賞なら相当なところまで来たようです。

昔々子供の頃、将来は自宅に35ミリ映写機を据え付けて、好きな時に好きな映画を見られるようにしたいと思っていたけれど、そのためにはどれほどお金がかかることかと頭を抱えました。
それが新技術のお陰で、そんな夢まであと少しのところまで来ました。
(音響に関しては子供の頃の夢を遙かに超えてしまった・・)

だって古い名作は映画館で上映してくれないんだもん。
(上映してもレストアしてあるのは滅多にない)

あ、そうそう、あと10年も経てば確かに次のメディアが出てくるんでしょうね。(もー、イヤっ)
でも今は定額給付金で『ゴジラ』『ラドン』『モスラ』のBDソフトを買ったるぞー。

2185 Reply Re:BSデジタルとBDソフト ゾンデ5号 Mail 2009/07/04 10:20

>ギドラさん
> いや、まあ、学生さんだとホイホイとソフトを買うわけにもいきませんよね。
> 将来の大人買いに向けて、いまは雌伏の時と思って耐えるのじゃ。
> (若いうちに、欲しくても手に入らないという経験を積み重ねるとこだわりの深さが醸造されまっせー)

そう思って我慢します。
DVDでも十分綺麗ですし、家には音響に関して言うとホームシアター機能もあるので、今のところはDVDでも十分なんです。
ビデオに比べれば本当に綺麗ですからね。

> DVDになって発色はフィルムに近づいた、ないし場合によってはフィルム以上。
> そしてBDによるハイビジョンソフトは解像度も上がって、モニター(あるいはプロジェクター)の性能によっては劇場以上のクオリティを発揮することも不可能ではなさそうです。
作品そのものの鑑賞なら相当なところまで来たようです。

そこまで凄いんですかぁ…。
フィルム以上の発色とは、ハイビジョン技術は凄いですよね。
思えばDVDの辺りからやっと、「観賞」出来るようになったと思います。
パソコンのDVD再生ソフトでコマ落としをして、特撮カットを分析するっていうのも出来るようになりましたし。

> 昔々子供の頃、将来は自宅に35ミリ映写機を据え付けて、好きな時に好きな映画を見られるようにしたいと思っていたけれど、そのためにはどれほどお金がかかることかと頭を抱えました。
> それが新技術のお陰で、そんな夢まであと少しのところまで来ました。
> (音響に関しては子供の頃の夢を遙かに超えてしまった・・)
> だって古い名作は映画館で上映してくれないんだもん。

私もそういう夢を持っていましたが、しっかりとした収入さえ得れれば、その夢も実現できる世の中になったのですよね。
モノラル音声しかない作品も、シネテープ音声でデジタル化されると迫力満点ですからね。
音響に関して言うと、4chステレオなんかは半端じゃないくらい迫力があります。
たまに「太平洋の嵐」のDVDの音声をBGMトラックにして、4chステレオで録音されたタイトルテーマ曲を聴くと、涙が出そうになります。

>(上映してもレストアしてあるのは滅多にない)

そうなんですよね。
山形での映画祭でも「ラドン」は退色が著しかったですし、ちゃんとしたイベントでないなら、なおさらですよね。

どっかの妖怪人間ではありませんが
「早く大人になりたい!」(でも大人になったら学生以上の苦労を味わうのでしょうけど)

思えば伊福部音楽なんかに関しても、かなりの雌伏の時を経て素晴らしいCDに出会えましたから、「待つこと」は、逆に物凄い喜びに繋がるかもしれないんですよね。

2187 Reply Re:BSデジタルとBDソフト 殿様ギドラ Mail 2009/07/07 16:43

どうもどうも。

> フィルム以上の発色とは、ハイビジョン技術は凄いですよね。

この件、正確な情報がないかと調べてみたんですが、デジタルビデオとフィルムを比較したデータが見あたらず、感覚的な情報になってしまって申し訳ないです。
映画館で見た「色」と自宅のモニターで見る「色」の比較という程度の話と思ってくだせぇ。
(当然手持ちの機材で変わってくる話でもあります。いま主流の液晶テレビがどのぐらいの性能なのか・・。うちではまだ8年前のブラウン管ハイビジョンテレビなんですが、電気店で見る液晶には負けていないんじゃないか、な、と)

> 思えば伊福部音楽なんかに関しても、かなりの雌伏の時を経て素晴らしいCDに出会えましたから、「待つこと」は、逆に物凄い喜びに繋がるかもしれないんですよね。

そうそう。
未来に夢を持ちにくい世の中だけど、良いことも必ずありますから!

2186 Reply 響けキャシャーン ゾンデ5号 Mail 2009/07/06 22:22

大分前に宇多田ヒカルのご主人の演出で実写化されたり、リメイクされたりしていた「キャシャーン」。
こちらでも色々話題が出ていましたが、オリジナルを「科学忍者隊ガッチャマン」と合わせてDVDを借りてしまいました。

何といえば良いのでしょうか。
「孤独感」が物凄いですね。
何でかと言えば、アンドロ軍団は非常に強大です。
まともに戦えるのはキャシャーンだけ…。
ですがキャシャーンは心は人間東鉄也のままであっても、体はもう「新造人間」なんです。
キャシャーンが、子どもからリンゴをもらって食べるのに、味が感じられないという描写には涙が出そうに…。
挙句の果てに途中からはキャシャーンを「人間じゃない!」と言って迫害する人間も出てきます。
ですがキャシャーンは、体は人間でなくても心は人間東鉄也のままな訳で…。
それでもまともにアンドロ軍団と戦えるのはキャシャーンのみです。
だからこそ観ているこっちは、キャシャーンに感情移入してしまうんですよね。

リメイク版「Sins」はOPだけちょこっと見ましたが、「何だこりゃ?」でした。
デザインは大幅に変えられてしまっているし、キャシャーンに髪の毛が残ってるし、顔は最近の腐女子向け(?)ガンダムの主人公みたいだし、何より主題歌が「???」でした(気持ち悪くなっちゃいました)。
音楽は和田薫氏ということでしたが、こっちとしては菊池俊輔先生の音楽でないと納得がいきませんねぇ。
主題歌はささきいさおの「たたかえ!キャシャーン」じゃないと…。
音楽に関して言えば、「仮面ライダー」と同じ菊池俊輔先生なので、安心して観られました(主題歌のメロオケ、アレンジには実にぞくぞくさせられます)。

「科学忍者隊ガッチャマン」も合わせて観ましたが、独特の無国籍感がたまりません。
「キャシャーン」なんかは、主人公が日本人っぽい名前でも舞台はヨーロッパっぽいですし。
この辺りは「タイムボカンシリーズ」と相通じる部分があります。
でも、私には集団で戦う「ガッチャマン」より、独りで戦う「キャシャーン」の方が合っているようです(リアルタイムで見た戦隊シリーズよりも、昭和の仮面ライダーが好きなのも、同じ理由らしいです)。

2188 Reply Re:響けキャシャーン 殿様ギドラ Mail 2009/07/07 17:04

いいですねぇ。
そして偶然ですねぇ。

私もCSカートゥーンネットワークで「ガッチャマン」を、
東京MXテレビで「キャシャーン」を再チェック中なのであります。

「キャシャーン」はまだ全話見たことがないので今回はじめて見る作品が多いです。
圧倒的な武力を持つアンドロ軍団とどう戦うか、はたまた戦いを回避できるのか、というような重い話が多いですね。
そして人間とロボットという種族間の争い、差別の問題も含まれています。

対して「ガッチャマン」は国際科学技術庁が中心になって世界が理想郷を作り出そうとしているところに現れた巨大テロ組織ギャラクターとの戦いを描くので、スケールが大きくて複雑なストーリーが魅力です。
ほとんどのヒーロードラマが触れずに済ませている悪の組織の資金源や構成員増員の方法などにも目を配った話があります。

どちらの作品もTVアニメの描写力を飛躍的に高める役割を果たしたのは間違いないです。
「ガッチャマン」終了直後に放送スタートしたのが「宇宙戦艦ヤマト」でしたが、
初回を見た時、「ガッチャマン」ほどの作画クオリティがなかったことにがっかりしたのを覚えています。

2190 Reply Re:響けキャシャーン ゾンデ5号 Mail 2009/07/07 17:59

何という偶然でしょうね。
こっちはDVDをわざわざ借りてこないと観られないのが苦しいところです。

> そして人間とロボットという種族間の争い、差別の問題も含まれています。

キャシャーンがロボットだ!という事で恐れる人間の描写はまさにそうでしょうね。
「●●は悪い奴・恐ろしい奴だ」という決めつけは、人種・民族差別に通じる部分もあり、実に深いです。

> 対して「ガッチャマン」は国際科学技術庁が中心になって世界が理想郷を作り出そうとしているところに現れた巨大テロ組織ギャラクターとの戦いを描くので、スケールが大きくて複雑なストーリーが魅力です。

そうなんですかぁ…。
何しろガッチャマンは全話見ようにも、100話以上あるので、見るのに非常に時間がかかってしまうのですよね。

>> ほとんどのヒーロードラマが触れずに済ませている悪の組織の資金源や構成員増員の方法などにも目を配った話があります。

「キャシャーン」も同様ですが、ヒーロー物の「お約束」を簡単に破ってますよね。
2話だかで、健の前に人質が現れ、健は捕まってしまうのですが、健が捕まった後に、実はその人質は殺されていたという描写には「やられた!」と思いました。
個人的には、「キャシャーン」を全話見た後に「ガッチャマン」に手を出すことになりそうです。

しかしこの頃のアニメの主題歌は、どこか安心して聴ける部分があるように思います。
メロディーも覚えやすく、またアレンジ、メロオケなんかも実に聴いていて心地良いものがあります。

ですが、これ以上色んな物に手を出すと大変なことになりそうです(笑)
「キャシャーン」に至っては、歌曲集と音楽集まで欲しくなって来たので…。

2189 Reply 7月7日七夕 殿様ギドラ Mail 2009/07/07 17:10

円谷英二監督のお誕生日です。(ほんとの誕生日は7日ではないと言われてますが、ご本人が7日だと言っていたのだからいいじゃない)

おめでとうございます。

天の川は、見えないよなぁ。

2191 Reply Re:7月7日七夕 ゾンデ5号 Mail 2009/07/07 18:01

円谷監督、今日が誕生日でしたね。
円谷監督の才能に改めて敬意を表し、また今後に生かしていかなければと思います。
円谷監督のセンスは現代にも通じるものです!

2192 Reply Re:7月7日七夕 海軍大臣 2009/07/07 18:24

久しぶりに須賀川へ遊びに行きたくなりました。
今宵は偉大なる先人の遺徳を偲びつつDVDでも楽しみたいとおもいます。

2194 Reply Re:7月7日七夕 ルー等級つつ大臣 2009/07/12 18:34

遅れてばかりですまんざます・・・m(__)m
この時は仕事が多忙で帰りにふと思ってました。
「この日が来たんだな・・・」と。
私もこの日は時間が許す限り、DVDを満喫しておりました。

2195 Reply Re:7月7日七夕 殿様ギドラ Mail 2009/07/16 14:18

皆様のレスに感謝します。

そして、ゾンデ5号さんのブログを読んで改めて思うこと。
若い世代にも円谷特撮の神髄をつかみ取ろうと努力する方がいらっしゃるのは本当に喜ばしいです。
そして、自分も気力を無くすことなく思うところを発信し続けなければならないな、と。
他の誰かが書いていることでも、自分も同じ思いならそれを自分の言葉で書くべきだ。
所詮この世は多数決。
何も言わなければいないも同じ。などなど・・・。

以前、私は現状のままでは新作ゴジラは作らなくていい、と書きました。
向こう20年は作らなくていいんじゃないか、と。
それは本心ではありますが、でも、ゴジラの新作を見たくないという意味ではありません。

円谷英二監督が関わったゴジラシリーズの新作は観たいのです。
あのゴジラがこの現代でどんなドラマを巻き起こすかが見たい。

怪獣映画の醍醐味は、怪獣出現という大事件に社会が揺れることを見る楽しみ。
過去にどんな傑作があろうとも、いつでも現代の怪獣映画は作りうるはず。
いや、それだけだとゴジラである必要はないわけで、怪獣映画の可能性とゴジラの可能性は厳密には分けて考えなければなりませんね。

円谷監督のゴジラには野生児、自然児の魅力があります。
奔放な怪獣ゴジラが、いまの日本、いまの世界に現れる様を見たいものです。

そして、本多猪四郎作品のような、理性的で誠実な映画の登場を望む!!

2196 Reply 吉村公三郎!! 殿様ギドラ Mail 2009/07/16 14:21

先月今月の2ヶ月に渡って日本映画専門チャンネルでは大映時代の吉村公三郎特集を組んでいます。

吉村監督は新藤兼人さんと組むことが多いので伊福部音楽を使った作品がたくさんあり、伊福部映画音楽を追いかける過程で何作か見てきましたが、
この度の特集では伊福部音楽でない物も全部見ることにしました。
(もちろん初見の伊福部音楽使用映画も含まれていました。『慾望』(1953)【入り乱れる人間模様がおもしろい!】『西陣の姉妹』(1952)【全体に救いのない話でもやもや感が残る】『千羽鶴』(1953)【女の愛憎】で、1950年代前半の映画音楽にはシンフォニア・タプカーラに通ずるメロディがちょこちょこ出てくるのであります)

印象的な作品は数多いけれどその中から2本ご紹介します。

まずは『夜の蝶』(1957)。

大阪から出てきて銀座で大成したバーのマダム京マチ子、彼女と過去に因縁のある京都の女山本富士子が銀座に新規参入してくるところから始まります。
彼女たちを眺めているのは、かつてバイオリニストを志したものの戦傷で演奏できなくなり、作曲修行をしながらホステス斡旋業をしている船越英二。
京マチ子と山本富士子の政界財界人を巡る激しい女の争いの中に男女の化かし合いも織り込まれて、「人間性」をえぐる名作となっていました。

さて劇中、船越英二が出世していく同期の音楽家たちをうらやむシーンに映るポスターが「三人の会演奏会」。その三人とは團伊玖磨、芥川也寸志、黛敏郎。
ああ、船越さん、伊福部門下だったのね。(團伊玖磨は違うけど)ちなみにこの映画の音楽担当は池野成氏でありまして、なんとも伊福部率の高い映画だったのです。

びっくりポイントはもう一つ。
オープニングタイトルに特殊撮影・築地米三郎と出ていたのでどこかに特撮が使われているんだろうな、合成かなぁ、なんて思っていたのですが、
作品を見るうちにそんなことはすっかり忘れておりました。
それがですね、クライマックスで全てを失い怒りに狂った山本富士子が、京マチ子と山村聰が乗る車を追いかけるシーンになり、山本車がだんだん危険な運転になってきたところで、
ミニチュア特撮によるカーチェイスとなるのであります。
現実的なストーリーを支えるリアルな特撮。(残念なのは、車の軌道を守るためのガイドがミニチュア車の車体下から伸びているのが見えた)
道路や橋のミニチュアも精度が高く、ちょっと見ではバレないでしょう。
そして、山本富士子が対向車線から追い抜きをかけつつ左に急ハンドルを切って、京・山村車もろとも谷底へ落ちていくシーンは本編との繋がりもよく、
ストーリーのクライマックスを特撮が担った名場面でした。(片方の車だけが落ちながら炎を吹き出す演出も決まっていた)

特撮っていいなぁ。

つづいて『夜の素顔』(1958)
こちらも音楽は池野成。
で、特撮は的場徹との表示が・・。
さてどこに特撮が、と思ったら冒頭がいきなり太平洋戦争末期の南方基地から始まって、米軍機の爆撃が特撮で描かれていました。
カット数は少ないけれど必要十分な効果を発揮。決してチャチには見えません。

この映画も京マチ子主演で、日舞の世界を舞台にあらゆる手練手管でのし上がっていく女の生涯を描いたもの。
洋画で言えば『イヴの総て』に似ています。
『ガス人間第一号』と合わせて鑑賞すれば一層味が出そう。

この映画にも船越英二がちょっとだけ出てきます。
役どころは新進気鋭の作曲家。
いかにも現代音楽、という作品を披露します。(池野成作品ってことになりますが)
パイプをたしなむところなど『夜の蝶』での人物に共通していて、パラレルワールドの同一人物のように見えます。

おっと、ミニチュア特撮はもう1シーンありました。
主人公が飛行機で移動するところで、飛行する旅客機をミニチュアで表現していましたが、かなり重厚に見えて、一般観客には特撮だとわからなかったんじゃないでしょうか。
でも、特撮を使わなければ撮影不可能なアングルなんだよなー。

今回紹介した2作はタイトルだけは「大特撮」にも登場しますけれど、大映の「目立たぬ特撮」を使った作品としてであり、のちの『野火』あたりのほうを特撮の比重が重い作品としてあります。
うーーん、『野火』の特撮ってほとんど印象がないなぁ・・。
いやいや、そんなになんでもかんでも確認鑑賞できるものではないですから多少不正確な記述が出てくるのはしょうがないわけで、
文芸作品での特撮にまで言及していた「大特撮」はすごい本だったな、と思った次第です。


2197 Reply ガメラ 兄貴赤 2009/07/21 15:24

世の中ハイビジョン化であります。
昨年はスカパー日本映画専門チャンネルでゴジラシリーズをHD画質で一挙放送しましたし、モスラシリーズもやりましたね。
で、BS11では大魔神シリーズも放送しました。
そして、8月からガメラシリーズであります。
BS11ガンバってますね~
タダでハイビジョン画質で録画できるなんて、ちょっと前までは想像すらできなかった事です。
良い世の中になったものです。

さて、ガメラシリーズは当然全て手元にあります。
旧作品は「ガメラ完全保存化計画」というLDBOXもありました。
LD懐かしい・・・とは言え、我が家ではLDプレーヤーも現役であります。
さてガメラですが、どうも私はバルゴンでかならず寝てしまいます(笑)
ゴジラシリーズでもスペースゴジラは寝ますね~(爆)
バルゴンって、本編ストーリーが退屈なんだよね。
今回の放送では寝ないで見れるか!?

ともかく、BS11には感謝です。

2198 Reply Re:ガメラ ゾンデ5号 Mail 2009/07/21 20:23

実を言うと私は昭和ガメラは第1作と「対ギャオス」しか観ていないんです。
だから今回のハイビジョン放送は嬉しい限りです。
特に「対ギャオス」は大好きな作品なので。
ギドラさんは「対バルゴン」で寝てしまうそうですが、私は「ガメラ3」を劇場で見た時、怪獣対決のシーンがあまりに退屈で寝てしまった覚えがあります(当時小学1,2年でした)。
個人的には菊池俊輔先生が音楽を担当された「対ジャイガー」も見たいです。

昭和ガメラの凄い所は、本多・円谷コンビの王道路線に倣いつつ、独特のカラーを作り上げている所だと思います。
それと、絶妙なバランス感覚(子どもはガメラに懐くが、大人は警戒している)。

とにかく8月が楽しみです。

2199 Reply Re:ガメラ 殿様ギドラ Mail 2009/07/22 17:25

兄貴赤さん、お久しブリーフ。
く~、やっぱりガメラも放送しますか。

一昨年の暮れにWOWOWでハイビジョン放送したものをSD画質にダウンコンバートして録画してあるけれど、
いまはもうHD録画が出来るようになったわけで・・・・・。
しかし、BS11だとCMカットしたところで映画のリズムが乱れてしまうのは大魔神で経験済み・・。
くぁーー、ガメラはもちろん好きだけれど、BDソフトまで買うかと言われるとそれもどうか、
『対ギャオス』や『対ジャイガー』あたりはセルソフトがあってもいいんだけれど、角川大映のソフトってお得感が薄い。

悩むなぁぁぁ。
そのうちまたWOWOWで放送するんじゃねーか、とも思えるしなぁ。
(WOWOWさん、『大巨獣ガッパ』もハイビジョン放送してください)

で、あれ? 『対バルゴン』で寝ちゃう話、以前にも書きましたっけ。
そうそう。
おいらも兄貴赤さんと同じく、『対バルゴン』じゃ、よく寝ちゃうんですよ。
大坂城前でのガメラ対バルゴン一回戦が終わると、俄然ストーリーが単調に。
前半部は東宝怪獣映画ばりに人間たちのストーリーで引っ張っていくのに、関沢脚本みたいに上手くまとめられなかったんでしょうね、
後半は初期の怪物映画みたいにバルゴン対策を列挙していくだけの工夫のない構成になります。
もう眠い眠い。

ゾンデ5号さんは今回初見なんですね?
『対バルゴン』、特撮のレベルはかなりのものなので、バルゴンの冷凍液の猛威にご期待ください。
細かい描写をやってますぜ。

ガメラシリーズの最高傑作は『大怪獣空中戦ガメラ対ギャオス』だよなぁ。
対ジャイガーもイイデスヨ。

あ、ハイビジョン放送なら、『大怪獣ガメラ』の東京タワーに木目があって釘が打ってあるのも見えるかも。
というのは無粋な突っ込みで、第一作でのガメラの描き方は『三大怪獣地球最大の決戦』までを踏まえた怪獣観を表していてお見事。

ああ、円谷ゴジラの流れが途絶えたのと同じく湯浅ガメラも誰もあとを継ごうとしませんなぁ。

2200 Reply Re:ガメラ 海軍大臣 2009/07/23 12:35

> おいらも兄貴赤さんと同じく、『対バルゴン』じゃ、よく寝ちゃうんですよ。

『対バルゴン』は真っ当過ぎる位、正統派の怪獣映画の造りをしている分、重た過ぎるのかも知れませんね。

> ガメラシリーズの最高傑作は『大怪獣空中戦ガメラ対ギャオス』だよなぁ。
 
その点、子供を主要人物の一人に置いた『対ギャオス』は、作劇的に正解だったと思います。(観客の大半を占める子供たちと同じ高さの視点で話が進んでいく訳ですから)

もしも『対ギャオス』が『対バルゴン』みたいに子供が全然出てこないストーリーだったら、土方と強欲な農民たちが山林を巡って泥仕合を繰り広げる部分だけが印象に残る作品になってしまっていたのではないでしょうか。

2202 Reply Re:ガメラ KJ 2009/07/27 01:19

> > おいらも兄貴赤さんと同じく、『対バルゴン』じゃ、よく寝ちゃうんですよ。

すいません、私旧ガメラシリーズでは、対バルゴンが一番好きです(^_^;)
もしガメラ、というジャンルムービーの括りではなく、単発の怪獣SFと
して作り上げたら、大映独特の重さと共に、ハードな映画に成り得たと
思ってしまう私は、「怪獣映画」ファンとして見れば邪道なのかも
知れませんw



2204 Reply Re:ガメラ 殿様ギドラ Mail 2009/07/28 10:27

いやーどうもどうも。

寝ちゃう、と書くと、ずいぶんひどい評価みたいに見えますよね。
「対バルゴン」、嫌いじゃないんです。
怪獣バルゴンは四つ足怪獣の中ではアンギラスと争うぐらいに好きだったりします。
(ジャイガーもいいけれど、奴はボコボコが多すぎる・・)

それとなんだかんだやってもバルゴン退治がうまくいかず、最後はガメラがケリをつける、という筋立ては昨今の人間至上主義作品と違って確かに怪獣映画になっていると思います。

「対バルゴン」の後半(人間による怪獣攻撃に絞り込んだストーリー)に退屈を感じてしまう私こそ、あまり純粋な怪獣ファンではないんじゃないかなぁ、と思うことしばしばです。
同じように『大怪獣バラン』や『サンダ対ガイラ』も好きなポイントはたくさんあるとはいえ、物足りなさを感じてしまうんだなぁ。
この2作も多くの怪獣ファンから高い評価を得ていますよね・・。

映像作品掲示板過去ログ081231_090427

2001 Reply ありがとうございました 殿様ギドラ Mail 2008/12/31 11:56

書き込んでくださる方々、読んでいてくださる方々に今年一年の感謝を込めて、御礼申し上げます。

いつも偉そうに映画に文句を付けておりますが、それもこれも映画が好きで好きでたまらないからなんです。
まだまだ未熟者ではありますが、新旧いろんな映画を見てくると、
映画を見ているだけで楽しいという訳にもいかなくなってくるわけで・・。

おっと、そんな面倒くさい話はやめにして、いまはご挨拶ご挨拶、と。

来年も吠えていきますので、どうぞよろしく!

2002 Reply Re:ありがとうございました ゾンデ5号 2009/01/01 09:19

皆様新年明けましておめでとうございます。
去年も新作映画は全く観ませんでしたが、このサイトの皆様のおかげで、「大坂城物語」「士魂魔道 大龍巻」という素晴らしい2本の映画に出会えました。
どうもありがとうございました。
今年も素晴らしい映画に出会えたら、と思います。

ちなみに今年は「宇宙大戦争」50周年ですね。(去年はバラン50周年でした)
もしかしたら「地球防衛軍」よりも好きな映画かもしれないので、また観てみたいと思います。


2003 Reply ネタばれあり! マンプリ 2009/01/01 19:03

ちわ~^^

あけましておめでとうございます!
旧昨年も本当にお世話になりました。
今年もよろしくお願い致します(^^)>

いやぁ、ギドラさん、バンバン吼えちゃって下さいな。
2009年もフルスロットルですわ~!

ところで、「地球が静止する日」一応観ましたけど、個人的には、今一つだったねぇ。

私ゃ、展開力重視なので、ちょーっとかったるく感じてしまったんすわ。

----ネタばれあり-----
最後も、何が何やら分からんままに地球が救われちゃうし、
元々、キアヌリーブスの位置付けが不鮮明です。
四の五の言わずにさっさと地球を攻撃すれば良いのに、
あーでもないこーでもないとバタバタするばかり。
あんまし感情移入ができなかったっす。
それに加え、CGの出来も決して良いものじゃありませんでしたからねぇ。
どこか嘘臭いような表現だったような気がしますわ。

2004 Reply Re:ネタばれあり! ルー等級つつ大臣 2009/01/02 21:22

ギドラ掲示板にも書かせていただきましたが昨年は色々とお世話になりました。
今年もどうぞ宜しくお願いします。
(とはいえここでは昨年余り書いてないなあ・・・。)
どーも年々、優れた作品が無く昨年は「鷹の爪」などのフロッグマン作品を除いては実に「寒い」一年でありました。
(しつこいがとはいえ「紀元前1万年」はまだ未見で見ておらず・・・「クローバーフィールド」も怪獣のデザインやあの展開でなかったら・・・。)
今回は久々に円谷ファンになるきっかけを作った「怪獣大戦争」を見ておこうと思います。
今年こそはいい映画が出るのを祈りつつ「特撮の未来に向かって乾杯!」と言いたいですね。
(↑大丈夫なのか?)

2005 Reply Re:本年もどうぞ宜しくお願いします。 海軍大臣 2009/01/06 12:29

遅まきながら、あけましておめでとうございます。

さて、1/6より京橋のフィルムセンターにて特撮・怪獣映画の特集上映が始まります。
入場料金も割りと手頃ですし、旧作をスクリーンで見る機会が最近減っていることもありますので、出来る限り足を運んでみようと思っています。

それでは。

2007 Reply 2009年一発目のレスれす 殿様ギドラ Mail 2009/01/08 16:45

 大変遅くなりましたが、ようやく2009年始動です。
皆様方からのレスを読んで暗い世相も吹き飛ぶ思いです。

>ゾンデ5号さん
 嬉しいですぞー。
若い世代が流行にとらわれずに良いものを良いと感じてくれたことがほんとにありがたいです。
 去年は新作映画をご覧にならなかったとのこと。
確かに新作にはあまり心動かされるものが多くないけれど、なかには佳作傑作も混じっているので諦めずに鑑賞していこうと思っています。
 ゾンデ5号さんが見つけた良い作品があったら是非教えてくださいね。
(そうか、『宇宙大戦争』50周年か! 私も好き嫌いで言ったら『地球防衛軍』より好きな作品なのです。作品全体から感じられるメタリックな印象がたまらないのじゃーー)

>マンプリさん
 どーもー。
いやいや、なんとも一年の速い事速いこと。気がつきゃ、再来年にはテレビの完全デジタル化。
未だにハイビジョン録画体制が整わない我が家にデジタルの曙は来るのか?
(なんのこっちゃ)
 今年もよろしくお願いいたしますです。

**以下ネタバレよ**
『地球が静止する日』、ダメでしたか~。
先日の投稿で書けなかったことを補足すると、あっしもねー、あのCG主体の特撮シーンにはがっかりしちゃったんですよ。
 ゴートの動きなんて、ペプシマンだもんなぁ。
 それにナノマシーンによる破壊シーンもディティールに入っていかず、人間が滅ぼされつつあることがいまいち体感できません。
 それでも全体として佳作であるとしたのは、地球人類とは違うメンタリティを持つクラトゥの目を通じて人間の浅ましさ、浅はかさ、尊さを説明的ではなく見せていたんじゃないかと感じたからざんす。
 見ていて不満に思ったのは、クラトゥの属する社会がなぜ人類を滅ぼすべきだと思ったのかが明かされない点だったのですが、
あとあと考えてみれば、そこを説明してしまうと地球外生命体が人間に理解可能な論理で動いていることになり、
SF性がそがれてしまうなぁ、と。(それでも劇中人物がクラトゥに疑問を投げかけるシーンは欲しかったけれど)
 おそらくあの映画が含んでいた観念は人間の曖昧さだったのでは。
 それを端的に表現していたのはクラトゥと潜入調査員との対話シーンで、調査員は人類は反省しないし、滅ぼすしかないと断じながら、
自分は人類と一緒に死ぬのが本望だと語ることです。
 クラトゥはその意味を多分理解しないままその後の行動を決めていくのですが、科学者との対話を経て、さらには女性科学者とその継子との関係を観察していくことで、一度下した決断をひっくり返したのだと思います。
 いろいろな疑問を残したままストーリーが終わってしまいますが、結論のでないことに挑んだ作品であったのだと理解しました。
それから、旧版ではゴートによる宇宙警察が人類を監視しているぞと脅して終わりますが、そんな絶対者による管理が間違いを犯すこともあると言っているようでもありました。
 新作での「宇宙人」は地球生命のサンプルを集めたあとで地球を破壊しようとしますが、それは彼らの倫理でしかなくて、
サンプルとして連れて行かれなかった生き物は「殺されて」しまうのですから、それが正しいとも思えません。
 いやー、それにしても配給会社が「SFアクション大作」と銘打っているのは大きな間違いなんですよね。
そんなケレン味はほとんどないんですから。
(冒頭の地球に激突するかに見えて急減速する球体というくだりが、拙作「ヴィドライーター」のプロローグにそっくりなので驚いた!)

>ルー等級つつ大臣さん
 こちらこそ今年もよろしくお願いいたしますざます。
ほんとに特撮はどうなっちゃうんでしょうね。
 特撮物というジャンルに分類されない作品にも特撮は使われているわけですが、どうもCGに頼りっきりみたいだし。
 ライダーや戦隊はずーっと見ていなかったけれど、このごろは子供が見ているのをちょくちょく横目で見ているんですが、
いやはや、批評する気も起こらないようなコスプレショーだし。
 本多猪四郎監督生誕百年に向けていまから議論を深めていかねばなりませんね。
(って、どうすりゃいいんだろ)

>海軍大臣さん
 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
 そして新年早々ありがたい情報に感謝です。フィルムセンターの予定はチェックするようにしていたのに、このところサボっていたみたいで、特撮特集はノーチェックでした。
 く~、今回のラインナップにある東映作品には見たことのない作品もあるのでなんとかしたいもんですが、スケジュールが厳しーーー!(期間中に二回ぐらいは行けそうか??)

2008 Reply ジャガーさん 殿様ギドラ Mail 2009/01/08 16:47

 さて2009年第一弾のインプレッションは『ピューと吹くジャガー、いま、吹きにゆきます』だっ!

 少年ジャンプに連載中のギャグマンガを蛙男商会がアニメ化した映画ざます。
 元旦から六本ギヒルズで始まった先行上映に行って参りました。

 全体の印象は、なんか変な感じ。
 FROGMANの味は確かにあるけれど、違うセンスも入っていて(そこが原作の味なのか)、不思議な化学変化を起こしているみたい。
 FROGMANオリジナル作品に比べるとセリフのテンポは普通のドラマみたいになっているのに、フロッグマン的なギャグも当然出てくるわけで、なんか変。(悪い意味じゃなくて)

 原作を知らずに見てしまったので、いろいろと出てくるレギュラー(らしき)キャラクターには唐突感が強かったです。おそらく定番の行動をとっているのだなと類推出来ても、なんのことやらよくわからないシーンもちょくちょくありまして・・。

 異世界ファンタジーの形を取りつつ、いろんな世界を渡り歩く展開にしたのはわかるんだけれど、ひとつひとつの世界設定が伝わりきらないうちに次の世界へ飛んでしまっているところもあって物足りなかったかな。
(巨大ロボットの世界なんて10秒ぐらいしか映らなかったかも)

 最後のオチはいかにもFROGMANという趣で、オチの手前で薄々読めてしまうにせよ、そうこなくっちゃというひっくり返しかたが気持ちいいです。

 とかなんとかいいながら、うーーん、FROGMAN単独作のほうがあたしゃ好きだなぁ。(鷹の爪次回作に期待してます)

2009 Reply Re:ジャガーさん 殿様ギドラ Mail 2009/01/08 17:04

 あ、そうだ、ジャンプ連載マンガのアニメでは、「銀魂」が素晴らしいです。
 去年の夏にようやくはまった遅れ者で、恥ずかしくていままで黙ってましたが、そのうち「銀魂」のことも何か書くぞーー。

2010 Reply 溶けて流れりゃ、みな同じ… 海軍大臣 2009/01/15 18:23

昨日、フィルムセンターにて【美女と液体人間】【大怪獣バラン】を見て参りました。
共に昭和33年度公開の本多監督作品なのですが、続けてみたところ、博士が千田是哉で、かつ最初の犠牲者が伊藤久哉と云う意外な共通点に気がつきました。

変身人間3部作のことを最近のファンはライフライン3部作なんて呼んでるみたいですが(ガス、水道、電気の意、蛇足ながら)、個人的には3本とも好きな作品郡です。
【美女液】はどうしても突出した完成度を誇る【ガス】の影に隠れてしまい勝ちのようですが、ああした時代風俗色が良く出た作品を見るのは大変楽しいと思います。(デジタルではない本物の昭和33年の町並みが映し出されるのですから)
それに刑事部屋に顔を揃えた名優たちの芝居の上手さは、もっと注目されるべきだと思います。あの部分だけ切り出して見ても、下手なサスペンス作品顔負けなのではないでしょうか?

で、今回改めてスクリーンで見直してみて思ったことをかきます。
よく液体人間は獲物を溶かして「同化」するとの表現が用いられます。勿論、この「同化」は飽くまで生物の授業で習った消化吸収の意味であって、吸血鬼が襲った犠牲者を同類に変えてしまうこととは意味を異にしている筈です。
それでは何故、餌食の一人に過ぎない三崎の意思が乗り移ったように劇中の液体人間が行動するのでしょうか?
ここで以前、ある種の粘菌について仄聞したことが、ふと思い出されました。
実験で特定の条件反射を刷り込んだ粘菌を別の粘菌が捕食した場合、刷り込みされていない筈の食べた方の粘菌に餌となった粘菌の条件反射が伝播すると云うのです。
つまり後天的な記憶や経験を、相手を捕食、吸収することで自分のものに出来る生物が存在する訳なのです。
映画の中では、そうした辺りが触れられていれば、もう少しスッキリした話になったのではないかと、つい思ってしまいました。

難しい話はここまでとして、この作品の音楽(佐藤勝)にも魅力があります。
泥くさくて通俗的な曲調ながら、作品に実に良く馴染んでいたとおもいます。
白川由美扮するキャバレー歌手が歌う歌が、【天国と地獄】の後半で使われているのは有名ですが、映画【ウオーターボーイズ】にも使われておりました。
ご存知の向きもあるかとは思いましたが、こちらも蛇足ながら紹介させていただきました。

2011 Reply Re:溶けて流れりゃ、みな同じ… 殿様ギドラ Mail 2009/01/19 14:37

液体人間の設定についてそこまで考えてはおりませんでしたぁぁぁ。
また見直してみないといけません。
(液体人間はセルソフトも持ってはいるんですが、見た回数はかつての特撮オールナイトでの数が圧倒的。うーん、あんまり頭を使って見てはいなかったんだ、と反省)

『美女と液体人間』では確かに当時の本物の東京が映し出されますよね。
他の作品でも当時の東京が映っている物はありますが、「液体人間」では丸の内だの銀座ではない、生活感のある東京が出てくるところが印象強いです。
高層建築がなくて、空が広い!

それから、刑事たちの芝居には私もちょいと注目していました。
土屋嘉男さんの刑事が着替えを覗こうとするそぶりをして軽くたしなめられるところとか・・・。(むむ、そういう話か?)

木村武(馬淵薫)脚本では警察官や新聞記者の描き方が重みのあるリアリティを持っていますよね。

> 白川由美扮するキャバレー歌手が歌う歌が、【天国と地獄】の後半で使われているのは有名ですが、映画【ウオーターボーイズ】にも使われておりました。

ひゃー、ぜんぜん知りませんでした。
『ウォーターボーイズ』は未見でしたが、『天国と地獄』は割と最近見直していたのに。

ところで、フィルムセンターの特撮特集、お客さんの入りはどんな塩梅でした?

2012 Reply 月に吠える! 殿様ギドラ Mail 2009/01/19 14:40

 アポロ11号の月着陸は小学1年の夏だったのよねーん。
8号が月を周回したあたりからすさまじいアポロブームが起こったのココロ。

 月着陸生中継は学校の授業時間と重なっていて、ポクのクラスの担任の先生はぜーんぜんアポロに興味が無くて、
テレビなんか見せてくれなかったのココロ。むしゃくしゃしたから学校帰りにわざと遠回りして帰ったのを覚えているよーん。
 あの暑い日の熱い心を呼び覚ましてくれる映画かと思って『ザ・ムーン』を見に行っちゃったのココロ。

 NASA秘蔵映像を使ったドキュメンタリーだからアポロ計画の全貌を体感的に見せてくれるかと期待したのココロ。

 ところが秘蔵映像は画質が悪すぎて映画サイズには不適当だったし、科学的な解説はほとんど、いや、全くないし、
元宇宙飛行士たちのインタビューをつなぎ合わせて、それに映像を当てはめていく構成なので、おもひでぽろぽろ映画だったのよ。
 アメリカの郷愁満載ね。(ああ、アポロ計画の頃は輝いてたなぁ、と。まー、ベトナム戦争を対比させる発言もあったから宇宙飛行士たちの複雑な心境は伝わったけど)

 作品全体が目指したのは、アメリカンヒーローたる宇宙飛行士に再登場願って大いに語ってもらいましょう、ということだったみたいよ。
だもんで、いまはジジイになったパイロットたちのご尊顔をいやというほど見せつけられるのココロ。
 インタビュー作品の場合、発言者の表情を見せるのは大事なことだけど、あんなにおっちゃんたちの顔アップを連打しなくてもいいんじゃない?
それより、もっともっとロケットを見せろ、宇宙船を見せろ、宇宙を見せろ、月を見せろ!!!!!!

 情に訴える演出ばっかりで、科学啓蒙ドキュメンタリーになっていないし、せっかくの大スクリーンで宇宙を疑似体験できるかと思いきや、
おじいちゃんインタビューの疑似体験になってるのよーーー。

 くーだらないくーだらないのココロ!

 映画のエンディングは地球で暮らすことの幸せを謳い上げちゃって、某元パイロットは何の不満もない、とかなんとか幸せ満喫発言。
チミたちアメリカが繰り返している戦争および戦争に結びつく外交が、他民族をどれだけ苦しめているかを少しは考えたらどーだとポクは憤慨したのココロ。

 こんなものがアーサー・C・クラーク賞受賞だなんて、クラーク先生は天国でなんとおっしゃってるんだろーねー。
ああ、ポックンポックン、と。

2013 Reply 感染列島(手洗いうがいを励行のこと) 殿様ギドラ Mail 2009/01/19 14:43

 『感染列島』なかなかの力作でありました。

 ご都合主義的展開はちらほらあったけれど、科学的なウソはほとんどなかったと思われます。(まー、医学知識がないおいらに何が判るかってなもんですが)

 その上で、人間の有りようや社会の有りようを誠実に描いてくれています。
 (ただし、視点を絞りすぎているための「狭さ苦しさ」は感じた。とはいえ、『252』の視野狭窄よりは100倍よく出来ている)

 組織的な行動の重要性と個人の才能の重要性を並立させているところも立派。
 人の死が残された者にとっての悲劇であることをちゃんと描いているのも正しい。
 人体(自然)には解明しきれない部分があることを中心に据えているのが大変結構。

 ネタバレなしに誉めるとそんな感じになります。
 見て損のない映画です。

 しかし、過大な期待を煽ることも本意ではないので、まずいと思った点を書いておきますね。

 感情的な盛り上がりを作ろうとしているシーン(やストーリー)にウソくさい部分が多かった。
他の職員に見られる可能性の高い病院内で、あの二人があんなに高ぶった「やりとり」をするか?
 中学生カップルのあれこれに納得のいく背景描写が足りない。
 無人になった大都市の見せ方が記号的すぎる。(遠景での炎にスケール感なし。これは特撮の問題)
 経済の問題に全く触れないのはいかがなものか。
 エンディングが楽観的すぎる。あの時点では日本を復興させるための戦いが始まっているのではないか。
 そして、(広い意味での)映像美は足りない。(もっと悲劇的なストーリーである『世界大戦争』では核爆発の描写が映像美になっている)

*****
 ところで、この映画、怪獣映画の変種とも捉えられそうです。
 根本的な解決策のないウィルスという脅威にどう立ち向かうか、というストーリーですから。
 ただし、それは怪獣を人類に対する脅威、恐怖の存在としてのみ考えるなら、です。

 怪獣を人類の天敵のように考え、怪獣映画には恐怖があればいいと考えるのであれば、『感染列島』こそが新時代のリアルな怪獣映画でありましょう。
しかし、私はそうは思わない。
 再三述べてきたように、怖いだけでは怪獣として不充分。感情面での共感や巨大で不死身であることから生まれる自由さへの憧れが観客の楽しみにならなければなりません。

2014 Reply お墓参り 殿様ギドラ Mail 2009/01/26 15:12

昨日1月25日は円谷英二監督のご命日。

今年は日曜日だったので一家でお墓参りに行ってきました。

それでちょっと嬉しいこと。
これまで20年近く墓参を続けてきましたが、ほかの方と出会ったのはたった一回きり。
それもかつての円谷組のスタッフの方々でしたからお会いするのも当然といえば当然のことでした。

私がお墓参りを始めた当初は雑草は生え放題で訪れる人はほとんどいないような有様でしたが、
ここ数年は私以外の誰かからのお供え物なども見受けられるようになり、
いつ訪れてもお墓はきれいに掃除されていて新しい花が供えられるようになっていました。

そして昨日は5~6人のグループの方がお参りにいらっしゃっていて、掃除などもなさっていたご様子。
とくに言葉を交わすことはしませんでしたが、年齢層から考えて直接円谷英二監督と関わりがあった方々ではないとお見受けしました。

映画映像関係の方なのかファンのみなさんだったのかはともかく、
お墓参りに来る人が増えているんだなと感じました。

後ろを振り返るばかりでは未来に向けた良い作品が作れないことは確かです。
けれど、過去(歴史)に学ぶ姿勢がなければ、先人に打ち克つことも出来ません。

特撮なるジャンルが「浸透と拡散」をつづけている昨今、本来の役割と価値を見失わないために円谷英二の映像作品を常に意識しなければなりません。
若い世代にもお墓参りをしようという意識を持つ人々が出てきたなら、日本特撮にもまだ希望はあるの、で、しょうか?

(円谷英二というとハード面の技術ばかり云々されるけれど、円谷監督が関わった作品とそれ以外のもののシナリオ比較もしてみてよ!SF怪獣だけでなく、ファンタジー作品や戦記ものも)

2015 Reply ゴジラサントラBOX ゾンデ5号 2009/01/27 19:18

遂に「ゴジラ サウンドトラックパーフェクトコレクションBOX」を買う事が出来ました。
私はBOX1(初代~三大怪獣収録)、兄がBOX5(VSメカゴジラ~2000)を買いました。(ちなみにBOX1の特典は東宝レコードの「ゴジラ」、5は「オスティナート」「SF特撮映画音楽の夕べ」)
リマスターの具合が大変素晴らしく、1954年の音も物凄い高音質になっておりました。
ノイズがほとんど除去されており、録音の風景が甦ってくる感じがしました。
また解説書には伊福部先生や佐藤勝先生、梶田助監督、効果を担当していた三縄一郎氏等の貴重なインタビューが収録。
またオーケストラの編成表も収録されており、さらには、ゴジラファンにとっては珍曲「ゴジラさん」「うちのアンギラス」なんかも収録されており、まさに「完全収録」と呼ぶにふさわしいCDでした。
ブックレットには各作品のヒロインの写真が掲載されており、いやはや美しい!(「大坂城物語」のサントラも香川京子氏と星由里子氏の写真が掲載されておりました)
ケースの端っこから顔をちょこんと出している伊福部先生もポイントです。

「大坂城物語」のリスタマリング、構成も素晴らしいものでしたが、いやー、東宝ミュージックさんは実に素晴らしい事をしてくれます。
唯一残念だったのは「キンゴジ」のステレオ音声の音楽のテープが見つからず、シネテープからであったことでした。
今までのゴジラ関係のCDが、「キンゴジ」のステレオ音楽を収録したがらない事情も分かったのでありました。
キンゴジって失われたのは本編ばかりではなかったのですね・・・。

2016 Reply Re:ゴジラサントラBOX 殿様ギドラ Mail 2009/01/30 17:23

いいものをお買いあげになりましたねー。

ゴジラ映画のサントラCDは昔々にリリースされたSF特撮映画音楽全集しか持っていないに近いので、新しいもののクオリティには興味はあります。

webサーチでちょっと調べてみたら、『キングコング対ゴジラ』のステレオ版サントラCDって海外で出ているみたいですね。
古い作品の素材はどんどん失われる一方・・・。

2018 Reply Re:ゴジラサントラBOX ゾンデ5号 2009/01/31 10:32

ちなみにBOX1の特典は「ゴジラ(東宝レコード 1977年発売)」でした。
解説書まで見事に復刻されており、何故か日米合作「ゴジラ」が公開されるなんて書いてあったり。

>『キングコング対ゴジラ』のステレオ版サントラCD
そのCDはどうもこのサントラBOXと同じ音源らしいです。
ちゃんとした「キンゴジ」のステレオ音楽はもう聴けないのでしょうか・・・。

後、「変態大戦争」を少しばかり見てみました。
冒頭の選曲に爆笑させてもらいましたが、もしや「変態大戦争」の音楽は、前述した「ゴジラ」からの流用ですか?

2021 Reply Re:ゴジラサントラBOX 殿様ギドラ Mail 2009/02/05 17:02

ああ、海外版のキンゴジサントラCDもシネテープからの音源(というか、国内盤と同じ)だったんですね。
うーーん。

>「変態大戦争」の音楽は、前述した「ゴジラ」からの流用ですか?

ご明察!
そして「変態大戦争」をご覧頂いてありがとうございます。

あの映画の製作は1983年で、伊福部映画音楽のサントラ盤はまだまだ数が少なかった時代でした。
本来ならBGMはすべて『怪獣大戦争』の曲を使うべきところ、
キングレコードのSF特撮映画音楽全集のスタートが1983年ですから、『怪獣大戦争』の音楽をまとめたレコードはまだなかったのです。
というわけで、唯一手元にあった怪獣映画のサントラ盤、東宝レコードの「ゴジラ」から音楽を使わせてもらったのでした。

でも実は、webに公開しているバージョンにはフィルム版と違うところがあります。
ご覧頂いたバージョンではオープニングクレジットには『怪獣大戦争』のオープニングと同じ曲が使われていますが、
それは東宝レコードの「ゴジラ」には収録されていません。
web公開のために作り直したバージョンなんです。

フィルム版のオープニングクレジットにも絶対に怪獣大戦争マーチを使わないと成立しない企画ではありましたが、
レコードには劇中に使われたロングバージョンしか収録されていませんでした。
これが長い。5分以上あるんですよね。
全部使うわけにはいかないのは当然としても、どこで曲を切るか、また、当時はまだまだ一般には認知されていなかった伊福部音楽を出来るだけ長く鳴らしたい、
と3分ほどもあるオープニングクレジットを作ってしまったのです。
ですから、出演者に一枚看板で表示された人が多かったり、ひとつひとつの表示時間が長かったり、妙なものになってしまったのがフィルム版でした。
(公開当時、なげーよ、という批判もありました。当然ですね)

パソコンを使ったデジタル編集が出来るようになったので、クレジットタイトル全体のピッチを速くして『怪獣大戦争』タイトル曲の長さに合わせたのがwebバージョンなのでした。
でも、いま見直してみると、映画のタイトル表示はもうちょっと長いほうがよかったですね。そこだけはフィルム版通りの尺でよかったかも。

とかなんとか、使用音楽の元ネタを当ててもらってつい嬉しくなってのおしゃべりでした。

2026 Reply Re:ゴジラサントラBOX ゾンデ5号 2009/02/06 17:39

なるほど、やはり「ゴジラ」からでしたか。(当時はそれしか音源が無かったから当然でしょうね)
タイトル音楽の使い方に関しても時代を感じました。(今なら「大怪獣伝説」なんかから持ってこれますが)
しかしタイトル音楽がフルサイズ(M24)では長すぎますよね。
個人的には差し替えて正解だったのではと思っています。

ルーさんが「キンゴジ」のシネテープの話題に触れてくださいましたが、「キンゴジ」のステレオ版マスターテープは1973年頃まで残っていたそうです。
残らなかった理由としてはステレオという当時としては特殊な録音だった事で、保存が困難だったというのは同意です。
しかし「モスラ」のステレオ版もシネテープでしか残っていないとは・・・・。
もしかしたら「ゴラス」もそうなのではないのでしょうか。
ですが、シネテープでも残っていてくれたのは嬉しい事です。

それと、東宝ミュージックでは東宝特撮のCDを出す予定はあるらしいですが、高音質になった「ラドン」や「バラン」、「地球防衛軍」が聴きたいものです。

2028 Reply Re:キンゴジ不完全版の想い出 海軍大臣 2009/02/09 18:44

またまた古い話で恐縮ですが、80年代初頭、私の友人らが当時失われていた【キンゴジ】を何とか復元しようと試みたことがありました。
その方法は、既存のチャンピオン版のビデオに海外輸入のビデオや8mmフィルムから欠落した場面を付け足すといったやり方でした。
そのとき音声に用いたのが某所から流出したとされる完全版の音源テープだったと記憶します。(ステレオだったかどうかは記憶に定かではありませんが)
もちろん、素人がやったことなので、結局は不完全な仕上がりになってしまいましたが、第二回特撮大会の小部屋企画で上映され、それなりに話題になったようです。ちなみに当時、私は大学受験の真っ最中のため、この復元作業にはノータッチですたが、その二年後、築地にあった「日東映画」なる映画フィルムのレンタル業者が完全版に近い長尺の16mmを保管していると聞き、借りに行ったことがあります。
このフィルムは退色が激しい部分がありましたが、比較的原型を留めていました。レンタル料は一泊二日で三万円なにがしだったと記憶しています。
その一年後、東宝から完全版に近い編集のビデオソフトが発売となり、LD,そしてDVDと続いていく訳なのですが、今となっては懐かしい想い出です。


2029 Reply Re:ゴジラサントラBOX ルー等級つつ大臣 2009/02/13 22:51

ゾンデさん、遅レスすまんです・・・。
さてさて「ゴラス」のステレオ版もまたシネテープ(らしい)です・・・。
理由としてはサントラ後半に「おいら宇宙のパイロット」のカラオケが収録されてますがこれがモノラル音声しか現存しないためです。
(しかもその他にもモノラル収録されていた曲があった・・・。)
これがもしステレオ版のマスターテープであればこれらも当然ステレオで収録されてなければおかしいのですが生憎この状態ですので多分ですが間違いないと思います。
さて「キンゴジ」のステレオ版マスターテープが1973年まで残っていたというのは
初耳でした・・・。
(当方の不勉強でお恥ずかしい・・・。)
となるとやはり1977年頃、東宝が「ネッシー」という作品でのトラブルが巻き起こした際の事故ということになると思います。
何故かというとこの作品の時に「キンゴジ」の完全版ネガフィルムをどこかに移したという情報が「宇宙船」に書かれておりこれが真実ならばこれと一緒にそのステレオ版テープも移したのではないでしょうか・・・。
(確証は無いのですが紛失ではなく封印されたままでは?)
で、逆に「キンゴジ」のDVDの音声はステレオ版しか残っておらず過去にモノラル音声でビデオになった時はミックスダウンした物なのでこれも謎となっております・・・。
(短縮版は除く・・・)
ただこの紛失したらしきステレオ版テープですがシネテープの可能性がありますから何とも言い難いのですが・・・。
(そうでなければ過去にLDで「遂にステレオ版で発見!」てな事にならない筈です・・・。)


2031 Reply Re:ゴジラサントラBOX ゾンデ5号 2009/02/15 08:43

>海軍大臣さん
そんな時代もあったのですね・・・。
90年代生まれの私はもう完全版を観ることが出来ましたが、海軍大臣さんの世代はまだ完全版ではなくチャンピオン祭り版しか残っていなかったわけですから、「キンゴジ」を観る時には相当な物足りなさを感じていたのではないでしょうか。
しかし昭和ゴジラ唯一のステレオ作品の多くの素材が行方不明になっているのは悔しいです。(アメリカだと高画質のDVDがありますが、日本のものとは比較にならないぐらい美しいです)
ちなみに国内版DVDは、繋ぎ合せた紛失部分の画質が劣化しているため、不自然さを感じさせないためにわざと画質を落としているそうですね。
いつか綺麗なハイビジョン化された映像で完全版を観たいものです。

>ルーさん
ゴラスもシネテープですか・・・。
何故「モスラ」「ゴラス」「キンゴジ」はシネテープしか発見されていないのでしょうか。
ギドラさんの仰る通りモノラルにしろステレオにしろ同じ磁気録音テープで保存条件は同じなのに…。
ただ「ゴジラサントラBOX」の解説書によると、当時は編集前のテープか編集後のテープしか残らないそうで、その関係もあるのでしょうか。
「おいら宇宙のパイロット」もモノラルですが、「モスラの歌」「インファント島の娘」も何故かモノラルなんですよねぇ
「ゴラス」と「モスラ」は思い出深い作品だけに非常に残念です。

話は変わりますが、「太平洋の嵐」をBGMトラック音声で観ていたところ、メインタイトルが明らかにステレオでした。
また「日本海大海戦」は5.1ch音声で観ても不自然さを感じず、検索してみたところ、元々ステレオ音声があるそうですね。
「太平洋の嵐」は一部の音楽はモノラルでしたが、ここらへんは何か事情があるのでしょうか。

2032 Reply Re:ゴジラサントラBOX 海軍大臣 2009/02/16 12:58

> 何故かというとこの作品の時に「キンゴジ」の完全版ネガフィルムをどこかに移したという情報が「宇宙船」に書かれておりこれが真実ならばこれと一緒にそのステレオ版テープも移したのではないでしょうか・・・。

以前、聞いた話では【キンゴジ】完全版ネガが無いのは、短縮版作成時にコピーではなく原版を切り刻んでしまったためのようです。この愚挙を後になって田中友幸さんが知り、大変怒られたとも聞いております。
最初、私はこれを1970年頃のチャンピオン版のことだと思っていましたが、ひょっとすると1977年頃の再々上映の時のことなのでしょうか?(チャンピオン祭版って公開年度により編集が違うのでしょうか?今まで全く気にしていなかったことなので、ご存知の方は御教授お願いします)

ところで【ネッシー】がポシャった最大の理由は、エリザベス女王が英国国会の予算審議か何かのときに「ポンド防衛だの緊縮財政だの喧しい折に、なんで怪獣映画などに国費をかけるのか?」との鶴の一声の為だとか聞かされてております。(2004年秋の長野映画祭で【怪獣大戦争】が上映されたとき、ゲストで出られた旧円谷スタッフの方が話しておられました)

あと、全く違う話題で恐縮なのですが、昨日フィルムセンターで【フラバラ】を見たとき気づいたのですが、冒頭、土屋嘉男、田島義文の御両名の乗った潜水艦が米軍機に発見される場面でがあります。大プールの俯瞰シーンで捉えたそのカットの画面の左上の隅に錆びた鉄骨の足みたいなものが写ってしまっていますが、あれ何なんでしょうね?




2033 Reply Re:ゴジラサントラBOX 殿様ギドラ Mail 2009/02/16 17:21

『キングコング対ゴジラ』復元版の音声はステレオ音声をミックスダウンしたものだったんですか!
私が最初に入手した復元版はLD初期ロットから*ピーしたもので、復元部分(レンタル用16ミリフィルムを使用)の色補正とサウンドトラックの入れ替えを行っていないものでした。
つまり、チャンピオン祭版の音声がそのままで、復元部分が挿入されると音の連続性(BGMなど)が損なわれていたのです。
しかし、いまとなってはモノラル版の音声を確認できる貴重なものになってしまったんですね。

モノラル版とステレオ版ではごく一部ですが、音響に違いがあります。
はっきりしているのは、クライマックスでコング対ゴジラの戦いを撮影している16ミリカメラの作動音。
ステレオ版ではカメラの作動音はほとんど聞こえませんが、モノラル版では撮影する芝居に合わせて「ビーー」という機械音がつけられていました。

さて、ステレオになって再登場したデジタルマスター版LDのライナーノーツを確認したところ、
カット部分の原版が発見されたとありますので、このときにはオリジナルのネガが発見されたものと思われます。
ただし、音声に関しては現存するステレオ音源を使ってステレオ化したとだけ書かれていて、
4ch音源をミックスダウンしたのかどうかはわかりません。

その後のDVD版ではちゃんとオリジナル4ch音声が収録されているので立体音響版のシネテープが一通り発見されたのだと想像されますが・・。

それでも解せないのはステレオ版LDのライナーノーツには公開時はモノラル音声であったとされていること。
立体音響版は一部劇場でしか上映されなかったからなのでしょうけれど・・・。

私が持っているサントラCDは完全収録伊福部昭特撮映画音楽東宝篇2で、モノラル版です。
モノラル音源の素材テープは残っていたということですよね。
それなのに、モノラルの完成版シネテープはどっか行っちゃったんでしょうか。
なんだかなぁ。

さらに、先頃日本映画専門チャンネルと東宝の共同で行われたゴジラハイビジョン化プロジェクトでは、
『キングコング対ゴジラ』ではチャンピオン祭版しかネガが現存しないので、復元部分はDVD用マスターをアップコンバートして使用したとのこと。
一体どういう事か。
90年代初頭にステレオ版LDを作る際発見されたはずの35ミリ原版はどこへ消えた???

チャンピオン祭で2度上映された『キングコング対ゴジラ』ですが、70年のものと77年のものに違いがあるのかどうか。
私が80年代にオールナイト他でさんざん見た『キングコング対ゴジラ』はたぶん77年のプリントが元になっていると思われますが、
そのバージョンでは東宝マークの前(か、タイトル前)に本編からはカットされたコング対ゴジラのバトルが少し挿入されていたはずです。
しかし、70年に見たバージョンと82年にレンタルした16ミリ短縮版にはそのような挿入カットはなかったような・・・。
(20年以上昔の記憶なのでなんともかんとも・・)


>『太平洋の嵐』
この作品は基本的にモノラル音声ですが、製作当時試験的に一部だけ立体音響を製作したそうです。
そのために音楽にもステレオ録音されたものとモノラルのものが混在するのではないでしょうか。

>『ネッシー』
そういえばそんな企画もあったっけ、と思い出したりして。
あんまりよく覚えていませんでしたが、女王様の横槍でポシャったんですかぁぁぁぁ。
実現していれば何かが変わったかもしれません・・・。

>フラバラの鉄骨
うむぅ、全く気が付いておりませんでした。
この作品ももう長年スクリーンでは見ていないしなぁ。
今回のフィルムセンターの企画上映にもどうも行かずに終わりそうで・・。
でも、先頃自宅のTVモニター(ハイビジョンだけどまだブラウン管)に細かい調整を施しまして、ビデオ映像をほとんどはみ出し無しに表示させることが出来るようになりましたので、
DVDでも確認できるかも、しれ、ない、かな。

2036 Reply Re:ゴジラサントラBOX ルー等級つつ大臣 2009/02/24 13:49

毎度遅ればせながらも・・。
海軍大臣様-「キンゴジ」の全長版は後の雑誌(ゴジラマガジンか?)では原版そのものをカットしたと書かれてましたので当方の情報は多分全長版のコピーかと思ってしまいますm(__)m
(って事はこの時期には既にネガは無く今DVDで見れてるポジの方だった可能性もある・・・。)
後、「キンゴジ」の原版がカットされたのは70年ではなく初めてリバイバルされた1964年からかと思います。
「ネッシー」の企画が没となった時にその全長版のカットしたネガを移動したという意味あいとも取れるというのも否定出来ないのですが・・・。
(カットされたシーンの破片という意味ですが)
ところで「フラバラ」でそのようなアクシデントシーン(?)が写ったってのは初めて聞きましたよ。
多分ですが俯瞰撮影用の照明かカメラの鉄骨では?

ゾンデさん-
「ゴラス」もシネテープなんですよ。
というのもこのステレオ版は海外輸出向けに作成されたもので現存してるとすれば海外にあるとも思います・・・。
(無責任ですが・・。「モスラ」はコロンビア映画社が「キンゴジ」はユニバーサルがそれぞれ海外配給されてますのでステレオ版オリジナルテープを先方に送ってる筈ですのであるとすれば国内では現存は低いです・・・。)
で、このシネテープ版ですがそれまでゴジラ関係のCDで収録を渋ったのは単にモノラルで統一したかったからだと思いますよ。
(以前発売された擬似ステレオレストア版もモノラル音声をレストアする意図であったために音質の統一が取れなくなるからだと。
それにこのバージョン、1991年に再発された完全収録版伊福部音楽全集で初めて収録されて以降は「キンゴジ」サントラのデフォルトとして結構頻繁に収録されてますし渋ったということではないと思います。)

ギドラ氏-
そーなんですよ。
DVDの解説書に書かれてましたけれども何とモノラルの音声自体は現存してなくて
ステレオ版からミックスダウンしたものなんですよ・・・。
ただチャンピオン版の短縮版のモノラルはあるんですけれども。
確かに微妙にではありますが音楽のテンポや演奏が違うざます・・・。
(顕著では第1次対決のBGMがモノラル版とステレオ版とはステレオ版のテンポが熱海城の決闘時のテンポに近いです。)
で、全長版がネガごとカットされた時にそのモノラル版音声もまた同様の運命を辿ってしまったかと・・・。
(BGMとは逆にステレオ版の音声が残されてしまうという悪循環に・・・。)


2037 Reply Re:ゴジラサントラBOX 殿様ギドラ Mail 2009/02/24 15:43

> (顕著では第1次対決のBGMがモノラル版とステレオ版とはステレオ版のテンポが熱海城の決闘時のテンポに近いです。)

やっぱりそうですよね。
モノラル版のほうがアップテンポで多胡部長の芝居からの繋がりが良かったと思います。

すると、国会議事堂前でファロ島の歌を流すところも違ってるんだろうな。
モノラル版では「何ぼさっとしてんだ。お前も叩け」と言われた藤木悠さんが太鼓を叩き出すと、はっきりと藤木さんの太鼓の音が被ってきたはずなのに、ステレオ版ではいまいちはっきりしません。

国内上映ではモノラル版がメインだったので、音響演出もモノラル版のほうにより細かい神経を使ったということなんでしょうか・・。

2040 Reply Re:ゴジラサントラBOX ゾンデ5号 2009/02/24 18:43

「キンゴジ」、モノラル音声が入っておらず変だと思っていましたが、そんな事情があったのですね・・・・。
リアルタイムで観られた方はモノラル版の音声やモノラル版のBGMの方が懐かしいわけですね。
私はビデオ・DVDの復元された全長版キンゴジしか知らないので、キンゴジの音声と言ったら立体音響なんです。
だから、ゴジラ音楽のベスト集に収録されているモノラル音楽には違和感を感じていました。
キンゴジのステレオ音楽を収録しているのは「東宝映画ミュージックファイル」「ゴジラ・ソングブック」「伊福部昭の世界」ぐらいでしょうね。

>ルーさん
アメリカとかにステレオ音楽のマスターテープが残ってる可能性は考えられなくはないですよね。(でも「キンゴジ」は伊福部音楽未使用だそうで・・・)
東宝もフィルムや音楽のマスターテープを海外で捜索すると、完全版が見つかる可能性もあると思いますがどうでしょうね・・・。

話題は変わりますが、「伊福部昭の芸術9」を購入しました。
「ビルマの竪琴」のメインタイトル音楽は、「海底下のゴジラ」とほぼ同じメロディーでちょっと驚きました。(でも両方とも「鎮魂」の意味合いがある音楽ですから同じになるのは自然な流れなんですよね)
また「シンフォニー・タプカーラ第1楽章」の後半で「大坂城物語」のマーチ音楽が登場したのも驚きで、思わず茂兵衛が徳川軍の中を強行突破する場面を思い出してしまいました。
「第2回伊福部昭音楽祭」では、「初代ゴジラ」と「大坂城物語」がオリジナルスコアで演奏されたとのことで、CD発売をしてほしいものですが、何故しないのでしょうか?
第1回音楽祭のCDの売り上げが悪かったのでしょうか。
第2回音楽祭では、ゴジラの足音と鳴き声も再現したということで、早く聴いてみたいものです。


2041 Reply Re:ゴジラサントラBOX 海軍大臣 2009/02/25 12:45

ルー等級つつ大臣様。

そういえば、昔からのファンの方が【キンゴジ】は封切りの翌年辺りにリバイバルで見たとき、既に欠落カットがあったと聞いたことがありました。(これが64年版?)
当時、その方は静岡で観ていると聞いていますが、地方向けの再上映みたいなことをやっていたのでしょうか。
また【キンゴジ】の原版の方は判りませんが、DVDの元になった【日本誕生】の全長版プリントは既に廃棄されたそうです。2005年12月に六本木TOHOでの稲垣浩監督特集時に2時間版が上映されたとき、ロビーに断り書きが刑事されていて、大変ガッカリさせられました。(その後、新文芸座で現存する唯一の長尺版を見ましたが、こちらは劣化が相当進んでいました)
なお【キンゴジ】に関しては私などよりずっと詳しい友人がいて、近く久々に合う予定なので、その辺りを探ってこようと思っています。

ゾンデ5号様。

> 「ビルマの竪琴」のメインタイトル音楽は、「海底下のゴジラ」とほぼ同じメロディーでちょっと驚きました。(でも両方とも「鎮魂」の意味合いがある音楽ですから同じになるのは自然な流れなんですよね

このモチーフは鎮魂であるとか、あるいは不条理に虐げられる人々の静かな怒りを表すときに使われているようです。
映画音楽ではありませんが、合唱頌詩【オホーツクの海】などは圧巻です。まだお聞きになられていないなら、是非お勧めします。
それから、先日フィルムセンターで54年版【ゴジラ】を観たのですが、驚いたことの平和への祈りのコーラスが流れる場面で、一部観客席から啜り泣く声が漏れ聞こえてきました。初ゴジはこれまで何度劇場で観たか覚えていない位観てきましたが、こんなことは初めてだったので、非常におどろきかされました。(フィルムセンターの客層はどちらかと云えば一般のお客さんが多いので、初見の方には感動的だったのかもしれませんね)


2042 Reply Re:訂正 海軍大臣 2009/02/25 12:47

×刑事→○掲示

2017 Reply ゴジラとボンド 殿様ギドラ Mail 2009/01/30 17:31

 先日ぅ、『007/慰めの報酬』を見てきました。
 映画全体の感想はブロンソン倶楽部に書きましたのでそちらを読んでいただくとして、
見ながら思った別のことを書きます。

 007映画のあり方にはゴジラ映画に通じる面が多々あると常々思っていました。
 一本ごとに独立した映画でありながら断絶することはなく一つづきのストーリーとしても見られる連続性があり、
(これは84年以降のゴジラ映画からは失われている)
観念より感覚的な表現に重きを置いた作風などなど。
(007においては男の夢を具体化したようなアクションやメカ、女。ゴジラ映画では大きさ強さ、破壊美、もちろんアクションとメカも)

 ゴジラはこれまでころころと立ち位置を変えていて、初代や二代目の気質を守ってきたわけではなく、それに比べればジェームズ・ボンドはあまり変わらなかったのではないかと思います。
(007は全作みているわけではないので勘違いしているか?ティモシー・ダルトン物はぜんぜん見てないや)
それがダニエル・クレイグのシリーズになって、ボンドの性格もストーリー面もずいぶん変わったようです。
キャラクター性を変えてしまってはボンドじゃない、というのが理に適った考え方ではありますが、
翻って、では、昔ながらのボンドが出てきて映画が成立するだろうか、と思うと、それもちょっとどうかなと思ったりするのです。

 英国諜報部の腕も立つし頭も良く、女にモテモテの色男が悪を倒す、ってどうなのよ、と。
新ボンドの変質は現代人の意識に合わせた変更なのかも、と思ったりしました。

 さて、と。
ではゴジラは?
 変わる必要があるのでしょうか?

 人類は自然現象全てを解明し尽くしたか?
 人類は核兵器を廃絶したか?
 人間に大きな物を見てすごいと思う感覚が無くなったか?
 人間は野生動物の奔放さに憧れを感じなくなったか?

 ほかにもゴジラの中に見て取れる要素はあるでしょうが、ジェームズ・ボンドとは違って人間ではないゴジラの魅力はそう簡単に揺らぐことはないはず。
近年のゴジラ映画ではやたらとゴジラに「目的」を持たせていますが、そんなのはゴジラに人間的な価値観を背負わせることであり、
もともとのゴジラが持っていた魅力をそぐ結果にしかなってません。
(初代ゴジラが人間に復讐心を持っていたなどと書いた文章をどこかで読みましたが、『ゴジラ』をちゃんと見たんでしょうか。劇中のゴジラは怒りはしても、人間への恨みを表現したところはないですよ)
 もう十年も前になりますか、昔のゴジラは出現の目的が判らないからおもしろくないと書いた御仁がいらっしゃいましたが、
そう感じるのは自由だけれど、『ゴジラの逆襲』や『キングコング対ゴジラ』を見れば判るとおり、どこへ行くのかわからないのがゴジラの魅力よ。

というわけで、
 ゴジラを変える必要はない!
   というのが私の考え。 

2019 Reply 弐拾世紀少年 ルー等級つつ大臣 2009/02/02 13:01

先週金曜に特別編がテレビで放映されていたので早速見ました。
見る前の先入観から「またどうせ個人主義的な作品」なんでしょ?って思ってましたがところがそれは大間違いだったざます!!
ケンジの少年時代に考えた「世界制服」のシナリオを忠実に実行する「ともだち」の存在。
(しかも子供時代誰でも考えたり遊んだりした「秘密基地」で考えた思いつきをだ!
そーいえばミーもよく秘密基地で遊んだなあ・・・。)
サンフランシスコ、ロンドン、そして羽田空港・・・。
次々と破壊活動を繰り返ししかもそれをケンジになすりつける辛辣かつ陰険さ。
それに加えて「ともだち」の正体がケンジの幼馴染って事らしい以外は一切謎とされるミステリー・・・。
更にそれらがケンジの身の回りのみならず社会全体に浸透し尚且つそれらがきちんと言及されてる点などはここ数年特撮作品に喪失してしまった「本来の空想科学映画」だと思います。

閑話休題。
ここまで書いた時点で気付いたのですがどことなく「MJ」のリスペクトではないかと思うようになりました。
1、「ともだち」に立ち向かうのが国家公務員でなく民間人でしかも職業がバラバラであること。
(例外はあるが・・・。)
2、その「ともだち」の正体が曖昧でかつ細菌兵器を駆使し世界を破滅に導いてること。
(何だか「Q」の生き残りって気もする・・・。)
3、ビジュアル的に巨大兵器(ここではロボットしかも箱型の)を登場させしかも
展開がテロ襲撃→巨大兵器で破壊をさせてた事。
(ここだけ「戦え!マイティジャック」になってますが・・・。)
それを抜きにしても正攻法のストーリー展開になってるのもいい傾向だと思います。
VFX効果も巨大ロボットのくだりなんかも結構良く出来てましたし国会議事堂爆破の
シークエンスも前後の編集が良いので「爆破」の「実感」が湧きました。
(この辺リメイク版の「日本沈没しちゃったかも・・」も見習って欲しかった・・・。)

ただ羽田空港爆破に関しては余りにも素っ気無く処理されているのでもう少しカットを増やして「爆破襲撃」の演出を丁寧にやって欲しかったなあ・・。

またまた閑話休題。
これに関係あるかないか「戦え!マイティジャック」の初期エピソードもでーぶいでーで見ましたが第2話のアセンダ-戦闘機対コンクルーダーの空中戦は見ごたえありました。
(佐川監督作品というのもありましたがやはりメカ演出は佐川さんは巧い!)
で、思ったよりも良かったというのが感想でありました。
徹底的に「アクション」に徹し余計な描写が無かったので見やすかったというのも
ありますがきちんと「特撮映画のドラマ」となっていたからです。
これは近年では人間ドラマにこだわり過ぎて肝心の「特撮描写」がおろそかになってることでとんでもない災害になってるにも関わらず映像であっさり描写されてる為に説得力が映像に感じられない事。
(これは結局特撮作品の最大の見せ場が特撮そのものであるにも関わらず人間ドラマに拘って特撮描写が手抜きになってる事です。)
「戦え!」ではそれがないので実に本編と特撮の違和感が無く面白く見れます。
(だからといって人間ドラマをおろそかにしていいって訳では無い!要は人間ドラマ以上に特撮描写も丁寧かつ丹念にしなければならないって意味です。)
まさかゴジラが実際に出現して暴れてるってのに個人のトラブルで喧嘩や言い争いなんてしてる暇なんてないでしょうに・・・。
リアルにするなら「まず逃げろ!」でしょう・・・。
そういった視点が近年の作品には欠如してるんですよ・・・。
ドラマ性があっさりし過ぎてるってのがあったと「MJ」(オリジナル、「戦え!」も)では言われてましたけれど
とんでもない!!
きちんと特撮場面がドラマのクライマックスに据えていたではありませんか!
(これが「怪奇」だと人間ドラマは充実してましたが特撮が良い作品もありますが
余りにも手抜きでは?ってのも多かった・・・というか少なすぎなのも多かった・・。第2話と飯島作品、それに実相寺作品の「呪いの壷」がベストだと今のミーには思った。)
今回DVDで再見してそれらが間違いであることに気付きました。
関係ない話にもなってしまいましたが今回「弐拾世紀少年」「戦え!MJ」を見て
特撮作品のドラマ性って何だろ?って思ったので書いた次第です。




2022 Reply Re:弐拾世紀少年 殿様ギドラ Mail 2009/02/05 17:04

遅レスですんません。

TV放送用の第一章をご覧になったのですね。
どーです、おもしろかったでしょう?

是非劇場用の第一章もご覧下さい。
TV用より尺が長い分、より細かい伏線が張られています。
とはいえ、あのTV用もなかなか価値がありました。
劇場版では割愛されていた子供時代のエピソードが補足されていて、「ああ、そんなことがあったのか」と改めて納得する部分がありました。

ただ、以前第一章公開当時にも書いたことですが、劇場版も第一章はストーリーの流れがあまりスムースではなく、
長い長い物語のダイジェスト的な印象がありまして、その部分はTV用と同じようなノリになってます。

クライマックスの巨大ロボもTV用だとダイジェスト化した演出だったのであれで充分なんですが、
劇場版ではもっと尺を使って丁寧に見せようとしているだけに、
ううーーん、スペクタクル感が足りないなぁ、と思っちゃうかも知れません。
(もっと、さまざまなシチュエーションで巨大ロボを目にした人々のリアクションを入れるべきだと思ったし、あれが動くことで起こる破壊の見せ方が物足りない・・)

劇場公開中の第2章も観て欲しいですよーー。

そして、『20世紀少年』からは少し離れることで、特撮作品のドラマ性について。
ルー等級つつ大臣さんのおっしゃることは私にもよくわかります。

要は、特撮を使った映画と特撮映画は違う、ということですよね。
人間の芝居を含めたドラマ性が特撮シーンでピークに達するのが特撮映画。
そうではなく、ドラマ性のピークが俳優による感情表現にありながら、シーンによっては支援的に特撮を使ったものは一般映画における特撮使用です。
しかし、どうもこのごろのヲタク系特撮作品は何を気取っているのか、登場人物の感情表現にピークを持っていくものが多いのではないでしょうか?
どんなに派手な特撮を使っていても、劇全体の絶頂が特撮シーンにないのでは特撮美を堪能する映画にはならないです。


2025 Reply Re:弐拾世紀少年 ルー等級つつ大臣 2009/02/06 13:20

> 要は、特撮を使った映画と特撮映画は違う、ということですよね。
そうなんですよ。
特撮作品ではどうあっても特撮シーンこそテーマであり最終的なドラマのクライマックスを支える存在であるべきなんですよ。
これは「恋愛もの」で恋愛シーンはそのジャンルにとっては最も重要なテーマであるのと同じことなんですよ。
(これで彼氏彼女との恋愛シーンがなくただ屁理屈で終わってたら恋愛ものとして観に来た人は激怒するでしょう・・・。)
やはり特撮作品にとっては特撮シーンに力を入れるべきです。
(いうまでもなく人間ドラマがおろそかにしてはいいって訳ではありません。)
閑話休題その1
「20世紀少年」の劇場版ではロボットのシークエンスがもっと丁寧だったんざますか!?
それならばじっくりとでーぶいでーで観なければ・・・。
原作もちらっと見ましたが結構長大で見ごたえがあるだけにダイジェストになってしまうのもやむを得ないか・・・。
それでも放映版とはまた違うって事で興味が湧きます・・。
(「2」も・・・。)


閑話休題その2
ゾンテさんの前レスにて東宝ミュージックで発売されてるゴジラミュージックコレクションの話がありますがあの東宝レコードで最初に出された「ゴジラ」はオリジナル、私持っております。
(しっかりと解説書のシリーズリストで日米合作版「ゴジラ」が昭和53年に公開されると書かれておりますが実はこれ後の「84ゴジラ」だったのです・・・。
当初は合作の予定だったのが東宝の方針で国内限定にし脚本を若干手直ししたのがあれだったとは・・・。
関沢新一氏の脚本作品「ゴジラ対アスカ要塞」も候補に入っておりましたがあっさりと没に・・・・。)
で、「キンゴジ」のステレオ版がシネテープしか無い件ですが多分このステレオ版は編集作業用前提で録音されてて編集が終わった際に廃棄されてしまったものではないか?と推測します。
(私も伊福部映画音楽全集のエキストラ版で持っておりこの2枚組CDでは基本的に編集用と保存用の2種類があり作品によっては片方しか現存しないと書かれてますから・・・。)
運が悪いか「キンゴジ」の場合、ステレオ版の保存メディアが技術的な限界からか存在せずモノラルしか無かったためにこうなってしまったのではないか?と思ってます。
(「モスラ」のステレオ版サントラも所有してますがこれもまた編集済のものでこれまたシネテープからの抜粋だと思います)
それにしても東宝ミュージック版の音質がそこまで向上してたとは持っていないので興味深いです・・・・。



2020 Reply 速報 海軍大臣 2009/02/03 18:05

NHKBSで近日放送の「日めくりタイムトラベル」の昭和30年特集にて【ゴジラの逆襲】が取り上げられるそうです。
詳細は不明ながら関係者(中島春雄さん他)へのインタビューもあるとのこと。
第一作ばかりが注目されがちな向きがありますので【逆襲】がフィーチャーされるのは珍しいと思います。
以上、取り急ぎ御報告まで。

2023 Reply Re:速報 殿様ギドラ Mail 2009/02/05 17:06

おおーっと、ありがたい情報に感謝です。

というわけで調べてみましたら、
2月21日(土曜)20時から23時にNHK BS2で放送される予定でした。
『ゴジラの逆襲』をどんな切り口で紹介するのか興味津々です。
本多猪四郎作品ではなく、伊福部音楽でもないためにあまり取り上げられることのない映画ではありますよね。
いや、正直、私自身もそんなに高い評価はしていないゴジラ映画なんですが、
怪獣映画のあり方を考える材料に溢れた作品ですし、特殊技術面では素晴らしいところも多い作品だと思ってます。

衛星放送をご覧になれるみなさんは是非見ましょう!

2038 Reply Re:速報 殿様ギドラ Mail 2009/02/24 15:58


『ゴジラの逆襲』のパートだけ見ました。

もっとこってり紹介するのかと思いきや、放送時間は10分ちょっとだったかな。

それでも、そんなに悪くない内容でした。
製作当時の新聞記事や円谷英二監督のコメントが紹介されて、時代の空気を伝えようとしてましたし、全体の印象として怪獣対決物は必要なことだったように受け取れる構成になってました。
(古くさい怪獣映画観だと対決物はお子様向けと断じることが多いですから)

それに、ゴジラそのものも水爆実験の放射能を浴びて眠りから覚めた、といいう説明の仕方をしていて、重箱の隅をつつけば突っ込みどころはないことはないけれど、
放射線で恐竜が変異した、なーんて言わなかったのが大変結構でありました。
それから『ゴジラ』のラストでゴジラは影も形もなくなってしまったと正しい解説をしてくれました。(骨になったんじゃないのよ)

まあ、『ゴジラ』の続編を作るに当たって、別にあの最後の山根博士の名ゼリフがなくても、劇中の山根説によれば複数のゴジラがいて当たり前なのですから、再びゴジラを登場させるのはさほど難しい問題ではなかったんじゃないでしょうか。
ゴジラよりむしろ、アンギラス登場の伏線として『ゴジラ』での「世界のどこかにゴジラの同類が現れるかも知れない」は効いているでしょう。

2039 Reply Re:速報 ゾンデ5号 2009/02/24 18:23

私も見ました。
感想に関してはギドラさんと同じです。
ちゃーんとした取材で、効果音を担当した三縄一郎氏のインタビューもあって感心しました。(何より三縄氏のご健在が見れて安心しました)
ゴジラも恐竜の突然変異だなんて言われずに「水爆実験で目覚めた」という説明なのも感心。
満点は付けても良いと思います。

話題は変わりますが「ゴジラの逆襲」の音楽、サントラBOXを買って、高音質になって聴くことが出来たわけですが、音楽の雰囲気は伊福部先生とはまるで違い、ゴジラとアンギラスの対決時の音楽は低音のメロディーで全体的に抑えている印象があります。(口ずさめるような音楽は3曲ぐらいしか無いです)
初代ゴジラは伊福部先生の音楽が世紀末的な雰囲気を醸し出していましたおり、抜群の効果でしたが、「逆襲」は別の意味で異様な雰囲気を醸し出しています。
旋律がはっきりしないので、独特の混沌感があるんですよね。
別の意味で「もう人間ではどうしようも無い事態になっている」という雰囲気が出ていると思います。

「ゴジラの逆襲」は、個人的には結構好きな部類に入る作品ですが、こんな形で取り上げられて非常に嬉しいです。

2024 Reply 20世紀少年第2章最後の希望 殿様ギドラ Mail 2009/02/05 17:08

子供の頃は正義感に燃えるもの。
それはヒーロードラマの影響かもしれないし、理屈に目覚めた幼い心が物事に筋を通すことにこだわるからなのかもしれません。

「いいもんか悪もんか」

これも「20世紀少年」のひとつのテーマなのでしょうか。

というわけで、『20世紀少年第2章最後の希望』を見ました。

おもしろいですねー。
第1章とは違ってドラマの流れに連続性があり、やはり本筋は第2章からなのだな、と思いました。
しかし、登場しないケンジの影があちこちに感じられて、第1章を見た者にはある種の喪失感を感じさせることに成功しています。

ストーリーはバラしませんけれど、かなり冒険的な構成になっています。
1章で提示された謎はほとんど解けず、いや、一層謎は深まるばかり。
三部構成なら通常は第二部で全体の構図を明らかにして最終部では大団円に向けて複雑なことをやらずに突っ走るのが常道ではないかと。
ところがこの作品では第2章を終えても、状況は第1章とさほど変わっていないのです。

「ともだち」とは誰だ、で興味を引っ張っていくストーリーですが、おそらくそれは主題ではないです。

さらに、第2章においても、ともだち教が何を以て人心を捉えるのかはぼかされたままです。
ここにも主題はないらしい。
描き方から感じたのは、ともだちによる支配というのは、現実の我々が自分ではどうすることもできない経済や政治の変化に翻弄されつつ生活しているのと同じことではないか、ということ。
問題は、「ある状況」の中でどう生きるかということ。

社会学的SFであれば、ともだちによる支配にアイディアを費やすべきところですが、それをやろうとはしていないわけです。
そこに不満を覚えて作品全体を否定してしまう方もいそうですが、それもひとつの評価として認めざるを得ないか・・。

まだ封切ったばかりなのであんまり細かいことは書かないようにします。
内容面から、70年代初頭に子供時代を過ごしたオヤジにジャストミートの作品だと思われたのですが、
私が見た劇場では子供の観客が圧倒的に多かったです。
そして終映後、「おれもよげんの書を書こうかなー」という小学生ぐらいの子供の声。
やはり、子供のメンタリティをうまく描いた作品でもあったようです。

それから、ゴジラファンとして注目すべきシーンがあります。
ゴジラ映画がどんなイメージで使われるか、また、ゴジラがどんなイメージで語られるか。
登場人物の世代を絡めて考えるとなかなか興味深いシナリオになっています。

と、今回はこれぐらいで、と。

2027 Reply 本多猪四郎オフィシャルサイトに 殿様ギドラ Mail 2009/02/09 17:01

メッセージコーナーに切通理作さんの「無冠の巨匠 本多猪四郎」第三回がアップされています。(第四回もリンクは出来ているけれどまだ中身はないみたい)

この第三回は本多監督の奥様が語ったお話が中心になっているので、極めて一次資料に近い内容だと思います。

(別スレの話で恐縮ですが、日本の映画会社はフィルムや素材の管理がどうにもいい加減で困りますよね。そりゃ、保存するにもお金がかかるのでしょうけれど、廃棄か保存かの基準がなんか変。全長版のマスターネガが紛失、なんてシャレになりませんし、ステレオ音源がなくなってるのもおかしな話です。磁気テープに収録しているのであれば、モノラルでもステレオでも保存条件は同じダス)

2030 Reply 人間というのは弱いものだ・・ ゾンデ5号 2009/02/14 20:59

久々に「初代ゴジラ」を宝田明氏のオーディオコメンタリー音声で見返してみました。

散々言われていることでしょうが、見れば見るほどの傑作です。
また巷の「『ゴジラ』は反核・反戦映画である」なんていう見方から離れて観るとますます面白いです。
「ゴジラ」が批判しているのは核兵器開発ではなくて人類の科学に対するあり方であって、もっとスケールが広いのですよ。
何でこういう浅はかな評価がファンに定着してしまったのでしょうか。

初代ゴジラを見たのは小学5年の時でしたが、物凄い衝撃を受けたことを覚えています。
そしてゴジラが東京を蹂躙する時の音楽(本来の「ゴジラのテーマ」の原形)が忘れられず、「ラドン」とカップリングされたサントラを買ってしまいました。(ちなみにモノラルではなく疑似ステレオでありました)
BGMトラック音声にして「平和への祈り」のコーラス場面や、ラストのゴジラの最期を見ると涙が出そうになります。
思えばあの音楽で東京蹂躙の場面が、世紀末的雰囲気になっているのですよね。

それから、香山滋先生の「ゴジラ 東京に現る」「ゴジラ 大阪編」「獣人雪男」が収められた、ちくま文庫出版の本を持っているのですが、その本の香山滋先生のエッセーを読んだ後に初代ゴジラを観ると、初代ゴジラが「核兵器の象徴」というよりは「海底から上陸してきた得体の知れない原始怪獣(「原子怪獣」ではなく)」に見えます。
初代ゴジラはモノクロ画面の効果も手伝って独特の神秘的な雰囲気がある様に感じます。
で、初代ゴジラは愛嬌が無いなんて言われますが、結構「可愛い」と思える場面もありますよね。
遊覧船の前に姿を現したと思ったら何もせずに海に潜っていく所とか、海底で首を伸ばして休んでいる姿、尾形たちがゴジラを誘導するための光に反応して何だろうと思って歩いてくる所なんか非常に可愛いです。
特に光に反応して近づいてくるゴジラの表情、2秒ぐらいしか映りませんが、可愛くてたまりません。(だからこそ殺されてしまうゴジラに同情しちゃうんですよね)
公開当時「何でゴジラを殺したんだ」なんて苦情もあったそうで、当時の観客がゴジラに親近感を抱いていたのは間違いないと思います。

こうして見ると、初代ゴジラはまだ多面的な評価はされてないのですねぇ。

2034 Reply Re:人間というのは弱いものだ・・ 殿様ギドラ Mail 2009/02/16 17:40

> 「ゴジラ」が批判しているのは核兵器開発ではなくて人類の科学に対するあり方であって、もっとスケールが広いのですよ。

そう!その通り!
反核の要素も反戦の要素もあるけれど、シナリオが目指したのはもっと根本的な話です。

> 何でこういう浅はかな評価がファンに定着してしまったのでしょうか。

それは、作品そのものに繰り返し接することをせず、誰かが唱えたことを基にして記憶を頼りに自分の意見を作っちゃう人が多いからでしょう。
ゴジラ論の本でも原稿を書く前に作品をちゃんと見直していないだろうと思われる「論文」があったりしますから・・。
(『三大怪獣~』のラストが怪獣たちが海にドボンだと書いてある本もあったっけ)

> 公開当時「何でゴジラを殺したんだ」なんて苦情もあったそうで、当時の観客がゴジラに親近感を抱いていたのは間違いないと思います。

素直に作品に接すればそうなるのは当たり前だと思うんですよ。
私が最初に『ゴジラ』を見たのは、4歳ぐらいだったと思うんですが、
やはりゴジラが死んでしまうのが残念だったのをはっきり覚えています。
それが、80年代のゴジラ論のせいで、恐怖のゴジラ、悪のゴジラが正しいと刷り込まれた人が増えちゃったんですね。

ゴジラ出現は大災害ですから、社会の反応としてはゴジラ退治に乗り出すのは正しいですし、ゴジラ被害にあった人物がゴジラを怖がったり、憎んだりするのは当然の反応でしょう。
でも、ゴジラは邪(よこしま)ではないし、残忍でもない。
動物ゴジラをどう見るかは観客それぞれの気質次第かもしれないけれど、
ゴジラを禍々しいものとしか捉えちゃいけないというような意見は狭量ですね。

2035 Reply 一応告知 殿様ギドラ Mail 2009/02/18 14:49

皆様ご存じのことと思いますが、
NHK総合の深夜番組「テレ遊びパフォー!」(このネーミングセンスがちと寒いね)にてみうらじゅん氏主導の怪獣ドラマが放送されます。

2月24日深夜0時10分~1時2分(予定)とのこと。

番組サイトである程度の内容はわかるので、さほど期待できるものではなさそうです。
それでも、ま、TV特撮の怪獣物なので要チェックかと思います。
いや、一歩進んで、良くても悪くてもなんらかの意見を出しておけば今後の「怪獣」を向上させる礎になるんではないかと・・。(大袈裟か)

地デジならハイビジョン放送らしいっすよ。

2043 Reply フィギア王 ゾンデ5号 2009/02/25 16:51

雑誌「フィギア王」にゴジラの特集が組まれています。
中島春雄氏、梶田興二氏、開米栄三氏、土屋嘉男氏、水野久美氏など豪華インタビューもあるので買って損はありません。
その中に富山省吾プロデューサーのインタビューもありました。
ゴジラ復活の意図はあるそうで、2013年を目途にしているそうです。
しかし「それはまずいのでは・・・」と思うことも仰られておりまして、挙げてみますと
「過去にゴジラが出現したことがない世界」
「怪獣対決ものにはしない」
「監督は世界中の監督が候補」
など・・・・。
富山プロデューサーはゴジラに対しては愛はあるとは思います。
でも、本多監督・円谷監督・伊福部先生・関沢先生・馬渕先生などの「オリジナル」のスタッフの作品の精神性の理解が薄いのではないでしょうか…。
しかし「キングコング」も日本ではあまりヒットしなかったそうですから、日本では怪獣映画はオタクが好むものと認知されてきているのではないでしょうか・・。
まぁ元凶は平成ガメラやミレニアム以降のゴジラなんでしょうけど・・・。
ただ「全ての映画ファンを対象にしたい」と言っていたので、オタク臭い映画にはならないで、「キンゴジ」「モスゴジ」「三大怪獣」を彷彿させる「大娯楽映画」にしてほしいものです。

ただ一つ感心したのが、雑誌の中のゴジラの説明が「恐竜時代に生息していた海生爬虫類から陸上獣類に進化する過程の生物が、水爆のエネルギーを蓄積して現れた」というものになっていたのには感心。(10年くらい前までは突然変異という記述が多かったですから)
ギドラさんの主張が浸透してきているのでしょうか。

他にも書きたいことはありますが、それはまた後日。

2044 Reply Re:フィギア王 ゾンデ5号 2009/02/25 16:54

訂正
開米栄三氏→入江義夫氏

大変失礼致しました。


2046 Reply Re:フィギア王 殿様ギドラ Mail 2009/02/25 17:40

フィギュア、模型関係の雑誌のほうが特撮情報豊富だったりするんですよね。
よーし、「フィギア王」、要チェックですね。

んー、それにしても富P、やっぱりそんなことをおしゃってますか・・。

> ギドラさんの主張が浸透してきているのでしょうか。

それなら嬉しいです。
私の主張でなくても、正しい情報が浸透するのは良いことだ!
DVDなどで簡単に作品の見直しが出来るようになったことも幸いしているのでしょう。

2051 Reply Re:フィギア王 殿様ギドラ Mail 2009/03/04 16:48

フィギュア王最新号、買いました。

ゴジラがらみの記事は一通り読みました。
所感はまた後日書きます。

2062 Reply Re:フィギア王 殿様ギドラ Mail 2009/03/06 17:07

 というわけで雑誌フィギュア王のゴジラ特集について。

 ゴジラシリーズの区切りごとに関係者インタビューを載せるという構成がなかなかナイスでした。
各時代の関係者が語るゴジラ観を並べていくと平成VS時代にゴジラ像がブレ始めているのがわかります。

 昭和時代の関係者が語るゴジラ観には「感情移入」という言葉が何度も出てきます。
(ゴジラ特集からは外れている記事にはなりますが、第一作公開当時の観客としての松本零士さんの初代ゴジラ観も参照のこと)
 平成VSになると「破壊神」という言葉が出てきて、「父親像」が怪獣への憧れと繋がるんじゃないかとの解釈が出てきます。
このあたりからゴジラになにやら厳めしさを求める風潮が出てきたのだろうと思われます。それでも父親像と繋がるのであれば、
まだ親しみを感じる存在とは言えるでしょう。

 ところが、ミレニアムゴジラの関係者となると、「破壊」という言葉しか出てこない。
ゴジラに破壊しか求めていないように受け取れる・・。

 よくゴジラ像は十人十色と言って「逃げ」をかます人がいますが、もともとゴジラは一種類しかなかったわけで、
そのゴジラをまるごと受け止めていれば何種類ものゴジラが出てくるはずがありません。ゴジラ像が人によって違うのではなく、
ゴジラのどこを、何を好きになるかが十人十色なのです。問題は自分が好きな部分だけがゴジラであると考える人がいること。
 私はミレニアムシリーズのスタッフが言う破壊するゴジラもゴジラだと思いますよ。けれども、昭和のスタッフ・関係者・観客のみなさんがおっしゃる、「哀愁」「孤独」「かわいそう」「怖くない」のもゴジラだと思っています。もちろん、怖い瞬間があるのもゴジラ。
ゴジラの多面性を全部描いてくれないと本物のゴジラにはなりません。

 ミレニアムゴジラの中でも鈴木健二監督の演出によるゴジラにはどことなく愛敬がありましたが、鈴木監督はゴジラマニアではないそうで、おそらく「ゴジラ論」の影響下になかったために、
ゴジラ云々を抜かした映画演出を施したところ偶然昭和のゴジラに似た面が出てきたのではないかと考えました。
(でも鈴木監督はゴジラにこだわりがない分、放射火焔の色を変えちゃったりするので再登板は望まないっす)

 さてそこで富山省吾さんのインタビュー。いやー、困りましたね。あくまでも富山さんの個人的な考えという但し書きがつくものの、次にゴジラ映画を作るとしたらという一問一答が・・・。
賛成出来る点もあるけれど、ゴジラ像としてはなんとも賛成できかねることばかり。
 ゴジラは人類の敵で過去にゴジラが出現していない世界(『ゴジラ』のストーリーはなかった世界)を舞台にしたいとおっしゃる。
 現行のスタッフがゴジラに破壊させることしか考えていなくて、富山さんの考えがそういうことだと、次に作られるゴジラ映画は1984年のマリリン、じゃない、マリオン、じゃなくて、1984の悪夢が再現されるだけじゃないでしょうか。

 そんなに元祖ゴジラから逃げたいんでしょうか。ゴジラは人間の敵でも味方でもないという発想が出来ないのはどうしてなんでしょう。シリーズものなのに、過去との断絶ばかりやっていては連続性が失われてブランド力が無くなりますよ。
元祖ゴジラとは関係ない世界で人間と怪獣の戦いに的を絞った映画を作るなら、新怪獣でやるべきでしょう。そして、もしその怪獣に人気が出たなら、ゴジラと共演させればいいのに。

 それからヒットメーカーとされる日本の監督が複数、ゴジラをやりたいと名乗りを上げているという話も。
深いため息が出ます。ヒット作があると言っても、スペクタクルのセンスがあるとは限りませんから・・。(三丁目のY氏とか。「続」の冒頭にゴジラモドキが出てきますが、あれで喜んじゃダメよ)

2045 Reply Re:ゴジラサントラBOX(2041番投稿の続き) 殿様ギドラ Mail 2009/02/25 17:36

すっかりスレッドが長くなってしまったので、ゴジラサントラBOXスレのつづきとして新スレを立てました。

>ゾンデ5号さん

第二回伊福部昭音楽祭がなぜCD化されないのか・・・。
私も残念です。
交響詩「聖なる泉」とされている曲は、歌曲「聖なる泉」を含んだ『ゴジラvsモスラ』を音楽で再構成したような内容で、
大変充実した物でしたし、『大坂城物語』や『ゴジラ』もサントラCDで聴くのとはまるで違う印象でした。
古い磁気テープをデジタルレストアしたものと生演奏ではクオリティがぜんぜん違うのです。
コンサートに行けなかった方々にも是非聴いて頂きたいと思うのですが・・。

第一回は日本フィルハーモニー交響楽団の演奏でしたが、第二回は各地のオーケストラから音楽祭のために集まった演奏家による伊福部昭記念オーケストラによる演奏だったので、
CD化のためにはいろいろ契約上の問題があるんじゃないかと推察しています。(あくまでも私の想像)

>海軍大臣さん

えええええええええええええええ!!!!
DVD製作に使った『日本誕生』全長版マスターポジは廃棄されてしまったのですかっっっ!!!!
なんということをするんだ、東宝は!
ハイビジョン時代が迫っていたのは、DVD製作当時にわかっていたでしょうに。
いや、ソフト化だけの問題ではなく、全長版をちゃんとした形で保存するには見つかったマスターポジを大事にするしかなかったのではないですか。
ちょっと、ショックが大きいです。
廃棄するぐらいならフィルムセンターかどこかに寄付すれば良かったのに。

2048 Reply Re:ゴジラサントラBOX(2041番投稿の続き) ゾンデ5号 2009/02/26 06:56

>ギドラさん
> 第二回伊福部昭音楽祭がなぜCD化されないのか・・・。
> 私も残念です。
>
> 第一回は日本フィルハーモニー交響楽団の演奏でしたが、第二回は各地のオーケストラから音楽祭のために集まった演奏家による伊福部昭記念オーケストラによる演奏だったので、
> CD化のためにはいろいろ契約上の問題があるんじゃないかと推察しています。(あくまでも私の想像)

そうですかぁ・・・。
そこに問題があるとしたら早く解決してほしいものです。
伊福部先生の存在を忘れないためにも、CD化は必要ではないでしょうか。
どこかで問い合わせることが出来れば良いのですが・・・・。
個人的には「初代ゴジラ」「大坂城物語」の他にも、「コタンの口笛」のメインタイトルが、男性の生(!)の口笛で演奏されたそうで、それも「非常に聴きたいです。

>海軍大臣さん

何で東宝はそんな愚かなことをするのでしょうか。
私の大好きな作品であるし、稲垣浩監督に出会った初めての作品でもあるだけに、思い入れが非常にある作品であるので物凄い怒りを感じます。
東宝映画1000本を記念して作った記念碑的な作品であるし、円谷特撮も最高のレベル、脚本も様々なテーマを一つにまとめ上げたという傑作なのに・・・。
折角全長版が発見できたというのに、その神経が理解できません。
DVDの画質は全体的に鮮やかさが無く、ハイビジョン化されたらかなり印象が変わると思っていましたが、これではもう永久に不可能になってしまいましたね・・。
もう、「ふざけんじゃねぇ!」としか言いようが無いです。


2047 Reply ゲハラ 殿様ギドラ Mail 2009/02/25 17:57

というわけで、NHKの企画物、「長髪大怪獣ゲハラ」を見ました。

なんだかなぁ。
基本線は「ギララの逆襲」と同じですね。
どうしてあの世代(みうらじゅん氏)は怪獣ものを己のノスタルジーに閉じこめようとするんでしょうね。

昔の特撮映画からの「引用」で喜べたのはせいぜい20年前までですよ。
(「6000円の男」公開が一つの区切りね。なんつって)

結局「ゲハラ」はたった15分しかなくて、見たところシナリオを大幅にカットしているようなので、みうらじゅん氏が何を見せたかったのかはわかりません。
そして、予告篇みたいな短縮ぶりなのでドラマ性もへったくれもありません。
特撮シーンの出来不出来だって、まともな劇の積み重ねがないので評価のしようがありません。
特撮カットの出来は、まあ、つまりは平成ガメラでしょ、と。

田口監督の力量を計るとすれば、15分間でも盛り上がりを作れたかどうか、ということになりますが、
最初、船を襲い、つづいて断崖のカップルを襲うゲハラが社会に認知される瞬間を盛り上げることが出来ていません。
なんだかなし崩し的に怪獣ゲハラの存在を社会が認めてしまっている。
これでは怪獣出現のカタルシスはない。
大勢の人間(社会)の目の前に怪獣が現れる瞬間にドラマを作って欲しかった。
同じように、全身毛だらけのゲハラが頭部だけ禿げているという設定もまったく劇的展開になってません。
おそらくみうらさんはそこに笑いの要素を作りたかったのでは?
神社のくだりも消化不良で、全カットしても問題なしだし。(主役?の新聞記者、いらないよ)

挙げ句の果てにエンディングに続編の予告篇をつけるという有様。
よくあるんですよ、素人映画に。
思い描いた作品を作るほどの才能、人脈、予算がないために予告篇の形で概略を作ってよしとしているものが。
その予告篇の内容がまた、「ギララの逆襲」を彷彿とさせるものだし。

とまあ、第一印象としてこんな感じで。

2049 Reply Re:ゲハラ ルー等級つつ大臣 2009/02/27 21:12

という事で私も見ましたけれど確かに「なんだかなあ・・・」って出来で別に「可も不可も無い」出来栄えの特撮シーンは別に悪くはないのですが「何処かで観たシーン」の羅列でしか無いのはやはり特撮シーンを「一つのドラマ」として据えず「刺激」のみで済ませてしまったので唐突な印象しか残らなかったざますね・・・。
ストーリーもまたゲハラがどことなく妖怪的で「生物」としての怪獣を感じさせず
下水道に氾濫した髪の毛の怨念かと思いきゃ神社でバランよろしく獣神として祭り上げてる始末・・・。
しかもゲハラ出現としての伏線が皆無に等しい為に折角の特撮シーンが台無しだし挙句は最後にUFOまで出る始末・・・・。
一体何が言いたいのだろうか?それらの意味合いは何処へ?
出すなら出すできちんと丁寧に「物語」を紡いで欲しい・・・。
ノスタルジー的な展開は今皆無だし怪獣映画のスタンダードを目的にしてるって事は理解出来ますが本多、円谷コンビの作品群はここまでいい加減でしたか?
そうじゃないでしょうに・・・。
(ここではストーリーの旧態依然さは目をつぶって・・・・)
「恐怖の象徴である怪獣が街を襲う」というコンセプトであるならばやはり伏線をきちんと張り丁寧な演出をして欲しかったざます・・・。

さてさてここでは関係ない話ですが「日本誕生」のDVD素材の完全版フィルムが廃棄されたって!?
東宝はまた「キンゴジ」の悪夢を繰り返すのか!?
はっきり言ってアホだ・・・・・。
ここまで自らの財産を粗末にするとは(少なくとも)東宝には未来など無いざますね・・・。
(ここまで東宝が否、日本映画がまがりなりとも復興したのは円谷英二氏の創り上げた特撮映画とそれを支えた特撮ファンなんだぞ!!)

2050 Reply Re:ゲハラ KJ 2009/03/01 22:08

お久しぶりです。

私も観ました。

あくまでパロディ企画、と言う事でしたら、まあ許せます。

しかし、仰るとおり、「ただのノスタルジィ」でもって笑って観る以外は
「何も」ない企画したね。

そしてその楽しみ方も、既に10~20年以上前で終わっている筈。

正直、何で今更?? と思いましたね。

あれをもって、馬鹿なみうらじゅん他のスタッフが「怪獣映画は日本の
文化だっ!」と言っているのであれば、以前GFWで散々書かせて
頂いた様に、こういった風潮(捉え方)が、日本の怪獣映画を衰退させた
元凶に他なりません。

正直、ウンザリしてしまいました。


2052 Reply Re:ゲハラ 殿様ギドラ Mail 2009/03/04 16:55

ルー等級つつ大臣さん、KJさん(お久しぶりです!)投稿ありがとうございます。

意見をさらに深めるためにもう一度見てみました。(15分しかないので助かる)

そこで気が付いたこと。
私が「ゲハラ」を見てイラっとするのは、特撮ファンが同好の士のみに向けて内輪ネタを披露していることに一因があります。
ストーリーや演出が上手くできていたとしてもそれは払拭できない。

全体から醸し出される雰囲気は、ある特定のグループでしか通用しない「符丁」を並べ立てて作り手と受け手が互いに顔を見合わせてニヤニヤしている様子です。
ものすごく「キモイ」。

特撮ファンの集会かなにかで上映するためのイベント作品ならそれでもいいでしょう。
けれども、深夜番組とはいえ全国放送のTV番組向けにそれをやってしまうバランス感覚のなさに苛立ちます。
怪獣・特撮マニアではない人にも訴求する内容を持っていなければ電波の無駄遣いですよ。
さらにこの時期にやるなら、怪獣映画の魅力を世間に広めるような内容にしてほしかったですね。
あれでは、ますます怪獣物はバカにされるばかり。
怪獣ファンとまではいかなくても日本人なら怪獣映画・TVは見たことがあるでしょう。
そんな人たちにとっては、どこかで見たことのあるような映像の羅列に、マニアだけが知っていそうな意味ありげなセリフや芝居が絡んでいて、
「ああ、怪獣マニアって古い物にしがみついているだけなのね」と再確認するだけじゃないでしょうか?

確かに私自身、黄金期の特撮映画に立ち返れ、と言い続けてきました。
しかしそれは、精神を引き継げということであり、表面的な物真似をしろということではありません。

何度も言いますが、人類が戦争も病気も環境汚染も克服していない現状、そして人間に大きな物や野性への憧れがある限り「怪獣」という物語装置は有効なのです。
ノスタルジーにまみれた下手くそなパロディという形でなくても充分怪獣映画は作れます。

怪獣ファンがそういう気概を持たずにどうするのですか。

怪獣映画が再び勃興して人気を博するようになったなら、「ゲハラ」のようなお遊び作品を作ればよろしい。

さ、ら、に。

「ゲハラ」を見てイラっとするのは、本多・円谷コンビの演出をぜんぜん真似できていないことにもあります。
セリフやシチュエーション、メカデザインに似たようなものを持ち込んでいるのはわかります。
けれども見せ方、芝居がぜんぜん違う。
(佐野史郎氏の博士。なんじゃありゃ。本多作品にあんな科学者は出てこない。ひょっとして千田是也の真似のつもり?)
結局、みうらじゅん氏と田口監督の感覚がずれすぎていたのではないでしょうか?
おそらく田口監督には本多・円谷コンビに対するこだわりはない。(それを言うと、樋口真嗣氏にもそのこだわりはないよね)
「ゲハラ」を「コテコテの昭和テイスト怪獣映画」とおっしゃっているが、昭和テイストのなんたるかはわかっていないでしょう。
ただそれだけに新たな試みが含まれていた点は評価します。
(ジェット機のスピードを表現した1カットは大変結構でした)

「ゲハラ」そのものから離れて、作品の成立背景を考えれば、若い方が怪獣企画に参加しようという意欲を示してくれたことは嬉しいです。
そんな若者たちに言いたい。

映画を好きになって下さい。
たくさんの映画を見て、たくさん考えてください。
怪獣や特撮だけでなく映画全般の価値や面白さを考えていくことによって、1950年代から1960年代までの特撮映画の凄みが判ってくるはずです。
そして本多・円谷時代の特撮映画に欠けていたものを補うことを考えてください。
あるいは時代の変化に合わせるには何が必要かを考えてください。
過去にしがみつくのも過去を否定するのも間違っています。

2053 Reply Re:ゲハラ ルー等級つつ大臣 2009/03/05 22:27

> 特撮ファンが同好の士のみに向けて内輪ネタを披露していることに一因があります。
ストーリーや演出が上手くできていたとしてもそれは払拭できない。

全体から醸し出される雰囲気は、ある特定のグループでしか通用しない「符丁」を並べ立てて作り手と受け手が互いに顔を見合わせてニヤニヤしている様子です。

それは私もそう感じました。
とどのつまりは内輪受けするために過去の怪獣物の設定やシークエンスを流用して
「どーだ!」とばかり自慢する輩ですね・・・・。
「マニアが受けたシーンの寄せ集め」で構成されているので判らない人には何の事やら・・・。
結局は「新たな怪獣映画」を作る気などないんですね・・・と呆れてしまいました。
だって根本的に過去の作品の引用(だけ)で構成されてるんですから・・・。
昭和テイストの怪獣映画で本多、円谷作品に敬意を表しているならあんな真似は出来ないと思いますよ。
円谷監督は作品ごとに特撮表現を変えているしその分のレベルアップをしてるんですからね。
折角の新怪獣なのにシナリオの貧困さがそれを台無しにしている・・・。
「Q」の第1話の話になりますがこの作品は「ゴメス」という名の怪獣でストーリーを考えてくれと一監督が飯島監督に話したそうですがこの名前だけであそこまで
念入りに考慮されていたのには脱帽ですし「海底軍艦」でも関沢さんはタイトルだけであのストーリーを書いたそうです。
(それが証拠に押川春浪氏の原作は読んだそうですがどんな話なのかは忘れていたそうです・・・。)
「ゲハラ」でもストーリーを練ればああはならなかったのに・・・・。
敢えていえば「昭和テイストの怪獣映画」はストーリーも特撮も演出も丁寧な作品の事を指しているということを忘れているんじゃないの?って思いますよ・・・。
(尤もそーでない作品もありますが・・・「ギララ」にしたって旧作が幾ら酷い作品だからって「逆襲」はそれ以下ですよ・・・SFテイストの怪獣映画である旧作なのにあれは・・・。)

ただ救いはボランティアという形で多くの若者が怪獣作品に協力したことかな・・・。
ここまで来たんならストーリーもまた募集という形を採って作らせれば良かったのに・・・。
過去の作品は作品として何故歴史に残ったのか?何故メジャー作品でなくてもカルト化して生き続けているのか?
それは興行的な成功、不成功に関わらず「新しい表現」を目指していたからでしょう・・・。
(この場合、ストーリーも含む)
実は今また「戦え!MJ」のDVDを観ていたのですが有川、佐川各特撮監督の表現には斬新さがあり現在の目から見ても見ごたえがあります。
それなのに「ゲハラ」は・・・。
そんなもんねえ~よ!!
もう少し「話」を練りましょうよ。
「昭和テイストの怪獣映画」を目指してるんなら・・・。



2054 Reply Re:ゲハラ KJ 2009/03/05 22:54

> 特撮ファンの集会かなにかで上映するためのイベント作品ならそれでも
いいでしょう。
けれども、深夜番組とはいえ全国放送のTV番組向けにそれをやってしまう
バランス感覚のなさに苛立ちます。

> あれでは、ますます怪獣物はバカにされるばかり。

全く同感です。

こういう風潮が、「ゴジラ? ああ、またやるのね」といった世間の目線を
固定させ、そして「そこそこ」の客入り(マニア&年少者がメイン)で、
仕込みと上がりの計算しやすいジャンルムービーと化し、新たな挑戦
(一般成人客を感動させるような創作)は望むべくも無い、という風潮を
作ってしまったんですよね。

良質なパロディを観るだけなら、何もわざわざ新作の怪獣映画でやる必要は
ないんです。

私が平成のガメラ2をそこそこ褒めるのは、製作スタッフなりの新しい
世界観(演出・台詞など)を作ろうとする意気込みが伺え、かつそれが
結果にも現れたからなんです。(あの方向性が一番正しいのかどうかは
この際おいときますが)

最悪なのは、この「ゲハラ」から又(マニアからだけの)火が徐々に付いて
うやむやの内にゴジラ映画が復活する事でしょうね。



2057 Reply ああ、こんな特撮ファンがいるから・・・ ゾンデ5号 2009/03/06 07:57

すいません皆さん…。
私はゲラゲラ笑いながら観てしまいました。
まだやっぱり未熟なんです。
何だかんだいって佐野史郎の無茶苦茶な博士っぷりには笑ってしまったし、インメルマン博士を彷彿させる博士にも笑ってしまったし。
後でここの皆さんの感想を見て、「そうだよなぁ」と思ってしまいました。
こんなものを公共の電波に乗せるのでは怪獣映画に対する誤解が生じてしまうし、こりゃオタクの仲間内でやるような内容です。
しかも伊福部先生の音楽を用いるとは失礼極まりない!
いくら温厚な伊福部先生でも、こんな使われ方では大激怒するのではないでしょうか。

50年代後半~60年代の「黄金期」怪獣映画は、外に訴えかけるパワーがあった筈です。
人間が科学文明を絶対と信じ、大自然や地域に残る伝説・民話をないがしろにする現代に、その絶対性を揺るがす様なパワーがあったと思います。
私は、日本映画黄金期には怪獣映画は、クレイジーキャッツや若大将、黒澤映画などとも同等、いやそれ以上(と言ったら失礼でしょうか)の需要があったという事実から、怪獣映画は決して子供騙しでもないし、オタクにしか通用しないものだとは思いません。
という事を言っても、「時代が変わったから」などと言って諦める人もいますが、それこそが怪獣映画が「オタク」の観る物だと揶揄された原因です。
「俺たちはこのレベルで良いんだ」
「人間描写や脚本がメチャメチャでもゴジラ(ガメラ)さえ見られれば」
「あの名シーンの再現が嬉しい」
怪獣映画を「オタク向け」にしてしまったのは、他でもない私の様な「オタク」なのですから、怪獣映画「オタク」は怪獣映画のイメージを取り戻す責任がある(?)と思うのですがどうでしょう。

こういう時代だからこそ、本多・円谷コンビの特撮映画や、「大魔神シリーズ」「昭和ガメラシリーズ」などを全国でリバイバル上映するというのも手ではないでしょうか。(テレビでも大々的に宣伝してもらうと良いかも・・・)
でも、この再上映をしよう、というのはファンが作品の根底に流れている精神を理解していればの話です。
そうでなければ怪獣映画の復興は有り得ないと思います。

2060 Reply Re:ああ、こんな特撮ファンがいるから・・・ 殿様ギドラ Mail 2009/03/06 16:51

>ルー等級つつ大臣さん

>「昭和テイストの怪獣映画」はストーリーも特撮も演出も丁寧な作品の事を指しているということ

 そう!そこ!!
 この件に関しては怪獣ファンでもよくわかっていない人が多いです。たしかに昔の映画には現代の目からは古めかしい表現があったりしますし、
映画的リアリズムの基準が変わってきたために陳腐に見える場合があったりもします。それを以て昔の作品はショボかったけど、そこに味があるみたいな言い方をする人がいます。
けれども、作品が取り扱う題材・目的に応じたシナリオ・演出の完成度は非常に高いのです。だからおもしろく感じるのです。
 おもしろさの源泉を深く考えずに、あら探しをして笑うことを楽しみにしたり、子供の頃を思い出す道具に使ってる人が多くありませんか、と。

>KJさん

>最悪なのは、この「ゲハラ」から又(マニアからだけの)火が徐々に付いて
うやむやの内にゴジラ映画が復活する事でしょうね。

 まさしく。それが恐ろしいです。
「フィギュア王」でのミレゴジスタッフインタビューに、ゴジラ復活にはファンの働きかけが大事だというコメントが出ています。
ゲハラノリで盛り上がらないでくださいよーーー。(webで見回したところ、結構好意的な感想が多いのね)

 というわけで、少なくとも私はゲハラに「ノー!」と言っておきます、と。

>ゾンデ5号さん

 こういう言い方をするのは失礼かもしれないですが、ゾンデ5号さんはお若いのでそんなに特撮ファンの悪ふざけ作品を多くは見てこなかったと思うんですよ。
ですから、「ゲハラ」を見て笑ってしまったのも無理はないと思いますよ。
 そして、
>怪獣映画を「オタク向け」にしてしまったのは、他でもない私の様な「オタク」なのですから、怪獣映画「オタク」は怪獣映画のイメージを取り戻す責任がある(?)と思うのですがどうでしょう。

 私もまったくそう思います。
 これは、ゾンデ5号さんより、私の世代の責任です。
私自身、かつてはテレビや映画に特撮作品からの引用(パロディ)演出があればそれだけで喜んでいましたし、いや、それどころか、
アマチュア作品とはいえ、「ゲハラ」と同系列と言われても仕方のない映画を作っていたわけですから。
(「ゲハラ」みたいな引用のみの作品ではなかったという自負はあるけど)
 そんな内輪受けで喜んでいたから、かつては邦画のメインストリームだった怪獣ものが一部のマニアのものになってしまった。マニア上がりのスタッフが素人時代と同じ感覚で怪獣をいじくり回してしまった。
 この流れをなんとかして変えなければなりません。

 ひとつの契機は本多猪四郎監督生誕100年ではないか、まずは本多作品を徹底的に考え直すこととその再上映で始めるべきではないか・・・。

2064 Reply Re:ああ、こんな特撮ファンがいるから・・・ ルー等級つつ大臣 2009/03/06 21:27

そーなんですよね・・・。
私もオタクなんですけどもそれを歓迎してしまったオタクの責任なんですよ・・。
しかも「もう一度観たいあのシーンの再現」やら「怪獣映画のお約束」とかなんとかばかりやってて新しい作品なのに新たなイメージの創造をせずにお茶を濁した作品を歓迎してしまったという・・・。
ただ救いとしては嘗てだと怪獣物だと聞いて馬鹿にするスタッフが少なくなったというくらいですかね・・・。
(本多監督時代では偏見を持った映画人が多かったですからそれに比べれば・・・ですが・・・)
で、問題なのはスタッフがオタク上がりなのは譲るとしてそのオタクが「表面的な真似」しか本多、円谷作品を理解してなかった事です。
つまり作品内容や特撮の表現の意図をまるっきり理解してなかったと思うのです。
ですからあのような表現しか出来ないのです・・・。
閑話休題。
私としては本多円谷作品(及び黒澤、小津、植木等の無責任シリーズ、若大将シリーズ&大映ガメラ、大魔神)は「現在の目で見れば古めかしい&陳腐」だとは思いませんし何度観ても新たな感動を覚える作品群ばかりです。
(ただ「アンバランス」第2話冒頭の歌手が歌う曲は流石に「古臭い」と思ってしまいましたが・・・。古臭く感じるのは演出よりもその時代のトレンドを入れてしまった作品だけですね。「戦え!MJ」の最終回前、後編のヒッピーもそれまでの近未来的イメージを壊しているし・・・。)
よく出来た作品は滅多には古くならないですよと思います。

で、ここでもう一度本多作品の再検証やリバイバル上映を大々的に(嘗ての「ゴジラ1983」みたいな)行い「特撮映画のポジション」を再認識させておくべきだと思います。
本多円谷作品を単にノスタルジーの対象にしないで「現在も行きつづける作品」として。

ノスタルジーや懐かしさは否定しないのですが私が初代「ゴジラ」を魅入ったのは
「今までにない衝撃」を覚えたからなんです。
(尤も「スターウルフ」はリアルタイムで見てたのでそちらの懐かしさはあるのですが・・・。)
だから円谷英二氏の作品が好きなのです。
作品毎に特撮のイメージを変えたり新たなイメージの創造を行ってるんですから。
(だから「キンゴジ」や「モスゴジ」を第三者の目で観ててカッコいい!と思ってましたし第1期ウルトラシリーズと第2期の違いをはっきり見てました・・・。
第2期はやはり垢抜けない・・・。)
例え50年前の作品だとしてもリアルタイムで観てなければ純粋な「新作」として
観ますよ。

ですから今製作されてる新作も昭和時代に立ち返り根本的なものから変えていかなければまた同じ事の繰り返しでそれこそ今度こそ「怪獣映画」はオタクと子供のものという認識を変える事など不可能になってしまいますよ・・・。
やはり今後の為にも旧作を積極的にリバイバルし再認識をさせその上で新作を作る土壌を作らねば・・・。
支離滅裂な意見になってしまってすいません・・・。

2071 Reply Re:ああ、こんな特撮ファンがいるから・・・ 殿様ギドラ Mail 2009/03/13 16:27

>ルー等級つつ大臣さん

たしかに、怪獣をバカにしないスタッフが増えたことはプラス面なんですよね・・。

>オタクが「表面的な真似」しか本多、円谷作品を理解してなかった事です。

これはもう、情けないというか何というか・・。
たとえば、黒澤映画のマニアだとそんなことはないような気がするんです。
ところが特撮物となると・・。

あくまでも仮説ですが、怪獣やメカが出てくる作品だと、ストーリーの美や込められたメッセージにまで思い至らなくても、
映画的娯楽を味わうことが可能(映像刺激が強い)なので、頭を使うこともなく楽しめてしまうんじゃないでしょうか。
それは特撮作品の強み(体感的に娯楽性を生み出せる。つまり幼い子供でも楽しめる)であり、同時に弱点なのかもしれません。
非特撮作品より「簡単に」楽しめてしまうために、特撮に群がる人には統計的に「考えない」人が多数存在するのではないか、というのは言い過ぎでしょうか。
ファン全体にそういう傾向があったにしても、作り手が作品に対して真摯な態度を貫いていれば、「腰砕け」「腰抜け」作品にはならないはずなのに。

現在の特撮系映画人に訴えたいのは、まず、ちゃんとした映画を作ってください、ということ。
生きた人間像、破綻のないシナリオ、劇中の現実に見える映像。
もともとの特撮映画は特撮がばれることを許容していたわけではありません。
技術・予算・製作期間の限界のために特撮がばれていただけです。
限界を極めてください!!

2055 Reply 呪われた二大特撮作品の行方 ルー等級つつ大臣 2009/03/05 22:59

かなり唐突になりますが海軍大臣さんの「日本誕生」全長版マスターフィルム廃棄についてですが確かDVDの広告には現存唯一の全長版と書かれてましたが果たしてそーでしょうか?
私はビデオ版とDVDと両方見てましたので書かせていただきますがフィルムの状態がビデオ版とDVD版とは異なっておりビデオ版のほうは劣化が恐ろしく進んでおり一部はセリフもろくに聞き取れないほどでノイズやフィルムスクラッチ(キズね)も酷かったのですが(おまけに冒頭の「東宝1000本記念映画」のテロップも無い!)DVDではデジタル補正がかかっていたとはいえ別のマスターではないでしょうか?
(つまり全長版は複数東宝に存在するということになる)
で、廃棄したのはもしかしたらビデオで使用したバージョンでは・・・。
(根拠はないのですが・・・まだ望みはあるかと・・・)
で、もう一つの「キンゴジ」ですが91年頃発見されたのはオリジナルネガではなしにステレオ音声バージョンの35ミリオリジナルポジの方かと思いますよ。
ただ劣化がそれほど酷くなかったのでLDやDVDで付け加えることが可能になったのです。
(とはいえあくまでビデオ版の16ミリポジと比較してです。ステレオ版も相当の劣化があったということでした。)
で、根拠としてはソフト化の際に全部それで通さずに現存する短縮版を編集して
復元したということですので普通ならネガが発見!といったらやはりそれで使うと
思ったからです。
またモノラル音声に関しては以前、「地球防衛軍」でも話した通り83年にキングよりドラマ編レコードが「キンゴジ」も発売されてましてこれに使ったまま東宝に返却してないだけなのでは?と憶測してしまいました。
(もしくはステレオ版は現存していても当時の技術ではモノラル変換しか出来なかったためにこれをマスターにしてる可能性も否定できない・・・。)
私はこの「キンゴジ」ドラマ編レコードは所有してませんが聞けば一目瞭然かと思うのでまだ諦めるのは早いかと思いますよ・・・。
(ちなみにLD時でのステレオ版とDVDの音声は同じシネテープです。)

かなり唐突な話ですいまそん・・・。


2058 Reply Re:老兵は消え去るのみ… 海軍大臣 2009/03/06 12:49

> かなり唐突になりますが海軍大臣さんの「日本誕生」全長版マスターフィルム廃棄についてですが確かDVDの広告には現存唯一の全長版と書かれてましたが果たしてそーでしょうか?

に関してですが、やはりDVD作製に使用したマスターフィルムは廃棄されている模様です。東宝は近年の内にTOHOシネマの八割以上をDLP化する予定らしく、旧作はデジタル情報で保管していく方針と聞いています。
これとは別に現存する長尺版フィルムは以前にも書きましたが、かなり劣化が激しい状態でした。(その昔、文芸地下や浅草東宝で見たのと同じポジだったと思います。)

フィルムに愛着のある私なんかはデジタル上映には何とも食わず嫌いの部分があるのですが、これも時勢と云うものなのでしょうか。
しかし、知人に言わせるとDLP対応の劇場が増えればフィルムよりも取り扱いが容易な分、旧作のリバイバル上映の機会も増えるのではないかとのことです。

> で、もう一つの「キンゴジ」ですが91年頃発見されたのはオリジナルネガではなしにステレオ音声バージョンの35ミリオリジナルポジの方かと思いますよ。


についてはご推察の通り、発見されたのはオリジナルポジの方です。
最初に出てきた16mmの方はビデオソフトと初版LDに使われたのですが、欠落もあり、予告編にのみ残っていたカットまでつなぎ合わせて商品化しています。
35mmポジの方は会社の管理台帳には未記載のため現存しないとされていたところ、現場の方が個人的に付けていた記録から存在が確認されたとも聞いております。
なおオリジナルネガに関しては未だ不明のままで、例の原版を切り刻んで短縮版を作ったのは64年のリバイバルの時の様です。原版をカットしてしまうことがありうるかとも思いましたが、知人によるとやはり火の無いところの煙は立たないだろうと云われました。考えてみれば【燃ゆる大空】も戦時中に前線慰問用の短縮版を作るときに原版をカットしてしまい、結果、不完全なものしか残っていないのですから在り得ることだと思います。




2061 Reply Re:老兵は消え去るのみ… 殿様ギドラ Mail 2009/03/06 17:01

> しかし、知人に言わせるとDLP対応の劇場が増えればフィルムよりも取り扱いが容易な分、旧作のリバイバル上映の機会も増えるのではないかとのことです。

うう。
確かにそういうプラス面があるなら嬉しいことですが、しかし、原版を廃棄するのはやはり暴挙です。

ひょっとすると『日本誕生』はDVDに使ったマスターポジからのハイビジョンテレシネが終わったから廃棄したのかもしれません。
(邦画各社は手持ちのフィルムをハイビジョン化する作業を進めているそうです)

けれども現行のデジタルハイビジョンでフィルムに記録されている情報全てを余すことなく収録できるのでしょうか?
また、将来魔法のようなレストア技術が発明される可能性だってあります。
ですから、原版たるフィルムは絶対捨ててはいけないのです!!

(それと行方不明のフィルムは探しましょう!)

2063 Reply Re:老兵は消え去るのみ… ルー等級つつ大臣 2009/03/06 20:39

そーだったんですか・・・。
そうだとしたら間違いなく「ふざけるな!」という他ないですね・・・。
(幾らデジタル技術が発達したといってもやはり復元度には限界がありますし原版を廃棄するという発想がそもそもおかしい!)
DVDに使用したマスターポジを廃棄するというのはDVDで復元しなければとても上映出来る状態ではなかったからなんでしょうか?
(スクラッチが酷くてリバイバル上映不可能とか・・・。)
で、思ったのは何で東宝はこの現存する全長版マスターポジからコピーネガを作成するって方法を採らないの?って思ってしまいましたよ。
これならポジを廃棄しててもまだ将来的に復元する方法があるっていうのに・・・。
ただ救いは
東宝は近年の内にTOHOシネマの八割以上をDLP化する予定らしく、旧作はデジタル情報で保管していく方針と聞いています。
ということで作品そのものは無くなっていないということでしょうか・・。
(「日本誕生」が廃棄されたのはその為か?それにしても余りにも映画会社の方針としては管理がお粗末もいいとこ・・・。)
もう頭に来たという問題を通り越してますね・・・・。
それと「キンゴジ」の35ミリマスターポジが現存してるということでしょうか・・。

2056 Reply すいません、今更「ミッドナイトイーグル」なんですが。。 KJ 2009/03/06 00:54

ちょっと前にTVでやっているのを見て、余りに突っ込み所が多すぎた
ので、もし原作をご存知でしたら、実際の所はどうなのか教えて頂きたく
書かせて頂きました。

思い出せる主なところだけですが;

1.元戦場カメラマンが最初の事件を目撃し、そして後輩がそのネタに
 絡んで真相究明&ネタとして取り上げたいという事で一緒に入山する
 のはいいんだけど、途中で他国の工作員に射撃受けてる(殺されかける)
 のに、何で目的地到達を強行するのか?
 また主人公(元戦場カメラマン・大沢たかお)も、何で結局ついて
 いくのか? 自殺願望者か?
 そこまでの記者魂を持つに至る経緯の描写が、あまりに弱い。よって
 ポリティカルフィクションとして作品に入れない。
 明らかな命の危険に合ってるのに、そこまでする記者っている?

2.最終的に、入山した工作員は、30人以上(そこまでに大分殺されて
 いるから実際は40人前後?)という事が判明するシーンがありますが、
 いくら日本が平和ボケ&自衛行動に制限有り過ぎの国家でも、他国の武装
 工作員が「何十人も」大事件の中心となっている 目的地に、誰にも
 気付かれず入山していくなんて事が可能なんでしょうか?

3.自衛隊の精鋭部隊が、何故か一方的に二個小隊簡単に全滅していくのは
 何故? そんなに朝鮮半島の工作員って優秀なの?w

4.現地のステルス機の中に残された三人を救う為&時限解除された核爆弾
 の再起動を止める為、改めて送り出された自衛隊機は何であんな簡単に
 帰っちゃうの?? また何で吉田栄作はあんなに強く
 「帰れ!帰ってくれ!!」って友軍を返そうとする訳? 
 いや、状況から見て帰しちゃいかんだろw
 これも全く意味不明でした。

5.そもそも米軍潜水艦のトマホークをナパーム代わりに「最後の手段」と
 して使用する意味が判らん。
 映画を観てる限りは、改めて自衛隊の援軍を送り込む余裕は充分にあった
 と思うんだけど。呑気に朝焼け前に語ってるし。っていうか、そこまで
 やるなら、ステルス内の吉田栄作は、対峙している工作員達の位置を
 正確に援軍に伝える事が出来た訳だから、それこそヘリコプターもう一回
 飛ばして上空から打ちまくれば良かったのでは??

6.それ以前に、一週刊誌の編集が、何で逃げ出した工作員の居場所を
 見つけることが出きるの?ついでに他の工作員仲間に捕らえられたこの
 工作員を救助する事までやってのけますよ!?
 んでもって、一歩間違えればこの国の破滅に繋がるような重大な状況で、
 「でかいネタ掴む為に」と言うだけで、公安にも連絡せず上記の様な
 行動に走る週刊誌記者が存在するとは思えない。

ついでに言えば、何で主人公の大沢たかしはあんな無意味にクールなの?
(自衛隊特殊部隊の吉田栄作との会話から、最後に息子と言葉を交わす
時まで、妙に自信たっぷり&クールなのは、観ていて不自然甚だしい)

今簡単に思い返すだけで、ザッとこんな感じです。

映画の出来以前にこういった部分が目立ってしまい、ポリティカル
フィクション系の映画としては一気に興ざめしちゃいました。
映像描写自体は、まあ普通に見れましたけど、正直登場人物の誰にも
感情移入出来なかったです。
(藤竜也と吉田栄作の演技自体は好きですが)

「実は、原作ではこうなんだよ」と教えて頂ければ幸いです。


2059 Reply Re:すいません、今更「ミッドナイトイーグル」なんですが。。 殿様ギドラ Mail 2009/03/06 16:48

う。
『ミッドナイトイーグル』はまるっきりスルーしてました。
原作も知らず・・。

どなたか原作・映画両方をチェックなさった方は、どうかご投稿を!

2121 Reply Re:すいません、今更「ミッドナイトイーグル」なんですが。。 殿様ギドラ Mail 2009/05/08 16:11


いやー、古いスレッドを持ち上げてしまいますが、あたくしもWOWOWさんの放送で見てしまいました。
んで、原作は読んでいないけれど、KJさんの憤りに便乗。
>
> 1.元戦場カメラマンが最初の事件を目撃し、そして後輩がそのネタに
>  絡んで真相究明&ネタとして取り上げたいという事で一緒に入山する
>  のはいいんだけど、途中で他国の工作員に射撃受けてる(殺されかける)
>  のに、何で目的地到達を強行するのか?
>  また主人公(元戦場カメラマン・大沢たかお)も、何で結局ついて
>  いくのか? 自殺願望者か?
>  そこまでの記者魂を持つに至る経緯の描写が、あまりに弱い。よって
>  ポリティカルフィクションとして作品に入れない。
>  明らかな命の危険に合ってるのに、そこまでする記者っている?

同感です。
付け加えると、某国工作員(といってもちょっとした軍隊規模)も最初に主人公たちを襲うシーンでテントに向かって銃撃しますが、彼らがテントから出たあとでロケット弾かなにかで砲撃するのです。
最初からロケット弾を撃てばいいでしょ。
それに、墜落した飛行機が目標なんだから、わざわざテントを銃撃して目立つ理由も不明。
>
> 2.最終的に、入山した工作員は、30人以上(そこまでに大分殺されて
>  いるから実際は40人前後?)という事が判明するシーンがありますが、
>  いくら日本が平和ボケ&自衛行動に制限有り過ぎの国家でも、他国の武装
>  工作員が「何十人も」大事件の中心となっている 目的地に、誰にも
>  気付かれず入山していくなんて事が可能なんでしょうか?

山にいた連中だけでなく、裏切った工作員を始末しようとする軍団も都市部にいましたから、日本には他国の軍隊が丸々入り込んでいたように見えましたね。
>
> 3.自衛隊の精鋭部隊が、何故か一方的に二個小隊簡単に全滅していくのは
>  何故? そんなに朝鮮半島の工作員って優秀なの?w

危機的状況を作るためのテキトーなシナリオに見えました。

>
> 4.現地のステルス機の中に残された三人を救う為&時限解除された核爆弾
>  の再起動を止める為、改めて送り出された自衛隊機は何であんな簡単に
>  帰っちゃうの?? また何で吉田栄作はあんなに強く
>  「帰れ!帰ってくれ!!」って友軍を返そうとする訳? 
>  いや、状況から見て帰しちゃいかんだろw
>  これも全く意味不明でした。

これは、気流が不安定でヘリで着陸するのが難しいということと、地上から敵に狙い撃ちされているからだと思いました。
それより、一度起爆放置を動かした工作員軍団が主人公たちがパスワードを知って時限解除したあとで、再起動のため戻ってくるのが理解できませんでした。
工作員たちが日本側の動きを全て知っているとしか思えない展開。
でも、対策本部にスパイが居るという描写はありません。
ん?無線を傍受していたのか?映画的にはそれを見せないと。
>
> 5.そもそも米軍潜水艦のトマホークをナパーム代わりに「最後の手段」と
>  して使用する意味が判らん。
>  映画を観てる限りは、改めて自衛隊の援軍を送り込む余裕は充分にあった
>  と思うんだけど。呑気に朝焼け前に語ってるし。っていうか、そこまで
>  やるなら、ステルス内の吉田栄作は、対峙している工作員達の位置を
>  正確に援軍に伝える事が出来た訳だから、それこそヘリコプターもう一回
>  飛ばして上空から打ちまくれば良かったのでは??

そうそう。
ほかにもいろいろ手はあったはずです。
>
> 6.それ以前に、一週刊誌の編集が、何で逃げ出した工作員の居場所を
>  見つけることが出きるの?ついでに他の工作員仲間に捕らえられたこの
>  工作員を救助する事までやってのけますよ!?
>  んでもって、一歩間違えればこの国の破滅に繋がるような重大な状況で、
>  「でかいネタ掴む為に」と言うだけで、公安にも連絡せず上記の様な
>  行動に走る週刊誌記者が存在するとは思えない。

これがまた、あの週刊誌の編集長がなにやら訳ありの人物とされていて、
ある種スーパーマンとされちゃってるんですよね。
工作員が治療に行った闇医者を知っていたり・・。
いよいよ危ないとなったら、公安の連中と一緒に記者を助けに来ちゃうし。

仲間を裏切った工作員の動きも変。
核爆弾の起爆装置を止めるためのパスワードを日本政府との交渉カードにするとかなんとか言いながら、なんで日本と交渉しようとしなかったんですかね。
雑誌記者が隠れ家を訪ねてきた時、いきなり発砲ですぜ。
あいつ、何をしたかったんじゃ。
>
> ついでに言えば、何で主人公の大沢たかしはあんな無意味にクールなの?
> (自衛隊特殊部隊の吉田栄作との会話から、最後に息子と言葉を交わす
> 時まで、妙に自信たっぷり&クールなのは、観ていて不自然甚だしい)

そうそう。
反戦の意志を持って戦場カメラマンになったとかなんとか抜かしながら、
目の前で子供が死んだことがトラウマになって戦場へ行けなくなったらしいけれど、その程度の覚悟で反戦戦場カメラマンが出来ていたんですなぁ。
そんでもって、出てくる奴出てくる奴みんなが主人公の写真に感化されてカメラマンになったり記者になったり自衛官になったり・・・。
ドイヒーなシナリオです。

そもそも某国工作員たちの計画がずさん。
米軍機に爆弾を仕掛けて墜落させるのはいいとして、じゃあ、その飛行機はどこに落ちるの?
落ちた時どれぐらい壊れてるの?
そんな不確かな結果を前提にして日本に核攻撃する計画を立てたわけですね。
もひとつ、なんで日本で核爆発を起こす必要があるの?

福井なんとか原作のいくつかのアホ映画にそっくり。

日本人の平均知力は落ちてるんでしょうか。

2065 Reply ヤッテシマッターマン ゾンデ5号 Mail 2009/03/07 18:59

何だか巷で評判が良いそうで、実写版「ヤッターマン」(「タイムボカンシリーズ ヤッターマン」ではないのね)を観てしまいました…。
自分自身タイムボカンシリーズのファンでありますので、義務として(?)見ておかねばなるまいと思って行ってみました。
内容は全然期待しておらず、白けた態度で観ましたが、本当に見る価値無いです。
アクションシーンもCG頼りまくりだし、メカ戦も迫力無し。
ギャグの間の悪さと言ったら…。
そもそもヤッターマンを含むタイムボカンシリーズは30分だからこそあんなぶっ飛んだ内容が成立する訳で、それを2時間に延ばすのではグダグダになってしまいます。
深田恭子の演技も小原乃梨子氏には及びません。
あんなのでよく喜ぶオッサンが居るものだと呆れています・・。(感性はそれぞれなんでしょうけど・・・)

ヤッターワン、オモッチャマ(ヤッターマンのマスコットロボット)もデザイン改悪が酷いし、すっかり別物です。
デザインが誰だと思ったら「ふぁいなる・うぉーず」で「新・轟天号(もどき)」をデザインした寺田克也氏。
オリジナルに対するリスペクトも全く感じられないデザイン改悪でした。
救いはオリジナルの歌手による「ヤッターマンの歌」と、原作でドロンボーを演じた小原乃梨子氏、たてかべ和也氏の出演、それだけです。

嗚呼、日本映画界は何でこうも人気のあるアニメをやたらリメイクしたがるのか・・・。
リメイクするぐらいなら、リメイクしたい作品の精神を受け継いだ別個の作品を作るべきです。
自分の勝手な感性で先人の財産を汚さないでください。
悲しいのはどうもこれがヒットする可能性が高いということです。
前売り券が結構売れている、ネット上のブログを見ても評価は高いのが多いのを見ると、こんな映画がヒットしてたまるかぁぁぁあとも思います。
本当に「ヤッターヤッターヤッチャッターマン・・・・」な作品でした。

今の日本映画界、いや今の話題の映画にホイホイついていってしまう方々(私も含む)は、黄金期の映画作品を見直した方が良いのではないでしょうか。
黄金期の映画を見れば、どんな作品が良くて、どんな作品はダメだ、という事はおのずと分かってくると思います。
その為にも地方でも旧作のリバイバル上映を増やすべきだぁーーー!
子どもたちにもちゃんとした作品を見せなくてはダメです。

長々と失礼しました。

2066 Reply Re:ヤッテシマッターマン ねろん 2009/03/08 20:31

 お久しぶりです。

 昨今の邦画の例に漏れず内容もへったくれもない映画でしたね。ドクロベエなんて完全に別キャラになってますし。アニメを無理矢理映画に焼きなおすとこうなるっていう典型って感じでしょうか。

 ドロンジョ様っていうのは長所も欠点も含めてある意味完璧なセックスシンボルみたいなキャラですから、あれを演じられる女優さんていうのはまずいないでしょうね。

 タイムボカンシリーズの大きな魅力のひとつはやはり大河原・天野両氏のデザインだと思うので、私もあの真っ赤なヤッターワンはイマイチです。サイレンもレバーも付いてないし!人間キャラ(特にボヤやん)はアレンジがいいい感じだったんで、アニメ版のあの「犬+消防車」ていうコンセプトを見事に消化した傑作デザインを是非とも再現して欲しかったです。

 よくも悪くもお約束事は全部入ってたんで、そこだけ拾って楽しめる人じゃないとツライ映画ですね。

2067 Reply Re:ヤッテシマッターマン(ネタバレあり) ゾンデ5号 Mail 2009/03/09 07:16

>ねろん さん
早速レスありがとうございます。
本当にドクロベーのキャラの変わり様は唖然としました。
挙句の果てにヤッターマンとドロンボーが共闘(?)してしまうし。
ドロンジョ様は、「タイムボカン」のマージョ様あってのキャラですから、小原乃梨子氏じゃないと演じられないですね。
ヤッターワン、よりのよって「しろめ」になっているのにはがっかり・・・。
オリジナルのヤッターワンは、とぼけたような眼があるから可愛いし、犬っぽさが出てると思うし、やはり山ちゃんの声では「トボケた」感じが出てません。

ただ救いだったのが、オリジナルのスタッフによる音楽でした。
ドロンボーのインチキ商売の音楽、ヤッターマン変身時の音楽などなどは、オリジナルがうまくアレンジされてるとは思いました。
どうせだったら「交響組曲 タイムボカンシリーズ ヤッターマン」って感じでCD出してくれれば良かったのですが・・。

もっと書きたいことはありますが、今日はこのへんにしておきます。

2068 Reply Re:ヤッテシマッターマン(ネタバレあり) 殿様ギドラ Mail 2009/03/10 16:59

ゾンデ5号さん、ねろんさん(お久しぶりです。お元気でしたか?)、ありがとうございます。

すごーく助かります。

劇場版「ヤッテシマッターマン」は、三池崇史監督作品ということで骨格の弱い中身のない映画だろうなとは予想していました。
けれども、タイムボカンシリーズはそこそこ好きだったし、もし万が一面白い映画に仕上がっていたなら見るべきだとも考えていましたので、危ないところでした。

いやー、時間と金を無駄にしないで済みました。

>自分自身タイムボカンシリーズのファンでありますので、義務として(?)見ておかねばなるまいと思って行ってみました。

この心意気が尊いです。
(そういや、某ゴジラ映画を批判していたとき、どこかの誰かに「本当は楽しんだんじゃないの?」とかなんとか邪推されましたっけ。ファンこそが厳しい目を持つのじゃ!)

私の場合、タイムボカンシリーズとはつかず離れずの関係で、自作のセリフに「オタスケマン」からフレーズを頂いたりするぐらいに好きではあったけれど、
全作を見ているわけでもなく、悪トリオの名前も覚えきれてないという程度のファンなので映画化となるとイベント気分で見に行ってしまう危険性はありました。
そんなときにゾンデ5号さんやねろんさんのような、本当のファンの方から感想を頂けると失敗しないで済みます。
これが口コミのありがたさですね。

どうもこのごろのタツノコプロはダメみたいですね。
キャシャーンを別物にしたリメイク版(Sinsだっけ)もひどい改悪っぷりらしいし・・。
今回の「ヤッテシマッターマン」の制作にタツノコプロは関与していないのかもしれないけれど、それにしても、と。

CSで放送したので「タイムボカン王道復古」を久々に見ちゃいました。
あれでタイムボカンシリーズは終わったってことですな。

2069 Reply Re:ヤッテシマッターマン(ネタバレあり) ゾンデ5号 Mail 2009/03/10 19:26

>ギドラ さん
そうですね。
あんなのに時間と金を費やすのは無駄です。
ところがどっこい大ヒットしているようで、結局の所話題性の映画なんだろうなぁとは思っていました。
深田恭子のドロンジョコスプレに釣られた人も多いのでしょうか。(しつこく宣伝してましたから)
もう設定・世界観の改悪に関しては読売テレビリメイク版より酷いかも…。

> (そういや、某ゴジラ映画を批判していたとき、どこかの誰かに「本当は楽しんだんじゃないの?」とかなんとか邪推されましたっけ。ファンこそが厳しい目を持つのじゃ!)

そうです。
だからこそ下手にお約束のギャグを出されても「ドッチラケー」でありました。
ファンだからこそ「そんなのには騙されないぞ!」という気持ちで見たのです。

リメイク・実写版の失敗ぶりを見て気付かされたのが、タイムボカンシリーズの魅力なんです。
ボカンシリーズの魅力は「爆笑」ではなくて、「しょうもなさ」ではないかと思います。
毎回タイムボカンを爆死させようとして逆に自爆するマージョ一味。
毎回毎回インチキ商売で儲けてとんでもないメカを作って、ヤッターマンに負けておしおきされるドロンボー一味。
紋者(もんじゃ)博士から割符を奪って命の素を探すも、ゼンダマンに負けて裁判メカにおしおきされるアクダマトリオ。
歴史改変をたくらんで(以下略)
こんなしょうもないマンネリな物語を延々1年(ヤッターマンは2年でしたが)やってしまう「しょうもなさ」が見てて心地良い(?)のです。
また、主人公と三悪が旅する所の「無国籍さ」や、ぶっ飛んだメカとファンタジックな劇中の舞台のミスマッチさから醸し出される「ほのぼの感」等々・・。
「ヤッターマン」を名乗る作品ならばこの味は忘れていけません。
特に「ほのぼの感」は重要です。
作品の雰囲気がどことなくほのぼのしてるからこそ、安心して見られるのだと思います。

三池監督は「ヤッターマン」が「好き」というだけで、タイムボカンシリーズ全体に対するこだわりは無いのでしょうね。
「ヤッターマンがいる限り、この世に悪は栄えない!」の雰囲気も重要ですが、「どこから来たのかごくろうさんね」の雰囲気も忘れてはいけません。
リメイクアニメ版、実写版にはこの「ほのぼの感」がありません。
何だか刺々しいのです。
山ちゃんのナレーションもどうも刺々しい(?)ですね。
故・富山敬氏のふざけつつも温かみを忘れないナレーションじゃないとボカンシリーズの雰囲気は作れません!(断言)

> CSで放送したので「タイムボカン王道復古」を久々に見ちゃいました。
> あれでタイムボカンシリーズは終わったってことですな。

そうですね・・。
ナレーション富山敬氏もこの作品が最後になってしまいましたし、ヤッターマン・オモッチャマの声優もオリジナルですし。

大分文章が長くなって申し訳ありませんでした。
ですが、これはタイムボカンシリーズを愛するが故の事です。
でもメディアや多くの観客は「ヤッターマン」という括りでしか見ていないようで、悲しい限りです・・・。(「タイムボカン」無しに「ヤッターマン」は語れないのです!)
巷では評判も良く、大ヒットの様ですが、絶賛しているホームページを覗いたりすると、やはり「ヤッターマン」という括りでしか見ていないようで、理由を見ても「何で?」と首を傾げるしかありません・・・。

しかし、こういう評価ができるようになったのも、ゴジラのおかげなんじゃないかと思ってます。
思えばゴジラに出会ったおかげで色々映画を見るようになり、優れた作品にも出会え、映画への観察眼(役者の演技、音楽の付け方)などを学ばせてもらったのではないかと。
そんな意味では、ここの皆様にも大変感謝しています。

2070 Reply Re:ヤッテシマッターマン(ネタバレあり) 殿様ギドラ Mail 2009/03/13 16:24

>ボカンシリーズの魅力は「爆笑」ではなくて、「しょうもなさ」ではないかと思います。

>劇中の舞台のミスマッチさから醸し出される「ほのぼの感」等々・・。

ああ、そうか、そうです。
素晴らしい分析に脱帽です。
昔、タイムボカンシリーズを観ていた時の気持ちを思い出しました。
力んでいないところが楽しかったのだ!

>でもメディアや多くの観客は「ヤッターマン」という括りでしか見ていないようで、悲しい限りです・・・。(「タイムボカン」無しに「ヤッターマン」は語れないのです!)

これも言われて初めて気が付きました。
自分としては「ヤッターマン」を考える時にはいつもタイムボカンシリーズとして考えていましたが、このたびのアニメリメイクおよび実写(というかCGアニメ)に関する宣伝やグッズ展開になにか違和感を感じた理由はそこだったのです。
なんだかなぁ。

>ゴジラのおかげなんじゃないかと

エライ!!
入り口がゴジラでもゴジラは映画のキャラクターなのですから、ゴジラを好きになることによって映画が好きになるのは当然のこと。
そして映画って何だ、映像作品って何だと思考が広がっていくのが進歩に繋がるのだと私は信じています。
ゾンデ5号さんのご意見には私も刺激を受けています。
お互い映画の今後のために頑張りましょう。

2072 Reply どこから来たのかごくろうさんね♪ ゾンデ5号 Mail 2009/03/13 21:18

>力んでいないところが楽しかったのだ!

そうなんです。
タイムボカンシリーズの魅力って、なかなか文字では表せません。
しかし、「力んでいない」のが大きな魅力であったのは間違いないです。
その中で格好良くもあり可愛らしいヤッターワンやゼンダライオン(「ゼンダマン」)、大巨神(「ヤットデタマン」)の様なメカを出してしまったりと、「玩具箱をひっくり返したような世界」を作ってしまうのがたまりません。
そして、独特の「間」なんかも魅力だったと思います。(おだてブタの様なコクピットメカの出るタイミングなど)
ボカンシリーズはアドリブもやりまくり、スタッフの一言で次回作のヒーローを決めてしまう、その場のノリでキャラクターを作ってしまう様なタツノコプロ独特の大らかな雰囲気無しには作れなかったのではないかと思います。
だから私としては、タイムボカンシリーズのリメイクや続編はもういいと思っています。
三悪を演じられたお三方も、当時の「間」やアドリブを再現するのは難しいでしょうし・・・(失礼な言い方かもしれませんが、リメイクアニメ版を見て痛感致しました)

で、メディアや観客が「ヤッターマン」という枠でしか見ていないという事実は悲しいものですが、これを機会に初代ヤッターマンから「タイムボカン」「ゼンダマン」などの他のボカンシリーズに目を向けてくれる方もいるのではないかという希望も持っています。(私も最初はそうでしたから)
「ヤッターマン」は、「タイムボカン」を観てから観てみると面白さは倍増します。
音楽の流用の仕方、楽屋ネタ、雰囲気など…。

ちなみに、ボカンシリーズからも学ばされたことが結構ありまして、声優に関してはどう考えても60年代~70年代を中心に活躍された方の方が凄いと感じました。
最近アイドル声優ブームだそうですが、最近人気の声優と当時の声優(当時は「声優」という概念はありませんでしたが)を比較してみると、最近人気の声優が今の声を、30年・40年後も保てるかと・・。
そう考えると小原乃梨子氏やたてかべ和也氏、滝口順平氏などは凄い!という他無いです。(俳優・女優に関しても同じことが言えます)
ボカンシリーズを観ていると、何だか今の「萌えアニメブーム」「アイドル声優ブーム」を白けた目で見てしまいます…。

2073 Reply Re:どこから来たのかごくろうさんね♪ ルー等級つつ大臣 2009/03/14 22:41

ゾンデさん失礼と思いつつも一言。
私の場合はそれほど「タイムボカン」シリーズには入れ込んではおりませんでしたがリアルタイムで見ていて面白かったのです。
少なくともオリジナルは。
あの独特感は確かに言葉では言い尽くせないのですが「いい意味での荒唐無稽さ」と「どこかとぼけた感覚」ではないかと思います。
声優さんのレベルにしても当時の洋画吹き替えでもそうですが今とはレベルが全然違いますよ。
(例として「サンダーバード」などのジェリー・アンダーソン作品を挙げておきます。この作品は円谷監督もかなり影響を受けておりますのでゾンデさんも見る機会があれば是非お勧めします。)
それだけに今回の実写版に関しては見る前から不安がありましたがここまで酷かったんですか・・・・。
もう唖然とする他ないですね・・・・。
ただこの「タイムボカン」シリーズはあの独特の雰囲気を再現させるには難しいと思ってましたが無謀にもそれをやるとは・・・。
デザインの改悪ぶりは「宇宙船」でも見てましたので知っておりましたが
もう「・・・・。」としか言えないですし(失礼ながらも)一気に見る気が失せました。

何度も言うようですが最近の邦画って話題になってヒットすれば(出来など)どーでもいいんですねとしか言えないです。
悲しいですが(最近の邦画のヒットは)何か勘違いしてるんじゃないのか?と。

2074 Reply Re:どこから来たのかごくろうさんね♪ ゾンデ5号 Mail 2009/03/18 18:55

> あの独特感は確かに言葉では言い尽くせないのですが「いい意味での荒唐無稽さ」と「どこかとぼけた感覚」ではないかと思います。

そうなんです。
タイムボカンシリーズの魅力ってなかなか言葉には表せないですよね。
だからこそ安易なリメイク・実写化は止めてほしかったのです・・。

> 声優さんのレベルにしても当時の洋画吹き替えでもそうですが今とはレベルが全然違いますよ。
> (例として「サンダーバード」などのジェリー・アンダーソン作品を挙げておきます。この作品は円谷監督もかなり影響を受けておりますのでゾンデさんも見る機会があれば是非お勧めします。)

実を言うと私は、小学6年の頃、2003年にNHK教育で再放送された「サンダーバード」をちょくちょく見ていました。
その頃はまだ、円谷英二ファンというよりゴジラファンでしたので、「サンダーバード」が円谷特撮に影響を考えていたとも知らず、じっくりとは見ませんでした。
でも、OPの爆発の量感などの特撮のレベルの高さ(今思い返せば円谷特撮もびっくり)には「すげぇー」と思っていました。
音楽も大変格好良かったですよ。(メインテーマ、
黒柳徹子さんが声の出演をされていたのが意外でした。
今思い返すと「またじっくり見てみたい!」と思います。

> 何度も言うようですが最近の邦画って話題になってヒットすれば(出来など)どーでもいいんですねとしか言えないです。
> 悲しいですが(最近の邦画のヒットは)何か勘違いしてるんじゃないのか?と。

よりによって大ヒットしてるってのがまた悲しいです。
内容よりも宣伝に力を入れればヒットするだろうっていう製作者の思惑が見え見えで・・。
一番悪いのはそれに踊らされる観客なわけですが、ボカンシリーズにそれほど入れ込んでいない観客だと、「ブタもおだてりゃ木に登る」「おしおきだべぇー」が出れば満足してしまうのかなぁ…とも思います。(ファンもその傾向があり)

2075 Reply Re:どこから来たのかごくろうさんね♪ ルー等級つつ大臣 2009/03/19 21:56


> その頃はまだ、円谷英二ファンというよりゴジラファンでしたので、「サンダーバード」が円谷特撮に影響を考えていたとも知らず、じっくりとは見ませんでした。
> でも、OPの爆発の量感などの特撮のレベルの高さ(今思い返せば円谷特撮もびっくり)には「すげぇー」と思っていました。
> 音楽も大変格好良かったですよ。(メインテーマ、
> 黒柳徹子さんが声の出演をされていたのが意外でした。
> 今思い返すと「またじっくり見てみたい!」と思います。

というのも54年の「ゴジラ」以降、円谷特撮は世界の最高峰に立っていたわけでありますがそんな中、1961年(丁度「モスラ」の頃)日本テレビ系列で「全く画期的な人形劇」として紹介されたのが後の「サンダーバード」の原型である「スーパーカー」でありまして現在ではマイナーな扱いになってますが放映されるや否や、
(外国テレビ番組でかつ当時大人気の人形劇だけに)ヒットした作品です。
で、これを作ったのがジェリー・アンダーソンなわけです。
当然この番組の存在を円谷監督も知ってたと思いますし続く「宇宙船XL5号」や「海底大戦争スティングレイ」に至っては次男ののぼる氏の勤めていたフジテレビ放映だったので当然チェックもしてたでしょう・・・。

その後で「サンダーバード」なわけですが「スティングレイ」放映時に既に円谷監督はアンダーソンプロに行って見学したので(「スーパーカー」から)相当驚愕ものだったと思います。
現に日記に「強敵現る!」だったそうですから・・・。
(ちなみにアンダーソンサイドとしては円谷監督が来たということで大歓迎だったそうです・・・・。)

で、アンダーソン作品の特撮監督は故・デレク・メディングスなのですが思えばこの人こそ円谷監督の(海を離れた)後継者だったのではないかとふと思ってしまいます。

徹底的にミニチュアに拘る作風とレイアウトが円谷監督とかなり共通しているのが理由です。

閑話休題。
さて今度の実写版(もどき)ですがタツノコプロ自体と当時のスタッフが監修していればまだ見れる代物になってたと思いますが(メカデザインが大河原デザイナーであればねえ・・・改悪は防げたと・・・ちと微妙ですが・・・)今度のはどー考えてもねえ・・・。
もう呆れるのみですね。
ここまで来るともう「見ない」って選択も「有り」ではないかと思ってしまいますよ・・・。
(最近では「見てしまうと」乗せられる傾向にありますから。 それは本来ご法度なのですがやはり「ダメなものはダメ!」と批判するのであれば無視することも重要だと最近思えてきた。)

とはいいつつも自分も嘗てそれをやってしまったので余り大きな事は言えないのですが・・・。
(その作品はリメイク版の「サンダーバード」だった・・・。
もう改悪が酷く尚且つストーリーも原作を大きく歪ませた代物だったので今思えば
「無かった」ことにすればよかったなあ・・と。)



2076 Reply すぴーどれーさー(っていうかマッハごーごーごー) ルー等級つつ大臣 2009/03/22 16:53

今ごろですがようやく見ました。
流石に某監督の「ヤッテシマッターマン」のような改悪はなくストーリーも割と面白く見れました。
(よくもまあハリウッドでアニメ版そっくりの俳優を確保出来たものざます・・・この辺は今の邦画も見習って欲しいところ・・・)

が、しかーし!
それを台無しにしてしまったのはやはり「CGの乱用」による「刺激的なだけの映像」でしょうか・・・。
部分的に使うならまだしも(マッハ号のギミックとか)ほぼ全編に亘ってやっちゃうものですから以前ギドラ氏が言っていた「まるで某F1レースのゲームのCGみたいだ」な感じになってしまって地に足の生えた映像に(残念ながら)なっていません・・・。
(だって風景まで派手なCGでやってるんだもん現実感などありませんよ・・・。
そんなことするなら人物以外全てCGでやればいいじゃん!)
「マトリックス」で自信を得たせいでしょうかアクションシークエンスもまたCGでやるものだからはっきり言って「白けます」・・。
それにやはり問題なのはやたらとカメラを動かしてしまったところでしょうか・・・。
体感映像という意図のようですがあれでは何が何だか判らず折角の実写版が台無しです。
落ち着きの(微塵も)無い映像という意味では「クローバーフィールド」もありましたがあそこまで酷くはないにしてもやはり「CGの乱用」と「落ち着きの無いカメラ移動」は吐き気を催します・・・。

ひたすら救われたのはマッハ号のデザインがほぼそのままなのと世界観がさほど改悪されてないって事でしょうか。
(「面白く見れた」と書いたのはそこだけです・・・。後、エンドタイトルにオリジナル版のアニメの主題歌が一部流れた事か・・・。)



2077 Reply Re:すぴーどれーさー(っていうかマッハごーごーごー) 殿様ギドラ Mail 2009/03/25 16:18

> それを台無しにしてしまったのはやはり「CGの乱用」による「刺激的なだけの映像」でしょうか・・・。

まさしくそこが大問題の映画でした。
マトリックスシリーズは近年珍しくシナリオを大事にした映画で、ストーリーに込められた観念にも奥深さがあって大傑作になっていたのに、
この映画ではどうしちゃったんだろうと首をひねるばかり。

おそらく、映画映像を使ったポップアートをやろうとしたんじゃないだろうか、と推察しています。
色彩と動きのイリュージョンと言いましょうか。
リアリティは無視して観客を映像で眩惑する意図があったように思います。

でもねぇ。
それが面白いのか、ということざんす。

それと、「マッハGO!GO!GO!」全体を言えば、レースにかこつけたヒーローアクションアニメなのかもしれないけれど、
最初の何話かに注目すれば、作り手は本格的なレースアニメを作りたかったことがわかります。
それが視聴率の問題なのか、スポンサーサイドの意向なのか、もっとベタなアニメにされてしまったのでしょう。

原作者の精神を引き継ぐなら、正当なレース映画にすべきだったと思うのであります。
(ウォシャウスキー兄弟もレースファンじゃないのね。良いレース映画がほとんど見あたらないのは、映画人にレース好きが少ないからなのか)


2078 Reply Re:すぴーどれーさー(っていうかマッハごーごーごー) ルー等級つつ大臣 2009/03/25 20:17

>
原作者の精神を引き継ぐなら、正当なレース映画にすべきだったと思うのであります。
そうそうそう。
最初の数話だと確かレース場が舞台だったしこの実写版でもそうでしたけれど余りにも「実際のレース場」という感じが無かったですね・・・。
CGを乱用し過ぎて臨場感を壊してますし肝心の「ライブ感覚」(っていうのか?)が無くなってるんですよ・・・。
あと、スピードがレーサーになる過程を丁寧にやればスピードに感情移入出来ると思うしそれこそ「正統なレース映画」になるというのにCGのこけおとしで誤魔化してるんですから・・・。

せめてマッハ号の特殊装備の部分だけCGにして後は実写できっちり撮ればもう少しまともになるのに・・・って思いましたよ。


>映画映像を使ったポップアートをやろうとしたんじゃないだろうか、と推察しています。
であれば思い切って人物を含めて全てCGでやった方が筋が通ると思います。
何ていうかこのようなCGの使い方って「中途半端」なんですよね。
「マトリックス」シリーズだと仮想空間という「異世界」を表現するためにCGが最適でしたが今回の場合だと・・・落ち着きのない映像になってるんですよね。
某「ヤッテシマッターマン」のようなキャラクターの改悪が無いだけに残念な出来ですね・・・。





2079 Reply 4月1日 殿様ギドラ Mail 2009/04/01 16:47

世界恐慌による経済不況対策に頭を悩ます政府自民党は、コンテンツビジネスにテコ入れすることで景気回復、外貨獲得を企図。

これはオタク文化に理解を示す(といわれている)麻生総理の発案によるもので、
アニメ映画・特撮映画の製作には総額200億円の資金援助を行うというもの。

援助を受けられるのは政府によるシナリオ審査に合格した作品に限り、
援助額も有識者による判定で決定される。

しかしながら、名乗りを上げている作品は、これまで何度も製作されたような有名シリーズばかりで保守化した文化状況が反映されている模様。
それでも、オタクは世界に誇る日本の文化であるから有名シリーズなら海外でのヒットが見込める、とは某業界事情通。

日活はついに大巨獣ガッパのリメイクにとりくむという情報も。
また、ピープロは豹マンを「今度こそ作る」と息巻いている。
某映画会社はシナリオ審査を通るためには国策に沿った企画でなければならぬと、
仮題「テロとの戦い・日米同盟72時間の勝利」という架空戦記アニメ映画で勝負する。

というところで今年の4月1日でした。

2080 Reply Re:4月1日 海軍大臣 2009/04/01 18:50

自衛隊全面協力で【平成天皇と世界大戦争】なんて観てみたいですね。

2082 Reply Re:4月1日 殿様ギドラ Mail 2009/04/06 17:58

> 海軍大臣さん

「天皇は辞めることが出来ぬのだぞ」なーんて名ゼリフの復活?なんつって。

2081 Reply エイプリルネタじゃなくて・・・・ ゾンデ5号 Mail 2009/04/02 11:31

ちょっと前に三池崇史氏による「大魔神」のリメイクが発表され、その後中止になったようで一安心していましたが、今度は本当にリメイクされてしまうようです。
それも映画ではなくテレビドラマ「大魔神カノン」(オタアニメっぽい名前…)です。
プロデューサーの高寺重徳氏(「仮面ライダークウガ」や「仮面ライダー響鬼」などの平成東映ヒーロー作品に関わった方です)によれば
「(オリジナルの『大魔神』は)人が生きていく中で、祈りや願いといった“思い”を強く持ち、その思いを他者に伝えることの大切さを教えてくれる作品だと思います」
という事…。
何だか「大魔神」ってそんな小さな作品じゃなかったような気がするのですが・・。
それよりも必要な要素は「大自然に対する畏怖の念」じゃないかと思います。
それと、「大魔神」を現代劇にするのは大きな間違いです。
オリジナルは、舞台を戦国時代にすることによって、「どこかに伝わっているかもしれない伝説・民話」の様な雰囲気にしたことで魔神様の存在を不自然にしなかった訳で、現代劇にすると、魔神様の存在が嘘っぽくなっちゃうんじゃ・・・。
また、大魔神の独特の雰囲気は、伊福部先生の音楽と、橋本力氏の目を充血させた演技、そして大映京都撮影所なしでは醸し出せなかった訳で、高寺Pは、どうもオリジナルの良さについては浅くしか理解していないのでは?
伊福部先生の音楽を聴けば、大魔神が「"思い”を強く持ち・・・」という発想から作られてないのは分かると思うのですが・・。
怒りで支離滅裂な文章になってしまいましたが、詳しくは下をご覧ください。
ttp://anime.webnt.jp/blog/tokusatsu/2009/04/vfx.html

これだけ怒るのも「大魔神」が大好きだからであります。
ところが結構楽観的に見てる人が多いようで・・・・。
「名作は名作のままにしてそっとしておいて欲しい」というのが今の私の感情です。(「ヤッターマン」が実写化・リメイクされる時も同様でしたが・・・)

2083 Reply Re:エイプリルネタじゃなくて・・・・ 殿様ギドラ Mail 2009/04/06 18:17

情報提供に感謝します。

ああ、4月1日ネタであることを祈ります。
(でも、そうじゃないと明言してますね)

大魔神はリメイクすべきじゃない、というのはまったく私も同感です。
そして今回のリメイク企画が大魔神の理念を勘違いしているんじゃないかというご指摘にも賛成です。
あの三部作のどこを見て、人間の祈りや願いが中心だと感じたんでしょうね。
大魔神は呼べば来る来る大巨神じゃないです。

追いつめられた人間の祈りに応えるように出現する大魔神だし、
たしかに人助けもしますが、主にやっていることは『大龍巻』の龍巻に近い。
とくに第一作目での魔神様には善人・悪人の見境はないのですよ。

人知を越えた絶対者をスクリーン上に具現化させたのが大魔神シリーズ。
それを人間の「気持ちの問題」にすり替えようとは、実にまったく、ここ最近の「お優しい」ヲタ作品的臭いプンプン。
大魔神に関わる主役キャラクターに少女を配置?
それで大人向け??

昨今の大人は安くなったもんですね。

日本特撮の名作を汚さないためにも、お願いですから製作をやめて下さい。

2084 Reply Re:エイプリルネタじゃなくて・・・・ ゾンデ5号 2009/04/06 19:01

そうなんです。
エイプリルネタじゃないんです。
今土曜日、BSイレブンで大魔神三部作の放送をしてますが、これの前フリだとは思ってもいませんでした。

> あの三部作のどこを見て、人間の祈りや願いが中心だと感じたんでしょうね。
> 大魔神は呼べば来る来る大巨神じゃないです。

そうです。
映画を注意深く見ると、大魔神アラカツマは、女性(子ども)の祈りだけでは出現していません。
魔神様が暴れだす前に、悪役が必ず魔神を屈辱する様な事(魔神像に杭を打ち込んだり、爆破したり、魔神の使いの鷹を殺したり・・)をしているのです。
これは「驕れる人間に対する大自然の怒り」ともとれます。(聖域を侵した人間がしっぺ返しに遭うという点では「バラン」に似ています)
人間の傲慢を批判している、という点では結構円谷怪獣映画に近い発想を感じます。
こんな風に「大魔神」を考えている私としては、高寺Pの発想は全く理解できません。
「大魔神」の持つ「大きさ」を度外視してませんか?

> とくに第一作目での魔神様には善人・悪人の見境はないのですよ。

この点も結構重要ですよね。
怒り出した大自然は善人・悪人の区別はしない訳で、まさしく「荒神様」なんです。
「怒る」と「逆襲」にはこの描写が少ないのが残念です。(でも「逆襲」だと、冒頭に気まぐれで暴れる魔神の描写があります)

> それを人間の「気持ちの問題」にすり替えようとは、実にまったく、ここ最近の「お優しい」ヲタ作品的臭いプンプン。
> 大魔神に関わる主役キャラクターに少女を配置?
> それで大人向け??

ゴジラにしろ、ウルトラマンにしろ、オリジナルの持つ「大きさ」を見ようとしないのでしょうか。
それに何でも「気持ち」があれば何でも出来ると言いたいのでしょうか。(「メビウス」と同じ匂いが・・・)
また、どうも「魔神に関わる少女キャラを配置」という情報を見ると、「生物彗星Woo」の悪夢がよぎります。

それと「大魔神」の魅力は何と言っても「特撮を使った時代劇」であることではないでしょうか。
「大魔神」シリーズの持つ、独特の渋さ、泥臭さを忘れてはいけません。

2085 Reply Re:エイプリルネタじゃなくて・・・・ 兄貴赤 2009/04/08 16:35


> 今土曜日、BSイレブンで大魔神三部作の放送をしてますが、これの前フリだとは思ってもいませんでした。
>
げげ!なんですと!
早速確認・・・本当ですね、BS11でHD放送ですね。
やった~、これで大魔神三部作もHDで手に入ります。
BS11も、あなどれませんね。
情報ありがとうございます!!(^^)

2087 Reply Re:エイプリルネタじゃなくて・・・・ 殿様ギドラ Mail 2009/04/09 16:36

あ、HD放送だったのか。
BS11で放送している「ウルトラセブン」をチラ見したら、ひじょーに画質の悪い原版を使っていたので、魔神さまの放送はスルーしてました。せいぜいLD用原版でも使うんじゃないかと
(でーぶいでーボックス持ってるし)

でもHDとなると話は変わります。
(いやしかし、途中にCMが入ったり、宣伝の文字スーパーが入ったりするんだろうなぁ。いずれWOWOWでも放送しそうだけどなぁ。いやいや、とにかくハイビジョン大魔神は録画せよ)
さらに、その時間枠は大映の名作をHDで放送するのがコンセプトらしいじゃないですか。
今後のラインナップが気になります。
特撮系・時代劇系にいろいろ要チェックものがあるぞよー。
『釈迦』や『秦・始皇帝』なんかがHD放送されたらそりゃ、見ちゃうもんね。

で、そう。
大魔神の魅力は時代劇であることも外せません。
時代劇で何が出来るかという発想から生まれた作品とも言えます。
大映には特撮時代劇が多いんですよね。
『大江山酒天童子』『日蓮と蒙古大襲来』などなど。
大魔神は時代劇じゃないとダメ!

2089 Reply Re:エイプリルネタじゃなくて・・・・ ゾンデ5号 Mail 2009/04/09 20:56

> でもHDとなると話は変わります。
> (いやしかし、途中にCMが入ったり、宣伝の文字スーパーが入ったりするんだろうなぁ。いずれWOWOWでも放送しそうだけどなぁ。いやいや、とにかくハイビジョン大魔神は録画せよ)

そうです。
ハイビジョンになるとDVDよりももっと良くなってますから。(ゴジラのハイビジョンは日本映画専門チャンネルに加入していなかったので見れませんでした・・・)
ただ画質に関しては以前日本映画専門チャンネルで放送したものの方が良いらしいです。

> さらに、その時間枠は大映の名作をHDで放送するのがコンセプトらしいじゃないですか。
> 今後のラインナップが気になります。
> 特撮系・時代劇系にいろいろ要チェックものがあるぞよー。
> 『釈迦』や『秦・始皇帝』なんかがHD放送されたらそりゃ、見ちゃうもんね。

大映の名作が放送されるなら、映画の勉強になるのでそれは嬉しいです。
また伊福部先生は大映の映画にも音楽を結構提供しているので、「座頭市物語」とかが見れたらそりゃ嬉しいです。
そういえば「釈迦」「秦・始皇帝」の音楽は両方とも伊福部先生じゃないかぁぁぁぁ。

話は変わりますが、先日、「伊福部昭 映画音楽選集」というCDを購入しました。
上海交響楽団が「銀嶺の果て」「原爆の子」「ビルマの竪琴」「親鸞」「秦・始皇帝」「大魔神逆襲」などの有名な伊福部作品などや、なかなか知られていない伊福部映画音楽を再演奏したものです。
聴いてみると、伊福部音楽の「荒さ」がちゃんと再現されていて驚きました。
「怪獣大戦争マーチ」もあったのですが、「オスティナート」よりはかなりオリジナルに近く、重量感もあります。
また、CDの中に、伊福部先生が音楽を担当された香港映画「妲己」の劇中音楽が収録されていたのですが、その中に「キンゴジ」の「ゴジラのテーマ」(「ドシラドシラ」の方じゃないですよ)と同じスコア、メロディーで演奏された曲がありました。
しかもその映画の中には「地球防衛軍マーチ」も登場しています。(ニコニコ動画にその場面がアップされていました)
更には一般にはあまり知られていない映画の音楽も演奏されています。
ここの皆様にもオススメします。

2091 Reply Re:エイプリルネタじゃなくて・・・・ 殿様ギドラ Mail 2009/04/17 18:12

BS11での大魔神一挙放送、順調に録画してます。

> ただ画質に関しては以前日本映画専門チャンネルで放送したものの方が良いらしいです。

うちは日本映画専門チャンネルのHD版は見られないので比較は出来ないけれど、
おそらく放送に使ったHD原版は同一の物でしょうから、
より転送レートの高いBSデジタルのほうが理論的には高画質になるんじゃないかと思うので、うーん、どうなんでしょう。

大魔神HDでおどろいたのは、音質の向上も感じられたこと。
従来の大魔神は、フィルムのサウンドトラックをそのまま使っている感じで、DVD版でも音圧が上がるとすぐ歪んでいました。
ところが「怒る」の最初の方をチェック再生したところ、いままで歪んだ音でしか聴いたことのない鐘の音が、かなりきれいな音色に変わっていました。
音声の補正もちゃんとやっているみたいです。

> 大映の名作が放送されるなら、映画の勉強になるのでそれは嬉しいです。
> また伊福部先生は大映の映画にも音楽を結構提供しているので、「座頭市物語」とかが見れたらそりゃ嬉しいです。

座頭市も放送するでしょうね。
大映時代劇の目玉ですもんね。
(いま、WOWOWで眠狂四郎HD一挙放送なんかやりやがってさぁ。つい最近時代劇専門チャンネルで全部揃えたばっかりなのに。録画スケジュールがきつきつなので、WOWOWはスルーしてます)
大映でも伊福部音楽にこだわった監督が何人かいますから、掘り出し物の放送があるやもしれません。

> 話は変わりますが、先日、「伊福部昭 映画音楽選集」というCDを購入しました。

お、良い物を手に入れましたね。
と、CD庫を漁ってみる・・。
1999年発売だったか。
もう10年前なんですね。
しばらく聴いていなかったので、この機会にBGMにしながらこの文章を書いています。

ゾンデ5号さんのご指摘通り、かなりオリジナルに忠実な演奏です。ちょっと華やかさが加わった感はありますけど。
このCDを購入してから後も伊福部音楽使用映画を漁り続けているけれど、まだ見たことのない作品の音楽が収録されているんだもんなぁ。
(フィルムが失われてしまった作品もあるようだし)

「姐己」(いまだになんて読むのかわからない)のニコニコ動画は発見してました。
香港映画には伊福部音楽を使った物が多いですが、「姐己」のとき録音したものを使い回しているんでしょうか・・。(それだけじゃなさそうだけど)


2094 Reply Re:エイプリルネタじゃなくて・・・・ ゾンデ5号 Mail 2009/04/17 19:18

> 大魔神HDでおどろいたのは、音質の向上も感じられたこと。
> 従来の大魔神は、フィルムのサウンドトラックをそのまま使っている感じで、DVD版でも音圧が上がるとすぐ歪んでいました。
> ところが「怒る」の最初の方をチェック再生したところ、いままで歪んだ音でしか聴いたことのない鐘の音が、かなりきれいな音色に変わっていました。
> 音声の補正もちゃんとやっているみたいです。

むむー、そうでしたか。
「怒る」と「逆襲」は見逃してしまいました。
「逆襲」はDVDで再見しましたが、「怒る」はGyaoで見たきりなので、今度の再放送で観なくては…。
しかし音声の補正もやっていたとは…・、どうせだったら全国でリバイバル上映すれば良いのに…。

> 座頭市も放送するでしょうね。
> 大映時代劇の目玉ですもんね。
> (いま、WOWOWで眠狂四郎HD一挙放送なんかやりやがってさぁ。つい最近時代劇専門チャンネルで全部揃えたばっかりなのに。録画スケジュールがきつきつなので、WOWOWはスルーしてます)
> 大映でも伊福部音楽にこだわった監督が何人かいますから、掘り出し物の放送があるやもしれません。

座頭市は、半分伊福部音楽目当てで観るかもしれません。(「大坂城物語」も半分伊福部音楽目当てでしたが)
といっても、伊福部座頭市音楽は、「伊福部昭 芸術9」「伊福部昭 映画音楽選集」と再演奏という形のものしか聴いていませんが・・。

> 「姐己」(いまだになんて読むのかわからない)のニコニコ動画は発見してました。
> 香港映画には伊福部音楽を使った物が多いですが、「姐己」のとき録音したものを使い回しているんでしょうか・・。(それだけじゃなさそうだけど)

「姐己」は「だっき」と読みます。(中国語発音では「ダージー」の様です)
まさか地球防衛軍マーチのみならず、「ゴジラのテーマ」のメロディーも使われていたとは驚きでした。

>ゾンデ5号さんのご指摘通り、かなりオリジナルに忠実な演奏です。ちょっと華やかさが加わった感はありますけど。

しかし「怪獣大戦争マーチ」が、途中で終わってしまうのが残念でした。
ですが「オスティナート」とは比べ物にならないぐらい再現度は高いですね。(「オスティナート」も、「モスラの旅立ち」「怪獣総進撃マーチ」「フランケンシュタインのテーマ」の様に原曲に非常に近いのもありますが)

>このCDを購入してから後も伊福部音楽使用映画を漁り続けているけれど、まだ見たことのない作品の音楽が収録されているんだもんなぁ。
(フィルムが失われてしまった作品もあるようだし)

CDのコンセプトが「あまり知られていない伊福部映画音楽の発掘」という面もあるので、仕方はないと思います。
で、CDを買った後、「原爆の子」(ニコニコ動画から落としたやつですが・・・)を再見しました。
そして改めて「映画音楽選集」の再現度に感動しました。(女声コーラスも再現してほしかったですが)
また、「コタンの口笛」のメインタイトルのオーケストラも再演奏していたそうですが、アイヌ語の歌詞と口笛を入れられなかったので、収録はしなかったそうです。
そういう意味では、早く第2回伊福部昭音楽祭の音楽が聴きたいです。




2097 Reply Re:エイプリルネタじゃなくて・・・・ 殿様ギドラ Mail 2009/04/21 15:38


> 座頭市は、半分伊福部音楽目当てで観るかもしれません。(「大坂城物語」も半分伊福部音楽目当てでしたが)

座頭市は伊福部音楽を使っているものがあるというだけでなく、ヒーロー時代劇の大傑作シリーズですので、別の作曲家が担当した作品でもめぼしいものはご覧になったほうがいいと思いますよ。
音楽面ではシリーズ末期の冨田勲ものもなかなか良いです。
それから、座頭市の人物造型、およびストーリーの基本線を作り上げたのは円谷英二監督の盟友犬塚稔監督であることも重要なポイントです。

> 「姐己」は「だっき」と読みます。(中国語発音では「ダージー」の様です)

おお、そうでしたか。(言われると、どこかでふりがなを見たような気も・・)ご教示ありがとうございます。

> CDのコンセプトが「あまり知られていない伊福部映画音楽の発掘」という面もあるので、仕方はないと思います。

聴き直してみると、『ビルマの竪琴第一部』のタイトル曲が現在見ることが出来る「総集編」のタイトル曲とはまるで違うものであったり・・。
あの名作の完全版がどうして失われてしまったのか。

> また、「コタンの口笛」のメインタイトルのオーケストラも再演奏していたそうですが、アイヌ語の歌詞と口笛を入れられなかったので、収録はしなかったそうです。
> そういう意味では、早く第2回伊福部昭音楽祭の音楽が聴きたいです。

うう。そうですね。
私も第二回の音楽祭はぜひCD化してほしいと思います。
映像付きでDVD化が出来ればもっといいのに。
DVDの音声フォーマットでLPCMを使えばCDより高音質にすることが出来るはずなのに。

2102 Reply Re:エイプリルネタじゃなくて・・・・ ゾンデ5号 Mail 2009/04/21 22:24

> 座頭市は伊福部音楽を使っているものがあるというだけでなく、ヒーロー時代劇の大傑作シリーズですので、別の作曲家が担当した作品でもめぼしいものはご覧になったほうがいいと思いますよ。
> 音楽面ではシリーズ末期の冨田勲ものもなかなか良いです。
> それから、座頭市の人物造型、およびストーリーの基本線を作り上げたのは円谷英二監督の盟友犬塚稔監督であることも重要なポイントです。

そうですか。
伊福部先生以外にも素晴らしい映画音楽家は居るのですし、(伊福部先生以外にも佐藤勝先生や宮内國郎先生の音楽も好きです)色々な映画音楽を耳に出来るのもシリーズ物の強みでしょうか。
冨田音楽は、「MJ」と「ノストラダムスの大予言」しか聴いてませんが、こちらもたまりません。
犬塚稔監督は、円谷監督と年齢が近く、大往生されたことを考えると、もしかしたら円谷監督がもっと健康に気を使ってくれていれば・・、とも思ってしまいます。
> > 「姐己」は「だっき」と読みます。(中国語発音では「ダージー」の様です)

> 聴き直してみると、『ビルマの竪琴第一部』のタイトル曲が現在見ることが出来る「総集編」のタイトル曲とはまるで違うものであったり・・。
> あの名作の完全版がどうして失われてしまったのか。

「ビルマの竪琴」、私はまだ未鑑賞なんですけど、「第一部」「第二部」と作って、最終的に市川監督によって「総集編」のみが残る羽目になってしまったらしいですね。
ちなみに総集編のタイトルは、「ゴジラ」の「帝都の惨状」とほぼ同じメロディーですよね?(スコアもほぼ同じでしょうか)

> うう。そうですね。
> 私も第二回の音楽祭はぜひCD化してほしいと思います。
> 映像付きでDVD化が出来ればもっといいのに。
> DVDの音声フォーマットでLPCMを使えばCDより高音質にすることが出来るはずなのに。

私は伊福部昭卒寿記念のコンサートがNHKハイビジョンで放映された時に録画したDVDを持っておりますが、やはり映像が加わると音楽の持つパワーも同時に伝わってきます。
しかし音楽祭、撮影まではしているのでしょうか・・・。
どこかに問い合わせる方法はないのですかね。

2086 Reply リメイクといえば・・・ 兄貴赤 2009/04/08 17:47

日本映画専門チャンネルe2HDにて「椿三十朗「隠し砦の三悪人」をみました。
椿三十朗は、基本的にオリジナルそのままのリメイクで、セリフやカット割もオリジナルに忠実だなと思って見ていたのですが・・・
最後の最後にやっちゃってます・・・
あの有名なラストシーンを改ざんするなんて、神経を疑いました。
黒澤監督があのラストに込めた思いなんて理解してないのでしょうね、折角それまで忠実に再現してたのに、最後に全てぶち壊しでした。

「金隠し砦の三馬鹿トリオ」の方は、初めから別物ですから・・・
それにしても酷い、まあ途中のすったもんだは、オリジナルとは全く違う話ですが、せめてこれもラストシーンがオリジナルと同じだったら、少しはましだったのに・・・
少しばかりのお礼金をもらって、とぼとぼ城を後にする2人に込められた黒澤監督の意図が分からんかな~

どちらの映画もオリジナルが持っているメッセージの重要な部分が、ばっさり無くなっています。
だいたい、殆どの映画においてラストシーンほど、その作品が主張したいことが込められているのに、そこを変えてしまうなんて理解できません。

ああ、オマケにダースベーダーも出てますし(笑)

2088 Reply Re:リメイクといえば・・・ 殿様ギドラ Mail 2009/04/09 16:44

ええっ?
森田版椿三十郎も改悪部分があったんですかい。

話が違うというか、改変しないって明言してたじゃないのさ。

困ったもんです。

樋口砦の三バカ大将のほうは見ました。
ダメだしするのも疲れるほどでありました。
「隠し砦」を基にしている云々を外してもつまらない映画。
人間性への理解に乏しいテキトーなシナリオにイライラします。
カントクさんは時代劇として売りたかったなどとおっしゃってますが、じゃあ、時代劇を作ってよ。
刀持って髷結ってりゃ時代劇ってもんじゃないよ。
過去の日本人を描く努力をしてください。
現代人のメンタリティをそのまま持ち込んでも時代劇にはなりません。

2093 Reply Re:リメイクといえば・・・ 殿様ギドラ Mail 2009/04/17 18:30


森田芳光の織田三十郎も見ますた。

いやー、ひどい出来ですな。

改悪は最後の対決だけにとどまらないっす。
中盤で三十郎が若侍を逃がすために大暴れするシーンも演出が変わっているために映画全体における意味合いがぜんぜん変わってます。
(で、もちろん黒澤版のほうが断然優れている)

また、なにもかも間延びしていて、同じシナリオを使いながら尺が30分も伸びた原因になってます。
(テンポがだるくて飽きてくる)

森田芳光は、初期の三作を見たところで見限ったのでその後の作品はぜんぜん見ていませんでしたが、最新作でこのていたらくですから、完全におさらばダス。

日本映画界はこんな奴に資金を出すべきではない。
(それとも資質にあった作品なら佳作もあるの?? あ、わたしゃ『家族ゲーム』もぜんぜん評価してません)

2096 Reply Re:リメイクといえば・・・ KJ 2009/04/17 22:42

森田芳光とか、大林某とかが何故か名匠として語られる機会が多い事が
不思議でなりません。正直どうかしているとしか思えないですね。

いやがらせの様な前衛「もどき」の、支離滅裂な演出してるだけの監督、
という印象です。
見苦しいマスターベーションにしか見えないんだなぁ。。

でも、織田三十郎は森田監督だったんですね。オリジナルにウソみたい
忠実にやっているから(ラストの意味不明な改変を除けば)、そこそこ
見れました。
元々完成度が異常に高く、これ以上いじりようがない映画なんですが、
そのせいなのか、本当に「ほぼそのまんま」やってましたね。

但し、肝心の主役が・・・やはり・・キビシしいっ!ww

なんせ三船版三十郎のしゃべり方・イントネーションまで「まんま」な
ものですから、織田が「下手な三船の物真似をやっている」様にしか
見えません。
何と言っても一番のキーである「無頼・ざっくばらんだけど重厚」
「物凄く強そうな一匹狼の侍」といった雰囲気が「まるで」無~し。

これは織田裕二のせいではないのでしょう。まあ、ミスキャストです。
彼なりに頑張ってはいましたけどね。
正直「単なる侍コスプレをしているイケメン俳優」にしか見えません
でした。

一番大事なラストシーンの殺陣も、ここだけは監督が自分なりの工夫を
したかったのでしょうが、そりゃアンタ、オリジナルのあのラストを
観ちゃってる者からしたら・・・・

ただ、結果的にオリジナルが「異様に完成度の高い」名作である、という事
は改めて確認出来ました。

黒澤映画を知らずに、初めて映画館でこのリメイク版を見た若い人は、
「いや~、面白い。良く出来てる!」って言うのかも。

ただねぇ、最後の「あばよっ」の後には、やっぱり佐藤勝の、あの
「ブンパッパ、ブンパッパ、ブンパッパ、ジャジャンジャジャ~ン♪」
じゃないと、やっぱしっくりこないw

大島ミチルの音楽って、個人的には何だかうわっすべりな感じが
するんですよねぇ・・・
盛り上げるシーンには、「盛り上げる音楽をつけてますぅっ!」
重厚な時代劇風な音楽が要求されるシーンには、「重厚な時代劇っぽい
音楽を付けましたぁあっ!」って感じなんだなぁ。

説明だけになっちゃいけないんですねぇ、劇判音楽って。
説明・描写を超えて、出来れば「自立した表現」にまで至らないと。


長々と失礼しました。


2099 Reply Re:リメイクといえば・・・ 殿様ギドラ Mail 2009/04/21 16:09

> 大林某

く~、同感です。
あの方、おとなしくCMを撮ってれば天才だったかもしれないのに。
まあ、すきじゃないのであんまり映画作品は見てませんが・・。
(「転校生」に熱狂した当時の若者が祭り上げちゃったのかな)

> でも、織田三十郎は森田監督だったんですね。

それと製作総指揮が春樹ちゃんでした。
それも悪い方へ働いたような気がします。

> なんせ三船版三十郎のしゃべり方・イントネーションまで「まんま」な
> ものですから、織田が「下手な三船の物真似をやっている」様にしか
> 見えません。

そうなんです。
これは不思議なことで、本人のインタビュー記事では三船は意識しないと語っていたと思うんですが・・。
結局モノマネを強要されたんでしょうか。


> 黒澤映画を知らずに、初めて映画館でこのリメイク版を見た若い人は、
> 「いや~、面白い。良く出来てる!」って言うのかも。

そこがわからないですねぇ。
シナリオだけに注目すれば間違いなく面白いけれど、役者、演技、演出がどれも低レベルなので、
オリジナル版にある、観客の鼻先を捕まえてぐいぐい引っ張っていく勢いや臨場感(リアリティ?)、
三十郎および若侍の倫理観と城代家老とその奥方・娘の倫理観の対比といった映画を「読む」ことで味わえる部分がごっそりなくなっていますから、
オリジナルを知らずに見たとしても「なんか物足りない映画だな」と思われるかもしれません。
そして、「なーんだ黒澤映画って大したことないじゃん」と思われちゃうかも。
>
> 大島ミチルの音楽って、個人的には何だかうわっすべりな感じが
> するんですよねぇ・・・
> 盛り上げるシーンには、「盛り上げる音楽をつけてますぅっ!」
> 重厚な時代劇風な音楽が要求されるシーンには、「重厚な時代劇っぽい
> 音楽を付けましたぁあっ!」って感じなんだなぁ。

これも同感です。
ゴジラのときもそうだったけれど、どこか無理をしているのかもしれません。
よくわからない世界に音楽を付けようとしていると申しましょうか。
だから映像そのまんまの型どおりな音楽になってしまう。
この三十郎とゴジラ物しか覚えていないので、もっと良い作品があるのでしょうけれど・・。

2103 Reply Re:リメイクといえば・・・ 兄貴赤 2009/04/23 15:54

オリジナルを知らず、リメイク椿を見た若い人達からは大絶賛のようです。
それもしかたがない事だとも思います。
いくら、間延びした演出だったり改悪されたラストだったとしても、オリジナルのもっている脚本の良さが光るわけで、昨今のグダグダのダメ脚本映画に比べたら面白いに決まっています。

2106 Reply Re:リメイクといえば・・・ KJ 2009/04/25 13:34

> オリジナルを知らず、リメイク椿を見た若い人達からは大絶賛のようです。
> それもしかたがない事だとも思います。
> いくら、間延びした演出だったり改悪されたラストだったとしても、オリジナルのもっている脚本の良さが光るわけで、昨今のグダグダのダメ脚本映画に比べたら面白いに決まっています。

そうなんですよねぇ。。。

私もそういう意味で書かせてもらいました。

まあ、半分皮肉と諦めなんですが(苦笑)

2110 Reply Re:リメイクといえば・・・ 殿様ギドラ Mail 2009/04/27 17:58


うへー、オリジナル黒澤版を知らない人からは大絶賛なのですかーー。

いや、それは良かったというべきなんでしょうね。
シナリオの大事さを思い知れ!と。

で、そんな若い方には声を大にして言いたい。
黒澤映画を見てね!

2090 Reply 殺人狂時代とゴート1951DVD ルー等級つつ大臣 2009/04/12 19:14

というかようやく見ました。
まず前者でありますが何のしがない教師が実は・・・という設定を縦横に活かし後半まで見事に引っ張ってる職人芸にまずは驚きます。
(実は悪と戦うエージェントが双子の兄をこっそり人間ドックに閉じ込め変装したんですけどね。)
冒頭、元ナチの親衛隊であるブルッケンマイヤーが行方不明になったダイヤであるクレオパトラの涙を探しに精神病院の溝呂木博士(天本英世)の処に赴くのですがそこでブルッケンマイヤーは博士が趣味で経営している殺人組織「人口調節審議会」に3人の殺人を依頼します。
そこで2人は難なく成功するのですが残りの1人である桔梗信治には見事に失敗し次々と刺客を差し向けます。
その間、桔梗は週間ミステリーの啓子と大友ビル(オートモビル!)と出会い溝呂木の差し向けた刺客を倒していきそして溝呂木との決着を迎えます。
溝呂木の最後が少し味気ない感じもしますが全体的にユーモラスながらもきちんとしたアクション映画でした。
(溝呂木演ずる天本氏の演技がまた絶品!理知的でありながらも狂気のキャラクターを演じてました。)
桔梗演する仲代達矢氏も演技のメリハリもありしがない講師と後半のエージェントぶりを見事に演じてます。
(ギャップが凄い!)
更にタイトルバックのあのアニメキャラクター、もしかしてアンクルトリスの人では?
デフォルメされながらも溝呂木の殺人美学(?)を端的に描写してました。


さてもう一つの「地球の静止する日」でありますがこちらはビデオで見たことがありますがDVDではきちんとリマスターされていて細部まで鮮明になっていたのには驚きました。
(尤もゴートが抱く女性の上にピアノ線が見えてましたが・・・・。これは多分、ゴートの着ぐるみがかなり重く尚且つ視界不良をフォローする意味合いもあると思いますが)
で、ストーリーは以前見ていて知ってたのですがそれでもやはり感動的でありました。
(人類が永遠の繁栄をするには戦争を全廃するしか方法がなくクラ-トウがメッセージを伝えるのに全世界のお偉方を集めなければ言わないというのも戦争の愚行を抑制させるというのが目的だったんですね・・・。「地球の危機」というのは実は
人類自身で地球と人類を破滅に向かわせているという意味でクラ-トウはそれを警告するのに来たんですよね。)
特撮は地味ですけれど逆に凄くリアルな感じです。
(円盤のシーンとゴートの放つ光線くらいですが演出過剰さはなく実際にあるんじゃないか?と思うほどマッチしてます)
で、この作品のDVDでありますが映像特典として予告編は勿論、レストア前と後の比較映像や当時のニュースフィルム(吉田茂首相が国連会議に迎えられたフィルムがあったのには驚くが本編とは関係なし・・・と思ってたらしっかりと後半、クラ-トウを演じたマイケル・レニー氏が宇宙人役!?という話題フィルムがあったり最後は当時のミス・ユニバースの映像で終わる)、音声解説でこの作品の監督であるロバート・ワイズ監督のコメンタリ-があったりと豪華です。
(ワイズ監督は脚本が素晴らしい!とほぼそのまま脚色せずに台本通り撮ったり、ゴートの着ぐるみには2着あり